JPWO2016166882A1 - 機械室レスエレベータ - Google Patents

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Abstract

機械室レスエレベータにおいて、昇降路(3)のピット(17)には、最下階乗場(16)とピット(17)との間を作業者が移動するために使用されるピット出入り装置(21、35)が設けられている。ピット出入り装置(21、35)は、ピット(17)内に常設かつ固定され、作業者の足が乗せられる固定式ステップ(24a−24b、37)を有している。固定式ステップ(24a−24b、37)は、巻上機(4)及び盤装置(10)の少なくともいずれか一方である最下階設置機器の下方に配置されており、かつ、真上から見て、最下階設置機器の領域又は最下階設置機器とかご(1)との間の領域に重ねて配置されている。

Description

この発明は、例えば制御盤等の盤装置又は巻上機が、昇降路内の最下階付近に設置されている機械室レスエレベータに関するものである。
エレベータの最下階乗場とピットとの間を作業者が移動するために、梯子が常設されている場合がある。梯子は、一般的に、昇降路壁及びピット床面にアンカボルト等を用いて固定される。
しかし、機械室レスエレベータでは、昇降路内に配置されている機器が多く、また、昇降路の水平面積をできるだけ縮小することが求められているため、梯子を設置できる平面スペースが限られている。
これに対して、従来のエレベータのピット梯子では、第1の支柱及び第2の支柱の間に、複数のステップが上下方向に間隔をおいて設けられている。各ステップは、第1の支柱及び第2の支柱に対してそれぞれ回転可能に連結されている。これにより、ピット梯子は、第2の支柱を第1の支柱に接近させた状態で収納可能になっている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の他のエレベータのピット梯子は、固定側支柱と、固定側支柱に対して水平方向へ移動可能な可動側支柱と、固定側支柱と可動側支柱との間に架設されている複数の踏板とを有している。踏板は、可動側支柱の移動により固定側支柱に対してスライド可能になっている。踏板の一部は、可動側支柱が収納位置にあるとき、かごガイドレールの背部に配置される(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来のエレベータの梯子保持装置は、ガイドレールに固定された水平な腕部材と、腕部材に設けられている一対のフック部材とを有している。フック部材には、梯子のステップが掛けられる(例えば、特許文献3参照)。
さらにまた、従来のエレベータでは、昇降路壁の最下階床付近に制御盤が設置されている。制御盤の下方の昇降路壁には、折り畳み式の作業台が設けられている。制御盤のメンテナンスを行う際には、作業者がピット内に移動し、作業台を組み立てる。そして、作業台に設けられた複数のプレートを踏板として使い、作業台の最上部に移動する(例えば、特許文献4参照)。
特開2004−224497号公報 特開2013−220913号公報 特開2005−263387号公報 特開2002−145550号公報
特許文献1、2に示されているピット梯子は、収納状態と使用状態との間で動かす必要があり、利便性が低い。また、特許文献3に示されている梯子保持装置を用いる場合、梯子を収納場所から取り出してフック部材に掛ける必要があり、やはり利便性が低い。
一方、特許文献4に示されている作業台は、ピットに出入りするために使用されるものではなく、使用時には作業者が別のピット梯子等を利用してピット内に移動して、作業台を組み立てる必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、昇降路のピット内のスペースにピット出入り装置を効率的に設置するとともに、ピットに出入りする際の利便性を向上させることができる機械室レスエレベータを得ることを目的とする。
この発明に係る機械室レスエレベータは、前面と、前面に対向する後面と、互いに対向する第1及び第2の側面とを有しており、昇降路内を昇降するかご、昇降路内に設けられており、かごの昇降を案内するかごガイドレール、昇降路内に設けられており、かごを昇降させる巻上機、筐体と、筐体内に収容されている電気機器とを有しており、かつ、昇降路内に設けられている盤装置、及び最下階乗場と昇降路のピットとの間を作業者が移動するために使用されるピット出入り装置を備え、巻上機及び盤装置の少なくともいずれか一方は、昇降路内の最下階付近に設置されており、かつ、真上から見て第1の側面と昇降路壁との間に配置されている最下階設置機器であり、ピット出入り装置は、ピット内に常設かつ固定され、作業者の足が乗せられる固定式ステップを有しており、固定式ステップは、最下階設置機器の下方に配置されており、かつ、真上から見て、最下階設置機器の領域又は最下階設置機器とかごとの間の領域に重ねて配置されている。
この発明の機械室レスエレベータは、ピット内に常設かつ固定されている固定式ステップが、最下階設置機器の下方に配置されており、かつ、真上から見て、最下階設置機器の領域又は最下階設置機器とかごとの間の領域に重ねて配置されているので、昇降路のピット内のスペースにピット出入り装置を効率的に設置するとともに、ピットに出入りする際の利便性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1による機械室レスエレベータを示す概略の平面図である。 図1の制御盤の周辺を示す正面図である。 図2の制御盤及び横部材の平面レイアウトの第1の例を示す平面図である。 図2の制御盤及び横部材の平面レイアウトの第2の例を示す平面図である。 この発明の実施の形態2による機械室レスエレベータの制御盤の周辺を示す正面図である。 この発明の実施の形態3による機械室レスエレベータの制御盤の周辺を示す正面図である。 この発明の実施の形態4による機械室レスエレベータの制御盤の周辺を示す正面図である。 この発明の実施の形態5による機械室レスエレベータの制御盤の周辺を示す正面図である。 この発明の実施の形態6による機械室レスエレベータの制御盤の周辺を示す正面図である。 この発明の実施の形態7による機械室レスエレベータの巻上機の周辺を示す正面図である。 この発明の実施の形態8による機械室レスエレベータの巻上機の周辺を示す正面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による機械室レスエレベータを示す概略の平面図である。図において、カゴ1及び釣合オモリ2は、懸架体(図示せず)により昇降路3内に吊り下げられている。懸架体としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
カゴ1は、カゴ出入口が設けられている前面1aと、前面1aに対向する後面1bと、互いに対向する第1及び第2の側面1c,1dとを有している。第1及び第2の側面1c,1dは、カゴ1の幅方向(図1の左右方向)両側に配置されている。釣合オモリ2は、カゴ1と同じ高さに位置するときに後面1bに対向するように、カゴ1の後方に配置されている。
昇降路3内には、カゴ1及び釣合オモリ2を昇降させる巻上機4が設置されている。巻上機4は、真上から見て、釣合オモリ2の横に配置されている。また、巻上機4は、巻上機本体5と、駆動シーブ6とを有している。巻上機本体5は、駆動シーブ6を回転させる巻上機モータと、駆動シーブ6の回転を制動する巻上機ブレーキとを有している。
駆動シーブ6には、懸架体が巻き掛けられている。カゴ1及び釣合オモリ2は、懸架体により、2:1ローピング方式で吊り下げられており、駆動シーブ6が回転することにより互いに反対方向へ昇降する。
昇降路3内には、カゴ1の昇降を案内する一対のかごガイドレール7a,7bと、釣合オモリ2の昇降を案内する一対の釣合オモリガイドレール8a,8bとが設置されている。かごガイドレール7a,7b及び釣合オモリガイドレール8a,8bは、互いに平行、かつ垂直に立てられている。
カゴガイドレール7a,7bは、カゴ1の幅方向の両側で、カゴ1の前後方向(図1の上下方向)の同じ位置に配置されている。また、カゴガイドレール7a,7bは、カゴ1を挟んで互いに対向している。昇降路3の底面上には、カゴ緩衝器9が立てられている。
昇降路3内には、カゴ1の運転を制御する盤装置としての制御盤10が設けられている。制御盤10は、筐体11と、筐体11内に収容されている電気機器12とを有している。
また、制御盤10は、昇降路3内の最下階付近に設置されており、かつ、真上から見て第1の側面1cとそれに対向する昇降路壁3aとの間に配置されている。即ち、実施の形態1の最下階設置機器は、制御盤10である。
さらに、制御盤10は、カゴガイドレール7aよりもカゴ1の前後方向の前側に配置されている。
図2は図1の制御盤10の周辺を示す正面図である。カゴガイドレール7a,7bは、上下方向に互いに間隔をおいて配置されている複数のレールブラケット13により、昇降路3内に固定されている。カゴガイドレール7aには、上側腕部材14及び下側腕部材15が互いに平行かつ水平に固定されている。
上側腕部材14及び下側腕部材15は、カゴガイドレール7aから、カゴガイドレール7aに交差する方向へ突出している。具体的には、上側腕部材14及び下側腕部材15は、カゴガイドレール7aから、カゴ1の前後方向の前側へ直角に突出している。下側腕部材15は、上側腕部材14の下方に配置されている。また、上側腕部材14及び下側腕部材15は、それぞれ複数のレールクリップを用いてカゴガイドレール7aに固定されている。
筐体11は、幅寸法(図2の左右方向の寸法)よりも高さ寸法(図2の上下方向の寸法)の方が大きく、厚さ寸法(図3の上下方向の寸法)が幅寸法よりも小さい縦長薄型の外形を有している。
筐体11の上端部は、上側腕部材14に固定されている。筐体11の下端部は、下側腕部材15に固定されている。即ち、制御盤10は、上側腕部材14及び下側腕部材15を介してカゴガイドレール7aに対して固定されている。また、制御盤10は、その下端部が最下階乗場のフロアレベル16よりも上方に位置するように配置されている。
昇降路3のピット17には、最下階乗場とピット17との間を作業者が移動するために使用されるピット出入り装置としての梯子21が設けられている。梯子21は、ピット17内に垂直に立てられている一対の支柱22,23と、作業者の足が乗せられる固定式ステップとしての複数の横部材24a〜24dとを有している。
横部材24a〜24dは、上下方向に互いに間隔(例えば250〜350mm)をおいて支柱22,23間に水平に固定されている。また、横部材24a〜24dは、制御盤10の下方に配置されている。
梯子21は、非使用時にも移動、折り畳み又は収納の必要がなく、そのままの状態で設置されている。即ち、横部材24a〜24dは、ピット17内に常設かつ固定されており、移動又は組立の必要がなく、そのままの状態で作業者が足を乗せることができる。
支柱22,23は、最上段の横部材24aよりも上方で、下側腕部材15に固定されている。また、支柱22,23の下端部は、ピット17の床面17a上に支持され固定されている。
支柱22,23の上端部には、制御盤10の下端部よりも上方へ延長されてなり、作業者により把持される把持部22a,23aが設けられている。把持部22a,23aの上端は、最下階乗場のフロアレベル16よりも500mm以上上方に位置している。
図3は図2の制御盤10及び横部材24a〜24dの平面レイアウトの第1の例を示す平面図である。第1の例では、横部材24a〜24dは、真上から見て、2点鎖線で示す制御盤10の領域に重ねて配置されている。即ち、横部材24a〜24dは、制御盤10の直下に配置されている。
また、横部材24a〜24dは、昇降路壁3aに対して平行に配置されている。横部材24a〜24dの奥行き寸法d1は、例えば30mm程度である。昇降路壁3aと横部材24a〜24dの先端(昇降路壁3aとは反対側の端部)までの距離は、例えば150mm以上である。筐体11の厚さ寸法は、例えば100mm程度である。
図4は図2の制御盤10及び横部材24a〜24dの平面レイアウトの第2の例を示す平面図である。第2の例では、横部材24a〜24dは、真上から見て、制御盤10の領域とは重なっていない。しかし、横部材24a〜24dは、真上から見て、制御盤10とカゴ1の第1の側面1cとの間の領域(図4の斜線を付した領域)に重ねて配置されている。即ち、横部材24a〜24dは、制御盤10の直下からカゴ1側へオフセットして配置されている。
このような機械室レスエレベータでは、ピット17内に常設かつ固定されている横部材24a〜24dが、制御盤10の下方に配置されており、かつ、真上から見て、制御盤10の領域又は制御盤10とカゴ1との間の領域に重ねて配置されているので、ピット17内のデッドスペースに梯子21を効率的に設置するとともに、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。
また、支柱22,23の上端部を延長するだけの簡単な構成により、把持部22a,23aを形成することができ、ピット17に出入りする際の利便性をさらに向上させることができる。
さらに、共通の下側腕部材15により、制御盤10及び梯子21をカゴガイドレール7aに対して固定することができ、部品点数の増加を防止することができる。
なお、把持部は、いずれか一方の支柱のみに設けてもよい。
また、横部材の数及び間隔は、ピットの深さに応じて適宜変更可能である。
実施の形態2.
次に、図5はこの発明の実施の形態2による機械室レスエレベータの制御盤10の周辺を示す正面図である。最上段の横部材24aよりも上方の支柱22,23間には、機器固定部材25が水平に固定されている。機器固定部材25には、制御盤10の下端部が固定されている。下側腕部材15は、省略されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、ピット17内のデッドスペースを効率的に利用しつつ、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。
また、実施の形態1では、梯子21は、ピット17の床面17aと下側腕部材15とで支持されており、制御盤10は、梯子21を支持する構造部材としては使用されていない。これに対して、実施の形態2では、筐体11が梯子21を支持する構造部材の1つとして使用されている。これにより、下側腕部材15及びそれをカゴガイドレール7aに固定する締結具を省略することができる。
実施の形態3.
次に、図6はこの発明の実施の形態3による機械室レスエレベータの制御盤10の周辺を示す正面図である。実施の形態3では、実施の形態2よりも高さ寸法が小さい筐体11が用いられている。また、制御盤10の下端部は、実施の形態2のものよりも上方に位置している。
さらに、支柱22,23の上端部は、上側腕部材14に固定されている。このため、支柱22,23間には、横部材24a〜24dに加えて、横部材24e〜24gが固定されている。即ち、横部材24a〜24gの数が実施の形態2よりも多い。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このような構成によっても、ピット17内のデッドスペースを効率的に利用しつつ、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。また、制御盤10に荷重負担させずに下側腕部材15を省略することができる。さらに、支柱22,23の制御盤10の両側を通る部分を把持部として利用することができる。
実施の形態4.
次に、図7はこの発明の実施の形態4による機械室レスエレベータの制御盤10の周辺を示す正面図である。カゴガイドレール7aの下側腕部材15の下方には、梯子用腕部材26が水平に固定されている。梯子用腕部材26は、複数のレールクリップを用いてカゴガイドレール7aに固定されている。
支柱22,23の上端部は、下側腕部材15まで延長されておらず、梯子用腕部材26に固定されている。実施の形態4の梯子21は、上側腕部材14、下側腕部材15及び制御盤10には、直接固定されていない。梯子用腕部材26は、最上段の横部材(固定式ステップ)としても機能する。
実施の形態4のピット出入り装置31は、梯子21と、梯子用腕部材26と、梯子21とは別に制御盤10に設けられており、作業者により把持される一対の棒状の把持部材32,33とを有している。把持部材32,33は、制御盤10の幅方向両側に垂直に固定されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、ピット17内のデッドスペースを効率的に利用しつつ、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。また、制御盤10及び梯子21の現地据付作業を別々に行うことができる。さらに、梯子21のサイズが小さく、出荷時の梱包性に優れている。
実施の形態5.
次に、図8はこの発明の実施の形態5による機械室レスエレベータの制御盤10の周辺を示す正面図である。実施の形態5のピット出入り装置35は、カゴガイドレール7aに固定されている平板状のアダプタ36と、アダプタ36に固定されている固定式ステップとしての足場台37と、足場台37とは別にカゴガイドレール7aに固定されており、作業者により把持される把持部材38とを有している。
アダプタ36は、下側腕部材15の下方でカゴガイドレール7aに固定されている。把持部材38は、下側腕部材15の上方でカゴガイドレール7aに固定されており、制御盤10の背面側で制御盤10と交差している。アダプタ36及び把持部材38は、それぞれ複数のレールクリップを用いて、カゴガイドレール7aに固定されている。
アダプタ36及び把持部材38は、カゴガイドレール7a,7bから、上側腕部材14及び下側腕部材15と同じ方向へ突出している。把持部材38の先端部は、制御盤10よりも乗場側に位置している。また、把持部材38の先端部には、孔を設けてなる把持部38aが設けられている。
足場台37は、アダプタ36の昇降路壁3aとは反対側の面に固定されている。また、足場台37は、作業者の足が乗せられる水平な上面37aを有している。さらに、足場台37は、実施の形態1の横部材24a〜24dと同様に、制御盤10の下方に配置されており、かつ、真上から見て、制御盤10の領域又は制御盤10とカゴ1との間の領域に重ねて配置されている。
足場台37の上面37aの高さ方向の位置は、最下階乗場のフロアレベル16と、ピット17の床面17aとの中間付近である。把持部材38の高さ方向の位置は、下側腕部材15及びフロアレベル16よりも500mm程度上方である。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、ピット17内のデッドスペースを効率的に利用しつつ、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。また、実施の形態1〜4と比べて、部品点数が少なく、かつサイズが小さくて済み、特にピット深さが浅い場合に適している。
また、把持部材38が、制御盤10とは独立してカゴガイドレール7aに固定されているので、制御盤10にはピット出入り装置35で必要とされる剛性は要求されない。
実施の形態6.
次に、図9はこの発明の実施の形態6による機械室レスエレベータの制御盤10の周辺を示す正面図である。実施の形態6のピット出入り装置41は、アダプタ36と、足場台37と、筐体11の扉を兼ねる把持部材42とを有している。把持部材42は、筐体11の前面に回転可能(開閉可能)に取り付けられている。また、把持部材42は、図9のように、乗場側へ開いた状態でロックすることが可能である。他の構成は、実施の形態5と同様である。
このような構成によっても、ピット17内のデッドスペースを効率的に利用しつつ、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。また、把持部材42が筐体11の扉を兼ねているので、非使用時に把持部材42を制御盤の一部として収納しておくことができる。さらに、実施の形態5の把持部材38及びそれをカゴガイドレール7aに固定する締結具を省略することができる。
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7による機械室レスエレベータについて説明する。実施の形態7では、釣合オモリ2は、カゴ1と同じ高さに位置するときに、第1の側面1cと対向するように、カゴ1の側方に配置されている。
また、巻上機4は、昇降路3内の最下階付近に設置されており、かつ、真上から見て第1の側面1cとそれに対向する昇降路壁3aとの間に配置されている。即ち、実施の形態7の最下階設置機器は、巻上機4である。
さらに、巻上機4は、カゴガイドレール7aよりもカゴ1の前後方向の前側に配置されている。釣合オモリ2は、カゴガイドレール7aよりもカゴ1の前後方向の後ろ側に配置されている。
図10は実施の形態7による機械室レスエレベータの巻上機4の周辺を示す正面図である。巻上機4は、巻上機枠18に固定されている。巻上機枠18は、巻上機嵩上げ台52を介して、ピット17の床面17aに固定されている。
巻上機嵩上げ台52は、垂直に立てられている一対の支柱53,54と、作業者の足が乗せられる固定式ステップとしての複数の横部材55a〜55dとを有しており、梯子を兼ねている。支柱53,54の下端部は、床面17a上に設けられているピットベース19に固定されている。横部材55a〜55dは、上下方向に互いに間隔(例えば250〜350mm)をおいて、支柱53,54間に水平に固定されている。
横部材55a〜55dは、真上から見て、巻上機4の領域に重ねて配置されている。即ち、横部材55a〜55dは、巻上機4の直下に配置されている。若しくは、横部材55a〜55dは、真上から見て、巻上機4とカゴ1の第1の側面1cとの間の領域に重ねて配置されている。
このように、実施の形態7の巻上機4と横部材55a〜55dとの位置関係は、実施の形態1の制御盤10と横部材24a〜24dとの関係(図3又は図4)と同様である。
巻上機4は、その下端部が最下階乗場のフロアレベル16よりも上方に位置するように配置されている。巻上機枠18の幅方向両側には、作業者により把持される一対の棒状の把持部材56,57が垂直に固定されている。実施の形態7のピット出入り装置51は、嵩上げ台52と、把持部材56,57とを有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような機械室レスエレベータでは、ピット17内に常設かつ固定されている横部材55a〜55dが、巻上機4の下方に配置されており、かつ、真上から見て、巻上機4の領域又は巻上機4とカゴ1との間の領域に重ねて配置されているので、ピット17内のデッドスペースにピット出入り装置51を効率的に設置するとともに、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。
また、巻上機4の設置位置を高くするための嵩上げ台52を梯子として利用するので、嵩上げ台と梯子とを別々に用いる場合に比べて、部品点数を削減し、ピット17内のスペースをさらに有効に利用することができる。
実施の形態8.
次に、図11はこの発明の実施の形態8による機械室レスエレベータの巻上機4の周辺を示す正面図である。実施の形態8のピット出入り装置61は、嵩上げ台52と、把持部材56,57と、追加ステップ62とを有している。ピット17の深さは、実施の形態7よりも浅く、そのため横部材55b〜55dは省略されている。即ち、支柱53,54間には、横部材55aのみが固定されている。
追加ステップ62は、真上から見てカゴ1の前面1aに対向するピット17の壁面17bに固定されている。また、追加ステップ62は、作業者の足が乗せられる水平な上面62aを有している。さらに、追加ステップ62の上面62aの高さ方向の位置は、最下階乗場のフロアレベル16と、横部材55aとの中間付近である。
追加ステップ62は、真上から見て、カゴ1と部分的に重なる位置に配置されている。しかし、カゴ1が通常の移動範囲を超えて下降し、カゴ緩衝器9を全圧縮しても、追加ステップ62はカゴ1と干渉しない。他の構成は、実施の形態7と同様である。
このような構成によっても、ピット17内のデッドスペースを効率的に利用しつつ、ピット17に出入りする際の利便性を向上させることができる。また、実施の形態7と比べて、部品点数が少なく、かつサイズが小さくて済み、特にピット深さが浅い場合に適している。
なお、上記の例では、盤装置として制御盤10を示したが、盤装置はこれに限定されるものではなく、例えば、監視盤、分電盤、配電盤、又は受電盤等であってもよい。
また、上記の例では、乗場から見て、カゴ1の右側の側面を第1の側面1cとしたが、左側を第1の側面としてもよい。
さらに、上記の例では、盤装置又は巻上機を最下階設置機器としたが、両方を最下階設置機器としてもよい。
さらにまた、盤装置を最下階設置機器とした場合、巻上機は、例えば昇降路内の上部など、昇降路内のどこに配置してもよい。巻上機を最下階設置機器とした場合も、盤装置は昇降路内のどこに配置してもよい。
また、カゴ1、釣合オモリ2、巻上機4及び制御盤10等のレイアウト、並びにローピング方式等は、上記の例に限定されるものではない。
さらに、実施の形態1〜8を適宜組み合わせて実施することもできる。例えば、実施の形態4の把持部材32,33を実施の形態1、2、5、6の制御盤10に取り付けることもできる。また、実施の形態5又は6の把持部材38又は42を実施の形態1〜4に適用することもできる。さらに、実施の形態8の追加ステップ62を実施の形態1〜6に追加することもできる。

Claims (10)

  1. 前面と、前記前面に対向する後面と、互いに対向する第1及び第2の側面とを有しており、昇降路内を昇降するかご、
    前記昇降路内に設けられており、前記かごの昇降を案内するかごガイドレール、
    前記昇降路内に設けられており、前記かごを昇降させる巻上機、
    筐体と、前記筐体内に収容されている電気機器とを有しており、かつ、前記昇降路内に設けられている盤装置、及び
    最下階乗場と前記昇降路のピットとの間を作業者が移動するために使用されるピット出入り装置
    を備え、
    前記巻上機及び前記盤装置の少なくともいずれか一方は、前記昇降路内の最下階付近に設置されており、かつ、真上から見て前記第1の側面と昇降路壁との間に配置されている最下階設置機器であり、
    前記ピット出入り装置は、前記ピット内に常設かつ固定され、作業者の足が乗せられる固定式ステップを有しており、
    前記固定式ステップは、前記最下階設置機器の下方に配置されており、かつ、真上から見て、前記最下階設置機器の領域又は前記最下階設置機器と前記かごとの間の領域に重ねて配置されている機械室レスエレベータ。
  2. 前記ピット出入り装置は、前記ピット内に立てられている一対の支柱と、上下方向に互いに間隔をおいて前記支柱間に水平に設けられている前記固定式ステップとしての複数の横部材とを含む梯子を有している請求項1記載の機械室レスエレベータ。
  3. 少なくともいずれか一方の前記支柱の上端部には、前記最下階設置機器の下端部よりも上方へ延長されてなり、作業者により把持される把持部が設けられている請求項2記載の機械室レスエレベータ。
  4. 前記かごガイドレールには、前記かごガイドレールに交差する方向へ突出する腕部材が固定されており、
    前記腕部材には、前記最下階設置機器及び前記梯子が固定されている請求項2又は請求項3に記載の機械室レスエレベータ。
  5. 前記腕部材には、前記最下階設置機器の上端部及び前記梯子の上端部が固定されている請求項4記載の機械室レスエレベータ。
  6. 最上段の前記横部材よりも上方の前記支柱間には、機器固定部材が固定されおり、
    前記機器固定部材には、前記最下階設置機器の下端部が固定されている請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の機械室レスエレベータ。
  7. 前記かごガイドレールには、前記かごガイドレールに交差する方向へ突出するアダプタが固定されており、
    前記固定式ステップは、前記アダプタに固定されている請求項1記載の機械室レスエレベータ。
  8. 前記ピット出入り装置は、
    前記固定式ステップとは別に前記最下階設置機器に設けられており、作業者により把持される把持部材
    をさらに有している請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の機械室レスエレベータ。
  9. 前記ピット出入り装置は、
    前記固定式ステップとは別に前記かごガイドレールに固定されており、作業者により把持される把持部材
    をさらに有している請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の機械室レスエレベータ。
  10. 前記ピット出入り装置は、真上から見て前記前面に対向する前記ピットの壁面に固定されている追加ステップをさらに有している請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の機械室レスエレベータ。
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