JPWO2015050096A1 - 携帯装置、および、認証プログラム - Google Patents

携帯装置、および、認証プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015050096A1
JPWO2015050096A1 JP2015540491A JP2015540491A JPWO2015050096A1 JP WO2015050096 A1 JPWO2015050096 A1 JP WO2015050096A1 JP 2015540491 A JP2015540491 A JP 2015540491A JP 2015540491 A JP2015540491 A JP 2015540491A JP WO2015050096 A1 JPWO2015050096 A1 JP WO2015050096A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
deformation
housing
authentication
portable device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015540491A
Other languages
English (en)
Inventor
宏明 北田
宏明 北田
英和 加納
英和 加納
貴文 井上
貴文 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2015050096A1 publication Critical patent/JPWO2015050096A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • G06F21/31User authentication
    • G06F21/36User authentication by graphic or iconic representation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • G06F21/31User authentication
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/0416Control or interface arrangements specially adapted for digitisers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures
    • G06F3/04883Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures for inputting data by handwriting, e.g. gesture or text
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/06Authentication
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04105Pressure sensors for measuring the pressure or force exerted on the touch surface without providing the touch position
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/60Context-dependent security
    • H04W12/68Gesture-dependent or behaviour-dependent

Abstract

筐体(11)を備える携帯装置(10)において、前記筐体(11)の変形を検出する押圧センサ(15)および変形検出IC(17)と、前記筐体(11)の変形のパターンが予め登録されたパターンデータベース(22B)を記憶するメモリ(22)と、前記押圧センサ(15)および変形検出IC(17)で検出される前記筐体(11)の変形が、前記パターンデータベース(22B)に登録されているパターンに該当するか否かによって認証を行う認証部(25)と、を備える。

Description

本発明は、操作者の操作を受けて認証を行う携帯装置、および、認証プログラムに関する。
携帯電話などの携帯装置では、0〜9の数値や文字が割り振られた機械式のキー入力部や、ソフトキーが表示されるタッチパネルが設けられることがある。このような携帯装置では、装置の起動やソフトウェアの実行などの際に認証処理が行われる場合がある。
携帯装置の認証処理では、操作者がキー入力部やタッチパネルの操作により入力する暗証符号を用いて認証を行うことが一般的である。また、携帯装置の認証処理では、操作者による携帯装置の操作パターンを用いて認証を行うこともあった(例えば、特許文献1,2参照。)。
例えば、特許文献1に記載の携帯装置では、操作者が機械式のキー入力部の操作により暗証符号を入力する際に、各キーが操作される時間間隔と押圧力とが操作パターンとして検出され、暗証符号と操作パターンとの組み合わせが予め登録されたものであるか否かによって認証が行われていた。
特許文献2に記載の携帯装置では、タッチパネルに指が接触する時間間隔とタッチパネルから指が離れる時間間隔との組み合わせが操作パターンとして検出され、検出された操作パターンが予め登録されたものであるか否かによって認証が行われていた。
特開2002−328903号公報 特開2012−014401号公報
携帯装置における従来の認証処理では、操作者が指をキー入力部やタッチパネルから離して動かす必要があり、他者に指の動きが読み取られることで操作パターンが推察されてしまう恐れがあった。操作者が他者に操作パターンが読み取られることを防ぐためには、例えば携帯装置を手で隠しながら操作したり、ポケットの中で携帯装置を操作したりして、携帯装置を操作する指の動きを隠す必要があり、操作者にとって認証を受ける作業が煩雑になることがあった。
そこで、本発明の目的は、認証を受けようとする操作者の指の動きから他者に操作パターンが読み取られてしまうことを防止できる携帯装置、および認証プログラムを提供することにある。
この発明は、筐体を備える携帯装置において、前記筐体の変形を検出する変形検出部と、前記筐体の変形のパターンを予め記憶した記憶部と、前記変形検出部で検出される前記筐体の変形が、前記記憶部に記憶されているパターンに該当するか否かによって認証を行う認証部と、を備える。
この構成では、操作者は、例えば、筐体を把持する力の強弱を変えることで、筐体を所定のパターンで変形させて認証を受けることができ、筐体を把持する指を所定位置から離して動かす必要が無い。したがって、操作者の指の動きから他者に操作パターンが読み取られることを防ぐことができる。また、携帯装置は、認証を行う際に指の位置を案内するような表示を行う必要が無い。
前記記憶部に記憶されているパターンは、前記筐体の変形量の時間変化に関するものであることが好ましい。この構成によれば、認証処理のセキュリティ強度を高めることができる。
前記変形検出部は、前記筐体の変形に伴って変形する圧電フィルムを備えることが好ましい。特には、前記圧電フィルムは、キラル高分子からなることが好ましい。この構成では、操作者は、筐体を指で押込むような操作によって認証を受けることができる。また、キラル高分子を主材料とする圧電フィルムは、焦電性の影響を受けずに出力を得ることができる、即ち、検出位置での温度変化の影響を受けずに出力を得ることができる。したがって、指からの伝熱による影響や、筐体内での発熱による影響を受けずに筐体の変形を高精度に検出することができる。
前記筐体は、矩形平板状であり、前記変形検出部は、前記筐体の互いに対向する2つの外面それぞれの変形を検出することが好ましい。この構成によれば、筐体の互いに対向する2つの外面の表裏を操作者が確認することなく筐体を把持していても、少なくとも一方の外面を変形させることで認証処理を受けることができる。したがって、操作者が筐体の表裏を確認する手間を省くことができる。
前記携帯装置は、所定の時間間隔を前記操作者に通知する通知制御部を更に備え、前記認証部は、前記変形検出部で検出される前記筐体の変形から、前記所定の時間間隔に従ってパターンを抽出し、前記記憶部に記憶されているパターンと比較することが好ましい。この構成によれば、操作者は、通知制御部に通知される時間間隔に従ったタイミングで筐体を変形させる力の強弱を適切に変えることにより、携帯装置に予め登録されているパターンと一致するパターンで筐体を変形させることができる。
前記携帯装置は、休止状態から動作状態への切替時に所定機能に関する動作を制限し、前記認証部で合判定がなされることで、前記所定機能に関する動作の制限を解除し、前記認証部で否判定がなされることで前記所定機能に関する動作の制限を維持する、機能制限部を更に備えることが好ましい。この構成によれば、休止状態から動作状態への切替時に、操作者が筐体に指を当てたまま筐体を把持する力の強弱を変えることで、所定機能に関する動作の制限を解除することができる。
前記携帯装置は、第1の無線通信を行う第1の無線通信部と、第2の無線通信を行う第2の無線通信部と、前記第1の無線通信部と前記第2の無線通信部との間で通信信号をルーティングするルータ部と、を更に備え、前記機能制限部は、前記第1の無線通信部と前記第2の無線通信部と前記ルータ部との動作を制限し、前記認証部で合判定がなされることで当該制限を解除し、前記認証部で否判定がなされることで当該制限を維持するものであってもよい。この構成によれば、携帯装置として、モバイルルータ端末や、ルータ機能(テザリング機能)を有するスマートフォン端末などを実現することができる。
前記携帯装置は、前記筐体のいずれかの外面を表示面とする表示部と、前記表示面のタッチ操作を検出するタッチ操作検出部と、を更に備え、前記変形検出部は、少なくとも前記表示面の変形を検出することが好ましい。この構成によれば、タッチ操作による表示面の変形(押込み)を検出することができ、タッチ操作に対するより高度な処理を実現することができる。
この発明は、筐体と、前記筐体の変形を検出する変形検出部と、記憶部と、を備える携帯装置にインストールされる認証プログラムであって、前記筐体の変形のパターンを前記記憶部に登録させる登録処理と、前記変形検出部で検出される前記筐体の変形が、前記記憶部に記憶されているパターンに該当するか否かによって認証を行う認証処理と、を前記携帯装置に実行させる。この認証プログラムにより、携帯装置に認証処理を行わせることができる。
この発明によれば、操作者は、指を筐体に当てたまま力の強弱を変えて筐体を所定の操作パターンで変形させることによって認証を受けることができる。
本発明の第1の実施形態に係る携帯装置の平面図および側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯装置の押圧センサの出力と変形検出ICの出力との関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯装置の操作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯装置の制御フローの一例を示すチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯装置の平面図および側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯装置の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る携帯装置の平面図および側面図である。 本発明の第4の実施形態に係る携帯装置の平面図および側面図である。 本発明の第5の実施形態に係る携帯装置の平面図および側面図である。
本発明の第1の実施形態に係る携帯装置について、図を参照して説明する。
図1(A)は、本発明の第1の実施形態に係る携帯装置の平面図である。図1(B)は、本発明の第1の実施形態に係る携帯装置の側面図である。
本実施形態に係る携帯装置10は、操作者に把持されることが可能な程度の大きさのスマートフォン端末であり、筐体11とタッチパネル12と機械式スイッチ19と、を備えている。なお、ここでは図示していないが、携帯装置10は、CPUや、メモリ、通信回路、画像処理回路、音声処理回路、回路基板等の、スマートフォン端末を構成するその他のハードウェアも備えている。
筐体11は、長さおよび幅が厚さよりも大きい矩形平板状であって内部空間を有している。筐体11は、カバーガラス11Aと、正面板11Bと、背面板11Cと、一対の側面板11Dと、一対の側面板11Eとを備えている。正面板11Bと背面板11Cと側面板11Dと側面板11Eとは、ABSやPC等の一般的なハード系の有機素材等からなり、適宜の位置で分割可能に構成されている。正面板11Bおよび背面板11Cは、正面視(平面視)して長方形状であり、正面板11Bにはカバーガラス11Aが嵌め込まれる矩形の開口部が設けられている。カバーガラス11Aは、透光性を有しており、正面板11Bの開口部に嵌め込まれている。一対の側面板11Dは、それぞれ正面板11Bおよび背面板11Cの長辺に沿って延びるように設けられている。一対の側面板11Eは、それぞれ正面板11Bおよび背面板11Cの短辺に沿って延びるように設けられている。一対の側面板11Dと一対の側面板11Eとは、正面板11Bおよび背面板11Cの外周に沿って連続する形状で形成されている。側面板11Dの一方には、機械式スイッチ19が設けられる開口部が成形されている。機械式スイッチ19は、側面板11Dの一方に設けられている開口部から露出するように設けられている。
タッチパネル12は、カバーガラス11Aが指等により任意の位置で押圧されると、カバーガラス11Aと一体的に変形するように、カバーガラス11Aの背面側に密着した状態で貼り付けられて、筐体11の内部空間に納められている。タッチパネル12は、静電センサ13と表示部14と押圧センサ15とを備えている。ここでは、タッチパネル12において、静電センサ13、表示部14、押圧センサ15をカバーガラス11A側から順に並べている。
静電センサ13は、誘電体基板の両主面に静電容量検出用電極が形成された構造であり、カバーガラス11Aに対向し、カバーガラス11Aへの操作者のタッチ操作によって局所的な静電容量の変化が生じる。
表示部14は、液晶ディスプレイパネル、または、有機ELディスプレイパネルを備え、カバーガラス11Aを表示面として画像を描画する。
押圧センサ15は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)やL型ポリ乳酸(PLLA)等の圧電フィルムの両面に押圧検出用電極が形成された構造である。この押圧センサ15は、操作者の指がカバーガラス11Aを押圧することによりカバーガラス11Aと一体的に変形し、押圧検出用電極間に電荷が発生する。ここでは、押圧センサ15は、正面視した長辺が筐体11の短辺に沿い、正面視した短辺が筐体11の長辺に沿うように配置されている。なお、押圧センサ15は、正面視した長辺が筐体11の長辺に沿い、正面視した短辺が筐体11の短辺に沿うように配置されてもよい。
より限定的には、押圧センサ15は、PLLA等のキラル高分子からなる圧電フィルムで構成し、図1(A)中に黒矢印で示す延伸方向に引き延ばしている。PLLA等のキラル高分子は、主鎖が螺旋構造を有しており、一軸延伸されて分子が配向することにとより圧電性を発現する、具体的には、圧電フィルムの厚み方向を第1軸とし、圧電フィルムの延伸方向を第3軸として、圧電テンソル成分d14で表わされる圧電性が発現する。PLLAは比誘電率が約2.5と非常に低いため、圧電出力定数(圧電g定数)が高分子中で非常に高い部類に属し、例えばPVDFと同様の検出感度を得ることができる。
また、圧電フィルムは、図1(A)中に黒矢印で示す延伸方向に交差する角度方向(45度方向)に長辺が延びるように帯状に成形している。このことにより、キラル高分子からなる圧電フィルムは、圧電フィルムを捩じるような変形では無く、圧電フィルムが厚み方向に撓むような変形を検出することができる。また、圧電フィルムの延伸方向を、外装の縁に平行になるように配置した場合、キラル高分子からなる圧電フィルムは、圧電フィルムを捩じるような変形を検出することができる。
なお、キラル高分子からなる圧電フィルムは、延伸倍率が3〜8倍程度であると好適である。延伸後に熱処理を施すことにより、キラル高分子の延びきり鎖結晶の結晶化が促進され圧電定数が向上する。尚、二軸延伸した場合はそれぞれの軸の延伸倍率を異ならせることによって一軸延伸と同様の効果を得ることが出来る。例えばある方向をX軸としてその方向に8倍、その軸に直交するY軸方向に2倍の延伸を施した場合、圧電定数に関してはおよそX軸方向に4倍の一軸延伸を施した場合と同等の効果が得られる。単純に一軸延伸した圧電フィルムは延伸軸方向に沿って裂け易いため、前述したような二軸延伸を行うことにより幾分強度を増すことが出来る。
また、キラル高分子からなる圧電フィルムは、延伸等による分子の配向処理のみで圧電性を生じ、PVDF等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないキラル高分子の圧電性は、PVDFやPZT等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、キラル高分子には、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じず、検出位置での温度変化の影響を受けずに出力を得ることができ、指からの伝熱による影響や、筐体内での発熱による影響を受けずに筐体の変形を高精度に検出することができる。
また、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られるので場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLA等のキラル高分子の圧電定数は経時的に極めて安定している。また、PLLAやPVDFからなる圧電フィルムは、柔軟性を有するポリマーであり、圧電セラミックスのように、大きな変形で破損することがない。したがって、変形が大きくても、変形量を確実に検出することができる。
なお、キラル高分子からなる圧電フィルムは透明であるので、押圧センサ15は、表示部14よりもカバーガラス11A側に設けるようにしてもよい。その場合、圧電フィルムの両面に設ける押圧検出用電極も透明であることが好ましく、例えばITO、ZnO、カーボンナノチューブ、グラフェン等の無機系の電極、ポリチオフェン、ポリアニリン等を主成分とする有機系の電極等を用いることが好適である。
図2は、第1の実施形態に係る携帯装置10の機能ブロック図である。
携帯装置10は、前述の表示部14、静電センサ13、押圧センサ15、および、機械式スイッチ19とともに、制御部21と、タッチ操作検出IC16と、変形検出IC17と、メモリ22と、放音部23と、振動部24と、を更に備えている。
制御部21は、携帯装置10がハードウェアとして備えるCPU(不図示)等で実行されるオペレーティングシステムやアプリケーションソフト、また、携帯装置10がハードウェアとして備える画像処理回路、音声信号処理回路、通信回路等の各種回路の制御機能の総体としての機能ブロックである。
メモリ22は、認証プログラム22Aとパターンデータベース22Bとを記憶している。認証プログラム22Aは、携帯装置10にインストールされることによりメモリ22に記憶されたものであり、携帯装置10がハードウェアとして備えるCPU(不図示)に読み出され、制御部21に認証処理を実行させる。パターンデータベース22Bは、認証プログラム22Aのインストール時などに行われる登録処理によって、メモリ22に記憶されたものであり、筐体11の変形量の時間変化に関する所定の操作パターンとして登録される。メモリ22およびパターンデータベース22Bは、特許請求の範囲に記載の記憶部として機能している。
タッチ操作検出IC16は、静電センサ13における静電容量の変化からタッチ操作を検出し、タッチ操作の有無情報やタッチ操作の座標情報を生成して、制御部21に出力する。タッチ操作検出IC16と静電センサ13とは、特許請求の範囲に記載のタッチ操作検出部として機能している。
変形検出IC17は、押圧センサ15における電荷の変化からカバーガラス11Aの指等による押圧を検出し、カバーガラス11Aの押圧力、即ちカバーガラス11Aや押圧センサ15の変形量に比例する信号を生成し、制御部21に出力する。変形検出IC17と押圧センサ15とは、特許請求の範囲に記載の変形検出部として機能している。
ここで、押圧センサ15の出力と、変形検出IC17の出力とについて説明する。
図3(A)は、カバーガラス11Aが強い力で押圧される状態を模式的に示す断面図であり、図3(B)は、カバーガラス11Aが弱い力で押圧される状態を模式的に示す断面図である。押圧センサ15は、筐体11のカバーガラス11A(および、図示していない表示部14ならびに静電センサ13)に接合され、カバーガラス11Aと一体的に撓むように構成されている。このため、押圧センサ15は、カバーガラス11Aの中央部が押圧されることにより、長手方向に伸長するように変形する。カバーガラス11Aの押圧力が大きければ押圧センサ15の変形量は大きくなり、カバーガラス11Aの押圧力が小さければ押圧センサ15の変形量は小さくなる。押圧センサ15の変形量が変わると、押圧センサ15における分極状態が変わり、このことにより押圧センサ15の両主面に設けられる押圧検出用電極間に電位差が生じる。
図3(C)は、押圧センサ15の出力と、変形検出IC17の出力(押圧センサ15の変形量)との関係を例示する図である。
押圧センサ15の出力は、圧電フィルムの両主面に生じる電荷によって、圧電フィルムの両主面に設けられた押圧検出用電極から得られる電圧信号である。この電圧信号は、通常、押圧センサ15の変形量が変わった瞬間に、押圧センサ15の変形量の変化レベルに応じたピーク振幅レベルで生じ、圧電効果による電荷の漏洩とともに急速に振幅レベルが低下する。カバーガラス11Aが押し込まれた瞬間と、カバーガラス11Aの押し込みが開放された瞬間とでは、発生する電圧の極性は逆となる。
変形検出IC17は、押圧センサ15の出力に基づいて、押圧センサ15の変形量の時間変化を反映した電圧信号を出力する。そのため、変形検出IC17は、押圧センサ15の変形量が変わった瞬間の押圧センサ15の出力(ピーク振幅レベル)を検出し、そのピーク振幅レベルに比例する一定の振幅レベルを維持する矩形波信号を生成し、制御部21に出力する。なお、押圧センサ15のピーク振幅レベルをより確実に検出するために、変形検出IC17では、大きな入力インピーダンスを有する検出回路を用いて振幅レベルの低下速度を遅くしたり、押圧センサ15の出力をサンプリングするサンプリングレートを高めたりすることが有効である。
図2に示す携帯装置10では、ハードウェア各部への電源供給が少なくとも一部でオフされた状態(休止状態)で、携帯装置10が所定の操作を受けることを条件に、ハードウェア各部への電源供給を回復させて、休止状態を動作状態に切り替える。この休止状態から動作状態への切替時に、制御部21は、所定機能に関する動作を一時的に制限し、この動作制限を解除するために認証処理を行う。
そのため、制御部21は、少なくとも認証部25と通知制御部26と機能制限部27とを備えている。機能制限部27は、休止状態から動作状態への切替時に所定機能に関する動作を一時的に制限するものである。認証部25は、機能制限部27による動作制限を解除する際に、操作者が筐体11を把持する力の強弱を変化させることで筐体11に生じる変形量の時間変化に関するパターン(操作パターン)を変形検出IC17の出力から抽出し、パターンデータベース22Bに登録されているパターン(登録パターン)に該当するか否かに基づいて認証を行うものである。通知制御部26は、認証部25での認証時に、変形検出IC17の出力からパターンが抽出される時間間隔を操作者に通知するために、放音部23、振動部24、表示部14のうちの少なくとも一つに、放音、振動、表示変更等をさせるものである。
ここで、携帯装置10における起動時の操作および制御の具体例について説明する。図4は、携帯装置10における起動時の操作例を示す図である。図5は、制御部21における起動時の制御例を示すフローチャートである。
携帯装置10は、休止状態で図4(A)に示すように機械式スイッチ19が押下(または長押し)されることにより、休止状態から動作状態に切り替わる。この時、制御部21では、まず機能制限部27が動作を開始し、機能制限部27と通知制御部26と認証部25との動作を除く、制御部21の他の動作を制限した状態とする(図5:S101)。
次に、制御部21では、通知制御部26が押圧センサ15からの出力が変化するまで待機する(図5:S102)。この待機状態で、例えば、図4(B)に示すように、操作者が、携帯装置10を手90で把持したまま指91をカバーガラス11A上に移動させて、指91によりカバーガラス11Aを軽い力で押圧すると、押圧センサ15からの出力が変化する。
すると、制御部21では、通知制御部26が動作を開始し、変形検出IC17の出力からパターンを抽出する時間間隔を操作者に通知する通知制御信号(図4(D)参照。)の出力を開始する(図5:S103)。これにより、放音部23、振動部24、表示部14のうちの少なくとも一つが通知制御信号に従う通知タイミングで、放音、振動、表示変更等を繰り返す。なお、通知制御部26は、機能制限部27が動作を開始すると同時に通知制御信号の出力を開始してもよい。
このようにして携帯装置10から一定の時間間隔で放音、振動、表示変更等が繰り返される状態になると、図4(C)に示すように、操作者は、通知タイミングに従ってカバーガラス11Aを押圧する力の強弱を変化させる。これにより、押圧センサ15の出力が変化し、変形検出IC17から制御部21への出力信号が変化する。
すると、認証部25は、通知タイミング毎に、変形検出IC17の出力から第1閾値と第2閾値とを用いて振幅レベルを離散化(図4(D)参照。)して抽出する(図5:S104→S105)。そして、認証部25は、抽出した振幅レベルを、それまでに抽出された振幅レベルとともにメモリ22に累積して記憶させる(図5:S106)。認証部25は、振幅レベルを抽出した回数が規定の回数になると、メモリ22に累積して記憶された振幅レベルの時間変化に関するパターン(操作パターン)が、パターンデータベース22Bに予め登録されているパターン(登録パターン)に該当するか否かをパターンマッチングにより判定する(図5:S107→S108)。
そして、認証部25は、操作パターンが登録パターンに該当していない否判定であった場合には、当該操作者に対する認証が不成立であったものとみなす。これにより、通知制御部26は、通知制御信号の出力を停止させ(図5:S109)、再び、押圧センサ15からの出力が変化するまで待機する状態(図5:S102)に戻る。これにより、機能制限部27は、制御部21の動作制限を維持する。
一方、認証部25は、操作パターンが登録パターンに該当する合判定であった場合には、当該操作者に対する認証が成立したものとみなす。これにより、通知制御部26は動作を停止して、通知制御信号の出力を停止させ(図5:S111)、機能制限部27は動作を停止して、制御部21の動作制限を解除させる(図5:S112)。このようにして制御部21は通常動作するようになり、例えば、各アプリケーションソフトの動作が制御可能になる。
以上に示したように、本実施形態に係る携帯装置10では、制御部21が所定機能に関する動作を一時的に制限して、その動作制限を解除する際に行う認証処理で、操作者が指を筐体11の所定位置に当てたまま力の強弱を変えることで認証を受けることができ、操作者が認証を受ける際に指をカバーガラス11Aに沿って動かす必要が無い。したがって、指の動きから他者に操作パターンが読み取られることを防ぐことができる。また、認証を受ける際に操作者の指を筐体11に接触させるべき位置が限定されず、携帯装置10において指の位置を案内するような表示が不要である。
なお、本実施形態では、筐体11の変形量(IC出力の振幅レベル)の時間変化を認証に用いているために、筐体11の変形の有無の時間変化のみを認証に用いる場合よりも、認証処理のセキュリティ強度を高めることができる。ただし、筐体11の変形量の時間変化ではなく、筐体11の変形の有無の時間変化のみを認証に用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、押圧センサ15をキラル高分子からなる圧電フィルムで構成する例を示したが、焦電性を補償する回路などと併用させることにより焦電性を有する他の圧電材料を用いることもできる。
また、携帯装置10はスマートフォン端末に限られるものではなく、上述した表示部14、カバーガラス11A、静電センサ13、および機械式スイッチ19等の構成も必須の構成ではない。
次に、本発明の第2の実施形態に係る携帯装置について説明する。本実施形態に係る携帯装置は、操作者が把持することが可能な程度の大きさのモバイルルータ端末である。
図6(A)は、本発明の第2の実施形態に係る携帯装置の平面図である。図6(B)は、本発明の第2の実施形態に係る携帯装置の側面図である。
携帯装置30は、筐体31と押圧センサ35A,35Bとを備えている。筐体31は、矩形平板状で内部空間を有しており、正面板31Aと、背面板31Bと、を備えている。正面板31Aの背面には押圧センサ35Aが付設されている。背面板31Bの正面には押圧センサ35Bが付設されている。押圧センサ35A,35Bは、操作者の指が正面板31Aや背面板31Bを押し込むことに伴って変形し、押圧検出用電極間に電荷が発生する。
図7は、第2の実施形態に係る携帯装置30の機能ブロック図である。
携帯装置30は、前述の押圧センサ35A,35Bとともに、制御部41と、変形検出IC37A,37Bと、メモリ42と、振動部44と、LED部43と、第1の無線通信部49Aと、第2の無線通信部49Bと、を更に備えている。制御部41は、ルータ部48を備えている。第1の無線通信部49Aは、携帯電話通信網等を介した第1の無線通信を行うものである。第2の無線通信部49Bは、無線LAN通信網等を介した第2の無線通信を行うものである。ルータ部48は、制御部41の通常動作時に、第1の無線通信部49Aと第2の無線通信部49Bとの間で通信信号をルーティングするルータ機能を実行するものである。LED部43は、携帯装置30の内部状態として充電状態やルータ機能の実行状態を表わすように発光するものである。メモリ42は認証プログラム42Aと、パターンデータベース42Bとを記憶している。変形検出IC37A,37Bは、正面板31Aや背面板31Bの指等による押圧力を、押圧センサ35A,35Bそれぞれの出力のピーク振幅レベルに比例するものとして検出し、制御部41に出力する。
この携帯装置30では、休止状態で筐体31が所定の操作を受けることにより、休止状態が動作状態に切り替わる。この休止状態から動作状態への切替時に、制御部41は、ルータ機能に関する動作を一時的に制限し、動作制限を解除するために認証処理を行う。
そのため、制御部41は、認証部45と通知制御部46と機能制限部47とを更に備えている。機能制限部47は、休止状態から動作状態への切替時にルータ部48と第1の無線通信部49Aと第2の無線通信部49Bとの動作を一時的に制限するものである。認証部45は、機能制限部47による動作制限を解除する際に、操作者が筐体31を把持する力の強弱を変化させることにより筐体31に生じる変形量の時間変化のパターン(操作パターン)を変形検出IC37A,37Bの出力から抽出し、パターンデータベース42Bに予め登録されているパターン(登録パターン)に該当するか否かの判定に基づいて認証を行うものである。通知制御部46は、認証部45での認証時に、変形検出IC37A,37Bの出力からパターンを抽出する時間間隔を操作者に通知するために、振動部44を振動させるものである。
したがって、本実施形態に係る携帯装置30においても、操作者は指を正面板31Aや背面板31Bに当てたまま力の強弱を変えるだけで認証を受けることができ、操作者の指の動きから他者に操作パターンが読み取られる恐れが無い。また、携帯装置30においては、操作者が指を動かす必要がないため、操作者に指の位置を案内するための表示が不要であり、表示部やタッチパネルのような高価な部材を省いた、モバイルルータ端末のような携帯装置30であっても認証処理を行うことができる。また、携帯装置30においては、2つの押圧センサ35A,35Bを筐体31の表裏それぞれに配置するので、操作者は認証を受ける際に筐体31の表裏を把握する必要が無く、筐体31の表裏を確認する手間を省くことができる。このため、例えば、操作者はポケットの内に携帯装置30を入れたまま認証を受けることが可能になる。
なお、本実施形態のように、2つの押圧センサを設けて筐体の表裏それぞれの変形を検出する場合には、何らかの条件、例えば先に信号レベルが閾値を超えるといった条件を用いて、筐体の表裏の一方の変形を検出した信号を選択し、その信号のみを利用して認証処理を行うようにしてもよい。また、筐体の表裏それぞれの変形を検出した信号を合成して、合成した信号を利用して認証処理を行うようにしてもよい。
また、2つの押圧センサを筐体の表裏に設ける構成は、第2の実施形態に限られず、第1の実施形態において採用されてもよい。また、第1の実施形態において、ルータ部等を設けてルータ機能(テザリング機能等)を実現し、ルータ機能に関する動作制限と認証処理とを実行してもよい。
次に、本発明の第3の実施形態に係る携帯装置について説明する。図8(A)は、本発明の第3の実施形態に係る携帯装置の平面図である。図8(B)は、本発明の第3の実施形態に係る携帯装置の側面図である。
第3の実施形態に係る携帯装置60は、ここでは第1の実施形態と同様、筐体61と表示部64と静電センサ63とを備えるものである。ただし、携帯装置60は、表示部64および静電センサ63には押圧センサが付設されておらず、筐体61の背面板61Cに押圧センサ65が付設されている。
押圧センサ65は、このように筐体61に設けられていてもよく、この場合にも、操作者が認証を受ける際に、指を筐体の背面板61Cに当てたまま力の強弱を変えることで認証を受けることができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る携帯装置について説明する。図9(A)は、本発明の第4の実施形態に係る携帯装置の平面図である。図9(B)は、本発明の第4の実施形態に係る携帯装置の側面図である。
第4の実施形態に係る携帯装置70は、ここでは第1の実施形態と同様、筐体71とタッチパネル72とを備えるスマートフォン端末である。ここでのタッチパネル72は、表示部73と静電センサ74と押圧センサ75A,75Bとを備えるものである。押圧センサ75A,75Bは、表示部74および静電センサ73の一対の短辺それぞれに沿って延びるように配置されている。
押圧センサ75A,75Bは、このように筐体71に設けられていてもよく、この場合にも、操作者が認証を受ける際に、操作者が指を筐体71のカバーガラス71Aに当てたまま力の強弱を変えることで認証を受けることができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る携帯装置について説明する。図10(A)は、本発明の第5の実施形態に係る携帯装置の平面図である。図10(B)は、本発明の第5の実施形態に係る携帯装置の側面図である。
第5の実施形態に係る携帯装置80は、ここでは第1の実施形態と同様、筐体81と表示部(不図示)と静電センサ(不図示)とを備えるスマートフォン端末である。ただし、携帯装置80は、表示部および静電センサに押圧センサが付設されておらず、筐体81の互いに対向する一対の側面板81Dそれぞれに押圧センサ85A,85Bが付設されている。
押圧センサ85A,85Bは、このように筐体81に設けられていてもよく、この場合にも、操作者が認証を受ける際に、操作者が指を筐体の側面板81Dに当てたまま力の強弱を変えることで認証を受けることができる。
以上の各実施形態で示したように、本発明は、変形検出部を用いて認証を行う携帯装置であれば、どのように筐体の変形を検出してもよい。
10,30,60,70,80…携帯装置
11,31,61,71,81…筐体
11A,71A…カバーガラス
11B,31A…正面板
11C,31B,61C…背面板
11D,11E,81D…側面板
12,72…タッチパネル
14,64,74…表示部
13,63,73…静電センサ(タッチ操作検出部)
15,35A,35B,65,75A,75B,85A,85B…押圧センサ(変形検出部)
16…タッチ操作検出IC
17,37A,37B…変形検出IC
19…機械式スイッチ
21,41…制御部
22,42…メモリ
22A,42A…認証プログラム
22B,42B…パターンデータベース
23…放音部
24,44…振動部
25,45…認証部
26,46…通知制御部
27,47…機能制限部
43…LED部
48…ルータ部

Claims (10)

  1. 筐体を備える携帯装置において、
    前記筐体の変形を検出する変形検出部と、
    前記筐体の変形のパターンを予め記憶した記憶部と、
    前記変形検出部で検出される前記筐体の変形が、前記記憶部に記憶されているパターンに該当するか否かによって認証を行う認証部と、
    を備える携帯装置。
  2. 前記記憶部に記憶されているパターンは、前記筐体の変形量の時間変化に関するものである、請求項1に記載の携帯装置。
  3. 前記変形検出部は、前記筐体の変形に伴って変形する圧電フィルムを備える、
    請求項1または2に記載の携帯装置。
  4. 前記圧電フィルムは、キラル高分子からなる、
    請求項3に記載の携帯装置。
  5. 前記筐体は、矩形平板状であり、
    前記変形検出部は、前記筐体の互いに対向する外面それぞれの変形を検出する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の携帯装置。
  6. 所定の時間間隔を前記操作者に通知する通知制御部を更に備え、
    前記認証部は、前記変形検出部で検出される前記筐体の変形から、前記所定の時間間隔に従ってパターンを抽出し、前記記憶部に記憶されているパターンと比較する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の携帯装置。
  7. 休止状態から動作状態への切替時に所定機能に関する動作を制限し、前記認証部で合判定がなされることで、前記所定機能に関する動作の制限を解除し、前記認証部で否判定がなされることで前記所定機能に関する動作の制限を維持する、機能制限部を更に備える、
    請求項1〜6のいずれかに記載の携帯装置。
  8. 第1の無線通信を行う第1の無線通信部と、第2の無線通信を行う第2の無線通信部と、前記第1の無線通信部と前記第2の無線通信部との間で通信信号をルーティングするルータ部と、を更に備え、
    前記機能制限部は、前記第1の無線通信部と前記第2の無線通信部と前記ルータ部との動作を制限し、前記認証部で合判定がなされることで当該制限を解除し、前記認証部で否判定がなされることで当該制限を維持する、
    請求項7に記載の携帯装置。
  9. 前記筐体のいずれかの外面を表示面とする表示部と、前記表示面のタッチ操作を検出するタッチ操作検出部と、を更に備え、
    前記変形検出部は、少なくとも前記表示面の変形を検出する、
    請求項1〜8のいずれかに記載の携帯装置。
  10. 把持される筐体と、
    前記筐体の変形を検出する変形検出部と、
    記憶部と、を備える携帯装置にインストールされる認証プログラムであって、
    前記筐体の変形のパターンを前記記憶部に登録させる登録処理と、
    前記変形検出部で検出される前記筐体の変形が、前記記憶部に記憶されたパターンに該当するか否かによって認証を行う認証処理と、
    を前記携帯装置に実行させる認証プログラム。
JP2015540491A 2013-10-04 2014-09-30 携帯装置、および、認証プログラム Pending JPWO2015050096A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013208984 2013-10-04
JP2013208984 2013-10-04
PCT/JP2014/075987 WO2015050096A1 (ja) 2013-10-04 2014-09-30 携帯装置、および、認証プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2015050096A1 true JPWO2015050096A1 (ja) 2017-03-09

Family

ID=52778685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015540491A Pending JPWO2015050096A1 (ja) 2013-10-04 2014-09-30 携帯装置、および、認証プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9582654B2 (ja)
JP (1) JPWO2015050096A1 (ja)
WO (1) WO2015050096A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220357796A1 (en) * 2019-06-25 2022-11-10 Harman Becker Automotive Systems Gmbh Touch panel with haptical feedback and reduced reflection
US10999421B1 (en) 2019-12-17 2021-05-04 Robert Bosch Gmbh System and method for utilizing pressure sensors in an electric device
US10812639B1 (en) 2019-12-17 2020-10-20 Robert Bosch Gmbh Pressure chamber and associated pressure sensors for a mobile communication device
JP2021148694A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 豊田合成株式会社 センサユニット
WO2022104624A1 (en) * 2020-11-19 2022-05-27 Goertek Inc. Apparatus and method for force sensing, and electronic device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6509847B1 (en) * 1999-09-01 2003-01-21 Gateway, Inc. Pressure password input device and method
US20100099394A1 (en) * 2008-10-17 2010-04-22 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Method of unlocking a mobile electronic device
WO2011125408A1 (ja) * 2010-04-09 2011-10-13 株式会社村田製作所 タッチパネルおよびタッチパネルを備える入出力装置
EP2463798A1 (en) * 2010-11-19 2012-06-13 Research In Motion Limited Pressure password for a touchscreen device
JP2013097757A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Spotrend:Kk 認証システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002328903A (ja) 2001-05-02 2002-11-15 Sony Corp 電子機器
KR101410175B1 (ko) * 2007-09-27 2014-06-19 삼성전자주식회사 터치 키를 구비한 휴대용 통신 장치
KR101578430B1 (ko) * 2009-07-13 2015-12-18 엘지전자 주식회사 이동 단말기
US20110283241A1 (en) * 2010-05-14 2011-11-17 Google Inc. Touch Gesture Actions From A Device's Lock Screen
JP2012014401A (ja) 2010-06-30 2012-01-19 Tokyo Electric Power Co Inc:The リズム認証装置
WO2013003984A1 (en) * 2011-07-06 2013-01-10 Google Inc. Dual display computing device
JP2013097767A (ja) 2011-11-07 2013-05-20 Incorporated Educational Institution Meisei 重症心身障害者の自立的移動支援装置
KR102052371B1 (ko) * 2013-02-01 2020-01-08 엘지전자 주식회사 착탈식 듀얼 이동 단말기
KR102156642B1 (ko) * 2013-07-30 2020-09-16 삼성전자 주식회사 휴대단말기의 락 또는 언락 제어 방법 및 장치

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6509847B1 (en) * 1999-09-01 2003-01-21 Gateway, Inc. Pressure password input device and method
US20100099394A1 (en) * 2008-10-17 2010-04-22 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Method of unlocking a mobile electronic device
WO2011125408A1 (ja) * 2010-04-09 2011-10-13 株式会社村田製作所 タッチパネルおよびタッチパネルを備える入出力装置
EP2463798A1 (en) * 2010-11-19 2012-06-13 Research In Motion Limited Pressure password for a touchscreen device
JP2013097757A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Spotrend:Kk 認証システム

Also Published As

Publication number Publication date
US9582654B2 (en) 2017-02-28
WO2015050096A1 (ja) 2015-04-09
US20160196421A1 (en) 2016-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015050096A1 (ja) 携帯装置、および、認証プログラム
JP5884948B2 (ja) タッチ式入力装置およびタッチ式入力検出方法
US20160299625A1 (en) Piezoelectric sensor and touch panel
WO2015046289A1 (ja) タッチ式入力装置
WO2014192786A1 (ja) タッチ式入力装置および表示装置
JP5987993B2 (ja) 入力装置及びプログラム
JP6020745B2 (ja) タッチセンサ
TWI680389B (zh) 手持式電子裝置、觸控偵測器及其觸控偵測方法
US10365809B2 (en) Touch input device
JP6020742B2 (ja) 電子機器、および、操作入力プログラム
US20170024069A1 (en) Display device and program
US20200034021A1 (en) Operation detection device and display device
JP6566182B1 (ja) 押圧センサ及び電子機器
JP2015095696A (ja) 表示装置
JP5954502B2 (ja) 入力装置及びプログラム
WO2016121218A1 (ja) ネットワーク認証システム、端末、ネットワーク機構、プログラム、および、ネットワーク認証方法
CN210324138U (zh) 电子设备
WO2015068619A1 (ja) 表示装置
WO2015060281A1 (ja) タッチ式入力装置
WO2015068618A1 (ja) 表示装置
JP2003280759A (ja) 個人認証機能付き情報端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161108