JPWO2016121965A1 - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

蓄電装置は、積層された第1の電極及び第2の電極を有する電極組立体であって、前記第1の電極は第1のタブを有し、前記第2の電極は第2のタブを有する、前記電極組立体と、前記第1のタブと第1溶接部で接合された第1の導電部材と、前記第2のタブと第2溶接部で接合された第2の導電部材と、を備える。前記第1のタブの融点は前記第2のタブの融点より低く、前記第1溶接部はヒューズ機能を備えている。前記第1溶接部の面積を「S1」、前記第2溶接部の面積を「S2」、前記第1のタブの電気抵抗率「ρ1」と前記第2のタブの電気抵抗率「ρ2」との比率である「ρ1/ρ2」を「ρ」とすると、関係式「S1<ρ・S2」が成立している。

Description

本発明は、第1の電極と第2の電極とが融点の異なるタブを有する蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。例えば、特許文献1に開示の二次電池は、ケース(外装缶)と、該ケース内に収容される電極組立体(電極体)とを備える。電極組立体は、互いに絶縁されて積層された正極の電極と負極の電極とを備える。各電極は、タブを有する集電体を備えている。また、その二次電池は、電極組立体から電気を取り出すための正極の電極端子及び負極の電極端子を備え、外装缶が負極の電極端子を兼ねており、各電極端子は、同じ極性の電極のタブ(金属リード)と溶接により電気的に接続されている。
このような二次電池では、過大な電流が流れたときに二次電池での通電を遮断するヒューズ機能を持たせることがある。特許文献1のように各電極の集電体から突出した形状のタブを備えた二次電池においては、タブと電極端子との溶接箇所の電気的な抵抗が大きいことから、この溶接箇所にヒューズ機能を持たせる場合が多い。すなわち、二次電池に過大な電流が流れると、タブと電極端子との溶接箇所にジュール熱が発生し、溶接箇所が溶断される結果、通電が遮断される。これによって、二次電池に過大な電流が流れ続けることが回避される。
特開平9−120836号公報
異なる極性の電極を備える二次電池においては、異なる極性の電極同士で集電体の材質が異なり、その集電体から突出したタブ同士の融点が異なることになる。このような二次電池において、融点の高いタブと電極端子との溶接箇所にヒューズ機能を持たせると、融点の高いタブで溶断が生じる前、すなわちヒューズ機能が発揮される前に、融点の低いタブで溶融が始まってしまう。ヒューズ機能を持つ二次電池は、ヒューズ機能が発揮される温度までは正常に機能する必要がある。しかし、上記のようにヒューズ機能が発揮される前に、融点の低いタブで溶融が始まると、溶融に伴う熱の影響を受けて電極組立体が劣化する等して、二次電池が正常に機能しなくなる虞がある。
本発明の目的は、ヒューズ機能を発揮させた際の影響が電極組立体に及ぶことを抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、互いに絶縁されて積層された第1の電極及び第2の電極を有する電極組立体であって、前記第1の電極は、第1の活物質層を有する第1の集電体と、前記第1の集電体の一辺から突出した第1のタブと、を有し、前記第2の電極は、第2の活物質層を有する第2の集電体と、前記第2の集電体の一辺から突出した第2のタブと、を有する、前記電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、前記第1のタブと第1溶接部で接合された第1の導電部材と、前記第2のタブと第2溶接部で接合された第2の導電部材と、前記第1の導電部材と電気的に接続された第1の電極端子と、前記第2の導電部材と電気的に接続された第2の電極端子と、を備える。前記第1のタブの融点は前記第2のタブの融点より低く、前記第1溶接部はヒューズ機能を備えている。前記第1溶接部の面積を「S1」、前記第2溶接部の面積を「S2」、前記第1のタブの電気抵抗率を「ρ1」、前記第2のタブの電気抵抗率を「ρ2」、2つの電気抵抗率の比率である「ρ1/ρ2」を「ρ」とすると、関係式「S1<ρ・S2」が成立している。
これによれば、第1のタブと第2のタブとで融点及び電気抵抗率が異なっていても、各溶接部の面積を調整し、関係式を成立させることで、融点の低い第1溶接部での電気的な抵抗を、第2溶接部での電気的な抵抗より高くすることができる。このため、蓄電装置に過大な電流が流れた際、第1溶接部が第2溶接部に先立って溶断し、第2溶接部の溶断に先立ってヒューズ機能が発揮される。その結果として、融点の高い第2溶接部にヒューズ機能を持たせた場合のように、第2溶接部が溶断してヒューズ機能が発揮される前に第1溶接部が溶融し始め、第1溶接部の溶融による影響が電極組立体に及ぶことが抑制される。
前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、ヒューズ機能を発揮させた際の影響が電極組立体に及ぶことを抑制することができる。
一実施形態の二次電池を示す斜視図。 電極組立体の分解斜視図。 二次電池内を示す部分断面図。 第1溶接部及び第2溶接部付近を示す平面図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態について図1〜図4を用いて説明する。
図1に示すように、二次電池10はケース11を備える。ケース11には電極組立体14及び電解液(図示せず)が収容されている。ケース11は、底部及び挿入口12aを有する四角筒状のケース本体12と、挿入口12aを塞ぐ矩形平板状の蓋体13とを有する。電極組立体14は挿入口12aを通じてケース本体12に挿入される。ケース本体12の内壁面は絶縁フィルムZによって覆われ、ケース本体12と電極組立体14とは絶縁フィルムZによって絶縁されている。ケース本体12と蓋体13とは、いずれも金属製(例えばステンレス製やアルミニウム製)である。二次電池10は角型電池である。また、二次電池10は、リチウムイオン電池である。
電極組立体14は、第1の電極としての複数の正極電極24と、第2の電極としての複数の負極電極21とが、樹脂製のセパレータ27を介して交互に積層された積層型である。
図2に示すように、正極電極24は、第1の集電体としての矩形状の正極金属箔25(アルミニウム箔)と、正極金属箔25の両面に正極活物質を塗工して形成された第1の活物質層としての正極活物質層26と、を有する。正極電極24は、正極金属箔25で構成された、正極活物質が塗工されていない正極未塗工部25dを有し、正極未塗工部25dは正極電極24の一辺24aに沿って延びている。正極電極24は、その一辺24aの一部から突出した形状の第1のタブとしての正極タブ28を有する。
負極電極21は、第2の集電体としての矩形状の負極金属箔22(銅箔)と、負極金属箔22の両面に負極活物質を塗工して形成された第2の活物質層としての負極活物質層23と、を有する。負極電極21は、負極金属箔22で構成された、負極活物質が塗工されていない負極未塗工部22dを有し、負極未塗工部22dは負極電極21の一辺21aに沿って延びている。負極電極21は、その一辺21aの一部から突出した形状の第2のタブとしての負極タブ29を有する。
図1及び図3に示すように、負極電極21及び正極電極24は、正極タブ28が積層方向に沿って列状に配置され、且つ正極タブ28と重ならない位置にて負極タブ29が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。そして、全ての正極タブ28は、電極組立体14における積層方向の一端から他端までの範囲内で、集められた(束ねられた)状態で折り曲げられている。同様に、全ての負極タブ29は、電極組立体14における積層方向の一端から他端までの範囲内で、集められた(束ねられた)状態で折り曲げられている。
正極タブ28が重なっている箇所を溶接することによって全ての正極タブ28が電気的に接続されている。全ての正極タブ28には、第1の導電部材としての矩形板状の正極導電部材16aが接続されている。全ての正極タブ28と、正極導電部材16aとは第1溶接部30で接合されている。第1溶接部30は、全ての正極タブ28が溶接された部位であり、全ての正極タブ28と正極導電部材16aとが溶接された部位である。蓋体13には第1の電極端子としての正極端子16が固定されている。この正極端子16は、正極導電部材16aと電気的に接続されている。よって、正極端子16と正極タブ28とは正極導電部材16aを介して接続されている。
全ての負極タブ29は、負極タブ29が重なっている箇所を溶接することによって電気的に接続されている。全ての負極タブ29には、第2の導電部材としての矩形板状の負極導電部材15aが接続されている。全ての負極タブ29と、負極導電部材15aとは第2溶接部31で接合されている。第2溶接部31は、全ての負極タブ29が溶接された部位であり、全ての負極タブ29と負極導電部材15aとが溶接された部位である。蓋体13には第2の電極端子としての負極端子15が固定されている。この負極端子15は、負極導電部材15aと電気的に接続されている。よって、負極端子15と負極タブ29とは負極導電部材15aを介して接続されている。
図1に示すように、正極端子16及び負極端子15は、蓋体13の貫通孔13cを通じてケース11外に突出した状態で蓋体13に固定されている。よって、本実施形態では、蓋体13がケース11の壁部を構成する。正極端子16及び負極端子15には、それら正極端子16及び負極端子15を蓋体13から電気的に絶縁するためのリング状の絶縁リング17aが取り付けられている。
次に、二次電池10のヒューズ機能及び作用について説明する。
まず、正極電極24における正極金属箔25について説明する。正極金属箔25はアルミニウム箔製であることから、正極タブ28の融点は660℃であり、正極タブ28の電気抵抗率「ρ1」は、2.65×10−8Ωmである。次に、負極電極21における負極金属箔22について説明する。負極金属箔22は銅箔製であることから、負極タブ29の融点は1085℃であり、負極タブ29の電気抵抗率「ρ2」は、1.68×10−8Ωmである。
図4に示すように、正極導電部材16aを蓋体13の外面から見た平面視での第1溶接部30の面積を「S1」とし、負極導電部材15aを蓋体13の外面から見た平面視での第2溶接部31の面積を「S2」とする。言い換えれば、正極導電部材16aと正極タブ28とを重ね合わせた方向に沿って見たときの第1溶接部30の面積を「S1」とし、負極導電部材15aと負極タブ29とを重ね合わせた方向に沿って見たときの第2溶接部31の面積を「S2」とする。
本実施形態では、正極タブ28と正極導電部材16aとの溶接箇所である第1溶接部30にヒューズ機能を持たせている。なお、以後の説明において、第1溶接部30を「正極タブ28の第1溶接部30」ということがある。正極タブ28の融点は660℃であり、負極タブ29の融点が1085℃であることから、ヒューズ機能は、負極タブ29よりも融点の低い正極タブ28の第1溶接部30に設けている。正極タブ28の電気抵抗率ρ1は、負極タブ29の電気抵抗率ρ2より高い。「ρ1」と「ρ2」の比率である「ρ1/ρ2」を「ρ」として設定した。
そして、正極タブ28の第1溶接部30にヒューズ機能を持たせるためには、電気抵抗率及び融点を考慮した上で、第1溶接部30での電気的な抵抗が、第2溶接部31での電気的な抵抗より高くなるようにすることが必要である。よって、本実施形態では、第1溶接部30の面積S1が、「ρ」を乗じた第2溶接部31の面積S2より小さくなるように設定した。すなわち、以下の関係式が成立するようにした。
S1<ρ・S2…関係式
このようにすることで、過大な電流が二次電池10に流れた場合、第1溶接部30の方が、第2溶接部31より先に溶断する。すると、第1溶接部30において、正極タブ28と正極導電部材16aとの接合場所が無くなり、正極タブ28と正極導電部材16aとが離間する。その結果、正極タブ28と正極導電部材16aとの電気的な接続が解除され、通電が遮断される結果、二次電池10に過大な電流が流れ続けることが回避される。すなわち、二次電池10においてヒューズ機能が発揮される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)二次電池10において、融点の低い正極タブ28の第1溶接部30にヒューズ機能を持たせた。この場合、第1溶接部30の面積S1と、第2溶接部31の面積S2とを調整し、関係式「S1<ρ・S2」が成立するようにした。よって、正極タブ28と負極タブ29とで、融点及び電気抵抗率が異なっていても、第1溶接部30の電気的な抵抗を、第2溶接部31での電気的な抵抗より高くすることができる。その結果として、過大な電流が二次電池10に流れた際、融点の低い第1溶接部30が第2溶接部31より先に溶断してヒューズ機能を発揮することができる。よって、第1溶接部30が溶断しても、融点の高い第2溶接部31では溶融が発生せず、ヒューズ機能が発揮される前は、電極組立体14に熱による影響が及ぶことが抑制され、二次電池10が正常に機能する。
(2)関係式「S1<ρ・S2」が成立するように、電気抵抗率を考慮して面積S1,S2を設定することで、正極タブ28及び負極タブ29の材料を変更しても融点の低いタブの溶接部にヒューズ機能を持たせることが可能になる。
(3)ヒューズ機能は、正極タブ28と正極導電部材16aとを接合した第1溶接部30が有している。すなわち、ケース11内に設けられて二次電池10を構成する上で必須の部分が、ヒューズ機構も有している。よって、ケース11の外側にヒューズ機能を有する専用部品を設ける場合と異なり、部品点数の増加がない。しかも、二次電池10の製造過程における一工程、すなわち、正極タブ28及び負極タブ29を正極導電部材16a及び負極導電部材15aにそれぞれ溶接する工程で、第1溶接部30の面積S1と第2溶接部31の面積S2とを調整することで、融点の低い正極タブ28の溶接部にヒューズ機能を持たせることができる。
(4)負極タブ29よりも融点の低い正極タブ28の溶接部にヒューズ機能を持たせた。このため、二次電池10に過大な電流が流れ、ヒューズ機能が発揮されて正極タブ28が電極組立体14内に溶け落ちても、融点の高い負極タブ29が融け落ちる場合よりも温度の低い物質がケース11内に融け落ちることになり、ヒューズ機能を発揮させた際の影響が電極組立体14に及びにくい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 関係式「S1<ρ・S2」が成立するように、電気抵抗率を考慮して面積S1,S2を設定した上で、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積を設定してもよい。なお、第1溶接部30の体積は、面積S1に第1溶接部30の深さを乗じた値として算出され、第2溶接部31の体積は、面積S2に第2溶接部31の深さを乗じた値として算出される。第1溶接部30の深さは、正極導電部材16aの厚みと第1溶接部30での正極タブ28の群の厚みとの和に相当する。第2溶接部31の深さは、負極導電部材15aの厚みと第2溶接部31での負極タブ29の群の厚みとの和に相当する。
第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積は、負極電極21と正極電極24とが短絡し、過大な電流が流れた場合に各溶接部30,31が溶断する体積に設定される。電極組立体14における負極電極21と正極電極24との短絡は、例えば二次電池10に外部からの衝突等が起こった場合に発生することがある。負極電極21と正極電極24とが短絡した場合に二次電池10に流れる電流を「短絡電流」と定義する。この短絡電流は、二次電池10の通常使用時に流れる電流より大きい。
負極電極21と正極電極24とが短絡した場合、短絡箇所は電気的な抵抗が小さいため、短絡箇所には電流が集中して流れる。そして、短絡箇所に短絡電流が流れ続けると、活物質が自発熱で昇温し続け、短絡箇所に熱暴走が生じる虞がある。よって、二次電池10においては、熱暴走が生じる前に、第1溶接部30又は第2溶接部31を溶断させてヒューズ機能を発揮させる必要がある。第2溶接部31は、第1溶接部30より後に溶断する。ヒューズ機能が発揮され、第1溶接部30が溶断されると、短絡箇所に電流が流れることが止まり、温度上昇が抑えられる結果、熱暴走が回避される。
ただし、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積が大きすぎると、短絡電流が流れても溶断しない虞がある。このため、短絡電流が流れたときに溶断するように、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積に上限値を設定した。上限値は、短絡電流が流れると一定時間内に第1溶接部30又は第2溶接部31が溶断する体積に設定されている。この「一定時間」は、短絡電流が流れてから熱暴走に至るまでに要する時間よりも短い。
その一方で、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積が小さすぎると、二次電池10の通常使用時に流れる電流で第1溶接部30及び第2溶接部31が溶断してしまう虞がある。このため、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積の下限値は、二次電池10の通常使用時に流れる電流で溶断しない体積に設定されている。
通常使用時に流れる電流とは、短絡が発生していない状態で二次電池10に流れる電流のことである。通常使用時の電流の最大値であっても、第1溶接部30又は第2溶接部31が溶断しないように、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積の下限値を設定する必要がある。通常使用時に流れる電流の最大値は、二次電池10の急速充電時に流れる電流の値である。
表1に、第1溶接部30及び第2溶接部31に電流が流れてから溶断に至るまでの時間を示す。本実施例においては、二次電池10は、50Ahであり、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積は1.38mmである。
Figure 2016121965
2000Aの短絡電流が流れた場合、第1溶接部30は1秒で溶断し、第2溶接部31は3.55秒で溶断する。二次電池10に対し、釘刺し試験を行った場合、釘刺しして短絡が発生してから二次電池10が熱暴走に至るまでに4秒要した。釘刺し試験では、電極組立体14において釘が刺さった箇所が短絡し、この短絡箇所に電流が集中して流れて熱暴走が生じる。
表1に示すように、第1溶接部30に2000Aの電流が流れた場合、第1溶接部30は1秒で溶断する。第2溶接部31に2000Aの電流が流れた場合、第2溶接部31は3.55秒で溶断する。このため、第1溶接部30及び第2溶接部31ともに、熱暴走するまでに要する時間より短い時間で溶断する。第1溶接部30が第2溶接部31より先に溶断する。よって、熱暴走する前に第1溶接部30及び第2溶接部31を溶断することができ、短絡箇所に電流が流れ続けることを回避し、熱暴走に至ることを防ぐことができる。
50Ahの二次電池10を30分で充電状態(SOC)が80%になるまで充電することを急速充電とする。表1に示すように、第1溶接部30は、80Aの電流を流した場合、2079秒で溶断しており、30分である1800秒よりも長い時間で溶断している。第2溶接部31は、7380秒で溶断しており、30分である1800秒よりも長い時間で溶断している。このため、第1溶接部30及び第2溶接部31ともに、急速充電に耐えることができる。したがって、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積が1.38mmであると、第1溶接部30及び第2溶接部31は、短絡電流が流れた場合には熱暴走が生じる前に溶断し、かつ急速充電にも耐えることができる。
したがって、関係式「S1<ρ・S2」が成立するように、電気抵抗率を考慮して面積S1,S2を設定した上で、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積の上限値及び下限値を設定することにより、二次電池10の通常使用時に第1溶接部30及び第2溶接部31が溶断することを回避しつつ、短絡時の熱暴走を回避することができる。
短絡電流が大きいほど、短絡してから熱暴走に至るまでに要する時間が短くなり、短絡電流が小さいほど、短絡してから熱暴走に至るまでに要する時間が長くなる。よって、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積の上限値は、流れ得る短絡電流の大きさに応じて適宜変更される。また、二次電池10をより早い時間で充電する場合、又はより高容量の二次電池10を想定する場合、急速充電を行うために必要な電流値は大きくなるため、第1溶接部30及び第2溶接部31の各体積の下限値は大きくなる。このため、急速充電を行う際の条件によって、第1溶接部30及び第2溶接部31の体積の大きさは適宜変更される。
○ 第1のタブの融点が第2のタブの融点より低ければ、各タブの材料を変更してもよい。
○ 負極電極21は、負極金属箔22の両面に負極活物質層23を有するとしたが、負極金属箔22の片面のみに負極活物質層23を有していてもよい。同様に、正極電極24は、正極金属箔25の両面に正極活物質層26を有するとしたが、正極金属箔25の片面のみに正極活物質層26を有していてもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池10でなく、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 実施形態では、電極組立体14として積層型を記載したが、捲回型でもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質と負極活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
S1,S2…面積、10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、14…電極組立体、15…第2の電極端子としての負極端子、15a…第2の導電部材としての負極導電部材、16…第1の電極端子としての正極端子、16a…第1の導電部材としての正極導電部材、21…第2の電極としての負極電極、21a…一辺、22…第2の集電体としての負極金属箔、23…第2の活物質層としての負極活物質層、24…第1の電極としての正極電極、24a…一辺、25…第1の集電体としての正極金属箔、26…第1の活物質層としての正極活物質層、28…第1のタブとしての正極タブ、30…第1溶接部、29…第2のタブとしての負極タブ、31…第2溶接部。

Claims (6)

  1. 互いに絶縁されて積層された第1の電極及び第2の電極を有する電極組立体であって、前記第1の電極は、第1の活物質層を有する第1の集電体と、前記第1の集電体の一辺から突出した形状の第1のタブと、を有し、前記第2の電極は、第2の活物質層を有する第2の集電体と、前記第2の集電体の一辺から突出した形状の第2のタブと、を有する、前記電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、
    前記第1のタブと第1溶接部で接合された第1の導電部材と、
    前記第2のタブと第2溶接部で接合された第2の導電部材と、
    前記第1の導電部材と電気的に接続された第1の電極端子と、
    前記第2の導電部材と電気的に接続された第2の電極端子と、を備える蓄電装置であって、
    前記第1のタブの融点は前記第2のタブの融点より低く、前記第1溶接部はヒューズ機能を備えており、
    前記第1溶接部の面積を「S1」、前記第2溶接部の面積を「S2」、前記第1のタブの電気抵抗率を「ρ1」、前記第2のタブの電気抵抗率を「ρ2」、2つの電気抵抗率の比率である「ρ1/ρ2」を「ρ」とすると、関係式「S1<ρ・S2」が成立している蓄電装置。
  2. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1の集電体はアルミニウム箔である請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第1の電極は正極電極である請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記第2の集電体は銅箔である請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記第2の電極は負極電極である請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電装置。
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