JPWO2016208641A1 - 血中ヘモグロビン増加用組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、新規な血中ヘモグロビン増加用組成物や貧血改善用組成物を提供する。より詳細には、本発明は、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を含む、血中ヘモグロビン増加用組成物や貧血改善用組成物を提供する。

Description

関連出願の参照
本特許出願は、2015年6月22日に出願された日本国特許出願2015−125038号に基づく優先権の主張を伴うものであり、かかる先の特許出願における全開示内容は、引用することにより本明細書の一部とされる。
本発明は、新規な血中ヘモグロビン増加用組成物に関する。
ヘモグロビンは、運動機能・筋力の低下や、認知機能の低下などに関係していることが知られている(非特許文献1、2)。したがって、血中ヘモグロビン濃度が低下すると、QOLに関連する大きな問題が生じる。特に高齢者では、加齢に伴い、血中ヘモグロビン濃度が低下し、貧血の有病率が増加する。
一般的な貧血では、鉄を服用すると、その症状を改善や治療できる。しかし、高齢者には、鉄分の不足者は少ないことが報告されている(非特許文献3)。つまり、このような高齢者の貧血では、単に鉄を服用しても、その症状を改善や治療できない場合がある。
また、鉄を多量に服用すると、副作用として、悪心、便秘、腹部不快感、腹痛、下痢、嘔吐などの消化器の症状が生じる恐れがあることが知られている(非特許文献4)。したがって、貧血の症状を改善や治療するために、鉄の服用量を抑制しつつ、血中ヘモグロビン濃度を効果的に増加させることが好ましい。
一方、近年、種々の健康増進機能を有する、鉄含有経口製品が報告されている。例えば、特許文献1には、閉経付近前の女性の栄養要求の補充用として、鉄、亜鉛、葉酸などを含む食品補充物が記載されている。
また、特許文献2には、ラクトフェリンや鉄剤などを含む医薬組成物や加工食品が記載されている。
また、特許文献3には、鉄、亜鉛などの微量元素や葉酸を含む乳製品が記載されている。
また、特許文献4には、植物フェリチンとともに、鉄、亜鉛などの無機塩類、葉酸などのビタミンを含む栄養補助食品が記載されている。
また、非特許文献5には、中年の女性において、貧血の症状を改善や治療するために、鉄と亜鉛の服用(摂取)が有効であることが報告されている。ここで、鉄の服用量は 100 mg/日という高レベルで設定されている。
しかし、鉄の服用量を抑制しつつ、貧血の対象において血中ヘモグロビン濃度を効果的に増加させうる技術的手段は報告されていない。
Penninx BW, Pahor M, Cesari M, et al. Anemia is associated with disability and decreased physical performance and muscle strength in the elderly. Journal of the American Geriatrics Society 2004; 52: p.719-24 Terekeci HM, Kucukardali Y, Onem Y, et al. Relationship between anaemia and cognitive functions in elderly people. European Journal of Internal Medicine 2010; 21: p.87-90 関ら、介護老人保健施設入所者における貧血診断の検討、日本病態栄養学会誌、2014; 17 (Suppl): p.S-191 日本鉄バイオサイエンス学会、鉄剤の適正使用による貧血治療指針 改訂[第2版]、響文社、2009 Nishiyama S, Irisa K, Matsubasa T, Higashi A, Matsuda I. Zinc status relates to hematological deficits in middle-aged women. Journal of the American College of Nutrition 1998; 17: p.291-5.
特表2002−514170号公報 特開2005−068060号公報 特開平10−052222号公報 特表2013−537804号公報
本発明は、鉄の服用量を抑制しつつ、貧血の対象において血中ヘモグロビン濃度を効果的に増加させる新たな技術的手段を提供することを目的とする。
本発明者らは、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を組み合わせて服用すると、鉄の服用量を抑制しつつ、貧血の対象において血中ヘモグロビン濃度を効果的に増加させうることを見出した。
本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1)鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質を含む、血中ヘモグロビン増加用組成物。
(2)鉄の含有量が1〜50 mgである、(1)に記載の組成物。
(3)亜鉛の含有量が1〜30 mgである、(1)または(2)に記載の組成物。
(4)葉酸の含有量が50〜1000 μgである、(1)〜(3)のいずれかに記載の組成物。
(5)乳タンパク質の含有量が1〜50 gである、(1)〜(4)のいずれかに記載の組成物。
(6)1日の経口摂取量の単位の形態である、(1)〜(5)のいずれかに記載の組成物。
(7)上記組成物が飲料である、(1)〜(6)のいずれか一つに記載の組成物。
(8)高齢者のための、(1)〜(7)のいずれかに記載の組成物。
(9)血清中フェリチン濃度が25 ng/mL以上のヒトのための、(1)〜(8)のいずれかに記載の組成物。
(10)ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる少なくとも一つの血液パラメーターの増加のための、(1)〜(9)のいずれか一つに記載の組成物。
(11)貧血改善のための、(1)〜(10)のいずれか一つに記載の組成物。
(12)血中ヘモグロビン増加用組成物の製造における、鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質の組み合わせの使用。
(13)ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる少なくとも一つの血液パラメーターの増加のための、(12)に記載の組み合わせの使用。
(14)貧血改善のための、(12)または(13)に記載の組み合わせの使用。
(15)鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質の有効量を、それを必要とする対象に摂取させることを含んでなる、血中ヘモグロビンの増加方法。
(16)ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度および葉酸濃度から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加方法である、(15)に記載の方法。
(17)貧血の改善方法である、(15)または(16)に記載の方法。
本発明によれば、鉄の服用量を抑制しつつ、貧血の対象において血中ヘモグロビン濃度を効果的に増加させることができる。また、本発明は、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの貧血関連の血液パラメーターを増加させることができる。
発明の具体的説明
本発明の血中ヘモグロビン増加用組成物は、鉄、亜鉛、葉酸および乳タンパク質を含有することを一つの特徴としている。
本発明の組成物に配合される鉄の形態は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されず、塩の形態で組成物中に含有させてもよい。かかる鉄の具体的な形態としては、クエン酸鉄、硫化鉄、硫酸鉄、塩化鉄、塩酸鉄、グルコン酸鉄、乳酸鉄、水酸化鉄、リン酸鉄、炭酸鉄、ピロリン酸鉄、ヘム鉄などの第1または第2鉄などが挙げられるが、好ましくは、水酸化第一鉄、リン酸第一鉄、ピロリン酸第一鉄、ピロリン酸第二鉄または炭酸第一鉄であり、より好ましくは、ピロリン酸第一鉄またはピロリン酸第二鉄であり、さらに好ましくは、ピロリン酸第二鉄である。本発明では、例えば、食品添加剤として市販されて流通している鉄や、鉄を含む製剤などを用いることができる。
本発明の組成物における鉄の含有量は、貧血の改善において、鉄の服用量を低レベルに抑制するために、鉄そのものの含有量として、好ましくは1〜50 mgであり、より好ましくは2〜20 mgであり、さらに好ましくは3〜8 mgである。本発明の組成物における鉄の含有量は、例えば、「食品衛生検査指針 理化学編」(厚生省生活衛生局監修)に記載の原子吸光光度法で測定することができる。
本発明の組成物に配合される亜鉛の形態は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されず、塩の形態で組成物中に含有させてもよい。かかる亜鉛の具体的な形態としては、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、酵母亜鉛などが挙げられるが、好ましくは、グルコン酸亜鉛、酵母亜鉛であり、より好ましくは、グルコン酸亜鉛である。本発明では、例えば、食品添加剤として市販されて流通している亜鉛や、亜鉛を含む製剤などを用いることができる。
本発明の組成物における亜鉛の含有量は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されないが、亜鉛そのものの含有量として、好ましくは1〜30 mgであり、より好ましくは4〜20 mgであり、さらに好ましくは6〜10 mgである。本発明の組成物における亜鉛の含有量は、例えば、「食品衛生検査指針 理化学編」(厚生省生活衛生局監修)に記載の原子吸光光度法で測定することができる。
本発明の組成物に配合される葉酸の形態は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されない。かかる葉酸の具体的な形態としては、葉酸、5-メチルテトラヒドロ葉酸、5-メチルテトラヒドロ葉酸メチル葉酸塩などが挙げられるが、好ましくは、葉酸である。本発明では、例えば、食品添加剤として市販されて流通している葉酸や、葉酸を含む製剤などを用いることができる。
本発明の組成物における葉酸の含有量は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されないが、葉酸そのものの含有量として、好ましくは50〜1000 μgであり、より好ましくは70〜500 μgであり、さらに好ましくは80〜200 μgである。本発明の組成物における葉酸の含有量は、例えば、「五訂増補日本食品標準成分表分析マニュアル」(国立印刷局発行)に記載の微生物定量法で測定することができる。
本発明の組成物に配合される乳タンパク質の形態は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されず、乳原料のままであってもよく、乳原料から精製された乳タンパク質の形態であってもよい。かかる乳原料の具体的な形態としては、牛乳、脱脂乳、バター、無塩バター、バターオイル、クリーム、クリームパウダー、バターミルク、脱脂粉乳、全脂粉乳、れん乳、濃縮乳、脱脂濃縮乳、濃縮ホエイ、ホエイ粉、乳タンパク濃縮物、ホエイタンパク濃縮物、乳糖またはそれらの組み合わせなどが挙げられる。乳原料または乳原料から精製された乳タンパク質は、単独で配合してもよく、2種以上を組み合わせて配合してもよい。本発明では、例えば、食品原料や食品添加剤として市販されて流通している乳原料を、乳タンパク質として用いることができる。
本発明の組成物における乳タンパク質の含有量は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されないが、乳タンパク質そのものの含有量として、好ましくは1〜50 gであり、より好ましくは2〜40 gであり、さらに好ましくは3〜20 gである。本発明の組成物における乳タンパク質の含有量は、例えば、「食品衛生検査指針 理化学編」(厚生省生活衛生局監修)に記載のケルダール法で測定することができる。
また、本発明の組成物において、鉄、亜鉛および葉酸の合計と、鉄との質量比は、好ましくは1:0.06〜1:1であり、より好ましくは1:0.1〜1:0.5であり、さらに好ましくは1:0.2〜1:0.4である。
また、本発明の組成物において、鉄、亜鉛および葉酸の合計と、亜鉛との質量比は、好ましくは1:0.04〜1:1であり、より好ましくは1:0.5〜1:0.9であり、さらに好ましくは1:0.6〜1:0.8である。
また、本発明の組成物において、鉄、亜鉛および葉酸の合計と、葉酸との質量比は、好ましくは1:0.0007〜1:0.2であり、より好ましくは1:0.005〜1:0.1であり、さらに好ましくは1:0.006〜1:0.01である。
また、本発明の組成物において、鉄、亜鉛および葉酸の合計と、乳タンパク質との質量比は、好ましくは1:60〜1:5000であり、より好ましくは1:100〜1:1000であり、さらに好ましくは1:400〜1:600である。
また、本発明の組成物は、上記成分と共に、ビタミン、例えば、ビタミンDなど、および/または他のミネラル、例えば、ナトリウム、カルシウムなどをさらに含んでもよい。例えば、本発明の組成物は、ビタミンD、ナトリウムおよびカルシウムからなる群から選択される少なくとも1つ、例えばその全て、をさらに含んでもよい。例えば、本発明の組成物は、ビタミンDを0.5〜8μg、好ましくは1〜5μg含んでもよい。本発明の組成物はまた、例えば、ナトリウムを26〜440mg、好ましくは55〜220mg含んでもよく、カルシウムを75〜1400mg、好ましくは150〜600mg含んでもよい。
また、本発明の組成物は、乳脂質、炭水化物、灰分、水分などをさらに含んでもよい。例えば、本発明の組成物は、乳脂質、炭水化物、灰分および水分からなる群から選択される少なくとも1つ、例えばその全て、をさらに含んでもよい。例えば、本発明の組成物は、乳脂質を0.5〜8g、好ましくは1〜4g含んでもよく、炭水化物を2〜46g、好ましくは5〜23g含んでもよく、灰分を0.5〜8g、好ましくは1〜4g含んでもよく、および水分を45〜740g、好ましくは90〜370g含んでもよい。
また、本発明の組成物は、上記成分と共に、所望により経口上許容可能な添加剤を配合した組成物として提供することができる。経口上許容可能な添加剤として、水などの水性媒体、溶剤、溶解補助剤、滑沢剤、乳化剤、等張化剤、安定化剤、保存剤、防腐剤、界面活性剤、調整剤、キレート剤、pH調整剤、緩衝剤、賦形剤、増粘剤、着色剤、芳香剤または香料などが挙げられる。
本発明の組成物は、上記の各成分を混合、溶解、分散、懸濁するなどの公知の手法により、調製することができる。また、本発明の組成物の調製においては、本発明の効果を妨げない限り、上記の各成分の混合物、溶解物、分散物、懸濁物などに、均質化処理や殺菌処理を施してもよい。
また、本発明の組成物の形態は、本発明の効果を妨げない限り、特に制限されず、固形状、半固形状や液状であってもよいが、液状であることが好ましい。この場合、組成物の容量は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されず、例えば、50〜5000 mLとしてもよく、好ましくは100〜1000 mLであり、より好ましくは100〜500 mLであり、さらに好ましくは100〜200 mLである。
また、本発明の組成物は、1日の経口摂取量の単位として提供することが好ましい。本発明の組成物における鉄、亜鉛、葉酸および乳タンパク質の1日の経口摂取量は、上述した組成物中の含有量と同様とすることができる。
したがって、本発明の好ましい態様によれば、本発明の組成物は、1日の経口摂取量の単位からなり、鉄1〜50 mg、亜鉛1〜30 mg、葉酸50〜1000 μg、乳タンパク質1〜50 gを含んでなる。また、上記の鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の含有量は、好ましくは、本発明の組成物100〜1000 mL当たりの含有量であり、より好ましくは、本発明の組成物100〜500 mL当たりの含有量であり、さらに好ましくは、本発明の組成物100〜200 mL当たりの含有量である。
また、本発明の組成物は、包装形態で提供することが好ましい。包装形態としては、特に限定されず、パックや容器などが挙げられる。この場合、使用される容器は、例えば、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器や金属缶、瓶などの通常の形態で提供することができる。ここで、本発明の組成物が液状の場合、容器詰とすることにより、例えば、希釈せずに飲用できる。また、包装の表面には、成分の表示、用量や用法の表示などを付していてもよいし、血中ヘモグロビンを増加させるなどの具体的な機能の表示などを付していてもよい。かかる包装形態の好適な例としては、サプリメント、ドリンク剤、医薬製剤、食品、飲料などが挙げられる。ここで、表示は、本発明の組成物自体に付したものであってもよいし、本発明の組成物を含有する容器、包装材または添付文書に付したものであってもよい。また、表示は、本発明の組成物の関連する情報として、チラシ、パンフレット、ポップ、カタログ、ポスター、書籍、DVDなどの記憶媒体、電子掲示板やインターネットなどでの広告などで、本発明の組成物が効果的であることを表示・広告するものであってもよい。
本発明の血中ヘモグロビン増加用組成物は、血中ヘモグロビン増加剤であってもよい。また、本発明の組成物は、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度などの貧血に関連した血液パラメーターを増加させることができる。したがって、本発明の組成物の好ましい一つの態様によれば、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度および葉酸濃度から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加用組成物として提供される。また、上記血液パラメーターの増加用組成物は、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度および葉酸濃度から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加剤であってもよい。また、本発明の組成物の好ましい別の一つの態様によれば、本発明の組成物は、貧血改善用組成物または貧血となるリスクの低減用組成物として提供される。また、上記貧血改善用組成物または貧血となるリスクの低減用組成物は、貧血改善剤または貧血となるリスクの低減剤であってもよい。
また、本発明の別の態様によれば、血中ヘモグロビンの増加方法であって、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の有効量を対象に服用(好ましくは、摂取)させることを含んでなる方法が提供され、それを必要とする対象に摂取させることを含んでなる方法が提供される。したがって、本発明の方法の好ましい一つの態様によれば、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度および葉酸濃度から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加方法として提供される。また、本発明の方法の好ましい別の一つの態様によれば、貧血の改善方法として提供される。ここで、「改善」とは、確立された病態の改善という「治療」の意味を含むだけでなく、想定される悪化に対して事前に備え、疾患の発生を未然に防ぐ「予防」の意味も含む。また、「有効量」とは、1日の経口摂取量の単位における、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の含有量などと同様に設定することができる。そして、本発明の方法では、一つの態様によれば、ヒトに対する医療行為を除くものである。ここで、ヒトに対する医療行為とは、医師等の処方を必要として、ヒトに対して医薬品を摂取させる(投与する)行為などを意味する。また、本発明の方法は健常者を対象とすることを含んでもよい。本発明の血中ヘモグロビンの増加方法は、本発明の組成物について、本明細書に記載された内容に従って実施することができる。
本発明の摂取の方法は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されないが、好ましくは、経管摂取(経鼻摂取、胃ろうなど)、経口摂取であり、より好ましくは、経口摂取である。
本発明の組成物としては、医薬品、医薬部外品、ドリンク剤、サプリメント、化粧料、または、特定保健用食品、栄養機能食品もしくは機能性表示食品を含む機能性食品等の食品もしくは飲料等の飲食品、飼料での提供が挙げられ、摂取の簡便性、風味の観点から飲料が好ましい。
また、本発明の方法では、本発明の組成物の構成成分である、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を同時に対象に摂取させてもよく、別々に対象に摂取させてもよいが、好ましくは、本発明の組成物の形態に調製して同時に対象に摂取させることである。
本発明の摂取の用法は、本発明の効果を妨げない限り、対象の種類、年齢、性別、症状に応じて、当業者が適宜設定することができる。また、本発明の1日の摂取量は、1回で対象に摂取させてもよく、複数回で対象に摂取させてもよいが、好ましくは、本発明の組成物の形態に調製して1回で対象に摂取させることである。したがって、本発明の1日の摂取回数は、1日に1〜5回であり、好ましくは、1日に1〜3回であり、より好ましくは、1日に1回である。
本発明の対象は、好ましくは、ヒトであり、より好ましくは、血中ヘモグロビン濃度が低いヒトや貧血のヒトである。本発明の対象における血中ヘモグロビン濃度は、特に限定されないが、血中ヘモグロビンの増加による貧血の改善効果の観点から、低いことが好ましい。ここで、血中ヘモグロビン濃度が低いヒトや貧血のヒトとは、例えば、ヒトの男性の場合、血中ヘモグロビン濃度は、好ましくは13 g/dL未満を意味する。また、ヒトの女性の場合、血中ヘモグロビン濃度は、好ましくは12 g/dL未満を意味する。
また、本発明の対象の年齢は、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されないが、高齢者(例えば、65歳以上のヒト)の症状の改善において特に有利に利用することができることから、好ましくは、高齢者である。
本発明は、鉄が不足している対象における貧血の改善にも、鉄が不足していない対象における貧血の改善にも用いることができる。例えば、鉄が不足していない対象の場合、好ましくは、血清フェリチン濃度が25 ng/mL以上であるか、または総鉄結合能(Total Iron Binding Capacity;TIBC)が360 μg/dL未満である。
また、本発明の別の態様によれば、血中ヘモグロビン増加用組成物の製造における、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用が提供される。したがって、本発明の使用の好ましい一つの態様によれば、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加用組成物の製造における、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用として提供される。また、本発明の使用の好ましい別の一つの態様によれば、貧血改善用組成物の製造における、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用として提供される。
また、本発明の別の態様によれば、血中ヘモグロビン増加用組成物としての、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用が提供される。したがって、本発明の使用の好ましい一つの態様によれば、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加用組成物としての、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用として提供される。また、本発明の使用の好ましい別の一つの態様によれば、貧血改善用組成物としての、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用として提供される。
また、本発明の別の態様によれば、血中ヘモグロビン増加のための、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用が提供される。また、本発明の使用の好ましい一つの態様によれば、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加のための、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用として提供される。また、本発明の使用の好ましい別の一つの態様によれば、貧血改善のための、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質の組み合わせの使用として提供される。本発明の好ましい態様によれば、上記組み合わせは逐次または同時に対象に摂取させることを特徴とする。
また、本発明の別の態様によれば、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を組成物中に配合することを特徴とする、血中ヘモグロビン増加用組成物の製造方法が提供される。したがって、本発明の製造方法の好ましい一つの態様によれば、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を組成物中に配合することを特徴とする、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加用組成物の製造方法として提供される。また、本発明の製造方法の好ましい別の一つの態様によれば、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を組成物中に配合することを特徴とする、貧血改善用組成物の製造方法として提供される。
また、本発明の別の態様によれば、血中ヘモグロビンの増加のための、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を(有効成分として)含む組成物が提供される。したがって、本発明の組成物の好ましい一つの態様によれば、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加のための、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を(有効成分として)含む組成物として提供される。また、本発明の組成物の好ましい別の一つの態様によれば、貧血を改善するための、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を(有効成分として)含む組成物として提供される。
また、本発明の別の態様によれば、血中ヘモグロビンの増加のための、鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質の組み合わせ物が提供される。また、本発明の組み合わせ物の好ましい一つの態様によれば、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加のための、鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質を含む組み合わせ物として提供される。また、本発明の組み合わせ物の好ましい別の一つの態様によれば、貧血を改善するための、鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質を含む組み合わせ物として提供される。本発明の好ましい態様によれば、上記組み合わせ物は逐次または同時に対象に摂取させることを特徴とする。
上記の使用、製造方法、組成物(組み合わせ物)の態様はいずれも、本発明の組成物や方法に関する記載に準じて実施することができる。
以下、実施例により、本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術範囲は、これらの例示に限定されるものではない。なお、特に記載しない限り、本発明で用いられる全部のパーセンテージや比率は質量による。また、特に記載しない限り、本明細書に記載の単位や測定方法はJIS規格による。
例1:試験サンプルの製造
原料水に、乳原料(牛乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、ホエイ粉、無塩バター)、炭酸カルシウム、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸亜鉛、葉酸、ビタミンD、重曹を配合して十分に混合してから均質化した。この得られた水溶液を殺菌してから冷却して、液状の試験サンプル(乳ベース)を調製した。試験サンプルの組成を表1に示した。
Figure 2016208641
試験例1:貧血の傾向にある女性の高齢者を対象としたヒト試験
貧血の傾向にある女性の高齢者(平均年齢: 69.9±3.4歳)の15名を対象にして、実施例1で製造した試験サンプルを1日に1本(200 mL)ずつで経口摂取させた。また、経口摂取の直前と、最初の経口摂取から4週間後に、上記の高齢者における血液学的な貧血の指標値(ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数)と、血清中の亜鉛濃度、葉酸濃度を測定し、経口摂取の前後で比較した。なお、ヘモグロビン濃度では、SLS-Hb法、ヘマトクリット値では、赤血球パルス波高値検出法、赤血球数では、電気抵抗検出法、血清中の亜鉛濃度では、原子吸光光度法、葉酸濃度では、CLIA法によって測定した。
ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数の測定結果(平均値±標準偏差(n=15))を表2に示した。表2より、経口摂取の直前と比較して、最初の経口摂取から4週間後では、ヘモグロビン濃度とヘマトクリット値は、それぞれ有意に高かった(t検定)。一方、経口摂取の直前と比べて、最初の経口摂取から4週間後では、赤血球数は変わらなかった。
Figure 2016208641
血清中の亜鉛濃度と葉酸濃度の測定結果(平均値±標準偏差(n=15))を表3に示した。表3より、経口摂取の直前と比較して、最初の経口摂取から4週間後では、亜鉛濃度と葉酸濃度は、それぞれ有意に高かった(t検定)。
Figure 2016208641
試験例2:貧血の傾向にあるものの、鉄分が不足していない女性の高齢者を対象としたヒト試験
上記の試験例1で、貧血の傾向にある女性の高齢者には、経口摂取の直前で鉄分が不足していない高齢者(経口摂取の直前で、フェリチンが25 ng/mL以上、総鉄結合能(TIBC)が360 μg/dL未満である高齢者)が8名で含まれていた。そこで、上記の鉄分が不足していない高齢者のみを対象にして、血液学的な貧血の指標値(ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数)と、血清中の亜鉛濃度、葉酸濃度を経口摂取の前後で比較した。
鉄分が不足していない高齢者におけるヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数の測定結果(平均値±標準偏差(n=8))を表4に示した。表4より、経口摂取の直前と比較して、最初の経口摂取から4週間後では、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数は、それぞれ有意に高かった(t検定)。
Figure 2016208641
血清中の亜鉛濃度と葉酸濃度の測定結果(平均値±標準偏差(n=8))を表5に示した。表5より、経口摂取の直前と比較して、最初の経口摂取から4週間後では、葉酸濃度は有意に高かった(t検定)。また、経口摂取の直前と比較して、最初の経口摂取から4週間後では、亜鉛濃度は高かった。
Figure 2016208641
鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を組み合わせて用いることで、鉄の服用量を抑制しつつ、貧血の対象において血中ヘモグロビン濃度を向上できることが明らかとなった。また、鉄、亜鉛、葉酸、乳タンパク質を組み合わせて用いることで、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度などの貧血関連血液パラメーターを向上できることが明らかとなった。本発明によれば、鉄の使用量を抑制しつつ、貧血の対象において血中ヘモグロビン濃度を効果的に向上でき、特に、鉄分が不足していない高齢者の血中ヘモグロビン濃度を効果的に向上できる。

Claims (17)

  1. 鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質を含む、血中ヘモグロビン増加用組成物。
  2. 鉄の含有量が1〜50mgである、請求項1に記載の組成物。
  3. 亜鉛の含有量が1〜30mgである、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 葉酸の含有量が50〜1000μgである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 乳タンパク質の含有量が1〜50gである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 1日の経口摂取量の単位の形態である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記組成物が飲料である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 高齢者のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 血清中フェリチン濃度が25ng/mL以上のヒトのための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる群から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加のための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 貧血改善のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 血中ヘモグロビン増加用組成物の製造における、鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質の組み合わせの使用。
  13. ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度、葉酸濃度からなる少なくとも一つの血液パラメーターの増加のための、請求項12に記載の組み合わせの使用。
  14. 貧血改善のための、請求項12または13に記載の組み合わせの使用。
  15. 鉄、亜鉛、葉酸、および乳タンパク質の有効量を、それを必要とする対象に摂取させることを含んでなる、血中ヘモグロビンの増加方法。
  16. ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、赤血球数、亜鉛濃度および葉酸濃度から選択される少なくとも一つの血液パラメーターの増加方法である、請求項15に記載の方法。
  17. 貧血の改善方法である、請求項15または16に記載の方法。
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