JPWO2015033537A1 - インダイレクトスポット溶接装置 - Google Patents

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Abstract

インダイレクトスポット溶接において、特に、重ね合わせた金属板を一方向からのみ溶接電極により加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態になっている部位の溶接を行う際でも、溶接電極の加圧力を的確に制御して、満足な強度を有するスポット溶接部を安定して得ることができるインダイレクトスポット溶接装置であって、金属板に対する溶接電極の加圧力に関して、加圧力誤差±10%の範囲内で制御できる加圧力安定領域の下限を70〜200N、上限を800〜2000Nの範囲とし、かつ溶接電極を金属板に押し当てる際に現れる加圧力のオーバーシュートOS(%)=(PL−AL)/AL×100を10%以下に制御するインダイレクトスポット溶接装置。ただし、PLは、オーバーシュート域の加圧力ピーク値(N)、ALは電極加圧時の加圧力平均値(N)である。

Description

本発明は、少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材(被溶接部材)に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には前記溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、前記溶接電極と前記給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接装置に関するものである。
自動車ボディーや自動車部品の溶接に際しては、従来から抵抗スポット溶接、その中でも、主にダイレクトスポット溶接が使用されてきた。しかし、最近では、シリーズスポット溶接やインダイレクトスポット溶接等も使用されるようになっている。
上記した3種類のスポット溶接の特徴を、図1を用いて説明する。
いずれのスポット溶接も、重ね合わせた少なくとも2枚の金属板を溶接により接合する点では変わりはない。
図1(a)は、ダイレクトスポット溶接方法を示したものである。この溶接は、同図に示すとおり、重ね合わせた2枚の金属板1、2を挟んでその上下から一対の電極3、4を加圧しつつ電流を流す。それにより、金属板1、2の抵抗発熱を利用して、点状の溶接部(ナゲット)5を得る方法である。電極3、4は、加圧制御装置6、7および電流制御装置8を備えており、これらによって加圧力と通電する電流値が制御できる仕組みになっている。
図1(b)は、シリーズスポット溶接方法を示したものである。この溶接は、同図に示すとおり、重ね合わせた2枚の金属板11、12に対し、離れた位置で、同一面側(同一方向)から一対の電極13、14を加圧しつつ電流を流す。それにより、点状の溶接部(ナゲット)15−1、15−2を得る方法である。
図1(c)は、インダイレクトスポット溶接方法を示したものである。この溶接は、同図に示すとおり、重ね合わせた2枚の金属板21、22に対し、一方の金属板21には電極23を加圧しながら押し当て、他方の金属板22には離れた位置で給電端子24を取り付け、これらの間で通電する。それにより、金属板21、22に点状の溶接部(ナゲット)25を形成する方法である。
上記した3種類の溶接方法のうち、スペース的に余裕があり、金属板を上下から挟むスペースが得られる場合には、ダイレクトスポット溶接方法が用いられる。しかし、実際の溶接に際しては、十分なスペースがなかったり、閉断面構造で金属板を上下から挟むことができない場合も多い。このような場合には、シリーズスポット溶接方法やインダイレクトスポット溶接方法が用いられる。
しかしながら、シリーズスポット溶接方法やインダイレクトスポット溶接方法を上記のような用途に使用する際には、重ね合わせた金属板は一方向からのみ電極により加圧され、その反対側は支持の無い中空の状態になっている。従って、金属板を両側から電極で挟持するダイレクトスポット溶接方法のように溶接部に局部的に高い加圧力を与えることができない。また、通電中に電極が金属板に沈み込んでいくため、電極−金属板、金属板−金属板間の接触状態が変化する。このような理由により、重ね合わせた金属板間で電流の通電経路が安定せず、溶融接合部が形成されにくいという問題があった。
上記の問題を解決するものとして、本発明者らは先に、特許文献1において、「少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接方法において、電極の加圧力および通電する電流値に関して、通電開始から2つの時間帯t,tに区分し、最初の時間帯tでは、加圧力Fで加圧しかつ電流値Cで通電したのち、次の時間帯tでは、Fよりも低い加圧力Fで加圧しかつCよりも高い電流値Cで通電することを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。」という、2段階制御になるインダイレクトスポット溶接方法を開示した。
また、本発明者らは、特許文献1に開示のインダイレクトスポット溶接方法に関して、重ね合わせた金属板の総板厚をT(mm)とし、通電開始から2つの時間帯t,tに区分される最初の時間帯tの加圧力F、電流値C、次の時間帯tの加圧力F、電流値Cをそれぞれ下記式(2.1)〜(2.4)のように限定することにより、より効果的に実施することができることを見出し、特許文献2において開示した。

1.2F≦F≦5F ・・・(2.1)
0.25C≦C≦0.85C ・・・(2.2)
35T2.3≦F≦170T1.9 ・・・(2.3)
2T0.5≦C≦5.5T0.9 ・・・(2.4)
さらに、本発明者らは、上記の技術を進展させたものとして、2段階制御から3段階制御になる「少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接方法において、電極の加圧力および通電する電流値に関して、通電開始から3つの時間帯t,t,tに区分し、最初の時間帯tでは、加圧力Fで加圧しかつ電流値Cで通電し、次の時間帯tでは、Fよりも低い加圧力Fで加圧しかつCよりも高い電流値Cで通電し、さらに次の時間帯tでは、Fと同じかまたはFよりも低い加圧力Fで加圧しかつCよりも高い電流値Cで通電することを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。」を開発し、特許文献3において開示した。
また、本発明者らは、特許文献4に開示のインダイレクトスポット溶接方法に関して、重ね合わせた金属板の総板厚をT(mm)とし、通電開始から3つの時間帯t,t,tに区分される最初の時間帯tの加圧力F、電流値C、次の時間帯tの加圧力F、電流値C、さらに次の時間帯tの加圧力F、電流値Cをそれぞれ下記式(4.1)〜(4.6)のように限定することにより、より効果的に実施することができることを見出し、特許文献4において開示した。

1.2F≦F≦3F ・・・(4.1)
0.25C≦C≦0.9C ・・・(4.2)
≦F≦3F ・・・(4.3)
0.5C≦C≦0.9C ・・・(4.4)
30T2.1≦F≦170T1.9 ・・・(4.5)
2T0.5≦C≦5.5T0.9 ・・・(4.6)
特許文献1、3にあるような、インダイレクトスポット溶接方法における溶接中の電流の制御に関しては、例えば、特許文献5に記載の各サイクル毎に電流制御できる抵抗スポット溶接制御装置を用いることで可能となる。特許文献2、4に開示の電流値の範囲は、通常の溶接装置で満たすことができる。
一方で、特許文献1、3にあるような、インダイレクトスポット溶接方法における溶接中の加圧力の制御に関しては、例えば特許文献6に開示のような、溶接通電時にリアルタイムで任意のタイミングで加圧力を制御する手段を設けたスポット溶接機を用いることにより達成可能と考えられる。そして、市販のサーボモータ加圧式の抵抗スポット溶接制御装置にはこのような機能を有するものが存在する。
しかしながら、前記の通常の抵抗スポット溶接制御装置(特許文献5、特許文献6、市販)は、電極加圧力を比較的高い値に設定することを前提に設計されている。よって、インダイレクトスポット溶接方法において好適な比較的低い加圧力の範囲で、設定加圧力を安定的に達成できるとは限らない。さらに、特許文献2、4に開示のインダイレクトスポット溶接方法においては、溶接中の加圧力を高精度に制御する必要がある。
これに対して、特許文献7においては、「基台上にワークを受けるバックバーを設けると共に、基台に固定の支持枠に、可動電極チップをバックバーに向けて下動させてワークを加圧する駆動ユニットを搭載し、ワークのインダイレクト溶接を行うようにした定置式溶接装置であって、駆動ユニットを、サーボモータを駆動源とする電動式駆動ユニットで構成するものにおいて、駆動ユニットは、運動変換機構を内蔵するケーシングを有し、ケーシング上にサーボモータが取付けられ、サーボモータの回転で運動変換機構を介して上下動されるロッドがケーシングの下方に突出し、ロッドの下端にチップホルダを介して可動電極チップが取付けられ、駆動ユニットをケーシングにおいて支持枠に上下動自在に、且つ、コイルスプリング等から成る付勢手段により下方に付勢して支持させることを特徴とする定置式インダイレクト溶接装置」に関して開示されている。
このインダイレクト溶接装置によれば、駆動ユニットを電動式としたことにより、加圧力のきめ細かな制御が可能となる。且つ通電によりワークの溶け込みを生じたとき、電動式駆動ユニット自体では可動電極チップの動作遅れが生じても、付勢手段の付勢力により可動電極チップはワークの溶け込みに追従して応答性良く動く。その結果スパッタの飛散が防止される。
しかしながら、特許文献7に開示のインダイレクト溶接装置は、基台上にワークを受けるバックバーを設けることを前提としている。可動電極の反対側が支持の無い中空の状態になっている場合のインダイレクト溶接に関しては何ら記載が無い。
さらに、特許文献7においては、サーボモータによる駆動ユニットとコイルスプリングから成る付勢手段を併設することで、加圧力のきめ細かな制御が可能となり、ワークの溶け込みを生じたとき、付勢手段の付勢力により可動電極チップが応答性良く動くとされている。しかし、このインダイレクト溶接装置は溶接中に加圧力を一定に保つ場合を前提としていると考えられる。特許文献1〜4に開示のように溶接中の加圧力を変更する場合には、サーボモータを駆動させ加圧力を制御する際に、コイルスプリングの反力と釣り合うまでサーボモータを駆動させなければならない。よって、十分な応答性が得られないばかりでなく、サーボモータを駆動させたときの慣性によりコイルスプリングが反復運動を起こし、減衰するまで安定した加圧力が得られないと考えられる。これらの点に関しては、その解決手段について特許文献7には何ら記載されていない。
特開2010−194609号公報 特開2012−035278号公報 特開2011−194459号公報 特開2012−91203号公報 特開昭63−273574号公報 特開平7−132382号公報 特許第4209570号公報
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものである。そして、少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には前記溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、前記溶接電極と前記給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接に関する。特に、重ね合わせた金属板を一方向からのみ溶接電極により加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態になっている部位の溶接を行う際でも、溶接電極の加圧力を的確に制御して、満足な強度を有するスポット溶接部(スポット溶接継手)を安定して得ることができるインダイレクトスポット溶接装置を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下の(a)〜(d)に述べる知見を得た。
(a)重ね合わせた金属板を一方向からのみ電極で加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態でインダイレクトスポット溶接を行う場合、両側から電極で挟むダイレクトスポット溶接のように高い電極加圧力を与えることができない。よって、低い加圧力の範囲において正確な加圧力の出力を安定的に達成する必要がある。その安定的に出力する必要がある加圧力の範囲は、下限が70〜200N、上限が800〜2000Nであり、この加圧力の範囲において誤差±10%の範囲内(+10%〜−10%)で制御する必要がある。
(b)溶接電極を金属板に押し当てる際に、電極の当接速度が高すぎると、加圧力のオーバーシュートが生じる。その際に過大な加圧力が瞬間的に溶接部に負荷される。特に、電極の反対側は支持の無い中空の状態でインダイレクトスポット溶接を行う場合には、溶接部の変形が顕著となり、溶接に影響を及ぼす。このオーバーシュートを式(1)のOSで表し、このOSを10%以下での制御を可能とすることが有効である。
OS(%)=(PL−AL)/AL×100 ・・・(1)
ただし、PLは、オーバーシュート域の加圧力ピーク値(N)、ALは電極加圧時の加圧力平均値(N)である。
(c)上記(a)、(b)を満足するインダイレクトスポット溶接装置の構成として、電極を直線方向に移動させて被溶接部材を加圧する駆動ユニットを搭載し、サーボモータを駆動源とする。そして、上記の加圧力の下限(70〜200N)のとき、サーボモータの出力が定格出力に対して30%以上となり、かつ溶接電極を金属板に押し当てる際の当接速度を1mm/s以上30mm/s以下とすることができる駆動ユニットを有することが好適である。
(d)さらに、特許文献1〜4に開示の溶接中の加圧力を制御する場合において、高精度な制御を達成するためには、サーボモータを駆動源として被溶接部材を加圧する駆動ユニットは、コイルスプリングなどの弾性体を介さず、十分な剛性を有するブラケット等でロボットに固定されていることが好ましい。さらには、サーボモータの出力を電極加圧力に変換する際に、駆動ユニットの摺動抵抗を十分に小さくすることが望まれる。
本発明は、上記の知見に立脚するものであり、以下の特徴を有している。
[1]少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には前記溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、前記溶接電極と前記給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接装置において、金属板に対する溶接電極の加圧力に関して、加圧力誤差±10%の範囲内で制御できる加圧力安定領域の下限を70〜200N、上限を800〜2000Nの範囲とし、かつ溶接電極を金属板に押し当てる際に現れる加圧力のオーバーシュートを式(1)のOSで表し、このOSを10%以下に制御するインダイレクトスポット溶接装置。
OS(%)=(PL−AL)×100/AL ・・・(1)
ただし、PLは、オーバーシュート域の加圧力ピーク値(N)、ALは電極加圧時の加圧力平均値(N)である。
[2]溶接電極を直線方向に移動させて被溶接部材を加圧する駆動ユニットを搭載し、該駆動ユニットはサーボモータを駆動源とし、加圧力が前記加圧力安定領域の下限のときに、サーボモータの出力が定格出力に対して30%以上となり、かつ溶接電極を金属板に押し当てる際の当接速度が1mm/s以上30mm/s以下になる前記[1]に記載のインダイレクトスポット溶接装置。
本発明においては、従来のインダイレクトスポット溶接では難しいとされた、比較的低い加圧力の範囲で、加圧力を安定的に設定することができる。したがって、特に、重ね合わせた金属板を一方向からのみ溶接電極により加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態になっている部位にインダイレクトスポット溶接を行う際でも、溶接電極の加圧力を的確に制御して、満足な強度を有するスポット溶接部(スポット溶接継手)を安定して得ることができる。
図1(a)はダイレクトスポット溶接方法、図1(b)はシリーズスポット溶接方法、図1(c)はインダイレクトスポット溶接方法の溶接要領の説明図である。 図2は本発明の一実施形態におけるインダイレクトスポット溶接装置の駆動ユニットを示す図である。 図3は本発明の一実施形態におけるインダイレクトスポット溶接装置を示す図である。 図4は実施例3において用いたインダイレクトスポット溶接装置を示す図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図2は、本発明の一実施形態におけるインダイレクトスポット溶接装置(インダイレクトスポット溶接ロボット装置)に搭載される駆動ユニットの一例を示す図である。
本発明の一実施形態では、サーボモータを駆動源として被溶接部材を加圧する駆動ユニットを搭載した、インダイレクトスポット溶接ロボット装置とする必要がある。図2に示すように、駆動ユニット30は、運動変換機構を内蔵するケーシング32を有し、ケーシング32を介して、サーボモータ31の回転運動が直進運動ロッド33による直線運動に変換され、溶接電極34(23)で被溶接部材を加圧する装置構成である。ここで、駆動ユニット30は、コイルスプリングなどの弾性体を介さず、十分な剛性を有するブラケット35等で溶接ロボットに固定されていることが好ましい。さらには、サーボモータ31の出力を加圧力に変換する際に、駆動ユニット30の摺動抵抗を十分に小さくすることが望まれる。なお、ケーシング32に内蔵される運動変換機構はボールねじ構造とすることができる。また、図2において、36は給電ケーブル、37はシャント(バイパス線)である。
そして、駆動ユニット30は、加圧力について、下限が70〜200Nの範囲、上限が800〜2000Nの範囲において、誤差±10%の範囲(+10%〜−10%)で制御可能である必要がある。さらには、加圧力が上記の下限(70〜200N)のとき、サーボモータ31の出力が定格出力の30%以上となることが望まれる。通常、サーボモータ31は定格出力に対して、30〜300%の範囲で安定的に作動すると考えられるので、定格出力に対して30%のとき加圧力が70〜200Nの範囲となり、定格出力に対して300%のとき加圧力が800〜2000Nの範囲となればよい。
言い換えれば、サーボモータ31の加圧力安定領域の下限が70〜200Nを上回ると、被溶接部材の総板厚が薄い場合にインダイレクトスポット溶接の適正加圧力範囲を満たさなくなる。一方で、サーボモータ31の加圧力安定領域の上限が800〜2000Nを下回ると、被溶接部材の総板厚が厚い場合に、インダイレクトスポット溶接の適正加圧力範囲を満たさなくなる。ちなみに、ここでは、被溶接部材の総板厚は1.0〜6.0mmを想定している。
また、図4(後述)に示されるよう、溶接電極34を金属板21(上鋼板21a)に押し当てる際に、溶接電極34の当接速度が高すぎると、加圧力のオーバーシュートを生じる。このオーバーシュートの際に過大な加圧力が瞬間的に溶接部25に負荷されるため、特に溶接電極34の反対側は支持の無い中空の状態でインダイレクトスポット溶接を行う場合には、溶接部25の変形が顕著となり、溶接に影響を及ぼす。
そこで、このオーバーシュートを式(1)のOSで表し、このOSを10%以下になるように制御することが有効である。
OS(%)=(PL−AL)/AL×100 ・・・(1)
ただし、PLはオーバーシュート域の加圧力ピーク値(N)、ALは電極加圧時の加圧力平均値(N)である。
ここで、式(1)のOSを10%以下とするには、溶接電極34を金属板21に押し当てる際の当接速度を30mm/s以下とすることが望まれる。例えば、空圧シリンダーを駆動源とした駆動ユニットの場合は、溶接電極34の移動速度を可変制御できない。このため、当接速度に合わせて移動速度を設定すると、溶接電極34の移動に時間を要するため全体の作業時間に影響し施工能率を損なう恐れがある。一方、この実施形態のように、サーボモータ31を駆動源とした駆動ユニット30の場合は、溶接電極34の移動速度を可変制御することができる。したがって、溶接電極34が被溶接部材に当接する際にのみ移動速度(当接速度)を30mm/s以下とすればよく、良好な施工能率を維持することが可能であり、生産性の面からも有効である。
一方、当接速度が1mm/sを下回ると、溶接電極を被溶接部材に当接する際の時間が長くなり過ぎるため、施工能率を大きく阻害する。よって、当接速度は1mm/s以上であることが望ましい。
次に、図3は、本発明の一実施形態におけるインダイレクトスポット溶接装置(インダイレクトスポット溶接ロボット装置)の一例を示すものである。
図3に示すように、このインダイレクトスポット溶接装置(インダイレクトスポット溶接ロボット装置)40は、上述の駆動ユニット30を多関節ロボット46に装着することで、自在に溶接位置を変更することができる。これにより、自動車部品、自動車車体などの溶接において汎用的に使用することができる。また、用途に応じて、多関節以外のロボットを適宜選択することができる。
そして、溶接電流に関しては、交流電源41から電流制御装置42(8)、1次ケーブル43、トランス44を介して、設定された溶接電流へ整流される。さらに、溶接電流は2次ケーブル45を通じて、一方は駆動ユニット30の先端に取付けられた溶接電極34、他方は金属板22に取付けられる給電端子24へ供給される。
なお、インダイレクトスポット溶接においては、上述の2次ケーブル45から構成される回路が長くなる。よって、2次側回路に流れる電気はインピーダンスを可能な限り低くするために直流であることが望ましい。すなわち、抵抗スポット溶接の電流制御装置の形式には、単相交流、インバータ交流、インバータ直流等があるが、インバータ直流形式の電流制御装置を選択することが望ましい。さらに、各サイクル毎に電流制御できる抵抗スポット溶接制御装置を用いることで、溶接中の電流の適切な制御が可能である。
加えて、図3に示すように、この実施形態におけるインダイレクトスポット溶接装置40においては、被溶接部材(金属板21、22)に対して、溶接電極34の反対側は支持の無い中空の状態とすることができる。溶接電極34の反対側で被溶接部材(金属板21、22)を支持する支持治具47に、特許文献7のようなバックバー等を取付ける必要はない。
このようにして、この実施形態においては、従来のインダイレクトスポット溶接では難しいとされた、比較的低い加圧力の範囲で、加圧力を安定的に設定することができる。したがって、特に、重ね合わせた金属板21、22を一方向からのみ溶接電極34により加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態になっている部位のインダイレクトスポット溶接を行う際でも、必要とされる電極加圧力の範囲(下限:70〜200N、上限:800〜2000N)で、電極加圧の初期の段階から正確な加圧力を安定的に出力することができる。さらに特許文献1〜4のように溶接中に加圧力を変更する場合においても、溶接電極23の加圧力を高精度に制御することができ、満足な強度を有するスポット溶接部(スポット溶接継手)を安定して得ることができる。
本発明の実施例1について述べる。
この実施例1では、図3に示したインダイレクトスポット溶接装置に搭載される、図2に示した形式の駆動ユニットを対象にして、表1のような仕様で設計された各駆動ユニット(駆動ユニット1〜5)の性能を調査した。
なお、表1において、加圧力下限とは定格出力に対して30%のときの加圧力、加圧力上限とは定格出力に対して300%のときの加圧力とした。
そして、ここでは、加圧力下限が70〜200N、加圧力上限が800〜2000Nを満足している駆動ユニット1〜4を発明例A〜Dとし、満足していない駆動ユニット5を比較例Aとしている。
Figure 2015033537
表1に示す駆動ユニット1〜5について、溶接電流を通電させない状態で、電極当接速度を20mm/sにして、設定加圧力を200Nと800Nとしたときの加圧力を10回測定し、その際の最小値と、最小値の設定値からの誤差、最大値と、最大値の設定値からの誤差を求めた。その結果を表2に示す。
Figure 2015033537
表2に示すように、最小値の設定値からの誤差、最大値の設定値からの誤差に関しては、設定加圧力200Nのとき、駆動ユニット1〜4(発明例A〜D)のいずれも、誤差±10%の範囲内であり、誤差が少なかった。一方、駆動ユニット5(比較例A)では、誤差±10%の範囲を超え、ばらつきが顕著となった。なお、加圧力800Nのときは、全ての駆動ユニット(駆動ユニット1〜5)において、誤差±10%の範囲内であった。
本発明の実施例2について述べる。
この実施例2では、上記の表1、2に示した駆動ユニット2を用いて、設定加圧力を200と800Nとして、電極当接速度を10〜80mm/sに変化させた。そして、溶接電極を金属板に押し当てる際に現れる加圧力のオーバーシュートを前述の式(1)のOSで評価した。その結果を表3に示す。
なお、ここでは、電極当接速度を10mm/s、20mm/s、30mm/sとした場合をそれぞれ発明例a、発明例b、発明例cとし、電極当接速度を40mm/s、60mm/s、80mm/sとした場合をそれぞれ比較例a、比較例b、比較例cとした。
Figure 2015033537
表3に示すように、加圧力200Nのとき、当接速度が30mm/s以下である発明例a〜cでは、OSを10%以下とすることができた。一方、当接速度が30mm/sを超えている比較例a〜cでは、OSが10%を超え、特に、当接速度80mm/sでは、OSは171%に達した。なお、加圧力800Nのときは、当接速度10〜80mm/s(発明例a〜c、比較例a〜c)において、OSは10%以下となった。
本発明の実施例3について述べる。
この実施例3では、図3に示したインダイレクトスポット溶接装置40を用いて、図4に示すようにして、鋼板(上鋼板21a、下鋼板22a)のインダイレクトスポット溶接を行った。
その際、駆動ユニットは、上記の表1、2に示した駆動ユニット1、3、5を使用し、電流制御装置8は、直流インバータ形式の電流制御装置を使用した。また、溶接電極34は、クロム銅合金を材質とし、先端に曲率半径40mmの一様な曲率を持つ形状のものを使用した。
そして、上鋼板21aとして、板厚が0.7mmで、表4に示す化学成分を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる引張強さ270MPa以上のSPC270鋼板を、また、下鋼板22aとして、板厚が1.2mmで、同じく表4に示す化学成分を含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる引張強さ270MPa以上のSPC270鋼板を、それぞれ図4に示すような凹形状の金属製支持治具47aの上に配置した。支持間隔Lを30mmとし、金属製支持治具47aの下部に給電端子24としてのアース電極24aを取付けた。その後、上方から溶接電極34で加圧し、インダイレクトスポット溶接を行った。なお、溶接電極34の当接速度は、30mm/sおよび50mm/sとした。
また、溶接条件(加圧力F、電流値C)は、表5に示すようにした。表5中、溶接条件1は加圧力F、電流値Cを通電開始から終了まで一定で実施した場合、溶接条件2は時間帯を第1段、第2段に分け、加圧力Fは第2段では第1段より低くし、かつ電流値Cは第2段では第1段より高くして、加圧力Fと電流値Cの両方を同時に制御した場合である。
Figure 2015033537
Figure 2015033537
そして、表6に示すように、実施条件として、駆動ユニットとして表1、2において発明例A、Cとした駆動ユニット1、3を用いるとともに、電極23の当接速度を30mm/sとした場合を発明例1〜4とした。これに対して、駆動ユニットとして表1、2において比較例Aとした駆動ユニット5を用いた場合を比較例1、2、4とした。また、溶接電極34の当接速度を50mm/sとした場合を比較例3、4とした。
その上で、表6に示した各実施条件(発明例1〜4、比較例1〜4)について、それぞれ10点のスポット溶接をしたときのそれぞれの溶接継手のナゲット径の平均値、最小値と最小値の平均値からの誤差、最大値と最大値の平均値からの誤差、および外観不具合の発生率について調べた。その結果を表6に示す。
なお、表6では、ナゲット径は、溶接部を中心で切断した断面において、上鋼板21aと下鋼板22aの間で形成される溶融部の重ね線上での長さとした。また、外観不具合に関しては、溶接電極34と上鋼板21a間で溶接部が溶融飛散して起こる表面えぐれの発生を示している。
ちなみに、ナゲット径が3.0mm以上であれば、溶融した状態で形成された碁石形の好適なナゲットと判断でき、満足な強度を有する溶接部といえる。また、ナゲット径の最小値、最大値の平均値からの誤差が±15%の範囲内であれば、安定的に溶接が可能と考えることができる。
Figure 2015033537
表6に示すように、発明例1〜4においては、ナゲット径の平均値が全て3.0mm以上となり、満足な強度を有する溶接部といえる。さらに、ナゲット径の最小値、最大値の平均値からの誤差が±15%の範囲内となり、安定的に溶接が可能であると考えることができる。外観不具合も発生していない。
一方、比較例1、2においては、ナゲット径の平均値が全て3.0mm以上となったが、ナゲット径の最小値、最大値の平均値からの誤差のいずれかが±15%の範囲を超えているため、安定的な溶接ができていない。外観不具合も発生している。また、比較例3においては、ナゲット径の最小値、最大値の平均値からの誤差が±15%の範囲内となったが、ナゲット径の平均値が3.0mmより小さくなったため、満足な強度を有する溶接部を得ることができていない。また、比較例4においては、ナゲット径の平均値が3.0mmより小さくなり、さらにナゲット径の最小値、最大値の平均値からの誤差が±15%の範囲を超えているため、満足な強度を有する溶接部を得ることができなかったとともに、安定的な溶接もできていない。
本発明によれば、少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接に関して、ダイレクトスポット溶接と比較して低いとされる適正加圧力範囲内で、設定加圧力を安定的に達成し、かつ溶接電極を金属板に押し当てる際に現れる加圧力のオーバーシュートを抑制することにより、満足な強度を有する溶接部を安定して得ることができるインダイレクトスポット溶接装置を提供することができる。
1 金属板
2 金属板
3 溶接電極
4 溶接電極
5 溶接部(ナゲット)
6 加圧制御装置
7 加圧制御装置
8 電流制御装置
11 金属板
12 金属板
13 溶接電極
14 溶接電極
15−1 溶接部(ナゲット)
15−2 溶接部(ナゲット)
21 金属板
21a 上鋼板
22 金属板
22a 下鋼板
23 溶接電極
24 給電端子
24a アース電極
25 溶接部(ナゲット)
30 駆動ユニット
31 サーボモータ
32 ケーシング
33 直進運動ロッド
34 溶接電極
35 ブラケット
36 給電ケーブル
37 シャント
40 インダイレクトスポット溶接装置
41 交流電源
42 電流制御装置
43 1次ケーブル
44 トランス
45 2次ケーブル
46 多関節ロボット
47 支持治具
47a 金属製支持治具

Claims (2)

  1. 少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には前記溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、前記溶接電極と前記給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接装置において、金属板に対する溶接電極の加圧力に関して、加圧力誤差±10%の範囲内で制御できる加圧力安定領域の下限を70〜200N、上限を800〜2000Nの範囲とし、かつ溶接電極を金属板に押し当てる際に現れる加圧力のオーバーシュートを式(1)のOSで表し、このOSを10%以下に制御するインダイレクトスポット溶接装置。
    OS(%)=(PL−AL)/AL×100 ・・・(1)
    ただし、PLは、オーバーシュート域の加圧力ピーク値(N)、ALは電極加圧時の加圧力平均値(N)である。
  2. 溶接電極を直線方向に移動させて被溶接部材を加圧する駆動ユニットを搭載し、該駆動ユニットはサーボモータを駆動源とし、加圧力が前記加圧力安定領域の下限のときに、サーボモータの出力が定格出力に対して30%以上となり、かつ溶接電極を金属板に押し当てる際の当接速度が1mm/s以上30mm/s以下になる請求項1に記載のインダイレクトスポット溶接装置。
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