JPWO2015136907A1 - レーザ加工ヘッド - Google Patents

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Abstract

本開示のレーザ加工ヘッド(50)は、コリメーションレンズ(4)と、フォーカスレンズ(5)と、ノズルユニット(43)とを有し、ノズルユニット(43)は、保護部材(25、26)と、内側ノズル(11)と、外側ノズル(27)と、ノズル保持部(10)と、オリフィス(30)とを有すし、外側ノズル(27)は内側ノズル(11)の外側に設けられ、ノズル保持部(10)は内側ノズル(11)と外側ノズル(27)とを保持し、オリフィス(30)は、内側ノズル(11)に接し、ノズル保持部(10)と外側ノズル(27)との間に挟まれ、ノズル保持部(10)には、ノズル保持部(10)に設けられたエアー供給口(29)とオリフィス(30)とをつなぐ第1のガス経路を設け、オリフィス(30)には、内側ノズル(11)と外側ノズル(27)との間に第2のガス経路を設け、第1のガス経路とをつなぐ第3のガス経路を設け、ノズルユニット(43)の先端付近には、第2のガス経路と接続された開口部を設けることで、フォーカスレンズ(5)へのスパッタや粉塵の付着を十分に防止する。

Description

本開示は、加工点から離れた位置からレーザ光を加工点に照射してレーザ溶接を行うレーザ加工ヘッドの構造に関する。
近年、焦点距離が長いレーザ光を用いて、加工点から離れた位置からレーザ光を加工点に照射してレーザ溶接を行うリモートレーザ加工と呼ばれる加工法が注目されている。一般に、リモートレーザ加工に用いられるレーザ加工ヘッドは、上部に集光レンズが設けられ、下部である先端部にノズルユニットが取り付けられている。レーザ加工ヘッドに導かれたレーザ光は、集光レンズによって集光され、レーザ加工ヘッド内を通過して、最終的にノズルユニットから加工物に照射される。レーザ光の照射に合わせて、レーザ加工ヘッドは、ノズルユニットからアシストガスを噴出し、加工物の溶融物を吹き飛ばして加工物の切断を行う。
このようなレーザ加工ヘッドでは、レーザ加工において、レーザ光が集光レンズを通過するため、集光レンズの温度が上昇する。そのため、温度上昇による集光レンズの変形、いわゆる、熱レンズ現象を防止するため、アシストガスによって、集光レンズを冷却する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、レンズおよびレンズ受けの周辺のホルダにガス通路を設け、ガス通路を通過するアシストガスによってレンズを冷却するレーザ加工ヘッドについて記載されている。
また、このようなレーザ加工ヘッドでは、レーザ加工において発生したスパッタや粉塵が集光レンズに付着することがある。そのため、アシストガスによって、スパッタや粉塵の集光レンズへの付着を防止する方法が提案されている。例えば、特許文献2には、集光レンズの表面にアシストガスを吹き付けるように流すことによって、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を防止するレーザ加工ヘッドについて記載されている。
図6を用いて、さらに具体的に説明する。図6は、従来のレーザ加工機のレーザ加工ヘッド900を示す図である。図6に示すように、従来のレーザ加工ヘッド900は、レンズホルダ901と、集光レンズ902と、レンズ受け903と、レンズ押え904と、ガイドリング905と、スリーブ906と、ノズルホルダ907と、ノズル908とを有する。集光レンズ902は、レンズ受け903とレンズ押え904とを介して、レンズホルダ901に保持されている。また、レンズホルダ901は、ガス導入口909を側面に有し、レンズホルダ901の下には、ガイドリング905が固定されている。さらにガイドリング905の下には、スリーブ906とノズルホルダ907とノズル908とが設けられている。
そして、レーザ加工ヘッド900のガイドリング905の上端外周縁には傾斜ガイド面910が設けられ、また、レーザ加工ヘッド900のレンズ押さえ904の先端内周縁には傾斜ガイド面911が設けられている。これらの傾斜ガイド面910、911により、ガス導入口909から導入されたアシストガスは、集光レンズ902に吹き付けられ、最終的には、ノズル908から加工物Wに向けて噴射されるようになっている。
実開昭63−34590号公報 特開平10−216977号公報
特許文献1に記載された、従来のレーザ加工ヘッドでは、アシストガスの噴出口は、集光レンズの下面と平行な方向に向いているため、アシストガスは互いに衝突しながらレーザ加工ヘッドの先端から噴出される。また、特許文献2に記載されたレーザ加工ヘッドでは、アシストガスは集光レンズに向けて噴出される。そのため、従来のレーザ加工ヘッドの先端に向かうアシストガスの流れが弱く、レーザ加工ヘッドの先端から入り込むスパッタや粉塵を押し返す作用が弱くなる。また、レーザ光の光路を確保するためにレーザ加工ヘッドの先端(ノズルの先端)の開口を大きくすると、アシストガスによるスパッタや粉塵の排出力がさらに弱くなる。これにより、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を十分に防止できない。
本開示の技術は、上記問題点を解決するレーザ加工ヘッドを提供する。
上記課題を解決するために、本開示のレーザ加工ヘッドは、コリメーションレンズと、フォーカスレンズと、ノズルユニットとを有する。コリメーションレンズは、レーザ光を平行化し、フォーカスレンズは、平行化されたレーザ光を集光し、集光されたレーザ光はノズルユニットを通過する。さらにノズルユニットは、保護部材と、内側ノズルと、外側ノズルと、ノズル保持部と、オリフィスとを有する。保護部材はレーザ光を透過させ、保護部材を透過したレーザ光が内側ノズルを通過する。外側ノズルは内側ノズルの外側に設けられ、ノズル保持部は内側ノズルと外側ノズルとを保持する。オリフィスは、内側ノズルに接し、ノズル保持部と外側ノズルとの間に挟まれている。ノズル保持部には、ノズル保持部に設けられたエアー供給口とオリフィスとをつなぐ第1のガス経路が設けられている。オリフィスには、内側ノズルと外側ノズルとの間に設けられた第2のガス経路と、第1のガス経路とをつなぐ第3のガス経路が設けられている。ノズルユニットの先端付近には、第2のガス経路と接続された開口部が設けられている。
本開示のレーザ加工ヘッドによれば、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を十分に防止できる。
図1は、実施の形態のレーザ加工ヘッドを示す断面図である。 図2は、実施の形態のレーザ加工ヘッドを示す斜視図であり、(a)はレーザ加工ヘッドからシールドホルダを取り出した状態、(b)はレーザ加工ヘッドにシールドホルダが収納された状態である。 図3は、実施の形態のシールドホルダを示す斜視図であり、(a)はシールドホルダを分解した状態、(b)はシールドホルダを組み立てた状態である。 図4は、実施の形態のノズルユニットの断面図である。 図5は、実施の形態のオリフィスの図である。 図6は、従来のレーザ加工ヘッドを示す断面図である。
(実施の形態)
以下、本開示の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本実施の形態にかかるレーザ加工ヘッド50を示す断面図である。図2は、本実施の形態のレーザ加工ヘッド50を示す斜視図であり、(a)はレーザ加工ヘッド50からシールドホルダ8を取り出した状態の斜視図であり、(b)はレーザ加工ヘッド50にシールドホルダ8が収納された状態の斜視図である。図3は、本実施の形態のシールドホルダ8を示す斜視図であり、(a)はシールドホルダ8を分解した斜視図であり、(b)はシールドホルダ8を組み立てた斜視図である。図4は、本実施の形態におけるノズルユニット43の断面図である。図5は、実施の形態におけるオリフィス30の図であり、(a)はオリフィス30の上面斜視図であり、(b)はオリフィス30の側面図であり、(c)はオリフィス30の下面斜視図である。
まず、図1を用いて、レーザ加工ヘッド50について具体的に説明する。レーザ加工ヘッド50は、コネクタ12と、レンズボディ1と、ボディケース6と、シールドホルダ8と、ノズルユニット43と、サーボモータ14,21とを有する。なお、シールドホルダ8は、ノズルユニット43(図4に詳細構造を示す)に対して着脱可能であるが、コネクタ12、レンズボディ1、ボディケース6、ノズルユニット43、サーボモータ14,21の構成については、複数が一体化されていても構わない。
(コネクタ12について)
レーザ加工ヘッド50は、コネクタ12を有し、コネクタ12を介して光ファイバと接続されている。レーザ光LBは、一定の角度で広がりながら、光ファイバの端部からレーザ加工ヘッド50内に出射される。
(レンズボディ1について)
レンズボディ1は、コリメーションレンズ4とフォーカスレンズ5とが固定されたレンズホルダ3を保持している。コリメーションレンズ4は、光ファイバの出射端面から出射されたレーザ光LBを平行化する。そして、コリメーションレンズ4によって平行化されたレーザ光は、フォーカスレンズ5によって加工物における加工点で焦点を結ぶように集光される。なお、本実施の形態において、コリメーションレンズ4は、直径φ=30mmであり、レンズの明るさを表すF値は80である。フォーカスレンズ5は、直径φ=30mmであり、F値は500である。また、コリメーションレンズ4およびフォーカスレンズ5は、合成石英製の平凸レンズにAR(Anti−Reflection)コート処理を行ったものである。なお、コリメーションレンズ4およびフォーカスレンズ5は平凸レンズに限られず、非球面レンズのように球面収差を補正したレンズであっても構わない。
また、レンズボディ1には、冷却水ホース接続部2、13が設けられている。レンズホルダ3の外周部、すなわちレンズホルダ3とレンズボディ1との間には流水路が設けられている。レンズボディ1には、冷却水ホース接続部2から冷却水を導入し、流水路を経由して、冷却水ホース接続部13から冷却水を排出することができる。これにより、流水路に冷却水を循環させ、レンズホルダ3を介して、間接的にコリメーションレンズ4とフォーカスレンズ5を冷却できる。これにより、コリメーションレンズ4やフォーカスレンズ5の、レーザ光LBによる熱レンズ効果を抑制できる。熱レンズ効果とは、熱変形によりレンズの焦点位置が変化する現象である。また、レンズボディ1やレンズホルダ3は、光ファイバの出射端面とコリメーションレンズ4とフォーカスレンズ5との光学的な位置関係を決定している。冷却水は、さらに、レンズホルダ3やレンズボディ1の熱膨張を抑えることができ、これらの光学的な位置関係が変化することによる焦点位置の変化も防止している。なお、冷却水は、レンズボディ1内に限らず、レーザ加工ヘッド50の内部全体を循環し、他の光学部材の熱による悪影響を防止しても良い。
(ボディケース6について)
ボディケース6には、サーボモータ14(第1の駆動部)と、タイミングベルト15(第1の伝達部材)と、タイミングベルトプーリー16(第1の回転部材)と、平行板17(第1の平行板)と、ホルダ18(第1のホルダ)とが設けられ、これらにより光学ユニット41(第1の光学ユニット)が構成される。平行板17は、両端がベアリングで保持された円筒状のホルダ18内に固定されている。ホルダ18の外周面にはタイミングベルトプーリー(図示せず)が設けられ、ホルダ18はタイミングベルト15を介してサーボモータ14によって回転される。具体的には、ホルダ18は、第1の回転軸を中心に回転され、第1の回転軸の方向は、レーザ加工ヘッド50から出力されるレーザ光の光軸の方向と同じである。サーボモータ14は、例えば、50Wのシリアルエンコーダ付きブラシレスDCサーボモータ、いわゆるACサーボモータである。
本実施の形態において、タイミングベルトプーリー16の回転と平行板17の回転との減速比は32:60であり、サーボモータ14の位置制御分解能は2048pprである。従って、第1の光学ユニット41の位置分解能は、4.2μmであり、レーザ光の照射位置の精度に対して十分な分解能である。また、レーザ光の照射位置の移動の最大速度は123m/分以上であり、レーザ溶接等のレーザ加工の実用上、十分な速度である。本実施の形態の運転条件設定は、最高出力回転速度14400°/秒、最大加速度300000°/秒としている。
さらに、ボディケース6には、サーボモータ21(第2の駆動部)と、タイミングベルト22(第2の伝達部材)と、タイミングベルトプーリー20(第2の回転部材)と、平行板19(第2の平行板)と、ホルダ7(第2のホルダ)とが設けられ、これらにより光学ユニット42(第2の光学ユニット)が構成される。平行板19は、両端がベアリングで保持された円筒状のホルダ7内に固定されている。ホルダ7の外周面にはタイミングベルトプーリー(図示せず)が設けられ、ホルダ7はタイミングベルト22を介してサーボモータ21によって回転される。具体的には、ホルダ7は、第2の回転軸を中心に回転され、第2の回転軸の方向は、レーザ加工ヘッド50から出力されるレーザ光の光軸の方向と同じである。サーボモータ21は、例えば、50Wのシリアルエンコーダ付きブラシレスDCサーボモータ、いわゆるACサーボモータである。
すなわち、光学ユニット41と光学ユニット42とは、同一の構成であり、個々の部品はすべて同一である。このようにすることで、2つの光学ユニット41,42の応答バランスが同じになり、制御を行いやすい。そして、光学ユニット41と光学ユニット42とは、第1の回転軸の方向と第2の回転軸の方向とが同じであり、かつ、ボディケース6内において、対称に配置されている。すなわち、第1の回転軸(および第2の回転軸)に鉛直な面に対して対称に配置されている。図1では、光学ユニット41と光学ユニット42とは、上下に対称に配置されている。このように配置すると、サーボモータ14とサーボモータ21とが同じ方向に回転した場合、平行板17の回転方向と平行板19の回転方向とは逆になる。また、平行板17を駆動するサーボモータ14の回転方向を逆転させることにより、平行板17の回転方向と平行板19の回転方向とを同じ方向に回転させることも可能である。
なお、レーザ加工ヘッド50の小型化と、レーザ加工ヘッド50のレーザ照射範囲を広くする点から、光学ユニット41と光学ユニット42とは、第1の回転軸と第2の回転軸とが一致するように配置することが望ましい。また、第1の回転軸および第2の回転軸の方向は、光ファイバから入射された時のレーザ光LBの光軸の方向と同じであることが好ましい。さらには、第1の回転軸および第2の回転軸は、光ファイバから入射された時のレーザ光LBの光軸と一致することがさらに好ましい。
次に、光学ユニット41、42によるレーザ光の挙動について説明する。
フォーカスレンズ5を通過したレーザ光は、平行板17を通過する際に2度(平行板17への入射時と平行板17からの出射時)屈折する。これにより、平行板17の板厚と、第1の回転軸に対する平行板17の取り付け角度である平行板17の傾斜角度と、平行板17の屈折率によって定まる量だけ、レーザ光は平行にシフトする。すなわち、平行板17に入射するレーザ光の光軸(第1の光軸)と、平行板17を出射したレーザ光の光軸(第2の光軸)とは、方向が同じであり、位置がずれている。これは、同様の構成である平行板19においても同様である。すなわち、平行板19に入射するレーザ光の光軸(第2の光軸)と、平行板19を出射したレーザ光の光軸(第3の光軸)とは、方向が同じであり、位置がずれている。本実施の形態の平行板17と平行板19は、合成石英製であって、板厚t=13mm、第1の回転軸(第2の回転軸)に対する傾斜角45°、屈折率は1.44963である。この場合、平行板17を通過したレーザ光(レーザ光の光軸)は、4.1mmシフトする。その後、レーザ光(レーザ光の光軸)は、平行板19を通過する際にも同様に、4.1mmシフトする。従って、本実施の形態におけるレーザ光の動作範囲は、半径が8.2mm、すなわち直径が16.4mmの円内である。
(ノズルユニット43について)
次に、レーザ加工ヘッド50の先端の構造について説明する。
図1に示すように、ボディケース6の先端付近にはノズルユニット43が接続され、ノズルユニット43の上部には保護ガラス25が固定されている。なお、ノズルユニット43は、ノズル保持部10に内側ノズル11と外側ノズル27とを設けたものである。ボディケース6の先端とは、レーザ光が出射される側の端部のことである。また、ノズルユニット43における、保護ガラス25よりも先端方向側では、保護ガラス26(保護部材)が設けられたシールドホルダ8が収納できる構造になっている。すなわち、シールドホルダ8はノズルユニット43に対して着脱可能であり、保護ガラス26がノズルユニット43に対して着脱可能であることでもある。
本実施の形態においては、保護ガラス25は直径φ=40mmであり、保護ガラス26は直径φ=30mmであり、共に合成石英製である厚さt=2mmのウインドウ材にARコートを施している。保護ガラス25は、図示しないネジリングによりレーザ加工ヘッド50(具体的にはノズルユニット43)に固定されている。
次に、図2を用いて、保護ガラス26とシールドホルダ8について具体的に説明する。保護ガラス26は、メンテナンス性を考慮し、レーザ光の光軸方向に対して直交する方向にスライドし、レーザ加工ヘッド50に対して着脱可能なシールドホルダ8に設けられている。保護ガラス26は、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50から取り外すことでレーザ加工ヘッド50外へ取り出され、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50へ取り付けることでレーザ加工ヘッド50内に配置される。図2の(a)は、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50から取り外した状態を示す図である。図2の(b)は、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50へ取り付けた状態を示す図である。
さらに、図3を用いて、シールドホルダ8について説明する。図3の(a)は、保護ガラス26が設けられたシールドホルダ8の分解図であり、図3の(b)は、保護ガラス26が設けられたシールドホルダ8の組み立て図である。シールドホルダ8は、保護ガラス26を挟み込むように2つに分割された第1の部材23と第2の部材24とOリング28とで構成され、第1の部材23と第2の部材24とは、固定用のレバー9の操作により、容易に結合や分離ができる。保護ガラス26は、Oリング28の弾性変形力によって円周方向がシールドホルダ8に保持され、第1の部材23と第2の部材24とで挟み込むことにより軸方向に保持されている。レバー9を操作することで第1の部材23と第2の部材24とを容易に分離することができ、保護ガラス26の交換は、工具を使うことなく容易に行うことができる。
なお、保護ガラス25を設けず、レーザ加工ヘッド50に対して着脱可能な保護ガラス26のみを設けても構わない。しかし、この場合、レーザ加工ヘッド50を使用している通常の使用環境で保護ガラス26を交換すると、保護ガラス26を取り外した際、レーザ加工ヘッド50内に異物が入り平行板19等に付着する可能性がある。従って、本実施の形態のように、2つの保護ガラス25,26を設けることで、レーザ加工ヘッド50を使用している通常の使用環境で保護ガラス26を交換しても問題は生じず、また、利便性を高めることができ、好ましい。
次に、レーザ加工中の保護ガラス26へのスパッタや粉塵の付着の防止について図4および図5を用いて説明する。図4は、本実施の形態のノズルユニット43の断面図である。図5は、本実施の形態のオリフィス30の図である。
図1に示すレーザ加工ヘッド50において、保護ガラス26に対してレーザ光の出力端側には、内側ノズル11と外側ノズル27から構成された中空円錐台状のノズル32が設けられている。図4に示すように、ノズルユニット43は、シールドホルダ8と、ノズル保持部10と、内側ノズル11と、外側ノズル27とを有する。内側ノズル11と外側ノズル27とは、ノズル32の先端部付近で接している。内側ノズル11の先端部には、放射状に設けられた溝(切り欠き)により、開口部が形成されている。ノズル保持部10には、エアー供給口29が設けられており、ノズル保持部10の内部には、エアー供給口29と接続された環状の空間31(第1のガス経路)が設けられている。オリフィス30は、内側ノズル11に接するように、ノズル保持部10と外側ノズル27との間に挟まれて設けられている。また、オリフィス30は、空間31とつながっている。また、内側ノズル11と外側ノズル27とは、間に環状の空間33(第2のガス経路)が設けられるように組み合わされている。
ここで、オリフィス30について、図5を用いて具体的に説明する。図5の(a)に示すように、オリフィス30の内周の下方には、等間隔に溝が形成されている。また、図5の(b)に示すように、オリフィス30の側面は、全周において、中央が、上方および下方よりも内側に窪んでおり、内周の溝とつながっている。すなわち、図5の(a)、(b)さらには(c)に示すように、オリフィス30は、外周面35とオリフィス30の下方とをつなぐ穴34(第3のガス経路)を有している。穴34は、オリフィス30において等間隔に設けられており、図4に示す、空間31と空間33とをつなぐ、断面方向でL字形状の貫通孔である。具体的には、空間31とオリフィス30の外周の開口が接続されており、空間33とオリフィス30の下面の開口が接続されている。これにより、エアー供給口29から導入されたアシストガスはオリフィス30の穴34によって、空間31からほぼ均一に空間33に供給される。
そして、図4に示すように、内側ノズル11は、先端に切り欠きが設けられているため、外側ノズル27との接触部において、等間隔に開口部を有し、空間33からのアシストガスを環状に、かつ、ほぼ均一に噴出することができる。これにより、ノズルユニット43からは、レーザ加工ヘッド50の下方向に向かって、高速のエアージェットを噴出でき、レーザ加工におけるスパッタや粉塵がレーザ加工ヘッド50に侵入することを防ぐことができる。また、このエアージェットは、加工物に対して吹きつけられるため、加工物W加工点近傍に粉塵が停滞することを防止できる。粉塵は、レーザ光の反射や屈折や吸収を引き起こし、加工点でのレーザ出力を低下させる。なお、内側ノズル11と外側ノズル27は、ノズル保持部10により保持されている。
また、外側ノズル27の先端部はノズル保持部10に対して、着脱可能であり、消耗や損傷した場合には先端部だけを交換することが可能である。この構造により、ノズルのメンテナンスコストが低減される。
なお、先端部に溝を設けた内側ノズル11の最小径は、交換可能な外側ノズル27の最小径よりも大きく、外側ノズル27が内側ノズル11をカバーする構造である。この構造により、内側ノズル11の先端の溝部の損傷やスパッタの詰まりを防止することができる。
また、ノズル32の先端の開口は、平行板17、19が回転することによって変化するレーザ光の照射範囲よりも大きい。しかし、本実施の形態のレーザ加工ヘッド50のノズルユニット43であれば、アシストガスを高速に、下向きに、均一な環状で噴出するため、保護ガラス26へのスパッタや粉塵の付着を防止することができる。
また、オリフィス30と外側ノズル27とを一体に構成しても構わない。
本開示のレーザ加工ヘッドによれば、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を十分に防止でき、例えば、リモートレーザ加工等に用いるレーザ加工ヘッドとして産業上有用である。
1 レンズボディ
2,13 冷却水ホース接続部
3 レンズホルダ
4 コリメーションレンズ
5 フォーカスレンズ
6 ボディケース
7,18 ホルダ
8 シールドホルダ
9 レバー
10 ノズル保持部
11 内側ノズル
12 コネクタ
14,21 サーボモータ
15,22 タイミングベルト
16,20 タイミングベルトプーリー
17,19 平行板
23 第1の部材
24 第2の部材
25,26 保護ガラス
27 外側ノズル
28 Oリング
29 エアー供給口
30 オリフィス
31 空間
32 ノズル
33 空間
34 穴(第3のガス経路)
35 外周面
41,42 光学ユニット
43 ノズルユニット
50 レーザ加工ヘッド
W 加工物
本開示は、加工点から離れた位置からレーザ光を加工点に照射してレーザ溶接を行うレーザ加工ヘッドの構造に関する。
近年、焦点距離が長いレーザ光を用いて、加工点から離れた位置からレーザ光を加工点に照射してレーザ溶接を行うリモートレーザ加工と呼ばれる加工法が注目されている。一般に、リモートレーザ加工に用いられるレーザ加工ヘッドは、上部に集光レンズが設けられ、下部である先端部にノズルユニットが取り付けられている。レーザ加工ヘッドに導かれたレーザ光は、集光レンズによって集光され、レーザ加工ヘッド内を通過して、最終的にノズルユニットから加工物に照射される。レーザ光の照射に合わせて、レーザ加工ヘッドは、ノズルユニットからアシストガスを噴出し、加工物の溶融物を吹き飛ばして加工物の切断を行う。
このようなレーザ加工ヘッドでは、レーザ加工において、レーザ光が集光レンズを通過するため、集光レンズの温度が上昇する。そのため、温度上昇による集光レンズの変形、いわゆる、熱レンズ現象を防止するため、アシストガスによって、集光レンズを冷却する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、レンズおよびレンズ受けの周辺のホルダにガス通路を設け、ガス通路を通過するアシストガスによってレンズを冷却するレーザ加工ヘッドについて記載されている。
また、このようなレーザ加工ヘッドでは、レーザ加工において発生したスパッタや粉塵が集光レンズに付着することがある。そのため、アシストガスによって、スパッタや粉塵の集光レンズへの付着を防止する方法が提案されている。例えば、特許文献2には、集光レンズの表面にアシストガスを吹き付けるように流すことによって、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を防止するレーザ加工ヘッドについて記載されている。
図6を用いて、さらに具体的に説明する。図6は、従来のレーザ加工機のレーザ加工ヘッド900を示す図である。図6に示すように、従来のレーザ加工ヘッド900は、レンズホルダ901と、集光レンズ902と、レンズ受け903と、レンズ押え904と、ガイドリング905と、スリーブ906と、ノズルホルダ907と、ノズル908とを有する。集光レンズ902は、レンズ受け903とレンズ押え904とを介して、レンズホルダ901に保持されている。また、レンズホルダ901は、ガス導入口909を側面に有し、レンズホルダ901の下には、ガイドリング905が固定されている。さらにガイドリング905の下には、スリーブ906とノズルホルダ907とノズル908とが設けられている。
そして、レーザ加工ヘッド900のガイドリング905の上端外周縁には傾斜ガイド面910が設けられ、また、レーザ加工ヘッド900のレンズ押さえ904の先端内周縁には傾斜ガイド面911が設けられている。これらの傾斜ガイド面910、911により、ガス導入口909から導入されたアシストガスは、集光レンズ902に吹き付けられ、最終的には、ノズル908から加工物Wに向けて噴射されるようになっている。
実開昭63−34590号公報 特開平10−216977号公報
特許文献1に記載された、従来のレーザ加工ヘッドでは、アシストガスの噴出口は、集光レンズの下面と平行な方向に向いているため、アシストガスは互いに衝突しながらレーザ加工ヘッドの先端から噴出される。また、特許文献2に記載されたレーザ加工ヘッドでは、アシストガスは集光レンズに向けて噴出される。そのため、従来のレーザ加工ヘッドの先端に向かうアシストガスの流れが弱く、レーザ加工ヘッドの先端から入り込むスパッタや粉塵を押し返す作用が弱くなる。また、レーザ光の光路を確保するためにレーザ加工ヘッドの先端(ノズルの先端)の開口を大きくすると、アシストガスによるスパッタや粉塵の排出力がさらに弱くなる。これにより、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を十分に防止できない。
本開示の技術は、上記問題点を解決するレーザ加工ヘッドを提供する。
上記課題を解決するために、本開示のレーザ加工ヘッドは、コリメーションレンズと、フォーカスレンズと、ノズルユニットとを有する。コリメーションレンズは、レーザ光を平行化し、フォーカスレンズは、平行化されたレーザ光を集光し、集光されたレーザ光はノズルユニットを通過する。さらにノズルユニットは、保護部材と、内側ノズルと、外側ノズルと、ノズル保持部と、リング状のオリフィスとを有する。保護部材はレーザ光を透過させ、保護部材を透過したレーザ光が内側ノズルを通過する。外側ノズルは内側ノズルの外側に設けられ、ノズル保持部は内側ノズルと外側ノズルとを保持する。オリフィスは、内側ノズルに接し、ノズル保持部と外側ノズルとの間に挟まれている。ノズル保持部には、ノズル保持部に設けられたエアー供給口とオリフィスとをつなぐ第1のガス経路が設けられている。オリフィスには、内側ノズルと外側ノズルとの間に設けられた第2のガス経路と、第1のガス経路とをつなぐ第3のガス経路が設けられている。第3のガス経路は、オリフィスに等間隔に複数設けられ、オリフィスの側面と下面とをつなぐ貫通孔である。ノズルユニットの先端付近には、第2のガス経路と接続された開口部が設けられている。
本開示のレーザ加工ヘッドによれば、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を十分に防止できる。
図1は、実施の形態のレーザ加工ヘッドを示す断面図である。 図2は、実施の形態のレーザ加工ヘッドを示す斜視図であり、(a)はレーザ加工ヘッドからシールドホルダを取り出した状態、(b)はレーザ加工ヘッドにシールドホルダが収納された状態である。 図3は、実施の形態のシールドホルダを示す斜視図であり、(a)はシールドホルダを分解した状態、(b)はシールドホルダを組み立てた状態である。 図4は、実施の形態のノズルユニットの断面図である。 図5は、実施の形態のオリフィスの図である。 図6は、従来のレーザ加工ヘッドを示す断面図である。
(実施の形態)
以下、本開示の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。図1は、本実施の形態にかかるレーザ加工ヘッド50を示す断面図である。図2は、本実施の形態のレーザ加工ヘッド50を示す斜視図であり、(a)はレーザ加工ヘッド50からシールドホルダ8を取り出した状態の斜視図であり、(b)はレーザ加工ヘッド50にシールドホルダ8が収納された状態の斜視図である。図3は、本実施の形態のシールドホルダ8を示す斜視図であり、(a)はシールドホルダ8を分解した斜視図であり、(b)はシールドホルダ8を組み立てた斜視図である。図4は、本実施の形態におけるノズルユニット43の断面図である。図5は、実施の形態におけるオリフィス30の図であり、(a)はオリフィス30の上面斜視図であり、(b)はオリフィス30の側面図であり、(c)はオリフィス30の下面斜視図である。
まず、図1を用いて、レーザ加工ヘッド50について具体的に説明する。レーザ加工ヘッド50は、コネクタ12と、レンズボディ1と、ボディケース6と、シールドホルダ8と、ノズルユニット43と、サーボモータ14,21とを有する。なお、シールドホルダ8は、ノズルユニット43(図4に詳細構造を示す)に対して着脱可能であるが、コネクタ12、レンズボディ1、ボディケース6、ノズルユニット43、サーボモータ14,21の構成については、複数が一体化されていても構わない。
(コネクタ12について)
レーザ加工ヘッド50は、コネクタ12を有し、コネクタ12を介して光ファイバと接続されている。レーザ光LBは、一定の角度で広がりながら、光ファイバの端部からレーザ加工ヘッド50内に出射される。
(レンズボディ1について)
レンズボディ1は、コリメーションレンズ4とフォーカスレンズ5とが固定されたレンズホルダ3を保持している。コリメーションレンズ4は、光ファイバの出射端面から出射されたレーザ光LBを平行化する。そして、コリメーションレンズ4によって平行化されたレーザ光は、フォーカスレンズ5によって加工物における加工点で焦点を結ぶように集光される。なお、本実施の形態において、コリメーションレンズ4は、直径φ=30mmであり、レンズの明るさを表すF値は80である。フォーカスレンズ5は、直径φ=30mmであり、F値は500である。また、コリメーションレンズ4およびフォーカスレンズ5は、合成石英製の平凸レンズにAR(Anti−Reflection)コート処理を行ったものである。なお、コリメーションレンズ4およびフォーカスレンズ5は平凸レンズに限られず、非球面レンズのように球面収差を補正したレンズであっても構わない。
また、レンズボディ1には、冷却水ホース接続部2、13が設けられている。レンズホルダ3の外周部、すなわちレンズホルダ3とレンズボディ1との間には流水路が設けられている。レンズボディ1には、冷却水ホース接続部2から冷却水を導入し、流水路を経由して、冷却水ホース接続部13から冷却水を排出することができる。これにより、流水路に冷却水を循環させ、レンズホルダ3を介して、間接的にコリメーションレンズ4とフォーカスレンズ5を冷却できる。これにより、コリメーションレンズ4やフォーカスレンズ5の、レーザ光LBによる熱レンズ効果を抑制できる。熱レンズ効果とは、熱変形によりレンズの焦点位置が変化する現象である。また、レンズボディ1やレンズホルダ3は、光ファイバの出射端面とコリメーションレンズ4とフォーカスレンズ5との光学的な位置関係を決定している。冷却水は、さらに、レンズホルダ3やレンズボディ1の熱膨張を抑えることができ、これらの光学的な位置関係が変化することによる焦点位置の変化も防止している。なお、冷却水は、レンズボディ1内に限らず、レーザ加工ヘッド50の内部全体を循環し、他の光学部材の熱による悪影響を防止しても良い。
(ボディケース6について)
ボディケース6には、サーボモータ14(第1の駆動部)と、タイミングベルト15(第1の伝達部材)と、タイミングベルトプーリー16(第1の回転部材)と、平行板17(第1の平行板)と、ホルダ18(第1のホルダ)とが設けられ、これらにより光学ユニット41(第1の光学ユニット)が構成される。平行板17は、両端がベアリングで保持された円筒状のホルダ18内に固定されている。ホルダ18の外周面にはタイミングベルトプーリー(図示せず)が設けられ、ホルダ18はタイミングベルト15を介してサーボモータ14によって回転される。具体的には、ホルダ18は、第1の回転軸を中心に回転され、第1の回転軸の方向は、レーザ加工ヘッド50から出力されるレーザ光の光軸の方向と同じである。サーボモータ14は、例えば、50Wのシリアルエンコーダ付きブラシレスDCサーボモータ、いわゆるACサーボモータである。
本実施の形態において、タイミングベルトプーリー16の回転と平行板17の回転との減速比は32:60であり、サーボモータ14の位置制御分解能は2048pprである。従って、第1の光学ユニット41の位置分解能は、4.2μmであり、レーザ光の照射位置の精度に対して十分な分解能である。また、レーザ光の照射位置の移動の最大速度は123m/分以上であり、レーザ溶接等のレーザ加工の実用上、十分な速度である。本実施の形態の運転条件設定は、最高出力回転速度14400°/秒、最大加速度300000°/秒としている。
さらに、ボディケース6には、サーボモータ21(第2の駆動部)と、タイミングベルト22(第2の伝達部材)と、タイミングベルトプーリー20(第2の回転部材)と、平行板19(第2の平行板)と、ホルダ7(第2のホルダ)とが設けられ、これらにより光学ユニット42(第2の光学ユニット)が構成される。平行板19は、両端がベアリングで保持された円筒状のホルダ7内に固定されている。ホルダ7の外周面にはタイミングベルトプーリー(図示せず)が設けられ、ホルダ7はタイミングベルト22を介してサーボモータ21によって回転される。具体的には、ホルダ7は、第2の回転軸を中心に回転され、第2の回転軸の方向は、レーザ加工ヘッド50から出力されるレーザ光の光軸の方向と同じである。サーボモータ21は、例えば、50Wのシリアルエンコーダ付きブラシレスDCサーボモータ、いわゆるACサーボモータである。
すなわち、光学ユニット41と光学ユニット42とは、同一の構成であり、個々の部品はすべて同一である。このようにすることで、2つの光学ユニット41,42の応答バランスが同じになり、制御を行いやすい。そして、光学ユニット41と光学ユニット42とは、第1の回転軸の方向と第2の回転軸の方向とが同じであり、かつ、ボディケース6内において、対称に配置されている。すなわち、第1の回転軸(および第2の回転軸)に鉛直な面に対して対称に配置されている。図1では、光学ユニット41と光学ユニット42とは、上下に対称に配置されている。このように配置すると、サーボモータ14とサーボモータ21とが同じ方向に回転した場合、平行板17の回転方向と平行板19の回転方向とは逆になる。また、平行板17を駆動するサーボモータ14の回転方向を逆転させることにより、平行板17の回転方向と平行板19の回転方向とを同じ方向に回転させることも可能である。
なお、レーザ加工ヘッド50の小型化と、レーザ加工ヘッド50のレーザ照射範囲を広くする点から、光学ユニット41と光学ユニット42とは、第1の回転軸と第2の回転軸とが一致するように配置することが望ましい。また、第1の回転軸および第2の回転軸の方向は、光ファイバから入射された時のレーザ光LBの光軸の方向と同じであることが好ましい。さらには、第1の回転軸および第2の回転軸は、光ファイバから入射された時のレーザ光LBの光軸と一致することがさらに好ましい。
次に、光学ユニット41、42によるレーザ光の挙動について説明する。
フォーカスレンズ5を通過したレーザ光は、平行板17を通過する際に2度(平行板17への入射時と平行板17からの出射時)屈折する。これにより、平行板17の板厚と、第1の回転軸に対する平行板17の取り付け角度である平行板17の傾斜角度と、平行板17の屈折率によって定まる量だけ、レーザ光は平行にシフトする。すなわち、平行板17に入射するレーザ光の光軸(第1の光軸)と、平行板17を出射したレーザ光の光軸(第2の光軸)とは、方向が同じであり、位置がずれている。これは、同様の構成である平行板19においても同様である。すなわち、平行板19に入射するレーザ光の光軸(第2の光軸)と、平行板19を出射したレーザ光の光軸(第3の光軸)とは、方向が同じであり、位置がずれている。本実施の形態の平行板17と平行板19は、合成石英製であって、板厚t=13mm、第1の回転軸(第2の回転軸)に対する傾斜角45°、屈折率は1.44963である。この場合、平行板17を通過したレーザ光(レーザ光の光軸)は、4.1mmシフトする。その後、レーザ光(レーザ光の光軸)は、平行板19を通過する際にも同様に、4.1mmシフトする。従って、本実施の形態におけるレーザ光の動作範囲は、半径が8.2mm、すなわち直径が16.4mmの円内である。
(ノズルユニット43について)
次に、レーザ加工ヘッド50の先端の構造について説明する。
図1に示すように、ボディケース6の先端付近にはノズルユニット43が接続され、ノズルユニット43の上部には保護ガラス25が固定されている。なお、ノズルユニット43は、ノズル保持部10に内側ノズル11と外側ノズル27とを設けたものである。ボディケース6の先端とは、レーザ光が出射される側の端部のことである。また、ノズルユニット43における、保護ガラス25よりも先端方向側では、保護ガラス26(保護部材)が設けられたシールドホルダ8が収納できる構造になっている。すなわち、シールドホルダ8はノズルユニット43に対して着脱可能であり、保護ガラス26がノズルユニット43に対して着脱可能であることでもある。
本実施の形態においては、保護ガラス25は直径φ=40mmであり、保護ガラス26は直径φ=30mmであり、共に合成石英製である厚さt=2mmのウインドウ材にARコートを施している。保護ガラス25は、図示しないネジリングによりレーザ加工ヘッド50(具体的にはノズルユニット43)に固定されている。
次に、図2を用いて、保護ガラス26とシールドホルダ8について具体的に説明する。保護ガラス26は、メンテナンス性を考慮し、レーザ光の光軸方向に対して直交する方向にスライドし、レーザ加工ヘッド50に対して着脱可能なシールドホルダ8に設けられている。保護ガラス26は、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50から取り外すことでレーザ加工ヘッド50外へ取り出され、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50へ取り付けることでレーザ加工ヘッド50内に配置される。図2の(a)は、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50から取り外した状態を示す図である。図2の(b)は、シールドホルダ8をレーザ加工ヘッド50へ取り付けた状態を示す図である。
さらに、図3を用いて、シールドホルダ8について説明する。図3の(a)は、保護ガラス26が設けられたシールドホルダ8の分解図であり、図3の(b)は、保護ガラス26が設けられたシールドホルダ8の組み立て図である。シールドホルダ8は、保護ガラス26を挟み込むように2つに分割された第1の部材23と第2の部材24とOリング28とで構成され、第1の部材23と第2の部材24とは、固定用のレバー9の操作により、容易に結合や分離ができる。保護ガラス26は、Oリング28の弾性変形力によって円周方向がシールドホルダ8に保持され、第1の部材23と第2の部材24とで挟み込むことにより軸方向に保持されている。レバー9を操作することで第1の部材23と第2の部材24とを容易に分離することができ、保護ガラス26の交換は、工具を使うことなく容易に行うことができる。
なお、保護ガラス25を設けず、レーザ加工ヘッド50に対して着脱可能な保護ガラス26のみを設けても構わない。しかし、この場合、レーザ加工ヘッド50を使用している通常の使用環境で保護ガラス26を交換すると、保護ガラス26を取り外した際、レーザ加工ヘッド50内に異物が入り平行板19等に付着する可能性がある。従って、本実施の形態のように、2つの保護ガラス25,26を設けることで、レーザ加工ヘッド50を使用している通常の使用環境で保護ガラス26を交換しても問題は生じず、また、利便性を高めることができ、好ましい。
次に、レーザ加工中の保護ガラス26へのスパッタや粉塵の付着の防止について図4および図5を用いて説明する。図4は、本実施の形態のノズルユニット43の断面図である。図5は、本実施の形態のオリフィス30の図である。
図1に示すレーザ加工ヘッド50において、保護ガラス26に対してレーザ光の出力端側には、内側ノズル11と外側ノズル27から構成された中空円錐台状のノズル32が設けられている。図4に示すように、ノズルユニット43は、シールドホルダ8と、ノズル保持部10と、内側ノズル11と、外側ノズル27とを有する。内側ノズル11と外側ノズル27とは、ノズル32の先端部付近で接している。内側ノズル11の先端部には、放射状に設けられた溝(切り欠き)により、開口部が形成されている。ノズル保持部10には、エアー供給口29が設けられており、ノズル保持部10の内部には、エアー供給口29と接続された環状の空間31(第1のガス経路)が設けられている。オリフィス30は、内側ノズル11に接するように、ノズル保持部10と外側ノズル27との間に挟まれて設けられている。また、オリフィス30は、空間31とつながっている。また、内側ノズル11と外側ノズル27とは、間に環状の空間33(第2のガス経路)が設けられるように組み合わされている。
ここで、オリフィス30について、図5を用いて具体的に説明する。図5の(a)に示すように、オリフィス30の内周の下方には、等間隔に溝が形成されている。また、図5の(b)に示すように、オリフィス30の側面は、全周において、中央が、上方および下方よりも内側に窪んでおり、内周の溝とつながっている。すなわち、図5の(a)、(b)さらには(c)に示すように、オリフィス30は、外周面35とオリフィス30の下方とをつなぐ穴34(第3のガス経路)を有している。穴34は、オリフィス30において等間隔に設けられており、図4に示す、空間31と空間33とをつなぐ、断面方向でL字形状の貫通孔である。具体的には、空間31とオリフィス30の外周の開口が接続されており、空間33とオリフィス30の下面の開口が接続されている。これにより、エアー供給口29から導入されたアシストガスはオリフィス30の穴34によって、空間31からほぼ均一に空間33に供給される。
そして、図4に示すように、内側ノズル11は、先端に切り欠きが設けられているため、外側ノズル27との接触部において、等間隔に開口部を有し、空間33からのアシストガスを環状に、かつ、ほぼ均一に噴出することができる。これにより、ノズルユニット43からは、レーザ加工ヘッド50の下方向に向かって、高速のエアージェットを噴出でき、レーザ加工におけるスパッタや粉塵がレーザ加工ヘッド50に侵入することを防ぐことができる。また、このエアージェットは、加工物に対して吹きつけられるため、加工物W加工点近傍に粉塵が停滞することを防止できる。粉塵は、レーザ光の反射や屈折や吸収を引き起こし、加工点でのレーザ出力を低下させる。なお、内側ノズル11と外側ノズル27は、ノズル保持部10により保持されている。
また、外側ノズル27の先端部はノズル保持部10に対して、着脱可能であり、消耗や損傷した場合には先端部だけを交換することが可能である。この構造により、ノズルのメンテナンスコストが低減される。
なお、先端部に溝を設けた内側ノズル11の最小径は、交換可能な外側ノズル27の最小径よりも大きく、外側ノズル27が内側ノズル11をカバーする構造である。この構造により、内側ノズル11の先端の溝部の損傷やスパッタの詰まりを防止することができる。
また、ノズル32の先端の開口は、平行板17、19が回転することによって変化するレーザ光の照射範囲よりも大きい。しかし、本実施の形態のレーザ加工ヘッド50のノズルユニット43であれば、アシストガスを高速に、下向きに、均一な環状で噴出するため、保護ガラス26へのスパッタや粉塵の付着を防止することができる。
また、オリフィス30と外側ノズル27とを一体に構成しても構わない。
本開示のレーザ加工ヘッドによれば、集光レンズへのスパッタや粉塵の付着を十分に防止でき、例えば、リモートレーザ加工等に用いるレーザ加工ヘッドとして産業上有用である。
1 レンズボディ
2,13 冷却水ホース接続部
3 レンズホルダ
4 コリメーションレンズ
5 フォーカスレンズ
6 ボディケース
7,18 ホルダ
8 シールドホルダ
9 レバー
10 ノズル保持部
11 内側ノズル
12 コネクタ
14,21 サーボモータ
15,22 タイミングベルト
16,20 タイミングベルトプーリー
17,19 平行板
23 第1の部材
24 第2の部材
25,26 保護ガラス
27 外側ノズル
28 Oリング
29 エアー供給口
30 オリフィス
31 空間
32 ノズル
33 空間
34 穴(第3のガス経路)
35 外周面
41,42 光学ユニット
43 ノズルユニット
50 レーザ加工ヘッド
W 加工物

Claims (8)

  1. レーザ光を平行化するコリメーションレンズと、
    平行化された前記レーザ光を集光するフォーカスレンズと、
    集光された前記レーザ光が透過するノズルユニットと、を備え、
    前記ノズルユニットは、
    前記レーザ光を透過させる保護部材と、
    前記保護部材を透過した前記レーザ光が通過する内側ノズルと、
    前記内側ノズルの外側に設けられた外側ノズルと、
    前記内側ノズルと前記外側ノズルとを保持するノズル保持部と、
    前記内側ノズルに接し、前記ノズル保持部と前記外側ノズルとの間に挟まれたオリフィスと、を有し、
    前記ノズル保持部には、前記ノズル保持部に設けられたエアー供給口と前記オリフィスとをつなぐ第1のガス経路が設けられ、
    前記オリフィスには、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの間に設けられた第2のガス経路と前記第1のガス経路とをつなぐ第3のガス経路が設けられ、
    前記ノズルユニットの先端付近には、前記第2のガス経路と接続された開口部が設けられているレーザ加工ヘッド。
  2. 前記第1のガス経路は、前記ノズル保持部の内部に設けられた環状の空洞である請求項1に記載のレーザ加工ヘッド。
  3. 前記オリフィスはリング状であり、
    前記第3のガス経路は、前記オリフィスに等間隔に複数設けられ、
    前記第3のガス経路は、前記オリフィスの側面と下面とをつなぐ貫通孔である請求項1または2に記載のレーザ加工ヘッド。
  4. 前記第2のガス経路は、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの間に設けられた環状の空洞である請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ加工ヘッド。
  5. 前記開口部は、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの境界に等間隔に複数設けられ、
    前記開口部は、前記内側ノズルに設けられた切り欠きである請求項1〜4のいずれかに記載のレーザ加工ヘッド。
  6. 前記保護部材は、前記ノズルユニットに対して着脱可能である請求項1〜5のいずれかに記載のレーザ加工ヘッド。
  7. 集光された前記レーザ光の第1の光軸を第2の光軸にシフトする第1の平行板と、
    前記第1の平行板を第1の回転軸を中心に回転させる第1の駆動部と、
    前記第2の光軸にシフトされた前記レーザ光の光軸を第3の光軸にシフトする第2の平行板と、
    前記第2の平行板を第2の回転軸を中心に回転させる第2の駆動部と、をさらに備え、
    前記第1の回転軸の方向と前記第2の回転軸の方向とは同一である請求項1〜6のいずれかに記載のレーザ加工ヘッド。
  8. 前記第1の平行板を保持する第1のホルダと、
    前記第1のホルダの外周面に設けられており前記第1のホルダを回転させる第1の回転部材と、
    前記第1の駆動部の駆動力を前記第1の回転部材に伝達する第1の伝達部材と、
    前記第2の平行板を保持する第2のホルダと、
    前記第2のホルダの外周面に設けられており前記第2のホルダを回転させる第2の回転部材と、
    前記第2の駆動部の駆動力を前記第2の回転部材に伝達する第2の伝達部材と、をさらに備え、
    前記第1の駆動部と、前記第1の平行板と、前記第1のホルダと、前記第1の回転部材と、前記第1の伝達部材とから第1の光学ユニットが構成され、
    前記第2の駆動部と、前記第2の平行板と、前記第2のホルダと、前記第2の回転部材と、前記第2の伝達部材とから第2の光学ユニットが構成され、
    前記第1の光学ユニットの形状と前記第2の光学ユニットの形状とは同じである請求項7に記載のレーザ加工ヘッド。
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