JPWO2017037834A1 - 情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

ライダユニット100は、点群情報に変換する前の各セグメントのセグメント信号Ssegから極座標空間フレームFpを生成する。そして、ライダユニット100は、時間方向に極座標空間フレームFpを平均化した平均化フレームFaを生成し、当該平均化フレームFaを直座標空間に座標変換した直交座標空間フレームFoを、ディスプレイ4に表示させる。

Description

本発明は、測距技術に関する。
従来から、周辺に存在する物体との距離を測定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、レーザ光を間欠的に発光させつつ水平方向を走査し、その反射光を受信することで、物体表面の点群を検出するライダが開示されている。
特開2014−106854号公報
従来のライダでは、水平方向での照射方向ごとに受信パルスのピーク位置を検出し、ピーク位置までの遅延時間に基づき測距を行うのが一般的であるが、受信パルスのピークが雑音に比べて低い又は同程度の場合には、ピーク位置を適切に検出することができないため、遠方の物体等については、対応する点群を検出できないという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、測定範囲内に存在する物体に対する測距結果を好適に出力することが可能な情報処理装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、情報処理装置であって、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、情報処理装置であって、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、極座標空間2次元信号を生成する生成部と、前記極座標空間2次元信号を直交座標空間2次元信号に変換する変換部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、情報処理装置であって、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、照射位置に関する基準位置から当該照射方向における距離と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、を有する情報処理装置が実行する制御方法であって、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力工程を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、を有する情報処理装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
ライダユニットの概略構成である。 コア部のブロック構成を示す。 トリガ信号及びセグメント抽出信号の波形を示す。 信号処理部のブロック構成を示す。 (A)ライダユニットの周辺を模式的に描いた俯瞰図である。(B)(A)に対応する極座標空間フレームである。 16個の極座標空間フレームを平均化した平均化フレームである。 極座標空間フレームから生成した直交座標空間フレームである。 平均化フレームから生成した直交座標空間フレームである。 インデックス「s=250」のセグメントでの受光強度を示す。 インデックス「s=0」のセグメントでの受光強度を示す。 典型的なライダにより検出した対象物の点群を直交座標系にプロットした図である。 変形例に係る信号処理部のブロック構成を示す。
本発明の好適な実施形態によれば、情報処理装置は、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部と、を備える。
上記情報処理装置は、照射部と、受光部と、出力部とを有する。照射部は、照射方向を変えながらレーザ光を照射する。受光部は、対象物にて反射されたレーザ光を受光する。「対象物」は、レーザ光が到達する範囲に存在する物体を指す。出力部は、受光部が出力する受光信号に基づいて、第1情報を生成して出力する。ここで、第1情報は、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、におけるレーザ光の受光強度を示す。また、換言すれば、第1情報は、照射方向と、照射位置に関する基準位置からの当該照射方向における距離と、におけるレーザ光の受光強度を示す。ここで、出力部は、第1情報をディスプレイに出力して表示させてもよく、他の処理部へ第1情報を出力してもよい。この態様により、情報処理装置は、対象物の存在を表す第1情報を好適に出力することができる。
上記情報処理装置の一態様では、前記第1情報を、照射平面に対応する直交座標系(直交する2つの軸で表わされた座標)における受光強度を示す第2情報に変換する変換部を更に備える。これにより、情報処理装置は、例えば、直感的にユーザが対象物を把握しやすいように第1情報を座標変換して出力することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、情報処理装置は、前記出力部が所定時間幅にわたり生成した複数の第1情報に基づき、時間軸上でフィルタリング(例えば、平均化)された第1情報を出力する第1情報処理部をさらに備え、前記変換部は、前記時間軸上でフィルタリングされた第1情報を、前記第2情報に変換する。この態様により、情報処理装置は、雑音による影響が好適に低減された第2情報を生成することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記情報処理装置は移動体と共に移動し、前記変換部は、前記移動体が停止している場合、前記時間軸上でフィルタリングされた第1情報を前記第2情報に変換し、前記移動体が移動中の場合、前記第1情報処理部によるフィルタリングが行われていない第1情報を前記第2情報に変換する。時間軸上でフィルタリングを行う場合、情報処理装置に対する対象物の相対位置が変化すると、当該位置変化の影響が第2情報に現れることになる。以上を勘案し、上記の情報処理装置は、移動体が停止中の場合にのみ時間軸での第1情報のフィルタリングを行うことで、対象物の的確な位置を表す第2情報を好適に生成することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記情報処理装置は移動体と共に移動し、前記第1情報処理部は、前記フィルタリングの帯域幅を、前記移動体の移動速度に応じて変化させる。この態様により、例えば、移動体が高速移動している場合には、移動体と対象物との相対位置の変化が大きいとみなし、フィルタリングの帯域幅を短くする等の処理を行うことで、対象物の相対位置変化による影響を低減することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記変換部は、マッチドフィルタリングが適用された第1情報を、前記第2情報に変換する。この態様により、変換部は、雑音を好適に低減した第2情報を生成することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記第2情報は、水平面と平行な2次元空間の受光強度を示し、情報処理装置は、前記第2情報に基づく画像を表示部に表示させる表示制御部をさらに備える。この態様により、情報処理装置は、周辺に存在する対象物の存在を好適にユーザに視認させることができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、情報処理装置は、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、前記受光部が出力する前記照射方向ごとの受光信号に基づいて、極座標空間2次元信号を生成する生成部と、前記極座標空間2次元信号を直交座標空間2次元信号に変換する変換部と、を備える。極座標空間2次元信号は、受光部が生成した照射方向ごとの受光信号を統合した2次元信号であり、例えば照射方向を表す角度と、レーザ光を出射してから反射光を受光するまでの遅延時間(即ち情報処理装置からの距離)とを座標軸とし、受光強度をピクセル値とする画像信号である。また、直交座標空間は、例えば、レーザ光の走査面(照射平面)に対応する2次元空間を指す。このように、情報処理装置は、受光部が出力する照射方向ごとの受光信号に基づいて極座標空間2次元信号を生成し、直交座標空間2次元信号に変換することで、受光信号が有する有用な情報を失うことなく対象物の存在を好適に可視化することができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、を有する情報処理装置が実行する制御方法であって、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力工程を有する。
本発明の他の好適な実施形態によれば、照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、を有する情報処理装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部として前記コンピュータを機能させる。好適には、上記プログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施例に係るライダユニット100のブロック構成図である。図1に示すライダユニット100は、TOF(Time Of Flight)方式のライダ(Lidar:Light Detection and Ranging、または、Laser Illuminated Detection And Ranging)であって、水平方向の全方位における物体の測距を行い、測距結果を画像として表示する。ライダユニット100は、例えば、先進運転支援システムの一部として、車両の周辺環境認識補助の目的で用いられる。ライダユニット100は、主に、コア部1と、信号処理部2と、表示制御部3と、ディスプレイ4とを有する。
コア部1は、出射方向を徐変させながら水平方向の360°の全方位を対象にパルスレーザを出射する。このとき、コア部1は、水平方向の360°の全方位を等角度により区切ったセグメント(本実施例では900セグメント)ごとにパルスレーザを出射する。そして、コア部1は、パルスレーザ出射後の所定期間内に当該パルスレーザの反射光を受光することで生成したセグメントごとの受光強度に関する信号(「セグメント信号Sseg」とも呼ぶ。)を、信号処理部2へ出力する。
信号処理部2は、コア部1から受信したセグメントごとのセグメント信号Ssegを統合することで、水平方向の360°の全方位における各セグメントとライダユニット100からの距離との関係を表す極座標空間の2次元画像(「極座標空間フレームFp」とも呼ぶ。)を生成する。そして、信号処理部2は、極座標空間フレームFpに基づき、パルスレーザの走査面(照射平面)を基準とした直交座標空間の2次元画像(「直交座標空間フレームFo」とも呼ぶ。)を生成し、表示制御部3へ出力する。表示制御部3は、信号処理部2から受信した直交座標空間フレームFoに基づく画像をディスプレイ4に表示させる。
[コア部の構成]
図2は、コア部1の概略的な構成例を示す。図2に示すように、コア部1は、主に、水晶発振器10と、同期制御部11と、LDドライバ12と、レーザダイオード13と、スキャナ14と、モータ制御部15と、受光素子16と、電流電圧変換回路(トランスインピーダンスアンプ)17と、A/Dコンバータ18と、セグメンテータ19とを有する。
水晶発振器10は、同期制御部11及びA/Dコンバータ18にパルス状のクロック信号「S1」を出力する。本実施例では、一例として、クロック周波数は、1.8GHzであるものとする。また、以後では、クロック信号S1が示すクロックを「サンプルクロック」とも呼ぶ。
同期制御部11は、パルス状の信号(「トリガ信号S2」とも呼ぶ。)をLDドライバ12に出力する。本実施例では、トリガ信号S2は、131072(=217)サンプルクロック分の周期で周期的にアサートされる。以後では、トリガ信号S2がアサートされてから次にアサートされるまでの期間を「セグメント期間」とも呼ぶ。また、同期制御部11は、後述するセグメンテータ19がA/Dコンバータ18の出力を抽出するタイミングを定める信号(「セグメント抽出信号S3」とも呼ぶ。)をセグメンテータ19に出力する。トリガ信号S2及びセグメント抽出信号S3は、論理信号であり、後述する図3に示すように同期している。本実施例では、同期制御部11は、セグメント抽出信号S3を、2048サンプルクロック分の時間幅(「ゲート幅Wg」とも呼ぶ。)だけアサートする。
LDドライバ12は、同期制御部11から入力されるトリガ信号S2に同期してパルス電流をレーザダイオード13へ流す。レーザダイオード13は、例えば赤外(905nm)パルスレーザであって、LDドライバ12から供給されるパルス電流に基づき光パルスを出射する。本実施例では、レーザダイオード13は、5nsec程度の光パルスを出射する。
スキャナ14は、送出及び受信光学系の構成を含み、レーザダイオード13が出射する光パルスを水平面で360°走査すると共に、出射された光パルスが照射された物体(「対象物」とも呼ぶ。)で反射された戻り光を受光素子16に導く。本実施例では、スキャナ14は、回転するためのモータを含み、モータは、900セグメントで一回転するように、モータ制御部15により制御される。この場合の角度分解能は、1セグメントあたり0.4°(=360°/900)となる。LDドライバ12及びスキャナ14は、本発明における「照射部」の一例である。
好適には、スキャナ14のスキャン面は、傘状ではなく平面であることが望ましく、かつ、ライダユニット100が移動体に搭載される場合には、移動体が走行する地表に対して平行(即ち水平)であることが望ましい。これにより、後述する時系列で連続して生成される極座標空間フレームFp間の相関が高くなり、より高精度な周辺環境の表示を行うことができる。
受光素子16は、例えば、アバランシェフォトダイオードであり、スキャナ14により導かれた対象物からの反射光の光量に応じた微弱電流を生成する。受光素子16は、生成した微弱電流を、電流電圧変換回路17へ供給する。電流電圧変換回路17は、受光素子16から供給された微弱電流を増幅して電圧信号に変換し、変換した電圧信号をA/Dコンバータ18へ入力する。
A/Dコンバータ18は、水晶発振器10から供給されるクロック信号S1に基づき、電流電圧変換回路17から供給される電圧信号をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号をセグメンテータ19に供給する。以後では、A/Dコンバータ18が1クロックごとに生成するデジタル信号を「サンプル」とも呼ぶ。1サンプルは、後述する極座標空間フレームFpの1ピクセル分のデータに相当する。受光素子16、電流電圧変換回路17及びA/Dコンバータ18は、本発明における「受光部」の一例である。
セグメンテータ19は、セグメント抽出信号S3がアサートされているゲート幅Wg分の期間における2048サンプルクロック分のA/Dコンバータ18の出力であるデジタル信号を、セグメント信号Ssegとして生成する。セグメンテータ19は、生成したセグメント信号Ssegを信号処理部2へ供給する。
図3は、トリガ信号S2及びセグメント抽出信号S3の時系列での波形を示す。図3に示すように、本実施例では、トリガ信号S2がアサートされる1周期分の期間であるセグメント期間は、131072サンプルクロック(図面では「smpclk」と表記)分の長さに設定され、トリガ信号S2のパルス幅は64サンプルクロック分の長さ、ゲート幅Wgは2048サンプルクロック分の長さに設定されている。
この場合、トリガ信号S2がアサートされた後のゲート幅Wgの期間だけセグメント抽出信号S3がアサートされているため、セグメンテータ19は、トリガ信号S2がアサート中の2048個分のA/Dコンバータ18が出力するサンプルを抽出することになる。そして、ゲート幅Wgが長いほど、ライダユニット100からの最大測距距離(測距限界距離)が長くなる。
本実施例では、セグメント期間の周波数は、約13.73kHz(≒1.8GHz/131072)となり、信号処理部2がセグメント信号Ssegに基づき生成する極座標空間フレームFpのフレーム周波数(即ちスキャナ14の回転速度)は、1フレームが900セグメントで構成されることから、約15.36Hz(≒13.73kHz/900)となる。また、最大測距距離は、単純計算した場合、ゲート幅Wgに相当する時間幅で光が往復する距離に相当する170.55m(≒{2048/1.8GHz}・c/2、「c」は光速)となる。後述するように、最大測距距離は、後述する始点オフセットの関係により170.55mよりも若干短くなる。
[信号処理部の構成]
図4は、信号処理部2の論理的な構成を示すブロック図である。図4に示すように、信号処理部2は、フレーム生成部21と、バッファ部22と、フレームフィルタ23と、直交空間変換部24と、を有する。
フレーム生成部21は、900セグメント分のセグメント信号Ssegから1つの極座標空間フレームFpを生成し、バッファ部22に記憶させる。本実施例では、1セグメントにつき2048個分のサンプルが存在し、全セグメントは900個存在することから、フレーム生成部21は、極座標空間クレームFpとして、900×2048の画像を生成する。極座標空間フレームFpは、本発明における「第1情報」及び「極座標空間2次元信号」の一例である。また、フレーム生成部21及び前述のセグメンテータ19は、本発明における「出力部」及び「生成部」の一例である。
バッファ部22は、フレーム生成部21が生成した極座標空間フレームFpを少なくとも所定期間記憶する。上述の所定期間は、フレームフィルタ23で用いられる個数分の極座標空間フレームFpがバッファ部22に蓄積される期間以上の長さに設定される。
フレームフィルタ23は、バッファ部22に蓄積された時系列で連続する所定個数分(例えば16フレーム分)の極座標空間フレームFpを抽出し、フレームフィルタリングを行うことで、時間軸上で平均化された極座標空間フレームFp(「平均化フレームFa」とも呼ぶ。)を生成する。これにより、フレームフィルタ23は、各極座標空間フレームFpに存在する雑音が抑圧された平均化フレームFaを生成する。ここで、フレームフィルタリングは、時系列で連続する極座標空間フレームFpを用いて雑音を低減する処理であればよい。例えば、フレームフィルタ23は、バッファ部22から抽出した所定個数分の極座標空間フレームFpから移動平均を算出することにより平均化フレームFaを生成してもよく、一次IIRフィルタを適用することにより平均化フレームFaを生成してもよい。フレームフィルタ23は、本発明における「第1情報処理部」の一例である。
直交空間変換部24は、フレームフィルタ23が出力する平均化フレームFaの座標系を極座標系から直交座標系に変換した直交座標空間フレームFoを生成する。このとき、直交空間変換部24は、直交座標空間フレームFoの各ピクセルが対応する平均化フレームFaのピクセルを特定することで、直交座標空間フレームFoを生成する。直交座標空間フレームFo及び直交座標空間フレームFoの生成方法の具体例については、後述する。そして、直交空間変換部24は、生成した直交座標空間フレームFoを表示制御部3へ供給する。直交空間変換部24は、本発明における「変換部」の一例である。直交座標空間フレームFoは、本発明における「第2情報」及び「直交座標空間2次元信号」の一例である。
[具体例]
次に、図5〜図8を参照して信号処理部2が実行する処理の具体例について説明する。
(1)極座標空間フレーム
図5(A)は、ライダユニット100の周辺を模式的に描いた俯瞰図であり、図5(B)は、図5(A)に示す位置にライダユニット100が存在する場合に生成された極座標空間フレームFpを示す。図5(A)に示すように、ライダユニット100の周辺には、対象物として、主に、ビル、自動車、金網のフェンス1及び2、コンクリート壁、草むら、人などが存在する。また、図5(B)では、A/Dコンバータ18が出力するデジタル信号の値(即ち受光強度)が高いほど白に近くなる。
ここで、図5(B)に示す極座標空間フレームFpの縦軸は、スキャナ14の走査角度に相当するセグメントのインデックス「s」(s=0〜899)を示し、横軸はセグメント抽出信号S3がアサートされる期間においてA/Dコンバータ18が生成する2048個分のサンプルのインデックス「k」(k=0〜2047)を示す。なお、セグメントのインデックス「s=0」は、スキャナ14の走査角度0°(図5(A)の矢印80が示す方向)に相当し、セグメントのインデックス「s=450」は、スキャナ14の走査角度180°に相当する。
ここで、図5(B)の横軸のサンプルのインデックスkの大きさは、対象物までの距離(「ターゲット距離Ltag」とも呼ぶ。)に対応する。具体的には、サンプルのインデックス「k」と、トリガ信号S2がアサートされてから当該トリガ信号S2に基づき出射された光パルスに相当するサンプルが出力されるまでの遅延時間「Td」の関係は、クロック周波数を「fsmp」(=1.8GHz)とすると、後述する電気的及び光学的遅れ等を考慮しない場合、
Td=k/fsmp≒k×0.55555nsec
となる。この場合、ターゲット距離Ltagと遅延時間Tdとの関係は、後述する遅れ等を考慮しない場合、
Ltag=Td・(c/2)=(k/fsmp)・(c/2) (1)
となる。
なお、実際には、同期制御部11からLDドライバ12へトリガ信号S2を送出してからスキャナ14が光を出射するまでの送出ルート、及び、スキャナ14に戻り光が入射してからA/Dコンバータ18によりデジタル信号に変換されるまでの受信ルートのそれぞれに電気的及び光学的な遅れが存在する。そして、図5(B)の例では、サンプルのインデックス「k=270」が、ターゲット距離Ltagが0の地点(即ち、距離始点)に相当している。従って、サンプルのインデックスkからターゲット距離Ltagを算出するには、インデックスkに対してオフセット(「始点オフセットk0」とも呼ぶ。)を設け、始点オフセットk0の分(即ち270)だけインデックスkを減算する必要がある。始点オフセットk0を考慮した場合、式(1)は、以下の式(2)に書き換えられる。
Ltag={(k−k0)/fsmp}・(c/2) (2)
ここで、図5(B)に示すサンプルのインデックス「k=270」直前の高い出力を示す縦縞70は、迷光が受光素子16に照射されることにより発生した高出力部分である。なお、レーザダイオード13から出射された光パルスの一部は、直接又はコア部1内の内部反射によって、迷光として受光素子16に入射する。
このように、極座標空間フレームFpの座標空間は、走査角度(即ち角度)に相当する縦軸と、ターゲット距離Ltag(即ち半径)に相当する横軸とを有する極座標空間となっている。フレーム生成部21は、インデックス「k=0」から「k=899」までの900個分のセグメントに対応するセグメント信号Ssegをコア部1のセグメンテータ19から受信した場合に、これらを統合して1つの極座標空間フレームFpを生成し、バッファ部22に蓄積する。
図6は、時系列で連続する16個の極座標空間フレームFpに基づきフレームフィルタ23が生成した平均化フレームFaを示す。この例では、フレームフィルタ23は、一例として、係数1/16の一次IIRフィルタを適用することで、ほぼ16フレーム程度の平均化効果が付加された平均化フレームFaを生成している。図6に示す平均化フレームFaと図5(B)に示す極座標空間フレームFpとを比較した場合、図6に示す平均化フレームFaでは、図5(B)の極座標空間フレームFpで現れていた雑音に相当する高出力部分が平滑化されている。
図7は、仮に図5(B)に示す極座標空間フレームFpを直交空間変換部24に入力した場合に得られる直交座標空間フレームFoの表示例である。図7に示す直交座標空間フレームFoは、縦横各512ピクセルのビットマップであり、中心のピクセル位置をライダユニット100の位置としている。また、図7の例では、直交座標空間フレームFoの一辺に相当する距離が、ゲート幅Wgに相当する最大測距距離(即ち170.55m)となっている。
図7の例では、時系列での平均化が行われていない極座標空間フレームFpを直交座標空間フレームFoに変換している。この場合であっても、フェンス1及びフェンス2の奥に存在するコンクリート壁を視認することが可能である。[作用効果の補足説明]のセクションで説明するように、従来の対象物の点群を検出するライダでは、コンクリート壁を検出することができない。よって、図7の例のように、極座標空間フレームFpをそのまま直交座標空間フレームFoに変換して表示した場合であっても、従来のライダと比較した場合の有利な効果が存在する。
図8は、図6に示す平均化フレームFaから直交空間変換部24が生成した直交座標空間フレームFoを示す。
図8の例では、極座標空間フレームFpの平均化により雑音が低減されているため、図5(A)に示すコンクリート壁、フェンス1及び2、ビル、自転車などの存在がより明確に示されている。よって、ライダユニット100は、平均化フレームFaから生成した図8に示す直交座標空間フレームFoをディスプレイ4に表示することで、ライダユニット100の水平方向の360度における対象物の存在及び位置を、雑音を低減した状態で明確にユーザに認識させることができる。
ここで、平均化フレームFa又は極座標空間フレームFpから直交座標空間フレームFoへの変換方法の具体例について説明する。
この場合、まず、直交空間変換部24は、直交座標空間フレームFoに対応する各ピクセルについて、当該ピクセルが対応する極座標を算出する。具体的には、極座標を「(R、θ)」、直交座標空間フレームFoの各ピクセルに対応する座標を「(X、Y)」とすると、「R」及び「θ」は、一般的な座標変換の公式に基づき、以下のように表される。
R=√(X・X+Y・Y) (3)
θ=atan(X,Y) (4)
また、セグメントのインデックスsは、以下のように表される。
s=(θ/2π)・900 (5)
さらに、サンプルのインデックスkは、式(2)の「Ltag」を「R」とみなし、インデックスkについて整理することで、以下のように表される。
k=k0+R・fsmp・(2/c) (6)
従って、直交空間変換部24は、式(3)、(6)を参照することで、直交座標空間フレームFoの直交座標(X、Y)に最も対応するサンプルのインデックスkを算出すると共に、式(4)、(5)を参照することで、直交座標空間フレームFoの直交座標(X、Y)に最も対応するセグメントのインデックスsを算出する。なお、式(3)〜(6)を参照して得られるs及びkの値は実数値となるため、直交空間変換部24は、四捨五入等を行うことによりs及びkの値を整数にする。これにより、直交座標空間フレームFoの各ピクセルに対応する平均化フレームFa又は極座標空間フレームFpのピクセルが特定される。その後、直交空間変換部24から直交座標空間フレームFoを受信した表示制御部3は、直交座標空間フレームFoの各ピクセルの値を、適切なスケールのグレースケールマップで輝度に変換し表示する。このとき、表示制御部3は、ピクセルの値に基づき色分けして直交座標空間フレームFoをディスプレイ4に表示させてもよい。
なお、平均化フレームFaから生成した直交座標空間フレームFoを用いた場合、ライダユニット100に対して相対的に移動している対象物については、その移動軌跡に沿った線が形成される。例えば、図8の例では、ライダユニット100が静止しているのに対して自転車(図5(A)参照)が移動している。その結果、図8では、自転車が尾を引いた状態で表示されている。この場合であっても、移動物体を目立たせると共に、移動物体の移動方向を好適に把握させることができるといった利点がある。
[作用効果の補足説明]
次に、本実施例のライダユニット100を従来のライダと比較した場合の有利な作用効果について図9〜図11を参照して補足説明する。
図9(A)は、図5(B)に示す極座標空間フレームFpに対して、インデックス「s=250」のセグメントでの高出力部分を逆三角形のマークにより指し示した図である。図9(B)は、インデックス「s=250」のセグメントに対応するセグメント信号Ssegの波形を示す。図9(C)は、図9(B)に示す波形のピーク部分を拡大した図である。
図9(B)、(C)に示すように、図9(A)の逆三角形のマークにより指し示されたサンプルインデックス「k=501」部分に、波形のピークが存在することがわかる。ここで、ピークとなるサンプルインデックス「k=501」と始点オフセット「k0=270」との差分(即ち231)を上述の式(2)に代入することで、ピーク位置に対応するターゲット距離Ltag(約19.237m)が算出される。
このように、一般的なライダでは、セグメントごとの出力波形のピーク位置に対応するターゲット距離Ltagを算出することで、対象物の検出及び測距を行う。この場合、インデックス「s=250」のセグメントでは、対象物からの戻り光に対応する出力パルスが明確に存在するため、対象物の検出及び測距を的確に実行することが可能である。なお、ライダの種別によっては、ピーク位置を検出する前にマッチドフィルタ等を適用してSNの最大化を行ったり、ピーク位置に対応するサンプルインデックスを補間処理により実数値として特定したりする。
図10(A)は、図5(B)に示す極座標空間フレームFpに対して、インデックス「s=0」のセグメント付近における高出力の3つの放物線の位置をマーク71〜73により指し示した図である。図10(B)は、インデックス「s=0」のセグメントに対応するセグメント信号Ssegの波形を示す。
図10(B)に示す波形では、マーク71に対応する箇所がピーク位置となっている。図5(A)に示す実空間では、この位置に金網のフェンス1が存在する。一方、マーク72に対応する箇所は、図10(B)に示す波形において局所的なピークを形成している。しかし、枠74が示す雑音に起因したピークよりも小さくなっている。図5(A)に示す実空間では、この位置に金網のフェンス2が存在する。さらに、マーク73に対応する箇所は、図10(B)に示す波形においてピークを形成していない。図5(A)に示す実空間では、この位置にコンクリート壁が存在する。
このように、インデックス「s=0」のセグメントの波形では、マーク72に対応するフェンス2やマーク73に対応するコンクリート壁の存在を検知することができない。一方、図5(B)に示す極座標空間フレームFpでは、隣接するセグメントの出力と並べられて表示されるため、インデックス「s=0」のセグメントの波形では顕著になっていないフェンス2やコンクリート壁に対応する高出力の放物線が顕現している。
図11は、典型的なライダにより検出した対象物の点群を直交座標系にプロットした図である。図11の例では、各セグメントの出力波形に対して最も顕著なピークに対応する位置がプロットされている。
図11の例では、フェンス1及び2の奥に存在するコンクリート壁が全く検出されていない。さらに、図11では、実際に物体がないポイントにもプロットが打たれている。これは、セグメントごとに必ず1つのピークを検出し、当該ピークに対応する位置にプロットを行っていることに起因する。なお、このような偽点の表示を抑制するため、所定の閾値以上のピークのみを選択的に検出する仕組みが備わっているライダ製品が一般的である。しかし、このような閾値を設けた場合、出射光に対する反射率が低い性質を持つ物体の点群検出がさらに困難になる。このように、各セグメントの受信波形からピーク位置に対応する点群の情報を出力する従来のライダの仕様では、比較的遠方にある物体に関する情報が削ぎ落されてしまうという問題がある。
以上を勘案し、本実施例に係るライダユニット100は、点群情報に変換する前の各セグメントの受信波形から極座標空間フレームFpを生成した後、座標変換により生成した直交座標空間フレームFoをディスプレイ4に表示させる。これにより、従来のように点群情報に変換した場合では検出不可能であった物体についても好適に可視化することができる。また、ライダユニット100は、時間方向に極座標空間フレームFpを平均化した直交座標空間フレームFoを表示対象とすることで、雑音を好適に低減して視認性を向上させることができる。
[変形例]
次に、実施例に好適な変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
ライダユニット100が車両に搭載される場合、車両の走行時では、ライダユニット100の周辺の物体がライダユニット100に対して相対的に移動する。この場合、極座標空間フレームFpを時間軸で平均化した平均化フレームFaに基づき直交座標空間フレームFoが生成されていることから、移動軌跡に沿った線が直交座標空間フレームFo上に表示されることになる。これを防ぐため、ライダユニット100は、ライダユニット100が載せられた車両が停止中か否か判定し、車両が停止中であると判断した場合にのみ、フレームフィルタ23による処理を実行してもよい。
図12は、本変形例に係る信号処理部2の概略構成を示す。図12に示すように、車両の走行時では、直交空間変換部24は、フレーム生成部21が生成した極座標空間フレームFpに基づき直交座標空間フレームFoを生成する。なお、図12の例に代えて、直交空間変換部24は、フレーム生成部21がバッファ部22に一旦記憶した極座標空間フレームFpをバッファ部22から即時に抽出して直交座標空間フレームFoを生成してもよい。一方、車両の停車時では、直交空間変換部24は、実施例と同様、フレームフィルタ23が出力する平均化フレームFaに基づき直交座標空間フレームFoを生成する。なお、信号処理部2は、車両の停車の有無を、図示しない加速度センサや距離センサなどの出力に基づき判定してもよく、車両からCAN(Controller Area Network)などのプロトコルに基づき車速情報を受信することで判定してもよい。
このように、ライダユニット100は、車両の走行時には、平均化フレームFaを使用しない。これにより、ライダユニット100は、対象物が尾を引いた状態で直交座標空間フレームFo上に表示されるのを好適に抑制することができる。
また、他の例では、ライダユニット100は、車両の移動速度に応じ、直交座標空間フレームFoの生成に用いる極座標空間フレームFpの枚数(即ちフィルタの深さ)、言い換えると、極座標空間フレームFpの平均化を行う時間幅を決定してもよい。この場合、ライダユニット100は、車速情報を、図示しないセンサから取得してもよく、車両から取得してもよい。
一般に、直交座標空間フレームFoの生成に用いる極座標空間フレームFpの枚数が多く、極座標空間フレームFpの平均化を行う時間幅が長いほど、直交座標空間フレームFoに現れる移動軌跡の線が長くなる傾向がある。同様に、ライダユニット100と対象物との相対速度が速いほど、時間軸で連続する極座標空間フレームFp間での対象物の移動幅が長くなるため、直交座標空間フレームFoに現れる移動軌跡の線が長くなる傾向がある。
以上を勘案し、フレームフィルタ23は、所定のマップ等を参照し、車両の速度が高いほど、直交座標空間フレームFoの生成に用いる極座標空間フレームFpの枚数を少なくする。上述のマップは、車両の速度と、直交座標空間フレームFoの生成に用いる極座標空間フレームFpの枚数を決定するパラメータとのマップであり、例えば実験等に基づき予め生成される。これにより、直交座標空間フレームFoに現れる移動軌跡の線が過度に長くなることに起因した視認性の低下を好適に抑制することができる。
(変形例2)
フレーム生成部21は、コア部1から受信したセグメント信号Ssegが示す受信波形に対してマッチドフィルタリングを行うことで、雑音を抑圧してもよい。そして、この場合、直交空間変換部24は、マッチドフィルタリングにより雑音抑圧された極座標空間フレームFp又は極座標空間フレームFpを時間軸で平均化した平均化フレームFaを直交座標系に変換することで直交座標空間フレームFoを生成する。この態様により、ライダユニット100は、好適に雑音が消去された画像を、ディスプレイ4に表示することができる。
(変形例3)
ライダユニット100の構成は、図1に示す構成に限定されない。例えば、ライダユニット100は、表示制御部3及びディスプレイ4を有しなくともよい。この場合、例えば、ライダユニット100は、信号処理部2が生成した直交座標空間フレームFoに対して公知の画像認識処理を行うことで、特定の対象物を検出し、当該対象物の存在を図示しない音声出力装置により報知してもよい。他の例では、ライダユニット100は、信号処理部2が生成した直交座標空間フレームFoを、図示しないGPS受信機等が出力するライダユニット100の現在位置情報等と共に、図示しない記憶部に蓄積してもよい。
また、ライダユニット100は、スキャナ14による水平方向の走査を鉛直方向の複数列(レイヤ)について繰り返すことで、レイヤごとに直交座標空間フレームFoを生成してもよい。
(変形例4)
図2に示すコア部1の構成は一例であり、本発明が適用可能な構成は、図2に示す構成に限定されない。例えば、レーザダイオード13及びモータ制御部15は、スキャナ14と共に回転する構成であってもよい。
1 コア部
2 信号処理部
3 表示制御部
4 ディスプレイ
100 ライダユニット

Claims (12)

  1. 照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、
    対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、
    前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第1情報を、照射平面に対応する直交座標系における受光強度を示す第2情報に変換する変換部を更に備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力部が所定時間幅にわたり生成した複数の第1情報に基づき、時間軸上でフィルタリングされた第1情報を出力する第1情報処理部をさらに備え、
    前記変換部は、前記時間軸上でフィルタリングされた第1情報を、前記第2情報に変換する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は移動体と共に移動し、
    前記変換部は、前記移動体が停止している場合、前記時間軸上でフィルタリングされた第1情報を前記第2情報に変換し、前記移動体が移動中の場合、前記第1情報処理部によるフィルタリングが行われていない第1情報を前記第2情報に変換する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は移動体と共に移動し、
    前記第1情報処理部は、前記所定時間幅を、前記移動体の移動速度に応じて、前記フィルタリングの帯域幅を変化させる、請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記変換部は、マッチドフィルタリングが適用された第1情報を、前記第2情報に変換する請求項2〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2情報は、水平面と平行な2次元空間の受光強度を示し、
    前記第2情報に基づく画像を表示部に表示させる表示制御部をさらに備える請求項2〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、
    対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、
    前記受光部が出力する前記照射方向ごとの受光信号に基づいて、極座標空間2次元信号を生成する生成部と、
    前記極座標空間2次元信号を直交座標空間2次元信号に変換する変換部と、
    を備える情報処理装置。
  9. 照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、
    対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、
    前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、照射位置に関する基準位置から当該照射方向における距離と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部と、
    を備える情報処理装置。
  10. 照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、
    対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、を有する情報処理装置が実行する制御方法であって、
    前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力工程
    を有する制御方法。
  11. 照射方向を変えながらレーザ光を照射する照射部と、
    対象物にて反射された前記レーザ光を受光する受光部と、を有する情報処理装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記受光部が出力する受光信号に基づいて、照射方向と、反射光の応答遅延時間と、における前記レーザ光の受光強度を示す第1情報を生成して出力する出力部
    として前記コンピュータを機能させるプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
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