JPWO2016027634A1 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016027634A1
JPWO2016027634A1 JP2016506025A JP2016506025A JPWO2016027634A1 JP WO2016027634 A1 JPWO2016027634 A1 JP WO2016027634A1 JP 2016506025 A JP2016506025 A JP 2016506025A JP 2016506025 A JP2016506025 A JP 2016506025A JP WO2016027634 A1 JPWO2016027634 A1 JP WO2016027634A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
illumination optical
light distribution
observation
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016506025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5942063B1 (ja
Inventor
伸彦 曾根
伸彦 曾根
高頭 英泰
英泰 高頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5942063B1 publication Critical patent/JP5942063B1/ja
Publication of JPWO2016027634A1 publication Critical patent/JPWO2016027634A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/06Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
    • A61B1/0607Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements for annular illumination
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00096Optical elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/06Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
    • A61B1/0661Endoscope light sources
    • A61B1/0676Endoscope light sources at distal tip of an endoscope
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2461Illumination

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

十分な配光と明るさを確保しながら、フレアやハレーションを抑制し、良好な観察を行う。内視鏡装置の挿入部の先端に設けられ、観察対象を観察するための観察光学系と、挿入部に設けられ、光源から出射された照明光を観察対象に配光して同一視野を照明する複数の照明光学系と、を備え、複数の照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも観察光学系からの距離が遠く、以下の条件式を満たす内視鏡装置を提供する。0.6≦|φSfW/φWfS|≦1.0 ・・・ (1)但し、fWは最も広配光の照明光学系の焦点距離であり、fSは最も狭配光の照明光学系の焦点距離であり、φWは最も広配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径であり、φSは最も狭配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径である。

Description

本発明は、内視鏡装置、特に、先端の挿入部に複数の照明光学系を備えた内視鏡装置に関するものである。
一般に、内視鏡装置の先端部には、被写体に照明光を照射する照明光学系、被写体を観察する観察光学系、処置具等を導出するチャンネル、及び観察光学系のレンズ面を洗浄するノズル等の構造物が配置されている。また、複数の照明光学系を配置することにより、広画角の視野を効率的に照射する内視鏡装置も提案されている。このような内視鏡装置として、例えば、特許文献1には、挿入部の先端面の面内に、観察光学系の観察窓と、観察窓よりも大径円形状の鉗子口と、照明光を照射する複数の光照射窓とを備え、複数の光照射窓が観察窓を挟むように配置され、観察光学系に対して近い位置に配置される照明光学系の光照射角、配光が広い内視鏡装置が開示されている。
特許第5075658号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された内視鏡装置のような構成とした場合、フレアやハレーションといった、観察上好ましくない不具合が発生しやすくなり、結果として、良好な観察を妨げてしまう構成となっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、十分な配光と明るさを確保しながら、フレアやハレーションを抑制し、良好な観察を行うことができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、内視鏡装置の挿入部の先端に設けられ、観察対象を観察するための観察光学系と、前記挿入部に設けられ、光源から出射された照明光を前記観察対象に配光して同一視野を照明する複数の照明光学系と、を備え、複数の該照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも前記観察光学系からの距離が遠く、以下の条件式を満たす内視鏡装置を提供する。
0.6≦|φ/φ|≦1.0 ・・・ (1)
但し、fは最も広配光の照明光学系の焦点距離であり、fは最も狭配光の照明光学系の焦点距離であり、φは最も広配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径であり、φは最も狭配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径である。
本態様によれば、条件式(1)を満たすことで、照明光量を大きく、広い配光とすることができ、フレアやハレーションを抑制し、良好な観察を行うことができる。
条件式(1)の上限を超えると、観察光学系に近い方の照明の配光が広くなり、フレアやハレーション等の不具合が発生しやすくなる。その反面、条件式(1)の下限を下回ると、一方の配光が広くなりすぎるため、照明の置いてある方向のみ明るくなってしまい、フレア・ハレーションには強いが、画面の一部のみが明るい、ムラのある照明光学系となってしまう。
条件式(1)を満たすことを規定しているのは、以下の理由による。一般に、照明光学系を照明の光量が大きい、又は、広い配光のものとした場合、周辺部の光量が多くなるため観察光学系に直接入るフレアや、被写体に近づいた際に周辺部に強い光が照射して観察画面の一部が白く飛んでしまうハレーション等の光学不具合を生じる頻度が高くなる。このため、観察光学系に対して近い位置に配置した照明光学系をフレアやハレーションを軽減する照明とするためには、照明光学系の光量を小さくして、さらに比較的狭い配光で構成する必要がある。すなわち、照明光学系の焦点距離を大きくし、レンズ外径を小さくして構成する必要がある。
ところが、このように構成すると、遠方の照明光が足りなくなり、画面周辺の配光が不足してしまう。よって、複数の照明光学系のうち、遠い位置に配置された照明光学系は照明光量を大きく、広い配光で構成する必要がある。すなわち焦点距離を小さく、レンズ外径を大きくして構成する。すなわち、これら2つの構成を同時に満たすために条件式(1)を満たす必要がある。
なお、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を適用するとより好ましく、(1)又は(1’)に代えて(1’’)を適用するとさらに好ましい。
0.7≦|φ/φ|≦0.95 ・・・ (1’)
さらに、以下であるとなお良い。
0.75≦|φ/φ|≦0.92 ・・・ (1’’)
上記態様において、以下の条件式を満たすこととしてもよい。
1.6≦|φ/fφ|≦2.8 ・・・ (2)
但し、fは観察光学系の焦点距離であり、φは観察光学系の最大像高である。
このように条件式(2)を満たすことで、近接観察に適した照明を提供することができる。条件式(2)の下限を下回ると、照明光学系の配光が狭くなりすぎたり、観察光学系の視野範囲が広くなりすぎたりし、良好な観察ができなくなる。条件式(2)の上限を超えると、反対に、観察光学系の視野が狭くなりすぎるなど好ましくない。
条件式(2)を満たすことを規定しているのは、以下の理由による。すなわち、被写体に近づいて観察する場合、観察光学系に対して遠方に配置された照明光学系の影響は弱まり、近い位置に配置された照明光学系が観察に大きく影響する。また、一般的に近接して観察する際には平面物体となるため、物体からの直接反射光により観察しにくくなることもあり、照明光学系を適切に設定する必要がある。さらに、近接した場合、必要な照射範囲は観察光学系の画角による観察範囲の影響も強く受ける。このような理由から、特に近接観察に適した照明を提供するには、照明光学系と観察光学系との関係についての条件式(2)を満たす必要がある。
なお、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を適用するとより好ましく、(2)又は(2’)に代えて(2’’)を適用するとさらに好ましい。
1.8≦|φ/fφ|≦2.6 ・・・ (2’)
2.0≦|φ/fφ|≦2.4 ・・・ (2’’)
上記態様において、以下の条件式を満たすこととしてもよい。
1.0≦r/r≦2.0 ・・・(3)
但し、rは観察光学系の中心と狭配光の照明光学系中心の距離であり、rは観察光学系の中心と広配光の照明光学系中心の距離である。
このように条件式(3)を満たすことで、近接時の観察範囲全体の明るさが均一になり、より良好な観察を行うことができる。条件式(3)の下限を下回ると、配光の広い照明が配置してある方向のみ明るく照射され、観察範囲全体の明るさが均一にならない。また、条件式(3)の上限を超えると、観察範囲全体の明るさが不均一となるなど、好ましくない。
条件式(3)を満たすことを規定しているのは、以下の理由による。配光の異なる照明光学系を配置する場合、観察光学系に対して等距離に配置するより、広い配光の照明を遠方に配置した方が、近接時の観察範囲全体の明るさが均一になり、良好な観察がしやすくなるため、条件式(3)を満たすことが好ましい。
なお、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を適用するとより好ましい。
1.2≦r/r≦1.8 ・・・ (3’)
上記態様において、以下の条件式を満たすこととしてもよい。
12≦r /|f|≦48 ・・・ (4)
24≦r /|f|≦96 ・・・ (5)
このように条件式(4)及び(5)を満たすことで、良好な観察を行うことができる。条件式(4)及び(5)の両式は、下限を下回ると配光が極端に広くなり、フレアやハレーション等の光学不具合の発生頻度が高くなる。一方、条件式(4)及び(5)において上限を超えると、観察光学系から遠い位置に照明光学系が配置され、十分な光が観察範囲に入らなくなる、又は、照明光学系の配光が狭すぎて十分な明るさの確保ができなくなる。
条件式(4)及び(5)を満たすことを規定しているのは、以下の理由による。
一般に、ハレーションの発生を軽減しようとすると、配光不足が発生してしまう虞がある。特に、観察光学系と照明光学系との距離が変化すると、その影響も変化する。従って、照明光学系毎に、当該照明光学系と観察光学系との距離に応じた照明の配光を適切に設定することが好ましい。よって良好な観察を行うためには、条件式(4)及び(5)を満たすことが望ましい。
上記態様において、最も狭配光の前記照明光学系及び最も広配光の前記照明光学系の角度特性が、以下の条件式を満たすこととしてもよい。
γ(60)/γ(60)≧1.0 ・・・ (6)
但し、γ(60)は最も狭配光の照明光学系の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(60)は最も広配光の照明光学系の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比である。
このように条件式(6)を満たすことで、近接時の周辺部の明るさを十分に確保することができる。つまり、近接時において、遠方においてある照明光学系の光が十分に観察範囲内に入射してくるため、ムラのない、バランスの取れた明るさを確保することができる。
なお、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’)を適用するとより好ましく、(6)又は(6’)に代えて(6’’)を適用するとさらに好ましい。
γ(60)/γ(60)≧1.15 ・・・ (6’)
γ(60)/γ(60)≧1.50 ・・・ (6’’)
上記態様において、最も狭配光の前記照明光学系及び最も広配光の前記照明光学系の角度特性が、以下の条件式を満たすこととしてもよい。
0.05≦γ(50)≦0.25 ・・・ (7)
0.10≦γ(50)≦0.30 ・・・ (8)
但し、γ(50)は最も狭配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(50)は最も広配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比である。
このように条件式(7)及び(8)を満たすことで、内視鏡装置の挿入部先端と被写体との距離がある程度離れている場合においても、良好に観察を行うことができる。
条件式(7)及び(8)の下限を下回ると、内視鏡装置の挿入部先端と被写体との距離が離れた際の観察が良好になるが、近接時の観察が悪くなってしまう。条件式(7)及び(8)の上限を超えると、反対に、近接時の観察は良好になるが遠方観察に支障をきたしてしまう。
なお、条件式(7)及び(8)に代えて、以下の条件式(7’)及び(8’)を適用するとより好ましい。
0.10≦γ(50°)≦0.20 ・・・ (7’)
0.15≦γ(50°)≦0.25 ・・・ (8’)
上記態様において、複数の前記照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも出射光量が大きく、前記観察光学系からの距離が遠いこととしてもよい。
広配光の照明光学系を観察光学系より遠方に配置している場合において、近接時の観察により良好な観察を可能にするためには、広配光の照明光学系の出射光量が大きい方が好ましい。このように広配光の照明光学系が遠方に配置されていても、その出射光量を大きくすることで、近接した位置に配置された観察範囲に十分な光量を提供することができる。
上記態様において、複数の前記照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも出射光量が小さく、前記観察光学系からの距離が遠いこととしてもよい。
内視鏡装置の挿入部先端と被写体との距離がある程度離れた遠方観察においては、配光の狭い照明光学系の出射光量が大きい方が良好な観察が可能となる。このため、配光の広い照明光学系の出射光量を抑えることにより、良好な遠方観察を可能にすることができる。
本発明によれば、十分な配光と明るさを確保しながら、フレアやハレーションを抑制し、良好な観察を行うことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る内視鏡装置の挿入部先端面を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡装置の観察光学系の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡装置における広配光の照明光学系の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡装置における狭配光の照明光学系の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡装置における狭配光の照明光学系の配光特性を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る内視鏡装置における照明光学系に適用されるライトガイドの配光特性を示すグラフである。 本発明の実施形態の変形例に係る内視鏡装置の挿入部先端面を示す説明図である。
(実施形態)
以下に、本発明の実施形態に係る内視鏡装置について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る内視鏡装置の挿入部先端面10を示している。図1に示すように、内視鏡装置はその挿入部先端に、観察対象を観察するための観察光学系1、図示しない光源から出射された照明光を観察対象に配光して同一視野を照明する複数の照明光学系2,3、鉗子等処置具を出没させるためのチャンネル4、観察窓乃至照明窓等のレンズに付着した汚れ等を洗浄するためのノズル5を備えている。
本実施形態において、内視鏡装置は、複数の照明光学系として、観察光学系1からの距離及び配光特性が互いに異なる2つの照明光学系2,3を有している。図1に示すように観察光学系1に対して照明光学系2よりも遠い位置に配置された照明光学系3が、照明光学系2に比して広配光の照明光学系となっている。
つまり、観察光学系1の中心からr1離れた位置に狭配光の照明光学系2を、r2離れた位置に広配光の照明光学系3を配置している(r1<r2)。
ところで、照明光学系2を照明の光量が大きい、又は、広配光のものとした場合、周辺部の光量が多くなるため観察光学系1に直接入るフレアや、被写体に近づいた際に周辺部に強い光が照射して観察画面の一部が白く飛んでしまうハレーション等の光学不具合を生じる頻度が高くなる。このため、観察光学系1に対して近い位置に配置した照明光学系2をフレアやハレーションを軽減する照明とするためには、照明光学系2の光量を小さくして、さらに比較的狭い配光で構成する必要がある。すなわち、照明光学系2の焦点距離を大きくし、レンズ外径を小さくして構成する必要がある。
ところが、このように構成すると、遠方の照明光が足りなくなり、画面周辺の配光が不足してしまう。よって、複数の照明光学系2,3のうち、遠い位置に配置された照明光学系3は照明光量を大きく、広い配光で構成する必要がある。すなわち焦点距離を小さく、レンズ外径を大きくして構成する。すなわち、狭配光の照明光学系2と広配光の照明光学系3とが、以下の条件式(1)を満たすように配置されている。
0.6≦|φ/φ|≦1.0 ・・・ (1)
但し、fは最も広配光の照明光学系3の焦点距離であり、fは最も狭配光の照明光学系2の焦点距離であり、φは最も広配光の照明光学系3の最も物体側面に位置するレンズの外径であり、φは最も狭配光の照明光学系2の最も物体側面に位置するレンズの外径である。
条件式(1)を満たすことで、照明光量を大きく、広い配光とすることができ、フレアやハレーションを抑制し、良好な観察を行うことができる。
条件式(1)の上限を超えると、観察光学系1に近い方の照明光学系2の配光が広くなり、フレアやハレーション等の不具合が発生しやすくなる。その反面、条件式(1)の下限を下回ると、一方の配光が広くなりすぎるため、照明の置いてある方向のみ明るくなってしまい、フレア・ハレーションには強いが、画面の一部のみが明るい、ムラのある照明光学系となってしまう。
なお、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を適用するとより好ましく、(1)又は(1’)に代えて(1’’)を適用するとさらに好ましい。
0.7≦|φ/φ|≦0.95 ・・・ (1’)
さらに、以下であるとなお良い。
0.75≦|φ/φ|≦0.92 ・・・ (1’’)
また、被写体に近づいて観察する場合、観察光学系1に対して遠方に配置された照明光学系3の影響は弱まり、近い位置に配置された照明光学系2が観察に大きく影響する。さらに、一般的に近接して観察する際には平面物体となるため、物体からの直接反射光により観察しにくくなることもあり、照明光学系2を適切に設定する必要がある。そして、近接した場合、必要な照射範囲は観察光学系1の画角による観察範囲の影響も強く受ける。このような理由から、特に近接観察に適した照明光学系を提供するために、照明光学系2と観察光学系1とが、以下の条件式(2)を満たすように構成されている。
1.6≦|φ/fφ|≦2.8 ・・・ (2)
但し、fは観察光学系1の焦点距離であり、φは観察光学系1の最大像高である。
条件式(2)を満たすことで、近接観察に適した照明とすることができる。条件式(2)の下限を下回ると、照明光学系2の配光が狭くなりすぎたり、観察光学系1の視野範囲が広くなりすぎたりし、良好な観察ができなくなる。条件式(2)の上限を超えると、反対に、観察光学系1の視野が狭くなりすぎるなど好ましくない。
なお、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を適用するとより好ましく、(2)又は(2’)に代えて(2’’)を適用するとさらに好ましい。
1.8≦|φ/fφ|≦2.6 ・・・ (2’)
2.0≦|φ/fφ|≦2.4 ・・・ (2’’)
配光の異なる複数の照明光学系2,3を配置する場合、観察光学系1に対して等距離に配置するより、広配光の照明光学系3を遠方に配置した方が、近接時の観察範囲全体の明るさが均一になり、良好な観察がしやすくなる。そこで、条件式(3)を満たすように構成している。
1.0≦r/r≦2.0 ・・・(3)
但し、rは観察光学系1の中心と狭配光の照明光学系2の中心との距離であり、rは観察光学系1の中心と広配光の照明光学系3の中心との距離である。
条件式(3)を満たすことで、近接時の観察範囲全体の明るさが均一になり、より良好な観察を行うことができる。条件式(3)の下限を下回ると、配光の広い照明が配置してある方向のみ明るく照射され、観察範囲全体の明るさが均一にならない。また、条件式(3)の上限を超えると、観察範囲全体の明るさが不均一となるなど、好ましくない。
なお、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を適用するとより好ましい。
1.2≦r/r≦1.8 ・・・ (3’)
ハレーションの発生を軽減しようとすると、配光不足が発生してしまう虞がある。特に、観察光学系1と照明光学系2,3との距離が変化すると、その影響も変化する。従って、照明光学系毎に、当該照明光学系2,3と観察光学系1との距離に応じた照明の配光を適切に設定することが好ましい。よって、良好な観察を行うために、条件式(4)及び(5)を満たすように構成している。
12≦r /|f|≦48 ・・・ (4)
24≦r /|f|≦96 ・・・ (5)
条件式(4)及び(5)を満たすことで、良好な観察を行うことができる。条件式(4)及び(5)の両式は、下限を下回ると配光が極端に広くなり、フレアやハレーション等の光学不具合の発生頻度が高くなる。一方、条件式(4)及び(5)において上限を超えると、観察光学系1から遠い位置に照明光学系が配置され、十分な光が観察範囲に入らなくなる、又は、照明光学系2,3の配光が狭すぎて十分な明るさの確保ができなくなる。
また、近接時の周辺部の明るさを十分に確保するために、狭配光の照明光学系2及び広配光の照明光学系3の角度特性が条件式(6)を満たすように構成している。つまり、条件式(6)を満たすことで、近接時において、遠方に位置する照明光学系3の光が十分に観察範囲内に入射するため、ムラのない、バランスの取れた明るさを確保することができる。
γ(60)/γ(60)≧1.0 ・・・ (6)
但し、γ(60)は最も狭配光の照明光学系2の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(60)は最も広配光の照明光学系3の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比である。
なお、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’)を適用するとより好ましく、(6)又は(6’)に代えて(6’’)を適用するとさらに好ましい。
γ(60)/γ(60)≧1.15 ・・・ (6’)
γ(60)/γ(60)≧1.50 ・・・ (6’’)
内視鏡装置の挿入部先端と被写体との距離がある程度離れている場合においても、良好に観察を行うことができるように、狭配光の照明光学系2及び広配光の照明光学系3の角度特性が、以下の条件式を満たすように構成されている。
0.05≦γ(50)≦0.25 ・・・ (7)
0.10≦γ(50)≦0.30 ・・・ (8)
但し、γ(50)は最も狭配光の照明光学系2の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(50)は最も広配光の照明光学系3の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比である。
条件式(7)及び(8)の下限を下回ると、内視鏡装置の挿入部先端と被写体との距離が離れた際の観察が良好になるが、近接時の観察が悪くなってしまう。条件式(7)及び(8)の上限を超えると、反対に、近接時の観察は良好になるが遠方観察に支障をきたしてしまう。
なお、条件式(7)及び(8)に代えて、以下の条件式(7’)及び(8’)を適用するとより好ましい。
0.10≦γ(50°)≦0.20 ・・・ (7’)
0.15≦γ(50°)≦0.25 ・・・ (8’)
本実施形態では、広配光の照明光学系3の照明窓を狭配光の照明光学系2の照明窓より大きくし、広配光の照明光学系3にその照射窓の大きさに合わせて狭配光の照明光学系2の照射窓よりも大径のライトガイドを配置することで、広配光の照明光学系3の出射光量を照明光学系2より大きい光量とすることができる。
広配光の照明光学系3を観察光学系1より遠方に配置しているので、広配光の照明光学系3による出射光量を大きくすることで観察対象に充分な照明を行うことができる。すなわち、観察光学系1から遠方に配置された照明光学系3から十分な出射光量の光が供給されることで、観察対象が近接した位置に配置されている場合においてより良好な観察を行うことができる。
反対に、狭配光の照明光学系2の照明窓を広配光の照明光学系3の照明窓より大きくし、狭配光の照明光学系2にその照射窓の大きさに合わせて広配光の照明光学系3の照明窓よりも大径のライトガイドを配置することで、狭配光の照明光学系2の出射光量を照明光学系3より大きい光量とすることができる。
このようにすることで、遠景時の明るさが有利となり、より遠くまで十分な明るさが得られやすくなる。
図2は、本実施形態における観察光学系1の構成の一例を示す断面図である。
図2に示すように、観察光学系1は、物体側から順に、凹レンズ11、凸レンズ12、明るさ絞りS、凸レンズと凹レンズの接合レンズ13、カバーガラス14、CCDガラス9を備えている。
図3は、本実施形態における広配光の照明光学系3の構成の一例を示す断面図である。
図3に示すように、広配光の照明光学系3は、物体側から順に、平凸レンズ15、両凸レンズ16、コアとクラッドからなるガラスロッド17、及び図示しない光源からの出射光を導くライトガイド18を備えている。そして、ライトガイド18より出射された光を、各々のレンズで反射させることにより、一定の配光を得られる構成となっている。
照明光学系として、凸レンズ1枚の構成、凹レンズ1枚の簡易な構成、凸レンズ2枚の構成等種々の構成を適用することもできる。レンズ枚数が少ないと配光が狭くなるため、本実施形態における広配光の照明光学系3においては、上述のように3枚の凸レンズを備える構成としている。
図4は、本実施形態における狭配光の照明光学系2の構成の一例を示す断面図である。図4に示すように、狭配光の照明光学系2は、物体側から順に凹レンズ19及び図示しない光源からの出射光を導くライトガイド18を備えている。このようにすることで、簡易な構成として製造コストを低減させることができる。
なお、狭配光の照明光学系2においても、上述した広配光の照明光学系3と同様に3枚の凸レンズを備える構成とすることもできる。
図5に、照明光学系2の配光特性を示す。
照明光学系2より距離70mm離れた平面7に対して、配光分布8を有している。このとき、図5において、紙面上方向を0°とした時、0°位置における明るさをγ(0)=1とし、時計周り方向に角度αを取り、その角度における明るさをγ(0)と定義する。なお、配光分布は対称であるため、半時計周りにαをとってもよい。また、照明光学系3による配光特性γ(α)も、上記した照明光学系2の配光特性と同様に考えることができる。
また、図6に、ライトガイド18の配光特性γLG(α)を示す。
このように本実施形態によれば、観察光学系1から比較的近い位置に狭配光の照明光学系2を配置すると共にその光量を小さくし、併せて観察光学系1から比較的遠い位置に広配光の照明光学系3を配置すると共にその光量を大きくしているので、フレアやハレーションを抑制しながら、十分な配光と明るさを確保して良好な観察を行うことができる。
(変形例)
図7は、本発明の実施形態の変形例に係る内視鏡装置における挿入部先端20の構成を示している。図7に示すように、本変形例に係る内視鏡装置は複数の照明光学系として3つの照明光学系2,3,6を備える構成とすることができる。本変形例に係る内視鏡装置において、上記した実施形態に係る内視鏡装置と同一の符号には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本変形例では、照明光学系2及び照明光学系6が同一の照明光学系であり、照明光学系3よりも狭配光となっている。そして、図6に示すように、狭配光の照明光学系2,6は、いずれも観察光学系1から等距離に配置されると共に、広配光の照明光学系3が狭配光の照明光学系2,6よりも観察光学系1から遠くに配置されている。つまり、観察光学系1の中心からr1離れて狭配光の照明光学系2,6を、r2離れたところに広配光の照明光学系3を配置している(r1<r2)。
そして、本変形例に係る内視鏡装置についても、上記した条件式(1)乃至(8)を満たすように構成することで、フレアやハレーションを抑制しながら、十分な配光と明るさを確保して良好な観察を行うことができる。
続いて、上述した何れかの実施形態及び変形例に係る内視鏡装置の実施例1〜実施例5について説明する。各実施例において、r1を観察光学系の中心から狭配光の照明光学系の中心までの距離、r2を観察光学系の中心から広配光の照明光学系の中心までの距離、fを最も広配光の照明光学系の焦点距離、fを最も狭配光の照明光学系の焦点距離、φを最も広配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径、φを最も狭配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径、fを観察光学系の焦点距離であり、φを観察光学系の最大像高、γ(60)は最も狭配光の照明光学系の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(60)は最も広配光の照明光学系の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比、γ(50)は最も狭配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(50)は最も広配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比とする。
また、各実施例に記載のレンズデータにおいて、rは曲率半径(単位mm)、dは面間隔(mm)、Ndはd線に対する屈折率、νはアッベ数を示している。
(実施例1)
本発明の実施例1に係る内視鏡装置は、観察光学系と、夫々1つの狭配光の照明光学系と広配光の照明光学系とを備えている(図1参照)。
実施例1に係る観察光学系及び照明光学系のレンズデータを以下に示す。
(観察光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd ν
1 ∞ 0.339 1.883 40.8
2 0.642 0.390 1.670 47.3
3 3.205 1.656 1.729 54.7
4 −1.170 0.050 1.923 18.9
5 ∞ 0.318 1.516 64.1
6 3.361 1.300 1.505 63.3
7 −1.124 0.299
8 −4.202 0.935
9 ∞ 0.600
10 ∞ 0.500
各種データ
0.99
φ 1.00
(狭配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.3 1.883
2 −2.00 0.04 1.883
3 2.00 0.75 1.730
4 −2.00 0.05 1.520
5 1.91 2.9
6 ∞
各種データ
0.72
φ 1.6
γ(60) 0.053
γ(50) 0.17
ライトガイド径φLG 1.38
r1 3.4
(広配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.6 1.883
2 −1.53 0.06 1.883
3 3.97 0.74 1.730
4 −1.90 0.12 1.520
5 3.62 3.4
6 ∞
各種データ
0.83
φ 2.05
γ(60) 0.062
γ(50) 0.18
ライトガイド径φLG 1.60
r2 4.5
(実施例2)
本発明の実施例2に係る内視鏡装置は、観察光学系と、夫々1つの狭配光の照明光学系と広配光の照明光学系とを備えている(図1参照)。
実施例2に係る照明光学系のレンズデータを以下に示す。
なお、本実施例に係る観察光学系は実施例1における観察光学系と同一であるのでレンズデータを省略する。
(狭配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 0.36 1.883
2 0.76 0.30
各種データ
fS −0.86
φs 1.60
γ(60) 0.025
γ(50) 0.11
ライトガイド径φLG 1.20
r1 3.2
(広配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.3 1.883
2 −2.00 0.04 1.883
3 2.00 0.75 1.730
4 −2.00 0.05 1.520
5 1.91 2.9
6 ∞
各種データ
0.72
φ 1.6
γ(60) 0.053
γ(50) 0.17
ライトガイド径φLG 1.38
r2 4.1
(実施例3)
本発明の実施例3に係る内視鏡装置は、観察光学系と、夫々1つの狭配光の照明光学系と広配光の照明光学系とを備えている(図1参照)。
実施例3に係る照明光学系のレンズデータを以下に示す。
なお、本実施例に係る観察光学系は実施例1における観察光学系と同一であるのでレンズデータを省略する。
(狭配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.72 1.883
2 −2.76 0.06 1.883
3 3.97 0.74 1.730
4 −1.90 0.12 1.520
5 3.62 3.4
6 ∞
各種データ
0.97
φ 1.95
γ(60) 0.05
γ(50) 0.16
ライトガイド径φLG 1.80
r1 3.8
(広配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.11 1.883
2 −1.01 0.04 1.883
3 1.20 0.65 1.805
4 ∞ 0 1.520
5 1.26 2.75
6 ∞
各種データ
0.54
φ 1.2
γ(60) 0.053
γ(50) 0.18
ライトガイド径φLG 1.10
r2 4.6
(実施例4)
本発明の実施例4に係る内視鏡装置は、観察光学系と、2つの同一の狭配光の照明光学系と1つの広配光の照明光学系とを備えている(図7参照)。
実施例4に係る観察光学系及び照明光学系のレンズデータを以下に示す。
(観察光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd ν
1 ∞ 0.291 1.883 40.8
2 0.648 0.516 1.652 58.5
3 2.138 1.549 1.589 61.2
4 −1.213 0.050 1.923 18.9
5 ∞ 0.402 1.516 64.1
6 1.643 1.097 1.505 63.3
7 −1.013 0.299
8 −4.783 0.573
9 ∞ 0.500
10 ∞ 0.400
各種データ
0.91
φ 0.85
(狭配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.11 1.883
2 −1.01 0.04 1.883
3 1.20 0.65 1.805
4 ∞ 0 1.520
5 1.26 2.75
6 ∞
各種データ
0.54
φ 1.2
γ(60) 0.053
γ(50) 0.18
ライトガイド径φLG 1.10
r1 3.2
(広配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.3 1.883
2 −2.00 0.04 1.883
3 2.00 0.75 1.730
4 −2.00 0.05 1.520
5 1.91 2.9
6 ∞
各種データ
0.63
φ 1.2
γ(60) 0.081
γ(50) 0.22
ライトガイド径φLG 1.38
r2 5.3
(実施例5)
本発明の実施例5に係る内視鏡装置は、夫々1つの狭配光の照明光学系と広配光の照明光学系とを備えている。
実施例5に係る照明光学系のレンズデータを以下に示す。
なお、本実施例に係る観察光学系は実施例1における観察光学系と同一であるのでレンズデータを省略する。
(狭配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 0.36 1.883
2 0.76 0.30
各種データ
−0.86
φ 1.60
γ(60) 0.025
γ(50) 0.11
ライトガイド径φLG 1.20
r1 4.0
(広配光の照明光学系)
レンズデータ
面番号 r d Nd
1 ∞ 1.3 1.883
2 −2.00 0.04 1.883
3 2.00 0.75 1.730
4 −2.00 0.05 1.520
5 1.91 2.9
6 ∞
各種データ
0.63
φ 1.2
γ(60) 0.081
γ(50) 0.22
ライトガイド径φLG 1.38
r2 5.8
なお、上記した実施例1〜実施例5における上記条件式(1)〜(8)式に係る値を表1に示す。
Figure 2016027634
1 観察光学系
2 狭配光の照明光学系
3 広配光の照明光学系
4 チャンネル
5 ノズル
6 狭配光の照明光学系
10 内視鏡挿入部先端面
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、内視鏡装置の挿入部の先端に設けられ、観察対象を観察するための観察光学系と、前記挿入部に設けられ、光源から出射された照明光を前記観察対象に配光して同一視野を照明する複数の照明光学系と、を備え、複数の該照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも前記観察光学系からの距離が遠く、前記最も狭配光の照明光学系及び前記最も広配光の照明光学系が、以下の条件式(1),(7),(8)を満たす内視鏡装置を提供する。
0.6≦|φ/φ|≦1.0 ・・・ (1)
0.05≦γ (50)≦0.25 ・・・ (7)
0.10≦γ (50)≦0.30 ・・・ (8)
但し、fは最も広配光の照明光学系の焦点距離であり、fは最も狭配光の照明光学系の焦点距離であり、φは最も広配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径であり、φは最も狭配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径であり、γ (50)は最も狭配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ (50)は最も広配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比である。
上記態様において、最も狭配光の前記照明光学系及び最も広配光の前記照明光学系の角度特性が、以下の条件式を満たす。
0.05≦γ(50)≦0.25 ・・・ (7)
0.10≦γ(50)≦0.30 ・・・ (8)
但し、γ(50)は最も狭配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(50)は最も広配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比である。

Claims (8)

  1. 内視鏡装置の挿入部の先端に設けられ、観察対象を観察するための観察光学系と、
    前記挿入部に設けられ、光源から出射された照明光を前記観察対象に配光して同一視野を照明する複数の照明光学系と、を備え、
    複数の該照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも前記観察光学系からの距離が遠く、以下の条件式を満たす内視鏡装置。
    0.6≦|φ/φ|≦1.0 ・・・ (1)
    但し、fは最も広配光の照明光学系の焦点距離であり、fは最も狭配光の照明光学系の焦点距離であり、φは最も広配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径であり、φは最も狭配光の照明光学系の最も物体側面に位置するレンズの外径である。
  2. 以下の条件式を満たす請求項1記載の内視鏡装置。
    1.6≦|φ/fφ|≦2.8 ・・・ (2)
    但し、fは観察光学系の焦点距離であり、φは観察光学系の最大像高である。
  3. 以下の条件式を満たす請求項1又は請求項2記載の内視鏡装置。
    1.0≦r/r≦2.0 ・・・(3)
    但し、rは観察光学系の中心と狭配光照明光学系中心の距離であり、rは観察光学系の中心と広配光照明光学系中心の距離である。
  4. 以下の条件式を満たす請求項3記載の内視鏡装置。
    12≦r /|f|≦48 ・・・ (4)
    24≦r /|f|≦96 ・・・ (5)
  5. 最も狭配光の前記照明光学系及び最も広配光の前記照明光学系の角度特性が、以下の条件式を満たす請求項4記載の内視鏡装置。
    γ(60)/γ(60)≧1.0 ・・・ (6)
    但し、γ(60)は最も狭配光の照明光学系の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(60)は最も広配光の照明光学系の60°における中心(射出角0°)に対する出射光量比である。
  6. 最も狭配光の前記照明光学系及び最も広配光の前記照明光学系の角度特性が、以下の条件式を満たす請求項5記載の内視鏡装置。
    0.05≦γ(50)≦0.25 ・・・ (7)
    0.10≦γ(50)≦0.30 ・・・ (8)
    但し、γ(50)は最も狭配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比であり、γ(50)は最も広配光の照明光学系の50°における、中心(射出角0°)に対する出射光量比である。
  7. 複数の前記照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも出射光量が大きく、前記観察光学系からの距離が遠い請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の内視鏡装置。
  8. 複数の前記照明光学系のうち、最も広配光の照明光学系が最も狭配光の照明光学系よりも出射光量が小さく、前記観察光学系からの距離が遠い請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の内視鏡装置。
JP2016506025A 2014-08-22 2015-07-29 内視鏡装置 Active JP5942063B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014169407 2014-08-22
JP2014169407 2014-08-22
PCT/JP2015/071556 WO2016027634A1 (ja) 2014-08-22 2015-07-29 内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5942063B1 JP5942063B1 (ja) 2016-06-29
JPWO2016027634A1 true JPWO2016027634A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=55350580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016506025A Active JP5942063B1 (ja) 2014-08-22 2015-07-29 内視鏡装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9757017B2 (ja)
EP (1) EP3184022A4 (ja)
JP (1) JP5942063B1 (ja)
CN (1) CN106028901B (ja)
WO (1) WO2016027634A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105765441B (zh) * 2014-01-15 2018-09-11 奥林巴斯株式会社 内窥镜装置
CN106455915B (zh) * 2014-10-06 2018-06-12 奥林巴斯株式会社 内窥镜
WO2018143218A1 (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 オリンパス株式会社 内視鏡
KR102006859B1 (ko) * 2017-06-20 2019-10-01 한국과학기술연구원 내시경 카테터
JP7411527B2 (ja) 2020-09-25 2024-01-11 Hoya株式会社 内視鏡、プログラム及び情報処理方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166223A (ja) * 1999-12-03 2001-06-22 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JP4554267B2 (ja) * 2004-04-27 2010-09-29 オリンパス株式会社 内視鏡及び内視鏡システム
JP4727959B2 (ja) * 2004-09-03 2011-07-20 オリンパス株式会社 内視鏡先端部光学系
JP4869096B2 (ja) 2006-02-14 2012-02-01 富士フイルム株式会社 内視鏡用対物レンズ
JP4668831B2 (ja) * 2006-04-24 2011-04-13 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡
JP2009022375A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Hoya Corp 電子内視鏡システム
JP5075658B2 (ja) 2008-02-08 2012-11-21 富士フイルム株式会社 内視鏡
JP5478421B2 (ja) * 2010-08-25 2014-04-23 オリンパス株式会社 内視鏡用結像光学系及びそれを備えた内視鏡
JP5292428B2 (ja) 2011-03-22 2013-09-18 富士フイルム株式会社 内視鏡システム
WO2013080831A1 (ja) 2011-12-01 2013-06-06 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡装置
EP2804036A4 (en) * 2012-01-13 2015-09-16 Olympus Medical Systems Corp ENDOSCOPE COMPONENT AND ENDOSCOPE
CN104883953B (zh) * 2013-05-22 2016-08-24 奥林巴斯株式会社 内窥镜
CN105765441B (zh) * 2014-01-15 2018-09-11 奥林巴斯株式会社 内窥镜装置
WO2015156337A1 (ja) * 2014-04-10 2015-10-15 オリンパス株式会社 内視鏡
CN106455915B (zh) * 2014-10-06 2018-06-12 奥林巴斯株式会社 内窥镜

Also Published As

Publication number Publication date
JP5942063B1 (ja) 2016-06-29
CN106028901B (zh) 2018-01-19
CN106028901A (zh) 2016-10-12
US20160345811A1 (en) 2016-12-01
US9757017B2 (en) 2017-09-12
EP3184022A4 (en) 2018-05-16
EP3184022A1 (en) 2017-06-28
WO2016027634A1 (ja) 2016-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5942063B1 (ja) 内視鏡装置
JP5753326B2 (ja) 内視鏡対物光学系
JP5711436B1 (ja) 内視鏡
JP5897224B2 (ja) 内視鏡装置
EP3132735A1 (en) Capsule endoscope
JP5330628B1 (ja) 内視鏡装置
JPWO2012169369A1 (ja) 光学ユニットおよび内視鏡
CN106455915B (zh) 内窥镜
JP5953444B2 (ja) 内視鏡
US10786144B2 (en) Endoscope
US10441148B2 (en) Illumination lens and illumination optical system for an endoscope
JP2010008496A (ja) 広角レンズ、照明光学系、面発光装置
US10111579B2 (en) Endoscope having an illumination system shifted with respect to an imaging system to reduce generation of heat at a front-end portion of the endoscope
WO2013035522A1 (ja) 内視鏡装置
JP7079856B2 (ja) 内視鏡
WO2017130524A1 (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160426

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5942063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250