JPWO2017033810A1 - 包装用フィルムおよび包装用積層フィルム - Google Patents

包装用フィルムおよび包装用積層フィルム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017033810A1
JPWO2017033810A1 JP2017536771A JP2017536771A JPWO2017033810A1 JP WO2017033810 A1 JPWO2017033810 A1 JP WO2017033810A1 JP 2017536771 A JP2017536771 A JP 2017536771A JP 2017536771 A JP2017536771 A JP 2017536771A JP WO2017033810 A1 JPWO2017033810 A1 JP WO2017033810A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
packaging
cyclic olefin
packaging film
olefin resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017536771A
Other languages
English (en)
Inventor
正志 中野
正志 中野
西松 英明
英明 西松
友彦 小田川
友彦 小田川
晴紀 安田
晴紀 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurashiki Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurashiki Spinning Co Ltd filed Critical Kurashiki Spinning Co Ltd
Publication of JPWO2017033810A1 publication Critical patent/JPWO2017033810A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
    • B29C55/02Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
    • B29C55/10Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial
    • B29C55/12Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial biaxial
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D65/00Wrappers or flexible covers; Packaging materials of special type or form
    • B65D65/38Packaging materials of special type or form

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

[要約][課題]揮発性の薬効成分や香り成分を含む製品の包装に適した、低収着性および靱性に優れる包装用フィルムを提供する。[解決手段]実質的に環状オレフィン樹脂からなり、二軸配向された、包装用フィルムである。好ましくは、前記環状オレフィン樹脂は、ガラス転移温度が60℃以上、120℃以下である。好ましくは、前記包装用フィルムの厚さが5μm以上、30μm以下である。好ましくは、前記二軸配向が二軸延伸によって実現され、延伸倍率が縦方向(MD)および横方向(TD)のいずれにおいても1.2倍以上、3.0倍以下である。

Description

本発明は、医薬品・食品等の包装に適したフィルムに関する。
医薬品や食品等の包装用フィルムには種々の特性が求められる。求められる特性は、例えば、内容物の品質保持のための防湿性、ガスバリア性、遮光性、流通時に破損しない強度、開封時の開口性(易引裂性)、内容物の情報表示のための印刷性などである。多くの要求を満たすために、異なる長所を有する複数のフィルムをラミネートした積層フィルムが用いられることが多い。
このような積層フィルムの最内面を構成するフィルムには、包装の密封性を確保するために、ヒートシール性が求められる。また、内容物から揮発する香り成分等を吸着・収着しにくいことが求められる。低吸着性あるいは低収着性であることは、鎮痛消炎貼付剤などの医薬品、美容液マスクなどの医薬部外品、微香性の化粧品、食品のうち香気嗜好品など、揮発性の薬効成分や香り成分を含む製品を包装する場合に特に重要である。
低吸着性・低収着性を有する樹脂の一つに環状オレフィン樹脂がある。しかし、環状オレフィン樹脂には靱性に劣るという問題があった。これに対して、特許文献1には、環状オレフィン系樹脂およびスチレン系エラストマーからなる樹脂組成物を薄膜化したフィルムが記載されている。また、特許文献2には、ポリアミド樹脂層と環状オレフィン系樹脂層とが接着剤を介して積層されてなる積層フィルムが記載されている。
特開2004−156048号公報 特開平10−119204号公報
特許文献1に記載されたフィルムでは、環状オレフィン系樹脂にスチレン系エラストマーを添加することにより、フィルムの靱性が改善されている。しかし、スチレン系エラストマーの添加によって、環状オレフィン樹脂の有する低収着性が損なわれるという問題がある。
特許文献2に記載された積層フィルムは、環状オレフィン系樹脂層によって、水蒸気バリア性を向上している。しかし、特許文献2では、好ましい態様として環状オレフィン系樹脂層をポリアミド樹脂層で挟んだフィルムが記載され、積層フィルムの両面または片面に「別の層」としてヒートシール層として好適に用いられるポリエチレン層やポリプロピレン層を積層することが記載されている一方で、環状オレフィン系樹脂層同士をヒートシールすることについては記載がない。このことから明らかなように、特許文献2のフィルムは、環状オレフィン系樹脂層を、内容物に接する最内面に使用することを想定したものではない。
本発明は、上記を考慮してなされたものであり、揮発性の薬効成分や香り成分を含む製品の包装に適した、低収着性および靱性に優れる包装用フィルムおよび包装用積層フィルムを提供することを目的とする。
本発明の包装用フィルムは、実質的に環状オレフィン樹脂からなり、二軸配向されている。これにより、低収着性および靱性に優れる包装用フィルムが得られる。本明細書中で収着とは、フィルム表面への吸着と、吸着された気体分子のフィルム内部への拡散による吸収とを合わせた概念である。
好ましくは、前記環状オレフィン樹脂は、ガラス転移温度が60℃以上、120℃以下である。ここで、ガラス転移温度(Tg)は、ISO11357に規定された示差走査熱量測定(DSC)によるガラス転移温度をいう。これにより、二軸配向されていても、良好なヒートシール性を得ることができる。
好ましくは、前記包装用フィルムの厚さが5μm以上、30μm以下である。これにより、材料コストを抑え、フィルムの低収着性および易引裂性を向上させることができる。
好ましくは、前記二軸配向が二軸延伸によって実現され、延伸倍率が縦方向(MD)および横方向(TD)のいずれにおいても1.2倍以上、3.0倍以下である。これにより、フィルムに十分な靱性が与えられる。
好ましくは、前記包装用フィルムの引張破壊ひずみが縦方向(MD)および横方向(TD)のいずれにおいても20%以上である。ここで、引張破壊ひずみは、JISK7127:1999に規定された引張試験において、試験片タイプ2、試験片幅10mm、試験速度200mm/minで測定したときの引張破壊ひずみをいう。これにより、ハンドリングに十分な靱性が得られる。
好ましくは、前記包装用フィルムの引裂強度が縦方向(MD)または横方向(TD)のいずれかにおいて2.3N/mm以下である。ここで、引裂強度は、JISK7128−1:1998に規定されたトラウザー引裂法において、試験速度200mm/minで測定したときの値をいう。これにより、包装の易開封性が得られる。
また、前記包装用フィルムは、片面にガスバリア層が蒸着されていてもよい。
好ましくは、前記包装用フィルムは、揮発性の有効成分を含む医薬品または医薬部外品の包装に用いられる。上記各包装用フィルムは、その低収着性により、このような製品の包装に特に適している。
本発明の包装用積層フィルムは、複数の層からなり、一方の表面を形成する層として、上記いずれかの包装用フィルムが、環状オレフィン樹脂が当該一方の表面に露出するように積層されている。この構成により、低収着性に優れる包装用積層フィルムが得られる。
本発明によれば、揮発性の薬効成分や香り成分を含む製品を包装するのに適した、低収着性および靱性に優れる、包装用フィルムおよび包装用積層フィルムが得られる。
実施例1のフィルムの低収着性を示す図である。
本実施形態の包装用フィルムは、実質的に環状オレフィン樹脂からなり、二軸配向されている。
環状オレフィン樹脂とは、主鎖が炭素−炭素結合からなり、主鎖の少なくとも一部に環状炭化水素構造を有する熱可塑性の高分子化合物で、一般的には非晶性である。この環状炭化水素構造は、ノルボルネンやテトラシクロドデセンに代表されるような、環状炭化水素構造中に少なくとも一つのオレフィン性二重結合を有する化合物(環状オレフィン)を単量体として用いることで導入される。
環状オレフィン樹脂は、環状オレフィンとα−オレフィン等との付加共重合体またはその水素添加物である環状オレフィンコポリマー(COC)と、環状オレフィンの開環(共)重合体またはその水素添加物である環状オレフィンポリマー(COP)に分類される。環状オレフィン樹脂としては、環状オレフィンコポリマー(COC)を用いることが好ましい。より低い収着性が得られるからである。
環状オレフィンコポリマーとしては、特許文献1に記載されたように、1環ないし多環の各種環状オレフィンの1種または2種以上と、各種α−オレフィンの1種または2種以上との共重合体を用いることができる。中でも、低収着性に優れ、フィルム製造時の押出成形が容易であることから、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン(ノルボルネン)とエチレンの付加共重合体を用いることが好ましい。
また、環状オレフィン樹脂には、必要に応じて、包装用フィルムとしての価値を損なわない範囲で、滑剤、フィラー、酸化防止剤、着色剤等の添加剤を添加してもよい。
環状オレフィン樹脂のガラス転移温度Tgは、流通過程でのフィルムの熱的安定性の点から、好ましくは60℃以上、より好ましくは65℃以上である。他方、ガラス転移温度が高すぎるとヒートシール性が悪くなる。さらに、本実施形態では、樹脂が二軸配向されることによってヒートシール性が損なわれる。そのため、環状オレフィン樹脂のガラス転移温度は、好ましくは120℃以下、より好ましくは100℃以下である。
フィルムが薄すぎるとハンドリングの際の強度が不足する。フィルムの厚さは好ましくは5μm以上、より好ましくは8μm以上である。また、フィルムが厚すぎると、材料コストが高くなるし、収着量が大きくなる。フィルムの厚さは好ましくは30μm以下、より好ましくは25μm以下である。
フィルムには、その片面にガスバリア層を蒸着してもよい。ガスバリア層としては、アルミニウム、シリカ、アルミナなどを用いることができる。
次に、本実施形態のフィルムの製造方法を説明する。
本実施形態のフィルムは、環状オレフィン樹脂ペレットを溶融・混練し、Tダイより押し出した後、二軸延伸工程を実施することで製造できる。
二軸延伸は、フィルムの縦方向(MD)および横方向(TD)について延伸を行う。延伸方式は、逐次二軸延伸方式と同時二軸延伸方式があるが、同時二軸延伸方式によるのが好ましい。面内の品質のばらつきをより小さく抑えられるからである。
二軸延伸工程によって、フィルムが二軸配向し、環状オレフィン樹脂の靱性および易引裂性が向上する。具体的には、後述するフィルムの引張破壊ひずみが増大し、引裂強度が低下する。延伸倍率は、MDおよびTDのいずれにおいても、好ましくは1.2倍以上、より好ましくは1.3倍以上である。延伸倍率が小さすぎると十分な靱性の向上が得られないからである。また、延伸倍率は、MDおよびTDのいずれにおいても、好ましくは3.0倍以下、より好ましくは2.5倍以下である。延伸倍率が大きすぎると工程の制御が難しくなり、延伸中にフィルムが破断しやすくなるからである。
二軸延伸によることの他の利点は、薄いフィルムを製造可能なことである。環状オレフィン樹脂はドローレゾナンスが発生しやすいため、厚さが30μm以下であるような薄いフィルムを押出によって直接製造することは難しい。また、二軸延伸によることの欠点は、ヒートシール性が損なわれることである。二軸延伸によっては、DSCによるガラス転移温度は変化しないが、樹脂が配向することによって、ヒートシール性が若干低下する。
なお、好ましくは、延伸後の熱固定処理は行わない。熱固定を行うと、延伸による靱性向上や易引裂性向上の効果が減殺されてしまうからである。二軸延伸フィルムの熱固定は通常、ガラス転移温度より約70℃以上高い温度で行われる。しかし、本実施形態のフィルムに対してそのような高温で熱固定を行うと、引張破壊ひずみが小さくなるし、引裂強度が2.3N/mmを超えてしまう。
次に、本実施形態のフィルムの特性を説明する。
本実施形態のフィルムは揮発性成分に対して低収着性を有する。これは環状オレフィン樹脂の特性によるもので、本実施形態ではフィルムが実質的に環状オレフィン樹脂からなることによって、その低収着性が保たれる。
フィルムの引張破壊ひずみは、MDおよびTDのいずれにおいても、好ましくは20%以上、より好ましくは50%以上である。これにより、フィルム製造後の輸送工程、ラミネーション工程などにおけるハンドリングに十分な靱性が得られる。また、引張破壊ひずみの上限は特に限定されない。
本実施形態のフィルムは、積層包装フィルムの最内面つまり内容物に接する面での使用が予定されるので、ヒートシール性が必要となる。すなわち、2枚の積層包装フィルムの最内面同士を向い合せ、例えば3方の端部をヒートシールすることで袋状とし、内容物を袋内に投入した後さらにヒートシールすることで密封される。また、内容物を一方のフィルム上の載置した状態で他方のフィルムを重ねあわせ、一度に4面をヒートシールする方法もある。このヒートシール性は二軸延伸処理によって損なわれるので、材料の環状オレフィン樹脂として、上記のガラス転移温度のものを用いることが好ましい。
フィルムの引裂強度は、MDまたはTDのいずれかの方向で2.3N/mm以下であることが好ましく、2.0N/mm以下であることがより好ましい。引裂強度が大きすぎると、包装の開封が難しくなるからである。一方、引裂強度の下限は特に限定されないが、フィルム製造後の輸送工程、ラミネーション工程などでのハンドリングでフィルムが破損しないために、引裂強度は、MDおよびTDのいずれにおいても、好ましくは0.1N/mm以上、より好ましくは0.5N/mm以上である。
以下に、実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1〜4のフィルムを次のとおりに作製した。ノルボルネンとエチレンの共重合体で非晶性の環状オレフィンコポリマー(COC)を、T−ダイを先端に取り付けた押出機を用いて250〜280℃にて溶融押出後、冷却して前駆体フィルムを得た。この前駆体フィルムを79〜152℃で延伸速度300%/分でMDおよびTDに同時二軸延伸した。これにより、厚さ9〜25μmのフィルムを得た。また、比較例のフィルムは、実施例1および2と同じ樹脂を用いて製造した、延伸処理前の前駆体フィルムである。
用いた環状オレフィンコポリマーは次のとおりである。
・COC1:ポリプラスチックス株式会社製、TOPAS−8007、Tg=78℃
・COC2:ポリプラスチックス株式会社製、TOPAS−9506、Tg=65℃
・COC3:ポリプラスチックス株式会社製、TOPAS−6013、Tg=138℃
樹脂のガラス転移温度(Tg)は、ISO11357に規定された示差走査熱量測定(DSC)、10℃/minによる値で、樹脂メーカーのカタログ値である。引張破壊応力および引張破壊ひずみは、JISK7127:1999に規定された引張試験において、試験片タイプ2、試験片幅10mm、試験速度200mm/minで測定した。引裂強度は、JISK7128−1:1998に規定されたトラウザー引裂法において、試験速度200mm/minで測定した。
ヒートシール強度は、実施例および比較例のフィルムを評価フィルムとして、PET12μm/アルミ7μm/評価フィルムの構成で、接着剤層を1μm以下としてドライラミネートで積層フィルムを作製し、評価フィルム面同士を重ねて180℃のインパルスシーラーで0.5秒加圧してヒートシールし、これを幅15mmに切断して、試験速度300mm/minでT型剥離にて剥離強度を測定した。
表1に全実施例および比較例の製造条件と評価結果を示す。
Figure 2017033810
実施例1〜4と比較例を比べると、実施例の方が引張破壊応力および引張破壊ひずみが大きく、同時二軸延伸処理によりフィルムの靱性が向上したことが分かる。また、実施例の方が引裂強度が小さく、同時二軸延伸処理によりフィルムの易引裂性が向上したことが分かる。他方、実施例の方がヒートシール強度が小さく、同時二軸延伸処理によりフィルムのヒートシール性が低下したことが分かる。しかし、Tgの低い樹脂を用いた実施例1〜3のヒートシール強度は、実用上まったく問題のない値であった。
次に、実施例1のフィルムの収着性を評価した。
実施例1のフィルムを5cm×5cmに切断し、市販の湿布薬を接触させ、常温で24時間静置した後、湿布薬を剥がし、フィルムをバイアルビンに入れてヘッドスペースガスクロマトグラフによりカンフルおよびメントールの量を測定した。定量下限は0.02μg/cmであった。比較のために、ポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)フィルム(いずれも厚さ30μm)についても同様に測定を行った。
図1に結果を示す。実施例1のフィルムの測定値は、カンフル、メントールのいずれについても定量下限以下で、その低収着性が確認された。
本発明は上記の実施形態や実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。

Claims (9)

  1. 実質的に環状オレフィン樹脂からなり、二軸配向された、包装用フィルム。
  2. 前記環状オレフィン樹脂は、ガラス転移温度が60℃以上、120℃以下である、
    請求項1に記載の包装用フィルム。
  3. 厚さが5μm以上、30μm以下である、
    請求項1または2に記載の包装用フィルム。
  4. 前記二軸配向が二軸延伸によって実現され、延伸倍率が縦方向(MD)および横方向(TD)のいずれにおいても1.2倍以上、3.0倍以下である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装用フィルム。
  5. 引張破壊ひずみが縦方向(MD)および横方向(TD)のいずれにおいても20%以上である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装用フィルム。
  6. 引裂強度が、縦方向(MD)または横方向(TD)のいずれかにおいて2.3N/mm以下である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装用フィルム。
  7. 片面にガスバリア層が蒸着された、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の包装用フィルム。
  8. 揮発性の有効成分を含む医薬品または医薬部外品の包装に用いられる、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の包装用フィルム。
  9. 複数の層からなり、一方の表面を形成する層として、請求項1〜8のいずれか一項に記載の包装用フィルムが、環状オレフィン樹脂が当該一方の表面に露出するように積層された、
    包装用積層フィルム。
JP2017536771A 2015-08-26 2016-08-17 包装用フィルムおよび包装用積層フィルム Pending JPWO2017033810A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166324 2015-08-26
JP2015166324 2015-08-26
PCT/JP2016/074001 WO2017033810A1 (ja) 2015-08-26 2016-08-17 包装用フィルムおよび包装用積層フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2017033810A1 true JPWO2017033810A1 (ja) 2018-06-14

Family

ID=58100188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017536771A Pending JPWO2017033810A1 (ja) 2015-08-26 2016-08-17 包装用フィルムおよび包装用積層フィルム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2017033810A1 (ja)
WO (1) WO2017033810A1 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0397557A (ja) * 1989-09-11 1991-04-23 Unitika Ltd 包装材料用ポリエステル積層体
JP2004034341A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Toyo Seikan Kaisha Ltd 多層プリフォーム及び二軸延伸ブローボトル
JP2005179610A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 環状オレフィン系熱収縮性フィルム
JP2005254508A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Fujimori Kogyo Co Ltd 積層フィルムおよび包装袋
WO2008026733A1 (fr) * 2006-08-31 2008-03-06 Zeon Corporation Polymères de polymérisation par ouverture de cycle à base de norbornène hydrogéné, composition de résine et objets moulés
JP2012076286A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Dainippon Printing Co Ltd ガスバリア性フィルム積層体、及び包装袋
WO2012143994A1 (ja) * 2011-04-18 2012-10-26 電気化学工業株式会社 カバーフィルム
JP3189169U (ja) * 2013-12-13 2014-02-27 日本ポリエチレン株式会社 易開封性袋並びに易引裂性フィルム及び易引裂性テープ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0397557A (ja) * 1989-09-11 1991-04-23 Unitika Ltd 包装材料用ポリエステル積層体
JP2004034341A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Toyo Seikan Kaisha Ltd 多層プリフォーム及び二軸延伸ブローボトル
JP2005179610A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 環状オレフィン系熱収縮性フィルム
JP2005254508A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Fujimori Kogyo Co Ltd 積層フィルムおよび包装袋
WO2008026733A1 (fr) * 2006-08-31 2008-03-06 Zeon Corporation Polymères de polymérisation par ouverture de cycle à base de norbornène hydrogéné, composition de résine et objets moulés
JP2012076286A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Dainippon Printing Co Ltd ガスバリア性フィルム積層体、及び包装袋
WO2012143994A1 (ja) * 2011-04-18 2012-10-26 電気化学工業株式会社 カバーフィルム
JP3189169U (ja) * 2013-12-13 2014-02-27 日本ポリエチレン株式会社 易開封性袋並びに易引裂性フィルム及び易引裂性テープ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017033810A1 (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101857551B1 (ko) 저흡착성 포장백
KR102378461B1 (ko) 인열 용이성 무연신 수지 필름, 및 그것을 이용한 포장재용 적층 필름
JP2016017180A (ja) 感覚刺激性が改良された再密封包装用の押出可能なホットメルト感圧接着剤
JP2015016666A (ja) 多層共押出フィルム
JP2006232345A (ja) 包装フィルムおよびその製造方法
JP5411008B2 (ja) 積層フィルム、および当該積層フィルムを用いて作製される包装容器
TW201520146A (zh) 包裝體
JP2015160374A (ja) 易引裂性多層フィルム及び包装材
TWI617426B (zh) 合成樹脂拉伸膜
TW201946783A (zh) 多層薄膜及包裝材料
JP4781583B2 (ja) ポリエチレン用易剥離性接着剤及びその構造物
JP2015214659A (ja) ヒートシール性フィルム及び積層体
JP6396221B2 (ja) カバーテープ用シーラントフィルム及びカバーテープ
WO2017033810A1 (ja) 包装用フィルムおよび包装用積層フィルム
JP2018053104A (ja) 再封性およびデッドホールド性を有するシーラントフィルム
JP5041110B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂フィルム及び積層包装材料
JP6189906B2 (ja) 多層フィルム及び該多層フィルムの製造方法
JP6231919B2 (ja) カバーテープ用シーラントフィルム及びカバーテープ
CN207630670U (zh) 一种栓剂包装用复合膜
JP2016222631A (ja) 貼付剤用基材
JP2005104151A (ja) ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フィルム及び包装体
JP7035421B2 (ja) 液体内容物包装用の積層体、及び液体内容物用包装材料、液体内容物用包装体
JP2015048093A (ja) 包装袋
JP5810603B2 (ja) 非吸着性を有するイージーピール包装袋の製造方法
KR102554284B1 (ko) 접착성 수지 조성물 및 이박리성(易剝離性) 필름

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190314

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201111