JP6686976B2 - 仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム - Google Patents

仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6686976B2
JP6686976B2 JP2017120832A JP2017120832A JP6686976B2 JP 6686976 B2 JP6686976 B2 JP 6686976B2 JP 2017120832 A JP2017120832 A JP 2017120832A JP 2017120832 A JP2017120832 A JP 2017120832A JP 6686976 B2 JP6686976 B2 JP 6686976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtual tape
file
size
host
buffer memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017120832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019008373A (ja
Inventor
宗之 吉川
宗之 吉川
野中 肇
肇 野中
真 中島
真 中島
裕貴 早川
裕貴 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2017120832A priority Critical patent/JP6686976B2/ja
Publication of JP2019008373A publication Critical patent/JP2019008373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6686976B2 publication Critical patent/JP6686976B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、仮想テープボリュームを管理するための、仮想テープ管理装置、及び仮想テープ管理方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
近年、Gateway VTL(Virtual Tape Library)と呼ばれるアプリケーションによる仮想テープライブラリが提供されている。Gateway VTLは、従来の磁気テープ装置のホストインターフェースを持つアプリケーションをクライアント側サーバで起動できるようにし、仮想テープデータをクラウドコンピューティングで提供されるストレージに保存できるようにしたものである。Gateway VTLによれば、現存する仮想テープライブラリと異なり、ハードウェアの導入、管理、保守コスト無しにアプリケーションの起動のみで、従来のバックアップアプリケーションを運用することができる。
具体的には、特許文献1は、Gateway VTLを実現する仮想テープライブラリシステムを開示している。特許文献1に開示されたシステムでは、バックアップアプリケーションから受信したデータ(ブロック)は、データを利用するクライアント側サーバのメモリに最適なサイズ(特許文献1では512MB)のメガブロックとしてまとめられる。このメガブロックは、仮想テープボリュームとも呼ばれ、ストレージへの書き出し、読み出しの単位となる。
この構成でメガブロックが、クラウド上のオブジェクトストレージ(本明細書においては「クラウドストレージ」とも表記される)に保存される場合は、メガブロックは、例えば、図17に示すように、複数の仮想テープファイルに分けて保存される。図17は、従来からの仮想テープファイルの一例を示す図である。
具体的には、図17の例では、仮想テープを構成する複数のブロック(#1〜#n)は、5個を1組として、各仮想テープファイルに分けられて記録される。また、この場合、仮想テープ中のいずれかのブロックを部分的に読み出すには、読み出し対象となるブロックが書き込まれている仮想テープファイル全部を読み出す必要がある。たとえば、図17において、ユーザデータ#7のみを読み出す場合でも、仮想テープファイル#2を全て読み出す必要がある。
ところで、このような仮想テープファイルが保存されるオブジェクトストレージは、クラウドコンピューティングにおけるストレージの利用形態の一つである。クラウドコンピューティングは、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーションなどのコンピュータ資源を、ユーザがオンデマンドで利用できるようにすることをいう。
また、オブジェクトストレージでは、データはユニークな識別子で識別され、フラットな名前空間で管理される。そして、オブジェクトストレージは、クライアントからのHTTPベースでのリクエストに応じてデータの生成、読み出し、更新及び削除を実行する。また、ユーザが、クラウドコンピューティングでオブジェクトストレージを使用する場合、一般的には、ユーザに対しては、処理の度に、データ量に応じた課金が行なわれる。
従って、図17の説明で述べたように、ユーザがデータ#7のみを読み出す場合は、仮想テープファイル#2を全て読み出す必要があるので、課金は仮想テープファイル#2のサイズに対してなされる。このため、#6、#8〜#10の分だけ余計な読み出しやネットワーク転送による課金が発生してしまう。
図18は、オブジェクトストレージで課される料金体系の一例を示す図である。図18に示すように、書き込みリクエスト料金は、容量にかかわらず1つのファイルをクラウドストレージに格納する際に課される料金である。読み出しリクエスト料金は、同様に1つのファイルをクラウドストレージから取得する際にかかる料金である。ストレージ料金は、クラウドストレージに格納されているデータ容量にかかる料金である。データ読み出し料金は、クラウドストレージからの読み出しデータ容量にかかる料金である。
ここで、仮想テープファイルのサイズと図18に示す料金体系との関係について説明する。例えば、図18の例では、仮想テープサイズが1GBで、仮想テープファイルが512MBの場合、1MBのブロックを読み出してもデータ転送料金が512MB分(約7.5円)かかってしまう。一方、仮想テープファイルのサイズが256MBであるとすれば、同じ条件でもデータ転送料金は約3.8円となるので、データ転送料金は削減される。
また、仮想テープファイルのサイズが256MBであるとすれば、1GB全体の読み書きに必要なリクエスト回数は2回から4回へと倍増する。しかし、図2の例では、リクエスト回数が2回増えることによる料金の上昇は0.01円未満であるので、リクエスト回数増による課金への影響は小さいと言える。なお、仮想テープファイルのサイズを小さくし過ぎると、読み書きリクエスト回数の課金への影響は大きくなると考えられる。
特表2016−506575号公報
このように、仮想テープファイルのサイズを小さくすればデータの読み出し及び転送にかかる料金は削減されるが、その一方でファイルの読み書きに伴うリクエスト回数が増加し、それにかかる料金が増加してしまう。つまり、仮想テープファイルを、クラウドコンピューティング上のオブジェクトストレージに格納する場合は、仮想テープファイルのサイズによって料金が大きく変化してしまうことから、オブジェクトストレージの使用にかかる料金を最適化する必要がある。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、クラウドコンピューティングで提供されるストレージ上に仮想テープファイルを格納する際における料金の最適化を図りうる、仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における仮想テープ管理装置は、複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するための装置であって、
設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ファイルサイズ判断部と、
決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、仮想テープ管理部と、
を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における仮想テープ管理方法は、複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するための方法であって、
(a)設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ステップと、
(b)決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、コンピュータによって、複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ステップと、
(b)決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、クラウドコンピューティングで提供されるストレージ上に仮想テープファイルを格納する際における料金の最適化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置の具体的構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1で用いられる仮想テープ属性テーブルの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1で用いられるファイルサイズテーブルの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置のマウント処理時の動作を示すフロー図である。 図6は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置の書込処理時の動作を示すフロー図である。 図7は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置のデマウント処理時の動作を示すフロー図である。 図8は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置によるコスト削減効果を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2における仮想テープ管理装置の具体的構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の実施の形態2で用いられるクラウド料金テーブルの一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態2で用いられる仮想テープテーブルの一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態2における仮想テープ管理装置のマウント処理時の動作を示すフロー図である。 図13は、本発明の実施の形態2における仮想テープ管理装置によるコスト削減効果を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態3における仮想テープ管理装置の機能を説明する図である。 図15は、本発明の実施の形態3における仮想テープ管理装置の位置づけ処理時の動作を示すフロー図である。 図16は、本発明の実施の形態1〜3における仮想テープ管理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。 図17は、従来からの仮想テープファイルの一例を示す図である。 図18は、オブジェクトストレージで課される料金体系の一例を示す図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における、仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラムについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態1における仮想テープ管理装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態1における仮想テープ管理装置1は、複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリューム21をクラウドストレージ2上で管理するための装置である。図1に示すように、仮想テープ管理装置1は、ファイルサイズ判断部14と、仮想テープ管理部12とを備えている。
ファイルサイズ判断部14は、設定ルールに沿って、仮想テープボリューム21をクラウドストレージ2に格納する際の仮想テープファイルのサイズを決定する。
仮想テープ管理部12は、決定されたサイズでバッファメモリ121を確保し、確保したバッファメモリ121に、仮想テープボリューム21のデータを書き込む。また、仮想テープ管理部12は、書き込んだデータのデータ量がバッファメモリ121のサイズに到達した場合に、バッファメモリ121に格納されているデータをクラウドストレージ2に格納する。
このように、本実施の形態では、仮想テープボリューム21を構成する各仮想テープファイルサイズは、設定ルールに沿って決定される。このため、仮想テープファイルのサイズを小さくして、データの読み出し及び転送にかかる料金は削減されたが、逆に、ファイルの読み書きに伴うリクエスト回数が増えて、それにかかる料金が増加してしまう、といった事態の発生は抑制される。本実施の形態によれば、クラウドストレージ上に仮想テープボリューム21を格納する際における料金の最適化を図ることが可能となる。
続いて、図2を用いて、本実施の形態1における仮想テープ管理装置1の構成をより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置の具体的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態1では、仮想テープ管理装置1は、上述のファイルサイズ判断部14及び仮想テープ管理部12に加えて、ホストコマンド処理部11と、仮想テープ属性テーブル13と、ファイルサイズテーブル141とを備えている。また、仮想テープ管理装置1は、ネットワークを介して、上位装置3及び管理端末4に接続されている。
上位装置3は、仮想テープ管理装置1に対して命令を発行して、クラウドストレージ2に格納されている仮想テープボリューム21の読み出し及び書き込みを行なう装置である。
管理端末4は、仮想テープ管理装置1の管理者が使用する端末装置である。管理者は、管理端末4を介して、仮想テープ属性テーブル13の参照及び更新を行なうことができる。
仮想テープボリューム21は、磁気テープをエミュレーションしてえられたデータ集合であり、図17で示した仮想テープボリュームと同様のものである。仮想テープボリューム21は、図17の例と同様に、複数の仮想テープファイルから構成され、クラウドストレージ2に格納される。以降の説明では、仮想テープファイルは、「ファイル」と略す。また、クラウドストレージ2は、クラウドコンピューティングで提供されるストレージであり、インターネットを介して、仮想テープ管理装置1に接続されている。
ホストコマンド処理部11は、上位装置3からのマウント命令、デマウント命令、書き込み命令、読み出し命令、位置づけ命令を受け付ける。また、ホストコマンド処理部11は、命令を受け付けると、仮想テープ管理部12に対して、受け付けた命令に応じて指示を行なう。
仮想テープ管理部12は、ホストコマンド処理部11から指示を受けると、受けた指示に応じて、仮想テープボリューム21に対して、アクセス有効化(マウント)、アクセス無効化(デマウント)、データの格納、データの読み出し、データ位置の位置づけを実行する。また、仮想テープ管理部12は、仮想テープボリューム21に記録されるデータと、その実体であるファイルとの関係を管理している。
仮想テープ管理部12は、本実施の形態では、対象となる仮想テープボリューム21を指定して、ファイルサイズ判断部14に、指定した仮想テープボリューム21に対応する仮想テープファイルのサイズを決定するように指示する。そして、サイズが決定されると、仮想テープ管理部12は、仮想テープ管理装置1上に、決定されたサイズでバッファメモリ121を確保し、確保したバッファメモリ121に、仮想テープボリュームのデータを格納する。
ファイルサイズ判断部14は、本実施の形態では、仮想テープボリューム21の属性を特定し、特定した属性に応じて、設定されたルールに沿って、各仮想テープファイルの格納のためにクラウドストレージ2上で確保すべき格納領域のサイズ(以下、単に「ファイルサイズ」とも表記する。)を決定する。
具体的には、ファイルサイズ判断部14は、まず、仮想テープ属性テーブル13を用いて、各仮想テープボリューム21の属性を特定する。図3は、本発明の実施の形態1で用いられる仮想テープ属性テーブルの一例を示す図である。図3に示すように、仮想テープ属性テーブル13は、仮想テープID131と属性132とで構成されている。
仮想テープID131は、仮想テープ管理装置1で扱う複数の仮想テープボリューム21を一意に特定することが可能な識別情報である。属性132は、仮想テープID131に対応する仮想テープボリューム21の用途を分類するものである。本実施の形態では、属性132としては、Backup用と、Archive用との二種類が用意されている。また、管理者は、管理端末4を用いて、これらの属性を更新することができる。
また、ファイルサイズ判断部14は、ファイルサイズテーブル141を備えている。図4は、本発明の実施の形態1で用いられるファイルサイズテーブルの一例を示す図である。図4に示すように、ファイルサイズテーブル141は、仮想テープボリューム21の属性1411と、属性に対応するファイルサイズ1412とで構成されている。ファイルサイズ1412は、仮想テープボリューム21の分割サイズ、つまり、仮想テープボリューム21を構成する仮想テープファイルのサイズである。
ファイルサイズ判断部14は、仮想テープ管理部12から、仮想テープIDを引数としたファイルサイズ要求を受けると、仮想テープ属性テーブル13から、指示された仮想テープIDに対応する属性132を入手する。そして、ファイルサイズ判断部14は、入手した属性に応じたファイルサイズを、ファイルサイズテーブル141を参照して決定し、仮想テープ管理部12に応答する。
ところで、Backup用途で記録されたデータを読み出す局面は、データの復元であり、仮想テープに記録された全てのデータを読み出す傾向がある。このため、ファイルサイズが大きく設定されていても、読み捨てられるデータは発生しない。従って、Backup用途で記録されたデータについては、ファイルサイズを大きくして、読み書きによるリクエスト数を減らす方向で、コスト削減が可能である。
一方Archive用途では、仮想テープに記録されたデータを部分的に読み出す傾向があるため、Backupの場合と比較してファイルサイズを細かく分割することで、読み出しデータ量削減によるコスト削減が可能である。図4の例では、Backup用とArchive用とで、100MB、10MBとファイルサイズが変えられている。
[装置動作]
次に、本実施の形態1における仮想テープ管理装置1の動作について図5〜図7を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図1〜図4を参酌する。また、本実施の形態1では、仮想テープ管理装置1を動作させることによって、仮想テープ管理方法が実施される。よって、本実施の形態1における仮想テープ管理方法の説明は、以下の仮想テープ管理装置1の動作説明に代える。
最初に、図5を用いて、仮想テープ管理装置1による仮想テープボリューム21のマウント動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置のマウント処理時の動作を示すフロー図である。なお、マウントとは、上位装置3からの指示によって、仮想テープボリューム21を読み書き可能な状態にすることをいう。また、本実施の形態1において、データの読み出し動作、データ位置の位置づけ動作については、公知の動作と同様であるため、本案文では説明を省略する。
図5に示すように、最初に、ホストコマンド処理部11が、上位装置3から、マウント命令を受け付け、これを仮想テープ管理部12に入力する(ステップS601)。これにより、仮想テープ管理部12は、仮想テープボリューム21のマウント命令を受け付ける。
また、ステップS601では、仮想テープ管理部12は、ファイルサイズ判断部14に、マウント対象となっている仮想テープボリューム21の仮想テープIDを引数として、仮想テープファイルのファイルサイズを問い合わせる。
次に、問い合わせを受けたファイルサイズ判断部14は、仮想テープボリューム21の仮想テープIDに基づいて、仮想テープ属性テーブル13から対応する属性132を取得し、ファイルサイズテーブル141から属性に対応するファイルサイズ1412を決定する(ステップS602)。また、ファイルサイズ判断部14は、決定したファイルサイズを仮想テープ管理部12に応答する。
次に、仮想テープ管理部12は、仮想テープ管理装置1において、ステップS602で決定されたファイルサイズ分のバッファメモリ121を確保する(ステップS603)。
そして、仮想テープ管理部12は、マウント対象となる仮想テープボリューム21を読み書き可能状態に遷移させる(ステップS604)。
続いて、図6を用いて、仮想テープ管理装置1による仮想テープボリューム21のクラウドストレージ2への書き込む動作について説明する。図6は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置の書込処理時の動作を示すフロー図である。
図6に示すように、最初に、ホストコマンド処理部11が、上位装置3から、書き込み対象となる仮想テープボリューム21のマウント先への書き込み命令と、書き込み対象となるデータとを受け付ける(ステップS701)。また、ホストコマンド処理部11は、これらを仮想テープ管理部12に入力する。
次に、仮想テープ管理部12は、入力された書き込み対象となるデータを、ステップS603で確保したバッファメモリ121に追加する(ステップS702)。また、仮想テープ管理部12は、バッファメモリ121に書き込まれたデータのデータ量の合計がバッファメモリのサイズに到達したかどうかを判断する(ステップS703)。
ステップS703の判定の結果、書き込んだデータのデータ量の合計がバッファメモリのサイズに到達していなかった場合、即ち、バッファメモリに次のデータを格納する余裕がある場合は(ステップS703:No)、仮想テープ管理部12は、バッファメモリ内のデータを保持した状態で書き込み処理を終了する。
一方、ステップS703の判定の結果、書き込んだデータのデータ量がバッファメモリのサイズに到達している場合、即ち、バッファメモリが一杯になった場合は(ステップS703:Yes)、仮想テープ管理部12は、バッファメモリに格納したデータを仮想テープボリューム21に関連するファイルとして構築して、クラウドストレージ2に出力する(ステップS704)。
最後に、図7を用いて、仮想テープ管理装置1による仮想テープボリューム21のデマウント動作について説明する。図7は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置のデマウント処理時の動作を示すフロー図である。なお、デマウントとは、上位装置3から指示によって、仮想テープボリューム21の読み書きを不可能な状態にすることをいう。
図7に示すように、ホストコマンド処理部11は、上位装置3から、仮想テープボリューム21のデマウント命令を受け付ける(ステップS801)。また、ホストコマンド処理部11は、受け付けたデマウント命令を、仮想テープ管理部12に入力する。
次に、仮想テープ管理部12は、命令対象となった仮想テープボリューム21を、読み込み不可能な状態に遷移させる(ステップS802)。その後、仮想テープ管理部12は、ステップS603で確保したバッファメモリを解放して(ステップS803)、処理を終了する。
[実施の形態1における効果]
以上のように、本実施の形態では、各仮想テープファイルの使用用途に応じて、クラウドストレージ2上に確保するバッファメモリのサイズが設定される。このため、本実施の形態によれば、無駄となるデータ読み出し量を抑えて、読み出しの際の料金コストを抑えることが出来る。
ここで、図8を用いて、実施の形態1における効果を説明する。図8は、本発明の実施の形態1における仮想テープ管理装置によるコスト削減効果を示す図である。図8に示すように、図18に示した料金体系の下では、クラウドストレージ上に、1GBのデータを記録して、その内100MBの読み出しを行った場合、背景技術の欄で示した仮想テープファイルのファイルサイズ(512MB)ではおよそ11.5円となる。これに対して、本実施の形態1(Archive用途)では、仮想テープファイルのファイルサイズは10MBとなるので、料金は5.6円となり、約5.9円の料金コスト削減の効果が得られることになる。
[プログラム]
本実施の形態1におけるプログラムは、コンピュータに、図5に示すステップS601〜S604を少なくとも実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態1における仮想テープ管理装置1と仮想テープ管理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、ホストコマンド処理部11、仮想テープ管理部12、及びファイルサイズ判断部14として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態1では、仮想テープ属性テーブル13、バッファメモリ121、及びファイルサイズテーブル141は、コンピュータに備えられたハードディスク、メモリ等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって、又はこのデータファイルが格納された記録媒体をコンピュータと接続された読取装置に搭載することによって実現できる。
また、本実施の形態1におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、ホストコマンド処理部11、仮想テープ管理部12、及びファイルサイズ判断部14のいずれかとして機能しても良い。また、仮想テープ属性テーブル13、バッファメモリ121、及びファイルサイズテーブル141は、本実施の形態1におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における、仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラムについて、図9〜図13を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態2における仮想テープ管理装置の概略構成について説明する。図9は、本発明の実施の形態2における仮想テープ管理装置の具体的構成を示すブロック図である。
図9に示すように、本実施の形態2における仮想テープ管理装置5は、図1及び図2に示した実施の形態1における仮想テープ管理装置1と同様に、ホストコマンド処理部11と、仮想テープ管理部12と、ファイルサイズ判断部142とを備えている。
但し、本実施の形態2では、ファイルサイズ判断部142における機能が、実施の形態1で示したファイルサイズ判断部14と異なっている。本実施の形態2では、ファイルサイズ判断部142は、クラウドストレージ2に設定されている処理毎の料金と、各仮想テープファイルの使用状況及びそのサイズとに基づくルールに沿って仮想テープファイル毎に、クラウドストレージ2上で確保すべきファイルサイズを決定する。このため、本実施の形態2における仮想テープ管理装置5は、クラウド料金テーブル143と、仮想テープテーブル144とを備えている。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
まず、上述した実施の形態1では、ファイルサイズにかかる料金よりもリクエスト回数にかかる料金の重みが小さいため、ファイルサイズを小さくすることにより料金低減の効果を得ていた。これに対して、本実施の形態2では、クラウドストレージ2の料金体系を判断基準としてファイルサイズを決定することで、より料金の低減化を図っている。
ファイルサイズ判断部142は、本実施の形態2では、クラウド料金テーブル143と仮想テープテーブル144とを用いて、ファイルサイズを決定する。図10は、本発明の実施の形態2で用いられるクラウド料金テーブルの一例を示す図である。図11は、本発明の実施の形態2で用いられる仮想テープテーブルの一例を示す図である。
図10に示すように、クラウド料金テーブル143は、単位書き込みリクエスト回数料金1421と、単位読み込みリクエスト回数料金1422と、単位ストレージ料金1423と、単位データ読み出し料金1424とを記録している。
図11に示すように、仮想テープテーブル144は、仮想テープID1441と、読出率1442と、サイズ1443とで構成されている。仮想テープID1441は、仮想テープID131と同様のものであり、仮想テープ管理装置5で扱う複数の仮想テープボリューム21を一意に特定することが可能な識別情報である。
読出率1442は、仮想テープボリューム全体のうち、ホストに読み出される割合を示す。サイズ1443は仮想テープボリューム21の全サイズである。また、本実施の形態2でも、実施の形態1と同様に、管理者は、管理端末4を用いて、これらの値を更新することができる。
ここで、ファイルサイズ判断部142による、このクラウド料金テーブル143と仮想テープテーブル144とを用いたファイルサイズの決定処理について、以下に具体的に説明する。
ここで、各パラメータを以下のように設定すると、上位装置3による読み出しサイズRは、以下の数1及び数2によって表される。
仮想テープボリュームのサイズ(GB): V
上位装置読出率(%): r
上位装置読み出しサイズ(GB): R
仮想テープファイルのサイズ(GB):f(0< f ≦ V)
仮想テープファイル読み出し回数:x(x=0,1,2,・・・)
とすると、上位装置読み出しサイズは以下の式で表される。
Figure 0006686976
Figure 0006686976
また、クラウドストレージ2全体にかかる料金は、図10に示したクラウド料金テーブル143から求められる。書き込み時にかかる料金は、書き込みリクエスト回数にかかる料金Mwcと、ストレージ容量にかかる料金Mwsとの和であり、下記の数3から求められる。
Figure 0006686976
また、同様に読み出し時にかかる料金は、読み出しリクエスト回数にかかる料金Mrcと、ストレージ容量にかかる料金Mrsとの和であり、下記の数4から求められる。
Figure 0006686976
従って、全体の料金M(x,f)は、下記の数5の通りとなる。
Figure 0006686976
ここで、上記数5で得られる全体の料金を最小にするx,fを求める。本実施の形態2において、読み出される回数は高々1回であると仮定し、x=1に固定する。この場合、Mはfの式で表され、M(x,f)を最小値とするf(Mの極小値)は下記の数6で求められる。
Figure 0006686976
上記数6で得られた値が、R(=Vr)よりも大きい場合は、上記数6の値が最小のファイルサイズになり、Rよりも小さい場合は、最小のファイルサイズfは、下記の数7及び数8から求めることができる。
Figure 0006686976
Figure 0006686976
以上から、本実施の形態2では、ファイルサイズ判断部142は、仮想テープテーブル144からホスト読出率rを読み出し、クラウド料金テーブル143から各種料金を読み出し、上記の数7及び数8を使用して、最適なファイルサイズfを計算する。
[装置動作]
次に、本実施の形態2における仮想テープ管理装置5の動作について図12を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図9〜図11を参酌する。また、本実施の形態2では、仮想テープ管理装置5を動作させることによって、仮想テープ管理方法が実施される。よって、本実施の形態2における仮想テープ管理方法の説明は、以下の仮想テープ管理装置5の動作説明に代える。
本実施の形態2は、実施の形態1とは、仮想テープボリューム21のマウント動作において異なっている。以下、図12を用いて、仮想テープ管理装置5による仮想テープボリューム21のマウント動作について説明する。図12は、本発明の実施の形態2における仮想テープ管理装置のマウント処理時の動作を示すフロー図である。
図12に示すように、最初に、ホストコマンド処理部11が、上位装置3から、マウント命令を受け付け、これを仮想テープ管理部12に入力する(ステップS1301)。これにより、仮想テープ管理部12は、仮想テープボリューム21のマウント命令を受け付ける。
また、ステップS1301では、仮想テープ管理部12は、ファイルサイズ判断部142に、マウント対象となっている仮想テープボリューム21の仮想テープIDを引数として、これらのファイルサイズを問い合わせる。
次に、ファイルサイズ判断部142は、仮想テープフボリューム毎に、仮想テープテーブル144とクラウド料金テーブル143とを用いて、仮想テーブルファイルのファイルサイズを決定する(ステップS1302)。また、ファイルサイズ判断部142は、決定したファイルサイズを、仮想テープ管理部12に応答する。
具体的には、ファイルサイズ判断部142は、まず、仮想テープIDに基づいて、仮想テープテーブル144から対応する読出率及びサイズを読み出す。そして、ファイルサイズ判断部142は、読み出した読出率及びサイズと、クラウド料金テーブル143と、上述の数1〜数8とを用いて、からファイルサイズを計算し、仮想テープ管理部12に応答する。
次に、仮想テープ管理部12は、仮想テープ管理装置5において、ステップS1302で決定されたファイルサイズ分のバッファメモリ121を確保する(ステップS1303)。
そして、仮想テープ管理部12は、マウント対象となる仮想テープボリューム21を読み書き可能状態に遷移させる(ステップS1304)。
[実施の形態2における効果]
図13は、本発明の実施の形態2における仮想テープ管理装置によるコスト削減効果を示す図である。クラウド料金テーブル143が、図13に示す料金体系である場合において、サイズ1GB、読出率5%(50MB)のアーカイブ属性の仮想テープボリューム21があるとする。この場合、上記数6によれば、ファイルサイズは下記の数9に示す通りとなる。
Figure 0006686976
従って、本実施の形態2における結果と、実施の形態1にてArchive属性に設定した結果とは、図13に示す通りとなる。図13に示すように、実施の形態1では、14.5円となるが、本実施の形態2では4.3円となり、本実施の形態2によれば、10.2円の料金削減効果が得られることになる。以上のように、本実施の形態2によれば、クラウド料金と仮想テープサイズ、読出率を与えることで、最適な仮想テープボリューム21のファイルサイズを得ることができ、クラウドストレージの利用料金を抑えることができる。
[プログラム]
本実施の形態2におけるプログラムは、コンピュータに、図12に示すステップS1301〜S1304を少なくとも実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態2における仮想テープ管理装置5と仮想テープ管理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、ホストコマンド処理部11、仮想テープ管理部12、及びファイルサイズ判断部142として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態2では、バッファメモリ121、クラウド料金テーブル143、及び仮想テープテーブル144は、コンピュータに備えられたハードディスク、メモリ等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって、又はこのデータファイルが格納された記録媒体をコンピュータと接続された読取装置に搭載することによって実現できる。
また、本実施の形態2におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、ホストコマンド処理部11、仮想テープ管理部12、及びファイルサイズ判断部142のいずれかとして機能しても良い。また、バッファメモリ121、クラウド料金テーブル143、及び仮想テープテーブル144は、本実施の形態2におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていても良い。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における、仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラムについて、図14及び図15を参照しながら説明する。また、本実施の形態3における仮想テープ管理装置は、図9に示した実施の形態2における仮想テープ管理装置5と同様の構成を有している。よって、以下の説明では、適宜図9を参照する。
ところで、上述した実施の形態2では、ホストによる読出率が想定どおりであれば最適なファイルサイズを導くことが可能であるが、読出率を定めることができない場合では、その効果を十分に得ることができない可能性がある。
一方、アーカイブ用途で仮想テープファイルに記録されたデータの読み出しパターンは、毎回似たような傾向がある。そこで、本実施の形態では、アーカイブ用途の読み出し特性を利用する。具体的には、本実施の形態3における仮想テープ管理装置は、ホストが実際に読み出したデータサイズを元に仮想テープファイルのファイルサイズを最適化する。これにより、さらなる料金低減が可能となる。以下、実施の形態2との相違点を中心に説明する。
本実施の形態3においては、仮想テープ管理部12は、実施の形態2で述べた機能に加え、仮想テープボリューム21を構成する仮想テープファイルを分割する機能と、仮想テープファイルを統合する機能とを有する。仮想テープ管理部12は、ホストコマンド処理部11が上位装置3から位置づけ命令を受け付けると、これらの機能を用いて、構成ファイルの分割及び統合を実行する。
図14は、本発明の実施の形態3における仮想テープ管理装置の機能を説明する図である。具体的には、図14に示すように、仮想テープ管理部12は、本実施の形態2では、ホストである上位装置3から位置づけが指示されると、まず、仮想テープファイルを構成するブロック中の現在のブロックの位置がいずれかの仮想テープファイルの途中であるかどうかを判定する。そして、仮想テープ管理部12は、途中である場合に、途中であると判定された仮想テープファイルを構成するブロックを、上位装置3に送信済のブロックと、上位装置3に未送信のブロックとに分ける。更に、仮想テープ管理部12は、上位装置3に送信済のブロックを、全てのブロックが上位装置3に送信済となっている別の仮想テープファイルに結合する。また、仮想テープ管理部12は、上位装置3に未送信のブロックのみで新たな仮想テープファイルを生成する。
ここで、本実施の形態3における仮想テープ管理装置の動作について図15を用いて説明する。図15は、本発明の実施の形態3における仮想テープ管理装置の位置づけ処理時の動作を示すフロー図である。本実施の形態3では、仮想テープ管理装置を動作させることによって、仮想テープ管理方法が実施される。よって、本実施の形態3における仮想テープ管理方法の説明は、以下の仮想テープ管理装置の動作説明に代える。なお、本実施の形態3において、データの書き込み動作、データの読み出し動作、マウント動作、デマウント動作は、実施の形態2と同様であるため、説明は省略する。また、以下に記述するブロック#xは図15に図示したものである。
図15に示すように、最初に、ホストコマンド処理部11が、上位装置3から、仮想テープボリューム21に対する位置づけ命令を受け付け、これを仮想テープ管理部12に入力する(ステップS1700)。
次に、仮想テープ管理部12は、仮想テープボリューム21の現在のブロック位置情報から、現在のブロックの位置が仮想テープファイルの途中かどうかを判定する(ステップS1701)。
ステップS1701の判定の結果、途中でない場合は、仮想テープ管理部12は、ステップS1703を実行する。一方、ステップS1701の判定の結果、図14の例のように途中である場合(現在のブロック位置がブロック#8である場合)は、仮想テープ管理部12は、上位装置3に送信していないブロック#8〜#10のみで構成される仮想テープファイル#2(1603)を、仮想テープファイル#2(1601)から新たに作成する(ステップS1702)。
次に、ステップS1703において、仮想テープ管理部12は、上位装置3へ送信済みのブロック#1〜#7のみで構成される、新たな仮想テープファイル#1(1602)を、元の仮想テープファイル#1(1600)及び元の仮想テープファイル#2(1601)から作成する(ステップS1703)。
次に、仮想テープ管理部12は、仮想テープファイル#1(1602)及び仮想テープファイル#2(1603)を仮想テープボリューム21の構成ファイルとしてクラウドストレージ2へ書き込む(ステップS1704)。
次に、仮想テープ管理部12は、以前の構成ファイルであった元の仮想テープファイル#1(1600)と元の仮想テープファイル#2(1601)とをクラウドストレージ2から削除する(ステップS1705)。
最後に、仮想テープ管理部12は、上位装置3から指示されたブロックへ位置づけを行い(ステップS1706)、処理を終了する。
[実施の形態3における効果]
以上により、本実施の形態3では、実際に読み出したデータ量に合わせて、仮想テープボリューム21を構成するファイルサイズが変更される。このため、次に同じパターンの読み出しが行われた際に、仮想テープボリューム21から最適なファイルサイズでデータが得られるようになるため、クラウドストレージ2の利用料金が抑制されることとなる。
[プログラム]
本実施の形態3におけるプログラムは、コンピュータに、図15に示すステップS1700〜S1706を少なくとも実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態3における仮想テープ管理装置と仮想テープ管理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、ホストコマンド処理部、仮想テープ管理部、及びファイルサイズ判断部として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態3では、バッファメモリ、クラウド料金テーブル、及び仮想テープテーブルは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって、又はこのデータファイルが格納された記録媒体をコンピュータと接続された読取装置に搭載することによって実現できる。
また、本実施の形態3におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、ホストコマンド処理部、仮想テープ管理部、及びファイルサイズ判断部のいずれかとして機能しても良い。また、バッファメモリ、クラウド料金テーブル、及び仮想テープテーブルは、本実施の形態3におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていても良い。
(物理構成)
ここで、実施の形態1〜3におけるプログラムを実行することによって、仮想テープ管理装置を実現するコンピュータについて図を用いて説明する。図16は、本発明の実施の形態1〜3における仮想テープ管理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図16に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス109を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態1〜3における仮想テープ管理装置は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、仮想テープ管理装置は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記12)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するための装置であって、
設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ファイルサイズ判断部と、
決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、仮想テープ管理部と、
を備えている、ことを特徴とする仮想テープ管理装置。
(付記2)
前記ファイルサイズ判断部が、
前記仮想テープボリュームの属性を特定し、特定した属性に応じて設定されたルールに沿って、前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
付記1に記載の仮想テープ管理装置。
(付記3)
前記ファイルサイズ判断部が、
前記クラウドストレージに設定されている処理毎の料金と、前記複数の仮想テープファイルそれぞれの使用状況及びそのサイズとに基づくルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
付記1に記載の仮想テープ管理装置。
(付記4)
前記仮想テープ管理部が、
ホストから位置づけが指示された場合に、
現在のブロックの位置がいずれかの前記仮想テープファイルの途中であるかどうかを判定し、途中である場合に、途中であると判定された前記仮想テープファイルを構成するブロックを、前記ホストに送信済のブロックと、前記ホストに未送信のブロックとに分け、更に、
前記ホストに送信済のブロックを、全てのブロックが前記ホストに送信済となっている別の前記仮想テープファイルに結合し、
前記ホストに未送信のブロックのみで新たな前記仮想テープファイルを生成する、
付記1から3のいずれかに記載の仮想テープ管理装置。
(付記5)
複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するための方法であって、
(a)設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ステップと、
(b)決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする仮想テープ管理方法。
(付記6)
前記(b)のステップにおいて、
前記仮想テープボリュームの属性を特定し、特定した属性に応じて設定されたルールに沿って、前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
付記5に記載の仮想テープ管理方法。
(付記7)
前記(b)のステップにおいて、
前記クラウドストレージに設定されている処理毎の料金と、前記複数の仮想テープファイルそれぞれの使用状況及びそのサイズとに基づくルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
付記5に記載の仮想テープ管理方法。
(付記8)
(c)ホストから位置づけが指示された場合に、
現在のブロックの位置がいずれかの前記仮想テープファイルの途中であるかどうかを判定し、途中である場合に、途中であると判定された前記仮想テープファイルを構成するブロックを、前記ホストに送信済のブロックと、前記ホストに未送信のブロックとに分け、更に、
前記ホストに送信済のブロックを、全てのブロックが前記ホストに送信済となっている別の前記仮想テープファイルに結合し、
前記ホストに未送信のブロックのみで新たな前記仮想テープファイルを生成する、ステップを、更に有する、
付記5から7のいずれかに記載の仮想テープ管理方法。
(付記9)
コンピュータによって、複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ステップと、
(b)決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、ステップと、
を実行させるプログラム。
(付記10)
前記(b)のステップにおいて、
前記仮想テープボリュームの属性を特定し、特定した属性に応じて設定されたルールに沿って、前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
付記9に記載のプログラム。
(付記11)
前記(b)のステップにおいて、
前記クラウドストレージに設定されている処理毎の料金と、前記複数の仮想テープファイルそれぞれの使用状況及びそのサイズとに基づくルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
付記9に記載のプログラム。
(付記12)
前記コンピュータに、
(c)ホストから位置づけが指示された場合に、
現在のブロックの位置がいずれかの前記仮想テープファイルの途中であるかどうかを判定し、途中である場合に、途中であると判定された前記仮想テープファイルを構成するブロックを、前記ホストに送信済のブロックと、前記ホストに未送信のブロックとに分け、更に、
前記ホストに送信済のブロックを、全てのブロックが前記ホストに送信済となっている別の前記仮想テープファイルに結合し、
前記ホストに未送信のブロックのみで新たな前記仮想テープファイルを生成する、ステップを、更に実行させる、
付記9から11のいずれかに記載のプログラム。
以上のように、本発明によれば、クラウドコンピューティングで提供されるストレージ上に仮想テープファイルを格納する際における料金の最適化を図ることができる。本発明は、仮想テープライブラリを提供するシステムに有用である。
1 仮想テープ管理装置(実施の形態1)
2 クラウドストレージ
3 上位装置
4 端末装置
5 仮想テープ管理装置(実施の形態2)
11 ホストコマンド処理部
12 仮想テープ管理部
13 仮想テープ属性テーブル
14 ファイルサイズ判断部
109 バス
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
141 ファイルサイズテーブル
142 ファイルサイズ判断部
143 クラウド料金テーブル
144 仮想テープテーブル

Claims (5)

  1. 複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するための装置であって、
    設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ファイルサイズ判断部と、
    決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、仮想テープ管理部と、
    を備え、
    前記仮想テープ管理部が、
    ホストから位置づけが指示された場合に、
    現在のブロックの位置がいずれかの前記仮想テープファイルの途中であるかどうかを判定し、途中である場合に、途中であると判定された前記仮想テープファイルを構成するブロックを、前記ホストに送信済のブロックと、前記ホストに未送信のブロックとに分け、更に、
    前記ホストに送信済のブロックを、その識別番号と識別番号が連続するブロックを有し、且つ、有する全てのブロックが前記ホストに送信済となっている、別の前記仮想テープファイルに結合し、
    前記ホストに未送信のブロックのみで新たな前記仮想テープファイルを生成する、
    ことを特徴とする仮想テープ管理装置。
  2. 前記ファイルサイズ判断部が、
    前記仮想テープボリュームの属性を特定し、特定した属性に応じて設定されたルールに沿って、前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
    請求項1に記載の仮想テープ管理装置。
  3. 前記ファイルサイズ判断部が、
    前記クラウドストレージに設定されている処理毎の料金と、前記複数の仮想テープファイルそれぞれの使用状況及びそのサイズとに基づくルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、
    請求項1に記載の仮想テープ管理装置。
  4. 複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するための方法であって、
    (a)コンピュータによって、設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ステップと、
    (b)前記コンピュータによって、決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、ステップと、
    (c)前記コンピュータによって、ホストから位置づけが指示された場合に、
    現在のブロックの位置がいずれかの前記仮想テープファイルの途中であるかどうかを判定し、途中である場合に、途中であると判定された前記仮想テープファイルを構成するブロックを、前記ホストに送信済のブロックと、前記ホストに未送信のブロックとに分け、更に、
    前記ホストに送信済のブロックを、その識別番号と識別番号が連続するブロックを有し、且つ、有する全てのブロックが前記ホストに送信済となっている、別の前記仮想テープファイルに結合し、
    前記ホストに未送信のブロックのみで新たな前記仮想テープファイルを生成する、ステップと、
    を有する、ことを特徴とする仮想テープ管理方法。
  5. コンピュータによって、複数の仮想テープファイルで構築された仮想テープボリュームをクラウドストレージ上で管理するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)設定ルールに沿って、前記仮想テープボリュームを前記クラウドストレージに格納する際の前記仮想テープファイルのサイズを決定する、ステップと、
    (b)決定された前記サイズでバッファメモリを確保し、確保した前記バッファメモリに、前記仮想テープボリュームのデータを書き込み、そして、書き込んだデータのデータ量が前記バッファメモリのサイズに到達した場合に、前記バッファメモリに格納されている前記データを前記クラウドストレージに格納する、ステップと、
    (c)ホストから位置づけが指示された場合に、
    現在のブロックの位置がいずれかの前記仮想テープファイルの途中であるかどうかを判定し、途中である場合に、途中であると判定された前記仮想テープファイルを構成するブロックを、前記ホストに送信済のブロックと、前記ホストに未送信のブロックとに分け、更に、
    前記ホストに送信済のブロックを、その識別番号と識別番号が連続するブロックを有し、且つ、有する全てのブロックが前記ホストに送信済となっている、別の前記仮想テープファイルに結合し、
    前記ホストに未送信のブロックのみで新たな前記仮想テープファイルを生成する、ステップと、
    を実行させるプログラム。

JP2017120832A 2017-06-20 2017-06-20 仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム Active JP6686976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120832A JP6686976B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120832A JP6686976B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019008373A JP2019008373A (ja) 2019-01-17
JP6686976B2 true JP6686976B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=65026735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017120832A Active JP6686976B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6686976B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021141293A1 (ko) * 2020-01-06 2021-07-15 주식회사 아미크 데이터의 전송 및 조회 시의 비용을 최소화하기 위한 데이터 아카이빙 방법 및 시스템
JPWO2022049831A1 (ja) * 2020-09-01 2022-03-10
US20240281338A1 (en) * 2023-02-22 2024-08-22 Bank Of America Corporation Systems, methods, and apparatuses for determining and applying a backup file attribution to files in an electronic network

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2412760B (en) * 2004-04-01 2006-03-15 Toshiba Res Europ Ltd Secure storage of data in a network
US20120089579A1 (en) * 2010-10-08 2012-04-12 Sandeep Ranade Compression pipeline for storing data in a storage cloud
TWI507891B (zh) * 2012-03-23 2015-11-11 Egis Technology Inc 具雲端儲存空間管理功能之電子裝置、雲端儲存系統、其方法及其電腦程式產品
WO2014099682A1 (en) * 2012-12-20 2014-06-26 Amazon Technologies, Inc. Virtual tape library system
US9116851B2 (en) * 2012-12-28 2015-08-25 Futurewei Technologies, Inc. System and method for virtual tape library over S3
US9009742B1 (en) * 2013-05-10 2015-04-14 Emc Corporation VTL adaptive commit
JP6365034B2 (ja) * 2014-07-09 2018-08-01 富士通株式会社 媒体制御装置、制御方法、及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019008373A (ja) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11314439B2 (en) Copy from source medium to target medium
US10977124B2 (en) Distributed storage system, data storage method, and software program
US20230086753A1 (en) Object Storage in Cloud with Reference Counting Using Versions
US8990529B2 (en) Method for optimizing cleaning of maps in flashcopy cascades containing incremental maps
US9128636B2 (en) Methods and apparatus for migrating thin provisioning volumes between storage systems
US10133484B2 (en) Tier based data file management
JP4684864B2 (ja) 記憶装置システム及び記憶制御方法
WO2012085968A1 (en) Storage apparatus and storage management method
US20120297156A1 (en) Storage system and controlling method of the same
JP6686976B2 (ja) 仮想テープ管理装置、仮想テープ管理方法、及びプログラム
WO2012147119A1 (en) Management system and control method for provisioning storage space to writable snapshots satisfying performance requirements
JP2020154587A (ja) 計算機システム及びデータ管理方法
US11334456B1 (en) Space efficient data protection
JP2022125253A (ja) ファイルストレージシステム及びファイルストレージシステムの管理方法
JP7549433B2 (ja) リソース構成見積もりシステムおよびリソース構成見積もり方法
US11188235B2 (en) Reducing data replications among storage locations
JP6361390B2 (ja) ストレージ制御装置および制御プログラム
JP6281333B2 (ja) ストレージシステム
CN114296649B (zh) 云间业务迁移系统
US20110125617A1 (en) System for managing operation with respect to storage apparatus
US20240289232A1 (en) Adaptive scaling of topics in a stateful event-driven platform
WO2015167579A1 (en) Storage provisioning method and apparatus using device virtualization in heterogeneous storage environment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6686976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150