JPWO2016152497A1 - 医療用可撓体 - Google Patents

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Abstract

医療用可撓体は、尖った針状または丸められた頭部と、円柱、楕円柱、または多角柱形の表面を有する本体部と、前記表面を1周以上連続して周回する螺旋、前記表面を周回する互いに不連続な複数の螺旋、または前記表面を周回する1周未満の複数の弧の形状の溝と、を備える。

Description

本発明は、医療用可撓体に関し、さらに詳しくは蛇行する血管に沿って患者の体内の奥深くに挿入することができる可撓体に関する。
輸液や透析、あるいはアンギオグラフィーを行う目的で、患者の血管にカテーテルと呼ばれる可撓性の管が導入されることがある。例えばカテーテルは針組立体の針に被せられ、針とともに患者の体に穿刺され、針のみを抜去することによりカテーテルが血管内に残される。
アンギオグラフィーの場合には、導入針、ダイレータやシースと組み合わせて使用される。カテーテルはシースに案内されて血管内に導入され、患者の体内の奥深くに挿入される。かかるカテーテルは、例えば患者の鼠蹊部の動脈から導入されて心臓や脳にまで達する。
あるいはこれと類似の手技により、細長いワイヤを挿入して患者の体内の奥深くに施術を施すことがある。
特許文献1,2は、カテーテルの導入に利用される針組立体に関する関連技術を開示する。
特開2008−173463号 特開2014−073183号
上述の針組立体の針、カテーテル、あるいはワイヤを患者の体内の奥深くに挿入するには、蛇行する血管に沿ってこれらが柔軟に変形する必要がある。さもなくば、例えば針ならば、針先が血管を貫いて、患者の体組織の意図しない部位に刺さりかねない。アンギオグラフィー用のカテーテルやワイヤの場合には、その先端を心臓や脳のごとき離れた部位にまで進出させることはできない。
一方、中空針やカテーテルは、その内部に薬液を通過させるべく中空である。中空な針やカテーテルを柔軟にしようとすれば、曲がったときに内部の空洞は潰れやすくなる。潰れた針やカテーテルは薬液を通すことが著しく困難になり、その本来の目的を達することができない。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、蛇行する血管に沿って柔軟に撓む医療用可撓体を提供することである。
本発明の一局面によれば、可撓体は、尖った針状または丸められた頭部と、円柱、楕円柱、または多角柱形の表面を有する本体部と、前記表面を1周以上連続して周回する螺旋、前記表面を周回する互いに不連続な複数の螺旋、または前記表面を周回する1周未満の複数の弧の形状の溝と、を備える。
図1は、一実施形態による可撓性針を含む針組立体の斜視図である。 図2Aは、一実施形態による可撓性針の立面図である。 図2Bは、他の実施形態による可撓性針の立面図である。 図2Cは、さらに他の実施形態による可撓性針の立面図である。 図3Aは、異なる実施形態による可撓性針の立面図である。 図3Bは、さらに異なる実施形態による可撓性針の立面図である。 図4Aは、一実施形態による可撓性針を製造するプロセスを説明する立面図である。 図4Bは、他の実施形態による可撓性針を製造するプロセスを説明する立面図である。 図4Cは、さらに他の実施形態による可撓性針を製造するプロセスを説明する立面図である。 図5Aは、可撓性針が撓むときの螺旋の状態を説明する立面図である。 図5Bは、他の実施形態による可撓性針において、可撓性針が撓む状態を説明する立面図である。 図6は、カテーテルを血管内に案内する様子を示した模式的な断面図であって、剛直な針による場合である。 図7は、カテーテルを血管内に案内する様子を示した模式的な断面図であって、可撓性管による場合である。 図8は、一実施形態による可撓性カテーテルの立面図であって、アンギオグラフィー用のカテーテルの例を示す。 図9は、アンギオグラフィー用のカテーテルを血管中に導入する例を示す模式的な断面図である。
添付の図面を参照して以下に本発明の幾つかの例示的な実施形態を説明する。
本発明の一実施形態による医療用可撓体は、例えば図1に示す針組立体1の可撓針9として使用される。針組立体1は、概して、ハンドル3と、ハンドル3から前方に延びた穿刺のための可撓針9と、よりなる。カテーテル7は可撓針9に被せられ、可撓針9ごと患者の体に穿刺されることにより血管に導入される。この例では使用後にバネ仕掛けにより可撓針9を後退させることができ、バネ仕掛けを作動させるためのボタン5がその頭をハンドル3の側面に覗かせている。もちろん可撓針9は、手動で後退させる形式や、固定式の針組立体にも利用できる。
図2A乃至2Cを参照するに、可撓針9は、ステンレス鋼のごとき適宜の金属よりなる。あるいはかかる金属はポリテトラフルオロエチレンのごとき樹脂によりコーティングされていてもよい。かかるコーティングは潤滑性やその他の特性を改善する。あるいは金属に代えて、樹脂を含む適宜の弾性材料でもよい。そのような樹脂としては、ポリエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、あるいは液晶ポリマーを例示することができる。
可撓針9の全体は、滑らかで細長い円柱形であり、その針先は穿刺に利用可能なように鋭利に尖っている。その内部は空洞にすることができ、すなわち概して管状にすることができる。コーティングが施される場合、通常は管の外面をコーティングが覆うが、これに代えて、あるいは加えて、内面にコーティングが施されてもよい。カテーテル7は、かかる管部に摺動可能に嵌合して案内される。管部の内部の空洞は、針先に連通して管部の全体を貫いており、針先が血管を捉えた際には逆血を流す流路として働く。あるいは可撓針9の一部あるいは全体が中実であってもよい。
特に図2Aを参照するに、可撓針9の管部の表面は、表面を1周以上周回する螺旋状の溝9Sを備える。溝9Sは、前方においては針先に達しており、後方においては後端に達していてもよい。溝9Sは、その全体に亘り等ピッチの螺旋を描いてもよいし、図2Bに符号9S’で参照される通り、特定の部位9Pにおいて他の部位と異なるピッチの螺旋を描いていてもよい。あるいはピッチが連続的に変化していてもよい。かかる溝9S’のピッチは、他より短くてもよく、あるいは長くてもよい。さらにあるいは、図2Cに示すごとく、溝9Sは特定の部位9P’に限定されていてもよい。
あるいは、溝9Sは不連続であって、複数の小さい螺旋部分よりなるものでもよい。図3Aはその一例であって、各螺旋部分は可撓針9の周りを1周の程度で終わっている。各螺旋部分は、もちろん、1周以上であってもよく、あるいは1周未満でもよい。
さらにあるいは、溝9Sは螺旋ではなく、図3Bに例示するごとく、可撓針9を取り巻く1周未満の弧であってもよい。各弧は隣接する弧に対して、周方向にずれていてもよく、図3Bの例においては90度ずつずれているが、ずれは任意の角度であってもよい。
溝9Sは、変形しやすい部位であるから、可撓針9が柔軟に撓むことを促す、図2Aに示すごとく溝9Sが可撓針9の全体に亘っていれば、特定の箇所に撓みが集中することがない。
撓みやすさは螺旋のピッチに依存し、ピッチが狭いほど撓み易い。従って撓み易さを螺旋のピッチにより調節することができる。特定の部位においてより撓みを促したい場合や撓みを抑えたい場合に、図2B,2Cのごとく、特定の部位においてピッチを変更したり、あるいは溝を特定の部位に限定することができる。
溝9Sは、可撓針の内部に向かって貫通していない溝であってもよいが、貫通溝であってもよい。かかる貫通溝は、常時開いていてもよいし、常時は閉塞していて管部が撓んだときにのみ開き、その表面と内部の流路とを連通せしめるものであってもよい。後者の場合には、可撓針の撓みは専ら貫通溝の開閉に吸収され、螺旋間はほとんど変形しなくて済むので、内部の空洞が狭くなることはより防止される。また撓むことにより溝が開き、逆血が溝から滲み出るので、これを視認することにより針先が血管内を捉えていることが確認できる。
上述のごとき溝9Sは、マシニング、レーザー加工、ウォータージェット加工、エッチング等を利用して形成することができる。例えばレーザー加工による場合、図4Aを参照するに、可撓針9にレーザービームLを照射しながら、可撓針9に回転Rと並進運動Fを与える。照射点Sにおいて溝が生じ、照射点Sは可撓針9の表面を螺旋状に進行するので、螺旋状の溝9Sが形成できる。またこの際に、図4Bに示すごとく、可撓針9に張力Tを与えてもよい。加工の後に張力Tを除くと、可撓針9はバネのごとく縮もうとするので、開いた溝9Sが閉塞し、以って可撓針9が撓むときにのみ開く溝9Sが形成できる。あるいは、図4Cに示すごとく、鋼帯19を螺旋状に巻くことによっても、同様な構造を形成することができる。
溝9Sを形成した後に、可撓針9の全体に、あるいは溝9Sに限定して、コーティングを施してもよい。開いた溝9Sを形成した後に、被膜によってこれを閉塞し、可撓針9が撓むときにのみ開くようにすることができる。あるいは潤滑その他の目的でコーティングを施してもよい。
さらにあるいは、可撓針9は、形状記憶合金または形状記憶樹脂よりなるものでもよい。形状記憶効果により溝9Sを閉塞し、あるいは開かせることができる。
可撓針9が撓むとき、図5Aに示すごとく、撓みの内周側において溝9Sは狭まり、撓みの外周側において溝9Sは広がり、あるいは開口する。以って溝9Sは可撓針9が柔軟に撓むことを促す。さらには、専ら溝9Sによって撓みが吸収されるために、他の部位はその形状を維持し易い。これは可撓針9を径方向に潰れにくくし、以ってその内部の空洞が狭くなることを防止する。
溝が過度に広がらないような処置を可撓針9に施すこともできる。例えば図5Bに示す可撓針9Aにおいて、溝9ASは概して螺旋を描くが、部分的にS字状ないしN字状の構造9ACを含んでもよい。構造9ACは、溝9ASが広がろうとするときに互いに係合し、当該部位が広がることを妨げる。
図6を参照するに、既に述べた通り、カテーテル7は針9に被せられて使用される。医療従事者は、その指11で針組立体1を操作して、針9を患者の体(腕)13に穿刺し、針先を血管15の内部に導くことを試みる。医療従事者が未熟であって、針9が剛直であれば、針先は血管15を貫通して患者の体13のより奥深くに達してしまう虞がある。
図7を参照するに、本実施形態による可撓針9によれば、穿刺の後、可撓針9は血管15に沿って撓み易く、以って針先が血管を貫通することは防止される。このとき螺旋状の溝9Sは、可撓針9が柔軟に撓むことを促し、またその内部の流路が狭くなることを防止する。逆血が可撓針9内を通過することは阻害されずに針組立体1の適当な部位に引き出され、あるいは溝9Sから滲み出すことにより、針先が血管内を捉えていることを確認するのに役立つ。
他の実施形態によれば、医療用可撓体は、例えば図8に示すアンギオグラフィー用のカテーテルとしても利用できる。アンギオグラフィー用のカテーテル9Lは、図9に示すごとく、例えば患者の鼠径部の動脈から心臓あるいは脳の組織21にまで達するべく、相当程度の長さを有する。通常は図示のごとくカテーテル9Lを血管内に導入するためのシース17と組み合わせて利用する。図8には示されていないが、シース17を血管内に導入するために、導入針やダイレータ、あるいはシリンジ等の適宜の補助具を利用する。
かかる態様においても、既に述べたのと同じく、カテーテル9Lは適宜の金属、樹脂によりコーティングされた金属、あるいは樹脂を含む適宜の弾性材料よりなる。その表面は、円柱、楕円柱、または多角柱形であり、またその表面を周回する螺旋状の溝を備える。針として利用する場合と異なり、その頭部9Tは鋭利ではなく、患者の組織に刺さらないよう適宜に丸められていてもよい。
螺旋のピッチは、上述の実施形態と同様に、カテーテル9Lの全体に亘り均一であってもよいが、特定の部位において他の部位とピッチが異なっていてもよい。カテーテル9Lの頭部9T付近は、蛇行する血管23に沿って柔軟に撓まねばならないが、医療技術者の手元付近においてカテーテル9Lは比較的剛直であるほうがよい。そこで、頭部9Tの付近においてピッチを狭くしてもよく、手元付近においてピッチを広くしてもよい。
カテーテル9Lの径は、その全長に亘り均一であってもよいが、不均一であってもよい。例えば頭部9Tに向かって次第に縮径していてもよい。また滑らかに縮径していてもよく、あるいはステップ状に縮径していてもよい。これは特に頭部9T付近においてカテーテル9Lの柔軟性を高め、蛇行する血管23に沿って柔軟に撓むことを促す。
既に述べた通り、医療用可撓体は、中空にすることができる。中空の場合には、内部の空洞は薬液を通過させるのに利用することができ、すなわち医療用可撓体はカテーテルとして利用できる。表面を周回する螺旋状の溝は、貫通していないほうが好ましいが、あるいは貫通していてもよい。その場合でも予想に反して、薬液の漏洩は問題にならない。寧ろ、既に述べた通り、溝によって空洞が潰れることが防止されるので、薬液を通過せしめるに溝があるほうが有利である。
空洞の内面も円柱、楕円柱、または多角柱形でありうる。溝は表面に形成されるのに代えて、あるいは加えて、内面に形成されていてもよい。
カテーテル9L内の空洞は頭部9Tにおいて開口するが、これに代えて、あるいは加えて、カテーテル9Lの側面に開口していてもよい。
医療用可撓体は、あるいは中実であってもよい。中実の場合には薬液を通過させるのに利用できないが、医療用ワイヤとしては利用できる。医療用ワイヤとして利用する場合には、その頭部9Tは鉤型に曲げられていてもよい。鉤型には、L字形、U字形、あるいはC字形等の種々の態様がありうる。
医療用可撓体の全体が単一体であってもよいが、複数の部材よりなる複合体であってもよく、例えばコアの周りを表皮材が覆っていてもよい。コアと表皮材とは同一の素材であってもよく、あるいは異なる素材であってもよい。例えばコアに金属を適用し、表皮材に樹脂を適用することができ、逆にコアが樹脂であって表皮材が金属であってもよい。コアと表皮材とは接着されていてもよく、あるいは接着されていなくてもよい。
コアは中実であってもよく、あるいは中空な管であってもよい。コアと表皮材とは密着していてもよいが、コアと表皮材の間に一定の間隙が画定されていてもよい。かかる間隙は医療用可撓体の柔軟な変形に寄与し、また薬液の流通に利用できる。
専ら表皮材のみが溝を備えることができるが、これに代えて、あるいは加えて、コアが溝を備えていてもよい。何れも医療用可撓体に可撓性を付与する。溝を備えた部分は専ら柔軟性を担い、溝を備えない部分は専らスラスト力やトルクを伝達するのに役立つ。また薬液はかかる溝に沿って流動しうるので、かかる溝は薬液の流通にも役立つ。
上述の各実施形態による医療用可撓体には、既に述べた通り比較的に剛直な素材を適用することができるので、座屈することなく血管内を奥深くに進むことができる。またかかる医療用可撓体は、医療技術者の手技に応じて適切にスラスト力やトルクを伝える。一方、溝を備えることにより柔軟に撓むことができるので、血管が複雑に蛇行していても柔軟にこれに沿って変形することができる。また既に述べた通り、管であっても潰れにくく、内部を薬液が通ることを阻害しない。
好適な実施形態により本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記開示内容に基づき、当該技術分野の通常の技術を有する者が、実施形態の修正ないし変形により本発明を実施することが可能である。
撓み易い医療用可撓体が提供される。
本発明の一局面によれば、可撓体は、尖った針状または丸められた頭部と、円柱、楕円柱、または多角柱形の表面を有する本体部と、前記表面を1周以上連続して周回する螺旋、前記表面を周回する互いに不連続な複数の螺旋、または前記表面を周回する1周未満の複数の弧の形状の溝と、を備え、前記溝は閉塞した貫通溝であって、前記本体部が撓むことにより開いて前記表面と前記流路とを連通せしめる貫通溝である。

Claims (5)

  1. 尖った針状または丸められた頭部と、
    円柱、楕円柱、または多角柱形の表面を有する本体部と、
    前記表面を1周以上連続して周回する螺旋、前記表面を周回する互いに不連続な複数の螺旋、または前記表面を周回する1周未満の複数の弧の形状の溝と、
    を備えた医療用可撓体。
  2. 請求項1の医療用可撓体であって、
    前記本体部を貫き、前記頭部に開口した流路、
    をさらに備えた医療用可撓体。
  3. 請求項1または2の医療用可撓体であって、前記溝は、等ピッチの螺旋を描く第1の部位と、前記等ピッチと異なるピッチの螺旋を描く第2の部位と、を備える、医療用可撓体。
  4. 請求項1または2の医療用可撓体であって、前記溝は閉塞した貫通溝であって、前記本体部が撓むことにより開いて前記表面と前記流路とを連通せしめる貫通溝である、医療用可撓体。
  5. 請求項1または2の医療用可撓体であって、前記溝は前記頭部に達している、医療用可撓体。
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