JPWO2016147267A1 - 制御装置、制御プログラム、及びセンサノード - Google Patents

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Abstract

サーバ(10)においてプロセッサ(12)は、複数のセンサノード(50)を、各クラスタが中継ノードと中継ノードとの間で直接的に無線接続している子ノードから成る部分クラスタを少なくとも1つ含む複数のクラスタに分ける。そして、プロセッサ(12)は、各部分クラスタの中継ノードから、各部分クラスタにおけるセンシング値の平均値を収集し、収集した各部分クラスタの平均値から、各クラスタのキャリブレーション基準値を算出する。そして、プロセッサ(12)は、算出した各クラスタのキャリブレーション基準値を、各クラスタへ通知する。

Description

本発明は、制御装置、制御プログラム、及びセンサノードに関する。
近年、無線通信部とセンサとを有するセンサノードを観測エリアに配置してセンシング情報を「収集周期(つまり、センシング値のサンプル周期)」で収集する「無線センサネットワーク」が提案されている。例えば、無線センサネットワークの各センサノードは、環境エネルギー(例えば、太陽光、振動等)を電気エネルギーに変換して発電する環境発電部と環境発電部によって発電された電気を蓄電するバッテリとを有している。そして、各センサノードは、バッテリに蓄電された電気を用いて動作する。
また、無線センサネットワークの各センサノードで測定されたセンシング値は、ゲートウェイ装置を介して「制御装置(つまり、ネットワーク装置)」へ報告される。ここで、無線センサネットワークは、例えば、ツリー型のトポロジーを有する。すなわち、無線センサネットワークには、他のセンサノードで測定されたセンシング値の伝送を中継する「中継動作状態」にあるセンサノード(つまり、「中継ノード」)と、「非中継動作状態」にあるセンサノード(つまり、「エンドノード」)とが含まれる。各センサノードで測定されたセンシング値は、各センサノードから直接又は1つ以上の中継ノードを介してゲートウェイ装置へ伝送される。すなわち、無線センサネットワークは、「マルチホップ通信経路」を有している。
特開2003−271231号公報
ところで、センサ間では、種々の要因によってセンシング値にばらつきが生じる。例えば、第1に、センサの個体差によって、センシング値にばらつきが生じる(第1のばらつき要因)。また、第2に、センサを備える機器の個体差(工作精度等)によっても、センシング値にばらつきが生じる(第2のばらつき要因)。第3に、センサが設置される環境(例えば、振動、風、雨、いたずら等)によっても、センシング値にばらつきが生じる(第3のばらつき要因)。
これに対して、例えば、第1のばらつき要因又は第2のばらつき要因については、センサノードの出荷前にキャリブレーションを実行する対策が考えられる。また、第3のばらつき要因については、センサノードを外部要因に影響を受けないような筐体設計とする対策が考えられる。
しかしながら、いずれの対策も、キャリブレーション処理の負荷が大きい、対策コストが大きい等の問題がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、センサネットワークにおけるキャリブレーション処理の負荷を低減できる、制御装置、制御プログラム、及びセンサノードを提供することを目的とする。
開示の態様では、制御装置は、各センサノードがセンサと無線部とを有し且つマルチホップ通信が可能なセンサノード群における、センシング値のキャリブレーションを制御する。前記制御装置は、メモリと、前記メモリに接続されたプロセッサと、を具備する。前記プロセッサは、前記センサノード群を、各クラスタが中継ノードと無線通信を行う子ノードを有する部分クラスタを少なくとも1つ含む複数のクラスタに分け、各部分クラスタの中継ノードから、前記各部分クラスタにおけるセンシング値の平均値を収集し、前記収集した各部分クラスタの平均値から、各クラスタのキャリブレーション基準値を算出し、前記算出した各クラスタのキャリブレーション基準値を、前記各クラスタへ通知する。
開示の態様によれば、センサネットワークにおけるキャリブレーション処理の負荷を低減できる。
図1は、実施例1の無線センサネットワークシステムの説明に供する図である。 図2は、実施例1の無線センサネットワークシステムの説明に供する図である。 図3は、実施例1の無線センサネットワークシステムの説明に供する図である。 図4は、実施例1の無線センサネットワークシステムの説明に供する図である。 図5は、実施例1のサーバの一例を示すブロック図である。 図6は、実施例1の第1の対応テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施例1のサーバからキャリブレーション基準値が送信される際に用いられるパケットのフォーマット例を示す図である。 図8は、実施例1のセンサノードの一例を示すブロック図である。 図9は、実施例1の親ノードからサーバに向けて、センシング値平均を送信する際に用いられるパケットのフォーマット例を示す図である。 図10は、実施例1のセンサノードの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、図10の続きを示すフローチャートである。 図12は、図11の続きを示すフローチャートである。 図13は、図11の続きを示すフローチャートである。 図14は、実施例2の親ノードからサーバに向けて、センシング値平均を送信する際に用いられるパケットのフォーマット例を示す図である。 図15は、実施例2の第2の対応テーブルの一例を示す図である。 図16は、実施例2のキャリブレーション基準値の算出方法の説明に供する図である。 図17は、実施例2の中継特化ノードへの移行命令信号のフォーマット例を示す図である。
以下に、本願の開示する制御装置、制御プログラム、及びセンサノードの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する制御装置、制御プログラム、及びセンサノードが限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
[無線センサネットワークシステムの概要]
図1〜4は、実施例1の無線センサネットワークシステムの説明に供する図である。図1〜4では、図1,2,3,4の順番で無線センサネットワークシステムが構築される手順が示されている。
図1〜4において、無線センサネットワークシステム1は、制御装置としてのサーバ10と、サーバ10と有線で直接的又は間接的に接続されるゲートウェイ(GW)30と、センサノード50−1〜7とを有する。センサノード50−1〜7を特に区別しない場合、総称して「センサノード50」と呼ぶことがある。ここでは、ゲートウェイ30及びセンサノード50の数をそれぞれ1つ及び7つとしているが、これに限定されるものではない。
図4に示す無線センサネットワークシステム1におけるトポロジーは、「ネットワーク構成手順」に従ってネットワークを構成した結果の一例である。「ネットワーク構成手順」は、次の通りである。
まず、図1に示すように、無線センサネットワークシステム1の「初期状態」では、ゲートウェイ30とセンサノード50−1〜7とにおいてネットワークが構築されていない。無線センサネットワークシステム1は、無線センサネットワークシステム1の運用開始前、又は、サーバ10からゲートウェイ30及びセンサノード50−1〜7に対して、所定の時間間隔で「ネットワーク構築(再構築)命令信号」が送信される毎に、この初期状態となってもよい。
図1に示すように、無線センサネットワークシステム1の「初期状態」では、センサノード50−1〜7のそれぞれは、「ビーコン」を送信する。すなわち、「初期状態」では、すべてのセンサノード50は、「子ノードモード」として動作している。図1において、各センサノード50を中心とした円(点線)は、送信された「ビーコン」が所定レベル以上の受信電力で到達する範囲を示している。
次に、ゲートウェイ30は、ビーコンを受信すると当該ビーコンの送信元のセンサノード50に対して「リンク形成信号」を送信する。すなわち、ゲートウェイ30は、当該ビーコンの送信元のセンサノード50を自身の「子ノード」として受け入れる。なお、「リンク形成信号」は、「受入了承信号」と呼ばれることがある。ここで、1つの「親ノード」が受け入れ可能な「子ノード」の数には、制限(以下では、「部分クラスタサイズ制限数」と呼ぶことがある)が設けられている。ここでは、「部分クラスタサイズ制限数」が2であるものとして説明する。
図1において、ゲートウェイ30は、センサノード50−1,2,3のそれぞれから送信されたビーコンを受信可能な位置に配設されているので、センサノード50−1,2,3のうちの2つを自身の「子ノード」として受け入れ可能である。ここでは、例えばビーコンを受信した順番がセンサノード50−1,2,3であったため、ゲートウェイ30は、図2に示すように、センサノード50−1,2のそれぞれとの間で無線リンクを形成する。ゲートウェイ30によって「子ノード」として受け入れられたセンサノード50−1,2は、図2に示すように、ビーコンの送信を停止する。これにより、センサノード50−1,2がゲートウェイ30以外の他のノード(センサノード50)の「子ノード」として受け入れられることを防止することができる。この「ルール」によって、無線センサネットワークシステム1における「トポロジー」は、ツリー構造となる。
そして、「親ノード」としてのゲートウェイ30は、自身の「子ノード」、つまり、センサノード50−1,2に対して、「親ノードモード」への「切替指示信号」を送信する。
上記の「切替指示信号」を受信すると、センサノード50−1,2のそれぞれは、「親ノードモード」での動作を開始する。
例えば、センサノード50−1は、ビーコンを受信すると当該ビーコンの送信元のセンサノード50に対して「リンク形成信号」を送信する。すなわち、センサノード50−1は、当該ビーコンの送信元のセンサノード50を自身の「子ノード」として受け入れる。
図2において、センサノード50−1は、センサノード50−3,4のそれぞれから送信されたビーコンを受信可能な位置に配設されているので、センサノード50−3,4を自身の「子ノード」として受け入れ可能である。このため、図3に示すように、センサノード50−1は、センサノード50−3,4のそれぞれとの間で無線リンクを形成する。センサノード50−1によって「子ノード」として受け入れられたセンサノード50−3,4は、図3に示すように、ビーコンの送信を停止する。ここで、「親ノード」であるセンサノード50−1と「子ノード」であるセンサノード50−3,4との様に、「中継ノード」と当該中継ノードの「子ノード」とから成るグループを、以下では、「部分クラスタ」と呼ぶことがある。
そして、センサノード50−1は、自身の子ノード、つまり、センサノード50−3,4に対して、センシング値の「送信指示信号」を送信する。「送信指示信号」を受信すると、センサノード50−3,4のそれぞれは、自身のセンサのセンシング値を、自身の「親ノード」であるセンサノード50−1に対して送信する。
そして、センサノード50−1は、自身の「部分クラスタ」における「センシング値平均」を算出する。すなわち、センサノード50−1は、自身のセンサのセンシング値と、センサノード50−3,4のそれぞれから報告されたセンシング値との平均を算出する。そして、センサノード50−1は、算出した「センシング値平均」を、自身の親ノードであるゲートウェイ30を介してサーバ10へ送信する。ここで、親ノードであるセンサノード50−1は、自身の部分クラスタのセンシング値平均とともに、自身の部分クラスタに含まれる各センサノード50の識別情報をサーバ10へ送信する。
一方、センサノード50−2も、センサノード50−1と同等の処理を実行する。すなわち、センサノード50−2は、センサノード50−5を自身の子ノードとして受け入れ、自身のセンサのセンシング値とセンサノード50−5から報告されたセンシング値とのセンシング値平均を算出する。そして、センサノード50−2は、算出した「センシング値平均」を、自身の親ノードであるゲートウェイ30を介してサーバ10へ送信する。
そして、センサノード50−1,2のそれぞれは、自身の「子ノード」に対して、「親ノードモード」への「切替指示信号」を送信する。
上記の「切替指示信号」を受信すると、センサノード50−3,4,5のそれぞれは、「親ノードモード」での動作を開始する。
例えば、センサノード50−4は、ビーコンを受信すると当該ビーコンの送信元のセンサノード50に対して「リンク形成信号」を送信する。すなわち、センサノード50−4は、当該ビーコンの送信元のセンサノード50を自身の「子ノード」として受け入れる。
図3において、センサノード50−4は、センサノード50−6,7のそれぞれから送信されたビーコンを受信可能な位置に配設されているので、センサノード50−6,7を自身の「子ノード」として受け入れ可能である。このため、図4に示すように、センサノード50−4は、センサノード50−6,7のそれぞれとの間で無線リンクを形成する。センサノード50−4によって「子ノード」として受け入れられたセンサノード50−6,7は、図4に示すように、ビーコンの送信を停止する。なお、図1〜図4に示した例では、センサノード50−6,7は、エンドノードとして動作する。
そして、センサノード50−4は、自身の子ノード、つまり、センサノード50−6,7に対して、センシング値の「送信指示信号」を送信する。「送信指示信号」を受信すると、センサノード50−6,7のそれぞれは、自身のセンサのセンシング値を、自身の「親ノード」であるセンサノード50−4に対して送信する。
そして、センサノード50−4は、自身の「部分クラスタ」における「センシング値平均」を算出する。すなわち、センサノード50−4は、自身のセンサのセンシング値と、センサノード50−6,7のそれぞれから報告されたセンシング値との平均を算出する。そして、センサノード50−4は、算出した「センシング値平均」を、自身の親ノードであるセンサノード50−1を介してサーバ10へ送信する。
一方、サーバ10は、無線センサネットワークシステム1の複数のセンサノード50を、部分クラスタを少なくとも1つ含む複数の「クラスタ」に、センサノード50の個数に基づいて分ける。例えば、サーバ10は、1つのクラスタに含まれるセンサノード50の個数(以下では、「クラスタサイズ制限数」と呼ぶことがある)を5個とする。この場合、センサノード50−1及びセンサノード50−3,4から成る部分クラスタ1とセンサノード50−2及びセンサノード50−5から成る部分クラスタ2との構成ノード数が5となるので、部分クラスタ1及び部分クラスタ2を合わせてクラスタ1とする。そして、クラスタ1に含まれないセンサノード50−6,7は、周辺に他のセンサノード50が在れば部分クラスタを形成し、形成した部分クラスタがサーバ10によってクラスタ1以外の他のクラスタに分類されることになる。
そして、サーバ10は、クラスタ単位で、クラスタに含まれる部分クラスタのセンシング値平均に基づいて、「キャリブレーション基準値」を算出する。例えば、サーバ10は、或るクラスタに複数の部分クラスタが含まれる場合、その複数の部分クラスタのそれぞれに対応する複数のセンシング値平均を、各部分クラスタに含まれるセンサノード50の個数で加重平均することにより、そのクラスタの「キャリブレーション基準値」を算出する。
そして、サーバ10は、各クラスタについて算出した「キャリブレーション基準値」を、各クラスタに含まれる各センサノード50へマルチホップ通信を利用して送信する。
そして、各センサノード50は、自身宛の「キャリブレーション基準値」を受信すると、その「キャリブレーション基準値」を用いてキャリブレーション処理を実行する。すなわち、各センサノード50は、自身のセンサのセンシング値から受信した「キャリブレーション基準値」を差し引くことにより、「誤差値」を算出する。そして、各センサノード50は、上記の「収集周期」毎に、自身のセンサのセンシング値に算出した「誤差値」を加算することによりセンシング値を補正し、補正後のセンシング値を自身の親ノードを介してサーバ10へ報告する。
以上のように無線センサネットワークシステム1においてキャリブレーション処理を実行することにより、センサノード50の出荷前に個別にキャリブレーション処理を実行することを回避できるので、キャリブレーション処理の処理負荷を軽減することができる。また、無線センサネットワークシステム1のネットワーク構成手順においてキャリブレーション処理を実行することにより、ネットワーク構成手順とキャリブレーション処理とで重複する処理を排除できるので、キャリブレーション処理の処理負荷をさらに軽減することができる。
[サーバの構成例]
図5は、実施例1のサーバの一例を示すブロック図である。図5において、サーバ10は、インタフェース(IF)部11と、プロセッサ12と、メモリ13とを有する。プロセッサ12の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ13の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。プロセッサ12によって実行される各種処理機能は、当該各種処理機能に対応するプログラムがメモリ13に記録され、各プログラムがプロセッサ12で実行されることによって実現される。
インタフェース部11は、ゲートウェイ30と直接的又は間接的に有線で通信するインタフェースである。インタフェース部11は、センサノード50から送信された種々の信号をゲートウェイ30を介して受信してプロセッサ12へ出力する。また、インタフェース部11は、プロセッサ12から受け取った種々の信号を、ゲートウェイ30を介して各センサノード50へ送信する。
プロセッサ12は、各部分クラスタの中継ノードから送信されてきた、センシング値平均と部分クラスタを構成する各センサノード50の識別情報とを対応付けた「第1の対応テーブル」をメモリ13に記憶させる。
図6は、実施例1の第1の対応テーブルの一例を示す図である。図6において、第1の対応テーブルでは、各部分クラスタの識別情報(例えば、親ノードの識別情報)と各部分クラスタに含まれる子ノードの識別情報と各部分クラスタのセンシング値平均とが対応付けられている。図4に示したトポロジーの例では、センサノード50−1を親ノードとする部分クラスタ識別情報(50−1)と、部分クラスタ(50−1)の子ノードであるセンサノード50−3,4と、部分クラスタ(50−1)のセンシング値平均α1とが対応付けられている。
また、プロセッサ12は、無線センサネットワークシステム1の複数のセンサノード50を、各クラスタが部分クラスタを少なくとも1つ含む複数の「クラスタ」に、センサノード50の個数に基づいて分ける。例えば、プロセッサ12は、「クラスタサイズ制限数」を超えない範囲で、複数の部分クラスタをまとめることによってクラスタを形成する。
そして、プロセッサ12は、クラスタ単位で、クラスタに含まれる部分クラスタのセンシング値平均に基づいて、「キャリブレーション基準値」を算出する。例えば、プロセッサ12は、或るクラスタに複数の部分クラスタが含まれる場合、その複数の部分クラスタのそれぞれに対応する複数のセンシング値平均を、各部分クラスタに含まれるセンサノード50の個数で加重平均することにより、そのクラスタの「キャリブレーション基準値」を算出する。
そして、プロセッサ12は、各クラスタについて算出した「キャリブレーション基準値」と各クラスタに含まれる部分クラスタの識別情報(例えば、各部分クラスタの親ノードの識別情報)とを、IF部11へ出力する。これにより、各クラスタについて算出した「キャリブレーション基準値」と各クラスタに含まれる各センサノード50の識別情報とがゲートウェイ30及びマルチホップ通信を介して、各クラスタに含まれる各センサノード50へ送信される。
図7は、実施例1のサーバからキャリブレーション基準値が送信される際に用いられるパケットのフォーマット例を示す図である。図7に示すように、例えば、サーバ10は、「宛先アドレス」として部分クラスタ(50−1)を含み、「キャリブレーション基準値」としてα1を含むパケットを送信する。図4に示した例では、部分クラスタ(50−1)と同じクラスタに部分クラスタ(50−2)も含まれる。このため、サーバ10は、「宛先アドレス」として部分クラスタ(50−2)を含み、「キャリブレーション基準値」として値β1を含むパケットも送信する。部分クラスタの親ノードに送信されたキャリブレーション基準値は、その親ノードによって子ノードへ転送される。
メモリ13は、センサノード50から送信された各種情報、及び、プロセッサ12で算出された各種情報を記憶する。
[センサノードの構成例]
図8は、実施例1のセンサノードの一例を示すブロック図である。図8において、センサノード50は、環境発電部51と、バッテリ52と、センサ53と、プロセッサ54と、無線部55と、メモリ56とを有する。プロセッサ54の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ56の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。プロセッサ54によって実行される各種処理機能は、当該各種処理機能に対応するプログラムがメモリ56に記録され、各プログラムがプロセッサ54で実行されることによって実現される。
環境発電部51は、環境エネルギー(例えば、太陽光、振動等)を利用して発電し、発電した電気をバッテリ52へ出力する。
バッテリ52は、環境発電部51で発電した電気を蓄電し、蓄電した電気をプロセッサ54及び無線部55へ供給する。
センサ53は、測定したセンシング値をプロセッサ54へ出力する。
プロセッサ54は、アンテナ及び無線部55を介して制御信号を受信し、受信した制御信号に応じた処理を制御する。
例えば、プロセッサ54は、サーバ10から送信された「ネットワーク構築(再構築)命令信号」を受信すると、自センサノードを「子ノードモード」に移行させる。そして、プロセッサ54は、「ビーコン」を生成し、生成したビーコンを所定周期で無線部55及びアンテナを介して送信する。また、プロセッサ54は、自センサノードの親ノードから送信された「受入了承信号」を受信すると、ビーコンの送信を停止する。
また、プロセッサ54は、センシング値の「送信指示信号」を受信すると、自センサノードの親ノードに対して、センサ53で測定されたセンシング値を無線部55及びアンテナを介して送信する。
また、プロセッサ54は、親ノードモードへの「切替指示信号」を受信すると、自センサノードを「親ノードモード」へ移行させる。そして、プロセッサ54は、ビーコンをアンテナ及び無線部55を介して受信すると、当該ビーコンの送信元のセンサノード50に対して「リンク形成信号」を送信する。プロセッサ54は、上記の「部分クラスタサイズ制限数」を上限として、受信したビーコンの送信元のセンサノード50へリンク形成信号を送信する。すなわち、プロセッサ54は、上記の「部分クラスタサイズ制限数」を上限として、受信したビーコンの送信元のセンサノード50を自センサノードの子ノードとして受け入れる。そして、プロセッサ54は、自センサノードの子ノードに対して、センシング値の「送信指示信号」を送信する。そして、プロセッサ54は、送信した「送信指示信号」に応じて子ノードから送信されたセンシング値を受信すると、自センサノードが中継ノードとなる部分クラスタにおける「センシング値平均」を算出する。そして、プロセッサ54は、算出した「センシング値平均」を、自センサノードの親ノードを介してサーバ10へ送信する。そして、プロセッサ54は、自センサノードの子ノードへ、親ノードモードへの「切替指示信号」を送信する。
図9は、実施例1の親ノードからサーバに向けて、センシング値平均を送信する際に用いられるパケットのフォーマット例を示す図である。図9には特にパケットのペイロード部分が図示されている。図9に示すようにペイロード部分には、部分クラスタの識別情報(例えば、親ノードの識別情報)と当該部分クラスタに含まれる子ノードの識別情報と当該部分クラスタのセンシング値平均とが、対応付けられて格納されている。図4に示したトポロジーの例では、ペイロードに、センサノード50−1を親ノードとする部分クラスタ識別情報(50−1)と、部分クラスタ(50−1)の子ノードであるセンサノード50−3,4と、部分クラスタ(50−1)のセンシング値平均α1とが、対応付けられて格納されている。
また、プロセッサ54は、サーバ10から送信された「キャリブレーション基準値」を受信すると、キャリブレーション処理を実行する。すなわち、プロセッサ54は、センサ53のセンシング値から受信した「キャリブレーション基準値」を差し引くことにより、「誤差値」を算出する。そして、プロセッサ54は、上記の「収集周期」毎に、センサ53のセンシング値に算出した「誤差値」を加算することによりセンシング値を補正し、補正後のセンシング値を自センサノードの親ノードを介してサーバ10へ報告する。
[無線センサネットワークシステムの動作例]
以上の構成を有する無線センサネットワークシステム1の処理動作の一例について説明する。ここでは、主に、センサノード50の処理動作の一例について説明する。図10〜図13は、実施例1のセンサノードの処理動作の一例を示すフローチャートである。図10〜図13に示される処理フローは、例えば、無線センサネットワークシステム1の運用開始前、又は、サーバ10からゲートウェイ30及びセンサノード50−1〜7に対して、所定の時間間隔で「ネットワーク構築(再構築)命令信号」が送信される毎に実行される。
無線センサネットワークシステム1が上記の「初期状態」になると、センサノード50においてプロセッサ54は、一定周期でのビーコンの送信を開始する(ステップS101)。上記の通り、無線センサネットワークシステム1の「初期状態」では、例えば、すべてのセンサノード50が「子ノードモード」に移行している。
プロセッサ54は、制御信号を受信するまで待ち(ステップS102否定)、制御信号を受信すると(ステップS102肯定)、受信した制御信号が「受入了承信号」であるか否か、つまり、「リンク形成信号」であるか否かを判定する(ステップS103)。
受信した制御信号が「受入了承信号」である場合(ステップS103肯定)、プロセッサ54は、自センサノードが子ノードとして受け入れられたので、ビーコンの送信を停止する(ステップS104)。そして、処理ステップは、ステップS102へ戻る。
受信した制御信号が「受入了承信号」でない場合(ステップS103否定)、プロセッサ54は、受信した制御信号がセンシング値の「送信指示信号」であるか否かを判定する(ステップS105)。
受信した制御信号が「送信指示信号」である場合(ステップS105肯定)、プロセッサ54は、自センサノードのセンサ53で測定されたセンシング値を、「送信指示信号」の送信元である自センサノードの親ノードに対して送信する(ステップS106)。そして、処理ステップは、ステップS102へ戻る。
受信した制御信号が「送信指示信号」でない場合(ステップS105否定)、プロセッサ54は、受信した制御信号が親ノードモードへの「切替指示信号」であるか否かを判定する(ステップS107)。
受信した制御信号が親ノードモードへの「切替指示信号」である場合(ステップS107肯定)、プロセッサ54は、ビーコンをアンテナ及び無線部55を介して順次受信する(ステップS108)。
プロセッサ54は、受信ビーコンの1つの送信元センサノードを「対象ノード」に設定する(ステップS109)。
プロセッサ54は、「受入了承信号」、つまり、「リンク形成信号」を、対象ノードへ送信する(ステップS110)。
プロセッサ54は、受信ビーコンのすべての送信元センサノードを「対象ノード」に設定したか否かを判定する(ステップS111)。
受信ビーコンのすべての送信元センサノードを「対象ノード」に設定した場合(ステップS111肯定)、プロセッサ54は、受入了承信号を送信したすべてのノードへ、センシング値の「送信指示信号」を送信する(ステップS112)。
受信ビーコンのすべての送信元センサノードを「対象ノード」に設定していない場合(ステップS111否定)、プロセッサ54は、受入了承信号を送信したノードの数が「部分クラスタサイズ制限数」に到達したか否かを判定する(ステップS113)。
受入了承信号を送信したノードの数が「部分クラスタサイズ制限数」に到達していない場合(ステップS113否定)、プロセッサ54は、次の送信元センサノードを「対象ノード」に設定する(ステップS114)。そして、処理ステップは、ステップS115へ戻る。一方、受入了承信号を送信したノードの数が「部分クラスタサイズ制限数」に到達した場合(ステップS113肯定)、処理ステップは、ステップS112へ進む。
プロセッサ54は、センシング値の「送信指示信号」を送信したすべての子ノードからセンシング値を受信するまで待つ(ステップS115否定)。そして、プロセッサ54は、センシング値の「送信指示信号」を送信したすべての子ノードからセンシング値を受信すると(ステップS115肯定)、自センサノードが中継ノードとなる部分クラスタにおける「センシング値平均」を算出する(ステップS116)。
プロセッサ54は、算出したセンシング値平均及び各子ノードの識別情報を、自センサノードの親ノードを介してサーバ10へ送信する(ステップS117)。なお、サーバ10においてプロセッサ12は、複数のセンサノード50を、各クラスタが中継ノードと中継ノードとの間で直接的に無線接続している子ノードから成る部分クラスタを少なくとも1つ含む複数のクラスタに分ける。そして、プロセッサ12は、各部分クラスタの中継ノードから、各部分クラスタにおけるセンシング値平均を収集し、収集した各部分クラスタのセンシング値平均から、各クラスタのキャリブレーション基準値を算出する。そして、プロセッサ12は、算出した各クラスタのキャリブレーション基準値を、マルチホップ通信を介して各クラスタへ通知する。
プロセッサ54は、親ノードモードへの「切替指示信号」を、すべての子ノードへ送信する(ステップS118)。そして、処理ステップは、ステップS102へ戻る。
受信した制御信号が親ノードモードへの「切替指示信号」でない場合(ステップS107否定)、プロセッサ54は、受信した制御信号が「キャリブレーション基準値」であるか否かを判定する(ステップS119)。
受信した制御信号が「キャリブレーション基準値」である場合(ステップS119肯定)、プロセッサ54は、受信した「キャリブレーション基準値」でキャリブレーション処理を実行する(ステップS120)。すなわち、プロセッサ54は、自センサノードのセンサ53のセンシング値から受信した「キャリブレーション基準値」を差し引くことにより、「誤差値」を算出する。
プロセッサ54は、「収集周期」毎に、センサ53のセンシング値に算出した「誤差値」を加算することによりセンシング値を補正し、補正後のセンシング値を自センサノードの親ノードを介してサーバ10へ報告する(ステップS121)。
受信した制御信号が「キャリブレーション基準値」でない場合(ステップS119否定)、プロセッサ54は、受信した制御信号に応じた処理を実行する(ステップS122)。そして、処理ステップは、ステップS102へ戻る。
以上のように本実施例によれば、サーバ10においてプロセッサ12は、複数のセンサノード50を、各クラスタが中継ノードと中継ノードとの間で直接的に無線接続している子ノードから成る部分クラスタを少なくとも1つ含む複数のクラスタに分ける。そして、プロセッサ12は、各部分クラスタの中継ノードから、各部分クラスタにおけるセンシング値の平均値を収集し、収集した各部分クラスタの平均値から、各クラスタのキャリブレーション基準値を算出する。そして、プロセッサ12は、算出した各クラスタのキャリブレーション基準値を、マルチホップ通信を介して各クラスタへ通知する。
このサーバ10の構成により、無線センサネットワークシステム1においてキャリブレーション処理を実行できるので、センサノード50の出荷前に個別にキャリブレーション処理を実行することを回避できる。この結果として、キャリブレーション処理の処理負荷を軽減することができる。
また、プロセッサ12は、複数のクラスタのうちの第1のクラスタに複数の部分クラスタが含まれる場合、その複数の部分クラスタにそれぞれ対応する複数の平均値を各部分クラスタに含まれるセンサノードの個数で加重平均することにより、第1のクラスタのキャリブレーション基準値を算出する。
このサーバ10の構成により、各部分クラスタの大きさを加味してクラスタのキャリブレーション基準値を算出できるので、キャリブレーションの精度を向上させることができる。
また、センサノード50においてプロセッサ54は、親ノードモードへの切替指示信号を受信した場合、自ノードの周辺に存在する他のセンサノードから送信されたビーコンを受信し、受信したビーコンの送信元ノードを自ノードの子ノードとして受け入れ、子ノードに対して、センシング値の送信指示信号を送信する。そして、プロセッサ54は、送信した送信指示信号に応じて子ノードからセンシング値を受け取った場合、自ノードのセンシング値と子ノードのセンシング値とを平均することにより、自ノード及び子ノードを含む部分クラスタのセンシング値平均を算出し、算出したセンシング値平均を、マルチホップ通信を介してサーバ10へ送信し、親ノードモードへの切替指示信号を子ノードへ送信する。そして、プロセッサ54は、センシング値の送信指示信号を受信した場合、自ノードのセンシング値を送信指示信号の送信元ノードへ送信する。
このセンサノード50の構成により、無線センサネットワークシステム1のネットワーク構成手順においてキャリブレーション処理を実行できる。これにより、ネットワーク構成手順とキャリブレーション処理とで重複する処理を排除できるので、キャリブレーション処理の処理負荷をさらに軽減することができる。
[実施例2]
実施例2は、キャリブレーション基準値を算出する際に用いる「使用対象センシング値」から、「異常値(つまり、「外れ値」)」と判定されるセンシング値を除外するとともに、除外されたセンシング値に対応するセンサノードを「中継特化ノード」とする、実施例に関する。なお、実施例2のサーバ及びセンサノードの基本構成は、実施例1のサーバ10及びセンサノード50と同じなので、図5及び図8を用いて説明する。
[センサノードの構成例]
実施例2のセンサノード50において、プロセッサ54は、実施例1と同様に、「親ノードモード」において、送信した「送信指示信号」に応じて子ノードから送信されたセンシング値を受信すると、自センサノードが中継ノードとなる部分クラスタにおける「センシング値平均」を算出する。そして、プロセッサ54は、算出した「センシング値平均」に加えて、自センサノード及び自センサノードの子ノードのそれぞれのセンシング値を、自センサノードの親ノードを介してサーバ10へ送信する。
図14は、実施例2の親ノードからサーバに向けて、センシング値平均を送信する際に用いられるパケットのフォーマット例を示す図である。図14には特にパケットのペイロード部分が図示されている。図14に示すようにペイロード部分には、部分クラスタの識別情報(つまり、親ノード識別情報)及び当該親ノードのセンシング値と、当該部分クラスタに含まれる子ノードの識別情報及び各子ノードのセンシング値と、当該部分クラスタのセンシング値平均とが、対応付けられて格納されている。
また、実施例2のセンサノード50において、プロセッサ54は、サーバ10から送信された、自センサノードに対する「中継特化ノードへの移行命令信号」を受け取ると、自センサノードを「中継特化ノードモード」へ移行させる。「中継特化ノード」とは、センシング値の収集タイミングにおいて、自センサノードのセンシング値を送信せず且つ自センサノードの子ノードのセンシング値を転送する、ノードである。
[サーバの構成例]
実施例2のサーバ10において、プロセッサ12は、各部分クラスタの中継ノードから送信されてきた、部分クラスタの識別情報(つまり、親ノード識別情報)及び当該親ノードのセンシング値と、当該部分クラスタに含まれる子ノードの識別情報及び各子ノードのセンシング値と、当該部分クラスタのセンシング値平均とを対応付けた「第2の対応テーブル」をメモリ13に記憶させる。
図15は、実施例2の第2の対応テーブルの一例を示す図である。図15において、第2の対応テーブルでは、部分クラスタの識別情報(つまり、親ノード識別情報)及び当該親ノードのセンシング値と、当該部分クラスタに含まれる子ノードの識別情報及び各子ノードのセンシング値と、当該部分クラスタのセンシング値平均とが対応付けられている。
また、実施例2のサーバ10において、プロセッサ12は、実施例1と同様に、無線センサネットワークシステム1の複数のセンサノード50を、各クラスタが部分クラスタを少なくとも1つ含む複数の「クラスタ」に、センサノード50の個数に基づいて分ける。例えば、プロセッサ12は、「クラスタサイズ制限数」を超えない範囲で、複数の部分クラスタをまとめることによってクラスタを形成する。
ここで、実施例2のサーバ10において、プロセッサ12は、或クラスタについて収集したセンシング値に「外れ値」が存在する場合、その外れ値に対応するセンシング値を除外して、「キャリブレーション基準値」を算出する。例えば、プロセッサ12は、或クラスタに含まれる各センサノード50のセンシング値に基づいて、「Trim mean」を用いて、外れ値を除外した平均値を算出し、当該算出した平均値を「キャリブレーション基準値」とする。「Trim mean」とは、従来から用いられている、異常値を除いた平均値を算出するためのアルゴリズムである。
図16は、実施例2のキャリブレーション基準値の算出方法の説明に供する図である。図16では、説明を簡単にするために、センサノード#A〜#Dの4つのセンサノード50を含むクラスタを一例として挙げている。図16では、センシング値の一例として「湿度」が挙げられている。図16において、センサノード#A〜#Dのセンシング値(湿度値)は、それぞれ、「63」、「60」、「118」、「62」である。これらを単純平均すると、「75.8」となり、これらの中央値は、「62.5」である。これらのセンサノード#A〜#Dのセンシング値(「63」、「60」、「118」、「62」)に対して、「Trim mean」を適用すると、外れ値(「118」)が排除された平均値(「61.7」)を算出することができる。
そして、実施例2のサーバ10において、プロセッサ12は、実施例1と同様に、各クラスタについて算出した「キャリブレーション基準値」と各クラスタに含まれる部分クラスタの識別情報(例えば、各部分クラスタの親ノードの識別情報)とを、IF部11へ出力する。これにより、各クラスタについて算出した「キャリブレーション基準値」と各クラスタに含まれる各センサノード50の識別情報とがゲートウェイ30及びマルチホップ通信を介して、各クラスタに含まれる各センサノード50へ送信される。
また、実施例2のサーバ10において、プロセッサ12は、上記の「外れ値」に対応するセンサノード50を含む部分クラスタの識別情報(例えば、各部分クラスタの親ノードの識別情報)と、上記の「外れ値」に対応するセンサノード50の識別情報とを含む、上記の「中継特化ノードへの移行命令信号」を生成し、IF部11へ出力する。
図17は、実施例2の中継特化ノードへの移行命令信号のフォーマット例を示す図である。図17に示すように、例えば、サーバ10は、「宛先アドレス」として部分クラスタ(50−1)を含み、「中継特化ノードへの移行命令信号の対象であるセンサノードの識別情報」として、センサノード(50−4)を含む、「移行命令信号」を送信する。
以上のように本実施例によれば、サーバ10において、プロセッサ12は、各部分クラスタに含まれる各センサノードのセンシング値をさらに収集する。そして、プロセッサ12は、或クラスタについて収集したセンシング値に外れ値が存在する場合、外れ値に対応するセンシング値を除外して、そのクラスタのキャリブレーション基準値を算出する。
このサーバ10の構成により、外れ値を排除した上でキャリブレーション基準値を算出することができるので、キャリブレーション基準値の精度を向上させることができる。
また、サーバ10において、プロセッサ12は、外れ値に対応するセンサノードを、「中継特化モード」へ移行させる。
このサーバ10の構成により、センサノードから周期的に報告されるセンシング値の対象から、外れ値に対応するセンシング値を除くことができるので、サーバ10において収集したセンシング値の精度を向上させることができる。また、外れ値に対応するセンサノードを中継局として動作させることができるので、マルチホップ通信を安定させることができる。
1 無線センサネットワークシステム
10 サーバ
11 インタフェース部
12,54 プロセッサ
13,56 メモリ
30 ゲートウェイ
50 センサノード
51 環境発電部
52 バッテリ
53 センサ
55 無線部

Claims (7)

  1. 各センサノードがセンサと無線部とを有し且つマルチホップ通信が可能なセンサノード群における、センシング値のキャリブレーションを制御する制御装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに接続されたプロセッサと、
    を具備し、
    前記プロセッサは、
    前記センサノード群を、各クラスタが中継ノードと無線通信を行う子ノードを有する部分クラスタを少なくとも1つ含む複数のクラスタに分け、
    各部分クラスタの中継ノードから、前記各部分クラスタにおけるセンシング値の平均値を収集し、
    前記収集した各部分クラスタの平均値から、各クラスタのキャリブレーション基準値を算出し、
    前記算出した各クラスタのキャリブレーション基準値を、前記各クラスタへ通知する、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記プロセッサは、第1のクラスタに複数の部分クラスタが含まれる場合、前記複数の部分クラスタにそれぞれ対応する複数の平均値を各部分クラスタに含まれるセンサノードの個数で加重平均することにより、前記第1のクラスタのキャリブレーション基準値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記プロセッサは、各部分クラスタに含まれる各センサノードのセンシング値をさらに収集し、
    第1のクラスタについて収集したセンシング値に外れ値が存在する場合、前記外れ値に対応するセンシング値を除外して、前記第1のクラスタのキャリブレーション基準値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記プロセッサは、前記外れ値に対応する第1のセンサノードを、前記第1のセンサノード自身のセンシング値を送信せず且つ前記第1のセンサノードのセンシング値を転送するモードへ移行させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 各センサノードがセンサと無線部とを有し且つマルチホップ通信が可能なセンサノード群における、センシング値のキャリブレーションを制御する制御装置に、
    前記センサノード群を、各クラスタが中継ノードと無線通信を行う子ノードを有する部分クラスタを少なくとも1つ含む複数のクラスタに分け、
    各部分クラスタの中継ノードから前記各部分クラスタにおけるセンシング値の平均値を収集し、
    前記収集した各部分クラスタの平均値から各クラスタのキャリブレーション基準値を算出し、
    前記算出したキャリブレーション基準値を、前記マルチホップ通信を介して前記各クラスタへ通知する、
    処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  6. センサと無線部とを有し且つマルチホップ通信が可能なセンサノードであって、
    メモリと、
    前記メモリに接続されたプロセッサと、
    を具備し、
    前記プロセッサは、
    親ノードモードへの切替指示信号を受信した場合、自ノードの周辺に存在する他のセンサノードから送信されたビーコンを受信し、前記受信したビーコンの送信元ノードを自ノードの子ノードとして受け入れ、前記子ノードに対して、センシング値の第1の送信指示信号を送信し、
    前記送信した第1の送信指示信号に応じて前記子ノードからセンシング値を受け取った場合、自ノードのセンシング値と前記子ノードのセンシング値とを平均することにより、自ノード及び前記子ノードを含む部分クラスタのセンシング値平均を算出し、前記算出したセンシング値平均を、前記マルチホップ通信を介して制御装置へ送信するとともに、親ノードモードへの切替指示信号を前記子ノードへ送信し、
    センシング値の第2の送信指示信号を受信した場合、自ノードのセンシング値を前記第2の送信指示信号の送信元ノードへ送信する、
    ことを特徴とするセンサノード。
  7. 前記プロセッサは、自ノードを含むクラスタのキャリブレーション基準値を受信した場合、自ノードのセンシング値を、前記キャリブレーション基準値を用いて校正する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のセンサノード。
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