JP4277783B2 - 通信装置、ノード装置及びネットワークシステム - Google Patents

通信装置、ノード装置及びネットワークシステム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、ノード装置及びネットワークシステムに関し、例えば、1対多通信を実現するネットワークシステム及びそのネットワークを構成する装置に適用し得る。
近年、自然環境やビルなどの環境測定、人物観察等を行う手法として、センサネットワークが研究されている。
センサネットワークとは、センサ機能と無線通信機能を持った小さなデバイス(以下、ノード)を測定場所に多数設置し、これらノードからのセンサ情報を収集することで、環境測定、人物観察等を行なうネットワーク技術である。
センサネットワークにおいて、各ノードは、アドホックネットワークを形成させ、無線マルチホップ通信を利用することで、センシングしたデータをネットワーク内の他ノードに中継しあい、最終的にデータ収集するサーバ側に与えるようにしている。
ところで、センサネットワークにおいて、サーバが、マルチホップ通信を利用して各ノードにデータをブロードキャストする際、データ受信した各ノードはサーバに対してACKを返信しない。これは、センサネットワークを構成するノードの数は非常に大量であるので、サーバ側がすべてのノードからACKを受信することは負担が大きすぎるためすべてを受信しきれないからである。
しかし、ACKの返信がないと、すべてのノードにデータが届いたか否かを確認することができず、例えば無線リンクの通信環境が悪い場合にはノードに対してまったくデータが届かないことになる。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1に示すようなTCPなどの信頼性の高いトランスポートプロトコルを用いて、サーバからノード1つ1つに対して個別にデータ通信を行なう方法などがある。
特許文献1は、TCPプロトコルをアドホックネットワークに適用した場合の通信技術が開示されている。具体的に、送信局は、データ受信した受信局からの確認応答信号(ACK)の受信を、所定のACK受信待機時間(タイムアウト時間)をもって確認することで確実なデータ送信を保証しているが、通信経路の断絶により通信がうまくいかなかった場合に、特許文献1では、ネットワーク輻輳を軽減して伝送特性の劣化防止のために、通信局が、自局を通過する通信量に応じてタイムアウト時間を設定する技術が開示されている。
特開2004−15746号公報
しかし、ノード1つ1つに対してTCP通信をおこなうと、センサネットワークのようにノード数が非常に多量である場合は、すべてのノードにデータを送信し終わるまでに時間が非常にかかるので現実的ではない。
また、ネットワークによっては構造的な通信環境が同等なノードに対してはデータが届いている傾向にある。
そのため、1対多通信において、ネットワーク負荷を考慮した上で、ネットワーク構造を利用して、すべてのノード装置にデータが届いたか否かをより簡単に確認することができ、より信頼性の高い通信を提供し得る通信装置、ノード装置及びネットワークシステムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の通信装置は、センシングデータをノード装置間で相互無線し合い通信装置に収集するセンサネットワークを構成する複数のノード装置に対してマルチホップにより1又は複数の同一データを送信する通信装置において、(1)複数のノード装置に対して各同一データを送信する1対多通信手段と、(2)各ノード装置が当該通信装置までのマルチホップ数に応じてネットワーク構成を代表ノード装置を有するグループにグループ化し、各グループに属する複数のノード装置を代表する代表ノード装置に関する情報及びグループ情報を記憶する代表ノード装置情報記憶手段と、(3)各グループの代表ノード装置から受信情報を受け取り、その受信情報の受信により、当該代表ノード装置が属すグループ内の各ノード装置も各同一データを受信したものと判断する受信確認手段と、(4)代表ノード装置から受信情報の返信がない場合、上記グループ情報を参照して、当該代表ノード装置の属するグループの各ノード装置に対して、受信確認されなかったデータを再送する再送手段とを備えることを特徴とする。
また、第2の本発明のノード装置は、センシングデータをノード装置間で相互無線し合い通信装置に収集するセンサネットワークを構成する複数のノード装置にマルチホップにより1又は複数の同一データを送信する第1の本発明の通信装置から、データを受信するノード装置において、(1)通信装置が送信したデータを受信するデータ通信手段と、(2)当該ノード装置が各ノード装置から通信装置までのマルチホップ数に応じてネットワーク構成を代表ノード装置を有するグループにグループ化し、各グループ代表する代表ノード装置である場合に、データ通信手段によるデータ受信をしたとき、通信装置に受信確認情報を送信し、当該ノード装置が代表ノード装置である場合に、データ通信手段によるデータ受信をしても、受信情報の送信を行なわない受信確認情報送信手段とを備えることを特徴とする。
さらに、第3の本発明のネットワークシステムは、センシングデータをノード装置間で相互無線し合い通信装置に収集するセンサネットワークであって、通信装置と、複数のノード装置とを備え、通信装置が複数のノード装置に対してマルチホップにより1又は複数の同一データを送信するネットワークシステムにおいて、通信装置が、第1の本発明の通信装置に対応し、ノード装置が、第2の本発明のノード装置に対応することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク負荷を考慮した上で、ネットワーク構造を利用して、すべてのノード装置にデータが届いたか否かをより簡単に確認することができ、より信頼性の高い通信ができる。
以下、本発明の通信装置及びネットワークシステムの実施形態について図面を参照して説明する。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の通信装置及びネットワークシステムの第1の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、ネットワークシステムを構成するサーバが、マルチホップ通信方式を採用して、複数のノードに対して同一データをブロードキャスト送信する場合のネットワークシステムに適用した場合について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態のネットワークシステムの概略的なイメージ構成図である。図1において、本実施形態のネットワークシステム1は、サーバ201と、9個のノードA〜I(ノード301、401)とを備えるものとする。勿論、ノードA〜Fの数は特に限定されない。なお、以下では、一般ノードを301と示し、ACKノード401と示す。
また各ノードを示すときにはノードA〜Iと示す。
図1において、サーバ201から通信データを1HOPで取得し得るノードA〜Cを1HOPノード群とし、この1HOPノード群に属するノードA〜CのうちノードAを特に代表ノード(以下、ACKノードという)401とする。同様にして、2HOPノード群及び3HOPノード群では、ノードD及びノードGをACKノード401とする。なお、各HOPノード群におけるACKノードは、予め決定されているものとする。
サーバ201は、ネットワークシステム1を管理する通信装置であり、少なくともACKノード401のアドレス情報を管理しているものである。また、サーバ201は、マルチホップ通信を利用して各ノードA〜Iにデータをブロードキャストで送信した際に、各ACKノード401からACK(受信確認応答信号)を受信し、各ノードA〜Iにデータが届いたか否かを確認し、データが届いていないノードA〜Iに対して届いていないデータを再送するものである。
つまり、ACKを返信してくるのはACKノード401のみであるから、ネットワーク上でのデータ量の軽減を図り、信頼性の高いブロードキャスト通信をすることができる。
図2は、本実施形態のサーバ201の内部構成示す機能ブロック図である。図2に示すように、本実施形態のサーバ201は、データ送信部202、ACK受信部203、ACK解析部204、ACKノードデータ格納部205、データ記憶部206を少なくとも備える。
データ送信部202は、データ記憶部206に記憶されている送信データを順に読み出し、その送信データをネットワークシステム1内にブロードキャスト送信するものである。また、データ送信部202は、ACK解析部204が返信されてきたACKに基づいて解析したデータ受信をしていないノードA〜Iに対して、受信していない対応するデータを当該ノードA〜Iに対して再送するものである。なお、データ再送する通信方法は、例えば、P2Pにより1対1通信としてもよいし、またデータ受信していないノード数が多ければ、ブロードキャスト送信してもよい。
データ記憶部206は、送信データを格納する記憶領域であり、データ送信部202によるデータ送信時に、データ送信部202により指示されたデータを与えるものである。ここで、データ記憶部206は、例えば、各HOPノード群毎に、代表ノード401及び各一般ノード301に関する情報(少なくともアドレス情報)を格納する。
ACK受信部203は、ACKノード401からACKを受信し、その受信したACKをACK解析部204に与えるものである。
ACK解析部204は、ACK受信部203からACKを受け取り、その受信したACKとACKノード格納部205に格納されているACKノード401に関するデータとを照合し、すべてのACKノード401からのACKが届いているか否かを判断するものである。また、ACK解析部204は、すべてのACKノード401からACKが届いていないと場合に、その旨をデータ送信部202に通知し、そのACKノード401が属するHOPノード群に対してデータを再送させるよう指示するものである。
ACKノードデータ格納部205は、システム1内のACKノード401に関する情報をあらかじめ記憶する記憶領域であり、ACK解析部204によるACK解析の際、ACK解析部204により必要な情報が読み取られるものである。
次に、本実施形態の一般ノード301(ノードB、C、E、F、H及びI)の内部構成について図3を参照して説明する。図3は、一般ノード301の内部構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、一般ノード301は、データを受信する機能を持つデータ受信部302、受信したデータを他のノードヘ転送する機能を持つデータ転送部303、受信したデータを格納するデータ格納部304を少なくとも備える。
データ受信部302は、受信したデータをデータ格納部304に与えて格納させるものである。
データ格納部304は、データ受信部302から与えられた受信データを格納する記憶領域である。
データ転送部303は、受信したデータを他のノード301又は401に転送(例えば、マルチホップ転送)する際に、データ受信部302が受信したデータを他のノードへの転送を実行するものである。
次に、本実施形態のACKノード401(ノードA、D及びG)の内部構成について説明する。図4は、ACKノード401の内部構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、ACKノード401は、一般ノード301の内部構成のほかに、ACK送信部402、ACK転送部403を少なくとも備える。
ACK送信部402は、データ受信部302に接続されており、データ受信部402がデータを受信した際に、ノード固有のACKを送信するものである。
これにより、ACKノード401によるACK返信により、そのACKノード401が属する同一HOPノード群の一般ノード301も当該データを受信したものとサーバ201側にみなすことができる。また、ACKノード401のみが受信時にACKを返信するため、大量ノードのACK返信によるトラフィックの混乱を回避することができる。
ACK転送部304は、受信したACKを他のACKノードヘ転送するものであり、他のノード転送を繰り返すことで最終的にACKをサーバ201に送り届けるものである。
なお、本実施形態では、ACKノード401と一般ノード301の内部構成を異なるものとして説明したが、すべてのノードA〜IがACKノード401の内部構成を備えるものとしてもよい。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態のネットワークシステム1の動作について図面を参照して説明する。
図5は、サーバ201がマルチホップ通信方式を採用したブロードキャスト通信を行なう際の動作を示すフローチャートである。
図5において、サーバ201がシステム1内にブロードキャスト送信する際、データ記憶部206の送信データがデータ送信部202により読み出され、データ送信部202がブロードキャストでデータ送信する(S1)。
送信データがブロードキャスト送信されると、送信データを受信したACKノード401からACKが返信され、ACK受信部203が、返信されてきたACKを受信する(S2)。そして、ACK受信部203は受信したACKをACK解析部204に与える。
ACKがACK解析部204に与えられると、ACK解析部204は、ACKノードデータ格納部205を参照し、ACKに含まれているアドレス情報に基づいてどのACKノードからの返信であるかを判断する。そして、全ACKノード401からACKが返信されてきているか否かを判断する(S3、S4)。これにより、ACKを返信してきたACKノード401を特定すると共に、ACKを返信してきていないACKノード401を特定することができる。
S4において、全ACKノード401からACKが返信されている場合、全ノード301及び401にブロードキャストデータが行き渡っているものとみなし終了する。
一方、S4において、ACKを返信してきていないACKノード401がある場合、そのACKノード401が属するHOPノード群のノード301及び401に対して受信していないデータを再送する(S5)。
次に、図6を参照して、サーバ201と各ノードA〜Iとの間のシーケンスについて説明する。
まず、サーバ201は、ネットワークシステム1全体(図1のノードA〜I)に対し、データをブロードキャストする(S11)。
このとき、データ(ブロードキャストデータ)は、サーバ201から1HOPノード群に属するノードA〜Cに与えられ、その後、ノードAからノードDに転送され、ノードB及びCからノードE及びFに転送される(S12)。
ここで、本実施形態では、ブロードキャストデータが、何らかの理由により(例えば、2HOPノード群と3HOPノード群との間の通信環境による通信断絶など)、ノードGに転送されなかったものとして説明する。
S11及びS12により、ACKノードA及びD401にブロードキャストデータが受信されると、ACKノードA及びD401は、当該ノード固有のACKをサーバ201に返信する(S13)。
サーバ201にACKが返信されると、サーバ201は、順次ACK解析を行ない、どのACKノード401がACKを返信してきていないかを判断する(S14)。
本実施形態の場合、ACKノードG401は、ブロードキャストデータを受信していないものとしたので、ACKを返信しておらず、サーバ201は、ACKを返信してきていないACKノードG401の存在を見つけだす。
そして、サーバ201は、ACKノードG401が属すHOPノード群のノードG〜Iに対してデータを再送する(S15)。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、HOPノード群を代表するACKノード401がACKを返信するものとしたので、そのACKノード401が属するノード群近辺の通信環境が悪いことを知ることができる。
また、本実施形態では、ACKノード401のみがACKを返信するものとしたので、ネットワークの混乱を回避することができ、またデータ受信していないノードにデータ再送することができるので、ACKノードを用意しない場合に比べてシステム全体のノードにデータを送信しやすくなる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の通信装置及びネットワークシステムの第2の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、第1の実施形態と同様のネットワークシステム構成において、サーバが、各ノードから収集した情報に基づいてネットワーク構造上の通信環境などを判断して、ACKノードを決定する点に特徴がある。
(B−1)第2の実施形態の構成
本実施形態は、サーバとノードとの機能が第1の実施形態と異なり、ネットワークシステムの構成は、図1に示した第1の実施形態に対応するものであるので図1をそのまま用いて説明する。
図7は、本実施形態のネットワークシステム1(図1参照)を構成するノードA〜Iの内部構成を示す機能ブロック図である。
なお、第1の実施形態では、ACKノード401は予め決められたものとしたので、ACKノード401と一般ノード301との構成が異なるものとして説明したが、本実施形態では、全ノードA〜Iが同一の内部構成を備えるものとする。これにより、どのノードA〜IもACKノードとして機能し得る。
図7において、ノードA〜Iは、データ受信部302、データ転送部303、データ格納部304、ACK送信部402、ACK転送部403、ノード情報送信部602、ノード情報把握部603を少なくとも備える。
なお、図7において、第1の実施形態で説明した同一・対応する構成要件については、対応する符号を付して示す。また、これら対応構成要件の詳細な機能説明は省略する。
ノード情報送信部602は、ノード情報把握部603に格納されている情報をサーバ501に送信するものである。
ノード情報把握部603は、当該ノードA〜Iの情報(例えば、サーバ501からのHOP数、電池残量、周囲の通信環境情報、位置情報など)を取得し、その取得した情報を管理するものであって、ノード情報送信部602に与えるものである。
次に、本実施形態のサーバ501について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態のサーバ501の内部構成を示す機能ブロック図である。
図8において、本実施形態のサーバ501は、データ送信部202、ACK受信部203、ACK解析部204、ACKノードデータ格納部205、データ記憶部206、ノード情報収集部502、ACKノード決定部503を少なくとも備える。
なお、図8において、第1の実施形態で説明した同一・対応する構成については対応する符号を付して示す。また、これら対応構成要件の機能説明は省略する。
ノード情報収集部502は、ブロードキャスト送信前に、システム1内のノードA〜Iに対してノード情報を要求して各ノードA〜Iからノード情報を受信し、その受信したノード情報をACKノード決定部503に与えるものである。
ACKノード決定部503は、ブロードキャスト送信前にノード情報収集部502からノード情報を受け取り、ノード情報に基づいて1又は複数のACKノードを決定するものである。また、ACKノード決定部503は、決定したACKノードをACKノードデータ格納部205に格納させるものである。
ここで、ACKノード決定部503によるACKノードの決定方法は、ノード情報の種類・内容に応じて、ネットワークシステム1の構造や処理負荷などの見地から種々の方法が考えられる。
例えば、同じHOP数の複数のノードについてグループ化し、そのグループの中からランダムに1つ選択したノードをACKノードとする方法がある。
また例えば、同じHOP数の複数のノードから電池残量が一番多いノードを1つ選び、そのノードをACKノードとする方法がある。
さらに例えば、それぞれ位置が近い複数のノードについてグループ化を行ない、そのグループの中から1つ選び、そのノードをACKノードとする方法がある。
また例えば、それぞれの位置が近くて、似たような通信環境(例えば、雑音レベルやパケットロス率など)の複数のノードについてグループ化を行ない、そのグループから1つ選び、ACKノードとする方法がある。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、本実施形態のサーバ501における動作について図9及び図10を参照して説明する。図9は、サーバ501における動作フローチャートである。また、図10は、サーバ501とノードA〜Iとの間のシーケンス図である。
まず、ブロードキャスト通信を行なう前に、サーバ501のノード情報収集部502は、全ノードA〜Iに対してノード情報を要求し、全ノードA〜Iからノード情報を収集する(S21)。
図10に示すように、サーバ501がノード情報の収集を開始すると、各ノードA〜Iに対して要求を送信する(S31)。そして、各ノードA〜Iは、サーバ501からの要求に応じてノード情報をサーバ501に送信する(S32)。これにより、サーバ501は、各ノードA〜Iのノード情報を収集する(S33)。
ここで、このノード情報の内容は、各ノードA〜Iにおいて管理されているものであり、ネットワーク構造に関する情報や通信環境に関する情報を適用できる。例えば、本実施形態では、サーバ501からのHOP数、ノードの電池残量情報、通信環境情報(例えば、雑音レベル情報、パケットロス率情報など)、位置情報(例えば、GPS衛星による緯度経度情報)などが該当する。
図9に戻り、ノード情報収集部502が各ノードA〜Iのノード情報を収集すると、それらノード情報はACKノード決定部503に与えられる。そして、ACKノード決定部503は、各ノード情報に基づいて所定の決定方法に従って決定処理を行ない(S22)、ACKノード401を決定する(S23及び図10のS34)。
ACKノード決定部503によりACKノード401が決定されると、ACKノード決定部503は、決定したACKノード401に関する情報をACKノードデータ格納部205に格納させる。また、決定したACKノード401に対して決定した旨を通知し、ACK返信をさせるようにする(S24)。図10では、ノードAをACKノード401とする場合に、サーバ501がその旨をノードAに通知する場合を示す(S35)。
また、ACKノード401に関する情報をACKノードデータ格納部205に格納させる際、ACKノード401の決定処理に応じた情報を格納させる。
例えば、ACKノード決定方法として、同一HOP数の中からランダムに選択する方法とする場合、ACKノード決定部503は、ノード情報(HOP数)に基づいて同一HOP数に基づいてグループ化した場合、グループとそのグループに属するノード情報とそのグループのACKノード401とを対応付けて格納させるようにする。これにより、ACKノード401を代表するグループ情報も管理できる。
なお、ACKノードデータ格納部205に格納させる情報はACKノード決定方法に応じて変えることができ、また情報の対応付けについても柔軟に対応可能である。
以上のようにして、ACKノード401が決定されると、第1の実施形態で説明したブロードキャスト送信が行なわれる(S1〜S5、図10のS36)。これ以降の動作説明は第1の実施形態で説明したので省略する。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、その時々の条件に応じたACKノードの決定を行うことができる。又、あらかじめACKノードを決定しておく必要が無いのでシステムの設置が容易になる。
(C)他の実施形態
(C−1)第1の実施形態では、ACKノード401のみがACK転送部403を備えるものとして説明したが、すべてのノードがACK転送部403を備え、すべてのノードがACK転送できるようにしてもよい。そうすることにより、ACKノード401の位置を自由に設置することができる。
(C−2)第1及び第2の実施形態において、サーバが、データ送信部202、ACK受信部203、ノード情報収集部502を別構成として説明し、またノードが、ACK送信部402、データ受信部302、データ転送部303、ACK転送部403、ノード情報送信部602を別構成として説明したが、サーバ及び各ノードにおいて、これら構成要件が通信手段として同じものとしてもよい。
(C−3)第2の実施形態において、サーバは、すべてのノードから収集したノード情報に基づいてACKノードを決定するものとして説明した。しかし、これ以外の方法でACKノードを決定してもよい。
例えば、いくつかのノードが他のノードからノード情報(通信管理情報)を収集するノード情報収集部及びACKノード決定部を備え、ノード情報収集部を備えるノードが、収集したノード情報に基づいて所定方法によりACKノードを決定し、そのACKノード決定情報をサーバ501に送信するようにしてもよい。
つまり、第2の実施形態では、サーバがACKノードを決定したが、ノードがACKサーバを決定するようにしてもよい。そうすることにより、サーバの負荷を軽減させることができる。
(C−4)第1及び第2の実施形態で説明したネットワークシステムは、センサネットワークシステムに適用可能である。従って、第1及び第2の実施形態における各ノードは、図示しないが、所定情報を観測または感知するセンサ機能を備え、またそのデータをマルチホップ通信でサーバ側に送信する送信機能を備えるものである。
(C−5)上述した第1及び第2の実施形態では、サーバが、受信したACKに基づいて各ノードにデータが届いたか否かを判断するものとして説明したが、ACKに限定されず、ACKノードが装置内部で管理するノード情報(通信管理情報)に基づいて判断するようにしてもよい。
なお、特許請求の範囲における受信情報は、ACKに限定されず、このノード情報を含むものである。
ここで、ノード情報は、各ノードにおける管理情報全般をいうが、特に、サーバがブロードキャスト送信したデータのうち当該ノードが受信していないデータを特定することができる情報をいう。
例えば、この送信データを受信していないデータを特定できるノード情報は、サーバと各ノードのデータ管理情報や、又は送信データの特定情報(例えばシーケンス番号等)など種々の情報が考えられる。
(C−6)第1及び第2の実施形態で説明したネットワークシステムは、センサネットワークシステムに適用可能である。従って、第1及び第2の実施形態における各ノードは、図示しないが、所定情報を観測または感知するセンサ機能を備え、またそのデータをマルチホップ通信でサーバ側に送信する送信機能を備えるものである。また、サーバは、ノードから受信したセンサ情報の収集機能などを備えるものである。
(C−7)第1及び第2の実施形態では、ブロードキャスト通信するネットワークシステムに適用した場合について説明したが、1対多通信であれば、例えば、他の特定装置と通信するマルチキャスト通信をするシステムにも適用可能である。
第1の実施形態のネットワークシステムの全体構成図である。 第1の実施形態のサーバの内部構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態の一般ノードの内部構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態のACKノードの内部構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態のサーバの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態のネットワークシステムのシーケンス図である。 第2の実施形態のノードの内部構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態のサーバの内部構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態のサーバの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態のネットワークシステムのシーケンス図である。
符号の説明
1…ネットワークシステム、
201、501…サーバ、202…データ送信部、203…ACK受信部、204…ACK解析部、205…ACKノードデータ格納部、206…データ記憶部、502…ノード情報収集部、503…ACKノード決定部、
301…一般ノード、401…ACKノード、302…データ受信部、303…データ転送部、304…データ格納部、402…ACK送信部、403…ACK転送部、602…ノード情報送信部、603…ノード情報把握部。

Claims (5)

  1. センシングデータをノード装置間で相互無線し合い通信装置に収集するセンサネットワークを構成する複数のノード装置に対してマルチホップにより1又は複数の同一データを送信する上記通信装置において、
    上記複数のノード装置に対して上記各同一データを送信する1対多通信手段と、
    上記各ノード装置が当該通信装置までのマルチホップ数に応じて上記ネットワーク構成を代表ノード装置を有するグループにグループ化し、各グループに属する複数のノード装置を代表する代表ノード装置に関する情報及びグループ情報を記憶する代表ノード装置情報記憶手段と、
    各グループの上記代表ノード装置から受信情報を受け取り、その受信情報の受信により、当該代表ノード装置が属すグループ内の上記各ノード装置も上記各同一データを受信したものと判断する受信確認手段と、
    上記代表ノード装置から上記受信情報の返信がない場合、上記グループ情報を参照して、当該代表ノード装置の属するグループの上記各ノード装置に対して、受信確認されなかったデータを再送する再送手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 上記代表ノード装置は、上記各ノード装置における電池残量に基づいて決定されることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  3. 上記代表ノード装置は、上記各ノード装置の位置情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  4. センシングデータをノード装置間で相互無線し合い通信装置に収集するセンサネットワークを構成する複数のノード装置にマルチホップにより1又は複数の同一データを送信する補正後の請求項1〜のいずれかに記載の通信装置から、上記データを受信する上記各ノード装置において、
    上記通信装置が送信したデータを受信するデータ通信手段と、
    当該ノード装置が上記各ノード装置から上記通信装置までのマルチホップ数に応じて上記ネットワーク構成を代表ノード装置を有するグループにグループ化し、各グループを代表する代表ノード装置である場合に、上記データ通信手段によるデータ受信をしたとき、上記通信装置に受信情報を送信し、当該ノード装置が上記代表ノード装置でない場合に、上記データ通信手段による上記データ受信をしても、上記受信情報の送信を行なわない受信情報送信手段と
    を備えることを特徴とするノード装置。
  5. センシングデータをノード装置間で相互無線し合い通信装置に収集するセンサネットワークであって、上記通信装置と、複数の上記ノード装置とを備え、上記通信装置が上記複数のノード装置に対してマルチホップにより1又は複数の同一データを送信するネットワークシステムにおいて、
    上記通信装置が、請求項1〜のいずれかに記載の通信装置に対応し、上記ノード装置が、請求項に記載のノード装置に対応することを特徴とするネットワークシステム。
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