JPWO2015004766A1 - 超電導マグネット - Google Patents

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Abstract

超電導コイル(140)と、冷媒容器(130)と、輻射シールド(120)と、真空容器(110)と、冷媒容器(130)の内部および輻射シールド(120)を冷却する冷凍機(180)と、真空容器(110)の外側から冷媒容器(130)の内側まで貫通して気化した冷媒(151)の流路を構成し、超電導コイル(140)に電気的に接続された管状の電流リード(190)と、真空容器(110)の外側に配置され、電流リード(190)と電気的に接続された電源と、冷媒容器(130)の内部の圧力を測定する圧力計(198)と、真空容器(110)内に配置されて電流リード(190)の温度を測定する温度計(122)と、電源(193)、圧力計(198)および温度計(122)の各々に接続された制御部(199)とを備える。制御部(199)は、圧力計(198)の測定値が設定値以上、かつ、温度計(122)の測定値が設定値以下である場合のみ電源(193)の出力を上昇させて超電導コイル(140)に流れる電流値を変化させる。

Description

本発明は、超電導マグネットに関し、特に、固定方式の電流リードを有する超電導マグネットに関する。
固定方式の電流リードを有する超電導マグネットを含む磁気システムの構成を開示した先行文献として、特開平2−000306号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された磁気システムの超電導マグネットにおいては、電流リードが高い熱伝導抵抗を有している。これにより、磁気コイルが持続モード(電流リードを通して電流が流れないモード)にあるときに、電流リードを通して導入される熱量を低減している。また、電流リードを通して電流を流すときに、冷媒容器から電流リードを通してヘリウムガスが流れることにより、電流リードが自動的に冷却されるようにしている。
特開平2−000306号公報
特許文献1に記載された超電導マグネットにおいては、ソレノイドコイルによってソレノイドバルブの開閉を制御することにより、電流リードを流れるヘリウムガスの流量を調整している。冷媒容器内に十分なヘリウムガスが存在しない場合、ソレノイドバルブを開いても十分な量のヘリウムガスを電流リードを通して流すことができないため、電流リードの冷却ができなくなる。電流リードの冷却ができない場合、ジュール熱によって電流リードが焼損する可能性がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、電流リードの焼損を防止できる超電導マグネットを提供することを目的とする。
本発明に基づく超電導マグネットは、超電導コイルと、超電導コイルを液状の冷媒に浸漬した状態で収容する冷媒容器と、冷媒容器の周りを囲む輻射シールドと、超電導コイル、冷媒容器および輻射シールドを収容する真空容器と、冷媒容器の内部および輻射シールドを冷却する冷凍機と、真空容器の外側から冷媒容器の内側まで貫通して気化した冷媒の流路を構成し、超電導コイルに電気的に接続された管状の電流リードと、真空容器の外側に配置され、電流リードと電気的に接続された電源と、冷媒容器の内部の圧力を測定する圧力計と、真空容器内に配置されて電流リードの温度を測定する温度計と、電源、圧力計および温度計の各々に接続された制御部とを備える。制御部は、圧力計の測定値が設定値以上、かつ、温度計の測定値が設定値以下である場合のみ電源の出力を上昇させて超電導コイルに流れる電流値を変化させる。
本発明によれば、電流リードの焼損を防止できる。
MRI装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る超電導マグネットの構造を示す断面図である。 同実施形態に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 りん脱酸銅、黄銅、電気銅、SUS304の熱伝導率と電気抵抗率との積の値の温度依存性を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態4に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態1に係る超電導マグネットについて図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
なお、以下の実施形態においては、MRI(Magnetic Resonance Imaging)用超電導マグネットについて説明するが、超電導マグネットはこれに限られず、他の用途に用いられるものであってもよい。また、円筒型の超電導マグネットについて説明するが、必ずしも円筒型の超電導マグネットに限定されるものではなく、開放型の超電導マグネットにも本発明を適用できる。
(実施形態1)
図1は、MRI装置の外観を示す斜視図である。図1に示すように、MRI装置1は、静磁場発生部10と寝台30とを含む。静磁場発生部10は、後述する超電導マグネットを含み、ボア20の内部に静磁場を発生する。
図2は、本発明の実施形態1に係る超電導マグネットの構造を示す断面図である。図2に示すように、本発明の実施形態1に係る超電導マグネット100においては、最も外側に、中空円筒状の真空容器110が配置されている。真空容器110は、真空容器110の内側と外側とを真空断熱するために、たとえば、ステンレスまたはアルミニウムなどの非磁性材料から構成されている。
真空容器110の円筒中心部の空間が、ボア20に対応したボア部となる。真空容器110の内部は、真空になるように図示しない減圧装置により減圧されている。真空容器110は、下部に配置された脚部によりボア部の中心軸が水平方向になるように支えられている。
真空容器110の内部には、真空容器110と略相似形の中空円筒状の輻射シールド120が配置されている。輻射シールド120は、たとえば、アルミニウムなどの光の反射率の高い非磁性材料から構成されている。輻射シールド120の表面には、図示しない多層断熱材(スーパーインシュレーション)が貼り付けられている。
輻射シールド120の内部には、輻射シールド120と略相似形の中空円筒状の冷媒容器130が配置されている。輻射シールド120は、冷媒容器130の周りを囲んで、冷媒容器130と真空容器110との間を断熱する機能を有している。冷媒容器130は、ステンレスまたはアルミニウムなどの非磁性材料から構成されている。
冷媒容器130の内部には、超電導コイル140が収容されている。超電導コイル140は、巻枠としても機能する冷媒容器130の底部に巻き回されている。冷媒容器130の内部には、液状の冷媒である液体ヘリウム150が充填されている。超電導コイル140は、液体ヘリウム150中に浸漬されて冷却されている。超電導コイル140は、たとえば、銅からなるマトリクスの中心部にニオブチタン合金を埋め込んで形成された超電導線が巻き回されて構成されている。
このように、真空容器110は、超電導コイル140、冷媒容器130および輻射シールド120を収容している。超電導マグネット100が稼動すると、ボア部の図中の点線で示す範囲内の静磁場領域40において、矢印方向の静磁場50が発生する。
図3は、本実施形態に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図3においては、簡単のため、各構成を簡略化して示している。
図3に示すように、超電導コイル140の外側には、超電導コイル140に対して外乱磁場の影響が及ぶことを抑制するための外乱磁場補償コイル141が配置されている。外乱磁場補償コイル141は、たとえば、銅からなるマトリクスの中心部にニオブチタン合金を埋め込んで形成された超電導線が巻き回されて構成されている。
また、超電導コイル140には、電気的に並列に第1永久電流スイッチ(Persistent Current Switch)170が接続されている。第1永久電流スイッチ170は、たとえば、エポキシ樹脂で作製された巻枠にニオブチタン合金からなる超電導フィラメントを巻き回した巻線で構成されている。第1永久電流スイッチ170の外側に、ヒータ線が巻き回された第1抵抗加熱ヒータ171が配置されている。
外乱磁場補償コイル141には、電気的に並列に第2永久電流スイッチ160が接続されている。第2永久電流スイッチ160は、たとえば、エポキシ樹脂で作製された巻枠にニオブチタン合金からなる超電導フィラメントを巻き回した巻線で構成されている。第2永久電流スイッチ160の外側に、ヒータ線が巻き回された第2抵抗加熱ヒータ161が配置されている。
本実施形態に係る超電導マグネット100は、冷媒容器130の内部に配置されて液体ヘリウム150を気化させる第3抵抗加熱ヒータ181をさらに備えている。なお、第2抵抗加熱ヒータ161への通電によって、後述するように、超電導マグネット100の励磁時および消磁時に電流リード190を冷却するために必要な量の液体ヘリウム150を気化させることができる場合には、第3抵抗加熱ヒータ181が設けられていなくてもよい。
外乱磁場補償コイル141、第1永久電流スイッチ170、第1抵抗加熱ヒータ171、第2永久電流スイッチ160、第2抵抗加熱ヒータ161および第3抵抗加熱ヒータ181の各々は、冷媒容器130内において液体ヘリウム150に浸漬されている。
超電導マグネット100は、冷媒容器130の内部および輻射シールド120を冷却する冷凍機180を備えている。冷凍機180としては、2段の冷凍ステージを有するギフォード・マクマホン型冷凍機またはパルスチューブ冷凍機を用いることができる。
冷凍機180の第1冷凍ステージは、輻射シールド120と熱的に接触している。冷凍機180の第2冷凍ステージは、冷媒容器130の内部の上部に位置して、気化したヘリウムガス151を再液化する。
超電導マグネット100は、真空容器110の外側から冷媒容器130の内側まで貫通してヘリウムガス151の流路を構成し、超電導コイル140に電気的に接続された管状の2本の電流リード190を備えている。各電流リード190は、直管状の外形を有して、電流リード190の上端部のみ真空容器110の外側に位置している。
本実施形態においては、電流リード190の材料は、りん脱酸銅を主成分とする。ただし、電流リード190の材料の主成分は、りん脱酸銅に限られず、黄銅または電気銅などでもよい。
各電流リード190の下端部は、超電導コイル140と略同一の4K程度まで冷却されている。各電流リード190は、真空容器110に設けられた電気絶縁性を有する環状の固定部材111に挿通された状態で固定されている。真空容器110の外側は、室温である300K程度の温度になっている。
各電流リード190には、固定部材111と接触している部分から電流リード190の下端側に電流リード190の全長の約1/3の位置に、たとえば銅からなるブロック状の中温ステージ121が接続されている。
各中温ステージ121は、サーマルアンカを間に挟んで輻射シールド120と熱的に接触している。各中温ステージ121と輻射シールド120とは、電気的には絶縁されている。各中温ステージ121には、真空容器110内に配置されて電流リード190の温度を測定する温度計122が接続されている。温度計122としては、極低温領域での測定精度が良好な白金測温抵抗体を用いたが、これに限られず、熱電対などでもよい。
各電流リード190の上端部には、電流リード190と連通して電気絶縁性を有する材料からなる外部配管191が接続されている。本実施形態においては、2本の電流リード190と分岐した1つの外部配管191とが接続されている。外部配管191の分岐していない部分に、外部配管191を開閉する開放弁192が設けられている。開放弁192としては、たとえば、チェック弁または電磁弁などを用いることができる。
超電導マグネット100は、冷媒容器130の内部の圧力を測定する圧力計198を備えている。圧力計198は、冷媒容器130内のヘリウムガス151の圧力を測定する。
また、超電導マグネット100は、真空容器110の外側に配置され、各電流リード190と電気的に接続された電源193を備えている。
さらに、超電導マグネット100は、電源193、圧力計198および2つの温度計122の各々に接続された制御部199を備えている。制御部199は、真空容器110の外側に配置されている。制御部199には、各温度計122の測定値および圧力計198の測定値が入力される。
制御部199は、第1抵抗加熱ヒータ171、第2抵抗加熱ヒータ161および第3抵抗加熱ヒータ181の各々と電気的に接続されている。よって、第1抵抗加熱ヒータ171、第2抵抗加熱ヒータ161および第3抵抗加熱ヒータ181の各々は、制御部199を通じて電源193に接続されている。
なお、超電導マグネット100は、冷媒容器130内の液体ヘリウム150の液量を測定する機能、輻射シールド120の温度を測定する機能、冷凍機180の第2冷凍ステージの温度を測定する機能、緊急時に超電導コイル140が発生する磁場を遮断する機能、または、冷凍機180の圧縮機を制御する機能などを有していてもよい。
以下、本実施形態に係る超電導マグネット100において、超電導コイル140を励磁する際の動作について説明する。超電導マグネット100を使用するためには、超電導コイル140を極低温状態まで冷却する必要がある。まず、真空容器110の内部を真空引きした後、冷媒容器130内を窒素ガスで充満させる。その後、冷凍機180を真空容器110に挿入して稼働させる。
冷凍機180の第1冷凍ステージによって、輻射シールド120が50K程度まで冷却される。超電導コイル140は、液体窒素によって77K程度まで冷却される。その後、冷媒容器130内にヘリウムガスを充填することにより窒素と置換する。最終的に、超電導コイル140は、液体ヘリウム150によって4K程度まで冷却される。
次に、制御部199は、第1抵抗加熱ヒータ171および第2抵抗加熱ヒータ161の各々に電源193からの電流を流す。これにより、第1永久電流スイッチ170および第2永久電流スイッチ160の各々の超電導フィラメントに抵抗を発生させる。
第2永久電流スイッチ160の超電導フィラメントに抵抗を発生させることにより、外乱磁場から受けた磁場の影響によって外乱磁場補償コイル141に誘起された電流が減衰して、外乱磁場補償コイル141の出力がリセットされる。
その後、制御部199は、第3抵抗加熱ヒータ181に電源193からの電流を流す。これにより、第3抵抗加熱ヒータ181のジュール熱によって液体ヘリウム150が蒸発し、冷媒容器130内の圧力が上昇する。このとき、開放弁192は開状態になっている。
本実施形態においては、励磁開始の条件として、圧力計198の測定値がゲージ圧で7000Pa以上、かつ、各温度計122の測定値が80K以下であることを制御部199に設定入力している。
すなわち、制御部199は、圧力計198の測定値が設定値以上、かつ、温度計122の測定値が設定値以下である場合のみ電源193の出力を上昇させて超電導コイル140に流れる電流値を変化させる。
よって、冷媒容器130内のヘリウムガス151の圧力値が7000Paより低い場合、または、中温ステージ121の温度が80Kより高い場合は、制御部199は、励磁不可能と判断して電源193の出力を上昇させない。
励磁開始の条件が満たされて制御部199が電源193の出力を上昇させると、抵抗が発生している第1永久電流スイッチ170には電流がほとんど流れず、電流リード190を通じて超電導コイル140に電流が主に流れる。
この時、電流リード190にジュール熱が発生するが、電流リード190内を流れるヘリウムガス151によって電流リード190が冷却されるため、電流リード190の温度上昇が抑制される。すなわち、冷媒容器130内で気化したヘリウムガス151が、電流リード190を冷却しつつ外部配管191に流出して排気される。
仮に、電流リード190が氷結していてヘリウムガス151が電流リード190内を流れることができない場合、電流リード190において発生したジュール熱によって氷が融解すれば、電流リード190内をヘリウムガス151が通流可能となるため、電流リード190の温度上昇を抑制できる。
ジュール熱によって氷を融解できない場合、ヘリウムガス151による電流リード190の冷却が不十分となって電流リード190の温度が上昇することになる。この場合、入力された温度計122の測定値から、中温ステージ121の温度が80Kより高くなったことを認識した制御部199が、電源193の出力上昇を中止させる。これにより、電流リード190が過熱されて焼損することが防止される。
電流リード190の温度上昇を抑制した状態で電源193の出力が設定出力に達した後、制御部199は、第1抵抗加熱ヒータ171への通電を停止する。これにより、第1永久電流スイッチ170は、液体ヘリウム150によって冷却されて超電導状態になる。
第1永久電流スイッチ170が超電導状態になった後、制御部199は、電源193の出力を下降させる。この時、超電導コイル140を流れる電流量は変化せず、第1永久電流スイッチ170を流れる電流量が増加する。電源193の出力がゼロになると、超電導コイル140と第1永久電流スイッチ170とに同じ量の電流が流れる。この状態において、電源193との電気的接続を切り離しても超電導コイル140と第1永久電流スイッチ170とからなる閉ループにおいて電流が流れ続ける。これで、超電導マグネット100の励磁が完了する。
次に、本実施形態に係る超電導マグネット100において、超電導コイル140を消磁する際の動作について説明する。
まず、制御部199は、第2抵抗加熱ヒータ161に電源193からの電流を流す。これにより、第2永久電流スイッチ160の超電導フィラメントに抵抗を発生させる。第2永久電流スイッチ160の超電導フィラメントに抵抗を発生させることにより、外乱磁場から受けた磁場の影響によって外乱磁場補償コイル141に誘起された電流が減衰して、外乱磁場補償コイル141の出力がリセットされる。
次に、制御部199は、第3抵抗加熱ヒータ181に電源193からの電流を流す。これにより、第3抵抗加熱ヒータ181のジュール熱によって液体ヘリウム150が蒸発し、冷媒容器130内の圧力が上昇する。このとき、開放弁192は開状態になっている。
本実施形態においては、消磁開始の条件として、圧力計198の測定値がゲージ圧で7000Pa以上、かつ、各温度計122の測定値が80K以下であることを制御部199に設定入力している。
すなわち、制御部199は、圧力計198の測定値が設定値以上、かつ、温度計122の測定値が設定値以下である場合のみ電源193の出力を上昇させて超電導コイル140に流れる電流値を変化させる。
よって、冷媒容器130内のヘリウムガス151の圧力値が7000Paより低い場合、または、中温ステージ121の温度が80Kより高い場合は、制御部199は、消磁不可能と判断して電源193の出力を上昇させない。
消磁開始の条件が満たされて制御部199が電源193の出力を上昇させると、電源193から流れる電流の向きと閉ループを流れる電流の向きとが互いに逆向きであるため、超電導コイル140を流れる電流量は変化せず、第1永久電流スイッチ170を流れる電流量が減少する。
この時、電流リード190にジュール熱が発生するが、電流リード190内を流れるヘリウムガス151によって電流リード190が冷却されるため、電流リード190の温度上昇が抑制される。すなわち、冷媒容器130内で気化したヘリウムガス151が、電流リード190を冷却しつつ外部配管191に流出して排気される。
仮に、電流リード190の温度が上昇した場合、入力された温度計122の測定値から、中温ステージ121の温度が80Kより高くなったことを認識した制御部199が、電源193の出力上昇を中止させる。これにより、電流リード190が過熱されて焼損することが防止される。
電流リード190の温度上昇を抑制した状態で、電源193の出力電流値が超電導コイル140を流れる電流値と等量になった後、制御部199は、第1抵抗加熱ヒータ171に通電する。これにより、第1永久電流スイッチ170の超電導フィラメントに抵抗が発生して、第1永久電流スイッチ170は常電導状態になる。この時、第1永久電流スイッチ170を流れる電流値はゼロになっている。
この状態において、電源193の出力を下降させることにより、超電導コイル140を流れる電流値が減少する。超電導コイル140を流れる電流値がゼロになったら、超電導マグネット100の消磁が完了する。
上記のように、本実施形態に係る超電導マグネット100においては、制御部199が、冷媒容器130内に十分な量のヘリウムガス151があること、および、電流リード190が過熱されていないことの両方が確認されない限り、超電導マグネット100の励磁および消磁を行なわない。そのため、電流リード190が過熱されて焼損することを防止できる。
なお、本実施形態においては、電流リード190の材料の主成分をりん脱酸銅としている。その理由を以下に説明する。
本実施形態に係る超電導マグネット100においては、固定方式の電流リード190を用いているため、常時、外部から電流リード190を通じて冷媒容器130内に熱侵入がある。そのため、電流リード190の材料としては、熱伝導率が低い材料が好ましい。また、超電導マグネット100の励磁時および消磁時には、電流リード190において発生するジュール熱による熱侵入がある。ジュール熱による熱侵入を低減するためには、電流リード190の材料として、電気抵抗率の低い材料が好ましい。
よって、電流リード190の材料としては、熱伝導率および電気抵抗率の両方が低い材料が好ましい。そこで、電流リード190の材料の候補として、りん脱酸銅、黄銅、電気銅およびSUS304の各々について、熱伝導率と電気抵抗率との積の値の温度依存性を検証した。
図4は、りん脱酸銅、黄銅、電気銅、SUS304の熱伝導率と電気抵抗率との積の値の温度依存性を示すグラフである。図4においては、縦軸に熱伝導率と電気抵抗率との積の値、横軸に温度を示している。
図4に示すように、りん脱酸銅は、黄銅、電気銅およびSUS304に比較して、全ての温度領域において、熱伝導率と電気抵抗率との積の値が小さい。よって、電流リード190の材料の主成分をりん脱酸銅とすることにより、冷媒容器130内への熱侵入を低減できるとともに、ジュール熱による電流リード190の焼損の発生を抑制できる。
以下、本発明の実施形態2に係る超電導マグネットについて説明する。本実施形態に係る超電導マグネット100aにおいては、圧力計の代わりに流量計を用いる点のみ実施形態1に係る超電導マグネット100と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図5においては、図3と同一の方向から見た断面を示している。
図5に示すように、本発明の実施形態2に係る超電導マグネット100aは、ヘリウムガス151が電流リード190の内部を通過した流量を測定する流量計194を備えている。具体的には、流量計194は、外部配管191の分岐していない部分に取り付けられている。よって、流量計194は、2つの電流リード190の内部を通過したヘリウムガス151の合計流量を測定する。流量計194の測定値は、制御部199に入力される。
本実施形態においては、励磁開始および消磁開始の条件として、流量計194の測定値が25L/min以上、かつ、各温度計122の測定値が80K以下であることを制御部199に設定入力している。
すなわち、制御部199は、流量計194の測定値が設定値以上、かつ、温度計122の測定値が設定値以下である場合のみ電源193の出力を上昇させて超電導コイル140に流れる電流値を変化させる。
よって、外部配管191内のヘリウムガス151の流量値が25L/minより低い場合、または、中温ステージ121の温度が80Kより高い場合は、制御部199は、励磁および消磁不可能と判断して電源193の出力を上昇させない。
仮に、電流リード190が氷結していてヘリウムガス151が電流リード190内を流れることができない場合、入力された流量計194の測定値から、電流リード190内を流れるヘリウムガス151の量が少ないことを認識した制御部199が、電源193の出力上昇を中止させる。これにより、電流リード190が過熱されて焼損することが防止される。
上記のように、本実施形態に係る超電導マグネット100aにおいては、制御部199が、電流リード190内を十分な量のヘリウムガス151が流れていること、および、電流リード190が過熱されていないことの両方が確認されない限り、超電導マグネット100aの励磁および消磁を行なわない。そのため、電流リード190が過熱されて焼損することを防止できる。
以下、本発明の実施形態3に係る超電導マグネットについて説明する。本実施形態に係る超電導マグネット100bにおいては、第3抵抗加熱ヒータの代わりに冷凍機運転切換器を用いる点のみ実施形態1に係る超電導マグネット100と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態3)
図6は、本発明の実施形態3に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図6においては、図3と同一の方向から見た断面を示している。
図6に示すように、本発明の実施形態3に係る超電導マグネット100bは、冷媒容器130内の温度を上昇させて液体ヘリウム150を気化させるために、冷凍機180を停止させる冷凍機運転切換器182を備えている。冷凍機運転切換器182は、冷凍機180に接続されている。また、冷凍機運転切換器182は、制御部199に電気的に接続されている。
本実施形態に係る超電導マグネット100bにおいては、制御部199が、超電導マグネット100bを励磁および消磁する前に、冷凍機運転切換器182によって冷凍機180を停止させる。冷凍機180が停止した状態においては、冷媒容器130内への熱侵入によって液体ヘリウム150が蒸発する。その結果、冷媒容器130内のヘリウムガス151の圧力値が上昇して7000Pa以上となる。
このようにした場合にも、超電導マグネット100bの励磁時および消磁時に電流リード190を冷却するために必要な量の液体ヘリウム150を気化させることができる。
なお、超電導マグネット100bが、第3抵抗加熱ヒータおよび冷凍機運転切換器182の両方を備えていてもよい。この場合、冷凍機運転切換器182によって冷凍機180を停止させた状態で第3抵抗加熱ヒータに通電することにより、励磁時および消磁時に電流リード190を冷却するために必要な量の液体ヘリウム150を短時間で気化させることができる。
以下、本発明の実施形態4に係る超電導マグネットについて説明する。本実施形態に係る超電導マグネット100cにおいては、第4抵抗加熱ヒータおよび第4抵抗加熱ヒータ用の電源をさらに備える点のみ実施形態1に係る超電導マグネット100と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態4)
図7は、本発明の実施形態4に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図7においては、図3と同一の方向から見た断面を示している。
図7に示すように、本発明の実施形態4に係る超電導マグネット100cは、冷媒容器130の内部において電流リード190に隣接して配置されて電流リード190を加熱するための2つの第4抵抗加熱ヒータ183を備える。
各第4抵抗加熱ヒータ183は、ヒータ線が巻き回されて構成されている。第4抵抗加熱ヒータ183は、電流リード190の下端部から電流リード190の上端側に電流リード190の全長の約1/4の位置に熱的に接触している。1つの第4抵抗加熱ヒータ183が、1対1で対応するように1つの電流リード190に熱的に接触している。電流リード190と第4抵抗加熱ヒータ183とは、電気的には絶縁されている。
第4抵抗加熱ヒータ183は、真空容器110の外側に配置された電源195と電気的に接続されている。電源195は、制御部199と電気的に接続されている。
本実施形態に係る超電導マグネット100cにおいては、電流リード190が氷結していてヘリウムガス151が電流リード190内を流れることができない場合、制御部199が電源195を起動させて第4抵抗加熱ヒータ183に通電する。
制御部199は、圧力計198の測定値が7000Pa以上でかつ温度計122の測定値が80Kより高くなった場合に、電流リード190が氷結していてヘリウムガス151が電流リード190内を流れることができない状態であると判断する。
第4抵抗加熱ヒータ183によって電流リード190を加熱して氷を融解させることにより、電流リード190内をヘリウムガス151が通流可能となるため、電流リード190の温度上昇を抑制できる。
制御部199は、温度計122の測定値が80K以下になったことを確認した後、電源195による第4抵抗加熱ヒータ183への通電を停止する。このように、ヘリウムガス151による電流リード190の冷却を確保することにより、電流リード190が過熱されて焼損することを防止できる。
実施形態2,3に係る超電導マグネット100a,100bに、第4抵抗加熱ヒータ183および電源195を設けてもよい。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 MRI装置,10 静磁場発生部,20 ボア,30 寝台,40 静磁場領域,50 静磁場,100,100a,100b,100c 超電導マグネット,110 真空容器,111 固定部材,120 輻射シールド,121 中温ステージ,122 温度計,130 冷媒容器,140 超電導コイル,141 外乱磁場補償コイル,150 液体ヘリウム,151 ヘリウムガス,160 第2永久電流スイッチ,161 第2抵抗加熱ヒータ,170 第1永久電流スイッチ,171 第1抵抗加熱ヒータ,180 冷凍機,181 第3抵抗加熱ヒータ,182 冷凍機運転切換器,183 第4抵抗加熱ヒータ,190 電流リード,191 外部配管,192 開放弁,193,195 電源,194 流量計,198 圧力計,199 制御部。
また、超電導コイル140には、電気的に列に第1永久電流スイッチ(Persistent Current Switch)170が接続されている。第1永久電流スイッチ170は、たとえば、エポキシ樹脂で作製された巻枠にニオブチタン合金からなる超電導フィラメントを巻き回した巻線で構成されている。第1永久電流スイッチ170の外側に、ヒータ線が巻き回された第1抵抗加熱ヒータ171が配置されている。
外乱磁場補償コイル141には、電気的に列に第2永久電流スイッチ160が接続されている。第2永久電流スイッチ160は、たとえば、エポキシ樹脂で作製された巻枠にニオブチタン合金からなる超電導フィラメントを巻き回した巻線で構成されている。第2永久電流スイッチ160の外側に、ヒータ線が巻き回された第2抵抗加熱ヒータ161が配置されている。

Claims (6)

  1. 超電導コイル(140)と、
    前記超電導コイル(140)を液状の冷媒(150)に浸漬した状態で収容する冷媒容器(130)と、
    前記冷媒容器(130)の周りを囲む輻射シールド(120)と、
    前記超電導コイル(140)、前記冷媒容器(130)および前記輻射シールド(120)を収容する真空容器(110)と、
    前記冷媒容器(130)の内部および前記輻射シールド(120)を冷却する冷凍機(180)と、
    前記真空容器(110)の外側から前記冷媒容器(130)の内側まで貫通して気化した前記冷媒(151)の流路を構成し、前記超電導コイル(140)に電気的に接続された管状の電流リード(190)と、
    前記真空容器(110)の外側に配置され、前記電流リード(190)と電気的に接続された電源(193)と、
    前記冷媒容器(130)の内部の圧力を測定する圧力計(198)と、
    前記真空容器(110)内に配置されて前記電流リード(190)の温度を測定する温度計(122)と、
    前記電源(193)、前記圧力計(198)および前記温度計(122)の各々に接続された制御部(199)と
    を備え、
    前記制御部(199)は、前記圧力計(198)の測定値が設定値以上、かつ、前記温度計(122)の測定値が設定値以下である場合のみ前記電源(193)の出力を上昇させて前記超電導コイル(140)に流れる電流値を変化させる、超電導マグネット。
  2. 超電導コイル(140)と、
    前記超電導コイル(140)を液状の冷媒(150)に浸漬した状態で収容する冷媒容器(130)と、
    前記冷媒容器(130)の周りを囲む輻射シールド(120)と、
    前記超電導コイル(140)、前記冷媒容器(130)および前記輻射シールド(120)を収容する真空容器(110)と、
    前記冷媒容器(130)の内部および前記輻射シールド(120)を冷却する冷凍機(180)と、
    前記真空容器(110)の外側から前記冷媒容器(130)の内側まで貫通して気化した前記冷媒(151)の流路を構成し、前記超電導コイル(140)に電気的に接続された管状の電流リード(190)と、
    前記真空容器(110)の外側に配置され、前記電流リード(190)と電気的に接続された電源(193)と、
    気化した前記冷媒(151)が前記電流リード(190)の内部を通過した流量を測定する流量計(194)と、
    前記真空容器(110)内に配置されて前記電流リード(190)の温度を測定する温度計(122)と、
    前記電源(193)、前記流量計(194)および前記温度計(122)の各々に接続された制御部(199)と
    を備え、
    前記制御部(199)は、前記流量計(194)の測定値が設定値以上、かつ、前記温度計(122)の測定値が設定値以下である場合のみ前記電源(193)の出力を上昇させて前記超電導コイル(140)に流れる電流値を変化させる、超電導マグネット。
  3. 前記冷媒容器(130)の内部に配置されて液状の前記冷媒(150)を気化させるヒータ(181)をさらに備える、請求項1または2に記載の超電導マグネット。
  4. 前記冷媒容器(130)の内部において前記電流リード(190)に隣接して配置されて前記電流リード(190)を加熱するためのヒータ(183)をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の超電導マグネット。
  5. 前記冷媒容器(130)内の温度を上昇させて液状の前記冷媒(150)を気化させるために、前記冷凍機(180)を停止させる冷凍機運転切換器(182)をさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の超電導マグネット。
  6. 前記電流リード(190)の材料が、りん脱酸銅を主成分とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の超電導マグネット。
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