JPWO2016114288A1 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

スクロールモードからポインタモードへの移行を簡単な操作でより確実に実行する。表示部(14)と、検出領域を表示領域とは異なる位置に有するタッチパッド(16)と、タッチパッド(16)から出力される位置情報に基づいてタッチイベントの種別を特定するイベント特定部(21)と、画面のスクロールが可能なスクロールモードにおいて、シングルタップが入力された場合、オブジェクトの選択が可能なポインタモードに切り替えるモード切替部(23)と、を備える。

Description

本発明は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、を備える情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラムに関する。
タッチパッドまたはタッチパネル等のポインティングデバイスを搭載した携帯電話機等の情報処理装置が従来技術として知られている。例えば、特許文献1には、タッチパネルを搭載したモバイルPCが記載されている。
特許文献1に記載のモバイルPCは、タッチパネルをシングルタップすることにより、オブジェクトを選択することができる。また、ユーザの選択操作性を向上させるために、当該モバイルPCは、ポインタを表示してオブジェクトを選択可能なポインタモードと、表示中の画像をスクロールすることができるスクロールモードとを有する。
日本国公開特許公報「特開2011−170901号(2011年09月01日公開)」
しかしながら、特許文献1に記載のモバイルPCでは、タッチパネルをロングタップすることによりスクロールモードからポインタモードへの移行するため、タッチパネルにロングタッチしている間に指の位置がずれて、スワイプまたはフリックと認識されてしまう可能性がある。つまり、モード移行に失敗してしまう可能性があるという問題がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スクロールモードからポインタモードへの移行を簡単な操作でより確実に実行することができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラムを実現することにある。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、前記物体検出部が前記物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置であって、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、ユーザの操作の種類を特定するユーザ操作特定部と、画面のスクロールが可能なスクロールモードにおいて、前記ユーザ操作特定部がシングルタップを特定した場合、オブジェクトの選択が可能なポインタモードに切り替えるモード切替部と、を備えることを特徴としている。
また、前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、前記物体検出部が前記物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置の制御方法であって、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、ユーザの操作の種類を特定するユーザ操作特定ステップと、画面のスクロールが可能なスクロールモードにおいて、前記ユーザ操作特定ステップによりシングルタップが特定された場合、オブジェクトの選択が可能なポインタモードに切り替えるモード切替ステップと、を含むことを特徴としている。
本発明の一態様によれば、スクロールモードからポインタモードへの移行を簡単な操作でより確実に実行することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。 前記携帯電話機の外観を示す図である。 スクロールモードからポインタモードへ移行する前記携帯電話機の外観を示す図である。 前記携帯電話機のスクロールモード中における処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るノートPCの外観を示す図である。 前記ノートPCの要部構成を示すブロック図である。 前記ノートPCのスクロールモード中における処理の一例を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
(携帯電話機の概要)
本実施形態に係る携帯電話機について、図2に基づいて説明する。図2は、本実施形態に係る携帯電話機10の外観を示す図である。
図2に示すように、携帯電話機10は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機である。第1筐体1および第2筐体2がヒンジ3を介して接続されており、ヒンジ3の軸を中心に回動可能である。第1筐体1および第2筐体2は、例えば、略平板状である。第1筐体1の一方の面に表示部14が配置されている。第2筐体2の一方の面にハードキー15が配置され、ハードキー15の下方(第2筐体2の内部)に、ハードキー15に重畳してタッチパッド(物体検出部)16のためのセンサが配置されている。
携帯電話機10は、第1筐体1および第2筐体2を開いている開状態(図2に示す形態)と、第1筐体1の表示部14が配置されている面(表示面)と、第2筐体2のハードキー15が配置されている面(操作面)とが対向している閉状態(不図示)とに変形可能である。
表示部14は、画像を表示するものである。表示部14は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイなどを適用することが可能である。
ハードキー15は、ユーザが携帯電話機10を操作するためのものである。ハードキー15は、ユーザが押下したキーに対応する信号を出力する物理的なキーである。例えば、ハードキー15は、メニューキー、テンキー、十字キー、センターキー、オンフックキー、オフフックキー等である。
タッチパッド16は、携帯電話機10を操作するためのものである。タッチパッド16は、前記センサを備えており、タッチパッド16に近接または接触する物体(ユーザの指、スタイラス等)を所定時間毎に検出し、検出した位置(例えば、タッチパッド16上の2次元座標)を示す位置情報を出力する。タッチパッド16が物体を検出する検出領域は、第2筐体2のハードキー15が配置されている面(操作面)の全体である。すなわち、第2筐体2の操作面がタッチパッド16の検出面である。そのため、ハードキー15のキートップ面は前記検出面の一部であり、検出領域に含まれる。タッチパッド16が備えるセンサは、静電容量センサ等である。
本実施形態では、タッチパッド16は、第2筐体2の操作面上にユーザの指が接触しているか否かを検出する。図2に示すように、第2筐体2の操作面(タッチパッド16の検出領域)は、表示部14の表示面(表示領域)と異なる位置にある。
なお、図2には折り畳み式の携帯電話機10が示されているが、これに限るものではなく、ストレート式、スライド式、2軸ヒンジ式等の携帯電話機であってもよい。また、本実施形態では、携帯電話機を例示しているが、これに限るものではない。本発明は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、を備える任意の情報処理装置に適用可能である。本発明は、例えば、ノートPC、携帯ゲーム機、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯音楽プレイヤー等に適用可能である。
(携帯電話機の操作体系)
上述のように携帯電話機10は、ハードキー15およびタッチパッド16の2つの操作部(入力部)を有する。ユーザのタッチパッド16による操作を容易にするため(誤操作を防止するため)、携帯電話機10は、「キー操作モード」、「ポインタモード」、「スクロールモード」の3つのモードを有する。
キー操作モードは、ハードキー15のみで操作可能なモードである。すなわち、キー操作モードでは、タッチパッド16による操作が無効である。キー操作モードでは、例えば、十字キーを操作してフォーカスを移動(リストの項目を選択)したり、センターキーを押下して決定したり、テンキーを操作して数字または文字を入力したり、オフフックキーを押下して通話を開始したり、オンフックキーを押下して通話またはアプリケーションを終了したりすることができる。
キー操作モードにおいて、オフフックキーを長押しすることにより、ポインタモードへ移行する。また、キー操作モードにおいて、特定のアプリケーションを起動することにより、ポインタモードへ移行する。なお、携帯電話機10の起動時は、キー操作モードとなる。
ポインタモードは、画面上に矢印マークのカーソルを表示し、タッチパッド16によるカーソル移動操作および決定操作を可能にするモードである。ポインタモードには、カーソル非表示状態とカーソル表示状態とがある。カーソル非表示状態では、ユーザがタッチパッド16(第2筐体2の操作面)にタッチして少しスワイプすることにより、カーソルが表示される。すなわち、カーソル表示状態に遷移する。カーソル表示状態では、ユーザは、タッチパッド16をスワイプまたはフリックすることにより、カーソルを移動させたり、カーソルが移動してから所定時間(例えば1.5秒)以内にタッチパッド16をシングルタップすることにより、カーソルがある位置で決定を入力したり、タッチパッド16をダブルタップすることにより、カーソルがある位置で決定を入力したりすることができる。また、カーソル表示状態において、ハードキー15を押下すると、カーソルが消去される。すなわち、カーソル非表示状態に遷移する。また、カーソル表示状態において、タッチパッド16を操作することなく所定時間経過した場合も、カーソル非表示状態に遷移する。なお、ポインタモードでは、キー操作モードと同様にハードキー15による操作も可能である。
ポインタモードにおいて、オフフックキーを長押しすることにより、キー操作モードに移行する。また、前記特定のアプリケーションを終了することにより、キー操作モードへ移行する。ポインタモードにおいて、タッチパッド16をロングタップすることにより、スクロールモードへ移行する。なお、ポインタモードに移行した場合、カーソル表示状態となる。
スクロールモードは、タッチパッド16による画面のスクロールを可能にするモードである。スクロールモードでは、タッチパッド16をスワイプまたはフリックすることにより、画面をスクロールしたり、タッチパッド16をロングタップすることにより、起動中のアプリケーションに応じた所定の処理を実行したりすることができる。スクロールモードにおいて、タッチパッド16をシングルタップすることにより、ポインタモードへ移行する。また、スクロールモードにおいて、タッチパッド16を操作することなく所定時間経過した場合も、ポインタモードに移行する。また、スクロールモードにおいて、前記特定のアプリケーションが終了した場合、キー操作モードに移行する。
(スクロールモードからポインタモードへの移行)
上述のように、ポインタモードにおいてオブジェクトの選択等の操作を可能にし、スクロールモードにおいては、スクロール操作に特化し、オブジェクトの選択等の操作をできないようにしている。そのため、スクロールモードでは、シングルタップにオブジェクトの選択等の処理を割り当てていない。よって、シングルタップをモード移行処理に割り当てることができる。シングルタップであれば、ユーザが意図せずロングタップやスクロール操作等を入力する可能性が低い。よって、ユーザは、シングルタップという簡単な操作で従来と比してより確実にスクロールモードからポインタモードへ移行させることができる。
ここで、スクロールモードおよびポインタモードにおいて、表示部14に表示されるカーソルについて図3に基づいて説明する。図3は、スクロールモードからポインタモードへ移行する携帯電話機10の外観を示す図である。
図3に示すように、ユーザがスクロールモードであるか、ポインタモードであるかを識別可能にするため、スクロールモードとポインタモードとで表示部14に表示されるカーソルの図形が異なっている。図3に示すように、スクロールモードでは、カーソルは、中心に位置する1つの円形とその円形の上下左右の周囲に配置された4つの三角形とを組み合わせた図形である。また、ポインタモードでは、カーソルは矢印形状である。
(携帯電話機の構成)
次に、図1に基づいて、携帯電話機10の構成および機能について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る携帯電話機10の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯電話機10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、表示部14、ハードキー15およびタッチパッド16を備える。なお、携帯電話機10は、通信部、音声入力部、音声出力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
CPU11は、ROM12からRAM13に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、携帯電話機10が備える各部を統括的に制御するものである。
本実施形態では、CPU11は、機能ブロックとして、イベント特定部(位置情報取得部)21、イベント配信部22、モード切替部(ユーザ操作特定部)23およびアプリ制御部(ユーザ操作特定部)24を備える構成である。
イベント特定部21は、タッチパッド16から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、タッチイベントを特定する。イベント特定部21は、特定したタッチイベントを示すイベント情報を生成し、生成したイベント情報をイベント配信部22に出力する。なお、イベント特定部21は、生成したイベント情報をRAM13に格納してもよい。
具体的には、イベント特定部21は、タッチパッド16の検出間隔毎にタッチイベントの種類の判定を行い、タッチイベントを特定する。イベント特定部21は、前回にタッチパッド16から位置情報を受けていない状態において、タッチパッド16から位置情報を取得した場合、取得した位置情報の示す位置において、タッチダウンがあったと判定する。また、イベント特定部21は、前回にタッチパッド16から位置情報を受けている状態において、タッチパッド16から位置情報が送られてこなかった場合、前回に取得した位置情報の示す位置において、タッチアップがあったと判定する。また、イベント特定部21は、前回にタッチパッド16から位置情報を受けている状態において、タッチパッド16から位置情報を取得し、取得した位置情報の示す位置が前回取得した位置情報の示す位置と同一の場合、今回取得した位置情報の示す位置において、タッチダウンがあったと判定する。また、イベント特定部21は、前回にタッチパッド16から位置情報を受けている状態において、タッチパッド16から位置情報を取得し、取得した位置情報の示す位置が前回取得した位置情報の示す位置と異なる場合、今回取得した位置情報の示す位置まで、ムーブがあったと判定する。このように、イベント特定部21は、タッチイベントとして、タッチアップ、タッチダウンまたはムーブの何れかを特定する。
イベント特定部21は、タッチイベントを特定すると、タッチイベントの種類(タッチダウン、タッチアップまたはムーブ)を示す種類情報および位置情報を含むイベント情報を生成する。具体的には、タッチイベントがタッチダウンの場合、イベント情報は、タッチダウンの位置を示す位置情報を含む。また、タッチイベントがタッチアップの場合、イベント情報は、タッチアップの位置(前回のタッチダウンまたはムーブの位置)を示す位置情報を含む。また、タッチイベントがムーブの場合、イベント情報は、ムーブの位置を示す位置情報を含む。
イベント配信部22は、イベント特定部21からイベント情報を取得し、取得したイベント情報をモード切替部23またはアプリ制御部24に出力する。通常、イベント配信部22は、イベント特定部21から取得したイベント情報をリアルタイムでモード切替部23またはアプリ制御部24に出力する。ただし、少なくともスクロールモード中においては、イベント配信部22は、イベント情報を常にリアルタイムで配信しない。スクロールモード中におけるイベント配信部22の処理について詳細は後述する。
ここで、CPU11によるタッチパッド16に対するユーザ操作の判定について説明する。タッチパッド16に対するユーザ操作として、タッチ、シングルタップ、ダブルタップ、ロングタップ、スワイプ、フリック等がある。本実施形態では、スワイプおよびフリックを特に区別しないため、これらを総称してスクロール操作と称する。CPU11(特に、イベント配信部22、モード切替部23、アプリ制御部24)は、イベント特定部21が特定した1または複数のタッチイベントに基づいて、ユーザ操作の種類を判定する。
タッチとは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させる操作である。CPU11は、タッチダウンを検出した場合、ユーザがタッチを行ったと判定する。シングルタップとは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させてタッチパッド16上を移動させることなくすぐにタッチパッド16から物体を離す操作である。CPU11は、タッチダウンを検出し、次回または所定期間以内に所定距離以上移動するムーブを検出することなくタッチアップを検出した場合、ユーザがシングルタップを行ったと判定する。ダブルタップとは、ユーザがシングルタップを2回連続で行う操作である。CPU11は、所定期間以内に2回連続でシングルタップがあったと判定した場合、ユーザがダブルタップを行ったと判定する。ロングタップとは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させてタッチパッド16上を移動させることなく所定期間後にタッチパッド16から物体を離す操作である。CPU11は、タッチダウンを検出した後、所定距離以上移動するムーブを検出することなくタッチダウンを所定期間検出し続け、最後にタッチアップを検出した場合(または所定距離以上移動するムーブを検出することなく所定時間タッチダウンを検出した場合)、ユーザがロングタップを行ったと判定する。スクロール操作とは、ユーザがタッチパッド16に物体を接触させて、物体を接触させながらタッチパッド16上で物体を動かす操作である。CPU11は、タッチダウンを検出し、次に所定距離以上移動するムーブを検出した場合(または、所定距離以上移動するムーブを検出した後に、さらにムーブを検出した場合)、ユーザがスクロール操作を行ったと判定する。
モード切替部23は、携帯電話機10のモードの切り替えを実行するものである。具体的には、イベント配信部22からイベント情報を取得し、取得したイベント情報に基づいてユーザ操作を特定する。モード切替部23は、特定したユーザ操作に応じて、モードを切り替える。
アプリ制御部24は、携帯電話機10で実行可能なアプリケーションを制御するものである。具体的には、アプリ制御部24は、イベント配信部22からイベント情報を取得し、取得したイベント情報に基づいてユーザ操作を特定する。アプリ制御部24は、特定したユーザ操作に応じて、起動中のアプリケーションにおいて予め定められた処理を実行する。アプリ制御部24は、例えば、通話、メール、画像表示、動画再生、文書作成等の携帯電話機10で実行可能な任意のアプリケーションを制御することができる。
ROM12は、携帯電話機10の各機能を実現するソフトウェアであるプログラムおよび各種データを格納する記憶部である。ROM12は、例えば、スクロール操作であるか否かを判定するためのスクロール閾値31等を格納している。
RAM13は、CPU11が前記プログラムを実行時に、前記プログラムが展開される一時記憶部である。RAM13は、例えば、イベント情報41を格納する。
(スクロールモード中におけるイベント配信部の処理)
次に、スクロールモード中におけるイベント配信部22の処理について図4に基づいて説明する。図4は、スクロールモード中におけるイベント配信部22の処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、スクロールモード中にユーザがタッチを行うと、イベント配信部22は、イベント特定部21からタッチダウンを示すイベント情報を取得する(S1)。従来では、このタッチダウンのイベント情報をリアルタイムで出力していたが、イベント配信部22は、取得したイベント情報を出力せず、RAM13に格納する。そして、イベント配信部22は、次のイベント情報を待つ(S2)。
イベント配信部22は、次にイベント特定部21から取得したイベント情報がムーブを示す場合(S2でYES)、当該ムーブの移動距離がROM12に格納されているスクロール閾値31を超えているか否かを判定する(S3)。移動距離がスクロール閾値31を超えていない場合(S3でNO)、イベント配信部22は、次のイベント情報を待つ(S2)。一方、移動距離がスクロール閾値31を超えている場合(S3でYES)、ユーザ操作はスクロール操作であるため(ユーザ操作特定ステップ)、イベント配信部22は、先ほどRAM13に格納したタッチダウンのイベント情報(最初にタッチダウンした位置を示す位置情報を含むイベント情報)を読み出し、当該イベント情報をアプリ制御部24に出力する(S4)。続けて、今回取得したムーブのイベント情報をアプリ制御部24に出力する(S5)。
そして、イベント配信部22は、次のイベント情報を待つ(S6)。イベント配信部22は、次にイベント特定部21から取得したイベント情報がムーブを示す場合(S6でYES)、ユーザがさらにスクロール操作を行ったため(ユーザ操作特定ステップ)、イベント配信部22は、今回取得したムーブのイベント情報をアプリ制御部24に出力する(S5)。
一方、イベント配信部22は、S6において次にイベント特定部21から取得したイベント情報がタッチアップを示す場合(S7でYES)、イベント配信部22は、今回取得したタッチアップのイベント情報をアプリ制御部24に出力する(S8)。
また、S2において、次にイベント特定部21から取得したイベント情報がタッチアップを示す場合(S9でYES)、ユーザ操作はシングルタップであるため(ユーザ操作特定ステップ)、イベント配信部22は、先ほどRAM13に格納したタッチダウンのイベント情報を読み出し、当該イベント情報をモード切替部23に出力する(S10)。続けて、今回取得したタッチアップのイベント情報をモード切替部23に出力する(S11)。このように、イベント配信部22は、最初に取得したタッチダウンのイベント情報をアプリ制御部24に出力しない。
なお、S5において、タッチダウンおよびムーブのイベント情報を取得したアプリ制御部24は、ユーザ操作がスクロール操作であると判定し、画面をスクロールする。また、S11において、タッチダウンおよびタッチアップのイベント情報を取得したモード切替部23は、ユーザ操作がシングルタップであると判定し、スクロールモードからポインタモードに切り替える(モード切替ステップ)。
一般的なアプリケーションでは、ユーザのタッチ(最初のタッチダウンのみ)に対して何らかの処理が対応付けられている。そのため、従来のようにタッチイベントをアプリ制御部にリアルタイムで出力した場合、アプリ制御部は何らかの処理を実行する。本実施形態では、シングルタップによりスクロールモードからポインタモードへ移行するように設定しているため、従来の手法では、ユーザが移行操作(シングルタップ)をした場合、モード切り替えが行われる前に、無駄な処理が実行されてしまう。本実施形態では、ユーザ操作がシングルタップか否かが確定するまでは、タッチダウンもタッチアップもアプリ制御部24に出力する必要が無い。
そこで、上述のように、イベント配信部22は、スクロールモードにおいて、少なくともユーザの操作がシングルタップか否かを判定可能になるまで、イベント特定部21が特定したタッチイベントをRAM13に保持し、少なくともユーザの操作がシングルタップか否かを判定可能になってから、保持していたタッチイベントをモード切替部23またはアプリ制御部24に配信する。これにより、少なくともシングルタップか否かが確定するまでアプリ制御部24に処理をさせることを防ぎ、シングルタップに伴うタッチを無効にすることができる。よって、携帯電話機10は、無駄な処理を実行することなく、スクロールモードからポインタモードへ移行することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5〜図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施形態は、本発明をノートPCに適用した例である。なお、実施形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施形態においてもその定義に則って用いるものとする。
(ノートPCの概要)
本実施形態に係るノートPCについて、図5に基づいて説明する。図5は、本実施形態に係るノートPC100の外観を示す図である。
図5に示すように、ノートPC100は、二つ折りのノート型のPCである。第1筐体101および第2筐体102がヒンジ103を介して接続されており、ヒンジ103の軸を中心に回動可能である。第1筐体101および第2筐体102は、例えば、略平板状である。第1筐体101の一方の面に表示部114が配置されている。第2筐体102の一方の面にハードキー115およびタッチパッド(物体検出部)116が配置されている。
ノートPC100は、第1筐体101および第2筐体102を開いている開状態(図5に示す形態)と、第1筐体101の表示部114が配置されている面(表示面)と、第2筐体102のハードキー115およびタッチパッド116が配置されている面(操作面)とが対向している閉状態(不図示)とに変形可能である。
表示部114は、画像を表示するものである。表示部114は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイなどを適用することが可能である。
ハードキー115は、ユーザがノートPC100を操作するためのものである。ハードキー115は、ユーザが押下したキーに対応する信号を出力する物理的なキーである。例えば、ハードキー15は、一般的なノートPCが備えるキーである。
タッチパッド116は、ノートPC100を操作するためのものである。タッチパッド116は、センサを備えており、タッチパッド116に近接または接触する物体(ユーザの指、スタイラス等)を検出し、検出した位置(例えば、タッチパッド116上の2次元座標)を示す位置情報を出力する。本実施形態では、タッチパッド116が物体を検出する検出領域(検出面)は、第2筐体2の操作面の一部であり、ハードキー15のキートップ面は検出領域に含まれない。すなわち、図5に示すように、第2筐体2の操作面上において、タッチパッド116は、ハードキー115と異なる位置に配置されている。タッチパッド116が備えるセンサは、静電容量センサ等である。
本実施形態では、タッチパッド116は、タッチパッド116上にユーザの指が接触しているか否かを検出する。実施形態1と同様に、図5に示すように、タッチパッド116の検出面(検出領域)は、表示部114の表示面(表示領域)と異なる位置にある。
なお、本実施形態に係るノートPC100も、「キー操作モード」、「ポインタモード」、「スクロールモード」の3つのモードを有し、操作体系は実施形態1に係る携帯電話機10と同様である。
(ノートPCの構成および機能)
次に、図6に基づいて、ノートPC100の構成および機能について詳細に説明する。図6は、本実施形態に係るノートPC100の要部構成を示すブロック図である。
図6に示すように、ノートPC100は、CPU111、ROM112、RAM113、表示部114、ハードキー115およびタッチパッド116を備える。なお、ノートPC100は、通信部、音声入力部、音声出力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
CPU111は、ROM112からRAM113に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、ノートPC100が備える各部を統括的に制御するものである。
本実施形態では、CPU111は、機能ブロックとして、イベント特定部(位置情報取得部)121、機能制御部(ユーザ操作特定部)125を備え、機能制御部125はモード切替部123を備える構成である。イベント特定部121およびモード切替部123は実施形態1に係る携帯電話機10のイベント特定部21およびモード切替部23と同様の機能を有するため、説明を省略する。
機能制御部125は、ノートPC100が有する機能を実行するものである。具体的には、機能制御部125は、イベント特定部121からイベント情報を取得し、取得したイベント情報に基づいてユーザ操作を特定する。機能制御部125は、特定したユーザ操作に応じた処理を実行する。
ROM112およびRAM113は、実施形態1に係る携帯電話機10のROM12およびRAM13と同様の機能を有するため、説明を省略する。
(スクロールモード中におけるCPUの処理)
本実施形態に係るノートPC100は、実施形態1に係る携帯電話機10とスクロールモード中における処理が異なるため、この処理について図7に基づいて以下説明する。図7は、実施形態2に係るノートPC100のスクロールモード中における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、スクロールモード中にユーザがタッチを行うと、イベント特定部121は、タッチパッド116から出力される位置情報に基づいて、タッチダウンを特定する(S21)。イベント特定部121は、特定したタッチダウンを示すイベント情報を機能制御部125に出力する。機能制御部125は、取得したイベント情報に基づいて、ユーザによってタッチが入力されたと判定するが(ユーザ操作特定ステップ)、ここではタッチに処理が割り当てられていないため、機能制御部125は特に処理を実行しない。そして、イベント特定部121は、次のユーザ操作を待つ(S22)。
次に、ユーザがスクロール操作を行うと、イベント特定部121は、タッチパッド116から出力される位置情報に基づいて、ムーブを特定する(S22でYES)。イベント特定部121は、特定したムーブを示すイベント情報を機能制御部125に出力する。機能制御部125は、取得したイベント情報が示すムーブの移動距離がROM112に格納されているスクロール閾値131を超えているか否かを判定する(S23)。移動距離がスクロール閾値131を超えていなければ(S23でNO)、機能制御部125は特に処理を実行せず、イベント特定部121は、次のユーザ操作を待つ(S22)。一方、移動距離がスクロール閾値131を超えている場合(S23でYES)、機能制御部125は、ユーザによってスクロール操作が入力されたと判定し(ユーザ操作特定ステップ)、スクロール操作に応じて画面をスクロールさせる(S24)。そして、イベント特定部121は、次のユーザ操作を待つ(S25)。
続けてユーザがスクロール操作を行うと、イベント特定部121はムーブを特定し(S25でYES)、機能制御部125は、ユーザによってさらにスクロール操作が入力されたと判定し(ユーザ操作特定ステップ)、スクロール操作に応じて画面をスクロールさせる(S24)。そして、イベント特定部121は、次のユーザ操作を待つ(S25)。
S25において、ユーザがタッチパッド116から物体を離すと、イベント特定部121は、タッチパッド116から位置情報が出力されなくなるため、タッチアップを特定する(S26でYES)。イベント特定部121は、特定したタッチアップを示すイベント情報を機能制御部125に出力する。機能制御部125は、取得したイベント情報に基づいて、ユーザによってスクロール操作が終了したと判定し(ユーザ操作特定ステップ)、スクロール処理を終了する。
一方、S22において、次に、ユーザがタッチの後すぐにタッチパッド116から物体を離すと、イベント特定部121は、タッチパッド116から位置情報が出力されなくなるため、タッチアップを特定する(S27でYES)。イベント特定部121は、特定したタッチアップを示すイベント情報を機能制御部125に出力する。機能制御部125は、取得したイベント情報に基づいて、ユーザによってシングルタップが入力されたと判定し(ユーザ操作特定ステップ)、モード切替部123にモードの切り替えを指示する。モード切替部123は、この指示を受けてスクロールモードからポインタモードに切り替える(S28:モード切替ステップ)。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯電話機10およびノートPC100の制御ブロック(イベント特定部21、イベント配信部22、モード切替部23、アプリ制御部24、イベント特定部121、モード切替部123、機能制御部125)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、実施形態のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、前記実施形態のように、携帯電話機10またはノートPC100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROMもしくは記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、前記プログラムを展開するRAMなどを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、前記物体検出部が前記物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置であって、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、ユーザの操作の種類を特定するユーザ操作特定部と、画面のスクロールが可能なスクロールモードにおいて、前記ユーザ操作特定部がシングルタップを特定した場合、オブジェクトの選択が可能なポインタモードに切り替えるモード切替部と、を備えている。
前記の構成によれば、シングルタップという簡単な操作でスクロールモードからポインタモードに移行させることができる。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、前記態様1において、前記位置情報取得部は、取得した前記位置情報に基づいて、タッチイベントの種類を特定し、前記位置情報取得部が特定した前記タッチイベントを前記ユーザ操作特定部に配信するイベント配信部をさらに備え、前記イベント配信部は、少なくともユーザの操作がシングルタップか否かを判定可能になるまで、前記位置情報取得部が特定した前記タッチイベントを保持してもよい。
例えば、前記ユーザ操作特定部は、前記位置情報取得部がタッチダウンを特定した場合、ユーザが「タッチ」を行ったと判定する。また、前記ユーザ操作特定部は、前記位置情報取得部がタッチダウンに続けて、所定距離以上移動するムーブを特定することなく、タッチアップを特定した場合、ユーザが「シングルタップ」を行ったと判定する。つまり、シングルタップはタッチを必然的に含む。そのため、タッチに対して何らかの処理が割り当てられていた場合、スクロールモードにおいて、リアルタイムでタッチイベントを配信すると、ユーザは、スクロールモードからポインタモードへの移行を意図してシングルタップしているにもかかわらず、スクロールモードにおけるタッチに割り当てられた処理が実行されてしまう。
前記の構成によれば、前記イベント配信部は、少なくともユーザの操作がシングルタップか否かを判定可能になるまで、前記位置情報取得部が特定した前記タッチイベントを配信しない。よって、シングルタップに伴うタッチを誤ってユーザの操作として判定することを防ぐことができる。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、前記態様2において、前記イベント配信部は、少なくともユーザの操作がシングルタップか否かを判定可能になってから、保持していた前記タッチイベントを前記ユーザ操作特定部に配信してもよい。
前記の構成によれば、シングルタップに伴うタッチを誤ってユーザの操作として判定することを防ぐと共に、シングルタップに伴うタッチ以外のユーザの操作を正しく判定することができる。
本発明の態様4に係る情報処理装置の制御方法は、表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、前記物体検出部が前記物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置の制御方法であって、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、ユーザの操作の種類を特定するユーザ操作特定ステップと、画面のスクロールが可能なスクロールモードにおいて、前記ユーザ操作特定ステップによりシングルタップが特定された場合、オブジェクトの選択が可能なポインタモードに切り替えるモード切替ステップと、を含む。
前記の構成によれば、前記情報処理装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記情報処理装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、携帯電話機、ノートPC、携帯ゲーム機、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯音楽プレイヤー等の情報処理装置に利用することができる。
10 携帯電話機(情報処理装置)
14、114 表示部
16、116 タッチパッド(物体検出部)
21、121 イベント特定部(位置情報取得部)
22 イベント配信部
23、123 モード切替部(ユーザ操作特定部)
24 アプリ制御部(ユーザ操作特定部)
100 ノートPC(情報処理装置)
125 機能制御部(ユーザ操作特定部)

Claims (5)

  1. 表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、前記物体検出部が前記物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置であって、
    前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、ユーザの操作の種類を特定するユーザ操作特定部と、
    画面のスクロールが可能なスクロールモードにおいて、前記ユーザ操作特定部がシングルタップを特定した場合、オブジェクトの選択が可能なポインタモードに切り替えるモード切替部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記位置情報取得部は、取得した前記位置情報に基づいて、タッチイベントの種類を特定し、
    前記位置情報取得部が特定した前記タッチイベントを前記ユーザ操作特定部に配信するイベント配信部をさらに備え、
    前記イベント配信部は、少なくともユーザの操作がシングルタップか否かを判定可能になるまで、前記位置情報取得部が特定した前記タッチイベントを保持することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記イベント配信部は、少なくともユーザの操作がシングルタップか否かを判定可能になってから、保持していた前記タッチイベントを前記ユーザ操作特定部に配信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 表示部と、近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を前記表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部と、前記物体検出部が前記物体を検出した位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部とを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、ユーザの操作の種類を特定するユーザ操作特定ステップと、
    画面のスクロールが可能なスクロールモードにおいて、前記ユーザ操作特定ステップによりシングルタップが特定された場合、オブジェクトの選択が可能なポインタモードに切り替えるモード切替ステップと、を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記位置情報取得部、前記ユーザ操作特定部および前記モード切替部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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