JP2013118725A - 電力託送支援装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電力供給者10から電力需要者20への電力系統1を介した電力託送を支援する電力託送支援装置30が、規定時間内での電力供給者10による電力系統1への供給電力量を検出可能な供給電力検出手段31と、規定時間内での電力需要者20による電力系統1からの受電電力量を検出可能な受電電力検出手段32と、規定時間内での電力供給者10による供給電力量と電力需要者20による受電電力量とを等しくさせるために、電力供給者10による電力系統1への供給電力及び電力需要者20による電力系統1からの受電電力の両方を調整対象として、規定時間内での電力供給者10による供給電力量の調整及び電力需要者20による受電電力量の調整の少なくとも何れか一方を行なわせる調整支援処理を行なう需給調整支援手段35を備える。
【選択図】図1
Description
他にも、今後は、特定規模電気事業者が運用する複数の発電設備の中で、再生可能エネルギーを利用した発電設備の占める割合が増加することが予想されるが、再生可能エネルギーを利用した発電設備の発電電力は気候等の環境に応じて意図せずに変動する可能性がある。つまり、電力需要者による受電電力が変動するだけでなく、電力供給者による供給電力も意図せずに変動してしまうと、従来のように電力供給者による電力系統への供給電力を調整対象とする手法では、規定期間内の電力需要者による受電電力量と電力供給者による供給電力量とを一致させることは更に容易でなくなる。
規定時間内での前記電力供給者による前記電力系統への供給電力量を検出可能な供給電力検出手段と、
前記規定時間内での前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力量を検出可能な受電電力検出手段と、
前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量と前記電力需要者による前記受電電力量とを等しくさせるために、前記電力供給者による前記電力系統への供給電力及び前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力の両方を調整対象として、前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量の調整及び前記電力需要者による前記受電電力量の調整の少なくとも何れか一方を行なわせる調整支援処理を行なう需給調整支援手段を備える点にある。
従って、同時同量制御が確実に実施される電力託送を支援する電力託送支援装置を提供できる。
前記供給電力検出手段及び前記受電電力検出手段の検出結果に基づいて、前記規定時間内の所定タイミングまでの前記電力供給者による暫定供給電力量及び前記電力需要者による暫定受電電力量とを比較して、
前記暫定供給電力量の方が前記暫定受電電力量よりも多い場合には、前記電力供給者に対する前記電力系統への供給電力の減少要求の伝達及び前記電力需要者に対する前記電力系統からの受電電力の増大要求の伝達の少なくとも何れか一方を行い、
前記暫定受電電力量の方が前記暫定供給電力量よりも多い場合には、前記電力供給者に対する前記電力系統への供給電力の増大要求の伝達及び前記電力需要者に対する前記電力系統からの受電電力の減少要求の伝達の少なくとも何れか一方を行なう点にある。
前記電力供給者は、発電電力を前記電力系統に供給可能な発電設備を有し、前記発電設備の発電電力を調整することで前記電力系統への供給電力を調整でき、
前記電力需要者は、電力消費設備と自家発電設備とを有し、前記電力消費設備による消費電力から前記自家発電設備による発電電力を減算して導出される不足電力を前記電力系統からの受電電力で賄い、前記自家発電設備の発電電力を調整することで前記電力系統からの受電電力を調整でき、
前記需給調整支援手段は、前記調整支援処理において、
前記暫定供給電力量の方が前記暫定受電電力量よりも多い場合には、前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量と前記電力需要者による前記受電電力量とを等しくするために、前記電力供給者の前記発電設備の発電電力を減少させることで前記電力供給者による前記電力系統への供給電力を減少調整するときのコスト減少量と、前記電力需要者の前記自家発電設備の発電電力を減少させることで前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力を増大調整するときのコスト減少量との合計が最大になるように、前記電力供給者による前記供給電力の減少調整値及び前記電力需要者による前記受電電力の増大調整値を決定して、前記供給電力の減少調整値を反映した供給電力の減少要求、及び、前記受電電力の増大調整値を反映した受電電力の増大要求の少なくとも何れか一方を伝達し、
前記暫定受電電力量の方が前記暫定供給電力量よりも多い場合には、前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量と前記電力需要者による前記受電電力量とを等しくするために、前記電力供給者の前記発電設備の発電電力を増大させることで前記電力供給者による前記電力系統への供給電力を増大調整するときのコスト増大量と、前記電力需要者の前記自家発電設備の発電電力を増大させることで前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力を減少調整するときのコスト増大量との合計が最小になるように、前記電力供給者による前記供給電力の増大調整値及び前記電力需要者による前記受電電力の減少調整値を決定して、前記供給電力の増大調整値を反映した供給電力の増大要求、及び、前記受電電力の減少調整値を反映した受電電力の減少要求の少なくとも何れか一方を伝達する点にある。
以下に図面を参照して本発明の電力託送支援装置30について説明する。電力託送支援装置30は、電力供給者10から電力需要者20への電力系統1を介した電力託送を支援するため、特に、同時同量義務のような規定時間内(例えば30分間など)での電力供給者10による電力系統1への供給電力量と電力需要者20による電力系統1からの受電電力量とを等しくさせるための調整支援処理を行う装置である。
電力供給者10は、発電電力を電力系統1に供給可能な発電設備11を有する。本実施形態において、電力供給者10は、発電設備11として、電力系統1に接続される2機の発電所11A、11Bと1機の太陽光発電所11Cとを有する。発電所11A、11Bは、例えば火力発電所など発電電力が可変の設備である。発電所11A、11Bの発電電力を調整することで電力供給者10による電力系統1への供給電力を調整できる。また、太陽光発電所11Cは、発電電力を意図的に調整できず、気候に応じて発電電力が変化する設備としている。本実施形態では、これら2機の発電所11A、11Bと1機の太陽光発電所11Cとを一体として電力供給者10の発電設備11とする。
受電電力検出手段32は、規定時間内での電力需要者20による電力系統1からの受電電力量を検出可能な装置である。具体的には、受電電力検出手段32は、電力需要者20による電力系統1からの受電電力を検出し、規定時間の間その受電電力を積算することで受電電力量を導出できる。
発電電力検出手段33は、電力需要者20の自家発電設備22の発電電力を検出する装置である。
本実施形態では、需給調整支援手段35は、各発電所11A、11B及び自家発電設備22に関して、発電電力検出手段33及び供給電力検出手段31の検出結果から得られる現在の発電電力と、記憶手段34が記憶している最低発電電力及び最高発電電力に関する情報とから、発電電力をどれだけ増減出来るかを示す調整可能電力値を導出できる。
図2は需給調整支援手段35による調整支援処理の手法を説明するグラフであり、具体的には、需給調整支援手段35が、30分という規定時間の満了時点での電力供給者10による供給電力量と電力需要者20による受電電力量とを等しくさせる調整をどの発電所11A、11B及び自家発電設備22の組み合わせで行わせると発電コストの合計が最も小さくなるのかを判定した結果として、「(A)電力需要者20による受電電力を増大調整させる調整支援処理」を行なった場合の例である。
図2の上図は、30分という規定時間の15分の段階での暫定供給電力量及び暫定受電電力量を例示するグラフである。図2の下図は、30分の規定時間が満了した時点での供給電力量及び受電電力量を例示するグラフである。図2において実線で示すのは実際の電力量であり、破線で示すのは30分という規定時間の15分の段階でのその後の電力量の予測値である。
そして、需給調整支援手段35は、調整を担うことを決定した自家発電設備22に対して、要求する調整値(即ち、「△△kW」だけ減少)を伝達する。
図3は、需給調整支援手段35が、30分という規定時間の満了時点での電力供給者10による供給電力量と電力需要者20による受電電力量とを等しくさせる調整をどの発電所11A、11B及び自家発電設備22の組み合わせで行わせると発電コストの合計が最も小さくなるのかを判定した結果として、「(B)電力需要者20による受電電力及び電力供給者10による供給電力の両方を調整させる調整支援処理」を行なった場合の例である。
図3の上図は、30分という規定時間の15分の段階での暫定供給電力量及び暫定受電電力量を例示するグラフである。図3の下図は、30分の規定時間が満了した時点での供給電力量及び受電電力量を例示するグラフである。図3において実線で示すのは実際の電力量であり、破線で示すのは30分という規定時間の15分の段階でのその後の電力量の予測値である。
そして、需給調整支援手段35は、調整を担うことを決定した自家発電設備22に対して、要求する調整値(即ち、「□□kW」だけ減少)を伝達し、及び、調整を担うことを決定した発電所11Aに対して、要求する調整値(即ち、「○○kW」だけ減少)を伝達する。
図4は、需給調整支援手段35が、規定時間の満了時点での電力供給者10による供給電力量と電力需要者20による受電電力量とを等しくさせるための調整をどの発電所11A、11B及び自家発電設備22の組み合わせで行わせると発電コストの合計が最も小さくなるのかを判定した結果として、「(C)電力供給者10による供給電力を調整させる調整支援処理」を行なった場合の例である。
図4の上図は、30分という規定時間の15分の段階での暫定供給電力量及び暫定受電電力量を例示するグラフである。図4の下図は、30分の規定時間が満了した時点での供給電力量及び受電電力量を例示する。図4において実線で示すのは実際の電力量であり、破線で示すのは30分という規定時間の15分の段階でのその後の電力量の予測値である。
そして、需給調整支援手段35は、調整を担うことを決定した発電所11Aに対して、要求する調整値(即ち、「△△kW」だけ減少)を伝達する。
これに対して、電力供給者10に対する供給電力の減少要求及び増大要求は、(a)発電所11A、11Bが直接制御される遠隔制御情報の形態で通信回線等を介して伝達される場合、(b)発電所11A、11Bの運用者に対して発電所11A、11Bの運転変更を依頼する形態で通信回線等を介して伝達される場合などがある。
上記実施形態では、電力需要者20による受電電力量を調整するために自家発電設備22の発電電力を調整する例を説明したが、電力消費設備21の消費電力を調整することで電力需要者20による受電電力量を調整することもできる。この場合、第1実施形態で説明した自家発電設備22の現在の発電電力、最低発電電力、最高発電電力は、電力消費設備21の現在の消費電力、最低消費電力、最高消費電力で置き換えればよい。電力消費設備21の現在の消費電力は、受電電力検出手段32で検出される受電電力から発電電力検出手段33で検出される発電電力を減算することで導出できる。また、第1実施形態で説明した自家発電設備22の発電コストは、電力消費設備21において単位電力を増減調整する対価として要求するコストとすればよい。
<1>
上記実施形態では、規定時間内での電力供給者10による電力系統1への供給電力量と電力需要者20による電力系統1からの受電電力量とを等しくさせるための調整支援処理をリアルタイム(実時間)で行なう例を説明したが、例えば前日等の事前段階で各発電所11A、11B及び自家発電設備22の運転計画を作成し、実時間ではその運転計画に従って各発電所11A、11B及び自家発電設備22の運転を開始してもよい。
需給調整支援手段35は、電力需要者20の電力消費設備21に関して、将来の特定の規定時間内での予測消費電力量を、記憶手段34に記憶されている過去の消費電力量に関する情報に基づいて予測する。
需給調整支援手段35は、電力供給者10の発電所11A、11Bに関して並びに電力需要者20の自家発電設備22に関して、将来の上記特定の規定時間内での最高発電電力量(例えば定格発電電力で規定時間だけ発電運転した場合の電力量)を、記憶手段34に記憶されている電力供給者10の発電所11A、11Bの定格発電電力及び電力需要者20の自家発電設備22の定格発電電力に基づいて導出する。また、需給調整支援手段35は、電力供給者10の太陽光発電所11Cに関しては、上記特定の規定時間で予測される気候に応じて、その特定の規定時間内での予測発電電力量を決定する。
上記実施形態では、電力託送支援装置30が、電力供給者10及び電力需要者20とは別に設置された構成の電力需給システムSを例示したが、電力需給システムSの構成は適宜変更可能である。例えば、電力託送支援装置30が電力供給者10と一体に設けられていてもよい。つまり、特定規模電気事業者等の電力供給者10自身が、上述したような調整支援処理を行ってもよい。
また、上記実施形態では、電力供給者10が発電設備11として2機の発電所11A、11Bと1機の太陽光発電所11Cとを有し、電力需要者20が1機の電力消費設備21と1機の自家発電設備22とを有する例を説明したが、電力供給者10が有する発電設備11の構成内容及び電力需要者20が有する電力消費設備21と自家発電設備22との構成内容は適宜変更可能である。
更に、上記実施形態では、電力需給システムSが、一つの電力供給者10と一つの電力需要者20とを有する例を説明したが、電力供給者10及び電力需要者20の数は適宜変更可能である。例えば、電力需給システムSが、一つ又は複数の電力供給者10と一つ又は複数の電力需要者20と電力託送支援装置30とを有し、その電力託送支援装置30が、一つ又は複数の電力供給者10による供給電力と一つ又は複数の電力需要者20による受電電力とを調整してもよい。
上記実施形態では、記憶手段34が電力供給者10及び電力需要者20から発電コストに関する情報を予め記憶しておき、需給調整支援手段35が、記憶手段34に記憶されているその情報を参照して調整支援処理を行なう例を説明したが、発電コストに関する情報は必要に応じて電力託送支援装置30から電力供給者10及び電力需要者20へ問い合わせを行なって収集するように構成してもよい。
上記実施形態では、需給調整支援手段35が、30分という規定時間の中の15分の段階で上記調整支援処理を行なう例を説明したが、調整支援処理を行なうタイミング及び回数は適宜変更可能である。
上記実施形態では、電力需要者20の自家発電設備22が、例えばコージェネレーション装置など、発電電力が可変の設備である場合について例示したが、その他の装置に置き換えることもできる。例えば、自家発電設備22の代わりに蓄電装置を設置し、その蓄電装置の充放電電力を調整することで、上述したような電力需要者20の受電電力の調整を行うこともできる。
上記実施形態では、規定時間内での電力供給者10による供給電力量と電力需要者20による受電電力量とを等しくさせる調整支援処理を行なうために、電力供給者10(発電所11A、11B)及び電力需要者20(自家発電設備22)に関する調整可能電力値及び発電コストという基準を用いて、どの発電所11A、11B及び自家発電設備22の組み合わせに対してどれだけの調整電力値を要求するのかを決定する例を説明したが、他の基準でどの発電所11A、11B及び自家発電設備22の組み合わせに対してどれだけの調整電力値を要求するのかを決定してもよい。例えば、上記調整支援処理のために、少なくとも電力需要者20による受電電力量の調整が利用されるようにしてもよい。この場合、少なくとも電力需要者20による受電電力量の調整を利用して上記調整支援処理が行なわれるため、この調整支援処理を行なう際に利用される電力供給者10による供給電力量を相対的に減少させることができる。
10 電力供給者
11 発電設備
11A 発電所
11B 発電所
11C 太陽光発電所
20 電力需要者
21 電力消費設備
21A 電力消費設備
21B 電力消費設備
22 自家発電設備
30 電力託送支援装置
31 供給電力検出手段
32 受電電力検出手段
35 需給調整支援手段
Claims (4)
- 電力供給者から電力需要者への電力系統を介した電力託送を支援する電力託送支援装置であって、
規定時間内での前記電力供給者による前記電力系統への供給電力量を検出可能な供給電力検出手段と、
前記規定時間内での前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力量を検出可能な受電電力検出手段と、
前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量と前記電力需要者による前記受電電力量とを等しくさせるために、前記電力供給者による前記電力系統への供給電力及び前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力の両方を調整対象として、前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量の調整及び前記電力需要者による前記受電電力量の調整の少なくとも何れか一方を行なわせる調整支援処理を行なう需給調整支援手段を備える電力託送支援装置。 - 前記需給調整支援手段は、前記調整支援処理において、
前記供給電力検出手段及び前記受電電力検出手段の検出結果に基づいて、前記規定時間内の所定タイミングまでの前記電力供給者による暫定供給電力量及び前記電力需要者による暫定受電電力量とを比較して、
前記暫定供給電力量の方が前記暫定受電電力量よりも多い場合には、前記電力供給者に対する前記電力系統への供給電力の減少要求の伝達及び前記電力需要者に対する前記電力系統からの受電電力の増大要求の伝達の少なくとも何れか一方を行い、
前記暫定受電電力量の方が前記暫定供給電力量よりも多い場合には、前記電力供給者に対する前記電力系統への供給電力の増大要求の伝達及び前記電力需要者に対する前記電力系統からの受電電力の減少要求の伝達の少なくとも何れか一方を行なう請求項1に記載の電力託送支援装置。 - 前記電力供給者は、発電電力を前記電力系統に供給可能な発電設備を有し、前記発電設備の発電電力を調整することで前記電力系統への供給電力を調整でき、
前記電力需要者は、電力消費設備と自家発電設備とを有し、前記電力消費設備による消費電力から前記自家発電設備による発電電力を減算して導出される不足電力を前記電力系統からの受電電力で賄い、前記自家発電設備の発電電力を調整することで前記電力系統からの受電電力を調整でき、
前記需給調整支援手段は、前記調整支援処理において、
前記暫定供給電力量の方が前記暫定受電電力量よりも多い場合には、前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量と前記電力需要者による前記受電電力量とを等しくするために、前記電力供給者の前記発電設備の発電電力を減少させることで前記電力供給者による前記電力系統への供給電力を減少調整するときのコスト減少量と、前記電力需要者の前記自家発電設備の発電電力を減少させることで前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力を増大調整するときのコスト減少量との合計が最大になるように、前記電力供給者による前記供給電力の減少調整値及び前記電力需要者による前記受電電力の増大調整値を決定して、前記供給電力の減少調整値を反映した供給電力の減少要求、及び、前記受電電力の増大調整値を反映した受電電力の増大要求の少なくとも何れか一方を伝達し、
前記暫定受電電力量の方が前記暫定供給電力量よりも多い場合には、前記規定時間内での前記電力供給者による前記供給電力量と前記電力需要者による前記受電電力量とを等しくするために、前記電力供給者の前記発電設備の発電電力を増大させることで前記電力供給者による前記電力系統への供給電力を増大調整するときのコスト増大量と、前記電力需要者の前記自家発電設備の発電電力を増大させることで前記電力需要者による前記電力系統からの受電電力を減少調整するときのコスト増大量との合計が最小になるように、前記電力供給者による前記供給電力の増大調整値及び前記電力需要者による前記受電電力の減少調整値を決定して、前記供給電力の増大調整値を反映した供給電力の増大要求、及び、前記受電電力の減少調整値を反映した受電電力の減少要求の少なくとも何れか一方を伝達する請求項2に記載の電力託送支援装置。 - 前記需給調整支援手段は、前記調整支援処理において少なくとも前記電力需要者による前記受電電力量の調整を行なわせる請求項1に記載の電力託送支援装置。
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