JP2011125389A - 留置針 - Google Patents
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Abstract
【課題】フラッシュバックの視認性を向上でき、これにより、留置針の先端部が目的の血管に到達したことの確認、及び、静脈と動脈の判別を、迅速且つ確実に行うことが可能な留置針を提供する。
【解決手段】本発明の留置針10は、カテーテル12に穿刺針16を挿通した装着状態においてカテーテル12の先端から刃面11が突出するように構成された留置針10であって、穿刺針16の外周面には、刃面11から基端部側に向かって延在し、上記の装着状態においてカテーテル12の内周面に対向する部分まで形成された螺旋状の溝部22が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の留置針10は、カテーテル12に穿刺針16を挿通した装着状態においてカテーテル12の先端から刃面11が突出するように構成された留置針10であって、穿刺針16の外周面には、刃面11から基端部側に向かって延在し、上記の装着状態においてカテーテル12の内周面に対向する部分まで形成された螺旋状の溝部22が設けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、ガイドワイヤーを導入するため、あるいは輸液を行うために血管に穿刺して留置する留置針に関する。
例えば、患者に栄養剤などの輸液剤を輸液する際には、カテーテル(外針)及び穿刺針(内針)を含む留置針を患者に穿刺して、血管(静脈)に留置針の先端部を到達させた後、穿刺針を抜去してカテーテルだけを穿刺したまま留置し、カテーテルに栄養剤、薬液等の供給される輸液ラインを接続して輸液する。
このような留置針を穿刺する場合には、穿刺針の刃面の根元部から軸線方向に沿って形成された溝(血液導入溝)への血液の流入(フラッシュバック)を目視により確認することにより、留置針が目的の血管(静脈)に穿刺されたか否かを確認しながら手技が行われる(例えば、下記特許文献1、2参照)。
上述したように、穿刺針に設けられる従来の血液導入溝は、穿刺針の軸線方向に直線上に細長く延在するものであるため、目視により確認するには血液量が十分でなく、フラッシュバックの発生の確認や、静脈と動脈の判別を迅速に行うことが困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、フラッシュバックの視認性を向上でき、これにより、留置針の先端部が目的の血管に到達したことの確認、及び、静脈と動脈の判別を、迅速且つ確実に行うことが可能な留置針を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、先端部に軸線に対して傾斜した刃面を有する穿刺針と、前記穿刺針が挿通されるカテーテルとを備え、前記カテーテルに前記穿刺針を挿通した装着状態において前記カテーテルの先端から前記刃面が突出するように構成された留置針であって、前記穿刺針の外周面には、前記刃面から基端部側に向かって延在し、前記装着状態において前記カテーテルの内周面に対向する部分まで形成された螺旋状の溝部が設けられている、ことを特徴とする。
上記の本発明の構成によれば、留置針が目的の血管に到達したとき、穿刺針の外周面に形成された溝部に血液が流入し、フラッシュバックを目視により確認することができる。本発明における溝部は螺旋状に形成されているため、穿刺針の長手方向に沿って延在する従来のフラッシュバック用の血液導入溝と比較して、溝部に多くの血液を導入することができることから、フラッシュバックの視認性が向上する。これにより、静脈と動脈の判別を迅速且つ確実に行うことが可能となる。また、溝部が螺旋状に形成されているため、見る方向によらずにフラッシュバックを容易に確認することができる。
上記の留置針において、前記溝部は、複数条の螺旋溝により構成されている、ことを特徴とする。
このように、溝部が複数条の螺旋溝により構成されることにより、針先が血管に到達したときに、より多くの血液を導入することができることから、フラッシュバックの視認性が一層向上する。
上記の留置針において、前記溝部は、前記刃面の中心位置よりも前記先端部側から前記基端部側に向かって延在する、ことを特徴とする。
上記のように溝部の延在位置が設定されることにより、針先が血管に穿刺される際に、溝部の最先端位置(先端開口位置)が血管内により早く到達するので、溝部への血液の流入がより早く開始される。この結果、フラッシュバックを迅速に発生させることが可能となる。
上記の留置針において、前記溝部は、超音波を反射させるための検出溝として構成されている、ことを特徴とする。
このように溝部が超音波を反射させるための検出溝として構成されることにより、本発明の留置針を用いて血管確保の手技を行う際に溝部に超音波を照射すると、溝部において超音波が反射され、その反射波に基づいて得られたエコー画像によって針先の位置を確認しながら手技を行うことができる。すなわち、穿刺針に設けられた溝部は、フラッシュバック確認用の血液導入溝としての機能と、超音波ガイド下の穿刺における超音波反射用の溝(検出溝)としての機能を兼ね備えたものとなる。
本発明の留置針によれば、フラッシュバックの視認性を向上でき、これにより、留置針の先端部が目的の血管に到達したことの確認、及び、静脈と動脈の判別を、迅速且つ確実に行うことが可能となる。
以下、本発明に係る留置針について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る留置針10を示す全体構成図である。なお、説明の都合上、各添付図面(一部の図面を除く)において、留置針10の軸線方向、及びこの留置針10を構成する各部材の軸線方向を矢印X方向で示す。また、留置針10及びその各部材の先端部側の方向をX1で示し、各部材の基端部側の方向をX2で示す。
図1に示すように、留置針10は、カテーテル(外針)12と、カテーテル12の基端部に結合された外針ハブ14と、カテーテル12の内部に挿通される穿刺針(内針)16と、穿刺針16の基端部に結合された内針ハブ18とを有する。
内針ハブ18は、外針ハブ14の内部に嵌合するように構成されている。図1では、穿刺針16及び内針ハブ18の結合体が、カテーテル12及び外針ハブ14の結合体に嵌挿された装着状態が示されており、この装着状態において、穿刺針16の先端部に形成された刃面11が、カテーテル12の先端より露出(突出)している。内針ハブ18は、その基端部に図示しないシリンジを接続することができるように構成されている。
留置針10において、カテーテル12は外針を構成するものであり、例えば、透明な樹脂製材料からなり、適度な弾性を有し、穿刺針16を囲繞するように管状に形成されている。カテーテル12の内径は、穿刺針16を挿入できるように、穿刺針16の外径D(図4参照)と略同じか、それより僅かに大きく設定されている。
カテーテル12は、穿刺針16の先端近傍まで達しており、穿刺針16の先端が血管内に挿入されると、カテーテル12も同一の血管内に挿入されることとなる。
カテーテル12の構成材料としては、例えば、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリウレタン、ポリエーテルナイロン樹脂等の各種軟性樹脂が挙げられる。外針ハブ14の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリブタジエン、ポリアミド、ポリエステル等が挙げられる。
図2は、穿刺針16と内針ハブ18を示す平面構成図である。留置針10において、穿刺針16は内針を構成するものである。穿刺針16は、中空の管体であって、その先端部には、軸線に対して傾斜した刃面11が形成されている。
穿刺針16の構成材料としては、十分な穿刺力(貫通力)が得られる程度に刃先を鋭利に形成でき、且つ、穿刺に必要な強度を持つ材料が使用され、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム合金、銅合金等が挙げられる。
穿刺針16の基端部は、内針ハブ18の先端部に結合され保持されている。内針ハブ18の構成材料としては、上述した外針ハブ14と同様の構成材料が挙げられる。
図2に示すように、穿刺針16の先端部及びその近傍部位の外周面には、穿刺針16を血管に穿刺したときに血液を導入するための螺旋状の溝部22が形成されている。また、溝部22は、超音波ガイド下の穿刺における超音波反射用の溝(検出溝)としての機能を兼ね備えたものである。この溝部22の具体的な構成について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、留置針10の先端部及びその近傍部位の一部省略拡大斜視図であり、図4は、留置針10の先端部及びその近傍部位を示す一部省略側面断面図である。図3及び図4に示すように、穿刺針16に形成された螺旋状の溝部22は、外周面に対して内周側に凸状に窪んだ形状を呈しており、最先端部が刃面11に臨み、基端部側(X2方向側)に向かって延在し、カテーテル12に穿刺針16を挿通した装着状態においてカテーテル12の内周面に対向する部分の外周面まで形成されている。
穿刺針16の最先端部から、溝部22の最も基端部側の位置までの距離L(図2参照)は、留置針10を患者に穿刺して血管に到達したときに、溝部22の最も基端部側の部位が体外に位置するような長さに設定され、例えば、5〜50mm程度に設定される。
穿刺針16の外径Dは、例えば、0.7〜0.8mmに設定される。穿刺針16の肉厚Tは、例えば、80〜120μmに設定される。本実施の形態において、溝部22は、断面円弧状であり、延在方向にわたって略一定深さで形成されている。溝部22の軸線方向の幅Wは、例えば、30〜100μmに設定される。溝部22の半径方向の深さHは、例えば、5〜20μmに設定される。
また、溝部22の深さHは、肉厚Tに対して、1/10〜3/10の範囲に設定されるのが好ましい。H/Tが1/10未満であると、血液が溝部22を通過する際の抵抗が大きく、フラッシュバックにより留置針10の先端が血管を確保したことを確認するまでの時間が長くなる。一方、H/Tが3/10を越えると、穿刺針16の生体への刺通抵抗が大きくなり過ぎる。
溝部22は、複数条の螺旋溝により構成されるのが好ましく、本実施の形態では、図3及び図4に示すように、溝部22は、2条の螺旋溝(第1螺旋溝23及び第2螺旋溝24)により構成されている。なお、溝部22は、3条以上の螺旋溝により構成されてもよい。このように、溝部22が複数の螺旋により形成されることにより、針先が血管に到達したときに、より多くの血液を溝部22に導入することができる。
溝部22は、刃面11の中心位置(軸線方向の中心位置)Pよりも先端部側から基端部側に向かって延在することが好ましい。すなわち、溝部22の最先端位置は、刃面11の中心位置Pよりも針先側(X1方向側)の位置に設定されることが好ましい。また、溝部22が複数の螺旋溝により構成される場合には、少なくとも一部の螺旋溝の最先端部が、刃面11の中心位置Pよりも針先側(X1方向側)の位置に設定されることが好ましい。
本実施の形態では、図4に示すように、溝部22は2重螺旋溝であり、一方の螺旋溝(第1螺旋溝23)の最先端部(図3中、符号23aで示す箇所)が、刃面11の中心位置Pよりも針先側(X1方向側)の位置に設定されている。このように溝部22の最先端位置が設定されることにより、針先が血管に穿刺される際に、溝部22の最先端位置が血管内により早く到達するので、血液が溝部22に流入するタイミングを早めることが可能となる。
なお、上記のように構成される溝部22は、管状素材(ワーク)に対して、塑性加工、切削加工、放電加工等の機械加工を施すことで、比較的簡単に形成することができる。
本実施の形態に係る留置針10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその使用方法並びに作用効果について、図5を参照して説明する。
留置針10の穿刺に先立ち、内針ハブ18の基端部には図示しないシリンジが接続される。シリンジは、円筒状のシリンジ本体と、シリンジ本体の内部に挿入されるプランジャとを含むものであり、シリンジ本体の先端部には接続ポートが設けられ、この接続ポートが内針ハブの基端部に接続される。
留置針10を穿刺するには、先ず、医師等の医療従事者が穿刺針16を含む留置針10を把持して患者50の血管(静脈)54に向かって穿刺し、留置針10を所望部位に向けて徐々に挿入していく。これにより、留置針10の先端部が体内組織52を切り開きながら進む。
一方、留置針10を患者に穿刺すると同時に、超音波撮像装置40のプローブ42を患者50の穿刺部位近傍に対して押し当て、エコービーム(超音波)Eを照射する。なお、このプローブ42は、エコービームEを発信し、反射したエコービームEを受信可能に構成されている。
エコービームEは、患者50の皮膚表面から内部に向かって発信され、留置針10の先端部に照射される。すると、図5に示すように、エコービームEは、穿刺針16の先端部及びその近傍部位の外周面に形成された溝部22によってプローブ42側に反射される。エコービームの反射波は、プローブ42によって受信される。
上述したように、本実施の形態において、溝部22は、断面円弧状に形成され、その内壁面が円弧状の反射面を構成する。このため、留置針10の穿刺角度θを変化させた場合でも、溝部22の内壁面によってプローブ42から発信されたエコービームEを、プローブ42側に向かって反射させることが可能となる。
エコービームEの反射波がプローブ42によって受信されると、この受信したデータがプローブ42からリード線44を通じて超音波撮像装置40の制御部(図示せず)へと出力されて処理され、その後に、ディスプレイ46にエコー画像として表示される。具体的には、ディスプレイ46に表示される留置針10のエコー画像は、超音波撮像装置40によって検出される溝部22の軸線方向に沿った長さ分だけ線状に表示される。従って、留置針10が患者50の血管(静脈)54に到達しているか否かを、ディスプレイ46に表示されたエコー画像に基づいて確認することができる。
そして、医師等は、ディスプレイ46を確認しながら穿刺針16及びプローブ42を移動させ、留置針10の先端部を患者50の血管54へと導く。このとき、シリンジのプランジャを適度に引きながら留置針10を進めていく。穿刺針16の先端が血管54内に挿入されると、血管54の内圧(血圧)により、血液が穿刺針16の内腔及び内針ハブ18の内部を通じてシリンジ本体へと導入される。
さらに穿刺針16及びカテーテル12を微小距離進めると、カテーテル12の先端部が血管54内に挿入される。すると、穿刺針16の外周面に形成された溝部22に血液が流入(逆流)して穿刺針16の基端部へ向かって流れ、フラッシュバックが発生する。そして、溝部22に流入した血液が患者50の体外の位置まで到達することで、透明な樹脂部材からなるカテーテル12の外部からフラッシュバックした血液を目視により確認することができる。このとき、溝部22は、螺旋形状であるので、フラッシュバックは赤い螺旋状の線として認識される。
このように、穿刺針16及びカテーテル12の先端部が血管54に穿刺されたことが確認された後、カテーテル12を残して、穿刺針16及びシリンジを取り除き、カテーテル12を介して血管54内に図示しないガイドワイヤーを挿入した後に、カテーテル12を除去する。次いで、前記ガイドワイヤーに沿って、図示しない中心静脈カテーテルを血管54内に留置する。次いで、図示しない輸液ラインを中心静脈カテーテルに接続して血管54内に栄養剤、薬液等を供給する。
以上のように、本実施の形態に係る留置針10によれば、留置針10が目的の血管54に到達したとき、穿刺針16の外周面に形成された溝部22に血液が流入し、フラッシュバックを目視により確認することができる。本発明における溝部22は螺旋状に形成されているため、穿刺針16の長手方向に沿って延在する従来のフラッシュバック用の血液導入溝と比較して、溝部22に多くの血液を導入することができることから、視認性が向上する。これにより、静脈と動脈の判別を迅速且つ確実に行うことが可能となる。また、溝部22が螺旋状に形成されているため、見る方向によらずにフラッシュバックを容易に確認することができる。
また、本実施の形態では、溝部22が複数条の螺旋溝により構成されることから、針先が血管54に到達したときに、溝部22により多くの血液を導入することができる。このため、フラッシュバックの視認性が一層向上する。
本実施の形態において、溝部22は、刃面11の中心位置よりも先端部側から基端部側に向かって延在するので、針先が血管54に穿刺される際に、溝部22の最先端位置(先端開口位置)が血管54内により早く到達し、これにより溝部22への血液の流入がより早く開始される。この結果、フラッシュバックを迅速に発生させることが可能となる。
また、上述したように、本実施形態において、溝部22は、超音波を反射させるための検出溝として構成されている。このため、本発明の留置針10を用いて血管確保の手技を行う際に溝部22に超音波を照射すると、溝部22において超音波が反射され、その反射波に基づいて得られたエコー画像によって留置針の先端部の位置を確認しながら手技を行うことができる。すなわち、穿刺針16に設けられた溝部22は、フラッシュバック確認用の血液導入溝としての機能と、超音波ガイド下の穿刺における超音波反射用の溝(検出溝)としての機能を兼ね備えたものである。
本実施の形態に係る留置針10では、溝部22は断面円弧状に形成され、その内壁面が円弧状の反射面を構成するため、留置針10の穿刺角度θを変化させた場合でも、溝部22の内壁面によってプローブ42から発信された超音波を、プローブ42側に向かって反射させることが可能となる。換言すれば、留置針10の穿刺角度θに関わらず、プローブ42から発信された超音波をプローブ42側に向かって反射させ、留置針10の先端部の位置を確認することができる。従って、超音波撮像装置40により、留置針の先端部の位置を高精度に確認しながら手技を行うことが可能となる。
また、本実施の形態に係る留置針10について、セルジンガー法によって中心静脈カテーテルを留置する際に使用するガイドワイヤー導入針として用いる場合の形態を説明したが、本発明の留置針10は、抹消血管に留置して輸液する際に使用する留置針などとしても用いることができる。
上記において、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…留置針 11…刃面
12…カテーテル 14…外針ハブ
16…穿刺針 18…内針ハブ
22…溝部 23…第1螺旋溝
24…第2螺旋溝
12…カテーテル 14…外針ハブ
16…穿刺針 18…内針ハブ
22…溝部 23…第1螺旋溝
24…第2螺旋溝
Claims (4)
- 先端部に軸線に対して傾斜した刃面を有する穿刺針と、前記穿刺針が挿通されるカテーテルとを備え、前記カテーテルに前記穿刺針を挿通した装着状態において前記カテーテルの先端から前記刃面が突出するように構成された留置針であって、
前記穿刺針の外周面には、前記刃面から基端部側に向かって延在し、前記装着状態において前記カテーテルの内周面に対向する部分まで形成された螺旋状の溝部が設けられている、
ことを特徴とする留置針。 - 請求項1記載の留置針において、
前記溝部は、複数条の螺旋溝により構成されている、
ことを特徴とする留置針。 - 請求項1記載の留置針において、
前記溝部は、前記刃面の中心位置よりも前記先端部側から前記基端部側に向かって延在する、
ことを特徴とする留置針。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の留置針において、
前記溝部は、超音波を反射させるための検出溝として構成されている、
ことを特徴とする留置針。
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