JPWO2016021291A1 - 手術システム - Google Patents

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Abstract

手術システム(1)は、バッテリー(200)と、処置具(100)と、接続ユニット(300)とを備える。バッテリー(200)は、第1の電圧値を有する直流電圧を第1の電圧として出力する。処置具(100)は、バッテリーが着脱可能に装着され、第1の電圧をエネルギ源として生体組織に処置用エネルギを作用させるように構成されている。接続ユニット(300)は、バッテリーの代わりに処置具に着脱可能に接続され、第1の電圧値と異なる第2の電圧値を有する直流又は交流の第2の電圧が入力され、第2の電圧値を第1の電圧値に変換する変換回路を含み、変換回路で変換した第1の電圧値を有する直流電圧を処置具に供給する。

Description

本発明は、手術システムに関する。
生体組織にエネルギを作用させて、当該生体組織を凝固させたり切断したりする処置具が知られている。例えば国際公開第2009/073608号には、超音波振動により生体組織を処置するための超音波焼灼切断装置に係る技術が開示されている。
この超音波焼灼切断装置は、着脱可能なバッテリーを有し、このバッテリーを動力源として動作する。
バッテリーを動力源とする処置具では、一般に、バッテリー残量がなくなったときにバッテリーを交換する必要がある。しかしながら、予備のバッテリーを用意することは、充電や滅菌のため大きな負担を伴う。
本発明は、予備のバッテリーを用意しなくても、バッテリー残量がなくなったときにバッテリーを動力源とする処置具の使用を継続することができる手術システムを提供することを目的とする。
前記目的を果たすため、本発明の一態様によれば、手術システムは、第1の電圧値を有する直流電圧を第1の電圧として出力するバッテリーと、前記バッテリーが着脱可能に装着され、前記第1の電圧をエネルギ源として生体組織に処置用エネルギを作用させるように構成された処置具と、前記バッテリーの代わりに前記処置具に着脱可能に接続され、前記第1の電圧値と異なる第2の電圧値を有する直流又は交流の第2の電圧が入力され、前記第2の電圧値を前記第1の電圧値に変換する変換回路を含み、前記変換回路で変換した前記第1の電圧値を有する直流電圧を前記処置具に供給する接続ユニットとを備える。
本発明によれば、予備のバッテリーを用意しなくても、バッテリー残量がなくなったときにバッテリーを動力源とする処置具の使用を継続することができる手術システムを提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る手術システムの構成例の概略を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る処置具にバッテリーユニットが装着されている状態の一例の概略を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る電源装置と有線処置具との一例の概略を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る処置具に接続ユニットを介して電源装置が接続されている状態の一例の概略を示す図である。 図5Aは、第2の実施形態に係る接続ユニットの構成例の概略を示す図である。 図5Bは、第2の実施形態に係る電源装置の構成例の概略を示す図である。 図6Aは、第3の実施形態に係る接続ユニットの構成例の概略を示す図である。 図6Bは、第3の実施形態に係る電源装置の構成例の概略を示す図である。 図7は、第3の実施形態に係る電源装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、第3の実施形態に係る表示部に表示される画像の一例を示す図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る手術システム1の構成例に概略を示す。手術システム1は、処置具100と、バッテリーユニット200と、接続ユニット300と、電源装置400とを備える。
本実施形態に係る処置具100は、生体組織に処置エネルギを作用させて処置する処置部110が設けられている。この処置部110は、例えば、2つの把持部材を備え、これら把持部材は互いに対して開閉して処置対象である生体組織を把持する。また、処置部110には、ユーザが把持し、操作する把持部(ハンドル)190が設けられている。このハンドル190は、例えば、処置部110の2つの把持部材を開閉させるための可動ハンドル及び固定ハンドルを備え、固定ハンドルに対して可動ハンドルを操作することで2つの把持部材を相対的に開閉させる。
なお、処置具100は、例えば、高周波電流、超音波振動、及び熱の少なくとも1つを処置エネルギとして生体組織に作用することによって、生体組織を凝固し、吻合し、又は切開する。
処置具100には、バッテリーユニット200が接続される。処置具100は、バッテリーユニット200をエネルギ源として、バッテリーユニット200から供給される電力によって動作する。したがって、バッテリーユニット200に接続されているとき、処置具100は、他の装置に接続されることなく、独立して処置を行うことができる。このように、処置具100には、駆動回路や制御回路などが設けられている。
バッテリーユニット200のバッテリー残量がなくなったとき、処置具100は、接続ユニット300を介して、電源装置400に接続される。なお、バッテリーユニット200のバッテリー残量は、図示はしないが処置具100又はバッテリーユニット200に設けられた表示部に表示したり、音を発生させたりすることでユーザに告知される。接続ユニット300は、処置具100のバッテリーユニット200が接続される部分に接続される第1のコネクタとしてのアダプタ310と、電源装置400に接続される第2のコネクタとしてのプラグ390と、アダプタ310とプラグ390とを接続するケーブル380とを有する。アダプタ310は、電源装置400で発生する電圧に関わらず、処置具100に、バッテリーユニット200と同じ電圧値を有する直流電圧を供給できるように、電圧を調整する。このようにして、アダプタ310は、電源装置400から出力された電力を処置具100に供給する。
電源装置400は、本実施形態に係る処置具100とは異なり、有線で電力が供給され動作が制御される有線処置具900のための電源装置である。電源装置400は、有線処置具900に電力を供給し、有線処置具900の動作を制御することができる。有線処置具900は、本実施形態に係る処置具100と同様の機能を有する。有線処置具900は、処置具本体910と、ケーブル980と、プラグ990とを有する。処置具本体910は、ハンドル919と、ハンドル919の操作によって開閉する処置部911とを有している。有線処置具900は、処置部911で把持した生体組織に、高周波電力のエネルギと、超音波振動のエネルギと、ヒータによる熱エネルギとを与える。このため、電源装置400に接続される有線処置具900のプラグ990は、電源装置400から高周波電力の供給を受けるための第1のプラグ992と、超音波発生用の電力の供給を受けるための第2のプラグ994と、熱エネルギ用の電力の供給を受けるための第3のプラグ996とを含む。
電源装置400は、有線処置具900の第1のプラグ992が接続される第1の差込口492と、第2のプラグ994が接続される第2の差込口494と、第3のプラグ996が接続される第3の差込口496とを有する。電源装置400は、有線処置具900にエネルギを供給し、有線処置具900の処置用エネルギの発生状態を制御する。
本実施形態に係る処置具100に接続された接続ユニット300のプラグ390は、電源装置400の第1の差込口492と第2の差込口494と第3の差込口496とのうち何れに差し込まれてもよい。電源装置400からどのような電力が出力されても、接続ユニット300のアダプタ310は、その電力を所定の直流電圧に調整して処置具100に供給する。このとき、電源装置400は処置具100への電力の供給のみを行い、処置具100の動作の制御は、処置具100で行われる。
処置具100とバッテリーユニット200との構成例について、図2を参照してさらに説明する。
処置部110は、超音波プローブ122と、ジョー132とによって構成されている。超音波プローブ122には、超音波の発生源である超音波振動子124が接続されている。超音波振動子124で発生した振動によって、超音波プローブ122は超音波振動する。なお、超音波プローブ122は、電気伝導性を有する。
ジョー132は、ハンドル190の動きに連動して超音波プローブ122に対して変位(開閉)する。ジョー132には、電力が供給されることによって発熱するヒータ134が設けられている。ジョー132も電気伝導性を有する。
処置具100は、高周波用回路162と、超音波用回路164と、ヒータ用回路166とを備える。高周波用回路162には、超音波プローブ122及びジョー132が電気的に接続されている。高周波用回路162は、駆動部として超音波プローブ122とジョー132との間に高周波電圧を印加し、超音波プローブ122とジョー132との間に把持された処置対象である生体組織に高周波電流を流す。このように、処置具100は、バイポーラ処置具として機能する。ここで高周波用回路162が供給する電力は、例えば周波数が300乃至500kHzであり、電力が100W程度である。
超音波用回路164には、超音波振動子124が接続されている。超音波用回路164は、超音波振動子124に電力を供給し、この電力によって超音波振動子124が振動を発生する。このように、超音波用回路164と超音波振動子124とは、超音波振動を発生する駆動部として機能する。発生した超音波振動は超音波プローブ122によって伝達され、超音波プローブ122とジョー132とによって把持された生体組織と超音波プローブ122との間に摩擦が生じる。ここで、超音波用回路164が供給する電圧の周波数は、例えば50kHzである。
ヒータ用回路166には、ヒータ134が接続されている。ヒータ用回路166は、ヒータ134に直流電圧を印加する。ヒータ用回路166から供給された電力によってヒータ134は発熱し、この熱は、超音波プローブ122とジョー132との間に把持された生体組織に伝達される。このように、ヒータ用回路166とヒータ134とは、熱を発生する駆動部として機能する。
処置具100は、制御部150を有する。制御部150は、例えばCentral Processing Unit(CPU)やApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)を含む。制御部150は、高周波用回路162、超音波用回路164及びヒータ用回路166の動作を制御することで、処置具100の出力を制御する。
処置具100には、第1の端子182と第2の端子184とを含む処置具端子180が設けられている。処置具端子180には、バッテリーユニット200から電力が供給される。処置具端子180には、高周波用回路162、超音波用回路164及びヒータ用回路166がそれぞれ接続されている。高周波用回路162、超音波用回路164及びヒータ用回路166には、処置具端子180を介してバッテリーユニット200から電力が供給される。
バッテリーユニット200には、蓄電池210が設けられている。また、バッテリーユニット200には、第1の端子222と第2の端子224とを含むバッテリー端子220が設けられている。バッテリー端子220には蓄電池210が接続されている。バッテリー端子220と処置具100の処置具端子180とは着脱自在に接続されるように構成されている。このようにして、バッテリーユニット200が処置具100に接続されているとき、処置具端子180の第1の端子182と第2の端子184との間には、蓄電池210によって所定の直流電圧が印加される。蓄電池210が供給する電圧の電圧値を第1の電圧値とする。このように、バッテリーユニット200は、第1の電圧値を有する直流電圧を第1の電圧として出力する。
電源装置400の構成例について、図3を参照して説明する。電源装置400の説明を行うため、図3には、電源装置400に接続される有線処置具900も描かれている。有線処置具900には、本実施形態に係る処置具100と同様に、超音波プローブ922及び超音波振動子924が設けられている。また、有線処置具900には、ハンドル919の動きに連動して超音波プローブ922の先端部分に対して変位するジョー932が設けられている。超音波プローブ922とジョー932とによって、処置部911が構成されている。ジョー932には、ヒータ934が設けられている。
電源装置400は、有線処置具900から処置部911で把持された生体組織へと与えられる高周波エネルギや超音波エネルギや熱エネルギを供給し、これらエネルギの出力を制御する。すなわち、高周波エネルギを供給するために超音波プローブ922及びジョー932にそれぞれ接続された1組の導線は、ケーブル980及び第1のプラグ992を介して、電源装置400の第1の差込口492に接続されている。また、超音波エネルギを供給するために超音波振動子924に接続された1組の導線は、ケーブル980及び第2のプラグ994を介して、電源装置400の第2の差込口494に接続されている。また、熱エネルギを供給するためにヒータ934に接続された1組の導線は、ケーブル980及び第3のプラグ996を介して、電源装置400の第3の差込口496に接続されている。
電源装置400は、電源部410と、制御部450と、高周波用回路462と、超音波用回路464と、ヒータ用回路466とを備える。電源部410は、例えば外部から電力の供給を受けて、電源装置400内の各部に電力を供給する。
高周波用回路462は、処置具100の高周波用回路162と基本的に同様の機能を有する。すなわち、高周波用回路462は、電源部410と接続しており、電源部410から電力の供給を受ける。高周波用回路462は、第1の差込口492と接続しており、第1の差込口492に接続された第1のプラグ992を介して有線処置具900の超音波プローブ922とジョー932との間に高周波電力を供給する。
超音波用回路464は、処置具100の超音波用回路164と基本的に同様の機能を有する。すなわち、超音波用回路464は、電源部410と接続しており、電源部410から電力の供給を受ける。超音波用回路464は、第2の差込口494と接続しており、第2の差込口494に接続された第2のプラグ994を介して有線処置具900の超音波振動子924に超音波発生用の電力を供給する。
ヒータ用回路466は、処置具100のヒータ用回路166と基本的に同様の機能を有する。すなわち、ヒータ用回路466は、電源部410と接続しており、電源部410から電力の供給を受ける。ヒータ用回路466は、第3の差込口496と接続しており、第3の差込口496に接続された第3のプラグ996を介して有線処置具900のヒータ934に発熱用の電力を供給する。
制御部450は、電源装置400内の各部の動作を制御する。制御部450は、高周波用回路462と、超音波用回路464と、ヒータ用回路466との動作を制御し、有線処置具900に供給するエネルギについて制御する。
以下、高周波用回路462、超音波用回路464又はヒータ用回路466から出力される電圧を第2の電圧とし、その電圧値を第2の電圧値とする。
上述したような電源装置400に、本実施形態に係る処置具100が接続ユニット300を介して接続された状態の構成例の概略を図4に示す。図4は、接続ユニット300のプラグ390が第1の差込口492に接続され、アダプタ310が処置具100に接続されている場合を示している。図4に示すように、アダプタ310には、変換回路311が設けられている。第1の差込口492の1組の端子とプラグ390で接続された1組の導線は、ケーブル380内を通り、変換回路311の1組の端子である第1の端子322と第2の端子324とに接続している。
第1の端子322と第2の端子324とは、変換回路311の入力端である。変換回路311の出力端として、第3の端子326及び第4の端子328が設けられている。アダプタ310が処置具100に接続されるとき、変換回路311の第3の端子326は処置具100の第1の端子182と接続し、変換回路311の第4の端子328は処置具100の第2の端子184と接続する。
第1の端子322には、ダイオードブリッジである整流回路332の入力端が接続されている。すなわち、第1の端子322と第2の端子324との間に印加された交流電圧は、整流回路332によって定電圧に整流される。
また、整流回路332と並列にスイッチ334が接続されている。第1の端子322と第2の端子324との間に交流電圧が印加されているとき、スイッチ334はオフになり整流回路332によって整流されるが、第1の端子322と第2の端子324との間に直流電圧が印加されているとき、スイッチ334はオンになり、整流回路332の入力端と出力端との間は短絡される。第1の端子322と第2の端子324との間に直流電圧が印加されているとき、整流回路332を迂回した回路が形成されることで、整流回路332による電力の損失が防止される。例えば、電源装置400のヒータ用回路466の出力は、直流である。
整流回路332の出力端には、DC−DC電圧変換器340の入力端が接続されている。DC−DC電圧変換器340の出力端は、第3の端子326に接続されている。整流回路332によって整流された電圧は、DC−DC電圧変換器340によって、所定の電圧に調整される。ここで、第3の端子326と第4の端子328との間の電圧値は、バッテリーユニット200の出力電圧と等しい第1の電圧値に調整される。
電圧の平滑化のため、DC−DC電圧変換器340の入力端には、コンデンサを含む第1のタンク回路352が設けられている。すなわち、第1のタンク回路352の一端は、DC−DC電圧変換器340の入力端に接続されている。同様に、電圧の平滑化のため、DC−DC電圧変換器340の出力端には、コンデンサを含む第2のタンク回路354が設けられている。すなわち、第2のタンク回路354の一端は、DC−DC電圧変換器340の出力端に接続されている。
また、DC−DC電圧変換器340の出力端には、所定の電圧が得られていることを表示するための発光ダイオード(LED)360の一端が接続され、LED360の他端は接地されている。第3の端子326と第4の端子328との間の電圧値が第1の電圧値となっているとき、LED360が発光し、ユーザにその旨を提示する。
以上のような回路構成を有する変換回路311によって、入力端である第1の端子322と第2の端子324との間にどのような電圧が印加されても、すなわち、第2の電圧値がどのような値であっても、出力端である第3の端子326と第4の端子328との間からは、バッテリーユニット200の出力と同様の第1の電圧値を有する定電圧が出力される。したがって、アダプタ310が接続された処置具100には、プラグ390がどのような電源に接続されても、バッテリーユニット200を接続したときと同様の電圧が供給される。図4には、プラグ390が第1の差込口492に接続されている場合が示されているが、プラグ390は、第2の差込口494又は第3の差込口496に接続されても、処置具100には、同様の電圧が供給される。
次に本実施形態に係る手術システム1の動作について説明する。ユーザは、処置の当初において、バッテリーユニット200を装着して処置具100を用いる。すなわち、図2に示すように、バッテリーユニット200の蓄電池210が、処置具100の第1の端子182と第2の端子184との間に接続されることで、処置具100には蓄電池210から電力が供給される。したがって、バッテリーユニット200を装着した処置具100は、他の装置に接続することなく、独立して動作する。
ユーザは、例えばハンドル190を操作して、処置部110を開閉させる。これにより、処置対象である生体組織を処置部110で把持する。そして、ユーザは、ハンドル190に設けられた図示しないスイッチをオンにすることによって、生体組織にエネルギを作用させる。
例えば、図示しない高周波処置用のスイッチが押されると、高周波用回路162から超音波プローブ122とジョー132との間に高周波電圧が印加される。これによって、超音波プローブ122とジョー132とはバイポーラ電極として機能し、処置部110で把持された生体組織に高周波電流が流れる。この高周波電流により、生体組織の温度は上昇し、生体組織は、凝固したり、吻合されたりする。
また、例えば、図示しない超音波処置用のスイッチが押されると、超音波用回路164から超音波振動子124に電力が供給される。これによって、超音波振動子124は、超音波振動する。この振動は、超音波プローブ122に伝達される。処置部110に把持された生体組織と超音波プローブ122との間には、摩擦によって熱が発生する。この摩擦熱により、生体組織は、凝固したり、吻合されたり、切開されたりする。
また、例えば、図示しない熱処置用のスイッチが押されると、ヒータ用回路166からヒータ134に電力が供給される。これによって、ヒータ134は発熱する。この熱が伝熱部材を介して生体組織に伝えられることによって、生体組織は、凝固したり、吻合されたりする。
長時間の処置を行っていると、バッテリーユニット200のバッテリー残量がなくなることがある。この場合、充電された別のバッテリーユニット200を処置具100に装着し直すことも考えられる。しかしながら、バッテリーユニットを複数管理することは充電や滅菌などのため大きな負担を伴う。一方、一般に手術室には、電源装置400が設けられている。
そこで本実施形態では、バッテリーユニット200のバッテリー残量がなくなったとき、ユーザは、処置具100からバッテリーユニット200を取り外し、代わりに接続ユニット300のアダプタ310を装着する。そして、図4に示すように、接続ユニット300のプラグ390を電源装置400の何れかの差込口に差し込む。この状態で、電源装置400からは、適当な電力が出力される。このとき、電源装置400から出力された電力は、変換回路311で調整されて、処置具100には、バッテリーユニット200の出力と同様の直流電圧が印加される。この電力に基づいて、処置具100は処置に用いられる処置用エネルギを生成する。
このように、電源装置400から電力が処置具100に供給されることで、バッテリーユニット200の残量がなくなっても、ユーザは容易に処置を継続することができる。バッテリーユニット200の残量がなくなった後の処置は、それほど長時間を要しないことが多い。このため、処置具100が有線接続されていることの差し障りは比較的小さい。このようにして、処置の終了まで、電源装置400からの電力供給によって処置具100は動作する。
本実施形態に係る処置具100は、バッテリーユニット200が接続されることによって、独立して動作する。バッテリー駆動によれば、処置具100は、ケーブルの取り回しなどの制約がなく、使用環境の自由度が高まる。また、バッテリー駆動によれば、有線の場合に生じ得るケーブルが絡まるという問題がない。このことは、例えば処置部の形状が違う複数の処置具を交換しながら処置を行うことがある処置の初期において特に効果を奏する。
なお、処置具の処置部の種類や形状など処置具の種類に応じて、最適なエネルギ出力の制御は処置具毎に異なる。このため、種々の処置具が接続される電源装置400に制御部450が設けられ、この制御部450によって、処置具毎に異なる制御が行われるよりも、本実施形態の処置具100のように、処置具100に最適な制御がプログラミングされた制御部150が設けられ、この制御部150によって処置具100の制御が行われる方が、手術システム1全体としては、コストや管理の負担などが低下する。
バッテリーの残量がなくなったとき、処置具100は、電源装置400から電力の供給を受ける。電源装置400によれば、バッテリー駆動のときに存在するバッテリー残量の問題は存在しない。また、処置の終盤においては、複数の処置具を交換しながら処置を行うことも比較的少ないので、有線であることのデメリットはそれほど大きくない。また、一般に、有線の処置具は様々な場面で利用されているので、ユーザにとっても有線であることに対する抵抗は比較的小さい。また、充電して滅菌した複数のバッテリーユニット200を用意する必要がないので、バッテリーユニット200の管理も容易となる。また、バッテリーには継時的な変化が存在するが、有線による電力供給によればこのような継時的な変化はない。
以上のように、本実施形態によれば、処置具100は、バッテリーユニット200から電力供給を受けても、電源装置400から有線で電力供給を受けても、動作することができる。どちらの使用方法をも採用できることは、ユーザにとって便利である。
また、処置具100が有線で電力の供給を受けるとき、手術室の壁にあるような一般的なコンセントから電力の供給を受けるよりも、電源装置400から電力の供給を受ける方が安全性が高い。なぜなら、医療用の電源である電源装置400には、例えば患者が感電しないように安全のための対処が施されている。このため、本実施形態では、処置具100は電源装置400から電力の供給を受けている。しかしながらこれに限らず、安全性が確保された接続ユニット300が用いられれば、商業電源など、種々の電源から処置具100は電力の供給を受けられる。
本実施形態では、変換回路311は、処置具100に接続されるアダプタ310に設けられている。しかしながらこれに限らず、変換回路311は、接続ユニット300のどの部分に設けられてもよい。ただし、アダプタ310が接続される部分はバッテリーユニット200が接続される部分であり、バッテリーユニット200は比較的重量がある部分である。したがって、バッテリーユニット200と同程度の重さであれば、アダプタ310に変換回路311が設けられることは問題ない。また、アダプタ310をバッテリーユニット200と同程度の重さとすることで、処置具100の重量バランスが変化せずに、処置具100の安定した操作が可能となる。
本実施形態では、高周波電流、超音波振動及び熱といった複数種類のエネルギを生体組織に作用させる処置具の例を示したが、これに限らない。処置具は、高周波電流、超音波振動、及び熱のうち何れか1つのエネルギを生体組織に作用させるものでもよい。また、処置具は、これら以外のエネルギを生体組織に作用させるものでもよい。また、処置具は、処置対象を挟む鉗子型に限らず、例えばこて型等、他の形状をしていてもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の手術システム1は、第1の実施形態の手術システムと接続ユニットの構成が異なる。また、これに伴って、電源装置400の第1の差込口492と第2の差込口494と第3の差込口496との構成が第1の実施形態の場合と異なる。
本実施形態に係る接続ユニット500の構成例の概略を図5Aに示し、電源装置400の構成例の概略を図5Bに示す。本実施形態に係る接続ユニット500は、アダプタ510とケーブル580とプラグ590とを有する。プラグ590には、第1の端子592と、第2の端子594と第3の端子596とが設けられている。
電源装置400の第1の差込口492には、接続ユニット500のプラグ590が差し込まれたときに、プラグ590の第1の端子592と接続する第1の端子481と、プラグ590の第2の端子594と接続する第2の端子482と、プラグ590の第3の端子596と接続する第3の端子483とが設けられている。同様に、電源装置400の第2の差込口494には、接続ユニットのプラグ590が差し込まれたときに、プラグ590の第1の端子592と接続する第4の端子484と、プラグ590の第2の端子594と接続する第5の端子485と、プラグ590の第3の端子596と接続する第6の端子486とが設けられている。同様に、電源装置400の第3の差込口496には、接続ユニット500のプラグ590が差し込まれたときに、プラグ590の第1の端子592と接続する第7の端子487と、プラグ590の第2の端子594と接続する第8の端子488と、プラグ590の第3の端子596と接続する第9の端子489とが設けられている。
高周波用回路462の出力は交流であり、高周波用回路462の出力は、第2の端子482と第3の端子483とに接続されている。同様に、超音波用回路464の出力は交流であり、超音波用回路464の出力は、第5の端子485と第6の端子486とに接続されている。一方、ヒータ用回路466の出力は直流であり、ヒータ用回路466の出力は、第7の端子487と第9の端子489とに接続されている。
したがって、接続ユニット500のプラグ590が、電源装置400の第1の差込口492、第2の差込口494、又は第3の差込口496に接続されたとき、交流電圧は、接続ユニット500の第2の端子594と第3の端子596との間に印加され、直流電圧は、接続ユニット500の第1の端子592と第3の端子596との間に印加される。
アダプタ510には、変換回路511が設けられている。プラグ590の第1の端子592は、変換回路511の入力端の1つである第1の端子522に接続されている。プラグ590の第2の端子594は、変換回路511の入力端の1つである第2の端子524に接続されている。プラグ590の第3の端子596は、変換回路511の入力端の1つである第3の端子526に接続されている。したがって、変換回路511の第1の端子522と第3の端子526との間には直流電圧が印加され、第2の端子524と第3の端子526との間には交流電圧が印加される。
変換回路511の出力端として、第4の端子572及び第5の端子574が設けられている。アダプタ510が処置具100に接続されるとき、変換回路511の第4の端子572は処置具100の第1の端子182と接続し、変換回路511の第5の端子574は処置具100の第2の端子184と接続する。
第1の端子522には、DC−DC電圧変換器532の入力端が接続されている。DC−DC電圧変換器532の出力端には、第4の端子572が接続されている。DC−DC電圧変換器532の入力端に入力された直流電圧は、DC−DC電圧変換器532によって、バッテリーユニット200の出力電圧と等しい第1の電圧値を有する電圧に調整される。
また、第2の端子524には、AC−DC電圧変換器534の入力端が接続されている。AC−DC電圧変換器534の出力端には、第4の端子572が接続されている。AC−DC電圧変換器534の入力端に入力された交流電圧は、AC−DC電圧変換器534によって、バッテリーユニット200の出力電圧と等しい第1の電圧値を有する直流電圧に調整される。
電圧の平滑化のため、DC−DC電圧変換器532の入力端には、コンデンサを含む第1のタンク回路542が設けられている。すなわち、第1のタンク回路542の一端は、DC−DC電圧変換器532の入力端に接続されている。同様に、電圧の平滑化のため、AC−DC電圧変換器534の入力端には、コンデンサを含む第2のタンク回路544が設けられている。すなわち、第2のタンク回路544の一端は、AC−DC電圧変換器534の入力端に接続されている同様に、電圧の平滑化のため、DC−DC電圧変換器532及びAC−DC電圧変換器534の出力端には、コンデンサを含む第3のタンク回路546が設けられている。すなわち、第3のタンク回路546の一端は、DC−DC電圧変換器532及びAC−DC電圧変換器534の出力端に接続されている。
また、DC−DC電圧変換器532及びAC−DC電圧変換器534の出力端には、所定の電圧が得られていることを表示するための発光ダイオード(LED)560の一端が接続され、LED560の他端は接地されている。
以上のような回路構成を有する接続ユニット500及び電源装置400によって、電源装置400の第1の差込口492又は第2の差込口494に接続ユニット500のプラグ590が差し込まれたとき、AC−DC電圧変換器534によって、接続ユニット500の出力端である第4の端子572と第5の端子574との間からは、バッテリーユニット200の出力と同様の所定の定電圧が出力される。また、電源装置400の第3の差込口496に接続ユニット500のプラグ590が差し込まれたとき、DC−DC電圧変換器532によって、接続ユニット500の出力端である第4の端子572と第5の端子574との間からは、バッテリーユニット200の出力と同様の所定の定電圧が出力される。
本実施形態によれば、電源装置400の出力が交流であっても直流であっても、変換回路511に切替手段や整流回路が設けられることなく、変換回路511は、所定の電圧値を有する直流電圧を出力することができる。本実施形態によれば、第1の実施形態と比較して、変換回路511の部品点数が減少し、接続ユニット500が小型化され、エネルギの変換効率が向上する。その他、本実施形態によっても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の手術システムは、第1の実施形態の手術システムと接続ユニット及び電源装置の構成が異なる。
本実施形態に係る接続ユニット300の構成例の概略を図6Aに示し、電源装置600の構成例の概略を図6Bに示す。本実施形態に係る接続ユニット300の変換回路311を含むアダプタ310の構成は、第1の実施形態に係るアダプタ310と同様である。本実施形態に係るプラグ390には、当該接続ユニット300の識別情報が記録された識別情報記録部370が設けられている。ここで、識別情報は、接続ユニット300が、処置具100に接続されてバッテリーユニット200と同等の直流電圧を出力するユニットであることを表す情報である。すなわち、識別情報を読み取ることにより、処置に用いられるのは第1の実施形態の有線処置具900ではなく、通常はバッテリーユニット200とともに用いられる処置具100に接続される接続ユニット300であることが識別される。識別情報記録部370は、例えば半導体メモリであってもよいし、例えば単なる抵抗器であり電源装置600がこの抵抗器の抵抗値を読み取ることで接続ユニット300を特定してもよい。なお、図示していないが識別情報記録部370が無線であったり、光学的に識別できるラベルであっても良い。
接続ユニット300のプラグ390には、電源装置600と接続される第1の端子392と第2の端子394と第3の端子396とが設けられている。プラグ390の第1の端子392は、変換回路311の入力端の一端子である第1の端子322に接続されている。プラグ390の第2の端子394は、変換回路311の入力端の一端子である第2の端子324に接続されている。プラグ390の第3の端子396は、識別情報記録部370に接続されている。なお、第3の端子396の端子数はいくつであってもよい。
電源装置600には、電源部610と、制御部650と、高周波用回路662と、超音波用回路664と、ヒータ用回路666とが設けられている。電源部610と、高周波用回路662と、超音波用回路664と、ヒータ用回路666とは、それぞれ、第1の実施形態に係る電源装置400の電源部410と、制御部450と、高周波用回路462と、超音波用回路464と、ヒータ用回路466と同様の機能と構成を有する。
電源装置600には、高周波出力のための第1の差込口692と、超音波出力のための第2の差込口694と、熱出力のための第3の差込口696とが設けられている。第1の差込口692には、接続ユニット300のプラグ390が差し込まれたときに、プラグ390の第1の端子392と接続する第1の端子681と、プラグ390の第2の端子394と接続する第2の端子682と、プラグ390の第3の端子396と接続する第3の端子683とが設けられている。同様に、第2の差込口694には、接続ユニット300のプラグ390が差し込まれたときに、プラグ390の第1の端子392と接続する第4の端子684と、プラグ390の第2の端子394と接続する第5の端子685と、プラグ390の第3の端子396と接続する第6の端子686とが設けられている。同様に、第3の差込口696には、接続ユニット300のプラグ390が差し込まれたときに、プラグ390の第1の端子392と接続する第7の端子687と、プラグ390の第2の端子394と接続する第8の端子688と、プラグ390の第3の端子396と接続する第9の端子689とが設けられている。
電源装置600には、第1の接続検出回路652と、第2の接続検出回路654と、第3の接続検出回路656とが設けられている。第1の接続検出回路652は、高周波用回路662と接続されている。また、第1の接続検出回路652は、第1の差込口の第1の端子681と第2の端子682とに接続されている。第1の接続検出回路652は、高周波用回路662の出力を第1の端子681と第2の端子682とから出力させる。また、第1の接続検出回路652は、第1の差込口692にプラグ390が差し込まれたことを検出し、検出結果を制御部650に出力する。
第2の接続検出回路654は、超音波用回路664と接続されている。また、第2の接続検出回路654は、第2の差込口の第4の端子684と第5の端子685とに接続されている。第2の接続検出回路654は、超音波用回路664の出力を第4の端子684と第5の端子685とから出力させる。また、第2の接続検出回路654は、第2の差込口694にプラグ390が差し込まれたことを検出し、検出結果を制御部650に出力する。
第3の接続検出回路656は、ヒータ用回路666と接続されている。また、第3の接続検出回路656は、第3の差込口の第7の端子687と第8の端子688とに接続されている。第3の接続検出回路656は、ヒータ用回路666の出力を第7の端子687と第8の端子688とから出力させる。また、第3の接続検出回路656は、第3の差込口696にプラグ390が差し込まれたことを検出し、検出結果を制御部650に出力する。
また、電源装置600には、識別情報取得回路670が設けられている。識別情報取得回路670は、第1の差込口692の第3の端子683、第2の差込口694の第6の端子686、及び第3の差込口696の第9の端子689と接続されている。識別情報取得回路670は、接続ユニット300のプラグ390が、第1の差込口692、第2の差込口694、又は第3の差込口696に差し込まれたとき、プラグ390に設けられた識別情報記録部370から識別情報を読み取る。識別情報取得回路670は、取得した識別情報を制御部650に出力する。なお、図示していないが識別情報取得回路670が無線受信できるアンテナであったり、光学的に識別できる光学センサーであっても良い。
電源装置600には、表示部632とタッチパネル634とが設けられている。表示部632は、例えば液晶ディスプレイであり、制御部650の制御下で、文字や図形を表示する。タッチパネル634は、表示部632に対応して設けられている。タッチパネル634は、ユーザがタッチした当該タッチパネル634上の位置を検出する。タッチパネル634は、検出したタッチ位置を制御部650に出力する。
制御部650は、識別情報取得回路670から取得した識別情報に基づいて、電源装置600に接続された接続ユニット300を特定する。また、制御部650は、第1の接続検出回路652、第2の接続検出回路654、又は第3の接続検出回路656の出力に基づいて、第1の差込口692と第2の差込口694と第3の差込口696とのうち何れの差込口にプラグ390が差し込まれたかを特定する。制御部650は、これらの情報に基づいて、高周波用回路662と、超音波用回路664と、ヒータ用回路666とのうち何れから、どのような出力を行うかを決定し、当該決定に従って、高周波用回路662、超音波用回路664、又はヒータ用回路666の動作を制御する。
本実施形態に係る制御部650の動作について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、接続ユニット300が接続される処置具100に応じて、ユーザが処置具100に供給する電圧の電圧値を選択する必要がある場合を示す。
ステップS101において、制御部650は、第1の差込口692と第2の差込口694と第3の差込口696とのうち何れかの差込口に、プラグ390が差し込まれたか否かを判定する。プラグ390が差し込まれていないと判定されたとき、処理はステップS101に戻る。すなわち、プラグ390が差し込まれるまで待機する。一方、プラグ390が差し込まれたと判定されたとき、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、制御部650は、第1の接続検出回路652、第2の接続検出回路654、又は第3の接続検出回路656の出力に基づいて、第1の差込口692と第2の差込口694と第3の差込口696とのうち何れの差込口にプラグ390が差し込まれたかを特定する。
ステップS103において、制御部650は、識別情報取得回路670から識別情報を取得する。
ステップS104において、制御部650は、識別情報に基づいて、出力電圧の選択値を表示部632に表示させる。例えば、接続ユニット300が、処置具100に供給されるべき電圧が12V以下の場合と、24V以下の場合と、48V以下の場合とがあり得るとき、図8に示すように、ユーザに出力電圧を12Vと24Vと48Vとのうち何れにすべきか問いかける表示を行う。
ステップS105において、制御部650は、タッチパネル634が検出するユーザがタッチした位置に係る情報を取得し、選択された出力電圧の選択値を取得する。
ステップS106において、制御部650は、選択された出力電圧をステップS102で特定された差込口に対応した高周波用回路662、超音波用回路664、又はヒータ用回路666に出力させる。
以上によって一連の処理は終了する。なお、図7にフローチャートで示した各処理の順序は適宜に変更され得る。例えば、ステップS102、ステップS103及びステップS104は、どのような順序で実施されてもよい。
本実施形態によれば、電源装置600からは適切な出力がなされる。すなわち、処置具100に供給される際に必要十分な電圧が電源装置600から出力されるので、変換回路311におけるエネルギ損失を低くすることができる。その他、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上述の実施形態では、識別情報記録部370がプラグ390に設けられている例を示したが、識別情報記録部は、例えばアダプタ310に設けられていても、その他の場所に設けられていてもよい。また、アダプタ310内に設けられた変換回路は第1の実施形態の変換回路311と同様であるものとして説明したが、これに限らない。例えば変換回路は、第2の実施形態の変換回路511と同様の構成を有していてもよい。
前記目的を果たすため、本発明の一態様によれば、手術システムは、バッテリーから第1の電圧値を有する直流電圧第1の電圧として入力される入力部を有し、前記バッテリーが着脱可能に装着され、前記第1の電圧をエネルギ源として生体組織に処置用エネルギを作用させるように構成された処置具と、前記バッテリーの代わりに前記処置具に着脱可能に接続され、前記入力部に対して前記第1の電圧値を有する直流電圧を前記処置具に供給し、高周波用回路、超音波用回路又はヒータ用回路から前記第1の電圧値と異なる第2の電圧値を有する直流又は交流の第2の電圧が入力され、前記第2の電圧値を前記第1の電圧値に変換する変換回路を有する接続ユニットとを備える。

Claims (7)

  1. 第1の電圧値を有する直流電圧を第1の電圧として出力するバッテリーと、
    前記バッテリーが着脱可能に装着され、前記第1の電圧をエネルギ源として生体組織に処置用エネルギを作用させるように構成された処置具と、
    前記バッテリーの代わりに前記処置具に着脱可能に接続され、前記第1の電圧値と異なる第2の電圧値を有する直流又は交流の第2の電圧が入力され、前記第2の電圧値を前記第1の電圧値に変換する変換回路を含み、前記変換回路で変換した前記第1の電圧値を有する直流電圧を前記処置具に供給する接続ユニットと
    を備える手術システム。
  2. 前記処置具は、
    前記第1の電圧値を有する直流電圧をエネルギ源として前記処置用エネルギを発生する駆動部と、
    前記駆動部の動作を制御する制御部と
    を含む請求項1に記載の手術システム。
  3. 前記第2の電圧は交流電圧であり、
    前記変換回路は、
    交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、
    前記整流回路から出力された直流電圧の電圧値を前記第1の電圧値に変換するDC−DC電圧変換器と
    を含む、
    請求項1に記載の手術システム。
  4. 前記第2の電圧は直流電圧であり、
    前記変換回路は、前記第2の電圧の電圧値を前記第1の電圧値に変換するDC−DC電圧変換器を含む、
    請求項1に記載の手術システム。
  5. 前記第2の電圧をエネルギ源として生体組織に処置用エネルギを作用させるように構成された有線処置具に前記第2の電圧を供給する電源装置をさらに備え、
    前記接続ユニットは、前記電源装置と前記処置具とを接続し、前記電源装置から出力された前記第2の電圧を前記第1の電圧値を有する直流電圧に変換して前記処置具に供給する、
    請求項1に記載の手術システム。
  6. 前記接続ユニットは、当該接続ユニットを特定するための識別情報を有する識別情報記録部を含み、
    前記電源装置は、前記接続ユニットが接続されたとき、前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取り、前記第1の電圧値に応じた前記第2の電圧を出力する、
    請求項5に記載の手術システム。
  7. 前記変換回路は、
    直流の前記第2の電圧の電圧値を前記第1の電圧値に変換するDC−DC電圧変換器と、
    交流の前記第2の電圧の電圧値を前記第1の電圧値に変換するAC−DC電圧変換器と
    を含み、
    前記接続ユニットは、
    前記電源装置の出力が直流の前記第2の電圧であるとき、前記出力が前記DC−DC電圧変換器に入力され、
    前記電源装置の出力が交流の前記第2の電圧であるとき、前記出力が前記AC−DC電圧変換器に入力される
    ように構成されている、
    請求項5に記載の手術システム。
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