JPWO2015141298A1 - ワーク搬送装置、工作機械、及びワーク搬送方法 - Google Patents

ワーク搬送装置、工作機械、及びワーク搬送方法 Download PDF

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    • B23Q7/043Construction of the grippers

Abstract

【課題】洗浄装置を別個に設けることなく、ワークの内側を効率的に洗浄することができるワーク搬送装置及びワーク搬送方法、並びに低コスト化を図ることができ、かつメンテナンス面の負担を低減することが可能な工作機械を提供すること。【解決手段】筒状のワーク(W)を搬送するワーク搬送装置(100)であって、ワーク(W)を保持するチャック(12)と、チャック(12)により保持したワーク(W)の内側(Wa)に向けてチャック(12)側から流体(FL)を放出するようにチャック(12)に配置されるノズル(15)と、を備える。

Description

本発明は、ワーク搬送装置、工作機械、及びワーク搬送方法に関する。
旋盤などの工作機械において、加工対象のワークを保持する主軸と、ワーク搬入部との間においてワークを搬送するワーク搬送装置を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような工作機械において、筒状のワークを加工する場合、加工によって生じる切り屑などの異物がワークの内部に付着するため、例えば加工後にワークの内側へエアを吹き付けて洗浄することなどが行われていた。しかしながら、ワークの一方の端部にはチャック面が配置されているため、該一方の端部からはエアや異物が排出されにくく、ワークの内側に異物が残ってしまうことがあった。このため、従来、工作機械とは別置の洗浄装置や装置外部の手動のエア式洗浄具などを用いて、ワークの内部の異物を洗浄することが行われていた。
特開2012−139757号公報
しかしながら、別置の洗浄装置を用いた場合、該装置を配置するスペースが必要になり、装置全体が大掛かりになる。また、装置外部のエア式洗浄具を用いた場合、装置外部のスペースを切り屑などの異物によって汚してしまうため、清掃等が必要になる。これにより、コストが高くなり、メンテナンス面での負担が大きくなるという問題があった。
以上のような事情に鑑み、本発明は、洗浄装置を別個に設けることなく、ワークの内側を効率的に洗浄することができるワーク搬送装置及びワーク搬送方法、並びに低コスト化を図ることができ、かつメンテナンス面の負担を低減することが可能な工作機械を提供することを目的とする。
本発明は、筒状のワークを搬送するワーク搬送装置であって、ワークを保持するチャックと、チャックにより保持したワークの内側に向けて前記チャック側から流体を放出するようにチャックに配置されるノズルと、を備える。
また、チャックは、ワークを水平方向及び下方向に向けるように移動可能に形成され、ノズルは、チャックがワークを下方向に向けた際に流体を放出してもよい。また、チャックは、2つ設けられ、2つのチャックは、一方のチャックが水平方向を向く場合に他方のチャックが下方向を向くように配置されるとともに、一方のチャック及び他方のチャックの向きが互いに切り替え可能に設けられ、ノズルは、一方のチャックに配置され、一方のチャックが下方向を向く場合に、ノズルと、流体を供給する配管とを接続させる接続部を備えてもよい。また、接続部は、配管内の流体の圧力によって移動可能に形成され、移動時に配管とノズルとを接続してもよい。
また、本発明は、ワークを保持する主軸を備える工作機械であって、ワーク搬入出部と主軸との間においてワークを搬送するローダ装置を備え、ローダ装置として、上記のワーク搬送装置が用いられる。
また、本発明は、筒状のワークを搬送するワーク搬送方法であって、ワークをチャックにより保持することと、チャックにより保持したワークの内側に向けてチャック側から流体を放出することと、を含む。
また、ノズルは、ワークの加工領域において流体を放出してもよい。また、ワークを受け取って、ワークの向きを反転させるための反転装置を備える工作機械であって、反転装置として、上記のワーク搬送装置が用いられる。
本発明によれば、チャックにより保持したワークの内側に向けてノズルから流体を放出することにより、チャック側からワークの内側を洗浄することができる。これにより、洗浄装置を別個に設けることなく、ワークの内側を効率的に洗浄することができる。
また、チャックが、ワークを水平方向及び下方向に向けるように移動可能に形成され、ノズルが、チャックがワークを下方向に向けた際に流体を放出するものでは、流体の圧力と重力とによってワークの内側の異物を下方向に落とすことができる。また、チャックは、2つ設けられ、2つのチャックは、一方のチャックが水平方向を向く場合に他方のチャックが下方向を向くように配置されるとともに、一方のチャック及び他方のチャックの向きが互いに切り替え可能に設けられ、ノズルは、一方のチャックに配置され、一方のチャックが下方向を向く場合に、ノズルと、流体を供給する配管とを接続させる接続部を備えるものでは、2つのチャックのうちノズルを有する一方のチャックが下方向を向く場合にノズルと配管とが接続されるため、この場合に接続部に接続されたノズルから流体を放出することができる。これにより、チャックの向きに応じて接続状態を切り替えることができる。また、接続部が、配管内の流体の圧力によって移動可能に形成され、移動時に配管とノズルとを接続するものでは、別途接続機構を設けることなく、配管とノズルとを接続することができる。
また、本発明によれば、ワークの内側を効率的に洗浄することができるワーク搬送装置がローダ装置として設けられるため、低コスト化を図ることができ、かつメンテナンス面の負担を低減できる工作機械を得ることができる。
また、ノズルが、ワークの加工領域において流体を放出するものでは、加工直前又は加工直後のワークの内側を洗浄することができる。また、ワークを受け取ってワークの向きを反転させるための反転装置として、上記のワーク搬送装置が用いられるため、ワークの向きを反転させる際にワークの内側を効率的に洗浄することができる。
第1実施形態に係るワーク搬送装置の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、接続部の一例を示す断面図である。 (a)及び(b)は、ワーク搬送装置の動作の一例を示す図である。 変形例に係る接続部の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、第2実施形態に係る工作機械の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、工作機械の動作の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、ローダ装置の動作の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、反転装置の動作の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する場合がある。このXYZ座標系においては、水平面(例、床面F)に平行な平面をXZ平面とする。このXZ平面に平行な任意の方向をZ方向と表記し、Z方向に直交する方向をX方向と表記する。また、XZ平面に垂直な方向はY方向と表記する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るワーク搬送装置100の一例を示す図である。
ワーク搬送装置100は、ローダヘッド10と、ヘッド駆動部20と、流体供給部30とを備えている。また、ワーク搬送装置100は、これらローダヘッド10、ヘッド駆動部20及び流体供給部30を統括的に説御する不図示の制御部を有している。ワークWとしては、例えば円筒状に形成されたワークを例に挙げて説明する。
ローダヘッド10は、基部11と、チャック12及び13と、回転機構14と、ノズル15とを有している。
基部11は、チャック12及び13を保持する。基部11は、床面Fに対して所定角度(例、45°)傾斜した軸AXの軸周りに回転可能である。
チャック12及び13は、一方が下方向に向けた姿勢(床面Fに対面する姿勢)に配置され、他方が水平方向に向けた姿勢(床面Fに沿った姿勢)に配置される。図1では、チャック12が下方向に向けた姿勢で配置され、チャック13が水平方向に向けた姿勢で配置されている。チャック12、13は、ベース部材12a、13aと、把握爪12b、13bと、プッシャプレート12c、13cと、プレート支持部12d、13dと、を有している。
ベース部材12a、13aは、基部11に接続される。ベース部材12a、13aは、把握爪12b、13b及びプレート支持部12d、13dをそれぞれ支持する。把握爪12b、13bは、チャック12、13の周方向に所定の間隔で複数配置されている。把握爪12b、13bは、チャック12、13の径方向に移動させることでワークWを保持可能である。なお、把握爪12b、13bを移動させる駆動源は、例えばローダヘッド10内に設けられる。
プッシャプレート12c、13cは、ワークWの端面を押圧する。プッシャプレート12c、13cは、把握爪12b、13bとは干渉しないように、例えば三又のアーム状に形成される。また、プッシャプレート12cは、ノズル15とは干渉しないように、中央部にノズル15を配置するための貫通穴が形成されている。なお、プッシャプレート13cの中央部に貫通穴が形成されてもよい。プッシャプレート12c、13cは、プレート支持部12d、13dによって支持されている。プレート支持部12d、13dは、弾性変形可能に設けられている。
回転機構14は、基部11を軸AXの軸周りに回転させる。回転機構14は、例えばモータなど不図示の駆動源を有している。回転機構14により、軸AXの軸周りに基部11を180°回転させることにより、2つのチャック12及び13が互いの位置を入れ替え可能となっている。
ノズル15は、チャック12に設けられている。ノズル15は、後述のリザーバ35を介してベース部材12aの中央部に取り付けられている。ノズル15の先端は、それぞれ筒状に形成されたワークWの内側Waに向けられている。ノズル15は、先端からワークWの内側Waに向けて流体を放出する。
ヘッド駆動部20は、ローダヘッド10を移動させる。ヘッド駆動部20は、X駆動部21と、Z駆動部22と、Y駆動部23とを有している。
X駆動部21は、X移動体21aと、ガイドレール21bとを有している。ガイドレール21bは、X方向に平行に延びており、不図示の固定部に固定されている。ガイドレール21bは、X移動体21aを案内する。X移動体21aは、不図示の駆動源により、ガイドレール21bに沿ってX方向に移動可能となっている。
Z駆動部22は、Z移動体22aと、ガイド部22bとを有している。このガイド部22bは、Z方向に延びており、X移動体21aに固定されている。ガイド部22bは、Z移動体22aを案内する。Z移動体22aは、不図示の駆動源により、ガイド部22bに沿ってZ方向に移動可能となっている。
Y駆動部23は、Y移動体23aと、ガイド部23bとを有している。このガイド部23bは、Y方向に平行に延びており、Z移動体22aに固定されている。ガイド部23bは、Y移動体23aを案内する。Y移動体23aは、棒状に形成されている。Y移動体23aは、不図示の駆動源により、ガイド部23bに沿ってY方向に移動可能となっている。Y移動体23aの−Y側端部には、ローダヘッド10が固定されている。
ローダヘッド10をX方向に移動させる場合、ヘッド駆動部20は、X移動体21aをX方向に移動させる。このとき、Z移動体22a及びY移動体23aは、X移動体21aと一体的にX方向に移動する。この移動では、X移動体21a、Z移動体22a及びY移動体23aの間に相対的な移動は生じない。
また、ローダヘッド10をZ方向に移動させる場合、ヘッド駆動部20は、Z移動体22aをZ方向に移動させる。このとき、Y移動体23aはZ移動体22aと一体的にZ方向に移動するが、X移動体21aは移動しない。したがって、このZ移動体22aの移動により、Y移動体23aは、X移動体21aに対してZ方向に移動する。
また、ローダヘッド10をY方向に移動させる場合、ヘッド駆動部20は、Y移動体23aをY方向に移動させる。このとき、X移動体21a及びZ移動体22aは移動しない。したがって、このY移動体23aの移動により、Y移動体23aは、X移動体21a及びZ移動体22aの両方に対してY方向に移動する。
ヘッド駆動部20は、これらの動作により、ローダヘッド10が移動体21と一体で三次元的に移動する。これにより、ヘッド駆動部20は、搬入部から搬送先まで所定の搬送経路でワークWを搬送する。
流体供給部30は、供給源31と、供給管32と、接続部33と、引き回し管34と、リザーバ35とを有している。流体供給部30は、ノズル15に対して流体を供給する。流体としては、液体(水など)や気体(空気など)、液体と気体との混合物などが挙げられるが、これには限定されず、紛体やゲル状体など他の種類の流体であってもよい。また、流体として、ワークWを加工する際に用いられる切削剤(クーラント)が用いられてもよい。本実施形態では、流体として、切削剤と、気体と、その混合物とを切り替えて用いる場合を例に挙げて説明する。
供給源31は、液体供給源と、気体供給源とを有している。液体供給源としては、例えば上記の切削剤の供給系などを用いることができる。また、気体供給源としては、不図示のボンベなどが用いられる。また、供給源31には、液体の供給、気体の供給、及び、液体と気体との混合物の供給を切り替え可能な不図示の切り換え機構が設けられている。供給源31は、このような流体を供給管32に供給する。なお、供給源31として、液体供給源のみ、又は気体供給源のみが設けられた構成であってもよい。
供給管32の一方の端部は、供給源31に接続されている。供給管32の他方の端部は、基部11の回転に干渉しない位置に配置されている。供給管32には、例えば電磁弁32aが設けられている。この電磁弁32aを開閉させることにより、接続部33側へ流体を供給するタイミングや流体の供給量等を調整可能である。この電磁弁32aの開閉は、例えば制御部によって制御される。なお、スイッチなどにより作業者が手動で電磁弁32aの開閉を切り替えるようにしてもよい。接続部33は、供給管32の他方の端部と引き回し管34とを接続する。接続部33の構成については、後述する。
引き回し管34は、チャック12側から接続部33に引き回される。引き回し管34は、チャック12又は基部11に固定されており、基部11と一体で回転する。引き回し管34のうち接続部33側の端部34aは、引き回し管34の他の部分よりも内径が大きく形成されている。端部34aは、チャック12が下向きに配置される場合に接続部33に対して間隔を空けて対向するように配置されている。なお、端部34aの内径が引き回し管34の他の部分の内径に対して等しい又は小さい構成であってもよい。引き回し管34の他方の端部は、リザーバ35に接続されている。
リザーバ35は、ベース部12aに固定されている。リザーバ35は、引き回し管34からの流体を一時的に収容し、ノズル15に流す。なお、リザーバ35は、設けられなくてもよい。この場合、引き回し管34の端部にノズル15が接続される。
図2(a)及び(b)は、接続部33の一例を示す断面図である。
図2(a)に示すように、接続部33は、シリンダー33aと、ピストン33bと、付勢部材33cとを有している。シリンダー33aは、供給管32に接続されている。供給管32を流通する流体は、シリンダー33aの内部に流入するようになっている。
ピストン33bは、シリンダー33aの内部に配置されている。ピストン33bは、シリンダー33aの内部を、流体の流通方向に沿って往復して移動可能に設けられている。ピストン33bの上流側(供給管32側)の端部は、シリンダー33aの内壁側に張り出すように形成されている。ピストン33bの下流側(引き回し管34側)の端部は、シリンダー33aの下流側の壁部を貫通して配置されている。
ピストン33bの内部には、流路33dが形成されている。流路33dは、ピストン33bの上流側の端面から下流側の端面までを貫通して形成されている。流路33dの径は、供給管32の径よりも小さくなっている。したがって、流体の配管抵抗は、供給管32よりも流路33dの方が大きくなっている。
付勢部材33cは、シリンダー33aの下流側の内壁とピストン33bの張り出し部との間に配置されている。付勢部材33cは、ピストン33bに対して下流側から上流側へ向けて弾性力を付与している。この弾性力により、流体が流れない場合には、ピストン33bがシリンダー33aの内部に収容された状態となる。
引き回し管34の端部34aは、チャック12が下方向に向けられる場合にピストン33bに対向するように配置される。なお、チャック13が下方向に向けられる場合、端部34aは、基部11の+X側に配置されるため、ピストン33bの下流側には配置されない。
図2(a)に示すようにピストン33bの上流側が供給管32に当接された状態で供給管32からシリンダー33a内に流体が流れ込む場合、一部の流体FLが流路33dを下流側に流通すると共に、ピストン33bの上流側端面に流体FLの圧力が加えられる。この流体FLの圧力が付勢部材33cの弾性力よりも大きくなった場合、図2(b)に示すように、ピストン33bが下流側へ移動する。ピストン33bの移動により、ピストン33bの下流側の端部が引き回し管34の端部34aに挿入される。これにより、流路33dと引き回し管34とが接続され、供給管32からノズル15までが接続される。この場合、流路33dを流れる流体FLが引き回し管34の内部に流入することになる。
供給管32からシリンダー33aへの流体の流入が停止した場合、ピストン33bの上流側端面に加えられた流体FLの圧力が減少する。この流体FLの圧力が付勢部材33cの弾性力よりも小さくなった場合、ピストン33bが上流側へ移動して元の位置に戻る。ピストン33bの移動により、ピストン33bの下流側の端部が引き回し管34の端部34aから抜かれる。これにより、流路33dと引き回し管34との接続状態が解消される。
このように、接続部33は、供給管32内の流体FLの圧力によってピストン33bがシリンダー33a内を移動可能に形成される。また、チャック12を下方向に向けた場合に、引き回し管34の端部34aがピストン33bに対向して配置される。この場合にピストン33bが下流側に移動すると、供給管32とノズル15とが接続される。したがって、ノズル15は、チャック12を下方向に向けたときに供給管32に接続可能となり、流体FLを放出する。また、チャック12を水平方向に向けた場合には、引き回し管34の端部34aが基部11の+X側に移動するため、ピストン33bとは対向しない。この場合にピストン33bが下流側に移動しても端部34aには挿入されない。したがって、ノズル15は、チャック12を水平方向に向けたときには供給管32には接続されず、ノズル15からは流体FLが放出されないことになる。このように、チャック12の配置(向き)に応じて、ピストン33bと端部34a(引き回し管34、ノズル15)との間の接続及び非接続が切り替わるようになっている。
次に、上記のように構成されたワーク搬送装置100の動作例を説明する。図3(a)及び(b)は、ワーク搬送装置100の動作の一例を示す図である。なお、図3(a)及び(b)では、流体の流路系の一部を断面で示している。
まず、制御部は、ヘッド駆動部20を制御することにより、所定の位置に配置されたワークWに対してローダヘッド10を近づける。そして、例えばチャック12の把握爪12bによってワークWの端部を保持させる。
ワークWを保持させた後、制御部は、ワークWの内側Waの洗浄を行う。この洗浄動作において、制御部は、まず図3(a)に示すように、回転機構14によってチャック12を下方向に向けさせる。この動作により、引き回し管34の端部34aが接続部33のピストン33bに対向して配置される。なお、チャック12が下方向に向けられている場合には、この動作を省略する。
次に、制御部は、供給管32に設けられる電磁弁32aを開いた状態とする。なお、この電磁弁32aが手動で切り替える構成の場合、作業者が手動で電磁弁32aを開くようにする。これにより、供給源31から供給管32を介して接続部33に流体が供給される。この流体の圧力により、図3(b)に示すように、ピストン33bの下流側の端部が引き回し管34の端部34aに挿入される。そして、流体FLが供給管32から、ピストン33b内の流路33d、端部34a、引き回し管34を介してリザーバ35に流れ込み、ノズル15から放出される。この流体FLは、ワークWの内側Waに向けて放出され、重力によって下方向に流れ、ワークWの先端(下側端部)から排出される。ワークWの内側Waを下方向に流れる流体FLにより、ワークWの内側Waはチャック12側からワークWの先端へ向けて洗浄される。これにより、ワークWの内側Waに存在する異物が流体FLによって排出される。なお、制御部は、供給源31の不図示の切り替え弁を適宜切り替えることにより、液体、気体、及び液体と気体の混合物を切り替えて放出することができる。例えば、まずは液体と気体の混合物を放出して異物を大まかに洗い流し、次に液体を放出して残った異物を洗い流し、次に気体を放出してワークWの内側Waを乾燥させる、という手順を行ってもよい。
流体FLによって洗浄を行った後、制御部(又は作業者)は、供給管32の電磁弁32aを閉じた状態とし、流体FLの供給を停止させる。その後、制御部は、ヘッド駆動部20により、移動体21をX方向、Y方向及びZ方向のそれぞれに移動させて、ワークWを所定の搬送先に搬送する。
以上のように、第1実施形態によれば、チャック12により保持したワークWの内側Waに向けてノズル15から流体FLを放出することにより、チャック12側からワークWの内側Waを洗浄することができる。これにより、洗浄装置を別個に設けることなく、ワークWの内側Waを効率的に洗浄することができる。
<変形例1>
次に、第1変形例を説明する。上記第1実施形態では、ピストン33bが供給管32の流体FLの圧力によって移動することで、供給管32と引き回し管34との接続の切り替えを行う構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。
図4は、本変形例に係る接続部33Aの一例を示す図である。
接続部33Aでは、供給管32の端部と引き回し管34Aの端部とが対向した状態で配置されている。引き回し管34Aの端部の内径D2は、供給管32の端部の内径D1に比べて大きくなっている。なお、他の構成については第1実施形態と同様のものが採用される。本実施例の構成によれば、供給管32の端部から放出された流体FLは、引き回し管34Aの内部に流入しやすくなる。これにより、接続部33Aでは、ピストン33bなどの機構を設けることなく、供給管32と引き回し管34Aとを接続することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、第1実施形態に記載のワーク搬送装置100を備える工作機械を例に挙げて説明する。第2実施形態では、第1実施形態と共通のXYZ直交座標系を用いて説明する。ただし、第2実施形態では、主軸111、112の回転軸方向をZ方向とし、ワークWに対する切削量を規定する方向をX方向とする。
図5(a)及び(b)は、第2実施形態に係る工作機械200の一例を示す図である。図5(a)及び(b)に示す工作機械200は、例えば平行2軸旋盤である。図5(a)及び(b)において、工作機械200の+Z側が正面であり、−Z側が背面である。また、工作機械200の±X側は側面であり、X方向は工作機械200の左右方向である。
工作機械200は、本体部110と、ワーク搬入部120と、ローダ装置130と、反転装置140とを有している。また、工作機械200は、これら本体部110、ワーク搬入部120、ローダ装置130及び反転装置140を統括的に説御する不図示の制御部を有している。
本体部110は、主軸111、112と、タレット113、114とを有している。主軸111、112は、X方向に並んで配置されている。主軸111、112は、不図示の軸受け等によって回転可能に支持されている。主軸111、112の+Z側の端部には、それぞれ把握爪111a、112aが設けられている。把握爪111a、112aは、主軸111、112の回転軸周りに所定の間隔で複数配置されている。把握爪111a、112aは、主軸111、112の径方向に移動させることでワークWを保持可能である。
タレット113は、主軸111の−X側に配置されている。タレット114は、主軸112の+X側に配置されている。タレット113、114のそれぞれには、モータ等の回転駆動装置が設けられている。タレット113、114は、回転駆動装置により、Z方向に平行な軸周りに回転可能となっている。タレット113、114の周面には、切削工具を保持するための複数の保持部が設けられている(不図示)。これら保持部の全部または一部には切削工具が保持される。したがって、タレット113、114を回転させることにより、所望の切削工具が選択される。タレット113、114の保持部に保持される切削工具は、各保持台に対して交換可能である。切削工具としては、ワークWに対して切削加工を施すバイト等の他、ドリルやエンドミル等の回転工具が用いられてもよい。また、タレット113、114は、不図示の駆動装置により、X方向及びZ方向に移動可能となっている。これにより、切削工具は、ワークWに対してX方向及びZ方向に移動可能となっている。
本体部110のうち主軸111、112及びタレット113、114が設けられる部分は、ワークWが加工される加工領域110aである。加工領域110aは、筐体24との間が天井部110bを介して仕切られている。天井部110bには、貫通穴110c及び110dが形成されている。貫通穴110cは、主軸111の上方(+Y側)に形成されている。貫通穴110dは、主軸112の上方(+Y側)に形成されている。貫通穴110c及び110dは、それぞれローダヘッド10が通過可能な寸法に形成されている。貫通穴110c、110dは、不図示のシャッタ部材によって開閉可能に設けられる。工作機械200の動作中において、貫通穴110c、110dは、例えば開いた状態となっている。貫通穴110c、110dの−X側には、それぞれエアカーテン形成部115、116が設けられている。エアカーテン形成部115、116は、貫通穴110c、110dの開口部分にそれぞれエアカーテンを形成する。このエアカーテンは、加工領域110aから切り屑や切削剤などが貫通穴110c、110dから筐体24内に飛び出すのを防いでいる。
ワーク搬入部120には、工作機械200における加工対象であるワークWが載置される。ワーク搬入部120としては、例えば固定台が用いられるが、これに限定されるものではなく、コンベアやロータリー式の台などが用いられてもよい。
ローダ装置130としては、例えば第1実施形態に記載のワーク搬送装置100が用いられる。ローダ装置130は、ワーク搬入部120と主軸111(又は主軸112)との間でワークWを搬送する。ローダ装置130は、ローダヘッド10が主軸111、112とワーク搬入部120との間で移動可能となるように、ヘッド駆動部20のガイドレール21bが本体部110とワーク搬入部120との間をX方向に跨ぐように配置されている。これにより、ローダ装置130は、主軸111、112とワーク搬入部120との間でワークWを搬送可能となっている。
反転装置140は、例えばローダ装置130からワークWを受け取り、ワークWの向きを反転させてローダ装置130に渡す。反転装置140は、図5(a)に示すように、第1チャック141及び第2チャック142を有している。なお、図5(b)では、主軸111及び112を主として図示するため、反転装置140の図示を省略している。第1チャック141及び第2チャック142は、X方向に並んで配置されている。第1チャック141は、主軸111の+Y側に配置されている。また、第2チャック142は、主軸112の+Y側の配置されている。
第1チャック141及び第2チャック142は、不図示の軸受け等によって回転可能に支持されている。第1チャック141及び第2チャック142の+Z側の端部には、それぞれ把握爪141a、142aが設けられている。把握爪141a、142aは、第1チャック141及び第2チャック142の回転軸周りに所定の間隔で複数配置されている。把握爪141a、142aは、第1チャック141及び第2チャック142の径方向に移動させることでワークWを保持可能である。
第1チャック141及び第2チャック142は、回転機構141b、142bを有している。回転機構141b、142bは、第1チャック141及び第2チャック142をY軸に平行な軸線周りに回転させる。回転機構141b、142bにより、第1チャック141と第2チャック142とが対向可能となっている。また、第1チャック141には、Xスライド機構141cが設けられている。第1チャック141は、Xスライド機構141cにより、X方向に移動可能となっている。
また、第1チャック141及び第2チャック142には、ノズル151、152が設けられている。ノズル151、152は、それぞれチャック12、13に設けられるノズル15(15a、15b)と同一の構成を有している。また、ノズル151、152に流体FLを供給するための流体供給部が設けられている。なお、この流体供給部は、流体供給部30と同一の構成を有するものを採用することができる。なお、ノズル151、152に流体FLを供給する流体供給部として、流体供給部30が共通して用いられてもよい。
次に、上記のように構成された工作機械200の動作を説明する。図6(a)及び(b)は、工作機械200の動作の一例を示す図である。
まず、制御部は、図5(a)及び(b)に示すローダ装置130のローダヘッド10をワーク搬入部120の上方(+Y側)に配置させる。その後、制御部は、ローダヘッド11のローダチャック12を下側(−Y方向)に向けた状態でY移動体23aを−Y方向に移動させ、予めワーク搬入部120上に配置されたワークWを把握爪12bによって保持させる。
次に、制御部140は、ローダヘッド10の回転機構14によってローダチャック12とローダチャック13とを入れ替えさせる。これにより、ローダチャック12及びワークWが−Z方向に向けられ、ローダチャック13が−Y方向に向けられる。ローダチャック12を−Z方向に向けた後、制御部は、ローダ駆動部20によってローダヘッド10を+Y方向に移動させ筐体24内の所定の高さ位置に配置させる。
次に、制御部140は、ローダヘッド10を+X方向に移動させることにより、ローダヘッド10及びワークWを例えば主軸111の上方(+Y側)に配置させる。以下、ワークWを主軸111に配置する場合を例に挙げて説明する。なお、ワークWを主軸112に配置する場合には、主軸112の上方にローダヘッド10及びワークWを配置させる。
次に、制御部140は、Y移動体23aを−Y方向に移動させ、ワークWを主軸111に対向させる。そして、制御部140は、Z移動体22aを−Z方向に移動させ、ワークWを主軸111の把握爪111aに保持させる。その後、Z移動体22aを+Z方向及び+Y方向に移動させてローダヘッド10を筐体24内に戻す。そして、制御部140は、タレット114に設けられる不図示の工具を用いて、所定の加工レシピに基づいてワークWの内側Waを加工させる。
加工後、制御部は、主軸111からチャック12にワークW受け渡しを行わせる。具体的には、制御部は、まずY移動体23aを再び−Y方向に移動させ、図6(a)に示すように、ローダヘッド10のチャック12をワークWに対向させる。次に、ローダヘッド10を−Z方向に移動させ、チャック12の把握爪12bによってワークWを保持させる。次に、制御部は、主軸111の把握爪111aを開かせてワークWをチャック12に渡す。
ワークWの受け渡しを行った後、制御部は、ローダヘッド10を+Z方向に移動させ、回転機構14によってチャック12を下向きにする。そして、図6(b)に示すように、制御部は、供給管32に設けられる電磁弁32aを開いた状態とし、ノズル15から流体FLを放出させる。その後、制御部は、ヘッド駆動部20により、移動体21をX方向、Y方向及びZ方向のそれぞれに移動させて、例えば不図示のワーク搬出部など所定の搬送先にワークWを搬送する。
図7(a)は加工後のワークWの受け渡し動作の一例を示す図であり、図7(b)は流体FLの放出動作の一例を示す図である。
図7(a)に示すように、加工後のワークWの内側Waには、切り屑SC等の異物が付着している場合がある。この状態でワークWを搬送すると、内側Waの切り屑SCが工作機械200の内部及びその周辺に飛散し、清掃に手間が掛かってしまう。
これに対して、第2実施形態では、図7(b)に示すように、主軸111からワークWを受け取った後、加工領域110a内でチャック12を下向きにし、ノズル15から流体FLを放出させる。これにより、ノズル15から放出された流体FLは、ワークWの内側Waを下向きに流れる。この流体FLにより、内側Waに付着した切り屑SC等の異物が洗い流される。洗い流された切り屑SCは、加工領域110a内に放出される。加工領域110aの底部には、例えば加工によって飛散する切り屑を下方向に排出する不図示の排出部が設けられている。放出された切り屑SCは、この排出部から排出される。
図8(a)〜図8(c)は、反転装置140の動作の一例を示す図である。
反転装置140を用いる場合、制御部は、図8(a)に示すように、まず第1チャック141の把握爪141aにワークWの一方の端部(以下、端部Wbと表記する)を保持させる。ワークWは、端部Wbが+Z方向に向けられた状態で保持される。
なお、制御部は、把握爪141aによってワークWを保持した状態で、第1チャック141のノズル151から流体FLを放出させてもよい。ノズル151から放出された流体FLは、端部Wb側からワークWの内側Waに入り込み、他方の端部Wc側へ流れる。これにより、内側Waに異物が付着している場合には、この異物を他方の端部(以下、端部Wcと表記する)から排出することができる。なお、この場合の流体FLとしては、気体が好ましいが、液体や、液体と気体の混合物など他の種類の流体であってもよい。
次に、制御部は、図8(b)に示すように、把握爪141aで端部Wbを保持させたまま、回転機構141bによって第1チャック141を+X側に向けると共に、第2チャック142を−X側に向ける。これにより、ワークWの端部Wbと、第2チャック142とが対向する。その後、制御部は、第1チャック141をガイド141cに沿って+X側に移動させ、ワークWを第2チャック142に近づける。そして、制御部は、第2チャック142の把握爪142aにワークWの端部Wcを保持させると共に、第1チャック141の把握爪141aの保持を解除する。これにより、ワークWが第1チャック141から第2チャック142に受け渡される。
次に、制御部は、図8(c)に示すように、第2チャック142を+Z方向に向けると共に、第1チャック141を−X方向に移動させて+Z方向に向ける。これにより、ワークWは、端部Wcが+Z方向に向けられた状態で保持される。なお、制御部は、把握爪142aによってワークWを保持した状態で、第2チャック142のノズル152から流体FLを放出させてもよい。ノズル152から放出された流体FLは、端部Wc側からワークWの内側Waに入り込み、他方の端部Wb側へ流れる。これにより、内側Waに異物が付着している場合には、この異物を端部Wbから排出することができる。なお、この場合の流体FLとしては、上記同様に気体が好ましいが、液体や、液体と気体の混合物など他の種類の流体であってもよい。
なお、排出された異物は、例えば天井部110b上に飛散する。天井部110b上には、飛散した異物や流体を工作機械200の外部に排出する不図示の排出ブラシや排出経路などが設けられている。この排出ブラシ及び排出経路を用いることにより、流体FLによってワークWの内側Waから排出された異物を工作機械200の外部に排出することができる。
以上のように、第2実施形態によれば、チャック12により保持したワークWの内側Waに向けてノズル15から流体FLを放出することにより、チャック12側からワークWの内側Waを洗浄することができる。これにより、ワークWの内側Waを効率的に洗浄することができる。また、ローダ装置130として、洗浄装置を別個に設けることなくワークWの内側Waを効率的に洗浄することが可能なワーク搬送装置100が用いられるため、低コスト化を図ることができ、かつメンテナンス面の負担を低減できる工作機械200を得ることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態及び変形例では、供給管32とノズル15との間がチャック12の外側を引き回して接続された構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、チャック12の内側を介して供給管32とノズル15との間が接続された構成であってもよい。この場合、チャック12、13の把握爪12b、13bを駆動する駆動部など、他の機構と干渉しない位置に配置すればよい。
また、上記実施形態及び変形例では、供給源31(液体供給源)として、ワークWを加工する際に吐出する切削剤の供給系が用いられる場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、水等の各種液体を貯留したタンクなど、他の供給源が用いられる構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ノズル15がチャック12のみに配置される構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、例えばチャック13にもノズル15が配置された構成であってもよい。この場合、チャック12、13に設けられる各ノズル15が、チャック12、13の向きに応じて供給管32に切り替えて接続されるように構成してもよい。例えば、下方向に向けられたチャック12、13に設けられるノズル15が供給管32に接続される構成とすることができる。
また、第2実施形態では、ワークWの加工領域110aにおいてノズル15から流体FLを放出する構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、ワーク搬入部120のワークWを保持する際に、ノズル15から流体を放出してもよい。これにより、ワークWの内側Waにスラグ等が残っている場合に、該スラグ等を除去することができる。また、ローダヘッド10によってワークWを搬送している途中において、ワークWを保持するチャック12を下に向けて、ノズル15から適宜流体を放出してもよい。また、ワークWを搬送していない場合であっても、ノズル15から流体を放出してもよい。
FL…流体 W…ワーク 10…ローダヘッド 12、13…チャック 15、151、152…ノズル 20…ヘッド駆動部 30…流体供給部 32…供給管(配管) 33…接続部 110a…加工領域 111、112…主軸 120…ワーク搬入部 130…ローダ装置 140…反転装置 141…第1チャック 142…第2チャック

Claims (8)

  1. 筒状のワークを搬送するワーク搬送装置であって、
    前記ワークを保持するチャックと、
    前記チャックにより保持した前記ワークの内側に向けて前記チャック側から流体を放出するように前記チャックに配置されるノズルと、を備えるワーク搬送装置。
  2. 前記チャックは、前記ワークを水平方向及び下方向に向けるように移動可能に形成され、
    前記ノズルは、前記チャックが前記ワークを下方向に向けた際に前記流体を放出する請求項1記載のワーク搬送装置。
  3. 前記チャックは、2つ設けられ、
    2つの前記チャックは、一方の前記チャックが前記水平方向を向く場合に他方の前記チャックが前記下方向を向くように配置されるとともに、一方の前記チャック及び他方の前記チャックの向きが互いに切り替え可能に設けられ、
    前記ノズルは、一方の前記チャックに配置され、
    一方の前記チャックが前記下方向を向く場合に、前記ノズルと、前記流体を供給する配管とを接続させる接続部を備える請求項1または請求項2記載のワーク搬送装置。
  4. 前記接続部は、前記配管内の流体の圧力によって移動可能に形成され、移動時に前記配管と前記ノズルとを接続する請求項3記載のワーク搬送装置。
  5. ワークを保持する主軸を備える工作機械であって、
    ワーク搬入出部と前記主軸との間において前記ワークを搬送するローダ装置を備え、
    前記ローダ装置として、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のワーク搬送装置が用いられる工作機械。
  6. 前記ノズルは、前記ワークの加工領域において前記流体を放出する請求項5記載の工作機械。
  7. 前記ワークを受け取って、前記ワークの向きを反転させるための反転装置を備える工作機械であって、
    前記反転装置として、請求項1記載のワーク搬送装置が用いられる請求項6記載の工作機械。
  8. 筒状のワークを搬送するワーク搬送方法であって、
    前記ワークをチャックにより保持することと、
    前記チャックにより保持した前記ワークの内側に向けて前記チャック側から流体を放出することと、を含むワーク搬送方法。
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