JPWO2016098424A1 - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
Description
図1〜図4を参照すると、本実施の形態の空気清浄機Mは、本体ケース10、ファンユニット20、基板ユニット30、本体ケース10の向きを変える回転機構であるオートターンユニット40、上部ユニット50、空気清浄フィルター60、前面を覆う前カバー70、左右の側面をそれぞれ覆う側面カバー80、後面を覆う後カバー90と、これらに付随する部品を有する。
前本体ケース11は、前方から見た形状が縦方向に長い矩形状を成しており、内部を前側と後側に仕切る壁面となる上仕切り11aと下仕切り11bが設けられている。
更に、前本体ケース11の前面には、後述する人検出装置55が臨む位置となるセンサ開口11cが開口している。このセンサ開口11cは、前本体ケース11の前面上側であって、左右幅の中心に位置している。
これらスクロールハウジング12a、12bは、後本体ケース12の前後を仕切る壁面12xから前方に向けて立つ仕切り壁により構成され、前方に向けてスクロール形状に開口すると共に、上方に向けて開口する上方開口121a,121bがそれぞれ形成されている。
また、後本体ケース12の前後を仕切る壁面12xと上スクロールハウジング12aと下スクロールハウジング12bの間には、側方に開口が向く空間部12cが形成される。
ここで空間部12cは、上下のスクロールハウジング12a、12bの間に位置していることから、空間部12cと上凹部122aとの距離と、空間部12cと下凹部122bとの距離が、等しくなっている、又は、大きな差が無い状態となっている。
この基板ユニット30は、操作部や各種センサからの入力に基づき、空気清浄機Mを構成するセンサやモータ等の各種電気部品の動作を制御する制御手段を構成している。
尚、基板ユニット30を構成する印刷配線基板31は電源基板でもよく、制御手段となるマイコンを後述する操作表示部54を構成する操作基板54aに設けてもよい。
オートターンユニット40は、ベース台41と、本体ケース10と接続して底部となる底本体ケース42と、底本体ケース42が回転自在に軸支されるオートターン軸43と、底本体ケース42をベース台41に対して回転させる回転駆動ユニット44と、底本体ケース42の回転位置を検出する回転位置検知手段45と、摺動板46と、摺動板押え47と、ベース台側車輪48と、本体側車輪49を有する。
このように電源コード41cを、中心凸部41bを通して本体ケース10の内部に導くことで、本体ケース10がオートターンユニット40により回転しても、電源コード41cはこの回転の影響を受けにくい。
更に、仕切り413aに対してオートターン軸43を挟んで反対側のベース台凹部41aの開口縁には、開口縁に沿って扇状に広がるラックギア415aが形成されている。更に、ベース台凹部41aの開口縁には、ベース台凹部41aの中心を原点に描く円の接線方向に回転するようにベース台側車輪48が複数個設けられている。
回転位置検知手段45は、対向する発光部と受光部を持ち、発光部からの光を受光部で検出することができるセンサであるフォトインタラプタが3つ用いられる。制御手段は、この3つのフォトインタラプタそれぞれが光を検知したときの信号の組み合わせに基づき、回転位置を判定する。
また、フォトインタラプタの発光部と受光部が対向する間隙は、下方向に開口するように構成されている。
このように形成された摺動板46は、摺動板開口46aに底本体ケース42のフランジ42bを組み合わせた状態で、底本体ケース42に螺子などにより固定される。
尚、底本体ケース42には本体側車輪49が複数取り付けられ、それぞれの本体側車輪49は、底本体ケース42の回転中心(軸受42aの開口中心)から、同じ距離となるように配置されている。
上記の通り各部が設けられた底本体ケース42は、軸受42aがベース台41に取り付けられたオートターン軸43に回転自在に軸支されるように取り付けることで、ベース台41に取り付けられる。
このとき、底本体ケース42に設けられた回転駆動ユニット44のピニオンギア44bは、ベース台41に設けられたラックギア415aと噛み合った状態となる。また、回転位置検知手段45は、対向する発光部と受光部の間隙に仕切り413aが位置する。
また、摺動板46の周縁を上方より抑える摺動板押え47をベース台41に取り付けることで、底本体ケース42側が回転する際のふらつきを抑えることができる。
これらの車輪は、ベース台41に対して底本体ケース42が回転する際に転動することで、両部材間の抵抗を減らし、スムーズに底本体ケース42側が回転する。
従って、ベース台41が床面におかれた状態で、ステッピングモータ44aを動作させることにより、ラックギア415aと噛み合うピニオンギア44bが回転して、底本体ケース42側がベース台41に対して回転する。
そして、回転により回転位置検知手段45と仕切り413aの位置が変化することで、回転位置によってスリット414aが発光部と受光部の間に位置し、発光部からの光を受光部が検知する。
制御手段は、これらの個々のフォトインタラプタの受光部が検知した状態の組み合わせに基づき、底本体ケース42(本体ケース10)の回転位置(向き)を判定する。
上部ユニット50は、上部ユニットの骨格となる枠体51、吹き出す清浄風の向きを変えるルーバー52、ルーバー52の向きを変えるルーバー駆動モータ53、空気清浄機Mの各種設定条件を入力及び空気清浄機Mの状態を表示する操作表示部54、人の存在を検知するためのセンサを有する人検出装置55を有する。
また、枠体51の側面であってルーバー52の近傍には、ルーバー52を動かして向きを変えるためのルーバー駆動モータ53が設けられている。
このように各部が設けられた状態において、シート541cに形成された押ボタン開口541dは押ボタン543cと上下の位置関係となり、この押ボタン543cと下操作枠54bに設けられたリンク542bは上下の位置関係となり、リンク542bとスイッチ541sは上下の位置関係となる。
また、LEDランプの機能や説明の印刷された部分は表示開口542cと上下の位置関係となり、表示開口542cは光路開口541bと上下の位置関係となり、この光路開口541bの内部に発光部541hであるLEDが位置する。
また、操作基板54a上に実装されたLEDと下操作枠54bの光路とシート541cのランプの機能・説明が上下に一致することで、シート541cに印刷された機能・説明表示と対応するLEDの点灯・消灯することで空気清浄機Mの状態を示す。
ここで基板凹部541aを形成する切り欠きは、操作基板54a上に設けられたスイッチやLEDと、前後に重ならないように構成されている。
ここで操作枠凹部543bを形成する切り欠きは、下操作枠54bに形成されているLEDの光路となる開口やスイッチのリンクが位置する開口と、前後に重ならないように構成されている。
人検出装置55は、ケース55aと、このケース55aの内部に収納される赤外線センサ55bと、ケース55aに連結するセンサ駆動モータ55cを有する。
ケース55aは、筺体551aと蓋体552аから成る。筺体551aは筒形状を成し、下方に向けて開口する下開口553aと、前方に向けて開口する赤外線取り込み開口554aと、センサ駆動モータ55cの回転軸が接続する軸接続部555aと、ケース55aの回転角度を規制する回転規制リブ556aが形成されている。
尚、左側(図示せず)の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たった位置は、後述する左突き当て位置0に対応する。右側の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たった位置は、右突き当て位置4に対応する。
センサ保持枠551bは、赤外線取り込み開口554aと対向する部分は、赤外線を透過する部材で構成されており、この状態で赤外線センサ55bは、ケース55aの赤外線取り込み開口554aに入射する赤外線を検知可能に配置される。
このように固定された人検出装置55は、センサ駆動モータ55cと、内部に赤外線センサ55bを保持したケース55aが、上下に連なった縦に長い形状となる。
図12を参照すると、赤外線センサ55bの左停止位置1から右停止位置3までの角度は約150度で、左突き当て位置0から左停止位置1までの角度と右突き当て位置4から右停止位置3までの角度を約3度で設定している。これにより、赤外線センサ55bは、左突き当て位置0から右突き当て位置4の角度約156度以上回転できないように構成されている。
センサ駆動モータ55cは、駆動角度を正確に調整できるステッピングモータを使用して、人の存在方向を正確に判断できるようになっている。ステッピングモータは、入力したパルス数に応じた角度を回転させるものである。
枠体51の前側の段部51bの上面に、操作基板54aが設けられる。次に、この操作基板54aを覆うように、下操作枠54bが設けられる。そして、下操作枠54bの上面に操作表示部54の説明等が記されているシート541cが設けられる。
このように枠体51に設けられた操作表示部54の上面(シート541cの上面)は、吹出し口51aとほぼ同じ高さとなり、ルーバー52が閉じて吹出し口51aを覆った状態では、ルーバー52の上面と高さが揃う。
本実施の形態の場合、前面凹部51cの凹部内部にケース55aが位置し、基板凹部541aと操作枠凹部543bの凹部内部には、センサ駆動モータ55cが位置する。尚、人検出装置55は、枠体51にネジ留めにより固定され制御手段に電気的に接続される。
赤外線センサ55bの取り付け角度は、例えば、空気清浄機Mにおいて、床面からの高さが約80cmの位置に赤外線センサ55bが設けられた場合、水平よりもθ=14°上方に向くように設定されている。
このように配置することにより、赤外線センサ55bは、空気清浄機Mから約1.0[m]離れた場所に座った子供(座高65cm)から、立った大人(身長170cm)の頭まで、を検知することができる。
つまり、後述する空気清浄フィルター60と人検出装置55とが、上下に重なることなく、又は、重なる量をより少なくすることができ、また、人検出装置55の下方向に取り付けられる空気清浄フィルター60を設ける領域をより大きく構成することができる。
また、これに加え、人検出装置55が上部ユニット50の前方向に突出する量をより少なくすることができる。
空気清浄フィルター60は、プレフィルター61とHEPAフィルター62と脱臭フィルター63からなる。
プレフィルター61は、比較的大きい埃等を空気中から取り除くためのものである。HEPAフィルター62は、空気中からプレフィルター61では取り除くことができなかった塵埃(微粒子)や、菌・ウイルス等を除去するものである。脱臭フィルター63は、プレフィルター61及びHEPAフィルター62を通過した空気流中から臭い成分や揮発性有機化合物(VOC)を、吸着・分解して取り除くものである。
空気清浄機Mの外郭は、前カバー70、左右それぞれの側面カバー80、後カバー90により構成されている。
前カバー70は、縦に長い矩形状をなしており、前面に左右に長い凹部71が形成されている。そして、この凹部71の左右中心には、人検出装置55が臨むセンサ開口72が開口している。
そして、凹部71は、赤外線センサ55bの回転角度に合わせて、センサ開口72を中心に約150度より大きい扇形状を成している。これにより、人検出装置55が動作してケース55aが回転した際に、前カバー70が赤外線センサ55bの検知視野の妨げにならない。
尚、センサ開口72は、前カバー70が本体ケース10に取り付けられた状態で、床面から約80[cm]の位置に設けられている。
以上の前カバー70、側面カバー80、後カバー90は、いずれも同じ高さに構成されている。
図2〜図4を参照すると、後本体ケース12の上凹部122aと下凹部122bには、それぞれモータ21が取り付けられることにより、ファンユニット20が設けられる。
モータ21は、回転軸の軸方向を前方に向けて上凹部122aと下凹部122bにそれぞれ取り付けられている。
つまり、ファンユニット20は、翼23の吸い込み口が前方を向き、前方から空気を吸引し、翼23の径方向であって周囲に位置するスクロールハウジング12a,12bに向けて気流を吹き出すように設けられる。
尚、ファンユニット20は、前方から見て鉛直(垂直)方向に上下の位置関係となるように配置されている。
ここで、前本体ケース11と後本体ケース12が前後に合わさり固定される際に、前本体ケース11と後本体ケース12の下端において、オートターンユニット40の回転部分となる底本体ケース42を挟みこむことで、本体ケース10に対してオートターンユニット40を取り付けられる。
つまり、前本体ケース11と後本体ケース12が前後に合わさり形成される本体ケース10の下部の空間に、底本体ケース42が設けられて本体ケース10の底をなす。
つまり、オートターンユニット40は、本体ケース10を鉛直(垂直)方向の回転軸を中心に回転して向きを変える。
つまり、この空間の形状で本体ケース10に対する底本体ケース42の動きを抑制している(回り止めとなっている)ので、各部が取り付けられて重量が増す本体ケース10が回転しても、本体ケース10とオートターンユニット40の結合を強固に保つことができる。
また、重量が重いファンユニット20を鉛直方向に重ねて配置しているので、回転中心に近い位置に重量物を集中させてオートターンユニット40による回転をスムーズにすることができる。
ファンガード13は、ファンユニット20の内部に異物の侵入を防止する格子状の枠であり、上開口111aと下開口111bを覆うようにそれぞれ設けられる。
空気清浄フィルター60は、前本体ケース11の内側であって、前面側にプレフィルター61、プレフィルター61の後方にHEPAフィルター62、HEPAフィルター62の後方に脱臭フィルター63の順番に設けられる。
このように、上部ユニット50を前本体ケース11と後本体ケース12に跨るように配置して、上部ユニット50の骨格である枠体51を前本体ケース11と後本体ケース12に固定するので、前本体ケース11と後本体ケース12の結合をより強固に構成することができる。
つまり、別途前本体ケース11と後本体ケース12を繋ぎ止める補強部材を設けることなく、前本体ケース11と後本体ケース12の接続状態を補強することができる。これにより、前本体ケース11と後本体ケース12が、より強固にオートターンユニット40を挟み込んだ状態を保つことができる。
また、前本体ケース11のセンサ開口11cには、内部に赤外線を導く開口を前方に向けて、人検出装置55が臨んだ状態となる。
また、人検出装置55の下方への突出する量を減らすことができるので、人検出装置55が、下方に位置する空気清浄フィルター60を遮る量をより少なく構成することができ、室内空気を空気清浄フィルター60へ効率よく流すことができる。
上スクロールハウジング12aと下スクロールハウジング12bの上下方向の間であって、下スクロールハウジング12aの上から、上スクロールハウジング12aの裏側に至る空間である側方に開口が向く空間部12cには、基板ユニット30が設けられる。
これにより、基板ユニット30と各ファンユニット20を接続する配線の長さを、それぞれ同じく構成することができ、配線の長さを変えたファンユニットを用意する必要が無く、組み立て作業の際に、上下のファンユニットを区別することなく取り付けられる。
まず、後本体ケース12の背面には、後カバー90がネジ止めにより設けられる。これにより、上方開口121bの上方に、後本体ケース12と後カバー90に囲まれた空間Kが形成される。
この空間Kは、下スクロールハウジング12bの上方開口121bと吹出し口51aとを連通し、下スクロールハウジング12bに設けられたファンユニット20から吹出される気流の流路となる。
後本体ケース12に取り付けられた状態の後カバー90のスリット開口91aに、側方から側面カバー80の係合爪83が入り込み、係合爪開口83aに凸部91bが嵌まり込む。この状態において、側面カバー80は、後カバー90に対して直角となり、本体ケース10の側面を覆う。そして、前方からネジ開口84を通してネジ止めすることで、側面カバー80は前本体ケース11にネジ止めされる。
これにより、側面カバー80を後カバー90に取り付ける際のネジの使用量を低減することができる。
前カバー70は、空気清浄フィルター60が前本体ケース11に取り付けられた状態において、空気清浄フィルター60を覆うように前本体ケース11に着脱自在に取り付けられる。
前カバー70が前本体ケース11に取り付けられた状態において、センサ開口72に赤外線センサ55bが位置し、側面カバー80のネジ開口84に取り付けられたネジは、前カバー70により外部から見えなくなる。
尚、前カバー70は、前本体ケース11に対して着脱自在であり、前カバー70を外すことにより、空気清浄フィルター60を取外し、清掃などのメンテナンスを行える。
このように空気取り込み口82aは、空気清浄機の左右方向に向いており、空気清浄機の側方から空気を取り込むことができる。つまり、空気清浄機が回転することにより、より広い範囲から室内空気を取り込むことができる。
そして、これらのセンサは制御手段に電気的に接続しており、センサが検知することにより発信される信号は、制御手段に入力し、この信号に基づき空気清浄運転を行うことが可能に構成されている。
まず、電源コード41cを電源に接続すると、各部が組みつけられた状態の本体ケース10(以下、単に本体ケース10という)とオートターンユニット40との位置関係を回転位置検知手段45が検出する。
尚、本実施の形態の場合、本体ケース10が正面を向いた状態は、回転位置検知手段45である3つのフォトインタラプタが、仕切り413aに形成された3つのスリットにそれぞれ位置し、全てのフォトインタラプタが、発光部からの光を受光部が検知した状態となる。
まず、ルーバー駆動モータ53が駆動することで、ルーバー52が上方向に動作し、吹出し口51aが解放される。このとき、ルーバー52は、水平方向から上向き約45度の方向に清浄空気が吹き出る角度に停止する。この吹出し角度が、室内空気を清浄する最適な角度となっている。
そして、空気清浄機の内部に取り込まれた室内の空気は、プレフィルター61とHEPAフィルター62と脱臭フィルター63を通り清浄された後、ファンユニット20の翼23に前方から吸い込まれ、翼23の回転方向に吐き出されて、吹出し口51aから上方又は上斜め方向に空気清浄機Mの外部に吹出される。
このように、吹出し口51aが上方に向けて開口しているので、清浄された空気は上方又は上斜め方向に向けて吹き出される。
例えば、標準自動運転を選択すると、人検出装置55、ホコリセンサー(図示せず)、臭気センサー(図示せず)の検知結果に基づき、ファンユニット20、オートターンユニット40、ルーバー52を動作させる運転モードが制御手段により実行される。
標準運転が開始されると、人検出装置55が人の検出動作を開始する。すると、人検出装置55は、センサ駆動モータ55cが駆動することで、内部に赤外線センサ55bが設けられたケース55aが回転し、赤外線センサ55bの向きを変える。
尚、本実施の形態の場合、センサ駆動モータ55cの回転角度、つまり、ケース55aの回転角度は、一方の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たった状態から、他方の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たるまで、約156度に設定されている。
この左突き当てパルスP1の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cが左回りに、人検出装置55が右側の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たる位置である右突き当て位置4から、左突き当て位置0までの回転角度約156度以上を回転できるパルス数である。このSTEP1が終わった段階では、赤外線センサ55bは、最も左側の方向を向いている。
この第1の補正パルスP2の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタ(遊び)を修正する程度の数であり、ケース55aは回転せずに左突き当て位置0の位置に留まっている。
まず、STEP1が終了した状態は、ケース55aの左側の回転規制リブ556aが、枠体51に突き当たった状態であり、センサ駆動モータ55cが右回転すると、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタの分だけセンサ駆動モータ55cが回転駆動する。
つまり、ケース55aは、センサ駆動モータ55cが動作しても、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタが無くなるまでは、センサ駆動モータ55cの回転が伝達しないので、回転しない。
このような誤差を減少させるため、STEP2において、第1の補正パルスP2を入力して、センサ駆動モータ55cを駆動させて、バックラッシュや各部のガタによる回転角度の誤差を小さくすることができる。
この間隔は、人検出装置55が左右方向に回転動作を行い、人検知動作を行う過程において、回転方向を変える左停止位置1で、ケース55aが枠体51に突き当たることを防止するためである。
以上、STEP1〜STEP3までが、人検出装置55が人検知動作を行う前の初期位置設定動作となる。このように人検出装置55の回転初期位置を設定することで、人検出装置55の検出結果に基づき、空気清浄機の向きを正しく向けることができる。
ここで、赤外線センサ55bは、検知視野の範囲にある対象物からの赤外線を検出し、その信号を制御手段に入力する。そして、制御手段は、赤外線センサ55bからの入力信号と、その信号が入力された位置のセンサ駆動モータ55cのパルスから、人が存在する位置を判定する。
この第2の補正パルスP5の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタ(遊び)を修正する程度の数である。
これは、左突き当て位置0においては、ケース55aが本体ケース10に突き当たった状態となり、回転方向の押圧された後なので、センサ駆動モータ55cが反転した際のガタが大きい。
従って、第2の補正パルスP5の大きさを第1の補正パルスP2の大きさより小さく設定することにより、適切に上記の誤差を修正することができる。
ここで、赤外線センサ55bは、検知視野の範囲にある対象物からの赤外線を検出し、その信号を制御手段に入力する。そして、制御手段は、赤外線センサ55bからの入力信号と、その信号が入力された位置のセンサ駆動モータ55cのパルスから、人が存在する位置を判定する。
この第3の補正パルスP7の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタ(遊び)を修正する程度の数である。
これは、左突き当て位置0においては、ケース55aが本体ケース10に突き当たった状態となり、回転方向の押圧された後なので、センサ駆動モータ55cが反転した際のガタが大きい。
従って、第3の補正パルスP7の大きさを第1の補正パルスP2の大きさより小さく設定することにより、適切に上記の誤差を修正することができる。
特に、人検出装置55のセンサ駆動モータ55cの走査動作に加えて、オートターンユニット40を回転させることで本体ケース10の向きを変えることで、より広範囲の人検知を可能とする。
そして、制御手段は、人検出装置55の検出結果に基づき、オートターンユニット40の回転駆動ユニット44と回転位置検知手段45を駆動させて、人が存在する方向に空気清浄機の正面を向ける。
更に、上記状態で、一定時間、埃センサ、臭気センサで、室内の埃や臭気や汚れを検知しない、又は、検出値が所定の値以下であれば、再度、人検出装置55で人の検出を再開する。
ここで操作枠凹部543bを形成する切り欠きは、下操作枠54bに形成されているLEDの光路となる開口やスイッチのリンクが位置する開口と、前後に重ならないように構成されている。
Claims (3)
- 本体ケースと、
前記本体ケースの上部に設けられる上部ユニットと、
前記本体ケースの向きを変えるオートターンユニットと、
を備え、
前記本体ケースは、外部から室内空気を取り込む吸い込み力を発生するファンが設けられた後本体ケースと、外部から取り込んだ室内空気を清浄する空気清浄フィルターが設けられた前本体ケースと、を有し、
前記前本体ケースと前記後本体ケースとは、前後となるように接続され、
前記オートターンユニットは、前記前本体ケースと前記後本体ケースとに挟み込まれた状態で前記本体ケースに接続されている空気清浄機。 - 前記上部ユニットは、前記前本体ケースと前記後本体ケースとに跨るように設けられて、前記前本体ケースと前記後本体ケースとに固定される請求項1に記載の空気清浄機。
- 前記上部ユニットには、清浄された空気を前記本体ケース内部から吹き出す吹出し口が設けられ、
前記吹出し口は、上方に向けて開口する請求項1又は請求項2に記載の空気清浄機。
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