JP2021148694A - センサユニット - Google Patents

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隆介 堀邊
武史 藤原
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武史 藤原
真吾 瀬戸野
Shingo Setono
真吾 瀬戸野
宗一郎 奥村
Soichiro Okumura
宗一郎 奥村
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【課題】取付性及び機能発揮の両立を図る。【解決手段】センサユニット20は、検出部21、処理部26、伝送部31及びシート部33を備える。検出部21は、柔軟性を有し、かつ外部から加えられる押圧力を検出する。処理部26は、検出部21の検出結果を処理し、伝送部31は処理部26の処理結果を外部へ伝送する。シート部33は柔軟性を有し、上記検出部21、処理部26及び伝送部31が並べられた状態で同シート部33上に配置される。検出部21、処理部26及び伝送部31の少なくとも2つを対象機能部とした場合において、隣り合う対象機能部は、両対象機能部の配列方向へ互いに離間させられた状態でシート部33上に配置される。そして、シート部33の両対象機能部間となる箇所は、同シート部33の厚み方向に屈曲し得る屈曲可能部34を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、被取付部に取付けられ、かつ外部から加えられる押圧力を検出するセンサユニットに関する。
静電容量式のセンサとして、フィルム等からなる複数の層を積層することによって構成されたものが知られている。このタイプのセンサでは、同センサを被取付部に取付ける際に、被取付部の形状に合わせようとして曲げ応力が加えられると、層間に剥がれが発生し、センシング機能に影響を及ぼすおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1に記載されたセンサユニットでは、センサが、複数のセンシング部を有するセンサ電極層と、センサ電極層の一主面に対向するリファレンス電極層と、両電極層間に設けられた誘電体からなる変形層とを備えている。変形層は、センシング部間において窪んでいるか、又は途切れている。リファレンス電極層は、隣り合うセンシング部間に、その厚み方向に湾曲し得る形状部を有している。このセンサユニットによると、曲げ応力が加えられた場合、主として形状部において変形させられる。センシング部に対し曲げ応力が加わりにくく、曲げられることに起因する層間の剥がれを抑制することができる。
国際公開第2018/051917号
上記センサユニットでは、センサが、FPC(Flexible Printed Circuits) を介してPCBA(Printed Circuit Board Assembly)に電気的に接続されている。PCBAには、制御部としてのコントローラIC(Integrated Circuit)や、データ処理部としてのCPU(Central Processing Unit) が搭載されている。
上記特許文献1に記載されたセンサユニットでは、曲げ応力が加えられた場合の対策がセンサについては講じられているが、PCBAや、その上に配置された制御部やデータ処理部については講じられていない。そのため、センサユニットの被取付部に対する取付性を優先させると、曲げ応力によって、制御部やデータ処理部の機能が影響を受けるおそれがある。また、制御部やデータ処理部の機能発揮を優先させると、センサユニットの被取付部に対する取付性が低下するおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、取付性及び機能発揮の両立を図ることのできるセンサユニットを提供することにある。
上記課題を解決するセンサユニットは、柔軟性を有し、かつ押圧力を検出する検出部と、前記検出部の検出結果を処理する処理部と、前記処理部の処理結果を外部へ伝送する伝送部と、柔軟性を有し、かつ前記検出部、前記処理部及び前記伝送部が並べられた状態で配置されるシート部とを備え、前記検出部、前記処理部及び前記伝送部の少なくとも2つを対象機能部とした場合において、隣り合う対象機能部は、両対象機能部の配列方向へ互いに離間させられた状態で前記シート部上に配置され、前記シート部の両対象機能部間となる箇所は、同シート部の厚み方向に屈曲し得る屈曲可能部を構成している。
上記の構成によれば、センサユニットは、シート部の一部に設定された屈曲可能部において、同シート部の厚み方向へ屈曲可能である。そのため、センサユニットを、被取付部の外形形状に合わせて屈曲可能部において屈曲させることで、センサユニットを被取付部の形状に沿った形状に変形させて、その被取付部に取付けることが可能である。
センサユニットは、検出部、処理部及び伝送部が配置されていない屈曲可能部において屈曲されるため、屈曲により、検出部、処理部及び伝送部のそれぞれに対し曲げ応力が加わりにくい。そのため、検出部、処理部及び伝送部は、曲げ応力の影響を受けにくく、それぞれが有する機能を発揮しやすい。
上記センサユニットにおいて、前記処理部は、前記検出部に加えられ、かつ時間とともに変化する押圧力から押圧のパターンを抽出するパターン抽出部と、前記パターン抽出部により抽出された押圧のパターンを記憶する記憶部と、前記記憶部へのパターン記憶後に前記パターン抽出部により抽出された押圧のパターンを、前記記憶部に記憶されている押圧のパターンと照合して認証を行なう認証部とを備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、操作者がセンサユニットの検出部を押圧すると、上記押圧力の強弱に対応した波形で、検出部の検出値が時間とともに変化する。この波形から、押圧の特徴量(パターン)がパターン抽出部によって抽出され、記憶部に記憶される。認証部は、記憶部へのパターン記憶後にパターン抽出部により抽出された押圧のパターンを、記憶部に記憶されている押圧のパターンと照合して認証を行なう。認証に際し、操作者は検出部を押す力を変化させるだけである。そのため、他者が操作者の動きを見て再現して認証を行なうことは困難である。
上記センサユニットにおいて、前記検出部、前記処理部及び前記伝送部の少なくとも1つに対し、前記シート部を挟んで、同シート部の厚み方向における反対側には、同シート部よりも硬質の補強板が配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、検出部、処理部及び伝送部のうち、シート部を挟んで、その厚み方向における補強板の反対側に位置するものは、同補強板によって補強される。そのため、センサユニットが屈曲可能部において屈曲された場合等に曲げ応力が加わっても、検出部、処理部及び伝送部のうち、上記のように補強板によって補強されたものは曲がりにくく、自身が有する機能を発揮しやすい。
上記センサユニットにおいて、前記検出部、前記処理部及び前記伝送部の少なくとも1つに対し、前記シート部を挟んで、同シート部の厚み方向における反対側には、接着層が形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、センサユニットを接着層において被取付部に貼付けるといった簡単な作業を行なうだけで、センサユニットは被取付部に取付けられた状態になる。従って、センサユニット及び被取付部には、両者を結合させるための構造部を別途設けなくてもすむ。さらに、貼付けにより取付けがなされるため、センサユニットの取付けの対象となる被取付部の種類が多くなる。
上記センサユニットにおいて、前記配列方向における前記屈曲可能部の両側の前記対象機能部は、前記厚み方向における前記シート部の同一側に配置されており、両対象機能部間であって、前記配列方向に互いに離間した2箇所には、前記屈曲可能部の屈曲に伴い互いに接触して屈曲を規制するストッパが設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、センサユニットが屈曲可能部において屈曲させられると、その屈曲に伴い、一対のストッパが互いに接近する。そして、両ストッパが互いに接触すると、屈曲可能部がそれ以上屈曲することが規制される。そのため、配列方向における屈曲可能部の両側の対象機能部が、屈曲可能部の屈曲に伴い干渉し合う現象が起りにくい。また、対象機能部を構成する電気回路部品同士が接触して短絡するのを防止することができる。
上記センサユニットにおいて、前記処理部及び前記伝送部の少なくとも一方を覆う保護カバーが前記シート部に取付けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、センサユニットに対し外力が加わった場合、その外力の一部は保護カバーによって受け止められる。処理部及び伝送部のうち、保護カバーが被せられたものに対し、外力が直接加わることが保護カバーによって規制される。
上記センサユニットによれば、取付性及び機能発揮の両立を図ることができる。
第1実施形態におけるセンサユニット及び錠前のそれぞれの概略構成図。 図1における検出部の概略構成を示す断面図。 図2の検出部によって検出される押圧力と静電容量との関係を示す特性図。 図2の検出部によって検出される静電容量の時間変化を示す特性図。 第2実施形態におけるセンサユニットの概略構成を示す図であり、同センサユニットが屈曲させられる前の状態を示す底面図。 図5のセンサユニットの側面図。 (a)は、第2実施形態におけるセンサユニットの被取付部に対する取付け態様を示す斜視図、(b)は報知装置の概略構成図。 第2実施形態におけるセンサユニットが、被取付部に取付けられた状態を示す部分側面図。 第1実施形態の変形例を示す図であり、センサユニットの部分側面図。 同じく、第1実施形態の変形例を示す図であり、センサユニットの部分側面図。 同じく、第1実施形態の変形例を示す図であり、センサユニットの部分側面図。 第2実施形態の変形例を示す図であり、センサユニットが被取付部に取付けられた状態を示す部分側面図。 同じく、第2実施形態の変形例を示す図であり、センサユニットが被取付部に取付けられた状態を示す部分側面図。 第2実施形態の変形例を示す図であり、図5に対応するセンサユニットの底面図。
(第1実施形態)
以下、センサユニットの第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
最初に、第1実施形態のセンサユニットが取付けられる対象である被取付部について簡単に説明する。
開口部を有する筐体と、開口部を開閉する開閉部材、例えば、引出し、ドア等との間には、図1に示す錠前10が組込まれている。錠前10は、開口部を閉塞した開閉部材をその状態にロック(施錠)したり、そのロックを解除(解錠)したりする錠前本体11と、錠前本体11の解錠及び施錠に関する指令信号を受信する受信部12と、受信部12が受信した指令信号に応じて錠前本体11を駆動制御して解錠動作又は施錠動作を行なわせる制御部13とを備えている。
第1実施形態のセンサユニット20は、上記開閉部材自体、上記筐体等を被取付部とし、この被取付部に取付けられて使用される。センサユニット20は、これに対し指で押圧操作が行なわれると、その押圧操作が、錠前10の解錠及び施錠の権限を有するもの(本人)によるものであるかどうかを認証し、本人である場合にのみ、解錠又は施錠させる指令信号を送信する。
センサユニット20は、これを構成する部材として検出部21、回路部25、電池部32及びシート部33を備えている。
検出部21は、操作者の指によって押圧された場合に、時間とともに連続して変化する押圧力の大きさ、すなわち、強弱を検出するためのものであり、軽量でありかつ柔軟性を有している。第1実施形態では、検出部21として、静電容量型の圧力センサが用いられている。
図2に示すように、検出部21は、誘電エラストマーからなるシート状の誘電層22と、誘電層22の厚み方向における両側に配置された電極層としての正極電極23及び負極電極24とを備えていて、コンデンサ構造を有している。誘電層22は1つであってもよいし、複数であってもよい。第1実施形態では、検出部21として、一対の誘電層22と、両誘電層22間に配置された負極電極24と、各誘電層22を挟んで負極電極24とは反対側の2箇所に配置された一対の正極電極23とによって構成されるものが用いられている。
検出部21は、互いに正極電極と負極電極を反転させた2つのコンデンサを積層したような構成になっており、一対の正極電極23は外部で電気的に接続されている。検出部21を上記のような2層構造とすることで、検出部21が外部電磁界に晒されたときに、一方のコンデンサと他方のコンデンサに逆相の電圧あるいは逆相の電流が発生し、これらが加算されるとゼロになるため、外部電磁界によるノイズの影響をなくすことができる。
図3に示すように、検出部21は、これに対し加えられた荷重、この場合、操作者の指による押圧力が大きくなるに従って電極間距離が短くなり、静電容量が大きくなる特性を有している。そのため、検出部21は、静電容量に基づき、同検出部21に加えられた押圧力を検出することが可能である。
なお、検出部21は積層数を増やすことで、静電容量変化を大きくとることができるため、S/N比(信号対ノイズ比)が向上する。ここで誘電層22の積層数が偶数である方が、上記ノイズキャンセルの効果が発揮しやすい。例えば、4層構造の場合は、{正極電極/誘電層1/負極電極/誘電層2/正極電極/誘電層3/負極電極/誘電層4/正極電極}といった構成にするのが好ましい。
誘電層22を構成する誘電エラストマーは特に限定されるものではなく、公知の誘電エラストマーを用いることができる。上記誘電エラストマーとしては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら誘電エラストマーのうちの一種が用いられてもよいし、複数種が併用されてもよい。
正極電極23及び負極電極24を構成する材料としては、例えば、導電エラストマー、カーボンナノチューブ、ケッチェンブラック(登録商標)、銅やアルミ等の金属箔、金属蒸着膜が挙げられる。上記導電エラストマーとしては、例えば、絶縁性高分子及び導電性フィラーを含有する導電エラストマーが挙げられる。
上記絶縁性高分子としては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら絶縁性高分子のうちの一種が用いられてもよいし、複数種が併用されてもよい。上記導電性フィラーとしては、例えば、ケッチェンブラック(登録商標)、カーボンブラック、銅や銀等の金属粒子が挙げられる。これら導電性フィラーのうちの一種が用いられてもよいし、複数種が併用されてもよい。
図1に示すように、回路部25は、複数の回路構成部によって構成されている。複数の回路構成部には、上記検出部21による検出結果を用いて処理を行なう処理部26と、処理部26の処理結果を外部へ伝送する伝送部31とが含まれている。検出部21、処理部26及び伝送部31の少なくとも2つは、隣り合う部材同士がそれらの配列方向へ互いに離間させられた状態でシート部33上に配置される対象機能部とされている。第1実施形態では、検出部21、処理部26及び伝送部31の全てが対象機能部とされている。
処理部26は、パターン抽出部27、記憶部28及び認証部29を備えている。パターン抽出部27は、検出部21に加えられ、かつ時間とともに変化する押圧力から押圧のパターンを抽出する。記憶部28は、パターン抽出部27により抽出された押圧のパターンを記憶する。認証部29は、記憶部28へのパターン記憶後にパターン抽出部27により抽出された押圧のパターンを、記憶部28に記憶されている押圧のパターンと照合して認証を行なう。
伝送部31は、無線伝送部によって構成されており、認証部29により、検出部21の押圧操作が本人によってなされたと認証された場合に、錠前10を解錠又は施錠させるための指令信号を無線により送信する。
電池部32は、上記検出部21や各回路構成部に対し電力を供給する電源として用いられている。電池部32としては、一次電池が用いられてもよいし、二次電池や、キャパシタ等の蓄電装置が用いられてもよい。
シート部33は、FPCによって構成されていて柔軟性を有している。第1実施形態では、シート部33として、図1の左右方向に細長い長尺状をなすものが用いられている。FPCは、プリント基板の一形態であり、ポリイミド等の樹脂材料によって形成された薄いフィルムに、銅箔等からなる配線パターン(配線部)を形成したものであり、薄くて軽く、折り曲げることができる特徴を有している。配線部は、シート部33のうち、回路構成部が配置された箇所に形成されるとともに、後述する屈曲可能部34上にも形成されている。
上記検出部21、各回路構成部及び電池部32は、シート部33の長さ方向に沿って並べられた状態で、同シート部33上に配置されている。検出部21及び電池部32は、シート部33の長さ方向における両端部上に配置されている。検出部21は、これを構成する各層の積層方向が、シート部33の厚み方向に一致するように、同シート部33上に配置されている。回路構成部は、シート部33のうち、検出部21及び電池部32の間の領域に配置されている。また、複数の回路構成部のうち、特に、処理部26及び伝送部31は、上記長さ方向へ互いに離れた状態でシート部33上に配置されている。
また、シート部33のうち、電池部32と伝送部31との間の領域、回路構成部とその隣の回路構成部との間の領域、検出部21とその隣の回路構成部である処理部26との間の領域は、それぞれシート部33の厚み方向に屈曲し得る屈曲可能部34を構成している。隣り合う回路構成部間の領域には、処理部26と伝送部31との間の領域が含まれる。シート部33上の検出部21、電池部32及び回路構成部は、屈曲可能部34を含む上記シート部33に形成された上記配線部によって電気的に接続されている。
さらに、検出部21、処理部26及び伝送部31のそれぞれに対し、シート部33を挟んで、同シート部33の厚み方向における反対側の面には、接着層35が形成されている。接着層35として、第1実施形態では、両面接着テープが用いられている。
次に、上記のように構成された第1実施形態の作用について説明する。また、作用に伴い生ずる効果についても併せて説明する。
第1実施形態のセンサユニット20は、配線部が形成された各屈曲可能部34において、シート部33の厚み方向へ屈曲可能である。そのため、センサユニット20を被取付部の外形形状に合わせて屈曲させることができる。配線部はシート部33の一部を構成するものであって柔軟性を有しているため、屈曲可能部34とともに屈曲されても支障はない。
そして、上記のように屈曲可能部34において屈曲されたセンサユニット20を、接着層35において被取付部に貼付けるといった簡単な作業を行なうだけで、センサユニット20を被取付部に取付けることができる。従って、被取付部及びセンサユニット20には、両者を結合させるための構造部を別途設けなくてもすむ。さらに、貼付けにより取付けがなされるため、センサユニット20の取付対象となる被取付部の種類が多くなる。また、接着層において被取付部に取付けられることにより、センサユニット20は上記のように被取付部に沿って屈曲させられた状態に保持される。従って、被取付部に対するセンサユニット20の取付性が向上する。
また、センサユニット20は、検出部21及び電池部32が配置されず、しかも処理部26及び伝送部31を含む各回路構成部が配置されていない屈曲可能部34において屈曲される。そのため、屈曲により、検出部21及び電池部32や、処理部26及び伝送部31を含む各回路構成部のそれぞれに対し曲げ応力が加わりにくい。上記検出部21、電池部32及び回路構成部は曲げ応力の影響を受けにくく、それぞれが有する機能を発揮しやすい。このように、第1実施形態のセンサユニット20によると、被取付部に対する取付性と、検出部21、回路部25及び電池部32の機能発揮の両立とを図ることができる。
また、伝送部31は無線伝送部を有しており電磁界ノイズを発生するため、これの近傍に検出部21が存在すると、検出信号にノイズが乗る要因となる。しかし、互いに正極電極と負極電極を反転させた2つのコンデンサを積層した構造とすることで、無線伝送部が発生する電磁界ノイズによる影響を抑えてS/N比の高いセンシングが可能である。
ところで、施錠されている錠前10を解錠する場合、又は解錠されている錠前10を施錠する場合には、操作者が指で上記センサユニット20の検出部21を押圧する。
上記解錠又は施錠のための押圧操作は、強弱を付けて行なわれる。例えば、図4に示すように、弱い押圧力で押圧された後に、強い押圧力で押圧され、その後、弱い押圧力で押圧され、続けて弱い押圧力で押圧される。すると、上記押圧力の強弱に対応した波形で静電容量が時間とともに変化し、特定パターンの信号情報を形成する。
上記波形から、押圧の特徴量(パターン)がパターン抽出部27によって抽出される。特徴量としては、例えば、次のものが挙げられる。
・波毎の静電容量の最大値(波高値)
・波において静電容量が最大となってから次の波において静電容量が再び最大になるまでの時間間隔(周期)
・単位時間当たりの波(波高値)の数
・押圧操作の速度
・波と、次の波との間の押圧されない時間
そして、パターン抽出部27により抽出された押圧のパターンが、操作者特有の押圧のパターンとして記憶部28に記憶される。
認証部29は、記憶部28へのパターン記憶後にパターン抽出部27により抽出された押圧のパターンを、記憶部28に記憶されている押圧のパターンと照合して認証を行なう。認証部29により、検出部21の押圧操作が本人によってなされたと認証された場合、伝送部31から、錠前10を解錠又は施錠させる指令信号が送信される。
この指令信号が錠前10における受信部12によって受信されると、制御部13が錠前本体11を駆動制御する。この制御により、解錠状態の錠前本体11が施錠、又は施錠状態の錠前本体11が解錠される。
ここで、認証に際し、テンキー方式の場合には2次元方向の指の動きがあり、モールス信号方式の場合には指で叩く動きがあるため、指の動きをもとに暗証解読されやすいが、第1実施形態によれば、操作者は、指で検出部21を押圧する力を変化させるだけである。そのため、他者が操作者の指の動きを見て再現して、不正に認証を行なうことは困難である。表現を変えると、認証処理のセキュリティ強度を高めることができる。
第1実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
・センサユニット20は、電池部32を備えているので、外部電源を確保することが難しい箇所でも使用可能である。
・静電容量の時間変化を認証に用いているため、検出部21に対する押圧力の印加の有無、すなわち、検出部21を指で押すことと押すのを止めることとの時間変化のみを認証に用いる場合よりも、認証処理のセキュリティ強度を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、センサユニットの第2実施形態について、図5〜図8を参照して説明する。
図7(a)に示すように、第2実施形態のセンサユニット20は、家具、棚、箱等を被取付部41とし、この被取付部41に取付けられる。被取付部41は、底面42と、その底面42に隣接し、かつ同底面42に対し直交又は直交に近い角度で交差する側面43とを少なくとも有している。被取付部41は、例えば、壁(図示略)に近い箇所で床40(図8参照)上に載置される。被取付部41自体又は被取付部41の周辺の部材には、図7(b)に示すように、上記底面42にかかる押圧力に関する情報を報知する報知装置50が設けられている。報知装置50は、上記情報を受信する受信部51と、音及び光の少なくとも一方を出力する報知部53と、受信部51により受信された押圧力に関する情報に基づき報知部53を作動させる処理部52とを備えている。
図5及び図6に示すように、第2実施形態のセンサユニット20は、第1実施形態と同様に、検出部21、回路部25、電池部32及びシート部33を備えている。これらのうち、検出部21、電池部32及びシート部33としては、第1実施形態と同様のものが用いられている。
回路部25は、回路構成部として、上記検出部21による検出結果を用いて処理を行なう処理部26と、処理部26の処理結果を外部へ伝送する伝送部31とを備えている。伝送部31は、第1実施形態と同様に、無線伝送部によって構成されている。
処理部26は、検出部21によって検出される圧力が、予め定められたしきい値よりも大きい場合に、上記報知部53に対し特定の音及び光の少なくとも一方を出力させるための指令信号を伝送部31から送信させる。上記しきい値としては、例えば、被取付部41が大きく傾く等して、底面42の一部を介して検出部21に対し、被取付部41の重量の多くが加わった場合の押圧力に基づいて決定される。
上記検出部21、回路部25及び電池部32は、シート部33の厚み方向における同一側の面上に1列に並べられた状態で配置(配列)されている。第2実施形態では、検出部21及び処理部26が、対象機能部として、処理部26と伝送部31との間や、伝送部31と電池部32との間よりも大きく離間した状態で配置されている。シート部33において、検出部21と処理部26との間の領域は屈曲可能部34を構成している。なお、図5及び図6では、センサユニット20が屈曲可能部34において屈曲される前の状態で示されている。
検出部21に対し、シート部33を挟んで、同シート部33の厚み方向における反対側の面には接着層35aが形成されている。また、回路部25及び電池部32に対し、シート部33を挟んで、上記厚み方向における反対側の面にも接着層35bが形成されている。接着層35a,35bとしては、第1実施形態の接着層35と同様に、両面接着テープが用いられている。
次に、上記のように構成された第2実施形態の作用について説明する。また、作用に伴い生ずる効果についても併せて説明する。
第2実施形態のセンサユニット20は、検出部21と処理部26との間に設定された屈曲可能部34において、シート部33の厚み方向へ屈曲可能である。屈曲可能部34が被取付部41の底面42と側面43との境界部分である角部に位置するように位置決めされた状態で、接着層35aが底面42に貼付けられる。センサユニット20は、屈曲可能部34において略90°上方へ屈曲させられながら、接着層35bが側面43に貼付けられる。なお、上記とは逆に、最初に接着層35bが側面43に貼付けられ、続いて接着層35aが底面42に貼付けられてもよい。
このように、センサユニット20を、屈曲可能部34において、被取付部41の形状に合わせて略90°に簡単に屈曲させることができる。また、接着層35aを底面42に貼付け、接着層35bを側面43に貼付けることで、上記のように屈曲されたセンサユニット20を被取付部41に対し簡単に取付けることができる。さらに、センサユニット20を上記のように屈曲された状態に保持することができる。被取付部41に対するセンサユニット20の取付性が向上する。従って、第1実施形態と同様、センサユニット20及び被取付部41には、両者を結合させるための構造部を別途設けなくてもすむ。また、貼付けにより被取付部41に対する取付けがなされるため、センサユニット20の取付けの対象となる被取付部41の種類が多くなる。特に、上記センサユニット20は軽量で薄く、データの送受信は無線により行われて配線が不要であるため、高所でも狭い箇所でも被取付部41に貼付けることが容易である。
また、センサユニット20は、検出部21、回路部25及び電池部32が配置されていない屈曲可能部34において屈曲される。そのため、屈曲により、検出部21、回路部25及び電池部32のそれぞれに対し曲げ応力が加わりにくい。曲げ応力が、検出部21、回路部25及び電池部32のそれぞれの機能に及ぼす影響が小さく、それらが、自身の機能を発揮しやすい。このように、第2実施形態によっても、取付性及び機能発揮の両立を図ることができる。
図8に示すように、上記被取付部41が床40に載置された場合には、底面42と床40との間に介在された検出部21に対し、同被取付部41の荷重が作用する。検出部21には、指によって押圧された場合と同様に押圧力が加わる。上述したように、検出部21の静電容量は、押圧力に応じて変化する。処理部26は、検出部21によって検出される押圧力と、上記しきい値とを比較する。検出された押圧力がしきい値よりも小さい場合には、報知部53を作動させるための指令信号を伝送部31から送信させない。これに対し、検出された押圧力がしきい値以上の場合には、報知部53に特定の音及び光の少なくとも一方を出力させるための指令信号を伝送部31から送信させる。
この指令信号が図7(b)に示す報知装置50の受信部51によって受信されると、処理部52により、報知部53が作動させられて同報知部53から特定の音及び光の少なくとも一方が出力される。これらの音や光により、被取付部41が傾いていて底部に過大な圧力がかかっていることを報知することができる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。上記実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
<第1実施形態に関する事項>
・認証部29の照合及び認証によって本人であること、又は所定波形の入力が認証された場合に、錠前10とは異なるものに対し、所定の動作、例えば、表示器に表示されている画像を切替える動作を行なわせるための指令信号が伝送部31から送信されてもよい。
・センサユニット20が屈曲可能部34において屈曲される際等に、電子部品からなる回路構成部に対し曲げ応力が加わると、同回路構成部をシート部33に固着しているはんだ等にクラックが入るおそれがある。
そこで、こうした現象を抑制するために、回路構成部に対し、シート部33を挟んで上記厚み方向における反対側となる箇所に、同シート部33よりも硬質の補強板が配置されてもよい。
ただし、補強板が過度に配置されると、センサユニット20が屈曲しにくくなり、検出部21及びシート部33(FPC)が本来有する柔軟性が損なわれる懸念がある。
そのため、図9に示すように、補強板55は、複数の回路構成部のうちの少なくとも1つ、例えば、処理部26や伝送部31に対し、シート部33を挟んで上記厚み方向における反対側に配置されることが望ましい。検出部21や屈曲可能部34の柔軟性を確保したい場合には、検出部21に対し、シート部33を挟んで上記厚み方向における反対側や、屈曲可能部34に補強板が配置されないことが望ましい。
このようにすると、処理部26及び伝送部31のうち、シート部33を挟んで上記厚み方向における補強板55の反対側に位置する回路構成部は、同補強板55によって補強される。そのため、センサユニット20が屈曲可能部34において屈曲された場合等に曲げ応力が加わっても、上記のように補強された回路構成部は曲がりにくい。回路構成部をシート部33に固着しているはんだ等にクラックが入るのを抑制することができる。回路構成部は、自身が有する機能を発揮しやすい。
このように、補強板55を適切に用いることで、柔軟性と回路構成部の信頼性の確保とを両立させ、センサユニット20の利便性を向上させることができる。
・図1とは異なり、検出部21、回路構成部及び電池部32のうち、配線部によって互いに電気的に接続される関係にある2つの部材が対象機能部とされ、両対象機能部がシート部33を挟んで、上記厚み方向において互いに反対側となる箇所に配置されてもよい。この場合、シート部33において該当する両対象機能部間の屈曲可能部34に、シート部33の厚み方向に貫通するスルーホールが設けられ、各対象機能部から延びる配線部がスルーホールを介して互いに電気的に接続されてもよい。
図10は、検出部21と、屈曲可能部34を挟んで同検出部21に対し電気的に接続される回路構成部(パターン抽出部27、記憶部28等)とを、シート部33の厚み方向において互いに反対側となる箇所に配置した例を示している。屈曲可能部34にスルーホール56が設けられ、検出部21から延びる配線部と、同検出部21の隣の回路構成部から延びる配線部とがスルーホール56を介して電気的に接続されている。
・図1に示すように、検出部21、回路構成部及び電池部32のうち、上記配列方向における屈曲可能部34の両側の対象機能部が、シート部33の厚み方向における同一側に配置されている場合、屈曲可能部34が過度に屈曲されると、両対象機能部が互いに干渉するおそれがある。
そこで、両対象機能部間であって、上記配列方向に互いに離間した2箇所に、屈曲可能部34の屈曲に伴い互いに接触して屈曲を規制するストッパが設けられてもよい。図11は、上記配列方向における屈曲可能部34の両側の回路構成部(認証部29等)が、シート部33の厚み方向における同一側(図11では上側)に配置された例を示している。各ストッパ57は、屈曲可能部34の回路構成部との境界部分に設けられている。
この変形例によれば、センサユニット20が屈曲可能部34において屈曲させられると、その屈曲に伴い、一対のストッパ57が互いに接近する。そして、図11に示すように、両ストッパ57が互いに接触すると、両ストッパ57は屈曲可能部34がそれ以上屈曲するのを規制する。そのため、上記配列方向における屈曲可能部34の両側の対象機能部が、屈曲可能部34の屈曲に伴い干渉し合うのを抑制することができる。また、対象機能部を構成する電気回路部品同士が接触して短絡するのを防止することができる。
・検出部21は、操作者の指とは異なる部位によって押圧されるものであってもよい。
<第2実施形態に関する事項>
・図8に示すように、第2実施形態におけるセンサユニット20の使用形態では、検出部21が床40と底面42との間に位置し、検出部21に対し被取付部41の荷重が押圧力として加わる。そのため、高い箇所や狭い箇所に既に載置されている被取付部41に対しセンサユニット20を取付ける場合等、センサユニット20の取付作業がしづらい場合には、底面42に対する貼付けは省略されてもよい。検出部21及びシート部33が底面42と床40との間に挟まれて動かないからである。従って、この場合には、接着層35aの省略が可能である。
・図12に示すように、回路部25及び電池部32が、シート部33に対し被取付部41側(図12では左側)の面上に配置されてもよい。この場合、被取付部41の側部に、側面43において開口する凹部44が設けられ、回路部25及び電池部32が同凹部44内に格納される。そして、シート部33において回路部25及び電池部32の周りに形成された接着層35bが、側面43であって凹部44の周りに貼付けられる。こうすることによって、回路部25及び電池部32を凹部44内に格納された状態に保持することができる。なお、接着層35bは、凹部44を取り囲むことができるように環状に形成されてもよいし、挟むことができるように、相対向する位置に形成されてもよい。このようにすると、センサユニット20に対し外力が加わっても、その外力から回路部25及び電池部32を保護することができる。回路部25及び電池部32は、それらが有する機能を発揮しやすい。
なお、回路部25及び電池部32に対し、シート部33を挟んで、同シート部33の厚み方向における反対側に、上記図9の変形例と同様の補強板55が配置されてもよい。この場合には、回路部25及び電池部32を保護する性能をさらに高めることができる。
・図8に示す第2実施形態の構成に加え、処理部26及び伝送部31の少なくとも一方を覆う保護カバーが設けられてもよい。
図13は、処理部26及び伝送部31の両方が共通の保護カバー58によって覆われた変形例を示している。このようにすると、センサユニット20に対し外力が加わった場合に、その一部を保護カバー58によって受け止め、処理部26や伝送部31に対し外力が直接加わるのを保護カバー58によって規制することができる。
なお、図示はしないが、処理部26と伝送部31とが別々の保護カバーによって覆われてもよい。
上記保護カバー58としては、高い強度を有するものが望ましく、例えば、樹脂によって形成されたものが用いられてもよい。また、処理部26の保護カバー58として、金属によって形成されたものが用いられてもよい。この場合には、外部電磁界により回路構成部にノイズが混入することによる影響、例えば検出値を変動させること、を抑え込む効果、いわゆるシールド効果が期待できる。なお、この場合には、保護カバー58が電池部32のグラウンドに接続されることが望ましい。
同様の効果を得るために、配線部とは異なる箇所にシールド層が形成されてもよい。シールド層としては、例えば、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の樹脂材料からなる基材上に、銅、ニッケル、銀、アルミニウム、金等の金属材料からなる金属層を積層したものを用いることができる。
例えば、図12において二点鎖線で示すように、補強板55上にシールド層59が形成されてもよい。この場合、上記と同様に、シールド層59が電池部32のグラウンドに接続されることが望ましい。また、図13における保護カバー58が金属製である場合には、その保護カバー58に対し、シート部33を挟んで同シート部33の厚み方向における反対側(図13では左側)にシールド層が形成されてもよい。この場合、シート部33の厚み方向における両側から回路構成部をシールドすることができる。
・図14に示すように、検出部として、上述した検出部21に加え、同検出部21と同様の構成を有する検出部61が新たに設けられてもよい。図14は、検出部61が1つ設けられた例を示しているが、複数設けられてもよい。
この場合、シート部33には、検出部21が配置される部分33aと、検出部61が配置される部分33bと、回路部25(処理部26、伝送部31)及び電池部32が配置される部分33cとが形成される。部分33a及び部分33bは部分33cに対し、配線部62,63が形成された屈曲可能部34を介して電気的に接続される。表現を変えると、シート部33における屈曲可能部34は、検出部21,61と回路部25との配列方向における中間部分に形成される。
図14の変形例では、部分33aが部分33cと同一方向へ延び、部分33bが部分33cの延びる方向に対し直交する方向へ延びている。これに代えて、図示はしないが、部分33cに対し、部分33a及び部分33bの少なくとも一方が、90°とは異なる角度で傾斜してもよい。
この変形例のセンサユニット20は、屈曲可能部34において屈曲させられることにより、被取付部41の外形形状に沿った形状に変形可能である。そして、部分33aと部分33bとは、被取付部41の異なる面に対し貼付けられる。そのため、被取付部41に対し押圧力が互いに異なる複数方向から加えられる場合、検出部21,61によってそれぞれの押圧力を検出することができる。
<第1及び第2実施形態に共通する事項>
・センサユニット20が取付けられる被取付部41は、複数の平面又は曲面を有するものであればよい。従って、被取付部41としては、上述した家具、棚、箱の他にも、工具、ロボットハンド等であってもよい。例えば、工具の握りの部分、あるいはロボットハンドの指先部分に検出部21が位置するように配置することで把持圧を検出することが可能である。
・検出部21をシート部33に対し脱着可能に取付ける一方、その検出部21に検出側コネクタ部を接続し、回路部25(処理部26)に、上記検出側コネクタ部が結合される本体側コネクタ部を接続してもよい。このようにすると、検出部21をシート部33に脱着すること、及び検出側コネクタ部を本体側コネクタ部に脱着することとにより、検出部21を交換可能にすることができる。
・電池部32が省略されてもよい。この場合には、センサユニット20の外部に配置された電源あるいは被取付部41側から電力供給を受けることになる。
・検出部21として、柔軟性を有し、かつ押圧力を検出できるものであることを条件に、上述した静電容量式の圧力センサとは異なるタイプの圧力センサ、例えば抵抗式圧力センサあるいは歪ゲージが用いられてもよい。
・被取付部41が、磁石の吸着する金属によって形成されている場合には、柔軟性を有する磁石シートが用いられ、これがシート部33に取付けられてもよい。このようにすると、磁石シートを被取付部41に吸着させることにより、センサユニット20を被取付部41に取付けることができる。
なお、第1及び第2実施形態では、検出部21として静電容量の変化により押圧力を検出する圧力センサが用いられているため、磁石シートの磁界によって検出値が影響を受けるおそれはない。また、静電容量式に代えて、抵抗式の圧力センサが用いられても同様に磁石シートから磁界の影響を受けるおそれがない。
・屈曲可能部34に接着層が形成されて、屈曲可能部34においてセンサユニット20が被取付部に貼付けられてもよい。
・センサユニット20における屈曲可能部34の数及び位置が、次の条件を満たす範囲内で変更されてもよい。その条件とは、検出部21、処理部26及び伝送部31の少なくとも2つが対象機能部とされる。そして、隣り合う対象機能部が、それらの配列方向へ互いに離間させられた状態でシート部33上に配置されることである。この場合、シート部33の両対象機能部間となる箇所が屈曲可能部34として設定される。
・センサユニット20における補強板55の数及び位置が、次の条件を満たす範囲内で変更されてもよい。その条件とは、補強板55が、処理部26及び伝送部31の少なくとも1つに対し、シート部33を挟んで、同シート部33の厚み方向における反対側に配置されることである。
・センサユニット20における接着層35,35a,35bの数及び位置が、次の条件を満たす範囲内で変更されてもよい。その条件とは、接着層35,35a,35bが検出部21、処理部26及び伝送部31の少なくとも1つに対し、シート部33を挟んで、同シート部33の厚み方向における反対側に形成されることである。
20…センサユニット
21,61…検出部
26…処理部
27…パターン抽出部
28…記憶部
29…認証部
31…伝送部
33…シート部
34…屈曲可能部
35,35a,35b…接着層
55…補強板
57…ストッパ
58…保護カバー

Claims (6)

  1. 柔軟性を有し、かつ押圧力を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果を処理する処理部と、
    前記処理部の処理結果を外部へ伝送する伝送部と、
    柔軟性を有し、かつ前記検出部、前記処理部及び前記伝送部が並べられた状態で配置されるシート部と
    を備え、前記検出部、前記処理部及び前記伝送部の少なくとも2つを対象機能部とした場合において、隣り合う対象機能部は、両対象機能部の配列方向へ互いに離間させられた状態で前記シート部上に配置され、前記シート部の両対象機能部間となる箇所は、同シート部の厚み方向に屈曲し得る屈曲可能部を構成しているセンサユニット。
  2. 前記処理部は、前記検出部に加えられ、かつ時間とともに変化する押圧力から押圧のパターンを抽出するパターン抽出部と、前記パターン抽出部により抽出された押圧のパターンを記憶する記憶部と、前記記憶部へのパターン記憶後に前記パターン抽出部により抽出された押圧のパターンを、前記記憶部に記憶されている押圧のパターンと照合して認証を行なう認証部とを備えている請求項1に記載のセンサユニット。
  3. 前記検出部、前記処理部及び前記伝送部の少なくとも1つに対し、前記シート部を挟んで、同シート部の厚み方向における反対側には、同シート部よりも硬質の補強板が配置されている請求項1又は2に記載のセンサユニット。
  4. 前記検出部、前記処理部及び前記伝送部の少なくとも1つに対し、前記シート部を挟んで、同シート部の厚み方向における反対側には、接着層が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサユニット。
  5. 前記配列方向における前記屈曲可能部の両側の前記対象機能部は、前記厚み方向における前記シート部の同一側に配置されており、
    両対象機能部間であって、前記配列方向に互いに離間した2箇所には、前記屈曲可能部の屈曲に伴い互いに接触して屈曲を規制するストッパが設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のセンサユニット。
  6. 前記処理部及び前記伝送部の少なくとも一方を覆う保護カバーが前記シート部に取付けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のセンサユニット。
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