JP2000226162A - エレベータ呼出し操作装置及びこれを備えたエレベータシステム - Google Patents

エレベータ呼出し操作装置及びこれを備えたエレベータシステム

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JP2000226162A
JP2000226162A JP11027660A JP2766099A JP2000226162A JP 2000226162 A JP2000226162 A JP 2000226162A JP 11027660 A JP11027660 A JP 11027660A JP 2766099 A JP2766099 A JP 2766099A JP 2000226162 A JP2000226162 A JP 2000226162A
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door
face plate
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door direction
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English (en)
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Hiroshige Kubota
太栄 久保田
Shiro Fujimori
志郎 藤森
Manami Takatsuki
真奈美 高月
Hiroyuki Kuriyama
裕之 栗山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/18Distinguishing marks on switches, e.g. for indicating switch location in the dark; Adaptation of switches to receive distinguishing marks
    • H01H2009/189Distinguishing marks on switches, e.g. for indicating switch location in the dark; Adaptation of switches to receive distinguishing marks with a tactile symbol or indication, e.g. for blind people

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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者にとってエレベータ呼出し操作装
置を操作し易くする。 【解決手段】 エレベータ呼出し操作装置のフェースプ
レート1の面での上方向に移動するエレベータを呼ぶた
めの乗り場ボタン2が設けられた上部領域6と下方向に
移動するエレベータを呼ぶための乗り場ボタン3が設け
られている下部領域8との間の中間領域7には、その左
端部に、窪み状,切欠き状もしくは突出状のドア方向案
内部10が設けられており、これによってフェースプレ
ート1の左側に利用できるエレベータがあることを示し
ている。視覚障害者は、フェースプレート1の辺部から
触っていくので、このドア方向案内部10を容易に探し
出すことができ、エレベータが在る方向を知ることがで
きる。かかるドア方向案内部10は利用できるエレベー
タが在る側に設けられており、かかるドア方向案内部1
0には、点字などによるエレベータの運転案内情報を知
るすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各階床のエレベー
タホールに設けられ、エレベータを呼び出すためのエレ
ベータ呼出し操作装置とこれを用いたエレベータシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルなどのエレベータが設置されている
建造物では、その各階床でのエレベータホールに設けら
れたエレベータドア(ここでは、「エレベータドア」,
エレベータの「ドア」とは、エレベータホール側のドア
をいう)の傍らに、エレベータ呼出し操作装置が設けら
れている。
【0003】このエレベータ呼出し操作装置は、図19
に示すように、フェースプレート1の表面の上側部分に
上向きの矢印マーク4が付された乗り場ボタン2が、そ
の下側部分に下向きの矢印マーク5が付された乗り場ボ
タン5が夫々設けられた構成をなしている。乗り場ボタ
ン2は上方向へ移動するエレベータを呼び出すためのも
のであり、利用者がこのボタン2を押すと、このボタン
2が点灯してエレベータを呼び出す。また、乗り場ボタ
ン3は下方向へ移動するエレベータを呼び出すためのも
のであり、利用者がこのボタン3を押すと、このボタン
3が点灯してエレベータを呼び出す。このように、操作
した方の乗り場ボタンを点灯させることにより、エレベ
ータ呼出し操作装置が操作されたこと、希望する方向に
移動するエレベータを呼び出していることを利用者が確
認できる。
【0004】なお、当然のことながら、最下階床に設け
られるエレベータ呼出し操作装置には、上方向へ移動す
るエレベータを呼び出すための乗り場ボタン2しか設け
られておらず、また、最下階床に設けられるエレベータ
呼出し操作装置には、下方向へ移動するエレベータを呼
び出すための乗り場ボタン3しか設けられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エレベータ
の利用者には、眼の不自由な視覚障害者もおり、視覚障
害者が一人でエレベータを利用する場合には、手探りで
エレベータ呼出し操作装置を探し出し、フェースプレー
トの手の感触を頼りに希望する乗り場ボタンを探すよう
にする。
【0006】ところで、かかるエレベータ呼出し操作装
置はエレベータドアの傍らに配置されているが、このエ
レベータドアの左右どちら側に配置するかは、特に規定
されていない。従って、エレベータホールに1基しかエ
レベータが設けられていない場合でも、視覚障害者は、
エレベータ呼出し操作装置を探したとしても、このエレ
ベータ呼出し操作装置の左右いずれ側にエレベータが設
置されているのか分からず、エレベータが到着したこと
を知って始めてそのエレベータがどちら側にあるかを知
ることができる。
【0007】建造物によっては、複数基のエレベータが
並んで設置されている場合があるが、この場合も同様で
あって、エレベータの間にエレベータ呼出し操作装置が
配置され、2つのエレベータ呼出し操作装置が左右両側
のエレベータに兼用されているものであるが、視覚障害
者にとっては、特に一人で利用する場合、このエレベー
タ呼出し操作装置の左右いずれ側にエレベータがあるの
か、エレベータが到着するまでは知ることが困難であ
る。
【0008】以上のように、エレベータ呼出し操作装置
の左右どちら側にエレベータが設置されているかをエレ
ベータが到着しなければ知ることができないということ
になると、視覚障害者は、エレベータが到着したことを
認識してからこのエレベータの方に移動開始し、このエ
レベータに乗り込むという動作を採らざるを得ず、場合
によっては急がされることになって非常に危険である。
【0009】また、複数基のエレベータが並んで設置さ
れている場合には、エレベータによって停車する階床が
異なる場合がある。このような場合、エレベータドアの
上方などに停車する階床が表示されているが、当然のこ
とながら、視覚障害者はかかる表示から自分が行きたい
階床にこのエレベータが停車するかどうかを認識するこ
とができない。また、停車しない階床があるエレベータ
の場合、エレベータボックス内でそれが停車する階床を
知らせるアナウンスがなされるが、この場合には、視覚
障害者にとって、エレベータに乗らなければ、自分が希
望する階床に停車するかどうかを知ることができない。
【0010】このように、従来のエレベータ装置では、
視覚障害者が、特に、一人で利用する場合、エレベータ
に乗り込む前に、どのエレベータが自分の希望する階床
に停車してくれるものであるかを探し出すことは困難で
あった。
【0011】本発明の目的は、かかる問題を解消し、エ
レベータが左右どちら側にあるかを視覚障害者が手触り
で容易に認識可能としたエレベータ呼出し操作装置を提
供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、エレベータが希望す
る階床に停車するかどうかを視覚障害者が手触りで容易
に認識可能としたエレベータ呼出し操作装置を提供する
ことにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、視覚障害者が
エレベータに充分な余裕をもって乗ることができるよう
にしたエレベータシステムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、実
際に複数人の視覚障害者にエレベータ呼出し操作装置の
操作を行なってもらったところ、次のような結果が得ら
れた。
【0015】即ち、まず、図21(a)に示すように、
両手を使ってフェースプレート1の探索が行なわれ、そ
の端部を探し出すと、その全体の感触からそれらしい形
状を理解し、フェースプレートと認識する。次に、図2
1(b)に示すように、例えば、フェースプレート1の
左下角部に左手が触れた状態としてフェースプレート1
の基準位置を決め、右手をフェースプレート1の表面に
触りながら上下させ、一方の乗り場ボタン2を探り出
す。次いで、図21(c)に示すように、左手を上記と
同じ状態に維持したまま、右手をフェースプレート1の
表面に触りながら上下させ、他方の乗り場ボタン3を探
り出す。そして、最後に、図21(d)に示すように、
それらの一方の所望とする乗り場ボタン、例えば、乗り
場ボタン2を操作する。
【0016】以上のような動作が一般的に行なわれるも
のであり、これによると、視覚障害者が所望とする乗り
場ボタンを探し出すためには、図20でハッチングして
示すように、ほとんどがフェースプレート1の周辺部全
体(フェースプレートの認識)と乗り場ボタン2,3と
それら間のスペース(乗り場ボタンの位置の認識)であ
る。
【0017】本発明によるエレベータ呼出し操作装置は
以上の結果に基づくものであって、上記目的を達成する
ために、フェースプレートの両脇側、もしくはそのいず
れか一方に、エレベータが設置されている側を指示する
方向指示手段を設けた構成とするものである。このドア
方向案内手段がフェースプレートの両脇側に設けられて
いるときには、この階床で左右両側のエレベータが利用
可能であり、その一方の脇側に設けられているときに
は、その設けられている方側のエレベータだけが利用可
能であることを夫々示している。かかるドア方向案内手
段は、手触りで容易に確認できるものであればよく、従
って、窪み状のもの、切欠き状のもの、あるいは突出状
のものであってもよいし、また、その外形形状は長方
形,三角形,台形,半円形,半楕円形などいずれの形状
であってもよい。
【0018】かかるドア方向案内手段としては、また、
乗り場ボタン毎に、その両脇側もしくはそのいずれか一
方側に設ける構成としてもよい。この場合、例えば、上
昇方向を指示する乗り場ボタンの両脇側にかかる指示ボ
タンが設けられ、下降方向を指示する乗り場ボタンの右
脇側にのみかかるドア方向案内手段が設けられていると
き、この階床では、上に行く場合には、左右両方のエレ
ベータを利用できるが、下へ行く場合には、右側のエレ
ベータのみしか利用できないことを表わしていることに
なる。
【0019】上記他の目的を達成する達成するために、
本発明によるエレベータ呼出し操作装置は、エレベータ
が停車する階床を表わしてその内容を視覚障害者が手触
りで読み取り可能とする運転案内情報を上記のドア方向
案内手段内に設ける構成とするものである。かかる運転
案内情報としては、点字でもよいし、階床を表わす数字
などからなるマーク,記号であってもよいし、また、音
声であってもよい。
【0020】上記さらに他の目的を達成するために、本
発明によるエレベータシステムは、上記ドア方向案内手
段にタッチキーと、該タッチキーの操作の有無を検出
し、その検出結果に応じて視覚障害者を判定する判定手
段と、該判定手段が視覚障害者と判定したとき、エレベ
ータドアの開放時間を延長する制御手段とを設けた構成
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明によるエレベータ呼出し
操作装置の一実施形態を示す図であって、同図(a)は
その正面図、同図(b)はその上面図、同図(c)はそ
の底面図、同図(d)はその左側面図、同図(e)はそ
の右側面図、同図(f)はその背面図、同図(g)は同
図(a)での分断線A−A’に沿う断面図、同図(h)
は同じく分断線B−B’に沿う断面図であり、1はフェ
ースプレート、2,3は乗り場ボタン、4,5は矢印マ
ーク、6は上部領域、7は中間領域、8は下部領域、9
a,9bは溝、10はドア方向案内部、11a,11b
はボタン収納部、12a,12bは配線引出し穴であ
る。
【0022】また、図2は図1に示した実施形態の斜視
図であり、図1に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
【0023】図1において、フェースプレート1の表面
は、図1(a),(d),(e),(g)に示すよう
に、2つの溝9a,9bにより、上下方向に上部領域
6,下部領域8とこれら領域の間の中間領域7とに区分
されており、上部領域6には、上向きの矢印マーク4が
付されて上方向に移動するエレベータを呼び出すための
透光性素材からなる乗り場ボタン2が設けられており、
下部領域8には、下向きの矢印マーク5が付されて下方
向に移動するエレベータを呼び出すための透光性素材か
らなる乗り場ボタン3が設けられている。これら乗り場
ボタン2,3は、ストロークボタンであって、図1
(a)〜(f)に示すように、フェースプレート1の背
面側で突出したボタン収納部11a,11b内に収納さ
れており、また、図示しないが、これらボタン収納部1
1a,11b内には、夫々光源も収納されている。図1
(f),(g)に示すように、これらボタン収納部11
a,11bには夫々、配線引出し穴12a,12bが設
けられており、これを介して光源からの配線(図示せ
ず)が外部に引き出されている。
【0024】また、これら乗り場ボタン2,3は、図1
(b)〜(e),(g),(h)に示すように、フェー
スプレート1の表面から若干突出しており、これによ
り、視覚障害者が手触りでもってこれら乗り場ボタン
2,3を容易に認識することができる。
【0025】いま、利用者が乗り場ボタン2を押すと、
この乗り場ボタン2がボタン収納部11a側に押し込ま
れ、これにより、図示しない制御部が乗り場ボタン2が
押されたことを検出し、上方向に運転されるエレベータ
の呼出しを行なうとともに、このボタン収納部11a内
の光源が点灯する。この光源からの光は乗り場ボタン2
を介して外部に漏れ、あたかもこの乗り場ボタン2が点
灯しているかのような状態となる。利用者がこの乗り場
ボタン2から指先を離すと、この乗り場ボタン2はもと
の位置に復帰するが、ボタン収納部11a内の光源が点
灯し続けて乗り場ボタン2が点灯した状態に維持され、
上方向に運転されるエレベータがこの実施形態が設置さ
れている階床に到着すると、この乗り場ボタン2が消灯
する。
【0026】この実施形態の以上の構成及び動作は従来
のエレベータ呼出し操作装置と同様であるが、この実施
形態では、図1(a)に示すように、また、図2から明
らかなように、中間領域7の左端部に上下方向に細長い
窪み状のドア方向案内部10が設けられている。このド
ア方向案内部10は、フェースプレート1の取付位置に
対し、左右いずれの方向にエレベータが設置されている
か、即ち、エレベータドアがあるかを指示するものであ
って、フェースプレート1の左端部に設けられているこ
とから、このフェースプレート1に対して左側にエレベ
ータドアがあることを示している。
【0027】ここで、ドア方向案内部10は、視覚障害
者が指先の感覚で容易に窪みであることを認識できる程
度の深さにする必要があり、例えば、0.5mm程度以
上の深さの窪みとする。あるいはフェースプレート1が
取り付けられている壁面(図示せず)まで切り欠いた切
り欠き部としてもよい。
【0028】この実施形態に対し、図21で説明したよ
うに、視覚障害者がフェースプレート1を触って乗り場
ボタン2,3を探す場合、このドア方向案内部10を容
易に認識することができ、これにより、視覚障害者は、
いま自分が立っている位置に対し、左側にエレベータド
アがあることを容易に知ることができ、行こうとする方
向の乗り場ボタン、例えば、乗り場ボタン2を押した
ら、直ちにエレベータドアがある方向に移動することが
できる。
【0029】なお、この実施形態は、フェースプレート
1の左端部にドア方向案内部10を設けたものである
が、フェースプレート1の取付位置に対して右側のみに
この階床に停車するエレベータがある場合には、図3
(a)に正面図として示すように、ドア方向案内部10
がフェースプレート1の右端部に同様にして設けられ、
また、フェースプレート1の取付位置に対して左右両側
にこの階床に停車するエレベータがある場合には、図3
(b)に正面図として示すように、フェースプレート1
の両端部に夫々ドア方向案内部10a,10bが同様に
して設けられることになる。図3に示す実施形態も、正
面図以外の図面は、ドア方向案内部の配置位置の違いが
あるだけで、図1(b)〜(h)と同様である。
【0030】また、この実施形態では、ドア方向案内部
10,10a,10bは窪み状あるいは切り欠き状とし
たが、突出状としてもよい。この場合も、勿論、視覚障
害者が容易にドア方向案内部10,10a,10bを認
識できる程度にフェースプレート1の表面から突出して
いることが必要であり、この突出量としては、例えば、
0.5mm程度以上とする。このことは、図3(a),
(b)に示す実施形態についても同様である。
【0031】さらに、この実施形態では、ドア方向案内
部10,10a,10bをフェースプレート1の辺に達
するように形成されている。しかし、これに限らず、図
4に示すように、フェースプレート1の辺とドア方向案
内部10との間に、フェースプレート1と同じ面のスペ
ースを設けるようにしてもよい。このことは、図3に示
す実施形態についても同様である。
【0032】図5は本発明によるエレベータ呼出し操作
装置の他の実施形態を示す正面図であって、13a,1
3bは運転案内部であり、図1に対応する部分には同一
符号を付けて重複する説明を省略する。なお、左右側面
図,上面図,底面図,背面図,断面図などは図1に示し
た実施形態と同様であるので、省略している。
【0033】同図(a)において、ドア方向案内部10
a,10b内はエレベータの運転案内部13a,13b
となっており、夫々にエレベータがどの階床に停車する
かを示す情報(以下、運転階床情報という)が記されて
いる。かかる運転階床情報は、点字などの視覚障害者が
手触りで判読できる手法で表わされている。ここで、左
側の運転案内部13aでは、このフェースプレート1に
対して左側のエレベータが、例えば、1階から9階まで
運転するといったような運転階床情報が記され、右側の
運転案内部13bでも、このフェースプレート1に対し
て右側のエレベータが、例えば、1階と7階から9階ま
で運転するといったような運転階床情報が記されてい
る。
【0034】図5(b)は最下階床のエレベータ呼出し
操作装置の場合を示しており、この場合には、上方向に
移動するエレベータを呼び出す乗り場ボタン2のみが設
けられている。そして、左側のエレベータしか利用でき
ないものとしており、このため、乗り場ボタン2の下方
の領域での左端部にのみドア方向案内部10が設けられ
ており、その中に点字による運転階床情報が記された運
転案内部13が設けられている。図示しないが、最上階
床のエレベータ呼出し操作装置についても、方向に移動
するエレベータを呼び出す乗り場ボタン3のみが設けら
れている点が異なるだけであって、図5(b)に示す構
成と同様の構成をなしている。
【0035】このような運転階床情報は、点字を用いる
場合、それを記す面積を必要とし、また、それを記す場
所をいろいろな場所にすると、かえって視覚障害者には
混乱を招くおそれがある。そこで、図20に示したよう
な視覚障害者が乗り場ボタン2,3を探すときに触れる
フェースプレート内の場所に、簡略な点字情報を提供す
ることが有効である。図5に示す実施形態は、その一例
として、かかる点字情報をドア方向案内部10a,10
b内に設けたものである。
【0036】例えば、「このエレベータは1階から9階
まで運転します」という運転階床を簡略な点字情報で
「1カラ9」と表現する場合、数字の前に特定の点字
(数詞)を付すものであるから、図6(a)に示すよう
に、点字5文字の情報となる。この場合、「1」という
最下階に1行、「カラ」に1行、「9」という最上階に
1行を夫々採ると、図6(a)に示す点字情報は3行で
表わされることになる。しかし、さらに、最下階は地下
階である場合もあるので、1行4文字必要である。従っ
て、図7に示すように、点字情報は1行4文字(4ま
す)で3行の情報として記されることになる。また、点
字の1文字ピッチは5〜6mmであり、手の感触をもと
に文字1ますの縦方向の幅を4.5mm程度、縦方向の
ます間隔を5mm程度とすると、運転階床情報に必要と
する範囲である運転案内部13、即ち、ドア方向案内部
10の大きさは、横25〜27mm程度、縦30mm程
度必要となる。
【0037】また、停車する階床が限られたエレベータ
もあり、例えば、「このエレベータは1階と7階から9
階まで運転します」という運転階床を知らせる必要があ
る場合もある。このような運転が行なわれるエレベータ
に対しては、簡略な点字情報では、図6(b)に示すよ
うに、「1ト7カラ9」という点字9文字の表現とな
り、この場合には、「1」という最下階に1行、「ト」
に1行、連続して停車する階床の内の下限の階床「7」
に1行、「カラ」に1行、「9」という最上階に1行を
夫々採ることになり、合計5行でこの点字情報が表わさ
れることになる。
【0038】あるいはまた、運転階床情報が図6
(a),(b)に示すような点字の場合、図8(a)に
示すように、ドア方向案内部10a,10bを乗り場ボ
タン2,3の間にまで伸延する構成とし、その内部の運
転案内部13に、図8(b)に示すように、1行の点字
列として運転階床情報を記すようにしてもよいし、ま
た、図8(c)に示すように、2行の点字列として記す
ようにしてもよい。図8(c)は、例えば、「1カラ
9」という運転階床情報の場合、最下階床を表わす
「1」を1行とし、その他の「カラ9」を他の1行とす
るものである。
【0039】以上の実施形態では、図1や図8で示した
ように、ドア方向案内部10の設定位置をフェースプレ
ート1の中間領域7の端部側とし、その外形形状を、フ
ェースプレート1の辺よりも外側からみて横長の台形状
もしくは矩形状としたが、本発明はこれらのみに限られ
るものではない。
【0040】次に、図9〜図16でもってドア方向案内
部10の他の具体例を説明するが、これら具体例の側面
図,上面図,底面図,背面図,断面図などは図1に示し
た実施形態と同様であるので、これらを省略して正面図
のみを示している。
【0041】図9はフェースプレート1の中間領域に設
けるドア方向案内部の外形形状の他の具体例を示す図で
あって、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて
重複する説明を省略する。
【0042】図9に示す具体例は乗り場ボタン2,3の
間の上記中間領域7内の端部にドア方向案内部を設ける
具体例を示すものであって、図(a)〜(c)におい
て、(イ)は中間階床でのエレベータ呼出し操作装置、
(ロ)は最下階床のエレベータ呼出し操作装置を夫々示
すものであって、最上階床(最上階)に対するものも、
乗り場ボタンとドア方向案内部との上下位置関係が異な
るだけで、(ロ)の場合と同様である。乗降できるエレ
ベータが左右いずれか一方しかない場合には、その方向
に応じてフェースプレート1上にドア方向案内部が1つ
しか設けられていないことはいうまでもない。
【0043】図9(a)はドア方向案内部10a,10
bの外形を三角形状(この形状はフェースプレート1の
端の外側から見たものであり、以下同様)としたもので
あり、フェースプレート1の表面に対して、窪み状もし
くは切欠き状、あるいは突出状のいずれとしてもよい。
【0044】このようなドア方向案内部10において
は、これを窪み状もしくは切欠き状とした場合、視覚障
害者が手触りでこれを明確に認識できるようにするため
には、図10(a)に示すように、フェースプレート1
の辺に沿うドア方向案内部10の幅を2mm以上とし、
フェースプレート1の面に対して0.5mm以上窪ませ
る必要がある。また、ドア方向案内部10を突出状とし
た場合、視覚障害者が手触りでこれを明確に認識できる
ようにするためには、図10(b)に示すように、フェ
ースプレート1の辺に沿うドア方向案内部10の幅を
1.5mm以上とし、フェースプレート1の面に対して
0.5mm以上突出させる必要がある。
【0045】なお、図10(a)に示すような窪み状も
しくは切欠き状のドア方向案内部10に対し、図10
(c)に示すように、ドア方向案内部10とフェースプ
レート1の面との境界をテーパ面14あるいはアール
(R)面としてもよいし、図10(b)に示すような突
出状のドア方向案内部10に対しても、図10(d)に
示すように、ドア方向案内部10とフェースプレート1
の面との境界をテーパ面15あるいはアール(R)面と
してもよい。
【0046】図9(a)に示す具体例によると、ドア方
向案内部10a,10bは、小さくて単純な形状の窪み
もしくは突起となっているので、手触りでも判別し易
く、また、これらドア方向案内部10a,10bと相対
的に乗り場ボタン2,3の位置が決まっているので、こ
れら乗り場ボタン2,3を探し易くしている。
【0047】なお、この具体例は、形状を三角形状とし
たが、この三角形状と同程度の大きさ(図10)の半円
形状,四角形状,台形状などの他の単純な形状とするこ
ともできる。
【0048】また、この実施形態では、ドア方向案内部
10a,10b内に図5で示したような運転階床情報を
記すことができない。このような情報が必要な場合に
は、図9(a)に示すように、乗り場ボタン2,3の近
傍夫々に点字領域14a,14bを設け、これらに運転
階床情報を記すようにすればよい。また、フェースプレ
ート1の下部にも点字領域を設け、これにこの現在居る
階床(現階床)を表わす点字情報を記すようにすること
ができる。
【0049】図9(b)に示す具体例は、ドア方向案内
部10a,10bを直径がほぼ5mmと小さい円形状の
突起とするものである。勿論、円形状としなくとも、指
先で簡単に認識し易い形状、例えば、四角形,三角形,
台形,矢印形状などであってもよい。この具体例も、図
9(a)に示した具体例と同様の効果が得られるが、ま
た、凸状をなすものであるから、フェースプレート1に
貼り付けたり、埋め込んだりして取り付けるようにする
ことも可能である。
【0050】図9(c)に示す具体例は、ドア方向案内
部10a,10bを直径がほぼ5〜10mmと小さい円
形状のリブ(リング)とするものである。勿論、円形状
としなくとも、指先で簡単に認識し易い形状、例えば、
四角形,三角形,台形,矢印形状などのリブであっても
よい。この具体例も、図9(b)に示した具体例と同様
の効果が得られるが、さらに、乗り場ボタンや他のねじ
穴に間違えられることがない。
【0051】図11はドア方向案内部10のさらに他の
具体例を示す図であって、図9に対応する部分には同一
符号をつけて重複する説明を省略する。ここでは、上下
方向の乗り場ボタン2,3を備えたエレベータ呼出し操
作装置だけを示しており、それらの一方の乗り場ボタン
しか備えていないエレベータ呼出し操作装置について
も、同様であるが、後述の乗り場ボタン2,3間の中間
領域7(図1)は、フェースプレート1の乗り場ボタン
2よりも下方の領域、またはフェースプレート1の乗り
場ボタン3よりも情報の領域ということになる。
【0052】図11に示す具体例は、フェースプレート
1の中間領域7(図1)であるが、その中央部(即ち、
図20での乗り場ボタン2間のハッチングして示す領
域)まで使用して、ドア方向案内部10を設けるように
したものである。
【0053】図11(a)に示すドア方向案内部10
a,10bは、図9(a)に示した三角形状のドア方向
案内部10a,10bの頂点を乗り場ボタン2,3の間
の領域まで引き延ばした形状をなすものである。これ以
外の構成は図9に示した具体例と同様である。この具体
例でも、三角形状の代わりに、乗り場ボタン2,3の間
の領域まで引き延ばされた矩形状,台形状,楕円状など
としてもよい。また、窪み状,切欠き状としても、突出
状としてよい。
【0054】この具体例によると、ドア方向案内部10
a,10bの上下方向に乗り場ボタン2,3が配置され
ていることになるから、ドア方向案内部10a,10b
に触れると、これらドア方向案内部10a,10bが指
先をドア方向案内部10a,10b間に導くことにな
り、乗り場ボタン2,3の探索が容易になるし、ドア方
向案内部10a,10bの横幅が広いため、手触りによ
ってドア方向案内部10a,10bの確認がし易くなる
し、また、ドア方向案内部10a,10bが突起状をな
しているときには、既存のボタンにも設置し易いという
効果が得られる。
【0055】図11(b)に示すドア方向案内部10
a,10bはバー状をなしており、これらがフェースプ
レート1の端部から乗り場ボタン2,3間まで伸延して
いるものである。かかるドア方向案内部10a,10b
としては、窪み状,切欠き状としても、突出状としてよ
い。
【0056】この具体例によると、図11(a)に示し
た具体例と同様の効果が得られる上に、デザインに溶け
込み易いし、種々の形状のフェースプレートにも対応し
易いという効果が得られる。
【0057】図11(c)に示すドア方向案内部10
a,10bは、図9(c)に示したリブ状のドア方向案
内部間に誘導バー16を渡した構成とするものである。
この誘導バー15としては窪み状,切欠き状としても、
突出状としてよい。この具体例も、図9(a),(b)
に示した具体例と同様の効果が得られる。なお、一方側
に乗降可能なエレベータがない場合には、それ側のリブ
部が設けられていない。
【0058】図11(d)に示すドア方向案内部10
a,10bは、夫々フェースプレート1の端部から乗り
場ボタン2,3間まで複数の突起もしくは穴が配列され
てなるものであって、これら突起もしくは穴は、フェー
スプレート1の端部から乗り場ボタン2,3間に向かっ
て、あるいはその逆方向に、次第に大きくなるように大
きさを変化させている。この具体例も、図11(b)に
示した具体例と同様の効果が得られる。なお、上記の突
起としては、円形状としたが、これに限らず、菱形や長
円形などの他の形状とすることができることはいうまで
もない。
【0059】図11(e)に示すドア方向案内部10
a,10bは、エレベータドアの方向を指示する矢印の
形状としたものである。ここでは、先端の鏃部分がフェ
ースプレート1の表面からはみ出した形状としており、
この鏃部分は壁面よりも凸状となっているが、矢印の直
線部分はフェースプレート1の表面に対して窪んでいて
もよいし、また、突出していてもよい。勿論、この直線
部分は乗り場ボタン2,3間のスペースにまで伸延して
いる。この具体例も、図11(a)に示した具体例と同
様の効果が得られるが、さらに、鏃部分を持つというこ
とからそれが示す方向をより把握し易いという効果も得
られる。
【0060】図11(f)に示す具体例は、フェースプ
レート1の中間領域7(図1)の一方の辺から他方の辺
にわたる誘導溝17が設けられ、夫々の端部に突起を設
けることによってドア方向案内部10a,10bの構成
としたものである。ここで、かかる突起は乗降可能なエ
レベータ数だけ設けられており、図示する例では、左側
に2基エレベータがあり、右側に2基エレベータがある
ことを示している。勿論、乗降可能なエレベータがない
場合には、フェースプレート1のそれ側の端部には、上
記の突起は設けられない。
【0061】この具体例も、図11(a)に示した具体
例と同様の効果が得られる上、右,左夫々側での乗降可
能なエレベータが幾つあるかも知ることができ、視覚障
害者にエレベータホールの様子をさらに明確なものとす
るという効果も得られる。
【0062】図11(g)に示すドア方向案内部10
a,10bは、細かい突起が多数配列されて、全体とし
て、矢印のパターンを表わすように構成されたものであ
る。かかる突起の配列は、当然、点字とは異なるように
するものである。この具体例も、図11(e)に示した
具体例と同様の効果が得られる。
【0063】図12はドア方向案内部10のさらに他の
具体例を示す図であって、図9に対応する部分には同一
符号をつけて重複する説明を省略する。ここでは、上下
方向の乗り場ボタン2,3を備えたエレベータ呼出し操
作装置だけを示しており、それらの一方の乗り場ボタン
しか備えていないエレベータ呼出し操作装置について
も、図9の場合と同様である。
【0064】図12に示す具体例は、乗り場ボタン2,
3夫々の近傍領域にドア方向案内部10を設けるように
したものである。ここでは、上昇する場合には、左右の
エレベータが停車し、下降する場合には、右側のエレベ
ータしか停車しないものとしている。
【0065】図12(a)に示す具体例は、フェースプ
レート1の左右端部から乗り場ボタン2,3の左右の傍
らにかけて、半円形で窪み状,切欠き状,もしくは突出
状のドア方向案内部を設けたものである。ここで、上記
のように、左右のエレベータは、上昇するとき、この階
床に停車するから、乗り場ボタン2の左右両側にドア方
向案内部10a,10bが設けられ、また、右側のエレ
ベータのみが、降下するとき、この階床に停車するか
ら、乗り場ボタン3では、その右側のみにドア方向案内
部10cが設けられている。なお、この具体例では、ド
ア方向案内部10a,10b,10cを半円形状とした
が、これに限らず、認識し易い四角形や三角形,台形な
ど他の形状とすることもできる。
【0066】この具体例では、フェースプレートの端部
から乗り場ボタンの近くにわたってドア方向案内部10
が設けられているので、視覚障害者にとって見つけ易い
位置にドア方向案内部10が配置されていることになる
し、また、かかるドア方向案内部10の近くに乗り場ボ
タン2,3があることになるので、ドア方向案内部10
の探索が行なわれると、これから直ちに乗り場ボタン
2,3を見つけ出すことができる。また、ドア方向案内
部10は、小さく単純な形状をなしているので、判別し
易いという効果が得られる。
【0067】図12(b)に示す具体例は、ドア方向案
内部10a〜10cの配置については、図12(a)に
示した具体例と同様であるが、これらドア方向案内部1
0a〜10cの表面をフェースプレート1の表面とは明
確に異なる性質のものとしたものである。例えば、ドア
方向案内部10a〜10cの表面をテクスチャの素材
(例えば、ゴムのようなもの)やざらざらした面とす
る。これにより、視覚障害者にとってはドア方向案内部
10a〜10cを判別できて、図12(a)に示した具
体例と同様の効果が得られるとともに、さらに、眼で見
た限りでは、ドア方向案内部10とフェースプレート1
の表面との視覚上の差異を殆どなくすことができるの
で、晴眼者にとっては格別視覚ノイズにならずに気にな
ることがないし、また、既存のフェースプレート1に貼
り付るなどの対応がし易いという効果も得られる。
【0068】図12(c)に示す具体例は、フェースプ
レート1の左右の辺に沿う溝状もしくは突起状のライン
をドア方向案内部10a,10bとするものである。左
側のエレベータは、降下するとき、この階床に停車しな
いから、乗り場ボタン3の左側には、ドア方向案内部1
0aのラインが設けられていない。この具体例も、図1
2(a),(b)で示した具体例と同様の効果が得られ
る。
【0069】図13はドア方向案内部10のさらに他の
具体例を示す図であって、図9に対応する部分には同一
符号をつけて重複する説明を省略する。ここでは、上下
方向の乗り場ボタン2,3を備えたエレベータ呼出し操
作装置だけを示しており、それらの一方の乗り場ボタン
しか備えていないエレベータ呼出し操作装置について
も、図9の場合と同様である。
【0070】図13に示す具体例は、乗り場ボタン2,
3自体にドア方向案内部10を設けるようにしたもので
ある。ここでも、上昇する左右のエレベータはこの階床
に停車し、下降するエレベータは右側のエレベータしか
停車しないものとしている。
【0071】図13(a)に示す具体例は、乗り場ボタ
ン2,3の左右の辺に設けた切欠きをドア方向案内部1
0とするものであり、乗り場ボタン2には、左右のエレ
ベータが上昇するときにこの階床に停車するから、その
左右両辺に切欠き状のドア方向案内部10a,10bが
設けられているが、乗り場ボタン3には、右側のエレベ
ータのみがこの階床に停車するから、右側の辺にのみ切
欠き状のドア方向案内部10cが設けられている。この
切欠きの形状としては、ここでは、三角形状としている
が、半円状,四角形状,台形状など他の手触りで判別可
能な形状としてもよいし、また、乗り場ボタン2,3と
しても、四角形状以外でも、円形状や三角形状など他の
形状とすることができ、かかる形状の乗り場ボタン2,
3に上記のような切り込み状のドア方向案内部10を設
ける。
【0072】この具体例によると、視覚障害者は、乗り
場ボタン2,3にさわって見つけ出したときに、これと
同時に、いずれ側のエレベータを利用できるのかもわか
るし、晴眼者に対しては、殆ど目立つことがないから、
気になるような視覚ノイズとなることが殆どないし、建
造物に応じてデザインが変化し易いフェースプレートに
も対応し易いという効果が得られる。
【0073】図13(b)に示す具体例は、図13
(a)に示した具体例とは逆に、乗り場ボタン2,3の
左右辺部から左右に突出した形状でドア方向案内部10
を構成するものであり、これ以外の構成及び効果につい
ては、図13(a)に示した実施形態と同様である。
【0074】図13(c)に示す具体例は、乗り場ボタ
ン2,3の内部表面にドア方向案内部10を設けたもの
であり、例えば、図示するように、乗り場ボタン2,3
内に表示される矢印マーク4,5の鏃の先端部分に、凹
状もしくは凸状のドア方向案内部10を設けるものであ
る。ここで、左右のエレベータが上昇するときにこの階
床に停車するから、乗り場ボタン2の矢印マーク4の鏃
の両先端部分にドア方向案内部10a,10bが設けら
れているが、乗り場ボタン3には、右側のエレベータの
みがこの階床に停車するから、その矢印マーク5の右側
の鏃の先端部にのみドア方向案内部10cが設けられて
いる。
【0075】この具体例では、図13(a),(b)に
示した具体例と同様の効果が得られるとともに、さら
に、ドア方向案内部10a〜10cを凸状のものとした
場合には、凸部が設けられた透明なシールを乗り場ボタ
ン2,3に貼り付けるだけでかかるドア方向案内部10
a〜10cを設けることができ、既存のフェースブレー
ト1に対応できるという効果も得られる。
【0076】先に、図5により、ドア方向案内部10内
を運転案内部13とし、そこに点字による運転階床情報
を記すようにした実施形態を示したが、図14はかかる
実施形態の他の具体例を示すものであって、前出図面に
対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略
する。
【0077】図14(a)に示す具体例は、フェースプ
レート1上の中間領域7(図1)において、フェースプ
レート1の左右の辺から伸延する横長のドア方向案内部
10a,10bを設けたものであり、夫々の内部を運転
案内部13a,136bとして停車する階床を案内する
運転階床情報が、図6〜図8で説明した方法で記されて
いる。ここで、これらはドア方向案内部10a,10b
は、その先端部が円弧状、もしくは半円状をなしている
が、その全体形状を矩形状,台形状あるいは角部がカッ
トもしくはRが付けられた矩形状,台形状などの他の形
状とすることができる。なお、かかる具体例では、点字
領域14a,14b,14cは、必ずしも必要なもので
はない。
【0078】かかる構成によると、利用できるエレベー
タの方向と同時に運転階床を把握できるし、運転案内部
13a,13bを広く横長にとることができるので、運
転階床情報の情報量を多くすることができて理解し易い
情報内容とすることができるとともに、横長の文章とな
って読み易くなるという効果が得られる。
【0079】図14(b)に示す具体例は、フェースプ
レート1上の中間領域7(図1)において、フェースプ
レート1の表面の端部領域を凹状もしくは凸状の枠18
a,18bで囲み、この枠18a,18bとこれによっ
て囲まれた領域をドア方向案内部10a,10bとし、
この枠18a,18bによって囲まれた領域を運転案内
部13a,13bとして点字による運転階床情報を記す
ものである。これら運転案内部13a,13bはフェー
スプレート1の表面と同一面上にあり、枠18a,18
bの手触りによってドア方向案内部10a,10bを確
認することができる。また、このドア方向案内部10
a,10bはフェースプレートの辺まで達しており、ド
ア方向案内部10aはその左側が、また、ドア方向案内
部10bはその右側が夫々開放している。
【0080】この具体例では、枠18a,18bによる
ドア方向案内部10a,10bの外形形状を縦長の矩形
状としたが、台形状や角部が傾斜したり、Rが付けられ
た矩形状,台形状あるいは半楕円状などの他の形状とし
てもよい。、この具体例によると、図14(a)に示し
た具体例に比べ、ドア方向案内部10a,10bの左右
の一方側が開放しているので、ドア方向案内部10a,
10bでもってドアの方向を認識し易く、また、このド
アの方向とエレベータの運転階床とを同時に認識するこ
とができるし、また、枠18a,18bが設けられた透
明なシールを貼り付けるだけでドア方向案内部10a,
10bを形成することができるから、既存のエレベータ
呼出し操作装置に対応し易いという効果が得られる。
【0081】図14(c)に示す具体例は、図5に示し
た実施形態において、ドア方向案内部10a,10bと
の間に、凸状あるいは凹状の誘導バー19を設けたもの
である。これらドア方向案内部10a,10bの外形形
状も、図14(b)に示した具体例と同様にしてもよ
い。
【0082】この具体例によると、図14(b)に示し
た具体例と同様の効果が得られるとともに、誘導バー1
9を用いることにより、乗り場ボタン2,3の位置を容
易に見つけ出すことができるという効果も得られる。
【0083】なお、図14(a),(b)に示す具体例
においても、同様の誘導バー19を設けることにより、
同様の効果を得ることができる。
【0084】図14(d)に示す具体例は、乗り場ボタ
ン2,3毎に運転案内部13a,13bを備えたドア方
向案内部10a,10bを設けたものである。両側のエ
レベータが利用できる乗り場ボタン(ここでは、乗り場
ボタン2としている)に対しては、この乗り場ボタン2
の上下に、フェースプレート1の右辺から左辺に至る直
線状の枠20a,20bを設け、これら枠20a,20
b間の乗り場ボタンを除いた領域をドア方向案内部10
aでの運転案内部13aとする。また、一方、例えば、
左側のエレベータしか利用できない乗り場ボタン(ここ
では、乗り場ボタン3とする)に対しては、フェースプ
レート1の左辺から右方に伸延し、乗り場ボタン3を周
り込んでもとの左辺に戻る枠20cを設け、この枠20
c内の乗り場ボタン3を除いた領域をドア方向案内部1
0bでの運転案内部13bとする。これら枠20a〜2
0cは、凹状のものでも、凸状のものでもよい。
【0085】この具体例によると、ドア方向案内部10
a,10bは少なくとも一方が開放されているので、エ
レベータドアの方向を確認し易く、また、ドア方向案内
部10a,10bが比較的広くできるので、点字領域も
広く採れ、多くの情報を含む読み易い点字による運転階
床情報を提供することができるし、枠20a〜20cが
凸状の場合、図14(b)に示した具体例と同様、既存
のエレベータ呼出し操作装置に対応し易いという効果が
得られる。
【0086】図14(d)に示す具体例は、運転階床情
報として、点字を用いるのではなく、視覚障害者が容易
に判別可能に、エンボス加工などにより、運転階床を表
わす数字を用いるものであり、ここでは、ドア方向案内
部10a,10bを図5に示した実施形態と同様のもの
としているが、図14(a)〜(d)のいずれの具体例
にも適用できる。
【0087】この具体例では、図14(a)〜(d)に
示した具体例と同様の効果が得られるとともに、点字を
読めない人でも、その内容を理解することができるとい
う効果も得られる。なお、この具体例においても、点字
領域14a〜14bは必ずしも必要なものではない。
【0088】図15はドア方向案内部10や運転階床情
報などのさらに他の具体例を示す図である。
【0089】同図(a)に示す具体例は、は運転階床情
報を視覚障害者が容易に認識可能なパターンで表わした
ものであって、このパターンとしては、凸バー21と、
例えば、球面状の突起22とからなるものである。かか
るパターンは、現階床で利用できるエレベータがあると
き、フェースプレート1上の利用できるエレベータがあ
る側の端部に設けられるものであって、凸バー21は全
ての階床毎に設けられ、そのうちのエレベータが停車す
る階床に突起22が設けられている。
【0090】この具体例の場合、地下1階から9階まで
ある建造物で、3階では、左右のエレベータが利用でき
るものであって、左側のエレベータは地下1階のみ停車
せず、それ以外の階床は全て停車するものであり、左側
のエレベータは5階,6階以外全ての階床に停車するも
のである。なお、現在階床は左右の辺に渡るバー24で
表わされ、また、現在階床が何階であるかは、例えば、
点字領域14cに記されている。従って、点字領域14
cから現在の開所を確認し、バー24から凸バー21を
数えて所望の階床の凸バー21を探し出し、この凸バー
21に突起22があるか否かを確認することにより、エ
レベータが希望している階床に停車するかどうかを知る
ことができる。
【0091】この具体例によると、停車する階床や停車
しない階床が複雑に入り込んでいるエレベータに対して
も、視覚障害者は自分が希望する階床に停車するエレベ
ータであるかどうかを容易に確認することができるし、
点字が読めない人も使用することができるし、乗り場ボ
タン2,3間に自然に指が行った場合でも、そこから誘
導されて運転階床情報を探し易いし、パターンの形成幅
を広くすることができて、フェースプレートの辺部から
の運転階床情報の探索も容易となる。
【0092】図15(b),(c)に示す具体例は、複
数のエレベータが一括管理される群管理エレベータにお
いて、エレベータホール内の位置を確認できるようにし
たものである。このため、図15(a)に示すように、
乗り場ボタン2,3の間の中間領域7(図1)に、視覚
障害者が手触りで読み取って容易に理解できるようにし
た触知図23が設けられている。この触知図23は、一
応エレベータホール内の地図を表わしているものである
が、現在位置を表わす大き目の突起23aと、例えば、
ホールの中心位置のようなホームポジションを表わす小
さ目の突起23cと、突起23a,23c間に位置し、
突起23aよりも小さ目で突起23cよりも大き目の誘
導突起23bとが設けられている。
【0093】視覚障害者は、フェースプレート1を指先
で触って触知図23に触れ、そこでの突起23a,23
b,23cを探し出すことにより、自分がいる位置から
ホームポジションの方向を探し出すことができ、また、
これら突起23a,23b,23c間の間隔をホール内
のこれらの突起に対応する位置までの実際の距離に比例
した値とすることにより、現在位置からホール内のホー
ムポジションまでの概略的な距離を判断することがで
き、この実際のホームポジションまで誘導されることに
なる。この場合、このホームポジションにそれとわかる
手段を講じることにより、視覚障害者はより正確にこの
ホームポジションに到達することができるし、また、ホ
ームポジションであることを知ることができる。
【0094】このホールポジションは、どのエレベータ
が到着したかをそれを知らせるチャイムから知ることが
容易な場所であり、これにより、視覚障害者は到着した
エレベータの方角を知ることができてそこに進むことが
できる。
【0095】また、触知図23には、各エレベータの位
置を示す突起が設けられており、現在位置からエレベー
タの位置を認識することができる。この触知図23は、
乗り場ボタン2,3の間のフェースプレート1の中央部
分に設けられているので、手さぐりでも見つけ易い位置
にあることになる。
【0096】次に、以上のエレベータ呼出し操作装置を
備えた本発明によるエレベータシステムの一実施形態に
ついて、図16〜図18を用いて説明する。
【0097】図16はかかるエレベータシステムでのエ
レベータ呼出し操作装置を示す正面図であって、24は
上記のエレベータ呼出し操作装置、25はスピーカであ
り、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0098】図16において、エレベータ呼出し操作装
置24は上記の実施形態として示したものにスピーカ2
5が付加されたものであって、このスピーカ25は、例
えば、このエレベータ呼出し操作装置24のフェースプ
レート1の上方に設けられている。勿論、下方や左右の
いずれかに設けるようにしてもよい。また、このエレベ
ータ呼出し操作装置24において、図示しないが、ドア
方向案内部10a,10bの夫々に、例えば、静電式の
タッチセンサが設けられている。
【0099】かかる構成において、例えば、視覚障害者
がドア方向案内部10a,10bのいずれかに触れる
と、そこに設けられているタッチセンサが作動し、スピ
ーカ25から、例えば、「右のエレベータは1階から9
階まで参ります。」といった運転案内のアナウンスがな
され、運転階床情報が利用者に知らされる。
【0100】なお、図1〜図16においては、乗り場ボ
タン2,3の表面に上向きの矢印マーク4,下向きの矢
印マーク5が付されているものとしたが、本発明はこれ
に限るものではなく、これらを三角形のマークとしても
よいし、また、かかるマークを付さず、乗り場ボタン
2,3の表面を無模様としてもよい。
【0101】図17はこのエレベータシステムの制御系
を示すブロック図であって、26a26bは上記のタッ
チセンサ、27はセンサ制御マイコン、28はエレベー
タ総合管理制御部、28a,28bはエレベータかごで
あり、図16に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0102】同図において、エレベータ呼出し操作装置
24には、図16で説明したようにしてタッチセンサ2
6a,26bが設けられており、そのいずれかがタッチ
されて作動すると、センサ制御マイコン27は、これを
検出し、エレベータ呼出し操作装置24の操作者を視覚
障害者と判定する。そして、このセンサ制御マイコン2
7は、この判定結果をエレベータ総合管理制御部28に
送るとともに、スピーカ24を駆動して上記のような運
転階床情報をアナウンスさせる。
【0103】一方、エレベータ総合管理制御部28は、
待期状態にあるが、センサ制御マイコン27から利用者
が視覚障害者であるという判定結果を受けると、その後
規定された時間(例えば、10秒)が経過する前にエレ
ベータ呼出し操作装置24の乗り場ボタン2,3のいず
れかが操作されたとき、その操作者を視覚障害者と判定
する。そして、エレベータかご29a,29bのいずれ
かが到着すると、そのドア開閉制御部に指令を送り、ド
アの開放時間を通常よりも延長する。例えば、エレベー
タかご内の開閉ボタンが操作されないときに、通常10
秒間ドアが開いているものとすると、上記のように、利
用者が視覚障害者と判定されたときには、このドアが開
いている時間を15秒間とする。
【0104】図18は図17におけるセンサ制御マイコ
ン27とエレベータ総合管理制御部28の制御動作を示
すフローチャートである。
【0105】同図において、電源が投入されると、ま
ず、センサ制御マイコン27でフラグT=0にリセット
される(ステップ100)。このフラグTはエレベータ
総合管理制御部28に常時送られる。エレベータ総合管
理制御部28は、乗り場ボタン2,3が押されたか否か
を常時判定しており(ステップ101)、その判定結果
をセンサ制御マイコン27に常時送っている。
【0106】乗り場ボタン2,3が操作されないときに
は(ステップ101で判定“NO”)、センサ制御マイコン
27はタッチセンサ26a,26bの作動の有無を判定
しており(ステップ102)、いずれのタッチセンサ2
6a,26bが作動しないときには(ステップ102で
判定“NO”)、規定される時間、例えば、10秒経過毎
にフラグT=0とする処理がなされて(ステップ10
7)ステップ101に戻る。従って、エレベータ呼出し
操作装置24が操作されないときには、ステップ10
1,102,107の一連の待期動作が行なわれる。
【0107】かかる待期動作状態で、いま、右側のドア
方向案内部10bに触ったとすると、タッチセンサ26
bが作動し、これによってセンサ制御マイコン27が視
覚障害者が右側のドア方向案内部10bを操作したと判
定し(ステップ102で判定“右”)、フラグT=1と
し(ステップ103)、このフラグTをエレベータ総合
管理制御部28に送るとともに、スピーカ25を作動さ
せて、右側のエレベータに対する上記の運転階床情報を
アナウンスさせる(ステップ104)。しかる後、ステ
ップ101に戻る。同様にして、左側のドア方向案内部
10aに触ったときには、タッチセンサ26aが作動
し、これによってセンサ制御マイコン27が視覚障害者
が左側のドア方向案内部10aを操作したと判定し(ス
テップ102で判定“左”)、フラグT=2とし(ステ
ップ103)、このフラグTをエレベータ総合管理制御
部28に送るとともに、スピーカ25を作動させて、左
側のエレベータに対する上記の運転階床情報をアナウン
スさせる(ステップ104)。しかる後、ステップ10
1に戻る。
【0108】そして、上記のように、ステップ101,
102,107の待期動作を繰り返すが、この待期動作
が上記の10秒経過すると、フラグT=0にリセットさ
れるが(ステップ107)、この時間経過前に乗り場ボ
タン2,3のいずれかが操作されると、エレベータ総合
管理制御部28がこれを判定し(ステップ101で判定
“YES”)、さらに、フラグT=0か否かを判定する
(ステップ108)。フラグT≠0である場合には、エ
レベータ呼出し操作装置24を視覚障害者が操作したも
のと判定しているので、エレベータ総合管理制御部2
8、エレベータかご29a,29bの内の先に到着した
方のドアの開放時間を、上記のように、通常の時間より
も長くする(ステップ109)。なお、フラグT=0の
場合には(ステップ108)、エレベータ呼出し操作装
置24を視覚障害者以外の利用者が操作したものと判定
しているので、エレベータかご29a,29bのドアの
開放時間を通常の時間とする。
【0109】このようにしてドアの開閉が終了すると、
エレベータ総合管理制御部28はその旨をセンサ制御マ
イコン27に知らせる。センサ制御マイコン27は、こ
の通知を受けると、ステップ100が動作を再開する。
【0110】このようにして、この実施形態では、エレ
ベータの利用者が視覚障害者であることを自動的に認識
し、音声によって運転階床情報を提供するものであるか
ら、視覚障害者は、かかる運転階床情報が記された場所
を探す動作をとる必要がなくて、利用できるエレベータ
が存在する方向とその運転階床情報とを1つの動作で同
時に知ることができるし、また、エレベータの利用者が
視覚障害者であることが認識されたときには、エレベー
タドアの開放時間を自動的に長くするものであるから、
視覚障害者がエレベータに乗る際の安全性を充分に確保
することができる。
【0111】なお、本発明は、視覚障害者に快適なエレ
ベータシステムを提供するばかりでなく、健常者にとっ
ても、ドア方向案内部10が装飾的な効果も提供してお
り、エレベータ呼出し操作装置24が、壁面に取り付け
られたとき、視認性の向上や美的効果を提供している。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるエレ
ベータ呼出し操作装置によれば、視覚障害者が指でなぞ
る可能性が高いフェースプレート面の領域にエレベータ
ドアが存在する方向を示すドア方向案内部が設けられて
いるので、視覚障害者にとっては、フェースプレートの
面を指先でなぞるだけで自分に対して左右いずれの方向
にエレベータがあるかを認識することができ、エレベー
タが到着したときの対応を円滑に行なうことができる。
また、判読可能な形態で運転案内情報が設けられている
ことにより、エレベータが希望する階床に停止するかど
うかも同時に知ることができ、利用できるエレベータを
容易に認識することができるようになる。
【0113】また、本発明によるエレベータシステムに
よると、視覚障害者がエレベータ呼出し操作装置のフェ
ースプレートを通常のように触るだけで、利用者が視覚
障害者であることを自動的に認識し、到着したエレベー
タのドアの開放時間を通常よりも長くするものであるか
ら、視覚障害者がエレベータ呼出し操作装置に対して特
別な操作をすることなく、視覚障害者がエレベータに乗
る際の安全性や円滑性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータ呼出し操作装置の一実
施形態を示す図である。
【図2】図1に示した実施形態の斜視図である。
【図3】本発明によるエレベータ呼出し操作装置の他の
実施形態を示す正面図である。
【図4】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のさら
に他の実施形態を示す正面図である。
【図5】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のさら
に他の実施形態を示す正面図である。
【図6】点字の説明図である。
【図7】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のドア
方向案内部での点字の配置例を示す図である。
【図8】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のドア
方向案内部での点字の他の配置例を示す図である。
【図9】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のドア
方向案内部の他の具体例を正面図である。
【図10】図9に示したドア方向案内部の寸法の具体例
を示す図である。
【図11】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のド
ア方向案内部のさらに他の具体例を正面図である。
【図12】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のド
ア方向案内部のさらに他の具体例を正面図である。
【図13】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のド
ア方向案内部のさらに他の具体例を正面図である。
【図14】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のド
ア方向案内部のさらに他の具体例を正面図である。
【図15】本発明によるエレベータ呼出し操作装置のド
ア方向案内部のさらに他の具体例を正面図である。
【図16】本発明によるエレベータシステムの一実施形
態でのエレベータ呼出し操作装置を示す正面図である。
【図17】図16に示した実施形態の制御系を示すブロ
ック図である。
【図18】図17におけるセンサ制御マイコンとエレベ
ータ総合管理制御部の動作を示すブロック図である。
【図19】従来のエレベータ呼出し操作装置の一例を示
す斜視図である。
【図20】視覚障害者がエレベータ呼出し操作装置での
乗り場ボタンを探し出すために手に触れる領域を実験を
して求めた図である。
【図21】視覚障害者がエレベータ呼出し操作装置での
乗り場ボタンを探し出すために行なわれる一連の動作を
示す図である。
【符号の説明】
1 フェースプレート 2,3 乗り場ボタン 4,5 矢印マーク 7 中間領域 10,10a,10b ドア方向案内部 13,13a,13b 運転案内部 14a,14b,14c 点字領域 16 誘導バー 17 誘導溝 18a,18b 枠 19 誘導バー 20a,20b,20c 枠 21 凸バー 22 突起 23 触知図 24 エレベータ呼出し操作装置 25 スピーカ 26a,26b タッチセンサ 27 センサ制御マイコン 28 エレベータ総合管理制御部 29a,29b エレベータかご
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高月 真奈美 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 栗山 裕之 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 3F002 AA07 FA01 FA06 GB01 3F303 BA05 CA03 DB20 DC04 DC08 DC09 DC11 DC22

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータホール壁面のエレベータドア
    の傍らに、フェースプレートが固定されることにより、
    配置されたエレベータ呼出し操作装置において、 該フェースプレートの面の端部側に、該エレベータドア
    が在る方向を示すドア方向案内手段を設けたことを特徴
    とするエレベータ呼出し操作装置。
  2. 【請求項2】 エレベータホール壁面のエレベータドア
    の傍らに、フェースプレートが固定されることにより、
    配置され、該フェースプレートにエレベータの移動方向
    を指示するための乗り場ボタンが設けられたエレベータ
    呼出し操作装置において、 該フェースプレートの面の該乗り場ボタンの間の領域
    に、該エレベータドアが在る方向を示すドア方向案内手
    段を設けたことを特徴とするエレベータ呼出し操作装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ドア方向案内手段は、前記乗り場ボタンの間の領域
    での前記乗り場ボタンに相対する位置に配置したことを
    特徴とするエレベータ呼出し操作装置。
  4. 【請求項4】 エレベータホール壁面のエレベータドア
    の傍らに、フェースプレートが固定されることにより、
    配置されたエレベータ呼出し操作装置において、 該フェースプレートの端面に沿った該壁面に、該エレベ
    ータドアが在る方向を示すドア方向案内手段を設けたこ
    とを特徴とするエレベータ呼出し操作装置。
  5. 【請求項5】 エレベータホール壁面のエレベータドア
    の傍らに、フェースプレートが固定されることにより、
    配置され、該フェースプレートにエレベータの移動方向
    を指示するための乗り場ボタンが設けられたエレベータ
    呼出し操作装置において、 該乗り場ボタンに該エレベータドアが在る方向を示すド
    ア方向案内手段を設けたことを特徴とするエレベータ呼
    出し操作装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2または3において、 前記ドア方向案内手段を、前記フェースプレートの面の
    左右端部のいずれか一方側に設けたことを特徴とするエ
    レベータ呼出し操作装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2または3において、 前記ドア方向案内手段を、前記フェースプレートの面の
    左右両端部側に設けたことを特徴とするエレベータ呼出
    し操作装置。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 前記ドア方向案内手段を、前記フェースプレートの面の
    左右端部のいずれか一方側に設けたことを特徴とするエ
    レベータ呼出し操作装置。
  9. 【請求項9】 請求項4において、 前記ドア方向案内手段を、前記フェースプレートの面の
    左右両端部側に設けたことを特徴とするエレベータ呼出
    し操作装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つにおい
    て、 前記ドア方向案内手段を窪み状もしくは切欠き状とした
    ことを特徴とするエレベータ呼出し操作装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1つにおい
    て、 前記ドア方向案内手段を突出状としたことを特徴とする
    エレベータ呼出し操作装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1つにおい
    て、 前記ドア方向案内手段に前記エレベータの運転状況を示
    す運転案内情報を記したことを特徴とするエレベータ呼
    出し操作装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記運転案内情報はエレベータの停止階床を示す点字情
    報であることを特徴とするエレベータ呼出し操作装置。
  14. 【請求項14】 請求項12において、 前記運転案内情報はエレベータの停止階床を示す情報で
    あって、前記フェースプレートの面よりも突出した形状
    をなしていることを特徴とするエレベータ呼出し操作装
    置。
  15. 【請求項15】 エレベータホール壁面のエレベータド
    アの傍らに、フェースプレートが固定されることによ
    り、配置されたエレベータ呼出し操作装置において、 該フェースプレートの面の端部側に、該エレベータドア
    が在る方向を示すドア方向案内手段を設けるとともに、 該ドア方向案内手段にタッチセンサと、該タッチセンサ
    へのタッチとともにエレベータの運転状況を示す運転案
    内情報を音声で出力する手段とを設けたことを特徴とす
    るエレベータ呼出し操作装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記運転案内情報は前記エレベータの停止階床を示す情
    報であることを特徴とするエレベータ呼出し操作装置。
  17. 【請求項17】 請求項15または16において、 前記運転案内情報は前記フェースプレートに対して左右
    どちら側のエレベータであるかを知らせる情報であるこ
    とを特徴とするエレベータ呼出し操作装置。
  18. 【請求項18】 請求項15,16または17に記載の
    エレベータ呼出し操作装置を用いるエレベータシステム
    であって、 前記タッチセンサへのタッチを検出し、その後最初に到
    着した前記エレベータのドアの開放時間を延長する制御
    手段を有することを特徴とするエレベータシステム。
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