JPWO2015111706A1 - 自動車の車体製造方法および車体構造 - Google Patents

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Abstract

第1工程で金属管を三次元曲げ加工してルーフサイドレール(12)およびAピラーアッパー(16)を一体に製造し、第2工程で溶接治具(45,46)上でルーフサイドレール(12)およびAピラーアッパー(16)に対して、Aピラーロア(17)の上端と最後尾のピラー(20,20′)の上端とを上下方向および車幅方向に位置決めするとともに、中間のピラー(19)の上端を車幅方向に位置決めし、第3工程でAピラーロア(17)の上端と中間のピラー(19)の上端と最後尾のピラー(20,20′)の上端とをルーフサイドレール(12)およびAピラーアッパー(16)にガセット(21,23,25,27)を介して溶接する。第3工程において、中間のピラー(19)の上端をルーフサイドレール(12)に接続するガセット(23)は、中間のピラー(19)の上端に対して上下方向に位置調整可能とする。

Description

本発明は、金属管を三次元曲げ加工で曲げ成形してAピラーアッパーおよびルーフサイドレールが一体に連続する上部フレームを製造し、溶接治具上で上部フレームに対してAピラーロアの上端、中間のピラーの上端および最後尾のピラーの上端を溶接する自動車の車体製造方法および車体構造に関する。
中空閉断面の鋼管を所定形状に三次元熱間曲げ加工することで、高価なプレス金型を必要とせずに自動車のルーフサイドレールを構成するものが、下記特許文献1により公知である。
また中空閉断面のルーフサイドレールと中空閉断面のルーフアーチとを接続すべく、予め下側ガセットを溶接したルーフサイドレールと、予め上側ガセットを溶接したルーフアーチとを組み合わせ、ルーフサイドレールおよびルーフアーチを上側ガセットおよび下側ガセットを介して一体にレーザー溶接するものが、下記特許文献2により公知である。
日本特開2012−188115号公報 日本特開2010−235014号公報
ところで、曲げ金型を用いない三次元曲げ加工は加工精度が比較的に低いため、三次元曲げ加工したルーフサイドレールの前後方向中間部の位置が車幅方向や上下方向にずれることが避けられず、位置ずれしたルーフサイドレールにルーフアーチの車幅方向外端部や中間のピラーとしてのBピラーの上端部をガセットを介して溶接しようとすると、ルーフサイドレールの位置誤差により溶接部に隙間が発生してしまい、溶接強度が低下してしまう可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ルーフサイドレールの寸法精度に影響されずに中間のピラーの上端部を強固に溶接することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、金属管を三次元曲げ加工で曲げ成形してAピラーアッパーおよびルーフサイドレールが一体に連続する上部フレームを製造する第1工程と、溶接治具上で前記上部フレームに対して、Aピラーロアの上端および最後尾のピラーの上端を上下方向および車幅方向に位置決めするとともに、中間のピラーとしてのBピラーの上端を車幅方向に位置決めする第2工程と、前記Aピラーロアの上端と、前記Bピラーの上端と、前記最後尾のピラーの上端とを前記上部フレームにガセットを介して溶接することで車体側部フレームを組み立てる第3工程とを含み、前記第3工程において、前記Bピラーの上端を前記上部フレームに接続する前記ガセットは、前記Bピラーの上端に対して上下方向に位置調整可能であることを第1の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記第3工程において、前記Bピラーの上端を前記上部フレームに接続する前記ガセットは、前記上部フレームの長手方向および前記Bピラーの長手方向に連続溶接されることを第2の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第1または第2の特徴に加えて、前記ガセットは車幅方向一側面側に位置する第1ガセットおよび車幅方向他側面側に位置する第2ガセットからなり、前記第3工程において、第1溶接治具に支持した前記車体側部フレームの車幅方向一側面に前記第1ガセットを溶接した後に、前記車体側部フレームを表裏反転して前記第1溶接治具に隣接する第2溶接治具上に支持し、前記車体側部フレームの車幅方向他側面に前記第2ガセットを溶接することを第3の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第3の特徴に加えて、前記第3工程において、前記第1ガセットおよび前記第2ガセットどうしをスポット溶接、摩擦攪拌接合あるいはセルフピアスリベット結合により接合することを第4の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第4の何れか1つの特徴に加えて、前記Aピラーロアおよび前記最後尾のピラーは鋼管製であり、前記Bピラーは三次元曲げ加工した鋼管製であり、前記Aピラーロアの下端と、前記Bピラーの下端と、前記最後尾のピラーの下端とが接続される下部フレームは、ロールフォーム成形したインナー部材およびアウター部材を接合フランジで接合した中空閉断面部材であることを第5の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第5の何れか1つの特徴に加えて、一対の前記車体側部フレームの前記Bピラーの上端をルーフアーチの車幅方向両端に接続する第4工程を含み、前記第4工程において、前記Bピラーの上端を前記上部フレームに接続する前記ガセットは前記ルーフアーチの車幅方向両端に対して車幅方向に位置調整可能であることを第6の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第6の何れか1つの特徴に加えて、前記第2工程において、Dピラーの上端を上下方向および車幅方向に位置決めするとともに、中間のピラーとしてのCピラーの上端を車幅方向に位置決めし、前記第3工程において、前記Aピラーロアの上端と、前記Bピラーの上端と、前記Cピラーの上端と、前記Dピラーの上端とを前記上部フレームに前記ガセットを介して溶接することで前記車体側部フレームを組み立て、前記Cピラーの上端を前記上部フレームに接続する前記ガセットは、前記Cピラーの上端に対して上下方向に位置調整可能であることを第7の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第7の特徴に加えて、前記第3工程において、前記Cピラーの上端を前記上部フレームに接続する前記ガセットは、前記上部フレームの長手方向および前記Cピラーの長手方向に連続溶接されることを第8の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第7または第8の特徴に加えて、前記第3工程において、前記ガセットは車幅方向一側面側に位置する第1ガセットおよび車幅方向他側面側に位置する第2ガセットからなり、前記第1ガセットおよび前記第2ガセットどうしをスポット溶接、摩擦攪拌接合あるいはセルフピアスリベット結合により接合することを第9の特徴とする自動車の車体製造方法が提案される。
また本発明によれば、前記第3の特徴に記載の自動車の車体製造方法により製造された自動車の車体構造であって、前記第1ガセットは、前記ルーフサイドレールに当接して上下方向および車幅方向に位置決めする位置決め当接面と、前記中間のピラーまたはルーフアーチに当接し、該中間のピラーを車幅方向に位置決めするとともに上下方向の移動を許容するスライド当接面、または前記ルーフアーチを上下方向に位置決めするとともに車幅方向の移動を許容するスライド当接面を備え、前記位置決め当接面を前記ルーフサイドレールの長手方向に沿って連続溶接するとともに前記スライド当接面を前記中間のピラーまたは前記ルーフアーチの長手方向に沿って連続溶接したことを第10の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前記第10の特徴に加えて、前記第1ガセットの前記スライド当接面を、更に前記中間のピラーまたは前記ルーフアーチの長手方向と直交する方向に沿って連続溶接したことを第11の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前記第11の特徴に加えて、前記ルーフアーチは前後方向に長く上下方向に短い矩形状断面であり、上面および下面に長手方向に沿う補強ビードを備えることを第12の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前記第10〜第12の何れか1つの特徴に加えて、断面L字状に形成された前記第1ガセットは、前記中間のピラーに当接して該中間のピラーを車幅方向に位置決めするとともに上下方向の移動を許容するスライド当接面と、前記ルーフアーチに当接して該ルーフアーチを上下方向に位置決めするとともに車幅方向の移動を許容するスライド当接面とを一体に備え、前記両スライド当接面を前記中間のピラーおよび前記ルーフアーチの長手方向に沿って連続溶接したことを第13の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前記第13の特徴に加えて、前記中間のピラーに当接する前記第1ガセットの前記ピラー当接面は、前記位置決め当接面との間に膨出部およびフランジ部を備えることを第14の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前記第13または第14の特徴に加えて、前記第1ガセットに対峙して前記ルーフサイドレールに連続溶接される前記第2ガセットに加えて、同じく前記第1ガセットに対峙して前記ルーフサイドレールに連続溶接される第3ガセットを備え、前記中間のピラーまたは前記ルーフアーチの外側で、前記第1ガセットおよび前記第2ガセットの周縁フランジどうしを離間した状態でスポット溶接して前記中間のピラーを車幅方向両側から挟み、または、前記第1ガセットおよび前記第3ガセットの周縁フランジどうしを離間した状態でスポット溶接して前記ルーフアーチを上下から挟んだことを第15の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また本発明によれば、前記第10〜第15の何れか1つの特徴に加えて、前記金属管製のルーフアーチを開放断面のルーフアーチで置換したことを第16の特徴とする自動車の車体構造が提案される。
尚、実施の形態のBピラー19は本発明の中間のピラーに対応し、実施の形態のCピラー20は本発明の中間のピラーまたは最後尾のピラーに対応し、実施の形態のDピラー20′は本発明の最後尾のピラーに対応し、実施の形態の下側ガセット42は本発明の第1ガセットに対応し、実施の形態の外側ガセット44は本発明の第2ガセットに対応し、実施の形態の上側ガセット43は本発明の第3ガセットに対応し、実施の形態の第1溶接治具45および第2溶接治具46は本発明の溶接治具に対応し、実施の形態の実施のルーフサイドレール当接面42aは本発明の位置決め当接面に対応し、実施の形態のルーフアーチ当接面42bおよびBピラー当接面42cは本発明のスライド当接面に対応し、実施の形態のルーフアーチ側フランジ42d、Bピラー側フランジ42e、ルーフアーチ側フランジ43cおよびBピラー側フランジ44cは本発明の周縁フランジに対応し、実施の形態のBピラー側フランジ42eは本発明のフランジ部に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、第1工程で金属管を三次元曲げ加工してAピラーアッパーおよびルーフサイドレールが一体に連続する上部フレームを製造し、第2工程で溶接治具上で上部フレームに対して、Aピラーロアの上端および最後尾のピラーの上端を上下方向および車幅方向に位置決めするとともに、中間のピラーとしてのBピラーの上端を車幅方向に位置決めし、第3工程でAピラーロアの上端と、Bピラーの上端と、最後尾のピラーの上端とを上部フレームにガセットを介して溶接することで車体側部フレームを組み立てる。その第3工程において、中間のピラーとしてのBピラーの上端を上部フレームに接続するガセットは、Bピラーの上端に対して上下方向に位置調整可能であるので、上部フレームに上下方向の寸法誤差が存在しても、上部フレームおよび中間のピラーとしてのBピラーをガセットを介して支障なく溶接することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、第3工程において、Bピラーの上端を上部フレームに接続するガセットは、上部フレームの長手方向およびBピラーの長手方向に連続溶接されるので、上部フレームおよび中間のピラーとしてのBピラーを強固に溶接して車体側部フレームの強度を高めることができる。
また本発明の第3の特徴によれば、ガセットは車幅方向一側面側に位置する第1ガセットおよび車幅方向他側面側に位置する第2ガセットからなり、第3工程において、第1溶接治具に支持した車体側部フレームの車幅方向一側面に第1ガセットを溶接した後に、車体側部フレームを表裏反転して第1溶接治具に隣接する第2溶接治具上に支持し、車体側部フレームの車幅方向他側面に第2ガセットを溶接するので、同一の溶接装置を用いて車体側部フレームの車幅方向両側面にガセットを溶接することが可能となって設備費が削減される。
また本発明の第4の特徴によれば、第3工程において、第1ガセットおよび第2ガセットどうしをスポット溶接、摩擦攪拌接合あるいはセルフピアスリベット結合により接合するので、第1ガセットおよび第2ガセットを一体化して車体側部フレームの強度を更に高めることができる。
また本発明の第5の特徴によれば、Aピラーロアおよび最後尾のピラーは鋼管製であるので、断面を小さくして軽量化しても必要な強度を確保することができ、しかも製造が容易で安価である。Bピラーは三次元曲げ加工した鋼管製であるので、断面を小さくして軽量化しても必要な強度を確保することができる。Aピラーロアの下端と、Bピラーの下端と、最後尾のピラーの下端とが接続される下部フレームは、ロールフォーム成形したインナー部材およびアウター部材を接合フランジで接合した中空閉断面部材であり、より高強度の材料を成形し易いので側面衝突に対する強度を高めることができ、しかも製造が容易で安価である。
また本発明の第6の特徴によれば、一対の車体側部フレームのBピラーの上端をルーフアーチの車幅方向両端に接続する第4工程を含み、第4工程において、中間のピラーとしてのBピラーの上端を上部フレームに接続するガセットはルーフアーチの車幅方向両端に対して車幅方向に位置調整可能であるので、上部フレームに車幅方向の寸法誤差が存在しても、上部フレームおよびルーフアーチをガセットを介して支障なく溶接できるだけでなく、Bピラーおよびルーフアーチの溶接に共通のガセットを使用することで部品点数を削減することができる。
また本発明の第7の特徴によれば、第2工程において、Dピラーの上端を上下方向および車幅方向に位置決めするとともに、中間のピラーとしてのCピラーの上端を車幅方向に位置決めし、第3工程において、Aピラーロアの上端と、Bピラーの上端と、Cピラーの上端と、Dピラーの上端とを上部フレームにガセットを介して溶接することで車体側部フレームを組み立て、中間のピラーとしてのCピラーの上端を上部フレームに接続するガセットは、Cピラーの上端に対して上下方向に位置調整可能であるので、上部フレームに上下方向の寸法誤差が存在しても、上部フレームおよびCピラーをガセットを介して支障なく溶接することができる。
また本発明の第8の特徴によれば、第3工程において、Cピラーの上端を上部フレームに接続するガセットは、上部フレームの長手方向およびCピラーの長手方向に連続溶接されるので、上部フレームおよび中間のピラーとしてのCピラーを強固に溶接して車体側部フレームの強度を高めることができる。
また本発明の第9の特徴によれば、第3工程において、ガセットは車幅方向一側面側に位置する第1ガセットおよび車幅方向他側面側に位置する第2ガセットからなり、第1ガセットおよび第2ガセットどうしをスポット溶接、摩擦攪拌接合あるいはセルフピアスリベット結合により接合するので、第1ガセットおよび第2ガセットを一体化して車体側部フレームの強度を高めることができる。
また本発明の第10の特徴によれば、第1ガセットは、ルーフサイドレールに当接して上下方向および車幅方向に位置決めする位置決め当接面と、中間のピラーまたはルーフアーチに当接し、該中間のピラーを車幅方向に位置決めするとともに上下方向の移動を許容するスライド当接面、または該ルーフアーチを上下方向に位置決めするとともに車幅方向の移動を許容するスライド当接面を備え、位置決め当接面をルーフサイドレールの長手方向に沿って連続溶接するとともにスライド当接面を中間のピラーまたは前記ルーフアーチの長手方向に沿って連続溶接したので、ルーフサイドレールが寸法誤差で上下方向または車幅方向に位置ずれしても、第1のガセットと中間のピラーまたはルーフアーチとを支障なく位置合わせし、連続溶接により強固に接合することができる。
また本発明の第11の特徴によれば、第1ガセットのスライド当接面を、更に中間のピラーまたはルーフアーチの長手方向と直交する方向に沿って連続溶接したので、上下方向荷重、前後方向の荷重および車幅方向の荷重の全てに対する溶接強度を高めることができる。
また本発明の第12の特徴によれば、ルーフアーチは前後方向に長く上下方向に短い矩形状断面であり、上面および下面に長手方向に沿う補強ビードを備えるので、ルーフアーチの強度を確保しながら上下方向の高さを小さくして車室の天井高を確保することができる。
また本発明の第13の特徴によれば、断面L字状に形成された第1ガセットは、中間のピラーに当接して該中間のピラーを車幅方向に位置決めするとともに上下方向の移動を許容するスライド当接面と、ルーフアーチに当接して該ルーフアーチを上下方向に位置決めするとともに車幅方向の移動を許容するスライド当接面と一体に備え、両スライド当接面を中間のピラーおよびルーフアーチの長手方向に沿って連続溶接したので、ガセットの数を最小限に抑えながら、ルーフサイドレールが寸法誤差で中間のピラーおよびルーフアーチに対して上下方向および車幅方向に位置ずれしても、第1のガセットと中間のピラーおよびルーフアーチとを支障なく位置合わせし、連続溶接により強固に接合することができる。
また本発明の第14の特徴によれば、中間のピラーに当接する第1のガセットのピラー当接面は、位置決め当接面との間に膨出部およびフランジ部を備えるので、膨出部により第1のガセットの剛性を高めて中間のピラーとの接合強度を高めることができ、しかもフランジ部をドアトリムの取付フランジとして利用することができる。
また本発明の第15の特徴によれば、第1ガセットに対峙してルーフサイドレールに連続溶接される前記第2ガセットに加えて、同じく第1ガセットに対峙してルーフサイドレールに連続溶接される第3ガセットを備え、中間のピラーまたはルーフアーチの外側で、第1ガセットおよび第2ガセッの周縁フランジどうしを離間した状態でスポット溶接して中間のピラーを車幅方向両側から挟み、または、第1ガセットおよび第3ガセットの周縁フランジどうしを離間した状態でスポット溶接してルーフアーチを上下から挟んだので、ピラーまたはルーフサイドレールとルーフアーチとの接合強度が一層向上する。
また本発明の第16の特徴によれば、金属管製のルーフアーチを開放断面のルーフアーチで置換したので、ルーフアーチの高さを低くして車室の天井高を確保するとともにルーフアーチの形状の設計自由度が高めることができる。
図1は自動車の車体側部フレームの斜視図である。(第1の実施の形態) 図2は図1の2方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図3は図2の3方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図4は図2の4方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図5は図2の5−5線拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図6は図2の6−6線拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図7は図2の7−7線拡大断面図である。(第1の実施の形態) 図8は第1工程および第2工程の説明図である。(第1の実施の形態) 図9は第3工程の説明図である。(第1の実施の形態) 図10は第3工程の説明図である。(第1の実施の形態) 図11は図8に対応する図である。(第2の実施の形態) 図12は図6に対応する図である。(第3の実施の形態)
11 車体側部フレーム
12 ルーフサイドレール
14 上部フレーム
16 Aピラーアッパー
17 Aピラーロア
19 Bピラー(中間のピラー)
20 Cピラー(中間のピラーまたは最後尾のピラー)
20′ Dピラー(最後尾のピラー)
21 ガセット
23 ガセット
25 ガセット
25i 第1ガセット
25o 第2ガセット
27 ガセット
30 下部フレーム
41 ルーフアーチ
41a 補強ビード
42 下側ガセット(第1ガセット)
42a ルーフサイドレール当接面(位置決め当接面)
42b ルーフアーチ当接面(スライド当接面)
42c Bピラー当接面(スライド当接面)
42d ルーフアーチ側フランジ(周縁フランジ)
42e Bピラー側フランジ(周縁フランジまたはフランジ部)
42f 膨出部
43 上側ガセット(第3ガセット)
43c ルーフアーチ側フランジ(周縁フランジ)
44 外側ガセット(第2ガセット)
44c Bピラー側フランジ(周縁フランジ)
45 第1溶接治具(溶接治具)
46 第2溶接治具(溶接治具)
47 インナー部材
47a 接合フランジ
48 アウター部材
48a 接合フランジ
W1 溶接
W2 溶接
W3 溶接
W4 溶接
W7 溶接
W8 溶接
W9 溶接
W11 溶接
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
第1の実施の形態
先ず、図1〜図10に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、自動車の車体側部フレーム11は、ルーフサイドレール12およびAピラーアッパー後部13を一体化した円形断面の鋼管よりなる上部フレーム14を備える。上部フレーム14は、直線状の鋼管を三次元曲げ加工により所定形状に湾曲させたもので構成される。Aピラーアッパー後部13の前端には、プレス加工した鋼板を溶接して中空閉断面に構成したAピラーアッパー前部15が接続されており、Aピラーアッパー後部13およびAピラーアッパー前部15がAピラーアッパー16を構成する。
上部フレーム14の下方には中空閉断面に構成したサイドシル18からリヤフレーム29へと連続する下部フレーム30が配置されており、Aピラーアッパー前部15とサイドシル18の前端とがY字状に形成されたAピラーロア17で上下方向に接続され、ルーフサイドレール12の前後方向中間部とサイドシル18の前後方向中間部とがBピラー19で接続され、ルーフサイドレール12の前後方向中間部とサイドシル18の後端(リヤフレーム29の前端)とがCピラー20で上下方向に接続され、ルーフサイドレール12の後端とリヤフレーム29の後端とがDピラー20′で上下方向に接続される。
下部フレーム30の前部を構成するサイドシル18は、ロールフォーミング加工したインナー部材47およびアウター部材48を接合フランジ47a,48aにおいて接合して大断面積の中空閉断面に構成したもので、製造が容易で側面衝突に対して高い強度を有している。
Aピラーロア17は、プレス加工した鋼板を溶接して中空閉断面に構成した上部17aと四角形断面の直線状の鋼管からなる下部17bとを一体に溶接したもので、上部17aの上端はAピラーアッパー16にガセット21を介して溶接され、下部17bの下端はガセット22を介してサイドシル18に溶接される。Bピラー19は三次元曲げ加工した四角形断面の鋼管からなり、上端がガセット23を介してルーフサイドレール12に溶接され、下端がガセット24を介してサイドシル18に溶接される。Cピラー20は三次元曲げ加工した円形断面の鋼管からなり、上端がガセット25を介してルーフサイドレール12に溶接され、下端がガセット26を介してサイドシル18およびリヤフレーム29の連続部に溶接される。Dピラー20′は三次元曲げ加工した円形断面の鋼管からなり、上端がガセット27を介してルーフサイドレール12に溶接され、下端がガセット28を介してリヤフレーム29に溶接される。これらのガセット21〜28は車幅方向内外に2分割されており、Aピラーロア17、Bピラー19、Cピラー20およびDピラー20′を車幅方向両側から挟んで上部フレーム14および下部フレーム30に接続する。
またAピラーロア17の下部17b、Bピラー19、Cピラー20およびDピラー20′は一定断面の鋼管製であるので、それらの断面を小さくして軽量化しても必要な強度を確保することができる。
ルーフサイドレール12にBピラー19を接続する前記ガセット23により、車幅方向に延びるルーフアーチ41の端部が接続される。つまり、前記ガセット23によりルーフサイドレール12、Bピラー19およびルーフアーチ41の三つの部材が一体に接続される。
次に、図2〜図7に基づいて、ルーフサイドレール12、Bピラー19およびルーフアーチ41の接続部の構造を詳述する。
ガセット23は、ルーフサイドレール12、Bピラー19およびルーフアーチ41を接続する下側ガセット42と、ルーフサイドレール12およびルーフアーチ41を接続する上側ガセット43と、ルーフサイドレール12およびBピラー19を接続する外側ガセット44とからなる。
下側ガセット42は前後方向に見てL字状に形成されており、円形断面のルーフサイドレール12の外周面に沿うルーフサイドレール当接面42aと、ルーフサイドレール当接面42aの上端から車幅方向内側に延びてルーフアーチ41の下面に接続されるルーフアーチ当接面42bと、ルーフサイドレール当接面42aの下端から下側に延びてBピラー19の車幅方向内面に接続されるBピラー19当接面42cと、ルーフサイドレール当接面42aおよびルーフアーチ当接面42b間に設けられた前後一対のルーフアーチ側フランジ42d,42dと、ルーフサイドレール当接面42aおよびBピラー19当接面42c間に設けられた前後一対のBピラー側フランジ42e,42eと、Bピラー当接面42cの上端の前後両側から車幅方向内側に膨出する前後一対の膨出部42f,42fとを備える。
上側ガセット43は、円形断面のルーフサイドレール12の外周面に沿うルーフサイドレール当接面43aと、ルーフサイドレール当接面42aから車幅方向内側に延びてルーフアーチ41の上面に接続されるルーフアーチ当接面43bと、ルーフサイドレール当接面43aおよびルーフアーチ当接面43b間に設けられた前後一対のルーフアーチ側フランジ43c,43cとを備える。
外側ガセット44は、円形断面のルーフサイドレール12の外周面に沿うルーフサイドレール当接面44aと、ルーフサイドレール当接面42aから下方に延びてBピラー19の車幅方向外面に接続されるBピラー当接面44bと、ルーフサイドレール当接面44aおよびBピラー当接面44b間に設けられた前後一対のBピラー側フランジ44c,44cとを備える。
ルーフアーチ41は上下方向寸法が小さく前後方向寸法が大きい矩形状断面のパイプ材からなり、その上下面に車幅方向に延びる溝状の補強ビード41a,41aが形成される。またBピラー19は車幅方向寸法が小さく前後方向寸法が大きい矩形状断面のパイプ材からなり、その車幅方向内外面に上下方向に延びる溝状の補強ビード19aが形成される。
下側ガセット42は、ルーフサイドレール当接面42aがルーフサイドレール12の長手方向(前後方向)に沿ってレーザー溶接W1され、ルーフアーチ当接面42bがルーフアーチ41の下面にその長手方向(車幅方向)に沿ってMIG溶接W2されるとともに長手方向に対して直交する方向(前後方向)に沿ってMIG溶接W3される(図2、図3および図5参照)。
上側ガセット43は、ルーフサイドレール当接面43aがルーフサイドレール12の長手方向(前後方向)に沿ってレーザー溶接W4され、ルーフアーチ当接面43bがルーフアーチ41の上面の長手方向(車幅方向)に沿ってレーザー溶接W5されるとともに長手方向に対して直交する方向(前後方向)に沿ってレーザー溶接W6される(図2および図5参照)。そして上側ガセット43のルーフアーチ側フランジ43c,43cと下側ガセット42のルーフアーチ側フランジ42d,42dとが上下方向に重ね合わされてスポット溶接W7される(図2および図5参照)。
このとき、図6に示すように、下側ガセット42のルーフアーチ側フランジ42d,42dの上面と、上側ガセット43のルーフアーチ側フランジ43c,43cの下面との間には隙間αが形成される。
下側ガセット42は、更にBピラー当接面42cがBピラー19の長手方向(上下方向)に沿ってレーザー溶接W8される(図2および図3参照)。そして外側ガセット44は、ルーフサイドレール当接面44aがルーフサイドレール12の長手方向(前後方向)に沿ってレーザー溶接W9され、Bピラー当接面44bがBピラー19の車幅方向外面の長手方向(上下方向)に沿ってレーザー溶接W10され、そして外側ガセット44のBピラー側フランジ44c,44cと下側ガセット42のBピラー側フランジ42e,42eとが車幅方向に重ね合わされてスポット溶接W11される(図3および図4参照)。
このとき、下側ガセット42、上側ガセット43および外側ガセット44は、ルーフサイドレール12に対して前後方向、上下方向および車幅方向に位置決めされる。つまりルーフサイドレール12に対する下側ガセット42、上側ガセット43および外側ガセット44の位置は一義的に決定される。しかしながら、下側ガセット42のルーフアーチ当接面42bおよび上側ガセット43のルーフアーチ当接面43bに対するルーフアーチ41の相対位置は車幅方向に調節自在である。即ち、ルーフアーチ当接面42b,43bにより上下方向に挟まれたルーフアーチ41は、図3および図5において矢印A−Aで示すようにルーフアーチ当接面42b,43bに対して車幅方向に相対移動可能である。
図7に示すように、上述したルーフアーチ41の場合と同様に、下側ガセット42のBピラー当接面42cおよび外側ガセット44のBピラー当接面44bに対する中間のピラーとしてのBピラー19の相対位置は上下方向に調節自在である。即ち、Bピラー当接面42c,44bにより車幅方向に挟まれたBピラー19は、図3および図5において矢印B−Bで示すようにBピラー当接面42c,44bに対して上下方向に相対移動可能である。
また下側ガセット42のBピラー側フランジ42e,42eの車幅方向外面と、外側ガセット44のBピラー側フランジ44c,44cの車幅方向内面との間には隙間αが形成される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
ルーフサイドレール12およびAピラーアッパー後部13を一体に三次元曲げ加工した上部フレーム14は若干の寸法誤差が発生することが避けられないため、前端のAピラーロア17との接続部および後端のDピラー20′との接続部を位置決めすると、ルーフアーチ41およびBピラー19が接続される前後方向中間部が車幅方向あるいは上下方向に位置ずれしてしまい、ルーフアーチ41の車幅方向外端部との接続や中間のピラーとしてのBピラー19の上端部との接続に支障を来す可能性がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、ルーフアーチ41をルーフサイドレール12に接続する下側ガセット42および上側ガセット43は、ルーフサイドレール12に当接して上下方向および車幅方向に位置決めするルーフサイドレール当接面42a,43aと、ルーフアーチ41に当接して上下方向に位置決めするとともに車幅方向の移動を許容するルーフアーチ当接面42b,43bとを備え、ルーフサイドレール当接面42a,43aをルーフサイドレール12の長手方向に沿って連続溶接W1,W4するとともにルーフアーチ当接面42b,43bをルーフアーチ41の長手方向に沿って連続溶接W2,W5したので、ルーフサイドレール12が寸法誤差で車幅方向に位置ずれしても、下側ガセット42および上側ガセット43に対してルーフアーチ41が車幅方向(図3および図5の矢印A−A参照)に相対移動することで、下側ガセット42および上側ガセット43に対してルーフアーチ41を支障なく位置合わせし、それらを強固に溶接することができる。
また下側ガセット42および上側ガセット43とルーフアーチ41とは、車幅方向に沿って連続溶接W2,W5されるだけでなく、それと直交する前後方向にも連続溶接W3,W6されるので、前後方向の荷重および車幅方向の荷重の両方に対する溶接強度を一層高めることができる。しかもルーフアーチ41は前後方向に長く上下方向に短い矩形状断面であり、上面および下面に長手方向に沿う補強ビード41a,41aを備えるので、ルーフアーチ41の強度を確保しながら上下方向の高さを小さくして車室の天井高を確保することができる。
また下側ガセット42のルーフアーチ側フランジ42d,42dの上面と、上側ガセット43のルーフアーチ側フランジ43c,43cの下面との間には隙間αが形成されており、これにより、上側ガセット43を位置決めして接合する際に、寸法のばらつきにより下側ガセット42と干渉することがなくなり、上側ガセット43とルーフサイドレール12との接合面や、上側ガセット43とルーフアーチ41との接合面が密着し易くなることにより、レーザー溶接W4,W5,W6の品質が向上する。また前記隙間αが存在してもルーフアーチ側フランジ42d,42d,43c,43cどうしをスポット溶接ガンでスポット溶接W7して挟圧接合することで確実に接合できるため、下側ガセット42および上側ガセット43を介してのルーフサイドレール12とルーフアーチ41との接合強度を高めることができる。
また中間のピラーとしてのBピラー19をルーフサイドレール12に接続する下側ガセット42および外側ガセット44は、ルーフサイドレール12に当接して上下方向および車幅方向に位置決めするルーフサイドレール当接面42a,44aと、Bピラー19に当接して車幅方向に位置決めするとともに上下方向の移動を許容するBピラー当接面42c,44bとを備え、ルーフサイドレール当接面42a,44aをルーフサイドレール12の長手方向に沿って連続溶接W1,W9するとともにBピラー当接面42c,44bをBピラー19の長手方向に沿って連続溶接W8,W10したので、ルーフサイドレール12が寸法誤差で上下方向に位置ずれしても、下側ガセット42および外側ガセット44に対してBピラー19が上下方向(図3および図5の矢印B−B参照)に相対移動することで、下側ガセット42および外側ガセット44に対してBピラー19を支障なく位置合わせし、それらを強固に溶接することができる。
しかも下側ガセット42のBピラー当接面42cはルーフサイドレール当接面42aとの間に膨出部42f,42fおよびBピラー側フランジ42e,42eを備えるので、膨出部42f,42fにより下側ガセット42の剛性を高めてBピラー19との接合強度を高めることができ、しかもBピラー側フランジ42e,42eをドアトリムの取付フランジとして利用することができる。
また外側ガセット44をBピラー19の長手方向に沿って連続溶接W10する際に、下側ガセット42のBピラー側フランジ42e,42eの外面と、外側ガセット44のBピラー側フランジ44c,44cの内面との間には隙間αが形成されており、これにより、外側ガセット44を位置決めして接合する際に、寸法のばらつきにより下側ガセット42と干渉することがなくなり、外側ガセット44とルーフサイドレール12との接合面や、外側ガセット44とBピラー19との接合面が密着し易くなることにより、レーザー溶接W10の品質が向上する。また前記隙間αが存在してもBピラー側フランジ42e,42e,44c,44cどうしをスポット溶接ガンでスポット溶接W11して挟圧接合することで確実に接合できるため、下側ガセット42および外側ガセット44を介してのルーフサイドレール12とBピラー19との接合強度を高めることができ、かつドアトリムの支持剛性も向上する。
更に、ルーフサイドレール12に対するBピラー19およびルーフアーチ49の溶接に下側ガセット42を共用することで部品点数を削減することができる。
尚、本実施の形態では、ルーフサイドレール12に中間のピラーとしてのCピラー20の上端を接続するガセット25も、Cピラー20の上端に対して上下方向に位置調節自在であり、これによりガセット25に対してCピラー20を上下方向に位置合わせし、それらを強固に溶接することができる。
次に、図8〜図10に基づいて車体側部フレーム11の製造工程について説明する。
先ず第1工程において、図8(A)に示すように、鋼管を三次元曲げ加工で曲げ成形してAピラーアッパー後部13およびルーフサイドレール12が一体に連続する上部フレーム14を製造し、この上部フレーム14にAピラーアッパー前部15を接続してルーフサイドレール12およびAピラーアッパー16を一体化した部材を製造する。第1工程では、更に下部フレーム30、Aピラーロア17、Bピラー19、Cピラー20およびDピラー20′が製造される。
続く第2工程において、図8(B)に示すように、第1溶接治具45上の所定位置に、一体化されたルーフサイドレール12およびAピラーアッパー16と、Aピラーロア17と、Bピラー19と、Cピラー20と、Dピラー20′と、下部フレーム30とを載置して位置決めする。
これらの部材を接続する前記ガセット21〜28は、車幅方向内側に位置する第1ガセットと、車幅方向外側に位置する第2ガセットとからなり、第1ガセットおよび第2ガセットで前記各部材を挟んで溶接により接続する。本実施の形態では、ルーフサイドレール12およびBピラー19を接続するガセット23の第1ガセットは前述した下側ガセット42であり、第2ガセットは前述した外側ガセット44である。
続く第3工程において、図9(C)に示すように、第1溶接治具45上に位置決めした一体化されたルーフサイドレール12およびAピラーアッパー16と、Aピラーロア17と、Bピラー19と、Cピラー20と、Dピラー20′と、下部フレーム30との交差部上に車幅方向内側の第1ガセット21i,22i,23i(下側ガセット42),24i,25i,26i,27i,28iを載置する。このとき、第1溶接治具45において、ルーフサイドレール12は、Aピラーロア17の上端およびDピラー20′の上端に対して上下方向に位置決めされているが、Bピラー19の上端およびCピラー20の上端に対して上下方向に移動可能になっている。
続いて、図9(D)に示すように、図示せぬ溶接ロボットにより、8個の第1ガセット21i,22i,23i(下側ガセット42),24i,25i,26i,27i,28iを一体化されたルーフサイドレール12およびAピラーアッパー16と、Aピラーロア17と、Bピラー19と、Cピラー20と、Dピラー20′と、下部フレーム30との交差部に溶接する。
続いて、図10(E)に示すように、第1溶接治具45上の未完成の車体側部フレーム11を表裏反転して第2溶接治具46上に移載して位置決めし、8個の第1ガセット21i,22i,23i(下側ガセット42),24i,25i,26i,27i,28iに8個の第2ガセット21o,22o,23o(外側ガセット44),24o,25o,26o,27o,28oを重ね合わされる。
続いて、図10(F)に示すように、図示せぬ溶接ロボットにより、8個の第2ガセット21o,22o,23o(外側ガセット44),24o,25o,26o,27o,28oと、8個の第1ガセット21i,22i,23i(下側ガセット42),24i,25i,26i,27i,28iとの間に、一体化されたルーフサイドレール12およびAピラーアッパー16と、Aピラーロア17と、Bピラー19と、Cピラー20と、Dピラー20′と、下部フレーム30とを挟み込むように溶接する。このとき、第1溶接治具45および第2溶接治具46は相互に隣接して配置されており、溶接ロボットは第1溶接治具45上の溶接作業および第2溶接治具46上の溶接作業に共用される。
そして第4工程において、左右一対の車体側部フレーム11,11のBピラー19,19の上端をルーフアーチ41の車幅方向両端に一対の上側ガセット43,43を介して溶接する。
以上のように、第3工程において、中間のピラーとしてのBピラー19の上端および同じく中間のピラーとしてのCピラー20の上端をルーフサイドレール12に接続するガセット23,25は、Bピラー19の上端およびCピラー20の上端に対して上下方向に位置調整可能であるので、ルーフサイドレール12に上下方向の寸法誤差が存在しても、Bピラー19およびCピラー20をルーフサイドレール12に支障なく溶接することができる。
また第3工程において、第1溶接治具45に支持した車体側部フレーム11の車幅方向内面に第1ガセット21i〜28iを溶接した後に、車体側部フレーム11を表裏反転して第1溶接治具45に隣接する第2溶接治具46上に支持し、車体側部フレーム11の車幅方向外面に第2ガセット21o〜28oを溶接するので、同一の溶接ロボットを用いて車体側部フレーム11の車幅方向両側面を溶接することが可能となって設備費が削減される。
また第3工程において、第1ガセット21i〜28iおよび第2ガセット21o〜28oどうしをスポット溶接するので、第1ガセット21i〜28iおよび第2ガセット21o〜28oを一体化して車体側部フレーム11の強度を高めることができる。
またCピラー20の上端をルーフサイドレール12に接続するガセット25は、ルーフサイドレール12の長手方向およびCピラー20の長手方向に連続溶接されるので、ルーフサイドレール12およびCピラー20を強固に溶接して車体側部フレーム11の強度を更に高めることができる。
第2の実施の形態
次に、図11に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態の車体側部フレーム11は最後尾のピラーとしてDピラー20′を備えているが、第2の実施の形態の車体側部フレーム11はDピラー20′を備えておらず、Cピラー20が最後尾のピラーである。従って、Cピラー20はルーフサイドレール12に対して上下方向に位置調整されず、ルーフサイドレール12に対して上下方向に位置調整される中間のピラーはBピラー19だけである。
第3の実施の形態
次に、図12に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態のルーフアーチ41は矩形状閉断面のパイプ材で構成されているが、第3の実施の形態のルーフアーチ41は開断面の板材で構成される。ルーフアーチ41は、車幅方向に延びて上方に開放する2本の溝状の補強ビード41b,41bにより補強されており、ルーフアーチ41の車幅方向外端部では、上部室外側ガセット43の車幅方向に延びて下方に開放する2本の溝状の補強ビード43d,43dとの協働により閉断面を構成して強度が確保される。
しかもルーフアーチ41を開断面の板材で構成したことにより、ルーフアーチ41の高さを低くして車室の天井高を確保するとともにルーフアーチ41の形状の設計自由度が高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では上部フレーム14を三次元曲げ加工で曲げ成形しているが、それを三次元熱間曲げ加工やハイドロフォーム加工で曲げ成形しても良い。
また実施の形態の鋼管はアルミニウム管等の金属管で置き換えることができる。
またBピラー19等のフレームの断面形状は、円形断面、矩形断面、多角形断面等の任意の断面形状であっても良い。
また実施の形態のスポット溶接に代えて、摩擦攪拌接合(FSW)やセルフピアスリベット結合(SPR)を用いても、重ね合わせた接合フランジを隙間なく接合することができる。
またルーフサイドレール12は必ずしも円形断面である必要はなく、矩形断面やそれ以外の異形断面であっても良い。
また実施の形態では室内側ガセット42をL字状としているが、それをルーフアーチ41側のガセットとBピラー19側のガセットとに2分割しても良い。
また上部室外側ガセット43および側部室外側ガセット44は、上下方向および車幅方向の二次元の位置決めを行うものに限定されず、一次元の位置決めを行うものであっても良い。例えば、上部室外側ガセット43はルーフサイドレール12に対して少なくとも上下方向の位置決めを行えば良く、車幅方向の位置決めは室内側ガセット42が行うので支障はない。同様に、側部室外側ガセット44はルーフサイドレール12に対して少なくとも車幅方向の位置決めを行えば良く、上下方向の位置決めは室内側ガセット42が行うので支障はない。
また実施の形態では室内側ガセット42のBピラー当接面42cをBピラー19の長手方向にのみ溶接W8しているが、それを更にBピラー19の長手方向と直交する方向にも溶接することが望ましい。

Claims (16)

  1. 金属管を三次元曲げ加工で曲げ成形してAピラーアッパー(16)およびルーフサイドレール(12)が一体に連続する上部フレーム(14)を製造する第1工程と、
    溶接治具(45,46)上で前記上部フレーム(14)に対して、Aピラーロア(17)の上端および最後尾のピラー(20,20′)の上端を上下方向および車幅方向に位置決めするとともに、中間のピラーとしてのBピラー(19)の上端を車幅方向に位置決めする第2工程と、
    前記Aピラーロア(17)の上端と、前記Bピラー(19)の上端と、前記最後尾のピラー(20,20′)の上端とを前記上部フレーム(14)にガセット(21,23,25,27)を介して溶接することで車体側部フレーム(11)を組み立てる第3工程とを含み、
    前記第3工程において、前記Bピラー(19)の上端を前記上部フレーム(14)に接続する前記ガセット(23)は、前記Bピラー(19)の上端に対して上下方向に位置調整可能であることを特徴とする自動車の車体製造方法。
  2. 前記第3工程において、前記Bピラー(19)の上端を前記上部フレーム(14)に接続する前記ガセット(23)は、前記上部フレーム(14)の長手方向および前記Bピラー(19)の長手方向に連続溶接されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体製造方法。
  3. 前記ガセット(23)は車幅方向一側面側に位置する第1ガセット(42)および車幅方向他側面側に位置する第2ガセット(44)からなり、前記第3工程において、第1溶接治具(45)に支持した前記車体側部フレーム(11)の車幅方向一側面に前記第1ガセット(42)を溶接した後に、前記車体側部フレーム(11)を表裏反転して前記第1溶接治具(45)に隣接する第2溶接治具(46)上に支持し、前記車体側部フレーム(11)の車幅方向他側面に前記第2ガセット(44)を溶接することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体製造方法。
  4. 前記第3工程において、前記第1ガセット(42)および前記第2ガセット(44)どうしをスポット溶接、摩擦攪拌接合あるいはセルフピアスリベット結合により接合することを特徴とする、請求項3に記載の自動車の車体製造方法。
  5. 前記Aピラーロア(17)および前記最後尾のピラー(20,20′)は金属製であり、前記Bピラー(19)は三次元曲げ加工した金属製であり、前記Aピラーロア(17)の下端と、前記Bピラー(19)の下端と、前記最後尾のピラー(20,20′)の下端とが接続される下部フレーム(30)は、ロールフォーム成形したインナー部材(47)およびアウター部材(48)を接合フランジ(47a,48a)で接合した中空閉断面部材であることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車の車体製造方法。
  6. 一対の前記車体側部フレーム(11)の前記Bピラー(19)の上端をルーフアーチ(41)の車幅方向両端に接続する第4工程を含み、前記第4工程において、前記Bピラー(19)の上端を前記上部フレーム(14)に接続する前記ガセット(23)は前記ルーフアーチ(41)の車幅方向両端に対して車幅方向に位置調整可能であることを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の自動車の車体製造方法。
  7. 前記第2工程において、Dピラー(20′)の上端を上下方向および車幅方向に位置決めするとともに、中間のピラーとしてのCピラー(20)の上端を車幅方向に位置決めし、
    前記第3工程において、前記Aピラーロア(17)の上端と、前記Bピラー(19)の上端と、前記Cピラー(20)の上端と、前記Dピラー(20′)の上端とを前記上部フレーム(14)に前記ガセット(21,23,25,27)を介して溶接することで前記車体側部フレーム(11)を組み立て、前記Cピラー(20)の上端を前記上部フレーム(14)に接続する前記ガセット(25)は、前記Cピラー(20)の上端に対して上下方向に位置調整可能であることを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の自動車の車体製造方法。
  8. 前記第3工程において、前記Cピラー(20)の上端を前記上部フレーム(14)に接続する前記ガセット(25)は、前記上部フレーム(14)の長手方向および前記Cピラー(20)の長手方向に連続溶接されることを特徴とする、請求項7に記載の自動車の車体製造方法。
  9. 前記第3工程において、前記ガセット(23)は車幅方向一側面側に位置する第1ガセット(25i)および車幅方向他側面側に位置する第2ガセット(25o)からなり、前記第1ガセット(25i)および前記第2ガセット(25o)どうしをスポット溶接、摩擦攪拌接合あるいはセルフピアスリベット結合により接合することを特徴とする、請求項7または請求項8に記載の自動車の車体製造方法。
  10. 請求項3に記載の自動車の車体製造方法により製造された自動車の車体構造であって、
    前記第1ガセット(42)は、前記ルーフサイドレール(12)に当接して上下方向および車幅方向に位置決めする位置決め当接面(42a)と、前記中間のピラー(19,20)またはルーフアーチ(41)に当接し、該中間のピラー(19,20)を車幅方向に位置決めするとともに上下方向の移動を許容するスライド当接面(42c)、または前記ルーフアーチ(41)を上下方向に位置決めするとともに車幅方向の移動を許容するスライド当接面(42b)を備え、前記位置決め当接面(42a)を前記ルーフサイドレール(12)の長手方向に沿って連続溶接(W1)するとともに前記スライド当接面(42c,42b)を前記中間のピラー(19,20)または前記ルーフアーチ(41)の長手方向に沿って連続溶接(W8,W2)したことを特徴とする自動車の車体構造。
  11. 前記第1ガセット(42)の前記スライド当接面(42c,42b)を、更に前記中間のピラー(19,20)または前記ルーフアーチ(41)の長手方向と直交する方向に沿って連続溶接(W3)したことを特徴とする、請求項10に記載の自動車の車体構造。
  12. 前記ルーフアーチ(41)は前後方向に長く上下方向に短い矩形状断面であり、上面および下面に長手方向に沿う補強ビード(41a)を備えることを特徴とする、請求項11に記載の自動車の車体構造。
  13. 断面L字状に形成された前記第1ガセット(42)は、前記中間のピラー(19,20)に当接して該中間のピラー(19,20)を車幅方向に位置決めするとともに上下方向の移動を許容するスライド当接面(42c)と、前記ルーフアーチ(41)に当接して該ルーフアーチ(41)を上下方向に位置決めするとともに車幅方向の移動を許容するスライド当接面(42b)とを一体に備え、前記両スライド当接面(42c,42b)を前記中間のピラー(19,20)および前記ルーフアーチ(41)の長手方向に沿って連続溶接(W8,W2)したことを特徴とする、請求項10〜請求項12の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  14. 前記中間のピラー(19,20)に当接する前記第1ガセット(42)の前記ピラー当接面(42c)は、前記位置決め当接面(42a)との間に膨出部(42f)およびフランジ部(42e)を備えることを特徴とする、請求項13に記載の自動車の車体構造。
  15. 前記第1ガセット(42)に対峙して前記ルーフサイドレール(12)に連続溶接(W9)される前記第2ガセット(44)に加えて、同じく前記第1ガセット(42)に対峙して前記ルーフサイドレール(12)に連続溶接(W4)される第3ガセット(43)を更に備え、前記中間のピラー(19,20)または前記ルーフアーチ(41)の外側で、前記第1ガセット(42)および前記第2ガセット(44)の周縁フランジ(42e,44c)どうしを離間した状態でスポット溶接(W11)して前記中間のピラー(19,20)を車幅方向両側から挟み、または、前記第1ガセット(42)および前記第3ガセット(43)の周縁フランジ(42d,43c)どうしを離間した状態でスポット溶接(W7)して前記ルーフアーチ(41)を上下から挟んだことを特徴とする、請求項13または請求項14に記載の自動車の車体構造。
  16. 前記金属管製のルーフアーチ(41)を開放断面のルーフアーチ(41)で置換したことを特徴とする、請求項10〜請求項15の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
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