JPWO2015132861A1 - クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置及びプログラム - Google Patents

クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015132861A1
JPWO2015132861A1 JP2016505969A JP2016505969A JPWO2015132861A1 JP WO2015132861 A1 JPWO2015132861 A1 JP WO2015132861A1 JP 2016505969 A JP2016505969 A JP 2016505969A JP 2016505969 A JP2016505969 A JP 2016505969A JP WO2015132861 A1 JPWO2015132861 A1 JP WO2015132861A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
charge ratio
peak
correction
chromatogram
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016505969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6132067B2 (ja
Inventor
下村 学
学 下村
かおり 田中
かおり 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2015132861A1 publication Critical patent/JPWO2015132861A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6132067B2 publication Critical patent/JP6132067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/86Signal analysis
    • G01N30/8658Optimising operation parameters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/72Mass spectrometers
    • G01N30/7233Mass spectrometers interfaced to liquid or supercritical fluid chromatograph
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/86Signal analysis
    • G01N30/8624Detection of slopes or peaks; baseline correction
    • G01N30/8631Peaks
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/86Signal analysis
    • G01N30/8675Evaluation, i.e. decoding of the signal into analytical information
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/0027Methods for using particle spectrometers
    • H01J49/0031Step by step routines describing the use of the apparatus
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/0027Methods for using particle spectrometers
    • H01J49/0036Step by step routines describing the handling of the data generated during a measurement

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Library & Information Science (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)

Abstract

クロマトグラフ質量分析装置用のデータ処理装置において、目的質量電荷比におけるマスクロマトグラムで目的成分由来の目的ピークの強度が閾値以上である場合に、該ピークの出現時刻に対応したマススペクトル上で前記閾値未満のピークの質量電荷比を補正用質量電荷比とし(S13)、前記目的ピーク中で信号強度が閾値を超えない時刻におけるマススペクトルを取得し(S14)該スペクトル上の目的質量電荷比の強度を同スペクトル上における補正用質量電荷比の強度で除した感度係数を算出し(S15)、補正用質量電荷比におけるマスクロマトグラムを作成し(S16)、それに前記感度係数を乗算することにより補正マスクロマトグラムを作成する(S17)。これにより、目的質量電荷比における信号の歪みや飽和のないマスクロマトグラムを得ることができる。

Description

本発明は、液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフなどのクロマトグラフと質量分析装置とを連結して成るクロマトグラフ質量分析装置用のデータ処理装置及びプログラムに関する。
クロマトグラフ質量分析装置では、クロマトグラフによって試料中の各成分を時間的に分離すると共に、該クロマトグラフから溶出される各成分を質量分析装置で順次分析してマススペクトルを取得することにより、時間、質量電荷比、及び信号強度(出力電圧など)の三つの軸から成る三次元データを取得する(例えば特許文献1を参照)。クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置では、こうした三次元データ上に出現するピークを検出し、予め設定された同定テーブルを参照してピーク位置(保持時間及び質量電荷比)から該ピークに対応する物質を同定する。また、前記三次元データから、定量しようとする目的成分に特有の質量電荷比についてのマスクロマトグラム(すなわち特定の質量電荷比について横軸に時間、縦軸に信号強度をとったグラフ)を作成し、該マスクロマトグラム上で前記目的成分の保持時間に出現しているピークの高さや面積を測定する。そして、予め標準試料等を測定した結果により作成してあるピーク面積値と目的化合物の濃度(含有量)との関係を示す検量線を参照し、目的化合物の濃度や量を算出する。
こうしたデータ処理装置では、一般に、A/D変換器を含む信号処理回路のハードウエア上での制約から処理可能な信号の大きさに限界があり、上限以上又は下限以下の大きさの信号が入力されても正確な演算処理を実行することができない。
また、こうした信号処理上での限界とは別に、質量分析装置によるイオン検出には、その信号のレベルによって検出結果の信頼度が相違するという問題がある。例えば、試料中の成分濃度が低すぎると検出信号におけるノイズの影響により定量精度が悪化し、その反対に成分濃度が高すぎると検出信号の非直線性が顕著になって、やはり定量精度が悪化してしまう。そのため、従来のクロマトグラフ質量分析装置における分析は、試料中の成分濃度が所定の範囲(ダイナミックレンジ)内となるように、試料を適宜希釈して行っていた。
特開2010-096642号公報([0002])
試料中に複数の目的成分が存在する場合において、それら複数の目的成分の濃度が大きく異ならない場合には、全目的成分がダイナミックレンジに収まるように試料の濃度や検出器の感度などを設定すればよい。しかし、目的成分間の濃度差が大きい場合、それらについてどのような設定を行っても、最小濃度の成分(不純物)を正しく検出しようとすると最大濃度の成分(主成分)の信号が歪み又は飽和してしまい、最大濃度の成分(主成分)を正しく検出しようとすると最小濃度の成分(不純物)がノイズに埋もれてしまい、いずれも正しい分析を行うことができない。
そのため、従来は、濃度が異なる複数の試料を用意してそれぞれ分析を行い、得られた結果に希釈率の補正を行うことで各目的成分の濃度(又はそれらの濃度比)を求めていた。しかし、この方法は測定に要する時間が長くなるため非効率である。
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、検出信号のノイズ及び非直線性の影響を受けることなく目的成分の定量を行うことができるクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために成された第1発明に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置は、
目的成分の定量に用いる目的質量電荷比を含む質量電荷比範囲について取得されたマススペクトルの時間変化に基づいてクロマトグラムを作成するクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置であって、
a)前記目的質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第一マスクロマトグラムを作成する第一マスクロマトグラム作成手段と、
b)前記第一マスクロマトグラム上の前記目的成分に対応するピークである目的ピークのピークトップの信号強度が予め定められた閾値以上である場合に、前記ピークトップの出現時刻に対応したマススペクトル上で、前記閾値未満の信号強度を示すピークの質量電荷比を補正用質量電荷比として決定する補正用質量電荷比決定手段と、
c)前記目的ピーク中で信号強度が前記閾値を超えない時刻におけるマススペクトルである補正用マススペクトルを取得する補正用マススペクトル取得手段と、
d)前記補正用マススペクトル上における前記目的質量電荷比の信号強度を該補正用マススペクトル上における前記補正用質量電荷比の信号強度で除した感度係数を算出する感度係数算出手段と、
e)前記補正用質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第二マスクロマトグラムを作成する第二マスクロマトグラム作成手段と、
f)前記第二マスクロマトグラムに前記感度係数を乗算することにより補正マスクロマトグラムを作成する補正マスクロマトグラム作成手段と、
を有することを特徴としている。
ある成分(化合物)に由来し質量電荷比が相違する複数種のイオンについてそれぞれマスクロマトグラムを作成すると、いずれもその成分が出現する時刻(つまり保持時間)付近にクロマトグラムピークが現れ、更に、そのクロマトグラムピークの形状は(信号に歪みや飽和がない限り)互いに相似形となる。なお、ここでいう相似形とは、あるクロマトグラムが別のクロマトグラムを縦軸(強度軸)方向に拡大又は縮小した形状であることを意味する。そこで、本発明に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置では、補正用マススペクトル上における目的質量電荷比の信号強度を該補正用マススペクトル上における補正用質量電荷比の信号強度で除した感度係数を算出すると共に、目的成分に由来するイオンの質量電荷比であって歪みや飽和の影響のない質量電荷比(すなわち補正用質量電荷比)に関するマスクロマトグラムに前記感度係数を乗算することにより補正マスクロマトグラムを作成する。感度係数は、目的質量電荷比と補正用質量電荷比における信号強度の比に相当するため、補正用質量電荷比について取得したマスクロマトグラムに該感度係数を乗算することにより、目的質量電荷比における本来の(すなわち歪みや飽和の影響のない)マスクロマトグラムを得ることができる。従って、前記補正マスクロマトグラムを用いて目的成分の保持時間付近に出現するピークの高さ又は面積を求めることにより、正確な定量結果を得ることができる。
また、上記課題を解決するために成された第2発明に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置は、
目的成分の定量に用いる目的質量電荷比を含む質量電荷比範囲について取得されたマススペクトルの時間変化に基づいてクロマトグラムを作成するクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置であって、
a)前記目的質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第一マスクロマトグラムを作成する第一マスクロマトグラム作成手段と、
b)前記第一マスクロマトグラム上の前記目的成分に対応するピークである目的ピークのピークトップの信号強度が予め定められた閾値以上である場合に、前記ピークトップの出現時刻に対応したマススペクトル上で、前記閾値未満の信号強度を示すピークの質量電荷比を補正用質量電荷比として決定する補正用質量電荷比決定手段と、
c)前記目的ピーク中で信号強度が前記閾値を超えない時刻におけるマススペクトルである補正用マススペクトルを取得する補正用マススペクトル取得手段と、
d)前記補正用マススペクトル上における前記目的質量電荷比の信号強度を該補正用マススペクトル上における前記補正用質量電荷比の信号強度で除した感度係数を算出する感度係数算出手段と、
e)前記補正用質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第二マスクロマトグラムを作成する第二マスクロマトグラム作成手段と、
f)前記目的ピークと同一の時刻に出現する前記第二マスクロマトグラム上のピークである対応ピークの高さ又は面積を算出する対応ピーク高さ・面積算出手段と、
g)前記対応ピークの高さ又は面積に前記補正係数を乗算することにより補正ピーク高さ又は補正ピーク面積を算出する補正ピーク高さ・面積算出手段と、
を有することを特徴としている。
上記の通り、感度係数は、補正用質量電荷比の信号強度に対する目的質量電荷比の信号強度の比に相当する。そのため、補正用質量電荷比に関するマスクロマトグラム上で目的成分の保持時間(すなわち前記目的ピークの出現時刻)付近に現れるピーク(対応ピーク)の高さ又は面積を導出し、その値に前記感度係数を乗算することにより、目的質量電荷比における本来の(すなわち歪みや飽和の影響のない)ピーク高さ又はピーク面積(すなわち補正ピーク高さ又は補正ピーク面積)を求めることができる。
以上の通り、第1発明又は第2発明に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置によれば、目的質量電荷比におけるマスクロマトグラムに歪みや飽和が生じた場合であっても、歪みや飽和が生じていない補正用質量電荷比についてのマスクロマトグラムを利用して、目的質量電荷比における本来のマスクロマトグラムを作成したり、目的質量電荷比における本来のピーク高さ又はピーク面積を求めたりすることができる。
そのため、従来希釈が必要であった高濃度試料であっても希釈することなく正確な定量値を求めることができ、分析の省力化を図ることができる。また、濃度の高い主成分と濃度の低い不純物等が混合した試料を測定する場合には、不純物等を解析可能なように試料全体の濃度を高く(希釈率を小さく)することができる。このように試料全体の濃度を高くすることで、主成分に対応するマスクロマトグラムに歪みや飽和が生じたとしても、上記のようにその影響を排除することができるため、1回の分析で且つ1台の検出器を用いて、主成分と不純物等の双方に対して、検出信号のノイズ(歪み)及び非直線性(飽和)の影響を受けることなくデータ処理を行うことができる。
実施例1に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置を含む試料分析システムの概略構成図。 同実施例における定量用プログラムによる処理の手順を示すフローチャート。 LC−MSによる分析で得られる三次元データの模式図。 第一マスクロマトグラムの一例を示す図。 補正用質量電荷比の決定方法を説明する図 補正用マススペクトルの一例を示す図。 第二マスクロマトグラムの一例を示す図。 補正マスクロマトグラムの一例を示す図。 実施例2に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置を含む試料分析システムの概略構成図。 同実施例における定量用プログラムによる処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について実施例を挙げて説明する。なお、以下ではクロマトグラフとして液体クロマトグラフを用いる場合を例に説明するが、ガスクロマトグラフを用いる場合でも同様である。
図1は本実施例に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置を含んで成る試料分析システムの概略構成図である。この試料分析システムは、液体試料中の含有成分を時間的に分離する液体クロマトグラフ(LC)11と、分離された各成分を所定の質量電荷比範囲で分析する質量分析装置(MS)12とを接続して成る液体クロマトグラフ質量分析装置(LC−MS)10、LC−MS10に接続されたシステムコントローラ20、及び該システムコントローラ20を介してLC−MS10から出力されるデータを処理するデータ処理装置30を備えている。
データ処理装置30の実体は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータであり、中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)31にメモリ32、キーボードやマウス等から成る入力部33、LCD(Liquid Crystal Display)等から成る表示部34、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置から成る記憶部40が互いに接続されている。記憶部40には、OS(Operating System)41、定性用プログラム42、及び定量用プログラム43(本発明に係るプログラム)が記憶されると共に、データ記憶部44が設けられている。データ処理装置30は、更に、外部装置との直接的な接続や、外部装置等とのLAN(Local Area Network)などのネットワークを介した接続を司るためのインターフェース(I/F)35を備えており、該インターフェース35よりネットワークケーブルNW(又は無線LAN)を介してLC−MS10に接続されている。
図1においては、定量用プログラム43に係るように、クロマトグラム作成部51、ピーク強度判定部52、スペクトル取得部53、補正用質量電荷比決定部54、感度係数算出部55、クロマトグラム補正部56、及びピーク高さ・面積計測部57が示されている。これらはいずれも基本的にはCPU31が定量用プログラム43を実行することによりソフトウェア的に実現される機能手段である。なお、定量用プログラム43は必ずしも単体のプログラムである必要はなく、例えばLC−MS10を制御するためのプログラムの一部に組み込まれた機能であってもよく、その形態は特に問わない。
本実施例の試料分析システムによる試料分析では、LC11によって試料中の各成分が時間的に分離され、該LC11からの溶離液に対してMS12が予め定められた質量電荷比範囲に亘るスキャン測定を一定周期で繰り返し実行する。MS12からの検出信号は、システムコントローラ20を介して順次データ処理装置30に送られ、データ記憶部44に記憶される。これにより、データ記憶部44には前記試料の分析結果として、時間、質量電荷比、及び信号強度の三軸から成る三次元データが格納されることとなる。
定性用プログラム42は、この三次元データ上に出現するピークを検出し、記憶部40に予め記憶された同定テーブルを参照してピーク位置(保持時間及び質量電荷比)から該ピークに対応する物質を同定する。
続いて、定性用プログラム42により同定された試料中の成分の濃度や量を、定量用プログラム43が前記三次元データに基づいて算出する。以下、このときの定量用プログラム43による処理について図2のフローチャートを参照しつつ説明を行う。
まず、定量用プログラム43のクロマトグラム作成部51が、目的成分の定量に用いる質量電荷比として予め定められた目的質量電荷比M1に関する測定データを前記三次元データから抽出することにより、該目的質量電荷比M1に関するマスクロマトグラムを作成する(ステップS11)。このマスクロマトグラムを以下、第一マスクロマトグラムと呼ぶ。なお、前記目的質量電荷比M1は、ユーザが入力部33を用いて設定するようにしてもよく、あるいは前記同定テーブルに各化合物の定量に用いる質量電荷比を記載しておき、装置側で目的成分である化合物に対応した前記質量電荷比の値を該同定テーブルから読み出して前記目的質量電荷比M1として自動的に設定するようにしてもよい。
続いて、ピーク強度判定部52が前記第一マスクロマトグラム上で前記目的成分に対応するピーク(目的ピーク)のピークトップの値が閾値I以上であるか否かを判定する(ステップS12)。なお、前記閾値Iは、検出信号が非直線性の影響を受けない範囲(検出信号に歪みや飽和が生じない範囲)でできるだけ高い値に設定され、予め記憶部40に記憶されている。前記目的ピークの値が閾値I未満であった場合、検出信号は非直線性の影響を受けないため、後述するクロマトグラムの補正を行わなくても前記第一マスクロマトグラム上におけるピークの高さや面積から正しい定量値を求めることができる。そのため、この場合には、ステップS18に進み、ピーク高さ・面積計測部57によって第一マスクロマトグラム上の前記目的ピークの高さ又は面積を計測する(ステップS18)。
一方、前記目的ピークの値が閾値I以上であった場合は、検出信号が非直線性の影響を受けるため、第一マスクロマトグラム上における目的ピークの高さや面積から正しい定量値を求めることはできない。例えば、図3に示す三次元データの場合、目的質量電荷比M1についてのマスクロマトグラム(すなわち第一マスクロマトグラム)として、図4のようなクロマトグラムが得られる。このクロマトグラムでは、目的ピークの値が閾値Iを超えて飽和しているため、ピークトップ付近で波形に歪みが生じている。そのため、該目的ピークの高さ及び面積は試料中における目的成分の濃度を正しく反映したものとなっていない。そこで、本実施例における定量用プログラム43では、こうした場合にステップS13〜S17による補正処理を行って、目的質量電荷比M1における歪みや飽和の影響のないクロマトグラム(補正マスクロマトグラム)を作成する。
そのために、まずスペクトル取得部53が目的成分の保持時間t1(すなわち第一マスクロマトグラムにおける目的ピークのピークトップに相当する時刻)におけるマススペクトルを前記三次元データから抽出する。これにより、図5に示すようなマススペクトルが得られる。続いて、補正用質量電荷比決定部54が該マススペクトル上において閾値I未満で最も信号強度の大きいピークを探索し、該ピークの質量電荷比を補正用質量電荷比M2として決定する(ステップS13)。
その後、スペクトル取得部53が、第一マススペクトル上の目的ピークにおいて信号強度が閾値Iを超えない時刻(例えば該ピークの裾野部分に相当する時刻)t2におけるマススペクトルを前記三次元データから抽出する(ステップS14)。以下、このマススペクトルを補正用マススペクトルと呼ぶ。補正用マススペクトルの一例を図6に示す。
続いて、感度係数算出部55が、前記補正用マススペクトル上における目的質量電荷比M1の信号強度Iを、同マススペクトル上における補正用質量電荷比M2の信号強度Iで除することにより、感度係数Kを算出する(ステップS15)。
次に、クロマトグラム作成部51が、前記三次元データに基づき、補正用質量電荷比M2に関するマスクロマトグラムを作成する(ステップS16)。このマスクロマトグラムを以下、第二マスクロマトグラムと呼ぶ。第二マスクロマトグラムの一例を図7に示す。第二マスクロマトグラムは第一マスクロマトグラムと同一の成分(すなわち目的成分)に由来する質量電荷比について作成されたものであるため、該目的成分の保持時間t1付近にピークを有し、そのピーク形状は目的質量電荷比M1において信号の歪みや飽和がなかった場合のピーク形状と相似形となる。
クロマトグラム補正部56は、この第二マスクロマトグラムに上述の感度係数Kを乗算することにより、補正マスクロマトグラムを作成する(ステップS17)。補正マスクロマトグラムの一例を図8に示す。感度係数Kは目的質量電荷比M1と補正用質量電荷比M2における信号強度の比(I/I)に相当するため、前記第二マスクロマトグラム(補正用質量電荷比M2に関するマスクロマトグラム)に該感度係数Kを乗算して得られた前記補正マスクロマトグラムは、目的質量電荷比M1における本来の(すなわち歪みや飽和の影響のない)マスクロマトグラムとなる。
続いて、ピーク高さ・面積計測部57が前記補正マスクロマトグラム上で目的成分の保持時間t1付近に現れるピークの高さ又は面積を計測する(ステップS18)。上述の通り、補正マスクロマトグラムは信号の歪みや飽和の影響のないマスクロマトグラムであるため、該マスクロマトグラムから求められたピークの高さ及び面積は試料中における目的成分の濃度を正しく反映したものとなる。
なお、試料中の複数の目的成分について定量を行う場合は、上記のステップS11〜S18の処理を該目的成分の数だけ繰り返し実行する。本実施例に係る試料分析システムによれば、前記複数種類の目的成分の濃度が大きく異なっている場合であっても、従来のように試料を異なる濃度で希釈した上でLC−MSによる分析を行う必要がないため、測定に要する時間と手間を軽減することができる。
以下、本発明の第二の実施例について、図9及び図10を参照しつつ説明を行う。図9は本実施例に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置30aを含んで成る試料分析システムの概略構成図である。本実施例に係る試料分析システムは定量用プログラム43aの機能ブロックとして、上述のクロマトグラム補正部56及びピーク高さ・面積計測部57に代えて、対応ピーク高さ・面積計測部58及びピーク高さ・面積補正部59を有する点以外は、実施例1と同様である(以下、実施例1に係るシステムと共通する構成については同一符号を付し、適宜説明を省略する)。
上述の実施例1に係る試料分析システムでは、補正用質量電荷比M2におけるマスクロマトグラム(第二マスクロマトグラム)を補正することで目的質量電荷比M1における本来の(すなわち歪みや飽和の影響のない)マスクロマトグラム(補正マスクロマトグラム)を作成し、その後に該補正マスクロマトグラムに基づいてピークの高さ又は面積を計測した。これに対し、本実施例に係る質量分析システムでは、まず補正用質量電荷比M2におけるマスクロマトグラム(第二マスクロマトグラム)に基づいてピークの高さ又は面積を計測し、その値を補正することにより目的質量電荷比M1における本来のピーク高さ又は面積を算出する。以下、本実施例における定量用プログラム43aによる処理について図10のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、実施例1のステップS11〜S16と同様にして、第一マスクロマトグラムの作成(ステップS21)、目的ピークの強度が閾値以上か否かの判定(ステップS22)、補正用質量電荷比の決定(ステップS23)、補正用マススペクトルの取得(ステップS24)、感度係数の算出(ステップS25)、及び第二マスクロマトグラムの作成(ステップS26)を行う。
その後、対応ピーク高さ・面積計測部58が、ステップS26で作成された第二マスクロマトグラム上で目的成分の保持時間t1付近に存在するピーク(対応ピーク)の高さ又は面積を計測する(ステップS27)。
続いて、ピーク高さ・面積補正部59がステップS27で得られた計測値にステップS25で算出した感度係数Kを乗算することにより、補正ピーク高さ・面積を算出する(ステップS28)。感度係数Kは目的質量電荷比M1と補正用質量電荷比M2における信号強度の比(I/I)であるため、これを上記のように補正用質量電荷比M2のマスクロマトグラム(第二クロマトグラム)について求められたピークの高さや面積の計測値に乗算することにより、目的質量電荷比M1における本来の(すなわち歪みや飽和の影響を受けない)ピークの高さや面積を求めることができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明を行ったが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲で適宜変更が許容されるものである。例えば、上記実施例1及び実施例2では、ステップS11〜S18及びステップS21〜S28の処理をLC−MS10による試料測定が完了した後に行うものとして説明を行ったが、これに限らず、これらのステップにおける処理の一部又は全部をLC−MS10による試料測定と並行して実行するようにしてもよい。
また、上記の実施例1及び実施例2では、目的成分の保持時間t1におけるマススペクトル上において閾値I未満で最大の信号強度を示すピークの質量電荷比を補正用質量電荷比としたが、補正用質量電荷比の決定方法はこれに限定されない。例えば、前記マススペクトル上において信号強度が閾値I未満のピークを表示部34に表示し、その中から適当なものを入力部33からユーザに選択させたり、閾値I以下であって且つノイズと区別可能な信号強度の下限値よりも大きなピークの中から所定の基準を満たすピークを装置側で自動的に選択したりするようにしてもよい。
10…液体クロマトグラフ質量分析装置(LC−MS)
11…液体クロマトグラフ(LC)
12…質量分析装置(MS)
20…システムコントローラ
30、30a…データ処理装置
31…CPU
32…メモリ
33…入力部
34…表示部
35…インターフェース
40…記憶部
41…OS
42…定性用プログラム
43、43a…定量用プログラム
44…データ記憶部
51…クロマトグラム作成部
52…ピーク強度判定部
53…スペクトル取得部
54…補正用質量電荷比決定部
55…感度係数算出部
56…クロマトグラム補正部
57…ピーク高さ・面積計測部
58…対応ピーク高さ・面積計測部
59…ピーク高さ・面積補正部
また、上記課題を解決するために成された第2発明に係るクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置は、
目的成分の定量に用いる目的質量電荷比を含む質量電荷比範囲について取得されたマススペクトルの時間変化に基づいてクロマトグラムを作成するクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置であって、
a)前記目的質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第一マスクロマトグラムを作成する第一マスクロマトグラム作成手段と、
b)前記第一マスクロマトグラム上の前記目的成分に対応するピークである目的ピークのピークトップの信号強度が予め定められた閾値以上である場合に、前記ピークトップの出現時刻に対応したマススペクトル上で、前記閾値未満の信号強度を示すピークの質量電荷比を補正用質量電荷比として決定する補正用質量電荷比決定手段と、
c)前記目的ピーク中で信号強度が前記閾値を超えない時刻におけるマススペクトルである補正用マススペクトルを取得する補正用マススペクトル取得手段と、
d)前記補正用マススペクトル上における前記目的質量電荷比の信号強度を該補正用マススペクトル上における前記補正用質量電荷比の信号強度で除した感度係数を算出する感度係数算出手段と、
e)前記補正用質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第二マスクロマトグラムを作成する第二マスクロマトグラム作成手段と、
f)前記目的ピークと同一の時刻に出現する前記第二マスクロマトグラム上のピークである対応ピークの高さ又は面積を算出する対応ピーク高さ・面積算出手段と、
g)前記対応ピークの高さ又は面積に前記感度係数を乗算することにより補正ピーク高さ又は補正ピーク面積を算出する補正ピーク高さ・面積算出手段と、
を有することを特徴としている。
データ処理装置30の実体は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータであり、中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)31にメモリ32、キーボードやマウス等から成る入力部33、LCD(Liquid Crystal Display)等から成る表示部34、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置から成る記憶部40が互いに接続されている。記憶部40には、OS(Operating System)41、定性用プログラム42、及び定量用プログラム43(本発明に係るプログラム)が記憶されると共に、データ記憶部44が設けられている。データ処理装置30は、更に、外部装置との直接的な接続や、外部装置等とのLAN(Local Area Network)などのネットワークを介した接続を司るためのインターフェース(I/F)35を備えており、該インターフェース35よりネットワークケーブルNW(又は無線LAN)を介してシステムコントローラ20に接続されている。
上述の実施例1に係る試料分析システムでは、補正用質量電荷比M2におけるマスクロマトグラム(第二マスクロマトグラム)を補正することで目的質量電荷比M1における本来の(すなわち歪みや飽和の影響のない)マスクロマトグラム(補正マスクロマトグラム)を作成し、その後に該補正マスクロマトグラムに基づいてピークの高さ又は面積を計測した。これに対し、本実施例に係る試料分析システムでは、まず補正用質量電荷比M2におけるマスクロマトグラム(第二マスクロマトグラム)に基づいてピークの高さ又は面積を計測し、その値を補正することにより目的質量電荷比M1における本来のピーク高さ又は面積を算出する。以下、本実施例における定量用プログラム43aによる処理について図10のフローチャートを参照しつつ説明する。
続いて、ピーク高さ・面積補正部59がステップS27で得られた計測値にステップS25で算出した感度係数Kを乗算することにより、補正ピーク高さ・面積を算出する(ステップS28)。感度係数Kは目的質量電荷比M1と補正用質量電荷比M2における信号強度の比(I/I)であるため、これを上記のように補正用質量電荷比M2のマスクロマトグラム(第二マスクロマトグラム)について求められたピークの高さや面積の計測値に乗算することにより、目的質量電荷比M1における本来の(すなわち歪みや飽和の影響を受けない)ピークの高さや面積を求めることができる。

Claims (4)

  1. 目的成分の定量に用いる目的質量電荷比を含む質量電荷比範囲について取得されたマススペクトルの時間変化に基づいてクロマトグラムを作成するクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置であって、
    a)前記目的質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第一マスクロマトグラムを作成する第一マスクロマトグラム作成手段と、
    b)前記第一マスクロマトグラム上の前記目的成分に対応するピークである目的ピークのピークトップの信号強度が予め定められた閾値以上である場合に、前記ピークトップの出現時刻に対応したマススペクトル上で、前記閾値未満の信号強度を示すピークの質量電荷比を補正用質量電荷比として決定する補正用質量電荷比決定手段と、
    c)前記目的ピーク中で信号強度が前記閾値を超えない時刻におけるマススペクトルである補正用マススペクトルを取得する補正用マススペクトル取得手段と、
    d)前記補正用マススペクトル上における前記目的質量電荷比の信号強度を該補正用マススペクトル上における前記補正用質量電荷比の信号強度で除した感度係数を算出する感度係数算出手段と、
    e)前記補正用質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第二マスクロマトグラムを作成する第二マスクロマトグラム作成手段と、
    f)前記第二マスクロマトグラムに前記感度係数を乗算することにより補正マスクロマトグラムを作成する補正マスクロマトグラム作成手段と、
    を有することを特徴とするクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置。
  2. 目的成分の定量に用いる目的質量電荷比を含む質量電荷比範囲について取得されたマススペクトルの時間変化に基づいてクロマトグラムを作成するクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置であって、
    a)前記目的質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第一マスクロマトグラムを作成する第一マスクロマトグラム作成手段と、
    b)前記第一マスクロマトグラム上の前記目的成分に対応するピークである目的ピークのピークトップの信号強度が予め定められた閾値以上である場合に、前記ピークトップの出現時刻に対応したマススペクトル上で、前記閾値未満の信号強度を示すピークの質量電荷比を補正用質量電荷比として決定する補正用質量電荷比決定手段と、
    c)前記目的ピーク中で信号強度が前記閾値を超えない時刻におけるマススペクトルである補正用マススペクトルを取得する補正用マススペクトル取得手段と、
    d)前記補正用マススペクトル上における前記目的質量電荷比の信号強度を該補正用マススペクトル上における前記補正用質量電荷比の信号強度で除した感度係数を算出する感度係数算出手段と、
    e)前記補正用質量電荷比における信号強度の時間変化を示す第二マスクロマトグラムを作成する第二マスクロマトグラム作成手段と、
    f)前記目的ピークと同一の時刻に出現する前記第二マスクロマトグラム上のピークである対応ピークの高さ又は面積を算出する対応ピーク高さ・面積算出手段と、
    g)前記対応ピークの高さ又は面積に前記補正係数を乗算することにより補正ピーク高さ又は補正ピーク面積を算出する補正ピーク高さ・面積算出手段と、
    を有することを特徴とするクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置。
  3. 前記補正用質量電荷比決定手段が、信号強度が前記閾値未満であるピークの中で最大の信号強度を示すピークの質量電荷比を前記補正用質量電荷比として決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のクロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置。
  4. コンピュータを請求項1〜3のいずれかに記載の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2016505969A 2014-03-03 2014-03-03 クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置及びプログラム Active JP6132067B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/055288 WO2015132861A1 (ja) 2014-03-03 2014-03-03 クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015132861A1 true JPWO2015132861A1 (ja) 2017-03-30
JP6132067B2 JP6132067B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=54054703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016505969A Active JP6132067B2 (ja) 2014-03-03 2014-03-03 クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10488376B2 (ja)
JP (1) JP6132067B2 (ja)
WO (1) WO2015132861A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019070547A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 日本電子株式会社 質量分析データ処理装置及び質量分析データ処理方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10732156B2 (en) * 2014-04-28 2020-08-04 Dh Technologies Development Pte. Ltd. Multi-trace quantitation
JP6730140B2 (ja) * 2015-11-20 2020-07-29 株式会社日立ハイテクサイエンス 発生ガス分析方法及び発生ガス分析装置
US11209406B2 (en) 2016-05-02 2021-12-28 Shimadzu Corporation Data processing device
US11940429B2 (en) 2018-05-02 2024-03-26 Waters Technologies Corporation Methods for authenticating botanicals using a marker compound's related chromatographic profile and mass spectral profile jointly
EP3805748A4 (en) * 2018-05-30 2021-06-23 Shimadzu Corporation SPECTRAL DATA PROCESSING DEVICE AND ANALYSIS DEVICE
CN109696500B (zh) * 2019-01-29 2021-07-09 中国药科大学 采用高效液相色谱法测定目标杂质校正因子的方法及应用
CN112946058A (zh) * 2019-12-10 2021-06-11 中国科学院大连化学物理研究所 一种用于光电离质谱的信号校正的方法
CN116106396B (zh) * 2023-04-13 2023-06-27 杭州汇健科技有限公司 质谱数据的全谱拟合动态校正方法、装置、介质及质谱仪

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005077094A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Shimadzu Corp クロマトグラフ質量分析装置
WO2013061466A1 (ja) * 2011-10-28 2013-05-02 株式会社島津製作所 質量分析装置を用いた定量分析方法及び質量分析装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7038197B2 (en) * 2001-04-03 2006-05-02 Micromass Limited Mass spectrometer and method of mass spectrometry
JP5205208B2 (ja) 2008-10-17 2013-06-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ 質量分析データ処理システム
JP5590145B2 (ja) * 2010-11-30 2014-09-17 株式会社島津製作所 質量分析データ処理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005077094A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Shimadzu Corp クロマトグラフ質量分析装置
WO2013061466A1 (ja) * 2011-10-28 2013-05-02 株式会社島津製作所 質量分析装置を用いた定量分析方法及び質量分析装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019070547A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 日本電子株式会社 質量分析データ処理装置及び質量分析データ処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10488376B2 (en) 2019-11-26
JP6132067B2 (ja) 2017-05-24
US20170067865A1 (en) 2017-03-09
WO2015132861A1 (ja) 2015-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6132067B2 (ja) クロマトグラフ質量分析装置用データ処理装置及びプログラム
WO2015029254A1 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置及び方法
JP6036304B2 (ja) クロマトグラフ質量分析用データ処理装置
JP5590145B2 (ja) 質量分析データ処理装置
CN108603867B (zh) 峰检测方法以及数据处理装置
US10739322B2 (en) In-waveform peak end point detecting method and detecting device
JP6152301B2 (ja) 定量方法およびプログラム
WO2019176658A1 (ja) クロマトグラフィー質量分析方法およびクロマトグラフ質量分析装置
Asnin Peak measurement and calibration in chromatographic analysis
JP5211753B2 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置
JPWO2014087770A1 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置及びデータ処理方法
JP6256162B2 (ja) 信号波形データ処理装置
WO2015015555A1 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置及びデータ処理方法
JP6226823B2 (ja) クロマトグラフ質量分析装置及びその制御方法
JP6048373B2 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置及びデータ処理方法
JP2015224889A (ja) 定量用データ処理装置
EP3137891B1 (en) Multi-trace quantitation
JP6269803B2 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置及び方法
JPH09269319A (ja) 定量分析用データ処理装置
CN115219618B (zh) 一种噪声处理方法、装置、液质联用仪及可读存储介质
TW202043767A (zh) 解析方法、解析裝置、解析程式、及標準形狀之生成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170403

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6132067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151