JP2002035953A - 電動式溶接ガン及びその制御方法 - Google Patents
電動式溶接ガン及びその制御方法Info
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- JP2002035953A JP2002035953A JP2000228974A JP2000228974A JP2002035953A JP 2002035953 A JP2002035953 A JP 2002035953A JP 2000228974 A JP2000228974 A JP 2000228974A JP 2000228974 A JP2000228974 A JP 2000228974A JP 2002035953 A JP2002035953 A JP 2002035953A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ワークの溶接時に該ワークに付与される加圧力
を常時検出して、常に所望の加圧力を該ワークに付与す
るとともに、溶接作業を簡素化する。 【解決手段】電動式溶接ガン10は、ガン支持部12
と、ガン本体14と、圧力検出部16と、メインコント
ローラ18と、ガン制御部20とを有する。前記圧力検
出部16を構成する基台56の上面56aには、加圧用
上部電極48からワークWに付与される加圧力Pを検出
するための圧力センサ58a〜58dが設けられる。こ
の4個の圧力センサ58a〜58dの検出信号S10a
〜S10dはガン制御部20に導出されて所望の加圧力
Paと比較され、該所望の加圧力Paに対する差を補正
量Pbとして演算し、該補正量Pbに基づいて加圧用上
部電極48を変位させるサーボモータ40を制御する。
を常時検出して、常に所望の加圧力を該ワークに付与す
るとともに、溶接作業を簡素化する。 【解決手段】電動式溶接ガン10は、ガン支持部12
と、ガン本体14と、圧力検出部16と、メインコント
ローラ18と、ガン制御部20とを有する。前記圧力検
出部16を構成する基台56の上面56aには、加圧用
上部電極48からワークWに付与される加圧力Pを検出
するための圧力センサ58a〜58dが設けられる。こ
の4個の圧力センサ58a〜58dの検出信号S10a
〜S10dはガン制御部20に導出されて所望の加圧力
Paと比較され、該所望の加圧力Paに対する差を補正
量Pbとして演算し、該補正量Pbに基づいて加圧用上
部電極48を変位させるサーボモータ40を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の電極、例え
ば上部電極と、他方の電極、例えば下部電極とを有する
電動式溶接ガン及びその制御方法に関し、特に、上部電
極と下部電極とのいずれか一方の電極によってワークに
付与される加圧力を常時検出し、最適な電極加圧力でワ
ークに対する溶接を行うための電動式溶接ガン及びその
制御方法に関する。
ば上部電極と、他方の電極、例えば下部電極とを有する
電動式溶接ガン及びその制御方法に関し、特に、上部電
極と下部電極とのいずれか一方の電極によってワークに
付与される加圧力を常時検出し、最適な電極加圧力でワ
ークに対する溶接を行うための電動式溶接ガン及びその
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のドアやボンネットなど
のように、その表面を美麗に仕上げなければならないワ
ークに対しては、通常、インダイレクト溶接が行われて
いる。このインダイレクト溶接とは、加圧側の上部電極
と受圧側の下部電極(裏当電極板)とを有する電動式溶
接ガンを用い、積層されたワークの表面側を該下部電極
に当接させ、該ワークの裏面側を該上部電極により加圧
しながら上下の電極間に通電することにより各ワーク間
を溶着させるものである。これにより、ワークの表面に
打痕などを残存させることなく美麗にワークを溶接する
ことが可能となる。
のように、その表面を美麗に仕上げなければならないワ
ークに対しては、通常、インダイレクト溶接が行われて
いる。このインダイレクト溶接とは、加圧側の上部電極
と受圧側の下部電極(裏当電極板)とを有する電動式溶
接ガンを用い、積層されたワークの表面側を該下部電極
に当接させ、該ワークの裏面側を該上部電極により加圧
しながら上下の電極間に通電することにより各ワーク間
を溶着させるものである。これにより、ワークの表面に
打痕などを残存させることなく美麗にワークを溶接する
ことが可能となる。
【0003】ところで、インダイレクト溶接を行う際に
は、加圧側の上部電極から常に最適な加圧力をワークに
付与する必要がある。この加圧力が変動すると、溶接強
度を十分に確保することができなくなり、溶接不良の原
因となるからである。一般に、ワークに付与される最適
な加圧力は、ワークの溶接表面が美麗に仕上がるまでワ
ークを繰り返し溶接することにより求められる。すなわ
ち、トライアンドエラーを繰り返し行うことにより最適
な加圧力を導き出している。
は、加圧側の上部電極から常に最適な加圧力をワークに
付与する必要がある。この加圧力が変動すると、溶接強
度を十分に確保することができなくなり、溶接不良の原
因となるからである。一般に、ワークに付与される最適
な加圧力は、ワークの溶接表面が美麗に仕上がるまでワ
ークを繰り返し溶接することにより求められる。すなわ
ち、トライアンドエラーを繰り返し行うことにより最適
な加圧力を導き出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
動式溶接ガンでは、電極から該ワークに付与される加圧
力を常時検出することができない。そのため、例えば、
溶接時に該ワークに所望の加圧力が付与されていても、
何らかの原因によって加圧力が変動した場合、その変動
後の加圧力を検出することができず、結局、ワークに所
望の加圧力が付与されずに溶接が行われ、最終的に溶接
品質に優れた製品を得ることができなくなる。
動式溶接ガンでは、電極から該ワークに付与される加圧
力を常時検出することができない。そのため、例えば、
溶接時に該ワークに所望の加圧力が付与されていても、
何らかの原因によって加圧力が変動した場合、その変動
後の加圧力を検出することができず、結局、ワークに所
望の加圧力が付与されずに溶接が行われ、最終的に溶接
品質に優れた製品を得ることができなくなる。
【0005】さらに、前記電動式溶接ガンで異なる種類
のワークに溶接しようとした場合、種類毎に該ワークに
付与されるべき所望の加圧力が異なる。従って、ワーク
の種類が変わる毎にトライアンドエラーを繰り返し行
い、最適の加圧力を導き出す必要がある。従って、本番
とする溶接作業に至るまで時間がかかり、経験豊富な作
業員を必要とするばかりか、生産効率も些程に向上しな
い等の不都合が指摘されている。
のワークに溶接しようとした場合、種類毎に該ワークに
付与されるべき所望の加圧力が異なる。従って、ワーク
の種類が変わる毎にトライアンドエラーを繰り返し行
い、最適の加圧力を導き出す必要がある。従って、本番
とする溶接作業に至るまで時間がかかり、経験豊富な作
業員を必要とするばかりか、生産効率も些程に向上しな
い等の不都合が指摘されている。
【0006】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、ワークの溶接時に加圧側の電極から該ワ
ークに付与される加圧力を受圧側に設けられた圧力セン
サにより常時検出し、常に所望の加圧力を該ワークに付
与しながら溶接工程を遂行することが可能な電動式溶接
ガン及びその制御方法を提供することを目的とする。
たものであり、ワークの溶接時に加圧側の電極から該ワ
ークに付与される加圧力を受圧側に設けられた圧力セン
サにより常時検出し、常に所望の加圧力を該ワークに付
与しながら溶接工程を遂行することが可能な電動式溶接
ガン及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、加圧用の一方
の電極と前記電極と対をなす他方の電極との間にワーク
を挟持し、前記一方の電極によって該ワークを加圧しな
がら前記一対の電極に通電することによりワークを溶接
する電動式溶接ガンであって、前記電動式溶接ガンは、
サーボモータを備えるガン本体とガン制御部とを有し、
前記他方の電極側に圧力センサを配置し、前記圧力セン
サにより前記一方の電極から前記ワークに付与される加
圧力を検出して、前記サーボモータのフィードバック制
御を行うことを特徴とする。
の電極と前記電極と対をなす他方の電極との間にワーク
を挟持し、前記一方の電極によって該ワークを加圧しな
がら前記一対の電極に通電することによりワークを溶接
する電動式溶接ガンであって、前記電動式溶接ガンは、
サーボモータを備えるガン本体とガン制御部とを有し、
前記他方の電極側に圧力センサを配置し、前記圧力セン
サにより前記一方の電極から前記ワークに付与される加
圧力を検出して、前記サーボモータのフィードバック制
御を行うことを特徴とする。
【0008】上述の構成を有する電動式溶接ガンにおい
て、前記ガン制御部は、前記一方の電極の位置を制御す
る位置制御部と、該一方の電極の移動速度を制御する速
度制御部と、前記サーボモータに通電される電流を制御
する電流制御部とを有し、前記圧力センサの出力信号に
よって前記電流制御部を介して前記サーボモータのフィ
ードバック制御を行うとよく、前記他方の電極に加えら
れる圧力を検出するための前記圧力センサを前記他方の
電極の近傍に設けるとより好ましい。
て、前記ガン制御部は、前記一方の電極の位置を制御す
る位置制御部と、該一方の電極の移動速度を制御する速
度制御部と、前記サーボモータに通電される電流を制御
する電流制御部とを有し、前記圧力センサの出力信号に
よって前記電流制御部を介して前記サーボモータのフィ
ードバック制御を行うとよく、前記他方の電極に加えら
れる圧力を検出するための前記圧力センサを前記他方の
電極の近傍に設けるとより好ましい。
【0009】これにより、加圧用の一方の電極からワー
クに付与される加圧力を、受圧側に設けられた圧力セン
サにより常時検出することが可能となる。しかも、何ら
かの原因によってワークに付与される加圧力が変動した
場合でも、即座にその変動後の加圧力を圧力センサによ
って検出し、ガン制御部を構成する電流制御部により変
動分に対応する加圧力に基づく補正量が演算されて、該
補正量に基づいてサーボモータを制御できるので、常に
所望の加圧力を該ワークに付与することが可能となる。
さらに、ワークを挟持する一対の電極のうちの受圧側電
極の近傍に圧力センサが配置されるため、該ワークと該
圧力センサとの間の距離が可及的に狭められ、該ワーク
に付与される加圧力を高精度に検出することが可能とな
る。しかも、圧力センサの配置場所に影響されることな
くサーボモータを備えるガン本体を製造でき、該ガン本
体の構造を簡素化することができる。
クに付与される加圧力を、受圧側に設けられた圧力セン
サにより常時検出することが可能となる。しかも、何ら
かの原因によってワークに付与される加圧力が変動した
場合でも、即座にその変動後の加圧力を圧力センサによ
って検出し、ガン制御部を構成する電流制御部により変
動分に対応する加圧力に基づく補正量が演算されて、該
補正量に基づいてサーボモータを制御できるので、常に
所望の加圧力を該ワークに付与することが可能となる。
さらに、ワークを挟持する一対の電極のうちの受圧側電
極の近傍に圧力センサが配置されるため、該ワークと該
圧力センサとの間の距離が可及的に狭められ、該ワーク
に付与される加圧力を高精度に検出することが可能とな
る。しかも、圧力センサの配置場所に影響されることな
くサーボモータを備えるガン本体を製造でき、該ガン本
体の構造を簡素化することができる。
【0010】また、本発明は、サーボモータを備えるガ
ン本体と、電流制御部と、一対の電極とを有し、一方の
電極に圧力センサを配置し、前記一対の電極の間でワー
クを加圧しながら該一対の電極に通電することにより該
ワークを溶接する電動式溶接ガンの制御方法であって、
前記一対の電極に通電するのに先立って、一方の電極が
前記ワークに当接することにより前記ワークに付与され
る加圧力を前記圧力センサにより検出してその検出信号
を前記電流制御部に導出する第1のステップと、前記電
流制御部において、前記検出信号に基づいて前記加圧力
を演算して、該電流制御部に予め記憶された所望の加圧
力と比較する第2のステップと、前記第2のステップで
の比較により前記検出された加圧力が前記所望の加圧力
と異なるとき、該加圧力と該所望の加圧力との差分に基
づく補正量を演算して前記サーボモータに通電される該
補正量に対応する電流値を算出する第3のステップと、
前記補正された電流値に対応する電流値データに基づい
て前記サーボモータを駆動する第4のステップとからな
ることを特徴とする。
ン本体と、電流制御部と、一対の電極とを有し、一方の
電極に圧力センサを配置し、前記一対の電極の間でワー
クを加圧しながら該一対の電極に通電することにより該
ワークを溶接する電動式溶接ガンの制御方法であって、
前記一対の電極に通電するのに先立って、一方の電極が
前記ワークに当接することにより前記ワークに付与され
る加圧力を前記圧力センサにより検出してその検出信号
を前記電流制御部に導出する第1のステップと、前記電
流制御部において、前記検出信号に基づいて前記加圧力
を演算して、該電流制御部に予め記憶された所望の加圧
力と比較する第2のステップと、前記第2のステップで
の比較により前記検出された加圧力が前記所望の加圧力
と異なるとき、該加圧力と該所望の加圧力との差分に基
づく補正量を演算して前記サーボモータに通電される該
補正量に対応する電流値を算出する第3のステップと、
前記補正された電流値に対応する電流値データに基づい
て前記サーボモータを駆動する第4のステップとからな
ることを特徴とする。
【0011】例えば、一対の電極に通電するのに先立っ
て、ワークに付与される加圧力が最適な加圧力より大き
い場合には、該電極に通電したときに該ワークを溶接す
るために必要な有効発熱量が相対的に低減してしまう。
逆に、ワークに付与される加圧力が最適な加圧力より小
さい場合には、前記電極に通電したときにワークの一部
分が瞬間過熱してしまい溶接不良の原因となる。しかし
ながら、本発明における電動式溶接ガンでは、一対の電
極に通電するのに先立って、圧力センサによりワークに
付与される加圧力を検出し、電流制御部により該加圧力
と該電流制御部に予め記憶した所望の加圧力とを対比す
る。そして、両者間に差があるとき、その差分に基づく
補正量を演算し、その補正量に基づいてサーボモータを
駆動する電流を制御するようにしたため、常に所望の加
圧力をワークに付与することができる。
て、ワークに付与される加圧力が最適な加圧力より大き
い場合には、該電極に通電したときに該ワークを溶接す
るために必要な有効発熱量が相対的に低減してしまう。
逆に、ワークに付与される加圧力が最適な加圧力より小
さい場合には、前記電極に通電したときにワークの一部
分が瞬間過熱してしまい溶接不良の原因となる。しかし
ながら、本発明における電動式溶接ガンでは、一対の電
極に通電するのに先立って、圧力センサによりワークに
付与される加圧力を検出し、電流制御部により該加圧力
と該電流制御部に予め記憶した所望の加圧力とを対比す
る。そして、両者間に差があるとき、その差分に基づく
補正量を演算し、その補正量に基づいてサーボモータを
駆動する電流を制御するようにしたため、常に所望の加
圧力をワークに付与することができる。
【0012】上述の電動式溶接ガンの制御方法におい
て、前記一対の電極に通電した後に、前記一方の電極か
ら前記ワークに付与される加圧力が変動した際に、前記
電流制御部において前記圧力センサからの検出信号に基
づき変動後の前記加圧力を演算し、前記演算された加圧
力と前記所望の加圧力との差分に基づく補正量を演算し
て前記サーボモータに通電される該補正量に対応する電
流値を算出する第5のステップと、前記補正された電流
値に対応する電流値データに基づいて前記サーボモータ
を駆動する第6のステップとを有すると好適である。
て、前記一対の電極に通電した後に、前記一方の電極か
ら前記ワークに付与される加圧力が変動した際に、前記
電流制御部において前記圧力センサからの検出信号に基
づき変動後の前記加圧力を演算し、前記演算された加圧
力と前記所望の加圧力との差分に基づく補正量を演算し
て前記サーボモータに通電される該補正量に対応する電
流値を算出する第5のステップと、前記補正された電流
値に対応する電流値データに基づいて前記サーボモータ
を駆動する第6のステップとを有すると好適である。
【0013】この場合、ワークの溶接時であっても加圧
用の一方の電極から該ワークに付与される加圧力を常に
所望の加圧力に制御することができ、しかも、圧力セン
サにより該ワークに付与される加圧力を常時検出して、
その検出された加圧力に基づいてサーボモータを駆動す
る電流を制御することができるためである。
用の一方の電極から該ワークに付与される加圧力を常に
所望の加圧力に制御することができ、しかも、圧力セン
サにより該ワークに付与される加圧力を常時検出して、
その検出された加圧力に基づいてサーボモータを駆動す
る電流を制御することができるためである。
【0014】さらに、ワークの溶接時に、該ワークに所
望の加圧力が付与されたときのサーボモータに通電され
る電流値を電流制御部に予め記憶させておく。このよう
にすれば、同じ種類のワークに対し溶接を繰り返して行
う際に、該電流制御部に記憶された電流値で該サーボモ
ータを駆動させることができ、容易に所望の加圧力をワ
ークに付与することが可能となる。
望の加圧力が付与されたときのサーボモータに通電され
る電流値を電流制御部に予め記憶させておく。このよう
にすれば、同じ種類のワークに対し溶接を繰り返して行
う際に、該電流制御部に記憶された電流値で該サーボモ
ータを駆動させることができ、容易に所望の加圧力をワ
ークに付与することが可能となる。
【0015】さらにまた、溶接しようとするワークの種
類が異なると、ワークの種類毎に該ワークに付与される
べき所望とする加圧力も異なるが、本発明の電動式溶接
ガンにおいては、電流制御部に予め記憶されている加圧
力を各ワークの所望の値に変更するだけで、種々の異な
るワークに対し所望の加圧力を付与することが可能とな
り、溶接作業の効率化を達成することができる。
類が異なると、ワークの種類毎に該ワークに付与される
べき所望とする加圧力も異なるが、本発明の電動式溶接
ガンにおいては、電流制御部に予め記憶されている加圧
力を各ワークの所望の値に変更するだけで、種々の異な
るワークに対し所望の加圧力を付与することが可能とな
り、溶接作業の効率化を達成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る電動式溶接ガンにつ
き、その制御方法との関係において好適な実施の形態を
挙げ、添付の図1〜図5を参照しながら以下詳細に説明
する。
き、その制御方法との関係において好適な実施の形態を
挙げ、添付の図1〜図5を参照しながら以下詳細に説明
する。
【0017】本実施の形態に係る電動式溶接ガン10
は、図1に示すように、ガン支持部12と、ガン本体1
4と、圧力検出部16と、メインコントローラ18と、
該メインコントローラ18に電気的に接続されるガン制
御部20と、検出器21とを有する。このガン支持部1
2は、メインフレーム22の先端に取着され、前記ガン
本体14を固着支持するものである。
は、図1に示すように、ガン支持部12と、ガン本体1
4と、圧力検出部16と、メインコントローラ18と、
該メインコントローラ18に電気的に接続されるガン制
御部20と、検出器21とを有する。このガン支持部1
2は、メインフレーム22の先端に取着され、前記ガン
本体14を固着支持するものである。
【0018】ガン支持部12は、第1のスペーサ24
と、該第1のスペーサ24より薄肉の第2のスペーサ2
6と、ガン支持ブラケット28とを有する。前記第2の
スペーサ26の前記ガン支持ブラケット28が固着され
た面の下端部には、該第2のスペーサ26の下端面より
突出する縦断面が略三角形状のガイド30が設けられて
いる。前記ガン支持ブラケット28は、上面板28a
と、この上面板28aと平行して延在する下面板28b
とが一体的に形成され、前記上面板28aと前記下面板
28bとの間にはガイドバー32が橋架されている。
と、該第1のスペーサ24より薄肉の第2のスペーサ2
6と、ガン支持ブラケット28とを有する。前記第2の
スペーサ26の前記ガン支持ブラケット28が固着され
た面の下端部には、該第2のスペーサ26の下端面より
突出する縦断面が略三角形状のガイド30が設けられて
いる。前記ガン支持ブラケット28は、上面板28a
と、この上面板28aと平行して延在する下面板28b
とが一体的に形成され、前記上面板28aと前記下面板
28bとの間にはガイドバー32が橋架されている。
【0019】前記ガイドバー32には、該ガイドバー3
2の軸方向に摺動自在で、かつ前記上面板28a及び前
記下面板28bに平行な支持体34の一端部が嵌合し、
この支持体34の他端部は、ガン本体14を構成するサ
ーボモータ40の一部を囲繞保持している。これによ
り、ガン本体14は、ガン支持部12に支持された状態
となる。前記支持体34と前記上面板28aとの間に
は、前記ガイドバー32に巻回された第1のコイルスプ
リング36が介装され、該支持体34と前記下面板28
bとの間には、前記ガイドバー32に巻回された第2の
コイルスプリング38が介装されている。
2の軸方向に摺動自在で、かつ前記上面板28a及び前
記下面板28bに平行な支持体34の一端部が嵌合し、
この支持体34の他端部は、ガン本体14を構成するサ
ーボモータ40の一部を囲繞保持している。これによ
り、ガン本体14は、ガン支持部12に支持された状態
となる。前記支持体34と前記上面板28aとの間に
は、前記ガイドバー32に巻回された第1のコイルスプ
リング36が介装され、該支持体34と前記下面板28
bとの間には、前記ガイドバー32に巻回された第2の
コイルスプリング38が介装されている。
【0020】ガン本体14は、三相交流を駆動源とする
サーボモータ40と、その駆動軸(図示せず)に連結さ
れたボールねじ42とを有し、該ボールねじ42はカバ
ー44によって囲繞される。前記ボールねじ42の先端
にはホルダ46が固着され、該ホルダ46に加圧用上部
電極48が保持されている。前記ボールねじ42は、前
記サーボモータ40の回転作用下に変位することによ
り、前記加圧用上部電極48が上下方向に移動する。な
お、前記ガイド30の側面に一対のヨーク50a及び5
0bの一端がボルト52によって固着され、該ヨーク5
0a及び50bの他端は、ガン本体14の下端を保持す
る。また、前記サーボモータ40は、ガン制御部20及
び検出器21に電気的に接続されている(図1参照)。
このガン制御部20の構成については、後で詳述する。
サーボモータ40と、その駆動軸(図示せず)に連結さ
れたボールねじ42とを有し、該ボールねじ42はカバ
ー44によって囲繞される。前記ボールねじ42の先端
にはホルダ46が固着され、該ホルダ46に加圧用上部
電極48が保持されている。前記ボールねじ42は、前
記サーボモータ40の回転作用下に変位することによ
り、前記加圧用上部電極48が上下方向に移動する。な
お、前記ガイド30の側面に一対のヨーク50a及び5
0bの一端がボルト52によって固着され、該ヨーク5
0a及び50bの他端は、ガン本体14の下端を保持す
る。また、前記サーボモータ40は、ガン制御部20及
び検出器21に電気的に接続されている(図1参照)。
このガン制御部20の構成については、後で詳述する。
【0021】圧力検出部16は、前記メインフレーム2
2から水平方向に取り付けられた支持台54と、該支持
台54の先端部の上面に載置される基台56とを有し、
前記基台56は上面56aと下面56bとを備え、前記
上面56a上に、加圧用上部電極48からワークWに付
与される加圧力を検出するための圧力センサ58a〜5
8dが設けられている。この4個の圧力センサ58a〜
58dは、平面上、矩形の隅角部に位置するように配置
されるとともに、ガン制御部20にそれぞれ電気的に接
続されている(図1及び図2参照)。
2から水平方向に取り付けられた支持台54と、該支持
台54の先端部の上面に載置される基台56とを有し、
前記基台56は上面56aと下面56bとを備え、前記
上面56a上に、加圧用上部電極48からワークWに付
与される加圧力を検出するための圧力センサ58a〜5
8dが設けられている。この4個の圧力センサ58a〜
58dは、平面上、矩形の隅角部に位置するように配置
されるとともに、ガン制御部20にそれぞれ電気的に接
続されている(図1及び図2参照)。
【0022】前記圧力センサ58a〜58dのそれぞれ
の先端に設けられた検出素子60a〜60d上には検出
プレート62が載置され、該検出プレート62上には絶
縁体からなる受圧体64がボルトによって係止されてい
る。この受圧体64には、板状の下部電極(裏当電極
板)66が埋設されている。この場合、前記下部電極6
6は、前記加圧用上部電極48に対向するように配置さ
れている。前記受圧体64の上面には、ワークWに対す
る位置決め用ピン68が3個植設されている。
の先端に設けられた検出素子60a〜60d上には検出
プレート62が載置され、該検出プレート62上には絶
縁体からなる受圧体64がボルトによって係止されてい
る。この受圧体64には、板状の下部電極(裏当電極
板)66が埋設されている。この場合、前記下部電極6
6は、前記加圧用上部電極48に対向するように配置さ
れている。前記受圧体64の上面には、ワークWに対す
る位置決め用ピン68が3個植設されている。
【0023】また、図1に示すように、前記基台56上
には、絶縁体からなる支持体70が前記圧力センサ58
a〜58dに隣接して立設されている。この支持体70
の上端部には銅板72が固着され、該銅板72はアース
線74に接続されている。
には、絶縁体からなる支持体70が前記圧力センサ58
a〜58dに隣接して立設されている。この支持体70
の上端部には銅板72が固着され、該銅板72はアース
線74に接続されている。
【0024】前記銅板72の上方には、ワークWの位置
決めを行うクランプ機構78が前記基台56上に設けら
れたガイド76を介して配置されている(図1〜図3参
照)。このクランプ機構78はレバー80を含み、この
レバー80の作動によりボルト84が鉛直方向に上下動
して該ボルト84の先端部に固着された押板82がワー
クWを押圧するように構成されている。
決めを行うクランプ機構78が前記基台56上に設けら
れたガイド76を介して配置されている(図1〜図3参
照)。このクランプ機構78はレバー80を含み、この
レバー80の作動によりボルト84が鉛直方向に上下動
して該ボルト84の先端部に固着された押板82がワー
クWを押圧するように構成されている。
【0025】ガン制御部20は、図4に示すように、イ
ンタフェース86と、加圧用上部電極48の位置を制御
する位置制御部88と、該加圧用上部電極48の移動速
度を制御する速度制御部90と、サーボモータ40に通
電される三相交流を制御する電流制御部92と、該速度
制御部90に接続される周波数・速度変換部94と、該
電流制御部92から導出される信号S5の振幅に応じて
パルス幅を変化させるパルス幅変調部96と、パワー素
子を備える電力増幅部98とを有する。この電流制御部
92には予めワークWに付与される最適な加圧力Paが
記憶されている。
ンタフェース86と、加圧用上部電極48の位置を制御
する位置制御部88と、該加圧用上部電極48の移動速
度を制御する速度制御部90と、サーボモータ40に通
電される三相交流を制御する電流制御部92と、該速度
制御部90に接続される周波数・速度変換部94と、該
電流制御部92から導出される信号S5の振幅に応じて
パルス幅を変化させるパルス幅変調部96と、パワー素
子を備える電力増幅部98とを有する。この電流制御部
92には予めワークWに付与される最適な加圧力Paが
記憶されている。
【0026】本実施の形態に係る電動式溶接ガン10
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
にその作用及び効果について説明する。
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
にその作用及び効果について説明する。
【0027】まず、クランプ機構78を構成するレバー
80を作動させてボルト84とその先端部に固着された
押板82とを一体的に鉛直上方向に移動させる。次い
で、ロボット(図示せず)によって、受圧体64の上面
に植設された3個の位置決め用ピン68に係止されるよ
うに複数個の積層されたワークWを配置する。この場
合、少なくとも一方のワークWには突起部を形成してお
く。プロジェクション溶接のためである。その後、前記
レバー80を作動させて前記ボルト84を鉛直下方向に
移動させ、前記受圧体64、銅板72及び前記押板82
の間に前記ワークWを挟持する。すなわち、前記押板8
2によって前記ワークWの位置決めを行う。このとき、
前記ワークWの表面側は前記受圧体64に埋設された下
部電極66の表面に当接しており、該ワークWの溶接打
点位置は該下部電極66上に位置している。
80を作動させてボルト84とその先端部に固着された
押板82とを一体的に鉛直上方向に移動させる。次い
で、ロボット(図示せず)によって、受圧体64の上面
に植設された3個の位置決め用ピン68に係止されるよ
うに複数個の積層されたワークWを配置する。この場
合、少なくとも一方のワークWには突起部を形成してお
く。プロジェクション溶接のためである。その後、前記
レバー80を作動させて前記ボルト84を鉛直下方向に
移動させ、前記受圧体64、銅板72及び前記押板82
の間に前記ワークWを挟持する。すなわち、前記押板8
2によって前記ワークWの位置決めを行う。このとき、
前記ワークWの表面側は前記受圧体64に埋設された下
部電極66の表面に当接しており、該ワークWの溶接打
点位置は該下部電極66上に位置している。
【0028】ワークWが所定の位置に位置決めされた
後、メインコントローラ18に記憶されている加圧用上
部電極48の位置を制御する位置データ及びサーボモー
タ40に通電する三相交流値を制御する電流値データに
対応する信号S1がインタフェイス86を介して位置制
御部88に導出されるとともに、該メインコントローラ
18に記憶されている該加圧用上部電極48の移動速度
を制御する速度データに対応する信号S2が速度制御部
90に導出される。次いで、前記位置制御部88から前
記信号S1に対応する信号S3が前記速度制御部90に
導出され、該速度制御部90から前記信号S2及び該信
号S3に対応する信号S4が電流制御部92に導出され
る。
後、メインコントローラ18に記憶されている加圧用上
部電極48の位置を制御する位置データ及びサーボモー
タ40に通電する三相交流値を制御する電流値データに
対応する信号S1がインタフェイス86を介して位置制
御部88に導出されるとともに、該メインコントローラ
18に記憶されている該加圧用上部電極48の移動速度
を制御する速度データに対応する信号S2が速度制御部
90に導出される。次いで、前記位置制御部88から前
記信号S1に対応する信号S3が前記速度制御部90に
導出され、該速度制御部90から前記信号S2及び該信
号S3に対応する信号S4が電流制御部92に導出され
る。
【0029】その後、前記信号S4に基づき、前記電流
制御部92から位置データ、電流値データ及び速度デー
タに対応する信号S5がパルス幅変調部96に導出さ
れ、該パルス幅変調部96からパルス幅変調信号S6が
電力増幅部98に導出され、該電力増幅部98から該パ
ルス幅変調信号S6に対応した三相の駆動信号S7a〜
S7cがサーボモータ40に導出される(図4参照)。
これにより、サーボモータ40が駆動されて、該サーボ
モータ40の回転作用下にボールねじ42が、図1にお
いて、軸方向下方に移動する。すなわち、ホルダ46に
保持された加圧用上部電極48が所定の位置からワーク
Wに向かって軸方向下方に移動する。その際、サーボモ
ータ40に電気的に接続された検出器21によって該サ
ーボモータ40のボールねじ42の位置及び移動速度が
検出され、該位置に対応する信号S8が位置制御部88
に、移動速度に対応する信号S9が周波数・速度変換部
94を介して速度制御部90にそれぞれ導出され、該位
置制御部88と該速度制御部90とにより加圧用上部電
極48の位置及び移動速度が制御されて該加圧用上部電
極48がワークWに当接するまで移動することになる。
制御部92から位置データ、電流値データ及び速度デー
タに対応する信号S5がパルス幅変調部96に導出さ
れ、該パルス幅変調部96からパルス幅変調信号S6が
電力増幅部98に導出され、該電力増幅部98から該パ
ルス幅変調信号S6に対応した三相の駆動信号S7a〜
S7cがサーボモータ40に導出される(図4参照)。
これにより、サーボモータ40が駆動されて、該サーボ
モータ40の回転作用下にボールねじ42が、図1にお
いて、軸方向下方に移動する。すなわち、ホルダ46に
保持された加圧用上部電極48が所定の位置からワーク
Wに向かって軸方向下方に移動する。その際、サーボモ
ータ40に電気的に接続された検出器21によって該サ
ーボモータ40のボールねじ42の位置及び移動速度が
検出され、該位置に対応する信号S8が位置制御部88
に、移動速度に対応する信号S9が周波数・速度変換部
94を介して速度制御部90にそれぞれ導出され、該位
置制御部88と該速度制御部90とにより加圧用上部電
極48の位置及び移動速度が制御されて該加圧用上部電
極48がワークWに当接するまで移動することになる。
【0030】ここで、加圧用上部電極48がワークWに
当接してから、該ワークWの溶接が終了するまでの工程
を、図5のフローチャートを参照して説明する。
当接してから、該ワークWの溶接が終了するまでの工程
を、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0031】前記サーボモータ40の回転作用下に、前
記加圧用上部電極48が前記ワークWに当接し、そのと
きの該加圧用上部電極48から該ワークWに付与される
加圧力Pが、それぞれの圧力センサ58a〜58dによ
って検出される(ステップS1)。すなわち、前記加圧
力Pは、下部電極66が埋設された受圧面64から検出
プレート62を介して圧力センサ58a〜58dに設け
られた検出素子60a〜60dに伝達され、それぞれの
検出素子60a〜60dによって検出された検出信号S
10a〜S10dが、該圧力センサ58a〜58dから
電流制御部92に導出される(図4参照)。
記加圧用上部電極48が前記ワークWに当接し、そのと
きの該加圧用上部電極48から該ワークWに付与される
加圧力Pが、それぞれの圧力センサ58a〜58dによ
って検出される(ステップS1)。すなわち、前記加圧
力Pは、下部電極66が埋設された受圧面64から検出
プレート62を介して圧力センサ58a〜58dに設け
られた検出素子60a〜60dに伝達され、それぞれの
検出素子60a〜60dによって検出された検出信号S
10a〜S10dが、該圧力センサ58a〜58dから
電流制御部92に導出される(図4参照)。
【0032】この電流制御部92では、それぞれの検出
信号S10a〜S10dに基づいて加圧用上部電極48
の加圧力が演算される(ステップS2)。この場合、電
流制御部92は、それぞれの検出信号S10a〜S10
dの加圧力を平均化するように演算し、この平均値を前
記ワークWに付与される加圧力Pとしている。そして、
前記電流制御部92において、前記加圧力Pが、予め該
電流制御部92に記憶された所望の加圧力(溶接しよう
とするワークWに付与される最適な加圧力)Pa(基準
値)と同じか否かが判定され(ステップS3)、前記所
望の加圧力Paと異なる場合は、該電流制御部92によ
って、該加圧力Pを補正するための補正量Pbが演算さ
れる(ステップS4)。次いで、前記加圧力Pを前記所
望の加圧力Paにするべく、前記補正量Pbに対応した
サーボモータ40に通電される電流値Iaが演算され
(ステップS5)、その電流値Iaに対応する電流値デ
ータを含む信号S5が該電流制御部92からパルス幅変
調部96に導出される。
信号S10a〜S10dに基づいて加圧用上部電極48
の加圧力が演算される(ステップS2)。この場合、電
流制御部92は、それぞれの検出信号S10a〜S10
dの加圧力を平均化するように演算し、この平均値を前
記ワークWに付与される加圧力Pとしている。そして、
前記電流制御部92において、前記加圧力Pが、予め該
電流制御部92に記憶された所望の加圧力(溶接しよう
とするワークWに付与される最適な加圧力)Pa(基準
値)と同じか否かが判定され(ステップS3)、前記所
望の加圧力Paと異なる場合は、該電流制御部92によ
って、該加圧力Pを補正するための補正量Pbが演算さ
れる(ステップS4)。次いで、前記加圧力Pを前記所
望の加圧力Paにするべく、前記補正量Pbに対応した
サーボモータ40に通電される電流値Iaが演算され
(ステップS5)、その電流値Iaに対応する電流値デ
ータを含む信号S5が該電流制御部92からパルス幅変
調部96に導出される。
【0033】その後、前記パルス幅変調部96からパル
ス幅変調信号S6が電力増幅部98に導出され、該電力
増幅部98から該パルス幅変調信号S6に対応した三相
の駆動信号S7a〜S7cがサーボモータ40に導出さ
れる(図4参照)。これにより、前記サーボモータ40
が駆動され、該サーボモータ40の回転作用下に前記加
圧用上部電極48によって前記ワークWに対して付与さ
れる加圧力Pが所望の加圧力Paとなる(ステップS
6)。その際、前記駆動信号S7a及びS7bは前記電
流制御部92にフィードバックされており、該電流制御
部92によって前記サーボモータ40に所定の三相交流
が通電されているかが監視されて該サーボモータ40の
フィードバック制御が完了する。
ス幅変調信号S6が電力増幅部98に導出され、該電力
増幅部98から該パルス幅変調信号S6に対応した三相
の駆動信号S7a〜S7cがサーボモータ40に導出さ
れる(図4参照)。これにより、前記サーボモータ40
が駆動され、該サーボモータ40の回転作用下に前記加
圧用上部電極48によって前記ワークWに対して付与さ
れる加圧力Pが所望の加圧力Paとなる(ステップS
6)。その際、前記駆動信号S7a及びS7bは前記電
流制御部92にフィードバックされており、該電流制御
部92によって前記サーボモータ40に所定の三相交流
が通電されているかが監視されて該サーボモータ40の
フィードバック制御が完了する。
【0034】次いで、ワーク溶接用電源(図示せず)か
ら溶接電力が前記加圧用上部電極48に通電され(ステ
ップS7)、積層されたワークWが互いに溶着されるこ
とになる。具体的には、前記ワークWには図示しない突
起部(プロジェクション)が形成されており、この突起
部に前記ワーク溶接用電源からの溶接電力が前記加圧用
上部電極48を介して通電されることにより該突起部の
電流密度が高くなり該突起部が軟化する。それととも
に、前記加圧用上部電極48からの加圧力Pにより該突
起部が圧潰されて前記ワークWが互いに溶着されるに至
る。前記ワークWの溶接時、該ワークWに付与される加
圧力Pは、前記圧力センサ58a〜58dによって常時
検出されるとともに、前記電流制御部92によって該加
圧力Pが演算され、所望の値となるようにフィードバッ
ク制御される。
ら溶接電力が前記加圧用上部電極48に通電され(ステ
ップS7)、積層されたワークWが互いに溶着されるこ
とになる。具体的には、前記ワークWには図示しない突
起部(プロジェクション)が形成されており、この突起
部に前記ワーク溶接用電源からの溶接電力が前記加圧用
上部電極48を介して通電されることにより該突起部の
電流密度が高くなり該突起部が軟化する。それととも
に、前記加圧用上部電極48からの加圧力Pにより該突
起部が圧潰されて前記ワークWが互いに溶着されるに至
る。前記ワークWの溶接時、該ワークWに付与される加
圧力Pは、前記圧力センサ58a〜58dによって常時
検出されるとともに、前記電流制御部92によって該加
圧力Pが演算され、所望の値となるようにフィードバッ
ク制御される。
【0035】しかしながら、加圧用上部電極48からワ
ークWに対して付与される加圧力Pは、最初、該ワーク
Wに形成された突起部に集中して付与されているが、溶
接工程の進行に伴って該突起部が圧潰されると該加圧力
Pが該ワークW全体に付与される状態となる。これによ
り、前記加圧力Pが付与される前記ワークWの面積が拡
大するため、全体として該ワークWに対して付与される
加圧力Pが一時的に低下することになる。
ークWに対して付与される加圧力Pは、最初、該ワーク
Wに形成された突起部に集中して付与されているが、溶
接工程の進行に伴って該突起部が圧潰されると該加圧力
Pが該ワークW全体に付与される状態となる。これによ
り、前記加圧力Pが付与される前記ワークWの面積が拡
大するため、全体として該ワークWに対して付与される
加圧力Pが一時的に低下することになる。
【0036】前記突起部が圧潰されると同時に、電流制
御部92において、圧力サンサ58a〜58dからの検
出信号S10a〜S10dによって前記加圧力Pの変動
が即座に認識され、変動後の加圧力Pが演算される(ス
テップS8)。そして、前記電流制御部92において、
変動後の加圧力Pを所望の加圧力Paにするべく、該加
圧力Pを補正するための補正量Pcが演算される(ステ
ップS9)。
御部92において、圧力サンサ58a〜58dからの検
出信号S10a〜S10dによって前記加圧力Pの変動
が即座に認識され、変動後の加圧力Pが演算される(ス
テップS8)。そして、前記電流制御部92において、
変動後の加圧力Pを所望の加圧力Paにするべく、該加
圧力Pを補正するための補正量Pcが演算される(ステ
ップS9)。
【0037】前記補正量Pcが演算された後、前記電流
制御部92において、該補正量Pcに対応したサーボモ
ータ40に通電される電流値Ibが演算され(ステップ
S10)、その電流値Ibに対応する電流値データを含
む信号S5が該電流制御部92からパルス幅変調部96
に導出される。その後、前記パルス幅変調部96からパ
ルス幅変調信号S6が電力増幅部98に導出され、該電
力増幅部98から該パルス幅変調信号S6に対応した三
相の駆動信号S7a〜S7cがサーボモータ40に導出
される(図4参照)。これにより、前記サーボモータ4
0が駆動され、該サーボモータ40の回転作用下に前記
加圧用上部電極48によって前記ワークWに対して付与
される加圧力Pが所望の加圧力Paとなる(ステップS
11)。
制御部92において、該補正量Pcに対応したサーボモ
ータ40に通電される電流値Ibが演算され(ステップ
S10)、その電流値Ibに対応する電流値データを含
む信号S5が該電流制御部92からパルス幅変調部96
に導出される。その後、前記パルス幅変調部96からパ
ルス幅変調信号S6が電力増幅部98に導出され、該電
力増幅部98から該パルス幅変調信号S6に対応した三
相の駆動信号S7a〜S7cがサーボモータ40に導出
される(図4参照)。これにより、前記サーボモータ4
0が駆動され、該サーボモータ40の回転作用下に前記
加圧用上部電極48によって前記ワークWに対して付与
される加圧力Pが所望の加圧力Paとなる(ステップS
11)。
【0038】前記ワークWの溶接が終了した後、ワーク
溶接用電源(図示せず)からの溶接電力の通電を停止す
る(ステップ12)。前記溶接電力の通電を停止した
後、クランプ機構78を構成するレバー80を作動させ
てボルト84を鉛直上方向に移動させる。これにより、
前記ボルト84の先端に固着された押板82が鉛直上方
向に変位し、該押板82からワークWに付与される押圧
力が解除される。その後、該ワークWがロボット搬送装
置(図示せず)によって次の工程に搬送され、所定の後
処理が施される。
溶接用電源(図示せず)からの溶接電力の通電を停止す
る(ステップ12)。前記溶接電力の通電を停止した
後、クランプ機構78を構成するレバー80を作動させ
てボルト84を鉛直上方向に移動させる。これにより、
前記ボルト84の先端に固着された押板82が鉛直上方
向に変位し、該押板82からワークWに付与される押圧
力が解除される。その後、該ワークWがロボット搬送装
置(図示せず)によって次の工程に搬送され、所定の後
処理が施される。
【0039】ここで、本実施の形態においては、下部電
極66の下側に圧力センサ58a〜58dを配置してい
るため、ワークWに対して加圧用上部電極48から付与
される加圧力Pを、該圧力センサ58a〜58dにより
常時検出することが可能となる。しかも、前記圧力セン
サ58a〜58dはガン制御部20を構成する電流制御
部92にそれぞれ電気的に接続されているため、前記加
圧用上部電極48に通電するのに先立って、前記ワーク
Wに付与される加圧力Pが所望の加圧力Paと異なる場
合に、該電流制御部92により該加圧力Pと該所望の加
圧力Paとの差に関する補正量Pbが演算されるととも
に、その補正量Pbに対応するサーボモータ40に通電
される電流値Iaが演算される。この電流値Iaに基づ
いて前記サーボモータ40に通電される三相交流が制御
され、前記加圧用上部電極48から前記ワークWに付与
される加圧力Pを所望の加圧力Paに制御することがで
きる。
極66の下側に圧力センサ58a〜58dを配置してい
るため、ワークWに対して加圧用上部電極48から付与
される加圧力Pを、該圧力センサ58a〜58dにより
常時検出することが可能となる。しかも、前記圧力セン
サ58a〜58dはガン制御部20を構成する電流制御
部92にそれぞれ電気的に接続されているため、前記加
圧用上部電極48に通電するのに先立って、前記ワーク
Wに付与される加圧力Pが所望の加圧力Paと異なる場
合に、該電流制御部92により該加圧力Pと該所望の加
圧力Paとの差に関する補正量Pbが演算されるととも
に、その補正量Pbに対応するサーボモータ40に通電
される電流値Iaが演算される。この電流値Iaに基づ
いて前記サーボモータ40に通電される三相交流が制御
され、前記加圧用上部電極48から前記ワークWに付与
される加圧力Pを所望の加圧力Paに制御することがで
きる。
【0040】さらに、下部電極66の下側に圧力センサ
58a〜58dを配置することにより、ワークWと該圧
力センサ58a〜58dとの間の距離が可及的に狭めら
れ、該ワークWに付与される加圧力Pを高精度に検出す
ることが可能となる。しかも、ガン本体14と圧力セン
サ58a〜58dとが別体で構成されるため、該圧力セ
ンサ58a〜58dの配置場所に影響されることなく該
ガン本体14を製造でき、該ガン本体14の構造を簡素
化することができる。
58a〜58dを配置することにより、ワークWと該圧
力センサ58a〜58dとの間の距離が可及的に狭めら
れ、該ワークWに付与される加圧力Pを高精度に検出す
ることが可能となる。しかも、ガン本体14と圧力セン
サ58a〜58dとが別体で構成されるため、該圧力セ
ンサ58a〜58dの配置場所に影響されることなく該
ガン本体14を製造でき、該ガン本体14の構造を簡素
化することができる。
【0041】さらにまた、、ワークWの溶接時でも、該
ワークWに付与される加圧力Pは、前記圧力センサ58
a〜58dによって常時検出されるとともに、前記電流
制御部92によって該加圧力Pが演算されている。その
ため、ワークWの溶接時に、該ワークWに付与される加
圧力Pが変動した場合でも、即座に電流制御部92によ
り変動後の加圧力Pが演算されるとともに、変動後の加
圧力Pと所望の加圧力Paとの差に関する補正量Pcが
演算される。その後、前記補正量Pcに基づいてサーボ
モータ40に通電される三相交流が制御されて前記ワー
クWに付与される加圧力Pを所望の加圧力Paに制御す
ることができる。従って、ワークWに対して付与される
加圧力Pが変動した場合でも、常に所望の加圧力Paを
該ワークWに対して付与することが可能となる。
ワークWに付与される加圧力Pは、前記圧力センサ58
a〜58dによって常時検出されるとともに、前記電流
制御部92によって該加圧力Pが演算されている。その
ため、ワークWの溶接時に、該ワークWに付与される加
圧力Pが変動した場合でも、即座に電流制御部92によ
り変動後の加圧力Pが演算されるとともに、変動後の加
圧力Pと所望の加圧力Paとの差に関する補正量Pcが
演算される。その後、前記補正量Pcに基づいてサーボ
モータ40に通電される三相交流が制御されて前記ワー
クWに付与される加圧力Pを所望の加圧力Paに制御す
ることができる。従って、ワークWに対して付与される
加圧力Pが変動した場合でも、常に所望の加圧力Paを
該ワークWに対して付与することが可能となる。
【0042】なお、電流制御部92には、ワークに所望
の加圧力Paが付与されたときのサーボモータ40に通
電される電流値が記憶されているため、同じ種類のワー
クWに対し溶接を繰り返して行う際に、該電流制御部9
2に記憶された電流値で該サーボモータ40を作動させ
れば所望の加圧力Paを容易に該ワークWに付与するこ
とが可能となり、該ワークWの溶接作業を簡素化でき
る。
の加圧力Paが付与されたときのサーボモータ40に通
電される電流値が記憶されているため、同じ種類のワー
クWに対し溶接を繰り返して行う際に、該電流制御部9
2に記憶された電流値で該サーボモータ40を作動させ
れば所望の加圧力Paを容易に該ワークWに付与するこ
とが可能となり、該ワークWの溶接作業を簡素化でき
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークの溶接時に加圧側の電極から該ワークに付与され
る加圧力を受圧側に設けられた圧力センサにより常時検
出できるため、常に所望の加圧力を該ワークに付与して
最適な加圧力で溶接を行うことが可能となる。しかも、
電極による加圧力が相対的に変動した場合であっても、
圧力センサの加圧力検出作用下に最適な加圧力を確保で
きるため溶接品質に優れた製品を得ることができる。
ワークの溶接時に加圧側の電極から該ワークに付与され
る加圧力を受圧側に設けられた圧力センサにより常時検
出できるため、常に所望の加圧力を該ワークに付与して
最適な加圧力で溶接を行うことが可能となる。しかも、
電極による加圧力が相対的に変動した場合であっても、
圧力センサの加圧力検出作用下に最適な加圧力を確保で
きるため溶接品質に優れた製品を得ることができる。
【0044】さらに、異なる種類のワークを溶接する場
合でも、電流制御部に予め記憶されている加圧力を各ワ
ークの所望の加圧力に変更するだけで、それぞれのワー
クに適合する最適な加圧力を容易に付与することがで
き、従来技術のようにトライアンドエラーを行うことな
く、最適の加圧力を導き出す時間が著しく短縮される。
このため、溶接作業を可及的速やかに遂行することが可
能となり、溶接作業に従事する経験豊富な作業員を削減
できるとともに、生産効率が飛躍的に向上するという特
有の効果が得られる。
合でも、電流制御部に予め記憶されている加圧力を各ワ
ークの所望の加圧力に変更するだけで、それぞれのワー
クに適合する最適な加圧力を容易に付与することがで
き、従来技術のようにトライアンドエラーを行うことな
く、最適の加圧力を導き出す時間が著しく短縮される。
このため、溶接作業を可及的速やかに遂行することが可
能となり、溶接作業に従事する経験豊富な作業員を削減
できるとともに、生産効率が飛躍的に向上するという特
有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る電動式溶接ガンを示す一部
省略ブロック図である。
省略ブロック図である。
【図2】図1における矢印II方向からの矢視説明図で
ある。
ある。
【図3】図1における矢印III方向からの矢視説明図
である。
である。
【図4】ガン制御部の構成を含む前記電動式溶接ガンの
電気的構成を示すブロック図である。
電気的構成を示すブロック図である。
【図5】前記電動式溶接ガンによってワークを溶接する
方法を説明するフローチャートである。
方法を説明するフローチャートである。
10…電動式溶接ガン 14…ガン本体 20…ガン制御部 40…サーボモータ 48…加圧用上部電極 58a〜58d…圧
力センサ 66…下部電極 88…位置制御部 90…速度制御部 92…電流制御部 W…ワーク
力センサ 66…下部電極 88…位置制御部 90…速度制御部 92…電流制御部 W…ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 幸治 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E065 AA08 BA06 EA00
Claims (5)
- 【請求項1】加圧用の一方の電極と前記電極と対をなす
他方の電極との間にワークを挟持し、前記一方の電極に
よって該ワークを加圧しながら前記一対の電極に通電す
ることによりワークを溶接する電動式溶接ガンであっ
て、 前記電動式溶接ガンは、サーボモータを備えるガン本体
とガン制御部とを有し、 前記他方の電極側に圧力センサを配置し、 前記圧力センサにより前記一方の電極から前記ワークに
付与される加圧力を検出して、前記サーボモータのフィ
ードバック制御を行うことを特徴とする電動式溶接ガ
ン。 - 【請求項2】請求項1記載の電動式溶接ガンにおいて、 前記ガン制御部は、前記一方の電極の位置を制御する位
置制御部と、該一方の電極の移動速度を制御する速度制
御部と、前記サーボモータに通電される電流を制御する
電流制御部とを有し、 前記圧力センサの出力信号によって前記電流制御部を介
して前記サーボモータのフィードバック制御を行うこと
を特徴とする電動式溶接ガン。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の電動式溶接ガンにお
いて、 前記他方の電極に加えられる圧力を検出するための前記
圧力センサを前記他方の電極の近傍に設けることを特徴
とする電動式溶接ガン。 - 【請求項4】サーボモータを備えるガン本体と、電流制
御部と、一対の電極とを有し、一方の電極に圧力センサ
を配置し、前記一対の電極の間でワークを加圧しながら
該一対の電極に通電することにより該ワークを溶接する
電動式溶接ガンの制御方法であって、 前記一対の電極に通電するのに先立って、一方の電極が
前記ワークに当接することにより前記ワークに付与され
る加圧力を前記圧力センサにより検出してその検出信号
を前記電流制御部に導出する第1のステップと、 前記電流制御部において、前記検出信号に基づいて前記
加圧力を演算して、該電流制御部に予め記憶された所望
の加圧力と比較する第2のステップと、 前記第2のステップでの比較により前記検出された加圧
力が前記所望の加圧力と異なるとき、該加圧力と該所望
の加圧力との差分に基づく補正量を演算して前記サーボ
モータに通電される該補正量に対応する電流値を算出す
る第3のステップと、 前記補正された電流値に対応する電流値データに基づい
て前記サーボモータを駆動する第4のステップとからな
ることを特徴とする電動式溶接ガンの制御方法。 - 【請求項5】請求項4記載の電動式溶接ガンの制御方法
において、 前記一対の電極に通電した後に、前記一方の電極から前
記ワークに付与される加圧力が変動した際に、前記電流
制御部において前記圧力センサからの検出信号に基づき
変動後の前記加圧力を演算し、前記演算された加圧力と
前記所望の加圧力との差分に基づく補正量を演算して前
記サーボモータに通電される該補正量に対応する電流値
を算出する第5のステップと、 前記補正された電流値に対応する電流値データに基づい
て前記サーボモータを駆動する第6のステップとからな
ることを特徴とする電動式溶接ガンの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228974A JP2002035953A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 電動式溶接ガン及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228974A JP2002035953A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 電動式溶接ガン及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002035953A true JP2002035953A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18722169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000228974A Pending JP2002035953A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 電動式溶接ガン及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002035953A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7002095B2 (en) | 2002-10-11 | 2006-02-21 | Fanuc Ltd | Spot welding system and method of controlling pressing force of spot welding gun |
WO2006118197A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nachi-Fujikoshi Corp. | スポット溶接方法とスポット溶接システム |
US7855350B2 (en) * | 2006-03-27 | 2010-12-21 | Precitec Kg | Apparatus and method for clamping sheet-metal components |
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CN105618915A (zh) * | 2016-03-30 | 2016-06-01 | 深圳华航智能装备技术有限公司 | 一种数控电池碰焊机及电池碰焊方法 |
CN110653471A (zh) * | 2019-08-30 | 2020-01-07 | 湖州龙溢机械有限公司 | 一种钣金加工用焊接装置 |
-
2000
- 2000-07-28 JP JP2000228974A patent/JP2002035953A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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