JPWO2015019768A1 - レンズアレイ、レンズアレイ積層体、及び、これらの製造方法 - Google Patents

レンズアレイ、レンズアレイ積層体、及び、これらの製造方法 Download PDF

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Abstract

比較的小型でありながら高精度な光学面を持つレンズ部を複数備え、複眼光学系に好適なレンズアレイ、レンズアレイ積層体、及び、これらの製造方法を提供する。このレンズアレイは、熱可塑性樹脂の一体物からなり、2次元的に配置された複数のレンズ部と、前記複数のレンズ部の周囲に延在するフランジ部と、前記フランジ部の周囲に位置し、前記フランジ部の周囲部分よりも前記レンズ部の光軸方向に突出する周状のリム部と、を有し、前記リム部の、突出する側の第1面及びその反対側の第2面のうち少なくとも一方には、他の部品との位置決めを行うための第1位置決め部が設けられ、前記第2面が、前記フランジ部の周囲部分よりも前記第1面側に位置する。

Description

本発明は、複数のレンズ部を有するレンズアレイ、レンズアレイ積層体、及び、これらの製造方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレット型パーソナルコンピュータなどに代表される薄型の撮像装置付き携帯端末が急速に普及している。しかるに、このような薄型の携帯端末に搭載される撮像装置には、高解像度を有しながらも薄形でコンパクトであることが要求されている。このような要求に対応するために、撮像レンズの光学設計による全長短縮やそれに伴う誤差感度増大に対応した製造精度向上を行ってきたが、さらなる要求に対応するためには、従来の単一の撮像レンズと撮像素子の組み合わせで像を得るという構成では不十分になっており、従来とは発想を変えた光学系が期待される。
一方、撮像素子の撮像領域を分割して、それぞれにレンズを配置し、得られた画像を処理することで、最終的な画像出力を行う複眼撮像装置に用いられる複眼光学系と呼ばれる光学系が、薄型化への要求に対応するために注目されている。複眼撮像装置においては、個々のレンズに対してはさほど高い光学性能は求められないので、個々のレンズを小さく薄く形成することができ、全体として薄型で小型の光学系とすることができる。特許文献1には、射出成形法により作製されるマイクロレンズアレイが記載されている。このような複眼光学系において、高画質化を達成するためには、光軸を平行に配置したレンズ部をマトリクス状に並べたレンズアレイを複数積層することが有利である。これに対し、撮像装置に用いられる公知のレンズとして、複数のレンズアレイを構成要素のレンズ間に設けられた位置決め部により位置決めしつつ接合し、接合後に個片に切断して複合レンズを得るものがある(特許文献2参照)。特許文献2の場合、第1レンズアレイに設けられた凸部と、第2レンズアレイに設けられた凹部とを用いて両レンズアレイを嵌合させる。この際、対向する光学面間に形成された空隙を囲んで密閉するように各光学面の周囲が接合され、最終的に、レンズ間を切断して撮像レンズに個片化している。2次元状に配列された複数のレンズ部を備える複眼光学系においても、レンズアレイ同士、あるいは、レンズアレイと鏡枠や絞り部材など他の部材との位置決めを行うために、レンズアレイに位置決め構造を設けることが考えられる。
特開平08−248207号公報 特開2003−329808号公報
ところで、レンズアレイを射出成形で形成する場合、レンズアレイに対応するキャビティの側面からゲートを介して熱可塑性樹脂を充填することが考えられる。しかるに、レンズアレイに対応するキャビティは、薄板状に広がる空間であるから、ゲート側から反ゲート側に樹脂が到達するまで、ある程度の流動距離がある。すると、キャビティ内の流動抵抗が多い部位では樹脂の流れが遅くなり、流動抵抗が少ない部位では樹脂の流れが速くなるという現象が生じる。一方、上述のように、マトリクス配列された複数のレンズ部を有するレンズアレイにおいて、他部品との位置決めを行うための位置決め構造を設ける場合、光軸方向(Z方向)及び光軸垂直方向(X方向、Y方向)だけでなく、光軸周りの回転方向(θ方向)、光軸に垂直な平面の傾き方向(Xθ方向、Yθ方向)への位置決めも考慮する必要があるため、周状の突起として位置決め部を構成することが考えられる。しかし、このような周状の位置決め構造をレンズアレイに設けると、射出成形の際に位置決め構造を形成するキャビティ部分に沿って樹脂の流れが速くなり、レンズ部に対応するキャビティ部分よりも先に奥へ到達して、流れの遅い樹脂と落ち合って固化し、最も奥側のレンズ部にウェルドと呼ばれる成形不良を生じる恐れがある。また、光学特性向上のために、複数のレンズアレイが積層された積層型レンズアレイを用いる場合、少なくとも一つのレンズアレイのレンズ部は比較的薄肉になる傾向がある。そのようなレンズアレイにおいては、レンズ部に対応するキャビティの部位を通過する樹脂の流動が遅くなるから、マトリクス状にレンズ部が並んだレンズアレイを形成する場合、レンズ部に対応するキャビティの部位を通過する毎に流動遅れが拡大し、最終のレンズ部に対応するキャビティ内で、他を通過した流動速度の速い樹脂と落ち合って固化し、ウェルドがさらに生じやすくなる恐れがある。なお、フランジ部の面積を大きくすることによって、ウェルドが発生してもレンズ部にまで及ばないようにしようとすると、レンズアレイ全体のサイズが大きくなってしまい、小型化という本来の目的を果たせなくなるという問題がある。
これに対し、特許文献1ではウェルドについて全く言及されておらず、また、複数のレンズアレイを積層することや、他の部品と位置決めするための位置決め構造をレンズアレイに設けることも記載されていない。
特許文献2においても、ウェルドについて全く言及されておらず、しかも、特許文献2のレンズアレイ積層体は、個々のレンズ部に個片化されるものであり、ウェルドによる影響がなく、高画質で小型の複眼光学系を提供するという技術思想が開示されていない。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、比較的小型でありながら高精度な光学面を持つレンズ部を複数備え、しかも他の部品と正確に位置決めすることのできる、複眼光学系に好適なレンズアレイ、レンズアレイ積層体、及び、これらの製造方法を提供することを目的とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したレンズアレイは、熱可塑性樹脂の一体物からなるレンズアレイであって、
2次元的に配置された複数のレンズ部と、
前記複数のレンズ部の周囲に延在するフランジ部と、
前記フランジ部の周囲に位置し、前記フランジ部の周囲部分よりも前記レンズ部の光軸方向に突出する周状のリム部と、を有し、
前記リム部の、突出する側の第1面及びその反対側の第2面のうち少なくとも一方には、他の部品との位置決めを行うための第1位置決め部が設けられ、前記第2面が、前記フランジ部の周囲部分よりも前記第1面側に位置する、ことを特徴とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したレンズアレイの製造方法は、熱可塑性樹脂の一体物からなるレンズアレイの製造方法であって、
2次元的に配置された複数のレンズ部と、前記複数のレンズ部の周囲に延在するフランジ部と、前記フランジ部の周囲に位置し、前記フランジ部の周囲部分よりも前記レンズ部の光軸方向に突出する周状のリム部と、に対応する成形面を有する成形型のキャビティ内に溶融された熱可塑性樹脂を射出し、
射出した前記樹脂を固化した後、離型して、前記リム部の、突出する側の第1面及びその反対側の第2面のうち少なくとも一方には、他の部品との位置決めを行うための第1位置決め部が設けられ、前記第2面が、前記フランジ部の周囲部分よりも前記第1面側に位置するレンズアレイを得ることを特徴とする。
本レンズアレイ積層体の製造方法は、前記レンズアレイを第1のレンズアレイとし、前記第1位置決め部に対応する第2位置決め部を有する第2のレンズアレイを、前記第1レンズアレイに積層することを特徴とする。
本発明によれば、比較的小型でありながら高精度な光学面を持つレンズ部を複数備え、しかも他の部品と正確に位置決めすることのできる、複眼光学系に好適なレンズアレイ、レンズアレイ積層体、及び、これらの製造方法を提供することができる。
本実施形態による撮像装置を模式的に示す図である。 本実施形態による撮像ユニットLUの断面図である。 (a)は、図2の第1レンズアレイLA1と、第2レンズアレイLA2と,遮光部材AP1を分解して示す断面図であり、(b)は、これらを組み立てた状態で示す断面図である。る。 図2のIV部を拡大して示す図である。 (a)は、本実施形態の第1レンズアレイLA1を成形する工程を示す図である。(b)は、比較例を成形する工程を示す図である。 (a)は、図5(a)をVIA-VIA線で切断して矢印方向に見たキャビティ内部を示す図であり、(b)は、図5(b)をVIB-VIB線で切断して矢印方向に見たキャビティ内部を示す図である。 ウェルドの発生についての説明図である。 本実施形態の変形例を示す図である。 本実施形態の変形例にかかるレンズアレイの要部断面図である。 本実施形態の変形例を示す図である。 比較例の第1レンズアレイの断面図であり、本実施形態に対してハッチングで示す部位をリム部に肉盛りしている。
まず、本実施形態に係るレンズアレイを用いた複眼光学系を有する撮像装置について説明する。複眼光学系は、1つの撮像素子に対して複数のレンズ系がアレイ状に配置された光学系であり、各レンズ系が同じ視野の撮像を行う超解像タイプと、各レンズ系が異なる視野の撮像を行う視野分割タイプと、に通常分けられる。本発明に係る複眼光学系は、いずれのタイプにも用いることができるが、ここでは複数のレンズ系によって得られる同じ視野の複数の像から解像度の高い1枚の合成画像を出力する超解像タイプについて説明する。
図1に本実施形態による撮像装置を模式的に示す。図1に示すように、撮像装置DUは、撮像ユニットLU,画像処理部1,演算部2,メモリー3等を有している。そして、撮像ユニットLUは、1つの撮像素子SRと、その撮像素子SRに対して実質的に同じ視野の複数の結像を行う複眼光学系LHと、を有している。撮像素子SRとしては、例えば複数の画素を有するCCD型イメージセンサー,CMOS型イメージセンサー等の固体撮像素子が用いられる。撮像素子SRの光電変換部である受光面SS上には、被写体の光学像が形成されるように複眼光学系LHが設けられているので、複眼光学系LHによって形成された光学像は、撮像素子SRによって電気的な信号に変換される。画像処理部1内の画像合成部1aにおいては、撮像素子SRから送られる複数の画像に相当する電気信号に基づいて、複数枚の画像からより解像度の高い1枚の画像データを得るように画像処理を実行する。
図2は、本実施形態による撮像ユニットLUの断面図である。図2の上方が物体側である。複眼光学系LHは、複数(ここでは4行4列に並べた16個)の物体側レンズ部LA1aが一体に形成された第1レンズアレイLA1と、複数(ここでは4行4列に並べた16個)の像側レンズ部LA2aが一体に形成された第2レンズアレイLA2と、を有する。第1レンズアレイLA1と第2レンズアレイLA2は、ポリカーボネートやアクリル樹脂などの透光性を有する熱可塑性樹脂の一体物からなり、後述するように成形型を用いて射出成形することによって得られるものである。物体側レンズ部LA1aと、像側レンズ部LA2aの光軸は一致している。
図2において、第1レンズアレイLA1と、第2レンズアレイLA2との間には、金属板や樹脂板などからなる遮光部材AP1が配置されている。遮光部材AP1は、光軸を中心とした光透過部としての開口AP1aを複数個(ここでは4行4列に並べた16個)形成している。第1レンズアレイLA1と遮光部材AP1との間、及び第2レンズアレイLA2と遮光部材AP1との間には接着剤が塗布されている。
第2レンズアレイLA2の像側には、金属板や樹脂板などからなる遮光部材AP2が接着されている。遮光部材AP2は、光軸を中心とした光透過部としての開口AP2aを複数個(ここでは4行4列に並べた16個)形成している。
図3(a)は、図2の第1レンズアレイLA1と、第2レンズアレイLA2と,遮光部材AP1を分解して示す断面図であり、図3(b)は、これらを組み立てた状態で示す断面図である。第1レンズアレイLA1は、光軸が平行になるように2次元的に配置された複数のメニスカスレンズ形状である物体側レンズ部LA1aと、物体側レンズ部LA1a同士を接続するとともに、物体側レンズ部LA1a周囲に延在する略板状のフランジ部LA1bと、フランジ部LA1bの周囲に接続され、フランジ部LA1bに対して光軸方向像側にシフトしたリム部LA1cとを有している。換言すれば、リム部LA1cは、像側に突出した周状の突起部であり、その物体側の面(第2面、その反対の面を第1面という)はリム部LA1cに接続するフランジ部LA1bの周囲部分よりも像側に位置している。尚、リム部LA1cには、鏡枠LFや第2レンズアレイLA2に局所的に当接するボス部を設けても良い。
第2レンズアレイLA2は、光軸が平行になるように2次元的に配置された複数のメニスカスレンズ形状である像側レンズ部LA2aと、像側レンズ部LA2a同士を接続するとともに、像側レンズ部LA2a周囲に延在する略板状のフランジ部LA2bと、フランジ部LA2bの周囲に接続され、フランジ部LA2bに対して光軸方向像側にシフトしたリム部LA2cとを有している。換言すれば、リム部LA2cは、像側に突出した周状の突起部であり、その物体側の面(第2面、その反対の面を第1面という)はリム部LA2cに接続するフランジ部LA2bの周囲部分よりも像側に位置している。尚、リム部LA2cには、第1レンズアレイLA1に局所的に当接するボス部を設けても良い。各レンズ部LA1aの物体側光学面と像側光学面,及び各レンズ部LA2aの物体側光学面と像側光学面は、それぞれ後述する成形型によって精度良く形成されている。
図3(a)には、各レンズアレイについて、レンズ部を矢印aの範囲により、リム部を矢印cの範囲により、フランジ部のうち隣り合うレンズ部間をつなぐ部位を矢印b1の範囲により、フランジ部のうちリム部と接続する部位を矢印b2の範囲により、それぞれ示してある。リム部には、後述する位置決め部面も含まれる。尚、本実施形態では、物体側と像側とで光学面の大きさが異なっていたり、光軸方向から見たときの位置決め部の位置が異なっていたりするため、光学面の大きい方を基準にしてレンズアレイのレンズ部aを定め、光軸に垂直な方向の位置決め部までの長さが長くなる方を基準にして、レンズアレイのリム部cを定めている。
図2において、黒色のアクリル樹脂などの遮光性材料からなる鏡枠LFは、複眼光学系LHの周囲を囲う矩形枠状の側面部LF1と、側面部LF1の上端から内側に延在する天面部LF2とを有する。天面部LF2には、光軸を中心とした光透過部としての開口LF2aを複数個(ここでは4行4列に並べた16個)形成している。
図4は、図2のIV部を拡大して示す図である。第1レンズアレイLA1のリム部LA1cは、フランジ部LA1bに接続するために、同じ方向に傾いた第1斜面LA1dと、第2斜面LA1eを有している。一方、第2レンズアレイLA2のリム部LA2cは、フランジ部LA2bに接続するために、同じ方向に傾いた第2斜面LA2dと、第2斜面LA2eを有している。これらの斜面は、レンズ部との位置関係及びその形状が所期のものとなるように、正確な位置に正確な形状で形成されている。第1位置決め部としての第1レンズアレイLA1の第2斜面LA1eと、第2位置決め部としての第2レンズアレイLA2の第1斜面LA2dとを向き合うようにして、2つのレンズアレイを重ねることにより、第1レンズアレイLA1と第2レンズアレイLA2が、光軸直交方向(X方向及びY方向)及び光軸回転方向(θ方向)において、公差内に位置決めされる。一方、第1レンズアレイLA1のリム部LA1cの下面と、第2レンズアレイLA2のリムLA2cの上面とが当接することで、第1レンズアレイLA1と第2レンズアレイLA2の光軸間距離が定まる。尚、第2レンズアレイLA2の第2斜面LA2eは、遮光部材AP2を位置決めする機能を有する。位置決めされた状態で、2つのレンズアレイの間の隙間を接着剤で接着し、レンズアレイ積層体を得る。
更に、鏡枠LFの天面部LF2は、第1レンズアレイLA1の第1斜面LA1dに対向して、鏡枠斜面LF2bを形成している。第1位置決め部としての第1レンズアレイLA1の第1斜面LA1dと、鏡枠斜面LF2bとを向き合わせて、両者を重ねることで、第1レンズアレイLA1と鏡枠LFの光軸直交方向及び光軸回転方向の位置決めがなされる。又、第1レンズアレイLA1のリム部LA1cの上面と、鏡枠LFの天面部LF2の下面とが当接することで、第1レンズアレイLA1及び第2レンズアレイLA2と鏡枠LFとの光軸間距離が定まる。この状態で、鏡枠LFの天面部LF2の下面と第1レンズアレイLA1との間を接着することで、レンズアレイ(本実施形態ではレンズアレイ積層体)を鏡枠LFに固定してなるレンズアレイユニットが得られる。
図2において、鏡枠LFの側面部LF1の下端は、基板CTの上面に接着されている。基板CT上において、鏡枠LFに囲まれた内側に、皿状の下部筐体BXが固定されている。下部筐体BXは、底面に撮像素子SRを保持するとともに、撮像素子SRと複眼光学系LHとの間に配置されるようにカバーガラスCGを保持する機能を有する。
レンズアレイLA1,LA2の光軸方向における平均肉厚は0.3〜0.7mmであると好ましい。平均肉厚を0.3mm以上にすることで必要な充填性を確保でき、また0.7mm以下にすることで、光学性能を確保しつつ複眼光学系LHを構成した際の低背化を達成することができる。本実施形態においては、第1レンズアレイLA1の平均肉厚を0.60mmとし、第2レンズアレイLA2の平均肉厚を0.55mmとしている。
本実施形態において、第1レンズアレイLA1の光軸方向における、最も厚い部分の肉厚をD1、最も薄い部分の肉厚をD2とすると、D1/D2≦2.0の関係を満たしている。図4の第1レンズアレイLA1においては、リム部LA1cの中央部分が最も厚みの大きい最厚肉部となり、D1=0.78mmである。また、第1レンズアレイLA1の物体側の面において、隣り合うレンズ部LA1a間に設けた窪みの中心部分が、最も厚みの小さい最薄肉部となり、D2=0.41mmであるから、D1/D2=1.90である。なお、上述した窪みはレンズアレイ内を伝播する不要光を弱めるのに有用なものであるが、必ずしも設ける必要はなく、これを無くすことで成形型の製造を容易化することに繋がる。窪みが無い場合は、点線で示すように、物体側レンズ部LA1aの縁が最薄肉部となり、D2=0.51mmであるから、D1/D2=1.53である。
更に第2レンズアレイLA2においては、像側レンズ部LA2aの中央が最も厚肉部となり、D1=0.65mmであり、且つ像側レンズ部LA2aの縁が最も薄肉部となり、D2=0.49mmであるから、D1/D2=1.33である。
また、本実施形態において、フランジ部LA1bの周囲部分(図3(a)の符号b2で示される部分)の光軸方向の平均厚みB1、及び、リム部LA1cの光軸方向の平均厚みCが、C<1.5B1の関係を満たしている。このようにすると、リム部LA1cを回りこんでくる樹脂の流速が速くならないため、ウェルドが生じにくくなる。本実施形態では、C≒0.75mm、B1≒0.60mmであり、図5(b)に示す金型で成形されるリム部の厚い比較例では、C≒0.91mm、B1≒0.60mmである。
また、本実施形態において、レンズ部LA1cの光軸方向の最小厚みA、及び、フランジ部LA1bの光軸方向の平均厚みB2が、B2<1.5Aの関係を満たしている。このようにすると、レンズ部を通る樹脂の流速がフランジ部を通る樹脂の流速に対して遅くならないため、ウェルドが生じにくい。本実施形態及び比較例ともに、A≒0.55mm、B≒0.60mmである。
次に、本実施形態によるレンズアレイの成形工程を、第1レンズアレイLA1及び比較例を例にとって説明する。図5(a)は、本実施形態の第1レンズアレイLA1を成形する工程を示す図である。図5(b)は、比較例を成形する工程を示す図である。比較例は、本実施形態の第1レンズアレイLA1に対して、図11にハッチングで示すようにリム部LA1cの肉厚を最も厚くなるように肉盛りしたものであり、それ以外の形状は、第1レンズアレイLA1と同じである。従って、比較例の最大肉厚D1=0.92mmであるから、D1/D2=2.2となる。
図5において、それぞれ金型材料の一体物からなる第1型MD1と第2型MD2とが型締めされた後、樹脂流入部であるゲートGT(点線)から,紙面垂直方向に沿ってキャビティCV内に溶融した熱可塑性樹脂を供給した後、固化させ離型することで、第1レンズアレイLA1及び比較例を得た。ここで、レンズ部と斜面との位置が所期の位置関係となるように、成形型である第1及び第2型MD1、MD2が設計され、また、正確に作製されている。この場合、金型材料を研削加工するなどして、一体物からなる金型を成形型として用いることで、レンズ部と斜面との位置関係を正確なものとしやすくなる。
図6(a)は、図5(a)をVIA-VIA線で切断して矢印方向に見たキャビティ内部を示す図であり、図6(b)は、図5(b)をVIB-VIB線で切断して矢印方向に見たキャビティ内部を示す図であり、ともにゲートGTからキャビティCV(図5)内に供給される熱可塑性樹脂の先端を、時間順にT1〜T5として示す。尚、図6に示す円は、物体側レンズ部LA1aのレンズ部成形面PPである。
成形時の樹脂の流れについて説明する。比較例の場合、図6(b)に示すように、ゲートGTから供給された熱可塑性樹脂PLは、時刻T1では、キャビティCV内を略均等に広がってゆくが、時刻T2で1列目のレンズ部成形面PPを通過する際に、リム部成形面に比べてレンズ部成形面及びフランジ部成形面のキャビティ空間が薄くなっていることから抵抗を受け、リム部成形面を通過する樹脂PLに対して遅れが生じる。更に、時刻T2で1列目のレンズ部成形面PP及びフランジ部成形面で遅れた樹脂PLが、2列目のレンズ部成形面PP及びフランジ部成形面で再び抵抗を受けることで遅れが拡大する(ルートR1)。一方、レンズ部成形面PP及びフランジ部成形面の外側にあるリム部の成形面を通過する樹脂PLは、キャビティ空間が厚いため流動速度が比較的速い(ルートR2)。
よって、時刻T3、T4を経て時刻T5を過ぎて、レンズ部成形面PPの外側を通過してきた樹脂PLが、ゲートGTと反対側のキャビティ端部ENDに到達しても、レンズ部成形面PP及びフランジ部成形面を通過してきた樹脂PLは、まだ4列目のレンズ部成形面PP及びフランジ部成形面を通過しておらず、これにより4列目のレンズ部成形面PP内で、ルートR1とルートR2を通った樹脂PLが落ち合うこととなり,そのまま固化することでウェルドWが発生する。ウェルドWが、レンズ部に形成すると収差劣化を招く恐れがある。一方、ウェルドWをレンズ部成形面PPに到達しない位置で発生させるためにゲートと反対側のフランジ部を長くすることも考えられるが、そのためには、図6(b)の点線の位置までキャビティ端部ENDを広げなくてはならず、それによりレンズアレイの大型化を招き好ましくない。
また、光学性能を向上させる目的で、レンズアレイ積層体のうち一部のレンズアレイのレンズ部を薄肉に光学設計することがある。そのようなレンズアレイを射出成形で作製する場合、レンズ部に対応するキャビティの部位を通過する樹脂の流動が遅くなるから、マトリクス状にレンズ部が並んだレンズアレイを形成する場合、図7に示すように、レンズ部に対応するキャビティの部位を通過する毎に流動遅れが拡大し、最終のレンズ部に対応するキャビティ内で、他を通過した流動速度の速い樹脂と落ち合って固化し、ウェルドがさらに生じやすくなる恐れがある。
これに対し、第1レンズアレイLA1の場合、図6(a)に示すように、ゲートGTから供給された熱可塑性樹脂PLのうち、ルートR1に沿って流動するものは、第1レンズアレイLA1のリム部LA1cの成形面のキャビティ空間の厚みが比較例より薄く、各列のレンズ部成形面及びフランジ部成形面と同等の厚みになっている。従って、ルートR2に沿って流動する樹脂PLは、レンズ部成形面PPより外側のリム部LA1cに対応するキャビティCV内を通過する際に少なからず抵抗を受ける。時刻T3、T4を経て、時刻T5を過ぎて、ルートR2に沿って流動してきた樹脂PLが、ゲートGTと反対側のキャビティ端部ENDに到達した時点で、ルートR1に沿って流動してきた樹脂PLは、既に4列目のレンズ部成形面PPを通過しており、これによりレンズ部成形面PP以外の位置で、ルートR2を通った樹脂PLが落ち合うこととなり,それにより生じたウェルドWは、レンズ部成形面PPとキャビティ端部ENDとの間にできる。従って、物体側レンズ部LA1aにはウェルドWが形成されないので、収差性能の劣化を抑制できる。同様のことは、第2レンズアレイLA2においてもいえる。
また、本実施形態によれば、ゲートGTからキャビティCV内に樹脂PLを注入して成形する際に、樹脂PLの流れ方向においてキャビティ空間がほぼ均一となるため、どの部位においても樹脂PLの流動速度がほぼ一定になり、樹脂PLの先端部を揃えた状態で注入がなされるため、大きなウェルドWが生じにくくなる。特に、ゲートGTとは反対側のキャビティ端部ENDに近いレンズ部成形面PPに特異的にウェルドWが発生することを防止することができる。このため、レンズアレイLA1、LA2の平面方向の面積を必要以上に大きくしなくてすむ。
更に、本実施形態のように、3行以上及び3列以上の多数のレンズ部をマトリクス状に配置することにより、十分な高画質化を達成しつつ、レンズ部の数が増えることに伴って樹脂注入時の注入抵抗が増大しても、効果的にウェルドの発生を防止できる。また、レンズ部の数が多くなっても、別の光学関連部品(他のレンズアレイ、絞り部材、鏡枠等)と光軸周り方向を含む方向において確実に位置決めを行うことができるため、レンズアレイの光学性能の低下をより確実に回避することができる。
更に、本実施形態によれば、第1レンズアレイLA1のリム部LA1cに、各々位置決め用の2つの斜面LA1d、LA1eを設けることにより、鏡枠LF及び第2レンズアレイLA2と確実に位置決めを行うとともに、光軸方向からみたときの位置決め用のスペースを小さくすることができ、レンズアレイLA1,LA2の平面方向のサイズが大きくなることを抑制できる。特に、2つの斜面LA1d、LA1eの傾斜の向きを揃えておくことにより、第1レンズアレイLA1の肉厚がほぼ均一になるから、第1レンズアレイLA1の成形時に、熱硬化性樹脂をスムーズに注入でき、位置決め用の斜面LA1d、LA1eを有していてもウェルドWの発生を確実に抑制することができる。同様なことは、第2レンズアレイLA2においてもいえる。尚、図8(a)(b)に示すように、第1の斜面と第2の斜面のうち少なくとも一方を、なだらかな曲面に形成したり、曲面と平面とを組み合わせたりしたものとしても良い。図8(a)は斜面LA2dを曲面とした例を示し、図8(b)は、斜面LA2d、LA1eを曲面とした例を示す。平坦面にせよ曲面にせよ、傾斜面であれば成形時に樹脂の流通を妨げにくいため成形不良が生じにくくなり、また、樹脂充填後の離型が容易になる。また、傾斜面であることにより、レンズアレイと別部品との位置決め(アライメント)が容易になり、位置決めによってレンズアレイにストレスがかかったり、破損したりすることを防止することができる。
又、第1レンズアレイLA1の物体側レンズ部LA1aと、第2レンズアレイLA2の像側レンズ部LA2aはメニスカスレンズ形状を有しているので、凹面と凸面の組み合わせからなるため肉厚を均一にしやすく、本発明の効果を発揮しやすい。
尚、キャビティ端部END(レンズアレイのリム部の側面成形面)と,それに最も近いレンズ部成形面PPとを、3mm以内に近づけることで、撮像に関与しない不要部分が小さくなるので、レンズアレイのサイズが大きくなることを防止でき、しかも、レンズアレイで特異的にウェルドが生じやすい、樹脂注入部とは反対側のリム部のキャビティ端部においてもウェルドの発生を抑制できる。
第1レンズアレイを成形した後、第2レンズアレイも同様の手順で成形して作製し、上述したように、両者の対応する位置決め部を向き合せて重ねることにより、アライメントを行う。その状態で両者を接着することにより、レンズアレイ積層体を得ることができる。さらに、レンズアレイ積層体を鏡枠に接着することで、レンズアレイユニットが得られる。
図9は、本実施形態の変形例にかかるレンズアレイの要部断面図である。図9において、第1レンズアレイLA1は、第1斜面LA1d、第2斜面LA1eの他に、第2斜面LA1eに対向する第3斜面LA1fを有している。上述した実施形態と同様に、第2斜面LA1eは、第2レンズアレイLA2の第1斜面LA2dと当接することで位置決め機能を発揮する。一方、第3斜面LA1fは、他の部品である板状の遮光部材SHの光透過部としての開口SH1に係合することで、絞り部材としての遮光部材SHの位置決めに使用するものである。
図10(a)(b)は、本実施形態の変形例を示す図であって、図5(a)のVIII-VIII線で切断した断面図に相当する。図10(a)の例では、上述した実施形態の第1型MD1に対して、キャビティ内面MD1aが、キャビティ端部END近傍でせり出している。これにより、キャビティ端部END近傍のキャビティ空間Δが最も狭くなっている。従って、ゲートGTから供給された樹脂のうち、ルートR2(図6参照)を通過する樹脂が、狭いキャビティ空間Δ内に進入する際に抵抗を受け、キャビティ端部ENDに突き当たって戻るまでの時間が長くなるので、ルートR1(図6参照)を通過する樹脂と、レンズ部成形面PP以外で落ち合うようにすることができ、これによりレンズ部にウェルドが生じることを抑制できる。これ以外の構成は、上述した実施形態と同様である。
図10(b)の例では、上述した実施形態の第1型MD1に対して、キャビティ端部END近傍で、樹脂注入方向に対して手前に、キャビティ内面MD1aから突出する壁MD1bを形成して、絞り部(狭小部)γを形成している。従って、ゲートGTから供給された樹脂のうち、ルートR2(図6参照)を通過する樹脂が、絞り部γを通過する際に抵抗を受け、キャビティ端部ENDに突き当たって戻るまでの時間が長くなるので、ルートR1(図6参照)を通過する樹脂と、レンズ部成形面PP以外で落ち合うようにすることができ、これによりレンズ部にウェルドが生じることを回避できる。これ以外の構成は、上述した実施形態と同様である。
本発明は、本明細書に記載の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施形態や技術思想から本分野の当業者にとって明らかである。
たとえば、上記各実施形態においては、斜面や曲面を用いて位置決めを行っているが、成形に支障がなければ、垂直面で位置決めを行うようにしてもよい。但し、樹脂注入時に段差がきつくなり成形不良を生じやすかったり、離型抵抗が大きくなったりしやすいので、この点に対する配慮を行って成形することが望ましい。
また、上記各実施形態は、レンズアレイを2層積層したものであるが、これに限るものではなく、レンズアレイを3層以上積層してもよいし、レンズアレイが1層であってもよい。
また、上記各実施形態は、レンズアレイのレンズ部がメニスカスレンズ形状のものであるが、これに限るものではなく、非メニスカスレンズ形状のレンズ部を持つレンズアレイが含まれていてもよい。
本発明にかかるレンズアレイは、超解像タイプや視野分割タイプなどの複眼光学系を備える撮像装置の複眼光学系に用いることができる。
1 画像処理部
2 演算部
3 メモリー
AP1 遮光部材
AP1a 開口(光透過部)
AP2 遮光部材
AP2a 開口(光透過部)
BX 下部筐体
CG カバーガラス
CT 基板
CV キャビティ
DU 撮像装置
END キャビティ端部
GT ゲート
LA1 第1レンズアレイ
LA1a 物体側レンズ部
LA1b フランジ部
LA1c リム部
LA1d 第1斜面
LA1e 第2斜面
LA1f 第3斜面
LA2 第2レンズアレイ
LA2a 像側レンズ部
LA2b フランジ部
LA2c リム部
LA2d 第1斜面
LA2e 第2斜面
LF 鏡枠
LF1 側面部
LF2 天面部
LF2a 開口(光透過部)
LF2b 鏡枠斜面
LH 複眼光学系
LU 撮像ユニット
MD1 第1型
MD1a キャビティ内面
MD1b 壁
MD2 第2型
PL 熱可塑性樹脂
PP レンズ部成形面
R1 ルート
R2 ルート
SH 遮光部材
SH1 開口(光透過部)
SR 撮像素子
SS 受光面
W ウェルド

Claims (20)

  1. 熱可塑性樹脂の一体物からなるレンズアレイであって、
    2次元的に配置された複数のレンズ部と、
    前記複数のレンズ部の周囲に延在するフランジ部と、
    前記フランジ部の周囲に位置し、前記フランジ部の周囲部分よりも前記レンズ部の光軸方向に突出する周状のリム部と、を有し、
    前記リム部の、突出する側の第1面及びその反対側の第2面のうち少なくとも一方には、他の部品との位置決めを行うための第1位置決め部が設けられ、前記第2面が、前記フランジ部の周囲部分よりも前記第1面側に位置する、ことを特徴とするレンズアレイ。
  2. 前記第1位置決め部が、前記第1面に設けられている請求項1に記載のレンズアレイ。
  3. 前記第1位置決め部が、前記第2面に設けられている請求項1に記載のレンズアレイ。
  4. 前記第1位置決め部が、傾斜面を含む請求項1〜3のいずれかに記載のレンズアレイ。
  5. 前記第1位置決め部が、前記第1面及び前記第2面の両方に設けられている請求項1に記載のレンズアレイ。
  6. 前記第1面及び前記第2面の第1位置決め部がそれぞれ傾斜面を含んでおり、その傾斜の向きが揃っている請求項5に記載のレンズアレイ。
  7. 前記レンズ部の光軸方向における、前記レンズアレイの最も厚い部分の肉厚をD1、最も薄い部分の肉厚をD2とすると、前記レンズ部、フランジ部、及び、リム部を含む前記レンズアレイ全体について、D1/D2≦2.0の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレンズアレイ。
  8. 前記レンズアレイの光軸方向における平均肉厚は0.3〜0.7mmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のレンズアレイ。
  9. 前記複数のレンズ部は、光軸方向からみて、3列以上かつ3行以上のマトリクス状に配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のレンズアレイ。
  10. 前記複数のレンズ部のそれぞれがメニスカスレンズ形状を有していることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のレンズアレイ。
  11. 前記フランジ部の周囲部分の光軸方向の平均厚みB1、及び、前記リム部の光軸方向の平均厚みCが、
    C<1.5B1
    という関係を満たすことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のレンズアレイ。
  12. 前記レンズ部の光軸方向の最小厚みA、及び、前記フランジ部の光軸方向の平均厚みB2が、
    2<1.5A
    という関係を満たすことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のレンズアレイ。
  13. 前記他の部品が、前記複数のレンズ部に対応する複数の光透過部を備える板状の絞り部材であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のレンズアレイ。
  14. 請求項1〜12のいずれかに記載の前記レンズアレイを第1のレンズアレイとし、前記第1位置決め部に対応する第2位置決め部を有する第2のレンズアレイを、前記第1レンズアレイに積層してなることを特徴とするレンズアレイ積層体。
  15. 熱可塑性樹脂の一体物からなるレンズアレイの製造方法であって、
    2次元的に配置された複数のレンズ部と、前記複数のレンズ部の周囲に延在するフランジ部と、前記フランジ部の周囲に位置し、前記フランジ部の周囲部分よりも前記レンズ部の光軸方向に突出する周状のリム部と、に対応する成形面を有する成形型のキャビティ内に溶融された熱可塑性樹脂を射出し、
    射出した前記樹脂を固化した後、離型して、前記リム部の、突出する側の第1面及びその反対側の第2面のうち少なくとも一方には、他の部品との位置決めを行うための第1位置決め部が設けられ、前記第2面が、前記フランジ部の周囲部分よりも前記第1面側に位置するレンズアレイを得ることを特徴とするレンズアレイの製造方法。
  16. 前記成形型は、金型材料の一体物からなることを特徴とする請求項15に記載のレンズアレイの製造方法。
  17. 前記キャビティの、樹脂注入部とは反対側のリム部の側面成形面と、該リム部に最も近いレンズ部成形面との距離が3mm以内であることを特徴とする請求項15又は16に記載のレンズアレイの製造方法。
  18. 前記キャビティの、樹脂注入部とは反対側のリム部を形成する部位の光軸方向の高さが最も小さいことを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載のレンズアレイの製造方法。
  19. 前記キャビティの、樹脂注入部とは反対側のリム部を形成する部位の手前に狭小部が設けられていることを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載のレンズアレイの製造方法。
  20. 請求項15〜19のいずれかのレンズアレイの製造方法で得られる前記レンズアレイを第1のレンズアレイとし、前記第1位置決め部に対応する第2位置決め部を有する第2のレンズアレイを、前記第1レンズアレイに積層することを特徴とするレンズアレイ積層体の製造方法。
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