JPWO2015107707A1 - 漏水探索装置および漏水探索方法 - Google Patents

漏水探索装置および漏水探索方法 Download PDF

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Abstract

【課題】埋設された配管の漏水箇所を探索する。【解決手段】埋設された配管600内にオゾンガス300を供給する供給部120と、配管600の周辺のオゾンガス300の濃度を測定する測定部130と、測定されたオゾンガス300の濃度の変化を認識し漏水箇所800を通報する通報部140と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、漏水探索装置および漏水探索方法に関する。
給排水管は、地震などの自然災害による破損または長年の使用による老朽化によって漏水することがある。従来、給排水管の漏水箇所の調査は、作業者が音聴棒を使って漏水音を聴音し、漏水音から漏水箇所を推定している。
しかし、漏水音から漏水箇所を推定する方法では、作業者は漏水音と酷似した雑音を聞き分ける熟練した技能を持たなければならず、その技能があったとしても、雑音の酷い作業環境下では漏水音を聞き分けることが困難である。
このような問題を解決するための一つの手段として、下記特許文献1に開示されている発明がある。この発明では、漏水探索の前に、地表に漏れ出した希ガスが一時的に滞留できるように、地表において複数のカバーを配置している。漏水探索の際には、ガスボンベに圧縮収容され、空気に比して比重の小さい希ガスを配管内に供給する。希ガス探知器を用い、地表に配置したカバー内の希ガスの有無を検知することにより配管の漏水箇所を検出している。特許文献1記載の発明によれば、漏水音の有無に関係なく、漏水箇所を検出できる。
特開平6−43065号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている発明では、空気よりも比重の小さい希ガスが地表に漏れ出してからすぐ空気中に拡散されないように、漏水探索の前に、地表において複数のカバーを配置するなどの付加作業が必要である。このため、長距離や広範囲の漏水探索の場合には、大量のカバーを配置する必要があり、手間とコストがかかり、作業性が非常に悪いという問題がある。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものである。本発明の目的は、地表にカバーを設けるなどの付加作業をしなくても、配管の漏水箇所を確実に検知できる漏水探索装置および漏水探索方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る漏水探索装置は、供給部、測定部、通報部を備える。
供給部は、埋設された配管内にオゾンガスを供給する。測定部は、配管の周辺のオゾンガスの濃度を測定する。通報部は、測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識し漏水箇所を通報する。
また、上記の目的を達成するための本発明に係る漏水探索方法は、埋設された配管内にオゾンガスを供給する供給段階と、配管の周辺のオゾンガスの濃度を測定する測定段階と、測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識し漏水箇所を通報する通報段階と、を含む。
本発明に係る漏水探索装置および漏水探索方法によれば、漏水探索の際、配管内に供給するガスとして、土壌よりも比重が小さく、空気よりも比重が大きいオゾンガスを利用する。このため、配管の漏水箇所から地表に漏れ出したオゾンガスは地表付近に一時的に滞留するため、地表にカバーを設けるなどの付加作業を要しない。漏水箇所の地表付近に一時的に滞留するオゾンガスの濃度は、漏水箇所付近を除く他の箇所のオゾンガスの濃度よりも高くなるため、配管の周辺のオゾンガスの濃度の変化を認識することにより確実に漏水箇所を検出できる。
したがって、本発明に係る漏水探索装置および漏水探索方法によれば、安価で作業性に優れた漏水探索を実現できる。
本実施形態に係る漏水探索装置の生成部および供給部のイメージを示す図である。 本実施形態に係る漏水探索装置の測定部および通報部の外観図である。 本実施形態に係る漏水探索装置を用いた漏水探索のイメージを示す図である。 漏水箇所付近のオゾンガスの濃度を示す図である。 本実施形態に係る漏水探索装置の動作フローチャートである。 変形例1に係る漏水探索装置の送風部、生成部、供給部および制御部のイメージを示す図である。 変形例2に係る漏水探索装置の測定部および通報部の外観図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の漏水探索装置および漏水探索方法の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態に係る漏水探索装置及び漏水探索方法では、埋設された配管内にオゾンガスを供給する。オゾンガスは、土壌よりも比重が小さく空気よりも比重が大きい。このため、配管の漏水箇所から噴出されるオゾンガスは、地表に向けて漏れ出し、地表付近で自然と滞留する。
本実施形態に係る漏水探索装置及び漏水探索方法では、配管の周辺のオゾンガスの濃度を測定する。空気中には、常に一定濃度のオゾンガスが存在するが、上述のように、配管の漏水箇所から噴出されるオゾンガスは、地表付近で一時的に滞留する。このため、地表において、漏水箇所付近のオゾンガスの濃度は、漏水箇所付近を除く他の箇所のオゾンガスの濃度よりも高く測定される。
本実施形態に係る漏水探索装置及び漏水探索方法では、測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識して漏水箇所を通報する。上述のように、漏水箇所付近のオゾンガスの濃度が、漏水箇所付近を除く他の箇所のオゾンガスの濃度よりも高いため、配管路に沿ってオゾンガスの濃度を測定すると、漏水箇所付近では濃度が著しく高く測定され、その付近から離れると濃度が著しく降下してもとのレベル程度に測定される。このため、測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識することによって、配管の漏水箇所を特定できる。つまり、測定されたオゾンガスの濃度が極端に高い箇所の地中には、配管の漏水箇所があると特定できる。
[実施形態1]
〔漏水探索装置の構成〕
図1は、本実施形態に係る漏水探索装置の生成部および混合供給部のイメージを示す図であり、図2は、本実施形態に係る漏水探索装置の測定部および通報部の外観図である。図3は、本実施形態に係る漏水探索装置を用いた漏水探索のイメージを示す図である。
以下、図1〜3を参照して、漏水探索装置100の構成を詳細に説明する。各図において、白矢印は、地表の空気200を示し、黒矢印は、オゾンガス300を示す。また、斜線付の矢印は、オゾンガス300に空気200を混合させた混合気体400を示す。
漏水探索装置100は、図3に示すように、生成部110、供給部120、測定部130、通報部140を備える。
生成部110は、図1に示すように、空気200中の酸素からオゾンガス300を生成する。生成部110は、たとえば、プラズマ放電することにより、空気200中の酸素からオゾンガス300を生成できる。ただし、オゾンガス300を生成する方式はこれに限らず、空気200を紫外線照射することや水を電離分解することによっても生成できる。なお、生成部110は、オゾンガス300が空気200中に拡散されないように、オゾンガス300を外部から遮断して収容する。
供給部120は、図1に示すように、オゾンガス300に空気200を混合させて、混合気体400を排出する。排出される混合気体400は、図3に示すように、埋設された配管600に注入弁500を介して供給される。供給部120は、また、空気200またはオゾンガス300のいずれか一方だけを配管600に供給できる。供給部120は、さらに、混合気体400を圧縮して配管600に供給できる。
供給部120は、生成部110と連接して接続される。供給部120は、空気200とオゾンガス300とを混合させるための混合空間(不図示)を有する。供給部120は、混合空間から混合気体400を排出する際に生成される負圧により、空気200およびオゾンガス300を混合空間内に引き込むことができる。
測定部130は、図2に示すように、検出部131、把持部132、ボックス部133を備える。ボックス部133は、音響発生部134、音圧調整部135を備える。測定部130は、図3に示すように、地表700において配管600の周辺のオゾンガスの濃度を測定する。
検出部131は、把持部132の先端に取付けられ、地表700の地表面の近いところでオゾンガスを検出する。検出部131は、たとえば、紫外線吸収方式によりオゾンガスを検出できる。ただし、オゾンガスを検出する方式はこれに限らず、薄膜半導体方式など他の方式によって検出してもよい。
把持部132は、棒状の形状を有し、通常の走行姿勢で把持される場合、先端が地表700の地表面の近くに位置できる長さを有することが好ましい。ボックス部133は、直方体状のケースで、音響発生部134、音圧調整部135および通報部140等が収容されている。
音響発生部134は、検出されたオゾンガスの濃度に応じた大きさの音響を発生する。音圧調整部135は、音響の大きさを調整する。操作者は音響の大きさにより、配管600の漏水箇所800を特定できる。
通報部140は、図2に示すように、測定部130のボックス132内に取付ける。通報部140は、図3に示すように、測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識し漏水箇所800を通報する。漏水箇所800に対応する地表700の位置A点においては、オゾンガスが一時的に滞留するため、測定部130が位置A点以外の他の箇所で検出するオゾンガスの濃度よりも高い。通報部140は、測定部130により測定されたオゾンガスの濃度を表示することにより漏水箇所800を通報する。また、音響発生部134により通報することもできる。なお、警報ランプ(不図示)を点灯させることにより通報することもできる。
上述した生成部110、供給部120、測定部130、通報部140は、それぞれ、それ自体を動作させるための電源スイッチや制御手段を有し、各々が単独動作できるようにしても良い。
また、漏水探索装置100は、上述した生成部110、供給部120、測定部130、通報部140以外の構成部分を有してもよい。漏水探索装置100は、たとえば、上述した生成部110、供給部120、測定部130、通報部140に電力を提供できる発電機を有してもよい。
さらに、漏水探索装置100は、上述した生成部110、供給部120、測定部130、通報部140のうち、一部を有しなくてもよい。漏水探索装置100は、たとえば、オゾンガスの充填されたガスボンベを利用する場合、生成部110を有しない。
〔漏水探索装置用いた漏水探索のイメージ〕
図3に示すように、地中には配管600が埋設されている。配管600には、地表700から繋げられた注入弁500が取付けられる。注入弁500は、たとえば、地表に設けられた消火栓や蛇口や空気弁である。また、配管600には、一定の距離をおいて配管600を区切るための仕切弁900が取り付けられる。仕切弁900を開閉することにより、所定区域を開放または閉鎖できる。さらに、配管600には、管内にたまった沈泥などを排除するための排泥弁(不図示)が取り付けられうる。配管600内には、通常、水などの液体が流通し、配管600に破損箇所があれば、漏水箇所800で漏水が発生する。
本実施形態に係る漏水探索装置100は、配管600の所定区域内の残存液体を排出して当該所定区域を閉鎖した状態において、供給部120により注入弁500を介して閉鎖された所定区域内にオゾンガス300が混合された混合気体400を供給する。測定部130により地表700においてオゾンガスの濃度を測定しながら、配管路に沿って前進する。通報部140により測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識し漏水箇所800に対応する地表700の位置A点を特定する。
図4は、漏水箇所付近のオゾンガスの濃度を示す図である。この図において、縦軸は、測定部130により測定されるオゾンガスの濃度を示し、横軸は、位置A点を中心とした水平距離を示す。
図を見れば明らかなように、測定部130により測定される、漏水箇所800に対応する地表700の位置A点におけるオゾンガスの濃度は、他の箇所のオゾンガスの濃度よりも高い。本実施形態に係る漏水探索装置100は、オゾンガスの濃度が極端に高い位置を探索する。
〔漏水探索装置の動作〕
次に、本実施形態に係る漏水探索装置100の動作を説明する。図5は、本実施形態に係る漏水探索装置の動作フローチャートである。なお、図5に示した動作フローチャートは、本実施形態に係る漏水探索方法の手順を示すものでもある。
<段階S101>
図3に示した漏水探索装置100の操作者は、配管600内の残存液体を外部に排出する操作を実施する。操作者は、たとえば、配管600の所定区域(以下、「漏水探索域」ともいう。)の両端に位置する仕切弁900のうちの一方が完全に閉じ、他方がある程度開いているままの状態において、供給部120を注入弁500に接続させて電源スイッチをオンにする。
供給部120は、配管600内に空気200を圧縮供給することにより、漏水探索域内の残存液体を強制的に排出する。ただし、漏水探索域内の残存液体を排出する方法はこれに限らず、漏水探索域の両端に位置する仕切弁900の全てを完全に閉じ、排泥弁から漏水探索域内の残存液体を自然流下させることにより排出してもよい。
なお、漏水探索域内の残存液体を完全に排出する必要性は必ずしもなく、残存液体が存在する場合においても、後述するように、漏水探索域を閉鎖した後、残存液体は、供給部120からの混合気体400の圧力により漏水箇所800から混合気体400とともに排出できる。
<段階S102>
操作者は、図3に示すように、漏水探索域の両端に位置する仕切弁900の両方を完全に閉じ、漏水探索域を閉鎖する。漏水探索域が閉鎖されると、漏水探索域内は、徐々に空気200により充填されて圧力が増加され、漏水箇所800から空気200が噴出される。なお、漏水探索域内の残存液体が残されている場合、残された残存液体も漏水箇所800から噴出されうる。
<段階S103>
操作者は、漏水探索するために、漏水探索装置100の各構成部分を初期調整する。操作者は、たとえば、供給部120を調整して、空気200の供給を一時止めるか供給量を減らすことができる。操作者は、また、配管600の口径や漏水探索域の距離に応じて、生成部110を調整し、漏水探索の際のオゾンガスの生成量を調整できる。操作者は、さらに、測定部130および通報部140の電源スイッチをオンにして、地表700の空気中に含まれるオゾンガスを検出し、空気中のオゾンガスの濃度を確認し、漏水箇所800を検出するためのオゾンガスの濃度の検出閾値を調整できる。
<段階S104>
操作者は、生成部110の電源スイッチをオンにする。生成部110は、空気200中の酸素からオゾンガス300を生成する。生成されたオゾンガス300は、供給部120の混合空間の負圧により供給部120内に引き込まれる。
<段階S105>
供給部120は、オゾンガス300に空気200を混合させて、混合気体400を配管600内に供給する。供給部120は、漏水探索の初期段階では、オゾンガス300のみを配管600内に供給し、徐々に空気200を混合させて、混合気体400を配管600内に供給することもできる。配管600内に供給された混合気体400は、漏水箇所800から噴出され、地表700まで漏れ出る。
<段階S106>
操作者は、測定部130の把持部132の先端に取付けた検出部131を地表面の付近に位置させ、配管600の配管路に沿って測定部130を移動させながら配管600の漏水箇所800を探索する。配管路は、通常、設計図面や隣接するマンホールの位置などから予め知ることができる。
測定部130は、地表700において、配管600の周辺のオゾンガスの濃度を測定する。通報部140は、測定されたオゾンガスの濃度をリアルタイムに表示する。音響発生部134は、測定されたオゾンガスの濃度に応じた音圧の音響を発生する。
図4に示したように、配管600の漏水箇所800では、混合気体400が噴出され、噴出された混合気体400に含まれるオゾンガスが地表700の位置A点付近に一時的に滞留するため、位置A点付近のオゾンガスの濃度は、周辺よりも極端に高くなる。このため、配管600の配管路に沿って測定されるオゾンガスの濃度は、ある位置付近では著しく上昇し、その位置付近から離れると著しく降下して再びもとのレベルまで戻る。したがって、通報部140は、測定されたオゾンガスの濃度の上記の変化を認識することにより、漏水箇所800の対応する地表700の位置A点を特定できる。ただし、通報部140が漏水箇所800の対応する地表700の位置A点を特定する方法はこれに限らず、測定されるオゾンガスの濃度が所定閾値よりも大きい位置を認識することにより特定することもできる。
<段階S107>
通報部140は、漏水箇所800が検出されたか否かについて判断する。通報部140は、地表700の位置A点を特定できると、漏水箇所800が検出されたと判断できる。通報部140は、漏水箇所800が検出されなかったときには、段階S106に移行して、その先の配管600の配管路上の漏水箇所800を同じ方法で探索する。
<段階S108>
通報部140は、漏水箇所800が検出されたときには、操作者に漏水箇所800の検出を通報する。漏水箇所800の検出の通報は、通報部140に「漏水検出」という表示を出力することにより行っても良いし、音響発生部134から警報音を出力することにより行っても良い。なお、警報ランプを点灯させることにより漏水箇所800の検出を通報することもできる。
以上のように、本実施形態に係る漏水探索装置および漏水探索方法によれば、漏水探索するために配管内に供給するガスとして、土壌よりも比重が小さく空気よりも比重が大きいオゾンガスを利用する。このため、漏水探索をするために地表にカバーを設けるなどの付加作業を要せず、容易に漏水箇所を検出できる。
また、本実施形態に係る漏水探索装置および漏水探索方法によれば、漏水探索の都度、空気中の酸素からオゾンガスを生成する。このため、高価な希ガスなどの用意や重たいガスボンベなどを現場に移動させる必要がなく、安価で手軽に漏水箇所を検出できる。
[変形例1]
上記実施形態1において、生成部110の生成するオゾンガス300は、供給部120の混合空間から混合気体400を排出する際に生成される負圧により、消極的に供給部120の混合空間内に引き込まれて空気200と混合される。しかし、本発明はこれに限らず、オゾンガス300を積極的に供給部120の混合空間に送り込んでもよい。以下、オゾンガス300を積極的に供給部120の混合空間に送り込む構造について説明する。
図6は、変形例1に係る漏水探索装置の生成部、供給部、送風部および制御部のイメージを示す図である。
図に示すように、漏水探索装置は、上述の実施形態と同様の生成部110、供給部120を備えるほか、さらに送風部150、制御部160を備える。
送風部150は、空気200を生成部110に送風する。送風部150は、生成部110と連接して接続され、空気200を圧縮して、圧縮空気201を生成部110に送風する。生成部110は、圧縮空気201中の酸素からオゾンガス300を生成する。生成されたオゾンガス300は、供給部120に送り込まれる。
制御部160は、電気配線を介して生成部110、供給部120および送風部150と接続する。制御部160は、生成部110によるオゾンガス300の生成、供給部120による混合気体400の供給、送風部150による空気200の送風の少なくとも1つを制御する。
制御部160は、オゾンガス濃度調整部161、オゾンガス濃度表示部162、流量圧力調整部163、流量圧力表示部164を備える。
オゾンガス濃度調整部161は、送風部150による空気200の送風量および生成部110によるオゾンガス300の生成量を制御することにより、混合気体400に含まれるオゾンガス300の濃度を調整する。オゾンガス濃度表示部162は、供給部120の混合空間内の混合気体400に含まれるオゾンガス300の濃度を表示する。
流量圧力調整部163は、供給部120による混合気体400の供給量や供給部120の混合空間に直接引き込まれる空気200の引き込む量を制御することにより、配管600に供給される混合気体400の流量および圧力を調整できる。流量圧力表示部164は、配管600に供給される混合気体400の流量および圧力を表示する。
以上のように、変形例1に係る漏水探索装置は、さらに送風部150および制御部160を有することにより、配管600に供給される混合気体400に含まれるオゾンガスの濃度や混合気体400自体の流量圧力などを調整できる。このため、配管600内の圧力が高すぎて配管600自体が破損されることや地表700への濃度の高すぎるオゾンガスの過量の漏れ出しを防止できる。
[変形例2]
上記実施形態1において、測定部130の検出部131は、地表700の地表面に一時的に滞留される漏水箇所800から噴出されたオゾンガスを容易に検出するために、把持部132の先端に取付けられている。しかし、本発明はこれに限らず、検出部131は、把持部132の先端から離れて取り付けても良い。以下、変形例2に係る漏水探索装置の測定部130について説明する。
図7は、変形例2に係る漏水探索装置の測定部および通報部の外観図である。
図に示すように、測定部130は、検出部131、把持部132、ボックス部133を備える。ボックス部133には、音響発生部134、音圧調整部135、吸引部136を備える。
検出部131は、上述の実施形態1と同様のものを使用できるが、検出部131の取付け位置は上述の実施形態1とは異なり、把持部132の先端ではなく、ボックス部133に収容されている。ただし、検出部131の取付け位置はこれに限らず、把持部132の先端から一定の距離離れて取り付けてもよい。
把持部132は、中空棒状に形成されてその一端に吸入口を有し、通常の走行姿勢で把持される場合、先端が地表700の地表面の近くに位置できる長さを有することが好ましい。
ボックス部133は、直方体状のケースで、音響発生部134、音圧調整部135、吸引部136および通報部140等が収容されている。音響発生部134、音圧調整部135および通報部140は、上述の実施形態1と同様のものが使用できる。
吸引部135は、把持部132を介して吸入口付近の気体を吸引する。吸引部135は、地表700の地表面に一時的に滞留される漏水箇所800から噴出されたオゾンガスを検出部131の位置まで吸引する。検出部131は、吸引された気体からオゾンガスを検出する。
以上のように、変形例2に係る漏水探索装置は、一端に吸入口を有する中空棒状の把持部132および吸引部135を有することにより、地表面付近の気体を吸引できる。このため、検出部131を把持部132の先端から離れるところに取付けることができ、漏水探索中に検出部131が、地表の石などに突き当たることで破損することや水たまりに浸水されることで壊れることが防止できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
100 漏水探索装置、
110 生成部、
120 供給部、
130 測定部、
131 検出部、
132 把持部、
133 ボックス部、
134 音響発生部、
135 音量調整部、
136 吸引部、
140 通報部、
150 送風部、
160 制御部、
161 オゾンガス濃度調整部、
162 オゾンガス濃度表示部、
163 流量圧力調整部、
164 流量圧力表示部、
200 空気、
300 オゾンガス、
400 混合気体、
500 注入弁、
600 配管、
700 外部、
800 漏水箇所、
900 仕切弁。

Claims (14)

  1. 埋設された配管内にオゾンガスを供給する供給部と、
    前記配管の周辺のオゾンガスの濃度を測定する測定部と、
    測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識し漏水箇所を通報する通報部と、
    を備える漏水探索装置。
  2. 前記通報部は、漏水箇所付近のオゾンガスの濃度が、前記漏水箇所付近を除く他の箇所のオゾンガスの濃度よりも高くなるという特性を利用して、前記漏水箇所を通報する請求項1に記載の漏水探索装置。
  3. 空気中の酸素から前記オゾンガスを生成する生成部をさらに備える請求項1または2に記載の漏水探索装置。
  4. 前記供給部は、前記オゾンガスに空気を混合させて、前記オゾンガスを混合気体として前記配管内に供給する請求項3に記載の漏水探索装置。
  5. 前記生成部に空気を送風する送風部と、
    前記生成部による前記オゾンガスの生成、前記供給部による前記混合気体の供給、前記送風部による空気の送風、の少なくとも1つを制御する制御部と、
    をさらに備える請求項4に記載の漏水探索装置。
  6. 前記制御部は、
    前記混合気体に含まれる前記オゾンガスの濃度を調整するオゾンガス濃度調整部と、
    前記混合気体に含まれる前記オゾンガスの濃度を表示するオゾンガス濃度表示部と、
    前記配管内に供給する前記混合気体の流量及び圧力を調整する流量圧力調整部と、
    前記配管内に供給する前記混合気体の流量及び圧力を表示する流量圧力表示部と、
    を備える請求項5に記載の漏水探索装置。
  7. 前記測定部は、棒状の把持部と、前記把持部に取付けられたボックス部と、前記オゾンガスを検出する検出部と、を備え、
    前記通報部は、前記ボックス部に収納されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の漏水探索装置。
  8. 前記検出部は、前記把持部の先端に取付けられている請求項7に記載の漏水探索装置。
  9. 前記把持部は、中空棒状に形成されてその一端に吸入口を有し、
    前記測定部は、前記把持部を介して吸入口付近の気体を吸引する吸引部をさらに備え、
    前記検出部は、前記吸引部から吸引された気体から前記オゾンガスを検出する請求項7または8に記載の漏水探索装置。
  10. 測定されたオゾンガスの濃度に応じた音圧の音響を発生する音響発生部をさらに備える請求項1〜9のいずれか一項に記載の漏水探索装置。
  11. 埋設された配管内にオゾンガスを供給する供給段階と、
    前記配管の周辺のオゾンガスの濃度を測定する測定段階と、
    測定されたオゾンガスの濃度の変化を認識し漏水箇所を通報する通報段階と、
    を含む漏水探索方法。
  12. 前記通報段階では、漏水箇所付近のオゾンガスの濃度が、前記漏水箇所付近を除く他の箇所のオゾンガスの濃度よりも高くなるという特性を利用して、前記漏水箇所を通報する請求項11に記載の漏水探索方法。
  13. 空気中の酸素から前記オゾンガスを生成する生成段階をさらに含む請求項11または12に記載の漏水探索方法。
  14. 前記配管内の残存液体を外部に排出する排出段階と、
    前記残存液体が排出された配管の所定区域を閉鎖する閉鎖段階と、
    をさらに含み、
    前記供給段階では、前記オゾンガスを閉鎖された所定区域の配管内に供給する請求項11〜13のいずれか一項に記載の漏水探索方法。
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