JPWO2016098663A1 - 操作入力ユニット及びエネルギー処置具 - Google Patents

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Abstract

操作入力ユニットは、スイッチが設けられる基板ユニットと、土台と、を備える。外力付与部は、ボタン部が押圧されることにより移動し、前記外力付与部の移動に対応して前記基板ユニットに作用させる外力が変化することにより、前記スイッチの開閉状態が変化する。前記ボタン部が押圧されていない状態において、前記基板撓み部は、前記土台との間に空間を形成し、前記ボタン部の押圧によって前記外力付与部が移動することにより、前記基板撓み部は、前記外力付与部の移動方向へ向かって撓む。

Description

本発明は、スイッチが設けられる基板ユニットを備える操作入力ユニット、及び、その操作入力ユニットを備えるエネルギー処置具に関する。
特許文献1には、スイッチが設けられるスイッチ基板(基板ユニット)を備えるエネルギー処置システムが開示されている。このエネルギー処置システムのエネルギー処置具に設けられる操作入力ユニットでは、操作入力によってボタン部が押圧されることにより、外力付与部(押し子)が移動し、外力付与部からスイッチに外力が作用する。これにより、スイッチにおいて可動接触部と固定接触部が接触し、スイッチが閉状態になる(スイッチにおいて電気的な導通が確立される)。スイッチでの電気的な導通が検知されることにより、処置部に高周波電力が供給され、処置部に接触する生体組織等の処置対象に高周波電流が流れる。
米国特許出願公開第2005/0113824号明細書
特許文献1のような操作入力ユニットでは、ボタン部が押圧されていない中立状態(非押圧状態)からスイッチが閉状態になるまでにおいて、外力付与部(押し子)のストローク(移動量)は、スイッチの可動接触部の固定接触部に対する移動量と略同一になる。すなわち、スイッチの寸法等の仕様によって、外力付与部のストロークが決定されてしまう。例えば、基板ユニット(スイッチ基板)の厚さが薄い場合は、スイッチも小型化し、ボタン部の中立状態からスイッチが閉状態になるまでの可動接触部の固定接触部に対する移動量は小さくなる。このため、外力付与部のストロークも、小さくなってしまう。したがって、スイッチの仕様によって外力付与部のストロークが決定される構成では、外力付与部のストロークが、ボタン部を押圧する術者等の操作者にとって適切に設定されない場合がある。この場合、ボタン部で操作入力が行われた際の操作性が低下してしまう。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、スイッチの仕様に関係なく、操作者によって操作入力が行われた際の操作性が確保される操作入力ユニットを提供することにある。また、その操作入力ユニットを備えるエネルギー処置具を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の操作入力ユニットは、スイッチを備える基板ユニットと、前記基板ユニットが設置される土台と、操作入力において押圧されるボタン部と、前記ボタン部が押圧されることにより移動軸に沿って移動し、移動に対応して前記基板ユニットに作用させる外力を変化させることにより、前記スイッチの開閉状態を変化させる外力付与部と、前記基板ユニットにおいて前記スイッチが配置される領域に設けられ、可撓性を有するとともに、前記ボタン部が押圧されていない状態において前記土台との間に空間を形成し、前記ボタン部の押圧によって前記外力付与部が移動することにより、前記外力付与部の移動方向へ向かって撓む基板撓み部と、を備える。
本発明によれば、スイッチの仕様に関係なく、操作者によって操作入力が行われた際の操作性が確保される操作入力ユニットを提供することができる。また、その操作入力ユニットを備えるエネルギー処置具を提供することができる。
第1の実施形態に係るエネルギー処置システムを概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る操作入力ユニットをエネルギー処置具の幅方向に垂直な断面で概略的に示す断面図である。 図2を矢印IIIの方向から視た概略図である。 図2のIV−IV線断面図である。 第2の実施形態に係る操作入力ユニットを基板ユニットの幅方向に垂直な断面で概略的に示す断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 第1の変形例に係る保持ユニットを概略的に示す斜視図である。 第1の変形例に係る操作入力ユニットにおいて移動操作バーが第1の移動位置に位置する状態を、基板ユニットの幅方向に垂直な断面で概略的に示す断面図である。 第1の変形例に係る操作入力ユニットにおいて移動操作バーが第2の移動位置に位置する状態を、基板ユニットの幅方向に垂直な断面で概略的に示す断面図である。 第1の参照例に係る操作入力ユニットを基板ユニットの幅方向に垂直な断面で概略的に示す断面図である。 図10のXI−XI線断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
図1は、エネルギー処置システム(エネルギー処置装置)1を示す図である。図1に示すように、エネルギー処置システム1は、エネルギー処置具(高周波処置具)2を備える。エネルギー処置具2は、長手軸Cを有する。長手軸Cに平行な方向を長手軸方向とした場合、長手軸方向の一方側が先端側(図1の矢印C1側)となり、先端側とは反対側が基端側(図1の矢印C2側)となる。エネルギー処置具2は、長手軸Cに沿って延設される保持ユニット3を備える。保持ユニット3は、保持ユニット3の外装を形成する保持ケーシング5を備える。保持ユニット3には、ケーブル6の一端が接続されている。ケーブル6の他端は、エネルギー源ユニット8に分離可能に接続される。エネルギー源ユニット8は、例えばエネルギー制御装置である。エネルギー源ユニット8は、電源と、電源からの電力を高周波電力(高周波電気エネルギー)に変換する変換回路と、電源からの電力を振動発生電力(振動発生電気エネルギー)に変換する変換回路と、を備える。また、エネルギー源ユニット8には、CPU(Central Processing Unit)又はASIC(application specific integrated circuit)を備えるプロセッサ、及び、メモリ等の記憶部から形成される制御部が、設けられている。
また、保持ユニット3には、先端側からシース11及びブレード12が分離可能に連結されている。シース11及びブレード12は、長手軸Cに沿って延設され、先端側から保持ケーシング5の内部に挿入される。ブレード12はシース11に挿通され、ブレード12の先端部にはシース11の先端から先端側へ向かって突出する処置部(エンドエフェクタ)13が設けられている。保持ケーシング5の内部では、ブレード12の基端側に超音波振動子を備える振動発生ユニット(図示しない)が連結されている。超音波振動子では、エネルギー源ユニット8から振動発生電力が供給されることにより、超音波振動が発生する。超音波振動子で発生した超音波振動は、ブレード12を通して先端側へ向かって伝達される。
保持ユニット3には、処置に用いられるエネルギーとして高周波電力(及び超音波振動)を処置部13(ブレード12)に供給するためのエネルギー操作が入力される操作入力ユニット15が設けられている。処置部13は、供給される高周波電力を用いて、生体組織等の処置対象を処置する。図2乃至図4は、操作入力ユニット15の構成を示す図である。ここで、長手軸方向に対して交差する(垂直な)ある方向(図1の矢印B1及び矢印B2の方向)を、エネルギー処置具2の幅方向として規定する。図2は、エネルギー処置具2の幅方向に垂直な断面が示されている。また、図3は、図2を矢印IIIの方向から視た図であり、図4は、図2のIV−IV線断面図である。
図2乃至図4に示すように、操作入力ユニット15は、保持ケーシング5の一部を形成するユニット外装部16を備える。また、操作入力ユニット15は、保持ケーシング5の内部に配置される土台17を備える。土台17は、(本実施形態では6つの)固定ピン18A〜18Fを介して、ユニット外装部16に固定されている。
また、ユニット外装部16には、保持ケーシング5の内部から外部まで貫通する(本実施形態では3つの)貫通孔21A〜21Cが、形成されている。貫通孔21A〜21Cのそれぞれには、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)及び支持部材(23A〜23Cの対応する1つ)が、配置されている。押し子(シャフト部材)22A〜22Cのそれぞれは、支持部材(23A〜23Cの対応する1つ)に挿通され、支持部材23A〜23Cのそれぞれは、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)を囲む筒状に形成されている。押し子(移動押し子)22A〜22Cのそれぞれは、移動軸(M1〜M3の対応する1つ)を有し、ユニット外装部16、土台17及び支持部材(23A〜23Cの対応する1つ)に対して、移動軸(M1〜M3の対応する1つ)に沿って移動可能である。本実施形態では、移動軸M1〜M3は、長手軸方向に対して交差し(垂直で)、かつ、エネルギー処置具2の幅方向に対して交差する(垂直である)。
操作入力ユニット15は、ユニット外装部16と土台17との間に配置される基板ユニット25を備える。基板ユニット25は、延設方向(図2及び図3のそれぞれにおいて矢印E1及び矢印E2の方向)に沿って延設されている。本実施形態では、基板ユニット25の延設方向が、エネルギー処置具2の長手軸方向(先端側及び基端側)と略一致する。また、基板ユニット25において、延設方向に対して垂直な(交差する)ある方向を基板ユニット25の幅方向(図3及び図4のそれぞれにおいて矢印W1向及び矢印W2の方向)とする。そして、基板ユニット25において、延設方向に対して垂直で(交差し)、かつ、幅方向に対して垂直な(交差する)方向を基板ユニット25の厚さ方向(図2及び図4のそれぞれにおいて矢印T1及び矢印T2の方向)とする。本実施形態では、基板ユニット25の幅方向は、エネルギー処置具2の幅方向と略一致する。
基板ユニット25は、土台17上に設置されている。基板ユニット25には、ユニット外装部16に向かって突出する(本実施形態では3つの)係合突起部26A〜26Cが、設けられている。係合突起部26A〜26Cのそれぞれは、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)を囲む筒状に形成されている。支持部材23A〜23Cのそれぞれは、係合突起部(26A〜26Cの対応する1つ)と係合することにより、基板ユニット25に固定される。
操作入力ユニット15は、カバー部材27A〜27Cを備える。貫通孔21A〜21Cのそれぞれでは、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)及び支持部材(23A〜23Cの対応する1つ)が、カバー部材(27A〜27Cの対応する1つ)で覆われている。このため、押し子22A〜22C及び支持部材23A〜23Cは、保持ケーシング5の外部に対して露出しない。また、カバー部材27A〜27Cのそれぞれは、貫通孔(21A〜21Cの対応する1つ)以外の部位では、ユニット外装部16と基板ユニット25との間で挟持されている。
押し子(シャフト部材)22A〜22Cのそれぞれは、エネルギー操作の入力(操作入力)においてカバー部材(27A〜27Cの対応する1つ)を介して術者等に押圧されるボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)を備える。押し子22A〜22Cのそれぞれは、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されることにより、移動軸(M1〜M3の対応する1つ)に沿って移動する。移動軸M1〜M3は、基板ユニット25の厚さ方向に対して略平行である。また、押し子22A〜22Cのそれぞれは、ボタン部(31A〜31の対応する1つ)の押圧操作に対応して基板ユニット25を押圧可能に設けられる外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)を備える。押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が基板ユニット25を押圧することにより、外力を基板ユニット25に作用させる。また、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されることにより、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が移動軸(M1〜M3の対応する1つ)に沿って移動する。そして、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が移動することにより、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)による基板ユニット25の押圧状態が変化する。押し子22A〜22Cのそれぞれから基板ユニット25に作用させる外力は、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)による基板ユニット25の押圧状態に対応して、変化する。
図2乃至図4に示すように、基板ユニット25は、スイッチ基板35を備える。スイッチ基板35は、例えばフレキシブルプリント基板(FPC:flexible printed circuits)である。スイッチ基板35は、基板ユニット25の外部に対して露出する露出部36と、基板ユニット25の外部に対して露出しない非露出部37と、を備える。また、基板ユニット25は、スイッチ基板35の非露出部37を覆う被覆部41を備える。被覆部41は、基板ユニット25の厚さ方向について両側から非露出部37を覆っている。被覆部41は、例えばシリコーンゴムから形成されている。本実施形態では、被覆部41の全体が弾性材料から形成されている。
また、基板ユニット25では、スイッチ基板35の非露出部37と被覆部41との間が液密に保たれている。このため、基板ユニット25の外部から被覆部41の内部に位置する非露出部37への液体の流入が防止される。
基板ユニット25のスイッチ基板35は、基板ユニット25の厚さ方向についてユニット外装部16側を向く基板面(第1の基板面)55Aと、基板ユニット25の厚さ方向について土台17側を向く基板面(第2の基板面)55Bと、を備える。基板面55Aには、(本実施形態では3つの)スイッチ42A〜42C及び電気経路部47A〜47C,48が配置される。また、基板面55Bは、略平面状に形成されている。また、被覆部41は、基板ユニット25の厚さ方向についてユニット外装部16側を向く被覆部外表面(第1の被覆部外表面)56Aと、基板ユニット25の厚さ方向について土台17側を向く被覆部外表面(第2の被覆部外表面)56Bと、を備える。被覆部外表面56Bは、略平面状に形成されている。
スイッチ42A〜42Cは、スイッチ基板35の非露出部37に位置している。スイッチ42A〜42Cのそれぞれは、基板ユニット25の厚さ方向に沿って中心軸(S1〜S3の対応する1つ)を有する。スイッチ42A〜42Cのそれぞれの中心軸(S1〜S3の対応する1つ)は、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)と略同軸になる。このため、係合突起部26A〜26Cのそれぞれは、スイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)を囲む筒状に形成されている。なお、係合突起部26A〜26Cは、被覆部41の被覆部外表面56Aに設けられている。
スイッチ42A〜42Cのそれぞれは、スイッチ基板35に対して固定される固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)と、固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)に対して基板ユニット25の厚さ方向について移動可能(可動)に設けられる可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)と、を備える。固定接触部(固定接点部)45A〜45Cのそれぞれは、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)に対して基板ユニット25の厚さ方向について土台17に近い側に、位置している。可動接触部(可動接点部)46A〜46Cは弾性及び導電性を有する材料から形成され、可動接触部46A〜46Cには、基板ユニット25の厚さ方向においてユニット外装部16側から被覆部41が当接している。
また、スイッチ基板35の基板面55Aでは、基板ユニット25の延設方向に沿って(本実施形態では、エネルギー処置具2の基端側から先端側へ向かって)電気経路部47A〜47C,48が延設されている。電気経路部47A〜47C,48のそれぞれは、ケーブル6の内部を通って延設される対応する電気配線(図示しない)を介して、エネルギー源ユニット8の制御部(図示しない)に電気的に接続されている。電気経路部47Aは可動接触部46Aに電気的に接続され、電気経路部47Bは可動接触部46Bに電気的に接続されている。そして、電気経路部47Cは可動接触部46Cに電気的に接続されている。そして、電気経路部48は、全ての固定接触部45A〜45Cと電気的に接続され、全てのスイッチ42A〜42Cのグランドラインとして共用される。
外力付与部32A〜32C(押し子22A〜22C)のそれぞれは、被覆部41においてユニット外装部16側を向く被覆部外表面56Aに当接している。すなわち、被覆部外表面(第1の被覆部外表面)56Aには、当接表面部(押し子当接部)51A〜51Cが設けられ、当接表面部51A〜51Cのそれぞれには、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が当接している。ここで、押し子22A〜22Cのそれぞれにおいて、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない(すなわち、エネルギー操作が入力されていない)状態を中立状態(非押圧状態)とする。本実施形態の押し子22A〜22Cのそれぞれでは、中立状態(中立位置)においても、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)は対応する当接表面部(51A〜51Cの対応する1つ)に当接している。また、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、中立状態において、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)から被覆部41への押圧力(外力)と被覆部41からの反力(弾性力)が釣合う均衡状態となる。このため、押し子22A〜22Cのそれぞれは、中立状態において、移動軸(M1〜M3の対応する1つ)に沿って移動しない。
押し子22A〜22Cのそれぞれでは、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧され(すなわち、エネルギー操作が入力され)、中立状態(非押圧状態)から外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が移動することにより、被覆部41に作用させる外力が変化する。被覆部41には弾性変形部52A〜52Cが設けられ、弾性変形部52A〜52Cのそれぞれは、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)からの外力(押圧力)の変化に対応して弾性変形する。ここで、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の中立状態(非押圧状態)の際での、弾性変形部52A〜52Cのそれぞれの形状を中立形状とする。弾性変形部52A〜52Cのそれぞれは、エネルギー操作の入力によって押し子(22A〜22Cの対応する1つ)からの外力(押圧力)が大きくなる(変化する)ことにより、中立形状から(矢印T2側に向かって)弾性変形する。
また、本実施形態では、弾性変形部52A〜52Cのそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)にユニット外装部16側から当接している。スイッチ42A〜42Cのそれぞれでは、弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)が中立形状の際(すなわち、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)が中立状態の際)に、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)は固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)に接触していない。弾性変形部52A〜52Cのそれぞれは、中立形状から(矢印T2側に向かって)弾性変形することにより対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)に押圧力を作用させる。そして、スイッチ42A〜42Cのそれぞれでは、弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)から押圧力が可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)に作用することにより、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)が(矢印T2側に向かって)弾性変形し、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)が固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)に接触する。
エネルギー源ユニット8の制御部(図示しない)は、スイッチ42A〜42Cのそれぞれの開閉状態を検出することにより、対応するボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)でのエネルギー操作の入力の有無を検出する。ボタン部31Aでエネルギー操作が入力され、スイッチ42Aが閉状態になると(すなわち、固定接触部45Aと可動接触部46Aとが接触すると)、スイッチ42Aにおいて、電気経路部47Aと電気経路部48が電気的に接続され、電気的な導通が確立される。この際、エネルギー源ユニット8は、電気経路部47A及び電気経路部48を通して電流(検出電流)が流れることを検知することにより、ボタン部31Aでのエネルギー操作の入力を検知する。また、ボタン部31Bでエネルギー操作が入力され、スイッチ42Bが閉状態になると、スイッチ42Bにおいて、電気経路部47Bと電気経路部48が電気的に接続される。この際、エネルギー源ユニット8は、電気経路部47B及び電気経路部48を通して電流(検出電流)が流れることを検知することにより、ボタン部31Bでのエネルギー操作の入力を検知する。そして、ボタン部31Cでエネルギー操作が入力され、スイッチ42Cが閉状態になると、スイッチ42Cにおいて、電気経路部47Cと電気経路部48が電気的に接続される。この際、エネルギー源ユニット8は、電気経路部47C及び電気経路部48を通して電流(検出電流)が流れることを検知することにより、ボタン部31Cでのエネルギー操作の入力を検知する。したがって、電気経路部47A〜47Cのそれぞれでは、スイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が閉状態の際に、スイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)に供給される電流が通過する。電気経路部48では、スイッチ42A〜42Cのいずれか1つが閉状態の際に、電流が通過する。
押し子22Aのボタン部31Aでのエネルギー操作の入力が検出されると、エネルギー源ユニット8から高周波電力が出力され、処置部13(ブレード12)に高周波電力が供給される。この状態で、処置部13を生体組織等の処置対象と接触させることにより、処置部13と対極板(図示しない)との間で処置対象を通して高周波電流が流れる。ボタン部31Aでエネルギー操作が入力された際には、連続波形の高周波電流が処置対象に流れ、処置対象は切開される。押し子22Cのボタン部31Cでのエネルギー操作の入力が検出された場合も、処置部13に高周波電力が供給される。ただし、ボタン部31Cでエネルギー操作が入力された際には、連続波形ではなくバースト波形の高周波電流が処置対象に流れ、処置対象は凝固される。また、押し子22Bのボタン部31Bでのエネルギー操作の入力が検出された場合は、処置部13に高周波電力が供給されるとともに、超音波振動子(図示しない)に振動発生電力が供給され、処置部13に超音波振動が伝達される。処置部13では、超音波振動を用いて処置対象を切開するとともに、バースト波形の高周波電流を処置対象に流し、処置対象を凝固する。
術者によってボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されなくなると(すなわち、エネルギー操作の入力が解除されると)、押し子22A〜22Cのそれぞれは中立状態(均衡状態)の位置に戻る。対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の中立状態(非押圧状態)への移動により、弾性変形部52A〜52Cのそれぞれは、中立形状に戻る(弾性復帰する)。対応する弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)が中立形状になることにより、スイッチ42A〜42Cのそれぞれには弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)から押圧力が作用しなくなり、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)が固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)から離れる(接触しなくなる)。すなわち、対応する弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)が中立形状になることにより、スイッチ42A〜42Cのそれぞれは開状態となる。スイッチ42A〜42Cのいずれもが開状態の際には、エネルギー源ユニット8から処置部13への高周波電力の供給が停止されるとともに、超音波振動子への振動発生電力の供給も停止される。
また、基板ユニット25には、基板ユニット25の厚さ方向についてスイッチ基板35を貫通する第1の孔57A及び第2の孔57Bが形成されている。第1の孔57A及び第2の孔57Bは、スイッチ基板35の露出部36において、基板面55Aから基板面55Bまでスイッチ基板35を貫通している。また、第2の孔57Bは、基板ユニット25の延設方向について第1の孔57Aから離間する位置に、位置している。
ユニット外装部16の内表面には、第1の孔57Aと対向する位置に係合溝61Aが設けられ、第2の孔57Bと対向する位置に係合溝61Bが設けられている。また、土台17は、基板ユニット25が設置される設置面(当接受け面)58を備える。土台17の設置面58には、第1の孔57Aと対向する位置に係合溝62Aが設けられ、第2の孔57Bと対向する位置に係合溝62Bが設けられている。第1の孔57Aには、基板ユニット25の厚さ方向に沿って延設される固定ピン(第1の固定ピン)63Aが挿通されている。そして、固定ピン63Aの一端は、ユニット外装部16の係合溝61Aに係合し、他端は、土台17の係合溝62Aに係合している。また、第2の孔57Bには、基板ユニット25の厚さ方向に沿って延設される固定ピン(第2の固定ピン)63Bが挿通されている。そして、固定ピン63Bの一端は、ユニット外装部16の係合溝61Bに係合し、他端は、土台17の係合溝62Bに係合している。したがって、基板ユニット25は、固定ピン63A,63Bを介して、ユニット外装部16及び土台17に取付けられる。
延設方向及び幅方向について基板ユニット25はユニット外装部16及び土台17に対して位置設定され、スイッチ42A〜42Cのそれぞれでは、中心軸(S1〜S3の対応する1つ)が対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)と略同軸になる。また、土台17の設置面58には、略平面状の被覆部41の被覆部外表面56Bが当接している。被覆部外表面56Bが土台17の設置面(当接受け面)58に当接することにより、基板ユニット25がユニット外装部16及び土台17に対して厚さ方向について位置設定される。設置面58には、弾性変形部52A〜52Cの全てが中立形状になる状態(すなわち、ボタン部32A〜32Cの全てが押圧されていない状態)においても、被覆部外表面56Bが当接している。
また、土台17には、設置面(当接受け面)58から凹む(本実施形態では3つの)凹部65A〜65Cが設けられている。凹部65A〜65Cのそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)及び対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)が通過する位置に、設けられている。凹部65A〜65Cのそれぞれは、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)においてボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧された状態での外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の移動方向(すなわち、矢印T2側)に向かって、設置面58から凹んでいる。凹部65A〜65Cのそれぞれは、被覆部41の被覆部外表面56Bに対向する凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)を備える。対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)のボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない中立状態(非押圧状態)では(すなわち、対応する弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)が中立形状の際には)、凹部65A〜65Cのそれぞれの凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)は、基板ユニット25(被覆部41)と間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)を有する。
基板ユニット25には、(本実施形態では3つの)基板撓み部68A〜68Cが設けられている。基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、基板ユニット25において、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)及び対応する弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)が位置する領域に、設けられている。すなわち、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、スイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)及び弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)を含む。このため、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)及び対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)が通過する位置に、設けられている。また、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、スイッチ基板35の一部及び被覆部41の一部から形成されている。本実施形態では、スイッチ基板35はフレキシブルプリント基板であり、被覆部41は弾性材料から形成されている。このため、基板撓み部68A〜68Cは、可撓性を有する。
基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17の対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)に対してユニット外装部16側に設けられている。このため、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)に対向している。また、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)のボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない中立状態(非押圧状態)では、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれと対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)との間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)が形成されている。
前述のように、本実施形態では、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれに対応させて空間(67A〜67Cの対応する1つ)が設けられる。このため、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)においてボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されることによって中立状態から外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が土台17側に向かって移動することにより、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17側に向かって撓む。すなわち、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)でのボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)の押圧によって、中立状態(非押圧状態)からの外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の移動方向(矢印T2側)へ向かって、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれが撓む。
基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17側に向かって撓むことにより、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)に当接する。基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)に当接することにより、土台17側に向かってさらに撓むことが防止される。したがって、凹部65A〜65Cのそれぞれでは、凹部底面(66A〜66の対応する1つ)は、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)が土台17側に向かって撓んだ状態において対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を規制する撓み量規制部として、機能する。すなわち、対応する外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の非押圧状態からの移動方向へ向かって基板撓み部68A〜68Cのそれぞれが撓んだ状態において、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)に当接することにより、撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)が規制される。基板撓み部68A〜68Cのそれぞれでは、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)での設置面(当接受け面)58から凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)までの凹み寸法(σ1〜σ3の対応する1つ)を調整することにより、撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)が調整される。
対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)が中立状態(非押圧状態)へ移動することにより、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17側に向かって撓んでいない状態になる(弾性復帰する)。これにより、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)から離間し、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれと対応する凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)との間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)が形成される。
次に、本実施形態の操作入力ユニット15及びエネルギー処置具2の作用及び効果について説明する。エネルギー処置具2を用いて処置を行う場合は、シース11及びブレード12を体内に挿入する。そして、ブレード12の処置部13を処置対象に接触させる。この状態で、押し子22A〜22Cのいずれか1つにおいて、ボタン部(31A〜31Cの1つ)を押圧し、エネルギー操作を入力する。これにより、押圧されたボタン部(31A〜31Cの1つ)に対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が閉状態になり、エネルギー源ユニット8によってエネルギー操作の入力が検出される。ボタン部31A〜31Cのいずれかでのエネルギー操作の入力が検出されることにより、エネルギー源ユニット8から処置部13に高周波電力が供給され、処置部13は供給された高周波電力を用いて処置対象を処置する。なお、ボタン部31Bでエネルギー操作が入力された際には、高周波電力が処置部13に供給されるとともに、超音波振動が処置部13に伝達される。
ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧された押し子(22A〜22Cの対応する1つ)では、中立状態から外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が移動し、被覆部41に作用させる外力が変化する。これにより、中立状態から移動した押し子(22A〜22Cの対応する1つ)に対応する弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)は、中立形状から弾性変形する。そして、中立形状から弾性変形した弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)から対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)に押圧力が作用する。対応する弾性変形部(52A〜52Cの対応する1つ)から押圧力が作用したスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)は、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)が固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)に接触することにより、閉状態となる。
また、本実施形態では、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧された押し子(22A〜22Cの対応する1つ)では、中立状態から外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が土台17側に移動することにより、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)が外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の移動方向(土台17側)に向かって撓む。基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17側に撓むことにより、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)に当接するまで撓む。ここで、押し子22A〜22Cのそれぞれにおいて、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない中立状態(非押圧状態)から対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が閉状態になるまでの外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)を規定する。また、スイッチ42A〜42Cのそれぞれにおいて、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の非押圧状態から閉状態になるまでの可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)の固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)に対する移動量(Y1〜Y3の対応する1つ)を規定する。押し子22A(外力付与部32A)の非押圧状態からスイッチ42Aが閉状態になるまでの間では、基板撓み部68Aの撓み量δ1、外力付与部32Aのストローク(移動量)P1及び可動接触部46Aの固定接触部45Aに対する移動量Y1を用いて、式(1)が成立する。
Figure 2016098663
押し子22B(外力付与部32B)の非押圧状態からスイッチ42Bが閉状態になるまでの間、及び、押し子22C(外力付与部32C)の非押圧状態からスイッチ42Cが閉状態になるまでの間においても、式(1)と同様の関係が成立する。したがって、本実施形態では、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を調整することにより、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、非押圧状態(中立状態)から対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が閉状態になるまでの外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が調整される。このため、非押圧状態(中立状態)から対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が閉状態になるまでの対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)における可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)の固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)に対する移動量(Y1〜Y3の対応する1つ)に関係なく、押し子22A〜22Cのそれぞれにおいて、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が調整される。すなわち、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の仕様に関係なく、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を調整することにより、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が調整される。
また、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれでは、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)での設置面(当接受け面)58から凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)までの凹み寸法(σ1〜σ3の対応する1つ)を調整することにより、撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)が調整される。したがって、本実施形態では、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹み寸法(σ1〜σ3の対応する1つ)を調整することにより、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が調整される。
例えば、厚さ方向について基板ユニット25(スイッチ基板35)の寸法が小さい場合においては、ある1つのスイッチ35Aが小型化することがある。小型のスイッチ35Aが用いられる場合、ボタン部31Aの中立状態からスイッチ42Aが閉状態になるまでの可動接触部46Aの固定接触部45Aに対する移動量Y1は小さくなる。ただし、本実施形態では、可動接触部46Aの固定接触部45Aに対する移動量Y1が小さい場合でも、凹部65Aの凹み寸法σ1を調整し、基板撓み部68Aの撓み量δ1を調整することにより、押し子22Aの中立状態からスイッチ42Aが閉状態になるまでの押し子22Aの外力付与部32AのストロークP1を大きくすることが可能である。同様にして、スイッチ42Bが小型化する場合でも、押し子22Bの外力付与部32BのストロークP2を大きくすることが可能であり、スイッチ42Cが小型化する場合でも、押し子22Cの外力付与部32CのストロークP3を大きくすることが可能となる。
したがって、本実施形態では、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を調整することにより(すなわち、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹み寸法(σ1〜σ3の対応する1つ)を調整することにより)、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)を、操作者(術者)にとって適切に設定することができる。これにより、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の仕様に関係なく、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が適切に設定され、操作者によって操作入力が行われた際の操作性を確保することができる。
また、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、撓む(弾性変形する)ことにより、撓んでいない状態に戻る方向へ反力(弾性力)を作用させる。対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)からの反力は、押し子22A〜22Cのそれぞれにおいて、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)を介してボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)に伝達される。押し子22A〜22Cのそれぞれでは、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)からの反力がボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)に伝達されることにより、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)を押圧している操作者のクリック感が向上する。これにより、操作者によって操作入力が行われた際の操作性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5及び図6は、操作入力ユニット15を示している。図5は、エネルギー処置具2の幅方向(基板ユニット25の幅方向)に垂直な断面が示されている。また、図6は、図5のVI−VI線断面図である。図5及び図6に示すように、本実施形態では、スイッチ基板35のみから基板ユニット25が形成されている。このため、スイッチ基板35の全体が、基板ユニット25の外部に対して露出している。本実施形態では、土台17は、土台本体71を備え、土台本体71に基板が設置される設置面58が設けられている。また、土台17には、スイッチ基板35の基板面55Bに当接する状態で基板ユニット25を支持する(本実施形態では3つの)支持部72A〜72Cが設けられている。支持部72A〜72Cのそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)を囲む筒状に形成されている。本実施形態では、支持部72A,72Bは、土台本体71と一体に設けられ、支持部72Cは、土台本体71に着脱自在に取付けられる弾性部(弾性部材)75Cから形成されている。支持部72A〜72Cによって基板ユニット25(スイッチ基板35)が支持されることにより、全てのボタン部31A〜31Cが押圧されていない状態では、スイッチ基板35の基板面55Bは、土台17の設置面58から離間している(設置面58と接触していない)。
本実施形態でも、基板ユニット25には、基板撓み部68A〜68Cが設けられ、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が位置する領域に、設けられている。このため、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)及び対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)が通過する位置に、設けられている。基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、スイッチ基板35の一部から形成されている。スイッチ基板35はフレキシブルプリント基板(FPC)であるため、基板撓み部68A〜68Cは、可撓性を有する。
また、本実施形態では、土台本体71(土台17)の設置面58に、それぞれが対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)に対向する離間対向面76A〜76Cが、設けられている。すなわち、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17の対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)に対してユニット外装部16側に設けられている。そして、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)に対向している。また、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)のボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない中立状態(非押圧状態)では、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれと対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)との間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)が形成されている。
したがって、本実施形態でも、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれに対応させて空間(67A〜67Cの対応する1つ)が設けられる。このため、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)においてボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されることによって中立状態から外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が土台17側に向かって移動することにより、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17側に向かって撓む。すなわち、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)でのボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)の押圧によって、中立状態(非押圧状態)からの外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の移動方向(矢印T2側)へ向かって、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれが撓む。
基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17側に向かって撓むことにより、対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)に当接する。基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)に当接することにより、土台17側に向かってさらに撓むことが防止される。したがって、離間対向面76A〜76Cのそれぞれは、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)が土台17側に向かって撓んだ状態において対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を規制する撓み量規制部として、機能する。すなわち、対応する外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の非押圧状態からの移動方向へ向かって基板撓み部68A〜68Cのそれぞれが撓んだ状態において、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)に当接することにより、撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)が規制される。基板撓み部68A〜68Cのそれぞれでは、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)が非押圧状態での対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)までの離間寸法(σ´1〜σ´3の対応する1つ)を調整することにより、撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)が調整される。
また、弾性部75C(支持部72C)は、外力付与部32Cの移動方向に基板撓み部68Cが撓むことにより、基板撓み部68Cから押圧される。これにより、弾性部75Cは、弾性的に収縮する。
対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)が中立状態(非押圧状態)へ移動することにより、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、土台17側に向かって撓んでいない状態になる。これにより、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)から離間し、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれと対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)との間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)が形成される。また、基板撓み部68Cが撓んでいない状態になることにより、基板撓み部68Cから弾性部75Cは押圧されなくなる。これにより、弾性部75Cは、弾性復帰する(収縮していない状態に戻る)。
前述のような構成であるため、本実施形態でも、押し子22A(外力付与部32A)の非押圧状態からスイッチ42Aが閉状態になるまでの間では、前述の式(1)が成立する。押し子22B(外力付与部32B)の非押圧状態からスイッチ42Bが閉状態になるまでの間においても式(1)と同様の関係が成立する。また、外力付与部32Cの移動方向に基板撓み部68Cが撓むことにより、弾性部75C(支持部72C)が弾性収縮する。このため、押し子22C(外力付与部32C)の非押圧状態からスイッチ42Cが閉状態になるまでの間での弾性部75Cの収縮量ε3を規定すると、式(2)が成立する。
Figure 2016098663
したがって、本実施形態でも、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を調整することにより、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、非押圧状態(中立状態)から対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が閉状態になるまでの外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が調整される。すなわち、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の仕様に関係なく、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を調整することにより、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が調整される。
また、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれでは、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)が非押圧状態での対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)までの離間寸法(σ´1〜σ´3の対応する1つ)を調整することにより、撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)が調整される。したがって、本実施形態では、非押圧状態での対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)から対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)までの離間寸法(σ´1〜σ´3の対応する1つ)を調整することにより、押し子22A〜22Cのそれぞれで、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が調整される。
前述のように、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)の撓み量(δ1〜δ3の対応する1つ)を調整することにより、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)を、操作者(術者)にとって適切に設定することができる。これにより、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の仕様に関係なく、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)のストローク(P1〜P3の対応する1つ)が適切に設定され、操作者によって操作入力が行われた際の操作性を確保することができる。
また、本実施形態でも第1の実施形態と同様に、押し子22A〜22Cのそれぞれでは、対応する基板撓み部(68A〜68Cの対応する1つ)からの反力がボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)に伝達されることにより、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)を押圧している操作者のクリック感が向上する。これにより、操作者によって操作入力が行われた際の操作性を向上させることができる。
また、本実施形態では、基板撓み部68Cが撓むことにより、弾性部75C(支持部72C)が弾性的に収縮する。このため、押し子22C(外力付与部32C)の非押圧状態からスイッチ42Cが閉状態になるまでの間において、基板撓み部68Cの撓み量δ3を小さくしても、弾性部75Cの収縮量ε3を大きくすることにより、外力付与部32C(押し子22C)のストロークP3を大きくすることが可能となる。基板撓み部68Cの撓み量δ3が小さくなることにより、基板撓み部68Cが撓んだ状態での基板ユニット25(スイッチ基板35)への負荷を小さくすることができる。
(変形例)
なお、ある変形例では、第2の実施形態のように土台17に支持部72A〜72Cが設けられる構成において、支持部72A,72Bのそれぞれも、弾性部(75A及び75Bの対応する1つ)から形成されてもよい。本変形例では、支持部72A,72B(弾性部75A,75B)のそれぞれは、対応する外力付与部(32A,32Bの対応する1つ)の移動方向に対応する基板撓み部(68A,68Bの対応する1つ)が撓むことにより、弾性的に収縮する。
別のある変形例では、第2の実施形態のように土台17に支持部72A〜72Cが設けられる構成において、第1の実施形態のようにスイッチ基板35及び被覆部41が設けられる基板ユニット25が、支持部72A〜72Cによって支持されてもよい。本変形例では、支持部72A〜72Cは、被覆部41の被覆部外表面56Bに当接している。そして、基板ユニット25には、第1の実施形態と同様に基板撓み部68A〜68Cが設けられ、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、第2の実施形態と同様に、対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)に対向している。また、第2の実施形態と同様に、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)のボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない中立状態(非押圧状態)では、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれと対応する離間対向面(76A〜76Cの対応する1つ)との間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)が形成されている。
また、別のある変形例では、第1の実施形態のように土台に凹部65A〜65Cが設けられる構成において、第2の実施形態のように被覆部41が設けられない(スイッチ基板35のみから形成される)基板ユニット25が、土台17の設置面58に設置されてもよい。本変形例では、スイッチ基板35の基板面55Bが設置面(当接受け面)58に当接している。基板ユニット25(スイッチ基板35)には、第2の実施形態と同様に基板撓み部68A〜68Cが設けられ、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれは、第1の実施形態と同様に、対応する凹部(65A〜65Cの対応する1つ)の凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)に対向している。また、第1の実施形態と同様に、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)のボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない中立状態(非押圧状態)では、基板撓み部68A〜68Cのそれぞれと対応する凹部底面(66A〜66Cの対応する1つ)との間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)が形成されている。
また、図7乃至図9に示す第1の変形例では、操作入力ユニット15に、距離調整部である移動操作バー81が設けられている。ここで、図7は、保持ユニット3を示す図であり、図8及び図9は、操作入力ユニット15を基板ユニット25の幅方向に垂直な断面で示している。図7に示すように、移動操作バー81は、保持ケーシング5に取付けられ、保持ケーシング5に対して長手軸方向に沿って移動可能である。また、土台17は、土台本体71と、土台本体71に対して基板ユニット25の延設方向(長手軸方向)に移動可能に設けられる移動部82と、を備える。移動操作バー81によって、移動部82を土台本体71に対して移動させる移動操作が入力される。
図8及び図9に示すように、本変形例では、第1の実施形態と同様に、土台17(土台本体71)に凹部65A〜65Cが形成されている。また、本変形例では、土台本体71に、内部空洞83が形成され、内部空洞83は、凹部65A〜65Cのそれぞれにおいて、空間(67A〜67Cの対応する1つ)と連通している。移動部82は、内部空洞83において、基板ユニット25の延設方向に土台本体71に対して移動可能である。移動部82は、移動操作バー81での移動操作に基づいて、図8に示す第1の移動位置と図9に示す第2の移動位置との間で移動可能である。
移動部82は、ユニット外装部16側向く移動部外表面(第1の移動部外表面)85Aと、移動部外表面85Aとは反対側を向く移動部外表面(第2の移動部外表面)85Bと、を備える。また、移動部82には、移動部外表面85Aから移動部外表面85Bまで貫通する貫通孔86が形成されている。
図8に示すように、移動部82が第1の移動位置に位置する状態では、貫通孔86が土台17において凹部65Aに位置している。このため、凹部65Aでは、貫通孔86を通して凹部底面66Aが基板ユニット25の基板撓み部68Aと対向している。基板撓み部68Aが撓んでいない状態では、空間67Aでの基板撓み部68Aと土台17(凹部底面66A)との間は、距離(第1の距離)ζ1aとなる。前述のように、押し子22Aでのボタン部31Aの押圧によって、中立状態(非押圧状態)からの外力付与部32Aの移動方向へ向かって、基板撓み部68Aは撓む。この際、移動部82が第1の移動位置に位置する状態では、基板撓み部68Aは、移動部82の貫通孔86を通して、凹部65Aの凹部底面66Aに当接するまで撓み、撓み量(第1の撓み量)δ1aだけ撓む。
移動操作バー(距離調整部)81での移動操作によって移動部82を基板ユニット25の延設方向に沿って第2の位置に移動させると、図9に示すように、貫通孔86は凹部65Aから離れた位置に位置する。このため、凹部65Aでは、凹部底面66Aと基板ユニット25の基板撓み部68Aとの間に、移動部82が介在する。したがって、移動部82が第2の移動位置に位置する状態では、移動部82の移動部外表面85Aが基板撓み部68Aに対向する。移動部82が介在するため、基板撓み部68Aが撓んでいない状態では、空間67Aでの基板撓み部68Aと土台17(移動部外表面85A)との間は、距離ζ1aより小さい距離(第2の距離)ζ1bとなる。移動部82が第2の移動位置に位置する状態では、基板撓み部68Aは、移動部82の移動部外表面85Aに当接するまで撓む。この際、基板撓み部68Aの撓み量(第2の撓み量)δ1bは、移動部82が第1の移動位置に位置する状態での撓み量(第1の撓み量)δ1aより小さくなる。
前述のように、本変形例では、移動部82の移動に対応して空間67Aでの基板撓み部68Aと土台17との間の距離(ζ1)が、変化する。これにより、基板撓み部68Aが撓んだ状態での撓み量(δ1)が変化する。そして、移動部82の移動は、移動操作バー(距離調整部)での移動操作によって行われ、移動操作が入力されることにより、空間67Aでの基板撓み部68Aと土台17との間の距離(ζ1)が調整される。なお、空間67Bでの基板撓み部68Bと土台17との間の距離(ζ2)の調整、及び、空間67Cでの基板撓み部68Cと土台17との間の距離(ζ3)の調整も、移動操作バー81及び移動部82によって、空間67Aでの基板撓み部68Aと土台17との間の距離(ζ1)の調整と同様にして、行われてもよい。
また、前述の実施形態等ではスイッチ基板35に3つのスイッチ42A〜42Cが設けられているが、スイッチ基板35には、少なくとも1つのスイッチ(42A〜42C)が設けられていればよい。そして、それぞれのスイッチ(42A〜42C)に対応させて、押し子(22A〜22C)及び基板撓み部(68A〜68C)が設けられていればよい。
また、前述の実施形態では、基板ユニット25は、エネルギー処置具2の保持ユニット3の内部に設けられ、基板ユニット25を備える操作入力ユニット15は、保持ユニット3に設けられているが、これに限るものではない。例えばある変形例では、カメラ等の撮像装置に前述の基板ユニット25及び操作入力ユニット15が設けられてもよい。この場合、基板ユニット25は、撮像装置の外装ケーシングの内部に配置される。
前述の実施形態等では、操作入力ユニット(15)は、スイッチ(42A〜42C)が設けられる基板ユニット(25)と、基板ユニット(25)が設置される土台(17)と、操作入力において押圧されるボタン部(31A〜31C)と、を備える。外力付与部(32A〜32C)のそれぞれは、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されることにより移動軸(M1〜M3対応する1つ)に沿って移動する。外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の移動に対応して基板ユニット(25)に作用させる外力が変化することにより、スイッチ(42A〜42C)のそれぞれでは、開閉状態が変化する。基板撓み部(68A〜68C)のそれぞれは、基板ユニット(25)においてスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が配置される領域に設けられ、可撓性を有する。ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧されていない状態において、基板撓み部(68A〜68C)のそれぞれは、土台(17)との間に空間(67A〜67Cの対応する1つ)を形成する。そして、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)の押圧によって外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が移動することにより、基板撓み部(68A〜68C)のそれぞれは、外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)の移動方向(T2)へ向かって撓む。
(参照例)
次に、第1の参照例について図10及び図11を参照にして説明する。なお、第1の参照例において第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10及び図11は、操作入力ユニット15を示している。図10は、エネルギー処置具2の幅方向(基板ユニット25の幅方向)に垂直な断面が示されている。また、図11は、図10のXI−XI線断面図である。図10及び図11に示すように、本参照例では、被覆部41の被覆部外表面(第2の被覆部外表面)56Bが土台17の設置面58に当接する状態で、基板ユニット25が土台17に取付けられている。また、操作入力ユニット15には、(本参照例では3つの)逆押し子91A〜91Cが設けられている。逆押し子91A〜91Cは、土台17と一体、又は、土台17に固定された状態で設けられている。逆押し子91A〜91Cのそれぞれは、基板ユニット25の厚さ方向に略平行な延設軸(Q1〜Q3の対応する1つ)に沿って延設されている。逆押し子91A〜91Cのそれぞれは、外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)を備える。外力付与部(第2の外力付与部)92A〜92Cは、基板ユニット25の被覆部41の被覆部外表面56Bに土台17側(矢印T2側)から当接している。また、逆押し子91A〜91C(外力付与部92A〜92C)のそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)に対して延設軸(Q1〜Q3の対応する1つ)が同軸(略同軸)になる状態で、基板ユニット25の土台17側に位置している。
基板ユニット25には、(本実施形態では3つの)基板変形部93A〜93Cが設けられている。基板変形部93A〜93Cのそれぞれは、基板ユニット25において、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が位置する領域に、設けられている。このため、基板変形部93A〜93Cのそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)、対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)及び対応する逆押し子(91A〜91Cの対応する1つ)の延設軸(Q1〜Q3の対応する1つ)が通過する位置に、設けられている。また、基板変形部93A〜93Cのそれぞれは、スイッチ基板35の一部及び被覆部41の一部から形成されている。ここで、スイッチ基板35はフレキシブルプリント基板であり、被覆部41は弾性材料から形成されている。このため、基板変形部93A〜93Cは、可撓性を有する。
外力付与部(第1の外力付与部)32A〜32Cのそれぞれは、ユニット外装部16側(矢印T1側)から対応する基板変形部(93A〜93Cの対応する1つ)に当接している。このため、基板変形部93A〜93Cのそれぞれには、対応する第1の外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)による第1の外力がユニット外装部16側から作用している。そして、外力付与部(第2の外力付与部)92A〜92Cのそれぞれは、土台17側(矢印T2側)から対応する基板変形部(93A〜93Cの対応する1つ)に当接している。このため、基板変形部93A〜93Cのそれぞれには、対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)による第2の外力が土台17側から作用している。
また、本参照例では、スイッチ42A〜42Cは、スイッチ基板35において土台17側を向く基板面(第2の基板面)55Bに設けられている。そして、スイッチ42A〜42Cのそれぞれでは、第1の実施形態とは異なり、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)は、固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)より土台17側(矢印T2側)に位置している。
本参照例でも押し子22A〜22Cのそれぞれでは、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)が押圧され(すなわち、エネルギー操作が入力され)、中立状態(非押圧状態)から第1の外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が移動することにより、被覆部41に作用させる外力(第1の外力)が変化する。基板変形部93A〜93Cのそれぞれでは、対応する第1の外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)からの外力(第1の外力)の変化に対応して、対応するボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)の非押圧状態から弾性変形する。基板変形部93A〜93Cのそれぞれは、弾性変形することにより、対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)への当接状態が変化する。これにより、基板ユニット25の基板変形部93A〜93Cのそれぞれでは、対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)によって作用する土台17側からの第2の外力が変化する。
そして、対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)から対応する基板変形部(93A〜93Cの対応する1つ)に作用する第2の外力の変化に対応して、スイッチ42A〜42Cのそれぞれには、土台17側から押圧力が作用する。スイッチ42A〜42Cのそれぞれでは、土台17側から押圧力が作用することにより、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)が被覆部41に押圧され、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)は固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)と接触する状態に弾性変形する。これにより、スイッチ42A〜42Cのそれぞれは、閉状態になる。
対応する押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の中立状態(非押圧状態)への移動により、基板変形部93A〜93Cのそれぞれは、元の形状に戻る(弾性復帰する)。これにより、基板変形部93A〜93Cのそれぞれでは、対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)によって土台17側から作用する第2の外力が変化する。そして、対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)から対応する基板変形部(93A〜93Cの対応する1つ)への外力(第2の外力)の変化に対応して、スイッチ42A〜42Cのそれぞれには土台17側から押圧力が作用しなくなり、可動接触部(46A〜46Cの対応する1つ)が固定接触部(45A〜45Cの対応する1つ)から離れる(接触しなくなる)。これにより、スイッチ42A〜42Cのそれぞれは開状態となる。
第1の外力付与部32A〜32C(押し子22A〜22C)のそれぞれは、移動軸(M1〜M3の対応する1つ)に沿って移動可能であるため、押し子22A〜22Cのそれぞれと対応する支持部材(23A〜23Cの対応する1つ)との間には、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動性を確保する程度の隙間が形成されている。このため、押し子22A〜22Cのそれぞれにおいて、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)の押圧によって第1の外力付与部(32A〜32Cの対応する1つ)が移動した際に、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)が対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)に対してずれることがある。ここで、本参照例の逆押し子91A〜91Cが設けられていない構成を考える。この構成では、押し子(22A〜22Cの対応する1つ)の移動軸(M1〜M3の対応する1つ)がスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)に対してずれることにより、ボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)を押圧した場合でも、スイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)が適切に閉状態にならないことがある。
これに対し本参照例では、逆押し子91A〜91C(第2の外力付与部92A〜92C)が、土台17と一体に、又は、土台17に対して固定された状態で設けられ、逆押し子91A〜91C(第2の外力付与部92A〜92C)のそれぞれは、対応するスイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)と延設軸(Q1〜Q3の対応する1つ)が同軸(略同軸)になる状態で、基板ユニット25の土台17側に位置している。そして、対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)によって土台17側から基板ユニット25に作用させる第2の外力が変化することにより、スイッチ42A〜42Cのそれぞれでは開閉状態が変化する。したがって、スイッチ42A〜42Cのそれぞれは、対応する逆押し子(91A〜91Cの対応する1つ)の延設軸(Q1〜Q3の対応する1つ)と中心軸(S1〜S3の対応する1つ)が同軸(略同軸)になる状態で、土台17側からの押圧力によって閉状態になる。この際、スイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)の中心軸(S1〜S3の対応する1つ)は対応する第2の外力付与部(92A〜92Cの対応する1つ)の延設軸(Q1〜Q3の対応する1つ)と同軸(略同軸)になるため、スイッチ(42A〜42Cの対応する1つ)は適切に閉状態になる。したがって、本参照例では、対応するボタン部(31A〜31Cの対応する1つ)での操作入力に基づいて、スイッチ42A〜42Cのそれぞれの開閉状態を適切に切替えることができる。
なお、ある参照例では、逆押し子91A〜91Cが設けられる構成において、被覆部41が設けられない(スイッチ基板35のみから形成される)基板ユニット25が、土台17の設置面58に設置されてもよい。
また、前述の実施形態等ではスイッチ基板35に3つのスイッチ42A〜42Cが設けられているが、スイッチ基板35には、少なくとも1つのスイッチ(42A〜42C)が設けられていればよい。そして、それぞれのスイッチ(42A〜42C)に対応させて、押し子(22A〜22C)、逆押し子(91A〜91C)及び基板変形部(93A〜93C)が設けられていればよい。
以上、本発明の実施形態等について説明したが、本発明は前述の実施形態等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
以下、参照例の特徴的な事項を付記する。

(付記項1)
スイッチを備える基板ユニットと、
前記基板ユニットが設置される土台と、
操作入力において押圧されるボタン部と、
前記ボタン部が押圧されることにより移動軸に沿って移動し、移動に対応してボタン部側から前記基板ユニットに作用させる第1の外力を変化させる第1の外力付与部と、
前記土台と一体、又は、前記土台に固定された状態で設けられ、前記第1の外力付与部から前記基板ユニットへの前記第1の外力の変化に対応して土台側から前記基板ユニットに作用させる第2の外力を変化させることにより、前記スイッチの開閉状態を変化させる第2の外力付与部と、
を具備する操作入力ユニット。
(付記項2)
前記第2の外力付与部は、延設軸が前記スイッチの中心軸に対して同軸になる状態で、前記基板ユニットの前記土台側に位置する、付記項1の操作入力ユニット。
(付記項3)
前記基板ユニットは、前記第1の外力付与部からの前記第1の外力の変化に対応して弾性変形することにより、前記第2の外力付与部への当接状態が変化し、前記第2の外力付与部から作用する前記第2の外力が変化する、基板変形部を備える、付記項1の操作入力ユニット。
(付記項4)
前記スイッチは、固定接触部と、前記第2の外力付与部から作用する前記第2の外力の変化に対応して前記スイッチに前記土台側から押圧力が作用することにより、前記固定接触部と接触する状態に弾性変形する可動接触部と、を備える、付記項1の操作入力ユニット。
(付記項5)
前記可動接触部は、前記固定接触部より土台側に位置する、付記項4の操作入力ユニット。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の操作入力ユニットは、スイッチを備える基板ユニットと、前記基板ユニットが設置される土台と、操作入力において押圧されるボタン部と、前記ボタン部が押圧されることにより移動軸に沿って移動し、移動に対応して前記基板ユニットに作用させる外力を変化させることにより、前記スイッチの開閉状態を変化させる外力付与部と、前記基板ユニットにおいて前記スイッチが配置される領域に設けられ、可撓性を有するとともに、前記ボタン部が押圧されていない状態において前記土台との間に空間を形成し、前記ボタン部の押圧によって前記外力付与部が移動することにより、前記外力付与部の移動方向へ向かって撓む基板撓み部と、前記土台に設けられ、前記外力付与部の前記移動方向へ向かって前記基板撓み部が撓んだ状態において前記基板撓み部が当接することにより、前記基板撓み部の撓み量を規制する撓み規制部と、を備える。

Claims (8)

  1. スイッチを備える基板ユニットと、
    前記基板ユニットが設置される土台と、
    操作入力において押圧されるボタン部と、
    前記ボタン部が押圧されることにより移動軸に沿って移動し、移動に対応して前記基板ユニットに作用させる外力を変化させることにより、前記スイッチの開閉状態を変化させる外力付与部と、
    前記基板ユニットにおいて前記スイッチが配置される領域に設けられ、可撓性を有するとともに、前記ボタン部が押圧されていない状態において前記土台との間に空間を形成し、前記ボタン部の押圧によって前記外力付与部が移動することにより、前記外力付与部の移動方向へ向かって撓む基板撓み部と、
    を具備する、操作入力ユニット。
  2. 前記土台は、前記外力付与部の前記移動方向へ向かって前記基板撓み部が撓んだ状態において前記基板撓み部が当接することにより、前記基板撓み部の撓み量を規制する撓み規制部を備える、請求項1の操作入力ユニット。
  3. 前記土台は、前記基板ユニットが当接する当接受け面と、前記ボタン部が押圧された状態での前記外力付与部の前記移動方向へ向かって前記当接受け面から凹む凹部と、を備え、
    前記凹部は、前記撓み規制部が設けられるとともに、前記ボタン部が押圧されていない状態において前記基板撓み部との間に前記空間を形成する凹部底面を備える、
    請求項2の操作入力ユニット。
  4. 前記土台は、前記基板ユニットに当接する状態で前記基板ユニットを支持する支持部と、前記基板撓み部に対向するとともに、前記撓み規制部が設けられ、前記ボタン部が押圧されていない状態において前記基板撓み部との間に前記空間が形成される離間対向面と、を備える、請求項2の操作入力ユニット。
  5. 前記支持部は、前記外力付与部の前記移動方向に前記基板撓み部が撓むことにより、前記基板撓み部から押圧され、前記基板撓み部からの押圧によって弾性的に収縮する弾性部を備える、請求項4の操作入力ユニット。
  6. 前記土台は、土台本体と、前記土台本体に対して移動可能であり、移動に対応して前記空間での前記基板撓み部と前記土台との間の距離を変化させる移動部と、を備える請求項1の操作入力ユニット。
  7. 前記移動部を前記土台本体に対して移動させる操作が入力され、前記基板撓み部と前記土台との間の前記空間の前記距離を調整する距離調整部をさらに具備する、請求項6の操作入力ユニット。
  8. 請求項1の操作入力ユニットと、
    前記ボタン部での前記操作入力に基づいて、処置に用いられるエネルギーが供給され、供給された前記エネルギーを用いて処置を行う処置部と、
    を具備するエネルギー処置具。
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