JPWO2016129218A1 - 分析用情報表示システム、方法およびプログラム - Google Patents

分析用情報表示システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

実測値が推定値から大きく外れた場合に、推定式におけるどの項が原因となって推定が外れたのかを人が容易に分析できるようにする分析用情報表示システムを提供する。計算手段3は、推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と説明変数に対応する係数との積を計算する。表示手段4は、推定値毎に、計算手段3によって計算された個々の積および推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、推定値の変化および推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する。

Description

本発明は、推定値の算出に用いられる推定式の分析に利用される分析用情報表示システム、分析用情報表示方法および分析用情報表示プログラムに関する。
グラフ表示に関する技術が、例えば、特許文献1,2に記載されている。特許文献1には、各エリアの漏水量を積み上げ面グラフで表示する装置が記載されている。また、特許文献2には、電力を積み上げ棒グラフで表示することが開示されている。特許文献2の図9には、積み上げ棒グラフの例が示されている。
特開2014−145603号公報 特開2014−005465号公報
売上等を推定する場合、推定式を用いて推定値を算出する場合がある。なお、ここでは、売上の推定を例示したが、推定対象は特に限定されない。以下、推定値算出の一般的な技術について説明する。
何らかの推定を行う場合に用いる推定式は、以下の形式で表される。
y=a+a+・・・+a+b 式(1)
式(1)において、yは推定値である。また、x,x,・・・,xは、説明変数である。a,a,・・・,aはそれぞれ、説明変数の係数である。bは定数項である。nは説明変数の個数であり、nは特に限定されない。式(1)に示す推定式は、予め学習用データを用いて生成されている。各説明変数の値が与えられた場合、式(1)を用いて、推定値yを算出することができる。推定式を複数生成しておき、学習によって得られた選択モデルを用いて、推定値算出に用いる推定式を選択する場合もある。
説明変数の種類として、連続型変数とカテゴリ型変数がある。
連続型変数は値として数値をとる。連続型変数の例として、例えば、気温等が挙げられる。
カテゴリ型変数は値として項目を取る。カテゴリ型変数の例として、例えば、「予報された天気」等が挙げられる。カテゴリ型変数が「予報された天気」である場合、このカテゴリ型変数の取り得る値は、例えば、「晴れ」、「曇り」、「雨」、「曇り時々雨」、「晴れ時々雨」等である。
1つの連続型変数は、推定式内の説明変数x,x,・・・,xのうちの1つに対応する。そして、連続型変数の値(数値)が与えられた場合、その値は、推定式内の対応する説明変数に代入される。
また、1つのカテゴリ型変数の各値は、推定式内の説明変数x,x,・・・,xのうちの1つに対応する。例えば、カテゴリ型変数である「予報された天気」の取り得る各値(「晴れ」、「曇り」等の各項目)は、それぞれ、推定式内の説明変数x,x,・・・,xのうちの1つに対応する。従って、1つのカテゴリ型変数は、推定式内の複数個の説明変数に対応していることになる。カテゴリ型変数の値(項目)が与えられた場合、そのカテゴリ型変数の各値に対応する推定式内の各説明変数には、二値(例えば、0と1)のうちいずれかの値が代入される。より具体的には、カテゴリ型変数の値(項目)が与えられた場合、その値に対応する推定式内の説明変数には1が代入され、そのカテゴリ型変数の他の各値に対応する推定式内の各説明変数には0が代入される。例えば、カテゴリ型変数である「予報された天気」の値が「晴れ」である場合、「晴れ」に対応する説明変数には1が代入され、「曇り」、「雨」等の他の項目に対応する各説明変数にはそれぞれ0が代入される。
このように、連続型変数に対応する推定式内の説明変数にその連続型変数の値が入力され、カテゴリ型変数の各値に対応する推定式内の各説明変数に二値のいずれかが入力されることで、推定値yが得られる。
分析者は、学習によって得られた推定式の精度を分析する。このような分析工程において、推定対象の実測値が推定値から大きく外れた場合、推定式におけるどの項が原因となって推定が外れたのかを容易に特定できることが好ましい。
また、推定値を算出する装置(推定器)の運用者にとっても、実測値が推定値から大きく外れた場合に、推定式におけるどの項が原因となって推定が外れたのかを容易に特定できることが好ましい。
そこで、本発明は、実測値が推定値から大きく外れた場合に、推定式におけるどの項が原因となって推定が外れたのかを人が容易に分析できるようにするという技術課題を解決できる分析用情報表示システム、分析用情報表示方法および分析用情報表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明による分析用情報表示システムは、推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と説明変数に対応する係数との積を計算する計算手段と、推定値毎に、計算手段によって計算された個々の積および推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、推定値の変化および推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による分析用情報表示方法は、推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と説明変数に対応する係数との積を計算し、推定値毎に、計算した個々の積および推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、推定値の変化および推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示することを特徴とする。
また、本発明による分析用情報表示プログラムは、コンピュータに、推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と説明変数に対応する係数との積を計算する計算処理、および、推定値毎に、計算処理で計算した個々の積および推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、推定値の変化および推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する表示処理を実行させることを特徴とする。
本発明の技術手段により、実測値が推定値から大きく外れた場合に、推定式におけるどの項が原因となって推定が外れたのかを人が容易に分析できるという技術効果が得られる。
学習器および推定器を示す模式図である。 選択モデルの例を示す模式図である。 推定用データの一例を示す図である。 推定器が出力する情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の分析用情報表示システムの例を示すブロック図である。 表示手段4が表示するグラフの例を示す説明図である。 第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の分析用情報表示システムの例を示すブロック図である。 第2の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。 ステップS5で表示されたグラフの例を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の分析用情報表示システムの例を示すブロック図である。 第3の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。 本発明の各実施形態に係るコンピュータの構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の分析用情報表示システムの概要を示すブロック図である。
まず、本発明の分析用情報表示システムに関連する説明として、学習器および推定器について説明する。図1は、学習器および推定器を示す模式図である。理解を容易にするために、「予報された気温」、「予報された降水量」、「予報された天気」等の説明変数の値に基づいて、あるコンビニエンスストアでのおにぎりの販売個数を推定するという具体例を用いて説明する。
学習器11は、予め学習用データを用いて、複数の推定式を生成する。本例では、各推定式は、おにぎりの販売個数を推定対象としている。各推定式は、式(1)に示す形式で生成される。ただし、係数や定数項の値は、推定式毎に定められている。学習器11によって生成された複数の推定式は、推定器12で用いられる。
推定器12には推定用データが入力され、推定器12は、複数の推定式のうちから、その推定用データが満たす条件に応じた推定式を選択する。そして、推定器12は、推定用データから特定される値を、選択した推定式の説明変数に代入することによって、推定値を算出する。
推定器12によって算出された推定値、その推定値を算出する際に用いられた推定式ならびに推定用データ、および、その推定値に対応する実測値(例えば、実際に販売されたおにぎりの個数)を対応付けた組が、複数組、本発明の分析用情報表示システムに入力される。上記の各組における推定値は、予め、推定器12によって算出されている。実測値は、例えば、分析用情報表示システム1の運用者(例えば、推定式の精度を分析する分析者や、推定器12の運用者等)によって、推定値、推定用データおよび推定式に対応付けられる。なお、実施形態によっては、上記のような情報が入力されるとは限らない。
推定器12は、推定用データに応じた推定式を選択する。そのため、学習器11は、推定用データに応じた推定式を選択するためのモデル(以下、選択モデルと記す。)を生成する。図2は、選択モデルの例を示す模式図である。図2に示す例では、選択モデルが、推定式を葉ノードとし、葉ノード以外のノードには推定用データに関する条件が定められた木構造のモデルである場合を例示している。また、図2に示す選択モデルでは、葉ノード以外の各ノードには、2つの子ノードが存在する。ここでは、選択モデルが図2に例示するような木構造のモデルである場合を例にして説明するが、選択モデルの形式は木構造のモデルに限定されない。
推定器12には、複数の推定式とともに選択モデルも与えられる。また、推定器12に、予報された気温および降水量の値を含む推定用データが入力されたとする。すると、推定器12は、選択モデルのルートノードを起点として、ノードが示す条件を推定用データが満たしているか否かに応じて2つの子ノードのいずれか一方を選択することを繰り返しつつノードを辿る。そして、推定器12は、葉ノードに到達したときに、その葉ノードが示す推定式を選択する。そして、推定器12は、その推定式と推定用データとを用いて、推定値を算出する。
理解を容易にするために、推定器12を具体例を用いて説明する。図3は、推定器12に入力される推定用データの一例を示す図である。図3では、推定用データの集合を例示している。図3における「行」に相当する情報が1つの推定用データに該当する。各推定用データは、2種類以上の属性の値を含む。図3に示す「予報された気温」、「予報された降水量」、「予報された天気」が属性に該当する。推定用データに含まれる属性は、推定値算出のために収集されるデータの項目である。図3に示す例では、推定用データは、推定用データを識別するIDと、時刻を示す情報も含んでいる。なお、図3では、「1日」を時刻の単位としている。図3では、推定用データの集合を表形式で表現しているが、推定用データの形式は図3に示す形式に限定されない。
図3に例示する推定用データと、図2に示す選択モデルとに基づいて、推定器12の動作の一例を説明する。推定器12は、ID=1で識別される推定用データ(図3参照)の入力を受け付ける。ID=1で識別される推定用データでは、「予報された気温」の値が21.0℃である。このため、推定器12は、図2に示す選択モデルにより推定式3を選択する。同様に、推定器12は、ID=2で識別される推定用データ(図3参照)の入力を受け付ける。ID=2で識別される推定用データでは、「予報された気温」の値が19.0℃であり、「予報された降水量」の値が3.0mm/hである。このため、推定器12は、図2に示す選択モデルにより推定式1を選択する。同様に、推定器12は、ID=3で識別される推定用データ(図3参照)の入力を受け付ける。ID=3で識別される推定用データでは、「予報された気温」の値が17.0℃であり、「予報された降水量」の値が15mm/hである。このため、推定器12は、図2に示す選択モデルにより推定式2を選択する。
推定器12は、推定用データに含まれる属性の値から特定される説明変数の値を、推定式内の説明変数に代入することによって、推定値を算出する。属性が連続型変数である場合、推定器12は、その属性の値を、推定式内の対応する説明変数に代入すればよい。また、属性がカテゴリ型変数である場合、推定器12は、その属性の値に対応する推定式内の説明変数に二値(例えば、0または1)のうちいずれかの値(例えば、1)を代入し、その属性の取り得る他の値に対応する推定式内の説明変数にもう一方の値(例えば、0)を代入すればよい。例えば、「予報された天気」の値が「晴れ」である場合、推定器12は、「晴れ」に対応する推定式内の説明変数に1を代入し、「曇り」、「雨」、「曇り時々雨」、「晴れ時々雨」等の他の各値に対応する各説明変数に0を代入すればよい。
推定器12は、このように、式(1)の形式で表される推定式の各説明変数x,x,・・・,xに値を代入することによって、推定値を算出する。
図4は、推定器12が出力する情報の一例を示す図である。図4に示すように、推定器12は、個々の推定用データに対して、推定用データを用いて選択した推定式、および、その推定用データならびに推定式を用いて算出した推定値を追加した情報を出力する。図4では、ID=1で識別される推定用データと推定式3を用いて推定器12が推定値“120”を算出した場合を示している。また、ID=2で識別される推定用データと推定式1を用いて推定器12が推定値“90”を算出した場合を示している。また、ID=3で識別される推定用データと推定式2を用いて推定器12が推定値“70”を算出した場合を示している。
また、分析用情報表示システム1の運用者は、各推定値に対応する実測値を、図4に示す情報に付加する。換言すれば、運用者は、図4に示す各行毎に、実測値を付加する。例えば、実際に7月1日に販売されたおにぎりの個数、実際に7月2日に販売されたおにぎりの個数等を、図4に示す情報に付加する。そして、その情報が、分析用情報表示システム1に入力される。
なお、図1に示すような学習器11の一例が、例えば、以下に示す参考文献に開示されている。
[参考文献] 米国特許出願公開第2014/0222741A1号明細書
なお、上記の説明では、学習器11が複数の推定式および選択モデルを生成し、推定器12が、推定用データ毎に1つの推定式を選択する場合を説明した。学習器11が生成する推定式は1つであってもよい。例えば、学習器11は、重回帰分析等によって1つの推定式を生成してもよい。この場合、学習器11は、選択モデルを生成しなくてよい。また、この場合、推定器12は、その1つの推定式を用いて、各推定用データに基づいて推定値を算出する。
以下の各実施形態では、学習器11が複数の推定式および選択モデルを生成し、推定器12が、推定用データ毎に1つの推定式を選択する場合を例にして説明する。
実施形態1.
図5は、本発明の第1の実施形態の分析用情報表示システムの例を示すブロック図である。分析用情報表示システム1は、入力手段2と、計算手段3と、表示手段4とを備える。
入力手段2は、推定器12によって算出された推定値と、その推定値を算出する際に用いられた推定用データと、その推定値を算出する際に用いられた推定式と、実測値とを対応付けた組が、複数組入力される入力デバイスである。例えば、図4に例示する各行にさらに実測値が追加された情報が、入力手段2に入力される。なお、前述のように、各推定用データは、2種類以上の属性の値を含む。
計算手段3は、入力手段2に入力された情報から組毎に、推定値と、推定用データと、推定式を取り込む。また、表示手段4は、入力手段2に入力された情報から組毎に実測値を取り込む。
計算手段3は、推定値毎に(換言すれば、上記の組毎に)、推定値を算出する際に用いられた推定用データ内の各属性の値と、推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを参照する。そして、計算手段3は、属性の値から特定される説明変数の値とその説明変数に対応する係数との積を計算する。
ここで、属性が連続型変数である場合、その属性は、推定式内の1つの説明変数に対応している。そして、その属性の値から特定される説明変数の値は、その属性の値そのものである。従って、属性が連続型変数である場合、計算手段3は、その属性の値と、その属性に対応する説明変数の係数の積を計算する。例えば、「予報された気温」が21.0℃であるとする。また、その属性に対応する説明変数がx(式(1)参照)であるとする。この場合、計算手段3は、属性の値“21.0”と、推定式内の説明変数xの係数aとの積aを計算する。
また、属性がカテゴリ型変数である場合、その属性の取り得る個々の値がそれぞれ、推定式内の1つの説明変数に対応している。例えば、「予報された天気」という属性は、「晴れ」、「曇り」、「雨」等の値を取り得る。そして、「晴れ」、「曇り」、「雨」等の値がそれぞれ、推定式内の1つの説明変数に対応している。この場合、計算手段3は、それらの説明変数の値をそれぞれ、その属性の値に応じて二値(本例では0または1であるものとする。)のいずれかに特定する。例えば、推定用データ内の「予報された天気」の値が「晴れ」であるとする。そして、「晴れ」に対応する説明変数がxであり、「曇り」、「雨」等の各値に対応する説明変数がx,x,・・・,xであるとする。ただし、m<nである。nは、説明変数の数である(式(1)参照)。このとき、計算手段3は、「晴れ」に対応する説明変数xの値を“1”とし、「曇り」、「雨」等の各値に対応する説明変数x,x,・・・,xの値をそれぞれ“0”とする。そして、計算手段3は、その説明変数毎に、説明変数の値と、対応する係数との積を計算する。すなわち、計算手段3は、a,a,・・・,aを計算する。
以上のような計算により、計算手段3は、推定式内のaからaまでの各項の値をそれぞれ計算する。計算手段3は、この計算を、推定値毎(換言すれば、前述の組毎)に実行する。また、計算手段3は、推定値を算出する際に用いられた推定式内の係数を用いて上記の計算を実行する。各係数a〜aおよび定数項bはそれぞれ推定式毎に定められているので、積の計算に用いる各係数a〜aはそれぞれ、一定であるとは限らない。また、定数項bも一定であるとは限らない。
なお、係数が0である場合や、属性の値から特定される説明変数の値が0である場合には、その積は0である。
計算手段3は、推定値毎に計算した推定式の各項の値および定数項bの値と、推定値と、その推定値に対応する時刻との組をそれぞれ、表示手段4に入力する。
表示手段4は、横軸を時刻とし、縦軸を推定値とするグラフを表示する。図6は、表示手段4が表示するグラフの例を示す説明図である。
表示手段4は、時刻順に、推定値毎に、計算手段3によって計算された個々の積(すなわち、aからaまでの各項)および定数項b(式(1)参照)を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示する。図6は、この積み重ね棒グラフを示している。また、図6では、x〜xまでの各項および定数項を積み重ねた場合の積み重ね棒グラフを示している。前述のように、計算された積が0になる場合もある。また、定数項が0の場合もある。このように値が0である項は、積み重ね棒グラフ上に表れない。例えば、図6に示す例で、「8月1日」に対応する棒グラフでは、x,x,xの各項は表示されていない。このことは、x,x,xの各項が0であったことを意味する。
表示手段4は、積み重ね棒グラフを表示する際、計算手段3によって計算された積が正である場合には、その積を正方向に積み重ねて表示し、計算手段3によって計算された積が負である場合には、その積を負方向に積み重ねて表示する。同様に、表示手段4は、推定式の定数項が正である場合には、その定数項を正方向に積み重ねて表示し、定数項が負である場合には、その定数項を負方向に積み重ねて表示する。図6に示す例では、横軸と交差している縦軸の位置は、推定値“0”を意味する。従って、図6に示す例では、積や定数項を正方向に積み重ねるとは、横軸よりも上側に積み重ねることを意味する。また、積や定数項を負方向に積み重ねるとは、横軸よりも下側に積み重ねることを意味する。
なお、図6に示す例では、「8月2日」、「8月3日」、「8月5日」および「8月6日」の各棒グラフで、定数項の値(積み重ねの高さ)が異なっている。これは、これらの各日付の推定値算出に用いた推定式が異なっていたためである。
表示手段4は、上記のように、積み重ね棒グラフを表示するとともに、計算手段3から入力された推定値を用いて、時刻変化に伴う推定値の変化を表示する。さらに、表示手段4は、入力手段2に入力された情報から組毎に取り込んだ実測値を用いて、時刻変化に伴う実測値の変化を表示する。各時刻(本例では各日付)において、推定値と実測値は対応付けられている。
図6では、表示手段4が、時刻変化に伴う推定値の変化と実測値の変化をそれぞれ折れ線グラフで表示する場合を例示している。また、図6に示す例では、表示手段4は、推定値の変化を実線の折れ線グラフで表示し、実測値の変化を破線の折れ線グラフで表示している。また、図6において、実線の折れ線グラフと破線の折れ線グラフが重なっている箇所については、実線のみを示している。
表示手段4は、共通の縦軸および横軸を用いて、棒グラフおよび2種類の折れ線グラフを重畳させて表示する。
前述のように、表示手段4は、積や定数項が正である場合には、その積や定数項を正方向に積み重ね、積や定数項が負である場合には、その積や定数項を負方向に積み重ねる。式(1)から分かるように、推定値yは、個々の積および定数項の総和である。従って、正方向に積み重ねられた高さ(正の積や定数項の和の絶対値)から、負方向に積み重ねられた高さ(負の積や定数項の和の絶対値)を減算した値は、推定値に等しい。例えば、図6に示す「8月1日」の棒グラフにおいて、正方向に積み重ねられたxの項、xの項およびxの項の和の絶対値がPであるとする。また、その棒グラフにおいて、負方向に積み重ねられた定数項の絶対値がQであるとする。この場合、「8月1日」の推定値は、P−Qに合致する。
負の積や定数項が存在しない場合には、正方向に積み重ねられた積および定数項の和が、推定値に合致する(例えば、図6に示す「8月5日」の棒グラフを参照)。
計算手段3および表示手段4は、例えば、ディスプレイ装置を有するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUは、例えば、コンピュータのプログラム記憶装置(図5において図示略)等のプログラム記録媒体から分析用情報表示プログラムを読み込み、その分析用情報表示プログラムに従って、計算手段3および表示手段4として動作すればよい。表示手段4のうち、グラフを定め、そのグラフをディスプレイ装置に表示させる部分がCPUによって実現される。表示手段4のうち、実際に表示を行う部分は、ディスプレイ装置によって実現される。この点は、後述の各実施形態においても同様である。また、計算手段3および表示手段4が別々のハードウェアで実現されていてもよい。
また、分析用情報表示システム1は、2つ以上の物理的に分離した装置が有線または無線で接続されている構成であってもよい。この点も、後述の各実施形態において同様である。
図7は、第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。まず、入力手段2に、推定値と、その推定値を算出する際に用いられた推定用データと、その推定値を算出する際に用いられた推定式と、実測値とを対応付けた組が、複数組入力される(ステップS1)。計算手段3は、入力手段2に入力された情報から組毎に、推定値と、推定用データと、推定式を取り込む。また、表示手段4は、入力手段2に入力された情報から組毎に実測値を取り込む。
次に、計算手段3は、その組毎に、推定用データ内の各属性の値から特定される各説明変数の値と、その説明変数に対応する係数の積を計算する(ステップS2)。計算手段3の動作については既に説明したので、ここでは、詳細な説明を省略する。
次に、表示手段4は、推定値毎にステップS2で計算された個々の積および推定式の定数項を積み重ねた棒グラフを表示するとともに、推定値の変化を示す折れ線グラフおよび実測値の変化を示す折れ線グラフを表示する(ステップS3)。表示手段4の動作についても既に説明したので、ここでは、詳細な説明を省略する。
ステップS3の結果、図6に例示するグラフが表示される。
表示手段4は、推定値毎に、その推定値を算出する際に用いられた推定式の各項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、推定値の変化を示すグラフおよび実測値の変化を示すグラフを表示する。従って、分析用情報表示システム1の運用者は、推定値と測定値とが同程度であるか、あるいは、実測値が推定値から大きく外れているかを確認することができ、さらに、推定値を算出する際に用いられた推定式の各項の値の大きさを確認することができる。その結果、運用者は、実測値が推定値から大きく外れた場合に、推定式におけるどの項が原因となって推定が外れたのかを容易に分析することができる。
具体的には、実測値が推定値から大きく外れていて、実測値が推定値よりも大きい場合には、推定値を算出する際に用いられた推定式の各項のうち、正の値となる項であって、値が突出して大きな項が原因で、実測値が推定値から外れたと分析できる。例えば、図6に示す「8月3日」の表示では、実測値が推定値から大きく外れていて、実測値が推定値よりも大きい。また、xの項の値は正であって、他の項よりも突出して大きな値となっている。このことから、運用者は、説明変数xの項(a)が原因となって実測値が推定値から外れたと容易に分析できる。
また、実測値が推定値から大きく外れていて、実測値が推定値よりも小さい場合には、推定値を算出する際に用いられた推定式の各項のうち、負の値となる項であって、値が突出して大きな項が原因で、実測値が推定値から外れたと分析できる。例えば、図6に示す「8月6日」の表示では、実測値が推定値から大きく外れていて、実測値が推定値よりも小さい。また、xの項の値は負であって、他の項よりも突出して大きな値となっている。このことから、運用者は、説明変数xの項(a)が原因となって実測値が推定値から外れたと容易に分析できる。
分析用情報表示システム1の運用者が、学習器11も運用し、推定式の精度を分析する分析者である場合がある。この場合、分析者は、上記のように、実測値が推定値から大きく外れた原因となっている項を特定することで、推定式の精度の分析作業の質を向上させたり、分析作業の工数を削減したりすることができる。例えば、実測値が推定値から大きく外れた原因となっている項が、「予報された天気」というカテゴリ型変数の「晴れ時々雨」という値に対応する説明変数の項であるとする。そのような場合、「晴れ時々雨」が稀にしか発生しない事象であるため、その説明変数の係数が適当でなかった等の考察を容易にすることができ、推定式の精度向上の検討材料にすることができる。
また、分析用情報表示システム1の運用者が、推定器12の運用者である場合もある。例えば、コンビニエンスストアの店主が、おにぎりの発注個数を見積もるために、推定器12によっておにぎりの販売個数の推定値を得ているとする。そのような店主は、分析用情報表示システム1によって、実測値が推定値から大きく外れた原因となっている項を特定することで、実測値が推定値から大きく外れたことに対して納得することができる。上記の店主が、そのような納得感を得られない場合には、店主が推定器12を利用しなくなることもあり得る。しかし、本発明により、店主は、実測値が推定値から大きく外れたことに対する納得感を得ることができ、継続して推定器12を使用することが期待できる。なお、ここでは、分析用情報表示システム1の運用者として、コンビニエンスストアの店主を例示したが、分析用情報表示システム1の運用者は、そのような店主に限定されない。以下の説明においても同様である。
また、実測値が推定値から大きく外れているが、値が突出して大きくなっている項がない場合もある。そのような場合、分析用情報表示システム1の運用者は、推定式内で説明変数として表されていない事象が原因で、実測値が推定値から外れたと考察することができる。例えば、分析用情報表示システム1の運用者が、例えば、コンビニエンスストアの店主であり、推定器12も運用しているとする。ある日に実際に販売されたおにぎりの個数が推定値に比べて極めて大きかったとする。また、その日の積み重ね棒グラフにおいて、値が突出して大きくなっている項がないとする。さらに、例えば、その日に近所でイベントが開催されていたが、推定式内にはそのようなイベントの有無に対応する項は含まれていないとする。そのような場合、店主は、推定式内で説明変数として表されていない事象(本例ではイベント)が発生し、イベント参加者が多く来店したことで、実測値が推定値よりも大きくなったと考察することができる。
さらに、上記の店主が、推定用データや、推定器12で得た推定値を分析者に提供し、分析者がそれらのデータを推定式の再学習に用いているとする。また、上記のイベントが極めて稀にしか発生しないとする。この場合、上記の店主は、イベント開催日のデータを、分析者に提供するデータから除外することによって、極めて稀にしか発生しない事象に基づく過学習を防止することができる。その結果、分析者が再学習によって得る推定式の精度を向上させることができる。
第1の実施形態において、推定式は、重回帰分析によって得られた1つの推定式であってもよい。
実施形態2.
第2の実施形態では、例えば、学習器11が複数の推定式を生成し、推定器12は、推定用データに応じて推定式を選択して、推定値を算出するものとする。すなわち、推定値の算出に用いられる推定式は複数種類存在しているものとする。各推定式は、いずれも式(1)の形式で表される。
図8は、本発明の第2の実施形態の分析用情報表示システムの例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様の要素については、図5と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。分析用情報表示システム1は、入力手段2と、計算手段3と、表示手段4と、再計算手段5とを備える。
計算手段3は、第1の実施形態における計算手段3と同様であり、説明を省略する。
表示手段4は、計算手段3から入力された情報に基づいてグラフを表示する。この点は第1の実施形態と同様である。ただし、第2の実施形態では、表示手段4は、再計算手段5から情報が入力された場合に、新たにグラフを表示し直す(換言すれば、グラフを更新する)。
入力手段2には、第1の実施形態と同様に、推定値と、その推定値を算出する際に用いられた推定用データと、その推定値を算出する際に用いられた推定式と、実測値とを対応付けた組が、複数組入力される。再計算手段5は、入力手段2に入力された情報から組毎に推定用データを取り込む。
また、表示手段4が第1の実施形態と同様にグラフを表示した後、入力手段2には、分析用情報表示システム1の運用者が指定した推定式の情報(以下、推定式指定情報と記す。)が入力される。
推定式指定情報の入力方法は、例えば、図6に例示する元のグラフ表示と個々の推定式を指定した場合のグラフ表示とをクリック操作毎に順次切り替えるためのGUI(Graphical User Interface)のボタンや、推定式を選択するためのプルダウンメニュー等を用いた方法であってもよい。
再計算手段5は、予め、推定値の算出に用いられる複数種類の推定式を記憶している。そして、再計算手段5は、入力手段2に推定式指定情報が入力されると、その推定式指定情報を取り込み、その推定式指定情報が示す推定式を特定する。以下、この推定式を指定推定式と記す。
再計算手段5は、推定用データ毎に、推定用データ内の各属性の値と、指定推定式とに基づいて推定値を算出する。属性が連続型変数である場合、再計算手段5は、その属性の値を、その属性に対応する指定推定式内の説明変数に代入する。また、属性がカテゴリ型変数である場合、再計算手段5は、その属性の値に対応する説明変数に二値(0または1)のうちの1を代入し、その属性が取り得る他の各値に対応する各説明変数にそれぞれ二値のうちの0を代入する。再計算手段5は、上記のように代入を行い、指定推定式を用いた場合の推定値を算出する。
また、再計算手段5は、指定推定式を用いて算出した推定値毎に、推定用データ内の各属性の値を参照し、また、指定推定式内の説明変数の係数を参照する。そして、再計算手段5は、属性の値から特定される説明変数の値とその説明変数に対応する係数との積を計算する。この積の計算は、指定推定式のみを用いるという点を除けば、計算手段3が実行する積の計算と同様である。
すなわち、属性が連続型変数である場合、再計算手段5は、その属性の値と、その属性に対応する説明変数の係数の積を計算する。
また、属性がカテゴリ型変数である場合、再計算手段5は、そのカテゴリ型変数の取り得る各値に対応する各説明変数を特定する。そして、再計算手段5は、その属性の値に対応する説明変数の値を1とし、その属性の取り得る他の各値に対応する各説明変数の値を0とする。そして、再計算手段5は、その説明変数毎に、説明変数の値と、対応する係数との積を計算する。
以上のような計算により、再計算手段5は、指定推定式内のaからaまでの各項の値をそれぞれ計算する。再計算手段5は、この計算を、指定推定式を用いて計算した推定値毎に行う。また、再計算手段5は、推定値の計算時に、上記の積の計算を合わせて実行してもよい。
再計算手段5は、推定値毎に計算した指定推定式の各項の値および定数項bの値と、推定値と、その推定値に対応する時刻との組をそれぞれ、表示手段4に入力する。
表示手段4は、上記の情報が再計算手段5から入力された場合、その情報に基づいて、新たにグラフを表示し直す。表示手段4が再計算手段5から入力された情報に基づいてグラフを表示する動作は、表示手段4が計算手段3から入力された情報に基づいてグラフを表示する動作と同様である。すなわち、表示手段4は、以下のように、新たなグラフを表示する。
表示手段4は、時刻順に、推定値毎に、再計算手段5によって計算された個々の積(すなわち、aからaまでの各項)および定数項bを積み重ねた積み重ね棒グラフを表示する。第1の実施形態で説明したように、計算された積が0である場合、その積は、積み重ね棒グラフ上に表れない。
表示手段4は、積み重ね棒グラフを表示する際、再計算手段5によって計算された積が正である場合には、その積を正方向に積み重ねて表示し、再計算手段5によって計算された積が負である場合には、その積を負方向に積み重ねて表示する。同様に、表示手段4は、指定推定式の定数項が正である場合には、その定数項を正方向に積み重ねて表示し、定数項が負である場合には、その定数項を負方向に積み重ねて表示する。
さらに、表示手段4は、積み重ね棒グラフを表示するとともに、再計算手段5から入力された推定値(指定推定式で算出された推定値)を用いて、時刻変化に伴う推定値の変化を表示する。さらに、表示手段4は、入力手段2に入力された情報から組毎に取り込んだ実測値を用いて、時刻変化に伴う実測値の変化を表示する。表示手段4は、例えば、時刻変化に伴う推定値の変化と実測値の変化をそれぞれ折れ線グラフで表示する。
このとき、表示手段4は、共通の縦軸および横軸を用いて、棒グラフおよび2種類の折れ線グラフを重畳させて表示する。
計算手段3、表示手段4および再計算手段5は、例えば、ディスプレイ装置を有するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUは、例えば、コンピュータのプログラム記憶装置(図8において図示略)等のプログラム記録媒体から分析用情報表示プログラムを読み込み、その分析用情報表示プログラムに従って、計算手段3、表示手段4および再計算手段5として動作すればよい。また、計算手段3、表示手段4および再計算手段5が別々のハードウェアで実現されていてもよい。
図9は、第2の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。まず、入力手段2に、推定値と、推定用データと、推定式と、実測値とを対応付けた組が、複数組入力される(ステップS1)。ステップS1は、第1の実施形態におけるステップS1と同様である。計算手段3は、入力手段2に入力された情報から組毎に、推定値と、推定用データと、推定式を取り込む。また、表示手段4は、入力手段2に入力された情報から組毎に実測値を取り込む。再計算手段5は、入力手段2に入力された情報から組毎に推定用データを取り込む。
ステップS2,S3は、第1の実施形態のステップS2,S3と同様であり、説明を省略する。なお、第1の実施形態で説明したように、ステップS3の結果、図6に例示するグラフが表示される。
ステップS3の後、入力手段2に推定式指定情報が入力されると、再計算手段5は、その推定式指定情報を取り込み、推定式指定情報が示す推定式(指定推定式)を特定する。そして、再計算手段5は、指定推定式を用いて、推定用データ毎に推定値を算出し、算出した推定値毎に、推定用データ内の各属性の値から特定される各説明変数の値と、その説明変数に対応する指定推定式内の係数の積を計算する(ステップS4)。再計算手段5の動作については既に説明したので、ここでは、詳細な説明を省略する。
次に、表示手段4は、ステップS4で計算された推定値毎に、ステップS4で計算された個々の積および指定推定式の定数項を積み重ねた棒グラフを表示するとともに、ステップS4で計算された推定値の変化(時刻変化に伴う推定値の変化)を示す折れ線グラフ、および、実測値の変化を示す折れ線グラフを表示する(ステップS5)。ステップS5における表示手段4の動作についても既に説明したので、ここでは、詳細な説明を省略する。
以下、ステップS5で新たに表示されるグラフの具体例について説明する。以下の説明では、表示手段4が、ステップS3で図6に示すグラフを表示したとする。図6に例示するグラフでは、各日付の推定値算出に用いられた推定式が1種類であるとは限らない。図6に示す例において、「8月1日」、「8月2日」および「8月4日」の推定値は、推定式1を用いて算出されたとする。「8月3日」の推定値は、推定式2を用いて算出されたとする。「8月5日」の推定値は、推定式3を用いて算出されたとする。「8月6日」の推定値は、推定式4を用いて算出されたとする。
図6に例示するグラフが表示された後、例えば、分析用情報表示システム1の運用者が、「推定式1」を指定する推定式指定情報を入力したとする。この場合、指定推定式は、推定式1である。すると、再計算手段5は、推定式1を用いて、推定用データ毎に推定値を算出し、算出した推定値毎に、推定用データ内の各属性の値から特定される各説明変数の値と、その説明変数に対応する指定推定式内の係数の積を計算する(ステップS4)。
表示手段4は、ステップS4で計算された結果を用いて、ステップS5において、新たにグラフを表示する。図10は、推定式1が指定された結果、ステップS5で表示されたグラフの例を示している。実線の折れ線グラフは、ステップS4で推定式1によって計算された各日付の推定値の変化を示している。破線の折れ線グラフは、各日付の実測値の変化を示している。実線の折れ線グラフと破線の折れ線グラフが重なっている箇所については、実線のみを示している。実測値の変化を示す折れ線グラフは、図6における実測値の変化を示す折れ線グラフと変わらない。
図6に示す例において、「8月1日」、「8月2日」および「8月4日」の推定値は、推定式1を用いて算出されたものである。従って、図10に示す「8月1日」、「8月2日」および「8月4日」の推定値および積み重ね棒グラフは、図6に示す「8月1日」、「8月2日」および「8月4日」の推定値および積み重ね棒グラフと変わらない。
また、図6に示す例において、「8月3日」、「8月5日」および「8月6日」の推定値は、推定式1以外の推定式を用いて算出されたものとしている。従って、図10に示す「8月3日」、「8月5日」および「8月6日」の推定値および積み重ね棒グラフは、図6に示す「8月3日」、「8月5日」および「8月6日」の推定値および積み重ね棒グラフから変化している。
図10に示す「8月3日」の推定値、実測値、および積み重ね棒グラフに着目すると、推定値は実測値から外れていない。また、積み重ね棒グラフが示す推定式1の各項の値も適切な値と判断できる。従って、運用者は、「8月3日」の予測には、推定式1を用いることが適切であったと判断することができ、「8月3日」の推定用データに対して推定式1が選択されるように、選択モデルを再度学習することを検討できる。
また、「8月5日」の推定値は、推定式3を用いた場合に実測値から外れていなかったが(図6参照)、推定式1を用いたことで、実測値から外れることを運用者は確認できる。すなわち、「8月5日」の推定値の算出のために選択された推定式3は適切であったことを運用者は確認できる。
また、「8月5日」の推定値は、推定値4を用いた場合に実測値から外れていて(図6参照)、推定式1を用いた場合にも実測値から外れていることを運用者は確認できる。この場合、運用者は、「8月5日」の推定値算出に適切な推定式がどれであるかを確認するために、さらに、推定式指定情報を入力し、分析用情報表示システムは、再度、ステップS4,S5を実行すればよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、上記のような確認を行えるので、分析者は、推定値が実測値から外れている場合に、適切な推定式を探したり、選択モデルを再学習したりすることを検討できる。
分析者は、図6に例示するグラフが表示された場合、「8月3日」の推定値が実測値から外れていることを確認し、他の推定式を用いた場合の推定値を確認するために、他の推定式を指定した推定式指定情報を入力する。ここで、例えば、図6に「8月3日」の棒グラフでは表れていない項(例えばxの項)が表れるような式として、推定式1を指定してもよい。その結果、新たに表示されたグラフ(図10参照)では、「8月3日」の予測値が実測値から外れていない。そのため、「8月3日」の推定用データに対して推定式1が選択されるように、選択モデルを再度学習することを検討できる。
また、例えば、いずれの推定式を指定した場合であっても、推定値が実測値から外れていたり、あるいは、積み重ね棒グラフに表された項の中に不適切な値が含まれていたりすることもあり得る。そのような場合、分析者は、既存の属性のみでは、推定用データから適切な推定値を得られず、推定値の算出において新たな属性も考慮しなければならないと判断し、そのような新たな属性を検討したり、その新たな属性に対応する説明変数を含む推定式の学習を検討したりすることができる。
実施形態3.
前述の各実施形態では、既に算出された推定値と、その推定値を算出する際に用いられた推定用データと、その推定値を算出する際に用いられた推定式と、実測値とを対応付けた組が、複数組入力される場合を例にして説明した。第3の実施形態では、分析用情報表示システムが、推定式を選択し、その推定式を用いて推定値を算出する。
図11は、本発明の第3の実施形態の分析用情報表示システムの例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様の要素については、図5と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。分析用情報表示システム1は、入力手段2と、計算手段3と、表示手段4と、推定値算出手段6とを備える。
本実施形態において、入力手段2は、推定値算出に用いる推定用データと、実測値とを対応付けた組が複数組入力され、また、選択モデルが入力される入力デバイスである。
既に説明したように、各推定用データは、2種類以上の属性の値を含む。
また、選択モデルは、推定式を選択するためのモデルであり、例えば、図2に例示するように、木構造のモデルで表される。ただし、選択モデルの形式は木構造のモデルに限定されない。なお、選択候補となる推定式は、いずれも式(1)の形式で表される。
推定値算出手段6は、入力手段2に入力された情報から組毎に、推定用データを取り込み、また、選択モデルも取り込む。
推定値算出手段6は、推定用データ毎に、選択モデルに基づいて推定式を選択する。例えば、選択モデルが、図2に例示するような木構造のモデルであるとする。この場合、推定値算出手段6は、選択モデルのルートノードを起点として、ノードが示す条件を推定用データが満たしているか否かに応じて2つの子ノードのいずれか一方を選択することを繰り返しつつノードを辿る。推定値算出手段6は、葉ノードに到達したときに、その葉ノードが示す推定式を選択する。
さらに、推定値算出手段6は、選択した推定式と、その推定式の選択に用いた推定用データとを用いて、推定値を算出する。このとき、推定値算出手段6は、推定用データ内の各属性のうち、連続型変数である属性に関しては、その属性の値を、その属性に対応する指定推定式内の説明変数に代入する。また、カテゴリ型変数である属性に関しては、その属性の値に対応する説明変数に二値(0または1)のうちの1を代入し、その属性が取り得る他の各値に対応する各説明変数にそれぞれ二値のうちの0を代入する。推定値算出手段6は、このように説明変数への代入を行うことによって、推定値を算出する。
推定値算出手段6は、推定用データと、その推定用データに基づいて選択した推定式と、その推定用データおよび推定式に基づいて算出した推定値とを対応付けた組を、それぞれ計算手段3に入力する。
計算手段3および表示手段4は、第1の実施形態における計算手段3および表示手段4と同様である。
推定値算出手段6、計算手段3および表示手段4は、例えば、ディスプレイ装置を有するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUは、例えば、コンピュータのプログラム記憶装置(図11において図示略)等のプログラム記録媒体から分析用情報表示プログラムを読み込み、その分析用情報表示プログラムに従って、推定値算出手段6、計算手段3および表示手段4として動作すればよい。また、推定値算出手段6、計算手段3および表示手段4が別々のハードウェアで実現されていてもよい。
図12は、第3の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。入力手段2には、推定用データと実測値とを対応付けた組が複数入力され、また、選択モデルが入力される(ステップS11)。推定値算出手段6は、入力手段2に入力された情報から組毎に、推定用データを取り込み、また、選択モデルも取り込む。また、表示手段4は、入力手段2に入力された情報から組毎に実測値を取り込む。
推定値算出手段6は、推定データ毎に、選択モデルに基づいて推定式を選択し、推定データとその推定式とを用いて、推定値を算出する(ステップS12)。推定値算出手段6の動作については既に説明したので、ここでは、詳細な説明を省略する。
推定値算出手段6は、推定用データと、その推定用データに基づいて選択した推定式と、その推定用データおよび推定式に基づいて算出した推定値とを対応付けた組を、それぞれ計算手段3に入力する。この結果、計算手段3は、第1の実施形態において入力手段2から取り込んだ情報と同様の情報を得る。
ステップS12に続くステップS2,S3の動作は、第1の実施形態におけるステップS2,S3の動作と同様であり、説明を省略する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、第1の実施形態と、第3の実施形態を比較した場合、第3の実施形態では、推定値算出手段6が推定式を選択したり推定値を算出したりするので、運用者が推定値および推定式を入力しなくもよいという効果が得られる。また、第1の実施形態では、推定値算出手段6を設けなくてよいので、分析用情報表示システム1の構成を簡易化できるという効果が得られる。
また、第3の実施形態に第2の実施形態を適用してもよい。すなわち、第3の実施形態の分析用情報表示システム1が、さらに、第2の実施形態における再計算手段5を備えていてもよい。この場合、図12に示すステップS3の後、再計算手段5が第2の実施形態におけるステップS4を実行し、表示手段4が第2の実施形態におけるステップS5を実行すればよい。この場合、第2の実施形態と同様の効果も得られる。
図13は、本発明の各実施形態に係るコンピュータの構成例を示す概略ブロック図である。コンピュータ1000は、CPU1001と、主記憶装置1002と、補助記憶装置1003と、インタフェース1004と、ディスプレイ装置1005と、入力デバイス1006とを備える。
各実施形態の分析用情報表示システム1は、コンピュータ1000に実装される。分析用情報表示システム1の動作は、プログラム(分析用情報表示プログラム)の形式で補助記憶装置1003に記憶されている。CPU1001は、プログラムを補助記憶装置1003から読み出して主記憶装置1002に展開し、そのプログラムに従って上記の処理を実行する。
補助記憶装置1003は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例として、インタフェース1004を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1000に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1000がそのプログラムを主記憶装置1002に展開し、上記の処理を実行してもよい。
また、プログラムは、前述の処理の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、プログラムは、補助記憶装置1003に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで前述の処理を実現する差分プログラムであってもよい。
次に、本発明の概要について説明する。図14は、本発明の分析用情報表示システムの概要を示すブロック図である。本発明の分析用情報表示システムは、計算手段3と表示手段4とを備える。
計算手段3は、推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と説明変数に対応する係数との積を計算する。
表示手段4は、推定値毎に、計算手段3によって計算された個々の積および推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、推定値の変化および推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する。
そのような構成によって、実測値が推定値から大きく外れた場合に、推定式におけるどの項が原因となって推定が外れたのかを人が容易に分析できる。
上記の各実施形態は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下に限定されるわけではない。
(付記1)推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算する計算手段と、推定値毎に、前記計算手段によって計算された個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する表示手段とを備えることを特徴とする分析用情報表示システム。
(付記2)表示手段は、積み重ね棒グラフを表示する際に、計算された積が正である場合には前記積を正方向に積み重ね、前記積が負である場合には前記積を負方向に積み重ね、推定式の定数項が正である場合には前記定数項を正方向に積み重ね、前記定数項が負である場合には前記定数項を負方向に積み重ねる付記1に記載の分析用情報表示システム。
(付記3)推定式が指定された場合に、2種類以上の属性の値と、指定された前記推定式とに基づいて推定値を算出し、算出した推定値毎に、前記2種類以上の属性の値と、前記推定式内の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算する再計算手段を含み、表示手段は、前記再計算手段によって得られた推定値毎に、前記再計算手段によって計算された個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する付記1または付記2に記載の分析用情報表示システム。
(付記4)表示手段は、推定値の変化および実測値の変化をそれぞれ折れ線グラフで表示する付記1から付記3のうちのいずれかに記載の分析用情報表示システム。
(付記5)推定値と、前記推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式と、実測値とを対応付けた組が複数組入力される入力手段を備える付記1から付記4のうちのいずれかに記載の分析用情報表示システム。
(付記6)推定値算出に用いる2種類以上の属性の値と、実測値とを対応付けた組が複数組入力され、推定値算出に用いる推定式を選択するための選択モデルが入力される入力手段と、前記組毎に、前記2種類以上の属性の値と前記選択モデルに基づいて推定式を選択し、前記2種類以上の属性の値と当該推定式に基づいて推定値を算出する推定値算出手段とを備える付記1から付記4のうちのいずれかに記載の分析用情報表示システム。
(付記7)推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算し、推定値毎に、計算した個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示することを特徴とする分析用情報表示方法。
(付記8)積み重ね棒グラフを表示する際に、計算した積が正である場合には前記積を正方向に積み重ね、前記積が負である場合には前記積を負方向に積み重ね、推定式の定数項が正である場合には前記定数項を正方向に積み重ね、前記定数項が負である場合には前記定数項を負方向に積み重ねる付記7に記載の分析用情報表示方法。
(付記9)コンピュータに、推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算する計算処理、および、推定値毎に、前記計算処理で計算した個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する表示処理を実行させるための分析用情報表示プログラム。
(付記10)コンピュータに、表示処理で、積み重ね棒グラフを表示する際に、計算された積が正である場合には前記積を正方向に積み重ねさせ、前記積が負である場合には前記積を負方向に積み重ねさせ、推定式の定数項が正である場合には前記定数項を正方向に積み重ねさせ、前記定数項が負である場合には前記定数項を負方向に積み重ねさせる付記9に記載の分析用情報表示プログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2015年2月9日に出願された日本特許出願2015−023082を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
産業上の利用の可能性
本発明は、推定式の分析に好適に適用される。
1 分析用情報表示システム
2 入力手段
3 計算手段
4 表示手段
5 再計算手段
6 推定値算出手段

Claims (10)

  1. 推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算する計算手段と、
    推定値毎に、前記計算手段によって計算された個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する表示手段とを備える
    ことを特徴とする分析用情報表示システム。
  2. 表示手段は、積み重ね棒グラフを表示する際に、計算された積が正である場合には前記積を正方向に積み重ね、前記積が負である場合には前記積を負方向に積み重ね、推定式の定数項が正である場合には前記定数項を正方向に積み重ね、前記定数項が負である場合には前記定数項を負方向に積み重ねる
    請求項1に記載の分析用情報表示システム。
  3. 推定式が指定された場合に、2種類以上の属性の値と、指定された前記推定式とに基づいて推定値を算出し、算出した推定値毎に、前記2種類以上の属性の値と、前記推定式内の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算する再計算手段を含み、
    表示手段は、前記再計算手段によって得られた推定値毎に、前記再計算手段によって計算された個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する
    請求項1または請求項2に記載の分析用情報表示システム。
  4. 表示手段は、推定値の変化および実測値の変化をそれぞれ折れ線グラフで表示する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の分析用情報表示システム。
  5. 推定値と、前記推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式と、実測値とを対応付けた組が複数組入力される入力手段を備える
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の分析用情報表示システム。
  6. 推定値算出に用いる2種類以上の属性の値と、実測値とを対応付けた組が複数組入力され、推定値算出に用いる推定式を選択するための選択モデルが入力される入力手段と、
    前記組毎に、前記2種類以上の属性の値と前記選択モデルに基づいて推定式を選択し、前記2種類以上の属性の値と当該推定式に基づいて推定値を算出する推定値算出手段とを備える
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の分析用情報表示システム。
  7. 推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算し、
    推定値毎に、計算した個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する
    ことを特徴とする分析用情報表示方法。
  8. 積み重ね棒グラフを表示する際に、計算した積が正である場合には前記積を正方向に積み重ね、前記積が負である場合には前記積を負方向に積み重ね、推定式の定数項が正である場合には前記定数項を正方向に積み重ね、前記定数項が負である場合には前記定数項を負方向に積み重ねる
    請求項7に記載の分析用情報表示方法。
  9. コンピュータに、
    推定値毎に、推定値を算出する際に用いられた2種類以上の属性の値と、前記推定値を算出する際に用いられた推定式内の説明変数の係数とを用いて、属性の値から特定される説明変数の値と前記説明変数に対応する係数との積を計算する計算処理、および、
    推定値毎に、前記計算処理で計算した個々の積および前記推定式内の定数項を積み重ねた積み重ね棒グラフを表示するとともに、前記推定値の変化および前記推定値に対応する実測値の変化をそれぞれ表示する表示処理
    を実行させるための分析用情報表示プログラム。
  10. コンピュータに、
    表示処理で、積み重ね棒グラフを表示する際に、計算された積が正である場合には前記積を正方向に積み重ねさせ、前記積が負である場合には前記積を負方向に積み重ねさせ、推定式の定数項が正である場合には前記定数項を正方向に積み重ねさせ、前記定数項が負である場合には前記定数項を負方向に積み重ねさせる
    請求項9に記載の分析用情報表示プログラム。
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