JP6369569B2 - 制御装置、制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
近年、無線通信部とセンサとを有するセンサノードを観測エリアに配置してセンシング情報を「収集周期(つまり、センシング値のサンプル周期)」で収集する「無線センサネットワーク」が提案されている。例えば、無線センサネットワークの各センサノードは、環境エネルギー(例えば、太陽光、振動等)を電気エネルギーに変換して発電する環境発電部と環境発電部によって発電された電気を蓄電するバッテリとを有している。そして、各センサノードは、バッテリに蓄電された電気を用いて動作する。
また、無線センサネットワークの各センサノードで測定されたセンシング値は、ゲートウェイ装置を介して「制御装置(つまり、ネットワーク装置)」へ報告される。ここで、無線センサネットワークは、例えば、ツリー型のトポロジーを有する。すなわち、無線センサネットワークには、他のセンサノードで測定されたセンシング値の伝送を中継する「中継動作状態」にあるセンサノード(つまり、「中継ノード」)と、「非中継動作状態」にあるセンサノード(つまり、「エンドノード」)とが含まれる。各センサノードで測定されたセンシング値は、各センサノードから直接又は1つ以上の中継ノードを介してゲートウェイ装置へ伝送される。すなわち、無線センサネットワークは、「マルチホップ通信経路」を有している。
ところで、中継ノードは、自身のセンシング値の送信と、配下に在るエンドノードのセンシング値の転送(つまり、受信及び送信)とを行うので、エンドノードに比べて、1収集周期における「電力消費速度(電力消費量)」が大きい。このため、中継ノードのバッテリにおける「蓄電量」が不足し、中継ノードが安定的に動作できない状態が生じる可能性がある。すなわち、マルチホップ通信経路が不安定化する可能性がある。
そこで、従来、各センサノードにおける将来の蓄電量を予め用意した「予測モデル(目的関数)」に基づいて予測し、予測蓄電量に基づいてマルチホップ通信経路を選択する技術が提案されている。
特開2006−211389号公報
しかしながら、バッテリ(例えば、リチウム電池等の二次電池)の電気的特性は、バッテリ間(つまり、個体間)でばらつきが大きい。すなわち、バッテリの電気的特性として、或るタイミングまで起電力が一定と見なすことができるが、或るタイミングを過ぎると起電力が急激に低下(ドロップ)する、特性がある。そして、このドロップタイミング及びドロップの仕方等には、バッテリ間でばらつきがある。また、バッテリの電気的特性は、気温等の外部環境の影響を受けて変動する。このため、予測モデル自体を予め用意することは難しい。
また、マルチホップ通信経路を安定化させるために、中継ノードが安定的に動作できない「危険レベル」に中継ノードの蓄電量が達する前に、中継ノードの状態を「非中継動作状態」に変更する、つまり、中継ノードをエンドノードに変更する、ことが考えられる。
しかしながら、上記の通り、このドロップタイミング及びドロップの仕方等には、バッテリ間でばらつきがある。また、バッテリの電気的特性は、気温等の外部環境の影響を受けて変動する。このため、上記の「危険レベル」を予め設定することは難しい。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、無線センサネットワークにおけるマルチホップ通信経路を安定化させることができる、制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
開示の態様では、制御装置は、各ノードが環境発電部と無線部とを有するノード群を含む無線ネットワークにおけるマルチホップ通信経路を制御する。前記制御装置は、メモリと、前記メモリに接続されたプロセッサとを具備する。前記プロセッサは、前記ノード群のうちの対象中継ノードの第1の蓄電速度が負の場合、前記対象中継ノードを非中継動作状態にしたときに蓄電目標値に到達するまでに掛かる第1の推定時間を算出し、前記算出した第1の推定時間の長さに応じて、前記対象中継ノードの状態を前記非中継動作状態又は休止状態に変更させ、前記非中継動作状態にある他ノードの状態を中継動作状態に変更させる。
開示の態様によれば、無線センサネットワークにおけるマルチホップ通信経路を安定化させることができる。
図1は、一実施例の無線センサネットワークシステムの一例を示す図である。 図2は、一実施例のセンサノードの一例を示すブロック図である。 図3は、一実施例のサーバの一例を示すブロック図である。 図4は、一実施例のサーバの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、第1の蓄電速度と、消費電力量と、発電速度との関係の説明に供する図である。 図6は、第1の蓄電速度と、消費電力量と、発電速度との関係の説明に供する図である。 図7は、発電速度サンプルテーブルの一例を示す図である。 図8は、発電速度の分布の一例を示す図である。 図9は、第2の推定時間の説明に供する図である。 図10は、一実施例のサーバの処理動作の説明に供する図である。 図11は、一実施例のサーバの処理動作の説明に供する図である。 図12は、一実施例のサーバの処理動作の説明に供する図である。 図13は、一実施例のサーバの処理動作の説明に供する図である。
以下に、本願の開示する制御装置、制御方法、及び制御プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する制御装置、制御方法、及び制御プログラムが限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[無線センサネットワークシステムの概要]
図1は、一実施例の無線センサネットワークシステムの一例を示す図である。図1において、無線センサネットワークシステム1は、制御装置としてのサーバ10と、サーバ10と有線で直接的又は間接的に接続されるゲートウェイ(GW)30と、センサノード50−1〜5とを有する。以下では、センサノード50−1〜5を特に区別しない場合、総称して「センサノード50」と呼ぶことがある。ここでは、ゲートウェイ30及びセンサノード50の数をそれぞれ1つ及び5つとしているが、これに限定されるものではない。
図1に示す無線センサネットワークシステム1におけるトポロジーは、「ネットワーク構成手順」に従ってネットワークを構成した結果の一例である。「ネットワーク構成手順」は、次の通りである。
第1に、各センサノード50は「ビーコン」を送信する。
第2に、ゲートウェイ30は、ビーコンを受信すると当該ビーコンの送信元のセンサノード50に対して「リンク形成信号」を送信する。「リンク形成信号」は、当該信号の送信先のセンサノード50との間で無線リンクを形成するための信号である。これにより、図1の例では、ゲートウェイ30とセンサノード50−1〜3のそれぞれとの間に無線リンクが形成されている。
第3に、他のノード(ここではゲートウェイ30)と無線リンクを形成したセンサノード50(ここではセンサノード50−1〜3)は、他のノードと無線リンクを形成できていないセンサノード50からビーコンを受信すると、当該ビーコンの送信元のセンサノード50に対してリンク形成信号を送信する。これにより、図1の例では、センサノード50−1とセンサノード50−4,5のそれぞれとの間に無線リンクが張られている。
こうして、ゲートウェイ30の直接的な配下にセンサノード50−1〜3が存在し、センサノード50−1の直接的な配下にセンサノード50−4,5が存在する「トポロジー」が形成される。すなわち、ゲートウェイ30をレイヤ0とすると、センサノード50−1〜3はレイヤ1であり、センサノード50−4,5はセンサノード50−1の配下にあるレイヤ2となる。このトポロジーの無線センサネットワークシステム1では、センサノード50−1は、「中継動作状態」にあり、センサノード50−2,3,4,5のそれぞれは「非中継動作状態」にある。すなわち、このトポロジーの無線センサネットワークシステム1では、センサノード50−1は中継ノード50であり、センサノード50−2,3,4,5のそれぞれはエンドノード50である。
また、各センサノード50は、「センシング値報告周期」毎に、センシング値をゲートウェイ30を介してサーバ10へ送信する。以下では、「センシング値報告周期」を「第2の報告周期」と呼び、「センシング値報告周期」の1周期に対応する期間を「第2の期間」と呼ぶことがある。センサノード50−1〜3のそれぞれから送信されたセンシング値は、ゲートウェイ30へ直接的に伝送される。一方、センサノード50−4,5のそれぞれから送信されたセンシング値は、センサノード50−1(つまり、中継ノード50)を介してゲートウェイ30へ伝送される。
また、各センサノード50は、例えばネットワーク構築時に、各センサノード50が「非中継動作状態」である場合(つまりエンドノード50である場合)の上記センシング値報告周期毎の「消費電力量Ee」をサーバ10へ報告する。ここで、「消費電力量Ee」は、各センサノード50が自身で測定したセンシング値を送信するのに要する電力量である。また、センサノード50−1〜5のうち対象中継ノード50(ここでは、センサノード50−1)は、「中継動作状態」である場合(つまり中継ノード50である場合)の上記センシング値報告周期毎の「消費電力量Er」をサーバ10へ報告する。ここで、「消費電力量Er」は、対象中継ノード50が自身で測定したセンシング値を送信するのに要する電力量と、対象中継ノード50の配下に存在する各エンドノード50で測定されたセンシング値を転送するのに要する電力量との総和である。すなわち、図1の例では、センサノード50−1の消費電力量Erは、センサノード50−1で測定したセンシング値を1回送信するのに要する電力量と、センサノード50−4で測定したセンシング値を1回受信及び送信するのに要する電力量と、センサノード50−5で測定したセンシング値を1回受信及び送信するのに要する電力量との総和である。従って、対象中継ノード50の消費電力量Erは、配下に存在するエンドノード50の数の増加に伴い大きくなる。
また、センサノード50−1〜5のうち対象中継ノード50(ここでは、センサノード50−1)は、「蓄電量報告周期」毎にその時点でバッテリに残っている「蓄電量E(n)」をサーバ10へ報告する。以下では、「蓄電量報告周期」を「第1の報告周期」と呼び、「蓄電量報告周期」の1周期に対応する期間を「第1の期間」と呼ぶことがある。また、以下では、上記の「第1の期間」と「第2の期間」とが一致するものとして説明する。
一方、サーバ10は、対象中継ノード50(ここでは、センサノード50−1)の「蓄電速度δ(以下では、「第1の蓄電速度δ(n)」と呼ぶことがある)」を算出する。すなわち、「第1の蓄電速度」は、対象中継ノード50が中継動作状態のときの蓄電速度であり、次の式(1)によって算出される。
δ(n)=E(n)−E(n−1) ・・・(1)
ここで、E(n)は、n番目の第1の期間で報告された蓄電量であり、E(n−1)は、n−1番目の第1の期間で報告された蓄電量である。すなわち、第1の蓄電速度δ(n)は、n番目の第1の期間に対応する蓄電速度である。
そして、サーバ10は、対象中継ノード50の第1の蓄電速度δが負である場合、対象中継ノード50を非中継動作状態にしたときに「蓄電目標値」に到達するまでに掛かる「第1の推定時間T」を算出する。「蓄電目標値」は、例えば、対象中継ノード50のバッテリにフルに充電したときの蓄電量(つまり、フル蓄電量Emax)である。以下では、「蓄電目標値」がフル蓄電量Emaxであるものとして説明する。各センサノード50は、このフル蓄電量Emaxを、上記の消費電力量Erと同様に、サーバ10へ報告している。
そして、サーバ10は、算出した第1の推定時間の長さに応じて、対象中継ノード50の状態を非中継動作状態又は「休止(休眠)状態」に変更させ、非中継動作状態にある他のセンサノード50(ここでは、センサノード50−2,3,4,5の少なくとも1つ)の状態を中継動作状態に変更させる。ここで、「休止状態」とは、例えば、中継ノードとしてもエンドノードとしても動作せず、発電及び蓄電に特化した状態である。
以上のように、サーバ10は、対象中継ノード50の第1の蓄電速度δが負である場合、対象中継ノード50の役割(つまり、状態)を変更させ、非中継動作状態にある他のセンサノード50の状態を中継動作状態に変更させる。これにより、電力不足に陥る可能性の高い中継ノード50の役割を電力不足に陥る前に変更できるので、無線センサネットワークシステム1のマルチホップ通信経路を安定化させることができる。
また、サーバ10は、算出した第1の推定時間の長さが「所定時間長」より大きい場合、対象中継ノード50の状態を休止状態に変更させ、算出した第1の推定時間の長さが「所定時間長」以下の場合、対象中継ノード50の状態を非中継動作状態に変更させる。これにより、非中継動作状態としても蓄電目標値に到達するまでの時間が長いと推定される対象中継ノード50を発電及び蓄電に特化させるので、対象中継ノード50を電力良好状態に早期に復帰させることができる。この結果として、対象中継ノード50をマルチホップネットワークへの復帰後にマルチホップ通信経路の安定化に寄与させることができる。
[センサノードの構成例]
図2は、一実施例のセンサノードの一例を示すブロック図である。図2において、センサノード50は、環境発電部51と、バッテリ52と、センサ53と、プロセッサ54と、無線部55と、アンテナ56と、メモリ57とを有する。プロセッサ54の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ57の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。プロセッサ54によって実行される各種処理機能は、当該各種処理機能に対応するプログラムがメモリ57に記録され、各プログラムがプロセッサ54で実行されることによって実現される。
環境発電部51は、環境エネルギー(例えば、太陽光、振動等)を利用して発電し、発電した電気をバッテリ52へ出力する。
バッテリ52は、環境発電部51で発電した電気を蓄電し、蓄電した電気をプロセッサ54及び無線部55へ供給する。
センサ53は、測定したセンシング値をプロセッサ54へ出力する。
プロセッサ54は、「ビーコン」を生成し、生成したビーコンを所定周期で無線部55及びアンテナ56を介して送信する。
また、プロセッサ54は、センサ53から受け取ったセンシング値を、「センシング値報告周期」毎に無線部55及びアンテナ56を介して送信する。
また、プロセッサ54は、自装置と他のセンサノード50との間の「通信品質(LQI:Link Quality Indicator)」を測定する。そして、プロセッサ54は、他のセンサノード50の識別情報(つまり、自装置の周辺に位置する他のセンサノード50である周辺ノードの識別情報)及び測定した通信品質を、無線部55及びアンテナ56を介して送信する。この周辺ノードの識別情報及び通信品質は、中継ノード50又はゲートウェイ30を介してサーバ10へ報告される。なお、通信品質(LQI)は、「蓄電量E(n)」と同じ周期で報告されてもよい。また、通信品質(LQI)は、所定レベル(例えば、20[dB]以上)の場合にのみ報告されてもよい。
また、プロセッサ54は、例えばネットワーク構築時に、上記の「消費電力量Ee」を無線部55及びアンテナ56を介して送信する。
また、プロセッサ54は、例えばネットワーク構築時に、自装置が中継動作状態にある場合、上記の「消費電力量Er」を無線部55及びアンテナ56を介して送信する。
また、プロセッサ54は、「蓄電量報告周期」毎にその時点でバッテリに残っている「蓄電量E(n)」を無線部55及びアンテナ56を介して送信する。
無線部55は、プロセッサ54から受け取った信号に対して無線送信処理(デジタルアナログ変換、アップコンバート等)を施して、得られた無線信号をアンテナ56を介して送信する。また、無線部55は、アンテナ56を介して受信した無線信号に対して無線受信処理(ダウンコンバート、アナログデジタル変換等)を施して、得られた受信信号をプロセッサ54へ出力する。
[サーバの構成例]
図3は、一実施例のサーバの一例を示すブロック図である。図3において、サーバ10は、インタフェース部11と、プロセッサ12と、メモリ13とを有する。プロセッサ12の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ13の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。プロセッサ12によって実行される各種処理機能は、当該各種処理機能に対応するプログラムがメモリ13に記録され、各プログラムがプロセッサ12で実行されることによって実現される。
インタフェース部11は、ゲートウェイ30と直接的又は間接的に有線で通信するインタフェースである。インタフェース(IF)部11は、センサノード50から送信され各種情報をゲートウェイ30を介して受信してプロセッサ12へ出力する。
プロセッサ12は、センサノード50から送信された各種情報をIF部11を介して受信し、受信した各種情報をメモリ13に記憶させる。
また、プロセッサ12は、各中継ノード50から送信された、n番目の第1の期間の蓄電量E(n)と、その前のn−1番目の第1の期間の蓄電量E(n−1)とに基づいて、上記の式(1)を用いて、第1の蓄電速度δ(n)を算出する。
また、プロセッサ12は、第1の蓄電速度δが負である場合、対象中継ノード50の「発電速度h(n)」を次の式(2)を用いて算出する。なお、プロセッサ12は、算出した発電速度h(n)は、メモリ13に記憶させておく。また、このとき、プロセッサ12は、算出した発電速度h(n)と、当該発電速度h(n)に対応する第1の期間の種別情報(例えば、時間帯(朝、昼、夜等)、季節(春、夏、秋、冬)等)とを対応付けてメモリ13に記憶させてもよい。
h(n)=Er+δ(n) ・・・(2)
また、プロセッサ12は、対象中継ノード50を非中継動作状態にしたときの蓄電速度δ’(n)(以下では、「第2の蓄電速度δ’(n)」と呼ぶことがある)を、次の式(3)を用いて算出する。
δ’(n)=h(n)−Ee ・・・(3)
ここで、h(n)は、上記の式(2)を用いて算出された結果である。
また、プロセッサ12は、次の式(4)を用いて、対象中継ノード50を非中継動作状態にしたときに蓄電目標値に到達するまでに掛かる「第2の推定時間T’」を算出する。
T’=(Emax―E(n))÷δ’×(第1の期間の時間長) ・・・(4)
また、プロセッサ12は、複数の第1の期間にそれぞれ対応し且つメモリ13に記憶しておいた複数の第1の蓄電速度δの「分散値σ」を算出する。なお、「分散値σ」の算出に用いる第1の蓄電速度δは、当該第1の蓄電速度δの算出に用いた発電速度h(n)の種別情報を共通するものに限定されてもよい。
そして、プロセッサ12は、算出した分散値σが「第1閾値」より大きい場合には、n番目の第1の期間に対応する発電速度h(n)の「尤度」に応じた「重み係数」を、「第2の推定時間T’」に対して乗算することにより、上記の「第1の推定時間T」を算出する。ここで、発電速度h(n)の「尤度」は、発電速度h(n)の値の確からしさを示す指標である。すなわち、発電速度h(n)の「尤度」は、例えば、n番目の第1の期間で取得した発電速度h(n)がn番目の第1の期間までに取得した複数の発電速度hにおいて生じる確率である。「重み係数」の値は、発電速度h(n)の「尤度」が大きいほど小さくされる。なお、「尤度」の算出に用いる発電速度h(n)は、種別情報を共通するものに限定されてもよい。ここで、プロセッサ12は、算出した分散値σが「第1閾値」以下である場合には、特に処理を行わず、次のn+1番目の第1の期間の蓄電量E(n+1)が送られてくるのを待ち、蓄電量E(n+1)を受け取ると、上記の式(2)を用いてh(n+1)を算出することになる。
また、プロセッサ12は、算出した分散値σが「第1閾値」より大きいと判定したタイミングをメモリ13に記憶させておき、タイミング間の「時間間隔(つまり、タイムスタンプ間隔)」を算出する。
そして、プロセッサ12は、算出した分散値σが「第1閾値」より大きい場合には、「第2の推定時間T’」に対して「重み係数」を乗算して得られた「第1の推定時間T」が上記の「時間間隔」よりも大きいか否かを判定する。そして、プロセッサ12は、「第1の推定時間T」が「時間間隔」よりも大きい場合、対象中継ノード50を非中継動作状態とし、「第1の推定時間T」が「時間間隔」以下の場合、対象中継ノード50を休止状態とする制御を実行する。すなわち、プロセッサ12は、対象中継ノード50の状態を休止状態とする「第1命令信号」を生成し、生成した第1命令信号を対象中継ノード50宛てに送信する。また、プロセッサ12は、他のセンサノード50を中継動作状態とする「ネットワーク再構築制御」を実行する。ここで、プロセッサ12は、中継動作状態に変更する他のセンサノード50として、対象中継ノード50の周辺に位置するエンドノード50の中で通信品質(LQI)が最も高いエンドノード50を選択する。そして、プロセッサ12は、選択したエンドノード50の状態を中継動作状態にする「第2命令信号」を生成し、生成した第2命令信号をそのエンドノード50宛てに送信する。なお、中継動作状態に変更する他のセンサノード50を選択する基準として、通信品質(LQI)及び蓄電量の両方を用いてもよい。
メモリ13は、センサノード50から送信された各種情報、及び、プロセッサ12で算出された各種情報を記憶する。
例えば、メモリ13は、送信元の各センサノード50から送信された、周辺ノードの識別情報及び通信品質(LQI)を、送信元の識別情報と対応付けて記憶する。
また、メモリ13は、送信元の各センサノード50から送信された「消費電力量Ee」を、送信元の識別情報と対応付けて記憶する。
また、メモリ13は、送信元の中継ノード50から送信された「消費電力量Er」を、送信元の識別情報と対応付けて記憶する。
また、メモリ13は、送信元の中継ノード50から蓄電量報告周期毎に送信された、蓄電量E(n)を、送信元の識別情報と対応付けて記憶する。
また、メモリ13は、プロセッサ12によって各第1の期間について上記式(2)を用いて算出された発電速度h(n)を記憶する。なお、上記の通り、メモリ13は、プロセッサ12によって各第1の期間について上記式(2)を用いて算出された発電速度h(n)と、各第1の期間の種別情報(例えば、時間帯(朝、昼、夜等)、季節(春、夏、秋、冬)等)とを対応付けて記憶してもよい。
[無線センサネットワークシステムの動作例]
以上の構成を有する無線センサネットワークシステム1の処理動作の一例について説明する。ここでは、特に、サーバ10の処理動作の一例について説明する。図4は、一実施例のサーバの処理動作の一例を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートは、各対象中継ノード50について実行される。
サーバ10においてプロセッサ12は、対象中継ノード50について、直近の第1の期間、つまりn番目の第1の期間に対応する第1の蓄電速度δ(n)を、上記の式(1)を用いて算出する(ステップS101)。
プロセッサ12は、n番目の第1の期間に対応する発電速度h(n)を、上記の式(2)を用いて算出し、メモリ13に記憶する(ステップS102)。
ここで、第1の蓄電速度δ(n)と、消費電力量Erと、発電速度h(n)との関係について、図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6は、第1の蓄電速度と、消費電力量と、発電速度との関係の説明に供する図である。
図5に示すように、第1の蓄電速度δ(n)は、式(1)で表される通り、n番目の第1の期間の蓄電量E(n)からn−1番目の第1の期間の蓄電量E(n−1)を差し引くことにより、求めることができる。また、消費電力量Erは、トポロジーが決まれば、対象中継ノード50の特性から求めることができ、一定と見なすことができる。消費電力速度は、(−Er)となる。そして、第1の蓄電速度δ(n)は、発電速度h(n)と消費電力速度(−Er)との和と等しい。この関係に着目することにより、直接的に観測することができない発電速度h(n)を、第1の蓄電速度δ(n)と消費電力速度(−Er)との差を算出することで求めることができる。図5では、第1の蓄電速度δ(n)が正であるケースが示され、図6では、第1の蓄電速度δ(n)が負であるケースが示されている。
図4の説明に戻り、プロセッサ12は、第1の蓄電速度δ(n)が負であるか否かを判定する(ステップS103)。
第1の蓄電速度δ(n)が負でない場合(ステップS103否定)、プロセッサ12は、nをインクリメントし(ステップS104)、n+1番目の第1の期間の蓄電量E(n+1)の報告を待ち、蓄電量E(n+1)を受け取ると、ステップS101の処理を行う。
第1の蓄電速度δ(n)が負である場合(ステップS103肯定)、プロセッサ12は、発電速度hの分散値σを統計処理によって算出する(ステップS105)。
例えば、メモリ13は、図7に示す「発電速度サンプルテーブル」に、各第1の期間で算出した発電速度h(n)と、当該発電速度h(n)に対応する第1の期間の種別情報(図7では、「条件」と記載している)とを対応付けて記憶している。「発電速度サンプルテーブル」は、各対象中継ノード50について用意されている。そして、例えば、プロセッサ12は、「発電速度サンプルテーブル」から例えば「秋・昼間」という条件にマッチした発電速度hの分布(図8参照)を作成する。プロセッサ12は、この発電速度hの分布から分散値σを算出する。図7は、発電速度サンプルテーブルの一例を示す図である。図8は、発電速度の分布の一例を示す図である。
図4の説明に戻り、プロセッサ12は、算出した分散値σが第1閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS106)。
算出した分散値σが第1閾値よりも大きい場合(ステップS106肯定)、プロセッサ12は、このように判定したタイミングのタイミングスタンプを記憶する(ステップS107)。ここで、「算出した分散値σが第1閾値よりも大きいこと」は、「対象中継ノード50の発電速度hの変動が激しく、発電速度h(n)の信頼性が低いこと」を意味している。なお、算出した分散値σが第1閾値以下の場合(ステップS106否定)、処理ステップは、ステップS104へ進む。
プロセッサ12は、対象中継ノード50を非中継動作状態にしたときの第2の蓄電速度δ’(n)を、上記の式(3)を用いて算出する(ステップS108)。
プロセッサ12は、上記の式(4)を用いて、対象中継ノード50を非中継動作状態にしたときに蓄電目標値に到達するまでに掛かる「第2の推定時間T’」を算出する(ステップS109)。
図9は、第2の推定時間の説明に供する図である。図9に示すように、対象中継ノード50について、n番目の第1の期間(図9中の「現在」)の第1の蓄電速度δ(n)が負である場合であっても、対象中継ノード50を非中継動作状態とすれば第2の蓄電速度δ’(n)が正になる可能性が高い。そして、プロセッサ12は、第2の蓄電速度δ’(n)のペースで蓄電量が上昇していった場合にEmaxに到達するまでに掛かる「第2の推定時間T’」を求めている。図9に示す例では、第2の推定時間T’=5×(第1の期間の時間長)となる。なお、図9において実線で示すラインL11は、対象中継ノード50を非中継動作状態としたときの蓄電量の推移を示し、点線で示すL12は、対象中継ノード50を中継動作状態のままとしたときの蓄電量の推移を示している。
図4の説明に戻り、プロセッサ12は、n番目の第1の期間に対応する発電速度h(n)の「尤度」を算出する(ステップS110)。例えば、図8に示す分布を構成する全サンプル数によって、n番目の第1の期間に対応する発電速度h(n)と同じ値を持つサンプルが発生する確率を算出することにより、n番目の第1の期間に対応する発電速度h(n)の「尤度」を算出することができる。図8において、矢印Aの方向に行くほど尤度は小さくなり、中央値に行くまでは矢印Bの方向に行くほど尤度は大きくなる。
プロセッサ12は、算出した尤度に対応する重み係数αを算出する(ステップS111)。
プロセッサ12は、算出した「第2の推定時間T’」と算出した重み係数αとに基づいて、「第1の推定時間T」を算出する(ステップS112)。プロセッサ12は、例えば、第2の推定時間T’と重み係数αとを掛け合わせることにより、第1の推定時間Tを算出する。
プロセッサ12は、算出した第1の推定時間Tがタイムスタンプ間隔よりも大きいか否かを判定する(ステップS113)。
算出した第1の推定時間Tがタイムスタンプ間隔よりも大きい場合(ステップS113肯定)、プロセッサ12は、対象中継ノード50の状態が「休止状態」になるように制御する(ステップS114)。例えば、プロセッサ12は、対象中継ノード50の状態を休止状態とする「第1命令信号」を生成し、生成した第1命令信号を対象中継ノード50宛てに送信する。すなわち、算出した第1の推定時間Tがタイムスタンプ間隔よりも大きい場合には、対象中継ノード50を「非中継動作状態」としても近い将来に蓄電量が不足してしまう可能性が高いと考えられる。そのため、算出した第1の推定時間Tがタイムスタンプ間隔よりも大きい場合には、対象中継ノード50を「休止状態」として発電及び蓄電に特化させる。
算出した第1の推定時間Tがタイムスタンプ間隔以下の場合(ステップS113否定)、プロセッサ12は、対象中継ノード50の状態が「非中継動作状態」になるように制御する(ステップS115)。例えば、プロセッサ12は、選択したエンドノード50の状態を中継動作状態にする「第2命令信号」を生成し、生成した第2命令信号をそのエンドノード50宛てに送信する。すなわち、算出した第1の推定時間Tがタイムスタンプ間隔以下の場合には、対象中継ノード50を「非中継動作状態」としても近い将来に蓄電量が不足してしまう可能性が低いと考えられる。そのため、算出した第1の推定時間Tがタイムスタンプ間隔よりも以下の場合には、対象中継ノード50を「非中継動作状態」としエンドノードとして動作させる。
プロセッサ12は、「ネットワーク再構築制御」、つまり、他のセンサノード50を中継動作状態とする「ネットワーク再構築制御」を実行する(ステップS116)。そして、処理フローは、ステップS104に移行する。
サーバ10が以上で説明した処理動作を行うことにより、次の様な役割変更が行われる。図10から図13は、一実施例のサーバの処理動作の説明に供する図である。図10から図13のそれぞれには、図1に示した無線センサネットワークシステム1における、ゲートウェイ30とセンサノード50−1〜5とが示されている。図10及び図12において、Rは中継ノードを意味し、Eはエンドノードを意味する。また、図11及び図13において、Energy Harvestは環境発電部51に対応し、円柱状に示した機能部はバッテリに対応し、Deviceはプロセッサ54及び無線部55に対応する。また、図11及び図13において、下向きの矢印は蓄電速度が負であることを示し、横向きの矢印は蓄電速度がゼロであることを示し、上向きの矢印は蓄電速度が正であることを示す。
図10には、図1と同じトポロジーを有する無線センサネットワークシステム1が示されている。センサノード50−1は、中継ノードとして動作しているので、エンドノードとして動作している他のセンサノード50と比べて、蓄電量が減少する傾向が高い。すなわち、図11に示すように、センサノード50−1は、第1の蓄電速度δ(n)が負となる可能性が高い。
そこで、サーバ10は、センサノード50−1の役割(状態)を変更する。例えば、サーバ10は、図12に示すように、センサノード50−1の役割をエンドノードに変更する一方、センサノード50−2,4の役割を中継ノードに変更する。このような役割変更が行われることにより、図13に示すように、センサノード50−1の第1の蓄電速度δ(n)が正となる可能性を高くすることができる。これにより、センサノード50−1が蓄電量不足になることを回避できるので、無線センサネットワークシステム1におけるマルチホップ通信経路を安定化させることができる。
以上のように本実施例によれば、サーバ10においてプロセッサ12は、センサノード50−1〜5のうちの対象中継ノードであるセンサノード50−1の第1の蓄電速度が負の場合、センサノード50−1を非中継動作状態にしたときに蓄電目標値に到達するまでに掛かる第1の推定時間を算出する。そして、プロセッサ12は、算出した第1の推定時間の長さに応じて、センサノード50−1の状態を非中継動作状態又は休止状態に変更させ、非中継動作状態にある他ノードの状態を中継動作状態に変更させる。
このサーバ10の構成により、電力不足に陥る可能性の高いと判断できる場合に対象中継ノード50であるセンサノード50−1の役割を電力不足に陥る前に変更できるので、無線センサネットワークシステム1のマルチホップ通信経路を安定化させることができる。また、非中継動作状態としても蓄電目標値に到達するまでの時間が長いと推定される場合、センサノード50−1を発電及び蓄電に特化させるので、センサノード50−1を電力良好状態に早期に復帰させることができる。この結果として、センサノード50−1をマルチホップネットワークへの復帰後にマルチホップ通信経路の安定化に寄与させることができる。
また、プロセッサ12は、センサノード50−1について対象期間(つまり、現在の第1の期間)以前の複数の第1の期間で取得した複数の発電速度の分散が所定値より大きい場合、対象期間で取得した発電速度に基づいて、センサノード50−1を非中継動作状態にしたときの第2の蓄電速度を算出する。そして、プロセッサ12は、蓄電目標値とセンサノード50−1の対象期間時の蓄電量との乖離値を算出した第2の蓄電速度で除算した除算結果に対して第1の期間の時間長を乗算することにより、第2の推定時間を算出する。そして、プロセッサ12は、算出した第2の推定時間に対して、対象期間で取得した発電速度の尤度に応じた重み係数を乗算することにより、第1の推定時間を算出する。
このサーバ10の構成により、対象期間で取得した発電速度の確からしさ、つまり、発電速度の変動の激しさを考慮した、第1の推定時間を算出することができる。この結果として、不確実性を考慮してセンサノード50−1の状態を変更することができるので、無線センサネットワークシステム1のマルチホップ通信経路をさらに安定化させることができる。
1 無線センサネットワークシステム
10 サーバ
11 インタフェース部
12,54 プロセッサ
13,57 メモリ
30 ゲートウェイ
50 センサノード
51 環境発電部
52 バッテリ
53 センサ
55 無線部
56 アンテナ

Claims (6)

  1. 各ノードが環境発電部と無線部とを有するノード群を含む無線ネットワークにおけるマルチホップ通信経路を制御する制御装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに接続されたプロセッサと、
    を具備し、
    前記プロセッサは、
    前記ノード群のうちの対象中継ノードの第1の蓄電速度が負の場合、前記対象中継ノードを非中継動作状態にしたときに蓄電目標値に到達するまでに掛かる第1の推定時間を算出し、
    前記算出した第1の推定時間の長さに応じて、前記対象中継ノードの状態を前記非中継動作状態又は休止状態に変更させ、前記非中継動作状態にある他ノードの状態を中継動作状態に変更させる、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記対象中継ノードにおける複数の期間にそれぞれ対応する複数の第1の蓄電速度、及び、前記対象中継ノードにおける前記複数の期間にそれぞれ対応する複数の発電速度を取得し、
    前記複数の期間のうちの対象期間で取得した発電速度に基づいて、前記対象中継ノードを前記非中継動作状態にしたときの第2の蓄電速度を算出し、
    前記蓄電目標値と前記対象中継ノードの前記対象期間時の蓄電量との乖離値を前記算出した第2の蓄電速度で除算した除算結果に基づいて、第2の推定時間を算出し、
    前記算出した第2の推定時間に対して、前記対象期間で取得した発電速度の尤度に応じた重み係数を乗算することにより、前記第1の推定時間を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記対象期間までに取得した複数の発電速度の分散が所定値より大きい場合、前記算出した第2の推定時間に対して、前記対象期間で取得した発電速度の尤度に応じた重み係数を乗算することにより、前記第1の推定時間を算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記対象期間までに取得した複数の発電速度の分散が前記所定値より大きいと判定される時間間隔を算出し、
    前記算出した第1の推定時間が前記算出した時間間隔よりも大きい場合、前記対象中継ノードを前記休止状態にし、前記算出した第1の推定時間が前記算出した時間間隔以下の場合、前記対象中継ノードを前記非中継動作状態にする、
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 各ノードが環境発電部と無線部とを有するノード群を含む無線ネットワークにおけるマルチホップ通信経路を制御する制御方法であって、
    前記ノード群のうちの対象中継ノードの第1の蓄電速度が負の場合、前記対象中継ノードを非中継動作状態にしたときに蓄電目標値に到達するまでに掛かる第1の推定時間を算出し、
    前記算出した第1の推定時間の長さに応じて、前記対象中継ノードの状態を前記非中継動作状態又は休止状態に変更させ、前記非中継動作状態にある他ノードの状態を中継動作状態に変更させる、
    ことを特徴とする制御方法。
  6. 各ノードが環境発電部と無線部とを有するノード群を含む無線ネットワークにおけるマルチホップ通信経路を制御する制御装置に、
    前記ノード群のうちの対象中継ノードの第1の蓄電速度が負の場合、前記対象中継ノードを非中継動作状態にしたときに蓄電目標値に到達するまでに掛かる第1の推定時間を算出し、
    前記算出した第1の推定時間の長さに応じて、前記対象中継ノードの状態を前記非中継動作状態又は休止状態に変更させ、前記非中継動作状態にある他ノードの状態を中継動作状態に変更させる、
    処理を実行させる、ことを特徴とする制御プログラム。
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