JP2015095696A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015095696A
JP2015095696A JP2013232665A JP2013232665A JP2015095696A JP 2015095696 A JP2015095696 A JP 2015095696A JP 2013232665 A JP2013232665 A JP 2013232665A JP 2013232665 A JP2013232665 A JP 2013232665A JP 2015095696 A JP2015095696 A JP 2015095696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
pressing operation
lock mode
display
specific function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013232665A
Other languages
English (en)
Inventor
英和 加納
Hidekazu Kano
英和 加納
宏明 北田
Hiroaki Kitada
宏明 北田
貴文 井上
Takafumi Inoue
貴文 井上
斉藤 誠人
Masato Saito
誠人 斉藤
森 健一
Kenichi Mori
健一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2013232665A priority Critical patent/JP2015095696A/ja
Publication of JP2015095696A publication Critical patent/JP2015095696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、セキュリティを保ちつつ、即座に機能を実行させることができる表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】制御部は、ロックモードの動作中に、押圧操作検出部が押圧操作を検出した場合、ロックモードで動作したまま所定の機能のうち特定の機能の制限を解除し、該特定の機能を実行する。所定の機能は、秘密にされるべき情報を用いるものを含み、ロックモードでは実行されない。すなわちロックモードではセキュリティは保たれている。特定の機能は、秘密にされるべき情報を用いず、かつ即時に実行されることが望ましいものである。特定の機能は、ロックモードの動作中に押圧操作が検出されると、制御部がロックモードで動作したままであっても制限が解除されて、実行される。従って、ユーザは、セキュリティが保たれている状態であるロックモードのまま、特定の機能を、押圧操作を行うだけで即座に表示装置に実行させることができる。

【選択図】 図8

Description

本発明は、表示部と、受け付けた操作に応じて表示部の表示内容を変更する制御部と、を備える表示装置に関するものである。
従来、表示部と、受け付けた操作に応じて表示部の表示内容を変更する制御部と、を備えた表示装置が知られている。ユーザは、操作入力を行うことにより、表示部の表示内容を変更させる。
例えば、特許文献1に示す携帯端末は、表示部と、制御部と、タッチ操作を受け付けるためのタッチセンサとを備えている。特許文献1に示す携帯端末は、タッチ操作をタッチセンサで受け付けると、アンロックパターンの入力画面(ロック解除画面)を表示する。そして、特許文献1に示す携帯端末は、アンロックパターンの入力画面が表示されている最中にアンロックパターンの操作(ロック解除操作)が行われると、複数のアイコンを表示部に表示する。そして、ユーザは、タッチしたままアイコンに向けて指を移動させる操作を行うことにより、該アイコンに対応付けられたアプリケーションを実行させる。
このように、特許文献1に示す携帯端末は、アンロックパターンの設定がされている状態であるロック状態の場合、ロック解除操作がされない限りアプリケーションを実行することがなく、セキュリティが保たれている。これにより、個人情報など秘密にすべき情報を用いたアプリケーションは、特定のユーザのみにしか実行されない。
一方、ユーザは、アンロックパターンの設定がされていないロック解除状態の携帯端末に対しては、ロック解除操作を割愛できるため、即座にアプリケーションを実行させることができる。
特開2013−25357号公報
しかしながら、ユーザは、ロック状態の携帯端末に対しては、ロック解除画面を表示させ、かつロック解除操作を行わなければならないため、即座にアプリケーション(機能)を実行させることができない。
また、ロック解除状態の携帯端末は、ロック解除操作の入力なしに機能の実行が可能であるため、どんなユーザであっても機能を実行できてしまい、セキュリティが保たれていない。
そこで、本発明は、セキュリティを保ちつつ、即座に機能を実行させることができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、筐体と、表示部と、所定の機能が制限されている状態であるロックモードと、該所定の機能の制限を解除した状態であるロック解除モードと、のいずれかの動作モードで動作し、前記表示部に前記ロックモードの解除用画面を表示させて、ロック解除操作を受け付ける制御部と、を備える。
そして、本発明の表示装置は、前記筐体に対する押圧操作を検出する押圧操作検出部、をさらに備え、前記制御部は、前記ロックモードの動作中に、前記押圧操作検出部が押圧操作を検出した場合、前記ロックモードで動作したまま前記所定の機能のうち特定の機能の制限を解除し、該特定の機能を実行する。
制御部は、例えば、表示部に対する所定のタッチ操作(パスワード入力など)をロック解除操作としてタッチパネルで受付けてもよい。
所定の機能は、例えば個人情報など秘密にされるべき情報を用いるものを含む。特定の機能は、例えば秘密にされるべき情報を用いず、かつ即時に実行されることが望ましいものである。
所定の機能は、ロックモードでは、実行されない。すなわち、セキュリティは、ロックモードでは、秘密にされるべき情報を用いる所定の機能が実行されないことにより、保たれている。一方、所定の機能のうち特定の機能は、ロックモードの動作中に押圧検出部が筐体に対する押圧操作を検出すると、制御部がロックモードで動作したままであっても、制限が解除されて、実行される。
従って、ユーザは、セキュリティが保たれている状態であるロックモードのまま、特定の機能を、押圧操作を行うだけで即座に表示装置に実行させることができる。
なお、特定の機能の制限を解除して実行するトリガは、所定時間継続する押圧操作を受け付けたことでもよいし、複数回の押圧操作を受け付けたことでもよい。
また、特定の機能の制限を解除して実行するトリガは、押圧操作が継続する時間、押圧操作の回数、押圧操作がなされるタイミングなどを組み合わせたパターンに対応する押圧操作を受け付けたこととしてもよい。
また、特定の機能は、表示部に何も表示させずに、実行されてもよい。
また、前記押圧操作検出部は、キラル高分子によって形成された圧電フィルムを有してもよい。
キラル高分子は、主鎖が螺旋構造を有する。キラル高分子は、圧電フィルムが押圧されると電荷を発生する。キラル高分子の圧電特性は、分子の構造に起因するため、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の強誘電体のポリマーに比べて、ポーリングを不要とする。
前記キラル高分子は、L型ポリ乳酸であってもよい。
ポリ乳酸(PLA)は、キラル高分子の中でも圧電出力定数が高い。特に一軸方向に延伸されたL型ポリ乳酸(PLLA)は、ポリ乳酸の中でも圧電出力定数が高い。圧電出力定数が高い材料を用いることにより、押圧操作検出部は、感度よく押圧操作を受け付けることができる。また、ポリ乳酸は、PVDF等のように、焦電性が極小さい。したがって、ポリ乳酸によって形成された圧電フィルムは、指の温度が伝わってしまう押圧操作検出部の構成として好適である。
この発明によれば、表示装置は、セキュリティが保たれている状態であるロックモードの動作中に押圧操作が行われると、ロック解除操作の受付を必要とせず、ロックモードで動作したまま特定の機能を即座に実行することができる。
実施形態1に係る携帯端末1の外観斜視図である。 実施形態1に係る携帯端末1のA−A断面図である。 静電センサ12の平面図である。 実施形態1に係る携帯端末1の構成の一部を示すブロック図である。 制御部14の動作を示すフローチャートである。 制御部14の動作を示すフローチャートである。 制御部14の動作を示すフローチャートである。 待機モードで動作する制御部14が所定のアプリケーションプログラムを即座に実行する概念を説明するための図である。 制御部14の変形例1に係る制御部14Aの動作を示すフローチャートである。 制御部14の変形例2に係る制御部14Bの動作を示すフローチャートである。
本発明の実施形態1に係る携帯端末1について、図1乃至図4を用いて説明する。図1は、携帯端末1の外観斜視図である。図2は、携帯端末1のA−A断面図である。図3は、静電センサ12の平面図である。図4は、携帯端末1の構成の一部を示すブロック図である。
携帯端末1は、図1に示すように、略直方体形状の筐体30を備える。筐体30の表面は開口している。なお、以下では、図1に示すX方向を筐体30の幅方向とし、Y方向を高さ方向とし、Z方向を厚み方向として説明する。また、本実施形態では、筐体30の幅が、筐体30の高さよりも短い場合を示している。しかしながら、筐体30は、幅と高さが同じ長さであっても、幅が高さより長くてもよい。
表示入力部10は、筐体30の開口部分を介して外部に露出している。これにより、筐体30のZ側の面は操作面となる。
筐体30の操作面のうち、表示入力部10より下側(−Y側)には、ボタン50が配置されている。ただし、ボタン50は、筐体30の操作面に限らず、筐体30の他の面に配置されていてもよい。ボタン50は、押下又はタッチされるとON信号を出力する。
筐体30は、図2に示すように、内部に表示入力部10及び演算回路モジュール40を配置する。演算回路モジュール40と表示入力部10とは、厚み方向に順に配置される。
表示入力部10は、図2に示すように、表示部11、静電センサ12、圧電センサ20及び絶縁フィルム124を備える。表示部11、静電センサ12、及び圧電センサ20は、筐体30の表面側から視て、それぞれ略同じ形状である。
表示部11は、図2に示すように、液晶パネル111、表面偏光板112、背面偏光板113、及びバックライト114を備える。
バックライト114、背面偏光板113、液晶パネル111、圧電センサ20、絶縁フィルム124、静電センサ12、及び表面偏光板112は、厚み方向に順に配置される。ただし、圧電センサ20と静電センサ12とは逆の配置であっても構わない。
静電センサ12は、図2及び図3に示すように、ベースフィルム121、複数の静電容量検出電極122、及び複数の静電容量検出電極123を備える。
ベースフィルム121は、透光性及び所定の誘電率を有する材質からなる。複数の静電容量検出電極122、及び複数の静電容量検出電極123は、それぞれ長尺状であり、透光性を有する導電性材料からなる。複数の静電容量検出電極122は、ベースフィルム121の第1主面(+Z側の面)に、所定の間隔で配列形成されている。複数の静電容量検出電極123は、ベースフィルム121の第2主面(−Z側の面)に、所定の間隔で配列形成されている。複数の静電容量検出電極122の配列方向と、複数の静電容量検出電極123の配列方向とは、ベースフィルム121の第1主面又は第2主面の法線方向から視ると、略直交するように設定される。
静電センサ12に指が近づくと、静電容量は変化する。そこで、位置検出部13は、静電容量が変化した静電容量検出電極122と静電容量検出電極123との組を特定することにより、タッチ位置を検出する。ただし、静電容量の変化は、指が表面偏光板112に実際に接触していなくても、検出可能である。また、タッチ位置の検出は、静電センサ12の代わりに、指の表面偏光板112への接近を検出する光センサを用いても可能である。
位置検出部13は、タッチ位置を検出すると、該タッチ位置の情報を制御部14に出力する。
圧電センサ20は、図2に示すように、圧電フィルム201、圧電検出電極202、及び圧電検出電極203を備える。
圧電フィルム201、圧電検出電極202、及び圧電検出電極203は、それぞれ平膜形状である。
圧電検出電極202は、圧電フィルム201の第1主面(+Z側の面)に、形成されている。圧電検出電極203は、圧電フィルム201の第2主面(−Z側の面)に、形成されている。圧電検出電極202及び圧電検出電極203は、それぞれITO、ZnO、ポリチオフェンを主成分とする有機電極、ポリアニリンを主成分とする有機電極、銀ナノワイヤ電極、カーボンナノチューブ電極のいずれかで形成されているため、透光性を有する。
圧電フィルム201は、例えば一軸延伸されたポリ乳酸からなり、透光性を有する。また、圧電フィルム201は、−Z方向に押圧されると、第1主面及び第2主面に電荷を発生させる。圧電検出電極202と圧電検出電極203との間の電位差は、圧電フィルム201の第1主面及び第2主面に電荷が発生することにより、生じる。また、この電位差のレベル(例えばmV)は、圧電フィルム201の押圧量(又は押込量。例えば数十μm)に対応する。したがって、圧電検出電極202と圧電検出電極203との間の電位差のレベル(mV)を求めることにより、圧電センサ20に対する押圧操作の有無及び押圧量(μm)を求めることが可能となる。
圧電フィルム201は、キラル高分子から形成されるフィルムである。キラル高分子として、本実施形態では、ポリ乳酸(PLA)、特にL型ポリ乳酸(PLLA)を用いている。PLLAは、一軸延伸されている。
PLLAは、圧電定数が高分子の中で非常に高い部類に属するため、圧電センサ20に適している。
また、PLLAには、他の強誘電性の圧電体(PVDF等)と異なり、焦電性がない。したがって、PLLAは、表示入力部10の圧電センサ20のように、タッチ操作により指の温度が伝わってしまう構成に適している。
また、PLLAは、キラル高分子からなるため、PVDF等より高い透光性を有する。したがって、PLLAは、表示入力部10の圧電センサ20のように、バックライト114より+Z側に配置される構成に適している。
ただし、本実施形態において圧電フィルム201としてPLLAを用いることは必須ではない。圧電センサ20は、例えばPVDFからなる圧電フィルム201を用いてもよい。
圧電センサ20は、圧電検出電極202と圧電検出電極203との間の電位差をセンサ信号として出力する。圧電センサ20から出力されたセンサ信号は、図4に示すように、圧電センサ結果検出部21に入力される。圧電センサ結果検出部21は、入力されたセンサ信号のレベルLSS(mV)を求める。圧電センサ結果検出部21は、求めたレベルLSSに応じて圧電センサ20に対する押圧操作の有無を判断する。例えば、圧電センサ結果検出部21は、レベルLSSが20mV未満であれば、表示入力部10の圧電センサ20に対して押圧操作がされていないと判断する。圧電センサ結果検出部21は、レベルLSSが20mV以上であれば、表示入力部10の圧電センサ20に対して押圧操作がされていると判断する。圧電センサ結果検出部21が閾値により押圧操作の有無を判断するため、表示入力部10に対するタッチ操作と押圧操作とを区別しやすくなる。圧電センサ結果検出部21は、押圧操作の有無の情報を制御部14に出力する。ただし、操作面に対する−Z方向の押圧操作を検出することは本発明において必須ではない。例えば圧電センサ20は、筐体30の側面にかかる押圧操作を検出するように筐体30の内部に配置されていてもよい。
表示部11の説明に戻り、バックライト114から出力された光は、背面偏光板113、液晶パネル111、圧電センサ20、絶縁フィルム124、静電センサ12、及び表面偏光板112を順に通過する。液晶パネル111は、表示制御部15の制御により、届いた光をそのまま、又は、振動方向を変えて(偏光させて)透過させる。このように、表示部11の表示内容は、バックライト114及び液晶パネル111を制御することにより、変更される。
圧電センサ20は、透光性を有するため、バックライト114より+Z側に配置されても、バックライト114からの光の透過を阻害しない。ただし、表示部11が本発明において必須の構成ではないため、圧電センサ20が透光性を有することは必須ではない。
以上のように、制御部14は、表示入力部10に対するタッチ位置の情報、及び押圧操作の有無の情報が入力される。また、制御部14は、ボタン50からON信号が入力される。制御部14は、これら入力された情報に基づいて様々な処理を行う。例えば、表示制御部15は、制御部14から出力された表示に関する処理の情報に基づいて、表示部11の表示内容を変更する。すなわち、携帯端末1は、所謂、GUI(;Graphical User Interface)を実現する。
このような携帯端末1によって、ユーザは、ロックモードのセキュリティレベルを確保しつつ、特定のアプリケーションプログラム(以下、APPと称す。)を即座に実行させることができるようになる。
ロックモードとは、制御部14の動作モードの1つである。携帯端末1は、例えば、ロックモード、及びロック解除モードを有する。制御部14は、ロック解除モードでは、携帯端末1に記憶されるAPPの全てのAPPを実行可能とした状態で動作する。すなわち、携帯端末1に記憶される全てのAPPは、ロック解除モードでは、実行が制限されていない。制御部14は、ロックモードでは、携帯端末1に記憶されるAPPのうち、1又は2以上のAPPの実行を制限した状態で動作する。以下、ロックモードで実行が制限されるAPPをLAPPと称す。LAPPは、個人情報など秘密にされるべき情報を用いるAPP(例えば電話帳APP及びメールAPP)を含む。
制御部14の動作について、図5、図6、図7、及び図8を用いて説明する。図5は、ロックモードにおける制御部14の動作を示すフローチャートである。図6は、即時実行処理における制御部14の動作を示すフローチャートである。図7は、ロック解除モードにおける制御部14の動作を示すフローチャートである。図8は、ロックモードで動作する制御部14が特定のAPPを即座に実行する例を示す図である。
図5に示すフローチャートは、ロックモードで動作する制御部14が圧電センサ結果検出部21から押圧操作がある旨の情報を取得したこと、又は、ボタン50からON信号を取得したことによって、始まる。
なお、制御部14は、ロックモードでは、操作入力がないと、表示入力部10の表示がOFFとなるように表示制御部15を制御している。
まず、制御部14は、ユーザが行った操作の入力の種類を判定する(S1)。具体的には、制御部14は、圧電センサ結果検出部21から情報が入力されたのか、又はボタン50からON信号が入力されたのかを判断して、ユーザが行った操作の入力の種類を判定する。制御部14は、圧電センサ結果検出部21から押圧操作がある旨の情報が入力された場合、表示入力部10に対して押圧操作があったと判定して(S1:押圧操作)、ステップS10に進む。制御部14は、ボタン50からON信号が入力された場合、ボタン50が押下される操作があったと判定して(S1:ボタン押下)、ステップS2に進む。
制御部14は、表示入力部10に対して押圧操作があったと判定した場合(S1:押圧操作)、即時実行処理を行う(S10)。
即時実行処理について図6を用いて説明する。
制御部14は、即時実行処理として、ロックモードで実行が制限されていたLAPPのうちの1つのLAPPの実行制限を解除する(S11)。以下、実行制限が解除されたLAPPをIAPPと称す。IAPPは、個人情報など秘密にされるべき情報を用いず、かつ即時に実行させることが望ましいLAPPである。IAPPは、例えば不図示のカメラセンサを用いて写真を撮影する写真撮影APP、不図示のマイクを用いて音声を録音するボイスレコードAPP、又は不図示のスピーカを用いて警報音を鳴らす警報音発報APPである。なお、ユーザは、携帯端末1のGUIを介して、いずれのLAPPをIAPPとするかについて設定してもよい。
そして、制御部14は、IAPPを実行する(S12)。制御部14は、実行するIAPPが表示機能を必要とする場合、表示制御部15に表示内容に関する情報を出力する。
そして、制御部14は、IAPPの実行が終了したか否かを判断する(S13)。制御部14は、IAPPの実行が終了した場合(S13:YES)、ステップS14に進む。制御部14は、IAPPの実行が終了していない場合(S13:NO)、当該IAPPの実行が終了するまで待機する。
なお、制御部14は、ユーザから実行終了を示す操作入力をトリガとして、実行しているIAPPを終了してもよいし、実行されているIAPP自身から終了通知を受け取ることにより、当該IAPPを終了してもよい。さらには、制御部14は、所定時間(例えば1分間)、ユーザからの操作を表示入力部10又はボタン50で受け付けない場合、実行しているIAPPを終了してもよい。
制御部14は、IAPPの実行が終了した場合(S13:YES)、当該IAPPの実行を制限する(S14)。即時実行処理は、ステップS14に示す処理で終わるが、制御部14は、引き続きロックモードで動作する。
図5に示すフローチャートの説明に戻り、制御部14は、ユーザが行った操作がボタン50の押下であると判定すると(S1:ボタン押下)、ロック解除画面を表示する(S2)。ロック解除画面は、例えば、数字列からなるパスワード入力の操作指示を表示する。
そして、制御部14は、表示入力部10に対してユーザがロック解除操作の入力を行ったか否かを判断する(S3)。ロック解除操作は、例えばユーザが所定のパスワードを入力することにより行われる。制御部14は、ロック解除操作が入力されたと判断した場合(S3:YES)、ロック解除モードに遷移する。制御部14は、ロック解除操作が入力されたと判断しなかった場合(S3:NO)、ロック解除操作を受け付けるまで待機する。
ロック解除モードにおける制御部14の動作について、図7を用いて説明する。
まず、制御部14は、ロック解除モードでは、ホーム画面を表示する処理の情報を表示制御部15に出力する(S21)。ホーム画面では、例えば複数のアイコンが表示される。携帯端末1は、これらアイコンの表示位置がタッチされると、タッチされたアイコンに対応付けられたAPPを実行する。
制御部14は、所定時間(例えば1分間)、ユーザからの操作を受け付けない場合(S22:YES)、ロックモードに遷移する。ただし、制御部14は、表示入力部10又はボタン50でロックモードに遷移させることを示す操作を受付けることにより、ロックモードに遷移してもよい。制御部14は、所定時間内にユーザからの操作を受付けた場合(S22:NO)、所定時間継続して操作を受け付けなくなるまで待機する。
以上のように、制御部14は、ロックモードの動作中に、表示入力部10に対して、押圧操作がなされると、1つのLAPPの実行制限を解除して、当該LAPP(IAPP)を実行する。
ロックモードの動作中に押圧操作を受付けてIAPPを実行する例について、図8を用いて説明する。
制御部14は、ロックモードで動作する携帯端末1の表示入力部10に対して、ユーザが押圧操作を行うと、IAPPとしてボイスレコードAPPの実行制限を解除して、ボイスレコードAPPを実行する。すると、表示入力部10は、消灯状態から点灯し、ボイスレコードAPPに対応したボイスレコード画面を表示する。ただし、ボイスレコード画面を表示することは、本実施形態において必須の構成ではない。例えば、携帯端末1は、表示入力部10の表示を消灯にしたまま、マイクと録音の機能だけを動作させる。
上述のように、秘密にすべき情報を用いたLAPPは、制御部14がロック解除モードに遷移しない限り、実行されることがない。制御部14は、図8に示す例において、ロックモードからロック解除モードに遷移することなく、秘密にすべき情報を用いないボイスレコードAPPを実行する。したがって、ユーザは、携帯端末1のセキュリティを確保しつつ、1回の押圧操作だけで即座にボイスレコードAPPを実行させることができる。
また、押圧操作は、表示入力部10を押し込むことにより行われるため、ユーザが誤って表示入力部10をタッチしただけでは、携帯端末1に受付けられない。従って、携帯端末1は、ユーザの意図しないタッチ操作によって、ボイスレコードAPPを実行することがない。さらに、押圧操作の検出感度は、押圧操作があるか否かを判断するために用いられるレベルLSSの閾値(20mV)を調整することにより、個人差及び使用環境に合わせて調整可能である。
なお、制御部14は、IAPPの実行が終了し、当該IAPPの実行を制限(S14)した後に、ステップS2に進み、ロック解除画面を表示してもよい。この場合、ユーザは、IAPPの実行が終了した後、ロック解除操作を行うことにより、ホーム画面に表示されるアイコンに対応付けられた様々なAPPを携帯端末1に続けて実行させることができる。
また、制御部14は、ロックモードにおいて、ロック解除画面を表示しているとき(S2)、表示入力部10に対する押圧操作を受け付けると、ステップS10に示す即時実行処理を実行してもよい。
以上の例では、即時実行処理を開始するトリガは、1回の押圧操作の入力であったが、以下のようなものでもよい。
図9は、制御部14の変形例1に係る制御部14Aの動作を示すフローチャートである。制御部14Aは、動作が異なる点において、制御部14と相違する。従って、制御部14と重複する構成及び動作の説明は省略する。
図9に示すフローチャートは、即時実行処理を開始するトリガ及びロック解除モードに遷移するトリガが異なる点において、図5に示すフローチャートと相違する。
制御部14Aは、表示入力部10に対して押圧操作が行われたと判断した場合(S1:押圧操作)、ステップS4に進む。制御部14Aは、ステップS4に進むと、所定時間内に表示入力部10に対して再び押圧操作が行われたか否かを判断する。より具体的には、制御部14Aは、押圧操作がある旨の情報を取得した時点から所定時間内(例えば1秒間)に、いったん押圧操作がない旨の情報を取得し、その後、再び押圧操作がある旨の情報を圧電センサ結果検出部21から取得できたか否かを判断する(S4)。制御部14Aは、所定時間内に表示入力部10に対して再び押圧操作が行われたと判断した場合(S4:YES)、即時実行処理を開始する(S10)。制御部14Aは、所定時間内に表示入力部10に対して再び押圧操作が行われなかったと判断した場合(S4:NO)、ロック解除画面を表示する(S2)。
このように、制御部14Aは、表示入力部10に対して2回の押圧操作が連続して行われると、即時実行処理を実行する。従って、制御部14Aは、ユーザが意図せず表示入力部10を1度押圧してしまっても、IAPPを実行せず、ユーザの誤操作を防止する。
なお、即時実行処理を開始するトリガは、即座に操作入力が可能な範囲で3回以上の押圧操作が入力されることとしてもよい。
また、即時実行処理を開始するトリガは、所定回数の押圧操作が入力されることだけでなく、所定時間継続する押圧操作が入力されることであってもよい。例えば、制御部14Aは、圧電センサ結果検出部21から押圧操作がある旨の情報を2秒間継続して取得できた場合、即時実行処理を開始する。
さらには、即時実行処理を開始するトリガは、押圧操作が継続する時間、押圧操作の回数、及び押圧操作が与えられたタイミングを組み合わせたパターンに適合した操作を受け付けることとしてもよい。
また、上述のパターンは、位置検出部13が検出するタッチ位置も含めてもよい。例えば、制御部14Aは、2箇所のタッチ位置を検出し、かつ所定回数の押圧操作がある場合、即時実行処理を実行してもよい。
次に、図10は、制御部14の変形例2に係る制御部14Bの動作を示すフローチャートである。制御部14Bは、即時実行処理における動作が異なる点において、制御部14と相違する。従って、制御部14と重複する構成及び動作の説明は省略する。
図10に示すフローチャートは、押圧された位置に応じて異なるIAPPを実行する点において、図6に示すフローチャートと相違する。具体的には、図10に示すフローチャートは、ステップS11及びステップS12のそれぞれの処理を実行せず、ステップS15乃至ステップS19の処理を実行する点において、図6に示すフローチャートと相違する。
まず、制御部14Bは、押圧された位置として、タッチ位置の情報を位置検出部13から取得し、該タッチ位置が表示入力部10の表示領域における所定領域内(例えば、上側半分の表示領域)に属するか否かを判断する(S15)。制御部14Bは、タッチ位置が表示入力部10の所定領域内に属する場合(S15:YES)、写真撮影APPの実行制限を解除し(S16)、写真撮影APPを実行する(S17)。
制御部14Bは、タッチ位置が表示入力部10の所定領域内に属しない場合(S15:NO)、ボイスレコードAPPの実行制限を解除し(S18)、ボイスレコードAPPを実行する(S19)。
そして、制御部14Bは、写真撮影APP又はボイスレコードAPPの実行が終了したか否かを判断する(S13)。
これにより、ユーザは、携帯端末1のセキュリティを確保しつつ、2つのLAPPから実行させたいLAPPを選択しながらも、即座に選択したLAPP(IAPP)を携帯端末1に実行させることができる。
なお、制御部14Bは、表示入力部10の表示領域を所定領域内と所定領域外と2つの領域に分けてタッチ位置を検出するのではなく、即座に操作入力が可能な範囲で、表示入力部10の表示領域を3つ以上の領域に分けて、タッチ位置が属する領域と押圧操作とに応じてIAPPを実行してもよい。
1…携帯端末
10…表示入力部
11…表示部
12…静電センサ
13…位置検出部
14,14A,14B…制御部
15…表示制御部
20…圧電センサ
21…圧電センサ結果検出部
30…筐体
40…演算回路モジュール
50…ボタン
111…液晶パネル
112…表面偏光板
113…背面偏光板
114…バックライト
121…ベースフィルム
122,123…静電容量検出電極
124…絶縁フィルム
201…圧電フィルム
202,203…圧電検出電極

Claims (7)

  1. 筐体と、
    表示部と、
    所定の機能が制限されている状態であるロックモードと、該所定の機能の制限を解除した状態であるロック解除モードと、のいずれかの動作モードで動作し、前記表示部に前記ロックモードの解除用画面を表示させて、ロック解除操作を受け付ける制御部と、
    を備えた表示装置であって、
    前記筐体に対する押圧操作を検出する押圧操作検出部、をさらに備え、
    前記制御部は、前記ロックモードの動作中に、前記押圧操作検出部が押圧操作を検出した場合、前記ロックモードで動作したまま前記所定の機能のうち特定の機能の制限を解除し、該特定の機能を実行する、
    表示装置。
  2. 前記制御部は、前記ロックモードの動作中に、前記押圧操作検出部が所定時間継続して押圧操作を検出した場合、前記特定の機能の制限を解除し、該特定の機能を実行する、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記ロックモードの動作中に、前記押圧操作検出部が複数回の押圧操作を検出した場合、前記特定の機能の制限を解除し、該特定の機能を実行する、
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記ロックモードの動作中に、前記押圧操作検出部が所定パターンの押圧操作を検出した場合、前記特定の機能の制限を解除し、該特定の機能を実行する、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記ロックモードの動作中に、前記押圧操作検出部が押圧操作を検出した場合、前記表示部に何も表示させずに、前記特定の機能の制限を解除し、該特定の機能を実行する、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記押圧操作検出部は、キラル高分子によって形成された圧電フィルムを有する、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記キラル高分子は、L型ポリ乳酸である、
    請求項6に記載の表示装置。
JP2013232665A 2013-11-11 2013-11-11 表示装置 Pending JP2015095696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013232665A JP2015095696A (ja) 2013-11-11 2013-11-11 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013232665A JP2015095696A (ja) 2013-11-11 2013-11-11 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015095696A true JP2015095696A (ja) 2015-05-18

Family

ID=53197849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013232665A Pending JP2015095696A (ja) 2013-11-11 2013-11-11 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015095696A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017026364A1 (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社村田製作所 表示装置
JP2019534497A (ja) * 2016-08-25 2019-11-28 ジョン,ジェ ラク 多様なモードで作動可能なデータ処理ターミナル及びこれと関連した方法
US10528202B2 (en) 2015-07-15 2020-01-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric sensor, touch panel, touch input device, and display device
JP7404960B2 (ja) 2020-03-23 2023-12-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012114760A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 京セラ株式会社 タッチセンサを備えた電子機器
JP2013041512A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Kyocera Corp 携帯電子機器、制御方法、および、制御プログラム
JP2013156683A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Kddi Corp 押圧操作で動作モードが起動可能なユーザインタフェース装置、動作モード起動方法及びプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012114760A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 京セラ株式会社 タッチセンサを備えた電子機器
JP2013041512A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Kyocera Corp 携帯電子機器、制御方法、および、制御プログラム
JP2013156683A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Kddi Corp 押圧操作で動作モードが起動可能なユーザインタフェース装置、動作モード起動方法及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10528202B2 (en) 2015-07-15 2020-01-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric sensor, touch panel, touch input device, and display device
WO2017026364A1 (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社村田製作所 表示装置
JPWO2017026364A1 (ja) * 2015-08-07 2018-07-12 株式会社村田製作所 表示装置
US11112893B2 (en) 2015-08-07 2021-09-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Display device with piezoelectric element
JP2019534497A (ja) * 2016-08-25 2019-11-28 ジョン,ジェ ラク 多様なモードで作動可能なデータ処理ターミナル及びこれと関連した方法
JP7404960B2 (ja) 2020-03-23 2023-12-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI598767B (zh) 一種設備解鎖方法及裝置
JP5959797B2 (ja) 入力装置及び入力装置の制御方法
KR20190099386A (ko) 지문 잠금 해제 방법, 장치, 프로그램 및 기록매체
JP2015207034A (ja) 情報入力装置及び情報入力方法
WO2018133612A1 (zh) 一种事件的提示方法及移动终端
JP2015095696A (ja) 表示装置
TW201604796A (zh) 具有指紋感測功能的電子裝置及其應用程式的調用方法
JP6237890B2 (ja) 表示装置及びプログラム
WO2016152388A1 (ja) タッチ式入力装置
JP6020742B2 (ja) 電子機器、および、操作入力プログラム
WO2015050096A1 (ja) 携帯装置、および、認証プログラム
JP2017068330A (ja) 電子機器及び電子機器の動作方法
JP6326010B2 (ja) 電子機器
JP6015866B2 (ja) 携帯端末用表示装置
JP6037046B2 (ja) タッチ式入力装置及び携帯型表示装置
JP6208609B2 (ja) 携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法およびプログラム
WO2015076320A1 (ja) 表示装置及びプログラム
CN109582195A (zh) 上报按键事件的方法及装置
JP6062519B1 (ja) 電子機器及び電子機器の動作方法
JP6079895B2 (ja) タッチ式入力装置
JP6616379B2 (ja) 電子機器
JP5954502B2 (ja) 入力装置及びプログラム
JP5918420B2 (ja) 電子機器
JP5751931B2 (ja) 電子機器
TW202405648A (zh) 控制對受限的和不受限的軟體功能的存取

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180911