JPWO2015064024A1 - 特典情報決定装置および特典情報決定システム - Google Patents

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Abstract

電力需用者に不公平感が生じないように、電力需用者の節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を決定することができる特典情報決定装置を提供する。情報取得手段81は、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する。特典情報決定手段82は、電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の特典情報を決定する。

Description

本発明は、電力需用者の節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を決定する特典情報決定装置、特典情報決定システム、特典情報決定方法および特典情報決定プログラムに関する。
電力を消費する電力需用者の省エネルギ意識を向上させるためのシステムが種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、家族数、住居形態、延床面積、年収等によって、各家庭をグループに分類することが記載されている。そして、特許文献1には、グループ毎の電気代度数分布、グループ毎の電気代平均値、グループに属している各家庭の今月の電気代の順位および先月の電気代の順位から、家庭毎に省エネルギ啓発メッセージを作成し、各家庭に送信するシステムが記載されている。特許文献1では、省エネルギ啓発メッセージの例として、「平均より電気代が多いようです。より一層省エネに努力しましょう。」等のメッセージが挙げられている。
特許文献2には、電力需用者の電力使用量の前年同月比が低い順に電力需用者のランキングを生成し、敷地面積および世帯人数を含む電力需用者の世帯情報を取得し、世帯情報およびランキングに基づいて、電力需用者のポイントを算出するシステムが記載されている。また、特許文献2には、ポイントと商品とを交換することが記載されている。
特開2003−162787号公報(段落0009,0011)
特開2010−218437号公報(段落0023,0027−0032)
特許文献1に記載の技術では、省エネルギ啓発メッセージによって電力需用者の省エネルギ意識を高めている。しかし、より効果的に、節電のインセンティブを電力需用者に与えることが好ましい。
特許文献2に記載の技術では、世帯情報およびランキングに基づいてポイントを算出する。従って、このポイントによって、節電のインセンティブを電力需用者に与えることができる。しかし、敷地面積および世帯人数を含む世帯情報をポイント算出に利用していても、算出されたポイントに関して電力需用者に不公平感が生じる。例えば、気候の異なる場所に住む電力需用者同士では、電力消費の傾向が異なる。特許文献2に記載のポイント算出方法では、このような傾向の違いを考慮していないため、電力需用者に不公平感が生じる。
そこで、本発明は、電力需用者に不公平感が生じないように、電力需用者の節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を決定することができる特典情報決定装置、特典情報決定システム、特典情報決定方法および特典情報決定プログラムを提供することを目的とする。
本発明による特典情報決定装置は、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する情報取得手段と、電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による特典情報決定システムは、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を計測する電力計測手段と、電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による特典情報決定方法は、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得し、電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の特典情報を決定することを特徴とする。
また、本発明による特典情報決定プログラムは、コンピュータに、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する情報取得処理、および、電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、電力需用者に不公平感が生じないように、電力需用者の節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を決定することができる。
本発明の第1の実施形態の特典情報算出システムの例を示すブロック図である。 電力記憶部が記憶する情報の例を模式的に示す説明図である。 標準消費電力記憶部が記憶する情報の例を模式的に示す説明図である。 第1の実施形態の処理経過の例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態の特典情報算出システムの例を示すブロック図である。 第2の実施形態における電力記憶部が記憶する情報の例を模式的に示す説明図である。 第2の実施形態の処理経過の例を示すシーケンス図である。 HEMS10が電力需用者ID、グループID、電力需用者の家庭の属性情報、および電力の情報を記憶する場合の構成例を示すブロック図である。 本発明の特典情報決定装置の主要部を示すブロック図である。 本発明の特典情報決定システムの主要部を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態の特典情報算出システムの例を示すブロック図である。本発明の特典情報算出システムは、電力計測装置10と、情報記憶サーバ20と、特典情報算出装置30とを備える。なお、特典情報算出システムは、特典情報決定システムと称することもできる。特典情報算出装置は、特典情報決定装置と称することもできる。
ここで、特典情報とは、電力需用者の節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す情報である。特典情報として、例えば、ポイントが挙げられる。ポイントは、“loyalty point ”あるいは“rewards point ”等のようにも呼ばれるが、以下の説明では、単にポイントと記す。また、特典情報は、金額等のようにポイント以外の値であってもよいが、以下に示す説明では、特典情報がポイントである場合を例にして説明する。すなわち、特典情報算出装置30が、特典情報としてポイントを算出する場合を例にして説明する。
電力計測装置10は、電力需用者の家庭での消費電力を計測する。以下の各実施形態の説明では、電力計測装置10がHEMS(Home Energy Management System )によって実現される場合を例にして説明する。以下、電力計測装置10をHEMS10と記す。図1では、1台のHEMS10を図示しているが、HEMS10は、本発明によってポイントが付与される電力需用者の家庭毎に設けられる。以下の説明では、一人の電力需用者のHEMS10に着目して説明するが、図示を省略している他のHEMSもHEMS10と同様に動作する。
情報記憶サーバ20は、HEMS10によって計測された電力需用者の家庭の消費電力を記憶する。
特典情報算出装置30は、電力需用者に対するポイントを算出する。特典情報算出部33は、電力需用者が利用しているポイントサービス(loyalty program )のポイントを管理するポイントサーバ40に接続されている。特典情報算出装置30は、算出したポイントをポイントサーバ40に送信する。図1では1台のポイントサーバを図示しているが、ポイントサーバ40は、1台とは限らない。電力需用者は、予め、自身が利用している種々のポイントサービス(例えば、コンビニエンスストアのポイントサービス、航空会社のポイントサービス等)の中から1つのポイントサービスを指定しておく。そして、特典情報算出装置30は、電力需用者のポイントを、その電力需用者によって予め指定されたポイントサービスに対応するポイントサーバ40に送信する。ポイントサーバ40は、そのポイントを、電力需用者のポイントとして加算する。本発明では、電力需用者が節電を行うほど、特典情報算出装置30がその電力需用者のポイントを大きな値として算出する。従って、電力需用者が節電を行うほど、自身が利用しているポイントサービスでより多くのサービスを受けることができる。
HEMS10は、電力供給部11と、電力計測部12と、情報送信部13とを備える。
電力供給部11は、電力会社からの供給電力を受け、その電力を電力需用者の家庭内の機器に供給する。
電力計測部12は、所定期間毎に、所定期間内における電力需用者の家庭の消費電力(すなわち、電力供給部11が家庭内の機器に供給する電力)を計測する。以下、上記の所定期間が一ヶ月である場合を例にして説明する。
情報送信部13は、電力需用者の家庭での一ヶ月分の消費電力の情報を情報記憶サーバ20に送信する。
電力計測部12および情報送信部13は、例えば、電力計測装置用プログラムに従って動作するコンピュータのCPU(Central Processing Unit )によって実現される。この場合、CPUがそのプログラムを読み込み、そのプログラムに従って電力計測部12および情報送信部13として動作すればよい。
また、HEMS10は、電力需用者のディスプレイ装置(図示略)に電力需用者の電力消費状況を表示させたり、家庭内の各機器の動作の最適化制御を行ったりするが、それらの動作は、本発明と直接関連しないので、説明を省略する。
情報記憶サーバ20は、電力記憶部21と、制御部22とを備える。
制御部22は、HEMS10から受信する情報を電力記憶部21に記憶させたり、電力記憶部21に記憶されている情報を、特典情報算出装置30からの要求に応じて特典情報算出装置30に送信したりする。
電力記憶部21は、電力需用者毎に、電力需用者ID、グループID、電力需用者の家庭の属性情報、各月の消費電力の情報を記憶する記憶装置である。図2は、電力記憶部21が記憶する情報の例を模式的に示す説明図である。電力需用者IDは、電力需用者毎に割り当てられたID(Identification)である。また、図2に示す例では、電力需用者の家庭の属性情報として、電力需用者の家族構成および家族に属する各人の年齢層、家屋の所在地、家屋の延床面積および家屋の構造を記憶する場合を示している。家庭の属性情報は、予め、個々の電力需用者から特典情報算出システムの管理者に伝えられ、管理者が電力記憶部21に記憶させておく。また、HEMS10の情報送信部13から一ヶ月毎に通知される一ヶ月分の消費電力の情報が、各月の消費電力として、電力記憶部21に記憶される。なお、電力記憶部21は、現在から遡って過去一定期間分の消費電力の情報を記憶すればよい。
また、各電力需要者の家庭は、家庭の属性情報に基づいて、同じ属性情報を持つ電力需要者の家庭が同じグループに属するようにグループ分けされる。グループIDは、電力需要者の家庭が属するグループのIDである。電力需用者のグループ分けおよび電力記憶部21へのグループIDの登録は、特典情報算出システムの管理者が行ってもよい。あるいは、情報記憶サーバ20の制御部22が自動的に行ってもよい。
特典情報算出装置30は、標準消費電力算出部31と、標準消費電力記憶部32と、特典情報算出部33とを備える。
標準消費電力算出部31は、グループ毎に、グループに属する各電力需要者の家庭の消費電力の平均値を、過去の消費電力の記録に基づいて算出する。グループ毎に算出される消費電力の平均値を標準消費電力と記す。本実施形態では、標準消費電力算出部31が、グループ毎に、グループに属する各電力需要者の家庭の前年同月の消費電力の平均値を標準消費電力として算出する場合を例にして説明する。
標準消費電力記憶部32は、グループ毎に算出された標準消費電力を記憶する記憶装置である。図3は、標準消費電力記憶部32が記憶する情報の例を模式的に示す説明図である。図3に示すように標準消費電力記憶部32は、グループ毎に、グループIDおよび標準消費電力を対応付けて記憶する。本例では、標準消費電力記憶部32は、月毎に算出される標準消費電力を複数月分(図3に示す例では今月および先月の2ヶ月分)記憶する場合を例にする。
特典情報算出部33は、所定期間(本例では一ヶ月)毎に、情報記憶サーバ20から各電力需要者の電力需用者ID、グループID、および一ヶ月分の消費電力の情報を取得する。そして、特典情報算出部33は、電力需要者毎に、電力需要者が属するグループの標準消費電力から消費電力を減算した値に基づいて、一ヶ月分の電力需要者のポイントを算出し、ポイントサーバ40に送信する。
標準消費電力算出部31および特典情報算出部33は、例えば、特典情報算出プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUが特典情報算出プログラムを読み込み、そのプログラムに従って標準消費電力算出部31および特典情報算出部33として動作すればよい。特典情報算出プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
次に、本実施形態の処理経過について説明する。図4は、第1の実施形態の処理経過の例を示すシーケンス図である。なお、予め特典情報算出システムの管理者が予め各電力需用者の電力需用者ID、グループIDおよび属性情報を情報記憶サーバ20の電力記憶部21に記憶させているものとする。また、電力記憶部21は、電力需用者毎に過去の消費電力の情報も記憶しているものとする。
特典情報算出システムは、所定期間毎に以下の動作を行う。
特典情報算出装置30の標準消費電力算出部31は、所定期間の開始時(本例では、月初め)に、情報記憶サーバ20から、各家庭の前年同月の消費電力の情報を取得する(ステップS1)。具体的には、標準消費電力算出部31は、情報記憶サーバ20に対して、グループ毎に、グループIDおよび、グループに属する各電力需用者の家庭の前年同月の消費電力の情報を要求する。情報記憶サーバ20の制御部22は、この要求を受信すると、電力記憶部21から、グループ毎に、グループIDおよび、グループに属する各電力需用者の家庭の前年同月の消費電力の情報を読み込み、特典情報算出装置30に送信する。そして、標準消費電力算出部31は、各グループのグループID、およびグループに属する各電力需用者の家庭の前年同月の消費電力の情報を情報記憶サーバ20から受信する。
次に、標準消費電力算出部31は、グループ毎に、グループに属する各電力需用者の家庭の前年同月の消費電力の平均を標準消費電力として算出する。そして、標準消費電力算出部31は、各グループの標準消費電力を、グループIDに対応付けて標準消費電力記憶部32に記憶させる(ステップS2)。
また、一ヶ月の間に、HEMS10の電力供給部11は、電力会社から供給電力を受け、電力需用者の家庭内の機器(例えば、電気製品)に電力を供給する。そして、電力計測部12は、電力需用者の一ヶ月分の消費電力(電力供給部11が家庭内の機器に供給した一ヶ月分の電力)を計測する(ステップS3)。
そして、情報送信部13は、所定期間の終了時(本例では、月末)に、電力計測部12が計測した一ヶ月分の消費電力の情報を、電力需用者IDとともに情報記憶サーバ20に送信する(ステップS4)。
制御部22は、一ヶ月分の消費電力および電力需用者IDを情報送信部13から受信すると、その消費電力を、その電力需用者IDに対応付けて、該当する月の消費電力として電力記憶部21に記憶させる(ステップS5)。
そして、特典情報算出装置30の特典情報算出部33は、所定期間毎(例えば、月初め毎)に、各電力需用者の電力需用者ID、グループID、過去直近の所定期間分の消費電力(本例では、先月の消費電力)の情報を情報記憶サーバ20から取得する(ステップS6)。具体的には、特典情報算出部33は、月初め毎に、各電力需用者の電力需用者ID、グループID、先月の消費電力の情報を情報記憶サーバ20に要求する。情報記憶サーバ20の制御部22は、この要求を受信すると、要求された情報を電力記憶部21から読み込み、特典情報算出装置30に送信する。そして、特典情報算出部33は、各電力需用者の電力需用者ID、グループID、先月の消費電力の情報を情報記憶サーバ20から受信する。
次に、特典情報算出部33は、電力需用者毎に、先月の節電の程度を示すポイントを、先月の消費電力および先月の標準消費電力に基づいて算出する(ステップS7)。
ステップS7の処理を具体的に説明する。特典情報算出部33は、ステップS6で受信した各電力需用者の電力需用者IDの中から、1つの電力需用者IDを選択する。特典情報算出部33は、その電力需用者IDに対応するグループIDにおける先月の標準消費電力を標準消費電力記憶部32から読み込む。この標準消費電力をX[kWh]とする。また、選択した電力需用者IDに対応する先月の消費電力をY[kWh]とする。特典情報算出部33は、以下に示す式(1)の計算を行うことによって、選択した電力需用者IDが示す電力需要者のポイント(Pとする。)を算出する。
P=(X−Y)*排出定数*ポイント変換定数 式(1)
ただし、X<Yである場合(すなわち、消費電力が標準消費電力を上回る場合)、特典情報算出部33は、P=0とする。
排出定数は、電力を二酸化炭素(CO)排出量に換算するための定数である。電力に排出定数を乗算することによって、CO排出量が求められる。排出定数として、例えば、0.375kg/kWhを用いてもよい。また、電力需用者に電力を供給する電力会社毎に、排出定数が個別に定められていてもよい。その場合、例えば、電力需用者ID毎に排出定数を電力記憶部21に記憶させておき、特典情報算出部33は、ステップS6で電力需用者ID毎の排出定数も情報記憶サーバ20から取得すればよい。
ポイント変換定数は、節電によって削減されたCO排出量をポイントに変換するための定数である。CO排出量にポイント変換定数を乗算することによって、ポイントが求められる。ポイント変換定数は、ポイントサーバ40毎に異なっていてもよい。その場合、例えば、電力需用者が予め指定したポイントサービスに対応するポイント変換定数を電力需用者ID毎に電力記憶部21に記憶させておき、特典情報算出部33は、ステップS6で電力需用者ID毎のポイント変換定数も情報記憶サーバ20から取得すればよい。
X≧Yである場合、式(1)における(X−Y)は、標準消費電力Xを基準としてどれだけの電力消費が抑えられたかを示す。そして、(X−Y)*排出定数は、電力需用者による節電によって削減されたCO排出量を表している。式(1)は、節電によって削減されたCO排出量にポイント変換定数を乗算することによってポイントを算出することを意味する。電力需用者による節電の程度が大きいほど、消費電力Yの値は小さくなるので、CO排出の削減量は大きくなり(すなわち、“(X−Y)*排出定数”の値が大きくなり)、その結果、算出されるポイントも大きくなる。
特典情報算出部33は、選択した電力需用者IDに関してポイントを算出したならば、未選択の電力需用者IDを選択して同様にポイントを算出する。特典情報算出部33は、この処理を、未選択の電力需用者IDがなくなるまで繰り返し、未選択の電力需用者IDがなくなったならば、ステップS7を終了する。
ステップS7の後、特典情報算出部33は、電力需用者ID毎に、電力需用者IDおよびその電力需用者IDに関してステップS7で算出したポイントをポイントサーバ40に送信する(ステップS8)。ステップS8においてポイントの送信先となるポイントサーバ40は、電力需用者IDが表す電力需用者が予め指定したポイントサービスに対応するポイントサーバである。例えば、ある電力需用者が、あるコンビニエンスストアのポイントサービスを指定していた場合、特典情報算出部33は、その電力需用者の電力需用者IDおよびポイントを、そのコンビニエンスストアのポイントサービスにおけるポイントを管理するポイントサーバに送信する。
ポイントサーバ40は、電力需用者が、ポイントサーバ40の管理者(例えば、コンビニエンスストアや航空会社等)から商品を購入したり、サービスの提供を受ける毎に、ポイントを蓄積している。そして、ポイントサーバ40は、特典情報算出部33がステップS8で送信した電力需用者IDおよびポイントを受信すると、その電力需用者IDが示す電力需用者のポイントに、特典情報算出部33から受信したポイントを加算する。そして、電力需用者は、ポイントサーバ40に記憶されているポイントによって、ポイントサーバ40の管理者から、種々のサービス(例えば、商品価格の割引)等を受けることができる。
なお、上記の例では、ステップS1,S6が月初めに実行され、月末にステップS4が実行される場合を示したが、所定期間内において、ステップS1,S4,S6等の処理を実行するタイミングは、上記の例に限定されない。
また、上記の実施形態では、標準消費電力算出部31が前年同月の消費電力に基づいて標準消費電力を算出する場合を例にしたが、標準消費電力算出部31は、例えば、式(1)におけるYと同年同月の消費電力に基づいて標準消費電力を算出してもよい。この場合、標準消費電力算出部31は、ステップS1,S2の代わりに、ステップS5の後(例えば、月初め)に、情報記憶サーバ20から、各家庭の先月の消費電力の情報を取得する。この動作は、取得対象が先月の消費電力の情報である点以外は、ステップS1の動作と同様である。そして、標準消費電力算出部31は、グループ毎に、グループに属する各電力需用者の家庭の先月の消費電力の平均を標準消費電力として算出する。そして、標準消費電力算出部31は、各グループの標準消費電力を、グループIDに対応付けて標準消費電力記憶部32に記憶させる。このように、Y(式(1)参照)と同年同月の消費電力に基づいて標準消費電力を算出してもよい点は、後述の第2の実施形態でも同様である。
本実施形態によれば、ポイントサーバ40の管理者から商品を購入したり、サービスの提供を受けたりした場合だけでなく、節電を行うことによっても、ポイントサーバ40によって蓄積されるポイントが増加する。そして、節電の程度が大きいほど、加算されるポイントも大きくなり、ポイントサーバ40の管理者から、より多くのサービスを受けることができる。従って、電力需用者に、節電のインセンティブを与えることができる。また、所定期間毎に、節電の程度に応じたポイントが算出されるので、電力需用者に、節電のインセンティブを継続的に与えることができる。その結果、本発明は、低炭素社会(COの排出が少ない社会)の実現に貢献することができる。
そして、本実施形態では、同じ属性情報を持つ電力需要者の家庭が同じグループに属するように、各電力需用者の家庭がグループ分けされている。そして、グループ毎に、標準消費電力が算出される。特典情報算出部33は、各電力需用者に付与するポイントを、その電力需用者の家庭が属するグループの標準消費電力と、その家庭での消費電力との差分に基づいて算出する。従って、電力需用者に不公平感を生じさせずに、ポイントを算出することができる。
例えば、前述のように、気候の異なる場所に住む電力需用者同士では、電力消費の傾向が異なる。本実施形態では、気候の異なる場所に住む電力需用者同士は、それぞれ別のグループに属することになり、グループ毎に算出された標準消費電力を用いてポイントを算出される。すなわち、グループ毎に異なる基準で、ポイントが算出される。従って、電力消費の傾向が異なっていても、電力需用者に不公平感を生じさせないようにすることができる。
また、本実施形態では、電力需用者の節電の順位を用いずに特典情報算出部33がポイントを算出する。このため、電力需用者に不公平感を生じさせないという効果を高めることができる。例えば、あるグループAと別のグループBで、同じ順位になった者同士の節電の程度が一致するとは限らない。従って、節電の順位に基づいてポイントを付与する場合には、不公平感が生じることがある。本実施形態では、節電の順位を用いずに特典情報算出部33がポイントを算出することで、そのような不公平感の発生を防止している。
また、特典情報算出部33は、節電によって削減されたCO排出量(すなわち、式(1)における“(X−Y)*排出定数”)に、ポイント変換定数を乗算することによって、ポイントを算出する。そして、ポイントサーバ40の管理者は、そのポイントの追加分に応じてより多くのサービスを電力需用者に提供する。従って、CO排出量取引において、特典情報算出部33によって算出されたポイント分だけ、ポイントサーバ40の管理者がCO排出量を削減しているとみなすことができる。
なお、特典情報算出部33は、式(1)に示す排出定数およびポイント変換定数を用いずに、(X−Y)を直接ポイントに変換するポイント変換定数を用いて、(X−Y)にそのポイント変換定数を乗算することによって、ポイントを算出してもよい。
実施形態2.
図5は、本発明の第2の実施形態の特典情報算出システムの例を示すブロック図である。第2の実施形態の特典情報算出システムは、第1の実施形態の特典情報算出システムと同様の構成要素を有する。ただし、第2の実施形態の特典情報算出システムの構成要素の動作は、一部、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態とは異なる点を中心に、第2の実施形態の特典情報算出システムの構成要素を説明する。
また、以下に示す第2の実施形態では、電力需用者の家庭に家庭内発電装置45a,45bおよび蓄電池41が設けられる場合を例にして説明する。
家庭内発電装置45a,45bは、電力会社が電力供給する際のCOの排出定数(夜間以外の時間帯の排出定数)よりもCOの排出定数が小さい家庭用発電装置である。このような家庭用発電装置の例として、再生可能エネルギによって発電を行う家庭用発電装置がある。さらに、再生可能エネルギによって発電を行う家庭用発電装置の例として、家庭用太陽光発電装置が挙げられる。家庭用太陽光発電装置等は、COを発生させないので、COの排出定数が0である。以下、家庭内発電装置45aは、COを発生させないものとする(すなわち、COの排出定数が0であるものとする)。また、家庭内発電装置45bは、発電時にCOを発生し、家庭内発電装置45bのCOの排出定数は0より大きい値であるものとする。このような家庭内発電装置の例として、例えば、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムが挙げられる。家庭内発電装置45a,45bは、発電した電力を、HEMS10の電力供給部11に供給する。
本実施形態では、電力需用者の家庭に家庭内発電装置45a,45bが設けられる場合を例にして説明するが、家庭内発電装置45a,45bのいずれか一方のみが電力需用者の家庭に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、電力会社が電力供給する際のCOの排出定数が、夜間と夜間以外の時間帯とで異なるものとする。そして、夜間では火力発電の割合が低く、電力会社の夜間における排出定数は、電力会社の夜間以外の時間帯における排出定数よりも小さい値であるものとする。また、夜間とは、買電価格が相対的に低い時間帯であると言うことができる。
蓄電池41は、蓄電可能な電池であり、電力供給部11に電力を供給する。
第2の実施形態におけるHEMS(電力計測装置)10について説明する。
第2の実施形態において、電力供給部11は、電力会社からだけでなく家庭内発電装置45a,45bからも供給電力を受ける。そして、電力供給部11は、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力を優先的に、電力需用者の家庭内の機器に供給する。また、所定期間内の各時点において、電力供給部11は、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力が、家庭内の機器で消費される電力を上回っているときには、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力のうち余った電力を、蓄電池41に蓄電する。電力供給部11は、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力のうち、蓄電池41に蓄電してさらに余った電力を、電力会社に売電してもよい。また、電力供給部11は、蓄電後の蓄電池41からも電力供給を受け、その電力を家庭内の機器に供給する。ただし、本実施形態では、蓄電池41が家庭内の機器に電力を供給する時間帯は夜間以外の時間帯に定められているものとする。また、夜間に該当する時間は、予め定められているものとする。
電力計測部12は、所定期間毎に、所定期間内における、電力需用者の家庭の消費電力(すなわち、電力供給部11が家庭内の機器に供給する電力)を計測する。この点は、第1の実施形態と同様である。さらに、電力計測部12は、所定期間毎に、所定期間内で、家庭内発電装置45a,45bによって発電された電力のうち家庭内の機器に供給された電力(以下、自己消費電力と記す。)、および、家庭内発電装置45a,45bによって発電された電力のうち蓄電池41に蓄電された電力(以下、蓄電電力)をそれぞれ計測する。なお、売電された電力は、家庭内の機器に供給された電力に該当しないので、自己消費電力に含まれない。また、家庭内発電装置45a,45bによって発電された電力のうち、一旦、蓄電池41に蓄電された電力も自己消費電力に含まれない。また、自己消費電力は、消費電力のうちの一部に該当する。
以下、家庭内発電装置45aによって発電された電力のうち、家庭内の機器に供給された電力を、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力と記す。家庭内発電装置45bによって発電された電力のうち、家庭内の機器に供給された電力を、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力と記す。また、家庭内発電装置45aによって発電された電力のうち蓄電池41に蓄電された電力を、家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力と記す。家庭内発電装置45bによって発電された電力のうち蓄電池41に蓄電された電力を、家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力と記す。
また、電力供給部11は、電力会社から供給される電力によって、蓄電池41に対して蓄電を行う。ただし、電力供給部11が電力会社から供給される電力によって蓄電池41に対して蓄電を行う時間帯は、夜間に限られるものとする。なお、電力供給部11が家庭内発電装置45a,45bからの供給電力によって蓄電池41に対して蓄電を行う時間帯は、夜間に限られなくてもよい。また、前述のように、蓄電池41が家庭内の機器に電力を供給する時間帯は夜間以外の時間帯であるものとする。電力供給部11が電力会社から供給される電力によって蓄電池41に対して蓄電する電力を夜間蓄電電力と記す。電力計測部12は、所定期間毎に、所定期間内における夜間蓄電電力も計測する。
また、電力計測部12は、夜間に電力会社から供給され蓄電されずに家庭内の機器に供給された電力(以下、夜間使用電力と記す。)も、所定期間毎に計測する。
第2の実施形態においても、上記の所定期間が一ヶ月である場合を例にして説明する。
情報送信部13は、電力需用者の家庭での一ヶ月分の消費電力、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、夜間使用電力および夜間蓄電電力のそれぞれの情報を情報記憶サーバ20に送信する。
第2の実施形態における情報記憶サーバ20について説明する。
制御部22は、第1の実施形態と同様である。ただし、本実施形態の制御部22は、消費電力、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、夜間使用電力および夜間蓄電電力のそれぞれの情報を情報送信部13から受信し、それらの各情報を電力記憶部21に記憶させる。
図6は、第2の実施形態における電力記憶部21が記憶する情報の例を模式的に示す説明図である。図6に示すように、電力記憶部21は、第1の実施形態が記憶する情報に加えて、電力需用者毎に、一ヶ月毎の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月毎の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月毎の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月毎の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月毎の夜間使用電力、および一ヶ月毎の夜間蓄電電力も記憶する。
第2の実施形態における特典情報算出装置30について説明する。
標準消費電力算出部31および標準消費電力記憶部32はそれぞれ、第1の実施形態における標準消費電力算出部31、標準消費電力記憶部32と同様である。
特典情報算出部33は、所定期間(本例では一ヶ月)毎に、情報記憶サーバ20から各電力需要者の電力需用者ID、グループID、および一ヶ月分の消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月分の夜間使用電力、および一ヶ月分の夜間蓄電電力のそれぞれの情報を取得する。そして、特典情報算出部33は、電力需要者毎に、電力需要者の家庭が属するグループの標準消費電力、消費電力、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、夜間使用電力、および夜間蓄電電力に基づいて、一ヶ月分の電力需要者のポイントを算出し、ポイントサーバ40に送信する。
次に、本実施形態の処理経過について説明する。図7は、第2の実施形態の処理経過の例を示すシーケンス図である。第1の実施形態と同様の動作については、図4と同一の符号を付し、説明を省略する。
ステップS1,S2の動作は、第1の実施形態と同様である。
一ヶ月の間に、HEMS10の電力供給部11は、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力、蓄電池41からの供給電力、および電力会社からの供給電力を受け、電力需用者の家庭内の機器に電力を供給する。このとき、電力供給部11は、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力を優先的に家庭内の機器に供給する。前述のように、電力供給部11は、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力が、家庭内の機器で消費される電力を上回っているときには、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力のうち余った電力を、蓄電池41に蓄電する。電力供給部11は、家庭内発電装置45a,45bからの供給電力のうち、蓄電池41に蓄電してさらに余った電力を、電力会社に売電してもよい。また、電力供給部11は、夜間に電力会社から供給される電力のうち、蓄電池41に蓄電可能な電力を蓄電池41に蓄電する。
そして、電力計測部12は、電力需用者の一ヶ月分の消費電力(電力供給部11が家庭内の機器に供給した一ヶ月分の電力)、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月分の夜間使用電力、および一ヶ月分の夜間蓄電電力を計測する(ステップS3a)。
なお、電力需用者の家庭に蓄電池41が設けられていない場合もある。その場合、電力計測部12は、各月の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、各月の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、および各月の夜間蓄電電力を0とする。
また、電力需用者の家庭に家庭内発電装置45a(COを発生させない家庭内発電装置。例えば、家庭用太陽光発電装置。)が設けられない場合もある。その場合、電力計測部12は、各月の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、各月の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力を0とする。
また、電力需用者の家庭に家庭内発電装置45b(COの発生を伴う家庭内発電装置。例えば、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム。)が設けられない場合もある。その場合、電力計測部12は、各月の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、各月の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力を0とする。
そして、情報送信部13は、所定期間の終了時(本例では、月末)に、電力計測部12が計測した一ヶ月分の消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月分の夜間使用電力、および一ヶ月分の夜間蓄電電力のそれぞれの情報を、電力需用者IDとともに情報記憶サーバ20に送信する(ステップS4a)。
制御部22は、一ヶ月分の消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月分の夜間使用電力、一ヶ月分の夜間蓄電電力のそれぞれの情報、および電力需用者IDを情報送信部13から受信する。すると、制御部22は、その一ヶ月分の消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月分の夜間使用電力、一ヶ月分の夜間蓄電電力のそれぞれの情報を、電力需用者IDに対応付けて、該当する月の消費電力、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、夜間使用電力、夜間蓄電電力として電力記憶部21に記憶させる(ステップS5a)。
そして、特典情報算出装置30の特典情報算出部33は、所定期間毎(例えば、月初め毎)に、各電力需用者の電力需用者ID、グループID、過去直近の所定期間分の消費電力、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、夜間使用電力、および夜間蓄電電力の情報を情報記憶サーバ20から取得する(ステップS6a)。本例において、過去直近の所定期間とは、先月を意味する。特典情報算出部33は、先月分の上記の各情報を情報記憶サーバ20に要求する。情報記憶サーバ20の制御部22は、この要求を受信すると、要求された情報を電力記憶部21から読み込み、特典情報算出装置30に送信する。そして、特典情報算出部33は、各電力需用者の電力需用者ID、グループID、先月の消費電力、先月の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、先月の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、先月の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、先月の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、先月の夜間使用電力、および先月の夜間蓄電電力のそれぞれの情報を情報記憶サーバ20から受信する。
次に、特典情報算出部33は、電力需用者毎に、先月の節電の程度を示すポイントを、先月の消費電力、先月の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、先月の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、先月の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、先月の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、先月の夜間使用電力、先月の夜間蓄電電力、および先月の標準消費電力に基づいて算出する(ステップS7a)。
ステップS7aの処理を具体的に説明する。特典情報算出部33は、ステップS6aで受信した各電力需用者の電力需用者IDの中から、1つの電力需用者IDを選択する。特典情報算出部33は、その電力需用者IDに対応するグループIDにおける先月の標準消費電力を標準消費電力記憶部32から読み込む。この標準消費電力をX[kWh]とする。また、選択した電力需用者IDに対応する先月の消費電力をY[kWh]とする。また、選択した電力需用者IDに対応する先月の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力をZ[kWh]とする。また、選択した電力需用者IDに対応する先月の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力をZ[kWh]とする。さらに、選択した電力需用者IDに対応する先月の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力をW[kWh]とする。選択した電力需用者IDに対応する先月の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力をW[kWh]とする。また、選択した電力需用者IDに対応する先月の夜間使用電力をV[kWh]とする。選択した電力需用者IDに対応する先月の夜間蓄電電力をV[kWh]とする。特典情報算出部33は、以下に示す式(2)の計算を行うことによって、選択した電力需用者IDが示す電力需要者のポイントPを算出する。
P=((X−Y)*排出定数A
+(Z+Z)*排出定数A
+(W+W)*(排出定数A−排出定数B)
+(V+V)*(排出定数A−排出定数C))
*ポイント変換定数
式(2)
ただし、式(2)の計算結果が負である場合、特典情報算出部33は、P=0とする。
ポイント変換定数は、第1の実施形態におけるポイント変換定数と同様であり、説明を省略する。
また、排出定数Aは、電力会社の夜間以外の時間帯におけるCOの排出定数である。排出定数Bは、家庭内発電装置45bのCOの排出定数である。排出定数Cは、電力会社の夜間におけるCOの排出定数である。例えば、電力需用者ID毎に排出定数A,B,Cを電力記憶部21に記憶させておき、特典情報算出部33は、ステップS6aで電力需用者ID毎の排出定数A,B,Cも情報記憶サーバ20から取得すればよい。
式(2)における(X−Y)は、式(1)における(X−Y)と同様であり、(X−Y)*排出定数Aは、需用者による節電によって削減されたCO排出量を表している。
また、(Z+Z)は、CO発生を伴わずに家庭内発電装置45aによって得られた電力である。従って、(Z+Z)*排出定数Aは、家庭内発電装置45aや蓄電池41を活用することによって削減されたCO排出量を表している。
また、(W+W)は、家庭内発電装置45bによって得られた電力である。従って、(W+W)*(排出定数A−排出定数B)は、家庭内発電装置45bや蓄電池41を活用することによって削減されたCO排出量を表している。
また、(V+V)は、電力会社によって夜間に発電された電力の使用量を表す。夜間では、夜間以外の時間帯に比べて火力発電の割合が低く、夜間に発電された電力を使用することでCO排出量を削減できる。よって、(V+V)*(排出定数A−排出定数C)は、夜間に発電された電力を使用することによって削減されたCO排出量を表している。
式(2)は、CO削減量の和にポイント変換定数を乗算することによってポイントを算出することを意味する。電力需用者による節電の程度が大きいほど、消費電力Yの値は小さくなる。また、家庭内発電装置45aが活用されるほどZの値が大きくなり、家庭内発電装置45bが活用されるほど、Wの値が大きくなる。また、蓄電池41が活用されるほど、Z、W、Vの値が大きくなる。また、同じ電力を使用する場合、夜間に電力を使用した方が、CO排出の削減効果が大きい。よって、電力需用者による節電の程度が大きく、また、家庭内発電装置45a,45bおよび蓄電池41を利用した節電の程度が大きく、また、電力会社で夜間に発電される電力を活用する程度が大きいほど、CO排出の削減量は大きくなる。その結果、式(2)で算出されるポイントも大きくなる。
特典情報算出部33は、選択した電力需用者IDに関してポイントを算出したならば、未選択の電力需用者IDを選択して同様にポイントを算出する。特典情報算出部33は、この処理を、未選択の電力需用者IDがなくなるまで繰り返し、未選択の電力需用者IDがなくなったならば、ステップS7aを終了する。
ステップS7aの後、特典情報算出部33は、電力需用者ID毎に、電力需用者IDおよびその電力需用者IDに関してステップS7aで算出したポイントをポイントサーバ40に送信する(ステップS8)。ステップS8は、第1の実施形態におけるステップS8と同様である。また、特典情報算出部33からポイントを受信したポイントサーバ40の動作も、第1の実施形態におけるポイントサーバ40の動作と同様である。
特典情報算出システムは、所定期間毎に上記の動作を行う。
なお、上記の例では、ステップS1,S6aが月初めに実行され、月末にステップS4aが実行される場合を示したが、所定期間内において、ステップS1,S4a,S6a等の処理を実行するタイミングは、上記の例に限定されない。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、第2の実施形態では、家庭内発電装置45a,45bや蓄電池41を活用した節電の程度が大きいほど、ステップS7aで算出されるポイントの値は大きくなる。従って、電力需用者自身の努力による節電のインセンティブだけではなく、家庭内発電装置45a,45bや蓄電池41を活用した節電のインセンティブも電力需用者に与えることができる。例えば、家庭内発電装置45a,45bや蓄電池41を所有していなかった電力需用者に家庭内発電装置45a,45bや蓄電池41を活用するインセンティブを与え、これらの設備の普及を促し、節電効果をより高めることができる。
また、上記の例では、夜間使用電力Vや夜間蓄電電力Vが大きいほど、算出されるポイントは大きくなる。従って、夜間以外の時間帯における電力会社での発電抑制に貢献するインセンティブを電力需用者に与えることができる。
なお、特典情報算出部33は、式(2)に示す排出定数およびポイント変換定数を用いずに、以下の式(3)の計算によってポイントを算出してもよい。
P=((X−Y)+(Z+Z)+(W+W)+(V+V))
*ポイント変換定数
式(3)
すなわち、CO削減量を求めることなく、直接、ポイントを算出してもよい。
第2の実施形態において、特典情報算出部33が各電力需用者のポイントを算出するときに、個々の電力需用者が蓄電池41を所有しているか否かに関わらず、一律に蓄電電力を用いずにポイントを算出してもよい。この場合、式(2)や式(3)において、Z=W=0とすればよい。
この場合、電力計測部12は、ステップS3aで一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力および一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力を計測しなくよい。その結果、情報送信部13は、ステップS4aで一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力および一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力の情報を情報記憶サーバ20に送信しなくてよい。さらに、制御部22は、ステップS5aで一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力および一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力の情報を電力記憶部21に記憶させなくてよい。また、特典情報算出部33は、ステップS6aで一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力および一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力の情報を情報記憶サーバ20から取得しなくてよい。この場合であっても、家庭内発電装置45a,45bを活用した節電のインセンティブを電力需用者に与えることができる。
また、特典情報算出部33は、個々の電力需用者が蓄電池41を所有しているか否かに関わらず、一律に夜間蓄電電力を用いずに、ポイントを算出してもよい。この場合、式(2)や式(3)において、V=0とすればよい。また、この場合、夜間蓄電電力の計測、情報記憶サーバ20への夜間蓄電電力の送信等は行わなくてよい。そして、この場合、蓄電池41が電力を供給する時間帯は特に限定しなくてよい。また、特典情報算出部33は、夜間使用電力を用いずに、ポイントを算出してもよい。この場合、式(2)や式(3)において、V=0とすればよい。また、この場合、夜間使用電力の計測、情報記憶サーバ20への夜間使用電力の送信等は行わなくてよい。これらの場合であっても、家庭内発電装置45a,45bを活用した節電のインセンティブを電力需用者に与えることができる。
また、特典情報算出部33は、個々の電力需用者が家庭内発電装置45aや家庭内発電装置45bを所有しているか否かに関わらず、一律に自己消費電力を用いずにポイントを算出してもよい。この場合、式(2)や式(3)において、Z=W=0とすればよい。この場合、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力の計測や、情報記憶サーバ20への送信等は行わなくてよい。この場合であっても、蓄電池41を活用した節電のインセンティブを電力需用者に与えることができる。
第1の実施形態および第2の実施形態では、標準消費電力算出部31が、グループ毎に、前年同月(あるいは同年同月)の消費電力の平均を標準消費電力として算出する場合を例にして説明した。この場合、標準消費電力算出部31は、毎月、標準消費電力を算出することになる。標準消費電力を算出する周期は、この例に限定されない。例えば、特典情報算出部33が電力需用者のポイントを算出する周期(上記の例では一ヶ月)よりも長い周期(例えば、5年)で、標準消費電力を算出してもよい。あるいは、標準消費電力算出部31は、一旦、グループ毎に標準消費電力を算出した後、各グループの標準消費電力を更新しなくてもよい。ただし、一ヶ月等の比較的短い周期で標準消費電力を算出する方が、消費電力の傾向の変化に対応しやすい。
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、電力需用者の家庭の属性情報が予め個々の電力需用者から特典情報算出システムの管理者に伝えられ、管理者が電力記憶部21に属性情報を記憶させておく場合を例にして説明した。情報記憶サーバ20が、属性情報の推定に必要な情報をHEMS10から事前に取得し、その情報に基づいて属性情報を推定し、その属性情報を電力記憶部21に記憶させてもよい。その後、特典情報算出システムの管理者等が、その属性情報に基づいて各電力需用者の家庭のグループ分けを行ってもよい。
次に、上記の各実施形態の変形例について説明する。
上記の各実施形態において、電力需用者が、特典情報算出部33によって算出されたポイントの付与を受けている期間が長いほど、特典情報算出部33は、その需用者に対するポイントを多く算出してもよい。すなわち、電力需用者が、特典情報算出部33によって算出されたポイントの付与を受けている期間が長いほど、特典情報算出部33は、上記の各実施形態で算出するポイントに加えてさらにポイントを加算してもよい。
また、電力需用者が、家庭内発電装置45a,45bや蓄電池41等の節電のための設備を所有している場合には、特典情報算出部33は、その需用者に対するポイントを多く算出してもよい。すなわち、電力需用者が、家庭内発電装置45a,45bや蓄電池41等の設備を所有している場合、特典情報算出部33は、上記の各実施形態で算出するポイントに加えて、さらにそれらの設備に応じたポイントを加算してもよい。
また、電力需用者の消費電力がその電力需用者の前年同月の消費電力よりも少ない場合、特典情報算出部33は、その電力需用者に対するポイントを多く算出してもよい。すなわち、電力需用者の消費電力がその電力需用者の前年同月の消費電力よりも少ない場合、特典情報算出部33は、上記の各実施形態で算出するポイントに加えて、さらに所定のポイントを加算してもよい。
また、上記の各実施形態では、特典情報算出部33が、電力需用者によって予め指定されたポイントサービスに対応するポイントサーバ40にその電力需用者のポイントを送信する場合を例にして説明した。特典情報算出部33は、電力需用者の端末(図示略)に、既に電力需用者が受けているポイントサービスのうち、特定のポイントサービスへのポイント加算を推薦する情報を送信してもよい。そして、特典情報算出部33は、電力需用者の端末からその推薦を受ける旨の情報を受信した場合、推薦したポイントサービスに対応するポイントサーバ40にその電力需用者のポイントを送信してもよい。
また、上記の実施形態では、情報記憶サーバ20の電力記憶部21が電力需用者ID、グループID、電力需用者の家庭の属性情報、およびHEMS10から受信する情報を記憶する場合を示した。個々のHEMS10がそれぞれ、HEMS10を所有する電力需用者の電力需用者ID、グループID、電力需用者の家庭の属性情報、および電力の情報を記憶する構成であってもよい。図8は、HEMS10がこれらの情報を記憶する場合の構成例を示すブロック図である。図8において、図5に示す要素と同様の要素については、図5と同一の符号を付し、説明を省略する。また、図8および以下の説明では、第2の実施形態の変形例を示しているが、本変形例は、第1の実施形態にも適用可能である。図8に例示する構成では、HEMS10は、電力記憶部15を備える。電力記憶部15は、図6に示す情報のうち、一件分の電力需用者の情報を記憶する。すなわち、電力記憶部15は、HEMS10を所有する電力需用者の電力需用者ID、グループID、各月の消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月分の夜間使用電力、および一ヶ月分の夜間蓄電電力の情報を記憶する。電力計測部12は、ステップS4a(図7参照)の代わりに、一ヶ月分の消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、一ヶ月分の家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、一ヶ月分の夜間使用電力、および一ヶ月分の夜間蓄電電力のそれぞれの情報を電力記憶部15に記憶させればよい。各電力需用者のHEMS10はそれぞれ、上記のように各種電力の情報を記憶する。また、標準消費電力算出部31は、ステップS1において、情報記憶サーバ20から情報を取得する代わりに、個々のHEMS10からそれぞれ、グループIDおよび前年同月の消費電力の情報を取得し、その消費電力の情報をグループID毎に分類すればよい。また、特典情報算出部33は、ステップS6aにおいて、情報記憶サーバ20から情報を取得する代わりに、個々のHEMS10からそれぞれ、電力需用者ID、グループID、過去直近の所定期間分の消費電力、家庭内発電装置45aに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45bに基づく自己消費電力、家庭内発電装置45aに基づく蓄電電力、家庭内発電装置45bに基づく蓄電電力、夜間使用電力、および夜間蓄電電力の情報を取得すればよい。その他の点に関しては、既に説明した動作と同様である。
次に、本発明の主要部について説明する。図9は、本発明の特典情報決定装置の主要部を示すブロック図である。本発明の特典情報決定装置は、情報取得手段81と、特典情報決定手段82とを備える。
情報取得手段81(例えば、ステップS6,S6aを実行する特典情報算出部33)は、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する。
特典情報決定手段82(例えば、ステップS7,S7aを実行する特典情報算出部33)は、電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の特典情報を決定する。
このような特典情報決定装置により、電力需用者に不公平感が生じないように、電力需用者の特典情報を決定できる。
図10は、本発明の特典情報決定システムの主要部を示すブロック図である。本発明の特典情報決定システムは、電力計測手段83と、特典情報決定手段82とを備える。特典情報決定手段82は、図9に示す特典情報決定手段82と同様である。
電力計測手段83(例えば、電力計測部12)は、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を計測する。
このような特典情報決定システムにより、電力需用者に不公平感が生じないように、電力需用者の特典情報を決定できる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下に限定されるわけではない。
(付記1)電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する情報取得手段と、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定手段とを備えることを特徴とする特典情報決定装置。
(付記2)情報取得手段は、第1の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された第2の消費電力(例えば、自己消費電力)の情報を取得し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第2の消費電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記1に記載の特典情報決定装置。
(付記3)情報取得手段は、第1の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記1に記載の特典情報決定装置。
(付記4)情報取得手段は、第1の消費電力の情報および第2の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報、前記第2の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記2に記載の特典情報決定装置。
(付記5)情報取得手段は、第1の蓄電電力の情報として、電力需用者の発電設備からの供給電力が電力需用者の機器で消費される電力を上回ったときの余剰電力のうち、蓄電池に蓄電された電力の情報を取得する付記3または付記4に記載の特典情報決定装置。
(付記6)情報取得手段は、第2の消費電力の情報として、電力会社の二酸化炭素の排出定数よりも二酸化炭素の排出定数が小さい電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された電力の情報を取得する付記2から付記5のうちのいずれかに記載の特典情報決定装置。
(付記7)情報取得手段は、第1の消費電力の情報を取得するとともに、買電価格が相対的に低い時間帯に供給される電力によって蓄電池に蓄電された第2の蓄電電力(例えば、夜間蓄電電力)の情報を取得し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および第2の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記1に記載の特典情報決定装置。
(付記8)特典情報決定手段は、標準消費電力の情報と第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の二酸化炭素の削減量を決定し、前記削減量に応じた特典情報を決定する付記1に記載の特典情報決定装置。
(付記9)グループ毎に、グループに属する各電力需用者の第1の消費電力の平均を計算することで各グループの標準消費電力を決定し、前記標準消費電力の情報を標準消費電力記憶手段(例えば、標準消費電力記憶部32)に記憶させる標準消費電力決定手段(例えば、標準消費電力算出部31)を備える付記1から付記8のうちのいずれかに記載の特典情報決定装置。
(付記10)電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を計測する電力計測手段と、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定手段とを備えることを特徴とする特典情報決定システム。
(付記11)電力計測手段は、第1の消費電力の情報を計測するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された第2の消費電力の情報を計測し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第2の消費電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記10に記載の特典情報決定システム。
(付記12)電力計測手段は、第1の消費電力の情報を計測するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を計測し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記10に記載の特典情報決定システム。
(付記13)電力計測手段は、第1の消費電力の情報および第2の消費電力の情報を計測するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を計測し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報、前記第2の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記11に記載の特典情報決定システム。
(付記14)電力計測手段は、第1の蓄電電力の情報として、電力需用者の発電設備からの供給電力が電力需用者の機器で消費される電力を上回ったときの余剰電力のうち、蓄電池に蓄電された電力の情報を計測する付記12または付記13に記載の特典情報決定システム。
(付記15)電力計測手段は、第2の消費電力の情報として、電力会社の二酸化炭素の排出定数よりも二酸化炭素の排出定数が小さい電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された電力の情報を計測する付記11から付記14のうちのいずれかに記載の特典情報決定システム。
(付記16)電力計測手段は、第1の消費電力の情報を計測するとともに、買電価格が相対的に低い時間帯に供給される電力によって蓄電池に蓄電された第2の蓄電電力の情報を計測し、特典情報決定手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および第2の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記10に記載の特典情報決定システム。
(付記17)特典情報決定手段は、標準消費電力の情報と第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の二酸化炭素の削減量を決定し、前記削減量に応じた特典情報を決定する付記10に記載の特典情報決定システム。
(付記18)グループ毎に、グループに属する各電力需用者の第1の消費電力の平均を計算することで各グループの標準消費電力を決定し、前記標準消費電力の情報を標準消費電力記憶手段に記憶させる標準消費電力決定手段を備える付記10から付記17のうちのいずれかに記載の特典情報決定システム。
(付記19)電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得し、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定することを特徴とする特典情報決定方法。
(付記20)第1の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された第2の消費電力の情報を取得し、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第2の消費電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記19に記載の特典情報決定方法。
(付記21)第1の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得し、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記19に記載の特典情報決定方法。
(付記22)第1の消費電力の情報および第2の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得し、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報、前記第2の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記20に記載の特典情報決定方法。
(付記23)第1の蓄電電力の情報として、電力需用者の発電設備からの供給電力が電力需用者の機器で消費される電力を上回ったときの余剰電力のうち、蓄電池に蓄電された電力の情報を取得する付記21または付記22に記載の特典情報決定方法。
(付記24)第2の消費電力の情報として、電力会社の二酸化炭素の排出定数よりも二酸化炭素の排出定数が小さい電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された電力の情報を取得する付記20から付記23のうちのいずれかに記載の特典情報決定方法。
(付記25)第1の消費電力の情報を取得するとともに、買電価格が相対的に低い時間帯に供給される電力によって蓄電池に蓄電された第2の蓄電電力の情報を取得し、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および第2の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する付記19に記載の特典情報決定方法。
(付記26)標準消費電力の情報と第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の二酸化炭素の削減量を決定し、前記削減量に応じた特典情報を決定する付記19に記載の特典情報決定方法。
(付記27)グループ毎に、グループに属する各電力需用者の第1の消費電力の平均を計算することで各グループの標準消費電力を決定し、前記標準消費電力の情報を標準消費電力記憶手段に記憶させる付記19から付記26のうちのいずれかに記載の特典情報決定方法。
(付記28)コンピュータに、電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する情報取得処理、および、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定処理を実行させるための特典情報決定プログラム。
(付記29)コンピュータに、情報取得処理で、第1の消費電力の情報とともに、電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された第2の消費電力の情報を取得させ、特典情報決定処理で、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第2の消費電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定させる付記28に記載の特典情報決定プログラム。
(付記30)コンピュータに、情報取得処理で、第1の消費電力の情報とともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得させ、特典情報決定処理で、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定させる付記28に記載の特典情報決定プログラム。
(付記31)コンピュータに、情報取得処理で、第1の消費電力の情報および第2の消費電力の情報とともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得させ、特典情報決定処理で、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報、前記第2の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定させる付記29に記載の特典情報決定プログラム。
(付記32)コンピュータに、情報取得処理で、第1の蓄電電力の情報として、電力需用者の発電設備からの供給電力が電力需用者の機器で消費される電力を上回ったときの余剰電力のうち、蓄電池に蓄電された電力の情報を取得させる付記30または付記31に記載の特典情報決定プログラム。
(付記33)コンピュータに、情報取得処理で、第2の消費電力の情報として、電力会社の二酸化炭素の排出定数よりも二酸化炭素の排出定数が小さい電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された電力の情報を取得させる付記29から付記32のうちのいずれかに記載の特典情報決定プログラム。
(付記34)コンピュータに、情報取得処理で、第1の消費電力の情報とともに、買電価格が相対的に低い時間帯に供給される電力によって蓄電池に蓄電された第2の蓄電電力の情報を取得させ、特典情報決定処理で、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および第2の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定させる付記28に記載の特典情報決定プログラム。
(付記35)コンピュータに、特典情報決定処理で、標準消費電力の情報と第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の二酸化炭素の削減量を決定し、前記削減量に応じた特典情報を決定させる付記28に記載の特典情報決定プログラム。
(付記36)コンピュータに、グループ毎に、グループに属する各電力需用者の第1の消費電力の平均を計算することで各グループの標準消費電力を決定し、前記標準消費電力の情報を標準消費電力記憶手段に記憶させる標準消費電力決定処理を実行させる付記28から付記35のうちのいずれかに記載の特典情報決定プログラム。
(付記37)電力需用者の消費電力を計測する電力計測装置(例えば、HEMS10)と、電力需用者の消費電力に応じて、節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を算出する特典情報算出装置(例えば、特典情報算出装置30)とを備え、前記電力計測装置は、電力需用者の消費電力を計測する電力計測手段(例えば、電力計測部12)を含み、前記特典情報算出装置は、電力需用者の属性に基づいて分類された各電力需用者のグループ毎に標準消費電力を記憶する標準消費電力記憶手段(例えば、標準消費電力記憶部32)と、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力と、前記電力需用者の消費電力とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を算出する特典情報算出手段(例えば、特典情報算出部33)とを含むことを特徴とする特典情報算出システム。
(付記38)電力計測手段は、電力需用者の消費電力を計測するとともに、電力会社の二酸化炭素の排出定数よりも二酸化炭素の排出定数が小さい電力需用者用発電装置(例えば、家庭内発電装置45a,45b)によって発電され前記電力需用者によって消費された電力である自己消費電力を計測し、特典情報算出手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力、前記電力需用者の消費電力および自己消費電力に基づいて、前記電力需用者の特典情報を算出する付記37に記載の特典情報算出システム。
(付記39)電力計測手段は、電力需用者の消費電力および自己消費電力を計測するとともに、電力需用者用発電装置によって発電され蓄電池に蓄電された電力である蓄電電力を計測し、特典情報算出手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力、前記電力需用者の消費電力、自己消費電力および蓄電電力に基づいて、前記電力需用者の特典情報を算出する付記38に記載の特典情報算出システム。
(付記40)電力計測手段は、電力需用者の消費電力を計測するとともに、電力会社から夜間に供給される電力によって蓄電池に蓄電された電力である夜間蓄電電力を計測し、特典情報算出手段は、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力、前記電力需用者の消費電力および夜間蓄電電力に基づいて、前記電力需用者の特典情報を算出する付記37から付記39のうちのいずれかに記載の特典情報算出システム。
(付記41)特典情報算出手段は、標準消費電力と、電力計測手段によって計測された結果とに基づいて、電力需用者の節電による二酸化炭素の削減量を算出し、当該削減量に応じた特典情報を算出する付記37から付記40のうちのいずれかに記載の特典情報算出システム。
(付記42)特典情報算出装置は、グループ毎に、グループに属する各電力需用者の消費電力の平均を計算することによって各グループの標準消費電力を算出し、各グループの標準消費電力を標準消費電力記憶手段に記憶させる標準消費電力算出手段(例えば、標準消費電力算出部31)を含む付記37から付記41のうちのいずれかに記載の特典情報算出システム。
(付記43)電力需用者の消費電力に応じて、節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を算出する特典情報算出装置であって、電力需用者の属性に基づいて分類された各電力需用者のグループ毎に標準消費電力を記憶する標準消費電力記憶手段と、電力需用者の消費電力を取得し、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力と、前記電力需用者の消費電力とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を算出する特典情報算出手段とを備えることを特徴とする特典情報算出装置。
(付記44)電力需用者の消費電力を計測する電力計測装置と、電力需用者の消費電力に応じて、節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を算出する特典情報算出装置とによって実行される特典情報算出方法であって、前記特典情報算出装置が、電力需用者の属性に基づいて分類された各電力需用者のグループ毎に標準消費電力を記憶し、前記電力計測装置が、電力需用者の消費電力を計測し、前記特典情報算出装置が、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力と、前記電力需用者の消費電力とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を算出することを特徴とする特典情報算出方法。
(付記45)電力需用者の属性に基づいて分類された各電力需用者のグループ毎に標準消費電力を記憶する標準消費電力記憶手段を備え、電力需用者の消費電力に応じて、節電の程度によって電力需用者に与えられる特典を表す特典情報を算出するコンピュータに搭載される特典情報算出プログラムであって、前記コンピュータに、電力需用者の消費電力を取得し、前記電力需用者が属するグループの標準消費電力と、前記電力需用者の消費電力とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を算出する特典情報算出処理を実行させるための特典情報算出プログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2013年10月30日に出願された日本特許出願2013−224979を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
産業上の利用の可能性
本発明は、電力需用者の節電の程度を表すポイントを算出する節電ポイント算出システムに好適に適用される。
10 電力計測装置
11 電力供給部
12 電力計測部
13 情報送信部
20 情報記憶サーバ
21 電力記憶部
22 制御部
30 特典情報算出装置
31 標準消費電力算出部
32 標準消費電力記憶部
33 特典情報算出部
40 ポイントサーバ

Claims (12)

  1. 電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する情報取得手段と、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定手段とを備える
    ことを特徴とする特典情報決定装置。
  2. 情報取得手段は、
    第1の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された第2の消費電力の情報を取得し、
    特典情報決定手段は、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第2の消費電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する
    請求項1に記載の特典情報決定装置。
  3. 情報取得手段は、
    第1の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得し、
    特典情報決定手段は、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する
    請求項1に記載の特典情報決定装置。
  4. 情報取得手段は、
    第1の消費電力の情報および第2の消費電力の情報を取得するとともに、電力需用者の発電設備によって発電され蓄電池に蓄電された第1の蓄電電力の情報を取得し、
    特典情報決定手段は、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報、前記第2の消費電力の情報および前記第1の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する
    請求項2に記載の特典情報決定装置。
  5. 情報取得手段は、
    第1の蓄電電力の情報として、電力需用者の発電設備からの供給電力が電力需用者の機器で消費される電力を上回ったときの余剰電力のうち、蓄電池に蓄電された電力の情報を取得する
    請求項3または請求項4に記載の特典情報決定装置。
  6. 情報取得手段は、
    第2の消費電力の情報として、電力会社の二酸化炭素の排出定数よりも二酸化炭素の排出定数が小さい電力需用者の発電設備によって発電され前記電力需用者によって消費された電力の情報を取得する
    請求項2から請求項5のうちのいずれか1項に記載の特典情報決定装置。
  7. 情報取得手段は、
    第1の消費電力の情報を取得するとともに、買電価格が相対的に低い時間帯に供給される電力によって蓄電池に蓄電された第2の蓄電電力の情報を取得し、
    特典情報決定手段は、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報、前記第1の消費電力の情報および第2の蓄電電力の情報に基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する
    請求項1に記載の特典情報決定装置。
  8. 特典情報決定手段は、
    標準消費電力の情報と第1の消費電力の情報とに基づいて、電力需用者の二酸化炭素の削減量を決定し、前記削減量に応じた特典情報を決定する
    請求項1に記載の特典情報決定装置。
  9. グループ毎に、グループに属する各電力需用者の第1の消費電力の平均を計算することで各グループの標準消費電力を決定し、前記標準消費電力の情報を標準消費電力記憶手段に記憶させる標準消費電力決定手段を備える
    請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の特典情報決定装置。
  10. 電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を計測する電力計測手段と、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定手段とを備える
    ことを特徴とする特典情報決定システム。
  11. 電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得し、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する
    ことを特徴とする特典情報決定方法。
  12. コンピュータに、
    電力需用者によって消費された第1の消費電力の情報を取得する情報取得処理、および、
    前記電力需用者が属するグループの標準消費電力の情報と、前記第1の消費電力の情報とに基づいて、前記電力需用者の特典情報を決定する特典情報決定処理
    を実行させるための特典情報決定プログラム。
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