JPWO2016002843A1 - サポーター - Google Patents

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Abstract

サポーターの着用者に対して、幅広の背当部の上辺及び下辺における着用者の背部からサポーターの浮きを防止し、着用者の腰部を確実に支持することができるサポーターを提供する。サポーター100は、着用者の背部に当接される背当部11及び背当部11の両側から左右に突出した突出部12とを備えた帯状の本体部10と、背当部11の上辺11a近傍で交差するように固定された左右一対の補助バンド部31,32と、補助バンド部31,32に配設した環状のリング部41,42に遊挿された左右一対の調節バンド部51,52と、背当部11の下辺11b近傍に固定された帯状の支持バンド部70と、を備える。

Description

この発明は、着用者の日常動作を支援することのできるサポーターに関し、特に、着用者の骨盤を包囲して着用者の腰部全体を支持することができるサポーターに関する。
従来の腰部と骨盤をサポートするベルトは、腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトにおいて、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの内面側に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設けることにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートする(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の腰痛帯は、柔軟な基布に水硬化性樹脂を含浸した成形材を腰部の形状に相応するように硬化させた固定板を、ベルトにより腹帯と結合する(例えば、特許文献2参照)。
また、従来のサポーターは、背当部を備える本体部と、本体部の両端の表地面に配設されるループと、一端が背当部の左辺の上端に固定され、他端が背当部の右辺の下端に固定される第1の補助バンド部と、第1の補助バンド部と対をなす第2の補助バンド部と、第1の補助バンド部の一端及び他端間を摺動可能に配設される第1のリング部と、第1のリング部と対をなす第2のリング部と、一端が本体部の右端側のループに固定され、他端が本体部の右端側のループに係着可能な第1の調節バンド部と、第1の調節バンド部と対をなす第2の調節バンド部と、を備える(例えば、特許文献3参照)。
実用新案登録第3146163号公報 特開平6−142126号公報 国際公開第2013/085027号パンフレット
従来の腰部と骨盤をサポートするベルト(腰痛帯)は、背面部(固定板)上で腰部用ベルト(上側のベルト)と骨盤用ベルト(下側のベルト)とが並列して設けられていることにより、腰部用ベルト(上側のベルト)が背面部(固定板)の中心のやや上側を押圧し、骨盤用ベルト(下側のベルト)が背面部(固定板)の中心のやや下側を押圧することになる。
これに対し、着用者の背部は湾曲しているため、従来の腰部と骨盤をサポートするベルト(腰痛帯)のように、腰部用ベルト(上側のベルト)及び骨盤用ベルト(下側のベルト)が背面部(固定板)の中心寄りの上下を均等に押圧することでは、背面部(固定板)の上辺側において着用者の背部から背面部(固定板)の浮きが生じ、着用者の腰部を十分に支持することができないという課題がある。
また、従来のサポーターは、着用者の体型に合わせて背当部の上下の幅を広くした場合に、第1の補助バンド部及び第2の補助バンド部の幅を広げない限り、背当部に対する第1の補助バンド部及び第2の補助バンド部の重畳面積が狭くなり、第1の補助バンド部及び第2の補助バンド部による背当部を押圧する効果が十分に得られないという課題がある。
また、従来のサポーターは、着用者の体型に合わせて背当部の上下の幅を広くした場合に、第1の補助バンド部及び第2の補助バンド部の一端を背当部の上端に固定し、第1の補助バンド部及び第2の補助バンド部の他端を背当部の下端に固定することでは、背当部の上端及び下端間の間隔が広いため、第1の補助バンド部及び第2の補助バンド部による押圧力が背当部の中央に十分に与えられず、着用者の腰部に対する背当部の支持力が低下するという課題がある。
また、従来のサポーターは、着用者の体型に合わせて背当部の上下の幅を広くした場合に、第1の補助バンド部と第2の補助バンド部との交差する位置が、背当部の上辺側から移動して背当部の中心寄りとなり、背当部の上辺側において着用者の背部から背当部の浮きが生じる可能性があり、着用者の腰部を十分に支持することができないという新たな課題が生じることになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、幅が広い背当部であっても上辺における着用者の背部からサポーターの浮きを防止し、着用者の腰部を確実に支持することができるサポーターを提供することを目的とする。
この発明に係るサポーターにおいては、着用者の背部に当接させる背当部と、背当部に接して長手方向に伸縮性を有する伸縮部が配設され、背当部の両側に配設された突出部と、長手方向に伸縮性を有する二本の帯状体からなり、二本の帯状体が背当部上で交差するように両端が固定され、当該帯状体に環状のリング部を摺動可能に配設した一対の補助バンド部と、補助バンド部の伸縮性より低い伸縮性を有する二本の帯状体からなり、個々に補助バンド部に配設した環状のリング部に遊挿し、一端を左右の突出部の伸縮部以外に固定し、他端に面ファスナーのフックを配設した一対の調節バンド部と、長手方向に伸縮性を有する帯状体からなり、背当部に固定され、両端部に面ファスナーのフックを配設した帯状の支持バンド部と、を備える。
この発明に係るサポーターにおいては、幅が広い背当部であっても上辺及び下辺における着用者の背部からサポーターの浮きを防止すると共に、背当部の上辺及び下辺における各バンド部からの押圧力に軽重を付け、腰痛のタイプに応じた最適なサポーターを提供することができる。
(a)は第1の実施形態に係るサポーターの表地面を示す図であり、(b)は図1(a)に示すサポーターの裏地面を示す図であり、(c)は図1(a)に示すサポーターの上側面図であり、(d)は図1(a)に示すサポーターの下側面図である。 (a)は図1(a)に示すサポーターの第1の調節バンド部及び第2の調節バンド部並びに支持バンド部の係着を解いて第1の調節バンド部を第1のリング部から外すと共に支持バンド部を第1のガイド部から外した状態の表地面を示す図であり、(b)は図1(b)に示すサポーターの背当部に収納可能な押圧部の正面図及び背面図であり、(c)は図2(b)に示す押圧部の左側面図及び右側面図であり、(d)は図1に示すサポーターの非伸縮部に用いるダブルラッセル編地を説明するための斜視図である。 (a)は図1に示すサポーターの着用方法を説明するための正面図であり、(b)は図1に示すサポーターの着用方法を説明するための背面図であり、(c)は図1に示すサポーターの着用方法を説明するための右側面図であり、(d)は図1に示すサポーターの着用方法を説明するための左側面図である。 (a)は図3に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための正面図であり、(b)は図3に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための背面図であり、(c)は図3に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための右側面図であり、(d)は図3に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための左側面図である。 (a)は図4に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための正面図であり、(b)は図4に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための背面図であり、(c)は図4に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための右側面図であり、(d)は図4に示すサポーターの着用方法の続きを説明するための左側面図である。 (a)は図1に示すサポーターの第1のリング部及び第2のリング部を示す正面図及び背面図であり、(b)は図6(a)に示す第1のリング部及び第2のリング部の右側面図及び左側面図であり、(c)は図6(a)に示す第1のリング部及び第2のリング部の平面図及び底面図であり、(d)は図5(c)に示す第1のリング部近傍の部分拡大図であり、(e)は図6(d)に示す部分拡大図における中央横断面図である。 (a)は第1の実施形態に係る他のサポーターの表地面を示す図であり、(b)は図7(a)に示す背当部に対する押圧力の違いを説明するための説明図である。 (a)は第1の実施形態に係るさらに他のサポーターの表地面を示す図であり、(b)は図8(a)に示すサポーターの裏地面を示す図である。 (a)は第2の実施形態に係るサポーターの表地面を示す図であり、(b)は図9(a)に示すサポーターの裏地面を示す図である。 (a)は第3の実施形態に係るサポーターの表地面を示す図であり、(b)は第3の実施形態に係る他のサポーターの表地面を示す図である。
(本発明の第1の実施形態)
サポーター100は、腰用(特に、骨盤用)のサポーター(コルセット)として用いられるもので、図1及び図2に示すように、大別すると、本体部10と、左右一対の第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32と、左右一対の第1のリング部41及び第2のリング部42と、左右一対の第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52と、支持バンド部70と、を備える。
本体部10は、帯状体からなり、当該帯状体の略中央の中央部分に配設され、着用者の背部に当接させる背当部11と、背当部11の両側の両端部分に配設され、本体部10の両端部分の上辺12a及び下辺12bを略平行とし、背当部11の下辺11bの水平部分と上辺12a及び下辺12bとのなす角(鋭角側)をθ(例えば、θ=12°〜14°)として上向きに突出した突出部12と、を備える。また、本体部10は、背当部11の上辺11aの中点と下辺11bの中点とを結ぶ線分を対称軸として線対称の平面形状であり、着用者の腰部に裏地面(図1(b)参照)を当接して周回される。
なお、背当部11と突出部12とは、ポリエステル糸を用いてニードル織機により製織されるグログランテープ13により本体部10の表地面及び裏地面から挟持してグログランテープ13の縁端部を縫製することで連結される。
また、本体部10の表地面及び裏地面から挟持したグログランテープ13に対する内層は、背当部11の素材と突出部12の素材とを重畳させずに平坦にすることにより、サポーター100の薄地化を図り、すっきりとした装着感を実現すると共に、サポーター100上に重ね着を行ってもアウターウェアに影響し難いものである。
特に、背当部11及び突出部12の素材同士を千鳥縫い(ジグザグ縫い)により縫製することで、サポーター100の薄さを維持しつつ、サポーター100の激しい使用にも耐え得る耐久性を実現することができる。
また、本実施形態に係る本体部10は、背当部11、突出部12及びグログランテープ13の縁(断ち目)をバインダーテープ14で挟み込み縫い付けている(バインダー)が、縁縫いやバイアス縁どり縫い等により、背当部11、突出部12及びグログランテープ13の断ち目におけるほつれ防止や装飾を施してもよい。特に、突出部12の断ち目のバインダーは、千鳥縫い(ジグザグ縫い)によりバインダーテープ14を縫い付けることにより、隣り合う縫い目が密集しないため、突出部12の長手方向Lの伸縮性を抑制することがないために好ましい。
なお、本実施形態に係る背当部11は、上辺11aと突出部12の上辺12aとを略S字状に連続させるように、上辺11aの両端にある角部を湾曲させた略等脚台形の平面形状であり、平行でない対辺(左辺11c、右辺11d)と背当部11の下辺11bの水平部分とのなす角(鋭角側)θが、90°−θ(例えば、θ=12°〜14°の場合は、θ=76°〜78°)である。特に、本実施形態に係る背当部11は、幅広(例えば、19cm〜25cm)であることにより、着用者の骨盤の大きさに対応して骨盤を確実に支持することができる。なお、背当部11は、下辺11bと突出部12の下辺12bとを略S字状に連続させるように、下辺11bの両端にある角部を湾曲させて、突出部12に対して幅広の平面形状としてもよい。
また、本実施形態に係る背当部11は、裏地面に開口部11eを有する袋状体であり、剛性が高く伸縮性を有しない硬質の板状体からなる押圧部60を中敷として当該袋状体の内部に挿抜可能とする構成であるが、背当部11が伸縮性を有しないものであれば、押圧部60を挿入する必要はなく、袋状体である必要もない。
なお、背当部11を袋状体にし、押圧部60の挿抜を可能にすることは、押圧部60の有無や押圧部60の材質の変更等により、背当部11の硬度の調整を行なうことができると共に、背当部11から押圧部60を取り外すことで、サポーター100を洗濯することができ、衛生的であるために好ましい。
また、背当部11を袋状体にすることは、着用者のニーズに応じた付属品を収容することができ、例えば、懐炉を収納してサポーター100の保温力を高めるなど、サポーター100の利便性を向上することができるために好ましい。
また、本実施形態に係る背当部11は、ナイロン糸を用いてダブルラッセル経編機で編み立てられるメッシュ素材(ラッセルメッシュ11f)を表地に使用することで、袋状体の内部に溜まる繊維屑などの異物を編目から外部に排出することができ、衛生的であると共に、背当部11における通気性を向上することができる。また、本実施形態に係る背当部11は、ラッセルメッシュ11fの仕上げに樹脂加工を施し、経編地の硬度を上げ、着用者の背部に対するサポーター100の支持力を強化している。
さらに、本実施形態に係る背当部11は、ポリウレタン糸及び耐熱性のあるポリエステル糸を用いてクロッシェ経編機で編み立てられるクロシェ編み素材(クロシェ編地11g)を裏地に使用することで、感触が柔らかく、着用者の背部に対する肌触りがよく、2枚のクロシェ編地11gを開口部11eで重ね合わせることで、袋状体の内部に収納した懐炉などの付属品が開口部11eから脱落することを防止することができる。
また、本実施形態に係る背当部11は、裏地として樹脂加工を施さない経編地を用いることで、編地を裁断しても編糸が断ち目からほつれることがなく、自由な形状に加工することができると共に、袋状体に付属品を挿入可能な所望の伸縮性を与えることができる。
なお、経編機は、針を多様に使用して柄に特化した編み(ラッセル編み)を形成するラッセル経編機と、柄を想定せずに高生産に特化した編み(トリコット編み)を形成するトリコット経編機とに大別される。また、ラッセル経編機は、ダブルラッセル経編機、ラッセリーナ経編機、レース経編機又はクロッシェ経編機(かぎ針編機)等に細分化される。
また、経編は、縦方向(編み立て方向)に編目を作っていき、1本ずつ平行に並べられた数多くの経糸(整経糸)を用い、これをそれぞれ結合させて編地を作る。
結合方法には、様々な種類があるが、代表的なものとして、隣同士の経糸を互いに絡ませ合いながら全体として編地を作る方法や、経糸のそれぞれ1本ずつで、独立した多くの鎖編をつくり、これに対して別に用意したもう一組の経糸を挿入して、鎖編の数本ずつを取り纏めながら横方向に連絡し、全体として編地を形成する方法が挙げられる。
また、経編は、ほつれ難く、横方向(編み立て方向に垂直な方向)の伸びが少ないうえに、高生産性があり、編幅が大きいなどの特徴がある。
本実施形態に係る押圧部60は、溶融点が105℃〜120℃のポリエチレン素材よりも耐熱性に優れる、溶融点が150℃〜160℃のポリプロピレン(PP:polypropylene)製の樹脂パネルを使用することで、背当部11に懐炉を収納する場合に、懐炉の発熱による変形を抑制することができる。
また、本実施形態に係る押圧部60は、図2(b)に示すように、背当部11の平面形状に沿う略等脚台形の平面形状であり、4つの角部を丸め、上底61及び下底62の中央に凹部63を形成した形状であることにより、上底61の中点と下底62の中点とを結ぶ線分を基準として押圧部60が捩れ易く、捩れに対して反発力を生じ、着用者の動きに対して軸足を補助して、着用者の歩行を円滑にする。また、押圧部60に凹部63を形成しない樹脂パネルであれば、上底61の中点と下底62の中点とを結ぶ線分を基準として押圧部60が湾曲された場合に、上底61のうち中央が最も高く突出することになり、押圧部60の突出部分が着用者の背部に当たり痛みを生じることになるため、上底61の中央に凹部63を形成することが好ましい。
本実施形態に係る突出部12は、背当部11の両側に配設される伸縮性を有する領域(以下、伸縮部12dと称す)と、伸縮部12dに隣接して配設される伸縮性を有しない領域(以下、非伸縮部12eと称す)と、からなる。
突出部12の伸縮部12dは、ニードル織機により製織され、ポリウレタン糸及びポリエステル糸に加えて、生地の折れを防ぐためにナイロン製のモノフィラメント(単繊維)糸を織り込んだパワーネット生地12cからなり、長手方向Lの伸縮性を与えると共に、短手方向Sの伸縮性を抑制した織地である。なお、突出部12の伸縮部12dは、後述の第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の伸縮性より高い伸縮性を有する。
なお、通常のモノフィラメント糸(例えば、1本当たり600デニール)を突出部12に用いた場合には、1本のモノフィラメント糸が太く、針金のような縦糸であるため、モノフィラメント糸の先端がカット辺から飛び出し、着用者に突き刺さる恐れがある。
このため、本実施形態に係る突出部12の伸縮部12dは、ローカウント(低い番手)のモノフィラメント糸(例えば、1本当たり50デニール)の集合糸(例えば、10本)を用いて、所望の硬度及び通気性を維持したまま、モノフィラメント糸の先端がカット辺から飛び出すことを抑制し、モノフィラメント糸が仮に飛び出したとしても、1本のモノフィラメント糸の太さが細いため、モノフィラメント糸の先端が着用者に突き刺さることはなく、着用者の肌への刺激を軽減することができる。
また、本実施形態に係る突出部12の伸縮部12dは、突出部12の仕上げに樹脂濃度の高い樹脂加工を施し、織地の硬度を更に上げ、着用者の前腹部及び側腹部に対するサポーター100の支持力を強化すると共に、織地自体がメッシュ構造のため通気性がよい。
本体部10の両端(左端10a、右端10b)の表地面及び本体部10の左端10a又は右端10bの裏地面には、面ファスナー(ループ、フック)が配設され、本体部10の異なる面を係着させる。
また、本実施形態に係る本体部10は、図1(a)に示すサポーター100の表地面における両端(左端10a,右端10b)側に面ファスナーのループ21が配設され、図1(b)に示す裏地面における右端10b側に面ファスナーのフック22aが配設されている。
特に、本実施形態に係る突出部12の非伸縮部12eの基材は、ダブルラッセル編機により製編され、図2(d)に示すように、ループ構造を有する表編面15aと、メッシュ構造を有する裏編面15bと、ダブルラッセル構造を有する連結部15cとで構成したダブルラッセル編地15からなり、長手方向L及び短手方向Sの伸縮性を抑制した編地である。すなわち、本実施形態に係る非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)は、ループ構造(表編面15a)を有するため、図1(a)に示すサポーター100の表地面における両端(左端10a,右端10b)側に配設される面ファスナーのループ21に対応する。更に、本実施形態に係る非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)は、ダブルラッセルメッシュ構造(裏編面15b及び連結部15c)を有することから、背当部11(ラッセルメッシュ11f、クロシェ編地11g)及び伸縮部12d(パワーネット生地12c)と比較して通気性に最も優れており、サポーター100の着用状態で本体部10の両端の重畳する領域に配設されることにより、サポーター100の通気性を確保して着用感を高めることが出来る。
なお、本実施形態に係るサポーター100は、パワーネット生地12cとダブルラッセル編地15とを一部重畳させて境界部分を縫合し、パワーネット生地12c及び面ファスナーのループ21(ダブルラッセル編地15)の縁(断ち目)をバインダーテープ14で挟み込み縫い付けられている。
また、本実施形態に係るサポーター100は、バインダーテープ14の一端を本体部10の右端10bに配設させ、本体部10を周回したバインダーテープ14の他端を本体部10の裏地面側に配設させ、面ファスナーのフック22a及び突出部12の非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)間でバインダーテープ14の他端を挟み込み、突出部12の非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)へのフック22aの縫い付けと同時にバインダーテープ14の他端を縫い付ける。この構成により、サポーター100の製造工程を簡略化することができると共に、バインダーテープ14の他端がサポーター100の表面から突出することを抑制し、サポーター100の美観を損なうことがない。
本実施形態に係る左右一対の補助バンド部は、長手方向に伸縮性を有する二本の帯状体(第1の補助バンド部31と第2の補助バンド部32)からなり、背当部11の上辺11a近傍において当該二本の帯状体が交差するように固定される。
第1の補助バンド部31は、第1の補助バンド部31の長手方向に伸縮性を有する帯状体からなり、当該帯状体の一端31aが本体部10の表地面における背当部11の上辺11aの一端及び/又は背当部11の側辺の一方(例えば、左辺11c)の上端に固定され、本体部10の平面視(図1(a)参照)における背当部11の外側(右側)で折り返され、当該帯状体の他端31bが本体部10の表地面における突出部12の伸縮部12dにおける背当部11に接する側辺の他方(例えば、右辺11d)近傍の略中央に固定される。なお、第1の補助バンド部31の他端31bは、第1の補助バンド部31と第2の補助バンド部32とが背当部11の上辺11a近傍において交差するのであれば、側辺の他方(例えば、右辺11d)近傍の略中央に固定される必要はなく、側辺の他方(例えば、右辺11d)近傍の下端に接して固定されてもよい。
なお、本実施形態に係る第1の補助バンド部31の一端31aは、図1(a)に示すように、背当部11の上辺11aの一端(左辺11cの上端)において、一部が背当部11(ラッセルメッシュ11f)及びグログランテープ13間で挟み込み縫い付けられ、残りの部分が背当部11(ラッセルメッシュ11f)と共にバインダーテープ14で挟み込み縫い付けられている。また、本実施形態に係る第1の補助バンド部31の他端31bは、図1(a)及び図2(a)に示すように、背当部11の側辺の他方(右辺11d)近傍の略中央において、突出部12(パワーネット生地12c)及びグログランテープ13間で挟み込み縫い付けられている。
なお、本実施形態に係る第1の補助バンド部31の一端31aは、図1(a)に示すように、本体部10の表地面における背当部11の上辺11aの一端及び背当部11の側辺の一方(例えば、左辺11c)の上端に跨って固定されているが、本体部10の表地面における背当部11の上辺11aのみに固定されてもよいし、背当部11の側辺の一方(例えば、左辺11c)のみに固定されてもよい。
第2の補助バンド部32は、第2の補助バンド部32の長手方向に伸縮性を有する帯状体からなり、当該帯状体の一端32aが本体部10の表地面における背当部11の上辺11aの他端及び/又は背当部11の側辺の他方(例えば、右辺11d)の上端に固定され、本体部10の平面視(図1(a)参照)における背当部11の外側(左側)で折り返され、当該帯状体の他端32bが本体部10の表地面における突出部12の伸縮部12dにおける背当部11に接する側辺の一方(例えば、左辺11c)近傍の略中央に固定され、第1の補助バンド部31と対をなす。なお、第2の補助バンド部32の他端32bは、第1の補助バンド部31と第2の補助バンド部32とが背当部11の上辺11a近傍において交差するのであれば、側辺の一方(例えば、左辺11c)近傍の略中央に固定される必要はなく、側辺の一方(例えば、左辺11c)近傍の下端に接して固定されてもよい。
なお、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分として、第2の補助バンド部32が第1の補助バンド部31上を跨る構成を、図1(a)、図1(c)及び図1(d)、図2(a)、図3(b)、図3(c)及び図3(d)、図4(b)、図4(c)及び図4(d)、並びに、図5(b)、図5(c)及び図5(d)に図示しているが、第1の補助バンド部31が第2の補助バンド部32上を跨る構成であってもよい。
なお、本実施形態に係る第2の補助バンド部32の一端32aは、図1(a)に示すように、背当部11の上辺11aの他端(右辺11dの上端)において、一部が背当部11(ラッセルメッシュ11f)及びグログランテープ13間で挟み込み縫い付けられ、残りの部分が背当部11(ラッセルメッシュ11f)と共にバインダーテープ14で挟み込み縫い付けられている。また、本実施形態に係る第2の補助バンド部32の他端32bは、図1(a)及び図2(a)に示すように、背当部11の側辺の一方(左辺11c)近傍の略中央において、突出部12(パワーネット生地12c)及びグログランテープ13間で挟み込み縫い付けられている。
なお、本実施形態に係る第2の補助バンド部32の一端32aは、図1(a)に示すように、本体部10の表地面における背当部11の上辺11aの他端及び背当部11の側辺の他方(例えば、右辺11d)の上端に跨って固定されているが、本体部10の表地面における背当部11の上辺11aのみに固定されてもよいし、背当部11の側辺の他方(例えば、右辺11d)のみに固定されてもよい。
なお、本実施形態に係る第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32は、ポリウレタン糸及びポリエステル糸を用いてニードル織機により製織される織りゴムを基材としており、弾性繊維の素材としてポリウレタンを使用することにより、耐久性(耐熱性)に優れると共に、弾性繊維の素材として生ゴムを使用する場合に生じるアレルギー反応(過敏性反応)を抑制し、着用者の肌に優しい。
第1のリング部41は、環状であり、第1の補助バンド部31の一端31a及び他端32b間を摺動可能に配設される。
特に、本実施形態に係る第1のリング部41は、図6(a)乃至図6(c)に示すように、第1の補助バンド部31並びに第1の調節バンド部51の幅及び厚みに対応して併設される2つの貫通孔(第1の長孔41a、第2の長孔41b)を有する。
なお、第1の補助バンド部31並びに第1の調節バンド部51の幅及び厚みに対応した貫通孔とは、第1のリング部41の摺動に影響がなく、貫通孔(第1の長孔41a、第2の長孔41b)内で、バンド部(第1の補助バンド部31、第1の調節バンド部51)自身が捩れない孔の大きさであることを意味する。
第2のリング部42は、環状であり、第2の補助バンド部32の一端32a及び他端32b間を摺動可能に配設され、第1のリング部41と対をなす。
特に、本実施形態に係る第2のリング部42は、図6(a)乃至図6(c)に示すように、第2の補助バンド部32並びに第2の調節バンド部52の幅及び厚みに対応して併設される2つの貫通孔(第1の長孔42a、第2の長孔42b)を有する。
なお、第2の補助バンド部32並びに第2の調節バンド部52の幅及び厚みに対応した貫通孔とは、第2のリング部42の摺動に影響がなく、貫通孔(第1の長孔42a、第2の長孔42b)内で、バンド部(第2の補助バンド部32、第2の調節バンド部52)自身が捩れない孔の大きさであることを意味する。
なお、本実施形態に係る第1のリング部41及び第2のリング部42は、金型成形機により成形される平カンであり、素材としてポリアセタールを使用することにより、高硬度、柔軟性及び耐熱性を兼ね備える。
また、本実施形態に係る第1のリング部41及び第2のリング部42は、2つの貫通孔(第1の長孔42a、第2の長孔42b)を有する構成であるが、1つの貫通孔を有し、第1の補助バンド部31(第2の補助バンド部32)及び第1の調節バンド部51(第2の調節バンド部52)を当該1つの貫通穴に挿入する構成であってもよい。
本実施形態に係る左右一対の調節バンド部は、長手方向に伸縮性を有する二本の帯状体(第1の調節バンド部51と第2の調節バンド部52)からなる。
第1の調節バンド部51は、第1のリング部41に遊挿され、第1の補助バンド部31の伸縮性より低い伸縮性の帯状体からなり、当該帯状体の一端51aが本体部10の表地面における本体部10の右端10b側の突出部12の非伸縮部12eに固定され、本体部10の平面視(図1(a)参照)における第1の補助バンド部31の折り返し部分(屈曲部31c)に相対向して第1のリング部41に挿通して折り返され、当該帯状体の他端51bが本体部10の表地面における当該本体部10の右端10b側の突出部12の伸縮部12d以外に係着可能である。
特に、本実施形態に係る第1の調節バンド部51の一端51aは、第1の調節バンド部51の他端51bの係着を解いた平置き状態(図2(a)参照)において、本体部10の表地面における本体部10の右端10b側の突出部12の非伸縮部12eの略中央を支点として、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分に他端51b側を向けて斜めに固定される。
また、第1の調節バンド部51の一端51aの固定位置及び他端51b側の係着位置は、サポーター100の平置き状態(図1(a)参照)における、自然長の第1の補助バンド部31に束縛される第1のリング部41の可動域のうち、当該第1の補助バンド部31の一端31a及び他端31bから最も離間した位置(屈曲部31c)に対して、本体部10の右端10b側である。
なお、本実施形態に係る第1の調節バンド部51は、ポリプロピレン糸及びポリエステル糸を用いてニードル織機により製織されるPPテープを基材とし、突出部12の短手方向Sの略中央における突出部12の伸縮部12d(パワーネット生地12c)及び非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)間で第1の調節バンド部51(基材)の一端51aを挟み込み、突出部12の伸縮部12d(パワーネット生地12c)と非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)との縫い付けと同時に一端51aが縫い付けられている。
また、本実施形態に係る第1の調節バンド部51は、第1の調節バンド部51(基材)の他端51bにおける、本体部10の右端10b側の面ファスナーのループ21に対向する面に、本体部10の右端10b側の面ファスナーのループ21に係着する面ファスナーのフック22b(図2(a)参照)を縫製により配設される。
また、本実施形態に係る第1の調節バンド部51は、他端51bとなる基材の端部を折り返し(返し構造)、面ファスナーのフック22bを折り返し部分(返し構造)に重畳させて縫製することにより、他端51bの厚みが厚くなり、第1のリング部41からの第1の調節バンド部51の脱落を防止すると共に、着用者が他端51bを把持し易く、使い易いサポーター100を得ることができる。
第2の調節バンド部52は、第2のリング部42に遊挿され、第2の補助バンド部32の伸縮性より低い伸縮性の帯状体からなり、当該帯状体の一端52aが本体部10の表地面における本体部10の左端10a側の突出部12の非伸縮部12eに固定され、本体部10の平面視(図1(a)参照)における第2の補助バンド部32の折り返し部分(屈曲部32c)に相対向して第2のリング部42に挿通して折り返され、当該帯状体の他端52bが本体部10の表地面における当該本体部10の左端10a側の突出部12の伸縮部12d以外に係着可能であり、第1の調節バンド部51と対をなす。
特に、本実施形態に係る第2の調節バンド部52の一端52aは、第2の調節バンド部52の他端52bの係着を解いた平置き状態(図2(a)参照)において、本体部10の表地面における本体部10の左端10a側の突出部12の非伸縮部12eの略中央を支点として、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分に他端52b側を向けて斜めに固定される。
また、第2の調節バンド部52の一端52aの固定位置及び他端52b側の係着位置は、サポーター100の平置き状態(図1(a)参照)における、自然長の第2の補助バンド部32に束縛される第2のリング部42の可動域のうち、当該第2の補助バンド部32の一端32a及び他端32bから最も離間した位置(屈曲部32c)に対して、本体部10の左端10a側である。
なお、本実施形態に係る第2の調節バンド部52は、ポリプロピレン糸及びポリエステル糸を用いてニードル織機により製織されるPPテープを基材とし、突出部12の短手方向Sの略中央における突出部12の伸縮部12d(パワーネット生地12c)及び非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)間で第2の調節バンド部52(基材)の一端52aを挟み込み、突出部12の伸縮部12d(パワーネット生地12c)と非伸縮部12e(ダブルラッセル編地15)との縫い付けと同時に一端52aが縫い付けられている。
また、本実施形態に係る第2の調節バンド部52は、第2の調節バンド部52(基材)の他端52bにおける、本体部10の左端10a側の面ファスナーのループ21に対向する面に、本体部10の左端10a側の面ファスナーのループ21に係着する面ファスナーのフック22c(図2(a)参照)を縫製により配設させる。
また、本実施形態に係る第2の調節バンド部52は、他端52bとなる基材の端部を折り返し(返し構造)、面ファスナーのフック22cを折り返し部分(返し構造)に重畳させて縫製することにより、他端52bの厚みが厚くなり、第2のリング部42からの第2の調節バンド部52の脱落を防止すると共に、着用者が他端52bを把持し易く、使い易いサポーター100を得ることができる。
特に、本実施形態に係るサポーター100は、第1の補助バンド部31の自然長が、背当部11の上辺11aの一端(左辺11cの上端)及び背当部11の側辺の他方(右辺11d)の略中央間の間隔よりも長く、第2の補助バンド部32の自然長が、背当部11の上辺11aの他端(右辺11dの上端)及び背当部11の側辺の一方(左辺11c)の略中央間の間隔よりも長い。
このため、第1の補助バンド部31は、第1の調節バンド部51(第1のリング部41)からの引張荷重を受けていない状態(弛緩状態)においても、湾曲部分(第1のリング部41に係合する屈曲部31c)が生じており、サポーター100を着用して第1の調節バンド部51を前方に押し出す場合に、第1の補助バンド部31の伸長方向が特定され、第1の補助バンド部31の伸び初めの抵抗が小さく、円滑に押し出すことができる。
同様に、第2の補助バンド部32は、弛緩状態においても、湾曲部分(第2のリング部42に係合する屈曲部32c)が生じており、サポーター100を着用して第2の調節バンド部52を前方に押し出す場合に、第2の補助バンド部32の伸長方向が特定され、第2の補助バンド部32の伸び初めの抵抗が小さく、円滑に押し出すことができる。
本実施形態に係る支持バンド部70は、長手方向に伸縮性を有する帯状体からなり、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分から背当部11の下辺11bまでの間において背当部11の下辺11b近傍に固定され、面ファスナーのフック22dが両端部に配設される。
すなわち、支持バンド部70は、背当部11上では第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分と重畳しない位置に配設される。
また、本実施形態に係るサポーター100は、背当部11の両側辺(左辺11c、右辺11d)の下端近傍に配設され、支持バンド部70を挿通させる環状の第1のガイド部71を備える。
なお、本実施形態に係る支持バンド部70は、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32と同様に、ポリウレタン糸及びポリエステル糸を用いてニードル織機により製織される織りゴムを基材としている。
また、本実施形態に係る支持バンド部70は、支持バンド部70(基材)の両端(左端70a、右端70b)における、本体部10の面ファスナーのループ21に対向する面に、本体部10の面ファスナーのループ21に係着する面ファスナーのフック22d(図2(a)参照)を縫製により配設される。
また、本実施形態に係る第1のガイド部71は、グログランテープを用いており、1本のグロランテープを半分に屈曲させ、屈曲したグログランテープの両端を背当部11、突出部12及びグログランテープ13の縁と共にバインダーテープ14で挟み込み縫い付けている。また、第1のガイド部71は、グログランテープ13に沿わせ、グログランテープの屈曲部分を本体部10(グログランテープ13、ラッセルメッシュ11f、クロシェ編地11g、パワーネット生地12c)に縫製している。
なお、本実施形態に係る支持バンド部70は、一本の帯状体を基材とし、当該帯状体の中央部を背当部11の下辺11bの中央近傍に縫製(縫い目70c)して背当部11に固定され、フック22dが両端(左端70a、右端70b)に配設される構成であるが、同一の長さ及び幅並びに伸び率である二本の帯状体を基材とし、各帯状体の一端を背当部11の下辺11bの中央近傍にそれぞれ縫製して背当部11に固定され、フック22dが他端にそれぞれ配設される構成でもよい。
さらに、本実施形態に係る支持バンド部70は、図6(d)に示すように、第1のリング部41及び第2のリング部42に対して突出部12の下辺12b側に配設される。
これにより、サポーター100を着用した場合に、第1のリング部41及び第2のリング部42は、支持バンド部70に干渉することがないため、着用者の動作に伴う第1のリング部41及び第2のリング部42の動きを阻害することがない。すなわち、本実施形態に係るサポーター100は、第1のリング部41及び第2のリング部42のスライドにより、第1の補助バンド部31(第2の補助バンド部32)における屈曲部31c(屈曲部32c)及び一端31a(一端32a)間の長さ(伸縮)と屈曲部31c(屈曲部32c)及び他端31b(他端32b)間の長さ(伸縮)とを着用者の動作に合わせて調整することができ、第1の補助バンド部31(第2の補助バンド部32)の皺の発生を防止することができる。
また、支持バンド部70は、第1のリング部41及び第2のリング部42に干渉することがないため、サポーター100を着用する際に、支持バンド部70を本体部10に係着した後に第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52を本体部10に係着する場合に、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52を前方に押し出す動作に伴う第1のリング部41及び第2のリング部42の動きを阻害することなく、第1のリング部41及び第2のリング部42を円滑にスライドさせることができるという作用効果を奏する。
また、本実施形態に係る支持バンド部70は、本体部10の平面視(図1(a)参照)において、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の他端31b,32bの一部のみに重畳することにより、第1のリング部41及び第2のリング部42に干渉することなく、サポーター100を着用した場合に、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の他端31b,32bを押圧し、他端31b,32b近傍での第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の捲れを防止することができる。
また、本実施形態に係る支持バンド部70は、本体部10の平面視(図1(a)参照)において、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52の一端51a,52aの一部のみに重畳することにより、第1のリング部41及び第2のリング部42に干渉することなく、サポーター100を着用した場合に、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52の一端51a,52aを押圧し、一端51a,52a近傍での第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52の捲れを防止することができる。
つぎに、サポーター100が、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32、第1のリング部41及び第2のリング部42、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52、並びに、支持バンド部70を備えることによる作用効果について、サポーター100の着用手順と共に、図3、図4及び図5を用いて説明する。
まず、着用者は、背当部11の内部に開口部11eを介して押圧部60を挿入し、第1の調節バンド部51のフック22bと本体部10(突出部12)の右端10b側のループ21との係着を解き、第2の調節バンド部52のフック22cと本体部10(突出部12)の左端10a側のループ21との係着を解くと共に、支持バンド部70の両端(左端70a、右端70b)側のフック22dと本体部10(突出部12)の両端(左端10a、右端10b)側のループ21との係着を解いた状態にする。
そして、着用者は、図3に示すように、本体部10の背当部11を着用者の背部(骨盤)に支持させたうえで、突出部12の伸縮部12dを長手方向Lの伸びの限界まで伸長させた状態において、本体部10を左端10a側から着用者の腰部に巻回させた後に、右端10b側から着用者の腰部に巻回させて、本体部10(突出部12)の右端10b側のフック22aを本体部10(突出部12)の左端10a側のループ21に係着させる。
この場合に、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32は、第1の調節バンド部51(第1のリング部41)及び第2の調節バンド部52(第2のリング部42)からの引張荷重を受けていないため、弛緩状態(自然長)であり、背当部11を押圧していない。
そして、着用者は、第1の調節バンド部51の他端51b及び第2の調節バンド部52の他端52bを片手でそれぞれ把持して第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52を前方に押し出す。
この場合に、第1のリング部41は、第1の調節バンド部51の他端51bの動きに追従して第1の調節バンド部51上を滑り、第1の補助バンド部31が伸縮性を有するため、前方に移動し、第1の補助バンド部31は、第1のリング部41の動きに追従して伸長する。
同様に、第2のリング部42は、第2の調節バンド部52の他端52bの動きに追従して第2の調節バンド部52上を滑り、第2の補助バンド部32が伸縮性を有するため、前方に移動し、第2の補助バンド部32は、第2のリング部42の動きに追従して伸長する。
また、突出部12の伸縮部12dには、第1の補助バンド部31、第1のリング部41及び第1の調節バンド部51、並びに、第2の補助バンド部32、第2のリング部42及び第2の調節バンド部52により、背当部11(グログランテープ13)及び面ファスナー(ループ21)間の間隔を狭める方向に力が働くことになる。
しかしながら、本実施形態に係るサポーター100では、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の伸縮性より高い伸縮性を有する伸縮部12dを長手方向Lの伸びの限界まで伸長させた状態において、本体部10の右端10b側のフック22aを本体部10の左端10a側のループ21に係着させているために、伸びきった伸縮部12dが縮み始める前に、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32が伸び始めることになり、伸縮部12dの伸びの分だけ背当部11及びループ21間の間隔を狭めることができ、伸縮部12dにおける皺の発生を抑制することができる。
なお、第1の補助バンド部31は、屈曲部31c及び他端31b間の帯状体の伸びが限界値に達すると、第1のリング部41を上方に移動させ、屈曲部31c及び一端31a間の帯状体を他端31b側に送出し、一端31a側の帯状体と他端31b側の帯状体とが相互に補完し合うことになる。
同様に、第2の補助バンド部32は、屈曲部32c及び他端32b間の帯状体の伸びが限界値に達すると、第2のリング部42を上方に移動させ、屈曲部32c及び一端32a間の帯状体を他端32b側に送出し、一端32a側の帯状体と他端32b側の帯状体とが相互に補完し合うことになる。
そして、図4に示すように、着用者は、腰部に対する所望の締め付け感が得られた段階で、第1の調節バンド部51のフック22bを本体部10(突出部12)の右端10b側のループ21に係着させ、第2の調節バンド部52のフック22cを本体部10(突出部12)の左端10a側のループ21に係着させる。
この場合に、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32は、第1の調節バンド部51(第1のリング部41)及び第2の調節バンド部52(第2のリング部42)からの引張荷重を受けているため、緊張状態であり、一端(31a、32a)、他端(31b、32b)及び屈曲部(31c、32c)の三点支持による背当部11の上辺11a近傍で交差することにより、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32全体で背当部11の上辺11a近傍を押圧する。
最後に着用者は、図5に示すように、支持バンド部70の左端70a及び左端70bを片手でそれぞれ把持して支持バンド部70を前方に押し出して、腰部に対する所望の締め付け感が得られた段階で、支持バンド部70の右端70b側のフック22dを本体部10(突出部12)の右端10b側のループ21に係着させ、支持バンド部70の左端70a側のフック22cを本体部10(突出部12)の左端10a側のループ21に係着させる。
この場合に、支持バンド部70は、緊張状態であり、背当部11の下辺11b近傍を押圧する。
なお、前述したサポーター100の着用手順は、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52を本体部10(突出部12)に係着した後に支持バンド部70を本体部10(突出部12)に係着する場合について説明したが、支持バンド部70を本体部10(突出部12)に係着した後に第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52を本体部10(突出部12)に係着してもよい。
以上のように、本実施形態に係るサポーター100は、従来のサポーターの背当部の幅と比較して背当部11の幅を広くしたことに伴う、背当部11に対する第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32による押圧力の割合の減少を、支持バンド部70により補うことができる。
また、本実施形態に係るサポーター100は、背当部11に対する第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分及び支持バンド部70の押圧力により、背当部11の上辺11a及び下辺11bにおける着用者の背部からのサポーター100の浮きを防止し、着用者の腰部全体を支持することができる。
つまり、本実施形態に係るサポーター100は、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分による背当部11の上辺11a近傍の最も強い押圧力Fと、第1の補助バンド部31の他端31b及び第2の補助バンド部32の他端32bからの引張荷重による背当部11の中央の弱い押圧力Fと、支持バンド部70による背当部11の下辺11b近傍の強い押圧力Fと、を背当部11に与えることができる(F>F>F)。これにより、本実施形態に係るサポーター100は、背当部11の上辺11a近傍及び下辺11b近傍における着用者の背部からの浮きを防止し、着用者の腰部の湾曲面に対応して、着用者の腰部全体を適度な押圧力で支持することができる。さらに、本実施形態に係るサポーター100は、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分を背当部11の上辺11a近傍に配設することにより、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分が着用者の第1腰椎及び第2腰椎近傍に位置することから、着用者の第1腰椎及び第2腰椎近傍を支持し、椎間板ヘルニア等の腰痛を緩和することができる。
なお、本実施形態に係るサポーター100は、図7(b)に示すように、背当部11の上辺11a近傍(領域A)、中央(領域B)及び下辺11b近傍(領域C)に対して異なる押圧力(F>F>F)を与えることができるのであれば、図7(a)に示すように、支持バンド部70が、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の他端31b,32b、並びに、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52の一端51a,52aに重畳しない構成であってもよい。
また、本実施形態に係るサポーター100は、図1(a)及び図7(a)に示すように、突出部12が背当部11の両側から上向きに突出した場合について説明したが、図8に示すように、突出部12が背当部11の両側から下向きに突出したサポーター100であってもよいし、突出部12が背当部11の両側から略水平に突出したサポーター100であってもよい。
(本発明の第2の実施形態)
図9(a)は第2の実施形態に係るサポーターの表地面を示す図であり、図9(b)は図9(a)に示すサポーターの裏地面を示す図である。図9において、図1と同じ符号は、同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
前述した第1の実施形態に係る第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32は、背当部11の上辺11a近傍において二本の帯状体が交差するように一端31a,32a及び他端31b,32bが固定されている。
これに対し、本実施形態に係る第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32は、背当部11の下辺11b近傍において二本の帯状体が交差するように一端31a,32a及び他端31b,32bが固定される。
また、本実施形態に係る支持バンド部70は、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分から背当部11の上辺11aまでの間において背当部11の上辺11a近傍に固定される。
すなわち、本実施形態においても、支持バンド部70は、背当部11上では第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分と重畳しない位置に配設される。
また、本実施形態に係る支持バンド部70は、図9(a)に示すように、第1のリング部41及び第2のリング部42に対して突出部12の上辺12a側に配設される。
また、本実施形態に係る第1のガイド部71は、背当部11の両側辺(左辺11c、右辺11d)の上端近傍に配設され、支持バンド部70を挿通させる。
また、本実施形態に係る第1の補助バンド部31は、一端31aが本体部10の表地面における背当部11の下辺11bの一端及び/又は背当部11の側辺の一方(例えば、左辺11c)の下端に固定され、本体部10の平面視(図9(a)参照)における背当部11の外側(右側)で折り返され、当該帯状体の他端31bが本体部10の表地面における突出部12の伸縮部12dにおける背当部11に接する側辺の他方(例えば、右辺11d)近傍の略中央に固定される。
また、本実施形態に係る第2の補助バンド部32は、一端32aが本体部10の表地面における背当部11の下辺11bの他端及び/又は背当部11の側辺の他方(例えば、右辺11d)の下端に固定され、本体部10の平面視(図9(a)参照)における背当部11の外側(左側)で折り返され、当該帯状体の他端32bが本体部10の表地面における突出部12の伸縮部12dにおける背当部11に接する側辺の一方(例えば、左辺11c)近傍の略中央に固定される。
なお、第1の補助バンド部31の両端(一端31a、他端31b)及び第2の補助バンド部32の両端(一端32a、他端32b)は、第1の補助バンド部31と第2の補助バンド部32とが背当部11の下辺11b近傍で交差するのであれば、図9(a)に示す固定位置に限られるものではない。
以上のように、本実施形態に係るサポーター100は、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分による背当部11の下辺11b近傍(領域C、図7(b)参照)の最も強い押圧力Fと、第1の補助バンド部31の他端31b及び第2の補助バンド部32の他端32bからの引張荷重による背当部11の中央(領域B、図7(b)参照)の弱い押圧力Fと、支持バンド部70による背当部11の上辺11a近傍(領域A、図7(b)参照)の強い押圧力Fと、を背当部11に与えることができる(F>F>F)。これにより、本実施形態に係るサポーター100は、背当部11の上辺11a近傍及び下辺11b近傍における着用者の背部からの浮きを防止し、着用者の腰部の湾曲面に対応して、着用者の腰部全体を適度な押圧力で支持することができる。さらに、本実施形態に係るサポーター100は、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分を背当部11の下辺11b近傍に配設することにより、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の交差部分が着用者の仙腸関節近傍に位置することから、仙腸関節の動きを制限し、仙腸関節を安定化させることができる。
また、本実施形態に係るサポーター100は、図9に示すように、突出部12が背当部11の両側から上向きに突出した場合について説明したが、第1の実施形態と同様に、突出部12が背当部11の両側から下向きに突出したサポーター100であってもよいし、突出部12が背当部11の両側から略水平に突出したサポーター100であってもよい。
(本発明の第3の実施形態)
図10(a)は第3の実施形態に係るサポーターの表地面を示す図であり、図10(b)は第3の実施形態に係る他のサポーターの表地面を示す図である。図10において、図1と同じ符号は、同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
本実施形態に係るサポーター100は、図10(a)に示すように、左右の突出部12の伸縮部12dにそれぞれ配設され、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52をそれぞれ挿通させる環状の第2のガイド部53を備える。
なお、本実施形態に係る第2のガイド部53は、第1のガイド部71と同様のグログランテープやポリエステル糸を用いて編み立てられるニットテープなどのテープを用いており、サポーター100の表地面における伸縮部12d(パワーネット生地12c)上に上端及び下端を縫製して配設される。
このように、本実施形態に係るサポーター100は、第2のガイド部53を備えることにより、第1の調節バンド部51及び第2の調節バンド部52をそれぞれ位置決めし、不必要な方向への牽引を抑制し、第1の補助バンド部31及び第2の補助バンド部32の捩れを防止することができる。
特に、第1の調節バンド部51(第2の調節バンド部52)は、他端51b(他端52b)の幅を、第2のガイド部53の上下の縫製部分間の幅よりも広くすることにより、第2のガイド部53からの第1の調節バンド部51(第2の調節バンド部52)の抜けを防止することができる。
なお、本実施形態に係る第2のガイド部53は、図10(a)に示すように、第1の調節バンド部51(第2の調節バンド部52)のみを横断する長さのテープを用いているが、この長さに限られるものではなく、例えば、図10(b)に示すように、伸縮部12dを横断する長さのテープを用いてもよい。この場合には、テープの両端を伸縮部12dの縁と共にバインダーテープ14で挟み込み縫い付け、第1の調節バンド部51(第2の調節バンド部52)の側辺近傍で伸縮部12dにテープを縫い付ける。
10 本体部
10a 左端
10b 右端
11 背当部
11a 上辺
11b 下辺
11c 左辺
11d 右辺
11e 開口部
11f ラッセルメッシュ
11g クロシェ編地
12 突出部
12a 上辺
12b 下辺
12c パワーネット生地
12d 伸縮部
12e 非伸縮部
13 グログランテープ
14 バインダーテープ
15 ダブルラッセル編地
15a 表編面
15b 裏編面
15c 連結部
21 ループ
22a,22b,22c,22d フック
31 第1の補助バンド部
31a 一端
31b 他端
31c 屈曲部
32 第2の補助バンド部
32a 一端
32b 他端
32c 屈曲部
41 第1のリング部
41a 第1の長孔
41b 第2の長孔
42 第2のリング部
42a 第1の長孔
42b 第2の長孔
51 第1の調節バンド部
51a 一端
51b 他端
52 第2の調節バンド部
52a 一端
52b 他端
53 第2のガイド部
60 押圧部
61 上底
62 下底
63 凹部
70 支持バンド部
70a 左端
70b 右端
70c 縫い目
71 第1のガイド部
100 サポーター

Claims (5)

  1. 帯状体のサポーターにおいて、
    着用者の背部に当接させる背当部と、
    前記背当部に接して長手方向に伸縮性を有する伸縮部が配設され、前記背当部の両側に配設された突出部と、
    長手方向に伸縮性を有する二本の帯状体からなり、前記二本の帯状体が前記背当部上で交差するように両端が固定され、当該帯状体に環状のリング部を摺動可能に配設した一対の補助バンド部と、
    前記補助バンド部の伸縮性より低い伸縮性を有する二本の帯状体からなり、個々に前記補助バンド部に配設した環状のリング部に遊挿し、一端を前記左右の突出部の伸縮部以外に固定し、他端に面ファスナーのフックを配設した一対の調節バンド部と、
    長手方向に伸縮性を有する帯状体からなり、前記背当部に固定され、両端部に面ファスナーのフックを配設した帯状の支持バンド部と、
    を備えることを特徴とするサポーター。
  2. 請求項1に記載のサポーターにおいて、
    前記一対の補助バンド部が、前記背当部の上辺近傍で交差するように両端が固定され、
    前記支持バンド部が、前記背当部の下辺近傍で固定されることを特徴とするサポーター。
  3. 請求項1に記載のサポーターにおいて、
    前記一対の補助バンド部が、前記背当部の下辺近傍で交差するように両端が固定され、
    前記支持バンド部が、前記背当部の上辺近傍で固定されることを特徴とするサポーター。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のサポーターにおいて、
    前記背当部の両側辺に配設され、前記支持バンド部を挿通させる環状のガイド部を備えることを特徴とするサポーター。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のサポーターにおいて、
    前記突出部の両端部に配設され、前記調節バンド部及び前記支持バンド部の面ファスナーのフックが係着されるダブルラッセル編地の面ファスナーのループを備えることを特徴とするサポーター。
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