JPWO2017002236A1 - エレベータの操作盤 - Google Patents
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Abstract
エレベータの操作盤は、開口部を有する筐体と、ブザー音等といった音を筐体内から出力する音響装置(5)と、音響装置(5)から出力された音を通過させる複数の音抜き孔(31)が形成され、裏面を筐体に向けて開口部を塞いでいるフェースプレート(3)と、フェースプレート(3)に設けられ、エレベータが特定の動作を行うための操作ボタン(4)と、を備えている。複数の音抜き孔(31)は、フェースプレートの表面側から触ったとき、操作ボタンの種類が特定可能となるように配置されている。
Description
本発明は、例えば乗場およびかご内などに設けられるエレベータの操作盤に関するものである。
従来のエレベータの操作盤において、操作盤内に設けられたブザーの音を外側に聞こえやすくするために、ブザーの音を通過させる複数の音抜き孔をフェースプレートに形成している(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベータの操作盤では、健常者だけでなく視覚障がい者も使用可能なように構成する場合がある。この場合、複数の音抜き孔をフェースプレートに形成するだけでなく、視覚障がい者が触ることで操作ボタンの種類の特定が可能になる点字形状の突起などをフェースプレートの表面に別途設ける必要がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の音抜き孔が形成されたフェースプレートの表面に点字形状の突起などを別途設けなくても、視覚障がい者が使用可能なエレベータの操作盤を得ることを目的とする。
本発明におけるエレベータの操作盤は、開口部を有する筐体と、音を筐体内から出力する音響装置と、音響装置から出力された音を通過させる複数の音抜き孔が形成され、裏面を筐体に向けて開口部を塞いでいるフェースプレートと、フェースプレートに設けられ、エレベータが特定の動作を行うための操作ボタンと、を備え、複数の音抜き孔は、フェースプレートの表面側から触ったとき、操作ボタンの種類が特定可能となるように配置されているものである。
本発明のエレベータの操作盤によれば、フェースプレートに形成された複数の音抜き孔は、フェースプレートの表面側から触ったとき、操作ボタンの種類が特定可能となるように配置されている。これにより、複数の音抜き孔が形成されたフェースプレートの表面に点字形状の突起などを別途設けなくても、視覚障がい者が使用可能なエレベータの操作盤を得ることができる。
以下、本発明によるエレベータの操作盤を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場操作盤1を示す正面図である。図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。エレベータの乗場の正面壁には、乗場操作盤1が設けられている。
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場操作盤1を示す正面図である。図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。エレベータの乗場の正面壁には、乗場操作盤1が設けられている。
乗場操作盤1は、開口部21を有する筐体2と、開口部21を塞いでいるフェースプレート3と、フェースプレート3に設けられている操作ボタン4と、筐体2内に存在する音響装置5と、筐体2内に存在する発光装置6とを備えている。
筐体2は、乗場操作盤1に用いられる複数の電気部品を収納するためのものであり、矩形状に形成された開口部21が設けられている。
フェースプレート3は、フェースプレート3の表面および裏面のうち、裏面を筐体2に向けて開口部21を塞いでいる。また、フェースプレート3は、筐体2に対して着脱可能になっている。
操作ボタン4は、エレベータの乗客によって操作された後、エレベータが特定の動作を行うためのものであり、例えば上階に移動するかごを呼ぶための呼びボタンおよび下階に移動するかごを呼ぶための呼びボタンなど、さまざまな種類のものがある。また、操作ボタン4は、エレベータを制御する制御装置(図示せず)に電気的に接続されている。乗客が操作ボタン4を押すことで、制御装置は、操作ボタン4に対応した特定の動作が行われるようにエレベータを制御する。
具体的には、操作ボタン4は、乗客の行先階が上階の場合に操作される第1の呼びボタン4aと、乗客の行先階が下階の場合に操作される第2の呼びボタン4bとで構成されている。乗客が第1の呼びボタン4aを押すことで、エレベータによる特定の動作として、上階に移動するかごを乗場に着床させる動作が行われる。また、乗客が第2の呼びボタン4bを押すことで、エレベータによる特定の動作として、下階に移動するかごを乗場に着床させる動作が行われる。
音響装置5は、筐体2内に存在する。具体的には、図2に示すように、音響装置5とフェースプレート3との間の間隔をあけて音響装置5をフェースプレート3の裏面に対向させて支持する支持部7をフェースプレート3の裏面に設ける。このように構成することで、フェースプレート3によって開口部21が塞がれたときに、音響装置5が筐体2内に存在する。また、音響装置5は、例えば、ブザー装置を用いて構成され、操作ボタン4が操作されたときの応答として、ブザー音を筐体2内から出力する。なお、音響装置5は、アナウンス音などの別の音を出力してもよい。
フェースプレート3には、音響装置5から出力された音を通過させる複数の音抜き孔31が形成される。複数の音抜き孔31のそれぞれは、フェースプレート3を貫通している。フェースプレート3に複数の音抜き孔31を形成することで、開口部21がフェースプレート3に塞がれていても、筐体2内の音響装置5の音が筐体2の外側に聞こえやすくなる。
このように構成することで、乗客が操作ボタン4を押すことによって呼びが登録された際には、音響装置5から出力された音が複数の音抜き孔31を通過して乗客に聞こえる。したがって、乗客は、その音を聞くことで呼びが登録されたことが分かる。
複数の音抜き孔31は、視覚障がい者がフェースプレート3の表面側から触ったとき、操作ボタン4の種類が特定可能となるように配置されている。したがって、視覚障がい者は、複数の音抜き孔31を触ることで、操作ボタン4の種類を特定し、その操作ボタン4を操作することで行われるエレベータの動作内容を認識することができる。なお、複数の音抜き孔31の各孔の直径は、手で触れたときに各孔を確認可能なサイズにしておけばよい。
ここで、例えば、上記のように操作ボタン4が構成される場合、第1の呼びボタン4aに対応する第1の音抜き孔31aと、第2の呼びボタン4bに対応する第2の音抜き孔31bとが、複数の音抜き孔31として配置される。
第1の音抜き孔31aは、視覚障がい者がフェースプレート3の表面側から触ったとき、第1の呼びボタン4aの種類を特定可能なように配置されている。したがって、視覚障がい者は、第1の音抜き孔31aを触れば、第1の呼びボタン4aがどのような種類の操作ボタンであるかを認識することができる。
同様に、第2の音抜き孔31bは、視覚障がい者がフェースプレート3の表面側から触ったとき、第2の呼びボタン4bの種類を特定可能なように配置されている。したがって、視覚障がい者は、第2の音抜き孔31bを触れば、第2の呼びボタン4bがどのような種類の操作ボタンであるかを認識することができる。
第1の音抜き孔31aは、第1の呼びボタン4aの隣に位置する。第1の音抜き孔31aの各孔は、全体で上向きの矢印を示すように、1つずつ間隔をあけて並べられている。視覚障がい者は、第1の音抜き孔31aを触ることで、第1の音抜き孔31aの形態が上向きの矢印を示していると認識する。そのため、視覚障がい者は、第1の呼びボタン4aの種類が上階に移動するかごを乗場に呼び寄せるための操作ボタンであることを認識することができる。
第2の音抜き孔31bは、第2の呼びボタン4bの隣に位置する。第2の音抜き孔31bの各孔は、全体で下向きの矢印を示すように、1つずつ間隔をあけて並べられている。視覚障がい者は、第2の音抜き孔31bを触ることで、第2の音抜き孔31bの形態が下向きの矢印を示していると認識する。そのため、視覚障がい者は、第2の呼びボタン4bの種類が下階に移動するかごを乗場に呼び寄せるための操作ボタンであることを認識することができる。
また、視覚障がい者がフェースプレート3の表面側から触ったときだけでなく、健常者がフェースプレート3の表面側から見たとき、操作ボタン4の種類が特定可能となるように、複数の音抜き孔31を配置してもよい。
例えば、上記のように複数の音抜き孔31を構成した場合、健常者は、第1の音抜き孔31aおよび第2の音抜き孔31bを見ることで、第1の音抜き孔31aの形態が上向きの矢印を示し、第2の音抜き孔31bの形態が下向きの矢印を示していると認識する。そのため、健常者は、第1の呼びボタン4aが上階に移動するかごを乗場に呼び寄せるための操作ボタンであり、第2の呼びボタン4bが下階に移動するかごを乗場に呼び寄せるための操作ボタンであることを認識することができる。
このように、フェースプレート3に形成される複数の音抜き孔31の各孔の配置を工夫することで、乗客は、目視によっても、指で触ることによっても、操作ボタン4の種類を特定することができる。
発光装置6は、筐体2内に存在する。具体的には、図2に示すように、発光装置6とフェースプレート3との間の間隔をあけて発光装置6をフェースプレート3の裏面に対向させて支持する支持部7をフェースプレート3の裏面に設ける。このように構成することで、フェースプレート3によって開口部21が塞がれたときに、発光装置6が筐体2内に存在する。また、発光装置6は、例えばLEDを用いて構成され、操作ボタン4が操作されたときの応答として、複数の音抜き孔31を通過する光を筐体2内から出力する。
ここで、例えば、上記のように複数の音抜き孔31を構成した場合、第1の音抜き孔31aに対向する第1の発光装置6aと、第2の音抜き孔31bに対向する第2の発光装置6bとが、発光装置6として設けられる。
第1の発光装置6aは、第1の呼びボタン4aが操作されたときの応答として、第1の音抜き孔31aを通過する光を出力する。第2の発光装置6bは、第2の呼びボタン4bが操作されたときの応答として、第2の音抜き孔31bを通過する光を出力する。
このように構成することで、乗客が操作ボタン4を押すことによって呼びが登録された際には、発光装置6から出力された光がその操作ボタン4に対応した複数の音抜き孔31を通過して乗客に見える。したがって、乗客は、その光を見ることで呼びが登録されたことが分かる。
以上、本実施の形態1の乗場操作盤によれば、フェースプレートに形成された複数の音抜き孔は、フェースプレートの表面側から触ったとき、操作ボタンの種類が特定可能となるように配置されている。
これにより、複数の音抜き孔が形成されたフェースプレートの表面に点字形状の突起などを別途設けなくても、視覚障がい者が乗場操作盤を使用することができる。
フェースプレートの表面には複数の音抜き孔が形成されているので、音響装置の音量を上げることなく、音響装置の音を乗客に聞こえやすくすることができる。また、音響装置の音量を抑えることができるので、その結果、音響装置の消費電力を下げることができる。さらに、音響装置のサイズダウンが可能となるのに伴い、乗場操作盤のサイズダウンが可能となる。また、音響装置の音が聞こえやすくなることによって、健常者だけでなく視覚障がい者にもボタンの応答がわかりやすくなる。
また、複数の音抜き孔は、フェースプレートの表面側から触ったときだけでなく、フェースプレートの表面側から見たときにも、操作ボタンの種類が特定可能となるように配置されている。
これにより、操作ボタンの種類に関して、視覚障がい者は触覚によってその種類を特定することができ、健常者は視覚によってその種類を特定することができる。また、操作ボタンの種類を示す、健常者用の表示文字および視覚障がい者用の点字を、フェースプレートに形成されている複数の音抜き孔で代用しているので、操作ボタンの構造を簡素化することができる。
さらに、複数の音抜き孔を通過する光を筐体内から出力する発光装置をさらに備えて乗場操作盤を構成している。
これにより、操作ボタンに対応した複数の音抜き孔からの光を見ることによって、健常者がボタンの応答がよりわかりやすくなる。また、操作ボタンが操作されたときの応答として操作ボタンに光を透過させるために操作ボタンの構造を加工する必要がなくなり、操作ボタンを不透明な素材で形成することができる。その結果、操作ボタンの構造をさらに簡素化することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、先の実施の形態1の構成に対して、フェースプレート3の表面に設けられた図形部32をさらに備えた乗場操作盤1について説明する。図3は、本発明の実施の形態2におけるエレベータの乗場操作盤1を示す正面図である。なお、本実施の形態2では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
本発明の実施の形態2では、先の実施の形態1の構成に対して、フェースプレート3の表面に設けられた図形部32をさらに備えた乗場操作盤1について説明する。図3は、本発明の実施の形態2におけるエレベータの乗場操作盤1を示す正面図である。なお、本実施の形態2では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
フェースプレート3の表面には、乗客がフェースプレート3の表面側から見たとき、操作ボタンの種類が特定可能となる形状であって、かつ着色された図形部32が設けられている。また、複数の音抜き孔31は、図形部32上に配置されている。さらに、図形部32上に配置されている複数の音抜き孔31は、視覚障がい者がフェースプレート3の表面側から触ったときに、操作ボタン4の種類が特定可能となるように配置されている。
ここで、例えば、図3に示すように操作ボタン4を構成する場合、第1の呼びボタン4aに対応する第1の図形部32aと、第2の呼びボタン4bに対応する第2の図形部32bとが、図形部32としてフェースプレート3の表面に設けられる。
第1の図形部32aの形状は、上向きの矢印となっており、第2の図形部32bの形状は、下向きの矢印となっている。したがって、乗客は、第1の図形部32aを見たときには、第1の呼びボタン4aの種類が上階に移動するかごを乗場に呼び寄せるための操作ボタンであることを認識する。また、乗客は、第2の図形部32bを見たときには、第2の呼びボタン4bの種類が下階に移動するかごを乗場に呼び寄せるための操作ボタンであることを認識する。
また、第1の図形部32aおよび第2の図形部32bのそれぞれは、着色されている。したがって、乗客が第1の音抜き孔31aおよび第2の音抜き孔31bを視認することが困難な弱視の者であっても、第1の呼びボタン4aおよび第2の呼びボタン4bのそれぞれの種類を特定することができる。
第1の音抜き孔31aの各孔は、全体で上向きの矢印を示すように、1つずつ間隔をあけて、第1の図形部32a上に並べられている。また、第2の音抜き孔31bの各孔は、全体で下向きの矢印を示すように、1つずつ間隔をあけて、第2の図形部32b上に並べられている。
以上、本実施の形態2の乗場操作盤によれば、先の実施の形態1における複数の音抜き孔は、操作ボタンの種類が特定可能となる形状であって、かつ着色された図形部上に配置されている。
これにより、先の実施の形態1の構成と比べて、音抜き孔の配列の視認性がより向上する。また、エレベータを利用する乗客が音抜き孔を視認することが困難な弱視の者であっても、着色された図形部を目視することで、操作ボタンの種類を特定することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、先の実施の形態1の構成に対して、複数の音抜き孔31のそれぞれに設けられた光透過部材33をさらに備えた乗場操作盤1について説明する。図4は、本発明の実施の形態3におけるエレベータの乗場操作盤1を示す断面図である。なお、図4は、先の図2の構成に対して、光透過部材33をさらに備えた構成を示す断面図に相当する。また、本実施の形態3では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
本発明の実施の形態3では、先の実施の形態1の構成に対して、複数の音抜き孔31のそれぞれに設けられた光透過部材33をさらに備えた乗場操作盤1について説明する。図4は、本発明の実施の形態3におけるエレベータの乗場操作盤1を示す断面図である。なお、図4は、先の図2の構成に対して、光透過部材33をさらに備えた構成を示す断面図に相当する。また、本実施の形態3では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
フェースプレート3に形成されている複数の音抜き孔31のそれぞれには、フェースプレート3の表面から突出させた状態で、発光装置6からの光を透過する光透過部材33が設けられている。光透過部材33は、例えば、合成樹脂またはガラスなどの光透過性素材を用いて構成される。
ここで、例えば、先の図2の構成に対して、複数の音抜き孔31のそれぞれに光透過部材33を設ける場合、図4に示すように、第1の音抜き孔31aの各孔に光透過部材33が設けられ、第2の音抜き孔31bの各孔に光透過部材33がさらに設けられる。
複数の音抜き孔31のそれぞれに光透過部材33を設けることで、光透過部材33自体がフェースプレート3の表面から突出している突起として機能する。したがって、視覚障がい者は、光透過部材33を触ることで、従来の乗場操作盤に設けられている点字形状の突起を触るのと同様の感覚となる。
このように構成することで、乗客は、目視によっても、指で触ることによっても、複数の音抜き孔31のそれぞれに設けられた光透過部材33の配列を認識することができるので、先の実施の形態1と同様に、操作ボタン4の種類を特定することができる。
また、乗客が操作ボタン4を押すことによって呼びが登録された際には、発光装置6から出力された光がその操作ボタン4に対応した、複数の音抜き孔31および光透過部材33を通過して乗客に見える。したがって、乗客は、その光を見ることで呼びが登録されたことが分かる。
なお、光透過部材33自体がフェースプレート3の表面から突出する高さは、例えば、従来の乗場操作盤に設けられている点字形状の突起の高さと同程度となるように調整すればよい。
以上、本実施の形態3の乗場操作盤によれば、先の実施の形態1における複数の音抜き孔のそれぞれに、フェースプレートの表面から突出させた状態で設けられている光透過部材が設けられている。
これにより、視覚障がい者は、音抜き孔自体ではなく、音抜き孔に設けられた光透過部材を触るので、先の実施の形態1と比べて、操作ボタンの種類をより特定しやすくなる。また、視覚障がい者は、従来の乗場操作盤に設けられている点字形状の突起を触るのと同様の感覚で、操作ボタンの種類を特定することができる。
なお、本実施の形態1〜3では、操作ボタン4に対応する複数の音抜き孔31を設ける位置として、操作ボタン4の隣に設ける場合を例示しているが、これに限定されず、操作ボタン4に対して、フェースプレート3のどの位置に設けてもよい。
また、本実施の形態1〜3では、操作ボタン4がかごを呼ぶため呼びボタンの機能を有し、さらに、かごの移動方向を表す矢印を示すように複数の音抜き孔31を配置する場合を例示している。しかしながら、これに限定されず、操作ボタン4が行先階を指定する階床ボタンとしての機能を有していてもよく、さらに、操作ボタン4の種類が特定可能であれば、数字、文字、点字または記号等を示すように複数の音抜き孔31を配置してもよい。
また、本実施の形態1〜3について個別に説明してきたが、本実施の形態1〜3のそれぞれで開示した構成例は、任意に組み合わせることが可能である。
また、本実施の形態1〜3では、エレベータの乗場に設けられた乗場操作盤1に本願発明を適用する場合を例示しているが、エレベータのかごに設けられたかご操作盤に本願発明を適用してもよい。
Claims (5)
- 開口部を有する筐体と、
音を前記筐体内から出力する音響装置と、
前記音響装置から出力された音を通過させる複数の音抜き孔が形成され、裏面を前記筐体に向けて前記開口部を塞いでいるフェースプレートと、
前記フェースプレートに設けられ、エレベータが特定の動作を行うための操作ボタンと、
を備え、
前記複数の音抜き孔は、前記フェースプレートの表面側から触ったとき、前記操作ボタンの種類が特定可能となるように配置されている
エレベータの操作盤。 - 前記複数の音抜き孔は、前記フェースプレートの表面側から見たときにも、前記操作ボタンの種類が特定可能となるように配置されている
請求項1に記載のエレベータの操作盤。 - 前記複数の音抜き孔を通過する光を前記筐体内から出力する発光装置をさらに備えた
請求項2に記載のエレベータの操作盤。 - 前記フェースプレートの表面側から見たとき、前記操作ボタンの種類が特定可能となる形状であって、かつ着色された図形部が前記フェースプレートの表面に設けられ、
前記複数の音抜き孔は、前記図形部上に配置されている
請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータの操作盤。 - 前記複数の音抜き孔のそれぞれに、前記フェースプレートの表面から突出させた状態で設けられている光透過部材をさらに備えた
請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータの操作盤。
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