JPWO2015173950A1 - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015173950A1
JPWO2015173950A1 JP2016519070A JP2016519070A JPWO2015173950A1 JP WO2015173950 A1 JPWO2015173950 A1 JP WO2015173950A1 JP 2016519070 A JP2016519070 A JP 2016519070A JP 2016519070 A JP2016519070 A JP 2016519070A JP WO2015173950 A1 JPWO2015173950 A1 JP WO2015173950A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
fuel injection
bobbin
storage portion
injection valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016519070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6293267B2 (ja
Inventor
範久 福冨
範久 福冨
章男 新宮
章男 新宮
恭輔 渡辺
恭輔 渡辺
宗実 毅
毅 宗実
学 平井
学 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2015173950A1 publication Critical patent/JPWO2015173950A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6293267B2 publication Critical patent/JP6293267B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/061Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/005Arrangement of electrical wires and connections, e.g. wire harness, sockets, plugs; Arrangement of electronic control circuits in or on fuel injection apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/061Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
    • F02M51/0614Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of electromagnets or fixed armature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/14Arrangements of injectors with respect to engines; Mounting of injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/168Assembling; Disassembling; Manufacturing; Adjusting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

燃料噴射弁において、ボビンは、コイルが巻かれている部分であるボビン本体と、ボビン本体の周方向の一部から上方へ突出したターミナル収納部とを有している。ターミナル収納部は、キャップ外に露出している。ターミナルは、ターミナル収納部内に挿入されてコイルに電気的に接続されている。ターミナル収納部のコア側の面である収納部内面とコアとの間には、隙間が設けられている。隙間には、コネクタモールドの樹脂が入り込んでいる。

Description

この発明は、例えば内燃機関などへの燃料供給系に使用される電磁式の燃料噴射弁に関するものである。
従来の燃料噴射弁では、弁機構を構成する可動弁体が、アマチュアと弁部とから構成されている。また、ソレノイド装置は、樹脂製のボビン、ボビンに巻装されているコイル、金属製のコア、ハウジング、及び蓋状のキャップにより構成されている。コイルには、電極であるターミナルが接続されている。
ハウジングとアマチュアとの間には、パイプが配置されている。パイプ内には、弁座、可動弁体、可動弁体を弁座側へ押圧するスプリング、アマチュア及びコアが挿入されている。ボビンは、パイプの外周に装着されており、かつハウジング内に収納されている。キャップは、ボビンを覆うようにハウジングの軸方向の一端部に溶接され固定されている。
ターミナル、パイプ、ハウジング及びキャップは、コネクタモールドでインサート成形されている。パイプの上端部は、コネクタモールド外へ突出している。また、パイプの上端部の外周には、ラバーリング(Oリング)が装着されている。
ボビンの内周面は、その全体がパイプの外周面に隙間なく接している。これにより、ボビンがパイプにガタなく装着されている。
閉弁時は、弁体がスプリングによって弁座に押圧されている。この状態から、ターミナルに通電すると、ソレノイド装置が励磁され、アマチュアがコア側へ吸引される。これにより、可動弁体がコア側へ移動し、弁部と弁座との間に隙間が生じ(開弁)、燃料が流れる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−9764号公報
上記のような従来の燃料噴射弁では、例えばラバーリングの下部からパイプとコネクタモールドとの境界部に浸入した水分がボビンまで伝わった場合、ボビンがパイプの外周に隙間なく装着されているため、水分がボビン上面に沿って移動する。そして、水分がターミナルのボビンへの引き込み部まで到達すると、パイプとターミナルとが導通することにより、リーク電流が発生して噴射量特性が不安定になるという問題がある。
特に、近年、小排気量の二輪車においても内燃機関のFI(Fuel Injection)化が進み、取付け長さ及び外径を縮小させた燃料噴射弁を二輪車に適用することがあり、二輪車の水の跳ね上げにより燃料噴射弁が被水することがある。このため、上記のような水分による噴射量特性の不安定化を防止することが求められている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コネクタモールド内でのターミナルへの水分の接触を防止し、安定した噴射量特性を実現することができる燃料噴射弁を得ることを目的とする。
この発明に係る燃料噴射弁は、ホルダ、ホルダに固定されている弁座、ホルダ内にスライド可能に設けられている弁体、弁体を弁座側へ押し付けるスプリング、ホルダに固定されている金属製のコアと、コアの外周に装着されている樹脂製のボビンと、ボビンに巻かれているコイルと、ボビンを囲繞する金属製のハウジングと、ハウジングの端部に設けられており、ボビンを覆う金属製のキャップとを有しており、スプリングに抗して弁体を弁座から引き離す電磁力を発生するソレノイド装置、コネクタ部を有しており、ホルダ及びソレノイド装置に一体成型されているコネクタモールド、及びコイルに電気的に接続されており、かつコネクタ部から引き出されているターミナルを備え、ボビンは、コイルが巻かれている部分であるボビン本体と、ボビン本体の周方向の一部から上方へ突出したターミナル収納部とを有しており、ターミナル収納部は、キャップ外に露出しており、ターミナルは、ターミナル収納部内に挿入されてコイルに電気的に接続されており、ターミナル収納部のコア側の面である収納部内面とコアとの間に隙間が設けられており、隙間にコネクタモールドの樹脂が入り込んでいる。
この発明の燃料噴射弁は、ターミナル収納部のコア側の面である収納部内面とコアとの間に隙間が設けられており、隙間にコネクタモールドの樹脂が入り込んでいるので、コアとコネクタモールドとの間に浸入した水分が収納部上面に進むのが防止され、これによりコネクタモールド内でのターミナルへの水分の接触を防止し、安定した噴射量特性を実現することができる。
この発明の実施の形態1による燃料噴射弁の軸線に沿う断面図である。 図1のボビンの上端部付近を拡大して示す断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 ボビンの収納部内面とコアとの間の隙間の大きさを変化させてコアとターミナルとの導通状態を調べた実験結果を示すグラフである。 図2の隙間を模式的に示す断面図である。 図5の隙間の隅部にダレが生じた状態を示す断面図である。 図6の隙間の軸方向寸法が小さい場合を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による燃料噴射弁の要部拡大断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による燃料噴射弁の軸線に沿う断面図であり、燃料は図1の燃料噴射弁の上端から下方へ流れる。図において、円筒状のホルダ1の上端部には、円筒状で金属製のコア(固定鉄心)2が固定されている。ホルダ1及びコア2は、同軸に配置されている。また、ホルダ1は、コア2の下流側端部に圧入され溶接されている。
ホルダ1内の下端部には、弁座3と噴孔プレート4とが固定されている。噴孔プレート4には、燃料を噴射する複数の噴孔が設けられている。噴孔は、噴孔プレート4を板厚方向(図1の上下方向)に貫通している。また、噴孔プレート4は、弁座3の下流側端面に溶接され固定された状態で、ホルダ1に挿入された後、ホルダ1にも溶接され固定されている。
ホルダ1内には、弁体5が挿入されている。弁体5は、弁部(ボール)6と、弁部6に溶接固定されたニードルパイプ7と、ニードルパイプ7の上流側端部(弁部6と反対側の端部)に固定されたアマチュア(可動鉄心)8とを有している。
アマチュア8は、ホルダ1内で軸方向へスライド可能となっている。アマチュア8がスライドすることにより、ニードルパイプ7及び弁部6も軸方向へ一体に移動する。これにより、弁部6は、弁座3に着座・離座される。また、アマチュア8の上端面は、コア2の下端面に対して接したり離れたりする。
コア2内には、弁部6を弁座3に押し付ける方向へニードルパイプ7を押圧するスプリング9が挿入されている。また、コア2内には、スプリング9の荷重を調整するロッド(アジャスタ)10が挿入されている。
ホルダ1のコア2への固定部及びコア2の下流側端部(アマチュア8側端部)の外周には、樹脂製のボビン11が装着されている。ボビン11の外周には、コイル12が巻かれている。
ホルダ1の上流側端部、ボビン11のコイル12の装着部、及びコイル12は、金属製のハウジング13内に収容されている。ハウジング13は、ホルダ1の外周面に接する下部円筒部13aと、ボビン11を囲繞する上部円筒部13bとを有している。上部円筒部13bの径は、下部円筒部13aの径よりも大きい。即ち、ハウジング13の形状は、2段円筒形状である。
上部円筒部13bの下部円筒部13aとは反対側の端部には、ボビン11を覆う蓋状のキャップ14が固定されている。キャップ14は、金属製であり、ハウジング13の外周の一部に溶接されている。
ホルダ1、コア2、ボビン11、ハウジング13及びキャップ14の外周には、コネクタモールド15が一体成型されている。コネクタモールド15は、コネクタ部15aを有している。コネクタ部15a内には、コイル12に電気的に接続された一対のターミナル16が引き出されている。
燃料の導入部となるコア2の上端部は、コネクタモールド15から突出している。また、コア2の上端部の外周には、ラバーリング(Oリング)17が装着されている。
ソレノイド装置20は、コア2、ボビン11、コイル12、ハウジング13及びキャップ14を有している。また、ソレノイド装置20は、スプリング9に抗して弁体5を弁座3から引き離す電磁力を発生する。
燃料噴射弁は、内燃機関の弁装着部21に固定されている。ホルダ1の先端部(下端部)は、弁装着部21に設けられた吸気通路21a内に挿入されている。コネクタモールド15の弁装着部21への結合端面15bと弁装着部21との間には、シール部材22が介在している。
閉弁時は、弁部6がスプリング9によって弁座3に押し付けられている。この状態から、ターミナル16に通電すると、ソレノイド装置20が励磁され、アマチュア8がコア2側へ吸引される。これにより、弁体5がコア2側へ移動し、弁部6と弁座3との間に隙間が生じ(開弁)、噴孔プレート4の噴孔から吸気通路21aに燃料が噴射される。
コイル12への通電が停止されると、ソレノイド装置の磁束が減少し、スプリング9のばね力により弁体5が図1の下方へ移動する。これにより、弁部6と弁座3との間の隙間が閉じられ、燃料噴射が終了する。
燃料噴射弁の上端面23aから結合端面15b(コネクタモールド15のシール部材22への接合面)までの取付け長さ(弁装着部21の外側に突出している燃料噴射弁の実質的な長さ)は、ボビン11の軸方向寸法を極力短くすることで短縮される。このため、各ターミナル16のコイル12との接続部であるコイル接続部16aは、水平方向に展開されている。
ボビン11は、コイル12が巻かれている部分であるボビン本体11aと、ボビン本体11aの周方向の一部から上方へ突出したターミナル収納部11bとを有している。ターミナル収納部11bは、キャップ14に設けられた切欠部を通してキャップ14外に露出している。コイル接続部16aが水平方向に展開されていることにより、ターミナル収納部11bには水平又はほぼ水平な収納部上面11cが形成されている。
図2は図1のボビン11の上端部付近を拡大して示す断面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図である。コイル接続部16aは、燃料噴射弁の軸方向に直交する面に平行、即ち水平に配置されている。また、コイル接続部16aの先端は、ターミナル収納部11b内に挿入されてコイル12に電気的に接続されている。
ボビン11のターミナル収納部11bのコア2側の面である収納部内面11dは、鉛直又はほぼ鉛直な平面である。キャップ14の切欠部には、収納部内面11dに対向する一対の対向面14aが形成されている。収納部内面11dには、対向面14a側へ突出し対向面14aに接触する半円柱状(断面半円状)の一対の突起部(ダボ)24が、コア2の軸方向な方向に沿って設けられている。
突起部24を対向面14aに接触(線接触又は面接触)させることにより、対向面14aの外側の角部14bのボビン11への接近が阻止され、対向面14aが収納部内面11dに平行又はほぼ並行に保たれている。突起部の上端部には、ボビン11へのコア2の挿入をスムーズにするために球面状の丸みが付けられている。
ボビン本体11aの内周面であるボビン内周面11eは、コア2の外周面に接している。収納部内面11dは、ボビン内周面11eに対してボビン11の径方向外側へオフセットされている。即ち、収納部内面11dとボビン内周面11eとの間には、径方向への段差が設けられている。
このようにして、収納部内面11dと対向面14a及びコア2の外周面との間には、コア2の径方向への隙間25が形成されている。隙間25には、コネクタモールド15の樹脂が入り込んでいる。
突起部24の上端部は、収納部上面11cに対して段差L(図2)だけ下方に位置している。これにより、キャップ14の上面から突起部24の上端部を介して収納部上面11cに水分が伝わるのが防止されている。
このような燃料噴射弁を二輪車両に搭載し、例えば二輪車の水の跳ね上げにより燃料噴射弁が被水した場合、ラバーリング17の下からコア2とコネクタモールド15との境界部に水分が浸入することがある。浸入した水分は、ボビン11まで伝わった後、収納部内面11dとコア2及びキャップ14との間の隙間25に導かれる。
しかし、隙間25にはコネクタモールド15が入り込んで遮断壁を形成しているため、水分は収納部上面11cに到達しにくい。また、隙間25から収納部上面11cへは、距離が長く、かつ浸入経路に角部が多いため、角部のバリア効果によっても、水分は収納部上面11cに到達しにくくなっている。このため、ターミナル16のコイル接続部16aとコア2又はキャップ14との間の水分のつながりによる導通が防止され、リーク電流が発生しない。従って、コネクタモールド15内でのターミナル16への水分の接触を防止し、安定した噴射量特性を実現することができる。また、耐久性を向上させることができる。
また、実施の形態1の燃料噴射弁は、結合端面15bでシール部材22と接しており、軸方向にシール面を有するシール部材22の内周部は大気圧より低い負圧状態となっている。そして、ラバーリング17の下のコネクタモールド15とコア2との境界部は、結合端面15b上のコネクタモールド15とホルダ1との境界部よりも高圧となっている。
このため、一旦隙間25に導かれた水分は、シール部材22側に引かれてボビン11とコア2との間に浸入することになり、収納部上面11c側へは到達しにくくなっている。従って、コイル接続部16aとコア2又はキャップ14との間の水分のつながりによる導通がより確実に防止される。
また、収納部内面11dとボビン内周面11eとの間に径方向への段差を設けることにより隙間25が形成されているので、ボビン11の形状を変更するだけで隙間25を形成することができ、安定した噴射量特性を低コストで実現することができる。
さらに、ボビン11に突起部24を形成してキャップ14の角部14bがボビン11に接近するのを阻止したので、コア2とコネクタモールド15との境界部からキャップ14の上面に達した水分が角部14bから収納部上面11cに到達するのも防止することができる。
さらにまた、突起部24を対向面14aに線接触させることにより、各パーツの寸法バラツキにより突起部24がキャップ14に大きく干渉する場合でも、突起部24先端部の弾塑性変形によりスムーズな組付けが可能となる。
また、突起部24を対向面14aに面接触させることにより、各パーツの寸法バラツキにより突起部24がキャップ14に大きく干渉する場合でも、突起部24の先端部の弾塑性変形を伴わずにターミナル収納部11b全体が変位することで組付けが可能となる。これにより、収納部内面11dと対向面14aとの間隔は突起部24の高さとほぼ同一になり、間隔の縮小を伴わずに組付けが可能となる。
さらに、コネクタモールド15の弁装着部21への結合端面15bと弁装着部21との間にシール部材22を介在させたので、コネクタモールド15とホルダ1との境界部は吸気通路21aに近く比較的低い圧力となる。このため、隙間25に浸入した水分が吸気通路21a側に吸引され、ボビン11の収納部上面11cに到達しにくくなる。
ここで、図4はボビン11の収納部内面11dとコア2との間の間隔、即ち隙間25の大きさ(横軸)を変化させてコア2とターミナル16との導通状態(縦軸)を調べた実験結果を示すグラフである。実験結果は、間隔aに対する導通抵抗値bを(a:b)で表すと、(0.01:0.1)、(0.03:0.1)、(0.04:0.1)、(0.06:0.1)、(0.07:0.1)、(0.09:0.3)、(0.1:1)、(0.12:2.5)、(0.13:4)、(0.15:6)、(0.16:8)、(0.18:9.5)、(0.19:10)、(0.21:10)、(0.22:10)、(0.24:10)、(0.25:10)、(0.27:10)であった。
このような実験結果から、収納部内面11dとコア2との間の間隔(図2の寸法g)は、0.2mm以上とするのが好適である。これにより、隙間25にコネクタモールド15の樹脂がより確実に流入し、収納部内面11dとコア2との間をより確実に遮断することができる。
また、図5は図2の隙間25を模式的に示す断面図である。コア2の軸方向への隙間25の寸法は、コア2と収納部内面11dとの間隔の2倍以上とするのが好適である。このような構成にすることで、例えば図6に示すように、隙間25のボビン11側の隅部に段差と同一半径の丸み(R)又はダレがある場合でも、収納部上面11cと収納部内面11dとの間のエッジ部11fがダレ部にかからず、ほぼ直角となる。このため、コネクタモールド15に対するボビン11の楔効果により、水分がエッジ部11fを乗り越えて収納部上面11cに移動するのが防止される。
これに対して、例えば図7に示すように、コア2の軸方向への隙間25の寸法が小さい場合、収納部上面11cまでの経路長が短くなるだけでなく、ダレ部によりエッジ部11fが丸くなり、水分が収納部上面11cに移動しやすくなる。
実施の形態2.
次に、図8はこの発明の実施の形態2による燃料噴射弁の要部拡大断面図である。実施の形態1では、突起部24を収納部内面11dに形成したが、実施の形態2では、突起部24がキャップ14の対向面14aに形成されている。突起部24は、収納部内面11d側へ突出しており、かつ収納部内面11dに接している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によれば、金属製のキャップ14に突起部24を形成したので、樹脂特有の吸水及びクリープ等による突起部24の寸法変化が無く、隙間25の大きさのバラツキを抑えることができる。
また、突起部24を収納部内面11dに線接触させることにより、各パーツの寸法バラツキにより突起部24が収納部内面11dに大きく干渉する場合でも、収納部内面11dの弾塑性変形によりスムーズな組付けが可能となる。さらに、実施の形態1とは異なり、樹脂製のボビン11が凹み側となるため、樹脂の塑性変形による脱落の懸念が少なく、コンタミのない状態での組付けが可能となる。
さらに、突起部24を収納部内面11dに面接触させることにより、実施の形態1とは異なり、収納部内面11dの凹みが抑制され、突起部24とターミナル16とが接近又は接触することが無く、短絡不良の無い燃料噴射弁を製造することができる。
なお、突起部24の断面形状は半円形に限定されるものではなく、例えば三角形又は台形等であってもよい。

Claims (11)

  1. ホルダ、
    前記ホルダに固定されている弁座、
    前記ホルダ内にスライド可能に設けられている弁体、
    前記弁体を弁座側へ押し付けるスプリング、
    前記ホルダに固定されている金属製のコアと、前記コアの外周に装着されている樹脂製のボビンと、前記ボビンに巻かれているコイルと、前記ボビンを囲繞する金属製のハウジングと、前記ハウジングの端部に設けられており、前記ボビンを覆う金属製のキャップとを有しており、前記スプリングに抗して前記弁体を前記弁座から引き離す電磁力を発生するソレノイド装置、
    コネクタ部を有しており、前記ホルダ及び前記ソレノイド装置に一体成型されているコネクタモールド、及び
    前記コイルに電気的に接続されており、かつ前記コネクタ部から引き出されているターミナル
    を備え、
    前記ボビンは、前記コイルが巻かれている部分であるボビン本体と、前記ボビン本体の周方向の一部から上方へ突出したターミナル収納部とを有しており、
    前記ターミナル収納部は、前記キャップ外に露出しており、
    前記ターミナルは、前記ターミナル収納部内に挿入されて前記コイルに電気的に接続されており、
    前記ターミナル収納部の前記コア側の面である収納部内面と前記コアとの間に隙間が設けられており、前記隙間に前記コネクタモールドの樹脂が入り込んでいる燃料噴射弁。
  2. 前記コイル本体の内周面と前記収納部内面との間には、径方向への段差が設けられており、これにより前記収納部内面と前記コアとの間に前記隙間が設けられている請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 前記コアの軸方向への前記隙間の寸法が前記コアと前記収納部内面との間隔の2倍以上である請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. 前記収納部内面と前記コアとの間に間隔が0.2mm以上である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記収納部内面には、前記キャップの前記収納部内面に対向する面である対向面側へ突出する突起部が形成されており、
    前記突起部を前記対向面に接触させることにより、前記収納部内面と前記コア及び前記キャップとの間に前記隙間が設けられている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記突起部は、前記対向面に線接触している請求項5記載の燃料噴射弁。
  7. 前記突起部は、前記対向面に面接触している請求項5記載の燃料噴射弁。
  8. 前記キャップの前記収納部内面に対向する面である対向面には、前記収納部内面側へ突出する突起部が形成されており、
    前記突起部を前記収納部内面に接触させることにより、前記収納部内面と前記コア及び前記キャップとの間に前記隙間が設けられている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  9. 前記突起部は、前記収納部内面に線接触している請求項8記載の燃料噴射弁。
  10. 前記突起部は、前記収納部内面に面接触している請求項8記載の燃料噴射弁。
  11. 内燃機関の弁装着部への前記コネクタモールドの結合端面と前記弁装着部との間に介在するシール部材をさらに備えている請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
JP2016519070A 2014-05-16 2014-05-16 燃料噴射弁 Active JP6293267B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/063072 WO2015173950A1 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 燃料噴射弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015173950A1 true JPWO2015173950A1 (ja) 2017-04-20
JP6293267B2 JP6293267B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=54479518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016519070A Active JP6293267B2 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 燃料噴射弁

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9920725B2 (ja)
JP (1) JP6293267B2 (ja)
CN (1) CN106460749B (ja)
DE (1) DE112014006671T5 (ja)
WO (1) WO2015173950A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090268A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Keihin Corp 電磁式燃料噴射弁
JP2006090266A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Keihin Corp 電磁式燃料噴射弁
JP2010203237A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Denso Corp 燃料噴射弁

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61136071A (ja) * 1984-12-01 1986-06-23 Aisin Seiki Co Ltd 電磁弁
US5201341A (en) * 1991-03-19 1993-04-13 Nippon Soken, Inc. Electromagnetic type fluid flow control valve
US5494224A (en) * 1994-08-18 1996-02-27 Siemens Automotive L.P. Flow area armature for fuel injector
US6382532B1 (en) * 2000-08-23 2002-05-07 Robert Bosch Corporation Overmold constrained layer damper for fuel injectors
DE10211044B4 (de) * 2001-03-16 2007-09-13 Hitachi, Ltd. Kraftstoffeinspritzeinrichtung und Verfahren für ihre Herstellung
BRPI0516023B1 (pt) 2004-09-27 2018-04-03 Keihin Corporation Válvula de injeção de combustível eletromagnética
JP2007009764A (ja) 2005-06-29 2007-01-18 Mitsubishi Electric Corp 燃料噴射弁

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090268A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Keihin Corp 電磁式燃料噴射弁
JP2006090266A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Keihin Corp 電磁式燃料噴射弁
JP2010203237A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Denso Corp 燃料噴射弁

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015173950A1 (ja) 2015-11-19
JP6293267B2 (ja) 2018-03-14
CN106460749A (zh) 2017-02-22
US9920725B2 (en) 2018-03-20
CN106460749B (zh) 2019-03-12
US20170145971A1 (en) 2017-05-25
DE112014006671T5 (de) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008031853A (ja) 燃料噴射弁
KR101592134B1 (ko) 전자식 연료 분사 밸브
JP6049903B2 (ja) 燃料噴射弁、及び燃料噴射弁の製造方法
JP4588782B2 (ja) 燃料噴射弁及びその製造方法
US9970398B2 (en) Fuel injection device
JP5321473B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6293267B2 (ja) 燃料噴射弁
JP5949265B2 (ja) 電磁弁およびその製造方法
TWI604128B (zh) 燃料噴射閥
JP5101705B2 (ja) 燃料噴射弁
WO2019224929A1 (ja) 燃料噴射弁
JP4158348B2 (ja) 燃料噴射弁および燃料噴射弁の組み付け方法
WO2009090794A1 (ja) 燃料噴射弁
JP2012047283A (ja) 電磁弁
JP5040935B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2007009764A (ja) 燃料噴射弁
JP4340916B2 (ja) 燃料噴射弁
WO2021153052A1 (ja) 燃料噴射装置
JP2021162020A (ja) 燃料噴射弁
JP2018053769A (ja) 燃料噴射装置
JP2014020201A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2009174399A (ja) 燃料噴射弁
JP2010196895A (ja) 電磁弁の製造方法
JP2010196897A (ja) 電磁弁の製造方法
JP2018178720A (ja) アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6293267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250