JP4414926B2 - 団扇 - Google Patents

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Description

この発明は、団扇に関し、とくに、開閉自在に、すなわち、拡げてあおげると共にコンパクトに畳んで収納しうるように構成された団扇に関する。
この種の団扇ないしは扇子としては、複数の団扇構成部材と、これらの団扇構成部材の基端部を団扇構成部材の回動を自在とするように連結している連結ピンとによって構成されており、隣り合う2つの団扇構成部材の一方に、連結ピンの軸心を中心とする円弧上をのびたスリットが形成されるとともに、その他方に、スリットにはめ入れられたガイド片が形成されているものが知られている(例えば、特許文献1または特許文献2参照。)。
この種の団扇では、開閉構造であるスリットおよびガイド片が目立つために外観上見苦しく、突出したガイド片によって開閉の際に手を傷つける懸念もある。また、団扇構成部材の材料が紙のように破れ易いものであると、団扇構成部材の強度に問題がある。
特開2003−316号公報 特開平7−227310号公報
この発明の目的は、スリットおよびガイド片に相当するような開閉構造が目立つことなく、開閉を安全かつ簡単にでき、しかも、強度上問題のない団扇を提供することにある。
この発明による団扇は、複数の団扇構成部材の基端部にこれを貫通する円形状ピン孔がそれぞれあけられており、同団扇構成部材をそれぞれのピン孔が同心となるように重ね合わせた状態で同ピン孔に連結ピンが団扇構成部材の回動を自在とするように通されており、隣り合う2つの団扇構成部材の対向面のピン孔の半径方向外側にストッパがそれぞれ設けられており、同両ストッパが連結ピンの周方向に当接させられて同両団扇構成部材の所定角度以上の回動が規制されるようになされているものである。
この発明による団扇では、ストッパが開閉構造に相当するものを構成している。ストッパは、隣り合う2つの団扇構成部材の対向面にあり、しかも、対向面の基部にあるため、ストッパは目立ち難い。さらに、開閉構造は、開口部、例えば、孔やスリットのようなものを必要としないため、強度上の問題がない。
さらに、各ストッパは、対向面の一方から他方に向かって突出させられかつ先端面を対向面の他方に摺接させられており、同両ストッパは、連結ピンを挟んでその左右両側にそれぞれ位置させられており、同両ストッパの連結ピン周方向間に、同両団扇構成部材の回動を許す間隙が生じさせられていると、隣り合う2つの団扇構成部材は互いに摺接し合ってスムースに回動するし、ストッパ同士の当接によって回動が確実に規制される。
また、同両団扇構成部材を正方向および逆方向に回動させうるように、同両ストッパの連結ピン周方向間の前記間隙が連結ピンを挟んでその上側および下側の2か所に存在させられていると、団扇構成部材を双方向に拡げることがきる。
また、各団扇構成部材が、ピン孔をあけた一端部を有する帯板状柄と、柄の他端部に貼付けられた羽根とによって構成されていると、羽根の形状を容易に変更することができる。また、比較的強度を必要とする帯板状柄を、例えばプラスチックによって形成し、羽根を、例えば紙あるいは薄いプラスチックシートによって形成することができる。
また、ピン孔の周面と合致させられた外面を有する円筒状ピン本体と、ピン本体の一端開口にはめ入れられた抜止とよりなり、ピン本体の他端開口にフランジが設けられており、抜止に、ピン本体の一端開口端面に当接させられたフランジが設けられ、ピン本体および抜止の双方のフランジによって全ての団扇構成部材が挟まれていると、ピン本体の一端開口に抜止をはめ入れるだけの簡単な操作によって、団扇を組立てることができる。
この発明によれば、スリットおよびガイド片に相当するような開閉構造が目立つことなく、開閉を安全かつ簡単にでき、しかも、強度上問題のない団扇が提供される。
この発明の実施の形態を図面を参照しながらつぎに説明する。
図1に、畳んだ状態の団扇が、図2に、拡げた状態の団扇がそれぞれ示されている。
団扇は、表から裏にかけて順次並べられている7つの第1〜第7団扇構成部材11〜17と、これらの団扇構成部材11〜17を、拡げたり、畳んだりできるように同団扇構成部材11〜17の基部を連結している連結ピン21とよりなる。団扇構成部材11〜17の数は、もちろん、7に限定されることなく任意である。
各団扇構成部材11は、一定の幅をもつプラスチック製帯板状柄31と、柄31の先端部表面に貼付けられかつ絵柄Pが施されている逆瓢箪形の紙製羽根32とよりなる。
柄31の基端部には円形状ピン孔33があけられている。ピン孔33の周囲には、柄31の幅より大きい外径をもつ円環状ボス34が設けられている。
図3は、第1団扇構成部材11を裏面側から、第2団扇構成部材12を表面側からそれぞれ見たものを示している。第1団扇構成部材11の柄31の裏面基部には裏ストッパ41が設けられている。第2団扇構成部材12の柄31の表面基部には表ストッパ42が設けられている。
図5は、裏ストッパ41および表ストッパ42のみを、団扇の表側から見たものを示している。図5における2つのハッチング部分のうち、左側のハッチングが裏ストッパ41に相当し、右側のハッチングが表ストッパ42に相当する。
図5において、裏ストッパ41は、ピン孔33の中心Cを通る2つの上向き直線L1および下向き直線L2で挟まれた部分に形成された厚肉状のものである。ピン孔33の中心Cから、上向き直線L1は左斜め上向きに、下向き直線L2は左斜め下向きにそれぞれのびている(図3では左右が逆)。2つの直線L1、 L2の挟み角θ1は、略160度である。また、ピン孔33の中心を通って、柄31の長手方向にのびた中心線Sに対して、2つの直線L1、 L2は、ともに、略10度の同じ角度θ2をもたされている。
表ストッパ42は、表裏を別にすれば、第1団扇構成部材11の裏ストッパ41と同一形状のものである。すなわち、表ストッパ42は、ピン孔33の中心Cを通って、右斜め上向きにのびた直線L3および右斜め下向きにのびた直線L4で挟まれた厚肉状部分よりなる。ピン孔33の中心Cから、上向き直線L3は右斜め上向きに、下向き直線L4は右斜め下向きにそれぞれのびている。2つの直線L3、 L4の挟み角θ1は、略160度である。また、ピン孔33の中心を通って、柄31の長手方向にのびた中心線Sに対して、2つの直線L3、 L4は、ともに、略10度の同じ角度θ2をもたされている。
挟み角θ1や、中心線Sに対する角度θ2は、用いる団扇構成部材の数などに応じて適宜決定するとよい。
裏ストッパ41の上向き直線L1にそう縁部が正方向ストッパ部51を形成し、裏ストッパ41の下向き直線L2にそう縁部が逆方向ストッパ部52を形成している。表ストッパ42には、裏ストッパ41と同様に、正方向ストッパ部53および逆方向ストッパ部54が設けられている。
詳しく図示しないが、第2団扇構成部材12の柄31の裏面には、第1団扇構成部材11の裏ストッパ41と同一の裏ストッパ41が設けられている。
第3〜第6団扇構成部材13〜16には、第2団扇構成部材12と同じように、裏ストッパ41および表ストッパ42が設けられている。
第7団扇構成部材17は、第1団扇構成部材11の表裏を丁度逆にしたもので、その柄31の表面に、表ストッパ42を有している。この表ストッパ42は、第2〜第6団扇構成部材12〜16の表ストッパ42と同一のものである。
連結ピン21は、図4に詳しく示すように、円筒状ピン本体61と、ピン本体61の一端開口にはめ入れられているピン本体61より小径の円筒状抜止62とよりなる。ピン本体61および抜止62は、ともに、プラスチック製である。ピン本体61外面の他端開口縁部には本体フランジ71が設けられている。ピン本体61の内面には、裏側を向いた段72が設けられている。抜止62の外面には、段72に係合させられた突起73が設けられている。抜止62の軸線上には、抜止62を縦割りするようにスリット74とが形成されている。抜止62の突出側端部には抜止フランジ75が設けられている。
団扇の組立は、以下の通りである。第1〜第7団扇構成部材11〜17を、それぞれのピン孔33が同心状となるように重ね合わせる。連結ピン21のピン本体61を、その一端開口側から第7団扇構成部材17のピン孔33に差し込み、第1〜第7団扇構成部材11〜17の全てのピン孔33に差し通す。そして、本体フランジ71を第7団扇構成部材17のピン孔33の裏面縁部に当接させる。そうすると、ピン本体61は、その一端開口を第1団扇構成部材11のピン孔33に覗かせるから、その開口に抜止62を挿入し、段72に突起73を係合させるとともに、抜止フランジ75を第1団扇構成部材11のピン孔33表面縁部に当接させる。これにより、ピン本体61および抜止62の双方のフランジ71、75 によって第1〜第7団扇構成部材11〜17の全てが挟まれた状態になる。
以上の通り、団扇が組立られた状態では、隣合う2つの団扇構成部材11〜17同士では同じ関係となる。第1〜第7団扇構成部材11〜17を代表するものとして、第1および第2団扇構成部材11、12 の関係について説明する。第1団扇構成部材11の裏ストッパ41の先端面は、第2団扇構成部材12の表ストッパ42の左側に摺接させられている。逆に、第2団扇構成部材12の表ストッパ42の先端面は、第1団扇構成部材11の裏ストッパ41の右側に摺接させられている。
第1および第2団扇構成部材11、12 の柄31同士がぴったりと重なった状態では、裏ストッパ41および表ストッパ42の正方向ストッパ部51、53 同士の間には、ピン孔33を中心として略20度の角度2・θ2でもって拡がる上間隙G1が生じている。裏ストッパ41および表ストッパ42の逆方向ストッパ部52、54同士の間には、同じように、略20度の角度2・θ2 でもって拡がる下間隙G2が生じている。
この状態から、第1団扇構成部材11に対し第2団扇構成部材12を反時計方向に略20度回転させると(図2b)、上間隙G1が狭められて、裏ストッパ41および表ストッパ42の正方向ストッパ部51、53 同士が当接させられ、それ以上、第2団扇構成部材12が回転することが規制される。これとは、逆に、第2団扇構成部材12を時計方向に回転させると(図2a)、今度は、下間隙G2が狭められて、逆方向ストッパ部52、54同士が当接させられ、それ以上、第2団扇構成部材12は回転しない。
全ての団扇構成部材11〜17を正方向および逆方向のいずれかに回転させると、拡げられた状態となり、全ての団扇構成部材11〜17を柄31が一直線状となるように重ね合わせると、収納するときに便利なコンパクトな畳まれた状態となる。
連結ピン21を貫通している孔に、チェーンリングやストラップを通してもよい。そうすると、装飾にもなるし、団扇を持ちやすくなったりもする。
羽根32は、柄31の表裏両面のいずれでも、双方にでも貼付けることが可能である。羽根の形状は自在であり、紙あるいはプラスチックシート等を所望の形状に打ち抜いて形成するとよい。
この発明による団扇の畳んだ状態の正面図である。 同拡げた状態の正面図である。 同団扇の要部の分解斜視図である。 図1のIV−IV線にそう断面図である。 同要部の動作説明図である。
符号の説明
11〜17:団扇構成部材
21:連結ピン
33:ピン孔
41、42 :ストッパ

Claims (2)

  1. 複数の団扇構成部材の基端部にこれを貫通する円形状ピン孔がそれぞれあけられており、同団扇構成部材をそれぞれのピン孔が同心となるように重ね合わせた状態で同ピン孔に連結ピンが団扇構成部材の回動を自在とするように通されており、隣り合う2つの団扇構成部材の対向面のピン孔の半径方向外側にストッパがそれぞれ設けられており、同両ストッパが連結ピンの周方向に当接させられて同両団扇構成部材の所定角度以上の回動が規制されるようになされている団扇であって、
    各団扇構成部材が、ピン孔をあけた基端部を有する帯板状柄と、柄の上端部に貼付けられた羽根とによって構成されており、
    各ストッパは、対向面の一方から他方に向かって突出させられかつ先端面を対向面の他方に摺接させられており、同両ストッパは、連結ピンを挟んでその左右両側にそれぞれ位置させられており、同両ストッパの連結ピン周方向間に、同両団扇構成部材の回動を許す間隙が生じさせられており、
    同両団扇構成部材を正方向および逆方向に回動させうるように、同両ストッパの連結ピン周方向間の前記間隙が連結ピンを挟んでその上側および下側の2か所に存在させられている団扇。
  2. 連結ピンが、ピン孔の周面と合致させられた外面を有する円筒状ピン本体と、ピン本体の一端開口にはめ入れられた抜止とよりなり、ピン本体の他端開口にフランジが設けられており、抜止に、ピン本体の一端開口端面に当接させられたフランジが設けられ、ピン本体および抜止の双方のフランジによって全ての団扇構成部材が挟まれている、請求項に記載の団扇。
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