JPH08178791A - 埋設配管漏れ探知方法 - Google Patents

埋設配管漏れ探知方法

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JPH08178791A
JPH08178791A JP32464194A JP32464194A JPH08178791A JP H08178791 A JPH08178791 A JP H08178791A JP 32464194 A JP32464194 A JP 32464194A JP 32464194 A JP32464194 A JP 32464194A JP H08178791 A JPH08178791 A JP H08178791A
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JP
Japan
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rare gas
fluid
gas
leak
pipe
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Pending
Application number
JP32464194A
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English (en)
Inventor
Yakichi Takeuchi
彌吉 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUNNY KK
Original Assignee
SUNNY KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋設配管中の流体を止めることなく、流れて
いる状態のままで、簡単、安全、安価に、しかも漏れ部
分を正確に探知することができる埋設配管漏れ探知方法
を提供する。 【構成】 流体が流れている配管10中に空気より比重
の小さい稀ガスを微小気泡化して混合して流し、配管の
漏れ箇所9から流出した液から分離して地表に上昇する
稀ガスを、地表面に開けた小孔6に挿入した細管等のガ
ス検知棒5で抽出し、この抽出した稀ガスをガス検知器
7により検知することにより埋設配管の漏れを探知する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道敷設管、工業用水
道敷設管、消火用配管又は各種プラント内の埋設流体配
管の漏れている箇所を、埋設配管中に流体が流れている
状態で簡単、安全かつ確実に特定することができる埋設
配管漏れ探知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】埋設配管、例えば水道管が漏水している
かどうかを調べるのに、従来は、音調棒を漏水の可能
性のある個所に当てて耳で漏水音を直接聴き取る方法、
ピックアップによって音を拾い、アンプ及びフィルタ
を通して土中の音を拡大するとともに、漏水音に絞り込
んで聴き取る漏水探知機による探知方法、漏水してい
ると思われる部分を挾む2個所の露出部の配管に、ピッ
クアップ及び送信機をセットし、漏水音を2個所同時に
測定して受信機本体に無線で送り、同一音の波形を探
し、2個所の音の伝わり方の時間的ずれから漏水個所が
2点の間のどのあたりかを調べる相関式漏れ探知機によ
る方法から必要に応じ選択している。
【0003】上述する三つの方法に関して、の方法
は、簡便で安価な利点はあるが、土中の小さな音は、他
の雑音に混じり聴き取り難いために検出精度の面で問題
がある。一方、の方法は、フィルタで雑音と漏水音を
識別することができるため、精度がかなり高いが、漏水
音が余り出ない小さな漏れ、逆に非常に大きな漏れで
は、音そのものが出ていないために発見できない問題が
ある。また、の方法は、高精度の利点はあるが、漏水
探知機と同様に、音が明確に出ていない場合発見できな
いし、露出部がない場合、セットする場所がとれなくて
探知に制限をうける等の問題がある。
【0004】上記問題点の解決のため、埋設された水道
管等の埋設配管を適当長さに区分して、区分された配管
部分を、その両端部に閉鎖弁を介設するなどにより締め
切らせて、加圧空気吸込み或は真空抽気による前記配管
部分の水抜きを行わせる一方、この配管部分の真上部の
アスファルト層、コンクリート層、または固土層からな
る表面層に対して、数メートル等の適宜間隔で小径孔を
設けるとともに、各小径孔の個所に箱形状のカバーを覆
わせて配設させ、締め切らせた前記配管部分に、空気に
比して比重が小さいヘリュームガス等の稀ガスを供給し
た後、前記各カバー内における稀ガスの有無を稀ガス検
知器によって検知することにより、埋設配管の漏水の個
所を探知する埋設配管の漏れ探知方法が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の漏れ探知方
法においては、埋設配管の流体を排除させた後稀ガスを
圧封入し、その漏れ出るガスを稀ガス探知器によって探
知し、漏れ個所の特定を行うため、配管中の流体を止め
なければならず、定常的に使用している流体を止めるこ
とは、利用者にとって極めて不便である。また、流体を
止めた後の配管内の流体を排出するためには、配管の各
端部に閉鎖弁を取付けなければならず、この取付に多く
の時間と費用を要する。更に、流れを止められた配管内
の流体を完全に抜くことは困難であり、特に、配管経路
中に高低差のある場合には、低部に排出不能の流体が存
在することがあり、完全な漏れ探知ができない。また、
地表に小孔を開け、その上にカバーを取付けて、カバー
内における稀ガスの有無を検知する際には、埋設配管か
ら漏れた稀ガスは、その上にアスファルト層やコンクリ
ート層がある場合には、これらの層を透過することはで
きず、その層の下の部分に稀ガスが溜って広がるため、
これらの層に孔を開けて稀ガスの有無を検出しても、そ
の稀ガスは必ずしもその孔の近傍の配管部分から漏れて
いるとは限らないため、漏れ部の特定が不正確である。
【0006】したがって、本発明は、埋設配管中の流体
を止めることなく、流れている状態のままで、簡単、安
全、安価に、しかも漏れ部分を正確に探知することがで
きる埋設配管漏れ探知方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、流体が流れている配管中に空気より比重の
小さい稀ガスを微小気泡化し混合して流して微小気泡の
混濁液様となし、一方、地表面の適宜個所に小孔を開け
てガス検知棒を挿入し、配管の漏れ箇所から流出した液
から分離して地表に上昇する稀ガスをガス検知棒によっ
て抽出し、ガス検知器により検知することにより埋設配
管の漏れを探知するようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記のようにしてなるので、埋設配管
中に流体が流れているところに稀ガスを微小気泡化して
流すと、埋設配管中に漏れ箇所があるとそこから流体が
地中に漏れ、この漏れた液体から稀ガスが分離し、稀ガ
スは空気よりも比重が小さいので地表に向かって上昇す
る。この稀ガスは、地表に開けた小孔に挿入されるガス
検知棒により収集等により抽出され、収集された稀ガス
はガス検知器により探知され、漏れ箇所の特定がなされ
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に沿って説明する。図
1は、本発明の実施例の態様を概略的に示すものであ
り、例えば、上水道道路埋設配管等の漏れ調査対象埋設
配管10内には、図中白抜矢印方向に流体が定常的に流
れている。この埋設配管1に設けられた、例えば建物に
供給する水道メータ部における弁部等の取出し口1に対
し、微小気泡発生器4の出口管を接続する。
【0010】微小気泡発生器4には、水タンク12に貯
留する水をポンプ2の駆動によって供給するとともに、
稀ガスボンベ3から空気に比して比重が小さいヘリュー
ムガス等の稀ガスを供給し、微小気泡発生器4ではこれ
らの水の稀ガスを撹拌混合し、稀ガスを微小気泡として
水中に混濁させる。この水と稀ガスの混濁液11は、微
小気泡発生器4から前記出口管を経て埋設配管中に圧送
する。
【0011】埋設配管10には上記混濁液11が混合さ
れ、定常流の全体に混合拡散し流れていく。図中の漏れ
箇所9で漏れが発生していた場合には、上記稀ガスの微
小気泡が混濁している水も、この漏れ箇所9から土中に
漏れ出す。この時、水は土中に浸透していくが、稀ガス
の微小気泡は土中に深く浸透することなく、土のフィル
タ作用により直ちに分離し、しかも稀ガスは空気よりも
比重の小さいものを用いているので、水からの分離後、
略直上に向けて地表に上昇してくる。
【0012】上記の例のように、埋設配管が上水道の場
合には、その配管は、通常道路下に埋設されているの
で、その直上の地表面8はアスファルト層やコンクリー
ト層であることが多い。したがって、漏れ検出に際して
は、予め埋設場所が知られている埋設配管に沿って適宜
の間隔で、これらのアスファルト層やコンクリート層に
ドリルにより小孔6を開け、できるならばこれらの層よ
り幾分下の土の層まで小孔を延ばす。
【0013】この小孔6に細管で実現されるガス検知棒
5を挿入し、このガス検知棒5の上端に連通管14の一
端を接続し、この連通管14の他端をガス検知器7に接
続するとともに、ガス検知器7の吸引器で連通管14を
介してガス検知棒5下端部から周囲の空気を吸引する。
この時、小孔6とガス検知棒5間の隙間をふさぐためゴ
ムパッド13を設けてもよく、このようにすることによ
って、ガス検知棒5が地表面8上に滞留しているガスを
収集するような問題は解消される。したがって地表面が
無舗装の場合は特にゴムパッド13を設けた方がよい。
ガス検知器7では、この吸引空気中に所定の稀ガスが含
まれているか否かを検知するとともに、稀ガスが含まれ
ている場合には、その濃度を検出する。
【0014】上記の作業を埋設配管に沿って適宜の間隔
で行い、稀ガスが検知された時にはその濃度を測定し、
この検知箇所から比較的近接箇所で同様の検知作業を行
い、その地点で先の測定濃度より大きな濃度が検出され
た時には、新たな検知地点がより漏れ箇所に近いことが
判別され、逆に先の測定濃度より小さな濃度が検出され
た時には、新たな検知地点が、より漏れ箇所から遠いこ
とが判別される。このような検知及び濃度測定の繰り返
しによって、漏れ箇所の略直上の地点が特定されるとと
もに、埋設配管10中の漏れ箇所9が特定される。
【0015】上記漏れ探知作業においては、稀ガスを流
体中に混合した後、時間と共に稀ガスの微小気泡は次第
に流体から分離する傾向があるので、予め実験により得
られたデータに基づいて気液が分離することにより、実
質的に上記漏れ探知が行えなくなる時間を設定し、一
方、漏れ探知する埋設配管の定常的な流速を計測するこ
とにより、上記設定時間にその埋設配管の流れる距離を
求め、流体への稀ガス混入地点からこの距離の範囲内を
埋設配管に対する1回の探知範囲とする。したがって、
次回は、この探知範囲に至近の地点に、前記のような稀
ガスの混入を行い、同様の探査を行う。
【0016】なお、上記実施例においては、稀ガスの有
無のほかにその濃度も測定したものであるが、濃度を測
定することなく、稀ガスの有無を検知するのみでも容易
に漏れ箇所の近傍を探知することができる。また、稀ガ
スの混入箇所は、上記水道メータ部分のほか、マンホー
ル直下のバルブ部分等、各所に設定することが可能であ
り、またその設置箇所は複数箇所としても良い。更に稀
ガスとしては上記ヘリュームのほか、配管中に流れてい
る流体の性状に合わせて、その流体に溶融することがな
く、また漏れても危険の少ない種々の気体を採用するこ
とができる。また、漏れ探知対象としては、上記上水道
のほか、建物敷地内の給水管、消火配管、工業用水道
管、プラント内の各種配管等の漏れ探知に適用可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のようにしてなるので、埋
設配管中の流体を止めることなく、流れているままの状
態で、簡単に、安全に安価に、しかも漏れ部分を正確に
探知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体概要図である。
【符号の説明】
1…取出し口 2…ポンプ 3…稀ガスボンベ 4…微小気泡発生器 5…ガス検知棒 6…小孔 7…ガス検知器 8…地表面 9…漏れ個所 10…埋設配管 11…混濁液 12…水タンク 13…ゴムパッド 14…連通管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体が流れている配管中に空気より比重の
    小さい稀ガスを微小気泡化し混合して流して微小気泡の
    混濁液様となし、一方、地表面の適宜個所に小孔を開け
    てガス検知棒を挿入し、配管の漏れ箇所から流出した液
    から分離して地表に上昇する稀ガスをガス検知棒によっ
    て抽出し、ガス検知器により検知することを特徴とする
    埋設配管漏れ探知方法。
  2. 【請求項2】流体中に混合した稀ガスが液体から略分離
    する時間に流体が流れる距離を1回の探知範囲とする請
    求項1記載の埋設配管漏れ探知方法。
  3. 【請求項3】ガス検知器により稀ガスの有無及び濃度を
    測定し漏れ箇所を探知する請求項1又は請求項2記載の
    埋設配管漏れ探知方法。
  4. 【請求項4】水道メータ部等の埋設配管からの流体取り
    出し部から稀ガス混合流体を埋設配管中に圧送する請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の埋設配管漏れ探知
    方法。
JP32464194A 1994-12-27 1994-12-27 埋設配管漏れ探知方法 Pending JPH08178791A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011137652A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Enviro Tech International Inc 地中埋設物の破損検査法
JPWO2015107707A1 (ja) * 2014-01-15 2017-03-23 株式会社グッドマン 漏水探索装置および漏水探索方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011137652A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Enviro Tech International Inc 地中埋設物の破損検査法
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000919