JP6780544B2 - レーザ溶接装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ溶接装置に関する。
従来、レーザ光をワークに照射して溶接するレーザ溶接装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1のレーザ溶接装置は、レーザ光の焦点ずれを検出し、焦点距離を補正するように構成されている。具体的に、このレーザ溶接装置では、測定基準面に形成された小開口にレーザ光を照射し、そのレーザ光の照射による小開口の周囲の測定基準面からの放射光を測定する。そして、放射光の強度に基づいて焦点のずれ量を算出し、そのずれ量を用いて焦点距離が補正される。
特開2016−2580号公報
しかしながら、上記した従来のレーザ溶接装置では、出射されるレーザ光の焦点距離を補正することが可能であるが、ワーク側にばらつきが生じる場合に対応するのが困難である。すなわち、上記のレーザ溶接装置においてワーク側のばらつきに対応するためには、ワークに小開口を設ける必要があることから、現実的ではない。なお、ワーク側のばらつきとは、たとえば、ワークの搬送位置がずれる場合や、ワークの形状にばらつき(個体差)がある場合である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ワーク側にばらつきが生じる場合であっても、そのばらつきに起因する位置ずれを補正して溶接することが可能なレーザ溶接装置を提供することである。
本発明によるレーザ溶接装置は、溶接用レーザ光を出射する第1光源と、溶接用レーザ光の焦点距離を調整する焦点調整機構と、溶接用レーザ光を走査させる走査機構とを備え、溶接用レーザ光をワークに照射して溶接するように構成されている。レーザ溶接装置は、検査用レーザ光を出射するとともに、検査用レーザ光が焦点調整機構および走査機構を介してワークに照射されるように配置された第2光源と、検査用レーザ光がワークに照射された場合に、そのワークで反射される反射光を受光する受光素子と、検査用レーザ光がワークに照射されるときの受光素子の検出結果に基づいて、ワークの第1位置ずれおよび第2位置ずれを検査する検査部とを備える。第1位置ずれは、ワークに照射される検査用レーザ光の光軸方向と交差する方向におけるワークの位置ずれであり、第2位置ずれは、光軸方向におけるワークの位置ずれである。第1位置ずれが検査される場合には走査機構によって検査用レーザ光がワークに対して走査軌跡を描くように走査され、その際の反射光の強度がゼロとなる期間に基づいて第1位置ずれの補正値が算出される。第2位置ずれが検査される場合には焦点調整機構によって検査用レーザ光の焦点距離を変化させながらワークに対して検査用レーザ光が照射され、その際の反射光の強度が最大となる時点に基づいて第2位置ずれの補正値が算出される。そして、レーザ溶接装置は、第1位置ずれの検査が行われた後に、第1位置ずれが補正された状態で第2位置ずれの検査が行われ、その後に第1位置ずれおよび第2位置ずれが補正された状態で溶接用レーザ光ワークに照射されて溶接が行われるように構成されている。
このように構成することによって、溶接用レーザ光を照射する前に、ワークの第1位置ずれおよび第2位置ずれを検査することにより、溶接用レーザ光を照射するときに第1位置ずれおよび第2位置ずれを補正することができるので、ワーク側にばらつきが生じる場合であっても、そのばらつきに起因する位置ずれを補正して溶接することができる。
本発明のレーザ溶接装置によれば、ワーク側にばらつきが生じる場合であっても、そのばらつきに起因する位置ずれを補正して溶接することができる。
本実施形態によるレーザ溶接装置の概略構成を説明するための図である。 平面ずれが発生している状態を説明するための図である。 平面ずれが発生している場合の受光素子の検出結果の一例と、そのときの走査位置とを示した図である。 図3の走査位置から算出される補正値を説明するための図である。 焦点距離と反射光の強度との関係を説明するための図である。 焦点ずれが発生している場合の受光素子の検出結果の一例を示した図である。 本実施形態によるレーザ溶接装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態によるレーザ溶接装置100の概略構成について説明する。
レーザ溶接装置100は、図1に示すように、たとえば2枚の鋼板151および152からなるワーク150の溶接箇所150aにレーザ光L1を照射することにより、その溶接箇所150aを溶接するように構成されている。また、レーザ溶接装置100は、ワーク150を溶接する前に、ワーク150側のばらつきに起因する位置ずれを検査し、溶接の際にその位置ずれを補正するように構成されている。なお、ワーク150側のばらつきとは、たとえば、ワーク150の搬送位置がずれる場合や、ワーク150の形状にばらつき(個体差)がある場合である。このレーザ溶接装置100は、レーザ発振器1と、光学系2と、受光部3と、制御装置4とを備えている。
レーザ発振器1は、溶接用のレーザ光L1および検査用のレーザ光L2を出射可能であり、光ファイバ5を介して光学系2に接続されている。このため、レーザ発振器1から出射されたレーザ光L1およびL2は、光ファイバ5を介して光学系2に入射される。レーザ光L1を出射する際の出力などは、ワーク150を溶接可能なように、ワーク150の材質などに応じて設定される。レーザ光L2を出射する際の出力などは、レーザ光L1を出射する場合に比べて低く設定されており、スパッタが発生しないように、ワーク150の材質などに応じて設定される。なお、レーザ発振器1は、本発明の「第1光源」および「第2光源」の一例である。レーザ光L1およびL2は、それぞれ、本発明の「溶接用レーザ光」および「検査用レーザ光」の一例である。
光学系2は、入射されたレーザ光L1およびL2をワーク150に導くために設けられている。この光学系2は、焦点調整機構21と、走査機構22と、ミラー23および24とを含んでいる。
焦点調整機構21は、レーザ光L1およびL2の光軸方向に移動可能なレンズ21aを有する。この焦点調整機構21は、レンズ21aの位置を調整することにより、レーザ光L1およびL2の焦点距離を調整するように構成されている。
走査機構22は、ワーク150に対してレーザ光L1およびL2を走査させるために設けられている。この走査機構22は、一対のガルバノミラー221および222を有しており、ガルバノミラー221がモータ221aの回転軸に支持され、ガルバノミラー222がモータ222aの回転軸に支持されている。そして、走査機構22では、モータ221aおよび222aにより、ガルバノミラー221および222の角度を調整することにより、レーザ光L1およびL2を走査させることが可能である。なお、ガルバノミラー221は、レーザ光L1およびL2をワーク150に対してX方向(図1における左右方向)に走査させ、ガルバノミラー222は、レーザ光L1およびL2をワーク150に対してY方向(図1の紙面に対して直交する方向)に走査させる。
ミラー23は、焦点調整機構21を通過したレーザ光L1およびL2を走査機構22に送るために設けられている。ミラー24は、レーザ光L2がワーク150に照射されたときの反射光L3を受光部3に送るために設けられている。なお、ミラー24は、レーザ発振器1から入射されて焦点調整機構21に向かうレーザ光L1およびL2が通過可能に構成されている。
受光部3は、ミラー31と、受光素子32とを有する。ミラー31は、ミラー24からの反射光L3を受光素子32に送るために設けられている。受光素子32は、反射光L3の強度を検出するために設けられている。
制御装置4は、CPU、ROMおよびRAMなどを有するコンピュータであり、レーザ溶接装置100を制御するように構成されている。制御装置4には、レーザ発振器1、光学系2および受光部3が接続されている。そして、制御装置4は、レーザ発振器1および光学系2を制御するとともに、受光素子32の検出結果が入力されるように構成されている。なお、制御装置4は、本発明の「検査部」の一例である。
このようなレーザ溶接装置100では、ワーク150の溶接時に、レーザ発振器1から溶接用のレーザ光L1が出射され、そのレーザ光L1が光ファイバ5を介して光学系2に入射される。光学系2に入射したレーザ光L1は、ミラー24および焦点調整機構21を通過してミラー23で反射される。そして、ミラー23からのレーザ光L1は、ガルバノミラー221および222で反射され、ワーク150に照射される。このとき、レーザ発振器1から出射されるレーザ光L1は制御装置4により制御される。また、制御装置4が焦点調整機構21を制御することにより、レーザ光L1の焦点距離が調整され、制御装置4が走査機構22を制御することにより、ワーク150に対してレーザ光L1が走査される。なお、レーザ光L1は、たとえば円を描くように走査される。このように、ワーク150の溶接箇所150aにレーザ光L1が照射されることにより、その溶接箇所150aが溶融した後に凝固され、ワーク150が溶接箇所150aで溶接される。
ここで、本実施形態では、レーザ溶接装置100は、ワーク150を溶接する前に、ワーク150側のばらつきに起因する位置ずれを検査し、溶接の際にその位置ずれを補正するように構成されている。この位置ずれの検査は、ワーク150に対して検査用のレーザ光L2を照射し、その際の反射光L3の強度に基づいて行われる。また、位置ずれとしては、ワーク150に照射されるレーザ光L2の光軸方向と交差する方向における位置ずれ(以下、「平面ずれ」という)と、ワーク150に照射されるレーザ光L2の光軸方向における位置ずれ(以下、「焦点ずれ」という)とがある。そこで、平面ずれおよび焦点ずれの検査について説明する。
[平面ずれの検査]
次に、図1〜図4を参照して、本実施形態のレーザ溶接装置100における平面ずれの検査について説明する。この平面ずれの検査は、制御装置4により行われる。なお、平面ずれは、本発明の「第1位置ずれ」の一例である。
図1に示すように、平面ずれの検査時には、レーザ発振器1から検査用のレーザ光L2が出射され、そのレーザ光L2が光ファイバ5を介して光学系2に入射される。光学系2に入射したレーザ光L2は、ミラー24、焦点調整機構21、ミラー23および走査機構22を介してワーク150に照射される。このとき、レーザ光L2の焦点距離および走査軌跡ST(図2参照)は、予め記録された教示データに基づいて設定される。走査軌跡STはたとえば円形であり、所定位置から開始されてその所定位置に戻るように円を描くように走査される。
そして、ワーク150にレーザ光L2が照射されると反射光L3が発生し、その反射光L3は、走査機構22、ミラー23、焦点調整機構21およびミラー24を介して受光部3に入射される。受光部3に入射された反射光L3は、ミラー31を介して受光素子32に照射される。そして、制御装置4では、反射光L3の強度である受光素子32の検出結果に基づいて、ワーク150の平面ずれを検出する。
ここで、図2に示すように、ワーク150の平面ずれが発生している場合に、レーザ光L2の走査軌跡STにおいて、ワーク150にレーザ光L2が照射されない区間(レーザ光L2が外れる区間)STzがあると、その区間STzでは反射光L3が発生しない。このため、図3に示すように、受光素子32により検出される反射光L3の強度は、走査開始時点t1から上昇し、レーザ光L2が外れ始める時点t2においてゼロになる。その後、レーザ光L2がワーク150に当たり始める時点t3において上昇し、走査終了時点t4においてゼロになる。この受光素子32の検出結果における時点t2から時点t3までの期間Tが、レーザ光L2が照射されない区間STzに相当する。また、図3には、円形の走査軌跡STの中心位置をP(a,b)とした場合の走査位置のX軸およびY軸の値を示している。なお、X軸およびY軸の値は、それぞれ、ガルバノミラー221および222の角度に基づいて算出される。
そして、図4に示すように、時点t2の走査位置P(c,d)と、時点t3の走査位置P(e,f)とから補正値CVを算出する。具体的には、走査位置P(c,d)と走査位置P(e,f)とを結ぶ直線L1に対して、レーザ光L2が照射されない区間STzの反対側にワーク150が配置されている。このため、直線L1と直交するとともに、中心位置P(a,b)を通る直線L2における、区間STzの走査軌跡STと交わる点P(g,h)から、直線L1と交わる点P(i,j)に向かうベクトルが補正値CVになる。
そして、この補正値CVを用いて平面ずれが補正される。すなわち、予め記録された教示データにおける走査軌跡STの所定位置(走査開始位置)が補正値CVを用いて補正される。つまり、平面ずれの補正では、走査機構22による走査位置が補正される。
[焦点ずれの検査]
次に、図1、図5および図6を参照して、本実施形態のレーザ溶接装置100における焦点ずれの検査について説明する。この焦点ずれの検査は、上記した平面ずれの検査後に、平面ずれが補正された状態で、制御装置4により行われる。なお、焦点ずれは、本発明の「第2位置ずれ」の一例である。
図1に示すように、焦点ずれの検査時には、レーザ発振器1から検査用のレーザ光L2が出射され、そのレーザ光L2が光ファイバ5を介して光学系2に入射される。光学系2に入射したレーザ光L2は、ミラー24、焦点調整機構21、ミラー23および走査機構22を介してワーク150に照射される。このとき、レーザ光L2の走査軌跡STは、教示データを補正値CVで補正して設定される。
ここで、図5の(b)に示すように、レーザ光L2の焦点距離がワーク150に合っているときに、反射光L3の強度が最大になるように受光部3が調整されている。このため、図5の(a)に示すように、レーザ光L2の焦点距離がプラス側にデフォーカスされた場合、および、図5の(c)に示すように、レーザ光L2の焦点距離がマイナス側にデフォーカスされた場合には、焦点距離が合っている場合に比べて反射光L3の強度が弱くなる。
そこで、レーザ光L2の焦点距離を変化させながらレーザ光L2を走査し、そのときの受光素子32の検出結果に基づいて焦点ずれを検出する。具体的には、走査開始時点に、予め記録された教示データの焦点距離から所定量だけプラス側に焦点をシフトさせ、レーザ光L2の走査の際に焦点を徐々にマイナス側に変化させ、走査終了時点に、予め記録された教示データの焦点距離から所定量だけマイナス側に焦点をシフトした状態にする。
このように、レーザ光L2の焦点距離を変化させながらレーザ光L2を走査した場合に、教示データの焦点距離が合っていた場合には、図6の破線で示すように、走査開始時点t11から走査終了時点t13までの間において、その走査期間の中間時点t12で反射光L3の強度が最大になる。そして、図6の実線で示すように、たとえばマイナス側に焦点ずれが発生していた場合には、中間時点t12を経過した後の時点t21において反射光L3の強度が最大になる。このため、時点t12から時点t21までの焦点距離の変化(焦点距離の差)を補正値として算出する。
そして、この補正値を用いて焦点ずれが補正される。すなわち、予め記録された教示データにおける焦点距離が補正値を用いて補正される。つまり、焦点ずれの補正では、焦点調整機構21により調整される焦点距離が補正される。たとえば、ワーク150がレーザ溶接装置100に対して教示データよりも近い場合に、焦点距離を教示データからマイナス側に補正して焦点が合わされるようになっている。
−溶接時の動作−
次に、図7を参照して、本実施形態のレーザ溶接装置100における溶接時の動作について説明する。なお、レーザ溶接装置100に対してワーク150は搬送装置(図示省略)により所定の位置に配置される。このとき、ワーク150側のばらつきに起因する位置ずれが発生し得る。
そこで、まず、ステップS1において、平面ずれの検査が行われる。具体的には、上記したように、ワーク150に対して検査用のレーザ光L2を走査させ、その際の反射光L3を受光素子32により検出し、その検出結果に基づいて補正値が算出される。
次に、ステップS2において、平面ずれを補正した状態で、焦点ずれの検査が行われる。具体的には、上記したように、ワーク150に対して検査用のレーザ光L2を照射しながら焦点距離を変化させ、その際の反射光L3を受光素子32により検出し、その検出結果に基づいて補正値が算出される。なお、レーザ光L2がワーク150に照射される際に、教示データの走査軌跡がステップS1で算出された補正値を用いて補正されているため、平面ずれが補正される。
次に、ステップS3において、平面ずれおよび焦点ずれを補正した状態で、溶接が行われる。具体的には、ワーク150の溶接箇所150aに溶接用のレーザ光L1が照射されることにより、その溶接箇所150aが溶融した後に凝固され、ワーク150が溶接箇所150aで溶接される。なお、レーザ光L1がワーク150に照射される際に、教示データの走査軌跡がステップS1で算出された補正値を用いて補正されているため、平面ずれが補正され、教示データの焦点距離がステップS2で算出された補正値を用いて補正されているため、焦点ずれが補正される。
−効果−
本実施形態では、上記のように、溶接用のレーザ光L1を照射する前に、ワーク150の平面ずれおよび焦点ずれを検査することによって、レーザ光L1を照射するときに平面ずれおよび焦点ずれを補正することができるので、ワーク150側にばらつきが生じる場合であっても、そのばらつきに起因する位置ずれを補正して溶接することができる。したがって、ワーク150の搬送位置がずれる場合や、ワーク150の形状にばらつき(個体差)がある場合であっても、適切に溶接を行うことができる。
また、本実施形態では、溶接用のレーザ光L1と検査用のレーザ光L2とをレーザ発振器1が出射することによって、溶接用のレーザ光を出射する光源と検査用のレーザ光を出射する光源とを別個に設ける場合に比べて、装置の簡略化を図ることができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、溶接用のレーザ光L1および検査用のレーザ光L2を出射するレーザ発振器1が設けられる例を示したが、これに限らず、溶接用のレーザ光を出射する光源と検査用のレーザ光を出射する光源とが別個に設けられていてもよい。
また、本実施形態において、平面ずれの補正の際に、算出された補正値CVをそのまま用いて補正してもよいし、溶接用のレーザ光L1が照射される際の溶融池の幅を考慮して、その分を補正値CVに加えて補正してもよく、また、算出された補正値CVに所定の余裕しろを加えて補正してもよい。
また、本実施形態では、検査用のレーザ光L2の焦点距離を変化させながらレーザ光L2を走査させる例を示したが、これに限らず、検査用のレーザ光を所定の位置に照射しながら焦点距離を変化させるようにしてもよい。
また、本実施形態において、平面ずれおよび焦点ずれの補正値を教示データに積算して、教示データを更新するようにしてもよいし、教示データを更新しないようにしてもよい。
また、本実施形態において、平面ずれおよび焦点ずれの補正を溶接箇所150a毎に行うようにしてもよいし、平面ずれおよび焦点ずれの補正をワーク150毎に行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、走査軌跡STが円形である例を示したが、これに限らず、走査軌跡が直線状などのその他の形状であってもよい。
また、本実施形態において、fΘレンズなどのその他の光学部品が光学系2に設けられていてもよい。
本発明は、レーザ光をワークに照射して溶接するレーザ溶接装置に利用可能である。
1 レーザ発振器(第1光源、第2光源)
4 制御装置(検査部)
21 焦点調整機構
22 走査機構
32 受光素子
100 レーザ溶接装置
L1 レーザ光(溶接用レーザ光)
L2 レーザ光(検査用レーザ光)
L3 反射光

Claims (1)

  1. 溶接用レーザ光を出射する第1光源と、
    前記溶接用レーザ光の焦点距離を調整する焦点調整機構と、
    前記溶接用レーザ光を走査させる走査機構とを備え、
    前記溶接用レーザ光をワークに照射して溶接するように構成されたレーザ溶接装置であって、
    検査用レーザ光を出射するとともに、前記検査用レーザ光が前記焦点調整機構および前記走査機構を介してワークに照射されるように配置された第2光源と、
    前記検査用レーザ光がワークに照射された場合に、そのワークで反射される反射光を受光する受光素子と、
    前記検査用レーザ光がワークに照射されるときの前記受光素子の検出結果に基づいて、ワークの第1位置ずれおよび第2位置ずれを検査する検査部とを備え、
    前記第1位置ずれは、ワークに照射される前記検査用レーザ光の光軸方向と交差する方向におけるワークの位置ずれであり、前記第2位置ずれは、前記光軸方向におけるワークの位置ずれであり、
    前記第1位置ずれが検査される場合には前記走査機構によって前記検査用レーザ光がワークに対して走査軌跡を描くように走査され、その際の反射光の強度がゼロとなる期間に基づいて前記第1位置ずれの補正値が算出され、
    前記第2位置ずれが検査される場合には前記焦点調整機構によって前記検査用レーザ光の焦点距離を変化させながらワークに対して前記検査用レーザ光が照射され、その際の反射光の強度が最大となる時点に基づいて前記第2位置ずれの補正値が算出され、
    前記第1位置ずれの検査が行われた後に、前記第1位置ずれが補正された状態で前記第2位置ずれの検査が行われ、その後に前記第1位置ずれおよび前記第2位置ずれが補正された状態で前記溶接用レーザ光ワークに照射されて溶接が行われるように構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。
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