JP2018143635A - カテーテル - Google Patents

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【課題】ガイドワイヤのサポート性を向上させると共に、屈曲部におけるガイドワイヤの復元力に対抗できるカテーテルを提供する。【解決手段】先端から基端まで貫通する内腔21を有した長尺状の管腔体を有するカテーテル1であって、管腔体の先端部には、軸方向に伸縮可能な蛇腹部30が形成され、蛇腹部30は、伸長状態における内腔の最小径より、収縮状態における内腔の最小径の方が小さいカテーテル1である。【選択図】図2

Description

本発明は、ガイドワイヤに追従して生体管腔内に挿入されるカテーテルに関する。
生体管腔内の診断または治療のため、処置用カテーテルが広く用いられている。処置用カテーテルとしては、例えば、経皮的冠動脈形成術(PTCA:Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)に用いられるバルーンカテーテルなどがある。
また、経皮的に血管内に挿入したカテーテルを、脳や腹部等の臓器(例えば肝臓)に導き、治療薬、塞栓物質、造影剤等を投与、注入する処置において、末梢血管にも挿入できるカテーテルとして、マイクロカテーテルが用いられている。マイクロカテーテルは、先端の開口部から基端のハブまで単一の内腔を有している。処置においては、マイクロカテーテルの内腔にガイドワイヤが挿通され、ガイドワイヤに追従してマイクロカテーテルの先端部が目的の部位に到達した後、ガイドワイヤが抜去され、あるいはそのままの状態で、ガイドワイヤ挿通に用いた内腔を利用して基端のハブから薬剤等が注入される。
これらのカテーテルは、いずれも先行するガイドワイヤと共に血管内を進行する。ガイドワイヤは、カテーテルのサポートを受けながら血管の屈曲や分岐の形状に合わせて操作される。血管の大きく屈曲する部位や分岐部、狭窄部などにおいては、カテーテルを押し、引き、回転するなどして、ガイドワイヤを狙った位置に進入させる。このとき、ガイドワイヤとカテーテルとのクリアランスが大きいと、ガイドワイヤを狙った方向に向ける操作性が低下する場合がある。また、屈曲部では、ガイドワイヤに復元力が発生し、カテーテルが復元方向に力を受ける。このことも、ガイドワイヤの操作性を低下させる一因となる。
ガイドワイヤのサポート性を向上させるために、例えば特許文献1では、カテーテルの先端部の内径が小さくなるように、内周面を先端側に向かって縮径するテーパ状に形成している。これにより、カテーテルによるガイドワイヤのサポート性を向上させ、カテーテルの血管内における通過性を良好にしている。
特開2006−149442号公報
カテーテルを使用する際には、ガイドワイヤの後端をカテーテルの先端から挿入することが多い。この場合に、特許文献1のようにカテーテルの先端内周部が縮径した形状であると、ガイドワイヤをカテーテルに対して挿入しにくい。また、ガイドワイヤをカテーテルに挿入した際に、先端チップに座屈変形を生じる可能性もある。さらに、ガイドワイヤの復元力によりカテーテルが復元方向に力を受けることについては抑制できない。また、血管内において、狭窄部などガイドワイヤが通過できてもカテーテルの先端部が通過しにくい箇所における貫通性及び通過性向上も望まれる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ガイドワイヤのサポート性を向上させ、屈曲部におけるガイドワイヤの復元力に対抗できると共に、先端部の貫通性および通過性を向上させたカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るカテーテルは、先端から基端まで貫通する内腔を有した長尺状の管腔体を有するカテーテルであって、
前記管腔体の先端部には、軸方向に伸縮可能な蛇腹部が形成され、
前記蛇腹部は、伸長状態における内腔の最小径より、収縮状態における内腔の最小径の方が小さい。
上記のように構成したカテーテルは、蛇腹部を収縮させることで、ガイドワイヤを挿通させる内腔の内径を小さくできるので、ガイドワイヤのサポート性を向上させることができる。蛇腹部が伸長した状態では、カテーテルとガイドワイヤとのクリアランスを確保できるので、ガイドワイヤの挿通には支障を来さないようにすることができる。また、蛇腹部が収縮することで、その部分の剛性が向上し、血管内においてカテーテルの先端部が通過しにくい箇所の貫通性及び通過性を高くすることができる。
前記蛇腹部は、伸長状態における最大外径が前記管腔体の蛇腹部以外の部分の外径を超えないように形成されている。これにより、カテーテルの血管挿入時における蛇腹部の通過性を低下させないようにすることができる。
前記蛇腹部は、山部と谷部とが軸方向に沿って交互に配置され、前記谷部は前記管腔体の蛇腹部以外の部分における外周面より内周側に位置する。これにより、谷部がシャフトの内周側に入り込むように折られるので、谷部において管腔体の内径が小さくなり、ガイドワイヤのサポート性が向上する。
前記蛇腹部は、収縮状態において前記山部と谷部とが係止状態となる。これにより、収縮状態における蛇腹部の軸方向及び曲げ方向の剛性が高くなるので、ガイドワイヤの復元力に対抗してカテーテルの形状を維持することができる。このため、ガイドワイヤを所望の方向に進行させることが容易となる。
前記蛇腹部は、1つの谷部を形成する隣接した2つの面の斜面方向に沿う長さが異なる。これにより、蛇腹部を収縮状態としたとき、山部と谷部が軸方向に傾斜状に折り畳まれ、その形状により山部と谷部とを係止した状態とすることができる。
前記隣接した2つの面の斜面方向に沿う長短比が6:4〜8:2の範囲であるようにすれば、蛇腹部の伸縮性を確保しつつ、蛇腹部が収縮した際には山部と谷部とを係止状態とすることができる。
前記管腔体は、長さ方向に沿う前記内腔を有する内層と、該内層の外周側を覆う外層と、前記内層の外周側に配置される補強体とを有し、前記補強体の先端は、前記管腔体の先端より基端側に位置し、前記蛇腹部は、前記管腔体の先端部において前記補強体の先端より先端側に配置される。これにより、管腔体のプッシャビリティを確保しつつ、先端部においては蛇腹部を収縮状態に変形しやすくすることができる。
本実施形態のカテーテルの正面図である。 シャフトの先端部の断面図である。 蛇腹部が収縮した状態におけるシャフトの先端部の断面図である。 蛇腹部を形成する前のシャフトの拡大断面図(図4(a))と、蛇腹部を形成したシャフトの拡大断面図(図4(b))である。 血管の屈曲部に伸長した状態の蛇腹部を有するシャフトの先端部が位置した状態の説明図である。 血管の屈曲部に収縮した状態の蛇腹部を有するシャフトの先端部が位置した状態の説明図である。 血管の狭窄部に収縮した状態の蛇腹部を有するシャフトの先端部が位置した状態の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、本明細書では、カテーテル1の生体管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
本実施形態のカテーテル1はマイクロカテーテルである。このカテーテル1は、図1に示すように、長尺状の管腔体であるシャフト10と、シャフト10の基端部に設けられるハブ11とを有している。シャフト10の先端面は、シャフト10の内腔が開口した先端開口部25を有している。
図2に示すように、シャフト10は、内腔21を有する内層20と、内層20の外周側に設けられる外層22との二層構造を有している。また、内層20と外層22との間には、金属製の補強体23が設けられる。補強体23は、金属の素線を網目状としたものである。
シャフト10は、可撓性を有する材料で形成されている。外層22の材料は、例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の熱可塑性エラストマー等を使用できる。外層22の材料として、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせたもの(ポリマーアロイ、ポリマーブレンド、積層体等)を用いることができる。また、外層22は、後述する蛇腹部30の部分を形成しやすいように、ポリエステルエラストマーを用いることが好ましい。
内層20の材料は、内腔21内に挿入されるガイドワイヤとの間の摩擦が小さい材料であることが望ましい。これによって、シャフト10に挿入されたガイドワイヤは、より小さい摺動抵抗で長さ方向に移動することができ、操作性が向上する。このような低摩擦材料としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂材が挙げられる。
補強体23の先端は、シャフト10の先端より基端側に位置している。補強体23の先端より先端側には、蛇腹部30が形成されている。蛇腹部30は、山部30aと谷部30bとが交互に形成されており、シャフト10の軸方向に沿って伸縮することができる。図2は、蛇腹部30が伸長した状態を表している。蛇腹部30の伸長状態における軸方向の長さは、30mm以下の範囲で設定することが好ましい。また、蛇腹の数は、1〜30個の範囲で設定することが好ましい。蛇腹部30の軸方向の長さが30mm以上、あるいは蛇腹の数が30個より大きいと、シャフト10の内径が小さくなる範囲が広くなり過ぎ、ガイドワイヤ40の操作性が低下するおそれがある。蛇腹部30の先端位置のシャフト10の先端位置からの距離は、0〜30mmの範囲で設定することが好ましい。蛇腹部30の先端位置のシャフト10の先端位置からの距離を30mmより基端側にすると、シャフト10の内径が小さくなったとしても、先端までの距離が長くなるため、ガイドワイヤ40の操作性、サポート性の向上が見込めない可能性がある。
蛇腹部30において谷部30bは、シャフト10の蛇腹部30以外の部分の外周面よりも内周側に位置している。すなわち、蛇腹部30は、それぞれの谷部30bがシャフト10の内周側に折り込まれるように形成されている。蛇腹部30の内径D3は、谷部30bにおいて最小となる。蛇腹部30の外径D2は、山部30aの頂部において最大となる。蛇腹部30は、山部30aの頂部の外径D2が、シャフト10の蛇腹部30以外の部分の外径D1を超えないように形成されている。
蛇腹部30は、1つの谷部30bを形成する隣接した2つの面について、斜面方向に沿う長さが異なっている。図2に示されているように、谷部30bを形成する基端側の面の斜面方向に沿う長さはaであり、谷部30bを形成する先端側の面の斜面方向に沿う長さはbである。aとbは、異なる長さであり、その長短比は6:4となっている。この長短比は、この例に限られず、6:4〜8:2の範囲で任意に設定することができる。長さbは、蛇腹部30が折り畳まれた際に、シャフト10の内側でガイドワイヤ40と干渉しないようにするため、シャフト10の内径の半分以下とされる。本実施形態のマイクロカテーテルにおいて、長さbは、最大で1.2mm程度となる。また、aが短く、bが長くなるようにしてもよい。
シャフト10の蛇腹部30より先端側には、マーカー部31が設けられる。マーカー部31は、シャフト10の周方向に沿って設けられている。マーカー部31には、X線造影性を有する物質が含まれている。これにより、シャフト10を血管内に挿入した際に、マーカー部31をX線透視下で造影し、シャフト10の先端位置を視認することができる。
図3に示すように、蛇腹部30が軸方向に収縮すると、山部30a及び谷部30bがそれぞれ隣接する山部30a及び谷部30bと近接し、谷部30bはシャフト10の内周側により入り込むように折れ曲がる。このため、蛇腹部30の谷部30bにおける内径は、収縮前の内径D3よりも小さいD5となる。すなわち、蛇腹部30の最小内径は、収縮前後でD3>D5である。これにより、蛇腹部30の谷部30bにおいて、シャフト10と内腔21に挿通されるガイドワイヤとのクリアランスが小さくなり、ガイドワイヤのサポート性が向上する。
また、蛇腹部30は、収縮状態での最大外径である山部30aの頂部の外径D4が、シャフト10の蛇腹部30以外の部分の外径D1を超えないように収縮する。
蛇腹部30を形成する斜面の長さは、前述のように長短交互に配置されているので、収縮状態の蛇腹部30は、山部30aが基端側に、谷部30bが先端側に、それぞれ偏るように折れ曲がり、その形状により山部30aと谷部30bとが係止状態となる。このため、収縮状態の蛇腹部30は、伸び方向及び曲げ方向に対する剛性が高くなる。
山部30aと谷部30bは、シャフト10を交互に折り曲げることにより形成されるが、シャフト10の内外表面に切込みを形成して折り曲げやすくしてもよい。図4(a)に示すように、蛇腹部30の形成前の状態において、シャフト10の内周面と外周面に、それぞれ切込部10aを形成することができる。切込部10aは、シャフト10の周方向に沿って形成されている。内外周面の切込部10aを起点にシャフト10を折り曲げることで、図4(b)に示すように、山部30aと谷部30bを有する蛇腹部30を容易に形成することができる。
カテーテル1を用いた処置の際には、血管内に予めガイドワイヤ40が挿入される。ガイドワイヤ40が血管内に挿入されたら、シャフト10の先端開口部25からガイドワイヤ40を挿入し、シャフト10を血管内に挿入する。シャフト10は、ガイドワイヤ40を先行させながら血管内で進行する。シャフト10を血管内に挿入する際には、蛇腹部30は伸長した状態とされる。前述のように、蛇腹部30は、外径が最大となる山部30aの頂部の外径D2が、シャフト10の蛇腹部30以外の部分の外径D1を超えないように形成されているので、血管内における通過性を阻害することがない。
図5に示すように、ガイドワイヤ40及びシャフト10は、血管の屈曲部では、血管の形状に合わせて大きく屈曲する。蛇腹部30が伸長した状態では、シャフト10の内腔21とガイドワイヤ40とのクリアランスは比較的大きく、また、蛇腹部30における剛性もシャフト10の他の部分とほぼ同じである。この状態では、シャフト10によるガイドワイヤ40のサポート性が低いため、血管の屈曲部においてガイドワイヤ40を所望の方向に進行させることが難しい場合がある。また、ガイドワイヤ40が、屈曲した状態から元に戻る方向に復元力を生じることで、シャフト10が屈曲部の外周側に押され、手元側からの力がシャフト10の先端部にうまく伝わらないことがある。
このような場合には、シャフト10の先端部を血管壁に押し付けるなどして、蛇腹部30を収縮させる。図6に示すように蛇腹部30を収縮させると、蛇腹部30の内径が縮小し、蛇腹部30においてシャフト10とガイドワイヤ40とのクリアランスが小さくなる。これにより、ガイドワイヤ40のサポート性が向上し、ガイドワイヤ40を所望の方向に進行させやすくすることができる。
また、蛇腹部30を収縮させることで、シャフト10の曲げ方向に対する剛性が向上するので、ガイドワイヤ40の復元力にシャフト10が対抗でき、ガイドワイヤ40に対してシャフト10から確実に力を伝えることができる。
シャフト10を血管内に挿入する際には、蛇腹部30は伸長した状態なので、シャフト10とガイドワイヤ40とのクリアランスは十分に確保されており、ガイドワイヤ40をシャフト10に挿入する操作を容易にすることができる。
蛇腹部30は、血管の屈曲部だけでなく、ガイドワイヤ40やシャフト10を操作しにくい他の部位においても、収縮させることができる。図7に示すように、蛇腹部30は、血管の狭窄部において収縮させることができる。蛇腹部30を収縮させると、シャフト10における蛇腹部30の部分の軸方向の剛性を高くすることができる。このため、シャフト10の狭窄部通過性が向上する。
以上のように、本実施形態に係るカテーテル1は、先端から基端まで貫通する内腔21を有した長尺状の管腔体を有するカテーテル1であって、管腔体の先端部には、軸方向に伸縮可能な蛇腹部30が形成され、蛇腹部30は、伸長状態における内腔の最小径より、収縮状態における内腔の最小径の方が小さい。このように構成したカテーテル1は、蛇腹部30を収縮させることで、ガイドワイヤ40を挿通させる内腔21の内径を小さくできるので、ガイドワイヤ21のサポート性を向上させることができる。蛇腹部30が伸長した状態では、カテーテル1とガイドワイヤ40とのクリアランスを確保できるので、ガイドワイヤ40の挿通には支障を来さないようにすることができる。
また、蛇腹部30は、伸長状態における最大外径が管腔体の蛇腹部30以外の部分の外径を超えないように形成されている。これにより、カテーテル1の血管挿入時における蛇腹部30の通過性を低下させないようにすることができる。
また、蛇腹部30は、山部30aと谷部30bとが軸方向に沿って交互に配置され、谷部30bは管腔体の蛇腹部30以外の部分における外周面より内周側に位置する。これにより、谷部30bが管腔体の内周側に入り込むように折られるので、谷部30bにおいて管腔体の内径が小さくなり、ガイドワイヤ40のサポート性が向上する。
また、蛇腹部30は、収縮状態において山部30aと谷部30bとが係止状態となる。これにより、収縮状態における蛇腹部30の軸方向及び曲げ方向の剛性が高くなるので、ガイドワイヤ40の復元力に対抗してカテーテル1の形状を維持することができる。このため、ガイドワイヤ40を所望の方向に進行させることが容易となる。
また、蛇腹部30は、1つの谷部30bを形成する隣接した2つの面の斜面方向に沿う長さが異なる。これにより、蛇腹部30を収縮状態としたとき、山部30aと谷部30bが軸方向に傾斜状に折り畳まれ、その形状により山部30aと谷部30bとを係止した状態とすることができる。
また、隣接した2つの面の斜面方向に沿う長短比が6:4〜8:2の範囲であるようにすれば、蛇腹部30の伸縮性を確保しつつ、蛇腹部30が収縮した際には山部30aと谷部30bとを係止状態とすることができる。
また、管腔体は、長さ方向に沿う内腔21を有する内層20と、内層20の外周側を覆う外層22と、内層20の外周側に配置される補強体23とを有し、補強体23の先端は、管腔体の先端より基端側に位置し、蛇腹部30は、管腔体の先端部において補強体23の先端より先端側に配置される。これにより、管腔体のプッシャビリティを確保しつつ、先端部においては蛇腹部30を収縮状態に変形しやすくすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。上述の実施形態では、本発明をマイクロカテーテルに適用しているが、ガイディングカテーテルやバルーンカテーテルなど、他の種類のカテーテルにも、本発明を適用することができる。
また、蛇腹部30の軸方向の長さや蛇腹の数は、上述の実施形態に限られず、カテーテルの種類やシャフトの径、材質などに応じて任意に設定することができる。蛇腹部30の先端位置についても、シャフト10の先端位置からの距離を任意に設定できる。
1 カテーテル
10 シャフト
11 ハブ
20 内層
21 内腔
22 外層
23 補強体
25 先端開口部
30 蛇腹部
30a 山部
30b 谷部
31 マーカー部
40 ガイドワイヤ

Claims (7)

  1. 先端から基端まで貫通する内腔を有した長尺状の管腔体を有するカテーテルであって、
    前記管腔体の先端部には、軸方向に伸縮可能な蛇腹部が形成され、
    前記蛇腹部は、伸長状態における内腔の最小径より、収縮状態における内腔の最小径の方が小さいカテーテル。
  2. 前記蛇腹部は、伸長状態における最大外径が前記管腔体の蛇腹部以外の部分の外径を超えないように形成されている請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記蛇腹部は、山部と谷部とが軸方向に沿って交互に配置され、前記谷部は前記管腔体の蛇腹部以外の部分における外周面より内周側に位置する請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記蛇腹部は、収縮状態において前記山部と谷部とが係止状態となる請求項3に記載のカテーテル。
  5. 前記蛇腹部は、1つの谷部を形成する隣接した2つの面の斜面方向に沿う長さが異なる請求項3または4に記載のカテーテル。
  6. 前記隣接した2つの面の斜面方向に沿う長短比が6:4〜8:2の範囲である請求項5に記載のカテーテル。
  7. 前記管腔体は、長さ方向に沿う前記内腔を有する内層と、該内層の外周側を覆う外層と、前記内層の外周側に配置される補強体とを有し、
    前記補強体の先端は、前記管腔体の先端より基端側に位置し、
    前記蛇腹部は、前記管腔体の先端部において前記補強体の先端より先端側に配置される請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020027203A1 (ja) 2018-07-31 2020-02-06 本田技研工業株式会社 推定システム、推定装置、推定方法、プログラム、及び記憶媒体
GR1009914B (el) * 2020-03-03 2021-01-19 Ελευθεριος Νικολαου Μεριδης Καθετηρας μεταφορας ανθρωπινων εμβρυων με τμημα εγκαρσιων πτυχωσεων και εργονομικη λαβη

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