JPWO2015008551A1 - 樹脂クリップ用補強板ばね - Google Patents
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Abstract
樹脂クリップの引き抜き抵抗力を効果的に高めることができる樹脂クリップ用補強板ばねを提供する。樹脂クリップ(10)は、連結すべき相手部材(22)の取付孔(23)に差し込まれる樹脂板(12)と、該樹脂板の前記取付孔への差込方向の端縁部に向かう一対のスリットを介して撓み可能に形成された係止爪(18)とを有する。補強板ばね(30)は、樹脂板(12)の端縁部(14)を挟持する屈曲部(31)と、該屈曲部から前記係止爪(18)の背面に当接又は近接して延びる第1支持部(32)と、該第1支持部から延びて前記係止爪の背面から離れ、前記相手部材又は前記樹脂クリップの前記係止爪の背面に対向する部分に当接又は近接する第2支持部(34)と、該第2支持部から延びて前記樹脂板の前記係止爪の周囲の背面に当接又は近接する第3支持部(36)とを有する。
Description
本発明は、樹脂クリップの係止爪を補強して引き抜き抵抗を高めるための樹脂クリップ用補強板ばねに関する。
例えば、自動車のグローブボックスをインストルメントパネルに装着する際、インストルメントパネルの開口部周縁に形成された取付孔に、グローブボックスに一体成形された樹脂クリップを挿入して係止する手段が採用されている。このような樹脂クリップは、グローブボックスに一体成形できるので製造コストを低減できると共に、金属クリップを用いた場合のような擦れ音の発生を低減できるという利点がある。
しかしながら、夏期等の高温時には、車内温度が上昇して、樹脂クリップが軟化、変形しやすく、グローブボックスの蓋を開くときに、樹脂クリップがインストルメントパネルの取付孔から外れて、グローブボックス毎、引き抜かれてしまうというトラブルが発生することがあった。
一方、下記特許文献1には、取付部材のボス部の側壁に、被取付部材の取付孔に係合する係合片を形成し、このボス部の係合片の弾性変形に抵抗する弾性強化部を設けた補強部材をボス部に組付けることが記載されている。この補強部材は、ボス部の内側壁に係合する嵌合片と、嵌合片の上端の屈曲部を介して下方に延び、係合片の背面側に当接する強化片とを有している。
しかしながら、上記特許文献1の補強部材は、ボス部に形成された係合片の背面に当接する強化片が、その上端の屈曲部を介して嵌合片に連結されているだけで、いわば片持ち支持の状態で係合片の背面に当接しているので、ボス部の側壁の撓みを規制しにくく、引き抜き力に対する抜け止め防止効果が充分に得られない可能性があった。
したがって、本発明の目的は、樹脂クリップの引き抜き抵抗力を効果的に高めることができる樹脂クリップ用補強板ばねを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、樹脂クリップを補強するための補強板ばねにおいて、前記樹脂クリップは、連結すべき相手部材の取付孔に差し込まれる樹脂板と、該樹脂板の前記取付孔への差込方向の端縁部に向かう一対のスリットを介して、該樹脂板に撓み可能に形成された係止爪とを有し、前記補強板ばねは、前記樹脂板の端縁部を挟持する屈曲部と、該屈曲部から前記係止爪の背面に当接又は近接して延びる第1支持部と、該第1支持部から延びて前記係止爪の背面から離れ、前記相手部材又は前記樹脂クリップの前記係止爪の背面に対向する部分に当接又は近接する第2支持部と、該第2支持部から延びて前記樹脂板の前記係止爪の周囲の背面に当接又は近接する第3支持部とを有し、前記係止爪が前記取付孔に係合した状態で引き抜き力が作用する際、前記第1支持部が前記係止爪の背面に当接し、前記第2支持部が前記相手部材又は前記樹脂クリップの前記係止爪の背面に対向する部分に当接し、前記第3支持部が前記樹脂板の前記係止爪の周囲の背面に当接することを特徴とする。
本発明において、前記第2支持部は、前記第1支持部から延びて前記係止爪の背面から次第に離れる傾斜面を有することが好ましい。
また、前記補強板ばねは、前記屈曲部から前記係止爪の両側に沿って延び、前記樹脂板の表面に当接する押え片を有していることが好ましい。
また、前記押え片の先端は互いに連結されて、前記係止爪を囲む枠状をなしていることが好ましい。
また、前記第1支持部は、前記第2支持部の幅方向中央部を切り欠いて、前記係止爪の背面側に沿って延びる延長部を有していることが好ましい。
また、前記補強板ばねの前記第2支持部には、前記取付孔の裏面周縁に係合する係合部が設けられていることが好ましい。
また、前記補強板ばねは、前記屈曲部によって前記樹脂板の端縁を挟み込んだとき、前記樹脂板に係合する抜け止め爪が少なくとも1個設けられていることが好ましい。
更に、前記抜け止め爪は、前記樹脂板のスリットに係合することが好ましい。
本発明によれば、係止爪が取付孔に係合した状態で引き抜き力が作用すると、前記第1支持部が前記係止爪の背面に当接し、前記第2支持部が前記相手部材又は前記樹脂クリップの前記係止爪の背面に対向する部分に当接し、前記第3支持部が前記樹脂板の前記係止爪の周囲の背面に当接する。その結果、補強板ばねの第1支持部は、その一端を樹脂板の端縁部を挟持する屈曲部で支持され、その他端を第2支持部で支持されることになる。更に、第2支持部は、その一端を第1支持部に支持されると共に、その他端を樹脂板の背面側に当接する第3支持部で支持されることになる。
そのため、相手部材又は樹脂クリップの前記係止爪に対向する部分に当接する第2支持部から第1支持部及び第3支持部に反力が作用し、樹脂クリップの樹脂板の撓みを規制すると共に、係止爪が取付孔の孔縁に押圧されて内側に撓もうとするのを、第1支持部の弾性力だけでなく、第2支持部からの反力によっても抵抗するので、強い引き抜き抵抗力を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の樹脂クリップ用補強板ばねの実施形態を説明する。図1〜4には、本発明の樹脂クリップ用補強板ばねの第1実施形態が示されている。
図2には、この補強板ばね30が適用される樹脂クリップ10が示されている。この樹脂クリップ10は、取付部材11から延出された樹脂板12を有する。樹脂板12の両側にはリブ13が形成され、リブ13の内側には、端縁部14に近接した位置から延びる両側スリット15,16が形成されている。両側スリット15,16は、それらの端縁部14から離れた端部を連結する連結スリット17によって、全体としてコ字状をなすように連結されている。そして、これらの両側スリット15,16,連結スリット17によって、係止爪18が撓み可能に形成されている。なお、スリットはコ字状をなすように連結されていなくてもよく、両側スリット15,16だけで係止爪18を構成してもよい。係止爪18は、その一方の面(以下「表面」とする)側に傾斜面19を介して突起部20が形成され、この突起部20の部分が、後述する相手部材22の取付孔23(図4参照)の裏面周縁に係合するようになっている。係止爪18の他方の面(以下「背面」とする)側には、リブ13の内側にガイドリブ21が立設されている。なお、この実施形態では、樹脂クリップ10は、取付部材11と一体に成形されているが、取付部材11と別体に成形されたものであってもよい。
図1に示すように、補強板ばね30は、前記樹脂クリップ10の端縁部14を挟持する屈曲部31を有し、この屈曲部31の片側から、図3に示す装着状態において、樹脂クリップ10の係止爪18の背面側(突起部20がある面とは反対側の面)に接して延びる第1支持部32が延出されている。第1支持部32の延出方向先端から、係止爪18の背面から離れるように延びる斜面33を介して、相手部材22の取付孔23内周に当接する第2支持部34が連設されている。更に、第2支持部34の延出方向先端から、樹脂板12の背面側に近接するように延びる斜面35を介して、樹脂板12の係止爪18の周囲の背面(樹脂板12の背面であって係止爪18の回りに位置する部分)に当接する第3支持部36が形成され、第3支持部36の更に先端には再び樹脂板12から離れるように屈曲されたガイド部37が形成されている。なお、第1支持部32と斜面33との境界部51が、後述する係止爪18の撓みを抑制する作用点となるが、この境界部51は、少なくとも樹脂板12の端縁部14側のスリット15,16の端部よりも、取付部材11側の係止爪18の背面に位置する必要があり、係止爪18の背面の取付部材11側に近づくほど、係止爪18の撓みに対する抑制効果を高めることができる。
なお、本実施形態では、第1支持部32、第2支持部34及び第3支持部36が、引き抜き力が作用しなくても、上述した各部材に当接するように構成されているが、少なくとも引き抜き力が作用したときに上述した各部材に当接すればよく、仮組み状態や引き抜き力が作用しないときには、上述した各部材に近接しているだけでもよい。
第1支持部32、第2支持部34及び第3支持部36が、仮組み状態や引き抜き力が作用しないときに上述した各部材に近接しているだけであっても、引き抜き力が作用すると、係止爪18が取付孔23内周に押圧されることによって背面側に撓むと共に、樹脂板12が係止爪18の背面側に撓むため、第1支持部32が係止爪18の背面に当接し、第2支持部34が相手部材22の取付孔23内周に当接し、第3支持部36が樹脂板12の係止爪18の周囲の背面に当接するようにすることができる。
前記屈曲部31の他方の側からは、樹脂板12の表面側に当接する押え片39が延出され、この押え片39の中央には係止爪18が突出する開口部38が形成されて、押え片39は全体として枠状をなしている。押え片39の両側部は、樹脂板12の係止爪18の両側部に当接する。押え片39の先端には、樹脂板12から離れるように傾斜して延びるガイド部40が形成されている。
次に、この補強板ばね30の使用方法について説明する。
図3に示すように、取付部材11の樹脂クリップ10の端縁部14を、補強板ばね30のガイド部37、40の間を通して、係止爪18の突起部20が開口部38から挿出されるようにして挿入する。このとき、補強板ばね30の第3支持部36が樹脂クリップ10のガイドリブ21(図2(b)参照)の間に入ることによって、挿入がガイドされる。こうして、樹脂クリップ10の端縁部14を補強板ばね30の屈曲部31まで押し込むことにより、樹脂クリップ10の端縁部14が補強板ばね30の屈曲部31に挟持されて、樹脂クリップ10に補強板ばね30が装着される。
図4を併せて参照すると、この状態で、補強板ばね30の押え片39が樹脂クリップ10の樹脂板12の係止爪18の周りに当接し(図3(a)参照)、第1支持部32が係止爪18の背面側の基部に当接し、第3支持部36が樹脂クリップ10の係止爪18が設けられた樹脂板12の背面側に当接する。このように、補強板ばね30の押え片39が樹脂板12の係止爪18の回りに当接するので、樹脂クリップ10に対する補強板ばね30の姿勢を正して安定した保持力が得られる。更に、押え片39が枠状をなして、開口部38に係止爪18の傾斜面19及び突起部20が入り込むので、補強板ばね30が樹脂クリップ10から外れることを防止できる。
そして、図4(a)に示すように、相手部材22の取付孔23に、補強板ばね30を装着した樹脂クリップ10を挿入すると、係止爪18の傾斜面19及び補強板ばね30の斜面33によってガイドされつつ、樹脂クリップ10が押し込まれていく。このとき、補強板ばね30の第2支持部34と樹脂板12との間に所定の空隙が設けられているため、係止爪18の撓み領域を確保できるので、挿入抵抗が高くなりすぎることを防止できる。
そして、係止爪18が取付孔23の内周に押圧されて内側に撓み、補強板ばね30の第2支持部34も取付孔23の内周に押圧されて内側に撓んで、図4(b)に示すように、係止爪18の突起部20が取付孔23を通過して弾性復帰し、取付孔23の裏面側(挿入方向とは反対側)周縁に係合する。
この状態で、補強板ばね30の第1支持部32は、係止爪18の背面側の基部(樹脂板12の端縁部14側の部分)に当接し、第2支持部34は、取付孔23の内周に当接し、第3支持部36は樹脂板12の背面側(係止爪18の外周に位置する部分)に当接している。第2支持部34は、取付孔23の内周に押圧されて、第1支持部32、第3支持部36を樹脂クリップ10に向けて押し付ける作用をなす。
こうして、樹脂クリップ10を相手部材22の取付孔23に係合させて、取付部材11を相手部材22に装着することができる。そして、この状態で取付部材11に対して引き抜き力が作用すると、図4(c)に示すように、係止爪18が取付孔23の内周に押圧されて、内側に撓もうとするが、補強板ばね30の第1支持部32が係止爪18の背面側を押して、係止爪18の撓みに対して抵抗力を付与する。このとき、取付孔23の内周に当接する第2支持部34からの反力によっても抵抗力が付与されるので、強い引き抜き抵抗を得ることができる。更に、樹脂クリップ10の樹脂板12も撓もうとするが、取付孔23の内周に当接する第2支持部34の反力を第2支持部34に対して、樹脂板12の差込方向の先端側に位置する第1支持部32と、基端側に位置する第3支持部36で受けるため、樹脂板の撓みを規制できる。これにより、樹脂クリップ10の係止爪18及び樹脂板12の補強効果を高めることができ、例えば自動車の内装部品に設けられる樹脂クリップに適用した際、夏期等の高温時に車内温度が上昇して、樹脂クリップが軟化しても、補強板ばね30によって引き抜き抵抗力を保持し、内装部品が外れたりすることを防止できる。
図5には、本発明の樹脂クリップ用補強板ばねの第2実施形態が示されている。なお、前記第1実施形態と実質的に同一部分には同符号を付して、その説明を省略することにする(後述する更なる他の実施形態においても同様である)。
この補強板ばね30aでは、斜面33、第2支持部34が形成された部分に、切欠き部41が形成され、第1支持部32から延長部32aが延出されている。したがって、樹脂クリップ10の係止爪18の背面側に、第1支持部32及びその延長部32aが当接し、係止爪18が内側に撓むのをより効果的に抑制することができ、引き抜き抵抗力を高めることができる。
図6には、本発明の樹脂クリップ用補強板ばねの第3実施形態が示されている。
この補強板ばね30bでは、補強板ばね30の第1支持部32と斜面33との境界部47の両側に、切欠き部42を介して、抜け止め爪43が形成されている。抜け止め爪43は、屈曲部31に向けて斜め内側に突出し、樹脂クリップ10の樹脂板12を挿入すると、抜け止め爪43の先端が両側スリット15,16に係合し、樹脂クリップ10から補強板ばね30が抜けるのを効果的に防止できるようになっている。なお、抜け止め爪43の先端が樹脂クリップ10の樹脂板12に食い込んで、補強板ばね30が抜けるのを防止するようにしてもよい。
図7には、本発明の樹脂クリップ用補強板ばねの第4実施形態が示されている。
この補強板ばね30cでは、第2支持部34の途中を外側に突出するようにV字状(C字状等でもよい)に屈曲させて、相手部材22の取付孔23に対する係合部44が形成されている。そして、この補強板ばね30cを装着した樹脂クリップ10を相手部材22の取付孔23に挿入すると、係止爪18の突起部20が取付孔23の裏面周縁に係合すると共に、補強板ばね30の係合部44も取付孔23の裏面周縁に係合するようになっている(図7(b)参照)。それによって、この補強板ばね30cを用いると、引き抜き抵抗力をより高めることができる。
図8〜10には、本発明の樹脂クリップ用補強板ばねの第5実施形態が示されている。
図8に示すように、この補強板ばね30dが適用される樹脂クリップ10aは、取付部材11から立設されたボス部24を有している。そして、ボス部24の一側面に、両側スリット15,16,連結スリット17を介して、係止爪18が形成され、係止爪18は、外側に傾斜面19,突起部20を有し、端縁部14に近い基部側を中心に内側に撓み可能とされている。ボス部24の内部25は、周囲をボス部24の壁で囲まれている。
そして、この補強板ばね30dでは、第1支持部32の先端側に、ほぼ直角に屈曲された延出部45を経て、押え片39とほぼ平行に延びる第2支持部34が設けられ、第2支持部34の先端側に、ほぼ直角に屈曲された延出部46を経て、先端を内側に屈曲された第3支持部36が設けられている。第3支持部36は、先端を内側に屈曲されることによって、樹脂クリップ10aの端縁部14を挿入するときのガイドとなっている。
図9,10に示すように、この補強板ばね30dは、押え片39の先端と第3支持部36との間に、樹脂クリップ10aの端縁部14を挿入し、係止爪18の傾斜面19,突起部20を開口部38から挿出させて、端縁部14を屈曲部31まで押し込むことによって、樹脂クリップ10aに装着される。この状態で、第1支持部32は係止爪18の基部48の背面側に当接し、第2支持部34はボス部24の係止爪18が設けられた壁部49とは対向する壁部50の内側に当接し、第3支持部36はボス部24の係止爪18が設けられた壁部49の内側に当接する。その結果、第2支持部34は、第1支持部32を係止爪18の背面側に押し付けると共に、第3支持部36を係止爪18が設けられた壁部49の内側に押し付ける。したがって、係止爪18が内側に撓もうとしたときに、補強板ばね30dの第1支持部32及び第2支持部34が、その撓みに対する抵抗力を高めると共に、係止爪18が設けられた壁部49が内側に撓もうとしたときに、補強板ばね30dの第1支持部32及び第3支持部36がその撓みに対する抵抗力を高めるため、強い引き抜き抵抗力を付与することができる。
図11〜13には、本発明の樹脂クリップ用補強板ばねの第6実施形態が示されている。
図11に示すように、この補強板ばね30eが適用される樹脂クリップ10bは、取付部材11から立設されたボス部24を有している。そして、ボス部24の一側面に、両側スリット15,16,連結スリット17を介して、係止爪18が形成され、係止爪18は、外側に傾斜面19,突起部20を有し、端縁部14に近い基部側を中心に内側に撓み可能とされている。ボス部24の係止爪18が形成された壁部と対向する壁部には、その端縁から取付部材11に至るスリット26が形成されている。
一方、この補強板ばね30eは、基本的には、前記第4実施形態の補強板ばね30dと同じ構造をなしている。ただし、第2支持部34が、ボス部24のスリット26に入り込むように、背面側(係止爪18の突起部20が形成された面と反対側)に突出している点が相違する。
図12に示すように、この補強板ばね30dは、押え片39の先端と第3支持部36との間に、樹脂クリップ10bの端縁部14を挿入し、係止爪18の傾斜面19,突起部20を開口部38から挿出させて、端縁部14を屈曲部31まで押し込むことによって、樹脂クリップ10aに装着される。このとき、第2支持部34は、スリット26に挿入される。
この状態で、図13に示すように、補強板ばね30eを装着した樹脂クリップ10bを相手部材22の取付孔23に挿入すると、係止爪18が内側に撓んで取付孔23を通過し、弾性復帰して取付孔23の裏面側周縁に係合する。この状態で、第1支持部32は係止爪18の基部48の背面側に当接し、第2支持部34はスリット26を通して取付孔23の内周に当接し、第3支持部36はボス部24の係止爪18が設けられた壁部49の内側に当接する。その結果、第2支持部34は、第1支持部32を係止爪18の背面側に押し付けると共に、第3支持部36を係止爪18が設けられた壁部49の内側に押し付ける。したがって、係止爪18が内側に撓もうとしたときに、補強板ばね30dの第1支持部32及び第2支持部34が、その撓みに対する抵抗力を高めると共に、係止爪18が設けられた壁部49が内側に撓もうとしたときに、補強板ばね30dの第1支持部32及び第3支持部36がその撓みに対する抵抗力を高めるため、強い引き抜き抵抗力を付与することができる。
10 樹脂クリップ
11 取付部材
12 樹脂板
14 端縁部
15,16 両側スリット
17 連結スリット
18 係止爪
19 傾斜面
20 突起部
22 相手部材
23 取付孔
30 補強板ばね
31 屈曲部
32 第1支持部
33 斜面
34 第2支持部
36 第3支持部
39 押え片
32a 延長部
41、42 切欠き部
43 抜け止め爪
44 係合部
45 延出部
11 取付部材
12 樹脂板
14 端縁部
15,16 両側スリット
17 連結スリット
18 係止爪
19 傾斜面
20 突起部
22 相手部材
23 取付孔
30 補強板ばね
31 屈曲部
32 第1支持部
33 斜面
34 第2支持部
36 第3支持部
39 押え片
32a 延長部
41、42 切欠き部
43 抜け止め爪
44 係合部
45 延出部
Claims (8)
- 樹脂クリップを補強するための補強板ばねにおいて、
前記樹脂クリップは、連結すべき相手部材の取付孔に差し込まれる樹脂板と、該樹脂板の前記取付孔への差込方向の端縁部に向かう一対のスリットを介して、該樹脂板に撓み可能に形成された係止爪とを有し、
前記補強板ばねは、前記樹脂板の端縁部を挟持する屈曲部と、該屈曲部から前記係止爪の背面に当接又は近接して延びる第1支持部と、該第1支持部から延びて前記係止爪の背面から離れ、前記相手部材又は前記樹脂クリップの前記係止爪の背面に対向する部分に当接又は近接する第2支持部と、該第2支持部から延びて前記樹脂板の前記係止爪の周囲の背面に当接又は近接する第3支持部とを有し、
前記係止爪が前記取付孔に係合した状態で引き抜き力が作用する際、前記第1支持部が前記係止爪の背面に当接し、前記第2支持部が前記相手部材又は前記樹脂クリップの前記係止爪の背面に対向する部分に当接し、前記第3支持部が前記樹脂板の前記係止爪の周囲の背面に当接することを特徴とする樹脂クリップ用補強板ばね。 - 前記第2支持部は、前記第1支持部から延びて前記係止爪の背面から次第に離れる傾斜面を有する請求項1記載の樹脂クリップ用補強板ばね。
- 前記補強板ばねは、前記屈曲部から前記係止爪の両側に沿って延び、前記樹脂板の表面側に当接する押え片を有している請求項1又は2記載の樹脂クリップ用補強板ばね。
- 前記押え片の先端は互いに連結されて、前記係止爪を囲む枠状をなしている請求項3記載の樹脂クリップ用補強板ばね。
- 前記第1支持部は、前記第2支持部の幅方向中央部を切り欠いて、前記係止爪の背面に沿って延びる延長部を有している請求項1〜4のいずれか1つに記載の樹脂クリップ用補強板ばね。
- 前記補強板ばねの前記第2支持部には、前記取付孔の裏面周縁に係合する係合部が設けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載の樹脂クリップ用補強板ばね。
- 前記補強板ばねは、前記屈曲部によって前記樹脂板の端縁を挟み込んだとき、前記樹脂板に係合する抜け止め爪が少なくとも1個設けられている請求項1〜6のいずれか1つに記載の樹脂クリップ用補強板ばね。
- 前記抜け止め爪は、前記樹脂板のスリットに係合する請求項7記載の樹脂クリップ用補強板ばね。
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