JP5691395B2 - インダイレクトスポット溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には離れた位置で給電端子を取り付け、これら溶接電極と給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接方法に関するものである。
自動車ボディーや自動車部品の溶接に際しては、従来から抵抗スポット溶接、主にダイレクトスポット溶接が使用されてきたが、最近では、シリーズスポット溶接やインダイレクトスポット溶接等が使用されるようになってきた。
上記した3種類のスポット溶接の特徴を、図1を用いて説明する。
いずれのスポット溶接も、重ね合わせた少なくとも2枚の金属板を溶接により接合する点では変わりはない。
図1(a)は、ダイレクトスポット溶接法を示したものである。この溶接は、同図に示すとおり、重ね合わせた2枚の金属板1,2を挟んでその上下から一対の電極3,4を加圧しつつ電流を流し、金属板の抵抗発熱を利用して、点状の溶接部5を得る方法である。なお、電極3,4はいずれも、加圧制御装置6,7および電流制御装置8をそなえており、これらによって加圧力と通電する電流値が制御できる仕組みになっている。
図1(b)に示すシリーズスポット溶接法は、重ね合わせた2枚の金属板11,12に対し、離れた位置で、同一面側(同一方向)から一対の電極13,14を加圧しつつ電流を流し、点状の溶接部15-1,15-2を得る方法である。
図1(c)に示すインダイレクトスポット溶接法は、重ね合わせた2枚の金属板21,22に対し、一方の金属板21には電極23を加圧しながら押し当て、他方の金属板22には離れた位置で給電端子24を取り付け、これらの間で通電することにより、金属板21,22に点状の溶接部25を形成する方法である。
上記した3種類の溶接法のうち、スペース的に余裕があり、金属板を上下から挟む開口部が得られる場合には、ダイレクトスポット溶接法が用いられる。
しかしながら、実際の溶接に際しては、十分なスペースがなかったり、閉断面構造で金属板を上下から挟むことができない場合も多く、かような場合には、シリーズスポット溶接法やインダイレクトスポット溶接法が用いられる。
しかしながら、シリーズスポット溶接法やインダイレクトスポット溶接法を上記のような用途に使用する際には、重ね合わせた金属板は一方向からのみ電極により加圧され、その反対側は支持の無い中空の状態になっている。従って、両側から電極で挟むダイレクトスポット溶接法のように電極直下に局部的に高い加圧力を与えることができない。また、通電中に電極が金属板に沈み込んでいくため、電極−金属板、金属板−金属板間の接触状態が変化する。このような理由により、重ね合わせた金属板間で電流の通電経路が安定せず、溶融接合部が形成されにくいという問題があった。
上記の問題を解決するものとして、シリーズスポット溶接については、特許文献1に、「金属板を重ねた接触点にナゲットを形成するため、溶接初期に大電流を流して電極ナゲットを形成してから、定常電流を流す」ことが記載されている。また、特許文献2では、「電極を接触させる位置に他の部分よりも一段高い座面を形成し、座面を押しつぶすように加圧接触させて溶接することにより、バック電極なしに十分な溶接強度が得られる」ことが記載されている。
一方、インダイレクトスポット溶接については、シリーズスポット溶接にも適用できる技術として、特許文献3に、「シリーズスポット溶接又はインダイレクトスポット溶接の通電時に、電流値を高く維持する時間帯と電流値を低く維持する時間帯を交互に繰り返す」ことからなる溶接法、さらには「電流値を高く維持する時間帯と電流値を低く維持する時間帯を交互に繰り返すにつれて、電流値を高く維持する時間帯の電流値を徐々に高くする」ことからなる溶接方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1は、シリーズスポット溶接については有効であると考えられるが、溶接方法の異なるインダイレクトスポット溶接に対しては有効であるとは限らないという問題があった。
また、特許文献2も、シリーズスポット溶接については有効であると考えられるが、インダイレクトスポット溶接に対しては有効であるとは限らず、しかも電極を接触させる位置に他の部分よりも一段高い座面をプレスなどで形成する工程が必要になるという問題があった。
さらに、特許文献3には、同文献に開示の技術に従う通電パターンによって溶接された「金属板11,12の重合部の金属組織を観察すると、金属板11,12の重合部の金属が、従来の通常のナゲットに比べて細かく部分的に溶融して再結晶したものが多数形成される事象が見られ、所謂、拡散接合の状態で接合している場合であり、従来の通常のナゲットとは異なる事象で接合している場合もある。」(同文献3の段落〔0038〕)とあり、必ずしもダイレクトスポット溶接で見られるナゲットのように完全に溶融した状態で碁石形に形成されているとは限らないという問題があった。
輸送機器メーカーにおける現状のスポット溶接部の管理基準では、ダイレクトスポット溶接で得られるような完全に溶融した状態を経た碁石形のナゲットであることを要求されることが多いため、接合強度が得られても完全に溶融した状態で形成された碁石形のナゲットが得られなければ管理基準を満足しないという問題がある。
上記の問題を解決するものとして、発明者らは先に、特許文献4において
「少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接法において、通電する電流値については通電開始から終了まで一定にする一方、電極の加圧力に関しては、通電開始から2つの時間帯t1,t2に区分し、最初の時間帯t1では加圧力F1で加圧したのち、次の時間帯t2では、F1よりも低い加圧力F2で加圧することを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。」
という、2段階制御になるインダイレクトスポット溶接方法を開発した。
さらに、発明者らは、上記の技術を進展させたものとして、2段階制御から3段階制御になる
「少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接法において、電極の加圧力および通電する電流値に関して、通電開始から3つの時間帯t1,t2,t3に区分し、最初の時間帯t1では、加圧力F1で加圧しかつ電流値C1で通電し、次の時間帯t2では、F1よりも低い加圧力F2で加圧しかつC1よりも高い電流値C2で通電し、さらに次の時間帯t3では、F2と同じかまたはF2よりも低い加圧力F3で加圧しかつC2よりも高い電流値C3で通電することを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。」
を開発し、特許文献5において開示した。
特開平11-333569号公報 特開2002-239742号公報 特開2006-198676号公報 特開2010-194609号公報 特願2010-066709号明細書
本発明は、上掲した特許文献5に開示の技術の改良に係り、3段階制御になるインダイレクトスポット溶接において、重ね合わせた金属板の厚みの如何にかかわらず、好適な碁石形ナゲットを安定して得ることができるインダイレクトスポット溶接方法を提案することを目的とする。
さて、発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に述べる知見を得た。
a)重ね合わせた金属板を一方向からのみ電極で加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態でインダイレクトスポット溶接を行う場合、両側から電極で挟むダイレクトスポット溶接法のように電極直下に局部的に高い加圧力を与えることができないため、電極直下の重ね合わせた金属板間で高い電流密度が得られず、また通電中に電極が金属板に沈み込んでいくため、電極−金属板、金属板−金属板間の接触面積が増大し、電極−金属板、金属板−金属板間の電流密度が低下する。そのため、インダイレクトスポット溶接では、ダイレクトスポット溶接法のように電極直下の重ね合わせた金属板間に溶融部が形成されるのに十分な発熱が得難く、溶融接合部が形成されにくい。
b)上記の問題を解決するには、通電中の電流値およびその時間を細かく制御する、または通電中の電極の加圧力およびその時間を細かく制御する、さらには通電中の電流値と電極の加圧力およびその時間を細かく制御することが有効である。
c)特に、通電開始からの通電時間、加圧時間をそれぞれ独立に3段階に分け、通電時間、加圧時間の各段階における電流値および電極の加圧力を個別に制御することにより、健全な碁石形のナゲットからなる溶融接合部を安定して形成することができる。
d)さらに、上述したような適正な電流値や加圧力は、対象とする金属板の厚みによって変化し、従って、真に健全な碁石形のナゲットを得るには、金属板の厚みも考慮して電流値や加圧力を調整する必要がある。
本発明は、上記の知見に立脚するものである。
すなわち、本発明の要旨構成は次のとおりである。
1.少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接法において、電極の加圧力および通電する電流値に関して、通電開始から3つの時間帯t1,t2,t3に区分し、各時間帯t1,t2,t3でそれぞれ加圧力F1,F2,F3及び電流値C1,C2,C3を制御するものとし、最初の時間帯t1では、下記式(1)で表される加圧力F1(N)で加圧しかつ下記式(2)で表される電流値C1(kA)で通電して、金属板間の通電経路を安定化させたのち、次の時間帯t2では、下記式(3)で表される加圧力F2(N)で加圧しかつ下記式(4)で表される電流値C2(kA)で通電して、金属板間の接触部に溶融ナゲットの形成を開始させ、さらに次の時間帯t3では、下記式(5)で表される加圧力F3(N)で加圧しかつ下記式(6)で表される電流値C3(kA)で通電して、金属板間の溶融ナゲットをさらに成長させていくことを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。

1.2 F2 ≦ F1 ≦ 3 F2 ・・・(1)
0.25 C2 ≦ C1 ≦ 0.9 C2 ・・・(2)
3 ≦ F2 ≦ 3 F3 ・・・(3)
0.5 C3 ≦ C2 ≦ 0.9 C3 ・・・(4)
30 T2.1 ≦ F3 ≦ 170 T1.9 ・・・(5)
2 T0.5 ≦ C3 ≦ 5.5 T0.9 ・・・(6)
ただし、Tは、重ね合わせた金属板の総板厚(mm)である。
2.少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接法において、電極の加圧力に関しては、通電開始から3つの時間帯tF1,tF2,tF3に区分し、各時間帯tF1,tF2,tF3でそれぞれ加圧力F1,F2,F3を制御するものとし、最初の時間帯tF1では、下記式(1)で表される加圧力F1(N)で加圧したのち、次の時間帯tF2では、下記式(3)で表される加圧力F2(N)で加圧し、さらに次の時間帯tF3では、下記式(5)で表される加圧力F3(N)で加圧する一方、通電する電流値に関しては、時間帯tF1,tF2,tF3とは独立して、通電開始から3つの時間帯tC1,tC2,tC3に区分し、各時間帯tC1,tC2,tC3でそれぞれ電流値C1,C2,C3を制御するものとし、最初の時間帯tC1では、下記式(2)で表される電流値C1(kA)で通電して、金属板間の通電経路を安定化させたのち、次の時間帯tC2では、下記式(4)で表される電流値C2(kA)で通電して、金属板間の接触部に溶融ナゲットの形成を開始させ、さらに次の時間帯tC3では、下記式(6)で表される電流値C3(kA)で通電して、金属板間の溶融ナゲットをさらに成長させていくことを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。

1.2 F2 ≦ F1 ≦ 3 F2 ・・・(1)
0.25 C2 ≦ C1 ≦ 0.9 C2 ・・・(2)
3 ≦ F2 ≦ 3 F3 ・・・(3)
0.5 C3 ≦ C2 ≦ 0.9 C3 ・・・(4)
30 T2.1 ≦ F3 ≦ 170 T1.9 ・・・(5)
2 T0.5 ≦ C3 ≦ 5.5 T0.9 ・・・(6)
ただし、Tは、重ね合わせた金属板の総板厚(mm)である。
3.上記1又は2において、上記溶接電極として、先端が曲面形状であり、曲率半径が30〜70mmになる電極を使用することを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。
本発明によれば、インダイレクトスポット溶接では、従来難しいとされた、溶融した状態で形成された碁石形のナゲットを、対象とする金属板の厚みの如何にかかわらず、安定して得ることができる。
ダイレクトスポット溶接法(a)、シリーズスポット溶接法(b)およびインダイレクトスポット溶接法(c)の溶接要領の説明図である。 本発明の一実施形態に従う通電時間と加圧力の関係(a)および通電時間と電流値の関係(b)の一例を示した図である。 本発明の他の実施形態に従う通電時間と加圧力の関係(a)および通電時間と電流値の関係(b)の一例を示した図である。 電極の先端に近い側を比較的大きな曲率半径、先端から遠い側を比較的小さな曲率半径とした場合の一例を示した図である。 実施例の溶接要領の説明図である。
以下、本発明を図面に従い具体的に説明する。
図2(a)、(b)に、本発明の通電時間と加圧力の関係および通電時間と電流値の関係をそれぞれ示す。
本発明では、電極の加圧力、通電する電流値に関して、通電開始からの時間帯を同時にまたはそれぞれ独立して3つに区分し、それぞれの時間帯において加圧力Fと電流値Cを制御する。ここで、加圧力Fと電流値Cを同時に制御する場合には、区分した各時間帯をt1,t2,t3とし、また加圧力Fと電流値Cを独立して制御する場合には、加圧力Fを区分する時間帯をtF1,tF2,tF3、電流値Cを区分する時間帯をtC1,tC2,tC3とする。また、各時間帯での加圧力はF1,F2,F3、電流値はC1,C2,C3で示す。
加圧力Fと電流値Cを同時に制御する場合、時間帯t1では、加圧力F1で加圧し、電流値C1を通電する。
この時間帯t1は、電極を重ね合わせた金属板に加圧しながら押し当てつつ、通電を開始し、金属板間の通電経路を安定化させる時間帯である。この加圧力F1を時間帯t2の加圧力F2より高くすることにより、金属板間の接触面積を十分に確保し、通電経路の安定化を促進することができる。しかし、加圧力F1が加圧力F2の1.2倍より小さい場合は、その効果が乏しく、一方、3倍を超えると接触面積が大きくなりすぎて電流密度の低下を招き、後に続く時間帯t2,t3で溶融ナゲット形成に必要な集中した発熱が得られなくなる。よって、時間帯t1における加圧力F1(N)は、次式(1)の範囲に限定した。
1.2 F2 ≦ F1 ≦ 3 F2 ・・・(1)
ただし、F2(N)は、後掲の式(3)または式(3)′で表される。
さらに、上記効果を得る上で、より好ましい範囲は次式(1)′のとおりである。
1.5 F2 ≦ F1 ≦ 2.5 F2 ・・・(1)′
また、電流値C1を時間帯t2の電流値C2より低くすることにより、金属板間に溶融ナゲットが形成される前に、発熱による熱膨張で金属板間を接触、密着させ、接触面積を確保し、通電経路を安定化させることができる。しかし、電流値C1が電流値C2よりも低すぎるとその効果に乏しく、一方、高すぎると接触面積が大きくなりすぎて電流密度の低下を招き、やはり、後に続く時間帯t2,t3で溶融ナゲット形成に必要な集中した発熱が得られなくなる。よって、時間帯t1における電流値C1(kA)は、次式(2)の範囲に限定した。
0.25 C2 ≦ C1 ≦ 0.9 C2 ・・・(2)
ただし、C2(kA)は、後掲の式(4)または式(4)′で表される。
さらに、上記効果を得る上で、より好ましい範囲は次式(2)′のとおりである。
0.3 C2 ≦ C1 ≦ 0.8 C2 ・・・(2)′
次に、時間帯t2では、加圧力F2で加圧し、電流値C2を通電する。
この時間帯t2は、時間帯t1で形成された金属板間の接触部に溶融ナゲットの形成を開始させる段階である。しかしながら、電極の反対側は支持の無い中空の状態でインダイレクトスポット溶接を行う際には、通電による発熱で電極周辺の金属板が軟化すると電極先端が金属板に沈み込み、電極と金属板、金属板と金属板の間の接触面積が増大し電流密度が低下するため、溶融ナゲットを成長させるに十分な発熱が得られない。従って、この時間帯t2では、加圧力F2は加圧力F1よりも低い加圧力とし、電極先端が金属板に沈み込むのを抑える必要があることは、前述したとおりである。しかし、加圧力が低すぎると電極と金属板との間の接触面積が極度に小さくなり、電流密度が過度に上昇して金属板表面が溶融飛散し、表面形状が著しく損なわれる不具合が発生する。特に、溶融ナゲットが形成し始める時間帯t2では、上述の金属板表面の溶融飛散が起こりやすい。よって、加圧力F2を時間帯t3の加圧力F3と同じもしくは加圧力F3より高くすることにより、上述の金属板表面の溶融飛散を抑制することができる。一方、加圧力F2が加圧力F3倍を超えると接触面積が大きくなりすぎて電流密度の低下を招き、溶融ナゲット形成に必要な集中した発熱が得られなくなる。よって、時間帯t2における加圧力F2(N)は、次式(3)の範囲に限定した。
3 ≦ F2 ≦ 3 F3 ・・・(3)
ただし、F3(N)は、後掲の式(5)または式(5)′で表される。
さらに、上記効果を得る上で、より好ましい範囲は次式(3)′のとおりである。
3 ≦ F2 ≦ 2.5 F3 ・・・(3)′
一方、電流値C2については、前述したとおり、電流値C1よりも高い電流値として金属板間の接触部に溶融ナゲットの形成を開始させる。電流値が低すぎると溶融ナゲットの形成に必要な発熱が十分に得られない。一方、電流値があまりに高過ぎると電極の反対側の金属板表面から溶融金属が飛散し、溶け落ちて、外観が著しく損なわれるばかりか、継手強度も低下する不具合が発生する。特に、溶融ナゲットが形成し始める時間帯t2では、上述の金属板表面の溶融飛散が起こりやすいことは、前述したとおりである。ここに、電流値C2を時間帯t3の電流値C3の0.9倍以下とすることにより、上述の金属板表面の溶融飛散を抑制することができる。しかし、電流値C2が電流値C3の0.5倍よりも低くなると、上述したとおり、溶融ナゲットの形成に必要な発熱が十分に得られない。よって、時間帯t2における電流値C2(kA)は、次式(4)の範囲に限定した。
0.5 C3 ≦ C2 ≦ 0.9 C3 ・・・(4)
ただし、C3(kA)は、後掲の式(6)または式(6)′で表される。
さらに、上記効果を得る上で、より好ましい範囲は次式(4)′のとおりである。
0.6 C3 ≦ C2 ≦ 0.88 C3 ・・・(4)′
さらに次に、時間帯t3では、加圧力F3で加圧し、電流値C3を通電する。
この時間帯t3は、時間帯t2で形成された金属板間の溶融ナゲットをさらに成長させていく段階である。しかしながら、電極の反対側は支持の無い中空の状態でインダイレクトスポット溶接を行う際には、通電による発熱で電極周辺の金属板が軟化すると電極先端が金属板に沈み込み、電極と金属板、金属板と金属板の間の接触面積が増大し電流密度が低下するため、ナゲットを成長させるに十分な発熱が得られない。従って、この時間帯t3では、加圧力F3は加圧力F2と同じもしくは加圧力F2よりもさらに低い加圧力とし、電極先端が金属板に沈み込むのを抑える必要があることは、前述したとおりである。しかし、加圧力が低すぎると電極と金属板との間の接触面積が極度に小さくなり、電流密度が過度に上昇して金属板表面が溶融飛散し、表面形状が著しく損なわれる不具合が発生する。さらに、一方向からのみ電極により加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態で行うインダイレクトスポット溶接では、付与する加圧力は、重ね合わせた金属板の厚みと相関関係にあることが判明した。
そこで、発明者らは、金属板の厚みを加味した加圧力 3 の適正値について検討したところ、この加圧力F3は、金属板の総厚みTとの関係で、次式(5)の範囲に制御すべきことが究明されたのである。
30 T2.1 ≦ F3 ≦ 170 T1.9 ・・・(5)
ただし、Tは、重ね合わせた金属板の総板厚(mm)である。
さらに、上記効果を得る上で、より好ましい範囲は次式(5)′のとおりである。
30 T2.2 ≦ F3 ≦ 170 T1.8 ・・・(5)′
なお、本発明が対象とする金属板の総板厚Tは、1.0〜10.0 mm程度である。
一方、電流値C3については、前述したとおり、電流値C2よりも高い電流値として金属板間の接触部に溶融ナゲットの形成を促進させる。電流値が低すぎると溶融ナゲットの成長に必要な発熱が十分に得られない。一方、電流値があまりに高過ぎると電極の反対側の金属板表面から溶融金属が飛散し、溶け落ちて、外観が著しく損なわれるばかりか、継手強度も低下する不具合が発生する。それ故、電流値C3は適正な範囲に設定することが重要であるが、この電流値C3は、上記した加圧力F3と同様、金属板の厚みと相関関係にある。
そこで、発明者らは、電流値C3の適正な範囲についても板厚を加味して検討したところ、この電流値C3は、金属板の総厚みTとの関係で、次式(6)の範囲に制御すべきことが判明した。
2 T0.5 ≦ C3 ≦ 5.5 T0.9 ・・・(6)
ただし、Tは、重ね合わせた金属板の総板厚(mm)である。
さらに、上記効果を得る上で、より好ましい範囲は次式(6)′のとおりである。
2 T0.6 ≦ C3 ≦ 5.5 T0.85 ・・・(6)′
以上、通電開始から3つの時間帯に区分し、各時間帯で加圧力Fと電流値Cを同時に制御する場合について説明したが、本発明は、図3に示すように、加圧力Fに関しては、通電開始から時間帯tF1,tF2,tF3に区分し、最初の時間帯tF1では、前掲の式(1)で表される加圧力F1(N)で加圧したのち、次の時間帯tF2では、前掲の式(3)で表される加圧力F2(N)で加圧し、さらに次の時間帯tF3では、前掲の式(5)で表される加圧力F3(N)で加圧する一方、電流値Cに関しては、時間帯tF1,tF2,tF3とは別に独立して、通電開始から時間帯tC1,tC2,tC3に区分し、最初の時間帯tC1では、前掲の式(2)で表される電流値電流値C1(kA)で通電したのち、次の時間帯tC2では、前掲の式(4)で表される電流値C2(kA)で通電し、さらに次の時間帯tC3では、前掲の式(6)で表される電流値C3(kA)で通電する方法とすることもでき、このように加圧力の変化、電流の変化を独立した時間帯で最適に行うことによって、より高い効果を得ることができる。
ここに、通電開始から3つの時間帯t1,t2,t3に区分し、各時間帯で加圧力Fと電流値Cを同時に制御する場合、時間帯t1,t2,t3における通電時間はそれぞれ、t1:0.02〜0.30s、t2:0.02〜0.30s、t3:0.10〜0.60sとすることが好ましい。さらに、加圧力Fと電流値Cを独立して制御する場合には、加圧力Fに関しては、tF1:0.02〜0.30s、tF2:0.02〜0.30s、tF3:0.10〜0.60s、また電流値Cに関しては、tC1:0.02〜0.30s、tC2:0.02〜0.30s、tC3:0.10〜0.60sとすることが好ましい。
さらに、本発明のインダイレクトスポット溶接では、溶接電極として、先端が曲面形状になる電極を使用することが好ましい。電極の先端を曲面形状とすることにより、通電初期に、電極と金属板との間の十分な接触面積を確保し、電流密度が過度に上昇して金属板表面が溶融飛散し、表面形状が著しく損なわれる不具合を回避することができ、さらに金属板と金属板の間で必要十分な加圧接触状態を形成し、電流密度を適正に保持し、溶融を開始させるために十分な発熱が得られる。また、通電後期には、金属板の発熱、軟化により、電極先端が金属板に沈み込み、電極と金属板、金属板と金属板の間の接触面積が増大するため、電流密度が低下し溶融ナゲットを成長させるのに十分な発熱が得られないことがあるが、電極の先端を曲面形状とすることにより、電極先端の沈み込みに対し、一様な接触面積の増大を回避することができる。電極先端の曲面形状の曲率半径が30mmより小さくなると金属板表面で発生する溶融飛散が顕著になり、一方、70mmより大きくなると電極と金属板、金属板と金属板の間の接触面積が増大して電流密度が低下し、溶融ナゲットを成長させるのに十分な発熱が得られない。よって、電極先端の曲面形状の曲率半径は30〜70mmとすることが好ましい。
電極先端の曲面は、上述したように、一様な曲率の場合だけではなく、先端を中心とする所定の半径の円を境界に先端に近い側では比較的大きな曲率半径、先端から遠い側では比較的小さな曲率半径とすることもできる。
図4に、先端に近い側を比較的大きな曲率半径、先端から遠い側を比較的小さな曲率半径とした場合の一例を示す。この例は、直径16mmの電極について、先端に近い側(6mm径)をR40mm、一方、先端から遠い側をR8mmとした場合である。
インダイレクトスポット溶接法を、図5に示すような構成で実施した。板厚が0.7mm、1.2mm、1.6mmの、表1に示す化学成分になる引張強さ:270MPa以上のSPC270冷延鋼板3種からそれぞれ2種を選び、上鋼板、下鋼板として組み合わせて、図5に示すような凹形状の金属製治具の上に配置し、支持間隔を30mmとし、治具下部にアース電極を取付け、上方から電極で加圧し、溶接を行った。また、上記のように重ねた上、下鋼板の両端をクランプで治具上で拘束し、上、下鋼板間を密着させることにより、通電時に鋼板間で分流を起こりやすくし、意図的に電極直下にナゲットが形成されにくい条件を設定した。
加圧力、電流値の通電開始からの時間帯、それぞれの時間帯での加圧力、電流値の条件を表2に示す。なお、全ての条件において、通電開始から終了までの時間を0.28sとした。
なお、溶接に際しては、クロム銅合金を材質とし、先端にR40mmの曲面を持つ形状の電極および直流インバータ式の電源を使用した。
Figure 0005691395
Figure 0005691395
表2中、発明例1、3、4、7〜10は、時間帯t1,t2,t3において、加圧力Fと電流値Cを同時に制御した場合である。発明例2、5、6は、電極の加圧力に関しては、通電開始から3つの時間帯tF1,tF2,tF3に区分する一方、通電する電流値に関しては、時間帯tF1,tF2,tF3とは独立して、通電開始から3つの時間帯tC1,tC2,tC3に区分して、加圧力Fと電流値Cを独立して制御した場合である。
なお、比較例1〜4は、加圧力F、電流値Cを通電開始から終了まで一定で実施した場合であるが、時間帯t1を0.06s、t2を0.06s、t3を0.16sとして、加圧力Fと電流値Cを同時に制御したと考えると、比較例1、3では、加圧力F1が前掲の式(1)の下限値より小さくなり、かつ電流値C1,C2が前掲の式(2)、式(4)の上限値より大きくなる。さらに、比較例2、4では、加圧力F1が前掲の式(1)の下限値より小さくなり、電流値C1,C2が前掲の式(2)、式(4)の上限値より大きくなり、加圧力F3が前掲の式(5)の上限値より大きくなる。
比較例5〜13はいずれも、加圧力Fまたは電流値C、もしくは加圧力F、電流値Cを両方変化させて実施した場合である。
比較例5は、電流値C2が前掲の式(4)の上限値より大きくなる。比較例6は、電流値C2が前掲の式(4)の下限値より小さくなる。比較例7は、加圧力F1が前掲の式(1)の下限値より小さくなる。比較例8は、加圧力F1が前掲の式(1)の上限値より大きくなる。比較例9は、電流値C1が前掲の式(2)の下限値より小さくなる。比較例10は、電流値C1が前掲の式(2)の上限値より大きくなる。比較例11は、加圧力F3が前掲の式(5)の上限値より大きくなる。比較例12は、電流値C3が前掲の式(6)の下限値より小さくなる。比較例13は、電流値C3が前掲の式(6)の上限値より大きくなる。
表3に、表2に示す通電パターンで溶接したときの各継手のナゲット径、ナゲット厚さ、ナゲット厚さ/径および外観不具合について調べた結果を示す。
なお、表3においてナゲット径は、溶接部を中心で切断した断面において、上鋼板、下鋼板間で形成される溶融ナゲットの重ね線上での長さとした。ナゲット厚さは、溶接部を中心で切断した断面において、上鋼板、下鋼板間に形成される溶融ナゲットの最大厚さとした。また、ナゲット厚さ/径は、上述したナゲット厚さをナゲット径で除したものである。ここに、ナゲット径NDが次式(7)を満たし、かつナゲット厚さ/径が0.22以上であれば、溶融した状態で形成された碁石形の好適なナゲットと判断することができる。
ND ≧ 1.5 T ・・・(7)
ただし、ND:ナゲット径(mm)
T:重ね合わせた金属板の総板厚(mm)
さらに、ナゲット径NDが次式(7)′を満たし、かつナゲット厚さ/径が0.26以上であれば、溶融した状態で形成された碁石形の最適なナゲットと判断することができる。
ND ≧ 1.86 T ・・・(7)′
また、溶接部が溶融飛散しておこる外観不具合に関しては、電極と上鋼板間で起こる表面散りの発生に関して開示した。
総合評価では、ナゲット径NDが上掲式(7)を満たし、ナゲット厚さ/径が0.22以上で、かつ外観不具合がないものを○、またナゲット径NDが上掲式(7)′を満たし、ナゲット厚さ/径が0.26以上で、かつ外観不具合がないものを◎、上記のいずれにも属さないものを×とした。
Figure 0005691395
表3に示したとおり、本発明に従いインダイレクトスポット溶接を行った発明例1〜10は、いずれも、意図的に設定された電極直下にナゲットが形成されにくい条件下においても、十分なナゲット径と、この径に対して十分な厚さを有する溶融ナゲットを得ることができ、また外観不具合は全く観察されなかった。
これに対し、比較例1、3、5〜7、9、10、13では、表面散りが発生した。また、比較例8は、ナゲット径は前掲の式(5)を満たさず、さらに十分なナゲット厚さが得られず、ナゲット厚さ/径が0.22より小さくなった。比較例2、4、10、12ではいずれもナゲットの形成は観察されなかった。
本発明によれば、重ね合わせた金属板を一方向からのみ電極で加圧し、その反対側は支持の無い中空の状態で行うインダイレクトスポット溶接において、金属板の厚みの如何にかかわらず、十分なナゲット径と、この径に対して十分な厚さを有する碁石形の溶融ナゲットを安定して形成することができる。
1,2 金属板
3,4 電極
5 溶接部
6,7 加圧制御装置
8 電流制御装置
11,12 金属板
13,14 電極
15-1,15-2 溶接部
21,22 金属板
23 電極
24 給電端子
25 溶接部

Claims (3)

  1. 少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接法において、電極の加圧力および通電する電流値に関して、通電開始から3つの時間帯t1,t2,t3に区分し、各時間帯t1,t2,t3でそれぞれ加圧力F1,F2,F3及び電流値C1,C2,C3を制御するものとし、最初の時間帯t1では、下記式(1)で表される加圧力F1(N)で加圧しかつ下記式(2)で表される電流値C1(kA)で通電して、金属板間の通電経路を安定化させたのち、次の時間帯t2では、下記式(3)で表される加圧力F2(N)で加圧しかつ下記式(4)で表される電流値C2(kA)で通電して、金属板間の接触部に溶融ナゲットの形成を開始させ、さらに次の時間帯t3では、下記式(5)で表される加圧力F3(N)で加圧しかつ下記式(6)で表される電流値C3(kA)で通電して、金属板間の溶融ナゲットをさらに成長させていくことを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。

    1.2 F2 ≦ F1 ≦ 3 F2 ・・・(1)
    0.25 C2 ≦ C1 ≦ 0.9 C2 ・・・(2)
    3 ≦ F2 ≦ 3 F3 ・・・(3)
    0.5 C3 ≦ C2 ≦ 0.9 C3 ・・・(4)
    30 T2.1 ≦ F3 ≦ 170 T1.9 ・・・(5)
    2 T0.5 ≦ C3 ≦ 5.5 T0.9 ・・・(6)
    ただし、Tは、重ね合わせた金属板の総板厚(mm)である。
  2. 少なくとも2枚の金属板を重ね合わせた部材に対し、一方の面側から金属板に溶接電極を加圧しながら押し当て、他方の面側の金属板には該溶接電極と離隔した位置に給電端子を取り付け、該溶接電極と該給電端子との間で通電して溶接を行うインダイレクトスポット溶接法において、電極の加圧力に関しては、通電開始から3つの時間帯tF1,tF2,tF3に区分し、各時間帯tF1,tF2,tF3でそれぞれ加圧力F1,F2,F3を制御するものとし、最初の時間帯tF1では、下記式(1)で表される加圧力F1(N)で加圧したのち、次の時間帯tF2では、下記式(3)で表される加圧力F2(N)で加圧し、さらに次の時間帯tF3では、下記式(5)で表される加圧力F3(N)で加圧する一方、通電する電流値に関しては、時間帯tF1,tF2,tF3とは独立して、通電開始から3つの時間帯tC1,tC2,tC3に区分し、各時間帯tC1,tC2,tC3でそれぞれ電流値C1,C2,C3を制御するものとし、最初の時間帯tC1では、下記式(2)で表される電流値C1(kA)で通電して、金属板間の通電経路を安定化させたのち、次の時間帯tC2では、下記式(4)で表される電流値C2(kA)で通電して、金属板間の接触部に溶融ナゲットの形成を開始させ、さらに次の時間帯tC3では、下記式(6)で表される電流値C3(kA)で通電して、金属板間の溶融ナゲットをさらに成長させていくことを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。

    1.2 F2 ≦ F1 ≦ 3 F2 ・・・(1)
    0.25 C2 ≦ C1 ≦ 0.9 C2 ・・・(2)
    3 ≦ F2 ≦ 3 F3 ・・・(3)
    0.5 C3 ≦ C2 ≦ 0.9 C3 ・・・(4)
    30 T2.1 ≦ F3 ≦ 170 T1.9 ・・・(5)
    2 T0.5 ≦ C3 ≦ 5.5 T0.9 ・・・(6)
    ただし、Tは、重ね合わせた金属板の総板厚(mm)である。
  3. 請求項1又は2において、上記溶接電極として、先端が曲面形状であり、曲率半径が30〜70mmになる電極を使用することを特徴とするインダイレクトスポット溶接方法。
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