JPWO2016071986A1 - レーザ加工方法及び装置 - Google Patents

レーザ加工方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016071986A1
JPWO2016071986A1 JP2015532232A JP2015532232A JPWO2016071986A1 JP WO2016071986 A1 JPWO2016071986 A1 JP WO2016071986A1 JP 2015532232 A JP2015532232 A JP 2015532232A JP 2015532232 A JP2015532232 A JP 2015532232A JP WO2016071986 A1 JPWO2016071986 A1 JP WO2016071986A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
optical system
laser
workpiece
incident optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015532232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5916962B1 (ja
Inventor
秀則 深堀
秀則 深堀
伊藤 健治
健治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5916962B1 publication Critical patent/JP5916962B1/ja
Publication of JPWO2016071986A1 publication Critical patent/JPWO2016071986A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/04Automatically aligning, aiming or focusing the laser beam, e.g. using the back-scattered light
    • B23K26/046Automatically focusing the laser beam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/062Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • B23K26/382Removing material by boring or cutting by boring

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

レーザ発振器から出射されるレーザビームをマスク(5)に照射する入射光学系(3)をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、マスク(5)の開口部を通過後のレーザビームのエネルギーを調整する第1の工程と、入射光学系(3)の移動に基づいて、開口部を通過後のレーザビームを被加工物に照射する転写光学系(7)をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、レーザビームの被加工物の被加工表面での径を調整する第2の工程と、を含むことで、レーザ発振器(2)の出力が低下しても、被加工物に所望のレーザ加工を行うことを可能とする。

Description

本発明は、レーザビームを照射することにより被加工物に加工を行うレーザ加工方法及び装置に関する。
レーザ加工装置では、レーザ発振器の経時劣化又は個体差により、レーザ発振器の出力が低下して行くことがある。レーザ発振器の出力が低下すると、被加工物に必要な加工を行うことができなくなる可能性がある。具体的には、被加工物に所望の径の穴を開けることができなくなる可能性がある。
関連する技術として、下記の特許文献1には、アパーチャとレーザ発振器との間に可動レンズを設置し、可動レンズの位置を変化させてアパーチャ上でのレーザビーム径を変化させて、アパーチャ通過後のレーザパワーを調整することで、加工の再現性を高める技術が開示されている。
また、下記の特許文献2には、ワークの高さに応じて収束レンズを移動させて、レーザビームの焦点をワーク表面に合わせることで、所望の加工幅を得る技術が開示されている。
特開2000−176661号公報 特開2009−208093号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、アパーチャ上でのレーザビームの径を小さくすると、アパーチャ通過後のレーザビームのプロファイルの光軸部と辺縁部との差が大きくなる。そして、被加工物に到達するレーザビームの辺縁部での強度が不足して、所望の径の穴を開けることができなくなる可能性がある。
また、特許文献2記載の技術は、アパーチャを備えておらず、アパーチャでレーザビームのエネルギーを調整することは開示されていない。つまり、レーザ発振器の経時劣化又は個体差によりレーザ発振器から出射されるレーザビームのエネルギーが低下して行くことは、考慮されていない。更に、特許文献2記載の技術は、ワークの高さに応じて収束レンズを移動させて、レーザビームの焦点をワーク表面に合わせるものである。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、レーザ発振器の出力が低下しても、被加工物に所望のレーザ加工を行うことができるレーザ加工方法及び装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、レーザ発振器から出射されるレーザビームをマスクに照射する入射光学系をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、前記マスクの開口部を通過後のレーザビームのエネルギーを調整する第1の工程と、前記入射光学系の移動に基づいて、前記開口部を通過後のレーザビームを被加工物に照射する転写光学系をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、レーザビームの被加工物の被加工表面での径を調整する第2の工程と、を含むことを特徴とする。
本発明にかかるレーザ加工方法及び装置は、レーザ発振器の出力が低下しても、被加工物に所望のレーザ加工を行うことができるという効果を奏する。
実施の形態1のレーザ加工装置の構成を示す図 実施の形態1の開口部を通過後のレーザビームのプロファイルを示す図 実施の形態1の被加工物の被加工表面でのレーザビームのプロファイルを示す図 実施の形態1の被加工物の被加工表面でのレーザビームのプロファイルを示す図 実施の形態1のレーザ加工方法を示すフローチャート 実施の形態1の入射光学系の位置と、転写光学系の位置と、加工穴径と、の関係を示すグラフ 実施の形態1の記憶部に記憶されるテーブルを示す図 実施の形態1のレーザ加工方法を示すフローチャート 実施の形態1のレーザ加工装置のレーザビームのエネルギーを調整する際の様子を示す図 実施の形態2のレーザ加工装置の構成を示す図 実施の形態3のレーザ加工装置の構成を示す図 実施の形態3の入射光学系の位置と、転写光学系の位置と、加工穴径と、の関係を示すグラフ 実施の形態3の記憶部に記憶されるテーブルを示す図 比較例のレーザ加工装置の構成を示す図 比較例のマスク上でのレーザビームのプロファイルを示す図 比較例の開口部を通過後のレーザビームのプロファイルを示す図 比較例のマスク上でのレーザビームのプロファイルを示す図 比較例の開口部を通過後のレーザビームのプロファイルを示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかるレーザ加工方法及び装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のレーザ加工装置の構成を示す図である。図1に示すように、レーザ加工装置1は、レーザビーム15aを出射するレーザ発振器2と、レーザビーム15aが入射される入射光学系3と、入射光学系3をレーザビーム15aの進行方向16又はレーザビーム15aの進行方向16の逆方向17に移動させる第1駆動部4と、を備える。
更に、レーザ加工装置1は、入射光学系3を通過したレーザビーム15bの一部を通過させる開口部(aperture)5aを有するマスク5と、開口部5aを通過したレーザビーム15cを伝送する伝送光学系6と、伝送光学系6によって伝送されたレーザビーム15cが入射され、開口部5aの像を被加工物14の被加工表面上に転写する転写光学系7と、転写光学系7をレーザビーム15cの進行方向18又はレーザビーム15cの進行方向18の逆方向19に移動させる第2駆動部8と、を備える。
また更に、レーザ加工装置1は、被加工物14が載置されるテーブル9と、テーブル9をレーザビーム15cの進行方向18と交差する方向に移動させる第3駆動部10と、テーブル9上に設けられ、レーザビーム15cを計測するセンサ11と、テーブル12aを記憶する記憶部12と、レーザ発振器2、第1駆動部4、第2駆動部8及び第3駆動部10を制御する制御部13と、を備える。
図1では、入射光学系3は、1枚のレンズであるが、複数のレンズであってもよい。入射光学系3は、レーザビーム15aの進行方向16又はレーザビーム15aの進行方向16の逆方向17に移動可能である。制御部13は、入射光学系3を移動させることにより、マスク5へ入射するレーザビーム15bのビーム径を調節できる。これにより、制御部13は、レーザビーム15b全体に対するレーザビーム15cの比率を変更することができ、レーザビーム15cのエネルギーを調節することができる。
入射光学系3は、初期時において、レーザビーム15cのエネルギーが被加工物14の加工に適したエネルギーとなる位置に位置決めされる。なお、以降において、このときの入射光学系3の位置を入射光学系3の基準位置と呼ぶことにする。
伝送光学系6は、1枚又は複数枚のミラーで構成される。伝送光学系6は、スキャンミラーを含んでも良い。スキャンミラーは、ガルバノミラー(galvano mirror)が例示される。転写光学系7は、fθレンズであっても良い。
転写光学系7は、初期時において、開口部5aの像を被加工物14の被加工表面上に結像する位置に位置決めされる。なお、以降において、このときの転写光学系7の位置を転写光学系7の基準位置と呼ぶことにする。
次に、レーザ加工装置1の動作の概要について説明する。レーザ発振器2から出射されたレーザビーム15aは、まず入射光学系3へ入射する。レーザビーム15aが入射光学系3によってビーム径を変えられたレーザビーム15bは、マスク5へ入射する。図1では、レーザビーム15bは、収束点20で一度収束した後発散してマスク5へ入射しているが、収束したままマスク5へ入射してもよいし、コリメート光にされてからマスク5へ入射してもよい。
制御部13は、レーザビーム15bのマスク5上でのビーム径が開口部5aの開口径よりも大きくなるように、入射光学系3の位置を制御する。これにより、レーザビーム15bの一部は、開口部5aを通過し、レーザビーム15cとなる。このとき、制御部13は、レーザ発振器2の個体差又は経時劣化によってレーザビーム15aのエネルギーが低下しても、開口部5aを通過後のレーザビーム15cのエネルギーが一定となるように、入射光学系3の位置を調整する。
具体的には、制御部13は、レーザ発振器2から出射されるレーザビーム15aのエネルギーが低下したら、入射光学系3をレーザビーム15aの進行方向16に移動させて、レーザビーム15bのマスク5上でのビーム径を小さくする。これにより、制御部13は、レーザビーム15b全体に対するレーザビーム15cの比率を高めることができ、レーザビーム15cのエネルギーを保つことができる。
開口部5aを通過後のレーザビーム15cは、伝送光学系6によって転写光学系7へ入射される。転写光学系7は、開口部5aの像を被加工物14の被加工表面上へ転写する。これにより、開口部5aの開口径に応じた加工穴が被加工物14に形成される。なお、加工穴は、有底穴であっても良いし、貫通孔であっても良い。
ここで、比較例について説明する。図14は、比較例のレーザ加工装置の構成を示す図である。図14に示すように、レーザ加工装置81は、レーザビーム90aを出射するレーザ発振器82と、レーザビーム90aが入射される入射光学系83と、入射光学系83をレーザビーム90aの進行方向100又はレーザビーム90aの進行方向100の逆方向101に移動させる駆動部84と、を備える。
更に、レーザ加工装置81は、入射光学系83を通過したレーザビーム90bの一部を通過させる開口部85aを有するマスク85と、開口部85aを通過したレーザビーム90cを伝送する伝送光学系86と、伝送光学系86によって伝送されたレーザビーム90cが入射され、開口部85aの像を被加工物89の被加工表面上に転写する転写光学系87と、レーザ発振器82及び駆動部84を制御する制御部88と、を備える。
レーザ発振器82から出射されたレーザビーム90aは、まず入射光学系83へ入射する。レーザビーム90aが入射光学系83によってビーム径を変えられたレーザビーム90bは、マスク85へ入射する。図14では、レーザビーム90bは、収束点91で一度収束した後発散してマスク85へ入射している。
開口部85aを通過後のレーザビーム90cは、伝送光学系86によって転写光学系87へ入射される。転写光学系87は、開口部85aの像を被加工物89の被加工表面上へ転写する。これにより、開口部85aの開口径に応じた加工穴が被加工物89に形成される。
図15は、比較例のマスク上でのレーザビームのプロファイルを示す図である。図16は、比較例の開口部を通過後のレーザビームのプロファイルを示す図である。なお、レーザビームのプロファイルは、ビーム形状又はモード形状と呼ばれることがある。
図15に示すように、マスク85上でのレーザビーム90bのプロファイル92は、ガウス形状である。そして、レーザビーム90bの一部は、径93を有する開口部85aを通過する。図16に示すように、開口部85aを通過後のレーザビーム90cのプロファイル94は、径93を有する。このとき、レーザビーム90c全体のビーム強度が加工閾値99を上回っており、被加工物89に所望の径の加工穴を形成することができる。
次に、レーザ発振器82の個体差又は経時劣化によってレーザビーム90aのエネルギーが低下した場合について、説明する。
この場合、再び図14を参照すると、制御部88は、入射光学系83をレーザビーム90aの進行方向100に移動させて、レーザビーム90bのマスク85上でのビーム径を小さくする。これにより、制御部88は、レーザビーム90b全体に対するレーザビーム90cの比率を高めることができ、レーザビーム90cのエネルギーを保つことができる。
図17は、比較例のマスク上でのレーザビームのプロファイルを示す図である。図18は、比較例の開口部を通過後のレーザビームのプロファイルを示す図である。
図17に示すように、マスク85上でのレーザビーム90bのプロファイル95は、ガウス形状である。但し、図15に示したレーザ発振器82の出力低下前のプロファイル92と比較してレーザビーム90bの径が小さくなっているので、マスク85上でのレーザビーム90bのプロファイル95は、尖った形状となっている。そして、レーザビーム90bの周縁部のビーム強度が低い部分まで、開口部85aを通過する。
そして、レーザビーム90bの一部は、径93を有する開口部85aを通過する。図18に示すように、開口部85aを通過後のレーザビーム90cのプロファイル96は、径93を有する。ここで、レーザビーム90cの光軸を含む部分のビーム強度は、加工閾値99を上回っている。しかし、レーザビーム90cの周縁部97及び98のビーム強度は、加工閾値99を下回っている。このため、レーザ加工装置81は、被加工物89に所望の径の加工穴を形成することができない。具体的には、レーザ加工装置81は、被加工物89に所望の径よりも小さい径の加工穴しか形成することができない。
次に、実施の形態1にかかるレーザ加工方法の原理について説明する。図1に示すレーザ加工装置1の光学系は、開口部5aの像を被加工物14上へ転写する光学系となっているので、開口部5aの開口径により加工穴の径は決まる。
しかし、レーザ発振器82の出力が低下し、制御部13がマスク5へ入射するレーザビーム15bのビーム径が小さくなるように制御したときは、開口部5aを通過後のレーザビーム15cのプロファイルは、尖った形状となる。
図2は、実施の形態1の開口部を通過後のレーザビームのプロファイルを示す図である。図2に示す開口部5aを通過後のレーザビーム15cのプロファイル30では、周縁部のビーム強度が低い部分まで含まれている。
図3は、実施の形態1の被加工物の被加工表面でのレーザビームのプロファイルを示す図である。図3に示す被加工物14の被加工表面でのレーザビーム15dのプロファイル31では、被加工物14の表面でのレーザビーム15dの光軸を含む部分32のビーム強度は、加工閾値37を上回っている。しかし、レーザビーム15dの周縁部33及び34のビーム強度は、加工閾値37を下回っている。このため、レーザ加工装置1は、被加工物14に所望の径の加工穴を形成することができない。具体的には、レーザ加工装置1は、被加工物14に所望の径よりも小さい径の加工穴しか形成することができない。
そこで、制御部13は、転写光学系7を、開口部5aの像を被加工物14上へ結像させる基準位置からレーザビーム15dの進行方向18へ移動させる。つまり、制御部13は、開口部5aの像を被加工物14の被加工表面よりもレーザビーム15dの進行方向18へずらす。これにより、制御部13は、被加工物14の被加工表面上での開口部5aの像をぼやけさせる。なお、被加工物14の被加工表面上での開口部5aの像をぼやけさせるとは、被加工物14の被加工表面上での開口部5aの像の輪郭及び濃淡の境目をきわだたせないで、ぼんやりさせることを言う。これにより、制御部13は、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分のビーム径を拡大する。これにより、レーザ加工装置1は、加工穴の径を所望の加工穴径に増大させ、所望の径の加工穴を形成することができる。
図4は、実施の形態1の被加工物の被加工表面でのレーザビームのプロファイルを示す図である。制御部13は、転写光学系7を、開口部5aの像を被加工物14上へ結像させる基準位置からレーザビーム15dの進行方向18へずらす。つまり、制御部13は、開口部5aの像を被加工物14の被加工表面よりもレーザビーム15dの進行方向18へずらす。これにより、制御部13は、被加工物14の被加工表面上での開口部5aの像をぼやけさせる。これにより、制御部13は、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分のビーム径を拡大する。
図4に示す被加工物14の被加工表面でのレーザビーム15dのプロファイル35では、レーザビーム15dの加工閾値を上回る部分のビーム径が拡大されているので、必要な寸法の径36の加工穴を形成することができる。なお、プロファイル35が波打つ形状となっているのは、転写光学系7を結像位置からずらしたことによる、回折の影響である。
次に、実施の形態1にかかるレーザ加工方法の手順について説明する。図5は、実施の形態1のレーザ加工方法を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、入射光学系3の位置と、転写光学系7の位置と、加工穴径と、の関係を取得する方法を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートは、レーザ加工装置1の設置時に実行しても良いし、レーザ発振器2の交換時に実行しても良い。また、図5に示すフローチャートを実行するプログラムは、記憶部12に記憶しておいても良い。
まず、制御部13は、ステップS100において、レーザ発振器2を駆動して、被試験物を加工する。そして、制御部13は、ステップS102において、転写光学系7の位置と、加工穴径との関係を取得する。
次に、制御部13は、ステップS104において、転写光学系7が計測末端に到達したか否かを判定する。制御部13は、ステップS104で転写光学系7が計測末端に到達していないと判定したら(No)、ステップS106において、転写光学系7を1基準量移動させて、処理をステップS100に進める。なお、1基準量は、マイクロメートルのオーダが例示される。
一方、制御部13は、ステップS104で転写光学系7が計測末端に到達したと判定したら(Yes)、ステップS108において、入射光学系3が計測末端に到達したか否かを判定する。制御部13は、ステップS108で入射光学系3が計測末端に到達していないと判定したら(No)、ステップS110において、入射光学系3を1基準量移動させる。なお、1基準量は、ミリメートルのオーダが例示される。
次いで、制御部13は、ステップS112において、転写光学系7を基準位置に戻し、処理をステップS100に進める。
一方、制御部13は、ステップS108で入射光学系3が計測末端に到達したと判定したら(Yes)、処理を終了する。
なお、レーザ加工装置1を図5に示すフローチャートに従って実際に動作させることで、入射光学系3の位置と、転写光学系7の位置と、加工穴径と、の関係を取得することが好ましい。しかしながら、図5に示すフローチャートをシミュレーション実行することによって入射光学系3の位置と、転写光学系7の位置と、加工穴径と、の関係を取得しても良い。
図6は、実施の形態1の入射光学系の位置と、転写光学系の位置と、加工穴径と、の関係を示すグラフである。図6に示すグラフは、図5に示すフローチャートをシミュレーション実行することによって取得したものである。
図6に示すグラフにおいて、横軸は、転写光学系7の位置を表し、縦軸は、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分の径を表す。また、転写光学系7をレーザビーム15dの進行方向18側に移動させる場合を「−」で示し、転写光学系7をレーザビーム15dの進行方向18の逆方向19側に移動させる場合を「+」で示している。
図6では、入射光学系3の位置が基準位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から−1mmの位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から−2mmの位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から−3mmの位置の場合及び入射光学系3の位置が基準位置から−4mmの位置の場合を示している。なお、入射光学系3をレーザビーム15bの進行方向16側に移動させる場合を「−」で示している。
線40は、入射光学系3の位置が基準位置の場合のサンプル点の近似直線である。線41は、入射光学系3の位置が基準位置から−1mmの場合のサンプル点の近似直線である。線42は、入射光学系3の位置が基準位置から−2mmの場合のサンプル点の近似直線である。線43は、入射光学系3の位置が基準位置から−3mmの場合のサンプル点の近似直線である。線44は、入射光学系3の位置が基準位置から−4mmの場合のサンプル点の近似直線である。
ここで、所望の加工穴径が50μmとする。この場合、線40、線41、線42、線43及び線44と、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分の径=50μmと、の交点45、交点46、交点47、交点48及び交点49を求める。そして、交点45、交点46、交点47、交点48及び交点49の横軸の値が、入射光学系3の位置が基準位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から−1mmの位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から−2mmの位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から−3mmの位置の場合及び入射光学系3の位置が基準位置から−4mmの位置の場合に配置すべき転写光学系7の位置となる。
具体的には、入射光学系3の位置が基準位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から−140μmとなる。また、入射光学系3の位置が基準位置から−1mmの位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から−120μmとなる。また、入射光学系3の位置が基準位置から−2mmの位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から−95μmとなる。また、入射光学系3の位置が基準位置から−3mmの位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から−70μmとなる。また、入射光学系3の位置が基準位置から−4mmの位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から−25μmとなる。
図7は、実施の形態1の記憶部に記憶されるテーブルを示す図である。図7に示すテーブル12aは、図6のグラフに基づいて、入射光学系3の位置と、レーザビーム15dの被加工物14の被加工表面での径が所望の径になるときの転写光学系7の位置と、の関係を記述したものである。
図8は、実施の形態1のレーザ加工方法を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、レーザ加工に際し、レーザ加工装置1を調整する方法を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートの処理は、レーザ加工の都度、実行されても良いし、毎日の稼働の前に実行されても良いし、レーザ発振器2の出力の低下を見計らって実行されても良い。また、図8に示すフローチャートの処理を実行するプログラムは、記憶部12に記憶されていても良い。
まず、制御部13は、ステップS120において、入射光学系3をレーザビーム15aの進行方向16又はレーザビーム15aの進行方向16の逆方向17に移動させて、開口部5aを通過後のレーザビーム15cのエネルギーを調整する。
図9は、実施の形態1のレーザ加工装置のレーザビームのエネルギーを調整する際の様子を示す図である。図9に示すように、制御部13は、第3駆動部10を駆動させてテーブル9を移動させ、センサ11をレーザビーム15dの光軸上に位置させる。そして、制御部13は、センサ11で計測されるレーザビーム15dのエネルギーをモニタしながら、入射光学系3を移動させることで、センサ11に入射するレーザビーム15dのエネルギーを所望の値に調整する。
再び図8を参照すると、制御部13は、ステップS122において、入射光学系3の移動に基づいて、転写光学系7をレーザビーム15dの進行方向18又はレーザビーム15dの進行方向18の逆方向19に移動させて、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分のビーム径を調整する。このとき、制御部13は、図7に示すテーブル12aを参照することで、入射光学系3の位置に応じた転写光学系7の位置を決定することができる。
なお、上記では、記憶部12にテーブル12aを記憶させて入射光学系3の位置に応じた転写光学系7の位置を決定することとしたが、記憶部12にテーブル12aを記憶させない態様も可能である。具体的には、作業者が、レーザ加工装置1を操作しながら、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分の径が所望の径になるように、転写光学系7の位置を調整することも可能である。また、作業者が、レーザ加工装置1を操作しながら、被加工物14に実際に形成された加工穴径が所望の径になるように、転写光学系7の位置を調整することも可能である。
以上説明したように、実施の形態1によれば、レーザ発振器2の出力が低下しても、被加工物14に必要な寸法の径の加工穴を形成することができる。従って、実施の形態1によれば、レーザ発振器2の使用可能期間を延ばすことができ、レーザ発振器2の交換頻度を少なくすることができる。従って、実施の形態1によれば、レーザ加工のコストを低減することができる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2のレーザ加工装置の構成を示す図である。実施の形態2にかかるレーザ加工装置1Aは、実施の形態1にかかるレーザ加工装置1のレーザ発振器2に代えて、レーザ出力を示す信号を出力できるレーザ発振器2Aを備えている。
制御部13は、レーザ発振器2Aから受信するレーザ出力を示す信号によって、レーザ発振器2Aの出力を取得することができる。レーザ発振器2Aのレーザ出力を取得できれば、レーザビーム15cのエネルギーが所望のエネルギーとなるときの入射光学系3の位置を決定できる。そこで、レーザ出力を示す信号と、レーザビーム15cのエネルギーが所望のエネルギーとなるときの入射光学系3の位置と、の関係を予め取得し、レーザ出力を示す信号と、レーザビーム15cのエネルギーが所望のエネルギーとなるときの入射光学系3の位置と、の関係を記述したテーブル12bを記憶部12に記憶させておく。
制御部13は、レーザ発振器2Aから受信するレーザ出力を示す信号に基づいて、テーブル12bを参照し、入射光学系3の位置を決定し、入射光学系3を移動させる。更に、制御部13は、入射光学系3の移動に基づいて、テーブル12aを参照し、転写光学系7の位置を決定し、転写光学系7を移動させる。
以上説明したように、実施の形態2によれば、レーザビーム15dのエネルギーをセンサ11で計測する手間を省くことができる。従って、実施の形態2によれば、レーザ加工の効率を向上させることができる。
なお、上記した実施の形態1及び実施の形態2では、入射光学系3の位置と転写光学系7の位置との関係をあらかじめ記憶部12に記憶させておく構成を示した。しかし、レーザ加工の都度転写光学系7の位置を調整してもよい。すなわち、レーザ加工前の段取り工程として、転写光学系7の位置を変えてレーザ加工を行い、所望の加工穴径となる転写光学系7の位置を決定する。
レーザビーム15aの発散角又はプロファイルが変化した場合、入射光学系3の位置と、マスク5上でのビーム径と、の関係も変わる。つまり、入射光学系3の位置と、開口部5aを通過後のレーザビーム15cのプロファイルと、の関係も変わる。これにより、実施の形態1及び実施の形態2で予め記憶部12に記憶させておいたテーブル12a及び12bの関係も変わり、加工穴径を所望の径に保つことができなくなる可能性がある。しかしレーザ加工の都度転写光学系7の位置を調整することとすれば、レーザビーム15aの発散角又はプロファイルが変動した場合でも、加工穴径を所望の径に保つことができる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3のレーザ加工装置の構成を示す図である。
実施の形態1にかかるレーザ加工装置1では、レーザビーム15bが、収束点20で収束した後、発散してマスク5に入射している。
一方、実施の形態3にかかるレーザ加工装置1Bでは、レーザビーム15bが、収束する前にマスク5に入射している。そして、開口部5aを通過後のレーザビーム15cが収束点20で収束している。
実施の形態3では、制御部13は、レーザ発振器2から出射されるレーザビーム15aのエネルギーが低下したら、入射光学系3をレーザビーム15aの進行方向16の逆方向17に移動させて、レーザビーム15bのマスク5上でのビーム径を小さくする。これにより、制御部13は、レーザビーム15b全体に対するレーザビーム15cの比率を高めることができ、レーザビーム15cのエネルギーを保つことができる。
図12は、実施の形態3の入射光学系の位置と、転写光学系の位置と、加工穴径と、の関係を示すグラフである。図12に示すグラフは、図5に示すフローチャートをシミュレーション実行することによって取得したものである。
図12に示すグラフにおいて、横軸は、転写光学系7の位置を表し、縦軸は、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分の径を表す。また、転写光学系7をレーザビーム15dの進行方向18側に移動させる場合を「−」で示し、転写光学系7をレーザビーム15dの進行方向18の逆方向19側に移動させる場合を「+」で示している。
図12では、入射光学系3の位置が基準位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から+1mmの位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から+2mmの位置の場合及び入射光学系3の位置が基準位置から+3mmの位置の場合を示している。なお、入射光学系3をレーザビーム15bの進行方向16の逆方向17側に移動させる場合を「+」で示している。
線60は、入射光学系3の位置が基準位置の場合のサンプル点の近似直線である。線61は、入射光学系3の位置が基準位置から+1mmの場合のサンプル点の近似直線である。線62は、入射光学系3の位置が基準位置から+2mmの場合のサンプル点の近似直線である。線63は、入射光学系3の位置が基準位置から+3mmの場合のサンプル点の近似直線である。
ここで、所望の加工穴径が50μmとする。この場合、線60、線61、線62及び線63と、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分の径=50μmと、の交点64、交点65、交点66及び交点67を求める。そして、交点64、交点65、交点66及び交点67の横軸の値が、入射光学系3の位置が基準位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から+1mmの位置の場合、入射光学系3の位置が基準位置から+2mmの位置の場合及び入射光学系3の位置が基準位置から+3mmの位置の場合に配置すべき転写光学系7の位置となる。
具体的には、入射光学系3の位置が基準位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から+260μmとなる。また、入射光学系3の位置が基準位置から+1mmの位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から+200μmとなる。また、入射光学系3の位置が基準位置から+2mmの位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から+75μmとなる。また、入射光学系3の位置が基準位置から+3mmの位置の場合、転写光学系7の位置は、基準位置から+10μmとなる。
図13は、実施の形態3の記憶部に記憶されるテーブルを示す図である。図13に示すテーブル12cは、図12のグラフに基づいて、入射光学系3の位置と、レーザビーム15dの被加工物14の被加工表面での径が所望の径になるときの転写光学系7の位置と、を記述したものである。
制御部13は、入射光学系3をレーザビーム15aの進行方向16の逆方向17に移動させて、開口部5aを通過後のレーザビーム15cのエネルギーを調整する。
そして、制御部13は、入射光学系3の移動に基づいて、転写光学系7をレーザビーム15dの進行方向18の逆方向19に移動させる。つまり、制御部13は、開口部5aの像を被加工物14の被加工表面よりもレーザビーム15dの進行方向18と逆方向19側へずらす。これにより、制御部13は、被加工物14の被加工表面上での開口部5aの像をぼやけさせる。これにより、制御部13は、被加工物14の被加工表面上でのレーザビーム15dの加工閾値を上回る部分のビーム径を拡大する。これにより、レーザ加工装置1は、加工穴の径を増大させ、所望の径の加工穴を形成することができる。
以上説明したように、実施の形態3によれば、レーザ発振器2の出力が低下しても、被加工物14に所望の径の加工穴を形成することができる。従って、実施の形態3によれば、レーザ発振器2の使用可能期間を延ばすことができ、レーザ発振器2の交換頻度を少なくすることができる。従って、実施の形態3によれば、レーザ加工のコストを低減することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A,1B レーザ加工装置、2,2A レーザ発振器、3 入射光学系、4 第1駆動部、5 マスク、6 伝送光学系、7 転写光学系、8 第2駆動部、9 テーブル、10 第3駆動部、11 センサ、12 記憶部、13 制御部。

Claims (10)

  1. レーザ発振器から出射されるレーザビームをマスクに照射する入射光学系をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、前記マスクの開口部を通過後のレーザビームのエネルギーを調整する第1の工程と、
    前記入射光学系の移動に基づいて、前記開口部を通過後のレーザビームを被加工物に照射する転写光学系をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、レーザビームの被加工物の被加工表面での径を調整する第2の工程と、
    を含むことを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 前記第2の工程は、前記転写光学系により結像される前記開口部の像を、被加工物の被加工表面よりもレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向にずらすことを特徴とする、請求項1に記載のレーザ加工方法。
  3. 前記第2の工程は、被加工物の被加工表面上でのレーザビームの加工閾値を上回る部分のビーム径を、所望の加工穴径に増大させることを特徴とする、請求項1に記載のレーザ加工方法。
  4. 前記第2の工程は、前記入射光学系の位置と、レーザビームの被加工物の被加工表面での径が所望の径になるときの前記転写光学系の位置と、の関係を記述したテーブルを参照することで、前記転写光学系の位置を決定することを特徴とする、請求項1に記載のレーザ加工方法。
  5. 前記第1の工程は、前記レーザ発振器から受信するレーザ出力を示す信号と、前記開口部を通過後のレーザビームのエネルギーが所望のエネルギーとなるときの入射光学系の位置と、の関係を記述したテーブルを参照することで、前記入射光学系の位置を決定することを特徴とする、請求項1に記載のレーザ加工方法。
  6. レーザ発振器から出射されるレーザビームをマスクに照射する入射光学系と、
    前記マスクの開口部を通過後のレーザビームを被加工物に照射する転写光学系と、
    前記入射光学系をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、前記開口部を通過後のレーザビームのエネルギーを調整し、前記入射光学系の移動に基づいて、前記転写光学系をレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向に移動させて、レーザビームの被加工物の被加工表面での径を調整する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする、レーザ加工装置。
  7. 前記制御部は、前記転写光学系により結像される前記開口部の像を、被加工物の被加工表面よりもレーザビームの進行方向又はレーザビームの進行方向と逆方向にずらすことを特徴とする、請求項6に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記制御部は、被加工物の被加工表面上でのレーザビームの加工閾値を上回る部分のビーム径を、所望の加工穴径に増大させることを特徴とする、請求項6に記載のレーザ加工装置。
  9. 前記入射光学系の位置と、レーザビームの被加工物の被加工表面での径が所望の径になるときの前記転写光学系の位置と、の関係を記述したテーブルを記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記テーブルを参照することで、前記転写光学系の位置を決定することを特徴とする、請求項6に記載のレーザ加工装置。
  10. 前記レーザ発振器から受信するレーザ出力を示す信号と、前記開口部を通過後のレーザビームのエネルギーが所望のエネルギーとなるときの入射光学系の位置と、の関係を記述したテーブルを記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記テーブルを参照することで、前記入射光学系の位置を決定することを特徴とする、請求項6に記載のレーザ加工装置。
JP2015532232A 2014-11-06 2014-11-06 レーザ加工方法及び装置 Active JP5916962B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/079435 WO2016071986A1 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 レーザ加工方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5916962B1 JP5916962B1 (ja) 2016-05-11
JPWO2016071986A1 true JPWO2016071986A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=55908738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015532232A Active JP5916962B1 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 レーザ加工方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5916962B1 (ja)
KR (1) KR101771885B1 (ja)
CN (1) CN107073654A (ja)
TW (1) TWI586468B (ja)
WO (1) WO2016071986A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110480257B (zh) * 2019-07-12 2020-05-19 江苏长龄液压股份有限公司 一种油缸的制造工艺
JP7496711B2 (ja) 2020-05-12 2024-06-07 株式会社ディスコ レーザー加工装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3292058B2 (ja) * 1996-10-01 2002-06-17 三菱電機株式会社 レーザ光による配線基板の加工方法及びその装置
US6313435B1 (en) * 1998-11-20 2001-11-06 3M Innovative Properties Company Mask orbiting for laser ablated feature formation
JP3750388B2 (ja) * 1998-12-21 2006-03-01 三菱電機株式会社 レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP2003285179A (ja) * 2002-03-26 2003-10-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工方法及び加工装置
JP2004209508A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工方法及びレーザ加工装置
WO2004086121A1 (ja) * 2003-03-24 2004-10-07 Nikon Corporation 光学素子、光学系、レーザ装置、露光装置、マスク検査装置、及び高分子結晶の加工装置
JP2006082125A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Mitsubishi Electric Corp 像転写式レーザー加工装置およびその加工方法
WO2006129369A1 (ja) * 2005-06-03 2006-12-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha レーザ加工方法およびレーザ加工装置
JP5062838B2 (ja) 2008-02-29 2012-10-31 パナソニック デバイスSunx株式会社 レーザマーキング装置
US20120187097A1 (en) * 2011-01-25 2012-07-26 Wu Jang-Yie Laser engraver capable of automatic defocusing
WO2014174565A1 (ja) * 2013-04-22 2014-10-30 三菱電機株式会社 レーザ加工装置およびレーザ加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI586468B (zh) 2017-06-11
TW201620659A (zh) 2016-06-16
KR101771885B1 (ko) 2017-08-25
KR20170031781A (ko) 2017-03-21
WO2016071986A1 (ja) 2016-05-12
JP5916962B1 (ja) 2016-05-11
CN107073654A (zh) 2017-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6795472B2 (ja) 機械学習装置、機械学習システム及び機械学習方法
CN101856773A (zh) 一种激光加工初始位置的对焦定位方法及激光加工装置
JP5145673B2 (ja) レーザ加工方法およびレーザ加工装置
CN104302438A (zh) 用于以激光辐射加工工件的方法和设备
CN201693290U (zh) 一种激光加工装置
JP5916962B1 (ja) レーザ加工方法及び装置
KR102483670B1 (ko) 레이저 가공 시스템 및 레이저 가공 방법
JP6239421B2 (ja) レーザ加工装置
CA2809887A1 (en) Device and method for processing material by means of focused electromagnetic radiation
KR102302028B1 (ko) 레이저가공장치 및 레이저가공방법
US8439902B2 (en) Apparatus and method for processing material with focused electromagnetic radiation
KR20160127461A (ko) 레이저 가공 장치 및 그 가공방법
JP2006007257A (ja) レーザ加工装置
JP6780544B2 (ja) レーザ溶接装置
JP2007054853A (ja) レーザ加工装置及び加工方法
JP6584053B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
KR20220163423A (ko) 레이저 가공 장치 및 레이저 가공 방법
KR20130073050A (ko) 레이저 가공 장치 및 그 보정 데이터 생성 방법
JP4680871B2 (ja) ビームプロファイル測定装置及びレーザ加工装置
JP6430816B2 (ja) レーザ加工装置の設定装置、これを備えるレーザ加工装置、および、レーザ加工装置の設定プログラム
JP2016221545A (ja) レーザ加工装置、及び、レーザ加工装置の集光角設定方法
JP2021065897A (ja) 制御装置、制御システム、及びプログラム
JP7387791B2 (ja) レーザ加工装置
JP7497849B2 (ja) ライトシート顕微鏡用長距離伝搬ビーム形成レンズユニット及び長距離伝搬ビーム形成方法
JP2005103630A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5916962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250