JPWO2015099018A1 - キャッシュ管理装置、キャッシュ管理方法、プログラム - Google Patents

キャッシュ管理装置、キャッシュ管理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

キャッシュ管理装置は、現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得する最新アクセスリスト取得部と、配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定する削除対象決定部とを備える。前記削除対象決定部は、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択する。

Description

本発明は、キャッシュ管理装置、キャッシュ管理方法、プログラムに関する。
インターネットにおいてWebコンテンツを提供するサーバ装置とユーザ端末装置との間に複数の配信サーバ(キャッシュサーバ)装置を設置し、その配信サーバ装置からもWebコンテンツを提供する仕組みをCDN(Contents Delivery Network)という。CDNによれば、ユーザからのアクセスが分散され、各サーバ装置やネットワークへの負荷が減らされる。
このようなCDNをサービスとして提供する事業者は、コンテンツ提供者とどのWebコンテンツについてキャッシュするかを事前に取り決めておき、そのWebコンテンツを配信サーバ装置にて蓄積しておく場合がある。
配信サーバ装置が内蔵する又は配信サーバ装置に接続された記憶装置には容量の限界がある。このため、全てのWebコンテンツを配信サーバ装置にキャッシュすることは現実的ではない。配信サーバ装置に蓄えるWebコンテンツは、記憶装置の記憶容量とWebコンテンツへの最終アクセス時間によって管理することが一般的である。例えば、蓄積されたデータのデータサイズが予め定められた上限値を超えた場合に、最終アクセス日時の最も古いコンテンツから順に削除して空き容量を作成し、その空き容量に新たにアクセスのあった新しいWebコンテンツを蓄積するという方法である(特許文献1参照)。
次に通信網を提供する通信事業者が、通信網上のゲートウェイに具備するWebコンテンツのキャッシュ機能やゲートウェイ付近に備える配信サーバ装置について考える。例えば、コンテンツ提供事業者がキャッシュ機能を用いる目的は、事業者のWebコンテンツにアクセスするユーザが自社の提供する特定のコンテンツに対して快適にアクセスすることができるようにすることで商機を得たり、自社のコンテンツ提供サーバ装置に負荷が集中してダウンするのを防ぐことである。これに対して、通信事業者がキャッシュ機能を用いる目的は、コンテンツ提供事業者とは異なる。通信事業者は、無駄な通信を削減し自社が提供する通信網の帯域が飽和し通信速度が低下するのを防ぐ目的で配信サーバ装置(キャッシュ機能)を導入する。通信事業者は、コンテンツ提供事業者及びCDNサービス提供事業者のように特定のコンテンツだけを扱えば良いのではなく、ユーザからアクセスのある全てのコンテンツを扱わなければならない。通信事業者は、キャッシュ機能を用いることにより、インターネット上の全てのWebコンテンツを対象として、自身の提供する通信網の帯域使用効率を向上させることを期待する。例えばアクセス率の低いWebコンテンツばかりを蓄積すれば、アクセス率の高いWebコンテンツへのアクセスによるトラフィックが増大し回線を圧迫する結果となる可能性がある。一方、アクセス率の高いWebコンテンツだけを蓄積することができれば、そのWebコンテンツに対するアクセスによるトラフィックを配信サーバ装置とユーザの端末装置間との間だけに留め、通信網の帯域使用効率を向上させることができる可能性がある。つまり通信事業者の目標は、対象とするWebコンテンツもアクセスして来るデバイスも事前に制限する事が出来ない環境で、限られた記憶容量になるべくアクセス率の高いWebコンテンツだけを蓄積することである。
日本国特開2006−185169号公報
特許文献1の方法で蓄積したキャッシュデータを管理する方法を通信事業者の配信サーバ装置に適用した場合の問題点について述べる。
(1)特許文献1の方法では、容量制限を超えるとアクセス時間の古いコンテンツから順に削除している。この場合、アクセス時間の古いコンテンツは確かにそのアクセスがあった時間から現在まではアクセスが無かったのだからその期間に関してはアクセス率が低かったといえる。しかし、新しくアクセスがあったからといってそのWebコンテンツをキャッシュしたとしてもそのWebコンテンツへのアクセスが今後どの程度あるかは予測不能であり、二度とアクセスがないまま配信サーバ装置から削除される可能性がある。それに対して、先に古いという理由で削除したWebコンテンツには、最後にアクセスされるまでの間に一定以上のアクセスがあり、定期的に一定以上のアクセスがあるかもしれない。その場合、キャッシュから削除してしまうと再度アクセス数に応じたトラフィックが発生してしまう。つまり最終アクセス時間が古いからといってそのキャッシュデータを削除することは通信網の帯域使用効率の観点からは必ずしも適切ではない。
(2)キャンペーンサイトの様に瞬間的に爆発的なアクセスが発生するサイトに対して、キャッシュ生成を行い保存しても、爆発的なアクセスの発生は継続しない。よって、その後のアクセスが無くキャッシュが無駄になったり、そのキャッシュ保存の為に一定のアクセスがあるWebコンテンツのキャッシュデータが削除されることになりキャッシュの管理効率が低下する。
つまり新しくアクセスがあったからといってそのWebコンテンツをキャッシュしても、通信網の使用率向上という観点からは必ずしも適切ではない。
本発明の目的の一例は、上述した解題を解決するキャッシュ管理装置、キャッシュ管理方法、プログラムを提供することである。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされた。本発明の実施態様に係るキャッシュ管理装置は、現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得する最新アクセスリスト取得部と、配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定する削除対象決定部とを備える。前記削除対象決定部は、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択する。
本発明の実施態様に係るキャッシュ管理方法は、現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得し、配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定することを含む。前記削除対象のWebコンテンツを決定することは、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択することを含む。
本発明の実施態様に係るプログラムは、キャッシュ管理装置のコンピュータに、現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得し、配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定することを実行させる。前記削除対象のWebコンテンツを決定することは、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択することを含む。
本発明によれば、限られた記憶容量にヒット率の高いWebコンテンツのキャッシュデータを蓄積することが可能になる。
本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置の構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置の具体的な構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置を含むネットワークシステムの概要を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置の処理フローを示す図である。 本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置が作成する24Hリストの一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置が作成する7DAYSリストの一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置が作成する4WEEKリストの一例である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態によるキャッシュ管理装置を図1〜図5Cを参照して説明する。
図1は第一の実施形態によるキャッシュ管理装置の構成を示す。
図1、キャッシュ管理装置1を表している。図1に示す通り、キャッシュ管理装置1は最新アクセスリスト取得部20、削除対象決定部50を少なくとも備えている。キャッシュ管理装置1は、配信サーバ(キャッシュサーバ)装置がキャッシュするWebコンテンツを管理する装置である。
最新アクセスリスト取得部20は、ユーザのリクエストがあったWebコンテンツの履歴(「全最新アクセスリスト」)から所定期間に所定回数以上アクセスされたWebコンテンツを示す「最新アクセスリスト」を取得する。
削除対象決定部50は、新しいWebコンテンツをキャッシュする記憶スペースを確保するために、現在のキャッシュデータから削除するWebコンテンツを決定する。
削除対象決定部50は、既にキャッシュしたWebコンテンツに対して、過去における複数の異なる長さの期間ごとに、アクセス頻度の低いWebコンテンツを特定し、そのWebコンテンツを削除対象と決定する。なお、過去における複数の異なる長さの期間とは、例えば過去24時間、過去7日間、過去4週間である。
図2は第一の実施形態によるキャッシュ管理装置の具体的な構成を示す。
図2を参照してキャッシュ管理装置1を構成する最新アクセスリスト取得部20、削除対象決定部50以外の機能部について説明する。
全最新アクセスリスト作成部10は、配信サーバ装置2(図3参照)から受信したWebコンテンツへのアクセス情報に基づいて全最新アクセスリストを作成する。全最新アクセスリストには、Webコンテンツ識別情報とそのWebコンテンツ識別情報に対する所定時間内のアクセス回数などが記録されている。ここで所定時間とは例えば10分間あるいは1時間などである。Webコンテンツ識別情報とは、例えばクエリーを含むアクセス先のURL、アクセス先Webコンテンツを構成する一部の情報、アクセス元のユーザ端末情報などに基づいてハッシュして生成されたキー情報を含む。
Webコンテンツ識別情報にアクセス先Webコンテンツを構成する一部の情報が含まれる理由は、アクセス先URLが同じでもWebコンテンツに変更がある場合があり、コンテンツが変更される前の場合と、コンテンツが変更された後の場合とを区別する必要があるからである。Webコンテンツ識別情報にユーザ端末情報を含める理由は、同じアクセス先のWebコンテンツであっても例えば携帯端末からアクセスされる場合と、PC端末からアクセスされる場合とではレスポンスされるWebコンテンツが異なる場合があるからである。
配信サーバ装置2から受信するアクセス情報にはWebコンテンツ識別情報に必要な情報、及びWebコンテンツのデータサイズの情報が含まれていると仮定する。
以下においてWebコンテンツとは、Webコンテンツ識別情報が示すWebコンテンツである。
高頻度アクセスリスト作成部30は、直近のユーザによるアクセスのうちアクセス頻度の高かったWebコンテンツを示す「最新アクセスリスト」の情報を蓄積した「高頻度アクセスリスト」を作成する。配信サーバ装置2の記憶部には、「高頻度アクセスリスト」に記録されているWebコンテンツ識別情報が示すコンテンツが蓄積されている。高頻度アクセスリスト作成部30が、「高頻度アクセスリスト」へ「最新アクセスリスト」の情報を追加すると「高頻度アクセスリスト」が増加する。それに伴い配信サーバ装置2の記憶部に蓄積されるWebコンテンツの容量が増加し、やがて配信サーバ装置2の備える記憶部の記憶容量を超えてしまう。従って高頻度アクセスリスト作成部30は、先に説明した削除対象決定部50の決定に従い「高頻度アクセスリスト」からキャッシュ対象から除外するコンテンツを示すWebコンテンツ識別情報を削除する。「高頻度アクセスリスト」には、Webコンテンツ識別情報、過去のアクセス履歴、最終アクセス日時などの情報が含まれている。過去のアクセス履歴とは、例えば過去4週間における日別のアクセス数、あるいは全アクセスにおける時刻である。
アクセス頻度出力部40は、「高頻度アクセスリスト」における過去のアクセス履歴の情報に基づいて複数の期間についての「アクセス頻度リスト」を出力する。例えば、アクセス頻度出力部40はWebコンテンツ識別情報ごとに過去24時間におけるアクセスの高頻度順の一覧、過去7日間におけるアクセスの高頻度順の一覧、過去4週間におけるアクセスの高頻度順の一覧を作成する。別法として、アクセス頻度出力部40は、過去7日間及び4週間におけるアクセス回数を曜日別に集計してもよい。削除対象決定部50は、アクセス頻度出力部40が生成したアクセス傾向の情報に従って削除対象のキャッシュデータを決定する。
通信部60は、ユーザがリクエストしたWebコンテンツのWebコンテンツ識別情報を配信サーバ装置2から受信する。また、通信部60は、配信サーバ装置2に蓄積すべき又は配信サーバ装置2から削除すべきWebコンテンツを指示する情報を送信する。
記憶部70は、高頻度アクセスリストや最新アクセスリストを記憶している。
全最新アクセスリスト作成部10、最新アクセスリスト取得部20、高頻度アクセスリスト作成部30、アクセス頻度出力部40、削除対象決定部50は、キャッシュ管理装置1に備わるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することによりキャッシュ管理装置1に備わる機能である。
図3は第一の実施形態によるキャッシュ管理装置1を含むネットワークシステムSの概要を示す。
図3を参照してネットワークシステムSの概要について説明する。
ネットワークシステムSは、キャッシュ管理装置1、配信サーバ装置2、ユーザ端末装置3、コンテンツ提供元サーバ装置4、および通信網5を含む。配信サーバ装置2は、キャッシュ管理装置1にアクセス情報を送信し、またキャッシュ管理装置1に問い合わせを行う(矢印R1参照)。キャッシュ管理装置1は、配信サーバ装置2にキャッシュの追加または削除を指示する(矢印R2参照)。図3に示す例において、ユーザ端末装置3は、コンピュータ端末3Aおよびモバイル端末3Bを含む。
キャッシュ管理装置1において各機能部が生成するリスト類について説明する。リスト類は、全最新アクセスリストL100、最新アクセスリストL101、高頻度アクセスリストL102、7DAYSリストL104、4WEEKリストL105、および削除リストL106を含む。これらのリストの作成方法については後に図4を用いて説明する。
全最新アクセスリストL100は、所定時間においてアクセスがあった全てのWebコンテンツについて全最新アクセスリスト作成部10がアクセス数を記録したリストである。
全最新アクセスリストL100は、配信サーバ装置2が送信するアクセス情報に基づいて作成される。
最新アクセスリストL101は、最新アクセスリスト取得部20が全最新アクセスリストL100の中からアクセス回数が所定回数以上のWebコンテンツを選択してできたリストである。
高頻度アクセスリストL102は、高頻度アクセスリスト作成部30が作成した配信サーバ装置2においてキャッシュする対象となるWebコンテンツを示すリストである。配信サーバ装置2はキャッシュ管理装置1にどのコンテンツをキャッシュすべきかを問い合わせる。キャッシュ管理装置1は高頻度アクセスリストL102を参照していずれのコンテンツをキャッシュすべきであるか、およびまたは、いずれのコンテンツをキャッシュすべきでないかを指示する。
24HリストL103は、過去24時間の期間におけるアクセス数の一覧である。7DAYSリストL104は、過去7日間の期間におけるアクセス数の一覧である。4WEEKリストL105は、過去4週間の期間におけるアクセス数の一覧である。24HリストL103、7DAYSリストL104、4WEEKリストL105は、アクセス頻度出力部40が高頻度アクセスリストL102に基づいて作成および出力したリストである。
削除リストL106は、削除対象決定部50が24HリストL103、7DAYSリストL104、4WEEKリストL105に基づいて決定した現在蓄積されたキャッシュデータのうちどのコンテンツを削除すべきかを示すリストである。キャッシュ管理装置1は、削除リストL106に基づいて配信サーバ装置2にキャッシュデータの削除を指示する。
次に図3のネットワークシステムSにおける動作の説明を行う。
配信サーバ装置2は、ユーザ端末装置3からWebコンテンツへのアクセスのリクエストを受け付ける。配信サーバ装置2は、リクエストのあったWebコンテンツを既にキャッシュしていれば自装置の備える記憶部からそのWebコンテンツを読み出し、読み出したWebコンテンツユーザ端末装置3へレスポンス(Webコンテンツ)を送信する。配信サーバ装置2がそのWebコンテンツをキャッシュしていなければコンテンツ提供元サーバ装置4へアクセスしてそのコンテンツを取得し、ユーザ端末装置3へレスポンス(Webコンテンツ)を送信する。
配信サーバ装置2は、ユーザ端末装置3へレスポンス(アクセス情報)を送信するとともに、ユーザ端末装置3から受け付けたリクエストやユーザ端末装置3に送信するWebコンテンツからアクセス情報を作成しそのアクセス情報をキャッシュ管理装置1へ送信する。配信サーバ装置2は、リクエストのあったWebコンテンツをキャッシュしていない場合、キャッシュ管理装置1へそのWebコンテンツをキャッシュすべきかどうかを問い合わせる。
キャッシュ管理装置1は、問い合わせのあったWebコンテンツに対応するWebコンテンツ識別情報が高頻度アクセスリストL102に記録されていれば通信部60を介して配信サーバ装置2へそのコンテンツをキャッシュするよう指示する指示情報を送信する。キャッシュ管理装置1は、問い合わせのあったWebコンテンツに対応するWebコンテンツ識別情報が高頻度アクセスリストL102に記録されていなければ通信部60を介して配信サーバ装置2へそのコンテンツをキャッシュしないよう指示する指示情報を送信する。
配信サーバ装置2は、コンテンツをキャッシュするよう指示する指示情報を受信した場合は、その指示情報に従ってWebコンテンツをキャッシュする。
高頻度アクセスリストL102の内容は、最新アクセスリストL101の内容が加わり削除リストL106の内容が削除されることにより所定時間ごとに変化する。よって、配信サーバ装置2からの問い合わせに対するキャッシュ管理装置1が行うキャッシュするか否かの指示も所定時間ごとに変化する可能性がある。これによって配信サーバ装置2は、最新のアクセス傾向に従ってWebコンテンツをキャッシュすることができる。
高頻度アクセスリストの内容が変化するとキャッシュ管理装置1は削除リストL106に記録されたキャッシュデータから削除すべきWebコンテンツを示す情報を通信部60を介して配信サーバ装置2へ送信する。後に図4を参照して説明するように削除リストL106が示すWebコンテンツのデータサイズの合計は、少なくとも配信サーバ装置2が新たにキャッシュすることになるコンテンツのデータサイズの合計以上である。
配信サーバ装置2は、削除指示情報を受信するとその指示に従って既に蓄積したキャッシュデータから指示のあったWebコンテンツのデータを削除する。これによってキャッシュデータのデータサイズが配信サーバ装置2の記憶装置の容量をオーバーすることを防ぐことができる。
このようにして、キャッシュ管理装置1は、配信サーバ装置2が蓄積するキャッシュデータのヒット率を高めるようにキャッシュ対象の選択および管理を行う。その結果、ユーザからのリクエストによる通信をユーザ端末装置3と配信サーバ装置2との間に留めて通信網5を流れるデータ量を削減し、通信網5の帯域を確保し通信速度の低下などを防ぐことができる。
図4は本実施形態によるキャッシュ管理装置の処理フローを示す。
図5A〜5Cは本実施形態によるキャッシュ管理装置が作成するリストの例を示す。
図4に示す処理フローを参照してキャッシュ管理装置1が上述のリストL100〜L106を作成する処理について説明する。
まず、図3を参照して説明したようにユーザのWebコンテンツへのリクエストがあると配信サーバ装置2は、そのリクエストについてのアクセス情報をキャッシュ管理装置1へ送信する。アクセス情報にはそのWebコンテンツのデータサイズが含まれている。
(ステップS1:「全最新アクセスリスト」更新処理)
キャッシュ管理装置1では、全最新アクセスリスト作成部10がアクセス情報を用いてWebコンテンツ識別情報を作成する。そして、全最新アクセスリスト作成部10が記憶部70から全最新アクセスリストL100を読み出し、作成したWebコンテンツ識別情報が現在の全最新アクセスリストL100に存在するか否かを判断する。Webコンテンツ識別情報が存在すると判断した場合、全最新アクセスリスト作成部10は、全最新アクセスリストL100のそのWebコンテンツ識別情報のアクセス回数の値に“1”を加算する。Webコンテンツ識別情報が存在しないと判断した場合、全最新アクセスリスト作成部10は、そのWebコンテンツ識別情報を新たに全最新アクセスリストL100に登録し、そのアクセス回数の値を“1”として記録する。全最新アクセスリスト作成部10はWebコンテンツ識別情報のアクセス回数などを更新すると全最新アクセスリストL100を記憶部70に保存する。また、全最新アクセスリスト作成部10は、受信したコンテンツのデータサイズと最終アクセス時刻をWebコンテンツ識別情報に対応付けて全最新アクセスリストL100に記録する。
(ステップS2:「最新アクセスリスト」作成処理)
次に所定の時間ごとに最新アクセスリスト取得部20が記憶部70から全最新アクセスリストL100を読み出して、所定時間に所定回数以上アクセスがあったWebコンテンツ識別情報を抽出する。所定の時間は、例えば10分、または1時間程度であってもよい。所定の時間は、アクセス数や通信網のトラフィック状態などに応じて設定してもよい。最新アクセスリスト取得部20は、抽出したWebコンテンツ識別情報を記憶部70に記録する。この記録した情報は、最新アクセスリストL101である。
最新アクセスリスト取得部20が、アクセス頻度に基づいてキャッシュ対象を選別する。その結果、新しくアクセスされたすべてのコンテンツをキャッシュ対象に設定してしまい、その代償にある程度頻度の高いアクセスが見込めるキャッシュデータを削除してしまう可能性を低減することができる。例えば一時的に多数のアクセスがあっても1時間(所定時間)におけるアクセス数が所定回数以上でなければキャッシュ対象に加えないことで、意味のないキャッシュデータを作成したり、キャッシュの管理効率の低下を防ぐことができる。
(ステップS3:「高頻度アクセスリスト」作成処理)
最新アクセスリスト取得部20が最新アクセスリストL101を作成すると、そのタイミングで高頻度アクセスリスト作成部30が、最新アクセスリストL101の情報を用いて高頻度アクセスリストL102を更新する。最新アクセスリストL101に登録されたあるWebコンテンツ識別情報が既に高頻度アクセスリストL102に掲載されていれる場合について説明する。この場合、高頻度アクセスリスト作成部30は、その最終アクセス時間を更新したり、アクセス回数を更新(加算)する。最新アクセスリストL101に登録されたあるWebコンテンツ識別情報が高頻度アクセスリストL102にないWebコンテンツ識別情報でない場合について説明する。この場合、高頻度アクセスリスト作成部30は、新規にその識別情報を高頻度アクセスリストL102に登録する。
また、高頻度アクセスリスト作成部30は、最新アクセスリストL101のうち高頻度アクセスリストL102に新たに追加する全てのWebコンテンツのデータサイズを最新アクセスリストL101から取得しその合計を算出する。この合計値は新たに高頻度アクセスリストL102に追加したWebコンテンツを配信サーバ装置2にてキャッシュした場合に必要となる記憶装置の容量である。高頻度アクセスリスト作成部30は、この合計値を記憶部70に記録する。
高頻度アクセスリストL102は、配信サーバ装置2がキャッシュするWebコンテンツを示している。10分や1時間などの比較的短い時間間隔ごとに集計したアクセス頻度の高いWebコンテンツだけを抽出してキャッシュ対象とすることでヒット率を高め、通信網の帯域が同じWebコンテンツへのアクセスによるトラフィックで占有されることを防ぐことができる。
ここまでは、アクセス頻度の高いコンテンツだけをキャッシュ対象に加える手順について説明した。配信サーバ装置2が備える記憶装置の容量に余裕がある間は、高頻度アクセスリストL102に最新アクセスリストL101の内容を追加するだけで良い。しかし、配信サーバ装置2が蓄積できるキャッシュコンテンツの容量には限りがある。このため、新たに加えたWebコンテンツのデータサイズに相当するデータサイズを有するキャッシュコンテンツを配信サーバ装置2から削除しなければならない。一般にインターネットにおいてはアクセスが一部のWebコンテンツに集中している。このため、アクセス頻度の高いWebコンテンツをキャッシュすることができるかどうかでヒット率は大きく異なる。従ってアクセス頻度の高いWebコンテンツがキャッシュデータに残るようにキャッシュデータの削除を行う。
(ステップS4:「アクセス頻度リスト」作成処理)
高頻度アクセスリストL102に追加するWebコンテンツが決定すると、次に、アクセス頻度出力部40が、どのキャッシュコンテンツを削除すべきかを判断する指標となるアクセス頻度リストを作成する。アクセス頻度出力部40は、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度リストを作成する。アクセス頻度リストとは、例えば、24HリストL103、7DAYSリストL104、および4WEEKリストL105である。
まず、アクセス頻度出力部40は、高頻度アクセスリストL102に記録されたアクセス履歴から、過去24時間におけるWebコンテンツ識別情報ごとのアクセス回数を集計し、24HリストL103を作成する。図5Aは、アクセス頻度出力部40が生成した24HリストL103の一例である。
同様にアクセス頻度出力部40は、過去7日間におけるWebコンテンツ識別情報ごとのアクセス回数を集計し、7DAYSリストL104を作成する。また、アクセス頻度出力部40は、過去4週間におけるWebコンテンツ識別情報ごとのアクセス回数を集計し、4WEEKリストL105を作成する。図5Bは、アクセス頻度出力部40が生成した7DAYSリストL104の一例である。図5Cは、アクセス頻度出力部40が生成した4WEEKリストL105の一例である。
アクセス頻度出力部40は、作成した24HリストL103、7DAYSリストL104、4WEEKリストL105を記憶部70に記録する。
(ステップS5:「削除リスト」作成処理)
次に削除対象決定部50は、24HリストL103、7DAYSリストL104、4WEEKリストL105を記憶部70から読み出して削除対象となるWebコンテンツを決定する。図5A〜5Cを参照しながら削除対象決定部50が削除対象を決定する方法について説明する。
図5Aの24HリストL103の1行目は、Webコンテンツ識別情報「Ah」が示すコンテンツに対して過去の24時間に「10111」回アクセス要求があったことを示している。24HリストL103にはアクセス回数の高いコンテンツから順に掲載されている。24HリストL103においてはWebコンテンツ識別情報「F」、「Cd」、「Bw」が示すWebコンテンツは、直近の24時間において最もアクセス回数が少なかったコンテンツであることを示している。
7DAYSリストL104においては「F」、「Cw」が示すコンテンツが過去7日間において最もアクセス回数が少なかったコンテンツであることを示している。4WEEKリストL105においては「F」、「H」が示すコンテンツが過去4週間において最もアクセス回数が少なかったコンテンツであることを示している。これら複数の期間におけるアクセス回数の少ないコンテンツは高頻度アクセスリストL102に含まれるコンテンツ、つまり現在キャッシュ対象となっているコンテンツの中でそれぞれの期間においてアクセス回数が少なかったコンテンツである。
削除対象決定部50は、各リストL103〜L105を読み込んでそれぞれの期間においてアクセス回数の少なかったコンテンツを抽出する。抽出の方法の一例として、アクセス回数を用いて所定のアクセス回数以下のコンテンツだけを抽出してもよい。抽出の方法の別の例として、リスト上の順位を指定してアクセス回数が所定の順位以下のコンテンツを抽出してもよい。
次に削除対象決定部50は、抽出した削除候補の中から削除すべきコンテンツを選択する。図5A〜5Cを例にして説明する。まず、抽出の結果、削除対象決定部50は、24HリストL103から「F」、「Cd」、「Bw」を、7DAYSリストL104から「F」、「Cw」を、4WEEKリストL105から「F」、「H」を削除候補として選択した場合について説明する。
次に削除対象決定部50は、抽出した削除候補から削除対象を決定する。具体的には削除対象決定部50は、削除候補のコンテンツが3つのリストにおいて何れもアクセス頻度が高くなければ削除対象とする。
まず、削除対象決定部50は「F」について検討する。「F」はいずれのリストにおいてもアクセス回数が最下位である。従って削除対象決定部50は、「F」を削除対象として決定する。次に削除対象決定部50は「Cd」について検討する。「Cd」は24HリストL103では最下位であるが7DAYSリストL104では3番目にアクセス回数が高い。つまり直近の24Hにおいて「Cd」はあまりアクセスされなかったが、過去7日間においては良くアクセスされたコンテンツである。削除対象決定部50は、このようなコンテンツは未来において(例えば来週になったら)また一定以上アクセスされる可能性が高いと判断し、「Cd」を削除対象としないことを決定する。次に削除対象決定部50は「Bw」、「Cw」について検討する。「Bw」は、24HリストL103では最下位である。削除対象決定部50は「Cw」は、7DAYSリストL104では最下位である。しかし、削除対象決定部50は「Bw」及び「Cw」は4WEEKリストL105では、最上位のコンテンツのうちの一つである。削除対象決定部50は、「Bw」及び「Cw」が4週間(月単位)では一定のアクセスがあるコンテンツであり、また来月になれば一定以上のアクセスが見込めると判断し、「Bw」及び「Cw」を削除対象としないことを決定する。
このように、第一実施形態においては、過去の異なる期間におけるアクセス頻度に基づいて、アクセス頻度の低いキャッシュデータを削除する。このため、例えば直近24時間においてはアクセス率が高くないが7日間でみればアクセス率が高いことが見込めるコンテンツを削除せずに済む。つまり短時間で増殖する新コンテンツ群と既存キャッシュの取捨選択を効率的に行うことができる。
次に削除対象決定部50は「H」について検討する。「H」は4WEEKリストL105においてはアクセス回数が最下位である。削除対象決定部50は、24HリストL103、7DAYSリストL105において予め定められたどの程度のアクセス回数があればアクセス頻度が高いとするかの判断基準に基づいて、この「H」を削除対象にするか否かを決定する。また、削除対象決定部50は、直近の7日間以内においてこの「H」が示すWebコンテンツにアクセスが無ければ、「H」が24HリストL103、7DAYSリストL105に記録がないこと判断される。その場合は、削除対象決定部50は、「H」を削除対象として決定する。
このように削除対象決定部50は、アクセス回数の下限の基準を設け、下限の基準よりもアクセス回数の少なかったコンテンツを抽出する。また、削除対象決定部50は、アクセス回数の上限の基準を設ける。削除対象決定部50は、下限の基準よりもアクセス回数の少なかったコンテンツとして抽出したコンテンツの別のアクセス頻度リストにおけるアクセス回数が、その別のアクセス頻度リストに設定されているアクセス回数の上限の基準を上回っているかを判定する。また、削除対象決定部50は、下限の基準よりもアクセス回数の少なかったコンテンツが別のアクセス頻度リストに記録されているか否かを判定する。削除対象決定部50は、いずれかのアクセス頻度リストにおいてアクセス回数の少なかったWebコンテンツに関して、そのWebコンテンツのアクセス回数が別のいずれのアクセス頻度リストにおいてもその上限の基準を超えていない、または、そのWebコンテンツが別のいずれのアクセス頻度リストにも記録されていないと判断した場合、そのWebコンテンツを削除対象に決定する。
削除対象決定部50は、この削除対象を決定する手順を削除するデータのサイズが追加するデータサイズ以上となるまで繰り返す。
具体的には、削除対象決定部50は、高頻度アクセスリスト作成部30が計算した新たにキャッシュするコンテンツに必要なデータサイズ(追加データサイズ)を記憶部70から読み出す。また、削除対象決定部50は、既に削除対象と決定したWebコンテンツ(図5A〜5Cにおいては「F」が示すコンテンツ)のデータサイズを記憶部70から読み出して、読み出したデータサイズの合計を算出(削除データサイズ)する。削除対象決定部50は、追加データサイズと削除データサイズとを比較し、削除データサイズが追加データサイズに達するまで、上述の削除対象の決定手順を繰り返す。
削除対象決定部50は、決定手順の繰り返し数に応じて下限の基準を引き上げることによりアクセス回数の少なかったコンテンツとして抽出されるコンテンツの数を増加させ、同様の手順で削除対象を決定してもよい。別法として、削除対象決定部50は、下限の基準をそのままとし、決定手順の繰り返し数に応じてアクセス回数の上限の基準を引き上げることにより、削除候補から除外されるコンテンツの数を減少させ、再度同様の手順で削除対象を決定してもよい。
削除対象の決定が完了すると、削除対象決定部50は、削除対象となるWebコンテンツのWebコンテンツ識別情報を示した削除リストL106を作成する。さらに、削除対象決定部50は、通信部60を介して削除リストL106を配信サーバ装置2へ送信する。また、削除対象決定部50は、削除リストL106を高頻度アクセスリスト作成部30に出力する。高頻度アクセスリスト作成部30は、高頻度アクセスリストL102から削除リストL106に記録されたWebコンテンツ識別情報を削除する。
以上で本処理フローは終了する。
このように削除対象決定部50は、現在を基準に設定した過去における複数の異なる長さの期間においてアクセス頻度の高いWebコンテンツだけを残すという観点で、キャッシュデータから削除するWebコンテンツを決定する。このように多段階に長さを設定した異なる期間におけるアクセス頻度を考慮することで、その期間の長さに応じた異なったパターンのアクセス傾向に基づいたキャッシュデータを生成することができる。通信事業者の通信網が受け付けるアクセスの数は膨大である。このため、アクセスがあるWebコンテンツを次々にキャッシュし、古いキャッシュデータを次々に削除するという一般的な方法を用いると、ごく短い期間(例えば数分など)でキャッシュデータが置き換わってしまうことにもなりかねない。そのような場合、配信サーバ装置では、ヒット率を上げることができないままキャッシュデータの生成に追われるようなことになりかねない。一方で、本実施形態によれば、直近のアクセスだけにとらわれず、日毎、週毎、月毎など異なる期間の観点から長期間におけるアクセス傾向を把握し、キャッシュする意味のあるWebコンテンツだけを蓄積してキャッシュデータを生成する。その結果、小さなデータサイズでヒット率の高いキャッシュデータを生成することができる。
高頻度アクセスリストL102が更新され、また配信サーバ装置2において削除リストL106に掲載されたキャッシュデータの削除が完了すると、図3で説明したようにキャッシュ管理装置1は更新された高頻度アクセスリストL102に従って配信サーバ装置2に蓄積されるコンテンツを管理する。
本実施形態によれば、限られた記憶容量にヒット率の高いWebコンテンツのキャッシュデータを蓄積することが可能になるという効果が得られる。それによって通信事業者は、提供する回線網の使用効率を高めることができる。
上述のキャッシュ管理装置1は内部にコンピュータを有している。上述したキャッシュ管理装置1の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されている。このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等を含む。このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがそのログラムを実行するようにしてもよい。
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
(付記1)現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得する最新アクセスリスト取得部と、配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定する削除対象決定部とを備え、前記削除対象決定部は、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択するキャッシュ管理装置。
(付記2)前記削除対象決定部は、前記複数の異なる期間のうちのいずれかにおいてアクセス頻度が上限基準よりも高いWebコンテンツを前記削除対象から除外する付記1に記載のキャッシュ管理装置。
(付記3)前記最新アクセスリストは、前記所定期間に所定回数以上アクセスされたWebコンテンツを示すアクセスリストである付記1又は付記2に記載のキャッシュ管理装置。
(付記4)前記削除対象決定部は、前記削除対象のWebコンテンツのデータサイズの合計が、前記高頻度アクセスリストに追加する前記最新アクセスリストが示すWebコンテンツのうち新たに前記配信サーバ装置に蓄積するWebコンテンツのデータサイズの合計以上となるように前記削除対象を決定する付記1から付記3の何れか1つに記載のキャッシュ管理装置。
(付記5)前記複数の異なる期間とは、現在を基準とした過去24時間、及び過去7日間を含んでいる付記1から付記4の何れか1つに記載のキャッシュ管理装置。
(付記6)現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得し、配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定することを含み、前記削除対象のWebコンテンツを決定することは、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択することを含むキャッシュ管理方法。
(付記7)キャッシュ管理装置のコンピュータに、現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得し、配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定することを実行させ、前記削除対象のWebコンテンツを決定することは、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択することを含むプログラム。
この出願は、2013年12月25日に出願された日本国特願2013−266917を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、キャッシュ管理装置、キャッシュ管理方法、プログラムに適用してもよい。
1・・・キャッシュ管理装置
2・・・配信サーバ装置
3・・・ユーザ端末装置
4・・・コンテンツ提供元サーバ装置
5・・・通信網
10・・・全最新アクセスリスト作成部
20・・・最新アクセスリスト取得部
30・・・高頻度アクセスリスト作成部
40・・・アクセス頻度出力部
50・・・削除対象決定部
60・・・通信部
70・・・記憶部
L100・・・全最新アクセスリスト
L101・・・最新アクセスリスト
L102・・・高頻度アクセスリスト
L103・・・24Hリスト
L104・・・7DAYSリスト
L105・・・4WEEKリスト
L106・・・削除リスト

Claims (7)

  1. 現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得する最新アクセスリスト取得部と、
    配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定する削除対象決定部とを備え、
    前記削除対象決定部は、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択する
    キャッシュ管理装置。
  2. 前記削除対象決定部は、前記複数の異なる期間のうちのいずれかにおいてアクセス頻度が上限基準よりも高いWebコンテンツを前記削除対象から除外する
    請求項1に記載のキャッシュ管理装置。
  3. 前記最新アクセスリストは、前記所定期間に所定回数以上アクセスされたWebコンテンツを示すアクセスリストである
    請求項1又は請求項2に記載のキャッシュ管理装置。
  4. 前記削除対象決定部は、前記削除対象のWebコンテンツのデータサイズの合計が、前記高頻度アクセスリストに追加する前記最新アクセスリストが示すWebコンテンツのうち新たに前記配信サーバ装置に蓄積するWebコンテンツのデータサイズの合計以上となるように前記削除対象を決定する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のキャッシュ管理装置。
  5. 前記複数の異なる期間とは、現在を基準とした過去24時間、及び過去7日間を含んでいる
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のキャッシュ管理装置。
  6. 現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得し、
    配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定する
    ことを含み、
    前記削除対象のWebコンテンツを決定することは、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択することを含む
    キャッシュ管理方法。
  7. キャッシュ管理装置のコンピュータに、
    現在を基準に設定した過去の所定期間内にアクセスされたWebコンテンツの履歴を示す最新アクセスリストを取得し、
    配信サーバ装置がキャッシュデータとして蓄積すべきWebコンテンツを示す高頻度アクセスリストに前記最新アクセスリストに基づいてWebコンテンツを追加するに際し、前記高頻度アクセスリストから削除すべきWebコンテンツである削除対象のWebコンテンツを決定する
    ことを実行させ、
    前記削除対象のWebコンテンツを決定することは、複数の異なる期間ごとにアクセス頻度が下限基準よりも低いWebコンテンツを特定し、前記特定されたWebコンテンツから前記削除対象のWebコンテンツを選択することを含む
    プログラム。
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