JP3351696B2 - 車両用距離測定装置 - Google Patents
車両用距離測定装置Info
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Description
ス光を照射し、パルス光が物体に当たって反射された反
射光を受光し、パルス光の送光・受光間の時間差により
物体までの距離を求める車両用距離測定装置に関する。
例えば、特開平2−228579号公報等で開示されて
いる装置がある。ここでは上記公報で説明されている距
離測定装置を図19に基づき説明する。
の発光素子を駆動してパルス光を発生させる送光装置、
2はパルス光の発光タイミングとなるクロックパルスを
発生するクロック発生器、3は送光装置1からパルス光
を照射された物体7からの反射パルス光を電気信号に変
換する受光装置、4は上記クロックパルスを計数しその
計数値に対応する時間間隔分上記クロックパルスを遅延
させサンプルパルスを発生するサンプルパルス発生器、
5はサンプルパルス発生器4から発生されたサンプルパ
ルスで受光装置3の出力信号をサンプリングするサンプ
ルホールド回路、6は送光装置1やサンプルパルス発生
器4の制御を行ったり、サンプルホールド回路5の出力
信号波形を取込み、距離の演算等を行うCPUである。
測定装置の動作を説明する。クロック発生器2はクロッ
クパルスを発生し、それと同期して送光装置1はパルス
光を発生させる。このパルス光は物体7により反射さ
れ、受光装置3にその反射光として受光される。受光装
置3はこのパルス光を光電変換して電気信号にした後、
出力信号をサンプルホールド回路5に入力させる。一
方、サンプルパルス発生器4はクロック発生器2からの
クロックパルスを計数して、その計数値Nに距離分解能
に相当する△tを乗じた時間だけ前記クッロクパルスよ
り遅延させたサンプルパルスを発生する。サンプルホー
ルド回路5はこのサンプルパルスより受光装置3から発
せられた受光信号をサンプル紙、次のサンプルまでホー
ルドする。CPU6はこのサンプルホールド回路5の出
力信号を反射パルス光検出のしきい値Lと比較し、しき
い値L以上の信号を検出し、その時のサンプルパルス発
生器4のクロックパルス計数値Nを次式(1)にしたが
って処理し、物体7までの距離Rを計算する。なおここ
で、Cは光速度を表している。
た走行・受光の時間差に光の速度を乗じ、物体までの往
復距離を求め、その半分が求める距離となる。尚、クロ
ックパルスの計数値Nは、計数値が最大検出距離に相当
する値になると0に戻る。以上の動作を1周期として距
離測定を順次繰り返すことで連続的に障害物までの距離
を測定できる。
に記載の距離測定装置の場合、物体までの距離つまり縦
方向の相対距離は検出できても横方向の相対距離を検出
できないので、物体が同じ車線を送光する先行車かどう
か判断できない。よって例えば、車両上下方向に拡げた
例えば扁平パルス光を一定の振り角θまた一定の周期で
振り続けながら、自車の前方に存在する先行車を検出す
るように構成し、パルス光の往復時間と走査角から先行
車両の位置を検出する走査法を用いた距離測定装置が多
く開発されている。
は、受光出力が上記のしきい値L以上にならなければ測
距不能であり、遠距離の障害物をターゲットとした場合
にはそれだけ大きな送光出力が必要である。ところが一
方で、人間の目に対する安全性を考えた場合には送光出
力を必要以上に上げないようにする必要がある。このた
め、例えば、特開昭49−16463号公報は、車速が
大きい程、また悪天候程、あるいは昼間程、照射するパ
ルス光を強くし、低速や晴天や夜の場合にはパルス光を
前記の場合より弱くして人間の目に対する安全性を図っ
ている。
49−16463号公報で開示されているような車速等
によるパルス光の強さの制御の仕方では、物体の有無に
よらず送光出力を下げているため、物体検出に必要な送
光出力が必要以上に低く抑えられ、検出範囲が制限され
てしまうという問題があった。
離測定装置は、自車の周辺を走行する車両をできるだけ
多く検出することが望ましいため、できるだけ検出範囲
を大きくする必要がある。ところが一方で、人間の目に
対する安全性を考えた場合には、歩行路を歩いている人
間に対してパルス光が照射されないように必要以上に検
出範囲を大きくしないようにする必要がある。
離測定装置は、先行車の減速や加速をできるだけ早い時
期に検出することが望ましいため、できるだけ測距周期
を短くする必要がある。しかしながら、検出範囲を大き
くしている状態で測距周期を短くすると、歩行路を歩い
ている人間に連続してパルス光を照射している状態に限
りなく近い状態になる。このため、先行車の減速や加速
を早い時期に検出することが特に要求されていない時に
は、人間の目に対する安全性を考えて、必要以上に測距
周期を短くしないようにした方が良い。
いて、走行出力を大きく、または測距周期を短くする
と、レーザダイオード等発光素子における消費電力が大
きくなるため、エンジン付加が大きくなる。また発光素
子にかかる負担も大きくなるため、装置の耐久性が低下
してしまう可能性がある。
消あるいは軽減するためになされたもので、人間の特に
目に対する安全性を確保しながら、エンジンの負荷を軽
減し、または装置の耐久性を向上することができる車両
用距離測定装置を提供することにある。
的にパルス光を送光する送光手段と、前記送光手段から
のパルス光が物体に照射された反射光を受光する受光手
段と、送光されたパルス光と受光したパルス光の時間差
に基づいて物体までの距離を求める距離演算手段と、前
記送光手段の送光方向の角度を送光する周期に同期して
順次変化させることによって走行路面と平行な平面内を
周期的かつ扇状に距離測定する走査型測距手段と、自車
両の車速を検出する車速検出手段と、前記車速検出手段
を用いて自車両の停止状態または低車速の状態を判定す
る低車速判定手段と、物体との距離が所定距離内にある
ことを判定する所定距離内判定手段と、前記送光手段の
送光のON/OFを制御する送光制御手段と、前記送光
制御手段を用いて通常の検出範囲よりも小さい所定の範
囲のみ送光をONにする所定範囲測距手段と、少なくと
も前記低車速判定手段により自車両が低車速にあること
と、前記所定距離内判定手段により物体との距離が所定
距離内であることを検出した時、前記所定範囲測距手段
を適用する低車速時測距手段を備えたものである。
光する送光手段と、前記送光手段からのパルス光が物体
に照射された反射光を受光する受光手段と、送光された
パルス光と受光したパルス光の時間差に基づいて物体ま
での距離を求める距離演算手段と、前記送光手段の送光
方向の角度を送光する周期に同期して順次変化させるこ
とによって走行路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に
距離測定する走査型測距手段と、自車両の車速を検出す
る車速検出手段と、前記車速検出手段を用いて自車両の
停止状態または低車速の状態を判定する低車速判定手段
と、物体との距離が所定距離内にあることを判定する所
定距離内判定手段と、前記送光手段の送光のON/OF
Fを制御する送光制御手段と、前記送光制御手段を用い
て物体を中心とした所定の範囲のみ送光をONにする物
体中心測距手段と、少なくとも前記低車速判定手段によ
り自車両が低車速の状態にあることと、前記所定距離内
判定手段により物体との距離が所定距離内にあることを
検出した時、前記物体中心測距手段を適用する低車速時
測距手段を備えたものである。
光する送光手段と、前記送光手段からのパルス光が物体
に照射された反射光を受光する受光手段と、送光された
パルス光と受光したパルス光の時間差に基づいて物体ま
での距離を求める距離演算手段と、前記送光手段の送光
方向の角度を送光する周期に同期して順次変化させるこ
とによって走行路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に
距離測定する走査型測距手段と、自車両の車速を検出す
る車速検出手段と、前記車速検出手段を用いて自車両の
停止状態または低車速の状態を判定する低車速判定手段
と、物体との距離が所定距離内にあることを判定する所
定距離内判定手段と、前記送光手段の送光のON/OF
Fを制御する送光制御手段と、物体までの距離及び反射
光の受光出力のうち少なくともどちらか一方を参照して
物体の存在範囲を検出する存在範囲検出手段と、前記送
光制御手段を用いて送光方向のうち物体の存在範囲のみ
送光をONにする存在範囲測距手段と、少なくとも前記
低車速判定手段により自車両が低車速の状態にあること
と前記所定距離内判定手段により物体との距離が所定距
離内にあることを検出した時、前記存在範囲測距手段を
適用する低車速時測距手段を備えたものである。
によれば、自車両の低車速状態かつ先行車との車間距離
が所定距離内の場合には、すべての送光方向のうち限定
した範囲のみ測距を行うことにより、検出範囲を必要以
上に大きくしないで済むので、歩行路を歩いている人間
に対してパルス光が照射される機会が少なくなり、歩行
者の目に対する安全を図ることができる。また送光装置
に使用されるレーザダイオード等の発光素子の消費電力
を小さくすることができるため、オルタネータによるエ
ンジン負荷を小さくすることができ、発光素子にかかる
負担も小さくなるため、装置の耐久性も向上させること
ができる。
光する送光手段と、前記送光手段からのパルス光が物体
に照射された反射光を受光する受光手段と、送光された
パルス光と受光したパルス光の時間差に基づいて物体ま
での距離を求める距離演算手段と、前記送光手段の送光
方向の角度を送光する周期に同期して順次変化させるこ
とによって走行路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に
距離測定する走査型測距手段と、自車両の車速を検出す
る車速検出手段と、前記車速検出手段を用いて自車両の
停止状態または低車速の状態を判定する低車速判定手段
と、物体との距離が所定距離内にあることを判定する所
定距離内判定手段と、前記送光手段の送光のON/OF
Fを制御する送光制御手段と、前記送光制御手段を用い
てすべての送光方向から所定方向を間引いて送光をON
する間欠測距手段と、少なくとも前記低車速判定手段に
より自車両が低車速の状態にあることと前記所定距離内
判定手段により物体との距離が所定距離内にあることを
検出した時、前記間欠測距手段を適用する低車速時測距
手段を備えたものである。
行うことにより、レーザダイオード等の発光素子におけ
る消費電力を小さくすることができるため、オルタネー
タによるエンジン負荷をさらに小さくすることができ
る。また、間引く程度によっては、人間の目にパルス光
が照射される機会が少なくなり、人間の目に対する安全
を図ることができる。
光する送光手段と、前記送光手段からのパルス光が物体
に照射された反射光を受光する受光手段と、送光された
パルス光と受光したパルス光の時間差に基づいて物体ま
での距離を求める距離演算手段と、前記送光手段の送光
方向の角度を送光する周期に同期して順次変化させるこ
とによって走行路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に
距離測定する走査型測距手段と、自車両の車速を検出す
る車速検出手段と、前記車速検出手段を用いて自車両の
停止状態または低車速の状態を判定する低車速判定手段
と、物体との距離が所定距離内にあることを判定する所
定距離内判定手段と、前記送光手段の送光出力を変化さ
せる送光出力変化手段と、前記送光出力変化手段によっ
て送光出力を通常の送光出力よりも小さい所定の送光出
力にする送光出力制御手段と、少なくとも前記低車速判
定手段により自車両が低車速の状態にあることと前記所
定距離内判定手段により物体との距離が所定距離内にあ
ることを検出した時、前記送光出力制御を適用する低車
速時測距手段を備えたものである。
状態かつ先行車両との車間距離が所定距離内の場合に
は、通常の送光出力より小さい送光出力で測距を行うこ
とにより、遠距離をターゲットとした大きい送光出力に
する必要が無くなるので、人間の目に対する安全を図る
ことができる。
光する送光手段と、前記送光手段からのパルス光が物体
に照射された反射光を受光する受光手段と、送光された
パルス光と受光したパルス光の時間差に基づいて物体ま
での距離を求める距離演算手段と、前記送光手段の送光
方向の角度を送光する周期に同期して順次変化させるこ
とによって走行路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に
距離測定する走査型測距手段と、自車両の車速を検出す
る車速検出手段と、前記車速検出手段を用いて自車両の
停止状態または低車速の状態を判定する低車速判定手段
と、物体との距離が所定範囲内にあることを判定する所
定距離内判定手段と、前記走査型測距手段の走査周期を
変化させる走査周期変化手段と、前記走査周期変化手段
によって走査周期を通常の周期よりも長い所定の周期に
する走査周期延長手段と、少なくとも、前記低車速判定
手段により自車両が低車速の状態にあることと、前記所
定距離内判定手段により物体の距離が所定距離内にある
ことを検出した時、前記走査周期延長手段を適用する低
車速時測距手段を備えたものである。
状態かつ先行車両との車間距離が所定距離内の場合に
は、通常の測距周期より短い周期で測距を行うことによ
り、人間の目にパルス光が照射される積算時間が短くな
り、人間の目に対する安全を図ることができる。
による物体の存在範囲は、自車両の前方中央線を基準と
した所定の幅に制限した存在範囲であることを特徴とす
る。
を自車両を基準とした車幅または車幅よりも若干広い幅
に制限した存在範囲として測距を行うことにより、レー
ザダイオード等の発光素子における消費電力を小さくす
ることができる。
段、前記物体中心測距手段および前記存在範囲測距手段
によって、限定された送光方向からさらに所定の方向を
間引いて送光をONするようにしたことを特徴とする。
囲からさらに間引いて測距を行うことにより、レーザダ
イオード等の発光素子における消費電力を小さくするこ
とができるため、オルタネータによるエンジン負荷をさ
らに小さくすることができる。また、間引く程度によっ
ては、人間の目にパルス光が照射される機会が少なくな
り、人間の目に対する安全を図ることができる。
は、反射光の受光出力または物体との距離のうち少なく
ともどちらか一方に基づいて定められる送光出力に制御
することを特徴とする。
たは反射光の受光出力のうち少なくともどちらか一方に
基づく送光出力で測距を行うことにより、遠距離をター
ゲットとした大きい送光出力にする必要が無くなるだけ
でなく、先行車との車間距離や照射対象物の材質に見合
った送光出力で測距ができるので、先行車を的確に捕ら
えつつ人間の目に対する安全を図ることができる。
する先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段を
備え、前記車間距離検出手段の結果に基づき運転者に発
進を促すことを特徴とする。
に存在する先行車との車間距離を検出して、運転者に発
進を促すことで、人間の目に対する安全を確保し、エン
ジンの負荷を軽減し、また装置の耐久性を向上しなが
ら、運転者にかかる判断の負荷を軽減することができ
る。
示す概略ブロック構成図である。図において、101は
レーザダイオード等の発光素子を駆動してパルス光を発
光させる送光装置であり、CPU106からの指令によ
ってパルス光の送光をOFFすることができる。108
はCPU106からの命令にしたがい送光装置101へ
の供給電圧を制御することでパルス光の送光出力を変化
させる送光出力制御回路、110は固定ミラー109を
介して送光されたパルス光の走査方向を変化させる回転
ミラー、111はCPU106からの指令にしたがい回
転ミラー110を振り角θの範囲で△θずつ駆動させる
回転ミラー駆動回路である。尚、この振り角θは、図2
に示す通り、車両の前方中央線に対して左方向にθC及
び右方向にθCの間の振り角すなわち−θC≦θ≦θCの
範囲内の値をとる。
クロックパルスを発生するクロック発生器、103はパ
ルス光を照射された物体107からの反射パルス光を受
け電気信号に変換する受光装置、104は上記クロック
パルスを計数し、その計数値に対応する時間間隔分上記
クロックパルスを遅延させ、サンプルパルスを発生する
サンプルパルス発生器、105はサンプルパルス発生器
104から発生されたサンプルパルスで受光装置103
の出力信号をサンプリングするサンプルホールド回路、
106は送光装置101やサンプルパルス発生器104
の制御を行ったり、サンプルホールド回路105の出力
信号波形を取り込み、距離の演算等を行うCPU、11
2は車速を検出する車速センサ、113はハンドル角を
検出するハンドル角センサで、車速センサ112とハン
ドル角センサの出力信号は入力インターフェース回路1
14を介してCPU106に入力される。116は運転
者に発進を促すためのブザーであって、出力インターフ
ェース回路115を介してCPU106によって制御さ
れる。
測定装置の動作を簡単に説明する。クロック発生器10
2はクロックパルスを発生し、それと同期して送光装置
101はパルス光を発生させる。なお、この時のパルス
光の送光出力は送光出力制御回路108を介してCPU
106によって制御される。送光装置101から送光さ
れたパルス光は固定ミラー109を介して回転ミラー1
10に照射され、CPU106によって決められる送光
方向へ送光される。物体107に照射されたパルス光は
物体7により反射され、受光装置103にその反射光と
して受光される。受光装置103はこのパルス光を光電
変換して電気信号にした後、出力信号をサンプルホール
ド回路105に入力させる。
ック発生器102からのクロックパルスを計数して、そ
の計数値Nに距離分解能に相当する△tを乗じた時間だ
け前記クッロクパルスより遅延させたサンプルパルスを
発生する。サンプルホールド回路105はこのサンプル
パルスより受光装置103から発せられた受光信号をサ
ンプルし、次のサンプルまでホールドする。CPU10
6はこのサンプルホールド回路105の出力信号を反射
パルス光検出のしきい値Lと比較し、しきい値L以上の
信号を検出する。CPU106では、しきい値L以上の
信号を検出した時のサンプルパルス発生器104のクロ
ックパルス計数値Nを次式(1)にしたがって処理し、
物体107までの距離Rを計算する。
めた送受光の時間差に光の速度を乗じ、物体までの往復
距離を求め、その半分が求める距離Rとなる。なお、ク
ロックパルスの計数値Nは、パルス光が送光されると0
に戻る。以上の動作を1周期として距離測定を順次繰り
返すことで連続的に障害物までの距離を測定する。
の流れについて説明する。図3は、測距周期遅延処理を
含めた測距処理を実施するためのプログラムのフローチ
ャート概略図であり、所定の時間毎、例えば1ms毎に
繰り返し実行される。なお、後述する図3〜図18の
n、m、N、θ、dθn、dHn、dLn、DH、DL、
Vs、As、Ps、Prは演算結果を一時的に記憶できるR
AMであって、Yn、Ys afeは演算結果に応じて1また
は0の値に変化するフラグである。
が初期化され、前記フラグは0の値にクリアされる。S
302では、後で詳細に説明する車両停止時測距条件が
成立しているかどうかを示すYsafeフラグの状態を確認
する。ここでYsafeフラグのセットは車両停止時測距条
件が成立していることを示し、逆にクリアは不成立を示
す。S302においてYsafeフラグがセットされていな
ければS305へ進み、測距周期遅延カウンタmに0が
格納されてから、S306で先行車との距離を検出する
ための測距処理を実行する。また、S302において、
YsafeフラグがセットされていればS303に進み、測
距周期遅延カウンタmは1ずつカウントアップされる。
S304では、前記測距周期遅延カウンタmが予め設定
された値、ここでは10と比較される。m=10でなけ
れば、再度Ysafeフラグを確認すべくS302へ進む。
S304においてm=10であれば測距周期遅延カウン
タmに0が格納されてから、S306で測距処理を実行
する。このように、図3のS302〜S306の処理を
実行することによって、車両停止時測距条件が成立した
時(Ysafeフラグがセットされている時)に測距周期を
通常よりも長くしている。
グラムの流れについて説明する。図4は測距処理を実施
するプログラムのフローチャート概略図であり、S40
1において、メインカウンタnが毎回1ずつカウントア
ップされる。なお、メインカウンタnは1≦n<2θC
/Δθ+aの範囲内でカウントアップされ、nの値が2
θC/Δθ+aになると0に戻る。ここで、図2に示す
とおり、メインカウンタnが1≦n≦2θC/Δθの範
囲内の値をとる時はパルス光の送光方向の番号を表わ
し、2θC/Δθ<n≦2θC/Δθ+aの範囲内の値を
とる時は後述するように回転ミラー110を初期位置
(メインカウンタn=1となる送光方向にするための回
転ミラーの位置)に戻す作業が実行される。S402で
は、回転ミラー110の位置に応じて送光がON/OF
Fされ、具体的はメインカウンタnの値が1≦n≦2θ
C/Δθの範囲内の値をとる時は測距する期間であると
判断してパルス光の送光をONし、2θC/Δθ<n≦
2θC/Δθ+aの範囲内の値をとる時は回転ミラー1
10を初期位置に戻す期間であると判断してパルス光の
送光をOFFする。S403ではパルス光の送光をON
/OFF制御し、S404では送光出力を制御する。な
お、S403及びS404の処理内容については後に詳
細説明する。
れ、メインカウンタnの値が1≦n≦2θC/Δθの範
囲内の値をとる時は測距する期間であると判断して回転
ミラー110をΔθだけ右に動かし、2θC/Δθ<n
≦2θC/Δθ+aの範囲内の値をとる時は回転ミラー
110が初期位置に戻るように駆動する。S406で
は、サンプルホールド回路105からの入力電圧をA/
D変換して受光出力PrとしRAMに記憶する。S40
7では、サンプルパルス発生器104の計数値Nを読み
込んでRAMに記憶する。S408では、物体107ま
での距離Rを前記計数値Nを基に前記(1)式に従い演
算し、各送光方向毎の距離dθnとしてRAMに記憶す
る。S409ではメインカウンタnが2θC/Δθ+a
の値と比較される。n=2θC/Δθ+aでなければS
401へ進み、n=2θC/Δθ+aであればS401
へ進んでメインカウンタnは0に初期化される。
よって得られた物体107までの距離Rとしているが、
複数回の測距処理によって得られた距離Rを平均化処理
したものをdθnとするようにしても良い。
明する。図5は車間距離演算処理のプログラムのフロー
チャート概略図であり、図4の測距処理により全ての送
光方向における距離dθnを検出し終えた所定の時間
毎、例えば100ms毎に繰り返し実行される。S50
1では、車速センサ112の出力値を入力インターフェ
ース回路114を介して読み込み、車速Vsとして記憶
する。S502では、ハンドル角センサ113の出力値
を入力インターフェース回路114を介して読み込み、
ハンドル角Asとして記憶する。S503では、前記ハ
ンドル角Asを基に走行路の道路Rを推定する。例えば
ハンドルが中立付近に位置すれば直線路と判断し、左右
に切っていれば左右方向のカーブであると判断する。S
504では、各送光方向における距離dθnを、下記の
(2.1)式〜(2.3)式に従い、θ−d座標の値か
らX−Y座標の値に変換する。ここで図6に示すとお
り、θnは自車両の前方中央線を基準とした各送光方向
の角度、dHnは車両の前方中央線を基準とした横方向
距離、またdLnは車両の先端から物体107までの縦
方向距離を示す。
n、dLn)をグループ化する。例えば図7に示すよう
に、自車両の前方に先行車B、C、Dが存在する時、各
送光方向において測距処理することにより、図8(a)
に示すような検出点(θn、dθn)が得られる。検出点
(θn、dθn)は検出点(dHn、dLn)に座標変換さ
れると、図8(b)に示すように車両相当の範囲内に含
まれる検出点と一緒にグループ化され、この図の場合に
おいては、検出点グループB、C、Dが生成されてい
る。S506では、S503において推定された道路R
に基づき、自車線上を走行する先行車をS505におい
て生成された検出点グループの中から選択する。この場
合においては、ハンドル角が中立位置に位置すると仮定
すれば検出点グループCが先行車として選択される。ま
た、下記の(3.1)〜(3.2)式のように各検出グ
ループに存在する検出点の距離データを平均化すること
によって、自車に対する先行車の位置(DH、DL)が
求められ、RAMに記憶される。ここでsは、各検出点
グループ内に含まれる検出点の数を表わしている。
113の出力信号に応じて行う手段に限定したが、ハン
ドル角センサ113の代りに車両の前方を撮影するCC
Dカメラを設け、CCDカメラによって得られた画像か
ら道路の白線を検出し、前記白線が持つ曲率に基づき、
自車線上を走行する先行車をS505において生成され
た検出点グループの中から選択するようにしても良い。
速時測距手段を適用するか否かを判断するための低車速
時測距条件の判定ルーチンである。まず、S507にお
いて先行車との車間距離DLが所定距離、ここでは10
mと比較される。もし10m以上と判断されると、低車
速時測距手段を適用しないとしてYsafeフラグがクリア
される。また、10mよりも短いと判断されるとS50
8に進む。S508では、自車両が車両停止状態にある
かどうか、つまり車速Vsが0km/hかどうか判断さ
れる。もし0km/hでなければ、低車速時測距手段を
適用しないとしてYsafeフラグがクリアされる。また0
km/hであれば、低車速時測距手段を適用すべくY
safeフラグがセットされる。なお、ここで述べた低車速
時測距条件は、少なくとも車両停止時に成立するもので
あったが、少なくとも車速が所定の車速、例えば3km
/hよりも低ければ条件成立するようにしても構わな
い。S511では、運転者への発進を促進する。運転者
の発進促進については、後に詳細説明する。
OFF制御の処理内容について説明する。図9は送光O
N/OFF制御処理のプログラムのフローチャート図で
ある。まずS901において、送光方向の選択処理が実
行され、S902において送光方向の間引き処理が行わ
れる。この送光方向の選択処理S901と送光方向の間
引き処理S902については後で詳細に説明する。S9
03ではYnフラグの状態が確認される。なお、このYn
フラグは後ほど詳細説明するが、各送光方向に準備され
たパルス光をON/OFF制御するために使用されるフ
ラグであり、前記送光方向の選択処理S901や送光方
向の間引き処理S902によって1または0に制御され
る。S903において、Ynフラグがセットされていな
ければS905へ進み、パルス光の送光はONされる。
またYnフラグがセットされていればS904へ進み、
パルス光の送光がOFFされる。
選択処理について説明する。図10は前記送光方向選択
処理のプログラムのフローチャート図である。まずS1
001において、前記Ysafeフラグがセットされていな
ければS1004へ進み、各送光方向に準備されたYn
フラグがクリアされる。またS1001にてYsafeフラ
グがセットされていればS1002に進み、メインカウ
ンタnが所定の範囲内、a1≦n≦a2にあるか判断され
る。a1≦n≦a2であればS1004に進み、該当する
送光方向への送光をONするため、Ynフラグがクリア
される。またa1≦n≦a2でなければS1003に進
み、該当する送光方向への送光をOFFするため、Yn
フラグがセットされる。
間引き処理について説明する。図15は送光方向の間引
き処理のプログラムのフローチャート図である。まずS
1501において、前記Ysafeフラグの状態を確認す
る。YsafeフラグがセットされていなければS1504
へ進み、各送光方向に準備されたYnフラグがクリアさ
れる。またS1501でYsafeフラグがセットされてい
ればS1502へ進み、メインカウンタnの値が2の倍
数であるかどうか判断する。メインカウンタnの値が2
の倍数でなければS1504へ進み、該当する送光方向
への送光をONするため、Ynフラグがクリアされる。
またメインカウンタnの値が2の倍数であればS150
3へ進み、該当する送光方向への送光をOFFするた
め、Ynフラグがセットされる。
ンカウンタnが2の倍数であるかどうかを判断するもの
であったが、3の倍数、4の倍数等であっても構わな
い。またいくらの倍数にするかは検出点の個数に応じて
変化させるようにしても構わない。また、予め間引く送
光方向を設定しておき、前記間引く送光方向を除いて送
光をONさせるようにしても良い。
御処理の内容について説明する。図16はこの送光出力
制御処理のプログラムのフローチャート概略図である。
まずS1601において前記Ysafeフラグの状態を確認
する。YsafeフラグがクリアされているとS1603へ
進み、目標送光出力Psに予め設定されたPlargeが格納
される。このPlargeは車両が走行状態にある時など通
常の状態における送光出力である。またYsafeフラグが
セットされているとS1602へ進み、目標送光出力P
sに予め設定されたPsmallが格納される。このPsmall
は車両が停止状態にある時の送光出力であり、Plarge
よりも小さい値に予め設定されている。
発進促進処理の内容について説明する。図17は運転者
への発進促進処理のプログラムのフローチャート概略図
であり、まずS1701において、自車両が車両停止状
態にあるかどうか、つまり車速Vsが0km/hかどう
か判断される。車両停止状態でなければ何もしないで終
了する。また車両停止状態であればS1702へ進み、
Ysafeフラグがセットたかクリアされたかどうかを判断
する。ここでYsafeフラグがセットからクリアされてい
なければ何もしないで終了する。またセットからクリア
されていればS1703へ進み、ブザー116を鳴ら
す。
距周期遅延処理、送光ON/OFF制御処理、送光方向
の間引き処理及び送光出力制御のうち、少なくともいず
れか1つを含むような構成にしても構わない。また、運
転者への発進促進処理を無くした構成にしても良い。
光方向の選択処理は、図10で示したように予め設定し
た所定の範囲(a1≦n≦a2)への送光をONするもの
であったが、物体107を中心とした所定の範囲への送
光をONするようなものでも構わない。この送光方向の
選択処理について、図11のフローチャート概略図を用
いて説明する。まず、S1101において前記Ysafeフ
ラグの状態を確認する。Ysafeフラグがセットされてい
なければS1105へ進み各送光方向に準備されたYn
フラグがクリアされる。またYsafeフラグがセットされ
ていればS1102に進む。S1102では下記の
(4.1)式及び(4.2)式に示すような演算式に従
い、複数の検出点グループから選択された先行車の中心
位置(DH、DL)を基に、選択された先行車に照射さ
れるパルス光の送光方向のうち中心の送光方向、すなわ
ちメインカウンタの値ncが演算され、その結果がRA
Mに記憶される。
み、メインカウンタnが先行車を中心とした所定の範囲
内、nc−b1≦n≦nc+b2にあるか判断される。nc
−b1≦n≦nc+b2にあればS1105に進み、該当
する送光方向への送光をONするため、Ynフラグがク
リアされる。またS1103で、nc−b1≦n≦nc+
b2でなければS1104へ進み、該当する送光方向へ
の送光をOFFするため、Ynフラグがセットされる。
光方向の選択処理は、先行車の存在範囲を検出して、前
記先行車の存在範囲のみ送光を許可するものでも構わな
い。この送光方向の選択処理について、図12のフロー
チャート概略図を用いて説明する。まずS1201にお
いて、前記Ysafeフラグの状態を確認する。Ysafeフラ
グがセットされていなければS1204へ進み、各送光
方向に準備されたYnフラグがクリアされる。またY
safeフラグがセットされていればS1202へ進み、各
送光方向における距離dθnと予め設定した値dthとを
比較する。dθn≧dthでなければS1204へ進み、
該当する送光方向への送光をONするため、Ynフラグ
がクリアされる。またdθn≧dthであればS1203
へ進み、該当する送光方向への送光をOFFするため、
Ynフラグをセットする。
光方向の選択処理は、各送光方向のdθnと予め設定し
た値dthと比較して検出したが、前述の座標変換をした
dLnと予め設定したdthとを比較して検出するように
しても構わない。この存在範囲検出処理の内容につい
て、図13のフローチャート概略図を用いて説明する。
まずS1301において前述の座標変換により検出点
(θn、dθn)を検出点(dHn、dLn)に変換する。
次にS1302において、前記Ysafeフラグの状態を確
認する。YsafeフラグがセットされていなければS13
05へ進み、各送光方向に準備されたYnフラグがクリ
アされる。またYsafeフラグがセットされていればS1
303へ進み、各送光方向における自車両の縦方向距離
dLnと予め設定した値dthとを比較する。dLn≧dth
でなければS1305へ進み、該当する送光方向への送
光をONするため、Ynフラグをクリアする。またdLn
≧dthであればS1304へ進み、該当する送光方向へ
の送光をOFFするため、Ynフラグをセットする。
態5で説明した送光方向の選択処理は、自車と先行車と
の距離dθnまたはdLnに基づき先行車の存在範囲を検
出するものであったが、さらに自車両との横方向距離d
Hnに基づいても存在範囲を検出するようにしても構わ
ない。この存在範囲検出処理の内容について、図14の
フローチャート概略図を用いて説明する。まずS140
1において前述の座標変換により、検出点(θn、d
θn)を検出点(dHn、dLn)に変換する。次にS1
402において、前記Ysafeフラグの状態を確認する。
YsafeフラグがセットされていなければS1406へ進
み、各送光方向に準備されたYnフラグがクリアされ
る。またYsafeフラグがセットされていればS1403
へ進み、自車両との縦方向距離dLnと予め設定した値
dthとを比較する。dLn≧dthでなければS1406
へ進み、該当する送光方向への送光をONするため、Y
nフラグをクリアする。またdLn≧dthであればS14
04へ進み、自車両との横方向距離dHnの絶対値|d
Hn|と予め設定された値(ここでは2m)とを比較す
る。|dHn|≧2mでなければS1406へ進み、該
当する送光方向への送光をONするため、Ynフラグを
クリアする。またdHn≧2mであればS1405へ進
み、該当する送光方向への送光をOFFするため、Yn
フラグをセットする。
光出力制御手段は、車両停止時測距条件が成立した時、
目標送光出力Psに予め設定されたPsmallが格納される
ものであったが、図18(a)に示すようにPsmallを
受光出力Prの値が大きいほど小さくなるように設定し
ても構わない。この場合、図のように双曲線状にしても
良いし、あるいは直線的に減少するようにしても良い。
またPsmallは図8(b)に示すように先行車との車間
距離DLの値が大きくなる程、増大するように設定して
も構わない。
転者への発進促進処理は、条件が成立した時にブザー1
16を鳴らすものであったが、ブザー116の代わりに
表示器または音声器を設け、条件が成立した時に運転者
に発進を促すための画像を表示する、または音声を発す
るようにしても構わない。
請求項3に係る距離測定値によれば、自車両の低車速状
態かつ先行車との車間距離が所定距離内の場合には、す
べての送光方向のうち限定した範囲のみ測距を行うこと
により、検出範囲を必要以上に大きくしないで済むの
で、歩行路を歩いている人間に対してパルス光が照射さ
れる機会が少なくなり、歩行者の目に対して安全な距離
測定装置を得ることができるという効果を奏する。また
送光装置に使用されるレーザダイオード等の発光素子に
おける消費電力を小さくすることができるため、オルタ
ネータによるエンジン負荷を小さくすることができ、発
光素子にかかる負担も小さくなるため、装置の耐久性も
向上させる効果も有する。
装置によれば、間引いて測距を行うことにより、レーザ
ダイオード等の発光素子における消費電力を小さくする
ことができるため、オルタネータによるエンジン負荷を
さらに小さくすることができる。また発光素子にかかる
負担も小さく鳴るため、装置の耐久性をさらに向上させ
ることができる。また間引く程度によって波、人間の目
にパルス光が照射される機会が少なくなり、人間の目に
対する安全を図ることができる効果も奏する。
装置によれば、自車両の低車速状態かつ先行車との車間
距離が所定距離内の場合には、通常の送光出力より小さ
い送光出力で測距を行うことにより、遠距離をターゲッ
トとした大きい送光出力にする必要が無くなるので、人
間の目に対して安全な距離測定装置を得ることができる
という効果を奏する。またレーザダイオード等の発光素
子における消費電力を小さくすることができるため、オ
ルタネータによるエンジン負荷を小さくすることがで
き、発光素子にかかる負担も小さくなるため、装置の耐
久性も向上させる効果も奏する。
置によれば、自車両の低車速状態かつ先行車との車間距
離が所定距離内の場合には、通常の測距周期よりも短い
周期で測距を行うことにより、人間の目にパルス光が照
射される積算時間が短くなり、人間の目に対して安全な
距離測定装置を得ることができるという効果を奏する。
またレーザダイオード等の発光素子における消費電力を
小さくすることができるため、オルタネータによるエン
ジン負荷を小さくすることができ、発光素子にかかる負
担も小さくなるため、装置の耐久性も向上させる効果も
奏する。
装置によれば、物体の存在範囲を、自車を基準とした車
幅または車幅よりも若干広い幅に制限した存在範囲とし
て測距を行うことにより、レーザダイオード等の発光素
子における消費電力を小さくすることができるため、オ
ルタネータによるエンジン負荷をさらに小さくすること
ができる。また発光素子にかかる負担も小さくなるた
め、装置の耐久性をさらに向上させる効果を奏する。
装置によれば、先行車の存在範囲からさらに間引いて測
距を行うことにより、レーザダイオード等の発光素子に
おける消費電力を小さくすることができるため、オルタ
ネータによるエンジン負荷をさらに小さくすることがで
きる。また発光素子にかかる負担も小さく鳴るため、装
置の耐久性をさらに向上させることができる。また間引
く程度によって波、人間の目にパルス光が照射される機
会が少なくなり、人間の目に対する安全を図ることがで
きる効果も奏する。
装置によれば、物体との距離または反射光の受光出力の
うち少なくともどちらか一方に基づく送光出力で測距を
行うことにより、遠距離をターゲットとした大きい送光
出力にする必要が無くなるだけでなく、先行車との車間
距離や照射対象物の材質に見合った送光出力で測距がで
きるので、先行車を的確に捕らえつつ人間の目に対して
安全な距離測定装置を得ることができるという効果を奏
する。またレーザダイオード等の発光素子における消費
電力を小さくすることができるため、オルタネータによ
るエンジン負荷を小さくすることができ、発光素子にか
かる負担も小さくなるため、装置の耐久性も向上させる
効果も奏する。
定装置によれば、自車両の前方に存在する先行車との車
間距離を検出して、運転車に発進を促すことで、人間の
目に対する安全を確保し、エンジンの負荷を軽減し、ま
た装置の耐久性を向上しながら、運転車にかかる判断の
負荷を軽減できる距離測定装置を得ることができるとい
う効果を奏する。
成図である。
ある。
のフローチャート概略図である。
である。
ート概略図である。
る。
である。
である。
ーチャート概略図である。
ーチャート概略図である。
ーチャート概略図である。
ーチャート概略図である。
ーチャート概略図である。
ーチャート概略図である。
チャート概略図である。
ート概略図である。
ーチャート概略図である。
である。
図である。
受光装置、104 サンプルパルス発生器、105 サ
ンプルホールド回路、106 CPU、107物体、1
08 送光出力制御回路、109 固定ミラー、110
回転ミラー、111 回転ミラー駆動回路、112
車速センサ、113 ハンドル角センサ、114 入力
インターフェース回路、115 出力インターフェース
回路、116 ブザー。
Claims (10)
- 【請求項1】 周期的にパルス光を送光する送光手段
と、前記送光手段からのパルス光が物体に照射された反
射光を受光する受光手段と、送光されたパルス光と受光
したパルス光の時間差に基づいて物体までの距離を求め
る距離演算手段と、前記送光手段の送光方向の角度を送
光する周期に同期して順次変化させることによって走行
路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に距離測定する走
査型測距手段と、自車両の車速を検出する車速検出手段
と、前記車速検出手段を用いて自車両の停止状態または
低車速の状態を判定する低車速判定手段と、物体との距
離が所定距離内にあることを判定する所定距離内判定手
段と、前記送光手段の送光のON/OFを制御する送光
制御手段と、前記送光制御手段を用いて通常の検出範囲
よりも小さい所定の範囲のみ送光をONにする所定範囲
測距手段と、少なくとも前記低車速判定手段により自車
両が低車速にあることと、前記所定距離内判定手段によ
り物体との距離が所定距離内であることを検出した時、
前記所定範囲測距手段を適用する低車速時測距手段を備
えたことを特徴とする車両用距離測定装置。 - 【請求項2】 周期的にパルス光を送光する送光手段
と、前記送光手段からのパルス光が物体に照射された反
射光を受光する受光手段と、送光されたパルス光と受光
したパルス光の時間差に基づいて物体までの距離を求め
る距離演算手段と、前記送光手段の送光方向の角度を送
光する周期に同期して順次変化させることによって走行
路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に距離測定する走
査型測距手段と、自車両の車速を検出する車速検出手段
と、前記車速検出手段を用いて自車両の停止状態または
低車速の状態を判定する低車速判定手段と、物体との距
離が所定距離内にあることを判定する所定距離内判定手
段と、前記送光手段の送光のON/OFFを制御する送
光制御手段と、前記送光制御手段を用いて物体を中心と
した所定の範囲のみ送光をONにする物体中心測距手段
と、少なくとも前記低車速判定手段により自車両が低車
速の状態にあることと、前記所定距離内判定手段により
物体との距離が所定距離内にあることを検出した時、前
記物体中心測距手段を適用する低車速時測距手段を備え
たことを特徴とする車両用距離測定装置。 - 【請求項3】 周期的にパルス光を送光する送光手段
と、前記送光手段からのパルス光が物体に照射された反
射光を受光する受光手段と、送光されたパルス光と受光
したパルス光の時間差に基づいて物体までの距離を求め
る距離演算手段と、前記送光手段の送光方向の角度を送
光する周期に同期して順次変化させることによって走行
路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に距離測定する走
査型測距手段と、自車両の車速を検出する車速検出手段
と、前記車速検出手段を用いて自車両の停止状態または
低車速の状態を判定する低車速判定手段と、物体との距
離が所定距離内にあることを判定する所定距離内判定手
段と、前記送光手段の送光のON/OFFを制御する送
光制御手段と、物体までの距離及び反射光の受光出力の
うち少なくともどちらか一方を参照して物体の存在範囲
を検出する存在範囲検出手段と、前記送光制御手段を用
いて送光方向のうち物体の存在範囲のみ送光をONにす
る存在範囲測距手段と、少なくとも前記低車速判定手段
により自車両が低車速の状態にあることと前記所定距離
内判定手段により物体との距離が所定距離内にあること
を検出した時、前記存在範囲測距手段を適用する低車速
時測距手段を備えたことを特徴とする車両用距離測定装
置。 - 【請求項4】 周期的にパルス光を送光する送光手段
と、前記送光手段からのパルス光が物体に照射された反
射光を受光する受光手段と、送光されたパルス光と受光
したパルス光の時間差に基づいて物体までの距離を求め
る距離演算手段と、前記送光手段の送光方向の角度を送
光する周期に同期して順次変化させることによって走行
路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に距離測定する走
査型測距手段と、自車両の車速を検出する車速検出手段
と、前記車速検出手段を用いて自車両の停止状態または
低車速の状態を判定する低車速判定手段と、物体との距
離が所定距離内にあることを判定する所定距離内判定手
段と、前記送光手段の送光のON/OFFを制御する送
光制御手段と、前記送光制御手段を用いてすべての送光
方向から所定方向を間引いて送光をONする間欠測距手
段と、少なくとも前記低車速判定手段により自車両が低
車速の状態にあることと前記所定距離内判定手段により
物体との距離が所定距離内にあることを検出した時、前
記間欠測距手段を適用する低車速時測距手段を備えたこ
とを特徴とする車両用距離測定装置。 - 【請求項5】 周期的にパルス光を送光する送光手段
と、前記送光手段からのパルス光が物体に照射された反
射光を受光する受光手段と、送光されたパルス光と受光
したパルス光の時間差に基づいて物体までの距離を求め
る距離演算手段と、前記送光手段の送光方向の角度を送
光する周期に同期して順次変化させることによって走行
路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に距離測定する走
査型測距手段と、自車両の車速を検出する車速検出手段
と、前記車速検出手段を用いて自車両の停止状態または
低車速の状態を判定する低車速判定手段と、物体との距
離が所定距離内にあることを判定する所定距離内判定手
段と、前記送光手段の送光出力を変化させる送光出力変
化手段と、前記送光出力変化手段によって送光出力を通
常の送光出力よりも小さい所定の送光出力にする送光出
力制御手段と、少なくとも前記低車速判定手段により自
車両が低車速の状態にあることと前記所定距離内判定手
段により物体との距離が所定距離内にあることを検出し
た時、前記送光出力制御を適用する低車速時測距手段を
備えたことを特徴とする車両用距離測定装置。 - 【請求項6】 周期的にパルス光を送光する送光手段
と、前記送光手段からのパルス光が物体に照射された反
射光を受光する受光手段と、送光されたパルス光と受光
したパルス光の時間差に基づいて物体までの距離を求め
る距離演算手段と、前記送光手段の送光方向の角度を送
光する周期に同期して順次変化させることによって走行
路面と平行な平面内を周期的かつ扇状に距離測定する走
査型測距手段と、自車両の車速を検出する車速検出手段
と、前記車速検出手段を用いて自車両の停止状態または
低車速の状態を判定する低車速判定手段と、物体との距
離が所定範囲内にあることを判定する所定距離内判定手
段と、前記走査型測距手段の走査周期を変化させる走査
周期変化手段と、前記走査周期変化手段によって走査周
期を通常の周期よりも長い所定の周期にする走査周期延
長手段と、少なくとも、前記低車速判定手段により自車
両が低車速の状態にあることと、前記所定距離内判定手
段により物体の距離が所定距離内にあることを検出した
時、前記走査周期延長手段を適用する低車速時測距手段
を備えたことを特徴とする車両用距離測定装置。 - 【請求項7】 前記存在範囲検出手段による物体の存在
範囲は、自車両の前方中央線を基準とした所定の幅に制
限した存在範囲であることを特徴とする請求項3に記載
の車両用距離測定装置。 - 【請求項8】 前記所定範囲測距手段、前記物体中心測
距手段および前記存在範囲測距手段によって、限定され
た送光方向からさらに所定の方向を間引いて送光をON
するようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2、
請求項3または請求項7に記載の車両用距離測定装置。 - 【請求項9】 前記送光出力制御手段は、反射光の受光
出力または物体との距離のうち少なくともどちらか一方
に基づいて定められる送光出力に制御することを特徴と
した請求項5に記載の車両用距離測定装置。 - 【請求項10】 自車両の前方に存在する先行車との車
間距離を検出する車間距離検出手段を備え、前記車間距
離検出手段の結果に基づき運転者に発進を促すことを特
徴とした請求項1から請求項9記載のいずれか1項に記
載の車両用距離測定装置。
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