JPWO2016207974A1 - デファレンシャルケース - Google Patents

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Abstract

第1の軸周りに回転可能な一対のサイドギアと前記第1の軸に直交する第2の軸周りに回転可能な一対のピニオンギアとを含むデファレンシャルギア組を収容してデファレンシャル装置を構成する、前記第1の軸周りに回転可能なケースは、前記第1の軸に関して回転対称な円筒面を輪郭に有する外周壁と、前記第1の軸に直交し、前記円筒面より外方に張り出したフランジを有し、前記外周壁と一体を成す第1の側壁と、前記第1の軸に直交する外側面を有し、前記第1の側壁に対向し、前記外周壁と一体を成す第2の側壁と、前記一対のピニオンシャフトを回転可能に支持するためのピニオンシャフトが前記第2の軸に沿って嵌入するように、前記外周壁を貫通する貫通孔と、前記デファレンシャルギア組の搬入を許容するべく前記外周壁に開けられた開口であって、前記第1の軸と前記第2の軸とを含む平面上に、前記第1の軸と前記第2の軸との交点を中心とする非正規楕円を投影し、前記非正規楕円が、前記非正規楕円の周のうち前記中心から最も遠い第1の弧と、前記サイドギアの搬入を許容するように前記第1の弧から離れた第2の弧と、を含み、前記ピニオンギアの軸を前記非正規楕円の前記中心に揃えたときに前記ピニオンギアの輪郭が前記非正規楕円の前記周に接しない、ように形成されている開口と、を備える。

Description

本開示は、デファレンシャル装置に関し、特に、複数に分割されないワンピースタイプであるにも関わらず大型のデファレンシャルギア組が搬入できるデファレンシャルケースに関する。
周知の通り、自動車は一またはそれ以上のデファレンシャルギアを備え、そのそれぞれは、出力軸の間の差動を許容するためのデファレンシャルギア組を内包し、例えばデファレンシャルケースに入力されたトルクを一対の出力軸へ差動的に伝達する。
デファレンシャルギア組と、これをケースに結合するピニオンシャフトとを、どのようにしてケース内に組み込むかが問題である。その解決手段の一は、ケースを複数のピースに分割可能にし、分解によって組み込みのための大きな開口を準備することである。しかしこれは、部品の数を増やし、また結合のための部品も必要とすることから、コストと重量の両方に不利益をもたらす。他の解決手段は、単一のピースであるケースの外周壁に大きな搬入口を開け、ここを通ってギア組をその内部に搬入することである。
特許文献1,2は、関連する技術を開示する。
日本国特許出願公開H11−30315号 米国特許第7780565号
ケースの外周壁は、入力されたトルクを負担する極めて重要な強度部材であり、これに大きな開口を開けることは、デファレンシャル装置のキャパシティに重大な影響を与える。特に注意すべきは、トルクに対するギア組のキャパシティを向上するべく大径のギアを採用するときには、より大きな開口が必要になり、ケースのキャパシティを低下させてしまうことである。本発明者らはここに技術的課題を見出し、その解決を図った。
本発明の一の局面によれば、第1の軸周りに回転可能な一対のサイドギアと前記第1の軸に直交する第2の軸周りに回転可能な一対のピニオンギアとを含むデファレンシャルギア組を収容してデファレンシャル装置を構成する、前記第1の軸周りに回転可能なケースは、前記第1の軸に関して回転対称な円筒面を輪郭に有する外周壁と、前記第1の軸に直交し、前記円筒面より外方に張り出したフランジを有し、前記外周壁と一体を成す第1の側壁と、前記第1の軸に直交する外側面を有し、前記第1の側壁に対向し、前記外周壁と一体を成す第2の側壁と、前記一対のピニオンシャフトを回転可能に支持するためのピニオンシャフトが前記第2の軸に沿って嵌入するように、前記外周壁を貫通する貫通孔と、前記デファレンシャルギア組の搬入を許容するべく前記外周壁に開けられた開口であって、前記第1の軸と前記第2の軸とを含む平面上に、前記第1の軸と前記第2の軸との交点を中心とする非正規楕円を投影し、前記非正規楕円が、前記非正規楕円の周のうち前記中心から最も遠い第1の弧と、前記サイドギアの搬入を許容するように前記第1の弧から離れた第2の弧と、を含み、前記ピニオンギアの軸を前記非正規楕円の前記中心に揃えたときに前記ピニオンギアの輪郭が前記非正規楕円の前記周に接しない、ように形成されている開口と、を備える。
図1は、本実施形態によるデファレンシャル装置の斜視図である。 図2は、デファレンシャル装置の回転軸とピニオンギアの回転軸の両方を通る断面から取られたデファレンシャル装置の断面図である。 図3は、デファレンシャル装置のケースの平面図である。 図4は、サイドギアを搬入する過程を模式的に示すケースの平面図である。 図5は、ピニオンギアを搬入する過程を模式的に示すケースの平面図である。
図1ないし5を参照して以下に幾つかの例示的な実施形態を説明する。
以下の説明および請求の範囲を通じて、軸方向の語は、特段の説明がなければ、デファレンシャル装置の回転軸に沿う方向を意味する。また上下あるいは左右を区別することがあるが、これらは説明の便宜のために過ぎず、実施形態を制限するものではない。さらに「トルクを受容する」「トルクを出力する」等の表現を利用することがあるが、これらも説明の便宜のために過ぎず、説明と逆向きにトルクが伝達されることがありうる。
主に図1を参照するに、デファレンシャル装置は、概して、デファレンシャルケース1と、これに収容されたギア3,5よりなるデファレンシャルギア組と、デファレンシャルケース1に固定されてピニオンギア5を支持するピニオンシャフト7と、を備える。デファレンシャル装置は、差動を制限するクラッチや他の装置を含むことができる。
図1に組み合わせて図2を参照するに、ケース1は、概略、回転軸X1の周りに概ね円筒形をなす外周壁11と、これに概ね直交する一対の側壁13,15と、よりなり、その全体が単一体である。外周壁11および側壁13,15は、その内部にデファレンシャルギア組を収容する室を画する。
外周壁11の外輪郭は、回転軸X1に関して回転対称な円筒面11Sであり、側壁13の外輪郭は、少なくともその一部は回転軸X1に直交する平面13Sである。反対側の側壁15からは、円筒面11Sよりも径方向に外方にフランジ17が一体に張り出しており、ここにトルクを受容するためのリングギアが結合する。結合は、ボルト等の締結具によることがありうるし、また溶接によることもありうる。
側壁13,15からはそれぞれボス部19が軸方向に外方に突出しており、これらはキャリアに回転可能に支持される。すなわち、ケース1はフランジ17からトルクを受容し、回転軸X1周りに回転する。
デファレンシャルギア組は、概略、回転軸X1周りに回転可能な一対のサイドギア3と、回転軸X1に直交するピニオン軸X2周りに回転可能な一対のピニオンギア5と、よりなり、これらは相互に噛合している。
サイドギア3は、ケース1の内面に、それぞれ側壁13,15の側に着座する。内面に対して滑動することによって、これらは回転軸X1周りに回転可能である。各サイドギア3は中空であって、その内面は出力軸と結合するべく、例えばスプラインが切られている。
ピニオンシャフト7は、分割可能でもよいが、好ましくは単一の丸棒状であって、ケース1をピニオン軸X2に沿って貫通し、これに固定される。固定は例えばピンないしボルト結合による。ピニオンギア5は、かかるピニオンシャフト7に嵌合することにより、回転可能に支持される。
ケース1に入力されたトルクはピニオンシャフト7を経由して一対のピニオンギア5が受容し、これに噛合した一対のサイドギア3に伝達され、それぞれこれらに結合した一対の出力軸に出力される。デファレンシャルギア組は、一対のサイドギア3の間の差動を許容する。
ケース1は、デファレンシャルギア組の搬入を許容するべく、開口21を備える。開口21は、軸X1,X2の両方に直交する向きに、外周壁11を貫通している。開口21は単一でなくてもよく、重量バランスを取るべく、回転軸X1に関して対称的に、同様な開口がケース1を貫通していてもよい。かかる開口は、好ましくは開口21と同一の形状だが、重量バランスを取りうる限りにおいて異なる形状であってもよい。
開口21の形状は、本実施形態において極めて重要である。主に図3を参照するに、回転軸X1とピニオン軸X2とを含む平面上に開口21を投影すると、開口21は、回転軸X1とピニオン軸X2との交点Cを中心とする、いびつな、非正規の、楕円に見える。以下において、かかる非正規楕円の形状の説明を以って開口21の形状の説明に代える。
かかる楕円は、回転軸X1に関して概して対称的にすることができるが、他の軸、例えばピニオン軸X2に関して対称ではなく、また中心Cに関して回転対称でもない。かかる楕円は、概して、フランジ17の側に小径であり、これと異なる方向に大径である。特に、中心Cから、外周面11Sの延長11Eと側面13Sの延長13Eとの交点に向かう径R1に沿って、かかる楕円は最も大径である。より詳しくは、径R1と楕円の周との交点を第1の交点P1としたとき、第1の交点P1を含む第1の弧A1は、楕円の周のうち中心Cから最も遠い。
かかる形状は、以下の通り、ケース1の強度および機能に与える影響が少ない。低下を防止する。ケース1の外周壁11においてフランジ17の付近は、入力されるトルクをピニオンシャフト7に伝達するのに、最も大きな応力を負担する部分である。かかる部位に開口21が張り出していないために、ケース1は十分な強度を備えることができる。一方、外周壁11においてピニオンシャフト7よりもフランジ17から遠い側は、トルクの伝達にあまり寄与しないので、ケース1の強度に与える影響が小さい。またケース1の内面において軸X1の周囲は、サイドギア3が着座する部位だが、径R1の方向に開口21が大径であっても、かかる部位を侵食することがない。すなわち、開口21がかかる形状であることは、ケース1の強度および機能に最も影響を与えない。なお、ケース1において第1の弧A1の周囲の部分を補強するべく、外周壁11と側壁13とに跨る部分23は、厚肉にすることができる。
さらに、かかる楕円は第2の交点P2あるいは第2の弧A2を含む。第1の交点P1あるいは第1の弧A1と、第2の交点P2あるいは第2の弧A2とを線分W1で結ぶと、かかる線分W1は、サイドギア3の搬入を許容するに十分な長さにするべきである。すなわち、第2の交点P2あるいは第2の弧A2は、第1の交点P1あるいは第1の弧A1から、サイドギア3の搬入を許容するに十分な幅だけ離れている。開口21がそのような形状であるために、図4に示す通り、サイドギア3を適宜に傾けることによりその搬入が許容される。好ましくは線分W1の長さは、サイドギア3の直径D1より大である。
また線分W1は、楕円の中心Cを通らず、これよりも第2の側壁13により近くなるように、弧A1,A2が位置している。それゆえ楕円は第1の側壁15に隣接した側に大きく張り出さない。図1より理解される通り、フランジ17に入力されたトルクが生ずる応力Fを負担するべき部分を幅広にすることができるので、かかる形状はケース1の強度を著しく改善する。
再び図3を参照するに、かかる楕円は、さらに、フランジ17に隣接するように、第3の弧A3を含む。第3の弧A3と回転軸X1との交点を第3の交点P3とすると、第2の弧A2は、第3の弧A3よりフランジ17からより遠くに位置している。またピニオン軸X2と楕円との交点を第4の交点P4とすると、第2の弧A2は、第4の交点P4よりフランジ17により近くに位置する。これらの配置は、開口21をフランジ17から遠ざけ、またピニオンシャフト7からも遠ざけ、以ってケース1の強度を低下させることがない。
第3の弧A3は、フランジ17から出来うる限り遠ざけることができ、すなわち、第3の弧A3は、楕円の周のうち中心Cから最も近くてもよい。さらに第3の弧A3は、回転軸X1に直交するように直線的であってもよく、これは加工を容易にし、ひいては加工精度の向上に寄与する。
しかしその両端部分A4、すなわち第3の弧A3と第2の弧A2との間の部分A4は、フランジ17から離れる方向に弧を描いてもよい。この第4の弧A4は、第3の弧A3と第2の弧A2との間に介在し、その間を滑らかに連結する。入力されたトルクが生ずる応力Fが通過する部分を楕円が避けるので、かかる形状はケース1の強度を著しく改善する。
弧A1と弧A2との間の部分も直線的であってもよい。なお、かかる部分および弧A1,A2,A3,A4は、互いに曲率が異なることにより、明確に区別される部分である。
図5を参照するに、楕円の全体は、ピニオンギア5の軸を中心Cに揃えたときに、ピニオンギア5の輪郭がその周に接しないように形成されている。すなわち第3の弧A3が楕円の周のうち中心Cから最も近いとしても、ピニオンギア5の輪郭は第3の弧A3に接しない。好ましくは第3の弧A3の径は、ピニオンギア5の半径より大である。
本実施形態によるデファレンシャルケース1を含むデファレンシャル装置は、次のようにして組み立てることができる。
組み立て前の状態において、図3に示すごとくケース1の内部は空洞になっている。図4に示すごとく、一のサイドギア3を傾け、その一端が第1の弧A1の付近を、その他端が第2の弧A2の付近を通過するようにすると、かかるサイドギア3は開口21を通過してケース1の内部に搬入することができる。かかるサイドギア3は、例えばフランジ17の側においてケース1の内部に着座せしめられる。他のサイドギア3も同様にして開口21を通過し、他方の側においてケース1の内部に着座せしめられる。
一対のサイドギア3は、このとき、それぞれの歯の一部を開口21に露出している。図5に示すごとく、これらに噛合せしめるように一のピニオンギア5を置く。正しく噛合すると、ピニオンギア5の軸は中心Cと揃う。既に述べた通り、ピニオンギア5の軸を中心Cに揃えたときに、ピニオンギア5の輪郭がその周に接しないように楕円の全体が形成されているので、この状態でピニオンギア5は開口21を通過することができる。同様にして他のピニオンギア5も一対のサイドギア3に噛合せしめられる。
一対のピニオンギア5にそれぞれワッシャを添付し、サイドギア3と共にピニオンギア5およびワッシャを回転軸X1周りに90°回転せしめると、図2に示すごとくピニオンギア5の軸とピニオン軸X2とが一致する。かかる状態において、ピニオンシャフト7がケース1の外部から挿入され、ボルト等で固定される。ピニオンシャフト7をボルト等で固定した後には、サイドギア3、ピニオンギア5および付随する部品の全ては、ケース1および相互の噛み合いにより拘束されるので、本来の位置から逸脱することがなく、ケース1内に保持される。
概略、これらの工程により、デファレンシャル装置を組み立てることができる。容易に理解される通り、組み立ては極めて簡単である。
フランジ17に入力されたトルクは外周壁11を経由してピニオンシャフト7に伝達されるので、図1を参照して既に説明した通り、フランジ17からピニオンシャフト7に向かう螺旋に沿って大きな応力Fが生ずる。本実施形態によれば、外周壁11フランジ17と第3の弧A3との間の部分は十分に幅広にすることができ、また開口21の弧A4に、フランジ17から離れる方向に滑らかに弧を描かせることができる。すなわち、主たる応力Fが通過する螺旋を避けるように開口21が形成されるので、応力Fに耐えるべき十分な強度を外周壁11に付与することができる。また弧A4が滑らかであるために、開口21の付近に応力集中が起こることもない。また、それにも関わらず、開口21はギアの搬入を妨げるほどに小さくはなく、上述のごとく容易な組立工程を可能にしている。
好適な実施形態により本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記開示内容に基づき、当該技術分野の通常の技術を有する者が、実施形態の修正ないし変形により本発明を実施することが可能である。
ギアの搬入を容易にする開口を持ちながら、入力されたトルクを負担するに十分な強度を有するデファレンシャルケースが提供される。

Claims (5)

  1. 第1の軸周りに回転可能な一対のサイドギアと前記第1の軸に直交する第2の軸周りに回転可能な一対のピニオンギアとを含むデファレンシャルギア組を収容してデファレンシャル装置を構成する、前記第1の軸周りに回転可能なケースであって、
    前記第1の軸に関して回転対称な円筒面を輪郭に有する外周壁と、
    前記第1の軸に直交し、前記円筒面より外方に張り出したフランジを有し、前記外周壁と一体を成す第1の側壁と、
    前記第1の軸に直交する外側面を有し、前記第1の側壁に対向し、前記外周壁と一体を成す第2の側壁と、
    前記一対のピニオンシャフトを回転可能に支持するためのピニオンシャフトが前記第2の軸に沿って嵌入するように、前記外周壁を貫通する貫通孔と、
    前記デファレンシャルギア組の搬入を許容するべく前記外周壁に開けられた開口であって、
    前記第1の軸と前記第2の軸とを含む平面上に、前記第1の軸と前記第2の軸との交点を中心とする非正規楕円を投影し、
    前記非正規楕円が、前記非正規楕円の周のうち前記中心から最も遠い第1の弧と、前記サイドギアの搬入を許容するように前記第1の弧から離れた第2の弧と、を含み、
    前記ピニオンギアの軸を前記非正規楕円の前記中心に揃えたときに前記ピニオンギアの輪郭が前記非正規楕円の前記周に接しない、ように形成されている開口と、
    を備えたケース。
  2. 請求項1のケースであって、前記第1の弧と前記第2の弧とを結ぶ線分が前記中心よりも前記第2の側壁により近くなるように、前記第1の弧と前記第2の弧とは位置している、ケース。
  3. 請求項1のケースであって、前記非正規楕円の前記中心から、前記円筒面の延長と前記外側面の延長との交点に向かう第1の径に、前記第1の弧が交わるべく位置している、ケース。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項のケースであって、前記非正規楕円は、前記フランジ側に隣接し、前記非正規楕円の前記周のうち前記中心から最も近い第3の弧を含む、ケース。
  5. 請求項4のケースであって、前記第2の弧は、前記第2の軸と前記非正規楕円の前記周との交点より前記フランジにより近く、前記第3の弧より前記フランジからより遠いように位置している、ケース。
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