JPWO2017047558A1 - 材料案内装置および材料案内装置を備えた工作機械 - Google Patents

材料案内装置および材料案内装置を備えた工作機械 Download PDF

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Abstract

材料の安定した案内を行うことができるとともに、工作機械の主軸に替えて回転状態で材料の把持を行うことができる材料案内装置および材料案内装置を備えた工作機械を提供すること。
材料(W)を開閉自在に把持する主軸(110)を備えた工作機械(100)に設けられ、材料(W)を、軸線方向への移動と回転を許容するように支持して案内する材料支持手段(140)を備えた工作機械(100)の材料案内装置(120)であって、材料支持手段(140)によって支持された材料(W)を開閉自在に把持する材料把持手段(130)を有し、この材料把持手段(130)を、主軸(110)に対応して回転駆動されるように回転自在に設け、主軸(110)の材料(W)の把持解除状態で閉じ、材料(W)を把持するとともに、主軸(110)による材料(W)の把持状態で開き、把持を解除し、材料(W)の移動と回転を許容するように開閉自在に構成した材料案内装置(120)および材料案内装置(120)を備えた工作機械(100)。

Description

本発明は、工作機械に設けられる材料案内装置および材料案内装置を備えた工作機械に関する。
従来、材料を開閉自在に把持する主軸を備えた工作機械に設けられ、前記材料を、軸線方向への移動と回転を許容するように支持する材料支持手段を備えた工作機械の材料案内装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記材料案内装置は、材料支持手段としてガイドブッシュが、主軸と同期回転するとともに、開閉自在に設けられ、主軸による材料の掴み替えの際に、ガイドブッシュが閉じて材料を把持することによって、主軸の回転を停止することなく、主軸による材料の把持を解除して主軸を後退させ、材料の所定の位置を把持することを可能としている。
特許第2566570号公報(第1図参照)
しかしながら、上述した特許文献1のガイドブッシュは、開状態で材料の案内を行うため、開閉動作機構のため、材料案内時の内径寸法に誤差が生じ、安定した案内を行うことが困難な場合があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、材料の安定した案内を行うことができる工作機械の材料案内装置および材料案内装置を備えた工作機械を提供することである。
本請求項1に係る発明は、材料を開閉自在に把持する主軸を備えた工作機械に設けられ、前記材料を、軸線方向への移動と回転を許容するように支持して案内する材料支持手段を備えた工作機械の材料案内装置であって、前記材料支持手段によって支持された前記材料を開閉自在に把持する材料把持手段を有し、該材料把持手段を、前記主軸に対応して回転駆動されるように回転自在に設け、前記主軸の前記材料の把持解除状態で閉じ、前記材料を把持するとともに、前記主軸による前記材料の把持状態で開き、前記把持を解除し、前記材料の移動と回転を許容するように開閉自在に構成したことにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された材料案内装置の構成に加えて、前記主軸と材料把持手段との両方が、前記材料を同時に把持している両把持状態を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された材料案内装置の構成に加えて、前記主軸が、前記両把持状態の材料から前記把持を解除した把持解除状態を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された材料案内装置の構成に加えて、前記材料把持手段が、前記主軸と同期回転可能に設けられていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載された材料案内装置の構成に加えて、前記材料把持手段が、前記主軸の軸線方向に摺動自在に係合する回転伝達機構を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載された材料案内装置を備えた工作機械であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項1に係る発明の材料案内装置によれば、材料支持手段による材料の支持状態を変更することなく、工作機械の主軸に対応して回転駆動される材料把持手段によって、前記主軸に替えて材料の把持を行うことができるため、例えば、長尺棒状の材料を加工する場合、材料支持手段による材料の安定支持状態を維持したまま、主軸を停止させることなく、掴み替えを行うことができるという効果を奏する。
本請求項2に係る発明の材料案内装置によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、材料把持手段と主軸との両方で材料を把持することによって、材料の把持を確実にすることができる。
本請求項3に係る発明の材料案内装置によれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、主軸と材料把持手段との両方で材料を把持している状態から主軸の把持を解除することによって、主軸による材料の掴み替えにかかる時間を短縮することができる。
本請求項4に係る発明の材料案内装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、主軸と材料把持手段とが同期回転することによって、材料把持手段による材料の把持を安定して行うことができる。
なお主軸と材料把持手段との同期回転は、本請求項5に係る発明の材料案内装置のように、材料把持手段に、主軸の軸線方向に摺動自在に係合する回転伝達機構を設けること等によって、比較的容易に実現することができる。
本請求項6に係る発明の工作機械によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに係る発明が奏する効果を有する材料案内装置を備えた工作機械を得ることができる。
本発明の実施例の旋盤に設置される材料案内装置の全体の概略と、主軸の後方位置での状態を示す図。 主軸の後方位置から前方位置に到達させた状態を示す図。 主軸の前方位置で材料把持手段が棒状ワークを把持した状態を示す図。 主軸の前方位置で材料把持手段が棒状ワークを把持した後、チャックが棒状ワークの把持を解除した状態を示す図。 主軸の前方位置でチャックが棒状ワークの把持を解除した後、主軸を後方位置に後退させた状態を示す図。 主軸を後方位置に後退させた後、チャックが再度棒状ワークを把持した状態を示す図。 突っ切り加工を開始した状態を模式的に示す図。 突っ切り加工が設定加工径に到達し、主軸の前方位置でチャックが棒状ワークの把持を解除した後、主軸を後方位置に後退させた状態を模式的に示す図。 突っ切り加工の突っ切りを終了後、後方位置で主軸のチャックが再度棒状ワークを把持した状態を模式的に示す図。 突っ切り加工の完了後、主軸の前方位置で材料把持手段が棒状ワークの把持を解除した状態を模式的に示す図。
本発明の材料案内装置は、材料を開閉自在に把持する主軸を備えた工作機械に設けられ、材料を、軸線方向への移動と回転を許容するように支持して案内する材料支持手段を備えた工作機械の材料案内装置であって、材料支持手段によって支持された材料を開閉自在に把持する材料把持手段を有し、この材料把持手段を、主軸に対応して回転駆動されるように回転自在に設け、主軸の材料の把持解除状態で閉じ、材料を把持するとともに、主軸による材料の把持状態で開き、把持を解除し、材料の移動と回転を許容するように開閉自在に構成したことにより、材料の安定した案内を行うことができるとともに、工作機械の主軸に替えて回転状態で材料の把持を行うことができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、材料を掴み替えする場合の工作機械の切削工具は、切削用であっても突っ切り用であっても、切削工具であれば如何なるものであっても構わない。
以下、本発明の実施例である材料案内装置について、一実施形態および材料として棒状ワークを掴み替えして送り出す動作を、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示すように、工作機械100の主軸110は、主軸台104に軸線を中心として回転駆動自在に支持されている。
主軸台104は、主軸110の軸線方向となるZ軸方向に進退移動自在に工作機械100のベッド側に搭載されている。
主軸110は、中空筒状の形状をなし、前端にチャック113が開閉自在に設けられている。
主軸110は、チャック113の開閉動作によって材料となる長尺な棒材である棒状ワークWを着脱自在に把持することができる。
チャック113は、コレットチャックからなり、従来公知のように、スリーブ114内に挿入され、主軸110の前端に螺着されたキャップナット116に当接して位置決めされている。
従来公知のチャック開閉機構等によって、スリーブ114を主軸110の前方に向けて移動させることにより、スリーブ114のテーパ面がチャック113のテーパ面を押圧し、チャック113が閉動作して閉じ、チャック113に挿入された棒状ワークWを把持することができる。
なおスリーブ114によるチャック113の押圧を解除することによって、チャック113が開動作して開き、棒状ワークWの把持が解除される。
主軸110の前方には、主軸110に把持された棒状ワークWを案内する材料案内装置120と、棒状ワークWを切削加工する切削工具170とが設けられている。
材料案内装置120は、棒状ワークWを開閉自在に把持する材料把持手段130と、棒状ワークWを支持して案内する材料支持手段140とが一体的に設けられて構成されている。
材料把持手段130は、外装ケース150を備えている。外装ケース150内に中空の筒体135が軸受160を介して回転自在に支持されている。
筒体135には、内孔内に突出するケレ(回し金)138が一体的に固定されている。
内孔には主軸110のキャップナット116が挿入されている。ケレ138がキャップナット116に形成されたスプラインに係合している。
主軸110は、ケレ138とスプラインとの係合状態を維持しながら内孔内をZ軸方向に移動が可能であり、且つ筒体135は、ケレ138とスプラインとの係合によって、外装ケース150に対して主軸110と一体的に回転する。
内孔内には、ケレ138の前方に、Z軸方向に進退移動自在にピストン133が設けられている。
ピストン133はスプリング134によって後方に付勢され、ストッパ136によって位置決めされている。
ピストン133内には、ピストン133とZ軸方向で係合するチャックスリーブ132が挿入されている。
チャックスリーブ132内には、コレットチャック131が挿入されている。
コレットチャック131は、筒体135の前端壁によって位置決めされている。
コレットチャック131は、内孔内に筒体135と一体的に設けられているため、筒体135と一体的に外装ケース150に対して回転する。
外装ケース150からシリンダ室133aに至り、流体の流通路152a、162a、135aが形成されている。
ポート158を介してシリンダ室133aにエア等の流体を圧送することによってピストン133がスプリング134の付勢力に抗して前方に移動する。
ピストン133の前方移動によってチャックスリーブ132が前方に移動し、コレットチャック131を押圧することによって、コレットチャック131を閉動作させて閉じることができる。
一方シリンダ室133aの流体を排出することによって、スプリング134の付勢力によってピストン133が後方に移動し、コレットチャック131が開動作して開く。
材料支持手段140は、ガイドブッシュホルダ142を備えている。ガイドブッシュホルダ142は、筒体135の前方に、外装ケース150に一体的に固定されて設けられている。
ガイドブッシュホルダ142内には、ガイドブッシュスリーブ146が一体的に固定されている。
ガイドブッシュスリーブ146内には、ガイドブッシュ144が挿入されている。
ガイドブッシュ144は、コレットチャック131と同一軸線上に配置される。
ガイドブッシュ144の後端部には、ドローバー148が螺合されている。
ドローバー148を回転させることによってガイドブッシュ144のZ軸方向の位置が調節される。
これによって、ガイドブッシュ144の内径が調節される。
主軸110に把持される棒状ワークWに応じてガイドブッシュ144の内径を調節し、ドローバー148をガイドブッシュスリーブ146に対して位置決め固定することでガイドブッシュ144の内径を必要なサイズに設定することができる。
ガイドブッシュホルダ142がガイドブッシュ支持台102に固定されることによって、材料案内装置120は、材料把持手段130と材料支持手段140とが一体的にガイドブッシュ支持台102に装着されている。
材料案内装置120は、ガイドブッシュ144及びコレットチャック131が、主軸110(チャック113)と同一軸線上に配置されるように配置される。
切削工具170は、ガイドブッシュ支持台102に、Z軸方向に上下方向で直交するX軸方向に沿って移動可能に設けられている。
棒状ワークWは、後方から主軸110内に供給され、チャック113、コレットチャック131、ガイドブッシュ144に挿通されて、ガイドブッシュ144から突出される。
図1に示すように、チャック113の閉動作によって、主軸110が棒状ワークWを把持する。
主軸110を回転駆動させることによって、棒状ワークWが回転駆動され、主軸110のZ軸方向への移動と切削工具170のX軸方向への移動により、切削工具170で棒状ワークWのガイドブッシュ144から突出した部分を加工することができる。
コレットチャック131は、棒状ワークWのZ軸方向への自由移動と回転を許容するように開状態に維持される。
ガイドブッシュ144は、棒状ワークWのZ軸方向への移動と回転を許容して案内するように、内径が予め所定のサイズに調節される。
なお、材料把持手段130は、ケレ138とキャップナット(スプライン)116との係合によって主軸110と一体的に同期回転する。
棒状ワークWに対して所定の加工を実行し、図2に示すように、突っ切り加工用の切削工具170を選択して突っ切り加工した後、図3に示すように、コレットチャック131の閉動作を実行する。
材料把持手段130は、主軸110と一体的に同期回転しているため、棒状ワークWに対して相対的に回転していない状態であり、主軸110の回転を停止することなく、棒状ワークWを把持することができる。
材料把持手段130による棒状ワークWの把持状態で、図4に示すように、チャック113の開動作を実行する。
主軸110は、材料把持手段130と同期回転した状態であるため、主軸110の回転を停止することなく、チャック113の開動作を実行し、主軸110による棒状ワークWの把持を解除することができる。
主軸110による棒状ワークWの把持が解除されると、図5に示すように、主軸110を所定の位置に後退させる。
主軸110は、材料把持手段130及び棒状ワークWと同期回転した状態のまま棒状ワークWの把持が解除されるため、回転状態のままで前記後退移動することができる。
主軸110の所定の位置への後退移動後、図6に示すように、チャック113の閉動作を実行する。
主軸110は、棒状ワークWと同期回転した状態で前記後退移動を完了するため、主軸110の回転を停止することなく、チャック113を閉動作させ、主軸110によって棒状ワークWを再度把持することができる。
主軸110による前記後退移動位置での棒状ワークWの再把持が行われると、図1に示すように、コレットチャック131の開動作を実行する。
材料把持手段130は、主軸110と同期回転した状態であるため、主軸110の回転を停止することなく、棒状ワークWの把持を解除することができる。
材料把持手段130による棒状ワークWの把持が解除された状態となり、主軸110による棒状ワークWの掴み替えが終了する。
主軸110による棒状ワークWの掴み替えの度に主軸110の回転を停止させる必要がなく、主軸110の回転を継続させた状態で棒状ワークWの掴み替えが可能となるため、加工を継続して行うことができる。
主軸110による棒状ワークWの掴み替えに際しては、棒状ワークWと主軸110及び材料把持手段130とは一体的な同期回転が維持されるため、主軸110や材料把持手段130による棒状ワークWの把持及び把持解除に際し、チャック113やコレットチャック131の開閉動作による棒状ワークWの外表面への傷の発生等は抑制される。
前記突っ切り加工を行う際に、図7に示すように、チャック113で棒状ワークWを把持した状態でコレットチャック131の閉動作を実行し、一旦チャック113とコレットチャック131との両方で棒状ワークWを把持することもできる。
この場合、突っ切り加工を、主軸110(チャック113)と材料把持手段130(コレットチャック131)との両方で棒状ワークWを同時に把持した両把持状態で開始することができる。
一旦突っ切り加工が開始されると、主軸110と材料把持手段130との両方で棒状ワークWを同時に把持するような大きな把持力は不要となるため、図8に示すように、突っ切り加工の途中で主軸110を把持解除状態に移行することができる。
突っ切り加工の途中で主軸110を把持解除状態に移行することによって、突っ切り加工と主軸110による棒状ワークWの掴み替え動作とを並行して行うことができる。
突っ切り加工と主軸110による棒状ワークWの掴み替え動作とを並行して行うことによって、図9に示すように、突っ切り加工と主軸110による棒状ワークWの掴み替え動作とを概ね同時に完了することもできる。
図10に示すように、材料把持手段130による棒状ワークWの把持が解除され、棒状ワークWの掴み替えが終了すると、図1に示すように、新たな切削加工を開始することができる。
チャック113およびコレットチャック131の開閉動作や主軸110および切削工具170の移動などは、NC装置等からなる制御装置によって制御されている。制御装置は、入力される加工プログラムに基づいて制御を行う。例えば、突っ切り加工は、コレットチャック131に対する閉動作の指令(材料把持手段130による棒状ワークWを把持する指令)を出力した後、直後に突っ切り加工の開始の指令を出力したり、コレットチャック131が棒状ワークWを把持するまでの所定の時間を待ってから突っ切り加工の開始の指令を出力したりすることができる。
主軸110と材料把持手段130との両方で棒状ワークWを同時に把持した突っ切り加工の開始は、例えば、コレットチャック131に対する閉動作の指令出力後、所定の時間を待ってから突っ切り加工の開始の指令を行うように構成することによって可能となる。
なお、前記突っ切り加工を含む主軸110による棒状ワークWの掴み替え動作を実行させる前記制御装置に対する命令を予め定めておくこともできる。
例えば加工プログラムにおいて、Gxxxの命令とすることができる。
この場合、Gxxxの命令に送り速度や突っ切り加工の終点位置、主軸110の後退位置等を引数として設定できるようにすることもできる。
また、コレットチャック131に対する閉動作の指令出力後、所定時間経過後に突っ切り加工の開始の指令を出力するか、閉動作の指令出力直後に突っ切り加工の開始の指令を出力するか、あるいは突っ切り加工を並行して動作させることなく主軸110による棒状ワークWの掴み替え動作を実行させるか等を、所定の引数、例えばD引数(Dに続く数字)で切り替えられるように構成することもできる。
また、突っ切り加工の途中で主軸110のチャック113を解除する条件は、主軸110の回転速度や棒状ワークWの外形や長さなどの諸条件に応じて設定された所定の加工径あるいは所定の継続時間を採用することができる。
本発明の実施例の説明において、主軸110と材料把持手段130との同期回転は、回転伝達機構を設ける代わりに、材料把持手段130に回転駆動させるモータを別途設け、このモータと主軸110の回転を同期させるような構造等、他の構造でもよい。
以上のように、本発明の材料案内装置120を備えた工作機械100によれば、以下のような効果を奏することができる。
(1)主軸110の回転を維持したまま材料Wの掴み替えを行うことができ、主軸110の回転を停止させる無駄な時間を抑制できる。
(2)材料Wの案内を高精度で行えるため、特に細い材料で顕著な効果が得られる。
100 ・・・ 工作機械
102 ・・・ ガイドブッシュ支持台
110 ・・・ 主軸
112 ・・・ 主軸把持手段
113 ・・・ チャック
114 ・・・ スリーブ
116 ・・・ キャップナット
120 ・・・ 材料案内装置
130 ・・・ 材料把持手段
130A ・・ (材料把持手段の)把持構造
131 ・・・ コレットチャック
132 ・・・ チャックスリーブ
133 ・・・ ピストン
133a ・・ シリンダ室
134 ・・・ スプリング
135 ・・・ 筒体
135a ・・ (流体の)流通路
136 ・・・ ストッパ
138 ・・・ ケレ(回し金)、回転伝達機構
140 ・・・ 材料支持手段
142 ・・・ ガイドブッシュホルダ
144 ・・・ ガイドブッシュ
146 ・・・ ガイドブッシュスリーブ
148 ・・・ ドローバー
150 ・・・ 外装ケース
152a ・・ (流体の)流通路
158 ・・・ ポート
160 ・・・ 軸受
162 ・・・ 軸受中央部
162a ・・ (流体の)流通路
170 ・・・ 切削工具
W ・・・ 材料、棒状ワーク
Z ・・・ 主軸の回転軸方向(棒状ワークを送り出す軸方向)
X ・・・ Z軸方向に直交する軸方向

Claims (6)

  1. 材料を開閉自在に把持する主軸を備えた工作機械に設けられ、前記材料を、軸線方向への移動と回転を許容するように支持して案内する材料支持手段を備えた工作機械の材料案内装置であって、
    前記材料支持手段によって支持された前記材料を開閉自在に把持する材料把持手段を有し、
    該材料把持手段を、前記主軸に対応して回転駆動されるように回転自在に設け、前記主軸の前記材料の把持解除状態で閉じ、前記材料を把持するとともに、前記主軸による前記材料の把持状態で開き、前記把持を解除し、前記材料の移動と回転とを許容するように開閉自在に構成したことを特徴とする工作機械の材料案内装置。
  2. 前記主軸と材料把持手段との両方が、前記材料を同時に把持している両把持状態を有していることを特徴とする請求項1記載の工作機械の材料案内装置。
  3. 前記主軸が、前記両把持状態の材料から前記把持を解除した把持解除状態を有していることを特徴とする請求項2記載の材料案内装置。
  4. 前記材料把持手段が、前記主軸と同期回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の材料案内装置。
  5. 前記材料把持手段が、前記主軸の軸線方向に摺動自在に係合する回転伝達機構を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の材料案内装置。
  6. 請求項1乃至請求項5記載のいずれか1つに記載の材料案内装置を備えた工作機械。
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