JP7176209B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7176209B2
JP7176209B2 JP2018053205A JP2018053205A JP7176209B2 JP 7176209 B2 JP7176209 B2 JP 7176209B2 JP 2018053205 A JP2018053205 A JP 2018053205A JP 2018053205 A JP2018053205 A JP 2018053205A JP 7176209 B2 JP7176209 B2 JP 7176209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
cloud storage
cost
storage service
service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018053205A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019164705A (ja
Inventor
一平 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2018053205A priority Critical patent/JP7176209B2/ja
Publication of JP2019164705A publication Critical patent/JP2019164705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7176209B2 publication Critical patent/JP7176209B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、ファイル保存先決定方法、およびプログラムに関する。
クラウドストレージサービスは、サービス毎にファイルの転送単価・容量単価が異なるため、利用者やファイルごとに利用コストが最小となる、クラウドストレージサービスが異なることが知られている。そのため、ファイルごとに適切なクラウドストレージサービスを選択することで、利用コストを小さくすることが可能である。
一方で、利用コストが最小となるクラウドストレージサービスを選択するのは、しばしば困難が伴う。手動でストレージサービスを分けて保存するのは、あまりにも手間がかかり現実的ではないので自動化が必要である。
自動的に複数のストレージを利用する方法としては、特許文献1に記載された方法(以下、関連技術と称す)があげられる。
関連技術では、ファイルの新規保存時、複数のクラウドストレージサービス毎に、保管料金(利用料金)、上り(通信)料金、下り(通信)料金、ファイルサイズ、ファイルの利用頻度に基づいて、比較値を計算し、複数のクラウドストレージサービス毎の上記比較値に基づいて、ファイルの保存先であるクラウドストレージサービスを決定する。ここで、関連技術では、ファイルの利用頻度を、利用頻度設定画面を通じてユーザから入力させるようにしている。
特開2011-197939号公報
関連技術では、ファイルの新規保存時、ユーザから入力された利用頻度に基づいて、ファイルの保存先であるクラウドストレージサービスを決定し、この決定したクラウドストレージサービスにファイルを保存している。しかし、或るクラウドストレージサービスに保存されたファイルが当初予想された利用頻度で利用され続ける保証はない。そのため、ファイルの新規保存時に決定したクラウドストレージサービスにファイルを保存し続けることは、ユーザにとって必ずしも適切であるとは言えない。そこで、当初の予想された頻度でファイルが利用されていない場合などに、保存先を見直す必要がある。しかし、保存先の見直し時に関連技術と同様に利用頻度をユーザに入力させると、ユーザの負担がきわめて大きくなってしまう。
本発明の目的は、上述した課題、すなわち、クラウドストレージサービスに保存されているファイルの保存先を見直す時のユーザの負担が大きい、という課題を解決する情報処理装置を提供することにある。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、
複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶する記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備え、
前記演算部は、前記ファイルについて、前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算し、前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの保存先である前記クラウドストレージサービスを決定するように構成されている。
また本発明の他の形態に係るファイル保存先決定方法は、
複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶する記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備えた情報処理装置が実行するファイル保存先決定方法であって、
前記演算部が、前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算し、前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの保存先である前記クラウドストレージサービスを決定する。
また本発明の他の形態に係るプログラムは、
複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶する記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備えた情報処理装置に、
前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算する処理と、
前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの保存先である前記クラウドストレージサービスを決定する処理と
を行わせる。
本発明は上述した構成を有することにより、クラウドストレージサービスに保存されているファイルの保存先の見直しをユーザに負担をかけずに実施することができる。
本発明の第1の実施形態の全体構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るファイルサーバの構成の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態においてファイル読み出しと書き込みとを行う時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態において利用するクラウドストレージサービスのコスト表の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるクラウドストレージサービスのコスト計算例を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてファイル読み出し後にファイルの書き込みが行われなかった時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるクラウドストレージサービスのコスト計算例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるファイルのマイグレーション時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるクラウドストレージサービスのコスト計算例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるクラウドストレージサービスのコスト計算例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるクラウドストレージサービスのコスト計算例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の全体構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の全体構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の動作説明図である。 本発明の第4の実施形態のブロック図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<本実施形態の特徴>
本実施形態は、複数のクラウドストレージサービスに対し、予測されるアクセス頻度とクラウドストレージサービスの利用単価(容量単価・転送料金)を考慮し、最も低コストと予測されるファイルの保存先であるクラウドストレージサービスを選択することを特徴とする。
ファイルサーバは、各クラウドストレージサービスの利用単価テーブルと各ファイルの予測アクセス頻度を元に、同一のアクセス頻度が続いたと仮定した場合の、各クラウドストレージサービスの保存コストを計算する。また、ファイルサーバは、既存のファイルが保存されているクラウドストレージサービスと、保存コストが一番小さくなると見込まれるクラウドストレージサービスが異なる場合、ファイルのマイグレーションに伴うファイルの取り出し、書き込みに必要なコストを加算した、一定期間の保存コストを計算する。ファイルサーバは、上記情報を元に、保存先となるクラウドストレージサービスを決定する。
<本実施形態が解決しようとする課題>
クラウドストレージサービスは、サービスによりファイルの転送単価・容量単価が異なる。このため、複数のクラウドストレージサービスを利用する方法が用いられることがある。しかしながら、複数のクラウドストレージサービスを利用する手法は、容量固定の各ストレージ階層の効率的な利用法は実現されているが、可変容量であるストレージを用いた方法や転送コストを考慮した、低コストで利用できるクラウドストレージサービスの利用方法が実現されていない。
またクラウド自体の低コストで利用できる利用法の実現はされているが、クラウドストレージサービスに特化した方法は実現されていない。さらに、ファイルの移動コストを考慮したクラウドストレージサービスを低コストで利用できる利用方法も実現されていない。
<本実施形態による解決手段>
本実施形態では、複数のクラウドストレージサービスを比較し、最も低コストと予測されるクラウドストレージサービスを推測しファイルを保存することで、全体として最も低コストでファイルを保存することができるクラウドストレージサービスを決定する。
また本実施形態では、コストが最も低くなると予測されるクラウドストレージサービスの選択を、ファイルのアクセス頻度などの情報とクラウドストレージサービスごとのコスト表を参照し計算することで実現する。
また本実施形態では、ファイルへのアクセスがあった場合に加え、一定時間アクセスがなかったファイルに対しても、保存先のクラウドストレージサービスを再評価することで、ファイルが保存された当初の最適な保存先であるクラウドストレージサービスと、現在の状況において最適な保存先であるクラウドストレージサービスが異なった場合に、適切な保存先にマイグレーションを行うことができるようにする。
また本実施形態では、ファイルに対して、次にアクセスされる時間を予測し、マイグレーションコストを加えた一定時間の保存コストを計算することで、ファイル保管コストが最も低くなると予測される保存先である、クラウドストレージサービスを選択することができるようにする。
<本実施形態の構成>
図1は本発明の第1の実施形態の全体構成の一例を示す図であり、各クラウドストレージサービス1-2とファイルサーバ1-1とがネットワーク1-4を通じて接続され、またファイルサーバ1-1とクライアント1-3とが接続された情報処理システムを示す。ファイルサーバは、情報処理装置とも呼ぶ。各クラウドストレージサービスは、ファイルをストレージに保管するサービスを提供する情報処理装置である。
本実施形態では、各クラウドストレージサービス1-2とファイルサーバ1-1がネットワーク1-4で接続されており、またファイルサーバ1-1と各クライアント1-3が接続されている。なお、ファイルサーバ1-1は、本実施形態においては説明を容易にするため1つの物理的なファイルサーバ(物理計算機)とするが、物理的なファイルサーバとは限らず、仮想的なもの(仮想計算機)でもよい。またファイルサーバ1-1の機能を複数のサーバやクライアントに分散してもよく、ファイルごとに担当されるファイルサーバが一意に決定されるなら本発明は実現可能である。また本実施形態において、クライアント1-3はPCと仮定するが、ネットワークを通じてファイルを読み書きできるものであればクライアントの種類は問わない。例えばクライアントは、スマートフォン等でもよい。またクライアントの台数の増減は本発明の実施に影響しない。
図2はファイルサーバ1-1の機能構成の一例を表した図である。図2を参照すると、ファイルサーバ1-1は、クライアント1-3とのインターフェース2-1と、クラウドストレージサービスとのインターフェース2-2と、仮想的なファイルシステム2-3と、コスト計算部2-4と、各クラウドストレージサービスのコスト表2-5とを有している。仮想的なファイルシステム2-3は、メタ情報2-6を有している。
ファイルサーバ1-1は、以下の機能を持っているものとする。ファイルサーバ1-1は、各クライアント1-3からの通常のファイルアクセス要求を各クラウドストレージサービス1-2のものに変換する機能、各クラウドストレージサービス1-2へのアクセス結果をクライアント1-3が受け取ることができる形式に変換する機能を持つ。またファイルサーバ1-1は、メタ情報2-6などを保管する仮想的なファイルシステム2-3を有する。なお、ファイルサーバ1-1がキャッシュ機能など他の機能を保持していても本実施形態の実現に支障はないが、本実施形態の説明を容易にするため、ファイルサーバにほかの機能はないものとする。
ファイルサーバの仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルのアクセス履歴など、ファイルのアクセス頻度(読み書き頻度)などを算出できる情報をメタ情報2-6として保管する。また、ファイルの実体の保存先の情報も保管している。ファイルの実体の保存先の情報は、例えば、ファイルのクラウドストレージ上の保存パスである。
ファイルサーバ1-1は、必要に応じてファイルのメタ情報2-6と各クラウドストレージサービスのコスト表2-5を用い、コスト計算を行う機能、即ちコスト計算部2-4を持つ。コスト計算部2-4は、メタ情報2-6に存在するファイルのアクセス頻度及び、各クラウドストレージサービスのコスト表2-5を用いて、コストを計算する。具体的なコスト計算方法は後述する。コストは、スコアとも呼ぶ。
<本実施形態の動作>
本実施形態に係るファイルサーバ1-1は、管理している各ファイルの読み込み・保存頻度を元に、ある一定期間の転送単価・容量単価(転送は送受信双方を考慮する)を計算し、最も予測される運用コストが低いクラウドストレージサービスを選択し自動で保存する方式である。
加えて、ファイルサーバ1-1は、ファイルのアクセス頻度を考慮し、必要に応じてファイルのマイグレーションを行う。ファイルサーバ1-1は、ファイルの保存先をマイグレーションした場合の予測コストが、既存のクラウドストレージサービスにデータを保管し続けた場合より小さい場合、保存先のクラウドストレージサービスの変更を行う。具体的には、ファイルサーバ1-1は、既存のクラウドストレージサービスのファイルを削除し、保存コストが最小と推測されるクラウドストレージファイルに当該ファイルを保存する。
これにより、全体として最も安価となるクラウドストレージサービスにファイルを保存することができ、運用コストが改善する。
まず、ファイルサーバ1-1でのアクセス頻度の保管方法について述べる。ファイルサーバ1-1の仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルごと(ファイル識別情報ごと)にメタ情報2-6を持つ。このメタ情報2-6は、読み書きそれぞれのアクセス頻度を算出できる情報およびファイルの保管先の情報が格納されていれば、他にどのような情報が記録されていてもよい。また、メタ情報2-6は、ファイルを複数に分割した個々の分割領域(ファイルの部分領域)ごとに、読み書きそれぞれのアクセス頻度を算出できる情報および部分領域の保管先の情報が格納されていてもよい。
ファイルサーバ1-1の仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルの読み出し、書き込みや保存先の変更ごとに、メタ情報2-6を更新する。即ち、仮想的なファイルシステム2-3は、メタ情報2-6に含まれるファイルのアクセス頻度を算出できる情報およびファイルの保管先を示す情報を更新する。
次に具体的な動作について記す。本実施形態におけるファイルサーバ1-1の具体的な動作はファイルの保存・読み出し・書き込みの状況によって異なる。
本実施形態を説明するために、以下の4つの場合の動作を記す。具体的には、ファイルの新規保存時、読み込み後の書き込み時、読み込みのみ時(読み込み後に書き込みが行われなかった時)、一定期間以上にわたってアクセスがないファイルの評価時である。なお、既存のファイルを読み込みせずに書き込みを行う場合は、ファイルの新規保存時または読み込み後の書き込み時の、どちらかの動作を準用してよい。また、ファイルの削除要求時はファイル保存先のクラウドストレージサービスからファイルを削除するとともに、メタ情報を変更または削除すればよい。
先ず、ファイルの新規保存時の動作について述べる。
ファイルサーバ1-1へ新規保存されるファイルがある場合、仮想的なファイルシステム2-3は、あらかじめ定めた方法で、クラウドストレージサービスを選択しファイルを保存する。これは新規保存されるファイルの場合、アクセス履歴が存在しないことから、アクセス頻度が予測できないためである。新規保存の場合のクラウドストレージサービス選択方法は、常に同一の保存先に保存する、容量やファイルの種類などで保存先を変える方式、ユーザからの指定された保存先に保存する、などが考えられるが、どの方式を用いても本発明の実施に影響はない
次に、ファイルの読み出しが行われた際の動作について解説する。
仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルを図3の3-1~3-5および図6の6-1~6-5に示す手順で読み出す。
手順3-1(6-1)で示した通り、クライアントはファイルサーバ1-1にファイル読み込み要求を発行する。すると、仮想的なファイルシステム2-3は、手順3-2(6-2)でファイルサーバ上のメタ情報2-6を更新する(ファイルのアクセス頻度などを更新する)。次に、手順3-3・3-4(6-3・6-4)で仮想的なファイルシステム2-3は、保存されているクラウドストレージサービスよりファイルを読み込み、手順3-5(6-5)でクライアントにファイルを渡す。
その後、仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルのアクセスが終了するまでにファイルに書き込みが行われたか、書き込みが行われなかったかを判定する。ファイルのアクセスが終了するまでに書き込みがあったか、書き込みがなかったかによって仮想的なファイルシステム2-3の動作が異なる。
読み出し後、図3の手順3-6のようにクライアントからファイルの書き込み要求があった場合、仮想的なファイルシステム2-3は、以下の動作を行う。
仮想的なファイルシステム2-3は、手順3-7において、メタ情報2-6に基づくファイルのアクセス頻度を元に、現時点で最も保存コストが低いと予測される保存先となるクラウドストレージサービスを選択する。仮想的なファイルシステム2-3は、コスト計算部2-4を使用して、保存先決定のための一定時間当たりの予測コスト(以下標準ファイル保管コストとする)を計算する。コスト計算部2-4は、一例として以下のようにして標準ファイル保管コストを計算する。すなわち、コスト計算部2-4は、メタ情報2-6に保管されたファイルごとの過去の一定期間あたりの書き込み回数・読み出し回数と、各クラウドストレージサービスのコスト表2-5に記載されたクラウドストレージサービスごとの、読み出し転送課金(読み込みコスト)・書き込み転送課金(書き込みコスト)および一定容量当たりの保管コストを用いて、標準ファイル保管コストを計算する。
図4は、各クラウドストレージサービスのコスト表2-5の一例を示す。この例のコスト表2-5は、クラウドストレージサービス毎のエントリを有し、各エントリに、書き込みコスト、読み込みコスト、保管コストが記載されている。
期間を一定にした場合、標準ファイル保管コストは、一例として以下の式で計算することができる。
標準ファイル保管コスト=(ファイルの予測読み出し回数*ファイルの読み出しコスト+ファイルの予測書き込み回数*ファイルの書き込みコスト+一定時間当たりの保管コスト)・・・(1)
このように標準ファイル保管コストを計算することにより、予測コストが最も小さくなるファイルの保存先となるクラウドストレージサービスを選択することができる。
図5は標準ファイル保管コストの計算例を示す。なお、コスト計算対象ファイルについては、ファイルの一定期間あたりの読み出し回数は3回、書き込み回数は1回と予測されているものとする。またコスト表は図4に示したものを使用している。図5を参照すると、この例では、当該ファイルは、B社のクラウドストレージサービスに保存するときが予測コスト最小であることがわかる。
最後に仮想的なファイルシステム2-3は、決定した保存先に基づいて、手順3-8のように、予測コストが最小のクラウドストレージサービスに対してファイル保存を行う。このときに、仮想的なファイルシステム2-3は、保存先の情報を記憶するため、保存先の情報をメタ情報2-6に書き込む。その後、上記例のようにファイルの保存先が変更された場合、仮想的なファイルシステム2-3は、手順3-9のようにそれまで保存先となっていたクラウドストレージサービスから当該ファイルを消去する。
次に、読み出し後にファイルの書き込みが行われなかった場合について述べる。
読み出し後にファイルの書き込みが行われなかった場合、仮想的なファイルシステム2-3は、図6の手順6-6において、コスト計算・マイグレーション判断を行う。具体的には以下の方法を用い、ファイルのマイグレーションを行うか否か決定する。また、ファイルのマイグレーションを行う場合、マイグレーション後のファイルの保存先を決定する。
最初に、仮想的なファイルシステム2-3は、メタ情報2-6の書き込みアクセス履歴に基づいて、次の書き込みタイミングを予測する。次の書き込みタイミングの予測方法は複数存在するが、一例として、次式を用いて次の書き込みタイミングを計算することができる。ここで、式2における「時間」は例えば直近の一定時間としてよく、「書き込み回数」はその一定期間での書き込み回数としてよい。
次の書き込みタイミング=(時間/書き込み回数)+最終書き込み時刻 ・・・(2)
その後、仮想的なファイルシステム2-3は、コスト計算部2-4を使用して、次の書き込みタイミングまでのクラウドストレージサービスごとの予測コストを計算する。この際、現時点でファイルが保管されているクラウドストレージサービスは、標準ファイル保管コストをそのまま用い、そのほかのクラウドストレージサービスは現時点でファイルをマイグレーションした時のコストを加算した、予測コストを用いる。次の書き込みタイミングまでの予測コストを用いる理由は、書き込みが行われるタイミングが、最も低コストでマイグレーションを行えるタイミングであるためである。
コスト計算部2-4は、一例として次の書き込みタイミングまでの予測コストを、次式を用いて計算することができる。
次の書き込みタイミングまでの予測コスト=標準ファイル保管コスト/時間*(次の書き込みタイミング-評価現在の時間)+マイグレーションコスト ・・・(3)
マイグレーションコストは、保存先が従来と同一の場合は0、保存先が従来と異なる場合はコスト表2-5に記載される書き込みコスト(図4参照)とする。
図7は次の書き込みタイミングまでの予測コストの計算例を示す。コスト計算対象ファイルの条件は図5と同じである。この計算例では、B社のクラウドストレージサービスの合計コストが最小となっている。その結果、仮想的なファイルシステム2-3は、予測コストを最小にするために、A社に保管されているファイルをB社に保管されるように移動させることを決定する。
最後に、仮想的なファイルシステム2-3は、次の書き込みタイミングまでの予測結果に基づき、ファイルのメタ情報2-6にある保存先の情報を書き換えたうえで、手順6-7のように新しい保存先にファイルを保存する。その後、仮想的なファイルシステム2-3は、手順6-8のように従来の保存先の情報を消去する。新しい保存先が従来と同一の場合は何も行わない。これにより、ファイル保存のための予測コストが最小となる、クラウドストレージサービスにファイルをマイグレーションできる。
なお、上記手段を実施する前に(例えば手順6-6の前に)、現時点で最適な保存先を、上記の読み書きが行われた場合と同様に計算してもよい。この時に現時点で最適な保存先が既存の保存先と同一であれば、その後のファイル移動の検討をしなくてもよい。またマイグレーションコストを考慮したファイルの予測コストの適切な計算方法が、他に存在するならば、それを利用しても構わない
次に、一定期間アクセスされないファイルの処理について述べる。
ファイルが一定期間アクセスされない場合、そのファイルの予測コストが最小となる保存先が保存当時と変化している可能性がある。たとえば容量単価が大きく転送単価が小さいクラウドストレージサービスに保存されているファイルは、一定期間アクセスされない場合、最適な保存先ではない保存先に保存されている可能性が高い。そのため、一定期間アクセスされないファイルに対しては、最適な保存先の再評価が必要である。仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルのメタ情報2-6に存在するアクセス履歴を調査して、一定期間以上アクセスされないファイルを検出する。そして、仮想的なファイルシステム2-3は、検出したファイルに対して、ファイルのマイグレーションを行うか否かを評価し、かつファイルのマイグレーションを行う場合は、その保存先を決定する。以下、この点について説明する。
最初に、仮想的なファイルシステム2-3は、次の読み込みタイミングと書き込みタイミングを予測する。書き込みタイミングの予測方法の一例は、上記読み込みが行われた場合で示した通りである。読み込みタイミングも、一例として書き込みタイミングと同様の方式で予測することができる。即ち、仮想的なファイルシステム2-3は、次式により次の読み込みタイミングを予測することができる。ここで、式4における「時間」は例えば直近の一定時間としてよく、「読み込み回数」はその一定期間での読み込み回数としてよい。
次の読み込みタイミング=(時間/読み込み回数)+最終読み込み時刻 ・・・(4)
次に、仮想的なファイルシステム2-3は、コスト計算部2-4を使用して、ファイルが書き込みされるまでの予測コストを算出する。予測コストの計算の一例として、以下の手法を示す。
予測コストを導出するために、コスト計算部2-4は、以下の3つのコスト、即ち第1のコスト、第2のコスト、第3のコストを、それぞれ計算する。
第1のコストは、既存のファイルが保存されているクラウドストレージサービスに、次のファイルの予測書き込みタイミングまでファイルが保存されている場合の、予測コストである。第2のコストは、現時点で保存先をほかのクラウドストレージサービスに変更した場合の、予測コストである。第3のコストは、次の読み込みタイミングまで、既存のファイルが存在するクラウドストレージサービスにファイルを保存し続け、次の読み込みタイミングで別のクラウドストレージサービスにファイルを移動した場合の、予測コストである。詳しい計算方法は下に記す。
第1のコスト、即ち既存のファイルが保存されているクラウドストレージサービスに、次のファイルの予測書き込みタイミングまでファイルが保存されている場合の予測コストは、標準ファイル保管コストと同一であるため、同一の計算式を用いることができる。
第2のコスト、即ち現時点で保存先をほかのクラウドストレージサービスに、マイグレーションした場合の予測コストは、一例として以下の式で計算ができる。
予測コスト=標準ファイル保管コスト/時間*(次の書き込みタイミングまでの時間-評価現在の時間)+マイグレーションコスト(既存の保存先からの読み出しコストと、新しい保存先への書き込みコスト) ・・・(5)
第3のコスト、即ち次の読み込みタイミングまで、既存のファイルが存在するクラウドストレージサービスにファイルを保存し続け、次の読み込みタイミングで別のクラウドストレージサービスにファイルを移動した場合の予測コストは、一例として以下の式で計算できる。
予測コスト=現在保存されているクラウドストレージサービスの保管コスト/時間*(次の読み込みタイミングまでの時間-評価現在の時間)+既存の保存先クラウドストレージサービスの読み込みコスト+マイグレーションコスト(新しい保存先への書き込みコスト)+新しい保存先の標準ファイル保管コスト/時間*(次の書き込みタイミングまでの時間-次の読み込みタイミングまでの時間) ・・・(6)
仮想的なファイルシステム2-3は、コスト計算部2-4が計算した第1乃至第3のコストの計算結果に基づいて、最も予測コストが小さい保存先を選択する。第1のコストおよび第3のコストの何れかが最も小さい場合、仮想的なファイルシステム2-3は、現時点ではファイルを移動しない。第2のコストが最も小さい場合、仮想的なファイルシステム2-3は、図8に示すように、手順8-2、8-3で既存の保存先よりファイルを読み出し、手順8-4で新しいクラウドストレージサービスに保存する。その後、仮想的なファイルシステム2-3は、手順8-5で元のクラウドストレージサービスからファイルを削除する。
図9に第1のコストの計算例を、図10に第2のコストの計算例を、図11に第3のコストの計算例を、それぞれ示す。コスト計算の対象となるファイルについては、次の読み込みタイミングは1日後、次の書き込みタイミングは7日後と予測され、7日間での読み出し回数は3回と予測されたものとしている。また当該ファイルは、現在A社のクラウドストレージサービスに保管されている。図9乃至図11を参照すると、図11に示す第3のコスト、即ち、次の読み込みタイミングまで、既存のファイルが存在するクラウドストレージサービス(A社)にファイルを保存し続け、次の読み込みタイミングで別のクラウドストレージサービス(B社)に、ファイルを移動した場合のコストが最小になるので、仮想的なファイルシステム2-3は、現時点では既存の保存先のクラウドストレージサービスからファイルを移動しないと決定する。
<本実施形態の効果の説明>
このように、本実施形態に係るファイルサーバ1-1は、各ファイルに対してファイルのアクセス状況や、アクセスされる種類を勘案しながら、予測コストが最小となる保存先を検討することで、より低コストにクラウドストレージサービスを利用することができる。
即ち、本実施形態は以下に記載する効果がある。
第一として、各クラウドストレージサービスのうち、最も低コストと予測されるクラウドストレージサービスへファイルを保存できることから、全体として、クラウドストレージサービス利用のコストが低減することである。
さらに、ファイルの読み出し、書き込み時に保存先を変更すると効率的に移動できることを考慮し、ファイルの各クラウドストレージサービス間のマイグレーションを行うことで、マイグレーションコストを含んだクラウドストレージサービスの利用コストを低減できる。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、ファイルサーバ1-1は、1つのファイル内においてもヘッダ等利用頻度がブロックごとに異なる部分があることを考慮し、ファイル内のブロックごとなどに応じて保存するクラウドストレージサービスを変えることで、さらに低コストで効率的な利用を図る。即ち、本実施形態では、ファイル内の部分ごとにアクセス頻度が異なる場合(ヘッダと本体のアクセス頻度が異なるなど)、仮想的なファイルシステム2-3は、各ファイルを任意長で分割し、分割したファイルごとに第1の実施形態と同様の計算を行い、ファイル保存コストが最も低くなると予測される保存先を選択する。本実施形態では、仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルを分割して、分割単位ごとに保存先を決定する。そのため、本実施形態では、メタ情報2-6は、ファイルを複数に分割した個々の分割領域(ファイルの部分領域)ごとに、読み書きそれぞれのアクセス頻度を算出できる情報および部分領域の保管先の情報が格納されている。
図12は本実施形態の全体構成図である。図12に示すように、ファイルサーバ1-1の仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルを分割(分割は固定長でも可変長でもよい)し、上記の書き込み頻度の計算、コストの計算を分割単位ごとに行い、各分割単位に対して保存先を決定する。ファイルを必要に応じて複数のクラウドに分散することで、最もコストが低い構成を実現することができる。
これによりファイルの分割片ごとにコストが最小となる保存先にファイルを保存できるため、ファイルを分割しない場合に比べ、コスト効率が高い保存先を選択することができる。ファイルの分割方法はいくつか考えられるが、最も効果的な方法は、ファイル内でよくアクセスされる部分と、アクセスされない部分とに分割することである。しかしながら、固定長での分割など、他の手法での分割を行っても、本実施形態の実施に支障はない。
上記方式は、複数のファイルが保管された仮想的なボリュームや、バーチャルハードディスクファイル等を、一定の法則で分割したものでも実現可能である。この場合、仮想的なファイルシステムを分割したものに対して、上記と同一の方式で保存先を求める。
本実施形態は、ファイル内の部分ごとにアクセス頻度が異なる場合(ヘッダと本体のアクセス頻度が異なるなど)に有効である。そのため、本実施形態は、第1の実施形態と以下のように組み合わせるようにしてもよい。
例えば、仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルについて保存先を決定する処理を開始する前に、当該ファイル内の部分ごとにアクセス頻度が異なるか否かを調べ、異ならない場合、第1の実施形態と同様にして保存先を決定するようにし、異なる場合、本実施形態における保存先の決定処理を実施するようにしてもよい。
また例えば、仮想的なファイルシステム2-3は、本実施形態で説明した方法でファイルの部分領域毎かつ複数のクラウドストレージサービス毎に料金情報とアクセス履歴とに基づいてコストを計算すると共に、第1の実施形態で説明した方法でファイルの全体毎かつ複数のクラウドストレージサービス毎に料金情報とアクセス履歴とに基づいてコストを計算する。そして、仮想的なファイルシステム2-3は、ファイルの部分領域毎かつ複数のクラウドストレージサービス毎のコスト、および、ファイルの全体毎かつ複数のクラウドストレージサービス毎のコストに基づいて、ファイルを部分領域毎に分割して保存するか否かを決定するようにしてもよい。即ち、仮想的なファイルシステム2-3は、最小コストがファイルを部分領域毎に分割して保存するものであれば、ファイルを部分領域に分割して保存するように決定し、一方、最小コストがファイル全体を同じクラウドストレージサービスに保存するものであれば、第1の実施形態と同様にファイルを分割せずに保存するように決定する。
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態について説明する。
上述した実施形態ではファイルサーバ1-1は1台として説明したが、本実施形態では、ファイルサーバを複数持つ場合やファイルサーバ機能を分散する場合について説明する。
図13に示すように、本発明は、ファイルサーバ1-1を複数台にし、ネットワーク13-1を通じて接続された各クライアント1-3に対してファイルサーバ機能を割り付けて分散処理を行っても構わない。実現方式としては複数考えられる。以下に2通りを例示する。
第1の方式は、各ファイルサーバ1-1が配下とするファイルをあらかじめ定め、各クライアント1-3がファイルごとにアクセスするファイルサーバ1-1を変更する方式である。
第1の方式では、各ファイルサーバ1-1に配下とするファイルを定める。配下とするファイルはファイル名のハッシュ、もしくはファイル格納先データベースなど、あらかじめ定められた方法で各ファイルと各ファイルサーバ1-1を紐づける。ファイルへのアクセス時は、クライアントが上記の方法でファイルを配下としているファイルサーバ1-1を同定し、アクセスする。それ以外の処理は上記第1および第2の実施形態と同一である。
第2の方式は、各ファイルサーバ1-1が配下とするファイルをあらかじめ定めるが、クライアント1-3は任意のファイルサーバ1-1にアクセスすることができる方式である。
第2の方式では、第1の方式と同様に、各ファイルサーバ1-1がどのファイルを保持しているかを定める。但し、図14に示すように、各ファイルサーバ1-1は、手順14-1のようにクライアント1-3からのファイルアクセス要求を受け取った際、手順14-2のようにその要求先のファイルを管理しているファイルサーバ1-1を上記の方法等、あらかじめ定めた方式で計算し、ファイルのアクセス要求を転送する。ファイルを管理しているファイルサーバ1-1がファイルのアクセス要求を受け取ったサーバなら、そのまま処理する。
転送されたファイルのアクセス要求を受け取ったファイルサーバ1-1は、手順14-3・14-4のように上記第1および第2の実施形態と同様にファイル要求を処理したのちに、手順14-5のようにファイルのアクセス結果を転送元のファイルサーバ1-1に返す。ファイルのアクセス要求を最初に受け取ったファイルサーバ1-1は、手順14-6のようにクライアントにアクセス結果を返す。
[第4の実施形態]
本実施形態では、本発明の概要を説明する。
図15は、本実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。図15を参照すると、情報処理装置15-1は、記憶部15-4と演算部15-5とを含んで構成され、1以上のクライアント15-3と複数のクラウドストレージサービス15-2とに接続されている。
記憶部15-4は、料金情報15-6とアクセス履歴15-7とを記憶するように構成されている。記憶部15-4は、情報処理装置のローカルな記憶部であってもよいし、ネットワークを通じて接続された記憶部であってもよい。
料金情報15-6は、クラウドストレージサービス15-2を利用するための料金に関する情報である。料金情報15-6は、ファイルをクラウドストレージサービスから読み出す場合の料金とクラウドストレージサービスに書き込む場合の料金とに関する情報が含まれていてよい。
アクセス履歴15-7は、クラウドストレージサービス15-2に保存されているファイルのアクセス履歴である。アクセス履歴15-7は、ファイルの読み出し履歴と書き込み履歴とが含まれていてよい。またアクセス履歴15-7は、ファイルの部分領域毎のアクセス履歴が含まれていてよい。またファイルの部分領域毎のアクセス履歴は、読み出し履歴と書き込み履歴とが含まれていてよい。
演算部15-5は、複数のクラウドストレージサービス15-2毎に、料金情報15-6とアクセス履歴15-7とに基づいてスコアを計算するように構成されている。料金情報15-6がファイルをクラウドストレージサービス15-2から読み出す場合の料金とクラウドストレージサービス15-2に書き込む場合の料金とに関する情報を含み、アクセス履歴15-7がファイルの読み出し履歴と書き込み履歴とを含む場合、演算部15-5は、読み出す場合の料金、書き込む場合の料金、読み出し履歴、および書き込み履歴に基づいて、スコアを計算するように構成されていてよい。また、アクセス履歴15-7がファイルの部分領域毎のアクセス履歴を含む場合、演算部15-5は、ファイルの部分領域毎かつ複数のクラウドストレージサービス15-2毎に、スコアを計算するように構成されていてよい。
また演算部15-5は、複数のクラウドストレージサービス15-2毎のスコアに基づいて、ファイルの保存先であるクラウドストレージサービス15-2を決定するように構成されている。演算部15-5は、ファイル単位でスコアを計算する場合、ファイル単位でファイルの保存先であるクラウドストレージサービス15-2を決定する。また演算部15-5は、ファイルの部分領域毎かつ複数のクラウドストレージサービス毎にスコアを計算する場合、ファイルの部分領域毎の保存先であるクラウドストレージサービス15-2を決定するように構成されていてよい。
また演算部15-5は、ファイルが現在保存されているクラウドストレージサービス15-2以外のクラウドストレージサービス15-2についてスコアを計算する場合、ファイルのマイグレーションを考慮してスコアを計算するように構成されていてよい。
また演算部15-5は、クライアント15-3からの要求に従って、クラウドストレージサービスに保存されたファイルをアクセスする場合、そのアクセスに応じてアクセス履歴15-7を更新するように構成されていてよい。
演算部15-5は、物理的な1または複数の演算処理部によって実現してよい。或いは演算部15-5は、仮想的な1または複数の演算処理部によって実現してよい。仮想的な演算処理部として、仮想計算機の演算処理部を使用してよい。
このように構成された本実施形態に係る情報処理装置15-1は、以下のように動作する。即ち、情報処理装置15-1は、クライアント15-3からのファイルに対する読み出し要求時や書き込み要求時などの所定のタイミングで、クラウドストレージサービス15-2に保存されているファイルについて、複数のクラウドストレージサービス毎に、料金情報15-6とアクセス履歴15-7とに基づいてスコアを計算し、複数のクラウドストレージサービス15-2毎のスコアに基づいて、ファイルの保存先であるクラウドストレージサービス15-2を決定する。
このように本実施形態に係る情報処理装置15-1は、クラウドストレージサービス15-2に保存されているファイルの保存先の見直しをユーザに負担をかけずに実施できる。その理由は、情報処理装置15-1は、複数のクラウドストレージサービス15-2毎に、料金情報15-6とアクセス履歴15-7とに基づいてスコアを計算し、複数のクラウドストレージサービス毎のスコアに基づいて、ファイルの保存先であるクラウドストレージサービス15-2を決定するためである。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶する記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備え、
前記演算部は、前記ファイルについて、前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算し、前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの保存先である前記クラウドストレージサービスを決定するように構成されている
情報処理装置。
[付記2]
前記演算部は、前記ファイルに対するクライアントからのアクセス要求を検出したときに前記決定を行うように構成されている
付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記演算部は、前記ファイルに対するクライアントからのアクセス要求を一定時間にわたって検出しなかったときに前記決定を行うように構成されている
付記1または2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記ファイルの部分領域毎に前記アクセス履歴を有する
付記1乃至3の何れかに記載の情報処理装置。
[付記5]
前記演算部は、前記ファイルの部分領域毎かつ前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算し、前記ファイルの部分領域毎かつ複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの部分領域毎の保存先である前記クラウドストレージサービスを決定するように構成されている
付記4に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記演算部は、前記ファイルの部分領域毎かつ前記複数のクラウドストレージサービス毎、および、前記ファイルの全体毎かつ前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算し、前記ファイルの部分領域毎かつ複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコア、および、前記ファイルの全体毎かつ前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルを前記部分領域毎に分割して保存するか否かを決定するように構成されている
付記5に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記演算部は、前記ファイルが現在保存されている前記クラウドストレージサービス以外の前記クラウドストレージサービスについては、前記ファイルのマイグレーションを考慮して前記スコアを計算するように構成されている
付記1乃至6の何れかに記載の情報処理装置。
[付記8]
前記アクセス履歴は、前記ファイルの読み出し履歴と書き込み履歴とを有する
付記1乃至7の何れかに記載の情報処理装置。
[付記9]
前記演算部は、前記読み出し履歴、および前記書き込み履歴に基づいて、前記スコアを計算するように構成されている
付記8に記載の情報処理装置。
[付記10]
前記料金情報は、前記ファイルを前記クラウドストレージサービスから読み出す場合の読み出し料金と前記クラウドストレージサービスに書き込む場合の書き込み料金と前記ファイルを前記クラウドストレージサービスに保管しておくための保管料金とに関する情報を有する
付記1乃至9の何れかに記載の情報処理装置。
[付記11]
前記演算部は、前記読み出し料金、前記書き込み料金、前記保管料金に基づいて、前記スコアを計算するように構成されている
付記10に記載の情報処理装置。
[付記12]
前記演算部は、前記ファイルに対するクライアントからのアクセス要求に応じて前記アクセス履歴を更新するように構成されている
付記1乃至11の何れかに記載の情報処理装置。
[付記13]
複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶する記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備えた情報処理装置が実行するファイル保存先決定方法であって、
前記演算部が、前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算し、前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの保存先である前記クラウドストレージサービスを決定する
ファイル保存先決定方法。
[付記14]
複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶する記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備えた情報処理装置に、
前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいてスコアを計算する処理と、
前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの保存先である前記クラウドストレージサービスを決定する処理と
を行わせるためのプログラム。
1-1…ファイルサーバ
1-2…クラウドストレージサービス
1-3…クライアント
1-4…ネットワーク
2-1…クライアントインターフェース
2-2…クラウドストレージサービスインターフェース
2-3…仮想的なファイルシステム
2-4…コスト計算部
2-5…各ストレージサービスのコスト表
2-6…メタ情報
13-1…ネットワーク
15-1…情報処理装置
15-2…クラウドストレージサービス
15-3…クライアント
15-4…記憶部
15-5…演算部
15-6…料金情報
15-7…アクセス履歴

Claims (9)

  1. 複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶し、前記料金情報はファイルの書き込みコストとファイルの読み込みコストとを含み、前記アクセス履歴はファイルの書き込み回数とファイルの読み込み回数とを含む記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備え、
    前記演算部は、新規に保存するファイルを、前記複数のクラウドストレージサービスから選択された1つのクラウドストレージサービスに保存する処理と、前記保存後の時点で前記保存されたファイルの保存先を見直すために前記ファイルについて、前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記ファイルのアクセス履歴とに基づいて前記書き込みコストと前記読み込みコストと前記書き込み回数と前記読み込み回数とを考慮したスコアを計算し、前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの新たな保存先である前記クラウドストレージサービスを決定するように構成されている
    情報処理装置。
  2. 前記演算部は、前記ファイルに対するクライアントからのアクセス要求を検出したときに前記決定を行うように構成されている
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記演算部は、前記ファイルに対するクライアントからのアクセス要求を一定時間にわたって検出しなかったときに前記決定を行うように構成されている
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ファイルの部分領域毎に前記アクセス履歴を有する
    請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 前記演算部は、前記ファイルの部分領域毎かつ前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記アクセス履歴とに基づいて前記スコアを計算し、前記ファイルの部分領域毎かつ前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの部分領域毎の保存先である前記クラウドストレージサービスを決定するように構成されている
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記演算部は、前記ファイルが現在保存されている前記クラウドストレージサービス以外の前記クラウドストレージサービスについては、前記ファイルのマイグレーションを考慮して前記スコアを計算するように構成されている
    請求項1乃至5の何れかに記載の情報処理装置。
  7. 前記演算部は、前記ファイルに対するクライアントからのアクセス要求に応じて前記アクセス履歴を更新するように構成されている
    請求項1乃至6の何れかに記載の情報処理装置。
  8. 複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶し、前記料金情報はファイルの書き込みコストとファイルの読み込みコストとを含み、前記アクセス履歴はファイルの書き込み回数とファイルの読み込み回数とを含む記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備えた情報処理装置が実行するファイル保存先決定方法であって、
    前記演算部が、新規に保存するファイルを、前記複数のクラウドストレージサービスから選択された1つのクラウドストレージサービスに保存し、前記保存後の時点で前記保存されたファイルの保存先を見直すために前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記ファイルのアクセス履歴とに基づいて前記書き込みコストと前記読み込みコストと前記書き込み回数と前記読み込み回数とを考慮したスコアを計算し、前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの新たな保存先である前記クラウドストレージサービスを決定する
    ファイル保存先決定方法。
  9. 複数のクラウドストレージサービスのそれぞれについて前記クラウドストレージサービスを利用するための料金情報と前記クラウドストレージサービスに保存されているファイルのアクセス履歴とを記憶し、前記料金情報はファイルの書き込みコストとファイルの読み込みコストとを含み、前記アクセス履歴はファイルの書き込み回数とファイルの読み込み回数とを含む記憶部と、前記記憶部に接続された演算部とを備えた情報処理装置に、
    新規に保存するファイルを、前記複数のクラウドストレージサービスから選択された1つのクラウドストレージサービスに保存する処理と、
    前記保存後に前記保存されたファイルの保存先を見直すために前記ファイルについて、前記複数のクラウドストレージサービス毎に、前記料金情報と前記ファイルのアクセス履歴とに基づいて前記書き込みコストと前記読み込みコストと前記書き込み回数と前記読み込み回数とを考慮したスコアを計算する処理と、
    前記複数のクラウドストレージサービス毎の前記スコアに基づいて、前記ファイルの新たな保存先である前記クラウドストレージサービスを決定する処理と
    を行わせるためのプログラム。
JP2018053205A 2018-03-20 2018-03-20 情報処理装置 Active JP7176209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018053205A JP7176209B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018053205A JP7176209B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019164705A JP2019164705A (ja) 2019-09-26
JP7176209B2 true JP7176209B2 (ja) 2022-11-22

Family

ID=68064941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018053205A Active JP7176209B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7176209B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7249307B2 (ja) 2019-04-18 2023-03-30 三ツ星ベルト株式会社 導電性組成物ならびにメタライズド基板およびその製造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7321917B2 (ja) 2019-12-16 2023-08-07 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置およびファイルアクセス方法
JP7316204B2 (ja) 2019-12-16 2023-07-27 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置およびファイルアクセス方法
JP7271410B2 (ja) * 2019-12-16 2023-05-11 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置およびファイル記録方法
KR102357163B1 (ko) * 2021-04-27 2022-02-08 김기범 후불 과금 형식을 기초로 하는 클라우드 컴퓨팅 시스템 및 그를 이용한 클라우드 컴퓨팅 서비스 제공 방법
JP7474283B2 (ja) 2022-05-23 2024-04-24 株式会社日立製作所 データロード装置およびデータロード方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015623A (ja) 2006-07-03 2008-01-24 Hitachi Ltd 複数種類の記憶デバイスを備えたストレージシステムの制御装置
JP2011197939A (ja) 2010-03-18 2011-10-06 Toshiba Tec Corp サーバ装置及びサーバアプリケーションプログラム
JP2012164714A (ja) 2011-02-03 2012-08-30 Rohm Co Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2014024251A (ja) 2012-07-26 2014-02-06 Canon Inc 画像形成装置およびその制御方法
JP2014139763A (ja) 2012-12-21 2014-07-31 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP2017058985A (ja) 2015-09-17 2017-03-23 株式会社日立製作所 パブリッククラウドの利用可否判定方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0512077A (ja) * 1991-07-08 1993-01-22 Nec Corp フアイル再配置方式
JPH064368A (ja) * 1992-06-22 1994-01-14 Hitachi Ltd ファイルアクセス装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015623A (ja) 2006-07-03 2008-01-24 Hitachi Ltd 複数種類の記憶デバイスを備えたストレージシステムの制御装置
JP2011197939A (ja) 2010-03-18 2011-10-06 Toshiba Tec Corp サーバ装置及びサーバアプリケーションプログラム
JP2012164714A (ja) 2011-02-03 2012-08-30 Rohm Co Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2014024251A (ja) 2012-07-26 2014-02-06 Canon Inc 画像形成装置およびその制御方法
JP2014139763A (ja) 2012-12-21 2014-07-31 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP2017058985A (ja) 2015-09-17 2017-03-23 株式会社日立製作所 パブリッククラウドの利用可否判定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7249307B2 (ja) 2019-04-18 2023-03-30 三ツ星ベルト株式会社 導電性組成物ならびにメタライズド基板およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019164705A (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7176209B2 (ja) 情報処理装置
CN102667772B (zh) 文件级分级存储管理系统、方法和设备
US10564870B1 (en) Placing data storage volumes
US9015131B2 (en) Information management method, and computer for providing information
EP2555118B1 (en) File server apparatus, method of controlling storage system, and program
US10049049B2 (en) Method and system for caching data managed by plural information processing apparatuses
US9323463B2 (en) Storage system and cache control method
JP5032210B2 (ja) 制御計算機、計算機システム及びアクセス制御方法
CN103530387A (zh) 一种hdfs针对小文件的改进方法
US20180267979A1 (en) Managing data storage using storage policy specifications
CN103236989B (zh) 一种内容分发网络中的缓存控制方法、设备及系统
US10489074B1 (en) Access rate prediction in a hybrid storage device
US20130198198A1 (en) Generating method, generating system, and recording medium
CN109002543A (zh) 一种文件存储的方法和装置
CN110427386A (zh) 数据处理方法、装置及计算机存储介质
US10165040B2 (en) Small disk support for large cloud-based storage systems
US20170270147A1 (en) Method and apparatus for storing data
CN112631504A (zh) 利用堆外内存实现本地缓存的方法和装置
CN102609508B (zh) 一种面向网络存储的文件高速访问方法
CN113742131B (zh) 用于存储管理的方法、电子设备和计算机程序产品
JP2003296153A (ja) ストレージシステムおよびそのためのプログラム
JP6160710B2 (ja) キャッシュ管理装置、キャッシュ管理方法、プログラム
JP6194875B2 (ja) キャッシュ装置、キャッシュシステム、キャッシュ方法、及びキャッシュプログラム
US20100211573A1 (en) Information processing unit and information processing system
JP6686976B2 (ja) 仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221024

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7176209

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151