JPWO2016189686A1 - 熱交換器、及び冷熱機器 - Google Patents

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Abstract

着霜による風路閉塞を防止して高い冷却品質を維持できる熱交換器及び冷蔵庫を提供することを目的とする。間隔をおいて積層された複数のフィンと、当該フィンをその積層方向に貫通し、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくとも1つ備え、当該フィン間に空気を流して当該冷媒と当該空気とを熱交換させる熱交換器において、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記空気の気流方向の上流側の領域に形成されている。

Description

この発明は、冷熱用の熱交換器及びこれを備える冷熱機器に関するものである。
空気を循環させ熱交換器で除熱して冷却空間内を冷却する冷凍冷蔵庫などの冷熱機器においては、循環空気に含まれる水分が霜として熱交換器に付着する(以下、着霜と称する)。一般的に、循環空気の上流側に多くの着霜が生じ、下流側への着霜量は少ない。上流側に着霜量が偏って風路が閉塞されることにより、熱交換器内の循環空気量が減少して熱交換量が低下してしまうという問題がある。熱交換量の低下を防止するための構成として、例えば特許文献1には、フィンアンドチューブ型の熱交換器において、着霜量時の風量低下を生じ難くするために、循環空気の上流側におけるチューブ配列を碁盤目状とし、下流側におけるチューブ配列を千鳥状にするとともに、十分な冷凍能力を得るために、千鳥状領域のフィン上にルーバー又はコルゲート状の加工部を設けた構成が開示されている。また、特許文献2には、下流側への空気循環量を確保して除熱量の減少を防止するために、上流側のフィン間隔を下流側のフィン間隔よりも大きくするとともに、上流側と下流側の着霜量の調整を図るために、フィンにリブ又はルーバーを形成した構成が開示されている。
実開昭57−196962号公報 特開平5−18636号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示された技術においては、フィン上に設けられたリブやルーバー等の加工部はフィン面に対して垂直方向に立ち上がる形状を有しており、前縁効果又は乱流促進効果を生じさせることから、当該加工部及びその近傍に集中的に着霜が生じ、風路閉塞によって熱交換量が低下し、冷却品質が低下してしまうという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、着霜による風路閉塞を防止して高い冷却品質を維持できる熱交換器及びこれを用いた冷蔵庫などの冷熱機器を提供することを目的とする。
この発明に係る熱交換器は、間隔をおいて積層された複数のフィンと、前記フィンをその積層方向に貫通し、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくとも1つ備え、前記フィン間に空気を流して前記冷媒と前記空気とを熱交換させる熱交換器において、 前記フィン列のうちの少なくとも1つに、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記空気の気流方向の上流側の領域に形成されていることを特徴とする。
この発明に係る冷熱機器は、当該熱交換器を備えることを特徴とする。また、この発明に係る冷熱機器は庫室と、前記庫室の背面側に設けられた背面側仕切り板と、前記背面側仕切り板と前記庫室の背面壁との間に形成された背面空間内に設けられ冷却器として動作する熱交換器と、前記熱交換器と共に冷凍回路を構成する圧縮機、凝縮機、及び毛細管と、前記背面側仕切り板の上方に設けられ、前記背面側仕切り板の下方の空気流入口から吸い込んだ空気を前記熱交換器を介して前記庫室に送風するファンと、を備え、前記熱交換器は、間隔をおいて積層された複数のフィンと、前記フィンをその積層方向に貫通し、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくとも1つ備え、前記フィン間に空気を流して前記冷媒と前記空気とを熱交換させ、前記フィンのうちの少なくとも1つに、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記空気の気流方向の上流側の領域に形成されていることを特徴とする。
この発明の熱交換器及び冷蔵庫は、着霜による風路閉塞を防止して高い冷却品質を維持できるという効果を有する。
この発明の実施の形態1における熱交換器の正面図である。 図1の熱交換器の側面図である。 図1の熱交換器のA−A線における断面図である。 フィンの部分拡大平面図(a)、及び(a)のB−B線における断面図(b)である。 この発明の実施の形態2の熱交換器のフィンの部分拡大平面図(a)及び(b)である。 この発明の実施の形態2の別の熱交換器のフィンの部分拡大平面図(a)及び(b)である。 この発明の実施の形態3の熱交換器の断面図である。 この発明の実施の形態4の熱交換器の断面図である。 この発明の実施の形態4の別の熱交換器の断面図である。 この発明の実施の形態4の別の熱交換器の断面図である。 この発明の実施の形態5の熱交換器の断面図である。 この発明の実施の形態6の熱交換器のフィンの斜視図である。 この発明の実施の形態7の実施形態である冷熱機器の奥行き方向の断面図である。 図13の冷熱機器に設けられた熱交換器の一例を示す断面図である。 この発明の実施の形態7の実施形態である冷熱機器の横方向の断面図である。
実施の形態1.
図1は、本実施形態における熱交換器1の正面図である。複数の板状のフィン2が所定の間隔をおいて配列されて6つのフィン列21〜26をなしている。フィン列21〜26の両側には、サイドプレート4が設けられている。フィン列21〜26は、気流方向D1に向かって順に並んでいる。フィン2の各々には、円筒形状のカラーを有する挿通孔2a(図3)が設けられている。配管3は、直管部3aと曲管部3bとが連続するように曲げられた構成を有する。配管3の直管部3aは、フィン2の挿通孔2aに挿通されており、フィン列21〜26をフィン2の面に対して垂直方向(以下、フィン2の配列方向D2と称する)に貫通している。直管部3aは、挿通孔2aにおいてフィン2と密着している。配管3の内部には、被熱交換流体である冷媒が流れている。熱交換器1においては、複数枚のフィン2及び複数本の直管部3aの間を熱交換流体である空気が流れることによって、冷媒と空気との間で熱交換がなされる。気流方向D1の最上流のフィン列21から最下流のフィン列26までの気流方向D1に沿った空気の流路が熱交換器1内の風路である。
気流方向D1の上流側における隣接フィン間の間隔(以下、フィンピッチと称する)S1は、下流側におけるフィンピッチS2よりも大きい。
図2は、熱交換器1の側面図である。図3は、熱交換器1のA−A線における断面図である。フィン列21及び22においては、2本の配管3の直管部3aが段方向D3に並んでおり、フィン2を配列方向D2(図1)に貫通している。フィン列23〜26においては、3本の配管3の直管部3aが段方向D3に所定の間隔をおいて直列に並んでおり、フィン2を配列方向D2(図1)に貫通している。以下、便宜上、段方向D3について、図2に示すように上段側、下段側と称する。1つのフィン2において、気流方向D1には、1本の配管3の直管部3a1のみが挿通されている。配管3の直管部3aは、フィン列21〜26の両側に設けられているサイドプレート4の挿通孔2aにも挿通されている。配管3の曲管部3bは、サイドプレート4の外側に位置している。1つのフィン2内における開口部2bと配管3の中心との間の距離T1は、互いに隣接するフィン列の配管3のピッチT2よりも小さい。かかる位置関係により、開口部2bを設けない場合と比較して着霜量が減少する。
図4(a)は、フィン2の部分拡大平面図である。図4(b)は、図4(a)のB−B線における断面図である。フィン2には開口部2bが設けられている。開口部2bは、フィン2の気流方向D1の上流側の辺と挿通孔2aとの間に形成されている。すなわち、開口部2bは、挿通孔2aから見て気流方向D1の上流側に形成されている。開口部2bの周縁部E1は、フィン2の面内に存在し、フィン2の面に対して垂直な構造及び傾斜した構造を有していない。すなわち、周縁部E1は平坦であり、フィン2の面から立ち上がる形状を有していない。開口部2bはスリット形状とすることができる。スリット形状は、短辺、長辺を有する四角形である。この場合、開口部2bの長手方向は、フィン2の長手方向に一致する。図4(a)における開口部2bの輪郭は、平面視で四角形である。なお、開口部2bの平面視の輪郭は、四角形に限られず、その他の多角形、円形、楕円形など任意の形状とすることができる。着霜量低減の観点からは、開口部2bの、気流方向D1に垂直な方向の長さLを、配管3の直管部3aの直径Dの0.5倍以上とすることが望ましい。長さLの大きさに応じて着霜の低減量が変化するが、長さLは例えば直管部3aの直径Dの0.5倍以上20倍以下の長さの範囲で任意の大きさとすることができる。開口部2bの、気流方向D1に平行な方向の長さWは、領域R1から領域R2への熱伝達を妨げることができる大きさであれば良い。長さWは、例えば0.1mm以上50mm以下とすることができる。また、長さWは、配管3の直管部3aの直径Dの0.01倍以上5倍以下とすることができる。開口部2bはフィン2の任意の位置に形成することができる。着霜量低減の観点からは、フィン2上の配管3の貫通位置から開口部2bまでの最短距離Yは、フィン2上の配管3の貫通位置からフィン2の気流方向の上流側の辺までの最短距離Xの1/2以下となる位置に開口部2bを形成することが好ましい。また、開口部2bをスリット形状とすれば、狭い領域にも開口部2bを設けることができ、位置や個数に関する設計の自由度を増すことができる。
かかる構成によれば、フィン2の領域のうち、開口部2bよりも下流側の領域R1では、配管3を流れる冷媒による冷却効果により温度が低下するが、開口部2bよりも上流側の領域R2では、配管3を流れる冷媒による冷却効果が減じ、下流側の領域R1に比較して温度が高くなる。開口部2bによって配管3から領域R1への熱伝達が阻害されるので、開口部2bを境に高低差のある温度分布が形成される。上流側の領域R2の温度と流入空気の温度との差が縮小することにより、開口部2bを設けない場合と比較して着霜量が減少する。
例えば、着霜し易い上流側のフィン列21及び22に開口部2bを設け、且つ着霜し難い下流側のフィン列23〜26のフィン2には開口部を設けた構成とすることができる。かかる構成によれば、上流側での過大な着霜を抑制して熱交換器1での着霜の均一化を図りつつ、下流側で十分な熱交換量を確保できる。また、開口部2bの周縁部E1は平坦であり、フィン2の面から立ち上がる構造が存在しないので、前縁効果又は乱流促進効果による開口部2b近傍への集中的な着霜は生じない。それ故、本実施形態の熱交換器1によれば、集中的な着霜による風路閉塞を防止できるという効果を奏する。また、フィン2における気流方向D1の下流側の領域すなわち配管3の後ろ側の領域に開口部2bを設けたときよりも、循環空気が最初に触れる上流側に設けたときの方が着霜量が少なくなる。したがって、着霜量低減の効果を大きくするためには、開口部2bをフィン2の上流側に配置することが好ましい。また、本実施形態と異なり、仮に1つのフィンにおいて、気流方向D1に2本以上の直管部が並列に挿通されている場合には、1つの直管部の上流側が他の1つの直管部の下流側に対応し、開口部を当該1つの直管部の上流に設けても、開口部より上流側への着霜を防止する効果が低い。これに対して、本実施形態の熱交換器1においては、1つのフィン2において気流方向D1に1本の配管3の直管部3a1のみが挿通されているので、開口部2bより上流側への着霜防止の効果が大きい。なお、開口部2bは、フィン列21〜26の全てに設けられる必要はなく、これらのうちの少なくとも1つに設けられていれば良い。また、開口部2bは、1つのフィン列を構成する全てのフィン2に設けられている必要もなく、これらのうちの少なくとも1つに設けられていれば良い。すなわち、開口部2bは、着霜低減量の調整のため、任意のフィン2に適宜設けることができる。
実施の形態2.
図5(a)〜(d)は、開口部2bが形成されたフィン2の変形例を示す部分拡大平面図である。開口部2bはスリット形状とすることができる。以下、実施の形態1と異なる部分について主に説明する。
図5(a)の例においては、挿通孔2aから見て、段方向D3の上段側に開口部2b1が形成されており、下段側に開口部2b2が形成されている。すなわち、挿通孔2aを挟んで2つの開口部2b1及び2b2が形成されている。開口部2b1及び2b2の長手方向は、フィン2の短手方向に一致する。
かかる構成によれば、開口部2b1と開口部2b2との間の領域R1では、配管3を流れる冷媒による冷却効果により温度が低下する。一方、開口部2b1よりも上段側の領域R21及び開口部2b2よりも下段側の領域R22では、配管3を流れる冷媒による冷却効果が減じ、領域R1に比較して温度が高くなる。領域R21及びR22の温度と流入空気の温度との差が縮小することにより、領域R21及びR22における着霜量が減少する。このように、図5(a)の開口部配置によっても、フィン2に高低差のある温度分布を形成し、着霜量を低減して風路閉塞を防止することができる。例えば、フィン2の短手方向の幅が狭く、開口部を気流方向D1の上流側に形成できない場合に、着霜量低減のため、図5(a)の配置とすることが有効である。
図5(b)の例においては、挿通孔2aから見て、段方向D3の上段側に開口部2b1が形成されており、下段側に開口部2b2が形成されており、気流方向D1の上流側に開口部2b3が形成されている。開口部2b1及び2b2の長手方向は、フィン2の短手方向に一致する。開口部2b3の長手方向は、フィン2の長手方向に一致する。
かかる構成によれば、フィン2の領域のうち、開口部2b1、2b2及び2b3によって囲まれた領域R1では、配管3を流れる冷媒による冷却効果により温度が低下する。一方、挿通孔2aから見て開口部2b1、2b2及び2b3よりも外側の領域R2では、配管3を流れる冷媒による冷却効果が減じ、領域R1に比較して温度が高くなる。領域R21及びR22の温度と流入空気の温度との差が縮小することにより、領域R21及びR22における着霜量が減少する。図5(b)の開口部配置によれば、図5(a)の場合に比較して、より高低差の大きい温度分布を形成し、着霜量を更に低減することができる。それ故、着霜量を大幅に低減したい場合に、図5(b)の配置とすることが有効である。
図6(a)の例においては、円弧形状の開口部2bが形成されている。着霜量を少なくするため、開口部2bの少なくとも一部が、挿通孔2aの気流方向D1の上流側に位置するように形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、フィン2の領域のうち、開口部2bから見て気流方向D1の下流側の領域R1では、配管3を流れる冷媒による冷却効果により温度が低下する。一方、開口部2bから見て上流側の領域R2では、配管3を流れる冷媒による冷却効果が減じ、領域R1に比較して温度が高くなる。領域R2の温度と流入空気の温度との差が縮小することにより、領域R2における着霜量が減少する。このように、図6(a)の開口部配置によっても、フィン2に高低差のある温度分布を形成し、着霜量を低減して風路閉塞を防止することができる。開口部2bの円弧の曲率を挿通孔2aの外周の曲率と略同一として、開口部2bを挿通孔2aに近接して形成することができる。かかる構成によれば、狭い開口部形成領域で十分な高低差を有する温度分布を得ることができる。
図6(b)の例においては、挿通孔2aから見て、気流方向D1の上流側に3つの開口部2b1、2b2及び2b3が並列に形成されている。開口部2b1、2b2及び2b3の長手方向は、フィン2の長手方向に一致する。
かかる構成によれば、フィン2の領域のうち、開口部2b1よりも下流側の領域R1では、配管3を流れる冷媒による冷却効果により温度が低下する一方、上流側の領域R2では、配管3を流れる冷媒による冷却効果が減じ、領域R1に比較して温度が高くなる。領域R2の温度と流入空気の温度との差が縮小することにより、領域R2における着霜量が減少する。このように、図6(b)の開口部配置によっても、フィン2に高低差のある温度分布を形成し、着霜量を低減して風路閉塞を防止することができる。例えば、互いに隣接する2つの挿通孔2aの間に開口部を形成できるだけの領域を確保できない場合に、着霜量低減のため、図6(b)の配置とすることが有効である。
なお、図6(b)は、3つの開口部を形成した場合の例であるが、2つ、又は、4つ以上の開口部を形成することもできる。開口部の個数が多いほど着霜し難くなるので、例えば、着霜し易い上流側のフィン列21及び22には3つ、着霜し難い下流側のフィン列23〜26には2つといったように、上流側と下流側とで開口部の個数を変えた構成とすることもできる。かかる構成によれば、熱交換器1全体での着霜分布の均一化を図ることができ、冷却品質を向上させることができる。
実施の形態3.
以下、実施の形態1と異なる部分について主に説明する。
図7は、本実施形態の熱交換器1の一例を示す断面図である。気流方向D1の上流側にフィンピッチS1で配置されているフィン列21及び22には開口部2bが設けられ、下流側にフィンピッチS1よりも狭いフィンピッチS2で配置されているフィン列23〜26には開口部2bが設けられていない。
かかる構成によれば、上流側のフィン列21及び22においては、フィンピッチS1を広くすることに加えて、フィン2に開口部2bを形成しているので、上流側への着霜量をより低減でき、風路閉塞の防止効果を更に高めることができる。一方、下流側のフィン列23〜26においては、フィンピッチS2を狭くしているので十分な熱交換量を確保できる。例えば設計仕様上の制限やコストの要件から、上流側のフィン列21及び22のフィンピッチS1を更に大きくできない場合に、上流側のフィン列21及び22のみに開口部2bを設けることによって、熱交換器1全体での着霜分布の均一化を図ることができ、着霜による風路閉塞を防止できる。
本実施形態の変形例として、フィンピッチの大きさにかかわらず、フィン列21〜26を上流側の群と下流側の群とに分けて、気流方向D1の上流側の群に属するフィン列に開口部2bを設け、下流側の群に属するフィン列には開口部2bを設けない構成とすることもできる。かかる構成によっても、上流側での着霜による風路閉塞を防止して、熱交換器1全体での着霜分布の均一化を図ることができる。上流側の群とは、最上流のフィン列21のみ、又はフィン列21から順に最大でフィン列23までをいう。下流側の群とは、最下流のフィン列26のみ、又はフィン列26から順に最大でフィン列24までをいう。このように、上流側の群と下流側の群はフィン列21〜26の数の半分の位置で区分けすることができる。本実施の形態及びその変形例は、挿通孔2bから見て気流方向D1の上流側に開口部2bを形成した場合の例であるが、これに限られず、図5(a)〜図6(b)に示される位置に形成しても良い。
実施の形態4.
以下、実施の形態1と異なる部分について主に説明する。
図8は、本実施形態の熱交換器1の一例を示す断面図である。気流方向D1の上流側にフィンピッチS1で配置されているフィン列21及び22の開口部2bの長手方向の長さL1は、下流側にフィンピッチS1よりも狭いフィンピッチS2で配置されているフィン列23〜26の開口部2bの長手方向の長さL2よりも大きい。図8の構成によれば、上流側のフィン列21及び22において、フィンピッチS1を広くすることに加えて、長手方向の長さL1が比較的大きい開口部2bを形成しているので、上流側への着霜量をより低減でき、風路閉塞を防止できる。また、下流側のフィン列23〜26においては、長手方向の長さL2が比較的小さい開口部2bを形成しているので、下流側における熱交換量を十分に確保できる。
図9は、本実施形態の熱交換器1の別の例を示す断面図である。気流方向D1の上流側にフィンピッチS1で配置されているフィン列21及び22の開口部2bの短手方向の幅W1は、下流側にフィンピッチS1よりも狭いフィンピッチS2で配置されているフィン列23〜26の開口部2bの短手方向の幅W2よりも大きい。図9の構成によれば、上流側のフィン列21及び22において、フィンピッチS1を広くすることに加えて、幅W1が比較的大きい開口部2bを形成しているので、上流側への着霜量をより低減でき、風路閉塞の防止効果を更に高めることができる。また、下流側のフィン列23〜26においては、開口部2bの幅W2が比較的小さいので、着霜量低減の効果が小さく、十分な熱交換量を確保できる。
図10は、本実施形態の熱交換器1の別の例を示す断面図である。気流方向D1の上流側にフィンピッチS1で配置されているフィン列21及び22における開口部2bの長手方向の辺から直管部3aの外周までの最短距離Y1は、下流側にフィンピッチS1よりも狭いフィンピッチS2で配置されているフィン列23〜26における開口部2bの長手方向の辺から直管部3aの外周までの最短距離Y2よりも短い。図10の構成によれば、上流側のフィン列21及び22において、フィンピッチS1を広くすることに加えて、直管部3aの外周までの最短距離Y1が比較的短い位置に開口部2bを形成しているので、上流側への着霜量をより低減でき、風路閉塞の防止効果を更に高めることができる。また、下流側のフィン列23〜26においては、直管部3aの外周までの距離Y2が比較的長い位置に開口部2bを形成しているので、十分な熱交換量を確保できる。
図8の変形例として、フィンピッチの大きさにかかわらず、気流方向D1の上流側に位置するフィン列の開口部2bの長さを、下流側に位置するフィン列の開口部2bの長さ以上の大きさとした構成とすることができる。例えば、上流側のフィン列21〜23の開口部2bの長さを、下流側のフィン列24〜26の開口部2bの長さ以上の大きさとすることができる。また、例えば、最下流に位置するフィン列26から最上流に位置するフィン列21まで開口部2bの長さを段階的に大きくした構成とすることもできる。
図9の変形例として、フィンピッチの大きさにかかわらず、気流方向D1の上流側に位置するフィン列の開口部2bの短手方向の幅を、下流側に位置するフィン列の開口部2bの短手方向の幅以上の大きさとした構成とすることができる。例えば、上流側のフィン列21〜23の開口部2bの短手方向の幅を、下流側のフィン列24〜26の開口部2bの短手方向の幅以上の大きさとすることができる。また、例えば、最下流に位置するフィン列26から最上流に位置するフィン列21まで開口部2bの幅を段階的に大きくした構成とすることもできる。
図10の変形例として、フィンピッチの大きさにかかわらず、気流方向D1の上流側に位置するフィン列の開口部2bの長手方向の辺から直管部3aの外周までの最短距離を、下流側に位置するフィン列の開口部2bの長手方向の辺から直管部3aの外周までの最短距離以上の長さとした構成とすることができる。例えば、上流側のフィン列21〜23における当該距離を、下流側のフィン列24〜26における当該距離以上の長さとすることができる。また、例えば、最下流に位置するフィン列26から最上流に位置するフィン列21まで当該距離を段階的に短くした構成とすることもできる。
これらの変形例によれば、気流方向D1の下流から上流に亘って熱交換器1における着霜量を段階的に微調整できるので、熱交換器1全体での着霜分布をより均一化でき、着霜による風路閉塞の防止効果を更に高めることができる。
実施の形態5.
以下、実施の形態1と異なる部分について主に説明する。
図11は、本実施形態の熱交換器1の一例を示す断面図である。気流方向D1の上流側に配置されているフィン列21及び22においては、フィン2の短手方向の中心位置F1から気流方向D1の下流側にずれた位置に配管3が設けられている。フィン列21及び22のフィン2の気流方向D1の上流側には開口部2bが形成されている。また、気流方向D1の下流側に配置されているフィン列23〜26においては、フィン2の短手方向の中心位置F2に3つの配管3が並んで設けられている。フィン列23〜26のフィン2には開口部が形成されていない。
かかる構成によれば、気流方向D1の上流側においては、フィン列21及び22のフィン2における配管3から比較的遠い領域すなわち気流方向D1の上流側の領域では配管3を流れる冷媒による冷却効果が弱まるので、開口部2bだけの場合に比較して着霜量を更に減少できる。一方、気流方向D1の下流側のフィン列23〜26においては、配管3を流れる冷媒の冷却効果がフィン2の上流側及び下流側の周縁部にまでおよび、開口部も設けられていないので、十分な熱交換量を確保できる。例えば設計仕様上の制限やコストの要件から、上流側のフィン列21及び22のフィンピッチS1を広くできない場合に、図11の構成とすることによって、上流側で着霜による風路閉塞を防止しつつ、下流側では十分な熱交換量が確保されるので、高い冷却品質を得ることができる。
実施の形態6.
図12は、本実施形態の熱交換器1のフィン2の斜視図である。フィン2には切起し部2cが設けられている。切起し部2cは、フィン2の表面に2本の平行な切込みを入れて、切込み中央部をフィン2の面に対して垂直方向に立たせることによって形成される。切起し部2cは、互いに反対方向に傾斜する2つの切起し面2c1及び2c2からなり、V字形状をなしている。切起し部2cは、図12に示されるように、例えば、挿通孔2aの上流側及び下流側、且つ互いに隣接する2つの挿通孔2aの中間位置に設けることができる。
フィン2の面に対して垂直方向に立ち上げられた切起こし部2cの前縁効果によって、流入空気とフィン2との間の熱伝達率が大きくなる。かかる構成によれば、フィン2に開口部2bを設けたことによって減少した熱交換量を補うことができる。例えば、着霜量の多くなる上流側のフィン列21及び22のフィン2に開口部2bを設け、着霜量の少ない下流側のフィン列23〜26のフィン2には開口部を設けずに切起し部2cを設けた構成とすることができる。かかる構成によれば、上流側での着霜による風路閉塞を防止しつつ、下流側で十分な熱交換量が確保されるので、高い冷却品質を得ることができる。なお、実施の形態1〜5のいずれの構成においても、本実施形態の切起し部2cを設けることができる。また、切起し部2cは、図12の例の形状に限られず、フィン2の面に対して垂直な又は傾斜した構造を有していれば良い。
実施の形態7.
図13は、実施の形態1〜6及び図14のいずれか1つの熱交換器1を備える冷熱機器10の奥行き方向の断面模式図である。図14は、本実施形態の冷蔵庫10に用いる熱交換器1の一例を示す断面図である。図15は、本実施形態の冷蔵庫10の横方向の断面模式図である。本実施形態では、冷熱機器10を冷蔵庫10として説明する。断熱箱体11は、庫室仕切り板19a及び19bによって仕切られており、3つの庫室13−a〜13−cが形成されている。庫室13−a〜13−cは、それぞれ前面扉12−a〜12−cによって開閉自在である。例えば、庫室13−aは冷蔵室、庫室13−bは野菜室、庫室13−cは冷凍室である。熱交換器1は、庫室13−cの背面側仕切り板16によって仕切られた背面空間17内に設置されている。熱交換器1は、冷却器として動作し、圧縮機14と、凝縮機(図示せず)と、毛細管(図示せず)と共に冷媒回路を構成する。冷媒回路によって生成された冷気は、背面側仕切り板16の上方に設けられたファン15によって庫室13−a〜13−cに供給される。ファン15は、背面側仕切り板16の上方に設けられ、背面側仕切り板16の下方の空気流入口18から吸い込んだ空気を熱交換器1を介して庫室13−a〜13−cに送風する。冷気は、破線の矢印によって示されるように、断熱箱体11の背面に設けられたダクト30、及び庫室13−a〜13−c同士を連通する開口部31〜35を介して循環する。
フィン列21〜26のフィン2の長手方向が背面側仕切り板16の面に対して垂直方向となるように熱交換器1が設けられている。循環空気は、背面側仕切り板16下方の空気流入口17から背面空間18内に斜め上方向に向かって流入する。フィン列21〜26の開口部2bは、配管3の直管部3aから見て気流方向D1の上流側に設けられている。気流方向D1の上流側のフィン列21及び22の開口部2bは、その長手方向がフィン2の長手方向に対して傾斜した向きで設けられている。これにより、フィン列21及び22の開口部2bの短手方向は空気流入口17に向けられている。一方、気流方向D1の下流側のフィン列23〜26の開口部2bは、その長手方向がフィン2の長手方向に一致して設けられている。1つのフィン2において、気流方向D1には、1本の配管3の直管部3a1のみが挿通されている。開口部2bの位置から見て気流方向D1の上流側領域への配管3からの熱伝達が阻害されるので、図14の構成によれば、熱交換器1内の気流方向D1に沿った空気流路D4(破線)上のフィン領域の温度がより高くなり、着霜量低減の効果がより高められる。
本実施形態における冷蔵庫10は、実施の形態1〜6及び図14のいずれか1つの熱交換器1を備えているので、着霜による風路閉塞を防止して高い冷却品質を得ることができる。冷凍庫などの他の冷熱機器の場合でも、同様の効果を奏することができる。冷蔵庫10においては、熱交換器1は、背面側仕切り板16と箱体背面壁11aとの間に形成された空間に設けられている。一般的な冷蔵庫においては、背面側仕切り板16と箱体背面壁11aとの間の距離K1が狭く、これらの間に熱交換器1を設けたときに着霜によって熱交換器1内の風路が閉塞した場合には、空気流入口17からファン15に抜ける空気の通過量が極端に減ってしまい、冷却性能が大幅に低下してしまう。実施の形態1〜6及び図14の熱交換器1によれば、着霜量を低減して風路閉塞を防止できるので、冷蔵庫10に適用したときに特に効果的である。
実施の形態1〜7は、フィン21及び22の長手方向の長さと、フィン23〜26の長手方向の長さとが異なる場合の例であるが、フィン21〜26の長手方向の長さを同じにした構成とすることもできる。この場合でも同様の効果を奏する。また、実施の形態1〜7は、フィン21〜26の長手方向の端部の位置が揃っていない場合の例であるが、フィン21〜26の長手方向の端部の位置を揃えた構成とすることもできる。この場合でも同様の効果を奏する。実施の形態7の、フィン21〜26の長手方向の長さが異なり、これらの端部も揃っていない熱交換器1を冷熱機器10に適用した場合には、熱交換器1に着霜したときにも熱交換器1がダクト30内の冷気の流れを遮ることを防止できるという効果を奏する。一般的に、冷蔵庫10のダクト30は、背面側仕切り板16と断熱箱体11の背面壁との間の狭い空間に設けられることから、ダクト30内の空気の流路は狭くなっている。一般的な冷蔵庫においては、特に、熱交換器に着霜した際にダクト内の空気の流れが妨げられ易い。それ故、実施の形態1〜7の、フィン21〜26の長手方向の長さが異なり、これらの端部も揃っていない熱交換器1を冷蔵庫10に適用することは、特に有効である。
1 熱交換器
2 フィン
2a 挿通部
2b 開口部
2c 切起し部
21〜26 フィン列
3 配管
3a 直管部
3b 曲管部
4 サイドプレート
10 冷熱機器
11 断熱箱体
11a 箱体背面壁
12−a、12−b、12−c、12−d 前面扉
13−a、13−b、13−c、13−d 庫室
14 圧縮機
15 ファン
16 背面側仕切り板
17 空気流入口
18 背面空間
19a、19b 庫室仕切り板
30 ダクト
31〜35 開口部
この発明に係る熱交換器は、間隔をおいて積層された複数のフィンと、前記フィンをその積層方向に貫通しており、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくともつ備え、前記フィン間に流れる空気前記冷媒とを熱交換させる熱交換器において、前記フィン列毎の前記フィンの長手方向の端部の位置が互いに揃っておらず、前記フィン列のうちの少なくとも1つに、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記空気の気流方向の上流側の領域に形成されていることを特徴とする。
この発明に係る冷熱機器は、当該熱交換器を備えることを特徴とする。また、この発明に係る冷熱機器は庫室と、前記庫室の背面側に設けられた背面側仕切り板と、前記背面側仕切り板と前記庫室の背面壁との間に形成された背面空間内に設けられ冷却器として動作する熱交換器と、前記熱交換器と共に冷凍回路を構成する圧縮機、凝縮機、及び毛細管と、前記背面側仕切り板の上方に設けられ、前記背面側仕切り板の下方の空気流入口から吸い込んだ空気を前記熱交換器を介して前記庫室に送風するファンと、を備え、前記熱交換器は、間隔をおいて積層された複数のフィンと、前記フィンをその積層方向に貫通しており、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくともつ備え、前記フィン間に流れる空気前記冷媒とを熱交換させることができ前記フィン列毎の前記フィンの長手方向の端部の位置が互いに揃っておらず、前記フィンのうちの少なくとも1つに、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記空気の気流方向の上流側の領域に形成されていることを特徴とする。

Claims (21)

  1. 間隔をおいて積層された複数のフィンと、前記フィンをその積層方向に貫通し、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくとも1つ備え、前記フィン間に空気を流して前記冷媒と前記空気とを熱交換させる熱交換器において、
    前記フィンのうちの少なくとも1つに、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記空気の気流方向の上流側の領域に形成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記開口部は、スリット形状であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記開口部の、前記気流方向に対して垂直な方向の長さは、前記フィンを貫通している前記配管の直径の0.5倍以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記フィン上の前記配管の貫通位置から前記開口部までの最短距離は、前記フィン上の前記配管の貫通位置から前記フィンの前記気流方向の上流側の辺までの最短距離の1/2以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記フィンにおける前記開口部と前記配管の中心との間の距離は、互いに隣接する前記フィン列の前記配管のピッチよりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 前記開口部は、スリット形状であり、その長辺が互いに平行となる位置に2つ以上形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  7. 前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の上流側の前記フィン列におけるフィンピッチが、前記気流方向の下流側の前記フィン列におけるフィンピッチよりも狭くなっており、
    前記上流側の前記フィン列にのみ前記開口部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  8. 前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    複数の前記フィン列が上流側の群と下流側の群とからなり、前記上流側の群に属するフィン列にのみ前記開口部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  9. 前記開口部は、スリット形状であり、
    前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の上流側の前記フィン列におけるフィンピッチが、前記気流方向の下流側の前記フィン列におけるフィンピッチよりも狭くなっており、
    前記上流側の前記フィン列における前記開口部の長手方向の長さは、前記下流側の前記フィン列における前記開口部の長手方向の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  10. 前記開口部は、スリット形状であり、
    前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の上流側の前記フィン列におけるフィンピッチが、前記気流方向の下流側の前記フィン列におけるフィンピッチよりも狭くなっており、
    前記上流側の前記フィン列における前記開口部の短手方向の幅は、前記下流側の前記フィン列における前記開口部の短手方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  11. 前記開口部は、スリット形状であり、
    前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の上流側の前記フィン列におけるフィンピッチが、前記気流方向の下流側の前記フィン列におけるフィンピッチよりも狭くなっており、
    前記上流側の前記フィン列における前記開口部の長手方向の辺から前記配管の外周までの最短距離は、前記下流側の前記フィン列における前記開口部の長手方向の辺から前記配管の外周までの最短距離よりも短いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  12. 前記開口部は、スリット形状であり、
    前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の最下流側の前記フィン列から最上流側の前記フィン列まで、前記開口部の長手方向の長さが段階的に大きくなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  13. 前記開口部は、スリット形状であり、
    前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の最下流側の前記フィン列から最上流側の前記フィン列まで、前記開口部の短手方向の幅が段階的に大きくなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  14. 前記開口部は、スリット形状であり、
    前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の最下流側の前記フィン列から最上流側の前記フィン列まで、前記開口部の長手方向の辺から前記配管の外周までの最短距離が段階的に短くなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  15. 前記フィンの形状は、平面視で長方形であり、
    前記フィン列が前記空気の気流方向に沿って複数個設けられており、
    前記気流方向の上流側の前記フィン列においては、前記フィンの短手方向の中心位置から前記気流方向の下流側にずれた位置に前記配管が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  16. 前記フィンには、前記フィンの面に対して垂直な又は傾斜した構造が設けられていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の熱交換器。
  17. 1つの前記フィンにおいて前記気流方向には1本の前記配管のみが挿通されていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の熱交換器。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の熱交換器を備える冷熱機器。
  19. 庫室と、前記庫室の背面側に設けられた背面側仕切り板と、前記背面側仕切り板と前記庫室の背面壁との間に形成された背面空間内に設けられ冷却器として動作する熱交換器と、前記熱交換器と共に冷凍回路を構成する圧縮機、凝縮機、及び毛細管と、前記背面側仕切り板の上方に設けられ、前記背面側仕切り板の下方の空気流入口から吸い込んだ空気を前記熱交換器を介して前記庫室に送風するファンと、を備え、
    前記熱交換器は、間隔をおいて積層された複数のフィンと、前記フィンをその積層方向に貫通し、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくとも1つ備え、前記フィン間に空気を流して前記冷媒と前記空気とを熱交換させ、
    前記フィンのうちの少なくとも1つに、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記空気の気流方向の上流側の領域に形成されていることを特徴とする冷熱機器。
  20. 前記開口部はスリット形状からなり、
    前記空気の気流方向の上流側のフィンに形成されている前記開口部の短手方向は前記空気流入口に向けられていることを特徴とする請求項19に記載の冷熱機器。
  21. 冷蔵室を備える断熱箱体と、前記冷蔵室の背面側に設けられた背面側仕切り板と、前記背面側仕切り板と前記冷蔵室の背面壁との間に形成された背面空間内に設けられ冷却器として動作する熱交換器と、前記熱交換器と共に冷凍回路を構成する圧縮機、凝縮機、及び毛細管と、前記背面側仕切り板の下方の空気流入口から吸い込んだ空気を前記熱交換器を介して前記背面側仕切り板の上方から吹き出させるファンと、を備え、
    前記熱交換器は、間隔をおいて積層された複数のフィンと、前記フィンをその積層方向に貫通し、内部を冷媒が流れる配管と、からなるフィン列を少なくとも1つ備え、1つの前記フィンにおいて前記空気の気流方向には1本の前記配管のみが挿通されており、
    前記フィンのうちの少なくとも1つに、平坦な周縁部を有する少なくとも1つの開口部が、前記フィンにおける前記配管の貫通位置よりも前記気流方向の上流側の領域に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
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