JP3146163U - 腰部と骨盤をサポートするベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフや野球等、腰部を中心とする回転運動を非常に多く伴う運動に対して効果的に作用して、常に、安定した回転運動を得ることが可能であり、且つ、腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供する。
【解決手段】腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトにおいて、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの内面側に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設けることにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートする。
【選択図】図2

Description

本考案は、腰部に巻着して腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトに関するものである。
特に、本考案は、ベルトを腰部に巻着することにより腰部と骨盤の安定化をはかることが可能で、例えば、ゴルフや野球等、腰部を中心とする回転運動を非常に多く伴う運動に対して効果的に作用して、常に、安定した回転運動を得ることが可能であり、且つ、腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供するものである。
従来から腰部を包み込んで保護したり、腰痛、坐骨神経痛、股関節の痛みを和らげたりするためのコルセット、サポーター、そして、腰ベルトの類は、目的に応じて種々の形状のものが知られており、腰部のどの位置に、どのように装着して固定するか、その構成も色々なものが開発されている。
例えば、特開2002−345866号公報(以下、特許文献1と称する。)の発明は、腰部に巻きつけ固定して腰部安定と腰痛緩和を図る腰ベルトに関するものであり、比較的狭幅のベルトを用いて、骨盤部位を含む上半身において腰部を固定し、腰痛の緩和に有効な腰ベルトを提供している。
而して、特許文献1の発明に係る腰ベルトは、主ベルトの中央部の周辺に複数の細長の硬質の補助片を主ベルト幅方向に向けて固定し、且つ、該補強片が内側に膨出するように彎曲しているので補助片が、腰部を骨髄に対してしっかり固定でき、しかも、腰部に対する粒状物による指圧効果を付与して腰痛の緩和に有効としている。
また、前記特許文献1における腰ベルトの腰部側は、補助ベルトが主ベルト上に巻かれて、前記補助片を上から締め付けるので、腰部の安定化に有効である、旨の記述があるとおり、従来からよく知られている腰部コルセットを多少狭幅の腰ベルト形状に構成し、且つ、前記補強片の間に指圧効果粒状物を配置して指圧効果を付与したもので、腰部の安定化と腰痛の緩和が、主な発明の目的であって、腰痛の基本的な解決策を追求して具現化した腰ベルトではない。
また、特開2004−33356号公報(以下、特許文献2と称する。)の発明は、腰から骨盤にわたってサポートすることができ、腰痛、坐骨神経痛、股関節の痛みなども和らげることのできる健康ベルトに関するもので、この発明では、一対の面ファスナーから成る係着部と、一対の係着部間に延びる股関節ベルト部及び腰椎ベルト部を供えた健康ベルトで、該股関節ベルトに一対の環跳押圧部が設けられていて、ツボの環跳を適度に刺激することができ、股関節の痛み、坐骨神経痛、腰痛などを和らげることができるとしている。
然しながら、前記特許文献2の発明も、ベルト形状物にツボを適宜に刺激する環跳押圧部を設けるなどして股関節の痛み、坐骨神経痛、腰痛などを和らげる効果を期待し、また、マイナスイオンを放出する形状を取り入れて血行促進、血液の浄化、新陳代謝の促進などの効果を得るとしているが、特許文献1と同様に腰痛等の基本的な解決策を追求して具現化するためのものではなく、健康補助具の域を脱していない。
而して、特開2005−304645号公報(以下、特許文献3と称する。)の発明は、骨盤の歪を調整しながらトレーニングをおこない骨盤を支えている筋肉、即ち、腹筋、背筋、大腿四頭筋、ハムストリング筋、殿筋、内転筋等を鍛えるための骨盤の歪調整具に関するものである。
特許文献3の発明は、比較的細幅で伸縮率の小さい帯状弾性ベルトを骨盤の腸骨上部の突部にバックル等の係止具で装着し、該帯状弾性ベルトにて骨盤を締め付けることで骨盤の歪みを正常な状態に戻し、その状態を維持しながら骨盤の周りの筋肉をバランス良く鍛えることにより、骨盤の歪みが元の歪んだ状態に戻ることを防ぎ、骨盤の歪みが原因で起こる肩こり、腰痛、背部通、頸部痛、臀部痛、膝関節痛等の疼痛を防止するものである。
斯くして、特許文献3の発明は、従来のコルセット、サポーターの類や、特許文献1の腰ベルト、並びに特許文献2の健康ベルトとは異なり、腰痛、座骨神経痛、股関節の痛みを和らげたり、患部を包み込んで保護するだけのものではない。
特許文献3の発明は、腰痛、背部通、頸部痛、臀部痛、膝関節痛等の原因を追究して、その基本的解決策を追求したものであるが故に、帯状弾性ベルトの形状が、幅略20mmから35mmの範囲内であること、そして、帯状弾性ベルトの薄厚が1mmから5mmの範囲内であること、更に帯状弾性ベルトのゴム応力が130%伸長時に200から700kPaであること、更に細幅で伸長率の小さい帯状弾性ベルトの装着位置の問題等、専門トレーナーの指導の下でしか利用出来ない欠点があった。
また、特許文献3の発明は、伸長した帯状弾性ベルトを該帯状弾性ベルトの両端部に設けたプラスチック製のバックル(留め具)にて装着、固定する構造のために外す時にバックルが急に外れてケガをするおそれもあり、この点は、改良しなくてはならない欠点であった。
特開2002−345866号公報 特開2004−033356号公報 特開2005−304645号公報
本考案が解決しょうとする課題の1は、ゴルフや野球等、腰部を中心とする回転運動を非常に多く伴う運動に対して効果的に作用して、常に、安定した回転運動を得ることが可能であり、且つ、腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供するものである。
本考案が解決しようとする課題の2は、腰部と骨盤部に本体ベルトを介して腰部用ベルトと骨盤用ベルトを別々に巻着することができ、該腰部用ベルトと骨盤用ベルトはそれぞれの締め付け力を個々に調整することが可能であることから、前記腰部ベルトによりにより身体上部と腰部の安定化と腰痛緩和を図ることができ、並行して骨盤用ベルトにて、骨盤の歪を正常な状態に戻し、その状態を維持しながら骨盤の周りを支えている筋肉をバランス良く鍛えることで、骨盤の歪みが引き起こす肩こり、腰痛、背部通、頸部痛、臀部痛、膝関節痛等を防止するものである。
そして、本考案が解決しようとする課題の3は、従来の腰部用ベルトの如く、腰部を中心とする運動をしやすくするために細幅に構成した腰部用ベルトを着用すると、該腰用ベルトは、数日間の使用にて着用者の体つきに沿って内外に彎曲して丸まってしまい帯状の形状を保つことができなくなるので、効果的な作用を失うことになる。
また、従来の骨盤用ベルトは、人体の骨盤を形成する腸骨上部の突部に巻き付けるように装着することが効果的で、前記腰部用ベルトより更に細幅に形成されるために、装着時に装着場所でのゴロツキ感や、腸骨上部の突部からの転がり離脱が避けられない欠点を有しており、本考案は、前記腰部用ベルトの変形や、骨盤用ベルトの装着場所でのゴロツキ感の解消とズレ落ちを防止した腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供するものである。
本考案は、腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトにおいて、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの内面側に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設けることにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートすることを主な要旨としている。
本考案の他の主な要旨は、腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトにおいて、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの外面側にそれぞれ腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設け、該本体ベルトを着用者に装着した後に前記腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトの締め付け力をそれぞれ個々に調整することにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートすることにある。
また、本考案において、前記本体ベルトは、ベルトの長手方向において伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて形成するか、或いは一部に伸縮性素材部を配置して伸縮性を有する本体ベルトを形成し、該本体ベルトの長手方向に沿って本体ベルトにそれぞれ重複した状態にて腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設ける構成となし、該腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトの両端部は面ファスナーを介して前記本体ベルトの内面側、または外面側に固着可能となし、該腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトは本体ベルトの長手方向にそれぞれ伸長させ前記それぞれの面ファスナーにて両端部を本体ベルトに固着させることで締め付け力を個別に調整可能にすることが好ましい。
更に、本考案において、前記本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、また、前記腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトは少なくとも本体ベルトよりも短く本体ベルト装着者の背面部中心付近にて固着され、該背面部から両脇腹を通り腹部前面付近迄をカバーする構成となし、前記腰部用ベルトと骨盤用ベルトの伸長率を比較すると骨盤用ベルトが腰用ベルトよりも伸長率の小さい帯状弾性ベルトにて形成されていることが好ましい。
そして、本考案における各部材の特徴は、腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトの内部側、または外部側に装着される骨盤用ベルトの幅は、略20mmから35mmも範囲内であり、同様に腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトの内部側、または外部側に装着される腰用ベルトの幅は略40mmから70mmの範囲内であることが好ましい。
また、本考案における腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトは、通気性の良いメッシュ生地をベースに製作されていることが好ましい。
更に、本考案の腰部用ベルトと骨盤用ベルトを形成する帯状弾性ベルト部は、その製造工程で伸長率を設定可能な天然ゴム、合成ゴム、或いは天然ゴムと合成ゴムの混合ゴムにより製作されていることが好ましい。
更にまた、腰部用ベルトと骨盤用ベルトを形成する帯状弾性ベルト部は天然ゴム、合成ゴム、或いは天然ゴムと合成ゴムの混合ゴムからなる可縫製ゴムにより製作されていることが好ましい。
而して、本考案は、ゴルフや野球等、腰部を中心とする回転運動を非常に多く伴う運動に対して効果的に作用して、常に、安定した回転運動を得ることが可能であり、且つ、腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができた。
また、本考案は、腰部と骨盤部に本体ベルトを介して腰部用ベルトと骨盤用ベルトを別々に巻着することができ、該腰部用ベルトと骨盤用ベルトはそれぞれの締め付け力を個々に調整することが可能となり、前記腰部ベルトによりにより身体上部と腰部の安定化と腰痛緩和を図ることができると共に、骨盤用ベルトにて、骨盤の歪を正常な状態に戻し、その状態を維持しながら骨盤の周りを支えている筋肉をバランス良く鍛えることで、骨盤の歪みが引き起こす肩こり、腰痛、背部通、頸部痛、臀部痛、膝関節痛等を根本から防止する腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができた。
そして、本考案の構成は、従来の腰部用ベルトの如く、腰部を中心とする運動をしやすくするために細幅に構成した腰部用ベルトを着用すると、該腰用ベルトは、数日間の使用にて着用者の体つきに沿って内外に彎曲して丸まってしまい帯状の形状を保つことができなくなることを防止できる。
また、従来の骨盤用ベルトは、人体の骨盤を形成する腸骨上部の突部に巻き付けるように装着することが効果的で、前記腰部用ベルトより更に細幅に形成されるために、装着時に装着場所でのゴロツキ感や、腸骨上部の突部からの転がり離脱が避けられない欠点を有しており、本考案は、前記腰部用ベルトの変形や、骨盤用ベルトの装着場所でのゴロツキ感の解消と転がり離脱の防止を可能にした腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができた。
更に、従来の骨盤用ベルトは、伸長した帯状弾性ベルトを該帯状弾性ベルトの両端部に設けたプラスチック製のバックル(留め具)にて装着、固定する構造のために外す時にバックルが急に外れてケガをする欠点があり、本考案は、この点を改良して、安全性の高い腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができた。
本考案を実施するための第一の実施例は、腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトがメッシュ生地をベースとした通気性の良い素材にて製作され、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの内面側に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設けることにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートすることを特徴とするものである。
そして、第一の実施例においては、本体ベルトの内面側に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを設けている構成であることから、例えば、腰用ベルトの締め付け力は調整しないで本体ベルトに対して緩めておき、骨盤用ベルトのみを本体ベルト上で伸ばして締め付け力を調整した後、着用することで、骨盤用ベルトのみの作用を着用者に与えることや、その逆の利用もできることは、言うまでもない。
また、本考案の第二の実施例では、腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトがメッシュ生地をベースとした通気性の良い素材にて製作され、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの外面側にそれぞれ腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設け、該本体ベルトを着用者に装着した後に前記腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトの締め付け力をそれぞれ個々に調整することにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートすることを特徴とするものである。
そして、前記第二の実施例に於いては、本体ベルトを着用者に装着した後に前記腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトの締め付け力をそれぞれ個々に調整することができるという、独自の効果を生じせしめることができ、本体ベルトを着用した後でも第二の実施例は、腰用ベルトや骨盤用ベルトの締め付け力をそれぞれ個々に調整できることから、腰用ベルトのみや、骨盤用ベルトのみを任意に選択して作用させることができるサポートベルトを提供することができた。
而して、本考案に用いられる腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトは、ベルトの長手方向において伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて形成するか、或いは一部に伸縮性素材部を配置して伸縮性を有する本体ベルトを形成したものが用いられる。
上記、本体ベルトの役割は、該本体ベルトの長手方向に沿って本体ベルトにそれぞれ重複した状態にて腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設ける構成となして腰用ベルトと骨盤用ベルトの位置決めをおこなうこと、並びに腰部用ベルトや骨盤用ベルトの両端部は面ファスナーを介して前記本体ベルトの内面側、または外面側に固着可能に構成して、腰部用ベルトと骨盤用ベルトが、本体ベルトの長手方向にそれぞれ伸長でき、前記それぞれの面ファスナーにて両端部を本体ベルト上に固着させることで、締め付け力を個別に調整可能にするものである。
従って、本体ベルトは、ベルトの長手方向において、伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて形成するか、或いは一部に伸縮性素材部を配置して伸縮性を有する本体ベルトを形成されており、腰部用ベルトと骨盤用ベルトの締め付け力を本体ベルト上で調整した場合に、本体ベルトは腰部用ベルトと骨盤用ベルトのそれぞれの両端部面ファスナー間で撓みやシワとなり、本体ベルトの全体長さを縮めることになり、本体ベルトを着用者が伸ばしながら腰部並びに骨盤部に巻き付けると、腰部用ベルトと骨盤用ベルトを本体ベルト上で調整した分のみそれぞれの締め付け力となって、腰部や骨盤部に作用するものである。
また、本考案において、本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能に構成されており、該本体ベルトに設けられる腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトは少なくとも本体ベルトよりも短く本体ベルト装着者の背面部中心付近にて固着され、該背面部から両脇腹を通り腹部前面付近までをカバーする構成を有している。
本考案において、前記腰部用ベルトと骨盤用ベルトの伸長率を比較すると骨盤用ベルトが腰用ベルトよりも伸長率の小さい帯状弾性ベルトにて形成されている。
即ち、腰用ベルトは、骨盤用ベルトに比較して若干幅広であり、身体上部と腰部を固定して腰部を安定化すれば良いものであることから、本体ベルト上で個人が調整し易い締め付け力を有する伸長率であれば良い。
然しながら、本考案における骨盤用ベルトは、骨盤の歪みを調整しながら運動を行い骨盤を支えている筋肉、即ち、腹筋、背筋、大腿四頭筋、ハムストリング筋、殿筋、内転筋等を鍛えるためのものである。
骨盤は、体の中心に位置しており腸骨、仙骨、恥骨の3つの骨と関節から構成されていて、上肢と下肢を支えている体の要の部分であり、体重を支えたり、体のバランスをとったり、歩行したりするために重要な役割を果たしている。
骨盤は、前記腸骨と仙骨が後方で仙腸関節として結合し、前方では左右の恥骨同士が結合し、下方では恥骨と座骨が融合してできているもので、骨そのものの変形や左右差が無ければ骨盤のそのものの歪みは簡単には起こらない。
然し、運動選手のように偏った筋肉を使用したり、激しい運動により左右の足関節、膝関節、股関節の変形を起こしたり、関節の動きにバランスが取れず片方だけ硬い場合等で、骨盤の左右どちらかにが前に出ていたり、斜めに傾いていたりするようになる。
また、同じ姿勢を続けることの多いドライバー等の職業では脊髄が曲がって猫背となりがちで、骨盤の位置がくずれてくることもある。
斯くして、骨盤の歪みによる筋肉のバランスの崩れは、筋肉を疲れやすくし、消費されるエネルギーも低下して脂肪がたまりやすくなるばかりか、筋肉に余裕のあるうちはよいが、疲労や加齢により、筋力、持久力が低下すると弱い部分に負担がかかり、疼痛を引き起こすことになる。
従って、骨盤の歪みは、肩こり、腰痛、背部通、頸部痛、臀部痛、膝関節痛等の原因となることがおおく、本考案においては、骨盤用ベルトを伸長率の小さい細幅の帯状弾性ベルトで形成し、該骨盤用ベルトを腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトを介して着用者の骨盤を形成する腸骨上部の突部に巻き付けるように装着した。
特に本考案の骨盤用ベルトは実験と経験値により、好ましくはゴムの応力が130%伸長時に200から700kPa、1Pa(パスカル)=1N/m(ニュートン パー 平方メートル)の範囲内であること、並びに骨盤用ベルトの幅が略20mmから35mmの範囲内で製作されることが好ましい。
以上は、本考案に用いられる骨盤用ベルトの役割と形状や性能を詳説した。
また、本考案に用いられる腰部用ベルトと骨盤用ベルトの材質は、好ましくは、その製造工程で伸長率を設定可能な天然ゴム、合成ゴム、或いは天然ゴムと合成ゴムの混合ゴム等で製作されている。
即ち、本考案の腰部用ベルトと骨盤用ベルトの材質選定にあたっては、天然ゴムは戻り精度に優れ、合成ゴムは劣化防止に優れていることから、どちらを選定しても一定の特徴と効果が得られるが、天然ゴムの混合比率を高くした混合ゴムは両方の特徴を兼ね備えて本考案に最適である。以下、上記天然ゴム、合成ゴム、或いは天然ゴムと合成ゴムの混合ゴムを称して混合ゴム等として本考案を説明する。
また、本考案の腰部用ベルトと骨盤用ベルトに用いられる帯状弾性ベルト部は、好ましくは、可縫製ゴムで製作されていることである。
そして、上記可縫製ゴムとは、前記本体ベルトに腰部用ベルトや骨盤用ベルトをその背部中央で縫製して固着したり、それぞれの腰部用ベルトや骨盤用ベルト
の両端部にテープ上生地を縫製して、面ファスナーを取り付ける際に工業用ミシンで縫製できる柔らかさや厚さを有している混合ゴムを示している。
本考案における本体ベルトの巻着や、腰部用ベルトと骨盤用ベルトの着脱に用いられる面ファスナーは、フック上に起毛された面とループ上に密集して起毛されたループ面を有したファスナーでフック面とループ面を押し付けるとそれだけで張り付くようになっており、貼り付けたり剥がしたりすることが自在にできるものである。
従って、上記面ファスナーは片側がフック面であれば、その装着面はループ面となり、逆に、片側がループ面であれば、装着面はフック面を有することになる。
斯くして、本考案においては、以下に面ファスナーとは対向する面が、フック面とループ面の組み合わせであることを前提とし、面ファスナーにて巻着や装着がなされる、旨の簡略説明で本考案を詳説する。
図1は本考案の実施例1を示す分解説明図、図2は実施例1を示す正面図、図3は実施例1のベルトを巻着した状態で着用者の正面側から見た場合の斜視説明図、図4は実施例1のベルト装着位置説明図である。
図1乃至図3において、1は本体ベルト、2は腰部用ベルト、3は骨盤用ベルトを示している。
本体ベルト1は、通気性の良いメッシュ生地をベースに製作されており、該本体ベルト1は、伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて全体を形成するか、或いは実施例1の如く、一部に伸縮性素材部4a、4bを配置して伸縮性を有する本体ベルト1を形成している。
また、本体ベルト1は、ベルト着用者の腰部、並びに骨盤部を覆う幅Wを有しており、該本体ベルト1は、腰部用ベルト2、骨盤用ベルト3を内蔵すると共に、両端部に面ファスナー5a、5bを装備して着用者の腰部、並びに骨盤部に巻着されるものである。
そして、本体ベルト1の背面部6には、前記腰用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3のベルトカバー7a、7bが縫製されており、本体ベルト1の上部側に位置するベルトカバー7aには、腰用ベルト2が挿通され、本体ベルト1の下部側に位置するベルトカバー7bには、骨盤用ベルト3が挿通されている。
尚、8a、8bは本体ベルトに設けられたベルト通しであり、該ベルト通し8a、8bは前記腰用ベルト2の端部9a、9b、骨盤用ベルト3の端部10a、10bを本体ベルト1にそれぞれ保持している。
而して、図1は、実施例1の分解説明図であり、本体ベルト1、腰用ベルト2、骨盤用ベルト3が分解図示されている。
この内、腰用ベルト2は、混合ゴム等により製作され、予め伸長率を設定可能な帯状弾性ベルト部11と面ファスナー12a、12bを裏面に設けた端部9a、9bを備えている。
また、骨盤用ベルト3は、腰用ベルト2に用いられた混合ゴム等により伸長率の小さい帯状弾性ベルト部13と面ファスナー14a、14bを裏面に設けた端部10a、10bを備えており、前記腰用ベルト2と骨盤用ベルト3は、矢印の如く本体ベルト1に装着可能である。
図2は、図1の説明図において分解されていた腰部用ベルト2、骨盤用ベルト3を本体ベルト1に縫製して、実施例1の完成品としたものである。
図2において、前記腰部用ベルト2、骨盤用ベルト3は、本体ベルト1の背面部6に設けられたベルトカバー7a、7bに挿通され、該ベルトカバー7a、7bの背面部6中央部にて本体ベルト1に縫着されている。
そして、腰用ベルト2は、混合ゴム等により製作され、予め伸長率を設定可能な帯状弾性ベルト部11と面ファスナー12a、12bを端部9a、9bに備えているので、該端部9a、9bの面ファスナー12a、12bを本体ベルト1に設けられた面ファスナー5a、5bに着脱自在に装着可能である。
また、骨盤用ベルト3は、腰用ベルト2に用いられた混合ゴム等により伸長率の小さい帯状弾性ベルト部13と面ファスナー14a、14bを端部10a、10bに備えているので、該端部10a、10bの面ファスナー14a、14bを本体ベルト1に設けられた面ファスナー5a、5bに着脱自在に装着可能である。
斯くして、本考案の実施例1は、図2の状態にて、腰用ベルト2の面ファスナー12a、12bを本体ベルト1から外し、端部9a、9bを矢印方向に引っ張って、腰用ベルト2の帯状弾性ベルト部11を本体ベルト1上で伸長し、該帯状弾性ベルト部11の伸長分は前記本体ベルト1の背面部6に撓みやシワとして残して、腰用ベルト2の締め付け調整を終了する。
次に、骨盤用ベルト3の締め付け調整は、骨盤用ベルトの面ファスナー14a、14bを本体ベルト1から外し、端部10a、10bを矢印方向に引っ張って、骨盤用ベルト3の帯状弾性ベルト部13を本体ベルト1上で伸長し、該帯状弾性ベルト部13の伸長分は前記本体ベルト1の背面部6に撓みやシワとして残して、骨盤用ベルト3の締め付け調整を完了する。
そして、前記本体ベルト1上にて、締め付け調整の完了した腰用ベルト2、骨盤用ベルト3は、図3の如く、腰用ベルト2、骨盤用ベルト3を本体ベルト1の内面側15(着用者の身体に接する面を内面側とする)に位置して、着用者の腰部、並びに骨盤部に前記本体ベルト1の背面部6に残した撓みやシワを伸長して巻き付けるように装着する。
従って、本考案の実施例1は、腰部、並びに骨盤部を覆う幅Wを有した本体ベルト1において、該本体ベルト1の左右両端部には着脱用の面ファスナー5a、5bが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルト1の内面側15に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3を並列して設けることにより、前記本体ベルト1に設けられた腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3にて腰部と骨盤を同時にサポートすることができる。
また、本考案の実施例1において、本体ベルト1はベルトの長手方向において伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて形成するか、或いは一部に伸縮性素材部4a、4bを配置して伸縮性を有する本体ベルト1を形成し、該本体ベルト1の長手方向に沿って本体ベルト1にそれぞれ重複した状態にて腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3を並列して設ける構成とした。
そして、腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3の両端部はそれぞれの面ファスナー12a、12b、14a、14bを介して前記本体ベルトの内面側15に着脱自在となし、該腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3は本体ベルト1の長手方向にそれぞれ伸長させ前記それぞれの面ファスナー12a、12b、14a、14bにて両端部9a、9b、10a、10bを本体ベルト1に固着させることで締め付け力を個別に調整可能にすることができる。
更に実施例1の特徴は、本体ベルト1の左右両端部には着脱用の面ファスナー5a、5bが設けられており、着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、また、前記腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3は少なくとも本体ベルト1よりも短く構成するとともに、本体ベルト1の背面部6中心付近にて本体ベルト1に縫着され、該背面部6から両脇腹を通り腹部前面付近迄をカバーして、腹部前面にて巻着するベルト形状物であり、前記腰部用ベルト2と骨盤用ベルト3の伸長率を比較すると骨盤用ベルト3が腰用ベルト2よりも伸長率の小さい帯状弾性ベルト13にて形成されているものである。
斯くして、図4は、本考案の実施例1を着用者の身体にどのように巻着すれば効率よく作用できるかを説明するもので、図4において、16は腰部、17は骨盤、18は腸骨、19は仙骨、20は恥骨、21は腸骨上部の突部、22は骨盤用ベルト3が巻着される位置を想像線にて示し、23は腰用ベルトが巻着される位置を想像線にて示している。
本考案における骨盤用ベルト3は、骨盤の歪みを調整しながら運動を行い骨盤17を支えている筋肉、即ち、腹筋、背筋、大腿四頭筋、ハムストリング筋、殿筋、内転筋等を鍛えるためのものである。
従って、本考案においては、骨盤用ベルト3を伸長率の小さい細幅の帯状弾性ベルト11で形成し、該骨盤用ベルト3を腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルト1を介して着用者の骨盤17を形成する腸骨上部の突部21に巻き付けるように装着した。
また、本考案における骨盤用ベルト3の幅は、略20mmから35mmも範囲内であり、前記腰用ベルト2の幅は骨盤用ベルト3の幅に比較して幅が広く、略40mmから70mmの範囲内で身体上部と腰部を固定化して腰部を安定化したり、腰痛等の緩和をはかるものである。
そして、前記腰部用ベルト2と骨盤用ベルト3を形成する帯状弾性ベルト部11、13はその製造工程で伸長率を設定可能な天然ゴム、合成ゴム、或いは天然ゴムと合成ゴムの混合ゴムからなる可縫製ゴムにより製作されている。
而して、本考案においては、ゴルフや野球等、腰部を中心とする回転運動を非常に多く伴う運動に対して効果的に作用して、常に、安定した回転運動を得ることが可能であり、且つ、腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができる。
また、本考案は、腰部と骨盤部に本体ベルト1を介して腰部用ベルト2と骨盤用ベルト3を別々に巻着することができ、該腰部用ベルト2と骨盤用ベルト3はそれぞれの締め付け力を個々に調整することが可能となり、前記腰部用ベルト2によりにより身体上部と腰部の安定化と腰痛緩和を図ることができると共に、骨盤用ベルト3にて、骨盤の歪を正常な状態に戻し、その状態を維持しながら骨盤の周りを支えている筋肉をバランス良く鍛えることで、骨盤の歪みが引き起こす肩こり、腰痛、背部通、頸部痛、臀部痛、膝関節痛等を根本から防止する腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができる。
そして、本考案は、従来のこの種の腰部用ベルト等が腰部を中心とする運動をしやすくするために細幅となし、該腰用ベルトは、数日間の使用にて着用者の体つきに沿って内外に彎曲して丸まってしまい帯状の形状を保つことができなくなりやすい構成であった点を改良して、細めの腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3を本体ベルト1に内蔵する構成とすることで、腰用ベルト等が丸ってしまうことを防止した。
また、従来の骨盤用ベルトは、人体の骨盤を形成する腸骨上部の突部に巻き付けるように装着することが効果的で、前記腰部用ベルトより更に細幅に形成されるために、装着時に装着場所でのゴロツキ感や、腸骨上部の突部からの転がり離脱が避けられない欠点を有しており、本考案は、腰部用ベルト2の変形や、骨盤用ベルト3の装着場所でのゴロツキ感の解消と、転がり離脱の防止を可能とした腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができる
更に、従来の骨盤用ベルトは、伸長した帯状弾性ベルトを該帯状弾性ベルトの両端部に設けたプラスチック製のバックル(留め具)にて装着、固定する構造のために外す時にバックルが急に外れてケガをする欠点があり、本考案は、この点を改良して、安全性の高い腰部と骨盤を同時にサポートできるベルトを提供することができる。
図5は本考案の実施例2を示す分解説明図、図6は実施例2を示す正面図、図7は実施例1のベルトを巻着した状態で着用者の正面側から見た場合の斜視説明図である。
図5乃至図7において、図1乃至図4と同一構成要素は同一符号にて示している。また、図5の分解説明図、図6の説明図は正面図を示しており、図表面に図示されている本体ベルト1は、該本体ベルト1の着用時に着用者の身体に接する面、即ち、内面側を図示している。
図5乃至図7において、1は本体ベルト、2は腰部用ベルト、3は骨盤用ベルトを示している。
本体ベルト1は、通気性の良いメッシュ生地をベースに製作されており、該本体ベルト1は、伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて全体を形成するか、或いは実施例1の如く、一部に伸縮性素材部4a、4bを配置して伸縮性を有する本体ベルト1を形成している。
また、本体ベルト1は、ベルト着用者の腰部、並びに骨盤部を覆う幅Wを有しており、該本体ベルト1は、腰部用ベルト2、骨盤用ベルト3を本体ベルト1の外部面に装着すると共に、両端部に面ファスナー5a、5bを装備して着用者の腰部、並びに骨盤部に巻着されるものである。
そして、本体ベルト1の外部面24の(背面部6の裏面)には、前記腰用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3のベルトカバー7a、7bが縫製されており、本体ベルト1の上部側に位置するベルトカバー7aには、腰用ベルト2が挿通され、本体ベルト1の下部側に位置するベルトカバー7bには、骨盤用ベルト3が挿通されている。
而して、図5は、実施例1の分解説明図であり、本体ベルト1、腰用ベルト2、骨盤用ベルト3が分解図示されている。
この内、腰用ベルト2は、混合ゴム等により製作され、予め伸長率を設定可能な帯状弾性ベルト部11と面ファスナー12a、12bを設けた端部9a、9bを備えている。
また、骨盤用ベルト3は、腰用ベルト2に用いられた混合ゴム等により伸長率の小さい帯状弾性ベルト部13と面ファスナー14a、14bを設けた端部10a、10bを備えている。
図6は、図5の説明図において分解されていた腰部用ベルト2、骨盤用ベルト3を本体ベルト1に縫製して、実施例2の完成品としたものである。
図6において、前記腰部用ベルト2、骨盤用ベルト3は、本体ベルト1の外部面24(背面部6の裏面)に設けられたベルトカバー7a、7bに挿通され、該ベルトカバー7a、7bの背面部6中央部にて本体ベルト1に縫着されている。
そして、腰用ベルト2は、本体ベルト1の外面側24に配置されるもので、混合ゴム等により製作され、予め伸長率を設定可能な帯状弾性ベルト部11と面ファスナー12a、12bを端部9a、9bに備えているので、該端部9a、9bの面ファスナー12a、12bを本体ベルト1に設けられた面ファスナー5a、5bに着脱自在に装着可能である。
また、骨盤用ベルト3は、同様に本体ベルト1の外面側24に配置されるもので、腰用ベルト2に用いられた混合ゴム等により伸長率の小さい帯状弾性ベルト部13と面ファスナー14a、14bを端部10a、10bに備えているので、該端部10a、10bの面ファスナー14a、14bを本体ベルト1に設けられた面ファスナー5a、5bに着脱自在に装着可能である。
斯くして、本考案の実施例2は、図7の状態にて、本体ベルト1に設けられた面ファスナー5a、5bを用いて着用者の腰部に巻着し、その後に腰用ベルト2の面ファスナー12a、12bを本体ベルト1から外し、端部9a、9bを矢印方向に引っ張って、腰用ベルト2の帯状弾性ベルト部11を伸長し、腰用ベルト2の締め付け調整を任意におこなえるものである。
また、骨盤用ベルト3の締め付け調整も、本体ベルト1に設けられた面ファスナー5a、5bを用いて着用者の腰部に巻着し、その後に骨盤用ベルト3の面ファスナー14a、14bを本体ベルト1から外し、端部10a、10bを矢印方向に引っ張って、骨盤用ベルト3の帯状弾性ベルト部13を伸長し、骨盤用ベルト3の締め付け調整を任意におこなえるものである。
従って、本考案の実施例2は、腰部、並びに骨盤部を覆う幅Wを有した本体ベルト1において、該本体ベルト1の左右両端部には着脱用の面ファスナー5a、5bが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの外面側24に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3を並列して設けていることになり、大変便利であるとともに、本考案の目的である前記本体ベルト1に設けられた腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3にて腰部と骨盤を同時にサポートすることができるものである。
そして、実施例2は、腰部、並びに骨盤部を覆う幅Wを有した本体ベルト1において、該本体ベルト1の左右両端部には着脱用の面ファスナー5a、5bが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの外面側にそれぞれ腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3を並列して設け、該本体ベルト1を着用者に装着した後に前記腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3の締め付け力をそれぞれ個々に調整することが可能であり、前記本体ベルト1に設けられた腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3にて腰部と骨盤を同時にサポートすること特徴とする腰部と骨盤をサポートするベルトを提供した。
また、実施例2における本体ベルト1はベルトの長手方向において伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて形成するか、或いは一部に伸縮性素材部4a、4b等を配置して伸縮性を有する本体ベルト2を形成し、該本体ベルト1の長手方向に沿って本体ベルト1にそれぞれ重複した状態にて腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3を並列して設ける構成とした。
そして、前記腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3の両端部は面ファスナーを介して前記本体ベルトの外面側24に固着可能となし、該腰部用ベルト2、並びに骨盤用ベルト3は、本体ベルト1の外面側24において、本体ベルト1の長手方向にそれぞれ伸長させ前記それぞれの面ファスナー12a、12b、14a、14bにて両端部9a、9b、10a、10bを本体ベルト1の面ファスナー5a、5bに固着させることで締め付け力を個別に調整可能である。
斯くして、本考案の実施例2は、本体ベルト1の外面側24に腰部用ベルト2と骨盤用ベルト3装着して、前記本体ベルト1を着用者が巻着した後でも、それぞれ腰部用ベルト2と骨盤用ベルト3の締め付け力を個別に調整可能としたものであり、実施例2は、実施例1に比較して腰部用ベルト2と骨盤用ベルト3の締め付け力調整が、ベルト本体1を着用した後でも行えるという新しい効果を有している。
本考案の実施例1を示す分解説明図である。 実施例1を示す正面図である。 実施例1のベルトを巻着した状態を示す斜視説明図である。 本考案のベルト装着位置を示す説明図である。 本考案の実施例2を示す分解説明図である。 実施例2を示す正面図である。 実施例2のベルトを巻着した状態を示す斜視説明図である。
符号の説明
1 本体ベルト
2 腰部用ベルト
3 骨盤用ベルト
4a、4b 伸縮性素材部
5a、5b 面ファスナー
6 背面部
7a、7b ベルトカバー
8a、8b ベルト通し
9a、9b 腰用ベルトの端部
10a、10b 骨盤用ベルトの端部
11 帯状ベルト部
12a、12b 面ファスナー
13 帯状ベルト部
14a、14b 面ファスナー
15 本体ベルトの内面側
16 腰部
17 骨盤
18 腸骨
19 仙骨
20 恥骨
21 腸骨上部の突部
22 骨盤用ベルトが巻着される位置
23 腰用ベルトが巻着される位置
24 本体ベルトの外面側

Claims (8)

  1. 腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトにおいて、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの内面側に締め付け力をそれぞれ個々に調整できる腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設けることにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートすること、
    を特徴とする腰部と骨盤をサポートするベルト。
  2. 腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトにおいて、該本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、該本体ベルトの外面側にそれぞれ腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設け、該本体ベルトを着用者に装着した後に前記腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトの締め付け力をそれぞれ個々に調整することにより、前記本体ベルトに設けられた腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトにて腰部と骨盤を同時にサポートすること、
    を特徴とする腰部と骨盤をサポートするベルト。
  3. 前記本体ベルトはベルトの長手方向において伸縮性のない素材、または伸縮性の極めて少ない伸縮性素材部にて形成するか、或いは一部に伸縮性素材部を配置して伸縮性を有する本体ベルトを形成し、該本体ベルトの長手方向に沿って本体ベルトにそれぞれ重複した状態にて腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトを並列して設ける構成となし、該腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトの両端部は面ファスナーを介して前記本体ベルトの内面側、または外面側に固着可能となし、該腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトは本体ベルトの長手方向にそれぞれ伸長させ前記それぞれの面ファスナーにて両端部を本体ベルトに固着させることで締め付け力を個別に調整可能にすること、
    を特徴とする請求項1、または請求項2の何れかに記載された腰部と骨盤をサポートするベルト。
  4. 前記本体ベルトの左右両端部には着脱用の面ファスナーが設けられており着用者の腹部側にて締め付けを調整して巻着可能となし、また、前記腰部用ベルト、並びに骨盤用ベルトは少なくとも本体ベルトよりも短く本体ベルト装着者の背面部中心付近にて固着され、該背面部から両脇腹を通り腹部前面付近迄をカバーする構成となし、前記腰部用ベルトと骨盤用ベルトの伸長率を比較すると骨盤用ベルトが腰用ベルトよりも伸長率の小さい帯状弾性ベルトにて形成されていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された腰部と骨盤をサポートするベルト。
  5. 前記腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトの内面側、または外面側に装着される骨盤用ベルトの幅は略20mmから35mmも範囲内であり、同様に腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトの内部側、または外部側に装着される腰用ベルトの幅は略40mmから70mmの範囲内であること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載された腰部と骨盤をサポートするベルト。
  6. 前記腰部、並びに骨盤部を覆う幅を有した本体ベルトは通気性の良いメッシュ生地をベースに製作されていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載された腰部と骨盤をサポートするベルト。
  7. 前記腰部用ベルトと骨盤用ベルトを形成する帯状弾性ベルト部はその製造工程で伸長率を設定可能な天然ゴム、合成ゴム、或いは天然ゴムと合成ゴムの混合ゴムにより製作されていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載された腰部と骨盤をサポートするベルト。
  8. 前記腰部用ベルトと骨盤用ベルトを形成する帯状弾性ベルト部は天然ゴム、合成ゴム、或いは天然ゴムと合成ゴムの混合ゴムからなる可縫製ゴムにより製作されていること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載された腰部と骨盤をサポートするベルト。


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