JP2003294852A - 異物特定装置 - Google Patents
異物特定装置Info
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Abstract
あるかを特定する。 【解決手段】 非検査物4を搬送するベルトコンベヤ2
に、金属検出機10とX線検査装置6とが設けられてい
る。金属検出機10及びX線検査装置6の検査結果を異
物特定部8に入力し、両検査結果に基づいて被検査物4
に含まれる異物を特定する。
Description
される被検査物に異物が混入しているか否かを検査する
装置に関し、特にその異物を特定することができるもの
に関する。
に異物が混入しているか否かを検査する装置としては、
例えば金属検出機が使用されている。金属検出機は、磁
界を発生し、この磁界中を被検査物が通過する際に、非
検査物に金属が含まれていると、磁界に乱れが生じるこ
とから、被検査物に金属が含まれているか否かを検査す
るものである。
ある。これは、検査ラインを搬送される被検査物にX線
を照射することによって、異物が含まれているか否かを
検査するものである。
は、異物として金属しか検出することができない。しか
も、被検査物が、電気抵抗の小さい製品、例えば塩分濃
度が高く、水を多く含んだ物や、ベイキング直後の熱い
食品の場合には、プロダクトエフェクトと称される現象
によって、検出感度が低下する。X線検査装置は、X線
の被検査物への透過状態から異物の混入を判断するもの
で、被検査物と異物との間にX線の透過状態を変える要
素が無ければ、異物を検出することができない。また、
異物が密度の低いものであるほど、検出しにくくなる。
例えば、アルミニウムや鉄さびは金属検出機では検出す
ることが可能であるが、X線検査装置では検出が不可能
であり、また被検査物がばらけたもので、密度差がある
と、検出感度が低下する。
長所を組み合わせ、異物がどのようなものであるかを特
定することができる異物特定装置を提供することを目的
とする。
置は、非検査物を搬送する搬送手段を有している。この
搬送手段によって搬送される前記被検査物に金属が含ま
れているか否かを検査し、その検査結果を出力する金属
検出手段が設けられている。前記搬送手段によって搬送
される前記被検査物にX線を照射して、前記被検査物に
異物が含まれているか否かを検査し、その検査結果を出
力するX線検査手段が設けられている。前記金属検出手
段及びX線検査手段の検査結果が特定手段にそれぞれ入
力される。特定手段は、両検査結果に基づいて前記被検
査物に含まれる異物を特定する。
被検査物に異物が含まれている場合に、金属検出手段及
びX線検査手段の双方の検査結果を参照して、その異物
がどのようなものであるかを特定することができる。例
えば、前記金属検出手段及び前記X線検査手段の検査結
果が共に異物ありとの検査結果のとき、金属検出手段が
異物ありと判定しているので、当該異物が金属であると
特定する。また、前記金属検出手段が異物ありの検査結
果で、かつ前記X線検査手段が異物なしの検査結果のと
き、X線検査手段では検出不能なアルミニウムまたは鉄
さびが異物である可能性が高いので、これらアルミニウ
ムまたは鉄さびであると特定する。このように、金属検
出手段及びX線検査手段の2つの検査手段を用い、その
検査結果を総合して判断しているので、異物の特定が可
能である。
込むことが可能で、或いはX線検査手段に組み込みが可
能である。このようにいずれかの検査手段に特定手段を
組み込むことが可能であるので、装置全体を小型化する
ことができる。
乃至図3に示す。この実施の形態では、搬送手段、例え
ばベルトコンベヤ2によって、被検査物4が矢印で示す
ように一定の方向に搬送されている。
査装置6が配置されている。このX線検査装置6は、ベ
ルトコンベヤ2を搬送される1つの被検査物4に、所定
量のX線を照射し、そのX線の透過状態に基づいて、被
検査物4に異物が含まれているか否かを判定するもので
ある。この判定結果、例えば異物ありまたは異物無しの
判定結果は、異物特定部8に送信される。
金属検出機10が設けられている。この金属検出機10
は、ベルトコンベヤ2上を搬送される被検査物4に所定
の磁界を印加し、もし被検査物4中に金属製の異物が含
まれているなら、生じる磁界の乱れに基づいて、異物と
しての金属の有無を判定するものである。この判定結
果、例えば金属ありまたは金属無しの判定結果は、異物
特定部8に送信される。
査物と異物との間にX線の透過状態を変える要素が無け
れば、たとえ異物が存在していても、その異物を検出す
ることができず、また、異物が密度の低いものであるほ
ど、検出しにくくなる。例えば、アルミニウムや鉄さび
の検出が不可能である。また、金属検出機10は、異物
として金属以外のものを検出することができない。ま
た、X線検査装置6及び金属検出機10は、金属に対す
る感度を調整可能である。
の検査結果が供給されている異物特定部8は、図2に示
すように、CPU12を有している。このCPU12に
実行させるプログラムがメモリ14に記憶され、さらに
CPU12がプログラムを実行するためのワーキングエ
リアとしてもメモリ14は使用されている。入出力回路
16を介して、X線検査装置6及び金属検出機10の検
査結果が、CPU12に供給される。また、CPU12
に対して種々の設定を行うために、設定装置18が設け
られている。
置6及び金属検出機10の金属に対する感度を同一に設
定している場合、図3に示すように、X線検査装置6及
び金属検出機10が共に異物を検出した場合、異物が金
属であると特定する。また、X線検査装置6が異物を非
検出であって、金属検出機10が検出している場合、異
物がアルミニウムまたは鉄さびであると特定する。ま
た、X線検出装置6が異物を検出し、金属検出機10が
非検出の場合、金属以外の異物であると特定する。な
お、X線検査装置6及び金属検出機10が共に異物を非
検出の場合、異物は存在しないと判定する。
も、金属に対する感度を高く設定している場合、図3に
示すように、X線検査装置6及び金属検出機10が共に
異物を検出した場合、異物は金属であると特定する。X
線検査装置6は異物を検出していないが、金属検出機1
0が異物を検出している場合、異物はアルミニウムまた
は鉄さびであると特定する。X線検査装置6が異物を検
出しているが、金属検出機10が異物を検出していない
場合、異物を特定することができないが、異物があると
判定する。
も、金属に対する感度を低く設定している場合、図3に
示すように、X線検査装置6及び金属検出機10が共に
異物を検出した場合、異物は金属であると特定する。X
線検査装置6は異物を検出していないが、金属検出機1
0が異物を検出している場合、異物は金属、アルミニウ
ムまたは鉄さびであると特定する。X線検査装置6が異
物を検出し、金属検出機10が異物を検出していない場
合、異物は金属以外のものであると特定する。
機10の金属に対する感度の相違によって特定のパター
ンが若干異なるが、異物が金属であるか、アルミニウム
または鉄さび、金属以外の異物のように、異物を特定す
ることができる。
金属検出機10aに、異物特定部8が内蔵されているも
のである。他の構成は、第1の実施の形態と同様である
ので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略
する。
X線検査装置6aに、異物特定部8が内蔵されているも
のである。他の構成は、第1の実施の形態と同様である
ので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略
する。
検出機やX線検査装置に異物特定部10を内蔵させる
と、金属検出機、X線検査装置及び異物特定部からなる
異物特定装置を小型化することができる。
してベルトコンベヤ2を使用したが、これに限ったもの
ではなく、例えばチェーンコンベヤ等も使用することが
できる。
出手段と、X線検査手段との検査結果を照合することに
よって、異物の種類を特定することができるので、どの
ような異物が混入しているかが判明しているので、製造
ラインにおいて異物が混入しないようするための対策を
素早くとることができる。
略構成図である。
部の詳細なブロック図である。
検査装置における検査結果の組み合わせを示す図であ
る。
略構成図である。
略構成図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 非検査物を搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送される前記被検査物に金属が
含まれているか否かを検査し、その検査結果を出力する
金属検出手段と、 前記搬送手段によって搬送される前記被検査物にX線を
照射して、前記被検査物に異物が含まれているか否かを
検査し、その検査結果を出力するX線検査手段と、 前記金属検出手段及びX線検査手段の検査結果がそれぞ
れ入力され、両検査結果に基づいて前記被検査物に含ま
れる異物を特定する特定手段とを、具備する異物特定装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の異物特定装置において、
前記特定手段は、前記金属検出手段及び前記X線検査手
段の検査結果が共に異物ありとの検査結果のとき、当該
異物が金属であると特定し、前記金属検出手段が異物あ
りの検査結果で、かつ前記X線検査手段が異物なしの検
査結果のとき、当該異物が少なくともアルミニウムまた
は鉄さびであると特定する異物特定装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の異物判定装置において、
前記特定手段が、前記金属検出手段に組み込まれている
異物特定装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の異物判定装置において、
前記特定手段が、前記X線検査手段に組み込まれている
異物特定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002099716A JP3993009B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 異物特定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002099716A JP3993009B2 (ja) | 2002-04-02 | 2002-04-02 | 異物特定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003294852A true JP2003294852A (ja) | 2003-10-15 |
JP3993009B2 JP3993009B2 (ja) | 2007-10-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3993009B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005043149A1 (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-12 | Tok Engineering Co., Ltd. | ハイブリッド型異物検知装置とそのトレサビリティ用システム |
JP2007114092A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Ishida Co Ltd | 検査システム及び検査装置 |
WO2017057715A1 (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 株式会社イシダ | 異物検査装置及び異物検査システム |
-
2002
- 2002-04-02 JP JP2002099716A patent/JP3993009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100794907B1 (ko) * | 2003-10-30 | 2008-01-14 | 토크 엔지니어링 가부시키가이샤 | 하이브리드형 이물검지장치 및 그 트레이서빌리티용 시스템 |
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EP3358341A4 (en) * | 2015-10-01 | 2019-07-03 | Ishida Co., Ltd. | FOREIGN BODY INSPECTION DEVICE AND FOREIGN BODY INSPECTION SYSTEM |
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---|---|
JP3993009B2 (ja) | 2007-10-17 |
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